(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024016423
(43)【公開日】2024-02-07
(54)【発明の名称】生花包装容器兼花立台
(51)【国際特許分類】
B65D 85/50 20060101AFI20240131BHJP
【FI】
B65D85/50 200
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022118533
(22)【出願日】2022-07-26
(71)【出願人】
【識別番号】510284026
【氏名又は名称】株式会社ユー花園
(74)【代理人】
【識別番号】100074251
【弁理士】
【氏名又は名称】原田 寛
(74)【代理人】
【識別番号】100066223
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 政美
(72)【発明者】
【氏名】高橋 秀治
(72)【発明者】
【氏名】内村 晶子
(72)【発明者】
【氏名】長田 太地
(72)【発明者】
【氏名】田代 剛
(72)【発明者】
【氏名】池上 淳
【テーマコード(参考)】
3E035
【Fターム(参考)】
3E035AA20
3E035BA01
3E035BC01
3E035DA10
(57)【要約】
【課題】生花等を送付、搬送するとき等に梱包するに際し、その梱包容器をそのまま利用して花立台としても使用可能にする。
【解決手段】周囲壁が折線7によって内方に窄み状に折り込み可能になっている筒状の容器本体1と、生花Fを収納した状態で容器本体1の下部内に着脱自在に固定する生花支持台10と、容器本体1の上部内に着脱自在に固定する花立土台20とを備える。生花支持台10、花立土台20それぞれは、周囲壁が二重構造となっていて、外法幅員は容器本体1の内法幅員に、内法幅員は周囲壁を窄ませた容器本体1の開口部分の外法幅員にそれぞれ対応させてあると共に、生花支持台10は容器本体1の上部開口に被せて配置し、花立土台20は容器本体1の下部開口にあてがって容器本体1を支持立脚させるようにしてある。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
周囲壁が筒方向に沿う折線によって内方に窄み状に折り込み可能になっている筒状の容器本体と、生花を収納した状態で容器本体の下部内に着脱自在に固定される生花支持台と、容器本体の上部内に着脱自在に固定される花立土台とを備えて成ることを特徴とする生花包装容器兼花立台。
【請求項2】
生花支持台、花立土台それぞれは、周囲壁が二重構造となっていて、外法幅員は容器本体の内法幅員に対応しており、内法幅員は周囲壁を窄ませた容器本体の開口部分の外法幅員に対応させてあると共に、生花支持台は容器本体の上部開口に被せられて配置され、花立土台は容器本体の下部開口にあてがわれて容器本体を支持立脚させるようにしてある請求項1に記載の生花包装容器兼花立台。
【請求項3】
生花支持台は、上側壁の周囲に二重に折り込み形成した支持周囲壁を下方に連設した下部開放の浅底逆ボックス状に形成された支持台本体と、上部開放の筒状に形成されていて、支持台本体の上側壁に差込み折曲して固定する連結片を有する生花収納体とを備えて成る請求項1または2に記載の生花包装容器兼花立台。
【請求項4】
花立土台は、上方開放の浅底ボックス状に形成されていて、底側壁の周囲に二重に折り込み形成した土台周囲壁を上方に連設して成る請求項1または2に記載の生花包装容器兼花立台。
【請求項5】
容器本体の下部には、容器本体内に収納位置決めした生花支持台を支持固定する下部支持部を設けてある請求項1または2に記載の生花包装容器兼花立台。
【請求項6】
容器本体の上部には、容器本体内に収納する花立土台を載置させて支持固定する上部支持部を設けてある請求項1または2に記載の生花包装容器兼花立台。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば生花等を送付、搬送するとき等に梱包するに際し、その梱包容器をそのまま利用して花立台としても使用可能にした生花包装容器兼花立台に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、生花等を送付、搬送するには、生花をそのまま封入し梱包する各種の梱包容器が使用されており、梱包容器内で生花等がガタつかないように支持材によって支持固定されている。ただ、この梱包容器は、生花を取り出し、飾った後には、そのまま廃棄されており、再利用されることはない。すなわち、例えば生花店では配達先で生花を飾った後は、その梱包資材を回収しても廃棄せざるを得ないばかりでなく、生花を飾るとしたら花立台を別に用意する必要があり、しかも飾る期間が過ぎた後にはその花立台を回収する手間が掛かっており、いずれにしてもこれらの作業は生花店には大きな負担となっている。
【0003】
こうした点から、従来、例えば特許文献1に示される飾り台兼用ダンボールケースが提案されている。この特許文献1のダンボールケースは、飾り物支え板によって支持した生花を封入した角筒状のケース本体を構成しておき、搬送後では、相互に交差組み合わせた支持脚部上にケース本体を支持すると共に、ケース本体の上部に支持部を介して支持させた飾り物支え板によって生花を支持することで、生花を飾ることができるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この特許文献1に示される飾り台兼用ダンボールケースは、ケース本体内に生花を梱包封入することで搬送等をしても、搬送後でケース本体とは別に用意された支持脚部でケース本体を支持立脚し、同じく別に用意された支持部によって飾り物支え板を支持するとしている。そうすると、搬送後で生花等を飾る場合、搬送されたケース本体とは別に支持脚部、支持部を用意しなければならないから、面倒であり、また実際的ではない。
【0006】
そこで本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、生花等を支持封入している容器本体、この容器本体内で生花を収納支持している生花支持台、花立土台等をそのまま使用して花立台として構成でき、しかもこれら以外の他の部材を必要とせずに組立使用できる生花包装容器兼花立台を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、周囲壁が筒方向に沿う折線7によって内方に窄み状に折り込み可能になっている筒状の容器本体1と、生花Fを収納した状態で容器本体1の下部内に着脱自在に固定される生花支持台10と、容器本体1の上部内に着脱自在に固定される花立土台20とを備えて成ることを特徴とする。
生花支持台10、花立土台20それぞれは、周囲壁が二重構造となっていて、外法幅員は容器本体1の内法幅員に対応しており、内法幅員は周囲壁を窄ませた容器本体1の開口部分の外法幅員に対応させてあると共に、生花支持台10は容器本体1の上部開口に被せられて配置され、花立土台20は容器本体1の下部開口にあてがわれて容器本体1を支持立脚させるようにして構成することができる。
生花支持台10は、上側壁12の周囲に二重に折り込み形成した支持周囲壁14を下方に連設した下部開放の浅底逆ボックス状に形成された支持台本体11と、上部開放の筒状に形成されていて、支持台本体11の上側壁12に差込み折曲して固定する連結片17を有する生花収納体15とを備えて構成することができる。
花立土台20は、上方開放の浅底ボックス状に形成されていて、底側壁21の周囲に二重に折り込み形成した土台周囲壁22を上方に連設して構成することができる。
容器本体1の下部には、容器本体1内に収納位置決めした生花支持台10を支持固定する下部支持部4を設けて構成することができる。
容器本体1の上部には、容器本体1内に収納する花立土台20を載置させて支持固定する上部支持部5を設けて構成することができる。
【0008】
以上のように構成された本発明に係る生花包装容器兼花立台にあって、生花支持体15内に生花Fを収納した生花支持台10を容器本体1の下部に下部支持部4によって支持固定させることで生花Fを容器本体1内に収納保持させる。また、花立土台20を容器本体1の上部に上部支持部5にて載置させて支持固定させることで、生花Fを収納した容器本体1を閉塞させ、容器本体1の上下部それぞれを内側から保形させた適宜固定した状態で、送付、搬送を可能にさせる。
送付、搬送先で、容器本体1内から取り出した生花支持台10は、花立土台20内で立脚した容器本体1に載置させることで、生花Fをそのまま飾らせる。
生花支持台10を取り出した後の容器本体1は、周囲壁の折線7によって内方に窄ませることで、周囲長を短小にさせ、外法幅員に比し小さくなっている花立土台20の土台周囲壁22、生花支持台10の支持周囲壁14それぞれの内法幅員の内部に収納させる。
花立土台20は、容器本体1内から取り出し、飾らせる場所で載置させられ、上方開放状態の土台周囲壁22内に窄ませた容器本体1を立脚状に収納支持させる。また、生花支持台10は、下方開放の花立支持台10における支持周囲壁14によって、窄ませた容器本体1に被せることで、容器本体1上に生花支持体15内に収納した生花Fをそのまま載置させて飾らせる。
生花支持台10は、下方開放の浅底ボックス状の支持台本体11の筒状の生花収納体15を備えることで、生花Fを飾らせる状態の儘で容器本体1内に収納保持させ、送付、搬送先では、その飾らせる状態の儘で容器本体1上にセットすればよく、簡単迅速に飾り付け作業を行わせる。
【発明の効果】
【0009】
本発明は以上説明したように構成されているため、飾られる状態で盛られた生花Fを生花支持台10、花立土台20と共に封入梱包させた容器本体1にあっては、生花Fの送付、搬送先では生花Fを取り出した後は窄ませることで、花立土台20上に立脚支持し、また生花支持台10を容器本体1上にセットすることで、そのまま花立台として利用できる。生花Fの梱包資材をそのまま花立台として利用できることで、資源の無駄を少なくし、また生花Fを受け取り手によっても特別に面倒な作業を要せずに、例えば生花店で盛り付けた生花Fをそのまま飾ることができる。
【0010】
すなわちこれは本発明において、周囲壁が内方に窄み状に折り込み可能になっている筒状の容器本体1と、生花Fを収納した状態で容器本体1の下部内に着脱自在に固定される生花支持台10と、容器本体1の上部内に着脱自在に固定される花立土台20とを備えて成るからであり、こうすることで、容器本体1等の梱包資材を送付、搬送先では花立台としてそのまま利用でき、生花店、受領者それぞれにおいて無駄を省くことができる。
【0011】
また、浅底ボックス状の支持台本体11、筒状の生花収納体15から成る生花支持台10は、例えば生花店で盛りつけて生花収納体15に収納した生花Fそのものが収納保持状態で容器本体1の下部に支持固定されるのであり、下部に支持されることで送付、搬送時での重量安定性が得られ、生花Fの盛り付け時形態の安定性等に寄与できる。しかも、送付、搬送先では容器本体1から取り出したときでも盛り付け形態は維持されているから、取り出した状態の儘で飾ることができる。
【0012】
浅底ボックス状の花立土台20は、容器本体1の上部に位置固定されることで搬送時等の容器本体1の上部開口を閉塞していると共に、容器本体1の梱包時の形態安定性を維持でき、搬送先等での容器本体1からの取り出し後では容器本体1を立脚支持する土台用としてそのまま利用でき、容器本体1の立脚状態を維持させる。
【0013】
容器本体1自体は、筒方向に沿う折線7によって自身の内方に折り込み窄ませられるから、容器本体1を立脚させたときには、筒方向に沿って付加される荷重を十分に支持し、しかも容器本体1の上下部が外方への拡開傾向にあっても、生花支持台10の支持周囲壁14、花立土台20の土台周囲壁22によって規制支持されることとも相俟って、支持安定性の向上に大きく寄与する。
【0014】
容器本体1の下部に設けた下部支持部4では、容器本体内1に収納した生花支持台10を支持固定し、同じく容器本体1の上部に設けた上部支持部5では、花立土台20を載置支持することで、搬送先等で飾るときでの部材を共に封入して運ぶことができる。
【0015】
尚、上記の課題を解決するための手段、発明の効果の項それぞれにおいて付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付した。本発明は、これらの記載、図面中の符号等によって示された構造・形状等に限定されない。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明を実施するための一形態を示す分解斜視図である。
【
図4】同じく花立台として組み立てるときの分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面を参照して本発明を実施するための一形態を説明すると、図において示される符号1は所定大きさの生花Fを封入梱包するよう、例えば断面が正方形を呈する容器本体であり、この容器本体1は、例えば前後左右の側壁から成る角筒状に形成されている。また、それぞれの側壁自体は、高さ方向(筒方向)に沿って側壁それぞれに配されている折線7によって内方側に僅かに折り込まれるようにしてある。なお、容器本体1は、後述する生花支持台10、花立土台20等を含め、例えば適宜肉厚のダンボール原紙によって形成されている。
【0018】
この容器本体1における上下の開口部分は、上部蓋板2、下部蓋板3によって開口部分が閉塞されるようになっていて、開口部分に上部蓋板2、下部蓋板3それぞれを施蓋した状態で容器本体1の前後面、左右面の上下方向に沿って巻回される紐材6によって縛結されるようにしてある。
【0019】
そして、この容器本体1内の下部には、生花支持台10が着脱自在に支持固定されている。この生花支持台10は、上側壁12の周囲に二重に折り込み形成した支持周囲壁14を下方に連設した下部開放の浅底逆ボックス状に形成された支持台本体11と、上部開放の例えば角筒状に形成されていて、支持台本体11の上側壁12に差込み折曲して固定する連結片17を有する生花収納体15とを備える。なお、支持周囲壁14の二重壁構造は、上側壁12の周縁から延設した延設部分を適宜幅員の辺縁壁部分を介して折返し、上側壁12の周縁内側で適宜固定することで形成される空隙構造のものとなっている。
【0020】
支持台本体11は、支持周囲壁14の外法幅員は容器本体1における内法幅員にほぼ対応してあり、支持周囲壁14の内法幅員は、二重構造となっている支持周囲壁14における厚み分に相当する分で小さくなっている幅員を有する。二重構造となっていることで支持台本体11自体を堅牢にしていると共に、小さくなっている内法幅員内に、後述するように前記折線7にて折り込まれ窄ませられた容器本体1に被せることで、容器本体1によって支持されるようにしている。
【0021】
支持台本体11の上側壁12には、この上側壁12上に載置セットされる生花収納体15の囲繞壁16位置に合致させてスリット状の差込連結孔13が開穿されていて、生花収納体15の囲繞壁16の下端から連設されている前記連結片17を差込連結孔13に強制的に差込み、その突出部分を上側壁12の下面で折曲することで、生花収納体15を支持台本体11にしっかりと固定できるようにしている(
図3参照)。図示にあっては、平面矩形状の生花収納体15の四隅に配した連結片17を折曲方向をそれぞれ異ならしめて差込連結孔13に差込みされるようにしている。
【0022】
こうして形成された生花支持台10における生花収納体15内に、例えば漏出防止処理が基部に施された生花Fが挿入固定されるのであり、生花F自体は例えば湿潤されている合成樹脂製のいわゆるフローラルフォームに活けた状態のものとしてある。
【0023】
また、この生花支持台10は、容器本体1内の下部における角隅部で内方にL字状に折り込み形成した下部支持部4が上面に押し当てられることで、容器本体1の下方の開口部分を閉塞する下部蓋板3との間で挟み込まれるようになって固定されるようにしてある。
【0024】
容器本体1の上部には、花立土台20が収納保持されている。この花立土台20は、前記支持台本体11とほぼ同構造となる上方開放の浅底ボックス状に形成されていて、底側壁21の周囲に二重に折り込み形成した土台周囲壁22を上方に連設して成る。すなわち、土台周囲壁22の外法幅員は容器本体1における内法幅員にほぼ対応してあり、土台周囲壁22の内法幅員は、二重構造となっている土台周囲壁22における厚み分に相当する分で小さくなっている幅員を有する。二重構造となっていることで花立土台20自体を堅牢にしていると共に、小さくなっている内法幅員内に、後述するように前記折線にて折り込み窄ませられた容器本体1を載置させて収納支持できるようにしている。
【0025】
また、この花立土台20は、容器本体1内の上部における角隅部で内方にL字状に折り込み形成した上部支持部5に載せられることで、容器本体1の上方の開口部分を閉塞する上部蓋板2との間で挟み込まれるようになって支持されるようにしてある。こうすることで、花立土台20は、容器本体1の上部内にしっくりと収納配置されていることになり、容器本体1の上部に付加される外部からの衝撃その他に対しての容器本体1内部の保護機能も発揮させる利点も得られる。
【0026】
なお、図示にあっての容器本体1は平面から見てほぼ正方形状に形成されていることで、生花支持台10、花立土台20等も平面から見て正方形状に形成されている。もとより、容器本体1の平面形状が例えば長方形状、三角形状、その他の多角形状、円形状等に形成される場合もあり、これに対応して生花支持台10、花立土台20も同様な平面形状に形成される。
【0027】
これによって生花Fを封入梱包する場合を説明すると、先ず、囲繞壁16を連結片17によって支持台本体11に連結固定して生花支持台10を組み立てておき、盛り付けられた生花Fを囲繞壁16内に収納する。そして、
図1に示すように、生花Fを収納した生花支持台10を下部蓋板3上に載置し、生花Fを覆うように上方から容器本体1を被せ、下部支持部4によって生花支持台10における支持台本体11を押さえるように固定する。次いで、花立土台20を容器本体1の上部内に上部支持部5によって支持収納し、花立土台20を覆うように上部蓋板2を被せ、容器本体1の上部開口部を閉塞する。その後、容器本体1を上下部の蓋板2,3と共に紐材6によって縛結し、送付、搬送可能な状態にする(
図2参照)。
【0028】
送付、搬送先においては、容器本体1を開放して取り出した生花Fを、容器本体1、花立土台20、生花支持台10等を組み立てて構成した花立台によって生花Fを飾るものとしている。すなわち、開放された容器本体1から花立土台20を取り出し、容器本体1を取り外して表れた、生花Fが収納されている生花支持台10を一旦は取り除き、花立土台20を生花Fの飾り場所に載置セットする。次いで、
図4乃至
図6に示すように、容器本体1自体の周囲側壁を前記折線7によって内方側に窄ませるよう僅かに折り込み、容器本体1が立脚状になるように花立土台20における土台周囲壁22内に挿入する。その後、生花支持台10自体を容器本体1の上部に、支持台本体11で被せるようにしてセットすることで、生花Fを飾る。
【0029】
こうすることで、周囲壁が内方に窄まり状である中空筒状の容器本体1の上下が花立土台20、生花支持台10によって覆われることで閉塞されて成る所定高さの花立台構成となり、しかも、生花支持台10に梱包時で収納された状態の儘の生花Fをそのまま飾ることができる(
図5参照)。
【0030】
なお、花立台として飾られることを考慮して、生花支持台10の囲繞壁16、容器本体1の外表面等に飾られる場所にふさわしい適宜な表示を施しておくことも可能であると共に、花立土台20自体、生花支持台10自体等を例えば黒色等の彩色を施すことも可能であり、飾られる場所においての雰囲気を醸成させるようにもできる。
【符号の説明】
【0031】
F…生花
1…容器本体
2…上部蓋板
3…下部蓋板
4…下部支持部
5…上部支持部
6…紐材
7…折線
10…生花支持台
11…支持台本体
12…上側壁
13…差込連結孔
14…支持周囲壁
15…生花収納体
16…囲繞壁
17…連結片
20…花立土台
21…底側壁
22…土台周囲壁