(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024164340
(43)【公開日】2024-11-27
(54)【発明の名称】プッシュボタン構造及び小型送信機
(51)【国際特許分類】
H01H 13/14 20060101AFI20241120BHJP
【FI】
H01H13/14 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023079751
(22)【出願日】2023-05-15
(71)【出願人】
【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100147304
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 知哉
(74)【代理人】
【識別番号】100148493
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 浩二
(72)【発明者】
【氏名】池田 毅
【テーマコード(参考)】
5G206
【Fターム(参考)】
5G206AS55H
5G206AS55J
5G206AS55N
5G206BS02H
5G206BS02J
5G206BS02N
5G206BS44H
5G206BS44J
5G206BS44N
5G206GS11
5G206HW14
5G206HW33
5G206HW44
5G206HW54
5G206KS02
5G206NS02
(57)【要約】
【課題】本開示は、単純な構造により、ぐらつきを抑制可能なプッシュボタン構造及び小型送信機を提供する。
【解決手段】本開示に係るプッシュボタン構造は、筐体と、前記筐体の内部方向へ押下されるキーと、を備え、前記筐体は、前記筐体の内部で押下方向に設けられた溝部を備え、前記キーは、前記溝部に沿って移動可能とし、前記キーの上側端部から押下方向に突出した第1の凸部を備え、押下方向における前記溝部の長さは、押下方向における前記第1の凸部の長さよりも長く、前記溝部の幅は、前記第1の凸部の幅よりも広く、前記キーを押下したときに、前記第1の凸部が前記溝部に沿って移動することにより前記キーが入力されることを特徴とする。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体と、
前記筐体の内部方向へ押下されるキーと、
を備え、
前記筐体は、前記筐体の内部で押下方向に設けられた溝部を備え、
前記キーは、前記溝部に沿って移動可能とし、前記キーの上側端部から押下方向に突出した第1の凸部を備え、
押下方向における前記溝部の長さは、押下方向における前記第1の凸部の長さよりも長く、
前記溝部の幅は、前記第1の凸部の幅よりも広く、
前記キーを押下したときに、前記第1の凸部が前記溝部に沿って移動することにより前記キーが入力されることを特徴とするプッシュボタン構造。
【請求項2】
押下方向における前記溝部の長さは、押下方向における前記第1の凸部の長さよりも前記キーが押し込まれ前記キーが入力されたと認識される前記キーの押し込み量を示す押し込み長さ以上に長いことを特徴とする請求項1に記載のプッシュボタン構造。
【請求項3】
前記溝部の幅は、所定値以内であることを特徴とする請求項1に記載のプッシュボタン構造。
【請求項4】
前記キーは、下側端部から押下方向に突出した第2の凸部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のプッシュボタン構造。
【請求項5】
前記第1の凸部は、前記キーの両端部に備わることを特徴とする請求項1に記載のプッシュボタン構造。
【請求項6】
前記第1の凸部は、前記キーの両端部に備わり、
前記キーの端部側における前記第1の凸部と前記溝部とのクリアランスは、0.05mm~0.1mmであることを特徴とする請求項1に記載のプッシュボタン構造。
【請求項7】
前記第1の凸部の数が異なることを特徴とする請求項1に記載のプッシュボタン構造。
【請求項8】
前記キーは、押下するための押圧部と、前記押圧部から押下方向に延在する基部と、を備え、
前記第1の凸部は、前記基部から押下方向に延在していることを特徴とする請求項1に記載のプッシュボタン構造。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか1項に記載のプッシュボタン構造を備える小型送信機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、プッシュボタン構造及び小型送信機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、プッシュボタン構造が開示されている。
【0003】
例えば、特許文献1は、後方に突出した弾性腕片12を備え、本体側は位置決め壁26と規制凸部23を備えるキーの構造を開示している。このように、左右方向と前面方向のキーのガタを抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、本体側に位置決め壁26と規制凸部23が必要で、キー側にも弾性を有する弾性腕片12を必要とするので、キーと本体側の構造が複雑となる。
【0006】
そこで、本開示は上記問題に鑑み、単純な構造により、ぐらつきを抑制可能なプッシュボタン構造及び小型送信機を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様では、筐体と、前記筐体の内部方向へ押下されるキーと、を備え、前記筐体は、前記筐体の内部で押下方向に設けられた溝部を備え、前記キーは、前記溝部に沿って移動可能とし、前記キーの上側端部から押下方向に突出した第1の凸部を備え、押下方向における前記溝部の長さは、押下方向における前記第1の凸部の長さよりも長く、前記溝部の幅は、前記第1の凸部の幅よりも広く、前記キーを押下したときに、前記第1の凸部が前記溝部に沿って移動することにより前記キーが入力されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
以上説明したように本開示によれば、単純な構造によりぐらつきを抑制可能なプッシュボタン構造及び小型送信機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】
図1は、本開示に係るプッシュボタン構造を示す斜視図である。
【
図2】
図2は、本開示に係るプッシュボタン構造が備える筐体のみを示した斜視図である。
【
図3】
図3は、本開示に係るプッシュボタン構造が備えるキーのみを示した斜視図である。
【
図5】
図5は、筐体にキーを差し込んだ様子を示す図である。
【
図6】
図6は、
図4に示すプッシュボタン構造の変形例を示す断面図である。
【
図9】
図9は、
図7に示すプッシュボタン構造の変形例を示す図である。
【
図12】
図12は、受信機を備えるウェアラブル機器を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本開示の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本開示の解決手段として必須であるとは限らない。また、図面中では、プッシュボタン構造(小型送信機)の(第1の)凸部及び溝部の幅方向、プッシュボタン構造のキーの押下方向をY方向、プッシュボタン構造の(第1の)凸部の厚み方向及び溝部の深さ方向をZ方向とする。
【0011】
1、プッシュボタン構造
図1は、本開示に係るプッシュボタン構造1を示す斜視図である。本開示に係るプッシュボタン構造1は、例えば小型送信機100に用いられる。
【0012】
本開示に係るプッシュボタン構造1は
図1に示すように、筐体10と、筐体10に取り付ける蓋部11と、キー20と、を備える。筐体10は、例えば小型送信機100が備える送信部30を収容する。
【0013】
図2は、本開示に係るプッシュボタン構造1が備える筐体10のみを示した斜視図である。
図2に示すように、筐体10は、箱型であり、断面視においてU形状をしている。また、筐体10は、後述するキー20が挿入される孔部13を1つ以上備える。
【0014】
また、
図2に示すように、筐体10は、筐体10の内部の上側(+Z)で押下方向(+Y)に設けられた溝部12を備える。なお、溝部12は、後述する第1の凸部と同じ側に存在すればよく、下側(-Y)に設けられていてもよい。溝部12が下側(-Y)に設けられる場合、溝部12は蓋部11に設けられる。
【0015】
図3は、本開示に係るプッシュボタン構造1が備えるキー20のみを示した斜視図である。キー20は、筐体10の内部方向へ押下されるボタンである。キー20は、
図2で示す筐体10の+Y方向及び-Y方向に移動し、+Y方向に移動すると押下する。
【0016】
キー20は、
図3に示すように、押下するための押圧部23と、押圧部23から押下方向に延在する基部24と、を備える。また、基部24から押下方向に延在している第1の凸部21を備える。第1の凸部21は基部24から押下方向に延在しているため、キー20が抜けることを防止できる。
【0017】
以下に、第1の凸部21及び上述した溝部12について詳述する。
【0018】
図4は、
図1におけるI-I断面図である。
図5は、筐体10にキー20を差し込んだ様子を示す図である。キー20は、
図4及び
図5に示すように、溝部12に沿って移動可能とし、キー20の上側端部20a(+Z)から押下方向(+Y)に突出した第1の凸部21を備える。そして、押下方向における溝部12の長さは、押下方向における第1の凸部21の長さよりも長い。また、溝部12の幅は、第1の凸部21の幅B1よりも広い。これについては、後で詳述する。
【0019】
そして、キー20の押下方向にキー20を押下したときに、第1の凸部21が溝部12に沿って移動することにより、押圧部23が被押圧部26を押し、キー20が入力される。
【0020】
このように、本開示に係るプッシュボタン構造1は、筐体10の内部の上側で押下方向に設けられた溝部12と、キー20の上側端部20aから押下方向に突出した第1の凸部21を備えることで、キー20の押下方向を規定させ、安定してキー20を押下することができ、ぐらつきを抑制することができる。また、押圧部23の端を押しても安定してキー20を押下することができ、ぐらつきを抑制することができる。また、
図4に示すように、押圧部23と被押圧部26がともにオフセンターのときでも、本開示に係るプッシュボタン構造1は、第1の凸部21が溝部12に沿って移動するので、安定してキー20を押下することができ、ぐらつきを抑制することができる。
【0021】
なお、
図4に示すように、溝部12は、Z方向の深さが異なるようにしてもよい。つまり、
図4に示すように、溝部12は、深さが異なる第1の溝部12aと第2の溝部12bを備えていてもよい。このとき、第1の溝部12aの深さは、第2の溝部12bの深さよりも深いとしてもよい。
【0022】
なお、第1の凸部21は、プッシュボタン構造1の上側に備えるが、重力方向にはキー20が挿入される筐体10の下側で支え、溝部12から第1の凸部21が外れない構造になっている。第1の凸部21は、プッシュボタン構造1の下側に備えていてもよい。
【0023】
図6は、
図4に示すプッシュボタン構造1の変形例を示す断面図である。
図6に示すように、本開示に係るプッシュボタン構造1の筐体が備える溝部12は、第1の凸部21の先端周辺かつ、溝部12の奥側(+Y方向)に第1の傾斜部12cを有するとしてもよい。傾斜部12cは、下方向(筐体10の中央側)に傾いている。また、傾斜部12cは、第1の凸部21の先端よりも右側(+Y)の押下側に設けられている。
図4に示すプッシュボタン構造1の溝部12は、深さが異なる第1の溝部12aと第2の溝部12bを備えていたが、
図6に示すプッシュボタン構造1の溝部12は、溝部12の深さを異なるようにするため、第1の溝部12aと第1の傾斜部12cを備える。筐体10の成形後、冷却段階で部材の収縮が起きるが、溝部12(薄肉厚部)と基本面(平均肉厚部)の急激な差がある場合、肉厚の差で収縮量も変わり、その影響によって筐体10の外観面に溝形状の模様が生じる場合がある。そこで、傾斜部12を備えることで、筐体10内の肉厚差が緩やかになり、収縮差による外観面への悪影響が軽減され、プッシュボタン構造1の品位を保つことが可能となる。
【0024】
次に、溝部12及び第1の凸部21の長さB2や幅について説明する。
【0025】
図7は、
図1におけるII-II断面図である。
図8は、
図5に示す平面図である。
図7及び
図8に示すように、溝部12の幅A1は、上述したように、第1の凸部21の幅B1よりも広く、A1>B1である。また、押下方向における溝部12の長さA2は、上述したように、押下方向における第1の凸部21の長さB2よりも長く、A2>B2である。
【0026】
また、
図8に示すように、押下方向における溝部12の長さA2は、押下方向における第1の凸部21の長さB2よりもキー20が押し込まれキーが入力されたと認識されるキーの押し込み量を示す押し込み長さ以上に長いとしてもよい。溝部12の長さA2は、少なくとも押し込み長さより長い。例えば、押し込み長さが0.5mmとすると、溝部12の長さA2は0.5mm以上であり、押下することで筐体10内部の部品を破損しない程度の長さの1.0mm以下が好ましい。
【0027】
溝部12の幅A1は、所定値以内である。例えば、第1の凸部21の幅B1が1.0mmとすると、溝部12の幅A1は1.1mm以内である。つまり、溝部12の幅A1は、第1の凸部21の幅B1よりも+0.1mm以内である。好ましくは、溝部12の幅A1は、第1の凸部21の幅B1よりも+0.05mm~+0.1mmの範囲であり、第1の凸部21の幅B1が1.0mmとすると、溝部12の幅A1は1.05mm~0.1mmの範囲である。
【0028】
図8に示すように、第1の凸部21は、キー20の左端部20cと右端部20dの両端部に複数備わることが好ましい。このようにすれば、押下する際にキー20の動作が安定し、ぐらつきをより抑制することができる。
【0029】
また、キー20の左端部20cと右端部20dである両方の端部側における第1の凸部21と溝部12とのクリアランスC11(左端部20cと右端部20dにおける第1の凸部21と溝部12とのクリアランス)は、0.05mm~0.1mmであることが好ましい。キー20の端部側と反対側である中央側における第1の凸部21と溝部12とのクリアランスC12(左端部20cと右端部20dの反対側である中央側における第1の凸部21と溝部12とのクリアランス)よりもキー20の端部側における第1の凸部21と溝部12とのクリアランスC11の方が、安定性に対し重要である。キー20の端部側における第1の凸部21と溝部12とのクリアランスC11を上記の範囲にすることで、ぐらつきをより抑制することができる。
【0030】
なお、キー20の端部側と反対側である中央側における第1の凸部21と溝部12とのクリアランスC12も同様に、0.05mm~0.1mmとしてもよい。また、キー20の端部側における第1の凸部21と溝部12とのクリアランスC11は、キー20の端部側と反対側である中央側における第1の凸部21と溝部12とのクリアランスC12と異なることとしてもよい。
【0031】
また、
図7及び
図8に示すように、複数あるキー20のなかで第1の凸部21の数が異なるキー20を有することとしてもよい。
図7及び
図8では、左側のキー20に備わる第1の凸部21が2つ、溝部12が2つである。一方、右側のキー20に備わる第1の凸部21が3つ、溝部12が3つである。このように、1つのプッシュボタン構造1に異なる数の第1の凸部21及び溝部12を備えることとしてもよい。このようにすれば、製造する際、それぞれの第1の凸部21がそれぞれの溝部12に間違って挿入されることを防止できる。なお、キー20に備わる第1の凸部21が3つ、溝部12が3つの場合にも、キー20の端部側における第1の凸部21と溝部12とのクリアランスを0.05mm~0.1mmとすることが好ましい。
【0032】
図9は、
図7に示すプッシュボタン構造1の変形例を示す図である。
図9に示すように、プッシュボタン構造1の筐体10は、溝部12の周辺に第2の傾斜部12dを備える。第2の傾斜部12dは、溝部12の外側(溝部12の左側及び右側)に設けられている。また、第2の傾斜部12dは、上述したクリアランスC11、C12よりも外側(溝部12の左側(-X)及び右側(+X))に設けられている。
【0033】
また、
図9の右側のキー20に示すように、複数の第1の凸部21に対し、溝部12が1つ設けられていてもよい。
【0034】
図10は、
図8に示す第1の凸部21の変形例である。
図10に示すように、キー20に備わる第1の凸部21を1つ、溝部12を1つとすることができる。このとき、第1の凸部21及び溝部12の幅A1は、キー20の幅と同じ程度に幅広に構成される。このとき、キー20の端部側における第1の凸部21と溝部12とのクリアランスも、0.05mm~0.1mmであることが好ましい。このようにすれば、ぐらつきをより抑制することができる。
【0035】
また、
図10に示すような幅広の溝を1つもうけ、
図8に示すように、キー20に備わる第1の凸部21を複数設けてもよい。係る場合の好ましいクリアランスも、上述した通りである。
【0036】
図11は、
図4に示す第1の凸部21の変形例である。
図11に示すように、キー20は、キー20の-Z方向の下側端部20bから押下方向に突出した第2の凸部22をさらに備えるとしてもよい。このようにすれば、+Z及び-Z方向でキー20が安定し、ぐらつきをより抑制することができる。
【0037】
第1の凸部21の長さB2や幅は、第2の凸部22の長さや幅と異なることとしてもよい。また、第1の凸部21の長さB2や幅及び第2の凸部22の長さや幅は、溝部12の長さA2や幅と異なることとしてもよい。
【0038】
以上より、本開示に係るプッシュボタン構造1によれば、単純な構造によりぐらつきを抑制することができる。
【0039】
2、小型送信機
本開示に係る小型送信機100は、上述したプッシュボタン構造1を備える。本開示に係る小型送信機100は、
図1に示すような送信部30を備える送信機等が挙げられる。
【0040】
本開示に係る小型送信機100は、例えば、テレビやパソコン等のAV機器に接続され、AV機器からの音声データを、
図12に示すようなウェアラブル機器200の受信部40に送信する。そして、ウェアラブル機器200は、音声を出力する。
【0041】
ウェアラブル機器200は、U字形状で首もとに装着される。また、ウェアラブル機器200は、後部が首の後側と接している。このようにすれば、首81に固定されやすくなり、かつ両手が自由になるので、ウェアラブル機器200の使用性が向上する。
【0042】
また、ウェアラブル機器200が首に装着されたとき、ウェアラブル機器200を操作する操作部50は、首の後側ではなく首の側面側、さらに言えば首の前側に位置することが好ましい。このようにすれば、ウェアラブル機器200の操作性が向上する。
【0043】
首に装着されたとき、操作部50は、装着しているユーザから目視することができず、操作するときにそれぞれのキー20が判別できないと、いずれのキー20を操作すべきか分からず操作に支障をきたす場合がある。そこで、操作部50は複数のボタンから構成されるが、各ボタンに段差等を設ける。このようにすれば、複数のキー20の判別を容易に行うことができる。
【0044】
また、ウェアラブル機器200にスピーカー60を設けた場合、スピーカー60はウェアラブル機器200の側部の周辺に設けられていることが好ましい。このようにすれば、ウェアラブル機器200を首に装着したとき、人の耳元にスピーカー60が位置するので、音の臨場感が向上する。
【0045】
また、ウェアラブル機器200は、内臓マイクや充電端子を備えてもよい。
【0046】
ウェアラブル機器200は、ネックスピーカー60等が挙げられる。
【0047】
以上より、本開示に係る小型送信機によれば、単純な構造によりぐらつきを抑制することができる。
【0048】
なお、上記のように本開示の各実施形態及び各実施例について詳細に説明したが、本開示の新規事項及び効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは、当業者には、容易に理解できるであろう。従って、このような変形例は、全て本開示の範囲に含まれるものとする。
【0049】
例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義又は同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。またプッシュボタン構造及び小型送信機の構成、動作も本開示の各実施形態及び各実施例で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
【符号の説明】
【0050】
1 プッシュボタン構造、
10 筐体、11 蓋部、12 溝部、12a 第1の溝部、12b 第2の溝部、12c 第1の傾斜部、13 孔部、第2の傾斜部12d、
20 キー、20a (キーの)上側端部、20b (キーの)下側端部、20c (キーの)左端部、20d (キーの)右端部、21 第1の凸部、22 第2の凸部、23 押圧部、24 基部、
30 送信部、40 受信部、50 操作部、60 スピーカー、
100 小型送信機、200 ウェアラブル機器、
A1 溝部の幅、A2 溝部の長さ、
B1 第1の凸部の幅、B2 第1の凸部の長さ、
C11 キーの端部側における第1の凸部と溝部とのクリアランス、C12 キーの端部側と反対側である中央側における第1の凸部と溝部とのクリアランス