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特開2024-164420充電システム、状態表示方法及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024164420
(43)【公開日】2024-11-27
(54)【発明の名称】充電システム、状態表示方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20241120BHJP
   H02J 7/00 20060101ALI20241120BHJP
   G06Q 50/06 20240101ALI20241120BHJP
【FI】
G06Q50/10
H02J7/00 P
H02J7/00 301B
G06Q50/06
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023079881
(22)【出願日】2023-05-15
(71)【出願人】
【識別番号】523178112
【氏名又は名称】SWANOIR合同会社
(74)【代理人】
【識別番号】100136180
【弁理士】
【氏名又は名称】羽立 章二
(72)【発明者】
【氏名】百▲崎▼ 優
【テーマコード(参考)】
5G503
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5G503AA01
5G503BA01
5G503BB01
5G503FA03
5G503FA06
5L049CC06
5L049CC12
5L049CC13
5L050CC06
5L050CC12
5L050CC13
(57)【要約】
【課題】 電気自動車を充電することができる駐車スペースに対して、その駐車スペースの状態を表示することに適した充電システム等を提供する。
【解決手段】 充電システム1は、車両を駐車することができる第1駐車スペース3と、第1駐車スペース3に駐車された電気自動車29に充電器側コネクタを接続して充電することができる充電器7を備える。充電システム1は、状態管理サーバ8を備える。状態管理サーバ8は、状態管理部57を備える。状態管理部57は、第3情報端末14に対して、第1駐車スペース3に対応して、第1駐車スペース3に車両が存在するか否か及び充電器7が備えるコネクタホルダ41に充電器側コネクタ43が取り付けられているか否かを示す情報を表示させる。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両を駐車することができる第1駐車スペースと、前記第1駐車スペースに駐車された第1電気自動車に充電器側コネクタを接続して充電することができる充電器を備える充電システムであって、
当該充電システムは、状態管理サーバを備え、
前記状態管理サーバは、状態管理部を備え、
前記状態管理部は、情報端末に対して、前記第1駐車スペースに対応して、前記第1駐車スペースに車両が存在するか否か及び前記充電器が備えるコネクタホルダに前記充電器側コネクタが取り付けられているか否かを示す情報を表示させる、充電システム。
【請求項2】
前記状態管理サーバは、前記第1駐車スペースに駐車された第1電気自動車に充電した利用者が支払う金額を決定する課金処理部を備え、
前記課金処理部は、前記第1電気自動車に対して充電した充電電気量を使用せずに、前記充電器側コネクタが前記コネクタホルダから取り外された時刻から前記充電器側コネクタが前記コネクタホルダに取り付けられた時刻までの時間によって金額を決定する、請求項1記載の充電システム。
【請求項3】
当該充電システムは、車両を駐車することができる第2駐車スペースを備え、
前記充電器側コネクタは、前記第1駐車スペースに駐車された前記第1電気自動車に接続することができるとともに、前記第2駐車スペースに駐車された第2電気自動車に接続することもでき、
前記状態管理部は、情報端末に対して、前記第2駐車スペースに対応して、前記第2駐車スペースに車両が存在するか否か及び前記充電器が備えるコネクタホルダに前記充電器側コネクタが取り付けられているか否かを示す情報を表示させる、請求項1記載の充電システム。
【請求項4】
車両を駐車することができる第1駐車スペースと、前記第1駐車スペースに駐車された第1電気自動車に充電器側コネクタを接続して充電することができる充電器を備える充電システムであって、
当該充電システムは、車両を駐車することができる第2駐車スペースを備え、
前記充電器側コネクタは、前記第1駐車スペースに駐車された前記第1電気自動車に接続することができるとともに、前記第2駐車スペースに駐車された第2電気自動車に接続することもでき、
当該充電システムは、状態管理サーバを備え、
前記状態管理サーバは、状態管理部を備え、
前記状態管理部は、情報端末に対して、前記第1駐車スペース及び前記第2駐車スペースに対応して、前記第1駐車スペース及び前記第2駐車スペースの少なくとも一方に車両を駐車できるか否か並びに前記充電器が備えるコネクタホルダに前記充電器側コネクタが取り付けられているか否かを示す情報を表示させる、充電システム。
【請求項5】
車両を駐車することができる第1駐車スペースと、前記第1駐車スペースに駐車された第1電気自動車に充電器側コネクタを接続して充電することができる充電器を備える充電システムにおける状態表示方法であって、
前記充電システムは、状態管理サーバを備え、
前記状態管理サーバは、状態管理部を備え、
前記状態管理部が、情報端末に対して、前記第1駐車スペースに対応して、前記第1駐車スペースに車両が存在するか否か及び前記充電器が備えるコネクタホルダに前記充電器側コネクタが取り付けられているか否かを示す情報を表示させる表示ステップを含む状態表示方法。
【請求項6】
コンピュータを、請求項1記載の状態管理部として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、充電システム、状態表示方法及びプログラムに関し、特に、車両を駐車することができる駐車スペースと、当該駐車スペースに駐車された電気自動車に充電することができる充電器を備える充電システム等に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両が駐車する車室の満空状態を管理することが記載されている。
【0003】
特許文献2には、課金サーバが電気自動車に対する充電電気量で課金することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2020-67823号公報
【特許文献2】特開2017-16547号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
電気自動車を駐車して充電をしないのであれば、電気自動車の運転手は車室の満空状態を知ることができればよい。しかしながら、電気自動車の運転手は、電気自動車を駐車したタイミングで充電もしておきたいときもある。特許文献1に記載されているように単に車室の満空状態を管理することのみでは、そのようなニーズに応えることはできない。
【0006】
特許文献2に記載されているように、電気自動車の充電のための課金サーバでは、一般的に充電電気量が管理される。しかしながら、課金サーバでは、通常、充電器及び車室の状態が管理されていない。
【0007】
よって、本発明は、電気自動車を充電することができる駐車スペースに対して、その駐車スペースの状態を表示することに適した充電システム等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願発明の第1の側面は、車両を駐車することができる第1駐車スペースと、前記第1駐車スペースに駐車された第1電気自動車に充電器側コネクタを接続して充電することができる充電器を備える充電システムであって、当該充電システムは、状態管理サーバを備え、前記状態管理サーバは、状態管理部を備え、前記状態管理部は、情報端末に対して、前記第1駐車スペースに対応して、前記第1駐車スペースに車両が存在するか否か及び前記充電器が備えるコネクタホルダに前記充電器側コネクタが取り付けられているか否かを示す情報を表示させる。
【0009】
本願発明の第2の側面は、第1の側面の充電システムであって、前記状態管理サーバは、前記第1駐車スペースに駐車された第1電気自動車に充電した利用者が支払う金額を決定する課金処理部を備え、前記課金処理部は、前記第1電気自動車に対して充電した充電電気量を使用せずに、前記充電器側コネクタが前記コネクタホルダから取り外された時刻から前記充電器側コネクタが前記コネクタホルダに取り付けられた時刻までの時間によって金額を決定する。
【0010】
本願発明の第3の側面は、第1又は第2の側面の充電システムであって、当該充電システムは、車両を駐車することができる第2駐車スペースを備え、前記充電器側コネクタは、前記第1駐車スペースに駐車された前記第1電気自動車に接続することができるとともに、前記第2駐車スペースに駐車された第2電気自動車に接続することもでき、前記状態管理部は、情報端末に対して、前記第2駐車スペースに対応して、前記第2駐車スペースに車両が存在するか否か及び前記充電器が備えるコネクタホルダに前記充電器側コネクタが取り付けられているか否かを示す情報を表示させる。
【0011】
本願発明の第4の側面は、車両を駐車することができる第1駐車スペースと、前記第1駐車スペースに駐車された第1電気自動車に充電器側コネクタを接続して充電することができる充電器を備える充電システムであって、当該充電システムは、車両を駐車することができる第2駐車スペースを備え、前記充電器側コネクタは、前記第1駐車スペースに駐車された前記第1電気自動車に接続することができるとともに、前記第2駐車スペースに駐車された第2電気自動車に接続することもでき、当該充電システムは、状態管理サーバを備え、前記状態管理サーバは、状態管理部を備え、前記状態管理部は、情報端末に対して、前記第1駐車スペース及び前記第2駐車スペースに対応して、前記第1駐車スペース及び前記第2駐車スペースの少なくとも一方に車両を駐車できるか否か並びに前記充電器が備えるコネクタホルダに前記充電器側コネクタが取り付けられているか否かを示す情報を表示させる。
【0012】
本願発明の第5の側面は、車両を駐車することができる第1駐車スペースと、前記第1駐車スペースに駐車された第1電気自動車に充電器側コネクタを接続して充電することができる充電器を備える充電システムにおける状態表示方法であって、前記充電システムは、状態管理サーバを備え、前記状態管理サーバは、状態管理部を備え、前記状態管理部が、情報端末に対して、前記第1駐車スペースに対応して、前記第1駐車スペースに車両が存在するか否か及び前記充電器が備えるコネクタホルダに前記充電器側コネクタが取り付けられているか否かを示す情報を表示させる表示ステップを含む。
【0013】
本願発明の第6の側面は、第5の側面の状態表示方法であって、前記状態管理サーバは、前記第1駐車スペースに駐車された第1電気自動車に充電した利用者が支払う金額を決定する課金処理部を備え、前記課金処理部は、前記第1電気自動車に対して充電した充電電気量を使用せずに、前記充電器側コネクタが前記コネクタホルダから取り外された時刻から前記充電器側コネクタが前記コネクタホルダに取り付けられた時刻までの時間によって金額を決定する。
【0014】
本願発明の第7の側面は、第5又は第6の側面の情報表示方法であって、前記充電システムは、車両を駐車することができる第2駐車スペースを備え、前記充電器側コネクタは、前記第1駐車スペースに駐車された前記第1電気自動車に接続することができるとともに、前記第2駐車スペースに駐車された第2電気自動車に接続することもでき、前記状態管理部は、情報端末に対して、前記第2駐車スペースに対応して、前記第2駐車スペースに車両が存在するか否か及び前記充電器が備えるコネクタホルダに前記充電器側コネクタが取り付けられているか否かを示す情報を表示させる。
【0015】
本願発明の第8の側面は、車両を駐車することができる第1駐車スペースと、前記第1駐車スペースに駐車された第1電気自動車に充電器側コネクタを接続して充電することができる充電器を備える充電システムにおける状態表示方法であって、前記充電システムは、車両を駐車することができる第2駐車スペースを備え、前記充電器側コネクタは、前記第1駐車スペースに駐車された前記第1電気自動車に接続することができるとともに、前記第2駐車スペースに駐車された第2電気自動車に接続することもでき、前記充電システムは、状態管理サーバを備え、前記状態管理サーバは、状態管理部を備え、前記状態管理部が、情報端末に対して、前記第1駐車スペース及び前記第2駐車スペースに対応して、前記第1駐車スペース及び前記第2駐車スペースの少なくとも一方に車両を駐車できるか否か並びに前記充電器が備えるコネクタホルダに前記充電器側コネクタが取り付けられているか否かを示す情報を表示させる表示ステップを含む。
【0016】
本願発明の第9の側面は、コンピュータを、第1から第4のいずれかの側面の状態管理部として機能させるためのプログラムである。
【0017】
本願発明の第10の側面は、第9の側面のプログラムを記録するコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【発明の効果】
【0018】
本願発明の各側面によれば、駐車スペースの満空状態に加えて、当該駐車スペースで充電できるか否かを表示することができる。
【0019】
さらに、本願発明の第2の側面にあるように、充電電気量ではなく充電器の占有時間によって課金処理を行うことができる。このような課金処理は、充電器のコネクタホルダを交換することで実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本願発明の実施の形態に係る充電システム1の構成の一例を示すブロック図である。
図2】(a)及び(b)は図1の第1情報端末11の構成の一例を示し、(c)は図1の第3情報端末14の構成の一例を示すブロック図である。
図3図1の車両検知部53の動作の一例を説明するためのフロー図である。
図4図1のコネクタ検知部55の動作の一例を説明するためのフロー図である。
図5図1の状態管理部57の動作の一例を説明するためのフロー図である。
図6】状態管理部57による表示処理の一例を説明するための第1図である。
図7】状態管理部57による表示処理の一例を説明するための第2図である。
図8】状態管理部57による表示処理の一例を説明するための第3図である。
図9図1の課金処理部61の動作の一例を説明するためのフロー図である。
図10】アプリがインストールされている場合(図2(a)の場合)の第1情報端末11の処理の一例を説明するためのフロー図である。
図11】アプリがインストールされていない場合(図2(b)の場合)の第1情報端末11の処理の一例を説明するためのフロー図である。
図12】本願発明の他の実施の形態に係る充電システム101の構成の一例を示すブロック図である。
図13図12の状態管理部57による表示処理の一例を説明するための第1図である。
図14図12の状態管理部57による表示処理の一例を説明するための第2図である。
図15】本願発明の他の実施の形態に係る充電システム111の構成の一例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、図面を参照して、本願発明の実施例について述べる。なお、本願発明の実施の形態は、以下の実施例に限定されるものではない。
【実施例0022】
図1は、本願発明の実施の形態に係る充電システム1の構成の一例を示すブロック図である。図2(a)及び(b)は充電システム1の第1情報端末11の構成の一例を示すブロック図である。図2(c)は第3情報端末14の構成の一例を示すブロック図である。
【0023】
充電システム1は、第1駐車スペース3及び第2駐車スペース5を備える。以下では、充電ができない自動車を従来型自動車という。充電ができる自動車を電気自動車という。車両は、従来型自動車及び電気自動車を含む。
【0024】
第1駐車スペース3は、1台の車両を駐車することができるスペースである。図1では電気自動車29が駐車されている。電気自動車29は、充電するための充電器側コネクタを接続するための車両側コネクタ33を備える。
【0025】
第2駐車スペース5は、1台の車両を駐車することができるスペースである。図1では電気自動車31が駐車されている。電気自動車31は、充電するための充電器側コネクタを接続するための車両側コネクタ35を備える。
【0026】
第1駐車スペース3及び第2駐車スペース5は、例えば、マンションやアパートなどの集合住宅で共用して使用されている駐車スペース、会社などでの来訪者のための駐車スペースなどであり、来訪者などは基本的に無料で使用することができる。来訪者などは、第1駐車スペース3又は第2駐車スペース5に駐車する。来訪者などは、電気自動車で来訪して駐車時に充電することもあれば、十分に充電されているために充電せずに駐車する場合もある。また、来訪者などは、従来型自動車で来訪し、駐車時に充電しない場合もある。また、第1駐車スペース3及び第2駐車スペース5は、例えば、有料で使用できる駐車スペースでもよい。また、電気自動車のみが駐停車できるものでもよい。
【0027】
充電システム1は、第1情報端末11、第2情報端末13及び第3情報端末14を備える。情報端末は、例えば、スマートフォンなどのように利用者に対応する情報処理装置、車載サーバなどのように車両に対応する情報処理装置などである。情報端末は、状態管理サーバ8と有線及び/又は無線で通信することができる。
【0028】
第1情報端末11は、第1駐車スペース3を利用する車両及び/又はその運転手に対応する情報端末である。
【0029】
図2(a)は、第1情報端末11にサービスに対応するプログラム(アプリ)がインストールされている場合の構成の一例を示すブロック図である。第1情報端末11は、アプリ部63と、位置情報検出部65と、タッチパネル部67を備える。なお、第1情報端末11は、カメラやブラウザなどを備えてもよい。
【0030】
アプリ部63は、例えば、プログラムの制御の下で動作するプロセッサなどで実現することができる。アプリ部63は、支払処理部69と、解錠指示部71と、マップ表示部73を備える。支払処理部69は、状態管理サーバ8の課金処理部61の指示に従って支払処理を行うためのものである。解錠指示部71は、状態管理サーバ8の指示に従ってコネクタ取り付け部45の解錠指示を行うためのものである。マップ表示部73は、状態管理サーバ8の状態管理部57で管理されている駐車スペース及び充電器の状態を表示するためのものである。
【0031】
位置情報検出部65は、例えばGPS(グローバル・ポジショニング・システム)などを利用して、第1情報端末11が存在する場所を検出するためのものである。
【0032】
タッチパネル部67は、利用者に情報を表示したり、利用者が情報を入力したりするものである。例えば、音声で入出力処理をしたり、ディスプレイ、キーボード及びマウスなどのように入力と出力で装置を分けて入出力処理をしたりするものであってもよい。
【0033】
図2(b)は、第1情報端末11にサービスに対応するプログラム(アプリ)がインストールされていない場合の構成の一例を示すブロック図である。この場合、第1情報端末11は、カメラ部75と、位置情報検出部77と、タッチパネル部79と、ブラウザ部81と、メッセージ処理部82を備える。
【0034】
カメラ部75は、利用者の操作に従って撮影して画像データを得る。充電器7の識別情報部39の二次元バーコードを撮影して画像データを得ることができる。
【0035】
位置情報検出部77は、例えばGPSなどを利用して、第1情報端末11が存在する場所を検出するためのものである。
【0036】
タッチパネル部79は、利用者に情報を表示したり、利用者が情報を入力したりするものである。
【0037】
ブラウザ部81は、例えば、プログラムの制御の下で動作するプロセッサなどで実現することができる。状態管理サーバ8にアクセスして、その指示に従ってタッチパネル部79に表示したり、利用者が入力した情報を状態管理サーバ8に送信したりする処理を行う。
【0038】
メッセージ処理部82は、第1情報端末11を特定するための識別情報に応じて、タッチパネル部79で入出力されたメッセージの送受信を行う。メッセージ処理部82は、例えばショートメッセージのように第1情報端末11の電話番号に基づいて送信されたメッセージを受信してタッチパネル部79に表示するなどの処理を行う。
【0039】
第2情報端末13は、第2駐車スペース5を利用する車両及び/又はその運転手に対応する情報端末である。第2情報端末13は、第1情報端末11と同様の構成及び動作である。第2情報端末13は、サービスに対応するプログラム(アプリ)がインストールされている場合は図2(a)と同様の構成である。第2情報端末13は、サービスに対応するプログラム(アプリ)がインストールされていない場合は図2(b)と同様の構成である。
【0040】
第3情報端末14は、第1駐車スペース3も第2駐車スペース5も利用していない車両及び/又はその運転手に対応する情報端末である。図2(c)は、第3情報端末14にサービスに対応するプログラム(アプリ)がインストールされている場合の構成の一例を示すブロック図である。第3情報端末14は、アプリ部83と、位置情報検出部85と、タッチパネル部87を備える。アプリ部83は、支払処理部89と、解錠指示部91と、マップ表示部93を備える。第3情報端末14のアプリ部83、位置情報検出部85、タッチパネル部87、支払処理部89、解錠指示部91及びマップ表示部93は、それぞれ、図2(a)の第1情報端末11のアプリ部63、位置情報検出部65、タッチパネル部67、支払処理部69、解錠指示部71及びマップ表示部73と同様に動作する。
【0041】
充電システム1は、第1車両センサ20を備える。第1車両センサ20は、第1駐車スペース3に車両が存在するか否かを検出するセンサである。第1車両センサ20は、第1近接センサ21及び第1カメラ23を備える。
【0042】
第1近接センサ21は、第1駐車スペース3の全部又は一部を対象にして、対象のスペースに入った他の物体を検出することができるセンサである。第1近接センサ21は、状態管理サーバ8との間で有線・無線通信をすることができ、対象のスペースにおいて物体を検出すると、状態管理サーバ8に対して第1駐車スペース3における物体検出を示す第1物体検出データを送信する。第1近接センサ21は、例えば、第1駐車スペース3の車止めの上の空間に車両の一部が入ったか否かを検出するセンサである。また、第1近接センサ21は、例えば、第1駐車スペース3に入った他の物体との間で距離を測定することができるセンサであり、その距離によって他の物体が第1駐車スペース3に入ったか否かを検出することができる。
【0043】
第1カメラ23は、第1駐車スペース3に入った物体を撮影する。例えば車両のナンバープレートなど、入った物体が車両か否かを判断することができる部分を撮影する。第1カメラ23は、状態管理サーバ8との間で有線・無線通信をすることができ、状態管理サーバ8の撮影指示により第1駐車スペース3に入った物体を撮影して、状態管理サーバ8に対して撮影して得られた画像データ(動画でも静止画でもよい。)を送信する。なお、第1カメラ23は、充電器7のコネクタ取り付け部45を撮影できるようにして、コネクタ取り付け部45に対する使用状態を撮影して、例えば不正使用などの証拠を把握できるようにしてもよい。
【0044】
充電システム1は、第2車両センサ24を備える。第2車両センサ24は、第2駐車スペース5に車両が存在するか否かを検出するセンサである。第2車両センサ24は、第2近接センサ25及び第2カメラ27を備える。
【0045】
第2近接センサ25及び第2カメラ27は、第1近接センサ21及び第1カメラ23と同様に動作する。
【0046】
第2近接センサ25は、第2駐車スペース5の全部又は一部を対象にして、対象のスペースに入った他の物体を検出することができるセンサである。第2近接センサ25は、対象のスペースにおいて物体を検出すると、状態管理サーバ8に対して第2駐車スペース5における物体検出を示す第2物体検出データを送信する。
【0047】
第2カメラ27は、第2駐車スペース5に入った物体を撮影する。例えば車両のナンバープレートなど、入った物体が車両か否かを判断することができる部分を撮影する。第2カメラ27は、状態管理サーバ8との間で有線・無線通信をすることができ、状態管理サーバ8の撮影指示により第2駐車スペース5に入った物体を撮影して、状態管理サーバ8に対して撮影して得られた画像データを送信する。
【0048】
充電システム1は、充電器7を備える。充電器7は、充電処理部37と、識別情報部39と、充電器側コネクタ43と、コネクタホルダ41を備える。
【0049】
識別情報部39は、充電器7を特定するための情報である。以下では、識別情報部39は、充電器7に対応する情報を特定する二次元バーコード(QRコード(登録商標)など)をシールにして充電器7に貼付したものとする。
【0050】
充電器側コネクタ43は、電気自動車に充電するために、電気自動車の車両側コネクタに接続するコネクタである。
【0051】
充電処理部37は、電気自動車の車両側コネクタに接続した充電器側コネクタ43によって電気自動車に充電するための処理を行うものである。充電処理部37は、充電器側コネクタ43と有線及び/又は無線で接続する。
【0052】
コネクタホルダ41は、充電器側コネクタ43が充電処理に使用されていないときに充電器側コネクタ43が取り付けられるホルダである。充電器7は、例えば、基本的に既存の充電器を使用し、コネクタホルダの部分を既存のものからコネクタホルダ41に変更して、識別情報部39である二次元バーコードのシールを貼付することによって充電器7を実現することができる。
【0053】
コネクタホルダ41は、コネクタ取り付け部45と、取り付け検出部47と、ホルダ通信部49と、ホルダ制御部51を備える。
【0054】
コネクタ取り付け部45は、充電器側コネクタ43が取り付けられて保持する部分である。コネクタ取り付け部45は、ロック機構を備える。コネクタ取り付け部45は、取り付けられた充電器側コネクタ43をロックして利用者が充電器側コネクタ43を取り外せないようにすることができる。コネクタ取り付け部45は、ホルダ制御部51の解錠指示に従って、充電器側コネクタ43のロックを解錠して利用者が充電器側コネクタ43を取り外せるようにすることができる。コネクタ取り付け部45は、利用者が充電器側コネクタ43を取り外した状態でロック機構により施錠できる状態にし、コネクタ取り付け部45に取り付けられるとロック機構によりロックする。
【0055】
コネクタ取り付け部45は、ホルダ制御部51の解錠指示によって、取り付けられている充電器側コネクタ43のロックを解錠する。利用者は、充電器側コネクタ43のロックが解錠されると、コネクタ取り付け部45から充電器側コネクタ43を取り外して車両側コネクタに接続することができる。
【0056】
コネクタ取り付け部45は、ホルダ制御部51の施錠指示によってロック可能な状態となる。利用者が充電器側コネクタ43をコネクタ取り付け部45に取り付けると、コネクタ取り付け部45において取り付けられた充電器側コネクタ43をロックして保持する。利用者は、充電器側コネクタ43がロックされた状態では、コネクタ取り付け部45から充電器側コネクタ43を取り外すことができない。
【0057】
ホルダ制御部51による解錠指示及び/又は施錠指示は、状態管理サーバ8からの指示がなく行うものでも、状態管理サーバ8からの指示により行うものでもよい。この例では、利用者が充電器側コネクタ43をコネクタ取り付け部45に取り付ける前に施錠指示がなされるため、利用者が充電器側コネクタ43を利用している間中、ロックを解放状態にするために使用する消費電力を抑制することができる。
【0058】
取り付け検出部47は、コネクタ取り付け部45に充電器側コネクタ43が取り付けられているか否かを検出するためのものである。例えば、コネクタ取り付け部45は凹形状である場合に、その奥に位置する個所に充電器側コネクタ43が取り付けられることによって押される部品を設け、その部品が押されることによって充電器側コネクタ43が取り付けられている状態であることを検出し、その部品が押されていないことによって充電器側コネクタ43が取り付けられていない状態であることを検出する。
【0059】
ホルダ通信部49は、状態管理サーバ8と通信するためのものである。
【0060】
ホルダ制御部51は、コネクタホルダ41の動作を制御するためのものである。
【0061】
充電システム1は、状態管理サーバ8を備える。状態管理サーバ8は、車両検知部53と、コネクタ検知部55と、状態管理部57と、サーバ通信部59と、課金処理部61を備える。状態管理サーバ8では、第1駐車スペース3は充電器7に対応づけて管理され、第2駐車スペース5は充電器7に対応づけて管理されている。
【0062】
サーバ通信部59は、他の情報処理装置と通信するためのものである。
【0063】
状態管理部57は、第1駐車スペース3及び第2駐車スペース5に車両が存在するか否か、及び、充電器側コネクタ43が使用されているか否かを管理する。この例では、状態管理部57は、第1車両フラグ及び第2車両フラグ並びにコネクタフラグによって管理する。第1車両フラグがオンのとき第1駐車スペース3に車両が存在し、第1車両フラグがオフのとき第1駐車スペース3に車両が存在しない。第2車両フラグがオンのとき第2駐車スペース5に車両が存在し、第2車両フラグがオフのとき第2駐車スペース5に車両が存在しない。コネクタフラグがオンのとき充電器側コネクタ43が使用されており、コネクタフラグがオフのとき充電器側コネクタ43が使用されていない。第1車両フラグ及び第2車両フラグについて共通して説明する場合に「車両フラグ」として説明する。
【0064】
車両検知部53は、第1近接センサ21及び第1カメラ23と通信することができる。車両検知部53は、第1近接センサ21から第1駐車スペース3に物体が入ったことを検出した情報を受信した場合に、第1カメラ23に対して撮影指示を送信して、第1カメラ23から画像データを受信する。車両検知部53は、受信した画像データから第1駐車スペース3に車両が入ったことを検知する。車両検知部53は、例えば、画像データにナンバープレートが撮影されていることを検出して、車両が入ったことを検知するとともに、入った車両を識別して、何らかのトラブルが生じたときに入った車両を特定することができる状態にする。車両検知部53は、第1車両フラグをオンにする。
【0065】
車両検知部53は、第2近接センサ25及び第2カメラ27と通信することができる。車両検知部53は、第2近接センサ25から第2駐車スペース5に物体が入ったことを検出した情報を受信した場合に、第2カメラ27に対して撮影指示を送信して、第2カメラ27から画像データを受信する。車両検知部53は、受信した画像データから第2駐車スペース5に車両が入ったことを検知する。車両検知部53は、例えば、画像データにナンバープレートが撮影されていることを検出して、車両が入ったことを検知するとともに、入った車両を識別して、何らかのトラブルが生じたときに入った車両を特定することができる状態にする。車両検知部53は、第2車両フラグをオンにする。
【0066】
コネクタ検知部55は、第1情報端末11、第2情報端末13、及び、コネクタホルダ41のホルダ通信部49と通信を行う。
【0067】
コネクタ検知部55は、第1情報端末11及び第2情報端末13における操作に従って、ホルダ制御部51に対して解錠指示を行う。ホルダ制御部51は、コネクタ検知部55からの解錠指示に従ってコネクタ取り付け部45に対して解錠指示を行う。取り付け検出部47は、コネクタ取り付け部45に充電器側コネクタ43が取りつけられていないことを検出すると、状態管理サーバ8に通知する。コネクタ検知部53はコネクタフラグをオンにする。ホルダ制御部51は、取り付け検出部47がコネクタ取り付け部45に充電器側コネクタ43が取りつけられていないことを検出してから所定の時間が経過した後にコネクタ取り付け部45に対して施錠指示を行う。
【0068】
ホルダ制御部51は、充電器側コネクタ43が取り外された後に、取り付けられた状態を検出したときに、コネクタ検知部55に対して充電器側コネクタ43が取り付けられたことを示すコネクタ取付情報を送信する。コネクタ検知部53は、コネクタフラグをオフにする。
【0069】
車両検知部53は、第1カメラ23及び第2カメラ27に撮影を指示し、第1カメラ23及び第2カメラ27から画像データを受信する。車両検知部53は、受信した画像データによって第1駐車スペース3及び第2駐車スペース5から車両が出たことを検知する。車両検知部53は、車両が出た駐車スペースに対応する車両フラグをオフにする。
【0070】
状態管理部57は、第1車両フラグ、第2車両フラグ及びコネクタフラグを利用して、第1駐車スペース3、第2駐車スペース5及び充電器7の状態を管理することができる。第1車両フラグを利用することにより、第1駐車スペース3に車両を停めることができるか否かを把握することができる。第2車両フラグを利用することにより、第2駐車スペース5に車両を停めることができるか否かを把握することができる。コネクタフラグを利用して充電することができるか否かを把握することができる。
【0071】
図3は、図1の車両検知部53の動作の一例を説明するためのフロー図である。図3の処理は、第1車両フラグ及び第2車両フラグのそれぞれに対して行う。基本的には第1車両フラグについて説明し、第2車両フラグに関する対応する事項はかっこ書きにて表記する。
【0072】
車両検知部53は、初期設定として、第1車両フラグ(第2車両フラグ)をオフにする(ステップSTA1)。
【0073】
車両検知部53は、第1近接センサ21(第2近接センサ25)が第1駐車スペース3(第2駐車スペース5)において物体を検知した通知を受信したか否かを判断する(ステップSTA2)。車両検知部53は、物体検知の通知を受信するまで待ち、通知を受信するとステップSTA3に進む。
【0074】
ステップSTA3において、車両検知部53は、第1カメラ23(第2カメラ27)に対して撮影を指示する。第1カメラ23(第2カメラ27)は、撮影して得られた画像データを車両検知部53に送信する。
【0075】
車両検知部53は、第1カメラ23(第2カメラ27)から受信した画像データに対して画像解析を行う(ステップSTA4)。車両検知部53は、第1カメラ23(第2カメラ27)から受信した画像データに車両が撮影されているか否かを判断する(ステップSTA5)。車両検知部53は、例えば画像データにナンバープレートが撮影されていることを検出したならば、車両が入ったと判断してステップSTA6に進む。車両検知部53は、物体が車両と判断できない場合にはステップSTA2に戻る。
【0076】
ステップSTA6において、車両検知部53は、第1車両フラグ(第2車両フラグ)をオンにする。車両検知部53は、第1カメラ23(第2カメラ27)による撮影が行われてから120秒が経過したか否かを判断する(ステップSTA7)。120秒が経過するまで待機し、120秒が経過したならば、車両検知部53は、第1カメラ23(第2カメラ27)に対して撮影を指示する(ステップSTA8)。第1カメラ23(第2カメラ27)は、撮影して得られた画像データを車両検知部53に送信する。車両検知部53は、第1カメラ23(第2カメラ27)から受信した画像データに対して画像解析を行う(ステップSTA9)。車両検知部53は、第1カメラ23(第2カメラ27)から受信した画像データに車両が撮影されているか否かを判断する(ステップSTA10)。車両が撮影されているならば、車両検知部53は、車両が存在すると判断してステップSTA7に進む。車両検知部53は、車両が確認できない場合には第1車両フラグ(第2車両フラグ)をオフにして(ステップSTA11)、ステップSTA2に戻る。
【0077】
図4は、図1のコネクタ検知部55の動作の一例を説明するためのフロー図である。
【0078】
コネクタ検知部55は、初期設定として、ホルダ制御部51に施錠を指示し(ステップSTB1)、コネクタフラグをオフにする(ステップSTB2)。施錠を指示されたホルダ制御部51は、コネクタ取り付け部45に対して、取り付けられている充電器側コネクタ43をロックした状態にする。
【0079】
コネクタ検知部55は、第1情報端末11から解錠の指示があったか否かを判断する(ステップSTB3)。第1情報端末11から解錠の指示があるまで待ち、解錠の指示があればステップSTB4に進む。
【0080】
ステップSTB4において、コネクタ検知部55は、ホルダ制御部51に解錠を指示する。解錠を指示されたホルダ制御部51は、コネクタ取り付け部45に対して、取り付けられている充電器側コネクタ43をロックしていない状態にして、利用者がコネクタ取り付け部45から充電器側コネクタ43を取り外すことができる状態にする。
【0081】
コネクタ検知部55は、コネクタ取り付け部45から充電器側コネクタ43を取り外したか否かを判断する(ステップSTB5)。取り外されたならば、ステップSTB8に進む。取り外されていないならば、コネクタ検知部55は、解錠の指示から60秒が経過したかを判断する(ステップSTB6)。60秒が経過していないならばステップSTB5に戻る。60秒が経過したならば、コネクタ検知部55は、ホルダ制御部51に施錠を指示して(ステップSTB7)、ステップSTB3に戻る。施錠を指示されたホルダ制御部51は、コネクタ取り付け部45に対して、取り付けられている充電器側コネクタ43をロックした状態にする。
【0082】
ステップSTB8において、コネクタ検知部55は、コネクタフラグをオンにする。ホルダ制御部51は、コネクタ取り付け部45から充電器側コネクタ43が取り外されて所定の時間が経過した後に、コネクタ取り付け部45に施錠を指示し、充電器側コネクタ43が取り付けられたときに充電器側コネクタ43をロックできる状態にする(ステップSTB9)。
【0083】
コネクタ検知部55は、コネクタ取り付け部45に充電器側コネクタ43が取り付けられたか否かを判断する(ステップSTB10)。コネクタ検知部55は、コネクタ取り付け部45に充電器側コネクタ43が取り付けられるまで待機し、取り付けられると、コネクタフラグをオフにして(ステップSTB11)、ステップSTB3に戻る。
【0084】
図5は、図1の状態管理部57の動作の一例を説明するためのフロー図である。第1駐車スペース3の状況を管理するための処理について説明する。第2駐車スペース5の状況を管理するための処理も同様に実現することができる。
【0085】
状態管理部57は、第3情報端末14のアプリ部83のマップ表示部93から、第1駐車スペース3及び充電器7の状態を表示することの表示指示があったか否かを判断する(ステップSTD1)。状態管理部57は、表示指示があるまで待機し、表示指示があったならばステップSTD2に進む。
【0086】
ステップSTD2において、状態管理部57は第1車両フラグがオンかオフかを判断する。第1車両フラグがオンならば第1駐車スペース3に車両が存在すると判断して(ステップSTD3)、ステップSTD5に進む。第1車両フラグがオフならば第1駐車スペース3に車両が存在しないと判断して(ステップSTD4)、ステップSTD5に進む。
【0087】
ステップSTD5において、状態管理部57はコネクタフラグがオンかオフかを判断する。コネクタフラグがオンならば充電器側コネクタ43が使用されていると判断して(ステップSTD6)、ステップSTD8に進む。コネクタフラグがオフならば充電器側コネクタ43が使用されていないと判断して(ステップSTD7)、ステップSTD8に進む。
【0088】
ステップSTD8において、状態管理部57は、第1駐車スペース3に車両が存在するか否か、及び、充電器側コネクタ43が使用されているか否かに応じて異なる表示処理を行う。
【0089】
例えば、第1駐車スペース3に車両が存在せずに充電器側コネクタ43が使用されていないならば、状態管理部57は、タッチパネル部87において、第1駐車スペース3の地図上の位置に青色を表示する。第3情報端末14の利用者は、青色の表示によって、第1駐車スペース3に駐車して充電できることを把握することができる。
【0090】
例えば、第1駐車スペース3に車両が存在して充電器側コネクタ43が使用されていないならば、状態管理部57は、タッチパネル部87において、第1駐車スペース3の地図上の位置に黄色を表示する。第3情報端末14の利用者は、黄色の表示によって、第1駐車スペース3に車両が駐車しているが、この車両には充電されていないことを把握することができる。
【0091】
例えば、第1駐車スペース3に車両が存在して充電器側コネクタ43が使用されているならば、状態管理部57は、タッチパネル部87において、第1駐車スペース3の地図上の位置に赤色を表示する。第3情報端末14の利用者は、赤色の表示によって、第1駐車スペース3に車両が駐車していて、この車両に充電されていることを把握することができる。
【0092】
例えば、第1駐車スペース3に車両が存在せずに充電器側コネクタ43が使用されているならば、状態管理部57は、タッチパネル部87において、第1駐車スペース3の地図上の位置に緑色を表示する。第3情報端末14の利用者は、緑色の表示によって、第1駐車スペース3に車両が駐車していないが、駐車しても充電できないことを把握することができる。
【0093】
図6図8は、状態管理部57による表示処理の一例を説明するための図である。
【0094】
図6(a)は、第1駐車スペース3及び第2駐車スペース5に車両が存在せず、充電器側コネクタ43が使用されていない状態を示す。この場合、第1車両フラグ及び第2車両フラグはオフであり、コネクタフラグもオフであるため、状態管理部57は、タッチパネル部87において、第1駐車スペース3及び第2駐車スペース5の地図上の位置に青色を表示する。なお、第1駐車スペース3及び第2駐車スペース5を併せて表示する場合には、共に青色であるために青色を表示する。
【0095】
図6(b)は、第1駐車スペース3に電気自動車29が入り、第2駐車スペース5に車両が存在せず、充電器側コネクタ43が使用されていない状態を示す。この場合、第1車両フラグはオンであり、第2車両フラグはオフであり、コネクタフラグはオフであるため、状態管理部57は、タッチパネル部87において、第1駐車スペース3の地図上の位置に黄色を表示し、第2駐車スペース5の地図上の位置に青色を表示する。なお、第1駐車スペース3及び第2駐車スペース5を併せて表示する場合には、第2駐車スペース5において車両を停めて充電できるために青色を表示する。
【0096】
図7(a)は、第1駐車スペース3に電気自動車29が存在し、充電器側コネクタ43が使用されており、第2駐車スペース5に車両が存在していない状態を示す。この場合、第1車両フラグはオンであり、第2車両フラグはオフであり、コネクタフラグはオンであるため、状態管理部57は、タッチパネル部87において、第1駐車スペース3の地図上の位置に赤色を表示し、第2駐車スペース5の地図上の位置に緑色を表示する。なお、第1駐車スペース3及び第2駐車スペース5を併せて表示する場合には、第2駐車スペース5において車両を停めることはできるが充電器は使用できないために緑色を表示する。
【0097】
図7(b)は、第1駐車スペース3に電気自動車29が存在し、第2駐車スペース5に電気自動車31が入り、充電器側コネクタ43が使用されている状態を示す。この場合、第1車両フラグ及び第2車両フラグはオンであり、コネクタフラグはオンであるため、状態管理部57は、タッチパネル部87において、第1駐車スペース3及び第2駐車スペース5の地図上の位置に赤色を表示する。なお、第1駐車スペース3及び第2駐車スペース5を併せて表示する場合には、第1駐車スペース3及び第2駐車スペース5が共に車両を停めることも充電することもできないために赤色を表示する。
【0098】
図8(a)は、第1駐車スペース3及び第2駐車スペース5に電気自動車が存在し、充電器側コネクタ43が使用されていない状態を示す。この場合、第1車両フラグ及び第2車両フラグはオンであり、コネクタフラグはオフであるため、状態管理部57は、タッチパネル部87において、第1駐車スペース3及び第2駐車スペース5の地図上の位置に黄色を表示する。なお、第1駐車スペース3及び第2駐車スペース5を併せて表示する場合には、第1駐車スペース3及び第2駐車スペース5が共に車両を停めることはできないが充電することはできるために黄色を表示する。
【0099】
図8(b)は、第1駐車スペース3から車両が出ていき、第2駐車スペース5に電気自動車が存在し、充電器側コネクタ43が使用されていない状態を示す。この場合、第1車両フラグがオフであり、第2車両フラグはオンであり、コネクタフラグはオフであるため、状態管理部57は、タッチパネル部87において、第1駐車スペース3の地図上の位置に青色を表示し、第2駐車スペース5の地図上の位置に黄色を表示する。なお、第1駐車スペース3及び第2駐車スペース5を併せて表示する場合には、第1駐車スペース3で車両を停めて充電することができるために青色を表示する。
【0100】
このように、状態管理部57は、情報端末に対して、第1駐車スペース3に対応して、第1駐車スペース3に車両が存在するか否か及び充電器7が備えるコネクタホルダ41に充電器側コネクタ43が取り付けられているか否かを示す情報を表示させることができる。例えば、第1駐車スペース3に車両が存在せずに充電器側コネクタ43が取り付けられているならば青色を表示する。例えば、第1駐車スペース3に車両が存在して充電器側コネクタ43が取り付けられているならば黄色を表示する。例えば、第1駐車スペース3に車両が存在せずに充電器側コネクタ43が取り付けられていないならば緑色を表示する。例えば、第1駐車スペース3に車両が存在して充電器側コネクタ43が取り付けられていないならば赤色を表示する。同様に、状態管理部57は、情報端末に対して、第2駐車スペース5に対応して、第2駐車スペース5に車両が存在するか否か及び充電器7が備えるコネクタホルダ41に充電器側コネクタ43が取り付けられているか否かを示す情報を表示させることができる。
【0101】
また、状態管理部57は、情報端末に対して、第1駐車スペース3及び第2駐車スペース5に対応して、第1駐車スペース3及び第2駐車スペース5に共に車両が存在する場合を、少なくとも一方に車両が存在しない場合とは区別して表示するとともに、充電器7が備えるコネクタホルダ41に充電器側コネクタ43が取り付けられているか否かを示す情報を表示させることができる。第1駐車スペース3及び第2駐車スペース5に共に車両が存在するならば、新たに車両を駐車することはできない。他方、第1駐車スペース3及び第2駐車スペース5の少なくとも一方に車両が存在しないならば、新たに駐車することができる。ここで、第1駐車スペース3及び第2駐車スペース5の少なくとも一方に車両が存在しない場合の表示は、一方に車両が存在して他方に車両が存在しない場合と、共に車両が存在しない場合とで同じ表示を行ってもよく、異なる表示を行ってもよい。
【0102】
例えば、第1駐車スペース3及び第2駐車スペース5の少なくとも一方に車両が存在せずに充電器側コネクタ43が取り付けられているならば青色を表示する。例えば、第1駐車スペース3及び第2駐車スペース5に共に車両が存在して充電器側コネクタ43が取り付けられているならば黄色を表示する。例えば、第1駐車スペース3及び第2駐車スペース5の少なくとも一方に車両が存在せずに充電器側コネクタ43が取り付けられていないならば緑色を表示する。例えば、第1駐車スペース3及び第2駐車スペース5に共に車両が存在して充電器側コネクタ43が取り付けられていないならば赤色を表示する。
【0103】
図9は、図1の課金処理部61の動作の一例を説明するためのフロー図である。
【0104】
課金処理部61は、充電器側コネクタ43がコネクタ取り付け部45から取り外されたか否かを判断する(ステップSTC1)。課金処理部61は、取り外されるまで待機する。取り外されたならば、課金処理部61は、充電器側コネクタ43がコネクタ取り付け部45に取り付けられたか否かを判断する(ステップSTC2)。課金処理部61は、取り付けられるまで待機する。取り付けられたならば、課金処理部61は、ステップSTC3に進む。
【0105】
ステップSTC3において、課金処理部61は、充電器側コネクタ43がコネクタ取り付け部45から取り外された時刻と、その後に充電器側コネクタ43がコネクタ取り付け部45に取り付けられた時刻を把握する。これらの間の時間に応じて、金額を計算する。課金処理部61は、第1情報端末11に対して、タッチパネル部67(アプリがインストールされていない場合にはタッチパネル部79)に決済画面を表示させる(ステップSTC4)。第1情報端末11において支払いの指示がなされると、課金処理部61は支払処理を行い(ステップSTC5)、ステップSTC1に戻る。
【0106】
このように、課金処理部61は電気自動車に充電した利用者が支払う金額を決定する。図1の課金処理部61は、電気自動車に対して充電した充電電気量を使用せずに、充電器側コネクタ43がコネクタホルダ41から取り外された時刻から充電器側コネクタ43がコネクタホルダ41に取り付けられた時刻までの時間によって金額を決定する。そのため、充電電気量ではなく充電器の占有時間によって課金処理を行うことができる。
【0107】
従来の充電電気量による課金処理は、ガソリンなどのように走行距離との関係で考えると自然なものであった。しかしながら、ガソリンなどは供給側が供給スピードを決定するが、電気自動車は状況に応じて受電スピードが決定される。例えば、電気自動車では、単に受電上限が設定されているものもあり、すべての電気自動車が充電器の最大出力を受け取れるとは限らない。また、高機能の電気自動車であれば、残バッテリー量や温度などで調整されることもある。さらに、電気自動車側でロック中に充電器もロックされて抜けないタイプも存在する。電気自動車は、充電後も充電器を占有することができる。車両が出ていかないと次の車が停められず、コードが届かないなどの理由で充電できないこともある。このように、電気自動車では、充電器を長く占有することにより多くの問題が生じる。同じ充電電気量であれば、充電器の占有時間が短くても長くても同じ評価となるものではない。そのため、電気自動車に適した課金処理が求められる。そして、このような充電器の占有時間による課金処理は、充電器のコネクタホルダを交換すれば実現することができる。
【0108】
図10は、アプリがインストールされている場合(図2(a)の場合)の第1情報端末11の処理の一例を説明するためのフロー図である。
【0109】
第1情報端末11の利用者は、アプリを起動する(ステップSTE1)。
【0110】
第1情報端末11の利用者は、マップ表示部73に指示して一つ又は複数の充電器を表示させ、使用する充電器を選択する(ステップSTE2)。マップ表示部73は、状態管理部57に対して、選択された充電器を特定する情報と、位置情報検出部65により特定される第1情報端末11の位置情報を送信する。
【0111】
状態管理部57は、選択された充電器の位置情報と、位置情報検出部65により特定される第1情報端末11の位置情報を比較して、選択された充電器の一定の範囲内に第1情報端末11が存在するか否かを判断する(ステップSTE3)。存在するならばステップSTE4に進む。存在しないならば、状態管理部57はエラー処理を行い(ステップSTE5)、ステップSTE2に戻る。
【0112】
ステップSTE4において、状態管理部57は、解錠指示部71に指示して、タッチパネル部67に解錠指示画面を表示させる。利用者は、解錠指示画面に従い、解錠指示を行う(ステップSTE6)。
【0113】
支払処理部69は、課金処理部61から決済画面表示の指示があるまで待機する。支払処理部69は、課金処理部61から決済画面表示の指示があると、タッチパネル部67に決済画面を表示し(ステップSTE7)、利用者の支払い操作があると課金処理部61に送信して(ステップSTE8)、ステップSTE2に戻る。
【0114】
図11は、アプリがインストールされていない場合(図2(b)の場合)の第1情報端末11の処理の一例を説明するためのフロー図である。
【0115】
第1情報端末11の利用者は、カメラ部75を利用して、識別情報部39の二次元バーコードを撮影して入力する(ステップSTF1)。ブラウザ部81は、二次元バーコードの情報に従って状態管理サーバ8にアクセスする(ステップSTF2)。ブラウザ部81は、位置情報検出部77により特定される第1情報端末11の位置情報を送信する。
【0116】
状態管理部57は、二次元バーコードによって特定された充電器の位置情報と、位置情報検出部77により特定される第1情報端末11の位置情報を比較して、選択された充電器の一定の範囲内に第1情報端末11が存在するか否かを判断する(ステップSTF3)。存在するならばステップSTF4に進む。存在しないならば、状態管理部57はエラー処理を行い(ステップSTF14)、終了する。
【0117】
ステップSTF4において、第1情報端末11の利用者は、ブラウザ部81により画面が表示されたタッチパネル部79を操作して、ブラウザ部81に電話番号を入力する。ブラウザ部81は、状態管理部57に対して電話番号を送信する。状態管理部57は、パスワードを生成し(ステップSTF5)、電話番号より特定される第1情報端末11に対して生成したパスワードを記載したショートメッセージを送信する(ステップSTF6)。状態管理部57は、パスワードを記載したショートメッセージが到達したか否かを判断する(ステップSTF7)。所定の時間内にショートメッセージが到達したならばステップSTF8に進む。所定の時間内にショートメッセージが到達しなかったならば、状態管理部57はエラー処理を行い(ステップSTF14)、終了する。
【0118】
ステップSTF8において、メッセージ処理部82は、ショートメッセージを受信してタッチパネル部79に表示する。第1情報端末11の利用者は、ブラウザ部81により画面が表示されたタッチパネル部79を操作して、ブラウザ部81にショートメッセージに記載されたパスワードを入力する。ブラウザ部81は、状態管理部57に対して入力されたパスワードを送信する。状態管理部57は、入力されたパスワードが適切なものか否かを判断する(ステップSTF9)。パスワードが適切なものならばステップSTF10に進む。パスワードが不適切なものだったならば、状態管理部57はエラー処理を行い(ステップSTF14)、終了する。
【0119】
ステップSTF10において、状態管理部57は、第1情報端末11に解錠URLを送信して、解錠URLを表示させる。利用者は、解錠URLをタップし、解錠指示を行う(ステップSTF11)。
【0120】
ブラウザ部81は、課金処理部61から決済画面表示の指示があるまで待機する。ブラウザ部81は、課金処理部61から決済画面表示の指示があると、タッチパネル部79に決済画面を表示し(ステップSTF12)、利用者の支払い操作があると課金処理部61に送信して(ステップSTF13)、終了する。
【0121】
図12は、本願発明の他の実施の形態に係る充電システム101の構成の一例を示すブロック図である。充電システム101は、図1の充電システム1の各構成において、第2情報端末13、第2車両センサ24及び第2駐車スペース5を除いたものである。この場合、例えば、図3のステップSTA8の画像撮影を、充電器7による充電中は撮影しないようにしてもよい。
【0122】
図13及び図14は、図12の状態管理部57による表示処理の一例を説明するための図である。
【0123】
図13(a)は、第1駐車スペース3に車両が存在せず、充電器側コネクタ43が使用されていない状態を示す。この場合、第1車両フラグはオフであり、コネクタフラグもオフであるため、状態管理部57は、タッチパネル部87において、第1駐車スペース3の地図上の位置に青色を表示する。
【0124】
図13(b)は、第1駐車スペース3に電気自動車29が入り、充電器側コネクタ43が使用されていない状態を示す。この場合、第1車両フラグはオンであり、コネクタフラグはオフであるため、状態管理部57は、タッチパネル部87において、第1駐車スペース3の地図上の位置に黄色を表示する。
【0125】
図14は、第1駐車スペース3に電気自動車29が存在し、充電器側コネクタ43が使用されている状態を示す。この場合、第1車両フラグはオンであり、コネクタフラグもオンであるため、状態管理部57は、タッチパネル部87において、第1駐車スペース3の地図上の位置に赤色を表示する。
【0126】
電気自動車29で充電しない状況になり、利用者が充電器側コネクタ43をコネクタホルダに戻すと、図13(b)の状況となる。この場合、第1車両フラグはオンであり、コネクタフラグはオフであるため、状態管理部57は、タッチパネル部87において、第1駐車スペース3の地図上の位置に黄色を表示する。
【0127】
電気自動車29が第1駐車スペース3から出ていくと、図13(a)の状況となる。この場合、第1車両フラグはオフであり、コネクタフラグもオフであるため、状態管理部57は、タッチパネル部87において、第1駐車スペース3の地図上の位置に青色を表示する。
【0128】
このように、駐車スペースの数は一つでも複数でもよい。また、充電器側コネクタの数も、一つでも複数でもよい。
【0129】
図15は、本願発明の他の実施の形態に係る充電システム111の構成の一例を示すブロック図である。充電システム111は、図1の充電システム1の各構成において、充電器7が充電処理部37を備える。さらに、状態管理サーバ8は課金処理部61を備えず、課金サーバ9が課金処理部62を備える。
【0130】
充電処理部37は、課金サーバ9に対して、充電電気量(充電器側コネクタ43によって充電に使用された電気の量)を送信する。図15の課金処理部62は、従来と同様に、充電電気量に応じた課金処理を行う。本願発明は、従来の充電器に対してコネクタホルダを変更して実現することができ、課金処理は実質的に変更せずに電気自動車に適した表示処理を実現することができる。
【符号の説明】
【0131】
1 充電システム
3 第1駐車スペース
5 第2駐車スペース
7 充電器
8 状態管理サーバ
9 課金サーバ
11 第1情報端末
13 第2情報端末
14 第3情報端末
20 第1車両センサ
21 第1近接センサ
23 第1カメラ
24 第2車両センサ
25 第2近接センサ
27 第2カメラ
29 電気自動車
31 電気自動車
33 車両側コネクタ
35 車両側コネクタ
37 充電処理部
39 識別情報部
41 コネクタホルダ
43 充電器側コネクタ
45 コネクタ取り付け部
47 取り付け検出部
49 ホルダ通信部
51 ホルダ制御部
53 車両検知部
55 コネクタ検知部
57 状態管理部
59 サーバ通信部
61 課金処理部
62 課金処理部
63 アプリ部
65 位置情報検出部
67 タッチパネル部
69 支払処理部
71 解錠指示部
73 マップ表示部
75 カメラ部
77 位置情報検出部
79 タッチパネル部
81 ブラウザ部
82 メッセージ処理部
83 アプリ部
85 位置情報検出部
87 タッチパネル部
89 支払処理部
91 解錠指示部
93 マップ表示部
101 充電システム
111 充電システム
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
【手続補正書】
【提出日】2024-03-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両を駐車することができる第1駐車スペースと、前記第1駐車スペースに駐車された第1電気自動車に充電器側コネクタを接続して充電することができる充電器を備える充電システムであって、
当該充電システムは、状態管理サーバと、第1車両センサを備え、
前記状態管理サーバは、車両検知部と、状態管理部を備え、
前記第1車両センサは、前記第1駐車スペースにおける物体を検知するものであり、
前記車両検知部は、
前記第1車両センサにより車両が検知されたならば、第1駐車スペースに車両が存在すると判断し、
前記第1車両センサにより車両が検知されないならば、第1駐車スペースに車両が存在しないと判断し、
前記充電器は、コネクタホルダを備え、
前記コネクタホルダは、コネクタ取り付け部と、取り付け検出部を備え、
前記取り付け検出部は、前記コネクタ取り付け部に前記充電器側コネクタが取り付けられているか否かを検出し、
前記状態管理部は、情報端末に対して、前記第1駐車スペースに対応して、前記第1駐車スペースに車両が存在するか否か及び前記コネクタ取り付け部に前記充電器側コネクタが取り付けられているか否かを示す情報を表示させる、充電システム。
【請求項2】
前記状態管理サーバは、前記第1駐車スペースに駐車された第1電気自動車に充電した利用者が支払う金額を決定する課金処理部を備え、
前記課金処理部は、前記第1電気自動車に対して充電した充電電気量を使用せずに、前記充電器側コネクタが前記コネクタ取り付け部から取り外された時刻から前記充電器側コネクタが前記コネクタ取り付け部に取り付けられた時刻までの時間によって金額を決定する、請求項1記載の充電システム。
【請求項3】
当該充電システムは、車両を駐車することができる第2駐車スペースと、第2車両センサを備え、
前記充電器側コネクタは、前記第1駐車スペースに駐車された前記第1電気自動車に接続することができるとともに、前記第2駐車スペースに駐車された第2電気自動車に接続することもでき、
前記第2車両センサは、前記第2駐車スペースにおける物体を検知するものであり、
前記車両検知部は、
前記第2車両センサにより車両が検知されたならば、第2駐車スペースに車両が存在すると判断し、
前記第2車両センサにより車両が検知されないならば、第2駐車スペースに車両が存在しないと判断し、
前記状態管理部は、情報端末に対して、前記第2駐車スペースに対応して、前記第2駐車スペースに車両が存在するか否か及び前記コネクタ取り付け部に前記充電器側コネクタが取り付けられているか否かを示す情報を表示させる、請求項1記載の充電システム。
【請求項4】
車両を駐車することができる第1駐車スペースと、前記第1駐車スペースに駐車された第1電気自動車に充電器側コネクタを接続して充電することができる充電器を備える充電システムであって、
当該充電システムは、車両を駐車することができる第2駐車スペースを備え、
前記充電器側コネクタは、前記第1駐車スペースに駐車された前記第1電気自動車に接続することができるとともに、前記第2駐車スペースに駐車された第2電気自動車に接続することもでき、
当該充電システムは、状態管理サーバと、第1車両センサと、第2車両センサを備え、
前記状態管理サーバは、車両検知部と、状態管理部を備え、
前記第1車両センサ及び前記第2車両センサは、それぞれ、前記第1駐車スペース及び前記第2駐車スペースにおける物体を検知するものであり、
前記車両検知部は、
前記第1車両センサにより車両が検知されたならば、第1駐車スペースに車両が存在すると判断し、
前記第1車両センサにより車両が検知されないならば、第1駐車スペースに車両が存在しないと判断し、
前記第2車両センサにより車両が検知されたならば、第2駐車スペースに車両が存在すると判断し、
前記第2車両センサにより車両が検知されないならば、第2駐車スペースに車両が存在しないと判断し、
前記充電器は、コネクタホルダを備え、
前記コネクタホルダは、コネクタ取り付け部と、取り付け検出部を備え、
前記取り付け検出部は、前記コネクタ取り付け部に前記充電器側コネクタが取り付けられているか否かを検出し、
前記状態管理部は、情報端末に対して、前記第1駐車スペース及び前記第2駐車スペースに対応して、前記第1駐車スペース及び前記第2駐車スペースの少なくとも一方に車両を駐車できるか否か並びに前記コネクタ取り付け部に前記充電器側コネクタが取り付けられているか否かを示す情報を表示させる、充電システム。
【請求項5】
車両を駐車することができる第1駐車スペースと、前記第1駐車スペースに駐車された第1電気自動車に充電器側コネクタを接続して充電することができる充電器を備える充電システムにおける状態表示方法であって、
前記充電システムは、状態管理サーバと、第1車両センサを備え、
前記状態管理サーバは、車両検知部と、状態管理部を備え、
前記第1車両センサは、前記第1駐車スペースにおける物体を検知するものであり、
前記車両検知部は、
前記第1車両センサにより車両が検知されたならば、第1駐車スペースに車両が存在すると判断し、
前記第1車両センサにより車両が検知されないならば、第1駐車スペースに車両が存在しないと判断し、
前記充電器は、コネクタホルダを備え、
前記コネクタホルダは、コネクタ取り付け部と、取り付け検出部を備え、
前記取り付け検出部は、前記コネクタ取り付け部に前記充電器側コネクタが取り付けられているか否かを検出し、
前記状態管理部が、情報端末に対して、前記第1駐車スペースに対応して、前記第1駐車スペースに車両が存在するか否か及び前記コネクタ取り付け部に前記充電器側コネクタが取り付けられているか否かを示す情報を表示させる表示ステップを含む状態表示方法。
【請求項6】
コンピュータを、請求項1記載の状態管理部として機能させるためのプログラム。
【手続補正書】
【提出日】2024-07-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両を駐車することができる第1駐車スペースと、前記第1駐車スペースに駐車された第1電気自動車に充電器側コネクタを接続して充電することができる充電器を備える充電システムであって、
当該充電システムは、状態管理サーバと、第1車両センサを備え、
前記状態管理サーバは、車両検知部と、状態管理部を備え、
前記第1車両センサは、前記第1駐車スペースにおける物体を検知するものであり、
前記車両検知部は、
前記第1車両センサにより車両が検知されたならば、前記第1駐車スペースに車両が存在すると判断し、
前記第1車両センサにより車両が検知されないならば、前記第1駐車スペースに車両が存在しないと判断し、
前記充電器は、コネクタホルダを備え、
前記コネクタホルダは、コネクタ取り付け部と、取り付け検出部を備え、
前記取り付け検出部は、前記コネクタ取り付け部に前記充電器側コネクタが取り付けられているか否かを検出し、
前記状態管理部は、情報端末に対して、前記第1駐車スペースに対応して、少なくとも第1状態と第2状態と第3状態を区別して表示させるものであり、
前記第1状態は、前記取り付け検出部が前記コネクタ取り付け部に前記充電器側コネクタが取り付けられていないと判断し、かつ、前記車両検知部が前記第1駐車スペースに車両が存在すると判断した状態であり、
前記第2状態は、前記取り付け検出部が前記コネクタ取り付け部に前記充電器側コネクタが取り付けられていると判断し、かつ、前記車両検知部が前記第1駐車スペースに車両が存在すると判断した状態であり、
前記第3状態は、前記車両検知部が前記第1駐車スペースに車両が存在しないと判断した状態である、充電システム。
【請求項2】
当該充電システムは、車両を駐車することができる第2駐車スペースを備え、
前記充電器側コネクタは、前記第1駐車スペースに駐車された前記第1電気自動車に接続することができるとともに、前記第2駐車スペースに駐車された第2電気自動車に接続することもでき、
前記状態管理部は、情報端末に対して、前記第1駐車スペースに対応して、少なくとも第1状態と第2状態と第4状態と第5状態を区別して表示させるものであり、
前記第1状態は、前記取り付け検出部が前記コネクタ取り付け部に前記充電器側コネクタが取り付けられていないと判断し、かつ、前記車両検知部が前記第1駐車スペースに車両が存在すると判断した状態であり、
前記第2状態は、前記取り付け検出部が前記コネクタ取り付け部に前記充電器側コネクタが取り付けられていると判断し、かつ、前記車両検知部が前記第1駐車スペースに車両が存在すると判断した状態であり、
前記第4状態は、前記取り付け検出部が前記コネクタ取り付け部に前記充電器側コネクタが取り付けられていないと判断し、かつ、前記車両検知部が前記第1駐車スペースに車両が存在しないと判断した状態であり、
前記第5状態は、前記取り付け検出部が前記コネクタ取り付け部に前記充電器側コネクタが取り付けられていると判断し、かつ、前記車両検知部が前記第1駐車スペースに車両が存在しないと判断した状態である、請求項1記載の充電システム。
【請求項3】
前記状態管理サーバは、前記第1駐車スペースに駐車された第1電気自動車に充電した利用者が支払う金額を決定する課金処理部を備え、
前記課金処理部は、前記第1電気自動車に対して充電した充電電気量を使用せずに、前記充電器側コネクタが前記コネクタ取り付け部から取り外された時刻から前記充電器側コネクタが前記コネクタ取り付け部に取り付けられた時刻までの時間によって金額を決定する、請求項1記載の充電システム。
【請求項4】
車両を駐車することができる第1駐車スペースと、前記第1駐車スペースに駐車された第1電気自動車に充電器側コネクタを接続して充電することができる充電器を備える充電システムであって、
当該充電システムは、車両を駐車することができる第2駐車スペースを備え、
前記充電器側コネクタは、前記第1駐車スペースに駐車された前記第1電気自動車に接続することができるとともに、前記第2駐車スペースに駐車された第2電気自動車に接続することもでき、
当該充電システムは、状態管理サーバと、第1車両センサと、第2車両センサを備え、
前記状態管理サーバは、車両検知部と、状態管理部を備え、
前記第1車両センサ及び前記第2車両センサは、それぞれ、前記第1駐車スペース及び前記第2駐車スペースにおける物体を検知するものであり、
前記車両検知部は、
前記第1車両センサにより車両が検知されたならば、前記第1駐車スペースに車両が存在すると判断し、
前記第1車両センサにより車両が検知されないならば、前記第1駐車スペースに車両が存在しないと判断し、
前記第2車両センサにより車両が検知されたならば、前記第2駐車スペースに車両が存在すると判断し、
前記第2車両センサにより車両が検知されないならば、前記第2駐車スペースに車両が存在しないと判断し、
前記充電器は、コネクタホルダを備え、
前記コネクタホルダは、コネクタ取り付け部と、取り付け検出部を備え、
前記取り付け検出部は、前記コネクタ取り付け部に前記充電器側コネクタが取り付けられているか否かを検出し、
前記状態管理部は、情報端末に対して、前記第1駐車スペース及び前記第2駐車スペースに対応して、少なくとも第6状態と第7状態と第8状態を区別して表示させるものであり、
前記第6状態は、前記取り付け検出部が前記コネクタ取り付け部に前記充電器側コネクタが取り付けられていないと判断し、かつ、前記車両検知部が前記第1駐車スペース及び前記第2駐車スペースの少なくとも一方に車両が存在しないと判断した状態であり、
前記第7状態は、前記取り付け検出部が前記コネクタ取り付け部に前記充電器側コネクタが取り付けられていると判断し、かつ、前記車両検知部が前記第1駐車スペース及び前記第2駐車スペースの少なくとも一方に車両が存在しないと判断した状態であり、
前記第8状態は、前記車両検知部が前記第1駐車スペース及び前記第2駐車スペース両方に車両が存在すると判断した状態である、充電システム。
【請求項5】
車両を駐車することができる第1駐車スペースと、前記第1駐車スペースに駐車された第1電気自動車に充電器側コネクタを接続して充電することができる充電器を備える充電システムにおける状態表示方法であって、
前記充電システムは、状態管理サーバと、第1車両センサを備え、
前記状態管理サーバは、車両検知部と、状態管理部を備え、
前記第1車両センサは、前記第1駐車スペースにおける物体を検知するものであり、
前記車両検知部は、
前記第1車両センサにより車両が検知されたならば、前記第1駐車スペースに車両が存在すると判断し、
前記第1車両センサにより車両が検知されないならば、前記第1駐車スペースに車両が存在しないと判断し、
前記充電器は、コネクタホルダを備え、
前記コネクタホルダは、コネクタ取り付け部と、取り付け検出部を備え、
前記取り付け検出部は、前記コネクタ取り付け部に前記充電器側コネクタが取り付けられているか否かを検出し、
前記状態管理部が、情報端末に対して、前記第1駐車スペースに対応して、少なくとも第1状態と第2状態と第3状態を区別して表示させるものであり、
前記第1状態は、前記取り付け検出部が前記コネクタ取り付け部に前記充電器側コネクタが取り付けられていないと判断し、かつ、前記車両検知部が前記第1駐車スペースに車両が存在すると判断した状態であり、
前記第2状態は、前記取り付け検出部が前記コネクタ取り付け部に前記充電器側コネクタが取り付けられていると判断し、かつ、前記車両検知部が前記第1駐車スペースに車両が存在すると判断した状態であり、
前記第3状態は、前記車両検知部が前記第1駐車スペースに車両が存在しないと判断した状態である、状態表示方法。
【請求項6】
コンピュータを、請求項1記載の状態管理サーバとして機能させるためのプログラム。
【手続補正書】
【提出日】2024-10-15
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両を駐車することができる第1駐車スペースと、前記第1駐車スペースに駐車された第1電気自動車に充電器側コネクタを接続して充電することができる充電器を備える充電システムであって、
当該充電システムは、状態管理サーバと、第1車両センサを備え、
前記状態管理サーバは、車両検知部と、状態管理部を備え、
前記第1車両センサは、前記第1駐車スペースにおける物体を検知するものであり、
前記車両検知部は、
前記第1車両センサにより車両が検知されたならば、前記第1駐車スペースに車両が存在すると判断し、
前記第1車両センサにより車両が検知されないならば、前記第1駐車スペースに車両が存在しないと判断し、
前記充電器は、コネクタホルダを備え、
前記コネクタホルダは、コネクタ取り付け部と、取り付け検出部を備え、
前記取り付け検出部は、前記コネクタ取り付け部に前記充電器側コネクタが取り付けられているか否かを検出し、
前記状態管理部は、情報端末に対して、前記第1駐車スペースに対応して、少なくとも第1状態と第2状態と第3状態を区別して表示させるものであり、
前記第1状態は、前記取り付け検出部が前記コネクタ取り付け部に前記充電器側コネクタが取り付けられていないと判断し、かつ、前記車両検知部が前記第1駐車スペースに車両が存在すると判断した状態であり、
前記第2状態は、前記取り付け検出部が前記コネクタ取り付け部に前記充電器側コネクタが取り付けられていると判断し、かつ、前記車両検知部が前記第1駐車スペースに車両が存在すると判断した状態であり、
前記第3状態は、前記車両検知部が前記第1駐車スペースに車両が存在しないと判断した状態であり、
前記状態管理サーバは、前記第1駐車スペースに駐車された第1電気自動車に充電した利用者が支払う金額を決定する課金処理部を備え、
前記課金処理部は、前記第1電気自動車に対して充電した充電電気量を使用せずに、前記充電器側コネクタが前記コネクタ取り付け部から取り外された時刻から前記充電器側コネクタが前記コネクタ取り付け部に取り付けられた時刻までの時間によって金額を決定する、充電システム。
【請求項2】
当該充電システムは、車両を駐車することができる第2駐車スペースを備え、
前記充電器側コネクタは、前記第1駐車スペースに駐車された前記第1電気自動車に接続することができるとともに、前記第2駐車スペースに駐車された第2電気自動車に接続することもでき、
前記状態管理部は、情報端末に対して、前記第1駐車スペースに対応して、少なくとも第1状態と第2状態と第4状態と第5状態を区別して表示させるものであり、
前記第1状態は、前記取り付け検出部が前記コネクタ取り付け部に前記充電器側コネクタが取り付けられていないと判断し、かつ、前記車両検知部が前記第1駐車スペースに車両が存在すると判断した状態であり、
前記第2状態は、前記取り付け検出部が前記コネクタ取り付け部に前記充電器側コネクタが取り付けられていると判断し、かつ、前記車両検知部が前記第1駐車スペースに車両が存在すると判断した状態であり、
前記第4状態は、前記取り付け検出部が前記コネクタ取り付け部に前記充電器側コネクタが取り付けられていないと判断し、かつ、前記車両検知部が前記第1駐車スペースに車両が存在しないと判断した状態であり、
前記第5状態は、前記取り付け検出部が前記コネクタ取り付け部に前記充電器側コネクタが取り付けられていると判断し、かつ、前記車両検知部が前記第1駐車スペースに車両が存在しないと判断した状態である、請求項1記載の充電システム。
【請求項3】
車両を駐車することができる第1駐車スペースと、前記第1駐車スペースに駐車された第1電気自動車に充電器側コネクタを接続して充電することができる充電器を備える充電システムであって、
当該充電システムは、車両を駐車することができる第2駐車スペースを備え、
前記充電器側コネクタは、前記第1駐車スペースに駐車された前記第1電気自動車に接続することができるとともに、前記第2駐車スペースに駐車された第2電気自動車に接続することもでき、
当該充電システムは、状態管理サーバと、第1車両センサと、第2車両センサを備え、
前記状態管理サーバは、車両検知部と、状態管理部を備え、
前記第1車両センサ及び前記第2車両センサは、それぞれ、前記第1駐車スペース及び前記第2駐車スペースにおける物体を検知するものであり、
前記車両検知部は、
前記第1車両センサにより車両が検知されたならば、前記第1駐車スペースに車両が存在すると判断し、
前記第1車両センサにより車両が検知されないならば、前記第1駐車スペースに車両が存在しないと判断し、
前記第2車両センサにより車両が検知されたならば、前記第2駐車スペースに車両が存在すると判断し、
前記第2車両センサにより車両が検知されないならば、前記第2駐車スペースに車両が存在しないと判断し、
前記充電器は、コネクタホルダを備え、
前記コネクタホルダは、コネクタ取り付け部と、取り付け検出部を備え、
前記取り付け検出部は、前記コネクタ取り付け部に前記充電器側コネクタが取り付けられているか否かを検出し、
前記状態管理部は、情報端末に対して、前記第1駐車スペース及び前記第2駐車スペースに対応して、少なくとも第6状態と第7状態と第8状態を区別して表示させるものであり、
前記第6状態は、前記取り付け検出部が前記コネクタ取り付け部に前記充電器側コネクタが取り付けられていないと判断し、かつ、前記車両検知部が前記第1駐車スペース及び前記第2駐車スペースの少なくとも一方に車両が存在しないと判断した状態であり、
前記第7状態は、前記取り付け検出部が前記コネクタ取り付け部に前記充電器側コネクタが取り付けられていると判断し、かつ、前記車両検知部が前記第1駐車スペース及び前記第2駐車スペースの少なくとも一方に車両が存在しないと判断した状態であり、
前記第8状態は、前記車両検知部が前記第1駐車スペース及び前記第2駐車スペース両方に車両が存在すると判断した状態であり、
前記状態管理サーバは、前記第1駐車スペースに駐車された第1電気自動車に充電した利用者が支払う金額を決定する課金処理部を備え、
前記課金処理部は、前記第1電気自動車に対して充電した充電電気量を使用せずに、前記充電器側コネクタが前記コネクタ取り付け部から取り外された時刻から前記充電器側コネクタが前記コネクタ取り付け部に取り付けられた時刻までの時間によって金額を決定する、充電システム。
【請求項4】
車両を駐車することができる第1駐車スペースと、前記第1駐車スペースに駐車された第1電気自動車に充電器側コネクタを接続して充電することができる充電器を備える充電システムにおける状態表示方法であって、
前記充電システムは、状態管理サーバと、第1車両センサを備え、
前記状態管理サーバは、車両検知部と、状態管理部と、課金処理部を備え、
前記第1車両センサは、前記第1駐車スペースにおける物体を検知するものであり、
前記車両検知部は、
前記第1車両センサにより車両が検知されたならば、前記第1駐車スペースに車両が存在すると判断し、
前記第1車両センサにより車両が検知されないならば、前記第1駐車スペースに車両が存在しないと判断し、
前記充電器は、コネクタホルダを備え、
前記コネクタホルダは、コネクタ取り付け部と、取り付け検出部を備え、
前記取り付け検出部は、前記コネクタ取り付け部に前記充電器側コネクタが取り付けられているか否かを検出し、
前記状態管理部が、情報端末に対して、前記第1駐車スペースに対応して、少なくとも第1状態と第2状態と第3状態を区別して表示させるステップと、
前記課金処理部が、前記第1駐車スペースに駐車された第1電気自動車に充電した利用者が支払う金額を決定するステップを含み、
前記状態管理部は、情報端末に対して、前記第1駐車スペースに対応して、少なくとも第1状態と第2状態と第3状態を区別して表示させるものであり、
前記第1状態は、前記取り付け検出部が前記コネクタ取り付け部に前記充電器側コネクタが取り付けられていないと判断し、かつ、前記車両検知部が前記第1駐車スペースに車両が存在すると判断した状態であり、
前記第2状態は、前記取り付け検出部が前記コネクタ取り付け部に前記充電器側コネクタが取り付けられていると判断し、かつ、前記車両検知部が前記第1駐車スペースに車両が存在すると判断した状態であり、
前記第3状態は、前記車両検知部が前記第1駐車スペースに車両が存在しないと判断した状態であり、
前記課金処理部は、前記第1電気自動車に対して充電した充電電気量を使用せずに、前記充電器側コネクタが前記コネクタ取り付け部から取り外された時刻から前記充電器側コネクタが前記コネクタ取り付け部に取り付けられた時刻までの時間によって金額を決定する、状態表示方法。
【請求項5】
コンピュータを、請求項1記載の状態管理サーバとして機能させるためのプログラム。