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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024164723
(43)【公開日】2024-11-27
(54)【発明の名称】情報処理システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20241120BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】21
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023080406
(22)【出願日】2023-05-15
(71)【出願人】
【識別番号】523178994
【氏名又は名称】株式会社リンクウェイ
(74)【代理人】
【識別番号】100134072
【弁理士】
【氏名又は名称】白浜 秀二
(72)【発明者】
【氏名】今道 来輝
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC11
5L050CC11
(57)【要約】
【課題】 公開された情報を利用して、あらたな二次的コンテンツを短時間で完成して、効率的に情報発信作業を効率よく行うこと。
【解決手段】 ネットワーク21を介して、記事作成依頼者が操作する複数のデータ端末と、WEBサイト上で公開されたオンラインコンテンツを自動的に閲覧する機能を備えるサーバ装置1とが通信する情報処理システムにおいて、サーバ装置1は、いずれかのデータ端末から公開されたコンテンツを利用する二次的コンテンツの作成依頼を依頼受付プラットフォーム1Aで受け付けると、特定部16-1が記事作成依頼者の趣向に合致するAIモデルを特定し、検索部16-2がWEBサイト上で閲覧可能な公開された限定されたコンテンツ群を検索紫し、AI作成部16-3が該検索した公開済のコンテンツを利用して二次的コンテンツを自動作成することを特徴とする。
【選択図】 図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の通信媒体を介して、記事作成依頼者が操作する複数のデータ端末と、WEBサイト上で公開されたオンラインコンテンツを自動的に閲覧する機能を備えるサーバ装置とが通信する情報処理システムであって、
前記サーバ装置は、
いずれかのデータ端末から公開されたコンテンツを利用する二次的コンテンツの作成依頼を受け付ける受付手段と、
前記受付手段が受け付けた記事作成依頼者の趣向に合致するAIモデルを特定する特定手段と、
前記特定手段が特定した前記AIモデルに基づいて、前記WEBサイト上で閲覧可能な公開された限定されたコンテンツ群を検索する検索手段と、
前記検索手段が検索した公開済のコンテンツを利用して二次的コンテンツを自動作成する作成手段と、
前記作成手段が作成した前記二次的コンテンツを前記複数のデータ端末のいずれかに提供する記事提供手段と、
を備えることを特徴とする情報処理システム。
【請求項2】
前記いずれかのデータ端末は、前記作成手段が作成した前記二次的コンテンツを特定の公開ページに投稿する投稿手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記オンラインコンテンツは、テキストベースのコンテンツであることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記オンラインコンテンツは、イメージベースのコンテンツであることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記オンラインコンテンツは、動画ベースのコンテンツであることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記オンラインコンテンツは、音声ベースのコンテンツであることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記作成手段は、前記二次的コンテンツに対して固有のタグを生成して付与することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記固有のタグは、タイトルタグ、メタディスクリプションタグを含むことを特徴とする請求項6に記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記二次的コンテンツは、ライフスタイル、投資・副業、健康・美容、旅行・観光、グルメ・レシピ、スポーツ・フィットネス、教育・キャリア、経済・ビジネス、環境・エコロジー、アート・デザイン、ゲーム・アプリ、書籍・文学、ペット・動物、DIY・ハンドメイド、インテリア・家具、ガーデニング・園芸、自動車・バイク、親子・子育て、ボランティア・社会貢献、歴史・文化、宇宙・科学、占い・スピリチュアル、趣味・コレクション、アウトドア・キャンプ、メンタルヘルス・セルフケア、住まい・不動産、結婚式・ブライダル、介護のいずれかに分類されることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項10】
前記作成手段は、自然言語を理解するチャットボットサービスと連携することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項11】
前記チャットボットサービスは、質問への高精度な自動応答を実現するクラウドサービスであることを特徴とする請求項9に記載の情報処理システム。
【請求項12】
前記AIモデルは、企画書・文書作成モデルに特化することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項13】
前記AIモデルは、LP作成モデルに特化することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項14】
前記AIモデルは、WEBサイト作成モデルに特化することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項15】
前記AIモデルは、プレゼン作成モデルに特化することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項16】
前記AIモデルは、ブログ作成モデルに特化することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項17】
前記AIモデルは、画像生成・編集モデルに特化することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項18】
前記AIモデルは、動画作成・編集モデルに特化することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項19】
前記AIモデルは、広告作成モデルに特化することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項20】
前記AIモデルは、チャットボットモデルに特化することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項21】
前記AIモデルは、FAQモデルに特化することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。









【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザが関心を示す公開された情報を参照して、ユーザに代わって新たな記事を作成する情報処理システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、ネットワーク社会の構造の変化、公開される情報に対するユーザ独自の発信ツールとして、各種のSNSや、ネットワーク上で公開されたWEBサイトに対して、独自の視点で考察したコメント、編集した記事、画像編集した画像情報、音声情報が情報資源として気軽に活用できるように構成されている。
【0003】
例えば下記特許文献1には、GOOGLE(登録商標)から入手可能な情報を加工するシステムが開示されており、特許文献1の特許請求の範囲には、「オンラインコンテンツの共同編集モデルを提供するためのコンピュータ実施方法であって、第1の公開バージョンのコンテンツを含む、ユーザ作成オンラインコンテンツを受信するステップと、複数のユーザから、前記オンラインコンテンツに対する1組の提案される編集を受信するステップであって、前記組の中の各提案される編集は、前記第1の公開バージョンに関係する、1組の提案される編集を受信し、前記提案される編集は、インターフェースを介して前記複数のユーザのうちの1人による前記提案される編集への追加された他の一片のオンラインコンテンツを含み、前記複数のユーザのうちの1人が前記提案される編集を作り上げる一方で前記一片のオンラインコンテンツの親素材に戻る接続を維持するステップと、前記1組の提案される編集を、前記オンラインコンテンツの許可された編集者に提供するステップであって、前記編集者は、前記第1の公開バージョンの前記コンテンツと前記提案される編集との間の違いを視覚的に知らされ、第1の提案される編集が第2の提案される編集と共存できない場合に競合が存在するとき、2つ以上の提案される編集間に存在する競合について知らされる、前記オンラインコンテンツの許可された編集者に提供するステップと、競合を解決し、前記組の中の提案される編集を承認し、または拒否する入力を前記編集者から受け取るステップと、第2の公開バージョンの前記コンテンツを生成するために、前記1組の提案される編集および前記編集者からの前記入力に基づいて、前記第1の公開バージョンの前記コンテンツを修正するステップと、承認も拒否もされず、前記第2の公開バージョンの前記コンテンツと競合しない、前記組からの提案される編集を、将来、前記第2の公開バージョンの前記コンテンツに関して、編集者が前記繰り越された提案される編集を承認しまたは拒否する入力を行うために、繰り越すステップとを含む、方法。」が記載されている。
【0004】
また、上記構成による効果として、ユーザ自身が、創作の、または他者が提供したオリジナルコンテンツに関するレビューやコメントの、または他のユーザが行ったコメントに対するコメントの著者になることができること、そのようなコンテンツの作成および提出を支援するための著作ツール、コンテンツに署名するためのツール、ならびに(例えばコンテンツに対して他のユーザが行うレビューによって決まるものとしての)ユーザの評判を管理するためのツールを提供できること、さらに、質の高いコンテンツを提出できることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特許第5453301号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記システムを利用したとしても、ネットワーク上で公開される情報量を世界的規模で捉えた場合、個人のブロガーが掌握できる情報量は、ごくごく限られたものであるにも関わらず、情報収集、情報精査、情報編集等の作業にはさらに膨大な時間を必要とする。
【0007】
また、個人がコメントとしてSNSで発信する場合を想定してみても、発信する内容についての吟味、主題の訴求力、言葉使いに至る様々な要素がからむため、一次元的な表現の羅列であったり、懐疑的な文章表現が入り混じることもあり、閲覧者、読者に意図するメッセージを発信できなかったりする場合も多々あることが報告されている。
【0008】
このため、一定の情報を入力すれば、自動的に編集して一定レベルの公開ページを作成するアプリケーションも提供されつつあるが、多岐にわたる最新の公開情報を検索、編集を短時間に行い、タイムリー、かつ、独自の表現態様で記事としてのコメントを発信できるようなシステムは構築されていなかった。
【0009】
なお、チャットシステムで採用されるAIでは、アクセスユーザに質問を投げかけ、その応答に対する回答を自発的にテキストとして構成した情報をチャット画面上に表示してやり取りする技術では、あくまでも前提となる問いかけメッセージの典型例を記憶したシステムに過ぎず、AI技術を利用してFAQシステムを進化させたとしても、ユーザが投げかける新たなテーマに対して、公開されたWEB上でフォーカスされる情報ページから意図するテキスト、画像、動画を拾う作業に対してAI技術を適用するには、膨大な情報を集約し、かつ、第三者が閲覧した際に、独自性を担保した記事を創作できず、一定のレベルでのばらつきの中で類似性の高い記事を作成できる程度に留まるものと推定される。
【0010】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、情報ソースに制限されることなく、AI(人工知能)が一般に公開されたオープンソース(コンテンツを含む)からユーザが着目する情報を一定の深度で取得しながら、自動的に記事作業を完了し、効率的に情報発信作業を効率よく行える情報処理システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成する本発明の情報処理システムは以下に示す構成を備える。
【0012】
所定の通信媒体を介して、記事作成依頼者が操作する複数のデータ端末と、WEBサイト上で公開されたオンラインコンテンツを自動的に閲覧する機能を備えるサーバ装置とが通信する情報処理システムであって、前記サーバ装置は、いずれかのデータ端末から公開されたコンテンツを利用する二次的コンテンツの作成依頼を受け付ける受付手段と、前記受付手段が受け付けた記事作成依頼者の趣向に合致するAIモデルを特定する特定手段と、前記特定手段が特定した前記AIモデルに基づいて、前記WEBサイト上で閲覧可能な公開された限定されたコンテンツ群を検索する検索手段と、前記検索手段が検索した公開済のコンテンツを利用して二次的コンテンツを自動作成する作成手段と、前記作成手段が作成した前記二次的コンテンツを前記複数のデータ端末のいずれかに提供する記事提供手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明に係る情報処理システムに係る一つ以上の実施態様によれば、情報ソースに制限されることなく、検索により、一般に公開されたオープンソースからユーザが着目する情報を一定の深度で取得しながら、自動作成作業を完了して所定の水準を満たしつつ、かつ、ユーザ固有の視点に則した意図する記事を短時間で完成して、効率的に情報発信作業を効率よく行えるサービスを自在に展開することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図面は、本発明の特定の実施の形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
図1】本実施形態を示す情報処理システムの構成を説明するブロック図。
図2図1に示したサーバ装置の構成を説明するブロック図。
図3】(a)は図1に示したサーバ装置に接続する端末の構成を説明するブロック図、(b)は、(a)に示したRAMに展開されるプログラムの構成を説明するブロック図。
図4】本実施形態を示す情報処理システムにおけるサーバ装置のデータ処理例を示すフローチャート。
図5】本実施形態を示す情報処理システムにおけるサーバ装置のデータ処理例を示すフローチャート。
図6】本実施形態を示す情報処理システムにおける各データ端末のデータ処理例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0015】
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
下記の実施の形態は、図1図6に示す情報処理システムに関し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
【0016】
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態を示す情報処理システムの構成を説明するブロック図である。本システムでは、所定の通信媒体を介して、情報発信者が操作するデータ端末と、公開されたオンラインコンテンツを閲覧して着目すべきコンテンツを蓄積するAI蓄積手段を備えるサーバ装置1とが通信する情報処理システム例を示す。
【0017】
より具体的には、本実施形態に示す情報処理システムでは、公開されたWEBサイト、ECサイト、SNSサイトに対して情報収集アプリケーションが周期的、ランダムでトラップする情報のうち、使用頻度の高いワード(名詞、価格、人名、商品名、会社名、閲覧数、いいね、注文数)を含み、多重の階層構造で情報のエッセンスを精査しながら検索する際、AIモデルが自動的に設定する出現頻度の動向をリアルタイムで分析しながら学習することでよりユーザが好むコンテンツ上で鮮度の高い情報を取得できるように維持されている。
【0018】
なお、本情報処理システムの検索用途によっては、選択されるジャンル(トピックス)に囲い込まれる情報ソースを迅速に特定しつつ、1つの検索エンジンによる情報検索の偏りを複数の検索エンジンを採用することで排除しながら、ユーザが選択したトピックスに直結する情報を検索して、新たな二次的コンテンツとすべき記事を効率よく作成する情報処理システムとするように各検索エンジンによる検索結果に統計的手法を取り入れ相関係数、確率密度関数による演算処理を取り混ぜて、検索結果が一定の水準を維持できるようにメンテナンスする処理を加えてもよい。本実施形態において、トピックス一覧を選択するようなサイト指定メニューバーを表示することで、1つのWEB画面上に検索したテキストに対して、AI作成部に対する指示、例えば要約、用語解説、関連記事とかを作成ガイド-上にテキスト入力することで、AI作成処理の開始を指示できるように構成してもよい。
【0019】
なお、第1作成者端末2-1~2-Nと、第2作成者端末3-1~3-N、第3作成者端末4-1~4-N、第4作成者端末5-1~5-Nは、ネットワーク21の所定の通信媒体を介して、サーバ装置1に接続するブラウザアプリがインストールされており、パッド装置、PC装置、スマートフォン等で構成されるものとする。
【0020】
いずれかのデータ端末から公開されたコンテンツを利用する二次的コンテンツの作成依頼を受け付ける依頼受付プラットフォーム1Aと、依頼受付プラットフォーム1Aが受け付けた記事作成依頼者の趣向に合致するAIモデル(本実施形態では、例えばグルメ、介護、ゴルフ、マラソン等毎に精通する情報を囲い込むためのモデルをAIモデルと呼ぶ)を特定する特定部16-1と、特定部16-1が特定したAIモデルに基づいて、WEBサイト上で閲覧可能な公開された限定されたコンテンツ群を検索する検索部16-2と、検索部16-2が検索した公開済のコンテンツを利用して二次的コンテンツを自動作成するAI作成部16-3と、AI作成部16-3が作成した前記二次的コンテンツを複数のデータ端末のいずれかに提供する記事提供部16-4を備える。
【0021】
これにより、各データ端末から公開されたコンテンツを利用する二次的コンテンツの作成依頼(記事作成依頼)を受け付ける受付部として機能する依頼受付プラットフォーム1Aは、オールジャンルのユーザ、例えば第1作成者端末2-1~2-Nと、第2作成者端末3-1~3-N、第3作成者端末4-1~4-N、第4作成者端末5-1~5-Nからの各記事作成依頼に基づいて、検索部16-2がWEBサイト上で閲覧可能な公開された限定されたコンテンツ群を検索して、より具体的には、情報発信者の趣向(第1~第4のユーザ群)に合致するAIモデルを特定する特定部16-1が特定したAIモデルに基づいて、WEBサイト上で閲覧可能な公開された限定されたコンテンツ群の中から、二次的コンテンツに利用可能なコンテンツ検索する。
【0022】
そして、AI作成部16-3が検索した公開済のコンテンツ(一次的コンテンツと呼ぶ)を利用して二次的コンテンツを自動作成する。ご当地グルメのうち、例えば餃子、ラーメンに対して日本一の称号を得たラーメン店、餃子店、ラーメン店主、餃子店主、ラーメン及び餃子の素材、ラーメン及び餃子の味を公開されているWEBサイトから検索してヒットしたコンテンツの断面を精査して、ストーリー性の高いグルメ記事(タイトル:美味いラーメンと餃子ならここです(ヘッダ)、サブヘッダ(ご当地応援))を並列的に処理して作成することができる。
【0023】
そして、記事提供部16-4が作成した二次的コンテンツを複数のデータ端末のいずれかに提供することで、いずれかのデータ端末から受け付けた記事作成依頼に対応する一連の情報処理が完結する。
【0024】
図1において、1はサーバ装置で、クラウド上でサービスを提供する際、情報作成の依頼を受け付ける依頼受付プラットフォーム1Aをメモリ資源(例えば外部メモリ18からRAM16に読み出される)上に構築し、第1のコンテンツ作成を依頼する第1作成者端末2-1~2-Nと、第2のコンテンツ作成を依頼する第2作成者端末3-1~3-N、第3のコンテンツ作成を依頼する第3作成者端末4-1~4-N、第4のコンテンツ作成を依頼する第4のユーザ端5-1~5-Nがブラウザを介して通信可能に接続されている。ここで、第1作成者端末2-1~2-Nを操作するユーザは、二次的コンテンツの一例としての画像生成・編集を依頼するユーザであると想定し、第2作成者端末3-1~3-Nを操作するユーザは、二次的コンテンツの一例としての企画書・文書作成、WEBサイト作成、LP作成を依頼するユーザであると想定し、第3作成者端末4-1~4-Nを操作するユーザは、二次的コンテンツの一例としてのプレゼン作成、ブログ作成を依頼するユーザであると想定し、第4の作成者端末5-1~5-Nを操作するユーザは、二次的コンテンツの一例としての広告作成、チャットボット、FAQ作成を依頼するユーザであると想定する。
【0025】
図2は、図1に示したサーバ装置1の構成を説明するブロック図である。なお、説明上、図1に示した第1作成者端末2-1~2-Nと、第2作成者端末3-1~3-N、第3作成者端末4-1~4-N、第4の作成者端末5-1~5-Nを接続した状態を示す。
【0026】
図2において、11は通信部で、ネットワーク21に接続された第1作成者端末2-1~2-Nと、第2作成者端末3-1~3-N、第3作成者端末4-1~4-N、第4作成者端末5-1~5-Nを接続して通信を制御する。
【0027】
13はCPUで、外部メモリ18に記憶されたオペレーティングシステム(OS)を起動し、APIを通じてインストールされた各種アプリケーションを起動する。CPU13は、インストールされた検索エンジンを利用して、サーバ装置1が提供する依頼受付プラットフォーム1Aに接続することで、選択するトピックスに適合する記事作成処理を依頼して、作成した記事を自動的に投稿することが可能となる。
【0028】
14はAI蓄積データベースで、各データ端末の記事作成依頼者から受け付けたジャンルに従い検索部16-2が検索したキーワード、画像、音楽、動画の検索結果に依頼要素を細分化した状態で紐づけることで、同様の記事作成依頼時における記事作成処理時間を大幅に短縮することができる。
【0029】
本実施形態において、検索部16-2は、ネットワーク21上に公開されたオンラインコンテンツ(メール、SNS、SMS、メッセージ、画像、音楽、動画、絵画、小説、短歌、詩、歌詞を含むオールジャンルを想定する)を閲覧して着目すべきコンテンツをAI蓄積データベース14上に蓄積する。なお、オンラインコンテンツには、それぞれタイムスタンプが付与され、閲覧数、ダウンロード数、ジャンル種別(メール、SNS、SMS、メッセージ、画像、音楽、動画、絵画、小説、短歌、詩、歌詞を識別するための種別情報)も含めてインデックスファイルを作成してAI蓄積データベース14上で管理するものとする。また、CPU13は、内部バス12に接続されるハードウエアを記憶する制御プログラムに基づいて総括的に制御する。
【0030】
15はキーボードで、起動しているアプリケーションに対する数値入力、テキスト入力、アイコン指示などを行う。16は容量を拡張可能なRAMで、外部メモリ18にインストールされたプラットフォームの基本プログラムを展開して記憶する。
【0031】
16-1は特定部で、依頼受付プラットフォーム1Aが受け付けた二次的コンテンツ作成依頼に基づいて、AI蓄積データベース14に蓄積されたオンラインコンテンツの中から、記事作成依頼者(本実施形態では、第1作成者端末2-1~2-Nと、第2作成者端末3-1~3-N、第3作成者端末4-1~4-N、第4作成者端末5-1~5-Nにそれぞれ嗜好性(ユーザがフォーカスしている情報の属性に対応する)を持たせたユーザを想定している)の趣向に合致するAIモデルを特定する。
【0032】
各ユーザに対応付けたAIモデルを想定することで、蓄積されたオールジャンルの情報から絞り込まれたあるいは囲い込まれた情報から適格、かつ、迅速に情報を集約することができるようにシステムを構成している。
【0033】
16-2は検索部で、ネットワーク21に接続する第1作成者端末2-1~2-Nと、第2作成者端末3-1~3-N、第3作成者端末4-1~4-N、第4作成者端末5-1~5-Nを操作するユーザに適応して特定部16-1が特定したAIモデルに基づいて、AI蓄積データベース14に蓄積されたオンラインコンテンツの中から、二次的コンテンツに反映する情報片を抽出する処理を実行する。
【0034】
16-3はAI作成部で、検索部16-2がWEB上からユーザが選択したトピックスに基づいて検索した情報片から二次的コンテンツを編纂する処理を実行する。ここで、ユーザの嗜好性が情報片とすべきトピックスの一例として、新曲、女性ボーカル、アニメソング、ストリートであることを選択したことを想定した場合、検索部16-2が上記トピックスに着目して検索した情報に基づいて、ユーザが発信すべきミュージックコメントを作成する。ここで、記事の対象がテキストベース、字数(200字以内)、文調が古文とした場合、AI作成部16-3は、ユーザが選択するトピックスに合致する記事を評価しながら、最適字数の古文調で表現するテキストを作成することができる。なお、ユーザが提示されたAI記事の長さ、文体などを修正した場合には、別メニューを画面上で操作することで、AI作成部16-3が長さ、文体を自動調整することができる。
【0035】
このように構成された情報処理システムにおいて、オンラインコンテンツは、小説、コメント、メール等を含むテキストベースのコンテンツと、写真、絵画、書等を含むイメージベースのコンテンツと、YouTube(登録商標)動画ベースのコンテンツと、専門チャンネルが提供する音声ベースのコンテンツとを含むが、その他のコンテンツであって、オール言語に対応させたコンテンツを想定するものとする。
【0036】
また、AI作成部16-3は、AI蓄積データベース14に蓄積する二次的コンテンツに対して固有のタグを生成して付与することで、登録情報の検索、絞り込みを特有のAIモデルに紐づけて行うことを可能としている。ここで、固有のタグには、タイトルタグ、メタディスクリプションタグを含むものとする。さらに、二次的コンテンツは、企画書、LP、ブログ、広告、チャットボットによる応答メッセージ、FAQ、SNSを含むものとする。また、AI作成部16-3は、自然言語を理解するAI型のチャットボットサービスと連携する構成として、システム構成を拡張してもよい。
【0037】
ここで、チャットボットサービスは、質問への高精度な自動応答を実現するクラウドサービスであるとするが、付加価値の高いその他の支援情報を含む構成としてもよい。
【0038】
具体的には、本実施形態において、AIモデルは、企画書・文書作成モデルに特化したり、LP作成モデルに特化したり、WEBサイト作成モデルに特化したり、プレゼン作成モデルに特化したり、ブログ作成モデルに特化したり、画像生成・編集モデルに特化したり、動画作成・編集モデルに特化したり、広告作成モデルに特化したり、チャットボットモデルに特化したり、FAQモデルに特化したりする構成とするが、これ以外の要素をAIモデルとすることも可能である。
【0039】
図3は、図1に示したサーバ装置1に接続する端末の構成を説明するブロック図である。
【0040】
図3の(a)において、101はCPUで、ROM102に記憶されたOS,制御プログラムをRAM103にロードして実行することにより、各種のアプリケーションを実行する。110はキーボードで、各種情報を入力したり、ディスプレイ111に表示されるユーザインタフェース画面(UI画面)に表示されたアイコンをクリックしたりする。104は通信部で、ネットワーク21に接続される各端末、サーバ装置1に接続する通信を制御する。
【0041】
図3の(b)において、103-1はアカウント管理部で、サーバ装置1からダウンロードした管理アプリケーションをインストールすることにより起動する。アカウント管理部103-1は、サーバ装置1へ接続するアカウント情報(メールアドレス、パスワード)を管理する。
【0042】
103-2はログ管理部で、上記アカウント情報に基づいてサーバ装置1へのログイン処理を実行する。103-3は依頼部で、依頼受付プラットフォーム1Aが提示するUI画面に対して、作成した二次的コンテンツに特定するためのジャンル、種別(テキスト、動画、画像等)、仕上がりイメージ(パターンを類型化して選択する構成としてもよい)、文調、BGMなど嗜好性を入力することで、サーバ装置1に対する二次的コンテンツ作成依頼が完了する。
【0043】
なお、本実施形態において、二次的コンテンツには、ライフスタイル、投資・副業、健康・美容、旅行・観光、グルメ・レシピ、スポーツ・フィットネス、教育・キャリア、経済・ビジネス、環境・エコロジー、アート・デザイン、ゲーム・アプリ、書籍・文学、ペット・動物、DIY・ハンドメイド、インテリア・家具、ガーデニング・園芸、自動車・バイク、親子・子育て、ボランティア・社会貢献、歴史・文化、宇宙・科学、占い・スピリチュアル、趣味・コレクション、アウトドア・キャンプ、メンタルヘルス・セルフケア、住まい・不動産、結婚式・ブライダル、介護等のジャンルが含まれ、これ以外のジャンルを含めてトピックスの属性としてもよい。
【0044】
103-4は取得部で、サーバ装置1が作成した二次的コンテンツを取得して作成レベルを評価し、修正の可否を判断することで、サーバ装置1への再依頼を行うことも可能となる。
【0045】
ここで、取得部103-4が取得した二次的コンテンツは、図示しない外部メモリに蓄積したり、ディスプレイ111に表示したりすることが可能に構成されている。
【0046】
103-4は投稿部で、サーバ装置1のAI作成部16-3が作成した二次的コンテンツ(依頼した記事)を特定の公開ページ(SNS、ホームページ等)に投稿する処理を実行する。
【0047】
なお、サーバ装置1により、各データ端末からの依頼に応じて、作成された二次的コンテンツの公開方法を受け付けることで、指定されたWEBサイトへの登録、動作サイトへのアップロード等の付随的なサービス処理を実行するように構成することも可能である。
【0048】
また、上記投稿部103-4の機能をサーバ装置1側に設ける構成として、一連の処理として作成した記事を直接特定の公開ページ(SNS、ホームページ等)に投稿する処理を実行する構成としてもよい。
【0049】
〔コンテンツ投稿処理の概要〕
本実施形態では、サーバ装置1が毎月約50本の投稿を、Google(登録商標)データからトピック選定、記事作成、画像選択、記事投稿、そしてSearchConsoleへのインデックス送信まで一貫して実行する。この際、サーバ装置1は、SEO(Search Engine Optimization)、すなわち、検索エンジンの最適化処理も自動的に実行する。ユーザが選択したトピックスが検索エンジンの取捨により、検索ベクトルが意図する方向性から外れてしまうことで、ユーザが作成記事の満足度が変動するような事態を回避することができる。
【0050】
記事作成処理の流れは、トピックスの発掘→記事の執筆→画像やタグの設定→記事元への通知といった一連の記載作成プロセスをサーバ装置1が自動的に実行するので、ユーザの関心事から外れることなく、的を得た記事作成と作成記事の提供とをスムーズに連携した処理となる。
【0051】
〔サーバ装置側のデータ処理〕
図4図5は、本実施形態を示す情報処理システムにおけるサーバ装置1のデータ処理例を示すフローチャートである。なお、(1)~(20)は各ステップを示し、各ステップは、CPU13が外部メモリ18に記憶された情報処理プログラムを実行することで実現される。
【0052】
まず、CPU13は、依頼受付プラットフォーム1Aに対して、接続する第1作成者端末2-1~2-Nと、第2作成者端末3-1~3-N、第3作成者端末4-1~4-N、第4作成者端末5-1~5-Nのいずれかのユーザが本システムが提供する記事作成サービスに対して、登録されたユーザであるかどうかをWEBページ上で入力される識別情報、パスワード等から判断し(1)、登録されたユーザでないと判断した場合、図示しないユーザ登録画面を第1作成者端末2-1~2-Nと、第2作成者端末3-1~3-N、第3作成者端末4-1~4-N、第4作成者端末5-1~5-Nのいずれかのディスプレイ111に提示して、ユーザ登録するためのページへ移動する(9)。そして、当該ページ上でユーザが必要な情報、例えば識別情報、パスワードの登録が完了するのを待ち、ユーザ登録が完了したら(10)、ステップ(1)へ戻る。
【0053】
一方、ステップ(1)で、依頼受付プラットフォーム1Aに対して、接続する第1作成者端末2-1~2-Nと、第2作成者端末3-1~3-N、第3作成者端末4-1~4-N、第4作成者端末5-1~5-Nのいずれかのユーザが登録ユーザであると判断した場合、記事作成のため、ユーザが関心を示すトピックスを選択する画面を第1作成者端末2-1~2-Nと、第2作成者端末3-1~3-N、第3作成者端末4-1~4-N、第4作成者端末5-1~5-Nのいずれかのディスプレイ111に表示して(2)、ユーザによりトピックス選択(通常複数のトピックス(上述した例示に含まれる)が含まれていることを想定する)が完了したと判断したら(3)、特定部16-1が複数のトピックスに従いAIモデルを特定したら(4)、検索部16-2が特定されたAIモデルに基づいて単一のまたは複数の検索エンジンを駆使して関連する情報の検索処理を実行する(5)。
【0054】
なお、上述した通り、膨大な情報の中から、ユーザが特定するトピックスに合致する情報を絞り込むための記事作成依頼者の趣向に合致するAIモデルがあらかじめ登録されているので、いずれかのAIモデルまたは複数のAIモデルを組み合わせた検索範囲に限定して記事作成に有効な情報を検索することも可能となる。
【0055】
次に、CPU13は、検索部16-2が検索した情報(各種コンテンツを含む)を外部メモリ18上に保管し(6)、記事作成に際し、保管した各コンテンツの相関性をスコア演算処理と統計処理によりその高いか、あるいは低いかを個別的に評価し(7)、CPU13は、相関性が低いと評価した場合、検索部16-2が外部メモリ18上に一時的に保管したコンテンツを削除して(8)、ステップ(11)へ進む。
【0056】
一方、ステップ(7)で、AI作成部16-3は、相関性が高いと判断した場合、外部メモリ18に保管したコンテンツを利用し、かつ、記事作成AIがシナリオ、あるいはストーリーについて取捨選択を実行することでユーザが望む記事の素案を作成する(11)。
【0057】
次に、AI作成部16-3は、あらかじめ学習している記事の属性に鑑み、作成した記事の流れが自然な文調であるかどうかをあらかじめ学習して登録した文調パターンと比較して判断して(12)、流れが不自然であると判断した場合は、ステップ(11)へ戻り、記事の作成の処理を繰り返す。
【0058】
一方、ステップ(12)で、作成した記事の流れが自然であると判断した場合は、AI作成部16-3は、作成した記事全体についてあらかじめ学習して登録した添削パターンを参照して記事の表現、ぶれ、助長等を調整する(13)。
【0059】
さらに、AI作成部16-3は、作成した記事のコンテンツの利用度が一定のレベルを超えているかどうかをコンテンツ数から割り出した平均値から判断する(14)。
ここで、AI作成部16-3は、一定のレベルを超えていないと判断した場合は、ステップ(11)へ戻り、同様の処理を繰り返す。
【0060】
一方、ステップ(14)で、AI作成部16-3は、一定のレベルを超えていると判断した場合は、作成した記事をネットワーク21を介して第1作成者端末2-1~2-Nと、第2作成者端末3-1~3-N、第3作成者端末4-1~4-N、第4作成者端末5-1~5-Nのいずれかのディスプレイ111に提示する(15)。
【0061】
次に、第1作成者端末2-1~2-Nと、第2作成者端末3-1~3-N、第3作成者端末4-1~4-N、第4作成者端末5-1~5-Nのいずれかのユーザから提示された記事について確認OKとなるまで(16)、ステップ(11)以降の処理を繰り返す。
【0062】
そして、ユーザから提示された記事について確認OKと判断できた場合、Webページに管理すべき書誌的事項と、ヘッダ、関連するURL、タイトル、作成した記事を構成するテキスト(指定したフォント、サイズ)、図形、画像をレイアウトされた位置にレイアウトして公開するページ上に当てはめる(17)。
【0063】
AI作成部16-3は、作成したページをあらかじめ学習した修正パターンと比較して修正が必要かどうかを判断し(18)、修正が必要であると判断した場合は、ステップ(11)へ戻りを同様の処理を繰り返す。
【0064】
一方、ステップ(18)で、修正が不要であると判断した場合、最終的には公開ページに合わせて作成した記事を利用してAI記事モデルを参照して編集する処理を行う(19)。
【0065】
次に、記事提供部16-4は、AI記事モデルを利用して編集された記事ページを指定したサイト(URL、SNS等のアカウント)にアップロードすることで投稿して、依頼者名で記事を公開して(20)、処理を終了する。
【0066】
これにより、第1作成者端末2-1~2-Nと、第2作成者端末3-1~3-N、第3作成者端末4-1~4-N、第4作成者端末5-1~5-Nのいずれかのユーザは、トピックスを選択するという簡単な操作を行うだけで、AIが収集するネットワーク上の一次的コンテンツから、ユーザ嗜好性の高い二次的コンテンツを自動作成して、依頼者名で指定されたサイト上で公開する一連のデータを自動化することができる。
【0067】
〔ユーザ端末側のデータ処理〕
図6は、本実施形態を示す情報処理システムにおける各データ端末のデータ処理例を示すフローチャートである。なお、(21)~(31)は各ステップを示し、各ステップは、各データ端末のCPU101が記憶されたブラウザを利用してネットワーク21上でサービス展開される依頼受付プラットフォーム1Aに接続することで実行される。
【0068】
まず、CPU101は、第1作成者端末2-1~2-Nと、第2作成者端末3-1~3-N、第3作成者端末4-1~4-N、第4作成者端末5-1~5-Nのいずれかのユーザは、サーバ装置1が提供するサービスサイトに接続して登録したユーザ情報に従いログインできたと判断したら(21)、CPU101は、サーバ装置1が提供する依頼受付プラットフォーム1Aが提供する記事作成のためのトピックス選択画面をディスプレイ111に表示する(22)。
【0069】
次に、CPU101は、ディスプレイ111に表示された図示しないトピックス選択画面に対して、トピックス一覧上から作成した記事に関連するジャンル、テーマ等の選択がOKかどうかを確認して(23)、ユーザは、キーボード110や図示しないポインティングデバイスを操作して上記トピックス選択画面に表示される記事作成ボタンにより記事作成依頼を指示する(24)。以後、サーバ装置1側では、図4図5に示した各手順が実行されることでWEBページに投稿する記事作成処理が実行される。
【0070】
そして、CPU101は、サーバ装置1からネットワーク21を介して作成したテキスト、画像、動画を含む記事を受領するのを待って(25)、ディスプレイ111上で作成された記事の内容をチェックする(26)。
【0071】
そして、CPU101は、受領した記事について修正依頼をするかの指示が選択されているかどうかを判断する(27)。ここで、CPU101は、修正が必要であると判断した場合、トピックスの変更・削除を受け付けて(28)、ステップ(25)へ戻る。
【0072】
一方、ステップ(27)で、作成された記事について修正の必要がないと判断した場合、CPU101は、ユーザからキーボード110等を操作して投稿先が入力されるのを待って(29)、ユーザによる投稿先の指示が確定したことを確認したら(30)、CPU101は、指定されたWEBページ上でAIが作成した二次的コンテンツである記事(テキスト、動画、画像を含む)の表示状態がOKである指示を受け付けたら(31)、本処理を終了する。
【0073】
これにより、第1作成者端末2-1~2-Nと、第2作成者端末3-1~3-N、第3作成者端末4-1~4-N、第4作成者端末5-1~5-Nのいずれかのユーザは、サーバ装置1が提供する依頼受付プラットフォーム1A上で提示されるトピックス選択画面から記事に必要なジャンルを選択したり、所望のキーワード(名詞、番組名、人名、時間)を入力するといった簡単な操作で、ユーザに最適な記事(二次的コンテンツ)を作成してもらうことができ、本来ならば、ユーザに委ねられていた情報検索、情報収集、情報精査、ページタイトル、ページレイアウト、投稿先などを含む操作負担を軽減し、精度の高く、他のユーザにもアピール可能な記事を自動作成することが可能となった。
【0074】
〔第1実施形態の効果〕
本実施形態によれば、情報ソースに制限されることなく、AI(人工知能)が一般に公開されたオープンソース(コンテンツを含む)からユーザが着目する情報を一定の深度で取得しながら、自動的に記事作業を完了し、効率的に情報発信作業を効率よく行える。
【0075】
〔第2実施形態〕
上記実施形態は、第2作成者端末3-1~3-Nを操作するユーザが二次的コンテンツの一例としての企画書・文書作成する場合について説明したが、第4作成者端末5-1~5-Nがブラウザを介して通信可能に接続されている。ここで、第1作成者端末2-1~2-Nを操作するユーザは、二次的コンテンツの一例としての画像生成・編集を依頼するユーザであると想定し、WEBサイト作成、LP作成を依頼するユーザであると想定し、第3作成者端末4-1~4-Nを操作するユーザは、二次的コンテンツの一例としてのプレゼン作成、ブログ作成を依頼するユーザであると想定し、第4作成者端末5-1~5-Nを操作するユーザは、二次的コンテンツの一例としての広告作成、チャットボット、FAQ作成を依頼するユーザがそれぞれの記事作成依頼者の趣向に合致するAIモデルを選択することで、外部データやクライアント会社のデータを活用して、効果的なマーケティングサービスを展開できるように構成してもよく、その拡張性については、システムに取り込むAIモデルにより、より広範囲の業務ニーズに適応した記事作成処理をサポートすることができる。
【0076】
特に、第1実施形態に示したシステムと、音声、広告、LP、メールといった特定の情報処理との連携、融和性を高めることで、さらなる業務サービスを提供することができる。
【0077】
〔音声〕
AIによる自動でテレアポ・受電を行うサービスと上記システムとの連携により、外部データやクライアント会社のデータ資源を活用して、効果的な音声データサービスを実現する。
【0078】
〔広告〕
SNS広告やリスティング広告を画像からテキスト、動画など広告作成にかかわる全般をAIで自動化し、各媒体に投稿後、ABテストから結果に基づいて順次自動で更新するサービスにおいて、外部データやクライアント会社のデータ資源を活用して、効果的な広告サービスを実現する。
【0079】
〔LP〕
ランディングページ(LP)を自動生成、投稿、ABテストなどのコンバージョンを高めるための、PDCAをAIが自動的に処理してLPを修正する際に、外部データやクライアント会社のデータ資源を活用して、効果的なLPサービスを実現する。
【0080】
〔メール〕
顧客の情報から、適切なタイミングでパーソナライズされたメルマガや顧客対応メールをAIで自動配信する際に、外部データやクライアント会社のデータ資源を活用して、効果的なメールは配信サービスを実現する
【0081】
〔第2実施形態の効果〕
本実施形態によれば、サーバ装置1が提供するAI業務サービスとの連携により、クライアント社内データ(購買履歴、顧客属性、独自ノウハウ)の一元管理するデータベースをより有効的にAIが学習することで、各ジャンル毎に特化したAIモデルをモジュールとして拡張することで、従来のマンパワーによる所内情報処理作業をAIモデルに置き換えたシステムとして再構築するだけで、1つの企業が発信すべきWEB情報処理に要する時間を短縮するとともに、品質を格段に向上させ、視認性、訴求性に優れた情報発信ツールとして活用が期待される。
【0082】
以上の記載した本発明に関する開示は、少なくとも下記事項に要約することができる。
【0083】
(1)所定の通信媒体を介して、記事作成依頼者が操作する複数のデータ端末と、WEBサイト上で公開されたオンラインコンテンツを自動的に閲覧する機能を備えるサーバ装置とが通信する情報処理システムであって、前記サーバ装置は、いずれかのデータ端末から公開されたコンテンツを利用する二次的コンテンツの作成依頼を受け付ける受付手段と、前記受付手段が受け付けた記事作成依頼者の趣向に合致するAIモデルを特定する特定手段と、前記特定手段が特定した前記AIモデルに基づいて、前記WEBサイト上で閲覧可能な公開された限定されたコンテンツ群を検索する検索手段と、前記検索手段が検索した公開済のコンテンツを利用して二次的コンテンツを自動作成する作成手段と、前記作成手段が作成した前記二次的コンテンツを前記複数のデータ端末のいずれかに提供する記事提供手段と、を備えることを特徴とする。
【0084】
(2)前記いずれかのデータ端末は、前記作成手段が作成した前記二次的コンテンツを特定の公開ページに投稿する投稿手段を備えることを特徴とする。
【0085】
(3)前記オンラインコンテンツは、テキストベースのコンテンツであることを特徴とする。
【0086】
(4)前記オンラインコンテンツは、イメージベースのコンテンツであることを特徴とする。
【0087】
(5)前記オンラインコンテンツは、動画ベースのコンテンツであることを特徴とする。
【0088】
(6)前記オンラインコンテンツは、音声ベースのコンテンツであることを特徴とする。
【0089】
(7)前記作成手段は、前記二次的コンテンツに対して固有のタグを生成して付与することを特徴とする。
【0090】
(8)前記固有のタグは、タイトルタグ、メタディスクリプションタグを含むことを特徴とする。
【0091】
(9)前記二次的コンテンツは、ライフスタイル、投資・副業、健康・美容、旅行・観光、グルメ・レシピ、スポーツ・フィットネス、教育・キャリア、経済・ビジネス、環境・エコロジー、アート・デザイン、ゲーム・アプリ、書籍・文学、ペット・動物、DIY・ハンドメイド、インテリア・家具、ガーデニング・園芸、自動車・バイク、親子・子育て、ボランティア・社会貢献、歴史・文化、宇宙・科学、占い・スピリチュアル、趣味・コレクション、アウトドア・キャンプ、メンタルヘルス・セルフケア、住まい・不動産、結婚式・ブライダル、介護のいずれかに分類されることを特徴とする。
【0092】
(10)前記作成手段は、自然言語を理解するチャットボットサービスと連携することを特徴とする。
【0093】
(11)前記チャットボットサービスは、質問への高精度な自動応答を実現するクラウドサービスであることを特徴とする。
【0094】
(12)前記AIモデルは、企画書・文書作成モデルに特化することを特徴とする。
【0095】
(13)前記AIモデルは、LP作成モデルに特化することを特徴とする。
【0096】
(14)前記AIモデルは、WEBサイト作成モデルに特化することを特徴とする。
【0097】
(15)前記AIモデルは、プレゼン作成モデルに特化することを特徴とする。
【0098】
(16)前記AIモデルは、ブログ作成モデルに特化することを特徴とする。
【0099】
(17)前記AIモデルは、画像生成・編集モデルに特化することを特徴とする。
【0100】
(18)前記AIモデルは、動画作成・編集モデルに特化することを特徴とする。
【0101】
(19)前記AIモデルは、広告作成モデルに特化することを特徴とする。
【0102】
(20)前記AIモデルは、チャットボットモデルに特化することを特徴とする。
【0103】
(21)前記AIモデルは、FAQモデルに特化することを特徴とする。
【符号の説明】
【0104】
1 サーバ装置
2-1~2-N 第1作成者端末
3-1~3-N 第2作成者端末
4-1~4-N 第3作成者端末
5-1~5-N 第4作成者端末



図1
図2
図3
図4
図5
図6