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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024164776
(43)【公開日】2024-11-27
(54)【発明の名称】磁石入りボール及びゲーム
(51)【国際特許分類】
   A63H 33/00 20060101AFI20241120BHJP
   A63B 43/00 20060101ALI20241120BHJP
   A63H 33/26 20060101ALI20241120BHJP
   A63F 9/00 20060101ALI20241120BHJP
【FI】
A63H33/00 A
A63B43/00 A
A63H33/26 A
A63F9/00 505B
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2023090495
(22)【出願日】2023-05-15
(71)【出願人】
【識別番号】516328432
【氏名又は名称】寺本 智子
(72)【発明者】
【氏名】寺本 智子
【テーマコード(参考)】
2C150
【Fターム(参考)】
2C150AA05
2C150BB05
2C150CA25
2C150CA26
2C150CA27
2C150DA33
2C150EF24
(57)【要約】
【課題】 従来技術は、ボールの外周を車輪が回転するものであり、また、健康用磁気ボールであり、本発明のような、ケース(ボール)内に磁石を入れて、投げたり転がしたりして遊ぶものではない。
【解決手段】
球体及び/または多面体のケース内に、磁石を入れてなり、投げたり、転がして遊ぶことを特徴とする磁石入りボール。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
球体及び/または多面体のケース内に、磁石を入れてなり、投げたり、転がして遊ぶことを特徴とする磁石入りボール。
【請求項2】
前記ケースがゴム製であることを特徴とする請求項1記載の磁石入りボール。
【請求項3】
前記ケースに磁石を入れるためのスリットを設けてなることを特徴とする請求項1又は2のいずれか一項に記載の磁石入りボール。
【請求項4】
前記ケースが、プラスチック製で、半割体で圧入で球体を形成してなることを特徴とする請求項1又は3のいずれか一項に記載の磁石入りボール。
【請求項5】
前記磁石をケース内で、固定してなることを特徴とする請求項1、2、3又は4のいずれか一項に記載の磁石入りボール。
【請求項6】
前記磁石がケース内で、フリーな状態で動くことを特徴とする請求項1、2、3又は4のいずれか一項に記載の磁石入りボール。
【請求項7】
前記磁石が、球形・ドーナツ形・平板形・多角体形のいずれかであることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6のいずれか一項に記載の磁石入りボール。
【請求項8】
前記磁石をケース内に複数個入れてなることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7のいずれか一項に記載の磁石入りボール。
【請求項9】
前記複数個の磁石入りボールを磁石で付かない程度に離して設置した集合場に対し、離れた所から磁石入りボールを集合場に投げるか転がして磁石入りボールを磁石にて付けることを特徴とするゲーム。
【請求項10】
鉄板に的を設けた鉄板的に対して、離れた所から磁石入りボールを投げるか転がして磁石入りボールを鉄板的に付けることを特徴とするゲーム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、磁石入りボールを使用して投げたり転がして遊ぶゲームに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の磁石を使用したものとして、ボールの内部で自由動する中枠の上部に磁石を設け、磁石が常に上方向にあろうとするように下部に重りを設ける。ボールの上に乗せる走行玩具には底部に走行玩具用磁石を設け、ボールの磁石との吸引力により走行玩具は常にボールの上部に留まろうとし、ボールの回転により車輪とボール表面との摩擦により車輪が回転するものがある。(特許文献1参照)
【0003】
また、別の従来技術として、非磁性体製の球殻で形成された中空の球状体で、その中空部の内圧または球殻の剛性によって球状を維持することができるボール体であって、その球殻内の中空部には、その中空半径よりも少し小さい直径の球状磁石を2個、移動自在なるように収納したことを特徴とする健康用磁気ボールがある。(特許文献2参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002-126373号公報
【特許文献2】特開2009-195576号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記従来技術は、ボールの外周を車輪が回転するものであり、本発明のように、ケース(ボール)内に磁石を入れて、投げたり転がして遊ぶものではない。
【0006】
また、後記従来技術においても、健康用磁気ボールであり、本発明のような、ケース(ボール)内に磁石を入れて、投げたり転がして遊ぶものではない。
問題がある。
【0007】
本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするもので、球体等のケース内に磁石を入れてなり、投げたり、転がしたりして遊ぶもので、この磁石入りボールを付けたり、鉄板の的に付けてゲームをすることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は上記目的を達成するため、球体等のケース内に、磁石を入れてなり、投げたり、転がして遊ぶこと。前記ケースがゴム製であること。前記ケースに磁石を入れるためのスリットを設けてなること。前記ケースが、プラスチック製で、半割体で圧入で球体を形成してなること。前記磁石をケース内で、固定してなること。前記磁石がケース内で、フリーな状態で動くこと。前記磁石が、球形・ドーナツ形・平板形・多角体形のいずれかであること。前記磁石をケース内に複数個入れてなること。前記複数個の磁石入りボールを磁石で付かない程度に離して設置した集合場に対し、離れた所から磁石入りボールを集合場に投げるか転がして磁石入りボールを磁石にて付けること。鉄板に的を設けた鉄板的に対して、離れた所から磁石入りボールを投げるか転がして磁石入りボールを鉄板的に付けて遊べるものである。
【発明の効果】
【0009】
1)、球体や多面体のケース内に、磁石を入れてなり、投げたり、転がして複数の磁石入りボールと付けて遊ぶものである。
2)、ケースをゴム製にすることにより、特に跳ねさせて遊ぶことができる。
3)、スリットを設けることにより、ケース内に磁石を容易に出し入れできるものであり、また、スリットにおみくじや当り札等を挟んで使用できる。
4)、ケースを半割プラスチックケースにすることにより、より簡単・容易に磁石を出し入れできる。
5)、磁石をケース内で固定することにより、投げ方や転がした時に、同じような動きをするため、初心者には向いている。
6)、磁石を非固定することにより、動きが不確定であり、上級社向けのものである。
7)、磁石の大きさ・形状や磁力等を色々変更することにより、色々な楽しみ方ができる。
8)、ケースの大きさや材質や色、透明等により、いろいろな遊び方ができる。
9)、磁石を複数個を入れることにより、色々な動きや付く磁石入りボール数が増える。
10)、ゲームとして集合場に磁石入りボールを投げたり、転がしたりすることで他の磁石入りボールに付き、得点や占い等色々な遊びができる。
11)、鉄板的により、的に色々な表示をすることにより、狭い場所や室内で、簡単に遊ぶことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】 本発明の第1実施例を示す磁石入りボールの断面図。
図2】 本発明の第2実施例を示す磁石入りボールの断面図。
図3】 本発明の第3実施例を示す磁石入りボールのケースの正面図。
図4】 本発明の第4実施例を示す磁石入りボールのケースの正面図。
図5】 本発明の第5実施例を示す磁石入りボールの各磁石の正面図。
図6】 本発明の一実施例を示す磁石入りボールの使用状態図。
図7】 本発明の各磁石入りボールのゲームを示す参考図1
図8】 本発明の各磁石入りボールのゲームを示す参考図2
【発明を実施するための形態】
【0011】
第1実施例の 磁石入りボール1は、球体のケース2内に、磁石3を入れてなり、投げたり、転がしたりして遊ぶものであり、磁石3はケース2内に固定してある。(図1参照)
第2実施例の磁石入りボール21は、ケース22内に、磁石23をフリー(自由に動く)な状態にしてなるものである。(図2参照)
第3実施例の磁石入りボール31は特にゴム製のケース32に磁石(3・23)を入れるためのスリット4を設けてあり、指(図示せず)で押えて適宜広げて入れるもので、おみくじや当り札等(図示せず)を差し込む(挟む)ことができる。(図3参照)
【0012】
第4実施例の磁石入りボール41は特にプラスチック製による半割体42a・42bを係合部Kにて圧入して球体状のケース42を形成してなるもので、磁石の出し入れが容易である。なお、ノンセパレートタイプでも良い。(図4参照)
図5は、各実施例に使用する磁石で、球形の磁石3a・ドーナツ型の磁石3b・平板形のの3c等色々使用できるものである。
【0013】
次に、各磁石入りボールを使用したゲームを説明する。
まず、基本的な動きとしては、磁石入りボール1(21・31・41)と磁石入りボール1(21・31・41)が一定の距離に近づくと各磁石入りボールの磁石(3・23等)の磁力により付くものである。(図6参照)
【0014】
上記の動き(現象)を利用したゲームとしては、図7に示すように、各磁石入りボール1(21・31・41)あるいは鉄球(中は中空でもよい)TKをトライアングル状(ボーリング状)に配置した各磁石入りボール1(21・31・41)に対して投げるか転がすことにより、何組付くかを競うゲームである。
また、ランダムに一定の間隔に配置した磁石入りボール31のスリット4におみくじや当り札等に差し込み(挟み)投げたり転がしたりし、各磁石入りボール1(21・31・41)と付いた磁石入りボール31のおみくじ等が頂けるものである。
【0015】
次に、図8に示すような、鉄板Tに的M(100点・50点・10点・0点等)を設けた鉄板的TMに対し、離れた所から各磁石入りボールを投げるか転がすことにより、点を競うものである。
鉄板的TKを複数設けてもよく、点ではなく、カラー(色)の景品がもらえる等色々考えられる。
【0016】
上記各磁石入りボールにおいて、球体においては楕円形でもよく、多角形としては、6面体や16面体等、必要によって決めればよい。
材質としては、ゴム系やプラスチック系いがいの木系等、色々考えられる。
磁石の磁力(テスラ)は、目的(遊び方)等によって決めればよい。
ケース内に入れる磁石の数を2個や4個等にすることにより、色々な遊びに対応できる。
例えば、各磁石入りボールにアウトやホームラン等を決め野球ゲームやゴールの前に磁石入りボールを置き、他の磁石入りボールを投げてPKゲームをする等、色々考えられる。
【符号の説明】
1―――磁石入りボール
2―――ケース
3―――磁石
4―――スリット
TK―――鉄球
TM―――鉄板的
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8