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特開2024-164795平角線モーターステータの加工生産用フレアリングねじり機構及び装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024164795
(43)【公開日】2024-11-27
(54)【発明の名称】平角線モーターステータの加工生産用フレアリングねじり機構及び装置
(51)【国際特許分類】
   H02K 15/06 20060101AFI20241120BHJP
【FI】
H02K15/06
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024004767
(22)【出願日】2024-01-16
(31)【優先権主張番号】202310542568.5
(32)【優先日】2023-05-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】524021419
【氏名又は名称】躍科智能制造(无錫)有限公司
【氏名又は名称原語表記】UPTEC Intelligent Manufacturing (Wuxi) Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】No. 4 Antai Machinery Industrial Park, Xishan Economic and Technological Development Zone, Wuxi City, Jiangsu Province, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】叶 新
(72)【発明者】
【氏名】周 亮亮
(72)【発明者】
【氏名】徐 建海
(72)【発明者】
【氏名】唐 尚
(72)【発明者】
【氏名】徐 雷
【テーマコード(参考)】
5H615
【Fターム(参考)】
5H615AA01
5H615PP01
5H615PP14
5H615QQ03
5H615SS04
(57)【要約】      (修正有)
【課題】本発明は、平角線モーターステータの加工生産用フレアリングねじり機構及び装置を開示する。
【解決手段】平角線モーターステータの加工生産用フレアリングねじり機構及び装置を開示し、フレアリングねじり機構は、生産過程にステータを保護及び搬送するための移動保護機構と、移動保護機構によって搬送されたステータの平角線をフレアリングして分離し、及びステータの平角線をねじるためのフレアリングねじりアセンブリと、フレアリングねじりアセンブリがステータの加工を完了するのを支援し、フレアリングねじりアセンブリの内部部材の動きに動力を供給するための駆動機構と、フレアリングねじりアセンブリを取り付けるための下支持座とを含み、平角線モーターステータの全自動加工を実現し、ステータ平角線を分離してねじることを容易にする。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
平角線モーターステータの加工生産用フレアリングねじり機構であって、
生産過程にステータを保護及び搬送するための移動保護機構と、
移動保護機構によって搬送されたステータの平角線をフレアリングして分離し、及びねじるためのフレアリングねじりアセンブリと、
フレアリングねじりアセンブリの内部部材の動きに動力を供給するための駆動機構と、
フレアリングねじりアセンブリを取り付けるための下支持座(19)とを含む、ことを特徴とする平角線モーターステータの加工生産用フレアリングねじり機構。
【請求項2】
前記移動保護機構は上歯保護ツール(12)と、下歯保護ツール(13)と、第1動力源(14)と、第2動力源(15)と、90°角度回転機(16)とを含み、前記第2動力源(15)はフレーム(3)の上面に固定して取り付けられ、前記第2動力源(15)の出力端はフレーム(3)の下面に延伸して上歯保護ツール(12)に固定接続され、前記第1動力源(14)はフレーム(3)の上面に固定して取り付けられ、前記90°角度回転機(16)はフレーム(3)の上面に固定して取り付けられ、前記第1動力源(14)の出力端は90°角度回転機(16)に接続され、前記90°角度回転機(16)の出力端にはスクリュー(17)が固定して取り付けられ、前記下歯保護ツール(13)はスクリュー(17)と噛み合い、前記下歯保護ツール(13)は摺動ロッド(18)を介してフレーム(3)に摺動可能に取り付けられ、前記下歯保護ツール(13)は90°角度回転機(16)、スクリュー(17)及び摺動ロッド(18)の相互嵌合によって下歯保護ツール(13)の高さを調整する構造を形成する、ことを特徴とする請求項1に記載の平角線モーターステータの加工生産用フレアリングねじり機構。
【請求項3】
前記フレアリングねじりアセンブリは第1フレアリング取り付け盤(24)と、第1フレアリングヘッド(25)と、第1フレアリング回転盤(26)と、第1カムフォロア(27)と、第2フレアリング取り付け盤(28)と、第2フレアリングヘッド(29)と、第2フレアリング回転盤(30)と、第2カムフォロア(31)とを含み、前記第2フレアリング取り付け盤(28)は円盤状ベース(32)を介して下支持座(19)に可動に取り付けられ、前記円盤状ベース(32)は下支持座(19)に固定して取り付けられ、前記第2フレアリング取り付け盤(28)は円盤状ベース(32)に回転可能に取り付けられ、前記第2フレアリング回転盤(30)は第2フレアリング取り付け盤(28)内に回転可能に取り付けられ、前記第1フレアリング取り付け盤(24)は第2フレアリング取り付け盤(28)に回転可能に取り付けられ、前記第1フレアリング回転盤(26)は第1フレアリング取り付け盤(24)内に回転可能に取り付けられ、前記第1フレアリング取り付け盤(24)と第1フレアリング回転盤(26)との間に複数の第1フレアリングヘッド(25)が摺動可能に接続され、前記第2フレアリング取り付け盤(28)と第2フレアリング回転盤(30)との間に複数の第2フレアリングヘッド(29)が摺動可能に接続され、前記第1フレアリングヘッド(25)には第1カムフォロア(27)が回転可能に接続され、前記第2フレアリングヘッド(29)には第2カムフォロア(31)が回転可能に接続される、ことを特徴とする請求項1に記載の平角線モーターステータの加工生産用フレアリングねじり機構。
【請求項4】
前記駆動機構は第1シリンダ(20)と、第2シリンダ(21)と、第3シリンダ(22)と、第4シリンダ(23)とを含み、前記第2シリンダ(21)は第1フレアリング取り付け盤(24)の側壁に回転可能に取り付けられ、前記第4シリンダ(23)は第2フレアリング取り付け盤(28)の側壁に回転可能に取り付けられ、前記第2シリンダ(21)の出力端は第1フレアリング回転盤(26)に接続され、前記第4シリンダ(23)の出力端は第2フレアリング回転盤(30)に接続され、前記第1シリンダ(20)及び第3シリンダ(22)はいずれもフレアリングねじりアセンブリの側辺に回転可能に取り付けられ、前記第1シリンダ(20)及び第3シリンダ(22)はそれぞれ第1フレアリング取り付け盤(24)及び第2フレアリング取り付け盤(28)を回転駆動することに用いられる、ことを特徴とする請求項3に記載の平角線モーターステータの加工生産用フレアリングねじり機構。
【請求項5】
前記第1フレアリング回転盤(26)及び第2フレアリング回転盤(30)にはいずれもスイングブロック(33)が固定して取り付けられ、前記第2シリンダ(21)の出力端及び第4シリンダ(23)の出力端はそれぞれ第1フレアリング回転盤(26)におけるスイングブロック(33)及び第2フレアリング回転盤(30)におけるスイングブロック(33)に回転可能に接続され、前記第1フレアリング取り付け盤(24)及び第2フレアリング取り付け盤(28)の側壁にはいずれも取り付けブロック(34)が固定して取り付けられ、前記第1シリンダ(20)の出力端及び第3シリンダ(22)の出力端はそれぞれ第1フレアリング取り付け盤(24)における取り付けブロック(34)及び第2フレアリング取り付け盤(28)における取り付けブロック(34)に回転可能に接続される、ことを特徴とする請求項4に記載の平角線モーターステータの加工生産用フレアリングねじり機構。
【請求項6】
前記円盤状ベース(32)には位置合わせブロック(35)が固定して取り付けられ、前記位置合わせブロック(35)は円盤状ベース(32)の上側中心位置に取り付けられ、前記位置合わせブロック(35)には凸歯(36)が固定される、ことを特徴とする請求項3に記載の平角線モーターステータの加工生産用フレアリングねじり機構。
【請求項7】
平角線モーターステータの加工生産用装置であって、ベース(1)と、配電キャビネット(2)と、前記請求項1~6のいずれか1項に記載のフレアリングねじり機構とを含み、前記配電キャビネット(2)はベース(1)に取り付けられ、前記ベース(1)には材料送り機構が取り付けられ、フレーム(3)はベース(1)に取り付けられ、前記フレーム(3)には材料移動機構が取り付けられ、前記材料送り機構と材料移動機構は相互に嵌合してステータの急速な供給及び吐出構造を形成し、複数の前記フレアリングねじり機構はベース(1)に取り付けられる、ことを特徴とする平角線モーターステータの加工生産用装置。
【請求項8】
前記材料送り機構はライン(4)を含み、前記ライン(4)はベース(1)に固定して取り付けられ、前記ライン(4)には均一に分布する複数のステータベース(5)が固定して取り付けられ、前記ライン(4)には対応するステータベース(5)の真下に位置する複数のジャッキアップシリンダ(6)が固定して取り付けられる、ことを特徴とする請求項7に記載の平角線モーターステータの加工生産用装置。
【請求項9】
前記材料移動機構は第3動力源(7)と、サーボモーター(8)と、クランプジョーシリンダ(9)と、第1リニアモジュール(10)と、第2リニアモジュール(11)とを含み、前記第1リニアモジュール(10)はフレーム(3)に取り付けられ、前記第2リニアモジュール(11)の両端はそれぞれフレーム(3)及び第1リニアモジュール(10)に取り付けられ、前記第3動力源(7)は第2リニアモジュール(11)に取り付けられ、前記第3動力源(7)にはサーボモーター(8)が取り付けられ、前記サーボモーター(8)の出力端には2つのクランプジョーシリンダ(9)が固定して取り付けられる、ことを特徴とする請求項7に記載の平角線モーターステータの加工生産用装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ステータの加工生産用フレアリングねじりの技術分野に属し、平角線モーターステータの加工生産用フレアリングねじり機構及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
国が省エネルギー・環境保護を積極的に推進するにつれて、新エネルギー自動車は急速に発展している。駆動モーターは、新エネルギー自動車の中核部材として重要な役割を果たしている。駆動モーターの組立過程では、駆動モーターのステータを階層的にねじる必要がある。新エネルギー自動車の駆動モーターのステータが要求する平角線(引き抜き又は圧延によって、断面が長方形に仕上げられた線の一種)の層数がますます多くなる(現在、8層に達する)ため、ステータ平角線に対応する金型の切り欠きも倍増しており、1本の線が金型に挿入できないとねじりの失敗を引き起こし、多くのステータ平角線の層数はねじりの難易度を大幅に増加させ、生産中に線挿入の精度を確保できることが要求されている。
【0003】
出願番号が202010766711.5の中国発明特許には平角線モーターのステータ端部のねじり装置及び方法が開示されており、ステータを位置決めして搬送するための治具位置決め機構と、ステータコイルの端部をステータコアの径方向に沿って移動させるためのフレアリング機構と、フレアリングされた前記平角線をねじるためのねじり機構と、ねじり機構及びフレアリング機構を取り付けるためのベースとを含む。本発明は平角線モーターのステータ端部のねじり方法をさらに提供し、位置決め、一次ねじり、再度ねじりのステップを含む。平角線モーターのステータ端部を階層的にフレアリングする方法は、位置決め、一次フレアリング、二次フレアリング等のステップを含む。フレアリング機構を設置することにより、フレアリング部材と平角線との接触面が小さくなり、各本の線がいずれもねじり金型に挿入できることを確保し、線挿入の精度を確保し、及びねじりの合格率を向上させ、全自動フレアリングを実現し、人手を省き、フレアリング効率を向上させるだけでなく、線挿入の精度を確保し、及びねじりの合格率を向上させることができる。しかしながら、該装置は、フレアリング機構及びねじり機構によってねじり及びフレアリングをそれぞれ行い、装置の構造が複雑になり、操作ステップが煩雑になるため、上記課題を解決するために平角線モーターステータの加工生産用フレアリングねじり機構及び装置を設計する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記課題に対して、従来技術の欠陥を解消するために、本発明は、平角線モーターステータの加工生産用フレアリングねじり機構及び装置を提供する。本発明の目的は、平角線モーターステータの全自動加工を実現し、ステータ平角線を分離してねじることを容易にし、構造が簡単で、ステップが簡潔で、ステータの加工効率を向上させることを容易にすることである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を実現するために、本発明が用いる技術的解決手段は以下のとおりである。平角線モーターステータの加工生産用フレアリングねじり機構は、
生産過程にステータを保護及び搬送するための移動保護機構と、
移動保護機構によって搬送されたステータの平角線をフレアリングして分離し、及びねじるためのフレアリングねじりアセンブリと、
フレアリングねじりアセンブリがステータの加工を完了するのを支援し、フレアリングねじりアセンブリの内部部材の動きに動力を供給するための駆動機構と、
フレアリングねじりアセンブリを取り付けるための下支持座とを含む。
【0006】
好ましくは、前記移動保護機構は上歯保護ツールと、下歯保護ツールと、第1動力源と、第2動力源と、90°角度回転機とを含み、前記第2動力源はフレームの上面に固定して取り付けられ、前記第2動力源の出力端はフレームの下面に延伸して上歯保護ツールに固定接続され、前記第1動力源はフレームの上面に固定して取り付けられ、前記90°角度回転機はフレームの上面に固定して取り付けられ、前記第1動力源の出力端は90°角度回転機に接続され、前記90°角度回転機の出力端にはスクリューが固定して取り付けられ、前記下歯保護ツールはスクリューと噛み合い、前記下歯保護ツールは摺動ロッドを介してフレームに摺動可能に取り付けられ、前記下歯保護ツールは90°角度回転機、スクリュー及び摺動ロッドの相互嵌合によって下歯保護ツールの高さを調整する構造を形成する。
【0007】
好ましくは、前記フレアリングねじりアセンブリは第1フレアリング取り付け盤と、第1フレアリングヘッドと、第1フレアリング回転盤と、第1カムフォロアと、第2フレアリング取り付け盤と、第2フレアリングヘッドと、第2フレアリング回転盤と、第2カムフォロアとを含み、前記第2フレアリング取り付け盤は円盤状ベースを介して下支持座に可動に取り付けられ、前記円盤状ベースは下支持座に固定して取り付けられ、前記第2フレアリング取り付け盤は円盤状ベースに回転可能に取り付けられ、前記第2フレアリング回転盤は第2フレアリング取り付け盤内に回転可能に取り付けられ、前記第1フレアリング取り付け盤は第2フレアリング取り付け盤に回転可能に取り付けられ、前記第1フレアリング回転盤は第1フレアリング取り付け盤内に回転可能に取り付けられ、前記第1フレアリング取り付け盤と第1フレアリング回転盤との間に複数の第1フレアリングヘッドが摺動可能に接続され、前記第2フレアリング取り付け盤と第2フレアリング回転盤との間に複数の第2フレアリングヘッドが摺動可能に接続され、前記第1フレアリングヘッドには第1カムフォロアが回転可能に接続され、前記第2フレアリングヘッドには第2カムフォロアが回転可能に接続される。
【0008】
好ましくは、前記駆動機構は第1シリンダと、第2シリンダと、第3シリンダと、第4シリンダとを含み、前記第2シリンダは第1フレアリング取り付け盤の側壁に回転可能に取り付けられ、前記第4シリンダは第2フレアリング取り付け盤の側壁に回転可能に取り付けられ、前記第2シリンダの出力端は第1フレアリング回転盤に接続され、前記第4シリンダの出力端は第2フレアリング回転盤に接続され、前記第1シリンダ及び第3シリンダはいずれもフレアリングねじりアセンブリの側辺に回転可能に取り付けられ、前記第1シリンダ及び第3シリンダはそれぞれ第1フレアリング取り付け盤及び第2フレアリング取り付け盤を回転駆動することに用いられる。
【0009】
好ましくは、前記第1フレアリング回転盤及び第2フレアリング回転盤にはいずれもスイングブロックが固定して取り付けられ、前記第2シリンダの出力端及び第4シリンダの出力端はそれぞれ第1フレアリング回転盤におけるスイングブロック及び第2フレアリング回転盤におけるスイングブロックに回転可能に接続され、前記第1フレアリング取り付け盤及び第2フレアリング取り付け盤の側壁にはいずれも取り付けブロックが固定して取り付けられ、前記第1シリンダの出力端及び第3シリンダの出力端はそれぞれ第1フレアリング取り付け盤における取り付けブロック及び第2フレアリング取り付け盤における取り付けブロックに回転可能に接続される。
【0010】
好ましくは、前記円盤状ベースには位置合わせブロックが固定して取り付けられ、前記位置合わせブロックは円盤状ベースの上側中心位置に取り付けられ、前記位置合わせブロックには凸歯が固定される。
【0011】
平角線モーターステータの加工生産用装置は、ベースと、配電キャビネットと、前記フレアリングねじり機構とを含み、前記配電キャビネットはベースに取り付けられ、前記ベースには材料送り機構が取り付けられ、前記フレームはベースに取り付けられ、前記フレームには材料移動機構が取り付けられ、前記材料送り機構と材料移動機構は相互に嵌合してステータの急速な供給及び吐出構造を形成し、複数の前記フレアリングねじり機構はベースに取り付けられる。
【0012】
好ましくは、前記材料送り機構はラインを含み、前記ラインはベースに固定して取り付けられ、前記ラインには均一に分布する複数のステータベースが固定して取り付けられ、前記ラインには対応するステータベースの真下に位置する複数のジャッキアップシリンダが固定して取り付けられる。
【0013】
好ましくは、前記材料移動機構は第3動力源と、サーボモーターと、クランプジョーシリンダと、第1リニアモジュールと、第2リニアモジュールとを含み、前記第1リニアモジュールはフレームに取り付けられ、前記第2リニアモジュールの両端はそれぞれフレーム及び第1リニアモジュールに取り付けられ、前記第3動力源は第2リニアモジュールに取り付けられ、前記第3動力源にはサーボモーターが取り付けられ、前記サーボモーターの出力端には2つのクランプジョーシリンダが固定して取り付けられる。
【0014】
従来技術に比べて、本発明は以下の有益な効果を有する。
【0015】
本発明は、分離ねじり機構によってステータにおける銅線をフレアリングした後に直接ねじりを行い、簡潔な操作ステップで生産を高速に完了し、効率的かつ迅速であり、ステータの生産リズムを高め、生産効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1図1は本発明の構造の斜視模式図である。
図2図2は本発明の分離ねじり機構の構造の斜視模式図である。
図3図3は本発明の材料移動機構の構造の斜視模式図である。
図4図4は本発明の分離ねじり部の構造の斜視模式図である。
図5図5は本発明の分離ねじり部の部分構造の分解模式図である。
図6図6は本発明の分離ねじりアセンブリの部分構造の斜視模式図である。
図7図7は本発明の分離ねじり前のステータ端部の状態の模式図である。
図8図8は本発明の分離ねじり後のステータ端部の状態の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施例における図面を参照しながら、本発明の実施例における技術的解決手段を明確、かつ完全に説明し、明らかに、説明される実施例は本発明の実施例の一部に過ぎず、実施例の全部ではない。本発明における実施例に基づき、当業者が創造的な労働を必要とせずに取得した全ての他の実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属する。
【0018】
以下、図1~8を参照して本発明の具体的な実施形態についてさらに詳細に説明する。
【0019】
平角線モーターステータの加工生産用フレアリングねじり機構であって、図2に示すように、本発明は、
生産過程にステータを保護及び搬送するための移動保護機構と、
移動保護機構によって搬送されたステータの平角線をフレアリングして分離し、及びステータの平角線をねじるためのフレアリングねじりアセンブリと、
フレアリングねじりアセンブリがステータの加工を完了するのを支援し、フレアリングねじりアセンブリの内部部材の動きに動力を供給するための駆動機構と、
フレアリングねじりアセンブリを取り付けるための下支持座19とを含み、前記フレアリングねじり機構によって平角線の分離及びねじりを個別に完了し、且つ構造が簡単で、効率的かつ迅速である。
【0020】
本実施例では、図2に示すように、前記移動保護機構は上歯保護ツール12と、下歯保護ツール13と、第1動力源14と、第2動力源15と、90°角度回転機16とを含み、前記第2動力源15はフレーム3の上面に固定して取り付けられ、前記第2動力源15の出力端はフレーム3の下面に延伸して上歯保護ツール12に固定接続され、前記第1動力源14はフレーム3の上面に固定して取り付けられ、前記90°角度回転機16はフレーム3の上面に固定して取り付けられ、前記第1動力源14の出力端は90°角度回転機16に接続され、前記90°角度回転機16の出力端にはスクリュー17が固定して取り付けられ、前記下歯保護ツール13はスクリュー17と噛み合い、前記下歯保護ツール13は摺動ロッド18を介してフレーム3に摺動可能に取り付けられ、前記摺動ロッド18は、下歯保護ツール13がスクリュー17に伴って回転するのを規制することに用いられ、前記90°角度回転機16、スクリュー17及び摺動ロッド18の相互嵌合によって下歯保護ツール13の高さを調整する構造を形成し、前記上歯保護ツール12及び下歯保護ツール13は組み合わせて使用され、ステータを固定して保護し、ステータ両端の銅線を保護し、ステータ両端の銅線が損傷されるのを回避することに用いられ、前記第1動力源14は作動して90°角度回転機16を動かし、90°角度回転機16はスクリュー17を回転させ、スクリュー17は回転して下歯保護ツール13を移動させ、第1動力源14によって下歯保護ツール13を制御して下方に移動させ、上歯保護ツール12と下歯保護ツール13とを分離させ、且つ一定の距離を維持し、このとき、下歯保護ツール13にステータを置くことができ、次に、第2動力源15によって上歯保護ツール12をステータに接近させ、上歯保護ツール12をステータの他端に套設して固定することにより、上歯保護ツール12及び下歯保護ツール13によってステータの固定及び保護を完了し、ステータの加工を完了する必要があるときに、第1動力源14、90°角度回転機16、スクリュー17及び摺動ロッド18の相互嵌合作動により、下歯保護ツール13が下方に動くとともに、上歯保護ツール12も第2動力源15の作用下で下方に動き、最終的にステータをフレアリングねじりアセンブリに置く。
【0021】
本実施例では、図2及び図4~6に示すように、前記フレアリングねじりアセンブリは第1フレアリング取り付け盤24と、第1フレアリングヘッド25と、第1フレアリング回転盤26と、第1カムフォロア27と、第2フレアリング取り付け盤28と、第2フレアリングヘッド29と、第2フレアリング回転盤30と、第2カムフォロア31とを含み、前記第2フレアリング取り付け盤28は円盤状ベース32を介して下支持座19に可動に取り付けられ、前記円盤状ベース32は下支持座19に固定して取り付けられ、前記第2フレアリング取り付け盤28は円盤状ベース32に回転可能に取り付けられ、前記第2フレアリング回転盤30は第2フレアリング取り付け盤28内に回転可能に取り付けられ、前記第1フレアリング取り付け盤24は第2フレアリング取り付け盤28に回転可能に取り付けられ、前記第1フレアリング回転盤26は第1フレアリング取り付け盤24内に回転可能に取り付けられ、前記第1フレアリング取り付け盤24と第1フレアリング回転盤26との間に複数の第1フレアリングヘッド25が摺動可能に接続され、前記第2フレアリング取り付け盤28と第2フレアリング回転盤30との間に複数の第2フレアリングヘッド29が摺動可能に接続され、前記第1フレアリングヘッド25には第1カムフォロア27が回転可能に接続され、前記第2フレアリングヘッド29には第2カムフォロア31が回転可能に接続され、前記第1フレアリング回転盤及び第2フレアリング回転盤にはいずれも均一に円周に配置された複数の円弧状溝が開設され、前記第1フレアリング取り付け盤24及び第2フレアリング取り付け盤28にはいずれも均一に円周に配置された複数の直線状溝が開設され、前記第1フレアリングヘッド25は第1フレアリング取り付け盤24の直線状溝内に摺動可能に接続され、前記第2フレアリングヘッド29は第2フレアリング取り付け盤28の直線状溝内に取り付けられ、前記第1カムフォロア27は第1フレアリング回転盤26の円弧状溝内を摺動し、前記第2カムフォロア31は第2フレアリング回転盤30の円弧状溝内を摺動する。
【0022】
本実施例では、図4~5に示すように、前記駆動機構は第1シリンダ20と、第2シリンダ21と、第3シリンダ22と、第4シリンダ23とを含み、前記第2シリンダ21は第1フレアリング取り付け盤24の側壁に回転可能に取り付けられ、前記第4シリンダ23は第2フレアリング取り付け盤28の側壁に回転可能に取り付けられ、前記第2シリンダ21の出力端は第1フレアリング回転盤26に接続され、前記第4シリンダ23の出力端は第2フレアリング回転盤30に接続され、前記第1シリンダ20及び第3シリンダ22はいずれもフレアリングねじりアセンブリの側辺に回転可能に取り付けられ、前記下支持座19の側辺に支持台が取り付けられ、前記第1シリンダ20及び第3シリンダ22はいずれも支持台に回転可能に取り付けられ、前記第1シリンダ20及び第3シリンダ22はそれぞれ第1フレアリング取り付け盤24及び第2フレアリング取り付け盤28を回転駆動することに用いられ、前記第1シリンダ20の出力端は第1フレアリング取り付け盤24に接続され、前記第3シリンダ22の出力端は第2フレアリング取り付け盤28に接続され、前記第2シリンダ21の出力端は第1フレアリング回転盤26を回転させることができ、前記第4シリンダ23の出力端は第2フレアリング回転盤30を回転させることができ、前記第1シリンダ20の出力端は第2シリンダ21、第1フレアリング回転盤26及び第1フレアリング取り付け盤24を回転させることができ、前記第3シリンダ22の出力端は第4シリンダ23、第2フレアリング回転盤30及び第2フレアリング取り付け盤28を回転させることができる。
【0023】
本実施例では、図4~5及び図7~8に示すように、前記第1フレアリング回転盤26及び第2フレアリング回転盤30にはいずれもスイングブロック33が固定して取り付けられ、前記第2シリンダ21の出力端及び第4シリンダ23の出力端はそれぞれ第1フレアリング回転盤26におけるスイングブロック33及び第2フレアリング回転盤30におけるスイングブロック33に回転可能に接続され、前記第1フレアリング取り付け盤24及び第2フレアリング取り付け盤28の側壁にはいずれも取り付けブロック34が固定して取り付けられ、前記第1シリンダ20の出力端及び第3シリンダ22の出力端はそれぞれ第1フレアリング取り付け盤24における取り付けブロック34及び第2フレアリング取り付け盤28における取り付けブロック34に回転可能に接続され、前記第2シリンダ21の出力端は、対応するスイングブロック33を押すことにより第1フレアリング回転盤26を回転させるとともに、第2シリンダ21は第1フレアリング回転盤26に回転可能に接続された中心線の回りに回転し、前記第4シリンダ23の出力端は、対応するスイングブロック33を押すことにより第2フレアリング回転盤30を回転させるとともに、第4シリンダ23は第2フレアリング回転盤30に回転可能に接続された中心線の回りに回転し、前記第1シリンダ20の出力端は、対応する取り付けブロック34を押して第2シリンダ21、第1フレアリング回転盤26及び第1フレアリング取り付け盤24を回転させ、前記第3シリンダ22の出力端は、対応する取り付けブロック34を押して第4シリンダ23、第2フレアリング回転盤30及び第2フレアリング取り付け盤28を回転させ、同様に、第1シリンダ20及び第3シリンダ22は支持台に回転可能に接続された中心線の回りに回転する。
【0024】
第2シリンダ21及び第4シリンダ23はそれぞれ第1フレアリング回転盤26及び第2フレアリング回転盤30を押して回転させ、第1カムフォロア27及び第2カムフォロア31は、対応する円弧状溝内を移動するとともに、それぞれ対応する第1フレアリングヘッド25及び第2フレアリングヘッド29を直線状溝内で移動させ、移動保護機構によってステータをフレアリングねじりアセンブリに移動させ、ステータの最外層2層の銅線を対応する第1フレアリングヘッド25及び第2フレアリングヘッド29の内部に挿入させ、第2シリンダ21及び第4シリンダ23は同時に作動して第1フレアリング回転盤26及び第2フレアリング回転盤30を回転させ、第1カムフォロア27及び第2カムフォロア31は第1フレアリング回転盤26及び第2フレアリング回転盤30内の円弧状溝に沿って摺動し、第1カムフォロア27及び第2カムフォロア31はそれぞれ対応する第1フレアリングヘッド25及び第2フレアリングヘッド29を直線状溝に沿って移動させ、ステータの最外層2層の銅線をステータの径方向に沿って外部に引っ張り、最外層2層の銅線のフレアリング分離を完了し、次に、第1シリンダ20及び第3シリンダ22は対応する第1フレアリング取り付け盤24及び第2フレアリング取り付け盤28を同時に押して相対回転させ、最外層2層の銅線のねじりを完了し、且つ位置をずらして整列し、2ステップの工程でステータのフレアリング分離及びねじりをそれぞれ完了し、再び移動保護機構によってステータを上方に移動させ、第1シリンダ20、第2シリンダ21、第3シリンダ22、第4シリンダ23によってフレアリングねじりアセンブリ内の各部材を元の位置に復帰させ、元の位置に復帰した後に移動保護機構によってステータを下方に移動させて、2番目の外層の2層の銅線を第1フレアリングヘッド25及び第2フレアリングヘッド29の内部に挿入させ、上記ステップを繰り返すことによりステータのフレアリング分離及びねじりを完了し、ステータにおける全ての銅線のフレアリング分離及びねじりを複数回繰り返して完了し、次に、移動保護機構はステータを上方に移動した後、上歯保護ツール12と下歯保護ツール13とを分離させ、加工済みのステータを取り出し、未加工のステータを交換して再加工を行う。
【0025】
本実施例では、図4~5に示すように、前記円盤状ベース32には位置合わせブロック35が固定して取り付けられ、前記位置合わせブロック35は円盤状ベース32の上側中心位置に取り付けられ、前記位置合わせブロック35には凸歯36が固定され、位置合わせブロック35における凸歯36は、ステータが下歯保護ツール13に伴って下方に移動するときの位置合わせ及び位置決めを容易にし、ステータにおける銅線が下方に移動するときに斜めに置かれることを回避する。
【0026】
平角線モーターステータの加工生産用装置は、図1に示すように、ベース1と、配電キャビネット2と、フレアリングねじり機構とを含み、前記配電キャビネット2はベース1に取り付けられ、前記支持台はベース1に固定して取り付けられ、前記ベース1には材料送り機構が取り付けられ、前記フレーム3はベース1に取り付けられ、前記フレーム3には材料移動機構が取り付けられ、前記材料送り機構と材料移動機構は相互に嵌合してステータの急速な供給及び吐出構造を形成し、複数の前記フレアリングねじり機構はベース1に取り付けられる。
【0027】
本実施例では、図1に示すように、前記材料送り機構はライン4を含み、前記ライン4はベース1に固定して取り付けられ、前記ライン4には均一に分布する複数のステータベース5が固定して取り付けられ、前記ライン4には対応するステータベース5の真下に位置する複数のジャッキアップシリンダ6が固定して取り付けられ、ステータベース5にステータが置かれ、材料移動機構がステータを取り出すときに、ジャッキアップシリンダ6は作動し、ジャッキアップシリンダ6の出力端は真上のステータベース5におけるステータを押して移動させ、材料移動機構と嵌合してステータを取り出すとともに、材料移動機構が加工済みのステータをステータベース5に置く旨の準備をするときに、ジャッキアップシリンダ6の出力端は加工済みのステータを受けやすくするために適切な高さに移動し、次に、ジャッキアップシリンダ6の出力端は下方に移動して加工済みのステータをステータベース5に安定して置く。
【0028】
本実施例では、図1及び図3に示すように、前記材料移動機構は第3動力源7と、サーボモーター8と、クランプジョーシリンダ9と、第1リニアモジュール10と、第2リニアモジュール11とを含み、前記第1リニアモジュール10はフレーム3に取り付けられ、前記第2リニアモジュール11の両端はそれぞれフレーム3及び第1リニアモジュール10に取り付けられ、前記第2リニアモジュール11の一端は第1リニアモジュール10の出力端に固定され、前記第2リニアモジュール11の他端はフレーム3に摺動可能に接続され、前記第3動力源7は第2リニアモジュール11に取り付けられ、前記第3動力源7は第2リニアモジュール11の出力端に固定して取り付けられ、前記第3動力源7にはサーボモーター8が取り付けられ、前記サーボモーター8は第3動力源7の出力端に取り付けられ、前記第3動力源7は空気圧シリンダを選択してもよく、サーボモーター8の高低位置を調整することに用いられ、前記サーボモーター8の出力端には2つのクランプジョーシリンダ9が固定して取り付けられ、2つの前記クランプジョーシリンダ9は対称に取り付けられ、第1リニアモジュール10は第2リニアモジュール11、第3動力源7、サーボモーター8及びクランプジョーシリンダ9の前後位置を調整することに用いられ、前記第2リニアモジュール11は第3動力源7、モーター及びクランプジョーシリンダ9の左右位置を調整することに用いられ、材料移動機構を用いてステータを取り置きする必要があるときに、第2リニアモジュール11によってクランプジョーシリンダ9をステータベース5と同一の垂直平面に移動させ、次に、第3動力源7はクランプジョーシリンダ9を下方に移動させ、対応するステータベース5の下のジャッキアップシリンダ6はステータを押して上方に移動させ、ステータをクランプジョーシリンダ9と水平に面一にさせ、第1リニアモジュール10は第2リニアモジュール11、第3動力源7及びサーボモーター8を動かすことによりクランプジョーシリンダ9をステータベース5の方向に接近させ、クランプジョーシリンダ9によってステータをクランプし、その後、第3動力源7はクランプジョーシリンダ9及びステータを上昇させ、その後、サーボモーター8はクランプジョーシリンダ9を回転させ、第1リニアモジュール10、第2リニアモジュール11、第3動力源7及びクランプジョーシリンダ9を制御することによりステータをフレアリングねじり機構に置き、加工工程を完了したフレアリングねじり機構を選択して、第1リニアモジュール10、第2リニアモジュール11、サーボモーター8、第3動力源7及びクランプジョーシリンダ9によってフレアリングねじり機構における加工済みのステータを取り出して対応するステータベース5に置くことができ、材料移動機構は複数のフレアリングねじり機構におけるステータの取り置きを同時に満たすことができ、2つのクランプジョーシリンダ9の一方は加工済みのステータを把持し、他方は未加工のステータをクランプすることができ、加工済みのステータを取り出す必要があるときに、クランプジョーシリンダ9は加工済みのステータを取り出した後、サーボモーター8によって180°回転させ、他方によってクランプされた未加工のステータを下ろすことで、フレアリングねじり機構における加工済みのステータと未加工のステータとの交換を完了し、サイクルを繰り返して、ステータ加工の連続性を維持する。
【0029】
本発明が使用されるときに、材料移動機構はステータベース5におけるステータを下歯保護ツール13に置き、第1動力源14及び第2動力源15によって動かし、上歯保護ツール12及び下歯保護ツール13はステータを下方に移動させることを保護し、ステータを位置合わせブロック35によって校正して分離ねじりアセンブリに置き、ステータにおける最外層2層の銅線を第1フレアリングヘッド25及び第2フレアリングヘッド29の内部に挿入させ、第2シリンダ21及び第4シリンダ23が同時に作動することによりステータにおける最外層2層の銅線のフレアリング分離を完了し、第1シリンダ20及び第3シリンダ22が同時に作動することにより最外層2層の銅線のねじりを完了し、次に、移動保護機構によってステータを上方に移動させ、フレアリングねじりアセンブリの内部部材を復帰し、再びステータの2番目の外層の2層の銅線のフレアリング分離及びねじりを行い、ステップを順次に繰り返し、ステータにおける銅線の分離ねじりを完了し、次に、下歯保護ツール13及び上歯保護ツール12が上方に移動することにより、ステータを上方に移動させ、次に、上歯保護ツール12は個別に上方に移動し、ステータを露出させ、材料移動機構によって加工済みのステータを取り出し、未加工のステータを下歯保護ツール13に置き、加工を継続し、装置が常に作動するように維持する。
【0030】
上記実施例を参照して本発明を詳細に説明したが、当業者であれば、依然として上記各実施例に記載された技術的解決手段を修正し、又はその一部の技術的特徴に対して同等の置換を行うことができ、本発明の精神及び原則内で行われたいかなる修正、同等の置換、及び改良等は、いずれも本発明の保護範囲内に含まれるべきである。
【符号の説明】
【0031】
1 ベース
2 配電キャビネット
3 フレーム
4 ライン
5 ステータベース
6 ジャッキアップシリンダ
7 第3動力源
8 サーボモーター
9 クランプジョーシリンダ
10 第1リニアモジュール
11 第2リニアモジュール
12 上歯保護ツール
13 下歯保護ツール
14 第1動力源
15 第2動力源
16 90°角度回転機
17 スクリュー
18 摺動ロッド
19 下支持座
20 第1シリンダ
21 第2シリンダ
22 第3シリンダ
23 第4シリンダ
24 第1フレアリング取り付け盤
25 第1フレアリングヘッド
26 第1フレアリング回転盤
27 第1カムフォロア
28 第2フレアリング取り付け盤
29 第2フレアリングヘッド
30 第2フレアリング回転盤
31 第2カムフォロア
32 円盤状ベース
33 スイングブロック
34 取り付けブロック
35 位置合わせブロック
36 凸歯
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8