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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024164900
(43)【公開日】2024-11-28
(54)【発明の名称】同軸コネクタ
(51)【国際特許分類】
   H01R 24/54 20110101AFI20241121BHJP
【FI】
H01R24/54
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023080615
(22)【出願日】2023-05-16
(71)【出願人】
【識別番号】395011665
【氏名又は名称】株式会社オートネットワーク技術研究所
(71)【出願人】
【識別番号】000183406
【氏名又は名称】住友電装株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000002130
【氏名又は名称】住友電気工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100088672
【弁理士】
【氏名又は名称】吉竹 英俊
(74)【代理人】
【識別番号】100088845
【弁理士】
【氏名又は名称】有田 貴弘
(74)【代理人】
【識別番号】100117662
【弁理士】
【氏名又は名称】竹下 明男
(74)【代理人】
【氏名又は名称】福市 朋弘
(72)【発明者】
【氏名】浅野 泰徳
(72)【発明者】
【氏名】小林 豊
【テーマコード(参考)】
5E223
【Fターム(参考)】
5E223AA01
5E223AB21
5E223AB60
5E223AB65
5E223AC12
5E223AC21
5E223AC25
5E223BA12
5E223BB12
5E223CA13
5E223CB07
5E223CB24
5E223CB84
5E223CB88
5E223GA08
5E223GA19
5E223GA33
5E223GA42
(57)【要約】
【課題】通信性能への影響を抑制しつつ、誘電体に対する中心導体の貫通位置を規制できるようにすることを目的とする。
【解決手段】同軸コネクタ30は、中心導体32と、中心導体の周りを囲む誘電体40と、誘電体の周りを囲む筒状の外導体50とを備え、中心導体は、長尺形状に形成された中心導体本体34と、中心導体本体の長手方向中間位置において突出する凸部36と、を含み、誘電体は、中心導体本体が貫通可能な貫通孔42を有し、凸部は、中心導体本体の周方向において部分的に突出し、凸部が誘電体の事項方向両端部のうち一方の端部に接触した状態で、中心導体本体が貫通孔を貫通している。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
中心導体と、前記中心導体の周りを囲む誘電体と、前記誘電体の周りを囲む筒状の外導体とを備える同軸コネクタであって、
前記中心導体は、長尺形状に形成された中心導体本体と、前記中心導体本体の長手方向中間位置において突出する凸部と、を含み、
前記誘電体は、前記中心導体本体が貫通可能な貫通孔を有し、
前記凸部は、前記中心導体本体の周方向において部分的に突出し、
前記凸部が前記誘電体の軸方向両端部のうち一方の端部に接触した状態で、前記中心導体本体が前記貫通孔を貫通している、同軸コネクタ。
【請求項2】
請求項1に記載の同軸コネクタであって、
前記貫通孔の半径よりも、前記中心導体本体の中心軸から前記凸部の突出端までの寸法の方が大きい、同軸コネクタ。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の同軸コネクタであって、
前記誘電体の前記一方の端部の内周側に、前記誘電体の周方向において部分的に凹む凹部が形成されており、
前記凸部は、前記凹部の底に接触している、同軸コネクタ。
【請求項4】
請求項3に記載の同軸コネクタであって、
前記貫通孔の周方向において、前記凹部の長さは、前記凸部の長さよりも大きい、同軸コネクタ。
【請求項5】
請求項3に記載の同軸コネクタであって、
前記誘電体の前記一方の端部の内周側に、前記中心導体を前記貫通孔内に案内する環状テーパ面が形成され、
前記凹部は、前記環状テーパ面の周方向の一部に形成されており、
前記貫通孔の中心軸の方向において、前記凸部の少なくとも一部が前記環状テーパ面の形成範囲に存在する状態で、前記凸部が前記凹部の底に接触している、同軸コネクタ。
【請求項6】
請求項1または請求項2に記載の同軸コネクタであって、
前記中心導体は、前記中心導体本体の長手方向中間位置において前記凸部から離間する抜止め凸部を含み、
前記抜止め凸部は、前記凸部とは反対側に向かって徐々に高さが小さくなる形状であり、
前記凸部が前記誘電体の前記一方の端部に接触した状態で、前記抜止め凸部が前記貫通孔の内周部に係止して前記中心導体本体を前記誘電体に対し前記軸方向に抜止めしている、同軸コネクタ。
【請求項7】
請求項1または請求項2に記載の同軸コネクタであって、
前記中心導体は、前記凸部を1つだけ含む、同軸コネクタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、同軸コネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、第2中心導体と、第2保持部材と、第2外部導体とを備えるコネクタを開示している。第2中心導体は、第2保持部材を貫通して軸方向に長く延びている。第2中心導体の軸方向の一部に凸部が形成されている。凸部が第2保持部材の端面に接触している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2016-39001号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1における第2中心導体の凸部は、第2保持部材に対する第2中心導体の貫通位置を規制する役割を持つと考えられる。中心導体の長手方向の中間部に部分的に太い部分を設けると、同軸コネクタの通信性能に影響を与えることが考えられる。
【0005】
そこで、本開示は、通信性能への影響を抑制しつつ、誘電体に対する中心導体の貫通位置を規制できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の同軸コネクタは、中心導体と、前記中心導体の周りを囲む誘電体と、前記誘電体の周りを囲む筒状の外導体とを備える同軸コネクタであって、前記中心導体は、長尺形状に形成された中心導体本体と、前記中心導体本体の長手方向中間位置において突出する凸部と、を含み、前記誘電体は、前記中心導体本体が貫通可能な貫通孔を有し、前記凸部は、前記中心導体本体の周方向において部分的に突出し、前記凸部が前記誘電体の軸方向両端部のうち一方の端部に接触した状態で、前記中心導体本体が前記貫通孔を貫通している、同軸コネクタである。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、通信性能への影響を抑制しつつ、誘電体に対する中心導体の貫通位置を規制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は実施形態に係る外部接続用同軸コネクタを備える機器を示す斜視図である。
図2図2図1のII-II線断面図である。
図3図3は外部接続用同軸コネクタを示す斜視図である。
図4図4は外部接続用同軸コネクタを示す背面図である。
図5図5は外部接続用同軸コネクタを示す分解斜視図である。
図6図6図4のVI-VI線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
【0010】
本開示の同軸コネクタは、次の通りである。
【0011】
(1)中心導体と、前記中心導体の周りを囲む誘電体と、前記誘電体の周りを囲む筒状の外導体とを備える同軸コネクタであって、前記中心導体は、長尺形状に形成された中心導体本体と、前記中心導体本体の長手方向中間位置において突出する凸部と、を含み、前記誘電体は、前記中心導体本体が貫通可能な貫通孔を有し、前記凸部は、前記中心導体本体の周方向において部分的に突出し、前記凸部が前記誘電体の軸方向両端部のうち一方の端部に接触した状態で、前記中心導体本体が前記貫通孔を貫通している、同軸コネクタである。
【0012】
この同軸コネクタによると、凸部が誘電体の一方の端部に接触することによって、誘電体に対する中心導体の貫通位置が規制される。また、中心導体本体の外径と外導体の内径とに基づいて、同軸コネクタの通信性能が設計されることが想定される。凸部は、中心導体本体の周方向において部分的に突出しているだけであるため、中心導体本体の外径を想定して設計される同軸コネクタの通信性能に影響を与え難い。よって、通信性能への影響を抑制しつつ、誘電体に対する中心導体の貫通位置を規制できる。
【0013】
(2)(1)の同軸コネクタであって、前記貫通孔の半径よりも、前記中心導体本体の中心軸から前記凸部の突出端までの寸法の方が大きくてもよい。
【0014】
これにより、凸部が誘電体の一方の端部により確実に接触でき、誘電体に対する中心導体の貫通位置がより確実に規制される。
【0015】
(3)(1)または(2)の同軸コネクタであって、前記誘電体の前記一方の端部の内周側に、前記誘電体の周方向において部分的に凹む凹部が形成されており、前記凸部は、前記凹部の底に接触していてもよい。
【0016】
この場合、凸部の少なくとも一部が凹部内に入って、凸部が凹部の底に接触しているため、凸部の周りで誘電体が占める体積を大きくすることができる。これにより、通信性能の向上が図られる。
【0017】
(4)(3)の同軸コネクタであって、前記貫通孔の周方向において、前記凹部の長さは、前記凸部の長さよりも大きくてもよい。
【0018】
この場合、貫通孔の周方向において、凹部の長さが凸部の長さよりも大きいため、凸部を凹部内に配置し易い。
【0019】
(5)(3)または(4)の同軸コネクタであって、前記誘電体の前記一方の端部の内周側に、前記中心導体を前記貫通孔内に案内する環状テーパ面が形成され、前記凹部は、前記環状テーパ面の周方向の一部に形成されており、前記貫通孔の中心軸の方向において、前記凸部の少なくとも一部が前記環状テーパ面の形成範囲に存在する状態で、前記凸部が前記凹部の底に接触していてもよい。
【0020】
この場合、貫通孔の中心軸の方向において、凸部の少なくとも一部を環状テーパ面の形成範囲に重複させた状態で、凸部が凹部の底に接触しているため、凹部の深さを小さく(浅く)し易い。これにより、中心導体の周りで、誘電体が占める体積を大きくすることができ、通信性能の向上が図られる。
【0021】
(6)(1)から(5)のいずれか1つの同軸コネクタであって、前記中心導体は、前記中心導体本体の長手方向中間位置において前記凸部から離間する抜止め凸部を含み、前記抜止め凸部は、前記凸部とは反対側に向って徐々に高さが小さくなる形状であり、前記凸部が前記誘電体の前記一方の端部に接触した状態で、前記抜止め凸部が前記貫通孔の内周部に係止して前記中心導体本体を前記誘電体に対し前記軸方向に抜止めしていてもよい。
【0022】
これにより、凸部を誘電体の一方の端部に接触させて中心導体の貫通位置を規制した状態で、中心導体を誘電体から抜止めできる。
【0023】
(7)(1)から(6)のいずれか1つの同軸コネクタであって、前記中心導体は、前記凸部を1つだけ含んでもよい。
【0024】
1つだけの凸部は、同軸コネクタの通信性能により影響を与え難い。よって、通信性能への影響を抑制しつつ、誘電体に対する中心導体の貫通位置を規制できる。
【0025】
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の同軸コネクタの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0026】
[実施形態]
以下、実施形態に係る同軸コネクタについて説明する。図1は同軸コネクタとしての外部接続用同軸コネクタ30を備える機器10を示す斜視図である。図2図1のII-II線断面図である。
【0027】
<機器の全体構成について>
機器10は、例えば、カメラ機器である。カメラ機器は、例えば、車載用の機器である。機器10は、カメラ機器でなくてもよい。
【0028】
機器10は、ケース12と、実装基板20とを備える。ケース12内に実装基板20が収容されている。実装基板20に基板側同軸コネクタ70が固定されている。
【0029】
ケース12は、第1ケース13と、第2ケース14とを備える。第1ケース13および第2ケース14は、例えば、樹脂によって形成される。第1ケース13と第2ケース14とが合体することで、実装基板20を収容する直方体箱状のケース12が構成される。機器10がカメラ機器である場合、第1ケース13は撮像用のレンズまたは窓を有しており、第2ケース14が外部接続用同軸コネクタ30を有していることが想定される。
【0030】
外部接続用同軸コネクタ30は、実装基板20と、外部の電気部品とを接続するための同軸コネクタである。例えば、外部接続用同軸コネクタ30は、外部の電気部品に接続されたケーブルが接続される同軸コネクタである。外部接続用同軸コネクタ30が接続されるケーブルは、例えば、同軸ケーブルである。
【0031】
より具体的には、ケース12の底部15に保持筒部16が突設されている。保持筒部16は、円筒であり、底部15の中央部から外側に突出している。保持筒部16の内側開口は第2ケース14内に開口し、保持筒部16の外側開口は第2ケース14外に開口している。保持筒部16の中心軸X方向の中間部に保持仕切部17が形成されている。本実施形態では、保持筒部16の中心軸X方向の中間部であって内側開口寄りの位置に保持仕切部17が形成されている。保持仕切部17は、保持筒部16のうち内側開口側の空間と、外側開口側の空間とを仕切っている。保持仕切部17に保持孔17hが形成されており、当該保持孔17hに外部接続用同軸コネクタ30が挿入されて保持される。
【0032】
本実施形態では、保持筒部16の外周部に、ケーブルの端部に取付けられたケーブルコネクタを保持するための係止突部18aが形成されている。係止突部18aが形成されることは必須ではない。
【0033】
外部接続用同軸コネクタ30は、外部接続用中心導体32と、外部接続用誘電体40と、外部接続用外導体50とを備える。
【0034】
外部接続用中心導体32は、細長い棒状に形成されており、金属等の導電材料によって形成されている。外部接続用中心導体32は、中心導体の一例である。外部接続用誘電体40は、樹脂等の絶縁体によって形成されており、外部接続用中心導体32の周りを囲んでいる。本実施形態では、外部接続用誘電体40は、外部接続用中心導体32の周りを囲む誘電体の一例である。外部接続用外導体50は、金属等の導電材料によって形成されている。外部接続用外導体50は、外部接続用誘電体40の周りを囲む筒状の外導体の一例である。
【0035】
外部接続用同軸コネクタ30は、基板側同軸コネクタ70とは反対側から中継同軸コネクタ60に接続される。
【0036】
実装基板20は、例えば、銅箔等によって回路が形成された回路基板21を含む。回路基板21には電子部品が実装されていてもよい。機器10がカメラ機器である場合、実装基板20は、回路基板21と、当該回路基板21に実装された撮像素子22とを含むことが想定される。撮像素子22は、第1ケース13の撮像用のレンズまたは窓に対向し、当該レンズまたは窓を回して外側景色を撮像する。以下、撮像素子22が向く第1ケース13側を前側、それとは反対側の第2ケース14側を後側という場合がある。
【0037】
本実施形態では、基板側同軸コネクタ70は、回路基板21のうち撮像素子22とは反対側の面上に位置している。基板側同軸コネクタ70は、回路基板21にはんだ付等によって固定され、当該回路基板21から上記外部接続用同軸コネクタ30に向けて突出している。基板側同軸コネクタ70は、例えば、基板側中心導体72と、基板側外導体78とを備える。基板側中心導体72と基板側外導体78とのそれぞれが回路基板21にはんだ付等によって固定され、当該回路基板21から突出している。基板側中心導体72に後述する可動側中心導体62が接続される。基板側外導体78は、間隔をあけて基板側中心導体72の周りを囲んでいる。基板側外導体78に後述する可動側外導体68が接続される。基板側外導体78は、端子の一例である可動側外導体68に接続される相手側端子の一例である。基板側同軸コネクタ70は、基板側中心導体72と外導体との間に介在する誘電体を備えてもよい。
【0038】
基板側同軸コネクタ70は、外部接続用同軸コネクタ30とは反対側から中継同軸コネクタ60に接続される。
【0039】
基板側同軸コネクタ70と外部接続用同軸コネクタ30とが、中継同軸コネクタ60を介して接続される。中継同軸コネクタ60は、例えば、可動側中心導体62と、可動側誘電体66と、可動側外導体68とを備える。
【0040】
可動側外導体68は、金属等の導電材によって形成されている。可動側外導体68は、全体的に筒状に形成されている。可動側外導体68は、基板側外導体78に接続される。
【0041】
可動側中心導体62は、金属等の導電材によって細長い形状に形成されている。可動側中心導体62は、可動側外導体68に対して同軸上に配置されている。
【0042】
可動側中心導体62の周囲を可動側誘電体66が囲んでいる。誘電体は絶縁体の一種と把握できる。可動側誘電体66の周囲を可動側外導体68が囲んでいる。可動側誘電体66は、可動側外導体68と可動側外導体68との間に介在する誘電体の一例である。
【0043】
可動側中心導体62が基板側中心導体72に挿入接続されると共に、可動側外導体68が基板側外導体78に挿入接続された状態で、中継同軸コネクタ60が基板側同軸コネクタ70に接続されている。この状態で、中継同軸コネクタ60は、基板側同軸コネクタ70からさらに外部接続用同軸コネクタ30に向けて突出している。外部接続用中心導体32が可動側中心導体62に挿入接続されると共に、可動側外導体68が外部接続用外導体50に挿入接続されることで、中継同軸コネクタ60が外部接続用同軸コネクタ30に接続される。
【0044】
これにより、外部からのケーブルが、当該外部接続用同軸コネクタ30に接続されることで、当該ケーブルの接続先である外部の電気部品と、ケース12内の実装基板20とが電気的に接続される。
【0045】
上記中継同軸コネクタ60と基板側同軸コネクタ70との接続状態において、可動側中心導体62は基板側中心導体72に対して傾いた状態で挿入接続可能である。また、可動側外導体68は、基板側外導体78に対して傾いた状態で挿入接続可能である。つまり、中継同軸コネクタ60は、基板側同軸コネクタ70に対して傾いた状態で接続され得る(図2の矢印P1参照)。これにより、本機器10の組付作業時または完成状態において、基板側同軸コネクタ70と外部接続用同軸コネクタ30とが同軸上で対向する位置からずれていたとしても(図2の矢印P2参照)、基板側同軸コネクタ70に対して中継同軸コネクタ60が傾くことで、当該位置ずれが吸収される。
【0046】
<外部接続用同軸コネクタについて>
外部接続用同軸コネクタ30についてより具体的に説明する。図3は外部接続用同軸コネクタ30を示す斜視図である。図4は外部接続用同軸コネクタ30を示す背面図である。図5は外部接続用同軸コネクタ30を示す分解斜視図である。図6図4のVI-VI線断面図である。図6において挿入前の外部接続用中心導体32が図示されている。
【0047】
外部接続用同軸コネクタ30の各部構成についてより具体的に説明する。
【0048】
外部接続用中心導体32は、全体として細長い形状に形成されている。外部接続用中心導体32は、例えば、金属の切削加工によって形成されてもよいし、金属板のプレス加工によって形成されてもよい。
【0049】
外部接続用中心導体32は、中心導体本体34と、凸部36とを含む。
【0050】
中心導体本体34は、丸棒状に形成されている。本実施形態では、中心導体本体34は、中間胴部34aと、第1接続端部34bと、第2接続端部34cとを含む。
【0051】
中間胴部34aは、第1接続端部34bと第2接続端部34cとの間に位置する丸棒状に形成されている。中間胴部34aは、第1接続端部34bと第2接続端部34cとの両方よりも太い。中間胴部34aの少なくとも一部が外部接続用誘電体40に貫通状態で保持される。
【0052】
中間胴部34aは、部分的な平面部分、凹みまたは凹部を有していてもよい。これらの平面部分、凹みまたは凹部は、外部接続用誘電体40に対する中間胴部34aの回転姿勢を規制しない形状であってもよい。
【0053】
第1接続端部34bは中間胴部34aの一方の端部からさらに先端側に延び出ており、第2接続端部34cは中間胴部34aの他方の端部からさらに先端側に延び出ている。第1接続端部34bおよび第2接続端部34cは、上記中間胴部34aよりも細い丸棒状に形成されている。第1接続端部34bは、ケース12内で中継同軸コネクタ60への接続に供される部分であり、第2接続端部34cは、ケース12外でケーブルへの接続に供される部分である。なお、中間胴部、第1接続端部および第2接続端部は同じ太さであってもよい。
【0054】
凸部36は、中心導体本体34の長手方向の中間位置において部分的に突出する部分である。凸部36は、中心導体本体34の周方向においても部分的に突出する。
【0055】
本実施形態では、凸部36は、中間胴部34aの長手方向中間部、より具体的には、中間胴部34aの長手方向中央位置よりも第2接続端部34cに近い位置に凸部36が形成されている。
【0056】
中心導体本体34の長手方向における凸部36の寸法、中心導体本体34の周方向における凸部36の寸法および中心導体本体34の外周面に対する凸部36の突出寸法は、任意である。それらの各寸法は、外部接続用中心導体32を外部接続用誘電体40に挿入する際に、当該挿入力を受止めることができる強度を発揮できる大きさに設定されることが好ましい。また、それらの各寸法は、外部接続用中心導体32を外部接続用誘電体40に挿入する際に、凸部36が外部接続用誘電体40を削ってしまわない程度の大きさに設定されることが好ましい。挿入力は、組立装置の能力、設定等によって変る可能性があるため、組立装置の挿入力に応じて上記各寸法が設定されるとよい。
【0057】
また、凸部36が大きすぎると、外部接続用中心導体32と外部接続用外導体50との距離(導体間距離)に大きい影響を与える。このため、上記各寸法の制約条件を満たした上で、凸部36の各寸法はなるべく小さいことが好ましい。
【0058】
例えば、凸部36の基端が、中心導体本体34の中心軸X周りにおいて30度から60度の範囲に亘って延在していてもよい。凸部36の先端面は、中心導体本体34の中心軸Xを中心として弧状に延びる面であってもよい。なお、外部接続用同軸コネクタ30は同軸形状に形成されており、貫通孔42の中心軸Xは、外部接続用同軸コネクタ30、外部接続用中心導体32、外部接続用誘電体40および外部接続用外導体50のそれぞれの中心軸に一致している。
【0059】
本実施形態では、外部接続用中心導体32は、上記凸部36を1つのみ有する。外部接続用中心導体32は、周方向に間隔をあけて凸部を複数有していてもよい。
【0060】
外部接続用中心導体32は、中心導体本体34の長手方向中間位置において上記凸部36とは離れて位置する抜止め凸部38を含む。本実施形態では、外部接続用中心導体32は、中心導体本体34の周方向において間隔をあけて複数(ここでは3つ)の抜止め凸部38を含む。抜止め凸部38の数は任意であり、1つであってもよい。抜止め凸部は省略されてもよい。この場合、中心導体本体34の太さが外部接続用誘電体40に圧入される大きさであるとよい。
【0061】
抜止め凸部38は、中間胴部34aのうち第1接続端部34bに近い位置に形成されている。抜止め凸部38は、上記凸部36は、反対側に向けて徐々に高さが小さい形状とされている。
【0062】
より具体的には、抜止め凸部38は、斜面38aと、抜止め面38bとを含む。
【0063】
斜面38aは、凸部36に向けて徐々に中間胴部34aの外周面からの突出寸法が大きくなる面である。斜面38aは、中間胴部34aの外周面に応じた弧状をなす斜面であってもよい。斜面は平面であってもよい。
【0064】
抜止め面38bは、抜止め凸部38のうち凸部36側を向く面である。抜止め面38bは、中心導体本体34の中心軸Xに対して直交する面であってもよい。
【0065】
中心導体本体34の中心軸Xに対する抜止め凸部38の突出寸法は、中心軸Xに対する凸部36の突出寸法よりも小さいことが好ましい。これにより、抜止め凸部38を外部接続用誘電体40に圧入でき、かつ、凸部36によって貫通し過ぎを抑制し易い。
【0066】
外部接続用誘電体40は、樹脂等で形成された誘電体である。外部接続用誘電体40は、例えば、金型成形樹脂部品である。外部接続用誘電体40は、円柱状に形成されている。外部接続用誘電体40の長さは、外部接続用中心導体32の長さよりも短く、本実施形態では、中間胴部34aの長さよりも短い。
【0067】
外部接続用誘電体40の中心にその中心軸Xに沿って貫通孔42が形成されている。貫通孔42は、中心導体本体34が貫通可能な孔である。貫通孔42は、中間胴部34aの外径よりも大きい孔であってもよいし、中間胴部34aを圧入可能な孔であってもよい。
【0068】
貫通孔42の内周面に、中心軸Xに沿う細長い細長凸部42a(図5参照)が形成されていてもよい。細長凸部42aは、貫通孔42の周方向において間隔をあけて複数形成されていてもよい。細長凸部42aによって、外部接続用中心導体32を貫通孔42に貫通する際に、外部接続用中心導体32の回転が抑制される。
【0069】
外部接続用中心導体32の両端部を突出させた状態で、外部接続用中心導体32が貫通孔42に貫通保持される。本実施形態では、外部接続用中心導体32の中間胴部34aのうち第1接続端部34bに近い部分が貫通孔42内に収っている。中間胴部34aのうち第2接続端部34cに近い部分と第2接続端部34cとが外部接続用誘電体40の一方の端部から外方に突出している。第1接続端部34bが外部接続用誘電体40の他方の端部から外方に突出している。
【0070】
上記状態で、凸部36が外部接続用誘電体40の他方の端部に接触している。これにより、外部接続用中心導体32が外部接続用誘電体40に対して第1接続端部34b側に抜出ていくことが規制されている。
【0071】
また、上記状態で、抜止め凸部38が貫通孔42の内周部に抜止め係止している。すなわち、抜止め凸部38の斜面38aを貫通孔42の内周部に押し当てることで、外部接続用中心導体32が貫通孔42内に押込まれ得る。凸部36が外部接続用誘電体40の一方の端部に接触するまで外部接続用中心導体32が貫通した状態で、抜止め凸部38は、貫通孔42内に留まっている。この状態で、抜止め凸部38の抜止め面38bが凸部36側を向いた状態で、当該抜止め面38bの先端部が貫通孔42の内周部に引っ掛っている。これにより、外部接続用中心導体32が凸部36側に抜出ることが抑制されている。
【0072】
つまり、凸部36が外部接続用誘電体40の一方の端部に接触した状態で、凸部36と外部接続用誘電体40の一方の端部との接触により、外部接続用中心導体32が第2接続端部34c側に抜出ることが抑制され、抜止め面38bが貫通孔42の内周部に抜止め係止することで、外部接続用中心導体32が第2接続端部34c側に抜出ることが抑制される。これにより、外部接続用中心導体32が外部接続用誘電体40に対して精度よく一定位置に貫通した状態に保持される。
【0073】
上記状態では、外部接続用誘電体40の一方側から見て凸部36の全体が観察され得る。外部接続用誘電体40の他方側から見て、抜止め凸部38は、全く観察されないか、基端部のみ観察されることが想定される。
【0074】
貫通孔42の半径rよりも、中心導体本体34の中心軸Xから凸部36の突出端までの寸法Lpの方が大きいことが好ましい。これにより、凸部36が外部接続用誘電体40の一方の端部により確実に接触できる。
【0075】
外部接続用誘電体40の一方の端部の内周側に、当該外部接続用誘電体40の周方向において部分的に凹む凹部44が形成されていてもよい。凹部44は、貫通孔42の周方向に沿って延びる弧状の凹みに形成されていてもよい。
【0076】
凹部44は、外部接続用誘電体40の一方の端部の内周側において、凸部36を配置可能な部分的な領域に形成される。例えば、外部接続用誘電体40の一方の端部の内周側に、外部接続用中心導体32を貫通孔42内に案内する環状テーパ面43が形成される。環状テーパ面43は、貫通孔42の一方の開口を徐々に大きくするテーパ面でもある。環状テーパ面43の外周側には、外部接続用誘電体40の一方端に位置する環状端面40fが広がっている。当該環状端面40fは、中心軸Xに対して直交する方向に延在する。中心軸Xに沿った方向において、凹部44は、当該環状テーパ面43が形成される範囲内に収っていてもよい。
【0077】
凹部44は、外部接続用誘電体40の周方向において部分的に凹んでいるため、その他の部分には、上記環状テーパ面43が形成されている。
【0078】
凸部36の少なくとも一部が凹部44内に入って、当該凹部44の底44fに接触する。これにより、外部接続用中心導体32が外部接続用誘電体40に対して第1接続端部34b側に移動することが規制される。
【0079】
凸部36の少なくとも一部が凹部44内に入ることで、凸部36が外部接続用誘電体40の一方の端部からはみ出る量を小さくできる。これにより、接続対象コネクタの部品が凸部36に干渉し難くなり、例えば、接続対象コネクタの誘電体を、外部接続用誘電体40の近くに配置し易くなる。
【0080】
なお、凸部が、上記凹部が形成されない外部接続用誘電体の一方の端面に接触してもよい。
【0081】
貫通孔42の周方向において、凹部44の弧状長さL1は、凸部36の弧状長さL2よりも大きいことが好ましい。すなわち、中心導体本体34および外部接続用誘電体40は、回転体形状に近い形状であり、凸部36は、通信性能に大きな影響を与えない程度に小さい。このため、通信性能の観点からは、外部接続用誘電体40に対する外部接続用中心導体32の回転姿勢を特に制限しなくてもよいと考えられる。しかしながら、凹部44を貫通孔42の周方向全体に形成してしまうと、内外導体間で誘電体が存在する体積が小さくなり、通信性能に与える影響が大きくなる可能性がある。
【0082】
一方、凹部44を、凸部36がぴったりはまる程度の大きさにすると、外部接続用中心導体32を外部接続用誘電体40に貫通する際に、凸部36を凹部44の位置に合せることが困難となり、外部接続用中心導体32を所定位置に貫通させることができなかったり、凹部44が部分的に削れてしまったりすることが考えられる。そこで、凹部44を、貫通孔42の周方向において部分的な範囲に形成しつつ、当該凹部44の弧状長さL1を、凸部36の弧状長さL2よりも大きくする。これにより、内外導体間において誘電体が存在する体積を大きくしつつ、凸部36を凹部44内に容易に配置できる。
【0083】
凹部44の弧状長さL1は、本外部接続用同軸コネクタ30の組立機による挿入時に生じ得る回転方向のずれの公差を考慮して、凸部36の弧状長さL2よりも大きく設定されるよい。例えば、凹部44の弧状長さL1は、凸部36の弧状長さL2の2倍から4倍の範囲内であってもよい。
【0084】
凹部44の深さは任意であるが、凸部36の全体が凹部44内に入り込めることができる程度の深さであってもよい。これにより、凸部36が環状端面40fから突出し難くなり、他の部品との干渉が抑制される。
【0085】
中心軸Xの方向において凹部44が深すぎると、内外導体間において誘電体が存在する体積が小さくなり、通信性能に影響を与える可能性がある。この点からは、凹部44は、なるべく浅いことが好ましい。
【0086】
上記したように、凹部44は、環状テーパ面43の周方向の一部に形成されている。例えば、貫通孔42の中心軸Xの方向において、凸部36の少なくとも一部を環状テーパ面43の形成範囲に重複させた状態で、凸部36が凹部44の底44fに接触できるように構成されていてもよい。これにより、凹部44を外部接続用誘電体40の一方の端部の近くに形成でき、誘電体が存在しない空間をなるべく小さくすることができる。
【0087】
外部接続用外導体50は、金属等によって形成されている。例えば、外部接続用外導体50は、金属材を深絞り加工することによって形成されてもよいし、金属板をプレス加工することによって形成されてもよいし、切削加工によって形成されてもよい。
【0088】
外部接続用外導体50は、円筒状をなしている。外部接続用外導体50の長さは、外部接続用誘電体40の長さよりも大きい。外部接続用誘電体40は、外部接続用外導体50の延在方向中間に位置する。外部接続用中心導体32の両端は、外部接続用外導体50内に位置してもよい。
【0089】
本実施形態では、外部接続用外導体50は、小径部52と、小径部52よりも大きい大径部56と、小径部52と大径部56との間で徐々に径が大きくなる徐変部54とを含む。大径部56はケース12内を向く部分であり、小径部52はケース12外を向く部分である。大径部56は、ケース12内における接続先である可動側外導体68の太さに応じた径を有しており、小径部52は、ケース12外のケーブル端部のコネクタの太さに応じた径を有している。外部接続用外導体50のうち大径部56が保持孔17hに圧入されて保持される。接続先コネクタの太さに合わせて、外部接続用外導体の両端で太さの関係が上記とは逆となる場合もあるし、一様な径の筒状である場合もある。徐変部54は、小径部52から大径部56に向けて徐々に径が大きくなるテーパ状に形成されている。
【0090】
外部接続用誘電体40は、大径部56に挿入可能な太さに設定されている。例えば、外部接続用誘電体40の外径は、大径部56の内径と同じであり、小径部52の内径よりも大きい。外部接続用誘電体40は、大径部56側の開口から外部接続用外導体50内に圧入される。外部接続用誘電体40は、大径部56内において徐変部54の隣に位置する。例えば、外部接続用誘電体40のうち小径部52側を向く端面が、徐変部54と大径部56との境界に位置する。
【0091】
外部接続用誘電体40が上記のように外部接続用外導体50内に配置されることで、大径部56と第1接続端部34bがケース12内を向いて中継同軸コネクタ60に接続される。また、小径部52と第2接続端部34cとがケース12外を向けてケーブル側のコネクタに接続される。
【0092】
<効果等>
以上のように構成された外部接続用同軸コネクタ30によると、凸部36が外部接続用誘電体40の一方の端部に接触することによって、当該誘電体40に対する外部接続用中心導体32の貫通位置が規制される。また、外部接続用中心導体32の外径と外部接続用外導体50の内径とに基づいて、外部接続用同軸コネクタ30の通信性能が設計されることが想定される。凸部36は、中心導体本体34の周方向において部分的に突出しているため、中心導体本体34の外径を想定して設計される外部接続用同軸コネクタ30の通信性能に影響を与え難い。よって、通信性能への影響を抑制しつつ、外部接続用誘電体40に対する外部接続用中心導体32の貫通位置を規制できる。
【0093】
特に、外部接続用中心導体32が凸部36を1つだけ含む場合、当該1つだけの凸部36は、通信性能により影響をより与え難い。
【0094】
また、中心導体本体34の周方向において部分的に突出する凸部36は、金属板のプレス加工によっても容易に形成できる。よって、上記のように、中心導体本体と、周方向に部分的に突出する凸部とを有する中心導体に係る構成は、金属板のプレス加工によって形成される中心導体に容易に適用できるというメリットもある。
【0095】
また、貫通孔42の半径rよりも、外部接続用中心導体32の中心軸Xに対する凸部36の突出寸法Lpの方が大きい。このため、凸部36は、貫通孔42内に入り込むことが困難であり、外部接続用誘電体40の一方の端部により確実に接触できる。これにより、外部接続用誘電体40に対する外部接続用中心導体32の貫通位置がより確実に規制される。
【0096】
また、外部接続用誘電体40に凹部44が形成されており、凸部36は、上記凹部44の底44fに接触している。このため、凸部36の少なくとも一部は、凹部44に入って当該凹部44の底44fに接触することができる。このため、凸部36の周りで誘電体が占める体積を大きくすることができる。これにより通信性能の向上が図られる。
【0097】
また、貫通孔42の周方向において、凹部44の弧状長さL1が凸部36の弧状長さL2よりも大きい。このため、外部接続用中心導体32を貫通孔42に挿入する際に、凸部36を凹部44内に配置し易い。これにより、凸部36を凹部44の底44fに接触させて位置決めし易くなり、外部接続用誘電体40に対する外部接続用中心導体32の貫通方向の位置が安定する。
【0098】
また、貫通孔42の中心軸Xの方向において、凸部36の少なくとも一部が環状テーパ面43の形成範囲に重複した状態で、凸部36が凹部44の底44fに接触している。このため、凹部44の深さを浅くし易い。これにより外部接続用中心導体32の周りで誘電体が占める体積を大きくでき、通信性能の向上が図られる。
【0099】
また、外部接続用中心導体32は、抜止め凸部38を含み、凸部36が外部接続用誘電体40の一方の端部に接触した状態で、当該抜止め凸部38が貫通孔42の内周部に抜止め係止している。このため、外部接続用誘電体40に対して外部接続用中心導体32を一定位置に貫通配置した状態に保ち易い。
【0100】
なお、上記凸部36を利用して外部接続用誘電体40に対する外部接続用中心導体32の貫通位置を規制する構成は、基板側同軸コネクタ、中継同軸コネクタまたは同軸ケーブル用のコネクタに適用されてもよい。
【0101】
なお、上記実施形態および各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。
【符号の説明】
【0102】
10 機器
12 ケース
13 第1ケース
14 第2ケース
15 底部
16 保持筒部
17 保持仕切部
17h 保持孔
18a 係止突部
20 実装基板
21 回路基板
22 撮像素子
30 外部接続用同軸コネクタ(同軸コネクタ)
32 外部接続用中心導体(中心導体)
34 中心導体本体
34a 中間胴部
34b 第1接続端部
34c 第2接続端部
36 凸部
38 抜止め凸部
38a 斜面
38b 抜止め面
40 外部接続用誘電体(誘電体)
40f 環状端面
42 貫通孔
42a 細長凸部
43 環状テーパ面
44 凹部
44f 凹部の底
50 外部接続用外導体(外導体)
52 小径部
54 徐変部
56 大径部
60 中継同軸コネクタ
62 可動側中心導体
66 可動側誘電体
68 可動側外導体
70 基板側同軸コネクタ
72 基板側中心導体
78 基板側外導体
Lp 凸部の突出端の寸法
X 中心軸
r 貫通孔の半径
図1
図2
図3
図4
図5
図6