(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024164919
(43)【公開日】2024-11-28
(54)【発明の名称】電子タグ及び表示制御方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/06 20230101AFI20241121BHJP
【FI】
G06Q30/06
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023080646
(22)【出願日】2023-05-16
(71)【出願人】
【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100167302
【弁理士】
【氏名又は名称】種村 一幸
(74)【代理人】
【識別番号】100135817
【弁理士】
【氏名又は名称】華山 浩伸
(74)【代理人】
【識別番号】100181869
【弁理士】
【氏名又は名称】大久保 雄一
(72)【発明者】
【氏名】加藤 秀樹
【テーマコード(参考)】
5L030
5L049
【Fターム(参考)】
5L030BB72
5L049BB72
(57)【要約】
【課題】物品に対応付けて設置される電子タグに物品情報を容易に表示させることが可能な電子タグ及び表示制御方法を提供する。
【解決手段】電子タグは、物品に対応付けて設置される電子タグであって、前記物品を撮像する撮像部と、前記撮像部により撮像される撮像画像に基づいて特定される前記物品に関する物品情報を表示する表示部と、を備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
物品に対応付けて設置される電子タグであって、
前記物品を撮像する撮像部と、
前記撮像部により撮像される撮像画像に基づいて特定される前記物品に関する物品情報を表示する表示部と、
を備える電子タグ。
【請求項2】
前記撮像部は、前記物品に付された物品識別媒体を撮像する、
請求項1に記載の電子タグ。
【請求項3】
前記表示部は、サーバーから取得する前記物品情報を表示する、
請求項1に記載の電子タグ。
【請求項4】
前記サーバーと通信可能な通信部をさらに備え、
前記通信部は、前記撮像画像に基づいて特定される前記物品の識別情報を前記サーバーに送信し、前記サーバーから、前記識別情報に関連付けられた前記物品情報を受信し、
前記表示部は、前記通信部が前記サーバーから受信した前記物品情報を表示する、
請求項3に記載の電子タグ。
【請求項5】
前記撮像部は、さらに、ユーザーが所持するユーザー識別媒体を撮像し、
前記ユーザー識別媒体に基づいて特定される前記ユーザーが認証された場合に、前記物品情報を前記表示部に表示する処理を許可する、
請求項1に記載の電子タグ。
【請求項6】
前記物品は商品であり、前記物品情報は前記商品の値引情報であって、
前記商品の通常価格が前記表示部に表示されている状態で前記撮像部が前記商品を撮像した場合に、前記表示部は、表示中の前記通常価格を前記商品の値引き後の価格に切り替える、
請求項1に記載の電子タグ。
【請求項7】
物品に対応付けて設置され、撮像部と表示部とを備える電子タグの表示制御方法であって、
前記撮像部に前記物品を撮像させることと、
前記撮像部により撮像される撮像画像に基づいて特定される前記物品に関する物品情報を前記表示部に表示させることと、
を一又は複数のプロセッサーが実行する表示制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、物品に対応付けて設置される電子タグに物品情報を表示させる技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、商品棚(陳列棚)に設置された値札(電子タグ)に、商品名、価格などの情報を表示させる技術が知られている。例えば、店員が所持するコントローラーから発せられた識別コードを受信して、識別コードに対応する商品の価格等を表示部に表示する値札装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の技術では、例えば値札の価格等を変更する場合に、専用機器(コントローラー)を操作しなければならない。このため、商品の情報を値札に表示させたり、値札の表示内容を変更したりする操作に手間がかかる。
【0005】
本開示の目的は、物品に対応付けて設置される電子タグに物品情報を容易に表示させることが可能な電子タグ及び表示制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一の態様に係る電子タグは、物品に対応付けて設置される電子タグであって、前記物品を撮像する撮像部と、前記撮像部により撮像される撮像画像に基づいて特定される前記物品に関する物品情報を表示する表示部と、を備える。
【0007】
本開示の他の態様に係る表示制御方法は、物品に対応付けて設置され、撮像部と表示部とを備える電子タグの表示制御方法であって、前記撮像部に前記物品を撮像させることと、前記撮像部により撮像される撮像画像に基づいて特定される前記物品に関する物品情報を前記表示部に表示させることと、を一又は複数のプロセッサーが実行する表示制御方法である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、物品に対応付けて設置される電子タグに物品情報を容易に表示させることが可能な電子タグ及び表示制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】
図1は、本開示の実施形態に係る商品管理システムの構成を示す機能ブロック図である。
【
図2】
図2は、本開示の実施形態に係る商品棚の一例を示す外観図である。
【
図3】
図3は、本開示の実施形態に係る電子値札の一例を示す外観図である。
【
図4】
図4は、本開示の実施形態に係る商品登録情報の一例を示す図である。
【
図5】
図5は、本開示の実施形態に係る割当情報の一例を示す図である。
【
図6】
図6は、本開示の実施形態に係る割当情報の一例を示す図である。
【
図7】
図7は、本開示の実施形態に係る商品の一例を示す外観図である。
【
図8】
図8は、本開示の実施形態に係る店員のICタグの一例を示す外観図である。
【
図9】
図9は、本開示の実施形態に係る商品管理システムにおいて実行される商品管理処理の手順の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照しながら、本開示の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本開示を具体化した一例であって、本開示の技術的範囲を限定する性格を有さない。
【0011】
図1は、本開示の実施形態に係る商品管理システム10の概略構成を示す図である。商品管理システム10は、管理サーバー1と、電子値札2と、商品棚3とを含んでいる。
図2には、電子値札2及び商品棚3の外観を示す模式図を示している。
【0012】
商品管理システム10は、例えば商品4(本開示の物品の一例)を販売する店舗に導入される。商品4は、特に限定されず、食品、飲料、薬剤、書籍、雑貨、衣類、装飾品、電化製品など種々の分野の商品が含まれる。例えば、本実施形態における商品管理システム10は、商品4を陳列する商品棚3(陳列棚)から買い物客が目的の商品4を取って会計を行う店舗(小売店舗など)に導入される。
【0013】
商品棚3には、各商品4に対応する電子値札2が設置される。例えば
図2に示すように、電子値札2は、商品棚3の棚板の最前部に取り付けられる。
図3には、電子値札2の全体構成を示している。電子値札2は、表示部23を備え、商品棚3に陳列される商品4の商品名、価格、商品情報などを表示部23に表示する。
【0014】
各電子値札2には、商品棚3における位置情報が関連付けられる。具体的には、商品管理システム10は、電子値札2の識別情報(タグID)と、商品棚3の棚位置の位置情報とを関連付けて登録する登録処理を実行する。また、商品管理システム10は、電子値札2の識別情報(タグID)と、電子値札2に対応する棚位置に陳列される商品4の識別情報(商品ID)とを関連付けて登録する登録処理を実行する。
【0015】
管理サーバー1及び電子値札2は、ネットワークN1を介してデータ通信可能に接続されている。ネットワークN1は、インターネット、LAN、WAN、又は公衆電話回線などの通信網である。
【0016】
以下、商品管理システム10の具体的構成について説明する。
【0017】
[商品棚3]
図2に示すように、商品棚3は、商品4を保管する複数の保管スペース(収容間口)と、各保管スペースに対応して設置される電子値札2とを含んでいる。例えば、1つの保管スペースには1種類の1又は複数の商品4が保管され、保管スペースごとに種類の異なる商品4が保管される。
図2に示す商品棚3には、12種類の商品4が保管されており、各商品4に対応する12個の電子値札2が設置されている。また、各保管スペースには、棚位置を表す位置情報が割り当てられている。本実施形態では、X方向(列方向)に1列~4列、Y方向(行方向)に1行~3行が割り当てられており、各電子値札2は、列方向の位置と行方向の位置とで表される位置情報(座標情報)が関連付けて登録される。
【0018】
図3に示すように、電子値札2は、各種の情報を表示する表示部23と、一次元コード、二次元コードなどの情報読取媒体を読み取り可能なカメラ24とを備えている。表示部23には、保管スペースに保管される商品4に関する商品情報(商品名、価格など)が表示される。カメラ24は、表示部23と同じ前面に配置されており、例えば商品4に付された商品識別コード41(例えば二次元コード)(
図7参照)、店舗の店員が所持するIDカード5(社員証カードなど)に付された店員識別コード51(例えば二次元コード)(
図8参照)などを読み取る。商品識別コード41は本開示の物品識別媒体の一例であり、店員識別コード51は本開示のユーザー識別媒体の一例である。
【0019】
例えば店員が任意の商品4の商品識別コード41をカメラ24に翳すと、カメラ24は商品識別コード41を読み取り、店員が自身のIDカード5の店員識別コード51をカメラ24に翳すと、カメラ24は店員識別コード51を読み取る。店員は、例えば商品4を商品棚3に陳列する際に、自身のIDカード5の店員識別コード51をカメラ24に翳し、その後、商品4の商品識別コード41をカメラ24に翳す。
【0020】
[管理サーバー1]
図1に示すように、管理サーバー1は、制御部11、記憶部12、操作表示部13、及び通信部14などを備える。管理サーバー1は、例えばパーソナルコンピュータのような情報処理装置であってもよい。また、管理サーバー1は、クラウドサーバーで構成されてもよい。
【0021】
通信部14は、管理サーバー1を有線又は無線でネットワークN1に接続し、ネットワークN1を介して電子値札2との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行する。
【0022】
操作表示部13は、各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるタッチパネル、マウス、又はキーボードなどの操作部とを備えるユーザーインターフェースである。
【0023】
記憶部12は、各種の情報を記憶するHDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、又はフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部である。記憶部12には、制御部11に後述の商品管理処理(
図9参照)を実行させるための商品管理プログラムなどの制御プログラムが記憶されている。例えば、前記商品管理プログラムは、CD又はDVDなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に非一時的に記録され、管理サーバー1が備えるCDドライブ又はDVDドライブなどの読取装置(不図示)で読み取られて記憶部12に記憶される。なお、前記商品管理プログラムは、クラウドサーバーから配信されて記憶部12に記憶されてもよい。
【0024】
また、記憶部12には、各種情報が記憶されている。具体的には、記憶部12には、店舗で扱う商品に関する情報が登録される商品登録情報D1(商品マスター)、電子値札2に割り当てられた商品の情報が登録される割当情報D2などのデータが記憶されている。
【0025】
図4は、商品登録情報D1の一例を示す図である。商品登録情報D1には、店舗で扱う商品(販売商品)ごとに、商品ID、商品名、関連情報、通常価格、値引後価格、適用期間の各情報が関連付けられて登録される。前記商品IDは商品の識別情報であり、商品名は商品の名称である。前記関連情報は、商品に関連する情報であり、例えば商品の特徴を表す情報である。前記通常価格は、商品の通常の販売価格である。前記値引後価格は、前記通常価格から所定の値引額又は値引率で値引きした後の販売価格である。前記適用期間は、前記値引後価格を適用する期間である。なお、前記値引後価格に代えて、値引額又は値引率が商品登録情報D1に登録されてもよい。
【0026】
店舗の店員は、操作表示部13を操作して、各商品について、商品名、関連情報、通常価格、値引後価格、適用期間の各情報を登録する登録作業を行う。また、店員は、商品登録情報D1の各情報を適宜更新する。例えば商品Cについて値引きセールを実施する場合に、店員は、値引きセールの開始前に商品Cについて値引後価格及び適用期間(値引きセール期間)を登録する。また、商品Aについて販売価格を改定する場合に、店員は、商品Aの通常価格を変更(更新)する。
【0027】
なお、商品登録情報D1は会計処理に利用される。例えば店舗のPOS端末は、ネットワークN1を介して管理サーバー1に接続され、商品の会計処理において商品登録情報D1を参照して会計を行う。管理サーバー1がPOS端末の機能(会計機能)を備えてもよい。
【0028】
図5は、割当情報D2の一例を示す図である。割当情報D2には、電子値札2ごとに、タグID、棚位置、商品IDの各情報が関連付けられて登録される。前記タグIDは、電子値札2の識別情報である。前記棚位置は、商品棚3における電子値札2が設置されている位置を示す位置情報である。前記商品IDは、商品の識別情報である。制御部11は、電子値札2のタグIDと、当該電子値札2が設置された棚位置に陳列されている商品の商品IDとを互いに関連付けて登録する。制御部11は、後述する処理によって割当情報D2を登録及び更新する。このようにして、制御部11は、各商品が保管(陳列)されている場所(棚位置)を管理する。
【0029】
他の実施形態として、商品登録情報D1及び割当情報D2などの情報の一部又は全部が、管理サーバー1からアクセス可能なサーバーに記憶されてもよい。この場合、管理サーバー1の制御部11は、前記サーバーから前記情報を取得して、後述の商品管理処理(
図9参照)などの各処理を実行してもよい。
【0030】
制御部11は、CPUなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。そして、制御部11は、記憶部12に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより管理サーバー1を制御する。
【0031】
具体的には、制御部11は、登録処理部111、送信処理部112、取得処理部113、認証処理部114などの各種の処理部を含む。なお、制御部11は、前記CPUで前記商品管理プログラムに従った各種の処理を実行することによって前記各種の処理部として機能する。また、制御部11に含まれる一部又は全部の処理部が電子回路で構成されていてもよい。なお、前記商品管理プログラムは、複数のプロセッサーを前記各種の処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。
【0032】
登録処理部111は、商品登録情報D1を記憶部12に登録する。具体的には、登録処理部111は、店員の登録操作に応じて、店舗の各商品について商品登録情報D1(
図4参照)を登録する。例えば店員は、操作表示部13に表示される登録画面(不図示)において、各商品の商品名、商品名、関連情報、通常価格、値引後価格、適用期間などの各情報を入力する。登録処理部111は、店員が入力した各情報を商品登録情報D1に登録する。
【0033】
また登録処理部111は、割当情報D2を記憶部12に登録する。具体的には、登録処理部111は、電子値札2から取得する商品ID(詳細は後述)を、当該電子値札2の識別情報(タグID)に関連付けて登録する(
図5及び
図6参照)。例えば登録処理部111は、取得処理部113がタグID「T0001」の電子値札2から商品Aの商品ID「G1001」を取得した場合に、タグID「T0001」と商品ID「G1001」とを関連付けて登録する(
図6参照)。
【0034】
送信処理部112は、商品に関する商品情報、すなわち商品登録情報D1に登録されている各情報を電子値札2に送信する。例えば登録処理部111が電子値札2のタグID「T0001」と商品Aの商品ID「G1001」とを関連付けて登録した場合に(
図6参照)、送信処理部112は、商品Aの商品情報をタグID「T0001」の電子値札2に送信する。タグID「T0001」の電子値札2は、後述するように、商品Aの商品情報を取得すると当該商品情報(商品名、価格(通常価格又は値引後価格)など)を表示部23に表示する(
図3参照)。
【0035】
取得処理部113は、電子値札2から各種情報を取得する。例えば、取得処理部113は、電子値札2から、カメラ24が商品4の商品識別コード41(
図7参照)から読み取った商品ID、カメラ24が店員のIDカード5の店員識別コード51(
図8参照)から読み取った店員IDなどを取得する。
【0036】
認証処理部114は、店員の認証処理を実行する。具体的には、認証処理部114は、取得処理部113が取得した店員IDを照合して店員の認証処理を実行する。例えば店舗の各店員の店員IDが登録された店員リスト(不図示)が記憶部12に予め登録されている場合に、認証処理部114は、取得した店員IDと前記店員リストの店員IDとを照合し、取得した店員IDが前記店員リストの店員IDと一致する場合に前記店員を認証する。認証処理部114は、認証結果(認証成功又は認証エラー)を電子値札2に送信する。なお、認証処理部114は、取得した店員IDが前記店員リストの店員IDと一致しない場合に認証エラーを店員に通知してもよい。
【0037】
ここで、電子値札2は、認証処理部114により店員が認証されたことを条件として、商品識別コード41の読み取りを許可してもよい。このように、制御部11は、例えば店員を認証した場合に、電子値札2から取得する商品IDをタグIDに関連付けて登録し(
図5及び
図6参照)、当該商品IDに対応する商品情報を当該電子値札2に送信して、当該電子値札2の表示部23に表示させてもよい。
【0038】
なお、他の実施形態として、管理サーバー1において認証処理部114が省略されてもよい。この場合、制御部11は、店員IDを取得することなく、電子値札2から取得する商品IDをタグIDに関連付けて登録し(
図5及び
図6参照)、当該商品IDに対応する商品情報を当該電子値札2に送信して、当該電子値札2の表示部23に表示させる。
【0039】
[電子値札2]
図1に示すように、電子値札2は、制御部21、記憶部22、表示部23、カメラ24、及び通信部25などを備える。電子値札2は、情報を表示及び書き替え可能な電子ペーパー、表示パネルなどである。電子値札2は、本開示の電子タグの一例である。
図2に示す例では電子値札2は商品棚3に設置されているが、他の実施形態として、電子値札2が商品4に設置(貼付)されてもよい。また、本実施形態では電子値札2は商品の価格を表示するものであるが、他の実施形態として、電子値札2に価格を除く情報が表示されてもよい。すなわち、本開示の電子タグは、物品に対応付けて設置され、所定の情報を表示可能な電子タグであればよい。
【0040】
通信部25は、電子値札2を有線又は無線でネットワークN1に接続し、ネットワークN1を介して管理サーバー1との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行する。
【0041】
カメラ24は、被写体の画像を撮像してデジタル画像データとして出力するデジタルカメラである。例えばカメラ24は、電子値札2本体の正面外装に形成された小穴から外部を撮像可能に配置されたピンホールカメラで構成される。カメラ24は、商品を撮像する。例えば、カメラ24は、商品4に付された商品識別コード41(
図7参照)、店舗の店員が所持するIDカード5(社員証カードなど)に付された店員識別コード51(
図8参照)などを読み取る。
【0042】
表示部23は、各種の情報を表示する電子ペーパーである。表示部23は、管理サーバー1から取得する商品情報などを表示する。例えば表示部23は、カメラ24により撮像される撮像画像(商品識別コード画像)に基づいて特定される商品に関する商品情報を管理サーバー1から取得して表示する。
【0043】
記憶部22は、各種の情報を記憶するHDD、SSD、又はフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部である。記憶部22には、制御部21に後述の商品管理処理(
図9参照)を実行させるための商品管理プログラムなどの制御プログラムが記憶されている。例えば、前記商品管理プログラムは、CD又はDVDなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に非一時的に記録され、電子値札2が備える読取装置(不図示)で読み取られて記憶部22に記憶される。なお、前記商品管理プログラムは、クラウドサーバーから配信されて記憶部22に記憶されてもよい。
【0044】
具体的には、制御部21は、表示処理部211、送信処理部212などの各種の処理部を含む。なお、制御部21は、前記CPUで前記商品管理プログラムに従った各種の処理を実行することによって前記各種の処理部として機能する。また、制御部21に含まれる一部又は全部の処理部が電子回路で構成されていてもよい。なお、前記制御プログラムは、複数のプロセッサーを前記各種の処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。
【0045】
表示処理部211は、各種情報を表示部23に表示させる。具体的には、表示処理部211は、カメラ24により撮像される撮像画像(商品識別コード画像)に基づいて特定される商品に関する商品情報を表示部23に表示させる。具体的な表示処理については後述する。
【0046】
送信処理部212は、通信部25を介して各種情報を管理サーバー1に送信する。例えばカメラ24が商品識別コード41を読み取ると、送信処理部212は、商品識別コード41に関連付けられた商品IDを管理サーバー1に送信する。また例えばカメラ24が店員識別コード51を読み取ると、送信処理部212は、店員識別コード51に関連付けられた店員IDを管理サーバー1に送信する。管理サーバー1は、商品IDを取得すると割当情報D2に登録する上述の登録処理(
図5及び
図6参照)を実行し、店員IDを取得すると上述の認証処理を実行する。
【0047】
[商品管理処理]
以下、
図9を参照しつつ、商品管理システム10によって実行される商品管理処理の手順の一例について説明する。
【0048】
なお、本開示は、前記商品管理処理に含まれる一又は複数のステップを実行する商品管理方法(本開示の表示制御方法の一例)の開示として捉えることができ、ここで説明する当該商品管理処理に含まれる一又は複数のステップが適宜省略されてもよい。なお、前記商品管理処理における各ステップは同様の作用効果を生じる範囲で実行順序が異なってもよい。さらに、ここでは管理サーバー1の制御部11及び電子値札2の制御部21が前記商品管理処理における各ステップを実行する場合を例に挙げて説明するが、複数のプロセッサーが前記商品管理処理における各ステップが分散して実行する商品管理方法も他の実施形態として考えられる。
【0049】
<ステップS1>
ステップS1において、電子値札2の制御部21は、店員識別コードを読み取ったか否かを判定する。例えば、店員は、商品A(商品ID「G1001」)を商品棚3の棚位置「P1」に陳列する場合に、自身のIDカード5(
図8参照)の店員識別コード51を、棚位置「P1」に設置された電子値札2(タグID「T0001」)のカメラ24に翳す。カメラ24が店員識別コード51を読み取ると、制御部21は、店員識別コード51に関連付けられた店員IDを取得する。
【0050】
また例えば、店員は、棚位置「P3」に陳列されている商品C(商品ID「G1003」)の表示価格(通常価格)を値引後価格に切り替える場合に、自身のIDカード5の店員識別コード51を、棚位置「P3」に設置された電子値札2(タグID「T0003」)のカメラ24に翳す。カメラ24が店員識別コード51を読み取ると、制御部21は、店員識別コード51に関連付けられた店員IDを取得する。
【0051】
制御部21は、店員識別コードを読み取って店員IDを取得すると(S1:Yes)、処理をステップS2に移行させる。制御部21は、店員識別コードを読み取るまで待機する(S1:No)。
【0052】
<ステップS2>
ステップS2において、電子値札2の制御部21は、取得した店員IDを管理サーバー1に送信する。管理サーバー1の制御部11は、電子値札2から店員IDを受信すると、店員の認証処理を実行する。具体的には、制御部11は、電子値札2から取得した店員IDと、予め店員リストに登録されている店員IDとを照合し、取得した店員IDが前記店員リストの店員IDと一致する場合に前記店員を認証する。制御部11は、認証結果(認証成功又は認証エラー)を電子値札2に送信する。
【0053】
<ステップS3>
ステップS3において、電子値札2の制御部21は、店員が認証された(認証成功)か否かを判定する。制御部21は、店員が認証された場合に(S3:Yes)、処理をステップS4に移行させ、店員が認証されなかった場合に(S3:No)、処理をステップS31に移行させる。ステップS31では、制御部21は、認証されなかった旨の通知(認証エラー)を表示部23に表示させる。他の実施形態として、管理サーバー1の制御部11は、認証エラーを店員の携帯端末に通知してもよい。認証エラーの場合、商品管理システム10は、前記商品管理処理を終了する。
【0054】
<ステップS4>
ステップS4において、電子値札2の制御部21は、商品識別コードを読み取ったか否かを判定する。例えば、店員が認証されると、制御部21は、商品識別コードの読み取りを許可する。制御部21は、商品識別コードの読み取りが可能であることを示すメッセージを表示部23に表示させてもよい。
【0055】
商品識別コードの読み取りが可能になると、店員は、商品A(商品ID「G1001」)の商品識別コード41(
図7参照)を、棚位置「P1」に設置された電子値札2(タグID「T0001」)のカメラ24に翳す。カメラ24が商品識別コード41を読み取ると、制御部21は、商品識別コード41に関連付けられた商品ID(「G1001」)を取得する。
【0056】
また、商品識別コードの読み取りが可能になると、店員は、商品C(商品ID「G1003」)の商品識別コード41(
図7参照)を、棚位置「P3」に設置された電子値札2(タグID「T0003」)のカメラ24に翳す。カメラ24が商品識別コード41を読み取ると、制御部21は、商品識別コード41に関連付けられた商品ID(「G1003」)を取得する。
【0057】
<ステップS5>
次にステップS5において、電子値札2の制御部21は、取得した商品IDを管理サーバー1に送信する。具体的には、タグID「T0001」の電子値札2の制御部21は、取得した商品ID「G1001」とタグID「T0001」とを管理サーバー1に送信する。またタグID「T0003」の電子値札2の制御部21は、取得した商品ID「G1003」とタグID「T0003」とを管理サーバー1に送信する。
【0058】
管理サーバー1の制御部11は、電子値札2から商品ID及びタグIDを受信すると、割当情報D2に登録する登録処理を実行するとともに、商品IDに関連付けられた商品情報を、タグIDに対応する電子値札2に送信する。
【0059】
例えば、制御部11は、タグID「T0001」の電子値札2から、商品ID「G1001」及びタグID「T0001」を受信すると、割当情報D2において、商品ID「G1001」をタグID「T0001」に関連付けて登録する(
図6参照)。また、制御部11は、商品登録情報D1(
図4参照)において商品ID「G1001」に関連付けられた商品情報(商品名、通常価格、値引後価格、適用期間など)をタグID「T0001」の電子値札2に送信する。
【0060】
また例えば、制御部11は、タグID「T0003」の電子値札2から、商品ID「G1003」及びタグID「T0003」を受信すると、割当情報D2において、商品ID「G1003」をタグID「T0003」に関連付けて登録する(
図6参照)。なお、割当情報D2において、タグID「T0003」に既に商品ID「G1003」が関連付けられている場合には、制御部11は登録処理を省略してもよい。また、制御部11は、商品登録情報D1(
図4参照)において商品ID「G1003」に関連付けられた商品情報(商品名、通常価格、値引後価格、適用期間など)をタグID「T0003」の電子値札2に送信する。
【0061】
また、例えばタグID「T0003」の電子値札2が設置された棚位置「P3」に他の商品(商品ID「G1010」の商品)が陳列されており、割当情報D2に当該商品ID(「G1010」)が登録されている状態で、制御部11が商品ID「G1003」及びタグID「T0003」を受信した場合には、制御部11は、割当情報D2において、タグID「T0003」に関連付けられた商品ID「G1010」を商品ID「G1003」に変更して登録(更新)する(
図6参照)。制御部11は、商品登録情報D1(
図4参照)において商品ID「G1003」に関連付けられた商品情報(商品名、通常価格、値引後価格、適用期間など)をタグID「T0003」の電子値札2に送信する。この処理は、例えば店員が商品棚3に陳列済の商品を入れ替えるケースにおいて実行される。
【0062】
<ステップS6>
ステップS6において、電子値札2の制御部21は、管理サーバー1から商品情報を取得する。上記の例では、タグID「T0001」の電子値札2の制御部21は、商品ID「G1001」に関連付けられた商品Aの商品情報(商品名、通常価格、値引後価格、適用期間など)を取得する。また、タグID「T0003」の電子値札2の制御部21は、商品ID「G1003」に関連付けられた商品Cの商品情報(商品名、通常価格、値引後価格、適用期間など)を取得する。
【0063】
<ステップS7>
ステップS7において、電子値札2の制御部21は、管理サーバー1から取得した商品情報を表示部23に表示させる。
【0064】
例えば、タグID「T0001」の電子値札2の制御部21は、商品ID「G1001」に関連付けられた商品Aの商品情報(商品名、通常価格、値引後価格、適用期間など)を表示部23に表示させる。ここでは、商品Aの商品情報に値引後価格が登録されていないため、制御部21は、商品Aの商品名「商品A」と通常価格「500円」とを表示部23に表示させる。
【0065】
また例えば、タグID「T0003」の電子値札2の制御部21は、商品ID「G1003」に関連付けられた商品Cの商品情報(商品名、通常価格、値引後価格、適用期間など)を表示部23に表示させる。ここでは、商品Cの商品情報に値引後価格が登録されているため適用期間の条件を満たす場合に、制御部21は、商品Cの商品名「商品C」と値引後価格「800円」とを表示部23に表示させる。このように、例えば、商品Cの通常価格「1000円」が表示部23に表示されている状態でカメラ24が商品Cの商品識別コード41を読み取ると、制御部11は、表示中の通常価格を値引後価格「800円」に切り替える。ここで、制御部21は、値引後価格を表示させた場合には、その後に適用期間を経過した時点で、表示部23の表示価格を通常価格に戻す。上記の例では、制御部21は、値引後価格の適用期間「2023年4月1日~2023年4月30日」を経過した時点で、商品Cの表示価格を値引後価格「800円」から通常価格「1000円」に切り替える。
【0066】
また、店員が陳列済みの商品を入れ替えた場合には、制御部21は、表示部23に表示されている商品名及び表示価格を変更する。
【0067】
商品管理システム10は、ステップS7の後、前記商品管理処理を終了する。商品管理システム10は、電子値札2が店員識別コードを取得するごとに前記商品管理処理を実行する。また、商品管理システム10は、複数の電子値札2のそれぞれから店員識別コードを取得すると、各電子値札2に対応する前記商品管理処理を並行して実行する。
【0068】
以上説明したように、電子値札2は、商品(本開示の物品の一例)に対応付けて設置される電子タグである。また、電子値札2は、商品を撮像するカメラ24(本開示の撮像部の一例)と、カメラ24により撮像される撮像画像(商品識別コード41の画像)に基づいて特定される商品に関する商品情報(本開示の物品情報の一例)を表示する表示部23と、を備える。また、カメラ24は、商品に付された商品識別コード41を撮像する。
【0069】
上記構成によれば、例えば店員が商品の商品識別コードをカメラ24に翳す行為によって、当該商品の商品情報を電子値札2に表示させることができる。よって、商品に対応付けて設置される電子値札2に商品情報を容易に表示させることが可能になる。
【0070】
また、上記構成において、表示部23は、管理サーバー1から取得する商品情報を表示する。具体的には、電子値札2は管理サーバー1と通信可能な通信部25をさらに備え、通信部25は、商品識別コード41に基づいて特定される商品の識別情報(商品ID)を管理サーバー1に送信し、管理サーバー1から、前記商品IDに関連付けられた商品情報を受信し、表示部23は、通信部25が管理サーバー1から受信した前記商品情報を表示する。
【0071】
例えば、管理サーバー1は各商品の商品情報を管理し、電子値札2から要求を受けた場合に対象の商品情報を電子値札2に送信する。この構成によれば、電子値札2に商品情報を記憶させておく必要がないため、電子値札2の構成を簡略化することができる。
【0072】
また、上記構成において、カメラ24は、さらに、店員(本開示のユーザーの一例)が所持する店員識別コード(本開示のユーザー識別媒体の一例)を撮像し、前記店員識別コードに基づいて特定される店員が認証された場合に、商品情報を表示部23に表示する処理を許可する。これにより、電子値札2の表示内容の書き替えが不正に行われることを防ぐことができる。
【0073】
また、上記構成において、商品の通常価格が表示部23に表示されている状態でカメラ24が商品識別コード41を撮像した場合に、表示部23は、表示中の通常価格を値引後価格に切り替える。これにより、店員は、店内において商品識別コードをカメラ24に翳す行為だけで表示価格を値引後価格に切り替えることが可能になる。
【0074】
他の実施形態として、電子値札2の制御部21は、店員が割引識別コードをカメラ24に翳した場合に、表示価格を割引後価格に切り替えてもよい。例えば、店員が、通常価格を10%引きする割引情報が対応付けられた割引識別コードを、商品Bが陳列された棚位置「P2」に設置された電子値札2のカメラ24に翳すと、制御部21は、表示部23に表示された通常価格「600円」を割引後価格「540円」に変更する。この場合、制御部21は、割引後価格の情報と電子値札2のタグIDとを管理サーバー1に送信する。管理サーバー1の制御部11は、商品登録情報D1(
図4参照)において、前記割引後価格を前記タグIDに関連付けて登録する。この構成によれば、店員は商品の商品識別コードをカメラ24に翳すことなく、割引情報コードをカメラ24に翳す行為だけで表示価格を値引後価格に切り替えることが可能になる。
【0075】
他の実施形態として、電子値札2は、表示内容の変更を許可する操作ボタンを備えてもよい。例えば、前記操作ボタンは、電子値札2の背面に配置される。例えば、店員が商品の価格を電子値札2の表示部23に表示させる場合に、当該電子値札2の操作ボタンを押下すると、電子値札2の制御部21は、商品識別コード41の読み取りを許可する。このように、商品管理システム10は、管理サーバー1における店員の認証処理に代えて、操作ボタンの操作を受け付けたことを条件として表示内容の変更を許可してもよい。
【0076】
他の実施形態として、電子値札2の制御部21は、カメラ24が撮像した商品の外観に基づいて商品を特定し、特定した商品情報(商品名、商品IDなど)を管理サーバー1に送信してもよい。例えば、制御部21は、商品の撮像画像を解析して、商品パッケージに記載された文字、図形、写真等に基づいて商品を特定してもよい。また、他の実施形態として、管理サーバー1の制御部11が、電子値札2から撮像画像を取得して画像解析を行って商品を特定してもよい。
【0077】
なお、電子値札2は、管理サーバー1の命令に従って表示処理を実行してもよい。この場合、電子値札2は周知の構成を備える電子タグを採用してもよい。
【0078】
[開示の付記]
以下、上述の実施形態から抽出される開示の概要について付記する。なお、以下の付記で説明する各構成及び各処理機能は取捨選択して任意に組み合わせることが可能である。
【0079】
<付記1>
物品に対応付けて設置される電子タグであって、
前記物品を撮像する撮像部と、
前記撮像部により撮像される撮像画像に基づいて特定される前記物品に関する物品情報を表示する表示部と、
を備える電子タグ。
【0080】
<付記2>
前記撮像部は、前記物品に付された物品識別媒体を撮像する、
付記1に記載の電子タグ。
【0081】
<付記3>
前記表示部は、サーバーから取得する前記物品情報を表示する、
付記1又は2に記載の電子タグ。
【0082】
<付記4>
前記サーバーと通信可能な通信部をさらに備え、
前記通信部は、前記撮像画像に基づいて特定される前記物品の識別情報を前記サーバーに送信し、前記サーバーから、前記識別情報に関連付けられた前記物品情報を受信し、
前記表示部は、前記通信部が前記サーバーから受信した前記物品情報を表示する、
付記3に記載の電子タグ。
【0083】
<付記5>
前記撮像部は、さらに、ユーザーが所持するユーザー識別媒体を撮像し、
前記ユーザー識別媒体に基づいて特定される前記ユーザーが認証された場合に、前記物品情報を前記表示部に表示する処理を許可する、
付記1~4のいずれかに記載の電子タグ。
【0084】
<付記6>
前記物品は商品であり、前記物品情報は前記商品の値引情報であって、
前記商品の通常価格が前記表示部に表示されている状態で前記撮像部が前記商品を撮像した場合に、前記表示部は、表示中の前記通常価格を前記商品の値引き後の価格に切り替える、
付記1~5のいずれかに記載の電子タグ。
【0085】
<付記7>
物品に対応付けて設置され、撮像部と表示部とを備える電子タグの表示制御方法であって、
前記撮像部に前記物品を撮像させることと、
前記撮像部により撮像される撮像画像に基づいて特定される前記物品に関する物品情報を前記表示部に表示させることと、
を一又は複数のプロセッサーが実行する表示制御方法。
【0086】
<付記8>
物品に対応付けて設置され、撮像部と表示部とを備える電子タグの表示制御プログラムであって、
前記撮像部に前記物品を撮像させることと、
前記撮像部により撮像される撮像画像に基づいて特定される前記物品に関する物品情報を前記表示部に表示させることと、
を一又は複数のプロセッサーに実行させるための表示制御プログラム。
【符号の説明】
【0087】
10 :商品管理システム
1 :管理サーバー
11 :制御部
12 :記憶部
13 :操作表示部
14 :通信部
111 :登録処理部
112 :送信処理部
113 :取得処理部
114 :認証処理部
2 :電子値札
21 :制御部
22 :記憶部
23 :表示部
24 :カメラ
25 :通信部
211 :表示処理部
212 :送信処理部
3 :商品棚
4 :商品
41 :商品識別コード
5 :IDカード
51 :店員識別コード
D1 :商品登録情報
D2 :割当情報