(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024165338
(43)【公開日】2024-11-28
(54)【発明の名称】発泡樹脂成形品の試験方法
(51)【国際特許分類】
G01N 3/20 20060101AFI20241121BHJP
G01N 3/24 20060101ALI20241121BHJP
G01N 33/44 20060101ALI20241121BHJP
【FI】
G01N3/20
G01N3/24
G01N33/44
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023081454
(22)【出願日】2023-05-17
(71)【出願人】
【識別番号】000241500
【氏名又は名称】トヨタ紡織株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001036
【氏名又は名称】弁理士法人暁合同特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】石塚 将智
【テーマコード(参考)】
2G061
【Fターム(参考)】
2G061AA07
2G061AA11
2G061AB03
2G061BA04
2G061CA10
2G061CB01
2G061CC11
2G061DA01
2G061EA01
2G061EA04
2G061EB07
(57)【要約】
【課題】荷重を作用させた際のひずみ分布を取得することが可能な発泡樹脂成形品の試験方法を提供する。
【解決手段】発泡層11と、発泡層11の表面を覆うスキン層12と、を備えた発泡樹脂成形品10の試験方法であって、発泡樹脂成形品10を切断して発泡層11の断面11Aを露出させる切断工程と、切断工程の後に行われ、断面11Aの画像をカメラ31で撮影しつつ、断面11Aを有する試験片16に対して荷重を作用させることで、試験片16を変形させる変形工程と、カメラ31で撮影した断面11Aの画像の輝度分布に基づいて、断面11Aのひずみ分布をデジタル画像相関法を用いて算出する算出工程と、を備える。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
発泡層と、前記発泡層の表面を覆うスキン層と、を備えた発泡樹脂成形品の試験方法であって、
前記発泡樹脂成形品を切断して前記発泡層の断面を露出させる切断工程と、
前記切断工程の後に行われ、前記断面の画像をカメラで撮影しつつ、前記断面を有する前記発泡樹脂成形品の一部に対して荷重を作用させることで、前記発泡樹脂成形品の前記一部を変形させる変形工程と、
前記カメラで撮影した前記断面の画像の輝度分布に基づいて、前記断面のひずみ分布をデジタル画像相関法を用いて算出する算出工程と、を備える、発泡樹脂成形品の試験方法。
【請求項2】
前記変形工程では、光源からの光を前記断面に向けて出射すると共に、前記発泡樹脂成形品の前記一部を光反射を抑制する光反射抑制部材によって前記光源とは反対側から覆いつつ、前記断面の画像をカメラで撮影する、請求項1に記載の発泡樹脂成形品の試験方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書で開示される技術は、発泡樹脂成形品の試験方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、材料の力学的な特性を試験する方法として、下記特許文献1に記載のものが知られている。この特許文献1には、支持された試験片を圧子で押圧して破壊すると共に試験片が破壊された時の押圧荷重を計測する試験方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記試験方法では、試験片が破壊する際の押圧荷重(試験片の強度)を求めることができるが、力学的な特性をより詳しく評価するためには、試験片に荷重を作用させた際のひずみ分布を得ることが求められる。また、上記試験方法では、試験片内部の状態を確認することはできない。特に、発泡樹脂成形品の力学的な特性は、内部の発泡状態に影響を受ける。このため、発泡樹脂成形品の力学的な特性を評価するためには、発泡状態を確認しつつ、荷重を作用させた際のひずみ分布を取得したいという要望がある。
【0005】
本明細書で開示される技術は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、発泡状態を確認しつつ、荷重を作用させた際のひずみ分布を取得することが可能な発泡樹脂成形品の試験方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための手段として、本明細書で開示される発泡樹脂成形品の試験方法は、発泡層と、前記発泡層の表面を覆うスキン層と、を備えた発泡樹脂成形品の試験方法であって、前記発泡樹脂成形品を切断して前記発泡層の断面を露出させる切断工程と、 前記切断工程の後に行われ、前記断面の画像をカメラで撮影しつつ、前記断面を有する前記発泡樹脂成形品の一部に対して荷重を作用させることで、前記発泡樹脂成形品の前記一部を変形させる変形工程と、前記カメラで撮影した前記断面の画像の輝度分布に基づいて、前記断面のひずみ分布をデジタル画像相関法を用いて算出する算出工程と、を備えることを特徴とする。
【0007】
発泡層の断面を露出させて、カメラで撮影することで発泡状態を確認することができる。そして、発泡層は、複数の発泡セルを有しており、発泡セルにおける空隙は、壁部に囲まれているため、光が届き難く暗部になり易い。つまり、発泡セルにおける空隙と壁部との間には、輝度の差が生じる。このため、発泡層の断面を撮影した画像の輝度分布に基づいて、各発泡セルの変位の時間変化を推定することが可能となる。つまり、断面を構成する複数の発泡セルをランダムなドットパターンとして、デジタル画像相関法を用いることができる。これにより、デジタル画像相関法を用いる際に必要となるドットパターンを形成することなく、発泡層の断面のひずみ分布を得ることが可能となる。以上のことから、上記方法では、発泡樹脂成形品について、発泡層の断面を撮影した画像を得ることで発泡状態を確認しつつ、荷重を作用させた際のひずみ分布を取得することができる。
【0008】
また、前記変形工程では、光源からの光を前記断面に向けて出射すると共に、前記発泡樹脂成形品の前記一部を光反射を抑制する光反射抑制部材によって前記光源とは反対側から覆いつつ、前記断面の画像をカメラで撮影するものとすることができる。
【0009】
発泡樹脂成形品の断面に光を出射することで、発泡セルにおける空隙と壁部の間に生じる輝度の差をより大きくすることができる。これにより、この断面を撮影した画像に基づいて、より確実に断面のひずみ分布を算出することができる。しかしながら、断面に光を出射することで、断面の背景の輝度が高くなると、画像解析において断面とその背景とを区別できず、ひずみ分布を算出する際の妨げになる事態が懸念される。このため、発泡樹脂成形品の一部を光源とは反対側から光反射抑制部材で覆うことで、断面の背景の輝度が高くなる事態を抑制できる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、発泡状態を確認しつつ、荷重を作用させた際のひずみ分布を取得することが可能な発泡樹脂成形品の試験方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明の一実施形態に係る試験方法で用いる発泡樹脂成形品を示す斜視図
【
図3】試験装置のうち固定台及び押圧部を示す正面図
【
図5】試験装置を示す概略図(
図3のV-V線で切断した図に対応)
【
図6】好ましい発泡状態の試験片について断面のひずみ分布の算出結果の一例を示す図
【
図7】試験片の断面のひずみ分布の算出結果の一例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の一実施形態を
図1から
図7によって説明する。本実施形態では、発泡樹脂成形品の試験方法として、車両用内装材(例えば車両用ドアトリム等)に用いられる発泡樹脂成形品の試験方法を例示する。発泡樹脂成形品10は、
図1に示すように、板状をなしている。発泡樹脂成形品10は、
図2に示すように、発泡層11と、発泡層11の表面を覆うスキン層12と、を備える。発泡層11は、複数の発泡セル13によって構成されている。発泡セル13は、空隙14と、空隙14を取り囲む樹脂製の壁部15によって構成されている。また、各発泡セル13は、それぞれ異なる形状を有している。スキン層12は、微発泡ないし未発泡の樹脂からなる。なお、発泡樹脂成形品10の形状は板状に限定されず適宜変更可能である。
【0013】
発泡樹脂成形品10は、成形型(図示せず)のキャビティに樹脂材と発泡剤を混合した発泡性樹脂を充填し、成形時に溶融状態の樹脂材を発泡させることにより製造することができる。成形時には、キャビティ内の樹脂材は、成形型との接触面が冷えて固化することでスキン層12となり、その後、成形型のうち、可動型を固定型より離間(コアバック)させ、キャビティを広げることで、スキン層12の内側にある溶融状態の樹脂材に含まれる発泡剤が発泡することで発泡層11となる。このため、発泡樹脂成形品10の外面はスキン層12によって構成されており、その内部にある発泡層11は、外側から目視することができない。
【0014】
次に、発泡樹脂成形品10の試験方法を実行するための試験装置について説明する。試験装置20は、
図3及び
図5に示すように、発泡樹脂成形品10を切断することで製造された試験片16を固定する固定台21と、試験片16を押圧する押圧部30と、試験片16を撮影するカメラ31と、制御部32と、記憶部33と、試験片16に光を出射する光源34と、試験片16を光源34と反対側から覆う光反射抑制部材35と、押圧部30を駆動させる駆動部36と、表示部37と、を備える。
【0015】
固定台21は、
図3に示すように、長手板状をなす試験片16の両端部を固定するもので、試験片16の両端部をそれぞれ挟持する左右一対の挟持部22,22を備える。挟持部22は、試験片16を支持する支持台23と、支持台23の上面との間で、試験片16を挟持する押え板24と、複数のボルト25と、を備える。ボルト25は、押え板24に形成された貫通孔24A及び、試験片16に形成された貫通孔16Aの双方に挿通された後、支持台23の上面に形成された取付孔23Aにねじ止めによって取り付けられている。なお、試験片16の形状は長手板状に限定されず適宜変更可能である。
【0016】
押圧部30は、ブロック状をなし、その下面が試験片16に押し当てられる押圧面30Aとされる。また、押圧部30においては、試験片16側の角部30BがR形状をなしている。押圧部30は、駆動部36(例えば、電動モータ、エアシリンダ、油圧シリンダ等、
図5参照)に取り付けられており、駆動部36によって上下方向へ移動することが可能な構成とされる。また、制御部32は駆動部36を制御することで、押圧部30の移動速度や移動量を調整することが可能となっている。
【0017】
制御部32は、例えば、CPUを主体に構成されている。制御部32は、
図5に示すように、カメラ31、記憶部33、光源34、駆動部36及び表示部37と電気的に接続されており、接続された各機器の動作を制御することが可能となっている。記憶部33は、例えば、ROMやRAMなどによって構成されている。制御部32は記憶部33に記憶されているプログラムを実行することによって後述するひずみ分布を算出することが可能となっている。記憶部33は、カメラ31で撮影された画像データや制御部32で算出されたひずみ分布の算出結果を記憶する。
【0018】
光源34は、例えばLEDによって構成されており、試験片16に向けて光を出射することが可能な構成となっている。また、光源34は、出射光の輝度を調整することが可能となっている。
【0019】
光反射抑制部材35は、その表面(試験片16側の面)に対して光の反射を抑制する処理が施されている。その処理として、メッキ(例えばクロムメッキ)、粗面加工、着色(例えば黄色)等が挙げられる。なお、光反射抑制部材35は、光の反射を抑制する材料で構成されていてもよい。
【0020】
表示部37は、例えば液晶ディスプレイなどの表示装置によって構成されている。表示部37には、カメラによって撮影された画像や制御部32で算出されたひずみ分布の算出結果が表示される。
【0021】
次に、本実施形態の発泡樹脂成形品の試験方法について説明する。本実施形態の発泡樹脂成形品の試験方法は、発泡樹脂成形品10を切断して発泡層11の断面11Aを露出させる切断工程と、断面11Aの画像をカメラ31で撮影しつつ、断面11Aを有する試験片16(発泡樹脂成形品の一部)に対して荷重を作用させることで、試験片16を変形させる変形工程と、断面11Aのひずみ分布をデジタル画像相関法を用いて算出する算出工程と、を備える。
【0022】
(切断工程)
切断工程では、
図1の一点鎖線に示すように、発泡樹脂成形品10を切断用の刃物や打ち抜き加工等によって切断し、複数の試験片16とする。試験片16は、例えば、長手板状をなしている。試験片16においては、発泡樹脂成形品10の内部にある発泡層11の断面11Aが露出した状態となっている。
【0023】
(変形工程)
切断工程の後に行われる変形工程では、
図3に示すように、試験片16の両端部を固定台21に取り付け、
図5に示すように、試験片16の断面11Aをカメラ31と対向配置させる。その状態で、
図5に示すように、光源34からの光を断面11Aに向けて出射すると共に、断面11Aの画像をカメラ31で撮影する。また、試験片16は光反射抑制部材35によって光源34とは反対側から覆われている。これにより、カメラ31で撮影した画像においては、光反射抑制部材35が、断面11Aの背景となる。
【0024】
そして、断面11Aの画像をカメラ31で撮影しつつ、
図4に示すように、押圧部30を下降させ、試験片16の中間部を押圧することで、例えば試験片16が破断するまで変形させる。これにより、押圧部30で押圧した際の断面11Aの状態(変形過程)を示す画像(動画)が撮影され、その画像データが記憶部33に記憶される。なお、押圧部30による試験片16の押圧荷重は、例えば、車両における側突時の荷重を模擬した値で設定されている。また、
図3に示すように、試験片16には、押圧部30と反対側から支持台23の角部23Bが当接する構成となっている。これにより、試験片16にせん断力を作用させることができ、ドアトリムにおいて機能部品(例えば、ドアポケット等)が配置されている箇所に作用する荷重を模擬することができる。
【0025】
(算出工程)
変形工程の後に行われる算出工程では、制御部32は、カメラ31で撮影した断面11Aの画像の輝度分布に基づいて、断面11Aのひずみ分布をデジタル画像相関法を用いて算出し、その算出結果を表示部37に表示する。デジタル画像相関法は、DIC(Digital Image Correlation)ともいい、試験対象の変形の前後に試験対象の表面を撮影し、得られた画像データの輝度分布から対象物の表面に生じた変位量及び変位方向を求めることでひずみ分布を算出する方法である。デジタル画像相関法においては、対象物の表面に設けられたランダムなドットパターンを画像解析によって検出する必要がある。本実施形態では、断面11Aにおける複数の発泡セル13をドットパターンとすることで、デジタル画像相関法を適用することが可能となっている。
【0026】
表示部37に表示される断面11Aのひずみ分布の算出結果の一例を
図6及び
図7に示す。
図6及び
図7においては、発泡状態の異なる2種類の試験片16について試験を行った場合のひずみ分布の各算出結果を示している。なお、
図6及び
図7においては、試験片16が破断する前の状態のひずみ分布を示している。また、
図6及び
図7においては、試験片16のうち、押圧部30における右側の角部30Bで押圧された屈曲部16Bのひずみ分布を拡大して図示している。
図6及び
図7においては、ひずみの大小をドットの濃淡で示しており、ドットの密度が濃い程、ひずみが大きくなっている。
図6で示す試験片16のひずみ分布によれば、
図7で示す試験片16のひずみ分布に比べて、ひずみが大きい箇所が広範囲に広がっている。言い換えると、
図7に示す試験片16においては、応力集中が生じやすく、より破断し易いものとなっている。つまり、
図6で示す試験片16は、
図7で示す試験片16に比べて、より好ましい力学的特性を有していると判断することができる。
【0027】
次に本実施形態の効果について説明する。本実施形態では、発泡層11の断面11Aを露出させて、カメラ31で撮影することで発泡状態を確認することができる。そして、発泡層11は、複数の発泡セル13を有しており、発泡セル13における空隙14は、壁部15に囲まれているため、光が届き難く暗部になり易い。つまり、発泡セル13における空隙14と壁部15との間には、輝度の差が生じる。このため、発泡層11の断面11Aを撮影した画像の輝度分布に基づいて、各発泡セル13の変位の時間変化を推定することが可能となる。つまり、断面11Aを構成する複数の発泡セル13をランダムなドットパターンとして、デジタル画像相関法を用いることができる。これにより、デジタル画像相関法を用いる際に必要となるドットパターンを形成することなく、発泡層11の断面11Aのひずみ分布を得ることが可能となる。以上のことから、上記方法では、発泡樹脂成形品10について、発泡状態を確認しつつ、荷重を作用させた際のひずみ分布を取得することができる。このため、発泡層11の発泡状態とひずみ分布の相関関係を取得することができ、発泡状態を適宜調整することで、より好ましい力学的特性を有する発泡樹脂成形品10を製造することが可能となる。
【0028】
また、本実施形態に係る試験方法では、発泡樹脂成形品10を切断して複数の試験片16を作ることで、断面11Aの発泡状態を確認して試験する試験片16を選ぶことも可能となる。つまり、何らかの不具合が生じた試験片16を排除して試験を実施することができより確実な試験データを取得することができる。
【0029】
また、変形工程では、光源34からの光を断面11Aに向けて出射すると共に、試験片16を光反射を抑制する光反射抑制部材35によって光源34とは反対側から覆いつつ、断面11Aの画像をカメラ31で撮影する。試験片16の断面11Aに光を出射することで、発泡セル13における空隙14と壁部15の間に生じる輝度の差をより大きくすることができる。これにより、この断面11Aを撮影した画像に基づいて、より確実に断面11Aのひずみ分布を算出することができる。しかしながら、断面11Aに光を出射することで、断面11Aの背景の輝度が高くなると、画像解析において断面11Aとその背景とを区別できず、ひずみ分布を算出する際の妨げになる事態が懸念される。このため、試験片16を光源34とは反対側から光反射抑制部材35で覆うことで、断面11Aの背景の輝度が高くなる事態を抑制できる。
【0030】
<他の実施形態>
本明細書に開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態で例示した発泡樹脂成形品10は、車両用内装材で用いるものに限定されない。例えば、地上の乗物としての列車や遊戯用車両、飛行用乗物としての飛行機やヘリコプター、海上や海中用乗物としての船舶や潜水艇などの乗物に用いる内装材についても発泡樹脂成形品10を適用することができ、乗物以外の用途で発泡樹脂成形品10を用いてもよい。
(2)上記実施形態では、変形工程の後に算出工程を実行したが、これに限定されない。例えば、変形工程と同時に算出工程を実行してもよい。
(3)上記実施形態では、変形工程において、試験片を押圧するものを例示したが、これに限定されない。例えば、変形工程において、試験片に引張荷重を作用させてもよい。
【符号の説明】
【0031】
10…発泡樹脂成形品、11…発泡層、11A…発泡層の断面、12…スキン層、
16…試験片(発泡樹脂成形品の一部)、31…カメラ、34…光源、35…光反射抑制部材