(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024165593
(43)【公開日】2024-11-28
(54)【発明の名称】遠隔制御システム
(51)【国際特許分類】
H04Q 9/02 20060101AFI20241121BHJP
H04Q 9/00 20060101ALI20241121BHJP
G05B 19/05 20060101ALI20241121BHJP
【FI】
H04Q9/02 B
H04Q9/00 301B
G05B19/05 L
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023081909
(22)【出願日】2023-05-17
(71)【出願人】
【識別番号】522124150
【氏名又は名称】cynaps株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100120868
【弁理士】
【氏名又は名称】安彦 元
(72)【発明者】
【氏名】岩屋 雄介
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 由治
【テーマコード(参考)】
5H220
5K048
【Fターム(参考)】
5H220AA01
5H220BB05
5H220CC03
5H220CX05
5H220FF09
5H220JJ07
5H220JJ12
5H220JJ26
5H220JJ28
5K048AA04
5K048BA30
5K048EB06
5K048FC02
5K048GC03
5K048HA01
5K048HA02
5K048HA03
(57)【要約】
【課題】1モジュール化した新規な小型PLCを開発し、PLCの置換えや後付けで新規のPLCを設置可能な遠隔制御システムを提供する。
【解決手段】管理対象の拠点内又は拠点外に設置された制御手段と、管理対象の拠点内に設置されたPLCユニットと、前記PLCユニットにより制御される被制御装置とを備えた遠隔制御システムであって、前記PLCユニットは、無線アンテナと、無線通信を行うLTE通信モジュールと、近接無線通信を行う近接無線通信モジュールと、外部のセンサからのアナログ信号を入力するAD変換器と、前記AD変換器で変換されたデジタル信号を所定の計算条件を定義する計算テーブルに基づいて演算し、デジタル制御信号を自動生成する信号処理手段と、アナログ信号を変換出力するDA変換器と、から構成され、前記制御手段は、PLCユニットと、無線通信又は近接無線通信ネットワークにより前記計算テーブルを設定するようにした。
【選択図】
図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
管理対象の拠点内又は拠点外に設置された制御手段と、管理対象の拠点内に設置されたPLCユニットと、前記PLCユニットによってシーケンス制御される被制御装置とを備え、通信ネットワークを介して遠隔制御を行う遠隔制御システムであって、
前記PLCユニットは、
無線アンテナと、
前記無線アンテナを介して無線通信を行うLTE通信モジュールと、
前記無線アンテナを介して近接無線通信を行う近接無線通信モジュールと、
外部のセンサからのアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換器と、
前記AD変換器により変換されたデジタル信号を予め定められた計算条件を定義する計算テーブルに基づいて演算し、デジタル制御信号を自動生成する信号処理手段と、
前記信号処理手段により自動生成されたデジタル制御信号をアナログ信号に変換するDA変換器と、から構成され、
前記制御手段は、
前記PLCユニットと、無線通信又は近接無線通信のネットワークに接続され、前記無線通信又は前記近接無線通信により前記計算テーブルを設定することを特徴とする遠隔制御システム。
【請求項2】
前記制御手段は、無線端末又はクラウド上に備えられていることを特徴とする請求項1記載の遠隔制御システム。
【請求項3】
前記PLCユニットは、更に電磁接触器を有し、前記信号処理手段は予め定められた判定条件を定義する判定テーブルに基づいて電磁接触器を動作させ、前記被制御装置の動作をオン/オフすることを特徴とする請求項1又は2記載の遠隔制御システム。
【請求項4】
前記計算テーブルは、前記クラウド経由で遠隔で変更することを特徴とする請求項2記載の遠隔制御システム。
【請求項5】
前記判定テーブルは、前記クラウド経由で遠隔で変更することを特徴とする請求項3記載の遠隔制御システム。
【請求項6】
前記PLCユニットは、管理対象の拠点内に設置された制御盤の外部に取付けたことを特徴とする請求項1記載の遠隔制御システム。
【請求項7】
前記PLCユニットは、管理対象の拠点内に設置された制御盤に内蔵させ、前記無線アンテナを前記制御盤の外部に取付けたことを特徴とする請求項1記載の遠隔制御システム。
【請求項8】
管理対象の拠点内又は拠点外に設置された制御手段と、管理対象の拠点内に設置されたPLCユニットと、前記PLCユニットによってシーケンス制御される被制御装置とを備え、通信ネットワークを介して遠隔制御を行う遠隔制御システムであって、
前記PLCユニットは、
無線アンテナと、
前記無線アンテナを介して無線通信を行うLTE通信モジュールと、
前記無線アンテナを介して近接無線通信を行う近接無線通信モジュールと、
外部のセンサからのアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換器と、
前記AD変換器により変換されたデジタル信号を予め定められた計算条件を定義する計算テーブルに基づいて演算し、デジタル制御信号を自動生成する信号処理手段と、
前記信号処理手段により自動生成されたデジタル制御信号をアナログ信号に変換するDA変換器と、から構成され、
前記PLCユニットを第1のPLCユニットと第2のPLCユニットとの2台構成とし、
前記制御手段は、上記拠点外のクラウドに設置され、前記第1のPLCユニットと、前記第2のPLCユニットとは無線通信のネットワークを介して前記クラウドに接続され、
前記第1のPLCユニットのAD変換器のデジタル信号出力を前記クラウドに送信し、受信した前記AD変換器のデジタル信号出力に対して前記クラウドは、無線端末から受信した計算条件又は判定条件に基づいて演算し、デジタル制御信号を自動生成して前記第2のPLCユニットに出力し、受信した前記第2のPLCユニットのDA変換器により前記デジタル制御信号をアナログ信号に変換することを特徴とする遠隔制御システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遠隔制御システムに関し、特に管理対象の拠点内に設けられた自動制御のためのプログラマブル・ロジック・コントローラ(PLC)を管理対象の拠点内又は拠点外から通信ネットワークを介して遠隔制御を行うのに好適な遠隔制御システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、様々な被制御対象機器は、例えば被動力装置などがプログラマブル・ロジック・コントローラ(PLC)を介して接続され、PLCの自動制御により活用されている。PLCのことを、シーケンサと呼ぶこともある。
【0003】
ここで、活用されているPLC(又はシーケンサ)はプログラム可能であり、被制御対象機器の制御の種類に応じて、入力用PLC、出力用PLC、入出力PLCなどの形態を採っている。これらのPLCは、アナログ入力端子、デジタル入力端子、入力リレー接点端子、アナログ出力端子、デジタル出力端子、出力リレー接点端子などを備えている。これらの入力端子には、各種センサが接続されている。例えば、被動力装置が換気装置の場合は、PLCはセンサから室温や湿度などを検出して、出力端子から制御信号を出力し、被動力装置としての換気装置の自動制御を行うことになる。
【0004】
また、被動力装置が河川や水路に設置された水門開閉装置の場合は、PLCはセンサから河川や水路の水量などを検出して、出力端子から制御信号を出力し、被動力装置としての水門開閉装置の自動制御を行うことになる。
【0005】
上記したようなPLCは設置時に、一旦制御条件を設定すると、現場にサービスエンジニアが出向いて調整するか、管理者が手動で変更するしかなかった。
【0006】
しかしながら、古い河川の水門開閉装置などでは、インフラ設備としての装置設置時に一旦設定してしまうと変更が難しいという問題がある。例えば、インフラ設備は老朽化が進み、異常気象などで河川の水量の制御条件の設定が難しくなってきている。
【0007】
そこで、新しい水門開閉装置に変更しようとすると、古いPLCは遠隔制御対応になっていないので、PLCの制御条件を変更するためには、サービスエンジニアが現場に出向く必要が発生する。
【0008】
これらの問題を解決するため、例えば、特許文献1に記載のように、管理対象の領域内にある被制御機器を領域外から通信ネットワークを介して制御する遠隔制御システムが提案されている。この遠隔制御システムは、管理対象領域外のサーバ上に仮想PLCを実現したものであり、領域内の信号変換手段(IoTデバイス)は新たな制御信号を受信するまで、前回の制御信号を記憶した内容で被制御機器を制御するシステムである。
【0009】
近年、建築構造物の空調機器の操作手段として、スマートフォン(以下、スマホと略す)等の通信機器を介して操作するための制御用プログラムが開発されている。例えば、特許文献2には、通信ネットワークに接続可能なリモート端末によりダウンロードされた制御用プログラムを用いて、空気調和機等の制御対象機器の制御を行う機器制御システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開2020-53789号公報
【特許文献2】特開2004-289505号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
しかしながら、上記特許文献1では、管理対象の拠点外に設置された制御手段から管理対象の拠点内に設置されたPLCを遠隔制御をするだけであるので、拠点内にいる管理者によりPLCの制御条件を変更したい場合でも、PLCの制御条件を変更することができないという問題があった。
【0012】
特許文献2に開示された技術を用いて換気装置を制御する場合、換気装置が通信ネットワークを介して様々な要求を受けるために、通信ネットワークに常時接続されている必要がある。このため、例えば建築物が既設であり、リモート端末の接続に対応していない換気装置については、制御の対象とすることができない。また、換気装置の種類(換気扇・ダンパー・空気調和機など)によって対応する制御用プログラムが異なる場合、複数の制御用プログラムを手配する必要があり、管理が煩雑となる懸念があるという問題があった。
【0013】
図16に示すように、FA用の被制御機器(図示省略)を自動制御するPLC161にFA用小型ゲートウェイ装置162を接続して遠隔監視可能とし、クラウド163経由でスマホやPCなどの端末164から監視データのやり取りを行う遠隔監視システムが開発されている。この遠隔監視システムでは、PLC161と通信ネットワーク対応のFA用小型ゲートウェイ装置162とは別体構成のため、FA用小型ゲートウェイ装置162が小型であったとしても、PLCとゲートウェイ装置を組合せたシステムが大型化するという問題があった。また、FA用小型ゲートウェイ装置162は、各社PLCに対応させるため、各社対応のための制御信号を予めプログラム開発しておく必要があるので、プログラム開発工数が増加するという問題がある。
【0014】
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、被制御機器をPLCで自律制御を行うときに、通信ネットワーク対応の新規な小型PLCを開発し、通信ネットワーク非対応のPLCの置き換え可能とし、PLCが無い箇所に後付けで新規のPLCを設置可能とし、1種類の1つのPLCを用いて設定変更の自由度を高めた遠隔制御システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記課題を解決するため、第1発明の遠隔制御システムは、管理対象の拠点内又は拠点外に設置された制御手段と、管理対象の拠点内に設置されたPLCユニットと、前記PLCユニットによってシーケンス制御される被制御装置とを備え、通信ネットワークを介して遠隔制御を行う遠隔制御システムであって、前記PLCユニットは、無線アンテナと、前記無線アンテナを介して無線通信を行うLTE通信モジュールと、前記無線アンテナを介して近接無線通信を行う近接無線通信モジュールと、外部のセンサからのアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換器と、前記AD変換器により変換されたデジタル信号を予め定められた計算条件を定義する計算テーブルに基づいて演算し、デジタル制御信号を自動生成する信号処理手段と、前記信号処理手段により自動生成されたデジタル制御信号をアナログ信号に変換するDA変換器と、から構成され、前記制御手段は、前記PLCユニットと、無線通信又は近接無線通信のネットワークに接続され、前記無線通信又は前記近接無線通信により前記計算テーブルを設定することを特徴とする。
【0016】
第2発明の遠隔制御システムは、前記制御手段は、第1発明において、無線端末又はクラウド上に備えられていることを特徴とする。
【0017】
第3発明に係る遠隔制御システムは、第1発明又は第2発明において前記PLCユニットは、更に電磁接触器を有し、前記信号処理手段は予め定められた判定条件を定義する判定テーブルに基づいて電磁接触器を動作させ、前記被制御装置の動作をオン/オフすることを特徴とする。
【0018】
第4発明に係る遠隔制御システムは、第1発明において前記計算テーブルは、前記クラウド経由で遠隔で変更することを特徴とする。
【0019】
第5発明に係る遠隔制御システムは、第3発明において前記判定テーブルは、前記クラウド経由で遠隔で変更することを特徴とする。
【0020】
第6発明に係る遠隔制御システムは、第1発明において前記PLCユニットは、管理対象の拠点内に設置された制御盤の外部に取付けたことを特徴とする。
【0021】
第7発明に係る遠隔制御システムは、第1発明において前記PLCユニットは、管理対象の拠点内に設置された制御盤に内蔵させ、前記無線アンテナを前記制御盤の外部に取付けたことを特徴とする。
【0022】
第8発明に係る遠隔制御システムは、管理対象の拠点内又は拠点外に設置された制御手段と、管理対象の拠点内に設置されたPLCユニットと、前記PLCユニットによってシーケンス制御される被制御装置とを備え、通信ネットワークを介して遠隔制御を行う遠隔制御システムであって、前記PLCユニットは、無線アンテナと、前記無線アンテナを介して無線通信を行うLTE通信モジュールと、前記無線アンテナを介して近接無線通信を行う近接無線通信モジュールと、外部のセンサからのアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換器と、前記AD変換器により変換されたデジタル信号を予め定められた計算条件を定義する計算テーブルに基づいて演算し、デジタル制御信号を自動生成する信号処理手段と、前記信号処理手段により自動生成されたデジタル制御信号をアナログ信号に変換するDA変換器と、から構成され、前記PLCユニットを第1のPLCユニットと第2のPLCユニットとの2台構成とし、前記制御手段は、上記拠点外のクラウドに設置され、前記第1のPLCユニットと、前記第2のPLCユニットとは無線通信のネットワークを介して前記クラウドに接続され、前記第1のPLCユニットのAD変換器のデジタル信号出力を前記クラウドに送信し、受信した前記AD変換器のデジタル信号出力に対して前記クラウドは、無線端末から受信した計算条件又は判定条件に基づいて演算し、デジタル制御信号を自動生成して前記第2のPLCユニットに出力し、受信した前記第2のPLCユニットのDA変換器により前記デジタル制御信号をアナログ信号に変換することを特徴とする。
【発明の効果】
【0023】
以上の第1発明~第7発明によれば、被制御機器をPLCで自律制御を行うときに、通信ネット―ワーク対応の新規な小型PLCユニットを開発し、通信ネットワーク非対応のPLCの置き換え可能とし、PLCが無い箇所に後付けで新規のPLCユニットを設置可能とし、1種類の1つのPLCユニットを用いて設定変更の自由度を高めた遠隔制御システムを実現することができる。
【0024】
第8発明によれば、2台のPLCユニットを用い、入力と出力を設定変更可能とし、システム柔軟性の高い遠隔制御システムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図1】
図1は、本発明の実施形態を示す遠隔制御システムにおけるPLUユニットの基本構成図である。
【
図2】
図2は、
図1のPLUユニットの詳細ブロック構成図である。
【
図4】
図4(a)は、本発明の実施形態の遠隔制御システムにおけるPLUユニットを制御盤外に取付けた例を示す図である。
図4(b)は、本発明の実施形態の遠隔制御システムにおけるPLUユニットを制御盤内に取付けた例を示す図である。
【
図5】
図5は、PLUユニットのACアダプタ接続例を示す図である。
【
図6】
図6は、本発明の実施形態における設定テーブル例を示す図である。
【
図7】
図7は、本発明の遠隔制御システムの原理的な説明図である。
【
図8】
図8(a)は、PLUユニット1台での遠隔制御システムの概略構成図である。
図8(b)は、PLUユニット2台での遠隔制御システムの概略構成図である。
【
図9】
図9(a)は、PLUユニット1台でのクラウド型遠隔制御システムの概略構成図である。
図9(b)は、PLUユニット2台でのクラウド型遠隔制御システムの概略構成図である。
【
図10】
図10は、本発明の実施形態の遠隔制御システムにおける遠隔制御フローチャートである。
【
図11】
図11は、本発明を適用したPLUユニット1台構成の排水機場の遠隔制御システムの構成図である。
【
図13】
図13は、本発明を適用したPLUユニット3台構成の排水機場の遠隔制御システムの構成図である。
【
図14】
図14は、本発明を適用したPLUユニット1台構成の水処理場の遠隔制御システムの構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本発明を適用して例示した実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0027】
<実施形態>
【0028】
本実施形態の遠隔制御システムは、1つのPLUユニットにPLC機能及び遠隔通信機能をまとめて、汎用のPLUユニットを開発し、管理対象内にその汎用のPLUユニット1つを設置し、管理対象の拠点内又は拠点外に設置された制御手段(例えば、無線端末又はクラウド上に備えられたクラウドサーバ)から無線通信又は近接無線通信によりセンサからのアナログ入力信号を設定テーブルの計算条件(計算式)に基づいて制御信号を自動生成し、アナログ出力信号を出力するようにした。これにより、PLCの制御信号を生成するためのプログラム開発工数を削減することができる。また、1つのPLUユニットにPLC機能と複数の通信機能をモジュール化したので、システムの簡素化が図れ、小規模な遠隔制御システムを簡単に構築でき、システム開発費の削減、システムメンテナンスの柔軟性の向上も図れる。
【0029】
図1は、本発明の実施形態の遠隔制御システムに使用される小型のPLUユニットの基本構成図である。以下、
図1を用いてPLUユニットの原理的な説明を行う。
【0030】
小型のPLUユニットは、
図1に示すように、図中点線部にPLUユニットのメイン部の構成を示し、電磁接触器を有する。すなわち、PLUユニットは、AD変換器1と、Wi-Fi(登録商標)/BT通信機能付きSoC2と、LTE通信モジュール3と、DA変換器4と、電磁接触器5と、を有する。
【0031】
このPLUユニットは、外部のセンサ(図示せず)からのアナログ入力信号xを、AD変換器1でデジタル信号に変換し、その変換されたデジタル信号を予め定められた計算条件を定義する計算テーブルに基づいて演算し、信号処理手段としてのSoC2によりデジタル制御信号を自動生成し、SoC2により自動生成されたデジタル制御信号を、DA変換器4でアナログ信号に変換し、アナログ出力信号yするように構成した。また、SoC2の出力信号を予め定められた判定条件を定義する判定テーブルにより条件判定を行い、電磁接触器5より接点出力信号zを出力するように構成している。そして、LTE通信モジュール3により無線通信のクラウド上の制御手段としてのクラウドサーバ(図示省略)やSoC2のWi-Fi(登録商標)通信機能により拠点内の無線端末(図示省略)から遠隔制御により、計算テーブルや判定テーブルの設定、更新、削除などの処理を行うことができる。ここで、クラウドはパブリッククラウドやプライベートクラウドを利用することができる。また、パブリッククラウドとしては、AWS(Amazon Web Services)(登録商標)クラウドサービス、Azure(登録商標)クラウドサービス、Google(登録商標) Cloudサービスなどを利用することができる。これらのパブリッククラウドを利用する場合は、ユーザにクラウドサービス契約をしてもらい、クラウドサービス上で登録したユーザ管理を行うように構成しても良い。
【0032】
図2は、
図1のPLUユニットの詳細ハードウェアブロック構成図である。ここで、GPIOは、General-purpose input/outputの略で、「汎用入出力」を意味する。UARTは、Universal Asynchronous Receiver/Transmitterの略で、シリパラ/パラシリ変換回路を意味する。SPIは、Serial Peripheral Interfaceの略で、SoC24とAD変換器25a、25bやLAN部33との通信インタフェースである。
【0033】
本実施形態のPLUユニットは、
図2に示すように、LTE通信用の無線アンテナ21と、LTE通信モジュール22と、Wi-Fi(登録商標)通信用の近接無線通信アンテナ23と、近接無線通信機能付きのSoC24と、AD変換器25a、25bと、DA変換器26と、電磁接触器27と、電源スイッチ28と、電源モードキー29と、LED30と、USBコントローラ31と、USB-C端子32と、LAN部33と、LANコネクタ34と、シリアル通信部35と、シリアル通信用のRS485コネクタ36と、を有する。その他の端子類としては、2つのアナログ入力端子と、1つのアナログ出力端子と、2つのデジタル入力端子と、1つのデジタル出力端子と、電源端子と、を備えている。電源端子は、図示を省略しているが、AC商用電源をACアダプタ接続し、直流電源を供給する電源部を有している。
【0034】
無線アンテナ21は、LTE通信用の無線アンテナであり、管理対象の拠点外の制御手段から上記したPLCユニットの遠隔制御を行うための送受信アンテナである。
【0035】
LTE通信モジュール22は、SIMスロット(図示省略)に挿入されたSIMカードを介してモバイル携帯ネットワークに接続するためのモジュールである。CAT-M通信モジュール規格を使用することができる。
【0036】
近接無線通信アンテナ23は、Wi-Fi(登録商標)通信用のアンテである。図示を省略しているが、ブルートゥース(登録商標)通信用のアンテナを備え、ブルートゥース(登録商標)通信を行っても良い。
【0037】
近接無線通信機能付きのSoC24は、System-on-a-Chipを意味し、CPU、DSP、チップセット、Wi-Fi(登録商標)通信又はブルートゥース(登録商標)通信機能を内蔵している。また、
図2中、Wi-Fi(登録商標)通信のみを図示しているが、ブルートゥース(登録商標)通信を行っても良い。
【0038】
AD変換器25a、25bは、外部センサからの入力アナログ信号をデジタル信号に変換する。これにより、SoC24での信号処理が可能となる。
【0039】
DA変換器26は、計算テーブルで変換されたデジタル制御信号をアナログ鮮魚信号に変換する。AD変換器25a、25bとDA変換器26とでアナログ-アナログ変換を行い、制御信号のプログラム開発工数を削減することができる。
【0040】
電磁接触器27は、接点信号を出力し、例えば水門の開閉などを行うために使用される。
【0041】
電源スイッチ28は、PLCユニットの電源をON/OFFを行う。
【0042】
電源モードキー29は、電源モードが3モードあり、それぞれを切り替えるキーである。
【0043】
LED30は、電源ステータスを3色表示を行う表示器である。
【0044】
USBコントローラ31は、USBインタフェース用のコントローラである。
【0045】
USB-C端子32は、USB-TYPECのコネクタ端子である。
【0046】
LAN部33は、管理対象の拠点内において、無線端末等をLAN接続するためのイーサネット接続のコントローラである。
【0047】
LANコネクタ34は、LANケーブルをLAN部33に接続するためのR-45コネクタである。
【0048】
シリアル通信部35は、R485等のシリアル通信コントローラである。
【0049】
RS485コネクタ36は、シリアル通信部35に接続するためのものである。MODBUSに接続することもできる。
【0050】
【0051】
PLUユニットの外観は、
図3に示すように、アンテナ端子側にはアナログ入力端子、アナログ出力端子、RS485端子が配置されており、その反対側は電源端子、デジタル入力端子、デジタル出力端子、LANコネクタが配置され、2WAY方式を採用している。PLC制御の柔軟性を確保するために、2WAY方式を採用した。アナログ端子側には、アナログ絶縁回路を配置し、EMIノイズ低減を図っている。ESP32は、SoCチップである。右側面のアンテナ近傍にUSB-C端子を配置している。LTE通信用のSIMスロットを配置し、SIMカードの挿入可能となっている。
【0052】
図3に示すPLUユニット(モジュール)1つでPLCの遠隔制御を可能としているので、既存システムの置き換えや、新規設置の際にも狭スペース空間に設置可能である。
図4(a)(b)に制御盤の隙間に設置する例を示す。
図4(a)では、制御盤外に設置した例を示し、
図4(b)では制御盤内にPLUユニットを取り付け、アンテナを外部に引き出し、設置した例を示している。PLUユニット内に電源を内蔵すると、装置が大きくなるので、電源はACアダプタ方式を採用している。この例を
図5に示す。
【0053】
図6にPLCユニットの設定テーブルの例を示す。ここで、設定テーブルは、複数の設定項目(設定1、設定2、設定3、設定4・・・)と入力チャンネル、条件(計算又は判定)、条件式(計算式又は判定式)と出力先(アナログ出力又は接点出力)などから構成される。これらの項目に限定されない。
【0054】
例えば、設定1の項目を見ると、アナログ入力1の入力チャンネルで、計算条件の条件式を計算式=2x+3となっている。すなわち、アナログ入力1の値を単純に計算式=2x+3の計算を行い、アナログ出力1に出力することを意味している。これにより、アナログ入力値を単純な演算を行い、アナログ出力を行うので、プログラム開発が不要となる。また、シンプルな計算式で制御信号を生成するので、遠隔制御による設定、更新、変更などが容易になる。
【0055】
また、設定3の項目を見ると、アナログ入力1の入力チャンネルで、判定条件の条件式を判定式=x≧10mAとなっている。すなわち、アナログ入力1の値を単純に判定式x≧10mAの判定を行い、接点出力1に出力することを意味している。これにより、アナログ入力値を単純な判定を行い、接点出力を行うので、プログラム開発が不要となる。
【0056】
図7に
図6の設定テーブルを用いてアナログ入力の計算や判定を行い、制御信号を生成する例を示す。
【0057】
例えば、アナログ信号変換器6の入力がx=5mAであるとすると、設定1の場合、計算器8の計算式はy=2x+3となり、計算器7で計算すると、y=2*5mA+3=13mAとなる。さらに、判定器9、設定3の判定式を適用して、x≧10mAとなるので、アナログ信号変換器13の出力をx≧10mA→20mAを強制出力するような遠隔制御を行うことができる。また、スマホやPCなどの端末12からクラウド11に接続し、計算式8や判定式10の更新や変更を行うことができる。
【0058】
図8(a)は、PLUユニット1台でのクラウド型遠隔制御システムの概略構成図である。
図8(b)は、PLUユニット2台でのクラウド型遠隔制御システムの概略構成図である。
【0059】
図8(a)は遠隔制御システムをクラウドベースで構築し、PLCユニット15をクラウド16を介して接続し、スマホやPCなどの端末17の制御により計算式や判定式をクラウドから提供し、計算・判定処理を行うように構成したものである。
【0060】
図8(b)は遠隔制御システムをクラウドベースで構築し、PLCユニット18aとPLUユニット18bをそれぞれ入力と出力に分けて、クラウド19を介して接続し、スマホやPCなどの端末20の制御により計算式や判定式をクラウドに提供し、クラウド19上で計算・判定処理を行うように構成したものである。
【0061】
図9(a)は、PLUユニット1台でのクラウド型遠隔制御システムの概略構成図である。
図9(b)は、PLUユニット2台でのクラウド型遠隔制御システムの概略構成図である。
図9(a)は、クラウドベースの計算・判定処理は
図8(a)と同様であるが、入力信号を信号変換器81で符号化を行い、計算・判定式83を用いて、計算器/判定器で計算及び判定を行い、信号変換器86で復号化を行い、出力信号を出力する。システム管理者やエンジニアは、スマホ、PCなどの端末86を介してクラウド84経由で計算式及び又は判定式83の設定値を設定、更新することができる。
図10に
図9(a)の制御信号生成フローチャートを示す。すなわち、まず、入力信号の符号化ステップを実行する(ステップ901)。次に、符号化された入力信号に対して計算/判定処理を行う(ステップ902)。計算/判定結果を復号化して出力信号を生成する(ステップ903)。次に、出力信号を出力端子より出力する(ステップ904)。
【0062】
図9(b)は、クラウドベースの計算/判定処理はクラウド88上で行う構成とし、入力信号を信号変換器87で符号化を行い、クラウド88上で計算/判定処理を行い、信号変換器90で復号化を行い、出力信号を出力する。システム管理者やエンジニアは、スマホ、PCなどの端末89を介してクラウド88に接続してクラウド88内の設定値を設定、更新することができる。
【0063】
図11は、本発明を適用したPLUユニット1台構成の排水機場の遠隔制御システムの構成図である。
図12は、
図11の排水機場の遠隔制御システムの制御フローチャートである。PLUユニット40は、
図2や
図3で示した構成と同様であるので、ここでは、説明を省略する。排水機場のシステム自体は、既存の公知のシステムと同様であるので、説明を省略する。
【0064】
排水機場の遠隔制御システムは、
図11に示すように、PLCユニット40と、センサ(水位計)41と、センサ(雨量計)42と、センサ(開度計)43と、表示器44と、記録計(データロガー)45と、既存システム46と、除塵機47と、水門(ゲート)48と、ポンプ49と、警報装置(パトライト(登録商標)等)50と、クラウド51と、外部情報52と、端末53と、を有する。ここで、実線矢印はアナログ信号、点線矢印は接点又はパルス信号を示している。
【0065】
上記した排水機場の遠隔制御システムは、PLUユニット40を1台で遠隔可能な小規模な排水機場を示している。
【0066】
PLCユニット40と、クラウド51との間は。無線通信(LTE通信)又は近接無線通信(Wi-Fi(登録商標)通信)で無線通信ネットワーク接続されている。クラウド51上のクラウドサーバなどには、PLC制御用のアプリがインストールされており、PLCユニット40に対して遠隔制御を行うことができる構成となっている。また、クラウド51上のデータベースに外部情報52が蓄積されている。外部情報としては、気象情報(該当場所や上流の情報)、海の潮の情報、監視カメラ情報である。監視カメラは、直接PLUユニットに接続されていても良く、また直接接続されていない監視カメラの画像や映像でも良い。システム管理者やエンジニアは、端末53の遠隔制御によりクラウド51経由で、排水機場の遠隔監視、遠隔制御、設定などの操作部を操作して行うことができる。以下、
図12の遠隔制御フローチャートを用いて
図11の遠隔制御システムの動作を説明する。
【0067】
まず、センサ41~43からデータを取得する(ステップ1301)。具体的には、河川の水位情報、雨量情報、開度情報を取得する。
【0068】
次に、各デバイスの状態信号を取得する(ステップ1302)。例えば、センサ、塵埃機、ゲート(水門)、ポンプなどの状態信号である。
【0069】
次に、外部情報の取得を行う(ステップ1303)。外部情報としては、気象情報(該当場所や上流の情報)、海の潮の情報、監視カメラ情報などがある。これに限定されない。
【0070】
表示器44、記録計45、既存システム46などで取得したデータ出力を行う(ステップ1304)。
【0071】
次に、異常判定ステップを実行し(ステップ1305)、正常、異常判定を行う。判定結果において(ステップ1305)、異常と判定された場合は、除塵機47へ制御信号を出力する(ステップ1306)。
【0072】
次にゲートの異常判定ステップを実行する(ステップ1307)。ステップ1307において、正常と判定された場合は、ポンプの異常判定ステップを実行する(ステップ1309)。ステップ1307において、異常と判定された場合は、ゲート48、警報装置50へ制御信号を出力する(ステップ1308)。
【0073】
次に、ステップ1309において正常判定された場合は、ステップ1301の処理に戻る。また、ステップ1309において異常判定となった場合は、ポンプ49、警報装置50へ制御信号を出力し(ステップ1310)、ステップ1301の処理に戻る。
【0074】
制御信号の出力は、上述したPLUユニットの説明において、詳述したので、ここでは説明を省略する。
【0075】
クラウドベースでPLCユニットの遠隔制御を行えるので、システムが柔軟に構築できる。
【0076】
図13は、
図11の排水機場の設備規模が大きく、PLUユニット54、57、65の3台構成でシステムを構成したものである。
【0077】
PLUユニット3台構成の排水機場は、
図13に示すように、PLCユニット54と、センサ(水位計)55と、センサ(雨量計)56と、PLCユニット57と、表示器58と、記録計(データロガー)59と、既存システム60と、クラウド61と、外部情報62と、端末63と、センサ(開度計)64と、PLUユニット65と、除塵機66と、水門(ゲート)67と、ポンプ68と、警報装置69と、を有する。センサ(水位計)55は
図11のセンサ(水位計)41と同一であり、センサ(雨量計)56はセンサ42(雨量計)42と同一である。また、表示器58は表示器44と同一であり、記録計(データロガー)59は記録計(データロガー)45と同一である。既存システム60は既存システム46と同一である。クラウド61はクラウド51と同一である。外部情報62は外部情報52と同一である。端末63は端末53と同一である。センサ(開度計)64はセンサ(開度計)43と同一である。塵芥機66は塵芥機47と同一である。水門(ゲート)67は水門(ゲート)48と同一である。ポンプ68はポンプ49と同一である。警報装置69は警報装置50と同一である。なお、基本的な遠隔制御自体は、
図12のフローチャートと同様であるので、説明を省略する。
【0078】
図14は、水処理場の水質検査にPLUユニット1台を設置して、遠隔制御する例を示している。
図15は、
図14の水処理場のPLCユニットによる遠隔制御フローチャートである。
【0079】
水処理場は、
図14に示すように、PLUユニット70と、水質計器71(例えば、六六価クロムを検出)と、表示器72と、記録計(データロガー)73と、既存システム74と、水門(ゲート)75と、警報装置76と、クラウド77と、端末78とを有する。
【0080】
まず、水質計器71からデータを取得する(ステップ1401)。具体的には、六価クロムなどの濃度を検出する。
【0081】
次に、各デバイスの状態信号を取得する(ステップ1402)。例えば、水質計器、ゲート(水門)などの状態信号である。
【0082】
表示器72、記録計73、既存システム74などで取得したデータ出力を行う(ステップ1403)。
【0083】
次に、異常判定ステップを実行し(ステップ1404)、正常、異常判定を行う。ステップ1404において、正常と判定された場合は、ステップ1401に戻る。ステップ1404において、異常と判定された場合は、ゲート75、警報装置76へ制御信号を出力する(ステップ1405)。
【0084】
このように、本実施形態によれば、被制御機器をPLCで自律制御を行うときに、通信ネット―ワーク対応の新規な小型PLCユニットを開発し、通信ネットワーク非対応のPLCの置き換え可能とし、PLCが無い箇所に後付けで新規のPLCユニットを設置可能とし、1種類の1つのPLCユニットを用いて設定変更の自由度を高めた遠隔制御システムを実現することができる。
【0085】
さらに、本実施形態によれば、2台のPLCユニットを用い、入力と出力を設定変更可能とし、システム柔軟性の高い遠隔制御システムを実現することができる。
【符号の説明】
【0086】
1 AD変換器
2 SoC(Wi-Fi(登録商標)/BT通信機能付き)
3 LTE通信モジュール
4 DA変換器
5 電磁接触器
6 アナログ信号変換器
7 計算機
8 計算式
9 判定器
10 判定式
11 クラウド
12 端末(スマホ、PC)
13 アナログ信号変換器
14 デジタル信号/接点信号
15 PLCユニット
16 クラウド
17、20 端末(スマホ、PC)
18a、18b PLUユニット
19 クラウド
21 無線アンテナ(LTE通信用)
22 LTE通信モジュール
23 近接無線通信アンテナ(Wi-Fi(登録商標)通信用)
24 SoC
25a、25b AD変換器
26 DA変換器
27 電磁接触器
28 電源スイッチ
29 電源モードキー
30 LED
31 USBコントローラ
32 USB-C端子
33 LAN部
34 LANコネクタ
35 シリアル通信部
36 RS485コネクタ
40 PLCユニット
41 センサ(水位計)
42 センサ(雨量計)
43 センサ(開度計)
44 表示器
45 記録計(データロガー)
46 既存システム
47 除塵機
48 水門(ゲート)
49 ポンプ
50 警報装置(パトライト(登録商標))
51 クラウド
52 外部情報
53 端末
54 ユニット
55 センサ(水位計)
56 センサ(雨量計)
57 PLCユニット
58 表示器
59 記録計(データロガー)
60 既存システム
61 クラウド
62 外部情報
63 端末
64 センサ(開度計)
65 PLUユニット
66 除塵機
67 水門(ゲート)
68 ポンプ
69 警報装置(パトライト(登録商標))
70 PLCユニット
71 水質計器
72 表示器
73 記録計(データロガー)
74 既存システム
75 ゲート
76 警報装置
77 クラウド
78 端末
81 信号変換器
82 計算器
83 判定式
84 クラウド
86 信号変換器
86 端末
87 信号変換器
88 クラウド
89 端末
90 信号変換器
162 FA用小型ゲートウェイ装置
163 クラウド
164 端末
901 符号化ステップ
902 計算/判定処理ステップ
903 出力信号生成ステップ
904 出力ステップ
1301 データ取得ステップ
1302 状態信号取得ステップ
1303 外部情報取得ステップ
1304 データ出力ステップ
1305 異常判定(ごみ)ステップ
1306 塵芥機出力ステップ
1307 異常判定(ゲート)ステップ
1308 出力ステップ
1309 異常判定(ポンプ)ステップ
1310 出力ステップ
1401 データ取得ステップ
1402 状態信号取得ステップ
1403 データ出力ステップ
1404 異常判定ステップ
1405 出力ステップ