(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024165884
(43)【公開日】2024-11-28
(54)【発明の名称】荷物受渡支援システム、サーバ装置、及び荷物受渡支援方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/08 20240101AFI20241121BHJP
【FI】
G06Q10/08
【審査請求】未請求
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023082460
(22)【出願日】2023-05-18
(71)【出願人】
【識別番号】000006633
【氏名又は名称】京セラ株式会社
(72)【発明者】
【氏名】寺井 良太
【テーマコード(参考)】
5L010
5L049
【Fターム(参考)】
5L010AA16
5L049AA16
(57)【要約】 (修正有)
【課題】作業者が荷物の大きさを想起できる荷物受渡支援システム、サーバ装置及び荷物受渡支援方法を提供する。
【解決手段】発送装置10と、サーバ装置20と、受渡支援装置30と、受取人端末40とが、ネットワーク50によって互いにデータの送受信が可能な荷物受渡支援システムS1において、サーバ装置は、第1荷物の画像である第1荷物画像と、第1荷物の大きさを示す情報である第1荷物大きさ情報と、第1荷物と大きさを比較される物体である第1対象物の画像である第1対象物画像と、第1対象物の大きさを示す情報である第1対象物大きさ情報とを記憶する記憶部と、第1荷物画像と第1対象物画像とに基づいて、第1荷物と第1対象物とを含む第1出力画像を作成する画像作成部と、を備える。画像作成部は、第1荷物大きさ情報と第1対象物大きさ情報とに基づいて特定された第1荷物と第1対象物との大小関係が維持された第1出力画像を作成する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1荷物の画像である第1荷物画像と、前記第1荷物の大きさを示す情報である第1荷物大きさ情報と、前記第1荷物と大きさを比較される物体である第1対象物の画像である第1対象物画像と、前記第1対象物の大きさを示す情報である第1対象物大きさ情報とを記憶する記憶部と、
前記第1荷物画像と前記第1対象物画像とに基づいて、前記第1荷物と前記第1対象物とを含む第1出力画像を作成する画像作成部と、を備え、
前記画像作成部は、前記第1荷物大きさ情報と前記第1対象物大きさ情報とに基づいて特定された前記第1荷物と前記第1対象物との大小関係が維持された、前記第1出力画像を作成する、荷物受渡支援システム。
【請求項2】
前記画像作成部は、前記第1荷物大きさ情報と前記第1対象物大きさ情報とに基づいて、前記第1荷物画像又は前記第1対象物画像の少なくともいずれか一方の大きさを変更することで前記第1出力画像を作成する、請求項1に記載の荷物受渡支援システム。
【請求項3】
前記画像作成部は、前記第1荷物画像の大きさを基準として、前記第1対象物画像の大きさを変更することで前記第1出力画像を作成する、請求項2に記載の荷物受渡支援システム。
【請求項4】
前記画像作成部は、前記第1対象物画像の大きさを基準として、前記第1荷物画像の大きさを変更することで前記第1出力画像を作成する、請求項2に記載の荷物受渡支援システム。
【請求項5】
前記画像作成部は、前記第1荷物画像の大きさと前記第1対象物画像の大きさとの間の所定の大きさを基準として、前記第1荷物画像の大きさ及び前記第1対象物画像の大きさを変更することで前記第1出力画像を作成する、請求項2に記載の荷物受渡支援システム。
【請求項6】
前記画像作成部は、前記第1荷物大きさ情報から第1荷物の大きさを示す第1荷物特徴量を計算し、
前記画像作成部は、前記第1対象物大きさ情報から第1対象物の大きさを示す第1対象物特徴量を計算し、
前記画像作成部は、前記第1荷物特徴量と前記第1対象物特徴量との比に基づいて、前記第1荷物と前記第1対象物との大小関係を特定する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の荷物受渡支援システム。
【請求項7】
前記記憶部は、前記第1荷物と大きさを比較される物体であり且つ前記第1対象物と大きさが異なる物体である第2対象物の画像である第2対象物画像と、前記第2対象物の大きさを示す情報である第2対象物大きさ情報とをさらに記憶し、
前記画像作成部は、
前記第1対象物の大きさが前記第2対象物の大きさよりも前記第1荷物の大きさに近い場合、前記第1出力画像を作成し、
前記第2対象物の大きさが前記第1対象物の大きさよりも前記第1荷物の大きさに近い場合、前記第1荷物大きさ情報と前記第2対象物大きさ情報とに基づいて特定した前記第1荷物と前記第2対象物との大小関係が維持された、前記第1荷物と前記第2対象物を含む第2出力画像を作成する、請求項1に記載の荷物受渡支援システム。
【請求項8】
前記画像作成部は、前記第1出力画像を出力する出力装置の出力領域の縦横比に合わせて、前記第1出力画像の縦横比を決定する、請求項1に記載の荷物受渡支援システム。
【請求項9】
前記第1荷物の識別情報である第1荷物番号を割り当てる荷物番号割当部をさらに備え、
前記記憶部は、前記第1荷物番号を前記第1荷物大きさ情報と対応付けて記憶し、
前記第1荷物番号を示す配列は、前記第1荷物大きさ情報を示す配列を含む、請求項1に記載の荷物受渡支援システム。
【請求項10】
前記記憶部は、前記第1荷物と、前記第1荷物を保管する施設である第1受渡施設と、を対応付けて記憶し、
前記記憶部は、前記第1荷物と異なる荷物である第2荷物と、前記第2荷物を保管する施設である第2受渡施設と、を対応付けて記憶し、
前記第1受渡施設と前記第2受渡施設とが一致する場合において、前記画像作成部は、
前記第1荷物の外観と前記第2荷物の外観とが類似しない場合、前記第1対象物を含まない前記出力画像を作成し、
前記第1荷物の外観と前記第2荷物の外観とが類似する場合、前記出力画像を作成する、請求項1に記載の荷物受渡支援システム。
【請求項11】
第1荷物の画像である第1荷物画像と、前記第1荷物の大きさを示す情報である第1荷物大きさ情報と、前記第1荷物を保管する施設である第1受渡施設と、を対応付けて記憶する記憶部と、
前記第1荷物画像に基づいて、前記第1荷物を含む出力画像を作成する画像作成部と、を備え、
前記記憶部は、前記第1荷物と異なる荷物である第2荷物の画像である第2荷物画像と、前記第2荷物の大きさを示す情報である第2荷物大きさ情報荷物と、を対応付けて記憶し、
前記第1荷物と前記第2荷物とがともに前記第1受渡施設に保管されている場合において、前記画像作成部は、
前記第1荷物の外観と前記第2荷物の外観とが類似しない場合、前記出力画像を作成し、
前記第1荷物の外観と前記第2荷物の外観とが類似する場合、前記第1荷物大きさ情報を含む前記出力画像を作成する、荷物受渡支援システム。
【請求項12】
第1荷物の画像である第1荷物画像と、前記第1荷物の大きさを示す情報である第1荷物大きさ情報と、前記第1荷物と大きさを比較される物体である第1対象物の画像である第1対象物画像と、前記第1対象物の大きさを示す情報である第1対象物大きさ情報とを記憶する記憶部と、
前記第1荷物画像と前記第1対象物画像とに基づいて、前記第1荷物と前記第1対象物とを含む第1出力画像を作成する画像作成部と、を備え、
前記画像作成部は、前記第1荷物大きさ情報と前記第1対象物大きさ情報とに基づいて特定した前記第1荷物と前記第1対象物との大小関係が維持された、前記第1出力画像を作成する、サーバ装置。
【請求項13】
記憶部が、第1荷物の画像である第1荷物画像と、前記第1荷物の大きさを示す情報である第1荷物大きさ情報と、を記憶するステップと、
前記記憶部が、前記第1荷物と大きさを比較される物体である第1対象物の画像である第1対象物画像と、前記第1対象物の大きさを示す情報である第1対象物大きさ情報とを記憶するステップと、
画像作成部が、前記第1荷物画像と前記第1対象物画像とに基づいて、前記第1荷物と前記第1対象物とを含む第1出力画像を作成するステップと、
前記画像作成部が、前記第1荷物大きさ情報と前記第1対象物大きさ情報とに基づいて
特定した前記第1荷物と前記第1対象物との大小関係が維持された、前記第1出力画像を作成するステップと、を備える、荷物受渡支援方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、荷物受渡支援システム、サーバ装置、及び荷物受渡支援方法に関する。
【背景技術】
【0002】
電子商取引(EC:Electric Commerce)の発展に伴い、郵便局又はコンビニエンスストアなどの施設での荷物の受け渡しが増加している。荷物を受取人に渡す場合、当該施設に届けられた荷物の中から、受取人が指定した荷物を、当該施設の作業者が探す必要がある。
【0003】
従来、作業者が荷物を探すことを支援するシステムとしては、荷物番号と荷物の画像を対応付けるシステムが知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
受取人が指定した荷物を作業者が探す場合において、指定された荷物の大きさがわからない場合がある。
【0006】
そこで、本開示では、作業者が荷物の大きさを想起できるようにすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
荷物受渡支援システムの一態様は、第1荷物の画像である第1荷物画像と、前記第1荷物の大きさを示す情報である第1荷物大きさ情報と、前記第1荷物と大きさを比較される物体である第1対象物の画像である第1対象物画像と、前記第1対象物の大きさを示す情報である第1対象物大きさ情報とを記憶する記憶部と、前記第1荷物画像と前記第1対象物画像とに基づいて、前記第1荷物と前記第1対象物とを含む第1出力画像を作成する画像作成部と、を備える。前記画像作成部は、前記第1荷物大きさ情報と前記第1対象物大きさ情報とに基づいて特定された前記第1荷物と前記第1対象物との大小関係が維持された、前記第1出力画像を作成する。
【0008】
荷物受渡支援システムの一態様は、第1荷物の画像である第1荷物画像と、前記第1荷物の大きさを示す情報である第1荷物大きさ情報と、前記第1荷物を保管する施設である第1受渡施設と、を対応付けて記憶する記憶部と、前記第1荷物画像に基づいて、前記第1荷物を含む出力画像を作成する画像作成部と、を備える。前記記憶部は、前記第1荷物と異なる荷物である第2荷物の画像である第2荷物画像と、前記第2荷物の大きさを示す情報である第2荷物大きさ情報荷物と、を対応付けて記憶する。前記第1荷物と前記第2荷物とがともに前記第1受渡施設に保管されている場合において、前記画像作成部は、前記第1荷物の外観と前記第2荷物の外観とが類似しない場合、前記出力画像を作成し、前記第1荷物の外観と前記第2荷物の外観とが類似する場合、前記第1荷物寸法情報を含む前記出力画像を作成する。
【0009】
サーバ装置の一態様は、第1荷物の画像である第1荷物画像と、前記第1荷物の大きさを示す情報である第1荷物大きさ情報と、前記第1荷物と大きさを比較される物体である
第1対象物の画像である第1対象物画像と、前記第1対象物の大きさを示す情報である第1対象物大きさ情報とを記憶する記憶部と、前記第1荷物画像と前記第1対象物画像とに基づいて、前記第1荷物と前記第1対象物とを含む第1出力画像を作成する画像作成部と、を備える。前記画像作成部は、前記第1荷物大きさ情報と前記第1対象物大きさ情報とに基づいて特定した前記第1荷物と前記第1対象物との大小関係が維持された、前記第1出力画像を作成する。
【0010】
荷物受渡支援方法の一態様は、記憶部が、第1荷物の画像である第1荷物画像と、前記第1荷物の大きさを示す情報である第1荷物大きさ情報と、を記憶するステップと、前記記憶部が、前記第1荷物と大きさを比較される物体である第1対象物の画像である第1対象物画像と、前記第1対象物の大きさを示す情報である第1対象物大きさ情報とを記憶するステップと、画像作成部が、前記第1荷物画像と前記第1対象物画像とに基づいて、前記第1荷物と前記第1対象物とを含む第1出力画像を作成するステップと、前記画像作成部が、前記第1荷物大きさ情報と前記第1対象物大きさ情報とに基づいて特定した前記第1荷物と前記第1対象物との大小関係が維持された、前記第1出力画像を作成するステップと、を備える。
【発明の効果】
【0011】
本開示によれば、作業者が荷物の大きさを想起できるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】
図1は、実施形態1に係る荷物受渡支援システムS1を示す図である。
【
図2】
図2は、実施形態1に係る発送装置10を示す機能ブロック図である。
【
図3】
図3は、実施形態1に係るサーバ装置20を示す機能ブロック図である。
【
図4】
図4は、実施形態1に係る荷物管理データベースDB1を示す図である。
【
図5】
図5は、実施形態1に係る対象物データベースDB2を示す図である。
【
図6】
図6は、実施形態1に係る受渡支援装置30を示す機能ブロック図である。
【
図7】
図7は、実施形態1に係る受取人端末40を示す機能ブロック図である。
【
図8】
図8は、実施形態1に係る荷物受渡支援方法を示すシーケンス図である。
【
図9】
図9は、実施形態1に係る荷物受渡支援方法を示すシーケンス図である。
【
図10】
図10は、実施形態1に係る第1対応処理を示すフローチャートである。
【
図11】
図11は、実施形態1に係る出力画像の作成処理を示すフローチャートである。
【
図12】
図12は、実施形態1に係る出力画像の一例を示す図である。
【
図13】
図13は、実施形態1に係る出力画像の一例を示す図である。
【
図14】
図14は、実施形態1に係る出力画像の一例を示す図である。
【
図15】
図15は、実施形態2に係るサーバ装置20を示す機能ブロック図である。
【
図16】
図16は、実施形態2に係る第1対応処理を示すフローチャートである。
【
図17】
図17は、実施形態2に係る出力画像の一例を示す図である。
【
図18】
図18は、実施形態2に係る出力画像の一例を示す図である。
【
図19】
図19は、実施形態3に係る受渡支援装置30を示す機能ブロック図である。
【
図20】
図20は、実施形態3に係る荷物受渡支援方法を示すシーケンス図である。
【
図21】
図21は、実施形態4に係る発送装置10を示す機能ブロック図である。
【
図22】
図22は、実施形態4に係る荷物管理データベースDB1を示す図である。
【
図23】
図23は、実施形態4に係る荷物受渡支援方法を示すシーケンス図である。
【
図24】
図24は、実施形態4に係る荷物受渡支援方法を示すシーケンス図である。
【
図25】
図25は、実施形態5に係る出力画像の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下において、実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。但し、図面は模式的なものである。
【0014】
<1.実施形態1>
<1-1.荷物受渡支援システムS1>
<1-1-1.システム構成の概要>
以下において、実施形態に係る荷物受渡支援システムS1について説明する。
図1に示すように、荷物受渡支援システムS1は、発送施設FMに備えられる発送装置10と、サーバ装置20と、受渡施設FRに備えられる受渡支援装置30と、受取人端末40と、を有する。発送装置10と、サーバ装置20と、受渡支援装置30と、受取人端末40とは、ネットワーク50によって互いに接続されており、互いにデータの送受信が可能となっている。ネットワーク50は、インターネット網を含んでもよく、移動体通信網を含んでもよい。ネットワーク50は、VPN(VirtualPrivateNetwork)を含んでもよい。なお、
図1の例では、説明の便宜上、発送装置10と、サーバ装置20と、受渡支援装置30と、受取人端末40とを、それぞれ1台のみ示しているが、実際には、1以上の発送装置10と、1以上のサーバ装置20と、1以上の受渡支援装置30と、1以上の受取人端末40が接続されており、1以上の発送施設FM、1以上の受渡施設FR、及び1以上の受取人が利用できるシステムとなっている。
【0015】
発送施設FMは、荷物を発送することができる施設である。発送施設FMは、配送業者が所有する施設であってもよく、配送業者の個人顧客が所有する施設であってもよく、配送業者の法人顧客が所有する施設であってもよい。発送施設FMは、例えば、コンビニエンスストア又は郵便局などの店舗であってもよいが、これに限定されない。発送施設FMは、発送装置10を備える。発送施設FMは、一定期間、荷物を保管することができる。例えば、発送施設FMは、荷物を保管する倉庫、バックヤードなどの荷物を保管する空間を備えてもよい。例えば、発送施設FMは、荷物の発送を希望する者(依頼人)から荷物の受け取りを行う窓口を備えてもよい。
【0016】
発送装置10は、荷物受渡支援システムS1で扱われる荷物の発送に関する処理を行う装置である。発送装置10は、物理的には1台のコンピュータで実現されていてもよいし、複数台のコンピュータで実現されていてもよい。
図2は、発送装置10のハードウェア構成図の一例である。発送装置10は、汎用のコンピュータで実現されてもよく、多機能の携帯型端末(例えば、スマートフォン又はタブレット等)にアプリと呼ばれる専用のプログラムを組み込むことにより実現されてもよい。
【0017】
ここで、荷物とは、配送業者によって運搬される品物である。例えば、荷物は、品物が梱包された段ボール箱などの箱であってもよい。また、荷物は、品物が納められた袋、鞄等であってもよい。また、荷物は、複数の荷物が固定されたパレットであってもよい。また、荷物は、複数の荷物が納められたボックスパレット又はコンテナ等であってもよい。
【0018】
サーバ装置20は、荷物受渡支援システムS1で扱われる荷物の情報を管理する装置である。サーバ装置20は、物理的には1台のコンピュータで実現されていてもよいし、複数台のコンピュータで実現されていてもよい。サーバ装置20は、ネットワーク50上で複数に分散されたクラウドシステムとして実現されていてもよい。
図3は、サーバ装置2
0のハードウェア構成図の一例である。
図4と
図5は、サーバ装置20内で管理されるデータベースの一例を示す図である。
【0019】
受渡施設FRは、荷物受渡支援システムS1で扱われる荷物を受渡することができる施設である。受渡施設FRは、配送業者が所有する施設であってもよく、配送業者の個人顧客が所有する施設であってもよく、配送業者の法人顧客が所有する施設であってもよい。受渡施設FRは、例えば、コンビニエンスストア又は郵便局などの店舗であってもよいが、これに限定されない。受渡施設FRは、受渡支援装置30を備える。受渡施設FRは、一定期間、荷物を保管することができる。例えば、受渡施設FRは、荷物を保管する倉庫、バックヤードなどの荷物を保管する空間を備えてもよい。例えば、受渡施設FRは、依頼人から送られた荷物の受け取りを希望する者(受取人)への荷物の受け渡しを行う窓口を備えてもよい。
【0020】
受渡支援装置30は、荷物受渡支援システムS1で扱われる荷物を受取人への受渡に関する処理を行う装置である。受渡支援装置30は、出力画像を出力して、作業者から受取人への荷物の受け渡しを支援する。荷物受渡装置は、物理的には1台のコンピュータで実現されていてもよいし、複数台のコンピュータで実現されていてもよい。
図6は、荷物受渡装置のハードウェア構成図の一例である。荷物受渡装置は、汎用のコンピュータで実現されてもよく、多機能の携帯型端末(例えば、スマートフォン又はタブレット等)にアプリと呼ばれる専用のプログラムを組み込むことにより実現されてもよい。
【0021】
受取人端末40は、荷物の受取人が所持する端末装置である。
図7は、受取人端末40のハードウェア構成図である。受取人端末40は、多機能の携帯型端末(例えば、スマートフォン又はタブレット等)にアプリと呼ばれる専用のプログラムを組み込むことにより実現される。受取人端末40としては、CPUの演算処理部等を備え、情報処理機能、ネットワーク50通信機能等を有していれば、ノートPC、タブレット等、スマートフォン以外のものを用いることも可能である。荷物管理システムにおける受取人端末40として利用するためには、地図ソフトウェアやSNSソフトウェア等をスマートフォンにインストールしておくことにより、より便利に荷物管理を行うことが可能となる。
【0022】
<1-1-2.システムの構成要素の詳細>
<1-1-2-1.発送装置10>
発送装置10は、
図2に示すように、発送装置10の動作を制御する制御部10aと、制御部10aが実行するプログラム又は発送装置10が取得したデータを記憶する記憶部10bと、ネットワーク50を介してサーバ装置20等の他のコンピュータとネットワーク50通信を行うための通信部10cと、情報を出力する出力部10dと、情報を入力するために用いられる入力部10eと、荷物情報を作成する荷物情報作成部10fとを備え、互いにバスを介して接続されている。
【0023】
制御部10aは、CPU(Central Processing Unit)と、コンピュータのメインメモリであるRAM(Random Access Memory)とを含んでもよい。制御部10aの各種機能(発送装置10の各種機能)は、例えば、制御部10aのCPUが記憶部10b内のプログラムを実行することによって実現されてもよい。
【0024】
記憶部10bは、各種情報を記憶可能に構成される。記憶部10bは、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)などの、制御部10aのCPUが読み取り可能な非一時的な記録媒体を含んでもよい。記憶部10bは、例えば、ハードディスク、フラッシュメモリ等のデータ記憶媒体をであってもよい。
【0025】
通信部10cは、通信モジュールによって構成されてもよい。通信モジュールは、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax、ZigBee(登録商標)、BLUETOOTH(登録商標)、Wi―SUN、LTE(登録商標)、5G、又は6G等の規格に準拠する無線通信モジュールであってもよく、IEEE802.3等の規格に準拠する有線通信モジュールであってもよい。
【0026】
出力部10dは、発送装置10と一体化した表示装置(液晶ディスプレイ等)であってもよい。また、出力部10dは、無線又は有線によって発送装置10と通信可能な状態にある、発送装置10から独立した表示装置であってもよい。
【0027】
入力部10eは、発送装置10と一体化した入力装置であってもよい。また、入力部10eは、無線又は有線によって発送装置10と通信可能な状態にある、発送装置10から独立した入力装置であってもよい。入力部10eは、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力装置であってもよい。また、入力部10eは、カメラなどの撮像装置であってもよい。また、入力部10eは、カメラなどの撮像機器で撮影された画像データの入力を受け付ける装置であってもよい。入力部10eは、荷物画像と荷物寸法情報の入力を同時に受け付けてもよい。例えば、入力部10eは、デプスセンサーがついたカメラであってもよい。発送装置10は、入力部10eを介して、荷物画像、荷物寸法情報、又は発送状情報の入力を受け付けてもよい。
【0028】
荷物情報作成部10fは、荷物情報を作成する。荷物情報は、発送施設FMから受渡施設FRに配送される荷物に関する情報である。荷物情報は、入力部10eを介して入力された情報に基づいて、荷物情報作成部10fに作成される。荷物情報は、荷物画像及び荷物寸法情報を少なくとも含む。荷物情報は、発送状情報をさらに含んでもよい。荷物情報は、サーバ装置20の荷物データ管理部20gが、サーバ装置20の記憶部20bに荷物データを追加するために用いられる。言い換えると、荷物情報は、サーバ装置20が荷物データを荷物管理データベースDB1に追加するために用いられる情報である。
【0029】
荷物画像は、荷物の画像である。荷物画像は、後述する出力画像を作成するために用いられる画像である。出力画像に荷物画像が含まれることで、受渡施設FRで荷物を探す作業者が、荷物を見つけ出すことを容易にすることができる。荷物画像は、撮影機器によって撮影された画像を、入力部10eを介して発送装置10に入力することで作成されてもよい。また、入力部10eが撮影装置を備える場合、撮影装置で荷物を撮影することで、荷物画像は作成されてもよい。荷物画像は、発送装置10を利用する発送施設FMの作業者が撮影してもよく、荷物の発送を依頼する依頼人が撮影してもよい。荷物画像は、荷物を受渡施設FRに配送する配送業者に渡すまでに撮影されればよい。なお、荷物画像は、実際の荷物を撮影した画像の代わりに、荷物の外観と対応する画像等で代用してもよい。例えば、荷物が物品を梱包した段ボール箱である場合、当該段ボール箱を撮影した画像の代わりに、当該段ボール箱と類似した形状の段ボール箱の画像又はイラスト等を、当該段ボール箱の荷物画像としてもよい。
【0030】
荷物寸法情報は、荷物の寸法を示す情報である。荷物寸法情報は、後述する出力画像を作成するために用いられる情報である。具体的には、荷物寸法情報は、出力画像を作成する処理において、荷物と対象物の大小関係を決定することに用いられる情報であってもよい。荷物寸法情報は、発送施設FMの作業者が、荷物の寸法を計測した結果を入力することで作成されてもよい。また、発送装置10に撮影機器が接続されている場合、撮影機器によって撮影された荷物の画像を解析した結果から荷物寸法情報は作成されてもよい。荷物寸法情報は、荷物を受渡施設FRに配送する配送業者に渡すまでに作成されればよい。なお、荷物寸法情報は、荷物の大きさを示す荷物大きさ情報の一例である。
【0031】
荷物寸法情報は、荷物の縦方向の長さ、荷物の横方向の長さ、及び荷物の高さ方向の長さを含んでもよい。例えば、荷物が直方体状である場合、荷物寸法情報は、荷物の縦方向の辺の長さ、荷物の横方向の辺の長さ、及び荷物の高さ方向の辺の長さを含んでもよい。例えば、荷物が円柱状である場合、荷物寸法情報は、円形状の面の半径の長さ、及び荷物の高さ方向の辺の長さを含んでもよい。例えば、荷物が四角錐台状である場合、荷物寸法情報は、荷物の底面の縦方向の辺の長さ、荷物の底面の横方向の辺の長さ、及び荷物の高さ方向の辺の長さを含んでもよい。例えば、荷物が楕円柱状である場合、荷物寸法情報は、楕円形状の面の長軸の長さ、楕円形状の面の短軸の長さ、及び荷物の高さ方向の辺の長さを含んでもよい。なお、辺の長さの決め方は、宅配便又は郵便物などにおける荷物の大きさの計り方に基づいて決められてもよい。また、荷物寸法情報は、荷物の3つの長さの合計値、荷物の3つの長さの平均値、荷物の3つの長さの積をさらに含んでもよい。また、荷物寸法情報は、荷物の3つの長さの内から選んだ2つの長さの合計値、荷物の3つの長さの内から選んだ2つの長さの積、荷物の3つ長さの内から選んだ2つの長さの積の平均値を含んでもよい。
【0032】
発送状情報は、発送施設FMから受渡施設FRに配送される荷物の発送状に関する情報である。例えば、発送状情報には、受渡施設FRの郵便番号、住所、GPS(Global Positioning System)情報が含まれていてもよい。発送状情報には、受取人の名称又は受取人を識別する情報(受取人ID)、若しくは、受取人のメールアドレス又は電話番号が含まれてもよい。発送状情報には、発送施設FMの郵便番号、住所、GPS情報が含まれていてもよい。発送状情報には、依頼人の又は依頼人を識別する情報(依頼人ID)、若しくは、依頼人のメールアドレス又は電話番号が含まれてもよい。発送状情報には、荷物の伝票の画像、荷物の伝票番号、荷物を配送する配送業者を識別する情報が含まれてもよい。
【0033】
荷物データは、サーバ装置20が荷物の情報を荷物管理データベースDB1に追加するために用いられる情報である。荷物データは、発送装置10によって作成される。荷物データには、少なくとも荷物寸法情報と、荷物画像とが含まれる。荷物データは、発送状情報をさらに含んでもよい。
【0034】
<1-1-2-2.サーバ装置20>
サーバ装置20は、
図3に示すように、サーバ装置20の動作を制御する制御部20aと、制御部20aが実行するプログラム又は発送装置10が取得したデータを記憶する記憶部20bと、ネットワーク50を介して発送装置10等の他のコンピュータとネットワーク50通信を行うための通信部20cと、情報を出力する出力部20dと、情報を入力するために用いられる入力部20eと、荷物番号を割り当てる荷物番号割当部20fと、荷物管理データベースDB1を管理する荷物データ管理部20gと、受取可能情報を作成する受取可能情報作成部20hと、出力画像を作成する画像作成部20iと、出力情報を作成する出力情報作成部20jと、受取確認情報を作成する受取確認情報作成部20kと、対象物番号を割り当てる対象物番号割当部20lと、対象物管理データベースDB2を管理する対象物データ管理部20mとを備え、互いにバスを介して接続されている。
【0035】
制御部20aは、CPUと、コンピュータのメインメモリであるRAMと、を含んでもよい。制御部20aの各種機能(サーバ装置20の各種機能)は、例えば、制御部20aのCPUが記憶部20b内のプログラムを実行することによって実現されてもよい。なお、制御部20aは、サーバ装置20の動作の制御だけでなく、荷物受渡支援システムS1の動作、若しくは、発送装置10の動作、受渡支援装置30の動作、又は受取人端末40の動作を制御してもよい。
【0036】
記憶部20bは、各種情報を記憶可能に構成される。記憶部20bは、ROMなどの、制御部20aのCPUが読み取り可能な非一時的な記録媒体を含んでもよい。記憶部20bは、例えば、ハードディスク、フラッシュメモリ等のデータ記憶媒体をであってもよい。記憶部20bは、後述する荷物管理データベースDB1と対象物管理データベースDB2を記憶する。
【0037】
図4と
図5は、サーバ装置20内の記憶部20bに記憶されるデータベースの一例を示す図である。このうち、
図4は荷物管理データベースDB1、
図5は対象物管理データベースDB2である。
【0038】
図4に示すように、荷物管理データベースDB1には、荷物受渡支援システムS1が取り扱う各荷物について、荷物を特定する識別情報である荷物番号、荷物寸法情報、荷物画像、荷物の受取人を特定する受取人識別情報である受取人情報、荷物の受渡施設FRを特定する受渡施設FRの識別情報である受渡施設情報、荷物の配送の状況を示す情報である配送情報が対応付けられて記憶されている。なお、これら以外の情報でも、記憶部20bは記憶しておくことが可能である。
【0039】
配送情報は、荷物の配送の状況を示す情報である。例えば、荷物の情報が荷物管理データベースDB1に登録されてから、荷物が受渡施設FRに到着するまでの期間では、配送情報として、荷物が配送中であることを示す情報が記録されてもよい。荷物が受渡施設FRに到着してから、荷物が受取人に渡されるまでの期間では、配送情報として、荷物が受渡施設FRで保管されていることを示す情報が記録されてもよい。荷物が受取人に渡された後の期間では、配送情報として、荷物の受け渡しが完了したことを示す情報が記録されてもよい。
【0040】
図5に示すように、対象物管理データベースDB2には、荷物受渡支援システムS1で用いられる各対象物について、対象物を特定する識別情報である対象物番号、対象物寸法情報、対象物画像が対応付けられて記憶されている。なお、これら以外の情報でも、記憶部20bは記憶しておくことが可能である。
【0041】
対象物は、出力画像において荷物と同時に出力されることで荷物の大きさを、受渡施設FRで荷物を探す作業者に想起させるために用いられる物体である。対象物は、例えば、大きさ又は形状が規格化されているもの、又は、ある大きさ又はある形状が業界内でデファクトスタンダードになっているものであってもよい。例えば、オフィス用紙等の紙、ペットボトル、乾電池、定規、スマートフォン、名刺、又は煙草のケース等であってもよい。例えば、対象物は、A4又はB3等の用紙又は本等であってもよい。この場合、対象物の画像には、対象物のサイズを示す情報が同時に出力されてもよい。具体的には、A4の用紙が対象物である場合、対象物画像には、用紙がA4であることを示す記号又は文字が対象物とともに出力されていてもよい。なお、ペットボトルは、500ml、2L等の各種サイズのいずれであってもよい。また、乾電池は、単三型等の各種サイズのいずれであってもよく、ボタン型電池などであってもよい。
【0042】
対象物寸法情報は、対象物の寸法を示す情報である。対象物寸法情報は、後述する出力画像を作成するために用いられる情報である。具体的には、出力画像を作成する処理において、荷物と対象物の大小関係を決定することに用いられる情報であってもよい。なお、対象物寸法情報は、対象物の大きさを示す対象物大きさ情報の一例である。
【0043】
対象物寸法情報は、対象物の縦方向の長さ、対象物の横方向の長さ、及び対象物の高さ方向の長さを含んでもよい。例えば、対象物が直方体状である場合、対象物寸法情報は、対象物の縦方向の辺の長さ、対象物の横方向の辺の長さ、及び対象物の高さ方向の辺の長
さを含んでもよい。例えば、対象物が円柱状である場合、対象物寸法情報は、円形状の面の半径の長さ、及び対象物の高さ方向の辺の長さを含んでもよい。例えば、対象物が四角錐台状である場合、対象物寸法情報は、対象物の底面の縦方向の辺の長さ、対象物の底面の横方向の辺の長さ、及び対象物の高さ方向の辺の長さを含んでもよい。例えば、対象物が楕円柱状である場合、対象物寸法情報は、楕円形状の面の長軸の長さ、楕円形状の面の短軸の長さ、及び対象物の高さ方向の辺の長さを含んでもよい。なお、辺の長さの決め方は、宅配便又は郵便物などにおける対象物の大きさの計り方に基づいて決められてもよい。また、対象物寸法情報は、対象物の3つの長さの合計値、対象物の3つの長さの平均値、対象物の3つの長さの積をさらに含んでもよい。また、対象物寸法情報は、対象物の3つの長さの内から選んだ2つの長さの合計値、対象物の3つの長さの内から選んだ2つの長さの積、対象物の3つ長さの内から選んだ2つの長さの積の平均値を含んでもよい。
【0044】
通信部20cは、通信モジュールによって構成されてもよい。通信モジュールは、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax、ZigBee、BLUETOOTH、Wi―SUN、LTE、5G、又は6G等の規格に準拠する無線通信モジュールであってもよく、IEEE802.3等の規格に準拠する有線通信モジュールであってもよい。
【0045】
出力部20dは、サーバ装置20と一体化した表示装置(液晶ディスプレイ等)であってもよい。また、出力部20dは、無線又は有線によってサーバ装置20と通信可能な状態にある、サーバ装置20から独立した表示装置であってもよい。
【0046】
入力部20eは、サーバ装置20と一体化した入力装置であってもよい。また、入力部20eは、無線又は有線によってサーバ装置20と通信可能な状態にある、サーバ装置20から独立した入力装置であってもよい。入力部20eは、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力装置であってもよい。また、入力部20eは、カメラなどの撮像装置であってもよい。また、入力部20eは、カメラなどの撮像機器で撮影された画像データの入力を受け付ける装置であってもよい。サーバ装置20は、入力部20eを介して対象物情報の入力を受け付けてもよい。
【0047】
荷物番号割当部20fは、サーバ装置20の通信部20cが荷物情報を受信した場合に、受信した荷物情報に対応する荷物番号を割り当てる。荷物番号は、荷物を特定するために用いられる識別情報である。荷物番号は、複数の数字又は文字の配列である。荷物番号は、荷物ごとに固有の配列が割り当てられる。荷物番号は、例えば、荷物の伝票番号であってもよい。
【0048】
荷物番号割当部20fは、荷物寸法情報に対応する配列を含むように荷物番号の配列を決定してもよい。通常、受渡施設FRの作業者は、紙に荷物番号を記録するなどの方法で荷物番号を手元で確認できる状態として、保管場所において荷物を探す。このため、荷物番号が荷物寸法情報に対応する配列をさらに含むようにすることで、出力画像による荷物の大きさの印象に加えて、荷物の具体的な寸法の数値を作業者は知ることができるため、作業者が荷物を探すことを容易にすることができる。荷物寸法情報に対応する配列は、例えば、荷物寸法情報が荷物の3辺の長さを含む場合、3辺の長さを順番に示した配列であってもよい。荷物寸法情報に対応する配列は、例えば、荷物寸法情報が荷物の3辺の長さを含む場合、
図4(b)のように、3辺の長さを順番に、それぞれ区切って示した配列であってもよい。例えば、
図4(b)の1行目の例では、荷物の3辺の長さがそれぞれ、30cmと40cmと50cmである荷物の荷物番号の配列である。なお、
図4(a)、荷物番号が荷物寸法情報に対応する配列を含まない場合である。また、荷物番号は、荷物寸法情報に対応する配列をさらに含む場合、荷物番号全体として荷物ごとに固有の配列が割り当てられていればよく、荷物番号のうち荷物寸法情報に対応する配列以外の部分の配列は、荷物ごとに固有の配列が割り当てられていてもよく、荷物ごとに固有の配列が割り当
てられていなくてもよい。ただし、後者の場合は、荷物寸法情報に対応する配列と組み合わせた場合に、荷物番号全体として荷物ごとに固有の配列が割り当てられるように、荷物寸法情報に対応する配列以外の部分の配列は決定される。
【0049】
荷物データ管理部20gは、荷物管理データベースDB1を管理する。荷物データ管理部20gは、荷物番号割当部20fが受信した荷物情報に対応する荷物番号を割り当てた場合に、新たに割り当てられた荷物番号に対応する荷物データを荷物管理データベースDB1に登録する。具体的には、荷物データ管理部20gは、新たに割り当てられた荷物番号に対応する荷物データを新たな行として荷物管理データベースDB1に追加する。
【0050】
荷物データは、荷物管理データベースDB1の1つの行に対応する情報である。荷物デ
ータには、荷物番号と荷物画像と荷物寸法情報とが含まれる。荷物データにおいて、荷物番号と荷物画像と荷物寸法情報とはそれぞれ対応付けて管理される。荷物データは、荷物の受取人を特定する受取人識別情報である受取人情報、荷物の受渡施設FRを特定する受渡施設FRの識別情報である受渡施設情報、荷物の配送の状況を示す情報である配送情報をさらに含んでよい。荷物データは、さらにほかのデータを含んでもよい。
【0051】
荷物データ管理部20gは、サーバ装置20の通信部20cが受渡支援装置30から到着通知情報を受信した場合に、到着通知情報に含まれる荷物番号に対応する荷物データの配送情報を変更する。具体的には、荷物が配送中であることを示す情報から、荷物が受渡施設FRで保管されていることを示す情報に変更してもよい。また、荷物データ管理部20gは、サーバ装置20の通信部20cが受渡支援装置30から受渡完了情報を受信した場合に、受渡完了情報に含まれる荷物番号に対応する荷物データの配送情報を変更する。具体的には、荷物が受渡施設FRで保管されていることを示す情報から、荷物の受け渡しが完了したことを示す情報に変更してもよい。
【0052】
受取可能情報作成部20hは、サーバ装置20の通信部20cが受渡支援装置30から到着通知情報を受信した場合に、受取可能情報を作成する。受取可能情報は、サーバ装置20から受取人の所有する受取人端末40に送信される情報である。受取可能情報は、荷物の受取人に受渡施設FRにおいて荷物の受け取りが可能になったことを通知する情報である。受取可能情報は、荷物番号を示す情報を含んでもよい。荷物番号を示す情報は、例えば、荷物番号自体であってもよく、荷物番号を示すバーコード又は二次元コードであってもよく、荷物番号を表示するWEBページのURL等であってもよい。受取可能情報には、荷物が保管されている受渡施設FRを示す情報、荷物を受け取る期限を示す情報が含まれてもよい。受取可能情報は、荷物の受取人に受渡施設FRにおいて荷物の受け取りが可能になったことを通知するために用いられる。受取可能情報は、荷物の受取人が、受渡施設FRの作業者に、受け取りを希望する荷物を伝えるために用いられてもよい。
【0053】
画像作成部20iは、出力画像を作成する。具体的には、出力画像を作成する第1対応処理を行う。例えば、画像作成部20iは、サーバ装置20の通信部20cが受渡支援装置30から出力要求情報を受信した場合に、出力要求情報に含まれる荷物番号の荷物データに対応する出力画像を作成する第1対応処理を行ってもよい。また、画像作成部20iは、荷物データ管理部20gが荷物管理データベースDB1に新たな荷物データを登録した後に、登録された荷物データに対応する出力画像を作成する第1対応処理を行ってもよい。
【0054】
ここで、出力画像とは、受渡支援装置30から出力される画像である。出力画像は、受渡支援装置30と接続される表示装置に表示されることで出力されてもよく、受渡支援装置30と接続される印刷装置から印刷されることで出力されてもよい。出力画像は、受渡支援装置30に荷物番号が入力された場合に出力される。出力画像は、受渡施設FRにお
いて、荷物番号が入力された荷物を作業者が探すことに用いられる画像である。出力画像が出力されることで、荷物の画像から荷物の外観を知ることができるため、荷物番号のみから荷物を探す場合に比べて、作業者が荷物を探すことを容易にすることができる。
【0055】
画像作成部20iは、荷物画像を出力画像としてもよい。画像作成部20iは、荷物と対象物の大小関係を維持して、荷物画像と対象物画像から出力画像を作成してもよい。この場合、荷物と対象物との大小関係が維持されて、荷物と対象物が受渡支援装置30から出力される。このようにすることで、受渡施設FRで荷物を探す作業者が、出力画像中の荷物の大きさを想起することができるようになり、当該荷物を見つけ出すことを容易にすることができる。
【0056】
出力情報作成部20jは、サーバ装置20の通信部20cが受渡支援装置30から到着通知情報を受信した場合であって、画像作成部20iが出力画像の作成をした場合に、出力情報を作成する。出力情報は、サーバ装置20から受渡支援装置30に送信される情報である。出力情報は、出力画像を少なくとも含む情報である。出力情報は、荷物番号を示す情報をさらに含んでもよい。出力情報は、受渡施設FRにおいて、作業者が荷物を探すために用いられる。
【0057】
受取確認情報作成部20kは、サーバ装置20の通信部20cが受渡支援装置30から受渡完了情報を受信した場合に、受取確認情報を作成する。受取確認情報は、サーバ装置20から受取人の所有する受取人端末40に送信される情報である。受取確認情報は、荷物の受取人に受渡施設FRにおいて荷物の受け取りが完了したことを確認する情報である。受取確認情報は、荷物番号を示す情報を含んでもよい。受取確認情報には、荷物番号に対応する荷物画像又は出力画像が含まれてもよい。受取確認情報は、荷物の受取人に受渡施設FRにおいて荷物の受け取りが完了したことを確認するために用いられる。
【0058】
対象物番号割当部20lは、サーバ装置20の通信部20cが対象物情報を受信した場合又はサーバ装置20の入力部20eを介して対象物情報が入力された場合に、その対象物情報に対応する対象物番号を割り当てる。対象物番号は、対象物を特定するために用いられる識別情報である。対象物番号は、複数の数字又は文字の配列である。対象物番号は、対象物ごとに固有の配列が割り当てられる。
【0059】
対象物情報は、対象物画像又は対象物寸法情報を少なくとも含む。対象物情報は、対象物を撮影した条件に関する情報をさらに含んでもよい。対象物情報は、サーバ装置20の対象物データ管理部20mが、サーバ装置20の記憶部20bに対象物データを追加するために用いられる。言い換えると、対象物情報は、サーバ装置20が対象物データを対象物管理データベースDB2に追加するために用いられる情報である。
【0060】
対象物データ管理部20mは、対象物管理データベースDB2を管理する。対象物データ管理部20mは、対象物番号割当部20lが受信した対象物情報に対応する対象物番号を割り当てた場合に、新たに割り当てられた対象物番号に対応する対象物データを対象物管理データベースDB2に登録する。具体的には、対象物データ管理部20mは、新たに割り当てられた対象物番号に対応する対象物データを新たな行として対象物管理データベースDB2に追加する。
【0061】
対象物データは、対象物管理データベースDB2の1つの行に対応する情報である。対
象物データには、対象物番号と対象物画像と対象物寸法情報とが含まれる。対象物データにおいて、対象物番号と対象物画像と対象物寸法情報とはそれぞれ対応付けて管理される。対象物データは、画像作成部20iによって計算された対象物特徴量FVcをさらに含んでもよい。対象物データは、さらにほかのデータを含んでもよい。
【0062】
<1-1-2-3.受渡支援装置30>
受渡支援装置30は、
図6に示すように、受渡支援装置30の動作を制御する制御部30aと、制御部30aが実行するプログラム又は発送装置10が取得したデータを記憶する記憶部30bと、ネットワーク50を介してサーバ装置20等の他のコンピュータとネットワーク50通信を行うための通信部30cと、情報を出力する出力部30dと、情報を入力するために用いられる入力部30eと、到着通知情報を作成する到着通知情報作成部30fと、出力要求情報を作成する出力要求情報作成部30gと、受渡完了情報を作成する受渡完了情報作成部30hと、を備え、互いにバスを介して接続されている。
【0063】
制御部30aは、CPUと、コンピュータのメインメモリであるRAMと、を含んでもよい。制御部30aの各種機能(発送装置10の各種機能)は、例えば、制御部30aのCPUが記憶部30b内のプログラムを実行することによって実現されてもよい。
【0064】
記憶部30bは、各種情報を記憶可能に構成される。記憶部30bは、ROMなどの、制御部30aのCPUが読み取り可能な非一時的な記録媒体を含んでもよい。記憶部30bは、例えば、ハードディスク、フラッシュメモリ等のデータ記憶媒体をであってもよい。
【0065】
通信部30cは、通信モジュールによって構成されてもよい。通信モジュールは、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax、ZigBee、BLUETOOTH、Wi―SUN、LTE、5G、又は6G等の規格に準拠する無線通信モジュールであってもよく、IEEE802.3等の規格に準拠する有線通信モジュールであってもよい。
【0066】
出力部30dは、受渡支援装置30と一体化した出力装置であってもよい。出力装置としては、例えば、表示装置(液晶ディスプレイ、プロジェクター等)又は印刷装置(インクジェットプリンター、サーマルプリンター等)であってもよい。また、出力部30dは、無線又は有線によって受渡支援装置30と通信可能な状態にある、受渡支援装置30から独立した出力装置であってもよい。この場合、表示装置としては、スマートフォン又はタブレット等の携帯型端末であってもよい。なお、出力部30dは、出力画像の大きさが、出力装置が出力できる範囲の大きさに合わせて適宜調整してもよい。
【0067】
入力部30eは、受渡支援装置30と一体化した入力装置であってもよい。また、入力部30eは、無線又は有線によって受渡支援装置30と通信可能な状態にある、受渡支援装置30から独立した入力装置であってもよい。入力部30eは、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力装置であってもよい。また、入力部30eは、カメラなどの撮像装置又はバーコードスキャン装置であってもよい。また、入力部30eは、カメラなどの撮像機器で撮影された画像データの入力を受け付ける装置であってもよい。受渡支援装置30は、入力部30eを介して荷物番号の入力を受け付けてもよい。
【0068】
到着通知情報作成部30fは、受渡施設FRに荷物が到着した場合に、到着通知情報を作成する。到着通知情報は、受渡支援装置30の通信部30cからサーバ装置20に送信される情報である。到着通知情報は、発送施設FMで発送された荷物が受渡施設FRに到着したことを通知する情報である。到着通知情報は、荷物番号を示す情報を含む。荷物番号を示す情報は、例えば、荷物番号自体であってもよい。到着通知情報には、荷物が保管されている受渡施設FRを示す情報、受渡施設FRで荷物を保管する期限を示す情報が含まれてもよい。到着通知情報は、サーバ装置20の荷物データ管理部20gが荷物データの配送情報を変更するために用いられる。到着通知情報は、サーバ装置20が、到着通知情報に含まれる荷物番号に対応する荷物の受取人に受取可能情報を送信するために用いられてもよい。
【0069】
出力要求情報作成部30gは、受取人から荷物番号が提示された場合に、出力要求情報を作成する。出力要求情報は、受渡支援装置30の通信部30cからサーバ装置20に送信される情報である。出力要求情報は、受取人から提示された荷物番号に対応する荷物の出力画像を、サーバ装置20から受渡支援装置30に送信すること要求する情報である。出力要求情報は、受取人から提示された荷物番号を示す情報を含む。荷物番号を示す情報は、例えば、荷物番号自体であってもよい。出力要求情報には、荷物が保管されている受渡施設FRを示す情報、荷物番号を提示した受取人を示す情報が含まれてもよい。出力要求情報は、サーバ装置20の画像作成部20iが出力画像を作成するために用いられる。出力要求情報は、サーバ装置20が、出力情報を送信するために用いられてもよい。
【0070】
受渡完了情報作成部30hは、受取人への荷物の受け渡しが完了した場合に、受渡完了情報を作成する。受渡完了情報は、受渡支援装置30の通信部30cからサーバ装置20に送信される情報である。受渡完了情報は、受取人が提示した荷物番号に対応する荷物の、受取人への受け渡しが完了したことを通知する情報である。受渡完了情報は、荷物番号を示す情報を含む。荷物番号を示す情報は、例えば、荷物番号自体であってもよい。受渡完了情報には、荷物が受け渡された受渡施設FRを示す情報、荷物を受け取った受取人を示す情報が含まれてもよい。受渡完了情報は、サーバ装置20の荷物データ管理部20gが荷物データの配送情報を変更するために用いられる。受渡完了情報は、サーバ装置20が、受渡完了情報に含まれる荷物番号に対応する荷物の受取人に受取確認情報を送信するために用いられてもよい。
【0071】
<1-1-2-4.受取人端末40>
受取人端末40は、
図9に示すように、受取人端末40の動作を制御する制御部40aと、制御部40aが実行するプログラム又は発送装置10が取得したデータを記憶する記憶部40bと、ネットワーク50を介してサーバ装置20等の他のコンピュータとネットワーク50通信を行うための通信部40cと、情報を出力する出力部30dと、情報を入力するために用いられる入力部30eとを備え、互いにバスを介して接続されている。受取人端末40としては、例えば、スマートフォン又はタブレット等の携帯型端末であってもよい。
【0072】
制御部40aは、CPUと、コンピュータのメインメモリであるRAMと、を含んでもよい。制御部40aの各種機能(発送装置10の各種機能)は、例えば、制御部40aのCPUが記憶部40b内のプログラムを実行することによって実現されてもよい。
【0073】
記憶部40bは、各種情報を記憶可能に構成される。記憶部40bは、ROMなどの、制御部40aのCPUが読み取り可能な非一時的な記録媒体を含んでもよい。記憶部40bは、例えば、ハードディスク、フラッシュメモリ等のデータ記憶媒体をであってもよい。
【0074】
通信部40cは、通信モジュールによって構成されてもよい。通信モジュールは、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax、ZigBee、BLUETOOTH、Wi―SUN、LTE、5G、又は6G等の規格に準拠する無線通信モジュールであってもよく、IEEE802.3等の規格に準拠する有線通信モジュールであってもよい。
【0075】
出力部40dは、受取人端末40と一体化した出力装置であってもよい。この場合、出力装置としては、スマートフォン又はタブレット等の携帯型端末の液晶画面であってもよい。また、出力部40dは、無線又は有線によって受取人端末40と通信可能な状態にある、受取人端末40から独立した出力装置であってもよい。出力部40dは、受取可能情報を出力してもよい。例えば、出力部40dは、受取可能情報に含まれる荷物番号を示す
情報を表示してもよい。荷物番号を示す情報は、荷物番号自体であってもよく、荷物番号を示すバーコード又は二次元コードであってもよく、荷物番号を表示するWEBページのURL等であってもよい。出力部40dが表示する荷物番号は、受取人宛てに配送された荷物に対応する荷物番号であってもよい。
【0076】
入力部40eは、受取人端末40と一体化した入力装置であってもよい。また、入力部40eは、無線又は有線によって受取人端末40と通信可能な状態にある、受取人端末40から独立した入力装置であってもよい。入力部40eは、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力装置であってもよい。
【0077】
<1-2.荷物受渡支援方法>
以下では、荷物受渡支援システムS1における、荷物受渡支援方法を説明する。
図8と
図9は、荷物受渡支援方法の一例を示すシーケンス図である。
図8は、発送施設FMに荷物が持ち込まれてから、受取人の受取人端末40にサーバ装置20から受取可能情報が送信されるまでのステップを示したシーケンス図である。
図9は、受取人の受取人端末40にサーバ装置20から受取可能情報が送信されてから、受取人の受取人端末40にサーバ装置20から受取確認情報が送信されるまでのステップを示したシーケンス図である。
【0078】
ステップST1では、依頼人が発送施設FMに持ち込んだ荷物に関する情報が発送装置10に入力される。例えば、発送施設FMの作業者が、発送装置10の入力部10eを介して、荷物の荷物寸法情報を入力してもよい。例えば、発送施設FMの作業者が、発送装置10の入力部10eを介して、荷物の荷物画像を入力してもよい。例えば、発送施設FMの作業者が、発送装置10の入力部10eを介して、荷物の発送状情報を入力してもよい。ステップST1において、発送装置10の荷物情報作成部10fは、発送装置10に入力された情報に基づいて、荷物情報を作成する。荷物情報は、荷物画像及び荷物寸法情報を少なくとも含む。荷物情報は、発送状情報をさらに含んでもよい。
【0079】
ステップST2では、発送装置10の通信部10cはサーバ装置20に荷物情報を送信する。荷物情報は、サーバ装置20が次のステップST3において、荷物データを荷物管理データベースDB1に追加するために用いられる。
【0080】
ステップST3では、ステップST2で発送装置10からサーバ装置20に送信された荷物情報に対応する荷物データが、荷物管理データベースDB1に追加される。具体的には、ステップST2で受信した荷物情報に対応する荷物に、荷物番号割当部20fが荷物番号を割り当てる。そして、割り当てられた荷物番号に対応付けて荷物情報が記憶されることで、ステップST2で発送装置10からサーバ装置20に送信された荷物情報に対応する荷物データが、荷物管理データベースDB1に登録される。なお、
図8では示していないが、荷物データを荷物管理データベースDB1に登録した後に、サーバ装置20は、発送装置10に対して、割り当てた荷物番号を通知してもよい。
【0081】
ステップST4では、荷物が発送施設FMから受渡施設FRに移動される。具体的には、ステップST4aで荷物が発送施設FMから発送され、ステップST4bで荷物が受渡施設FRに到着する。例えば、ステップST4aでは、発送施設FMの作業者から配送業者の作業者に荷物が渡され、ステップST4bでは、配送業者の作業者から受渡施設FRの作業者に荷物が渡されてもよい。
【0082】
ステップST5では、受渡支援装置30の通信部30cは、サーバ装置20に到着通知情報を送信する。到着通知情報は、ステップST4(ステップST4b)の後に、受渡支援装置30の到着通知情報作成部30fによって作成される。到着通知情報には、受渡施設FRに到着した荷物の荷物番号が含まれる。
【0083】
ステップST6では、サーバ装置20の荷物データ管理部20gは、荷物データを更新する。具体的には、荷物データ管理部20gは、ステップST5で受信した到着通知情報に含まれる荷物番号に対応する荷物データを更新する。荷物データ管理部20gは、ステップST5で受信した到着通知情報に含まれる荷物番号に対応する荷物データの配送情報を、荷物が配送中であることを示す情報から、荷物が受渡施設FRで保管されていることを示す情報に変更してもよい。
【0084】
ステップST7では、サーバ装置20の通信部20cは、受取人端末40に、受取可能情報を送信する。具体的には、サーバ装置20の通信部20cは、受渡施設FRに到着した荷物の受取人の所有する受取人端末40に、受取可能情報を送信する。受取可能情報は、ステップST5の後に、サーバ装置20の受取可能情報作成部20hによって作成される。受取可能情報は、受渡施設FRに到着した荷物の荷物番号を示す情報が含まれる。このようにすることで、受渡施設FRに荷物が到着したことを受取人が認識することができるため、受取人が荷物の受け取りに行くことができる。
【0085】
ステップST8では、受渡支援装置30に荷物番号の入力が行われる。例えば、受取人から提示された荷物番号を、受渡施設FRの作業者が受渡支援装置30に入力してもよい。荷物番号の提示は、受取人端末40に表示された荷物番号を読み取ることで行われてもよい。また、荷物番号の提示は、荷物番号を印刷した紙を読み取ることで行われてもよい。また、荷物番号の提示は、受取人端末40から受渡支援装置30に荷物番号が送信されることで行われてもよい。
【0086】
ステップST9では、受渡支援装置30の通信部30cは、サーバ装置20に、出力要求情報を送信する。出力要求情報は、ステップST8の後に、受渡支援装置30の出力要求情報作成部30gによって作成される。出力要求情報は、ステップST8で提示された荷物番号を示す情報が含まれる。
【0087】
ステップST10では、サーバ装置20は、第1対応処理を行う。具体的には、サーバ装置20の画像作成部20iは、出力画像を作成する。サーバ装置20の出力情報作成部20jは、出力画像を含む出力情報を作成する。なお、ステップST10は、ステップST9以前に行われていてもよい。例えば、画像作成部20iが作成した出力画像は、出力画像に含まれる荷物画像に対応する荷物番号と対応付けて荷物管理データベースDB1に記憶されていてもよい。この場合、ステップST9では、ステップST8で問い合わせがあった荷物番号に対応する出力画像を、荷物番号を参照して荷物管理データベースDB1から特定してもよい。
【0088】
ステップST11では、サーバ装置20の通信部20cは、受渡支援装置30に、出力情報を送信する。具体的には、サーバ装置20の通信部20cは、ステップST10で作成した出力情報を、受渡支援装置30に送信する。
【0089】
ステップST12では、受渡支援装置30は、の出力部30dに出力画像を出力する。出力部30dは、受渡支援装置30と一体化した出力装置であってもよく、受渡支援装置30とは分離した出力装置であってもよい。例えば、出力装置は、受渡支援装置30のディスプレイであってもよく、受渡施設FRに備えられるディスプレイであってもよく、受渡施設FR内に存在する携帯型端末のディスプレイ等であってもよい。
【0090】
ステップST12では、出力画像が出力される際に、同時にステップST9で出力要求情報に含まれていた荷物番号がさらに出力されてもよい。このような構成とすることで、作業者が荷物番号を別途検索する時間を低減することができ、荷物を探す効率を向上させ
ることができる。この場合、出力される荷物番号は、荷物番号の配列全体が出力されてもよく、荷物番号の配列の一部だけが出力されてもよい。荷物番号の配列の一部が出力されることで、作業者が出力された配列を記憶しやすくなり、荷物を探す作業の効率が向上し得る。
【0091】
また、出力される荷物番号の配列は、荷物番号を示す配列のうち、末尾から数えて所定の文字数の配列であってもよい。この場合、サーバ装置20の出力情報作成部20jは、荷物番号を示す配列(以下、第1の配列ともいう)のうち、末尾から数えて所定の文字数の配列を出力情報に含めてもよい。この場合、所定の文字数は、10文字以下であってもよく、5文字以下であってもよい。また、所定の文字数は、ステップST8で問い合わせがされた荷物の荷物番号の配列と、受渡施設FRに保管される他の荷物の荷物番号の配列(以下、第2の配列ともいう)とが、末尾から順に観察して一致しなくなる最小の文字数に基づいて決定されてもよい。例えば、第1の配列の末尾が「1234567」であり、第2の配列の末尾が「6789567」である場合、所定の文字数は、4文字と決定されてもよい。これは、第1の配列と、第2の配列とが、末尾から見て3文字は「567」で一致するが、末尾から見て4文字で見ると、「4567」と「9567」で一致しなくなるからである。別の例を考えると、第1の配列の末尾が「B32A1」であり、第2の配列の末尾が「C54A1」である場合、所定の文字数は、3文字と決定されてもよい。これは、第1の配列と、第2の配列とが、末尾から見て3文字は「A1」で一致するが、末尾から見て4文字で見ると、「2A1」と「4A1」で一致しなくなるからである。このような構成とすることで、作業者が記憶する荷物番号の文字数を減らすことができ、作業者の負担を軽減することができる。なお、上記の例では、末尾から荷物番号を見た場合を説明したが、荷物番号の先頭から数えて所定の文字数の配列であってもよい。
【0092】
ステップST13では、受渡施設FRの作業者が、出力画像を利用して、出力画像に含まれる荷物を探す。ステップST14では、受渡施設FRの作業者が、荷物を受取人に渡す。
【0093】
ステップST15では、受渡支援装置30の通信部30cは、サーバ装置20に、受渡完了情報を送信する。受渡完了情報は、ステップST14の後に、受渡支援装置30の受渡完了情報作成部30hによって作成される。受渡完了情報は、ステップST14で受取人に受け渡された荷物の荷物番号を示す情報が含まれる。
【0094】
ステップST16では、サーバ装置20の荷物データ管理部20gは、荷物データを更新する。具体的には、荷物データ管理部20gは、ステップST15で受信した受渡完了情報に含まれる荷物番号に対応する荷物データを更新する。荷物データ管理部20gは、ステップST15で受信した受渡完了情報に含まれる荷物番号に対応する荷物データの配送情報を、荷物が受渡施設FRで保管されていることを示す情報から、荷物の受け渡しが完了したことを示す情報に変更してもよい。
【0095】
ステップST17では、サーバ装置20の通信部20cは、受取人端末40に、受取確認情報を送信する。具体的には、サーバ装置20の通信部20cは、ステップST16で受信した受渡完了情報に含まれる荷物番号に対応する荷物の受取人の所有する受取人端末40に、受取確認情報を送信する。受取確認情報は、ステップST16の後に、サーバ装置20の受取確認情報作成部20kによって作成される。受取確認情報は、受渡施設FRに到着した荷物の荷物番号を示す情報が含まれる。
【0096】
[第1対応処理]
ここでは、第1対応処理におけるサーバ装置20の動作について説明する。
図10と
図11は、サーバ装置20の動作フローを示したフローチャートの一例である。以下では、
ステップST8において受渡支援装置30に入力される荷物番号に対応する荷物を、第1荷物と称する場合がある。そして、第1荷物の荷物番号を第1荷物番号、第1荷物の荷物大きさ情報を第1荷物大きさ情報、第1荷物の荷物寸法情報を第1荷物寸法情報、第1荷物の受渡施設FRを第1受渡施設FR1とそれぞれ称する場合がある。また、第1受渡施設FR1に保管される荷物のうち、第1荷物と異なる荷物を第2荷物と称する場合がある。この場合、第2荷物の荷物番号を第2荷物番号、第2荷物の荷物大きさ情報を第2荷物大きさ情報、第2荷物の荷物寸法情報を第2荷物寸法情報とそれぞれ称する場合がある。また、第2荷物の受渡施設FRを第2受渡施設FR2と称する場合がある。
【0097】
処理ステップPr1では、サーバ装置20は、荷物番号の受け付け処理を行う。具体的には、サーバ装置20の通信部20cは、第1荷物番号を含む出力要求情報を第1受渡施設FR1の受渡支援装置30から受信する。制御部20aは、出力要求情報に含まれる第1荷物番号を制御部20aのRAM又は記憶部20bに記憶してもよい。
【0098】
処理ステップPr2では、サーバ装置20は、出力画像の作成処理を行う。具体的には、サーバ装置20の画像作成部20iが、第1荷物番号に基づいて、第1荷物の出力画像を作成する。画像作成部20iは、処理ステップPr2aから処理ステップPr2gを行う。出力画像の作成処理を(処理ステップPr2aから処理ステップPr2gの処理)については、後述する。
【0099】
処理ステップPr3では、サーバ装置20は、出力情報の作成処理を行う。具体的には、サーバ装置20の出力情報作成部20jは、第1荷物の出力画像を含む出力情報を作成する。
【0100】
[出力画像の作成処理]
以下では、第1荷物寸法情報と第1対象物寸法情報とに基づいて特定した第1荷物と第1対象物との大小関係を維持した状態で、画像作成部20iが出力画像を作成する処理について説明する。
図11は、出力画像の作成処理の処理フローを示したフローチャートの一例である。なお、以下では、後述する処理ステップPr2cにおいて、最初に対象物として決定された対象物を、第1対象物と称する場合がある。そして、第1対象物の対象物番号を第1対象物番号、第1対象物の対象物大きさ情報を第1対象物大きさ情報、第1対象物の対象物寸法情報を第1対象物寸法情報とそれぞれ称する場合がある。また、第1対象物よりも寸法が大きい対象物を第2対象物と称する場合がある。この場合、第2対象物の対象物番号を第2対象物番号、第2対象物の対象物大きさ情報を第2対象物大きさ情報、第2対象物の対象物寸法情報を第2対象物寸法情報とそれぞれ称する場合がある。また、第1対象物よりも寸法が小さい対象物を第3対象物と称する場合がある。この場合、第3対象物の対象物番号を第3対象物番号、第3対象物の対象物寸法情報を第3対象物寸法情報とそれぞれ称する場合がある。
【0101】
処理ステップPr2aにおいて、画像作成部20iは、記憶部20bで管理されている荷物管理データベースDB1から、第1荷物番号に対応する第1荷物寸法情報を取得する。
【0102】
処理ステップPr2bにおいて、画像作成部20iは、第1荷物寸法情報から第1荷物特徴量FVp1を計算する。第1荷物特徴量FVp1は、第1荷物と第1対象物との大小関係を判定するために用いられる数値である。なお、第1荷物寸法情報から第1荷物特徴量FVp1を計算する方法と、後述する第1対象物寸法情報から第1対象物特徴量FVc1を計算する方法とは、同様の方法である必要がある、例えば、第1荷物特徴量FVp1が第1荷物の高さである場合は、第1対象物特徴量FVc1は第1対象物の高さである必要がある。このようにすることで、第1荷物と第1対象物との大小関係を維持することが
できる。なお、第1荷物特徴量FVp1は、第1荷物番号に対応付けられて、荷物管理データベースDB1に記憶されてもよい。ところで、第1荷物寸法情報が示す情報が1つだけである場合、第1荷物特徴量FVp1の代わりに、第1荷物寸法情報が以降の処理ステップで使用されてもよい。例えば、第1荷物寸法情報が第1荷物の高さの情報だけである場合、第1荷物特徴量FVp1の代わりに、第1荷物寸法情報(ここでは、第1荷物の高さ)が以降の処理ステップで使用されてもよい。言い換えると、この場合、以降の処理ステップでは、第1荷物特徴量FVp1として、第1荷物寸法情報(ここでは、第1荷物の高さ)が用いられてもよい。
【0103】
第1荷物特徴量FVp1は、例えば、第1荷物の高さであってもよい。このようにすることで、第1荷物の運送中又は保管中の高さ方向が決められている場合(第1荷物に天地無用の表示がある場合)に、第1荷物と第1対象物との高さの関係が反映されるため、作業者が第1荷物の高さを想起しやすくなる。このため、作業者が第1荷物の大きさを想起しやすくすることができる。この結果、作業者が第1荷物を探すのが容易になる。
【0104】
また、第1荷物画像が斜めから撮影された画像である場合においても、第1荷物特徴量FVp1は、第1荷物の高さが選ばれてもよい。画像から斜めから撮影されている場合において、画像中の第1荷物の縦方向の長さと横方向の長さと高さ方向の長さ(高さ)の内、高さ方向の長さを基準とすることで、第1荷物画像を拡大又は縮小した際の誤差を小さくすることができる。このため、作業者が第1荷物の大きさを想起しやすくすることができる。
【0105】
第1荷物特徴量FVp1は、例えば、第1荷物の横幅であってもよい。このようにすることで、第1荷物画像が第1荷物の側面の内のいずれかを正面から撮影された画像である場合に、第1荷物と第1対象物との側面の大きさの関係が反映されるため、作業者が第1荷物の大きさを想起しやすくすることができる。この結果、作業者が第1荷物を探すのが容易になる。
【0106】
第1荷物特徴量FVp1は、例えば、第1荷物の3辺の長さの積であってもよい。このようにすることで、第1荷物と第1対象物との体積の関係が反映されるため、作業者が第1荷物のサイズを想起しやすくなる。このため、作業者が第1荷物の大きさを想起しやすくすることができる。この結果、作業者が第1荷物を探すのが容易になる。
【0107】
第1荷物特徴量FVp1は、例えば、第1荷物の3辺の内から選んだ2辺の長さの積であってもよい。このようにすることで、第1荷物と第1対象物との側面積の関係が反映されるため、作業者が保管されている第1荷物の側面積を想起しやすくなる。このため、作業者が第1荷物の大きさを想起しやすくすることができる。この結果、作業者が第1荷物を探すのが容易になる。
【0108】
処理ステップPr2cにおいて、画像作成部20iは、出力画像で使用する第1対象物を決定する。具体的には、画像作成部20iは、出力画像で使用する第1対象物に対応する第1対象物番号を特定する。第1対象物番号は、例えば、対象物管理データベースDB2に対象物が1つしかない場合、当該対象物の対象物番号であってもよい。第1対象物番号は、例えば、出力要求情報に対象物を指定する情報が含まれている場合、当該対象物に対応する対象物番号であってもよい。第1対象物番号は、例えば、サーバ装置20において規定の対象物が指定されている場合、当該対象物に対応する対象物番号であってもよい。第1対象物番号は、例えば、処理ステップPr2bで計算された第1荷物特徴量FVp1に最も近い対象物特徴量FVcとなる対象物に対応する対象物番号であってもよい。
【0109】
処理ステップPr2dにおいて、画像作成部20iは、記憶部20bで管理されている
対象物管理データベースDB2から、第1対象物番号に対応する第1対象物寸法情報を取得する。
【0110】
処理ステップPr2eにおいて、画像作成部20iは、第1対象物寸法情報から第1対象物特徴量FVc1を計算する。第1対象物特徴量FVc1は、第1荷物と第1対象物との大小関係を判定するために用いられる数値である。なお、第1荷物寸法情報から第1荷物特徴量FVp1を計算する方法と、第1対象物寸法情報から第1対象物特徴量FVc1を計算する方法とは、同様の方法である必要がある、例えば、第1荷物特徴量FVp1が第1荷物の高さである場合は、第1対象物特徴量FVc1は第1対象物の高さである必要がある。このようにすることで、第1荷物と第1対象物との大小関係を維持することができる。
【0111】
処理ステップPr2fにおいて、画像作成部20iは、第1対象物特徴量FVc1に対する第1荷物特徴量FVp1の比である第1特徴量比Ms1を計算する。第1特徴量比Ms1は、以下の式(1)によって計算されてもよい。
【0112】
第1特徴量比Ms1=第1荷物特徴量FVp1/第1対象物特徴量FVc1・・・式(1)。
【0113】
処理ステップPr2gにおいて、画像作成部20iは、第1特徴量比Ms1に基づいて、出力画像を作成する。画像作成部20iは、第1特徴量比Ms1に基づいて、第1荷物と第1対象物との大小関係を特定する。例えば、高さが30cmである第1荷物の第1荷物特徴量FVp1として、第1荷物の高さである30cmが選ばれた場合を考える。この場合において、高さが10cmである第1対象物の第1対象物特徴量FVc1として、第1対象物の高さである10cmが選ばれた場合を考える。この場合、第1特徴量比Ms1は3となる。つまり、この場合、画像作成部20iは、第1荷物と第1対象物の大小関係として、第1荷物と第1対象物の大きさの比が3対1であることを特定する。そして、処理ステップPr2gにおいて、画像作成部20iは、第1荷物と第1対象物の大きさの比が3対1となるように、第1荷物画像と第1対象物画像の大きさを調整する。
【0114】
画像作成部20iは、第1特徴量比Ms1の値に基づいて、第1荷物画像の大きさを基準として、第1対象物画像の大きさを変更することで出力画像を作成してもよい。この場合、例えば
図12のように、画像作成部20iは、大きさを変更した第1対象物画像と第1荷物画像とを組み合わせることで、出力画像を作成してもよい。また、画像作成部20iは、第1特徴量比Ms1の値に基づいて、第1対象物画像の大きさを基準として、第1荷物画像の大きさを変更することで出力画像を作成してもよい。この場合、例えば
図13のように、画像作成部20iは、大きさを変更した第1荷物画像と第1対象物画像とを組み合わせることで、出力画像を作成してもよい。また、画像作成部20iは、第1特徴量比Ms1の値に基づいて、第1荷物画像の大きさと第1対象物画像の大きさとの間の所定の基準量を基準として、第1荷物画像の大きさ及び第1対象物画像の大きさを変更することで出力画像を作成してもよい。この場合、例えば
図14のように、画像作成部20iは、大きさを変更した第1対象物画像と大きさを変更した第1荷物画像とを組み合わせることで、出力画像を作成してもよい。ここで、画像の大きさは、画像のピクセル数又は画素数のことをいう。
【0115】
処理ステップPr2gにおいて、第1特徴量比Ms1に基づいて、画像作成部20iは第1対象物を、第1対象物とは異なる第2対象物に変更してもよい。別の見方をすると、画像作成部20iは、第1特徴量比Ms1の値に基づいて、対象物を再度決定してもよい。つまり、画像作成部20iは、第1特徴量比Ms1の値に基づいて、対象物番号を再度特定してもよい。具体的には、画像作成部20iは、第1荷物特徴量FVp1が所定の閾
値よりも大きい場合、第1対象物と異なる第2対象物の画像である第2対象物画像と第1荷物画像とに基づいて、第1荷物と第2対象物とを含む第2出力画像を作成してもよい。別の見方をすると、画像作成部20iは、第1対象物の第1対象物特徴量FVc1が第2対象物の第2荷物寸法情報から計算された第2対象物特徴量FVc2よりも第1荷物特徴量FVp1に値が近い場合、第1出力画像を作成してもよい。また、画像作成部20iは、第2対象物特徴量FVc2が第1対象物特徴量FVc1よりも第1荷物特徴量FVp1に値が近い場合、第2出力画像を作成してもよい。この場合、画像作成部20iは、第2対象物の寸法を示す情報である第2対象物寸法情報と第1荷物寸法情報とに基づいて特定した第1荷物と第2対象物との大小関係を維持した状態で、第2出力画像を作成する。言い換えると、画像作成部20iは、第2対象物の寸法を示す情報である第2対象物寸法情報と第1荷物寸法情報とに基づいて特定された第1荷物と第2対象物との大小関係が維持された、第2出力画像を作成する。このようにすることで、荷物が対象物に対して大きすぎる出力画像が出力されることを低減し、作業者が荷物の大きさを想起しにくくなることを低減することができる。
【0116】
処理ステップPr2gにおいて、第1特徴量比Ms1に基づいて、画像作成部20iは第1対象物を、第1対象物とは異なる第3対象物に変更してもよい。別の見方をすると、画像作成部20iは、第1特徴量比Ms1の値に基づいて、対象物を再度決定してもよい。つまり、画像作成部20iは、第1特徴量比Ms1の値に基づいて、対象物番号を再度特定してもよい。具体的には、画像作成部20iは、第1荷物特徴量FVp1が所定の閾値よりも小さい場合、第1対象物と異なる第3対象物の画像である第3対象物画像と第1荷物画像とに基づいて、第1荷物と第3対象物とを含む第3出力画像を作成してもよい。別の見方をすると、画像作成部20iは、第1対象物の第1対象物特徴量FVc1が第3対象物の第3荷物寸法情報から計算された第3対象物特徴量FVc3よりも第1荷物特徴量FVp1に値が近い場合、第1出力画像を作成してもよい。また、画像作成部20iは、第3対象物特徴量FVc3が第1対象物特徴量FVc1よりも第1荷物特徴量FVp1に値が近い場合、第3出力画像を作成してもよい。この場合、画像作成部20iは、第2対象物の寸法を示す情報である第3対象物寸法情報と第1荷物寸法情報とに基づいて特定した第1荷物と第3対象物との大小関係を維持した状態で、第3出力画像を作成する。言い換えると、画像作成部20iは、第2対象物の寸法を示す情報である第3対象物寸法情報と第1荷物寸法情報とに基づいて特定された第1荷物と第3対象物との大小関係が維持された、第3出力画像を作成する。このようにすることで、荷物が対象物に対して小さすぎる出力画像が出力されることを低減し、作業者が荷物の大きさを想起しにくくなることを低減することができる。
【0117】
また、画像作成部20iは、第1特徴量比Ms1の値によらず、第1出力画像を作成してもよい。このようにすることで、第1荷物と異なる第2荷物に対しても、出力画像に表示される対象物が第1対象物となる。このようにすることで、受渡施設FRの作業者が、荷物の大きさを把握するために用いる対象物として、第1対象物が毎回使用されるため、荷物が変わっても、受渡施設FRの作業者が荷物の大きさを把握することが容易になる。
【0118】
画像作成部20iは、第1出力画像を出力する出力装置の出力領域の大きさに合わせて、第1出力画像の大きさを調整してもよい。例えば、受渡支援装置30の出力部30dがディスプレイである場合、画像作成部20iは、ディスプレイの出力領域の大きさに合わせて第1出力画像の大きさを調整してもよい。この場合、画像作成部20iは、ディスプレイのサイズに合わせて第1出力画像の大きさを調整してもよい。例えば、受渡支援装置30の出力部30dがプリンターである場合、画像作成部20iは、プリンターの出力領域の大きさに合わせて第1出力画像の大きさを調整してもよい。この場合、画像作成部20iは、プリンターの用紙のサイズに合わせて第1出力画像の大きさを調整してもよい。
【0119】
画像作成部20iは、第1出力画像を出力する出力装置の出力領域の縦横比に合わせて、第1出力画像の縦横比を決定してもよい。例えば、受渡支援装置30の出力部30dがディスプレイである場合、画像作成部20iは、ディスプレイの出力領域の縦横比に合わせて第1出力画像の縦横比を決定してもよい。例えば、受渡支援装置30の出力部30dがディスプレイであって、当該ディスプレイの縦横比が16:9である場合、画像作成部20iは、第1出力画像の縦横比を16:9と決定してもよい。ディスプレイの縦横比は、16:9に限られず、4:3、3:2、1:1等であってもよい。また、例えば、受渡支援装置30の出力部30dがプリンターである場合、画像作成部20iは、プリンターの出力領域の縦横比に合わせて第1出力画像の縦横比を決定してもよい。この場合、画像作成部20iは、プリンターの用紙のサイズに合わせて第1出力画像の大きさを調整してもよい。例えば、用紙がA判サイズ(A列サイズ)の場合には、画像作成部20iは、第1出力画像の縦横比をA判サイズ(A列サイズ)としてもよい。用紙のサイズは、A判サイズ(A列サイズ)に限られず、B判サイズ(B列サイズ)であってもよく、C判サイズ(C列サイズ)であってもよい。用紙のサイズは、国際標準規格に設定されているものに限られず、各国の工業規格またはその他のデファクトスタンダードとなっているサイズであってもよい。
【0120】
<1―3.実施形態1のまとめ>
実施形態1に係る荷物受渡支援システムS1は、第1荷物画像、第1荷物寸法情報、第1対象物画像、及び第1対象物寸法情報を記憶する記憶部20bと、出力画像を作成する画像作成部20iと、を備える。画像作成部20iは、第1荷物寸法情報と第1対象物寸法情報とに基づいて特定した第1荷物と第1対象物との大小関係を維持した状態で出力画像を作成する。言い換えると、画像作成部20iは、第1荷物寸法情報と第1対象物寸法情報とに基づいて特定された第1荷物と第1対象物との大小関係が維持された出力画像を作成する。このような構成とすることで、作業者が荷物の大きさを想起できるようになることで、作業者が荷物を探す効率を向上させることができる。
【0121】
<2.他の実施形態>
本開示は上述の実施形態1に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更及び改良等が可能である。
【0122】
<2-1.実施形態2>
実施形態2では、実施形態1との相違点を中心に説明する。実施形態2は、第1対応処理におけるサーバ装置20の処理が異なる。以下では、実施形態2に係る荷物受渡支援システムS2を、図を参照しつつ説明する。以下の実施形態2に係る説明では、受渡支援装置30からサーバ装置20が受信した出力要求情報に含まれる荷物番号に対応する荷物を第1荷物とし、第1荷物と同じ受渡施設FRに保管されている荷物を第2荷物とする。
【0123】
実施形態2に係るサーバ装置20は、実施形態1に係るサーバ装置20の構成に加えて、類似判定部20nを備える。実施形態2に係るサーバ装置20は、例えば、
図15のような構成であってもよい。
【0124】
類似判定部20nは、2つの荷物画像を比較することで、荷物の外観が類似するか否かを判定する。具体的には、第1荷物の荷物画像である第1荷物画像と第2荷物の荷物画像である第2荷物画像とを比較することで、第1荷物の外観と第2荷物の外観とが類似するか否かを判定する。類似するか否かの判定は、2つの画像の類似度を判定する公知の方法を用いて類似度を計算し、その類似度の値と所定の値とを比較することで行われてもよい。例えば、2つの画像の類似度を判定する公知の方法を用いて計算した類似度の値が、所定の値以上である場合に2つの画像は類似すると判定し、所定の値よりも小さい場合に2つの画像は類似しないと判定してもよい。
【0125】
実施形態2に係るサーバ装置20は、第1対応処理において、実施形態1に係るサーバ装置20が行う処理ステップPr2に代えて、処理ステップPr21と処理ステップPr22を行う。実施形態2に係る第1対応処理は、例えば、
図16のようなフローチャートで行われてもよい。なお、以下の説明では、受渡施設FRに第1荷物と第2荷物が保管されている場合を例に説明している。受渡施設FRに3つ以上の荷物が保管されている場合には、第1荷物と第1荷物以外の複数の第2荷物のそれぞれを比較することで、実施形態2に係るサーバ装置20は、第1対応処理を行うことができる。
【0126】
処理ステップPr21において、サーバ装置20は、第1荷物と外観が類似する荷物が保管されているかを決定する。具体的には、類似判定部20nが第1荷物と第2荷物とが類似するかを判定する。第1荷物と第2荷物が類似する場合(処理ステップPr21でYESの場合)、サーバ装置20は、処理ステップPr22aに進む。第1荷物と第2荷物が類似していない場合(処理ステップPr21でNOの場合)、サーバ装置20は処理ステップPr22bに進む。なお、第2荷物が複数存在する場合、類似判定部20nは、第1荷物とそれぞれの第2荷物とが類似するかを判定する。この場合において、第1荷物と類似する第2荷物が1つでも存在する場合は、サーバ装置20は、第1荷物と外観が類似する荷物が受渡施設FRに保管されている(処理ステップPr21でYESの場合)と決定する。一方で、第1荷物と類似する第2荷物が1つも存在しない場合は、サーバ装置20は、第1荷物と外観が類似する荷物が受渡施設FRに保管されていない(処理ステップPr21でNOの場合)と決定する。
【0127】
処理ステップPr22aにおいて、画像作成部20iは、第1荷物画像を出力画像とする。例えば、
図17(a)のように、画像作成部20iは、第1荷物画像を出力画像としてもよい。なお、
図17(a)と
図18(a)の例は、第1荷物(高さ方向の長さがXcm)の外観と第2荷物(高さ方向の長さがYcm)の外観とが類似しないと判断された場合である。
【0128】
処理ステップPr22bにおいて、画像作成部20iは、第1荷物寸法情報と第1荷物画像とを含む出力画像を作成する。例えば、
図17(b)のように、画像作成部20iは、第1荷物寸法情報を含む出力画像を作成してもよい。この場合、画像作成部20iは、第1荷物寸法情報に含まれる、第1荷物の縦方向の長さ、第1荷物の横方向の長さ、第1荷物の高さ方向の長さの全てが含まれる出力画像を作成してもよく、3つの長さのいずれか1つが含まれる出力画像を作成してもよい。なお、
図17(b)の例は、第1荷物(高さ方向の長さがXcm)の外観と第2荷物(高さ方向の長さがYcm)の外観とが類似すると判断された場合である。
【0129】
処理ステップPr22bにおいて、画像作成部20iは、
図18(b)に示すように、実施形態1に係るサーバ装置20の処理ステップPr2と同様の処理を行ってもよい。つまり、
図18(b)のように、画像作成部20iは、第1荷物画像と第1対象物画像に基づいて、第1荷物と第1対象物とを含む出力画像を作成してもよい。なお、
図18(b)の例は、第1荷物(高さ方向の長さがXcm)の外観と第2荷物(高さ方向の長さがYcm)の外観とが類似すると判断された場合である。また、この場合、第1対象物は、第1対象物特徴量FVc1が、第1荷物の第1荷物特徴量FVp1と第2荷物の第2荷物特徴量FVpとの間の値となる対象物が決定されてもよい。
図18(b)の例では、第1荷物が第2荷物よりも大きい場合において、第1荷物よりも小さく、第2荷物よりも大きい第1対象物が決定されている。言い換えると、
図18(b)の例では、第1対象物の第1対象物特徴量FVc1は第1荷物の第1荷物特徴量FVp1よりも小さく、かつ、第1対象物の第1対象物特徴量FVc1は第2荷物の第2荷物特徴量FVpよりも大きくなっている。
【0130】
<2-2.実施形態3>
実施形態3では、実施形態1との相違点を中心に説明する。実施形態3は、実施形態1と異なり、受渡支援装置30が出力画像の作成処理を行う実施形態である。以下では、実施形態3に係る荷物受渡支援システムS3を、図を参照しつつ説明する。
【0131】
実施形態3に係る受渡支援装置30は、実施形態1に係る受渡支援装置30の構成に加えて、画像作成部30iをさらに備える。各構成は、互いにバスを介して接続されている。実施形態3に係る受渡支援装置30は、例えば、
図19のような構成であってもよい。なお、実施形態3に係る荷物受渡支援システムS3では、サーバ装置20の記憶部20bの代わりに、受渡支援装置30の記憶部30bが対象物管理データベースDB2を記憶してもよい。
【0132】
実施形態3に係る荷物受渡支援システムS3は、実施形態1に係る荷物受渡支援システムS1の荷物受渡支援方法と、ステップST8からステップST12までの間の処理が異なる。
図20は、実施形態3に係る荷物受渡支援システムS3における、受渡支援装置30に荷物番号が入力された後のステップを示したシーケンス図である。実施形態3では、ステップST9からステップST11の代わりに、ステップST31からステップST33が行われる。
【0133】
ステップST31では、受渡支援装置30の通信部30cは、ステップST8で提示された荷物番号の問い合わせを行う。具体的には、受渡支援装置30の通信部30cは、ステップST8で提示された荷物番号に対応する荷物画像と荷物寸法情報との送信をサーバ装置20に要求する。受渡支援装置30の通信部30cがサーバ装置20に送信する問い合わせには、ステップST8で提示された荷物番号を示す情報が含まれる。
【0134】
ステップST32では、サーバ装置20の通信部20cは、ステップST31で問い合わせがされた荷物番号に対応する荷物画像と荷物寸法情報とを、受渡支援装置30に送信する。
【0135】
ステップST33では、受渡支援装置30の画像作成部30iは、出力画像の作成処理を行う。
【0136】
<2-3.実施形態4>
実施形態4では、実施形態1との相違点を中心に説明する。実施形態4は、実施形態1と異なり、発送装置10が出力画像の作成処理を行う実施形態である。以下では、実施形態2に係る荷物受渡支援システムS4を、図を参照しつつ説明する。
【0137】
実施形態4に係る発送装置10は、実施形態1に係る発送装置10の構成に加えて、画像作成部10gをさらに備える。各構成は、互いにバスを介して接続されている。実施形態4に係る発送装置10は、例えば、
図21のような構成であってもよい。
【0138】
実施形態4に係る荷物管理データベースDB1では、荷物番号に対応付けられて、発送装置10が作成した出力画像が記憶される。この場合、荷物管理データベースDB1では、出力画像を作成するときに用いられた対象物の対象物番号が、当該出力画像が対応付けられる荷物番号に対応付けられて記憶されていてもよい。
図22は、実施形態4に係る荷物管理データベースDB1の一例である。
【0139】
実施形態4に係る対象物管理データベースDB2は、発送装置10の記憶部10bにも記憶されていてもよい。対象物管理データベースDB2が、発送装置10の記憶部10b
に記憶されていない場合、発送装置10は、通信部10cを介して、サーバ装置20の記憶部20bに記憶される対象物管理データベースDB2に問い合わせをすることで、対象物に関する情報を取得する。
【0140】
実施形態4に係る荷物受渡支援システムS4では、発送施設FMに存在する荷物が、受渡施設FRに配送されるまでのステップのシーケンスが、実施形態1に係るシーケンスと異なる。
図23は、実施形態4に係る荷物受渡支援システムS4における、発送施設FMに存在する荷物が、受渡施設FRに配送されるまでのステップを示したシーケンス図である。実施形態4では、ステップST1とステップST2の間に、ステップST41が行われる。
【0141】
ステップST41では、発送装置10の画像作成部10gが出力画像を作成する。出力画像は、画像作成部10gが出力画像の作成処理を行うことで作成される。
【0142】
ステップST2では、発送装置10の通信部10cはサーバ装置20に荷物情報を送信する。実施形態4に係る荷物情報は、少なくとも出力画像を含む。実施形態4に係る荷物情報は、出力画像を作成する際に用いられた対象物を示す対象物番号をさらに含んでもよい。実施形態4に係る荷物情報は、荷物寸法情報と、荷物画像とのいずれかをさらに含んでもよい。これらの情報を荷物データがさらに含んでいることで、サーバ装置20又は受渡支援装置30側で、出力画像を変更することが可能となり、出力画像の変更が必要となるたびに発送装置10に問い合わせる必要がなくなり、システム全体の利便性が向上する。
【0143】
また、実施形態4に係る荷物受渡支援システムS4は、実施形態1に係る荷物受渡支援システムS1の荷物受渡支援方法と異なり、ステップST9が行われない。
図24は、実施形態4に係る荷物受渡支援システムS4における、受渡支援装置30に荷物番号が入力された後のステップを示したシーケンス図である。
【0144】
<2-4.実施形態5>
実施形態5は、実施形態1の荷物受渡支援システムS1を、ECでの商品購入システムに適用した実施形態である。ECでは、実際の店舗と異なり、商品の画像からユーザが購入する商品を決定する。このため、商品到着後に、ユーザが当初想定していた商品サイズと異なっているために、商品の交換が生じることがあった。商品交換には、時間と手間がかかるため、ECでの商品購入システムには改善の余地があった。
【0145】
実施形態5では、実施形態1の荷物を、EC上の商品に置き換えて考える。そして、荷物画像は商品画像と、荷物寸法情報は商品寸法情報と置き換えて考える。
【0146】
また、実施形態5では、対象物をECのユーザに置き換えて考える。そして、対象物寸法情報は、ユーザの身長、胸囲などの身体寸法情報に置き換えて考える。また、対象物画像は、ユーザの全身を写した画像であってもよく、仮想空間上で作成したアバターの画像であってもよい。
【0147】
画像作成部20iは、これらの商品に関する情報とユーザに関する情報から、出力画像を作成する。出力画像を見たユーザは、商品の大きさの想起することができ、誤った大きさの商品を購入してしまうことを低減することができる。
【0148】
例えば、
図25の例では、ユーザの男性が、EC上で服を購入する場合の図である。この場合では、ユーザの身体寸法情報と商品の商品寸法情報に基づいて、商品画像とユーザ画像から出力画像が作成されている。具体的には、ユーザの身体寸法情報を基準として、
商品寸法情報から、ユーザ画像に対する商品画像の大きさが調整される。そして、大きさが調整された商品画像と、ユーザ画像とを組み合わせて出力画像が作成されている。
図25では、大きさが調整された商品画像が、ユーザ画像に重ねられて出力画像が作成されている例を示している。なお、大きさが調整された商品画像は、必ずしもユーザ画像に重ねられて出力画像が作成される必要はなく、例えば、ユーザ画像の隣に並べられて出力画像が作成されてもよい。
【0149】
<2-5.その他の実施形態>
本開示を諸図面および実施形態に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づいた種々の変形および修正を行うことが可能であることに留意されたい。したがって、これらの変形および修正は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各機能部、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の機能部およびステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、前述した本開示の各実施形態は、それぞれ説明した各実施形態に忠実に実施することに限定されるものではなく、適宜、各特徴を組み合わせたり、一部を省略したりして実施することも可能である。
【0150】
<2-6.本開示のまとめ>
本開示には、以下の内容が含まれる。
【0151】
一実施形態において、(A1)荷物受渡支援システムは、第1荷物の画像である第1荷物画像と、前記第1荷物の大きさを示す情報である第1荷物大きさ情報と、前記第1荷物と大きさを比較される物体である第1対象物の画像である第1対象物画像と、前記第1対象物の大きさを示す情報である第1対象物大きさ情報とを記憶する記憶部を備える。前記荷物受渡支援システムは、前記第1荷物画像と前記第1対象物画像とに基づいて、前記第1荷物と前記第1対象物とを含む第1出力画像を作成する画像作成部を備える。前記画像作成部は、前記第1荷物大きさ情報と前記第1対象物大きさ情報とに基づいて特定された前記第1荷物と前記第1対象物との大小関係が維持された、前記第1出力画像を作成する。
【0152】
(A2)上記(A1)の荷物受渡支援システムにおいて、前記画像作成部は、前記第1荷物大きさ情報と前記第1対象物大きさ情報とに基づいて、前記第1荷物画像又は前記第1対象物画像の少なくともいずれか一方の大きさを変更することで前記第1出力画像を作成する。
【0153】
(A3)上記(A1)又は(A2)のいずれかの荷物受渡支援システムにおいて、前記画像作成部は、前記第1荷物画像の大きさを基準として、前記第1対象物画像の大きさを変更することで前記第1出力画像を作成する。
【0154】
(A4)上記(A1)又は(A2)のいずれかの荷物受渡支援システムにおいて、前記画像作成部は、前記第1対象物画像の大きさを基準として、前記第1荷物画像の大きさを変更することで前記第1出力画像を作成する。
【0155】
(A5)上記(A1)又は(A2)のいずれかの荷物受渡支援システムにおいて、前記画像作成部は、前記第1荷物画像の大きさと前記第1対象物画像の大きさとの間の所定の大きさを基準として、前記第1荷物画像の大きさ及び前記第1対象物画像の大きさを変更することで前記第1出力画像を作成する。
【0156】
(A6)上記(A1)から(A5)のいずれかの荷物受渡支援システムにおいて、前記画像作成部は、前記第1荷物大きさ情報から第1荷物の大きさを示す第1荷物特徴量を計
算する。前記画像作成部は、前記第1対象物大きさ情報から第1対象物の大きさを示す第1対象物特徴量を計算する。前記画像作成部は、前記第1荷物特徴量と前記第1対象物特徴量との比に基づいて、前記第1荷物と前記第1対象物との大小関係を特定する。
【0157】
(A7)上記(A1)から(A6)のいずれかの荷物受渡支援システムにおいて、前記記憶部は、前記第1荷物と大きさを比較される物体であり且つ前記第1対象物と大きさが異なる物体である第2対象物の画像である第2対象物画像と、前記第2対象物の大きさを示す情報である第2対象物大きさ情報とをさらに記憶する。前記画像作成部は、前記第1対象物の大きさが前記第2対象物の大きさよりも前記第1荷物の大きさに近い場合、前記第1出力画像を作成する。前記画像作成部は、前記第2対象物の大きさが前記第1対象物の大きさよりも前記第1荷物の大きさに近い場合、前記第1荷物大きさ情報と前記第2対象物大きさ情報とに基づいて特定した前記第1荷物と前記第2対象物との大小関係が維持された、前記第1荷物と前記第2対象物を含む第2出力画像を作成する。
【0158】
(A8)上記(A1)から(A7)のいずれかの荷物受渡支援システムにおいて、前記画像作成部は、前記第1出力画像を出力する出力装置の出力領域の縦横比に合わせて、前記第1出力画像の縦横比を決定する。
【0159】
(A9)上記(A1)から(A8)のいずれかの荷物受渡支援システムは、前記第1荷物の識別情報である第1荷物番号を割り当てる荷物番号割当部をさらに備える。前記記憶部は、前記第1荷物番号を前記第1荷物大きさ情報と対応付けて記憶する。前記第1荷物番号を示す配列は、前記第1荷物大きさ情報を示す配列を含む。
【0160】
(A10)上記(A1)から(A9)のいずれかの荷物受渡支援システムにおいて、前記記憶部は、前記第1荷物と、前記第1荷物を保管する施設である第1受渡施設と、を対応付けて記憶する。前記記憶部は、前記第1荷物と異なる荷物である第2荷物と、前記第2荷物を保管する施設である第2受渡施設と、を対応付けて記憶する。前記第1受渡施設と前記第2受渡施設とが一致する場合において、前記画像作成部は、前記第1荷物の外観と前記第2荷物の外観とが類似しない場合、前記第1対象物を含まない前記出力画像を作成する。前記第1受渡施設と前記第2受渡施設とが一致する場合において、前記画像作成部は、前記第1荷物の外観と前記第2荷物の外観とが類似する場合、前記出力画像を作成する。
【0161】
一実施形態において、(B1)荷物受渡支援システムは、第1荷物の画像である第1荷物画像と、前記第1荷物の大きさを示す情報である第1荷物大きさ情報と、前記第1荷物を保管する施設である第1受渡施設と、を対応付けて記憶する記憶部を備える。前記荷物受渡支援システムは、前記第1荷物画像に基づいて、前記第1荷物を含む出力画像を作成する画像作成部を備える。前記記憶部は、前記第1荷物と異なる荷物である第2荷物の画像である第2荷物画像と、前記第2荷物の大きさを示す情報である第2荷物大きさ情報荷物と、を対応付けて記憶する。前記第1荷物と前記第2荷物とがともに前記第1受渡施設に保管されている場合において、前記画像作成部は、前記第1荷物の外観と前記第2荷物の外観とが類似しない場合、前記出力画像を作成し、前記第1荷物の外観と前記第2荷物の外観とが類似する場合、前記第1荷物大きさ情報を含む前記出力画像を作成する。
【0162】
(B2)上記(B1)の荷物受渡支援システムにおいて、前記画像作成部は、前記第1荷物大きさ情報と前記第1対象物大きさ情報とに基づいて、前記第1荷物画像又は前記第1対象物画像の少なくともいずれか一方の大きさを変更することで前記第1出力画像を作成する。
【0163】
(B3)上記(B1)又は(B2)のいずれかの荷物受渡支援システムにおいて、前記
画像作成部は、前記第1荷物画像の大きさを基準として、前記第1対象物画像の大きさを変更することで前記第1出力画像を作成する。
【0164】
(B4)上記(B1)又は(B2)のいずれかの荷物受渡支援システムにおいて、前記画像作成部は、前記第1対象物画像の大きさを基準として、前記第1荷物画像の大きさを変更することで前記第1出力画像を作成する。
【0165】
(B5)上記(B1)又は(B2)のいずれかの荷物受渡支援システムにおいて、前記画像作成部は、前記第1荷物画像の大きさと前記第1対象物画像の大きさとの間の所定の大きさを基準として、前記第1荷物画像の大きさ及び前記第1対象物画像の大きさを変更することで前記第1出力画像を作成する。
【0166】
(B6)上記(B1)から(B5)のいずれかの荷物受渡支援システムにおいて、前記画像作成部は、前記第1荷物大きさ情報から第1荷物の大きさを示す第1荷物特徴量を計算する。前記画像作成部は、前記第1対象物大きさ情報から第1対象物の大きさを示す第1対象物特徴量を計算する。前記画像作成部は、前記第1荷物特徴量と前記第1対象物特徴量との比に基づいて、前記第1荷物と前記第1対象物との大小関係を特定する。
【0167】
(B7)上記(B1)から(B6)のいずれかの荷物受渡支援システムにおいて、前記記憶部は、前記第1荷物と大きさを比較される物体であり且つ前記第1対象物と大きさが異なる物体である第2対象物の画像である第2対象物画像と、前記第2対象物の大きさを示す情報である第2対象物大きさ情報とをさらに記憶する。前記画像作成部は、前記第1対象物の大きさが前記第2対象物の大きさよりも前記第1荷物の大きさに近い場合、前記第1出力画像を作成する。前記画像作成部は、前記第2対象物の大きさが前記第1対象物の大きさよりも前記第1荷物の大きさに近い場合、前記第1荷物大きさ情報と前記第2対象物大きさ情報とに基づいて特定した前記第1荷物と前記第2対象物との大小関係が維持された、前記第1荷物と前記第2対象物を含む第2出力画像を作成する。
【0168】
(B8)上記(B1)から(B7)のいずれかの荷物受渡支援システムにおいて、前記画像作成部は、前記第1出力画像を出力する出力装置の出力領域の縦横比に合わせて、前記第1出力画像の縦横比を決定する。
【0169】
(B9)上記(B1)から(B8)のいずれかの荷物受渡支援システムは、前記第1荷物の識別情報である第1荷物番号を割り当てる荷物番号割当部をさらに備える。前記記憶部は、前記第1荷物番号を前記第1荷物大きさ情報と対応付けて記憶する。前記第1荷物番号を示す配列は、前記第1荷物大きさ情報を示す配列を含む。
【0170】
一実施形態において、(C1)サーバ装置は、第1荷物の画像である第1荷物画像と、
前記第1荷物の大きさを示す情報である第1荷物大きさ情報と、前記第1荷物と大きさを比較される物体である第1対象物の画像である第1対象物画像と、前記第1対象物の大きさを示す情報である第1対象物大きさ情報とを記憶する記憶部を備える。前記サーバ装置は、前記第1荷物画像と前記第1対象物画像とに基づいて、前記第1荷物と前記第1対象物とを含む第1出力画像を作成する画像作成部を備える。前記画像作成部は、前記第1荷物大きさ情報と前記第1対象物大きさ情報とに基づいて特定した前記第1荷物と前記第1対象物との大小関係が維持された、前記第1出力画像を作成する。
【0171】
(C2)上記(C1)のサーバ装置において、前記画像作成部は、前記第1荷物大きさ情報と前記第1対象物大きさ情報とに基づいて、前記第1荷物画像又は前記第1対象物画像の少なくともいずれか一方の大きさを変更することで前記第1出力画像を作成する。
【0172】
(C3)上記(C1)又は(C2)のいずれかのサーバ装置において、前記画像作成部は、前記第1荷物画像の大きさを基準として、前記第1対象物画像の大きさを変更することで前記第1出力画像を作成する。
【0173】
(C4)上記(C1)又は(C2)のいずれかのサーバ装置において、前記画像作成部は、前記第1対象物画像の大きさを基準として、前記第1荷物画像の大きさを変更することで前記第1出力画像を作成する。
【0174】
(C5)上記(C1)又は(C2)のいずれかのサーバ装置において、前記画像作成部は、前記第1荷物画像の大きさと前記第1対象物画像の大きさとの間の所定の大きさを基準として、前記第1荷物画像の大きさ及び前記第1対象物画像の大きさを変更することで前記第1出力画像を作成する。
【0175】
(C6)上記(C1)から(C5)のいずれかのサーバ装置において、前記画像作成部は、前記第1荷物大きさ情報から第1荷物の大きさを示す第1荷物特徴量を計算する。前記画像作成部は、前記第1対象物大きさ情報から第1対象物の大きさを示す第1対象物特徴量を計算する。前記画像作成部は、前記第1荷物特徴量と前記第1対象物特徴量との比に基づいて、前記第1荷物と前記第1対象物との大小関係を特定する。
【0176】
(C7)上記(C1)から(C6)のいずれかのサーバ装置において、前記記憶部は、前記第1荷物と大きさを比較される物体であり且つ前記第1対象物と大きさが異なる物体である第2対象物の画像である第2対象物画像と、前記第2対象物の大きさを示す情報である第2対象物大きさ情報とをさらに記憶する。前記画像作成部は、前記第1対象物の大きさが前記第2対象物の大きさよりも前記第1荷物の大きさに近い場合、前記第1出力画像を作成する。前記画像作成部は、前記第2対象物の大きさが前記第1対象物の大きさよりも前記第1荷物の大きさに近い場合、前記第1荷物大きさ情報と前記第2対象物大きさ情報とに基づいて特定した前記第1荷物と前記第2対象物との大小関係が維持された、前記第1荷物と前記第2対象物を含む第2出力画像を作成する。
【0177】
(C8)上記(C1)から(C7)のいずれかのサーバ装置において、前記画像作成部は、前記第1出力画像を出力する出力装置の出力領域の縦横比に合わせて、前記第1出力画像の縦横比を決定する。
【0178】
(C9)上記(C1)から(C8)のいずれかのサーバ装置は、前記第1荷物の識別情報である第1荷物番号を割り当てる荷物番号割当部をさらに備える。前記記憶部は、前記第1荷物番号を前記第1荷物大きさ情報と対応付けて記憶する。前記第1荷物番号を示す配列は、前記第1荷物大きさ情報を示す配列を含む。
【0179】
(C10)上記(C1)から(C9)のいずれかのサーバ装置において、前記記憶部は、前記第1荷物と、前記第1荷物を保管する施設である第1受渡施設と、を対応付けて記憶する。前記記憶部は、前記第1荷物と異なる荷物である第2荷物と、前記第2荷物を保管する施設である第2受渡施設と、を対応付けて記憶する。前記第1受渡施設と前記第2受渡施設とが一致する場合において、前記画像作成部は、前記第1荷物の外観と前記第2荷物の外観とが類似しない場合、前記第1対象物を含まない前記出力画像を作成する。前記第1受渡施設と前記第2受渡施設とが一致する場合において、前記画像作成部は、前記第1荷物の外観と前記第2荷物の外観とが類似する場合、前記出力画像を作成する。
【0180】
一実施形態において、(D1)荷物受渡支援方法は、記憶部が、第1荷物の画像である第1荷物画像と、前記第1荷物の大きさを示す情報である第1荷物大きさ情報と、を記憶するステップを備える。前記荷物受渡支援方法は、前記記憶部が、前記第1荷物と大きさ
を比較される物体である第1対象物の画像である第1対象物画像と、前記第1対象物の大きさを示す情報である第1対象物大きさ情報とを記憶するステップを備える。前記荷物受渡支援方法は、画像作成部が、前記第1荷物画像と前記第1対象物画像とに基づいて、前記第1荷物と前記第1対象物とを含む第1出力画像を作成するステップを備える。前記荷物受渡支援方法は、前記画像作成部が、前記第1荷物大きさ情報と前記第1対象物大きさ情報とに基づいて特定した前記第1荷物と前記第1対象物との大小関係が維持された、前記第1出力画像を作成するステップを備える。
【0181】
(D2)上記(D1)の荷物受渡支援方法は、前記画像作成部が、前記第1荷物大きさ情報と前記第1対象物大きさ情報とに基づいて、前記第1荷物画像又は前記第1対象物画像の少なくともいずれか一方の大きさを変更することで前記第1出力画像を作成するステップを備える。
【0182】
(D3)上記(D1)又は(D2)のいずれかの荷物受渡支援方法は、前記画像作成部が、前記第1荷物画像の大きさを基準として、前記第1対象物画像の大きさを変更することで前記第1出力画像を作成するステップを備える。
【0183】
(D4)上記(D1)又は(D2)のいずれかの荷物受渡支援方法は、前記画像作成部が、前記第1対象物画像の大きさを基準として、前記第1荷物画像の大きさを変更することで前記第1出力画像を作成するステップを備える。
【0184】
(D5)上記(D1)又は(D2)のいずれかの荷物受渡支援方法は、前記画像作成部が、前記第1荷物画像の大きさと前記第1対象物画像の大きさとの間の所定の大きさを基準として、前記第1荷物画像の大きさ及び前記第1対象物画像の大きさを変更することで前記第1出力画像を作成するステップを備える。
【0185】
(D6)上記(D1)から(D5)のいずれかの荷物受渡支援方法は、前記画像作成部が、前記第1荷物大きさ情報から第1荷物の大きさを示す第1荷物特徴量を計算するステップを備える。前記荷物受渡支援方法は、前記画像作成部が、前記第1対象物大きさ情報から第1対象物の大きさを示す第1対象物特徴量を計算するステップを備える。前記荷物受渡支援方法は、前記画像作成部が、前記第1荷物特徴量と前記第1対象物特徴量との比に基づいて、前記第1荷物と前記第1対象物との大小関係を特定するステップを備える。
【0186】
(D7)上記(D1)から(D6)のいずれかの荷物受渡支援方法は、前記記憶部が、前記第1荷物と大きさを比較される物体であり且つ前記第1対象物と大きさが異なる物体である第2対象物の画像である第2対象物画像と、前記第2対象物の大きさを示す情報である第2対象物大きさ情報とをさらに記憶するステップを備える。前記荷物受渡支援方法は、前記画像作成部が、前記第1対象物の大きさが前記第2対象物の大きさよりも前記第1荷物の大きさに近い場合、前記第1出力画像を作成するステップを備える。前記荷物受渡支援方法は、前記画像作成部が、前記第2対象物の大きさが前記第1対象物の大きさよりも前記第1荷物の大きさに近い場合、前記第1荷物大きさ情報と前記第2対象物大きさ情報とに基づいて特定した前記第1荷物と前記第2対象物との大小関係が維持された、前記第1荷物と前記第2対象物を含む第2出力画像を作成するステップを備える。
【0187】
(D8)上記(D1)から(D7)のいずれかの荷物受渡支援方法は、前記画像作成部が、前記第1出力画像を出力する出力装置の出力領域の縦横比に合わせて、前記第1出力画像の縦横比を決定するステップを備える。
【0188】
(D9)上記(D1)から(D8)のいずれかの荷物受渡支援方法は、前記記憶部が、前記第1荷物番号を前記第1荷物大きさ情報と対応付けて記憶するステップを備える。前
記荷物受渡支援方法は、前記第1荷物の識別情報である第1荷物番号を割り当てる荷物番号割当部が、前記第1荷物番号を示す配列に、前記第1荷物大きさ情報を示す配列を含めるステップを備える。
【0189】
(D10)上記(D1)から(D9)のいずれかの荷物受渡支援方法は、前記記憶部が、前記第1荷物と、前記第1荷物を保管する施設である第1受渡施設と、を対応付けて記憶するステップを備える。前記荷物受渡支援方法は、前記記憶部が、前記第1荷物と異なる荷物である第2荷物と、前記第2荷物を保管する施設である第2受渡施設と、を対応付けて記憶するステップを備える。前記荷物受渡支援方法は、前記第1受渡施設と前記第2受渡施設とが一致する場合において、前記画像作成部が、前記第1荷物の外観と前記第2荷物の外観とが類似しない場合、前記第1対象物を含まない前記出力画像を作成するステップを備える。前記荷物受渡支援方法は、前記第1受渡施設と前記第2受渡施設とが一致する場合において、前記画像作成部が、前記第1荷物の外観と前記第2荷物の外観とが類似する場合、前記出力画像を作成するステップを備える。
【符号の説明】
【0190】
荷物受渡支援システム :S1、S2、S3、S4
発送施設 :FM
受渡装置 :FR、FR1、FR2
発送装置 :10
制御部 :10a
記憶部 :10b
通信部 :10c
出力部 :10d
入力部 :10e
荷物情報作成部 :10f
画像作成部 :10g
サーバ装置 :20
制御部 :20a
記憶部 :20b
通信部 :20c
出力部 :20d
入力部 :20e
荷物番号割当部 :20f
荷物データ管理部 :20g
受取可能情報作成部 :20h
画像作成部 :20i
出力情報作成部 :20j
受取確認情報作成部 :20k
対象物番号割当部 :20l
対象物データ管理部 :20m
類似判定部 :20n
受渡支援装置 :30
制御部 :30a
記憶部 :30b
通信部 :30c
出力部 :30d
入力部 :30e
到着通知情報作成部 :30f
出力要求情報作成部 :30g
受渡完了情報作成部 :30h
画像作成部 :30i
受取人端末 :40
制御部 :40a
記憶部 :40b
通信部 :40c
出力部 :40d
入力部 :40e
ネットワーク :50
荷物管理データベース :DB1
対象物管理データベース:DB2