(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024166058
(43)【公開日】2024-11-28
(54)【発明の名称】磁気記憶装置用のランプ支持体
(51)【国際特許分類】
G11B 21/12 20060101AFI20241121BHJP
G11B 33/12 20060101ALI20241121BHJP
【FI】
G11B21/12 J
G11B33/12 313C
【審査請求】有
【請求項の数】17
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024001658
(22)【出願日】2024-01-10
(31)【優先権主張番号】63/467,244
(32)【優先日】2023-05-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】18/360,582
(32)【優先日】2023-07-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】504056130
【氏名又は名称】ウェスタン デジタル テクノロジーズ インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000110
【氏名又は名称】弁理士法人 快友国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】オオタ カツヒコ
(57)【要約】 (修正有)
【課題】磁気記憶装置の読み書きヘッドアセンブリを保持する性能を向上させるランプ支持体を提供する。
【解決手段】磁気記憶装置において、ランプ支持体317は、第1のランプ受容端部307及び第1のランプ表面308を有する第1のランプ306と、第1のランプ受容端部から横方向にオフセットされた第2のランプ受容端部318及び第2のランプ表面319を有する第2のランプ313と、を含む。第1の第1のランプ部分309は仮想平面352に面し、且つ、これに向かって角度付けされている。第2の第1のランプ部分311は仮想平面に面し、これから遠ざかるように角度付けされている。第3の第1のランプ部分312は、仮想平面に面し、これに向かって角度付けされている。第1の第2のランプ部分320は仮想平面に面し、これに向かって角度付けされ、第2の第2のランプ部分323は仮想平面に面し、これから遠ざかるように角度付けされている。
【選択図】
図3A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
磁気記憶装置用のランプ支持体であって、
第1のランプであって、
第1のランプ受容端部と、
第1のランプ表面であって、第1の第1のランプ部分、第2の第1のランプ部分、及び第3の第1のランプ部分を含む、第1のランプ表面と、
を含む、第1のランプ、並びに
第2のランプであって、
前記第1のランプ受容端部から横方向に、前記第1のランプと前記第2のランプとの間に挟入された仮想平面に沿った方向でオフセットされた、第2のランプ受容端部と、
第2のランプ表面であって、第1の第2のランプ部分、及び第2の第2のランプ部分を含む、第2のランプ表面と、
を含む、第2のランプ、を含み、
前記仮想平面に沿った前記方向で、前記第1の第1のランプ部分は前記仮想平面に面し、且つこれに向かって角度付けされており、前記第2の第1のランプ部分は前記仮想平面に面し、且つこれから遠ざかるように角度付けされており、前記第3の第1のランプ部分は前記仮想平面に面し、且つこれに向かって角度付けされており、前記第1の第2のランプ部分は前記仮想平面に面し、且つこれに向かって角度付けされており、前記第2の第2のランプ部分は前記仮想平面に面し、且つこれから遠ざかるように角度付けされており、
前記仮想平面に沿った前記方向で、前記第1の第2のランプ部分は、前記第1の第1のランプ部分よりも遠くまで延在して、前記仮想平面に対する位置で終端し、前記位置は、前記第2の第2のランプ部分もまた終端する位置を含み、前記第3の第1のランプ部分は、前記第2の第2のランプ部分よりも遠くまで延在する、
ランプ支持体。
【請求項2】
前記第1の第1のランプ部分、第2の第1のランプ部分、及び第3の第1のランプ部分は隣接しており、
前記第1の第2のランプ部分及び前記第2の第2のランプ部分は隣接している、
請求項1に記載のランプ支持体。
【請求項3】
前記第1の第1のランプ部分は、前記第2の第1のランプ部分の長さよりも大きい長さを有する、請求項1に記載のランプ支持体。
【請求項4】
前記第1の第2のランプ部分は、前記第2の第2のランプ部分の長さよりも大きい長さを有する、請求項1に記載のランプ支持体。
【請求項5】
前記第1の第1のランプ部分は、前記第1の第2のランプ部分の長さよりも大きい長さを有する、請求項1に記載のランプ支持体。
【請求項6】
前記第1の第1のランプ部分は前記第1のランプ受容端部から開始して、前記第1のランプ受容端部から遠ざかるように延在し、前記第1の第2のランプ部分は前記第2のランプ受容端部から開始して、前記第2のランプ受容端部から遠ざかるように延在する、請求項1に記載のランプ支持体。
【請求項7】
前記第2の第1のランプ部分は、前記第1の第2のランプ部分と実質的に平行であり、
前記第2の第2のランプ部分は、前記第3の第1のランプ部分と実質的に平行である、
請求項1に記載のランプ支持体。
【請求項8】
第3の第2のランプ部分、
第4の第1のランプ部分、
前記第2の第1のランプ部分と前記第1の第2のランプ部分との間の第1の間隙、
前記第3の第1のランプ部分と前記第2の第2のランプ部分との間の第2の間隙、及び
前記第3の第2のランプ部分と前記第4の第1のランプ部分との間の第3の間隙
を更に含み、
前記第1の間隙、前記第2の間隙、及び前記第3の間隙のそれぞれは、前記仮想平面に沿った方向で実質的に一定である、
請求項1に記載のランプ支持体。
【請求項9】
前記仮想平面に対する前記第1の第1のランプ部分の角度は、前記仮想平面に対する前記第1の第2のランプ部分の角度と実質的に等しく、
前記平面に対する前記第2の第1のランプ部分の角度は、前記平面に対する前記第1の第2のランプ部分の角度と実質的に等しく、
前記平面に対する前記第3の第1のランプ部分の角度は、前記平面に対する前記第2の第2のランプ部分の角度と実質的に等しい、
請求項1に記載のランプ支持体。
【請求項10】
前記第2の第1のランプ部分は、前記第1の第1のランプ部分から横方向に、前記仮想平面に沿った方向でオフセットされる、請求項1に記載のランプ支持体。
【請求項11】
前記第1のランプ表面は、前記磁気記憶装置の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブの凸状部分を受容するように構成され、前記第2のランプ表面は、前記磁気記憶装置の第2の読み書きヘッドアセンブリの第2のサスペンションタブの凸状部分を受容するように構成される、請求項1に記載のランプ支持体。
【請求項12】
第1の軸を中心に回転可能な多数のディスクと、
前記ディスクから半径方向外方に回転する多数の読み書きヘッドアセンブリを受容するように構成されたランプ支持体であって、
第1のランプであって、
第1のランプ受容端部と、
第1のランプ表面であって、第1の第1のランプ部分、第2の第1のランプ部分、及び第3の第1のランプ部分を含む、第1のランプ表面と、
を含む、第1のランプと、
第2のランプであって、
前記第1のランプと前記第2のランプとの間に挟入され、前記第1の軸から半径方向外方に延在する仮想平面に沿った方向で、前記第1のランプの前記端部から横方向にオフセットされた端部と、
第2のランプ表面であって、第1の第2のランプ部分、及び第2の第2のランプ部分を含む、第2のランプ表面と、
を含む、第2のランプと、
を含む、ランプ支持体と、を含み、
前記仮想平面に沿った前記方向で、前記第1の第1のランプ部分は前記仮想平面に面し、且つこれに向かって角度付けされており、前記第2の第1のランプ部分は前記仮想平面に面し、且つこれから遠ざかるように角度付けされており、前記第3の第1のランプ部分は前記仮想平面に面し、且つこれに向かって角度付けされており、前記第1の第2のランプ部分は前記仮想平面に面し、且つこれに向かって角度付けされており、前記第2の第2のランプ部分は前記仮想平面に面し、且つこれから遠ざかるように角度付けされている、
磁気記憶装置。
【請求項13】
前記多数の読み書きヘッドアセンブリの各読み書きヘッドアセンブリは、多数のキャリッジアームのキャリッジアームの読み書きヘッドアセンブリを含み、
前記多数のキャリッジアームの各キャリッジアームは、
第1の読み書きヘッドアセンブリであって、前記第1の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブ、及び第1のスライダーを含む、第1の読み書きヘッドアセンブリと、
第2の読み書きヘッドアセンブリであって、前記第2の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブ、及び第2のスライダーを含む、第2の読み書きヘッドアセンブリと、
を含み、
前記磁気記憶装置は、各スライダー及びサスペンションタブを前記仮想平面と平行な方向に移動するように構成され、
前記第1のランプ及び前記第2のランプは、前記第1の読み書きヘッドアセンブリの前記サスペンションタブが、第1の時点で前記第1の第1のランプ部分と接触し、第2の読み書きヘッドアセンブリの前記サスペンションタブが、前記第1の時点とは異なる第2の時点で前記第1の第2のランプ部分と接触するように位置決めされる、
請求項12に記載の磁気記憶装置。
【請求項14】
前記第2のランプの前記端部は、前記第1のランプの前記端部から0.1ミリメートル(「mm」)以上且つ0.3mm以下の距離でオフセットされる、請求項12に記載の磁気記憶装置。
【請求項15】
前記第2のランプ表面は、第1の第2のランプ表面を含み、
前記第2のランプは、前記第1の第2のランプ表面の反対側に第2の第2のランプ表面を更に含み、前記第2の第2のランプ表面は、前記多数のディスクのうちのディスクに面し、前記ディスクは前記ランプ支持体の一部によって受容される、
請求項12に記載の磁気記憶装置。
【請求項16】
前記第1のランプ表面は、第1の第1のランプ表面を含み、
前記第1のランプは、前記第1の第1のランプ表面の反対側に第2の第1のランプ表面を更に含み、前記第2の第1のランプ表面は、前記多数のディスクのうちのディスクに面し、前記ディスクは前記ランプ支持体の一部によって受容される、
請求項12に記載の磁気記憶装置。
【請求項17】
前記ランプ支持体は、複数のセットに分離される複数の第1のランプ及び複数の第2のランプを更に含み、前記複数のセットはそれぞれ、前記複数の第1のランプのうちの対応するもの、及び前記複数の第2のランプのうちの対応するものを含み、
前記複数のセットのうち少なくとも1つのセットは、第2のランプと、前記第1の軸と実質的に平行な方向で前記第2のランプの上方に位置決めされた第1のランプと、を含み、前記複数のセットのうち少なくとも1つの他のセットは、第2のランプと、前記第1の軸と実質的に平行な方向で前記第2のランプの下方に位置決めされた第1のランプと、を含む、
請求項12に記載の磁気記憶装置。
【請求項18】
前記第1のランプ表面は、前記多数の読み書きヘッドアセンブリの第1の読み書きヘッドアセンブリの第1のサスペンションタブの凸状部分を受容し、前記第2のランプ表面は、前記多数の読み書きヘッドアセンブリの第2の読み書きヘッドアセンブリの第2のサスペンションタブの凸状部分を受容する、請求項12に記載の磁気記憶装置。
【請求項19】
磁気記憶装置のディスクから読み書きヘッドアセンブリをアンロードする方法であって、
前記読み書きヘッドアセンブリをランプ支持体に向けて回転させることと、
前記読み書きヘッドアセンブリが回転するときに、
前記読み書きヘッドアセンブリの第1の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブを、前記ランプ支持体の第1のランプの第1のランプ表面と接触させ、前記第1の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブを、前記第1のランプ表面の第1の第1のランプ部分に沿ってスライドさせて、前記第1の読み書きヘッドアセンブリの読み書きヘッドを第1のディスクから遠ざかるように移動させることと、
第2の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブを、前記ランプ支持体の第2のランプの第2のランプ表面と接触させ、前記第2の読み書きヘッドアセンブリの前記サスペンションタブを、前記第2のランプ表面の第1の第2のランプ部分に沿ってスライドさせて、前記第1の読み書きヘッドを前記第1のディスクから遠ざかるように移動させることであって、前記第2の読み書きヘッドアセンブリの前記サスペンションタブを前記第2のランプ表面と接触させることは、前記第1の読み書きアセンブリの前記サスペンションタブを前記第1のランプ表面と接触させることの後に続く、ことと、
前記第1の読み書きヘッドアセンブリの前記サスペンションタブを第2の第1のランプ部分に沿って移動させ、同時に前記第2の読み書きヘッドアセンブリの前記サスペンションタブを前記第1の第2のランプ部分に沿って移動させて、前記読み書きヘッドを前記第1のディスクに向けて移動させることと、
前記第1の読み書きヘッドアセンブリの前記サスペンションタブを第3の第1のランプ部分に沿って移動させ、同時に第2の読み書きヘッドアセンブリの前記サスペンションタブを第2の第2のランプ部分に沿って移動させて、前記読み書きヘッドを前記第1のディスクから遠ざかるように移動させることと、
を含む、方法。
【請求項20】
前記第1の読み書きヘッドアセンブリの前記サスペンションタブを、前記第1のディスクと実質的に平行な第4の第1のランプ部分に沿って移動させ、同時に前記第2の読み書きヘッドアセンブリの前記サスペンションタブを、前記第1のディスクと実質的に平行な第3の第2のランプ部分に沿って移動させることを更に含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記第1のランプ及び前記第2のランプは、前記磁気記憶装置の多数のディスクの軸と実質的に平行な平面における、前記ランプ支持体上の、連続するランプを含む、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記読み書きヘッドアセンブリを回転させることは、前記読み書きヘッドアセンブリの各読み書きヘッドアセンブリを実質的に均一な速度で回転させることを含む、請求項20に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、広義には磁気記憶装置に関し、より具体的には、磁気記憶装置のランプ支持体が磁気記憶装置の読み書きヘッドアセンブリを保持する性能を向上させることに関する。
【背景技術】
【0002】
ハードディスクドライブ(「HDD」)などの磁気記憶装置は、企業データ処理システム、コンピューターワークステーション、ポータブルコンピューティング装置、デジタルオーディオプレイヤー、デジタルビデオプレイヤーなどのためのデジタルデータまたは電子情報を記憶するために広く用いられている。一般に、HDDは、磁気ディスクへのデータの記憶を容易にするのに役立つ読み書きヘッドを含む。読み書きヘッドは、ディスクにデータを読み書きしていないときは、ディスクからランプ支持体にオフロードすることができる。
【発明の概要】
【0003】
本願の主題は、当該技術分野の現状に対応して、具体的には、現在利用可能な技術では未だ完全に解決されていない磁気記憶装置用ランプ支持体の欠点に対応して開発された。したがって、本願の主題は、上述した従来技術の欠点のうち少なくともいくつかを克服する磁気記憶装置用のランプ支持体を提供するために開発された。
【0004】
以下は、本明細書で開示される主題の、特許請求される場合もされない場合もある実施例の非包括的なリストである。
【0005】
本項の以下の部分は、本明細書で開示される主題の実施例1を詳述する。実施例1によれば、磁気記憶装置用のランプ支持体は、第1のランプを含む。第1のランプは、第1のランプ受容端部と、第1のランプ表面とを含む。第1のランプ表面は、第1の第1のランプ部分、第2の第1のランプ部分、及び第3の第1のランプ部分を含む。ランプ支持体は第2のランプを含む。第2のランプは、第1のランプ受容端部から横方向に、第1のランプと第2のランプとの間に挟入された仮想平面に沿った方向でオフセットされた、第2のランプ受容端部を含む。第2のランプは、第2のランプ表面も含む。第2のランプ表面は、第1の第2のランプ部分と第2の第2のランプ部分とを含む。仮想平面に沿った方向で、第1の第1のランプ部分は仮想平面に面し、且つこれに向かって角度付けされている。第2の第1のランプ部分は仮想平面に面し、且つこれから遠ざかるように角度付けされている。第3の第1のランプ部分は仮想平面に面し、且つこれに向かって角度付けされている。第1の第2のランプ部分は仮想平面に面し、且つこれに向かって角度付けされており、第2の第2のランプ部分は仮想平面に面し、且つこれから遠ざかるように角度付けされている。仮想平面に沿った方向で、第1の第2のランプ部分は、第1の第1のランプ部分よりも遠くまで延在して、平面に対する位置で終端し、該位置は、第2の第2のランプ部分もまた終端する位置を含み、第3の第1のランプ部分は、第2の第2のランプ部分よりも遠くまで延在する。
【0006】
本項の以下の部分は、本明細書で開示される主題の実施例2を詳述する。上記の実施例1を包含する実施例2によれば、第1の第1のランプ部分、第2の第1のランプ部分、及び第3の第1のランプ部分は隣接しており、第1の第2のランプ部分及び第2の第2のランプ部分は隣接している。
【0007】
本項の以下の部分は、本明細書で開示される主題の実施例3を詳述する。上記の実施例1または2を包含する実施例3によれば、第1の第1のランプ部分は、第2の第1のランプ部分の長さよりも大きい長さを有する。
【0008】
本項の以下の部分は、本明細書で開示される主題の実施例4を詳述する。上記の実施例1~3のいずれか1つを包含する実施例4によれば、第1の第2のランプ部分は、第2の第2のランプ部分の長さよりも大きい長さを有する。
【0009】
本項の以下の部分は、本明細書で開示される主題の実施例5を詳述する。上記の実施例1~4のいずれか1つを包含する実施例5によれば、第1の第1のランプ部分は、第1の第2のランプ部分よりも大きい長さを有する。
【0010】
本項の以下の部分は、本明細書で開示される主題の実施例6を詳述する。上記の実施例1~5のいずれか1つを包含する実施例6によれば、第1の第1のランプ部分は第1のランプ受容端部から開始して、第1のランプ受容端部から遠ざかるように延在し、第1の第2のランプ部分は第2のランプ受容端部から開始して、第2のランプ受容端部から遠ざかるように延在する。
【0011】
本項の以下の部分は、本明細書で開示される主題の実施例7を詳述する。上記の実施例1~6のいずれか1つを包含する実施例7によれば、第2の第1のランプ部分は、第1の第2のランプ部分と実質的に平行であり、第2の第2のランプ部分は、第3の第1のランプ部分と実質的に平行である。
【0012】
本項の以下の部分は、本明細書で開示される主題の実施例8を詳述する。上記の実施例1~7のいずれか1つを包含する実施例8によれば、ランプ支持体は、第3の第2のランプ部分、第4の第1のランプ部分、第2の第1のランプ部分と第1の第2のランプ部分との間の第1の間隙、第3の第1のランプ部分と第2の第2のランプ部分との間の第2の間隙、及び第3の第2のランプ部分と第4の第1のランプ部分との間の第3の間隙を含む。第1の間隙、第2の間隙、及び第3の間隙のそれぞれは、仮想平面に沿った方向で実質的に一定である。
【0013】
本項の以下の部分は、本明細書で開示される主題の実施例9を詳述する。上記の実施例1~8のいずれか1つを包含する実施例9によれば、仮想平面に対する第1の第1のランプ部分の角度は、仮想平面に対する第1の第2のランプ部分の角度と実質的に等しい。平面に対する第2の第1のランプ部分の角度は、平面に対する第1の第2のランプ部分の角度と実質的に等しい。平面に対する第3の第1のランプ部分の角度は、平面に対する第2の第2のランプ部分の角度と実質的に等しい。
【0014】
本項の以下の部分は、本明細書で開示される主題の実施例10を詳述する。上記の実施例1~9のいずれか1つを包含する実施例10によれば、第2の第1のランプ部分は、第1の第1のランプ部分から横方向に、仮想平面に沿った方向でオフセットされる。
【0015】
本項の以下の部分は、本明細書で開示される主題の実施例11を詳述する。上記の実施例1~10のいずれか1つを包含する実施例11によれば、第1のランプ表面は、磁気記憶装置の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブの凸状部分を受容するように構成され、第2のランプ表面は、磁気記憶装置の第2の読み書きヘッドアセンブリの第2のサスペンションタブの凸状部分を受容するように構成される。
【0016】
本項の以下の部分は、本明細書で開示される主題の実施例12を詳述する。実施例12によれば、磁気記憶装置は、第1の軸を中心に回転可能な多数のディスクと、ディスクから半径方向外方に回転する多数の読み書きヘッドアセンブリを受容するように構成されたランプ支持体と、を含む。ランプ支持体は第1のランプを含む。第1のランプは、第1のランプ受容端部と、第1のランプ表面とを含む。第1のランプ表面は、第1の第1のランプ部分、第2の第1のランプ部分、及び第3の第1のランプ部分を含む。ランプ支持体は第2のランプを含む。第2のランプは、第1のランプと第2のランプとの間に挟入され、第1の軸から半径方向外方に延在する仮想平面に沿った方向で、第1のランプの端部から横方向にオフセットされた端部を含む。第2のランプは、第2のランプ表面を含む。第2のランプ表面は、第1の第2のランプ部分と第2の第2のランプ部分とを含む。仮想平面に沿った方向で、第1の第1のランプ部分は仮想平面に面し、且つこれに向かって角度付けされており、第2の第1のランプ部分は仮想平面に面し、且つこれから遠ざかるように角度付けされており、第3の第1のランプ部分は仮想平面に面し、且つこれに向かって角度付けされており、第1の第2のランプ部分は仮想平面に面し、且つこれに向かって角度付けされており、第2の第2のランプ部分は仮想平面に面し、且つこれから遠ざかるように角度付けされている。
【0017】
本項の以下の部分は、本明細書で開示される主題の実施例13を詳述する。上記の実施例12を包含する実施例13によれば、多数の読み書きヘッドアセンブリの各読み書きヘッドアセンブリは、多数のキャリッジアームのキャリッジアームの読み書きヘッドアセンブリを含む。多数のキャリッジアームの各キャリッジアームは、第1の読み書きヘッドアセンブリを含む。第1の読み書きヘッドアセンブリは、第1の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブと第1のスライダーとを含む。多数のキャリッジアームの各キャリッジアームは、第2の読み書きヘッドアセンブリを含む。第2の読み書きヘッドアセンブリは、第2の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブと第2のスライダーとを含む。磁気記憶装置は、各スライダー及びサスペンションタブを仮想平面と平行な方向に移動するように構成される。第1のランプ及び第2のランプは、第1の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブが、第1の時点で第1の第1のランプ部分と接触し、第2の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブが、第1の時点とは異なる第2の時点で第1の第2のランプ部分と接触するように位置決めされる。
【0018】
本項の以下の部分は、本明細書で開示される主題の実施例14を詳述する。上記の実施例12~13のいずれか1つを包含する実施例14によれば、第2のランプの端部は、第1のランプの端部から0.1ミリメートル(「mm」)以上且つ0.3mm以下の距離でオフセットされる。
【0019】
本項の以下の部分は、本明細書で開示される主題の実施例15を詳述する。上記の実施例12~14のいずれか1つを包含する実施例15によれば、第2のランプ表面は、第1の第2のランプ表面を含む。第2のランプは、第1の第2のランプ表面の反対側に第2の第2のランプ表面を更に含む。第2の第2のランプ表面は、多数のディスクのうちのディスクに面し、該ディスクはランプ支持体の一部によって受容される。
【0020】
本項の以下の部分は、本明細書で開示される主題の実施例16を詳述する。上記の実施例12~15のいずれか1つを包含する実施例16によれば、第1のランプ表面は、第1の第1のランプ表面である。第1のランプは、第1の第1のランプ表面の反対側に第2の第1のランプ表面を更に含む。第2の第1のランプ表面は、多数のディスクのうちのディスクに面し、該ディスクはランプ支持体の一部によって受容される。
【0021】
本項の以下の部分は、本明細書で開示される主題の実施例17を詳述する。上記の実施例12~16のいずれか1つを包含する実施例17によれば、ランプ支持体は、複数のセットに分離される複数の第1のランプ及び複数の第2のランプを更に含み、該複数のセットはそれぞれ、複数の第1のランプのうちの対応するもの、及び複数の第2のランプのうちの対応するものを含む。複数のセットのうち少なくとも1つのセットは、第2のランプと、第1の軸と実質的に平行な方向で第2のランプの上方に位置決めされた第1のランプと、を含み、複数のセットのうち少なくとも1つの他のセットは、第2のランプと、第1の軸と実質的に平行な方向で第2のランプの下方に位置決めされた第1のランプと、を含む。
【0022】
本項の以下の部分は、本明細書で開示される主題の実施例18を詳述する。上記の実施例12~17のいずれか1つを包含する実施例18によれば、第1のランプ表面は、多数の読み書きヘッドアセンブリの第1の読み書きヘッドアセンブリの第1のサスペンションタブの凸状部分を受容し、第2のランプ表面は、多数の読み書きヘッドアセンブリの第2の読み書きヘッドアセンブリの第2のサスペンションタブの凸状部分を受容する。
【0023】
本項の以下の部分は、本明細書で開示される主題の実施例19を詳述する。実施例19によれば、磁気記憶装置のディスクから読み書きヘッドアセンブリをアンロードする方法は、読み書きヘッドアセンブリをランプ支持体に向けて回転させることを含む。読み書きヘッドアセンブリが回転するときに、本方法は、読み書きヘッドアセンブリの第1の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブを、ランプ支持体の第1のランプの第1のランプ表面と接触させ、第1の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブを、第1のランプ表面の第1の第1のランプ部分に沿ってスライドさせて、第1の読み書きヘッドアセンブリの読み書きヘッドを第1のディスクから遠ざかるように移動させることを含む。本方法は、読み書きヘッドアセンブリが回転するときに、第2の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブを、ランプ支持体の第2のランプの第2のランプ表面と接触させ、第2の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブを、第2のランプ表面の第1の第2のランプ部分に沿ってスライドさせて、第1の読み書きヘッドを第1のディスクから遠ざかるように移動させることを含む。第2の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブを第2のランプ表面と接触させることは、第1の読み書きアセンブリのサスペンションタブを第1のランプ表面と接触させることの後に続く。本方法は、読み書きヘッドアセンブリが回転する間に、第1の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブを第2の第1のランプ部分に沿って移動させ、同時に第2の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブを第1の第2のランプ部分に沿って移動させて、読み書きヘッドを第1のディスクに向けて移動させることを含む。本方法は、読み書きヘッドアセンブリが回転する間に、第1の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブを第3の第1のランプ部分に沿って移動させ、同時に第2の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブを第2の第2のランプ部分に沿って移動させて、読み書きヘッドを第1のディスクから遠ざかるように移動させることを含む。
【0024】
本項の以下の部分は、本明細書で開示される主題の実施例20を詳述する。上記の実施例19を包含する実施例20によれば、本方法は、第1の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブを、第1のディスクと実質的に平行な第4の第1のランプ部分に沿って移動させ、同時に第2の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブを、第1のディスクと実質的に平行な第3の第2のランプ部分に沿って移動させることを含む。
【0025】
本項の以下の部分は、本明細書で開示される主題の実施例21を詳述する。上記の実施例19~20のいずれかを包含する実施例21によれば、第1のランプ及び第2のランプは、磁気記憶装置の多数のディスクの軸と実質的に平行な平面における、ランプ支持体上の、連続するランプを含む。
【0026】
本項の以下の部分は、本明細書で開示される主題の実施例22を詳述する。上記の実施例19~21のいずれかを包含する実施例22によれば、読み書きヘッドアセンブリを回転させることは、読み書きヘッドアセンブリの各読み書きヘッドアセンブリを実質的に均一な速度で回転させることを含む。
【0027】
本開示の主題の記載される特性、構造、利点、及び/または特徴は、1つ以上の実施例及び/または実施態様において任意の好適な方法で組み合わせることができる。下記の記述では、本開示の主題の実施例を十分に理解するために多数の具体的な詳細が提供される。当業者であれば、本開示の主題は、特定の実施例または実施態様の特定の特性、詳細、構成要素、材料、及び/または方法のうち1つ以上を含まずとも実施可能であることが理解されよう。その他の場合では、全ての実施例または実施態様中に存在しない場合のある、特定の実施例及び/または実施態様における追加の特性及び利点が認識され得る。更に、場合によっては、本開示の主題の態様を曖昧にすることを避けるために、周知される構造、材料、または動作は、詳細に図示されることも説明されることもない。本開示の主題の特性及び利点は、以下の説明及び添付の特許請求の範囲からより完全に明らかになるであろうし、あるいは、下記に記載する主題を実施することにより理解することができる。
【0028】
本主題の利点をより容易に理解できるようにするため、上記で簡潔に説明された本主題のより具体的な説明を、添付図面に図示される具体的実施例を参照することにより提供する。必ずしも縮尺通りに描かれているわけではないこれらの図面は、本主題の特定の実施例のみを示し、従って、その範囲を限定するものとはみなされず、本主題は、以下の添付図面を用いることで更に具体的かつ詳細に記載及び説明される。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【
図1】本開示の1つ以上の実施例に従う磁気記憶装置の斜視図である。
【
図2A】本開示の1つ以上の実施例に従う磁気記憶装置のランプ支持体の斜視図である。
【
図2B】本開示の1つ以上の実施例に従う磁気記憶装置の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブの斜視図である。
【
図3A-3E】本開示の1つ以上の実施例に従う磁気記憶装置のランプ支持体の断面側面立面図であり、各図は、読み書きヘッドアセンブリが磁気記憶装置のディスクからオフロードされているときの、ランプ支持体に対して異なる位置にある読み書きヘッドアセンブリを示す。
【
図4】本開示の1つ以上の実施例に従う、複数のランプを有するランプ支持体の一実施例の断面側面立面図である。
【
図5】本開示の1つ以上の実施例に従う、複数のランプを有するランプ支持体の別の実施例の断面図である。
【
図6】本開示の1つ以上の実施例に従う、磁気記憶装置のディスクから読み書きヘッドアセンブリをアンロードする方法の概略的フローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0030】
本明細書全体を通して、「1つの実施例(one example)」、「一実施例(an example)」、または同様の用語に対する参照は、その実施例に関連して記載された特定の機構、構造、または特徴が本開示の少なくとも1つの実施例に含まれていることを意味する。本明細書全体を通して、語句「1つの実施例では(in one example)」、「一実施例では(in an example)」、及び同様の用語の出現は、全てが同じ実施例を参照し得るが、必ずしもそうである必要はない。同様に、用語「実施態様」の使用は、本開示の1つ以上の実施例に関連して記載される特定の機構、構造、または特徴を有する実施態様を意味するが、別段指摘する明白な相関関係がない限り、実施態様は1つ以上の実施例に関連し得る。
【0031】
図1を参照すると、1つの実施例に従う磁気記憶装置100が、ハードディスクドライブ(HDD)として示されている。しかし、その他の実施例では、磁気記憶装置100は、本開示の主題の本質から逸脱することなく、様々な磁気記憶装置のうちのいずれかであることができる。磁気記憶装置100はハウジング102を含み、ハウジング102は、ハウジング内に画定された内部空洞114を封止または密閉する。ハウジング102は、基部130及びカバー132(ハウジング102の内部空洞114内の磁気記憶装置100の内部機構が見えなくなることのないように破線で示されている)を含む。カバー132は基部130と連結して、内部空洞114をハウジング102の外部環境から密閉する。いくつかの実施態様では、基部130とカバー132との間にシールまたはガスケットが位置決めされて、基部130とカバー132との間の封止を促進する。
【0032】
磁気記憶装置100は、ハウジング102の内部空洞114内に位置する様々な機構を含む。いくつかの実施例では、磁気記憶装置100は、内部空洞114内に、キャリッジ103、ディスク115、スピンドルモーター121、及びボイスコイル磁気(VCM)アクチュエーター125を含む。キャリッジ103は、複数のキャリッジアーム105と、複数のキャリッジアーム105の各アームの遠位先端部に連結された少なくとも1つの読み書きヘッドアセンブリ110とを含む。いくつかの実施例では、複数のキャリッジアーム105の各キャリッジアームの遠位先端部に、2つの読み書きヘッドアセンブリ110が連結される。各読み書きヘッドアセンブリ110は、サスペンションアセンブリの端部109に近接して位置決めされ、サスペンションアーム135、スライダー142、及び少なくとも1つの読み書きヘッド148を含む。図示されていないが、各読み書きヘッドアセンブリ110は少なくとも1つのジンバルを含み得る。ジンバルは、サスペンションアーム135、スライダー142、及び少なくとも1つの読み書きヘッド148を、キャリッジアーム105の対応するものと移動可能に連結する。磁気記憶装置100は、
図1の実施例では5個のキャリッジアーム105及び4個のディスク115を、また
図4及び5の実施例では12個のディスク115を有して示されているが、他の実施例では、磁気記憶装置100は、5個未満のキャリッジアーム105、4個未満のディスク115、9個超のキャリッジアーム105、8個超のディスク115、6~8個のキャリッジアーム105、または5~7個のディスク115を有してもよい。ディスク115に面する各キャリッジアーム105の各側面は、読み書きヘッドアセンブリ110を有する。例えば、最下部及び最上部キャリッジアーム105のそれぞれが、1つの読み書きヘッドアセンブリ110を有し、最下部キャリッジアーム105と最上部キャリッジアーム105との間の中間部キャリッジアーム105のそれぞれが、2つの読み書きヘッドアセンブリ110を有する。同様に、磁気記憶装置100は、1つのスピンドルモーター121及び1つのVCMアクチュエーター125を有して示されているが、他の実施例では、磁気記憶装置100は、任意の数のスピンドルモーター121及びVCMアクチュエーター125を有してもよい。
【0033】
スピンドルモーター121は基部130に連結されている。一般に、スピンドルモーター121は、基部130に対して移動不能に固定された静止部分と、静止部分及び基部130に対して回転可能なスピンドルとを含む。したがって、スピンドルモーター121のスピンドルは、スピンドルモーターの一部であるか、あるいはスピンドルモーターと一体であるとみなされ得る。一般に、スピンドルモーター121は、スピンドルを基部130に対して回転させるように動作可能である。ディスク115、またはプラッタは、それぞれのディスク115及びスピンドルに同時回転可能に固定されたそれぞれのハブ122を介して、スピンドルモーター121のスピンドルに同時回転可能に固定される。スピンドルモーター121のスピンドルが回転すると、それに対応してディスク115も回転する。このようにして、スピンドルモーター121のスピンドルは、各ディスク115の回転軸124を画定する。スピンドルモーター121は、回転方向190に、制御された速度で制御された量だけディスク115を回転させるように動作可能に制御され得る。
【0034】
ディスク115のそれぞれは、様々なタイプの磁気記録媒体のいずれであってもよい。一般的に、一実施例では、各ディスク115は、基板と、基板に直接または間接的に適用された磁性材料とを含む。例えば、ディスク115の磁性材料は、磁性体層のビットを有し、各ビット上に複数の磁性粒子が含まれる、従来式の粒状磁気記録ディスクまたはウェーハであってよい。粒状磁気媒体中では、全てのビットが同一平面上にあり、ディスク115の表面116は、実質的に平滑かつ連続的である。一実施例では、各ビットは、面内(長手)方向または面外(垂直)方向のいずれかを有し得る、磁気双極子モーメントを有する。
【0035】
ディスク115が読み書きモードで回転すると、VCMアクチュエーター125は、キャリッジアーム105のボイスコイルと電磁的に係合して、キャリッジアーム105、及びキャリッジアーム105と連結した読み書きヘッドアセンブリ110を、ディスク115に対して、ディスク115の読み書き面154と平行する平面に沿って回転方向に回転させる。キャリッジアーム105を回転させて、読み書き動作のために、対応するディスク115の読み書き面154の指定された放射状の領域上に読み書きヘッドアセンブリ110の読み書きヘッド148を配置することができる。VCMアクチュエーター125は、キャリッジ103を通して延在するスピンドル127を介して基部130と回転可能に連結したキャリッジアーム105のボイスコイルと係合した基部130に固定される。一般的に、スピンドル127は回転軸を画定し、キャリッジアーム105は、VCMアクチュエーター125によって作動されると、該回転軸を中心に回転する。
【0036】
キャリッジアーム105は、キャリッジ103の基部に対して移動不能に固定され、かつ互いに離間する様式でこれから遠ざかるように延在する。いくつかの実施態様では、キャリッジアーム105の隣接するものは、互いから均等な距離で離間し、かつ互いに対して平行に延在する。ディスク115のそれぞれは、隣接するキャリッジアーム105の間に位置決めされる。アイドルモード(例えば、読み書き動作が実施されていないときの)では、VCMアクチュエーター125が作動されてキャリッジアーム105をディスク115に対して半径方向外方に回転させ、その結果、読み書きヘッドアセンブリ110は、基部130に固定されたランプ支持体117上にパーキングまたはアンロードされる。パーキング位置では、各キャリッジアーム105及び読み書きヘッド148は、ランプ支持体117の2つのランプ(例えばランプ106及び113)の間で静止する。ランプ支持体117に関しては、
図2~5に関連して本明細書でより詳細に説明する。ランプ支持体117は、ランプ106及び113などの多数のランプを含む。
図3A~Eのランプ306及び313は、ランプ106及び113の実施形態である。
【0037】
各読み書きヘッド148は、少なくとも1つの読み取りトランスデューサ及び少なくとも1つの書き込みトランスデューサを含む。読み取りトランスデューサは、ディスク115の磁気特性(例えば磁気ビットパターン)を検出し、磁気特性を電気信号に変換するように構成される。対照的に、書き込みトランスデューサは、電気信号に応答してディスク115の磁気特性を変更する。各読み書きヘッドアセンブリ110の場合、スライダー142、サスペンションアーム135、及びキャリッジアーム105中に形成されるか、またはこれらに連結した電気トレースまたは線を介して、電気信号が読み書きヘッド148から送信され、かつ読み書きヘッド148へと送信される。スライダー142、サスペンションアーム135、及びキャリッジアーム105の電気トレースは電気的に相互接続されて、読み書きヘッド148と、磁気記憶装置100の制御モジュールと連通している磁気記憶装置100の可撓性コネクタ104と、の間の電気信号の送信を促進させる。制御モジュールは、電気信号を処理して、磁気記憶装置100と1つ以上の外部コンピューティングデバイスとの間の電気信号の通信を促進するように構成される。一般に、制御モジュールは、磁気記憶装置100の様々な構成要素の動作を制御するために用いられるソフトウェア、ファームウェア、及び/またはハードウェアを含む。制御モジュールは、その上またはその中にハードウェアが実装されているプリント回路基板を含み得る。下記で更に詳細に説明する通り、はんだ溶接物を用いて、スライダー142及びサスペンションアーム135の対応する電気接触パッド(及び対応する電気トレース)を電気的に接続する。
【0038】
図示されてはいないが、読み書きヘッドアセンブリ110は、読み書きヘッド148をキャリッジアーム105に対して移動させるように選択的に動作可能なヘッドアクチュエーターも含む。ヘッドアクチュエーターは、様々な様式のいずれかで、様々な方向のいずれかに、読み書きヘッド148を選択的に移動させる。例えば、ヘッドアクチュエーターは、読み書きヘッド148を、ディスク115の読み書き面154と平行な平面に沿って、様々な方向、例えば、第1の横方向、第2の横方向、順方向、及び逆方向のうちの1つ以上のいずれかで直線的に移動させるように構成され得る。別の例として、ヘッドアクチュエーターは、代替的にまたは追加的に、読み書きヘッド148を、ディスク115の読み書き面154に対して垂直な平面に沿って、様々な方向、例えば上向き方向及び下向き方向のいずれかで直線的に移動させるように構成され得る。更に、いくつかの実施態様では、ヘッドアクチュエーターは、代替的にまたは追加的に、読み書きヘッド148を、ディスク115の読み書き面154に対して平行及び/または垂直な平面に沿って、様々な回転方向のいずれかで回転的に移動させるように構成され得る。ヘッドアクチュエーターは、例えば、いわゆる電気制御式マイクロアクチュエーター及びミリアクチュエータ(例えば圧電アクチュエーター)などの当該技術分野で既知の様々なアクチュエーターのいずれであってもよい。
【0039】
キャリッジアーム105に対するスライダー142の弾性支持を促進するために、読み書きヘッドアセンブリ110のサスペンションアーム135は、キャリッジアーム105よりも柔軟であり、かつ可撓性が高い。例えば、いくつかの実施態様では、サスペンションアーム135は、ディスク115の読み書き面154から遠ざかる方向に撓むように可撓性であるため、ディスク115が読み書きヘッドアセンブリ110に対してスピンして、読み書き面154とスライダー142との間でエアベアリングが形成されているときなどに、スライダー142がディスク115の読み書き面154から遠ざかる方向に移動することを可能にする。サスペンションアーム135は、概して薄いシート状の構造を有し、かつキャリッジアーム105からスライダー142にかけて先細になり得る。スライダー142は、サスペンションアーム135がスライダー142とキャリッジアーム105との間に位置決めされるか、あるいはスライダー142をキャリッジアーム105から分離するように、サスペンションアーム135の遠位端部分と連結している。このようにして、スライダー142は、サスペンションアーム135を介してキャリッジアーム105から遠位方向に離間されている。サスペンションアーム135は、直接的または間接的にのいずれかでキャリッジアーム105と連結している。サスペンションアーム135は、例えば金属、複合材、プラスチックなどの様々な材料のいずれかから製造され得る。
【0040】
いくつかの実施例によれば、サスペンションアーム135はキャリッジアーム105に直接連結する。こうした実施例では、サスペンションアーム135は、キャリッジアーム105に対して移動不能に固定される。言い換えると、サスペンションアーム135は、撓んでサスペンションアーム135の一部をキャリッジアーム105に対して移動させることができるが、キャリッジアーム105に直接固着されているサスペンションアーム135の一部は、キャリッジアーム105に対して移動しない。サスペンションアーム135は、様々な連結技法、例えば締結、ボンディング、接着、溶接などのいずれかを介してキャリッジアーム105に対して移動不能に固定され得る。
【0041】
反対に、特定の実施例では、サスペンションアーム135はキャリッジアーム105と間接的に連結する。こうした実施例では、サスペンションアーム135は、キャリッジアーム105に対して移動不能に固定されてもよく、キャリッジアーム105に対して移動可能に固定されてもよい。いくつかの実施態様によれば、サスペンションアーム135は、サスペンションアームアクチュエーター(図示せず)を介してキャリッジアーム105に対して移動可能に固定される。サスペンションアームアクチュエーターは、サスペンションアーム135の近位端、及びひいてはサスペンションアーム135全体を、キャリッジアーム105の遠位端と移動可能に連結する。サスペンションアームアクチュエーターは、サスペンションアーム135をキャリッジアーム105に対して選択的に移動させるように構成される。より具体的には、一例として、サスペンションアームアクチュエーターは、ディスク115の読み書き面154と平行な平面に沿って、回転方向に、サスペンションアーム135、及びひいてはスライダー142を、キャリッジアーム105に対して選択的に回転させる。サスペンションアームアクチュエーターは、例えば、いわゆる電気制御式マイクロアクチュエーター及びミリアクチュエータなどの当該技術分野で既知の様々なアクチュエーターのいずれであってもよい。
【0042】
磁気記憶装置100はランプ支持体117を含む。ランプ支持体117は、ロード/アンロードランプ(例えばランプ106及び113)を含む。本明細書に記載されるとおり、ランプ106及び113は、ディスク115の表面116に対して実質的に垂直な方向で、ランプ支持体117上に積み重ねられる。ランプ106及び113は、読み書きヘッド148をディスク115外に移動させ、かつ/またはディスク115上に移動させるのに役立つ1つ以上の傾斜部分(例えば、
図3A~Eの部分309、311、312、320、及び323を含む。キャリッジアーム105が移動されると、その結果、磁気記憶装置100の動作モードに応じて、読み書きヘッド148が、ランプ106及び113を介して、ランプ支持体117内へ、及びランプ支持体117外へと移動する。例えば、磁気記憶装置100が読み書きモードからアイドルモードに移行すると、読み書きヘッド148はディスク115から遠ざかってランプ支持体117内へと移動する。
【0043】
図2Bに示すように、各キャリッジアーム105は、少なくとも1つの読み書きヘッドアセンブリ110を含む。
図2Bに示すように、最上部キャリッジアーム105は、1個のみの読み書きヘッドアセンブリ110を含み、該読み書きヘッドアセンブリ110は、
図3A~Eに示される読み書きヘッド148などの読み書きヘッドを支持する1個のスライダー242を含む(例えば、
図3A~Eのスライダー349及び350も参照されたい)。
図2Bには示されていないが、最上部キャリッジアームと最下部キャリッジアームとの間のキャリッジアーム105は、2つの読み書きヘッドアセンブリ1102をそれぞれ含む。例えば、いくつかの実施形態では、
図3A~Eのスライダー342はそれぞれ、同じキャリッジアーム105の異なる読み書きアセンブリに属する。
【0044】
各読み書きヘッドアセンブリ110は、読み書きヘッドアセンブリ110をランプ支持体117上にロードするのを促進するサスペンションタブ250も含む。各キャリッジアーム105のサスペンションタブ250は、ランプ支持体117の第1のランプ206及び第2のランプ213の複数のセットのうち第1のランプ206及び第2のランプ213の対応する1つの間の空間に収まり、これに沿って摺動する。第1のランプ206及び第2のランプ213は、ディスク115に対して半径方向外方に移動しながらサスペンションタブ250を誘導し、その結果、サスペンションタブ250に対応する読み書きヘッド148は、アイドル状態にある磁気記憶装置100と関連するパーキング位置へと移動される。
【0045】
ランプ支持体217は、ディスク115からランプ支持体217内まで半径方向外方に同期回転する複数の読み書きヘッドアセンブリ110を受容するように構成されている。いくつかの実施例では、各キャリッジアーム105は2つの読み書きヘッドアセンブリ110を含み、これらはそれぞれ、2つの隣接するディスクのうちの対応する1つに対してデータを読み書きするように構成されている。
図3A~3Eを参照すると、第1のランプ306及び第2のランプ313を有するランプ支持体317の実施例が示される。ランプ支持体317は、
図2A及び2Bのランプ支持体117の一実施態様である。ランプ支持体317は、それぞれサスペンションタブ(例えばサスペンションタブ349及び350)及びスライダー(例えば図中のスライダー342)を有する2つの読み書きヘッドアセンブリをそれぞれ支持する複数のキャリッジアーム105を有するキャリッジアームアセンブリと共に使用することができる。本明細書では、キャリッジアームの第1の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブは、「第1のサスペンションタブ」(例えば、第1のサスペンションタブ349)と称され得る。同様に、キャリッジアームの第2の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブは、本明細書では「第2のサスペンションタブ」(例えば、第2のサスペンションタブ350)と称され得る。したがって、
図3A~3Eに示すように、第1のサスペンションタブ349は、キャリッジアーム(例えばキャリッジアーム105)の第1の側上の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブであり、第2のサスペンションタブ350は、キャリッジアームの反対側上の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブである。いくつかの実施例では、第1のサスペンションタブ349及び第2のサスペンションタブ350は、キャリッジアームに対して可撓性であり、その結果、第1のサスペンションタブ349及び第2のサスペンションタブ350は、第1のランプ306及び第2のランプ313に接触し、これらに沿って半径方向外方へアイドル位置に向かって移動するとき、互いに向かって移動可能であり、また、第1のランプ306及び第2のランプ313に沿って半径方向内方へ読み書き位置に向かって移動するとき、互いから遠ざかるように移動可能である。
【0046】
各サスペンションタブ349及び350は湾曲状であり、それぞれ凸状部分364及び362を含む。更に、いくつかの実施例では、各サスペンションタブ349及び350は、凸状部分364及び362としての対応するサスペンションタブの反対側に凹状部分を含む。したがって、断面では、各サスペンションタブ349及び350は半円または円弧形状を有し得る。サスペンションタブ349及び350の凸状部分364及び362は、ランプ表面308及び319とそれぞれ接触し、サスペンションタブ349及び350がランプ306及び313の表面308及び319に沿って摺動するときにサスペンションタブ349及び350とランプ306及び313の表面308及び319との間の連続的接触を促進するのに役立つ。特定のキャリッジアーム105の読み書きヘッドアセンブリ110は、第1のサスペンションタブ349が第2のサスペンションタブ350に面して、これとほぼ整列するように位置決めされる。
【0047】
特定の実施例では、ランプ支持体117、ランプ支持体217、及びランプ支持体317は、それぞれランプのペアのセットを含む。
図2A及び3Aに示すように、いくつかの実施例では、ランプのペアは、第1のランプ(例えば第1のランプ306)及び第2のランプ(例えば第2のランプ313)を含む。磁気記憶装置100は、各読み書きヘッドアセンブリ110を、ディスク115の回転軸124に対して実質的に垂直な方向、かつ/または回転軸124に対して垂直であり、第1のランプ306と第2のランプ313との間に位置する仮想平面352に対して実質的に平行な方向に移動させる(例えば、
図3A~3Eの仮想平面352を参照されたい)。仮想平面352は、回転軸124から半径方向外方に延在する。
【0048】
ランプ支持体117のランプの量は、ディスク115の積層体中のディスクの量に比例する。更に、磁気記憶装置100のデータ容量は、ディスク115の量に比例する。磁気記憶装置100の容量を増加させるためにより多くのディスク115が磁気記憶装置100に追加されるため、ランプ支持体117はより多くのランプを有するように設計されなければならない。本開示の実施例は、本開示のランプ支持体117が、従来の装置と比較してより多くのランプ(例えばより多くのランプのセット)を従来のフォームファクター内に有することを可能とし、また、磁気記憶装置100が従来のフォームファクター内に留まりながらより多くのディスク115を保持することを可能にする。換言すると、本開示のランプ支持体117は、ディスク115間の間隔を狭めることを可能にする。これにより、磁気記憶装置100にディスク115を追加することが容易となり、記憶容量を改善するのに役立つ。更に、本開示の実施例は、ランプの第1の表面(例えば、
図3A~Eの第1の第1のランプ表面308または第1の第2のランプ表面319)と、同じランプの第1のランプ表面とは反対側の第2の表面(例えば、
図3A~Eの第2の第1のランプ表面326及び第2の第2のランプ表面328)と、の間の最大距離として画定されるサスペンションタブの持ち上げ高さ(
図3A~Eのh1及びh2)を維持しながら、より多くのディスク115を装置に追加することを可能にする。いくつかの実施例では、サスペンションタブの持ち上げ高さを画定する距離は、ランプ支持体のランプ間に配置された仮想平面352(例えば
図3A~Eの仮想平面352)に対して実質的に垂直の方向における距離である。本開示の実施例は、12個以上のディスク115を支持するのに十分な数のランプ(例えばランプ431及び531)を備えたランプ支持体(例えばランプ支持体217、317、417、及び517)を含む。
【0049】
図3A~3Eを参照すると、第1のランプ306は第1のランプ受容端部307を含む。第1のランプ受容端部307は、第1のランプ306の他のいかなる端部または部分よりもディスク115の回転軸124に近接して位置決めされた、第1のランプ306の端部である。
【0050】
第2のランプ313は、第1のランプ受容端部307から横方向に(例えば、回転軸124に対して半径方向に)、回転軸124から遠ざかるように仮想平面352に沿った方向でオフセットした第2のランプ受容端部318を含む。オフセット(OS)のため、第1のランプ受容端部307は第2のランプ受容端部318よりも回転軸124に近接している。更に、サスペンションタブ349及び350は整列し、一緒に共移動する。したがって、サスペンションタブ350が第2のランプ313に接触する前に、サスペンションタブ349が第1のランプ306に接触する。いくつかの実施例では、オフセットのために、ディスク115の回転軸124と第2のランプ受容端部318との間の距離は、ディスク115の回転軸124と第1のランプ受容端部307との間の距離よりも大きい。いくつかの実施例では、第2のランプ受容端部318は、第1のランプ受容端部307から0.1ミリメートル(「mm」)以上且つ0.3mm以下の距離でオフセット(OS)される。例えば、第2のランプ受容端部318は、第1のランプ受容端部から約0.2ミリメートルの距離でオフセットされ得る。
【0051】
第1のランプ受容端部307と第2のランプ受容端部318とを互いからオフセットさせることは、第1のランプ306及び第2のランプ313の構成により柔軟性を与えるのに役立つ。例えば、第1のランプ306及び第2のランプ313は、仮想平面352に対して実質的に垂直の方向、またはディスクの回転軸124に対して実質的に平行な方向で、ランプ306とランプ313との間の軸方向距離を短縮するのに役立つように構成され得る。
【0052】
図3A~Eに示されるとおり、いくつかの実施例では、第1のランプ306は第1のランプ表面308を含む。第1のランプ表面308は、第1の第1のランプ部分309、第2の第1のランプ部分311、第3の第1のランプ部分312、及び第4の第1のランプ部分356を含む。いくつかの実施例では、第1の第1のランプ部分309は、第1のランプ306の第1のランプ受容端部307から開始して、第1のランプ306の第1のランプ受容端部307から遠ざかるように半径方向外方へと延在する。いくつかの実施例では、第1の第1のランプ部分309、第2の第1のランプ部分311、及び第3の第1のランプ部分312のそれぞれは隣接している。いくつかの実施例では、第1の第1のランプ部分309、第2の第1のランプ部分311、第3の第1のランプ部分312、及び第4の第1のランプ部分356のそれぞれは実質的に平坦である。
【0053】
いくつかの実施例では、第1の第1のランプ部分309は、第2の第1のランプ部分311の長さよりも大きい長さを有する。例えば、第2の第1のランプ部分311の長さと第1の第1のランプ部分309の長さとの比は、1~2.5を上回り、かつ1~3.5を下回る。第1の第1のランプ部分309の長さはまた、第3の第1のランプ部分312の長さよりも大きい。いくつかの実施例では、第2の第1のランプ部分の長さは第3の第1のランプ部分312の長さよりも大きい。本明細書で使用するとき、用語「長さ」とは、第1の第1のランプ表面308または第1の第2のランプ表面319などの表面に沿った距離を表す。
【0054】
図3A~Eに示されるとおり、いくつかの実施例では、第2のランプ313は第2のランプ表面319を含む。第2のランプ表面319は、第1の第2のランプ部分(例えば
図2Bの220、または
図3A~Eの320)、第2の第2のランプ部分(例えば
図2Bの223、または
図3A~Eの323)、及び第3の第2のランプ部分354を含む。いくつかの実施例では、第1の第2のランプ部分320は、第2のランプ313の第2のランプ受容端部318から開始して、第2のランプ受容端部318から遠ざかるように延在する。いくつかの実施例では、第1の第2のランプ部分320、第2の第2のランプ部分323、及び第3の第2のランプ部分354のそれぞれは隣接している。いくつかの実施例では、第1の第2のランプ部分320、第2の第2のランプ部分323、及び第3の第2のランプ部分354のそれぞれは実質的に平坦である。
【0055】
いくつかの実施例では、第1の第2のランプ部分320は、第2の第2のランプ部分323の長さよりも大きい長さを有する。いくつかの実施例では、第1の第2のランプ部分320は約0.82mmの長さを有する。いくつかの実施例では、第1の第2のランプ部分320の端部と第2の第2のランプ表面328との間の距離h2と、第2の第2のランプ部分323の長さとの比は、いくつかの実施例では1~2.5であり、他の実施例では1~3.5である。いくつかの実施例では、第1の第2のランプ部分320は、回転軸124から仮想平面352に沿った方向に第1の第1のランプ部分309より遠くまで延在する。このようにして、第2のサスペンションタブ350が第1の第2のランプ部分320から第2の第2のランプ部分323まで移行するよりも先に、第1のサスペンションタブ349が第1の第1のランプ部分309から第2の第1のランプ部分311まで移行する。いくつかの実施例では、第3の第1のランプ部分312は、回転軸124から仮想平面352に沿った方向に第2の第2のランプ部分323より遠くまで延在する。
【0056】
いくつかの実施例では、第1の第2のランプ部分320は、仮想平面352に沿った方向に第1の第1のランプ部分309より遠くまで延在するが、第1の第2のランプ部分320の合計長さは、第1の第1のランプ部分309の合計長さよりも小さい。
【0057】
いくつかの実施例では、第2の第1のランプ部分311は、第1の第2のランプ部分320と実質的に平行である。換言すると、仮想平面352に対する第2の第1のランプ部分311の角度368は、仮想平面352に対する第1の第2のランプ部分320の角度374と実質的に等しい。いくつかの実施例では、仮想平面352に対する第2の第1のランプ部分311の角度368、及び第1の第2のランプ部分320の角度374は、10~30度、または約20度である。いくつかの実施例では、角度374は、仮想平面352に対する第2の第2のランプ部分323の角度376の約2倍である。いくつかの実施例では、仮想平面352に対する第2の第2のランプ部分323の角度376は、仮想平面352に対する第3の第1のランプ部分312の角度372と実質的に等しい。第2の第2のランプ部分323は、第3の第1のランプ部分312と実質的に平行である。例えば、第3の第1のランプ部分312の角度372及び第2の第2のランプ部分323の角度376は、それぞれ5~15度、または約10度である。
【0058】
いくつかの実施例では、仮想平面352に対する第1の第1のランプ部分309の角度370は、仮想平面352に対する第1の第2のランプ部分320の角度374及び/または第2の第1のランプ部分311の角度368と実質的に等しい。例えば、第1の第1のランプ部分の角度370及び第2の第1のランプ部分311の角度368は、それぞれ約20度に等しい。
【0059】
いくつかの実施例では、仮想平面352に沿った方向で、第1の第1のランプ部分309は仮想平面352に面し、且つこれに向かって角度付けされている。第2の第1のランプ部分311は仮想平面352に面し、且つこれから遠ざかるように角度付けされており、第3の第1のランプ部分312は仮想平面352に面し、且つこれに向かって角度付けされている。サスペンションタブ349が第1の第1のランプ表面308に沿って連続的に移動するように、第1の第1のランプ部分309、第2の第1のランプ部分311、第3の第1のランプ部分312、及び第4の第1のランプ部分356のそれぞれは隣接している。換言すると、表面319はジグザグ構成を有する。
【0060】
いくつかの実施例では、仮想平面352に対する第1の第1のランプ部分309の角度370は、仮想平面352から10度超かつ30度未満離れている。例えば、角度370は約20度である。第4の第1のランプ部分356は、仮想平面352に対して角度付けされていない。換言すると、第4の第1のランプ部分356は、仮想平面352と実質的に平行である。
【0061】
いくつかの実施例では、仮想平面352に沿った方向で、第1の第2のランプ部分320は仮想平面352に面し、且つこれに向かって角度付けされている。第1の第2のランプ部分320は、第1のランプ306とも面し、且つこれに向かって角度付けされている。第2の第2のランプ部分323は仮想平面352に面し、且つこれから遠ざかるように角度付けされている。第2の第2のランプ部分323は第1のランプ306とも面し、且つこれから遠ざかるように角度付けされている。例えば、第1の第2のランプ部分320は、仮想平面352に向かって約20度角度付けされている。
【0062】
ランプ支持体317は、第3の第2のランプ部分354及び第4の第1のランプ部分356を含む。いくつかの実施例では、第3の第2のランプ部分354は、第4の第1のランプ部分356と実質的に平行である。第3の第2のランプ部分354及び第4の第1のランプ部分356のそれぞれは、仮想平面352と実質的に平行であるか、あるいはディスク115の回転軸124に対して実質的に垂直である。読み書きアセンブリの読み書きがランプ支持体317からオフロードされると、第3の第2のランプ部分354及び第4の第1のランプ部分356は、読み書きヘッドアセンブリ110がディスクへと戻ってロードされるまで、読み書きヘッドアセンブリ110が接触するランプ支持体317の最後の部分となる。
【0063】
いくつかの実施例では、第2の第1のランプ部分311と第1の第2のランプ部分320との間に、第1の間隙358が存在する。第1の間隙358は、第2の第1のランプ部分311及び第1の第2のランプ部分320の長さに沿って実質的に一定である。いくつかの実施例では、この第1の間隙358は、0.2ミリメートル(「mm」)以上かつ0.3mm以下である。例えば、第1の間隙358は、約0.22ミリメートル(「mm」)に等しい。
【0064】
いくつかの実施例では、第3の第1のランプ部分312と第2の第2のランプ部分323との間に、第2の間隙360が存在する。第2の間隙360は、第3の第1のランプ部分312及び第2の第2のランプ部分323のうち短い方の長さに沿って実質的に一定である。いくつかの実施例では、第3の第1のランプ部分312の長さは、第2の第2のランプ部分323の長さと実質的に等しい。いくつかの実施例では、第2の間隙360は第1の間隙358とほぼ等しい。したがって、いくつかの実施例では、第2の間隙360は、0.2mm以上かつ0.3mm以下である。例えば、第2の間隙360は、約0.22mmに等しい。
【0065】
第1のランプ306と第2のランプ313との間のオフセットのために、第1のランプ306及び第2のランプ313は位置決めされ、その結果、第2の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブ350が第1の第2のランプ部分320と接触する前に、第1の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブ349が第1の第1のランプ部分309と接触し、これに沿って摺動を開始する。
図3A~Eで更に示されるとおり、読み書きヘッドアセンブリ110のサスペンションタブ349は、第1の第1のランプ部分309と接触し、これに沿って摺動し、続いて、連続して第2の第1のランプ部分311、第3の第1のランプ部分312、及び第4の第1のランプ部分356のそれぞれに沿って摺動する。
【0066】
続いて、
図3Bに示すように、サスペンションタブ349が第1のランプ部分309と接触し、少なくとも部分的にこれに沿って摺動した後で、最終的に、サスペンションタブ350は第2のランプ313の第1の部分320と接触する。いくつかの実施例では、
図3Bに示すように、第1のサスペンションタブ349が第1の第1のランプ部分309と接触した状態でこれに沿って摺動している間に、サスペンションタブ350は、最初に第1の第2のランプ部分320と接触する。
【0067】
スライダー342は、サスペンションタブ349及び352と共移動が可能であるため、サスペンションタブ349及び350がランプ306及び313の表面308及び319に沿って移動するとき、スライダー342は、仮想平面352と実質的に平行な方向に移動する。
【0068】
図3Cに示すように、ヘッドアセンブリ110が移動を続けると、第1のサスペンションタブ349は第2の第1のランプ部分311上に移行する。このとき、第2のサスペンションタブ350は、依然として第1の第2のランプ部分320と接触した状態でこれに沿って摺動している。
図3Cに示すとおり、いくつかの実施例では、スライダー342のそれぞれが仮想平面352に対して垂直の方向に移動済みであり、その結果、各スライダー342は、ランプ306及び313の表面、例えば第2の第1のランプ表面326及び第2の第2のランプ表面328により近接している。
【0069】
図3Dに示すように、サスペンションタブ350が第1の第2のランプ部分320に沿って摺動した後で、サスペンションタブ350の更なる移動が、続いて、第2の第2のランプ部分323に沿って摺動する。第2のサスペンションタブ350が第1の第2のランプ部分320から第2の第2のランプ部分323まで移動するのとほぼ同時に、第1のサスペンションタブが、第2の第1のランプ部分311から第3の第1のランプ部分312まで移動する。
【0070】
最終的に、
図3Eに示すように、読み書きヘッドアセンブリ110は、パーキングまたはアイドル位置に移動する。
図3Eに示すように、第1のサスペンションタブ349は、第3の第1のランプ部分312から第4の第1のランプ部分356まで移行する。読み書きヘッドアセンブリ110がランプ支持体317上のパーキング位置に到達するまで、第1のサスペンションタブ349は、第4の第1のランプ部分356と接触し、かつこれに沿って摺動した状態を維持する。同様に、第2のサスペンションタブ350は、第2の第2のランプ部分323から第3の第2のランプ部分354まで移行する。読み書きヘッドアセンブリ110がランプ支持体317上のパーキング位置に到達するまで、第2のサスペンションタブ350は、第3の第2のランプ部分354と接触し、かつこれに沿って摺動した状態を維持する。いくつかの実施例では、パーキング位置は、読み書きヘッドアセンブリ110が、第1の第1のランプ表面308の第1のランプ受容端部307とは反対側の端部に近接して静置されることを含む。パーキング位置は、読み書きヘッドアセンブリ110が、第1の第2のランプ表面319の第2のランプ受容端部318とは反対側の端部に近接して静置されることを含む。各スライダー342は、サスペンションタブ349及び350の表面とは反対側のランプ306及び313の表面(例えば表面326及び328)に沿って、仮想平面352と平行な方向に、サスペンションタブ349、350と共に移動する。
【0071】
第2のランプ表面319は、第2のランプ313の第1の表面である。
図3Aに示すように、第2のランプ313は、第2の第2のランプ表面328も含む。第2の第2のランプ表面328は、第2のランプ313の、第1の第2のランプ表面319とは反対側にある。第2の第2のランプ表面328は、ランプ支持体117の一部分(例えば
図4の部分429)によって受容されたディスク115に面しており、かつディスク115に対して実質的に平行である。このように、第2の第2のランプ表面328は、ディスク115及び/またはディスク115の一部分に面し、第1の第2のランプ表面319は、ディスク115からオフロードされている読み書きヘッドアセンブリ110のサスペンションタブ349及び350に面している。
【0072】
更に、第1のランプ表面308は、いくつかの実施例では、第1の第1のランプ表面である。第1のランプ306は、第2の第1のランプ表面326も含む。第2の第1のランプ表面326は、第1のランプ306の、第1の第1のランプ表面308とは反対側にある。第2の第1のランプ表面326は、ランプ支持体317の部分429によって受容されたディスク115に面しており、かつディスク115に対して実質的に平行である。一方、第1の第1のランプ表面308は、ディスク115からオフロードされている読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブ349及び350に面している。読み書きヘッドアセンブリ110がランプ支持体317内に移動すると、読み書きヘッドアセンブリのスライダー342は、第2の第1のランプ表面326に沿って摺動する。サスペンションタブ349のスライダーがランプ支持体317内に移動するとき、スライダー342は、仮想平面352と平行な方向でサスペンションタブ349と実質的に整列した状態を維持する。
【0073】
図4を参照すると、いくつかの実施例によれば、ランプ支持体417はランプ431を含む。ランプ431は、第1のランプ306と同様の形状を有するいくつかのランプと、本明細書に記載される第2のランプ313と同様の形状を有するいくつかのランプとを含む。
図4のランプ406-1...406-Nは、
図3A~Eのランプ306と同様の形状を有する。ランプ406-1...406-Nは、本明細書では「長ランプ」と称され得る。ランプ支持体417は、
図3A~Eの第2のランプ313と実質的に同様の形状を有する複数のランプを含む。
図4のランプ413-1...413-Nは、
図3A~Eのランプ313と同様の形状を有する。ランプ413-1...413-Nは、本明細書では「短ランプ」と称され得る。
【0074】
いくつかの実施例では、長ランプ406-1...406-N及び短ランプ413-1...413-Nは、複数のセット433に分離される。各セット433は、少なくとも1つの長ランプ(例えば406-2)及び少なくとも1つの短ランプ(例えば413-2)を含む。いくつかの実施例では、少なくとも1つのセットにおいて、セット433の第1のランプ(例えば406-2)は、ディスク115の回転軸124と実質的に平行な方向で、セット433の第2のランプ(例えば413-2)の上方に位置決めされる。
【0075】
図4に示すとおり、ランプ支持体417は、複数の短ランプ413-1...413-Nのうち1つである、最上部ランプを含む。ランプ支持体417は、ランプ支持体217及びランプ支持体317と同様である。最上部ランプの真下には、複数の長ランプ406-1...406-Nのうちの1つであるランプ406-1がある。
図4には示されていないが、最上部短ランプ413-1の端部は、最上部短ランプ413-1の下方にある最上部長ランプ406-1の端部から横方向にオフセットされているため、キャリッジアーム105がランプ支持体417に向かって回転すると、サスペンションタブ449が最上部短ランプ413-1と接触する前に、サスペンションタブ450が最下部長ランプ406-1と接触する。
【0076】
ランプ431の少なくとも1つのセット433は、第1の長ランプ406-1と実質的に同様の形状を有する第2の長ランプ406-2を含む。セット433は、最上部短ランプ413-1と実質的に同様の形状を有する2つの連続する短ランプ413-2及び413-3を含む。2つの連続する短ランプ413-2及び413-3は、互いに面し合う実質的に直線状の部分437及び438を含む。ランプのセット433は、それぞれ、同様の形状からなる2つの連続するランプの間の部分429にディスク(例えばディスク115)を受容するように構成される。例えば、ディスク115は、2つの連続する短ランプ413-2と413-3との間の部分429に受容される。ランプ支持体417は、2つの長ランプ406-1...406-Nの間の部分429にディスク115を受容するようにも構成される。例えば、ランプ支持体417は、第3の長ランプ406-3と第4の長ランプ406-4との間の部分429にディスク115を受容するように構成される。
【0077】
いくつかの実施例では、ランプ支持体417は、磁気記憶装置100内に12個以上のディスクを収容するのに十分な数のランプを含む。例えば、ランプ支持体417は、最上部短ランプ413-1、最上部長ランプ406-1、及び6つのセット433を含み、各セット433は、長ランプ406及び短ランプ413のペアを2つ備える。サスペンションタブ449及び450は、ランプ431の表面408及び419と接触し、その結果、キャリッジアーム105は、長ランプ406-1...406-Nと短ランプ413-1...413-Nとの各連続するペアの間を摺動する。
【0078】
図5は、ランプ支持体517内のランプ531のセット533-1...533-Nを示す。ランプ支持体517は、ランプ支持体217及び317と同様の形状を有する。セット533-1...533-Nは、ランプ531のペアであり、各ペアは、
図3A~Eに示す第2のランプ313と同様の形状を有する短ランプ513-1...513-Nと、
図3A~Eに示す第1のランプ306と同様の形状を有する長ランプ506-1...506-Nとを含む。
図5には示されていないが、いくつかの実施例では、ランプ支持体517はランプの12個のセット533を含む。このように、ランプ支持体517は、ディスク115の一部分を受容するように構成された12個の部分529を含むため、ランプ支持体517は、最大で12個のディスク115を受容する。
図5に示されるとおり、部分529は、1つのセット(例えば533-1)の短ランプ(例えば513-1)の直線状縁部528と、後続のセット(例えば533-2)の長ランプ(例えば506-2)の直線状縁部526との間にある。
【0079】
いくつかの実施例では、ランプ支持体517は、13個のセット533を含み、その結果、ランプ支持体517は、最大で13個のディスク115を受容するように構成される。
【0080】
図6は、本開示の1つ以上の実施例に従う、磁気記憶装置100のディスク115から読み書きヘッドアセンブリ110をアンロードする方法600の概略的フローチャートである。方法600は、(ブロック602)読み書きヘッドアセンブリ110をランプ支持体117に向けて回転させることから開始し、かつこれを含む。いくつかの実施例では、読み書きヘッドアセンブリ110を回転させることは、読み書きヘッドアセンブリ110を実質的に均一な速度で回転させることを含む。
【0081】
読み書きヘッドアセンブリ110が回転すると、方法600は、(ブロック604)読み書きヘッドアセンブリ110の第1の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブ349を第1のランプ表面308と接触させることを含む。方法600は、(ブロック606)第1の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブ349を第1の第1のランプ部分309に沿って摺動させて、第1の読み書きヘッドアセンブリの読み書きヘッド148を第1のディスク315から遠ざかるように移動させることを含む。
【0082】
方法600は、(ブロック608)第2の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブ350を、第2のランプ表面319と接触させることを更に含む。方法600は、(ブロック610)第2の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブ350を第2のランプ表面319に沿って摺動させて、第1の読み書きヘッド148を第1のディスク315aから遠ざかるように移動させることを更に含む。第2の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブ350を第2のランプ表面319と接触させることは、第1の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブ349を第1のランプ表面308と接触させることの後に続く。
【0083】
方法600は、更に、(ブロック612)第1の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブ349を第2の第1のランプ部分311に沿って移動させ、同時に第2の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブ350を第1の第2のランプ部分320に沿って移動させて、読み書きヘッドを第1のディスク315aに向けて移動させることを含む。方法600は、(ブロック614)第1の読み書きヘッドアセンブリ110のサスペンションタブ349を第3の第1のランプ部分312に沿って移動させ、同時に第2の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブ350を第2の第2のランプ部分323に沿って移動させて、読み書きヘッドを第1のディスク315aから遠ざかるように移動させることを含む。
【0084】
いくつかの実施例では、方法600は、第1の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブ349を、第1のディスク115と実質的に平行な第4の第1のランプ部分356に沿って移動させ、同時に第2の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブ350を、第1のディスク315と実質的に平行な第3の第2のランプ部分354に沿って移動させることを含む。いくつかの実施例では、
図3Eに示すように、第1のディスク315と実質的に平行なランプ部分は、第1のランプ306と第2のランプ313との間に配置された仮想平面352と実質的に平行なランプ部分である。いくつかの実施例では、第1のディスク315と実質的に平行なランプ部分は、ディスク115の回転軸124に対して実質的に垂直のランプ部分である。
【0085】
本発明の主題は、その趣旨または本質的な特性から逸脱することなく、他の特定の形態で具現化することができる。記載される実施例は、あらゆる点において単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。特許請求の範囲に相当する意味及び範囲に含まれるすべての変更が、その範囲内に包含される。
【0086】
上記の説明において、「上部(up)」、「下部(down)」、「上(upper)」、「下(lower)」、「水平」、「垂直」、「左」、「右」、「上方(over)」、「下方(under)」などの特定の用語が使用され得る。これらの用語は、適用可能な場合、相対的な関係性を取り扱う際の説明にいくらかの明瞭性をもたらすために使用される。しかし、これらの用語は、絶対的な関係性、位置、及び/または配向を暗示することを意図していない。例えば、ある対象に関連して、「上(upper)」面は、単に該対象を反転させることで「下(lower)」面にもなり得る。それにもかかわらず、これは依然として同じ対象である。更に、用語「含む(including)」、「備える(comprising)」、「有する(having)」、及びこれらの変形は、別段の明示がない限り、「~を含むが、それに限定されない(including but not limited to)」ことを意味する。列挙される項目の一覧は、別段の明示がない限り、これらの項目のいずれかまたはすべてが、相互に排他的かつ/または相互に包含的であることを暗示するものではない。用語「a」、「an」、及び「the」は、別段の明示がない限り、「1つ以上」も指す。更に、用語「複数」は、「少なくとも2つ」であると定義され得る。更に、別段の注記がない限り、本明細書で定義されるように、複数の特定の機構は、セット全体のあらゆる特定の機構、または特定の機構の部類を必ずしも意味するものではない。
【0087】
更に、本明細書において、ある要素が別の要素に「結合される」例は、直接結合及び間接結合を含み得る。直接結合とは、ある要素が別の要素に結合され、かつそれと何らかの接触があるものとして定義され得る。間接結合とは、互いに直接は接触していないが、結合された要素間に1つ以上の追加要素を有する2つの要素間の結合として定義され得る。更に、本明細書で使用するとき、ある要素を別の要素に固定することは、直接的な固定及び間接的な固定を含み得る。また、本明細書で使用するとき、「隣接する」とは、必ずしも接触を意味しない。例えば、ある要素は、別の要素と接触することなしにその要素と隣接することができる。
【0088】
本明細書で使用するとき、「~のうち少なくとも1つ」とは、項目の一覧と共に使用する場合、一覧に記載される項目のうちの1つ以上の様々な組み合わせを使用することができ、一覧中の項目のうち1つだけが必要とされる場合があることを意味する。項目は、特定の対象、物体、または分類であり得る。換言すると、「~のうち少なくとも1つ」とは、一覧から項目の任意の組み合わせまたは任意の数の項目を使用することができるが、一覧中のすべての項目が必要とされるとは限らないことを意味する。例えば、「項目A、項目B、及び項目Cのうち少なくとも1つ」とは、項目A;項目A及び項目B;項目B;項目A、項目B、及び項目C;または項目B及び項目Cを意味し得る。場合によっては、「項目A、項目B、及び項目Cのうち少なくとも1つ」とは、例えば、限定するものではないが、2個の項目A、1個の項目B、及び10個の項目C;4個の項目B及び7個の項目C;またはその他の好適な組み合わせを意味し得る。
【0089】
別段の指示がない限り、用語「第1」、「第2」などは、本明細書では単なる標識として用いられており、これらの用語が指す項目に対して順序、位置、または階層的要件を課すことを意図していない。更に、例えば「第2」の項目に対する参照は、それは、例えば、「第1」以下の順位の項目、及び/または、例えば、「第3の」以上の順位の項目の存在を必要とするものでも排除するものでもない。
【0090】
本明細書において、指定された機能を実行するように「構成された」システム、機器、構造、物品、要素、構成部品、またはハードウェアは、更なる変更後に指定された機能を実行する可能性を単に有するのではなく、実際に、一切の変更なく指定された機能を実行することが可能である。換言すると、指定された機能を実行するように「構成された」システム、機器、構造、物品、要素、構成部品、またはハードウェアは、指定された機能を実行することを目的に、具体的に選択、作製、実装、利用、プログラム、及び/または設計される。本明細書で使用するとき、「構成された」とは、システム、機器、構造、物品、要素、構成部品、またはハードウェアが更なる変更なしに指定された機能を実行することが可能となる、システム、機器、構造、物品、要素、構成部品、またはハードウェアの既存の特性を表す。本開示の目的のために、特定の機能を実行するように「構成された」と記載されているシステム、機器、構造、物品、要素、構成部品、またはハードウェアは、追加的または代替的に、その機能を実行するように「適合されて」かつ/または「機能して」いると記載されてもよい。
【0091】
本明細書に含まれる概略フローチャート図は、概略的に論理フローチャート図として記載されている。このため、示される順序及びラベル付けされた工程は、提示される方法の一例を示すものである。例示される方法の1つ以上の工程、またはその一部に対して、機能、論理、または効果の点で等価な他の工程及び方法が考案され得る。更に、用いられる形式及び記号は本方法の論理工程を説明するために与えられるものであり、本方法の範囲を限定するものではないことを理解されたい。フローチャート図に様々なタイプの矢印及び線が用いられる場合があるが、これらは対応する方法の範囲の範囲を限定するものではないことを理解されたい。実際に、いくつかの矢印または他の結合子を用いて、本方法の論理フローだけを示すことが可能である。例えば、矢印は、示される方法の列挙された工程間における不特定の継続時間の待機またはモニタリング期間を示す場合がある。更に、特定の方法が実施される順序は、示された対応する工程の順序に厳密に従ってもよく、従わなくてもよい。
【手続補正書】
【提出日】2024-11-19
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の軸を中心に回転可能な多数のディスクと、
前記ディスクから半径方向外方に回転する多数の読み書きヘッドアセンブリを受容するように構成されたランプ支持体であって、
第1のランプであって、
第1のランプ受容端部と、
第1のランプ表面であって、第1の第1のランプ部分、第2の第1のランプ部分、及び第3の第1のランプ部分を含む、第1のランプ表面と、
を含む、第1のランプと、
第2のランプであって、
前記第1のランプと前記第2のランプとの間に挟入され、前記第1の軸から半径方向外方に延在する仮想平面に沿った方向で、前記第1のランプの前記第1のランプ受容端部から横方向にオフセットされた第2のランプ受容端部と、
第2のランプ表面であって、第1の第2のランプ部分、及び第2の第2のランプ部分を含む、第2のランプ表面と、
を含む、第2のランプと、
を含む、ランプ支持体と、を含み、
前記仮想平面に沿った前記方向で、前記第1の第1のランプ部分は前記仮想平面に面し、且つこれに向かって角度付けされており、前記第2の第1のランプ部分は前記仮想平面に面し、且つこれから遠ざかるように角度付けされており、前記第3の第1のランプ部分は前記仮想平面に面し、且つこれに向かって角度付けされており、前記第1の第2のランプ部分は前記仮想平面に面し、且つこれに向かって角度付けされており、前記第2の第2のランプ部分は前記仮想平面に面し、且つこれから遠ざかるように角度付けされている、
磁気記憶装置。
【請求項2】
前記多数の読み書きヘッドアセンブリの各読み書きヘッドアセンブリは、多数のキャリッジアームのキャリッジアームの読み書きヘッドアセンブリを含み、
前記多数のキャリッジアームの各キャリッジアームは、
第1の読み書きヘッドアセンブリであって、前記第1の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブ、及び第1のスライダーを含む、第1の読み書きヘッドアセンブリと、
第2の読み書きヘッドアセンブリであって、前記第2の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブ、及び第2のスライダーを含む、第2の読み書きヘッドアセンブリと、
を含み、
前記磁気記憶装置は、各スライダー及びサスペンションタブを前記仮想平面と平行な方向に移動するように構成され、
前記第1のランプ及び前記第2のランプは、前記第1の読み書きヘッドアセンブリの前記サスペンションタブが、第1の時点で前記第1の第1のランプ部分と接触し、前記第2の読み書きヘッドアセンブリの前記サスペンションタブが、前記第1の時点とは異なる第2の時点で前記第1の第2のランプ部分と接触するように位置決めされる、
請求項1に記載の磁気記憶装置。
【請求項3】
前記第2のランプの前記第2のランプ受容端部は、前記第1のランプの前記第1のランプ受容端部から0.1ミリメートル(「mm」)以上且つ0.3mm以下の距離でオフセットされる、請求項1に記載の磁気記憶装置。
【請求項4】
前記第2のランプ表面は、第1の第2のランプ表面を含み、
前記第2のランプは、前記第1の第2のランプ表面の反対側に第2の第2のランプ表面を更に含み、前記第2の第2のランプ表面は、前記多数のディスクのうちのディスクに面し、前記ディスクは前記ランプ支持体の一部によって受容される、
請求項1に記載の磁気記憶装置。
【請求項5】
前記第1のランプ表面は、第1の第1のランプ表面を含み、
前記第1のランプは、前記第1の第1のランプ表面の反対側に第2の第1のランプ表面を更に含み、前記第2の第1のランプ表面は、前記多数のディスクのうちのディスクに面し、前記ディスクは前記ランプ支持体の一部によって受容される、
請求項1に記載の磁気記憶装置。
【請求項6】
前記ランプ支持体は、複数のセットに分離される複数の第1のランプ及び複数の第2のランプを更に含み、前記複数のセットはそれぞれ、前記複数の第1のランプのうちの対応するもの、及び前記複数の第2のランプのうちの対応するものを含み、
前記複数のセットのうち少なくとも1つのセットは、第1の第2のランプと、前記第1の軸と実質的に平行な方向で前記第1の第2のランプの上方に位置決めされた第1の第1のランプと、を含み、前記複数のセットのうち少なくとも1つの他のセットは、第2の第2のランプと、前記第1の軸と実質的に平行な方向で前記第2の第2のランプの下方に位置決めされた第2の第1のランプと、を含む、
請求項1に記載の磁気記憶装置。
【請求項7】
前記第1のランプ表面は、前記多数の読み書きヘッドアセンブリの第1の読み書きヘッドアセンブリの第1のサスペンションタブの凸状部分を受容し、前記第2のランプ表面は、前記多数の読み書きヘッドアセンブリの第2の読み書きヘッドアセンブリの第2のサスペンションタブの凸状部分を受容する、請求項1に記載の磁気記憶装置。
【請求項8】
前記第1の第1のランプ部分、第2の第1のランプ部分、及び第3の第1のランプ部分は隣接しており、
前記第1の第2のランプ部分及び前記第2の第2のランプ部分は隣接している、
請求項1に記載の磁気記憶装置。
【請求項9】
前記第1の第1のランプ部分は、前記第2の第1のランプ部分の長さよりも大きい長さを有する、請求項1に記載の磁気記憶装置。
【請求項10】
前記第1の第2のランプ部分は、前記第2の第2のランプ部分の長さよりも大きい長さを有する、請求項1に記載の磁気記憶装置。
【請求項11】
前記第1の第1のランプ部分は、前記第1の第2のランプ部分の長さよりも大きい長さを有する、請求項1に記載の磁気記憶装置。
【請求項12】
前記第1の第1のランプ部分は前記第1のランプの前記第1のランプ受容端部から開始して、前記第1のランプ受容端部から遠ざかるように延在し、前記第1の第2のランプ部分は前記第2のランプの前記第2のランプ受容端部から開始して、前記第2のランプ受容端部から遠ざかるように延在する、請求項1に記載の磁気記憶装置。
【請求項13】
前記第2の第1のランプ部分は、前記第1の第2のランプ部分と実質的に平行であり、
前記第2の第2のランプ部分は、前記第3の第1のランプ部分と実質的に平行である、
請求項1に記載の磁気記憶装置。
【請求項14】
第3の第2のランプ部分、
第4の第1のランプ部分、
前記第2の第1のランプ部分と前記第1の第2のランプ部分との間の第1の間隙、
前記第3の第1のランプ部分と前記第2の第2のランプ部分との間の第2の間隙、及び
前記第3の第2のランプ部分と前記第4の第1のランプ部分との間の第3の間隙
を更に含み、
前記第1の間隙、前記第2の間隙、及び前記第3の間隙のそれぞれは、前記仮想平面に沿った方向で実質的に一定である、
請求項1に記載の磁気記憶装置。
【請求項15】
前記仮想平面に対する前記第1の第1のランプ部分の角度は、前記仮想平面に対する前記第1の第2のランプ部分の角度と実質的に等しく、
前記仮想平面に対する前記第2の第1のランプ部分の角度は、前記仮想平面に対する前記第1の第2のランプ部分の角度と実質的に等しく、
前記仮想平面に対する前記第3の第1のランプ部分の角度は、前記仮想平面に対する前記第2の第2のランプ部分の角度と実質的に等しい、
請求項1に記載の磁気記憶装置。
【請求項16】
前記第2の第1のランプ部分は、前記第1の第1のランプ部分から横方向に、前記仮想平面に沿った方向でオフセットされる、請求項1に記載の磁気記憶装置。
【請求項17】
前記第1のランプ表面は、前記多数の読み書きヘッドアセンブリの読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブの凸状部分を受容するように構成され、前記第2のランプ表面は、前記多数の読み書きヘッドアセンブリの第2の読み書きヘッドアセンブリの第2のサスペンションタブの凸状部分を受容するように構成される、請求項1に記載の磁気記憶装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0043】
図2Bに示すように、各キャリッジアーム105は、少なくとも1つの読み書きヘッドアセンブリ110を含む。
図2Bに示すように、最上部キャリッジアーム105は、1個のみの読み書きヘッドアセンブリ110を含み、該読み書きヘッドアセンブリ110は、
図3A~Eに示される読み書きヘッド148などの読み書きヘッドを支持する1個のスライダー242を含む(例えば、
図3A~Eのスライダー
342も参照されたい)。
図2Bには示されていないが、最上部キャリッジアームと最下部キャリッジアームとの間のキャリッジアーム105は、2つの読み書きヘッドアセンブリ1102をそれぞれ含む。例えば、いくつかの実施形態では、
図3A~Eのスライダー342はそれぞれ、同じキャリッジアーム105の異なる読み書きアセンブリに属する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0044】
各読み書きヘッドアセンブリ110は、読み書きヘッドアセンブリ110をランプ支持体217上にロードするのを促進するサスペンションタブ250も含む。各キャリッジアーム105のサスペンションタブ250は、ランプ支持体217の第1のランプ206及び第2のランプ213の複数のセットのうち第1のランプ206及び第2のランプ213の対応する1つの間の空間に収まり、これに沿って摺動する。第1のランプ206及び第2のランプ213は、ディスク115に対して半径方向外方に移動しながらサスペンションタブ250を誘導し、その結果、サスペンションタブ250に対応する読み書きヘッド148は、アイドル状態にある磁気記憶装置100と関連するパーキング位置へと移動される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0045】
ランプ支持体217は、ディスク115からランプ支持体217内まで半径方向外方に同期回転する複数の読み書きヘッドアセンブリ110を受容するように構成されている。いくつかの実施例では、各キャリッジアーム105は2つの読み書きヘッドアセンブリ110を含み、これらはそれぞれ、2つの隣接するディスクのうちの対応する1つに対してデータを読み書きするように構成されている。
図3A~3Eを参照すると、第1のランプ306及び第2のランプ313を有するランプ支持体317の実施例が示される。ランプ支持体317は、
図2A及び2Bのランプ支持体
217の一実施態様である。ランプ支持体317は、それぞれサスペンションタブ(例えばサスペンションタブ349及び350)及びスライダー(例えば図中のスライダー342)を有する2つの読み書きヘッドアセンブリをそれぞれ支持する複数のキャリッジアーム105を有するキャリッジアームアセンブリと共に使用することができる。本明細書では、キャリッジアームの第1の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブは、「第1のサスペンションタブ」(例えば、第1のサスペンションタブ349)と称され得る。同様に、キャリッジアームの第2の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブは、本明細書では「第2のサスペンションタブ」(例えば、第2のサスペンションタブ350)と称され得る。したがって、
図3A~3Eに示すように、第1のサスペンションタブ349は、キャリッジアーム(例えばキャリッジアーム105)の第1の側上の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブであり、第2のサスペンションタブ350は、キャリッジアームの反対側上の読み書きヘッドアセンブリのサスペンションタブである。いくつかの実施例では、第1のサスペンションタブ349及び第2のサスペンションタブ350は、キャリッジアームに対して可撓性であり、その結果、第1のサスペンションタブ349及び第2のサスペンションタブ350は、第1のランプ306及び第2のランプ313に接触し、これらに沿って半径方向外方へアイドル位置に向かって移動するとき、互いに向かって移動可能であり、また、第1のランプ306及び第2のランプ313に沿って半径方向内方へ読み書き位置に向かって移動するとき、互いから遠ざかるように移動可能である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正方法】変更
【補正の内容】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正方法】変更
【補正の内容】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正方法】変更
【補正の内容】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正方法】変更
【補正の内容】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正方法】変更
【補正の内容】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正方法】変更
【補正の内容】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正方法】変更
【補正の内容】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正方法】変更
【補正の内容】
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正方法】変更
【補正の内容】
【手続補正14】
【補正対象書類名】図面
【補正方法】変更
【補正の内容】
【外国語明細書】