(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024166111
(43)【公開日】2024-11-28
(54)【発明の名称】コミュニティーライブストリーミングサービス提供システム及びその方法
(51)【国際特許分類】
H04N 7/15 20060101AFI20241121BHJP
【FI】
H04N7/15
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024076976
(22)【出願日】2024-05-10
(31)【優先権主張番号】10-2023-0064159
(32)【優先日】2023-05-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】521464684
【氏名又は名称】ジェイジェイエーエーエヌエヌ カンパニー
【住所又は居所原語表記】3F, 31, Gangnam-daero 122-gil, Gangnam-gu, Seoul, 06114, Rep. of KOREA
(74)【代理人】
【識別番号】110004222
【氏名又は名称】弁理士法人創光国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】パク、 サミュエル
【テーマコード(参考)】
5C164
【Fターム(参考)】
5C164FA10
5C164SC11P
5C164VA13S
5C164VA36P
5C164YA07
5C164YA17
5C164YA24
(57)【要約】 (修正有)
【課題】協業方式によるコミュニティーライブストリーミングサービス提供システム及び方法を提供する。
【解決手段】システムにおいて、複数のユーザー端末は、パーティールームを生成するルーム管理者ストリーマー端末とパーティールームに参加する参加者端末とを備え、サーバーは、参加者端末からパーティールームへの入室リクエストを受信したとき、参加者端末のカメラとマイクのオン/オフ状態を確認し、参加者端末のネットワーク品質を確認し、少なくとも1つの参加者端末に対するカメラとマイクのオン/オフ状態、ネットワーク品質に基づく候補ストリーマー一覧をルーム管理者ストリーマー端末に提供し、ルーム管理者ストリーマー端末のカメラ映像とルーム管理者ストリーマー端末により仲間ストリーマーとして選定された参加者端末のカメラ映像をライブストリーミング画面の設定された領域に出力し、パーティールームに参加したユーザー端末に提供する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のユーザー端末と、ライブストリーミングサービスを提供するサーバーと、を備えるストリーミングサービス提供システムであって、
前記複数のユーザー端末は、
パーティールームを生成するルーム管理者ストリーマー端末と、
前記パーティールームに参加する参加者端末と、
を備え、
前記サーバーは、
前記参加者端末から前記パーティールームへの入室リクエストを受信したとき、前記参加者端末のカメラとマイクのオン/オフ状態を確認するセッティング確認部と、
前記参加者端末のネットワーク品質を確認するネットワーク品質測定部と、
少なくとも1つの参加者端末に対するカメラとマイクのオン/オフ状態、ネットワーク品質に基づく候補ストリーマー一覧を前記ルーム管理者ストリーマー端末に提供する候補ストリーマー一覧生成部と、
前記ルーム管理者ストリーマー端末のカメラ映像と前記ルーム管理者ストリーマー端末により仲間ストリーマーとして選定された参加者端末のカメラ映像をライブストリーミング画面の設定された領域に出力して前記パーティールームに参加した前記ユーザー端末に提供するサービス支援部と、
を備える、コミュニティーライブストリーミングサービス提供システム。
【請求項2】
前記ネットワーク品質測定部は、
前記参加者端末の通信帯域幅(Band width)、遅延時間(Latency)、パケット損失(Packet loss)及び再生バッファー遅延(Playback Buffer Latency)に基づいてネットワーク品質の等級を決定し、
前記サービス支援部は、前記参加者端末のネットワーク品質の等級に応じて差等的な映像品質を支援する、請求項1に記載のコミュニティーライブストリーミングサービス提供システム。
【請求項3】
前記候補ストリーマー一覧生成部は、
前記カメラとマイクがオンの状態でありながら、前記ネットワーク品質の等級が高い順に前記参加者端末に対応する参加者情報を含む候補ストリーマー一覧を前記ルーム管理者ストリーマー端末に提供する、請求項2に記載のコミュニティーライブストリーミングサービス提供システム。
【請求項4】
個人情報及び関心事情報を含むユーザー情報と、パーティールーム情報と、参加者活動履歴情報と、を格納管理する管理部と、
前記ユーザー情報を前記パーティールーム情報及びルーム管理者ストリーマーのユーザー情報とそれぞれ比較して、前記ユーザー端末に好み類似度順のパーティールーム及びルーム管理者ストリーマーを推薦する推薦部と、
をさらに備える、請求項1に記載のコミュニティーライブストリーミングサービス提供システム。
【請求項5】
前記パーティールーム情報と、パーティールームへの参加者のユーザー情報と参加者活動履歴とを比較してパーティールームとの類似度を算定する類似度算定部をさらに備え、
前記候補ストリーマー一覧生成部は、
少なくとも1つの参加者端末に対するカメラとマイクのオン/オフ状態、ネットワーク品質及び前記パーティールームとの類似度に基づいて、候補ストリーマー一覧を生成する、請求項4に記載のコミュニティーライブストリーミングサービス提供システム。
【請求項6】
前記ユーザー情報は、年齢、性別、国家/地域、言語のうちの少なくとも1つを含む個人情報とカテゴリー別の関心事情報とを含み、
前記パーティールーム情報は、カテゴリー、パーティールームのタイトル、パーティールーム紹介情報、関連タグ、収容人員のうちの少なくとも1つを含み、
前記参加者活動履歴情報は、パーティールームへの参加回数と頻度、寄付情報、パーティー評価点数、仲間ストリーマー希望意思の回数、仲間ストリーマーの選定回数のうちの少なくとも1つを含む、請求項5に記載のコミュニティーライブストリーミングサービス提供システム。
【請求項7】
前記ユーザー端末にUI(User Interface)を提供するUI生成部をさらに備え、
前記UI生成部は、前記パーティールームの生成の際にライブストリーミング画面を提供し、
前記ライブストリーミング画面は、
背景領域、背景領域と重なり合う複数の分割画面領域及び複数の機能アイコンを含み、
前記複数の分割画面領域には、前記ルーム管理者ストリーマー端末のカメラ出力領域を中心として複数の前記仲間ストリーマーのカメラ出力領域が配置され、各仲間ストリーマーのカメラ出力領域には場所番号が設定される、請求項2に記載のコミュニティーライブストリーミングサービス提供システム。
【請求項8】
前記ルーム管理者ストリーマー端末において前記仲間ストリーマーのカメラ出力領域を選択したとき、参加者情報を含む前記候補ストリーマー一覧を提供して当該場所番号の仲間ストリーマーの選定を受ける事前審査部をさらに備える、請求項7に記載のコミュニティーライブストリーミングサービス提供システム。
【請求項9】
前記UI生成部は、
前記ルーム管理者ストリーマー端末において前記仲間ストリーマーのカメラ出力領域を選択したとき、対応する場所番号に対する事前審査画面を提供し、
前記事前審査画面は、
候補ストリーマー一覧のプライオリティ順に整列配置されるが、参加者情報及び参加者端末のカメラ出力映像を含む候補者プレビューと、
プライオリティが最も高い候補ストリーマー一覧をプレビューと重ね合わせて提供するメインフレーム領域と、
を備える、請求項7に記載のコミュニティーライブストリーミングサービス提供システム。
【請求項10】
前記サービス支援部は、
前記ルーム管理者ストリーマー端末により前記メインフレーム領域の候補ストリーマー一覧が選択されれば、対応する参加者端末のカメラ出力映像を当該場所番号の分割画面領域に出力する、請求項9に記載のコミュニティーライブストリーミングサービス提供システム。
【請求項11】
パーティールームを生成するルーム管理者ストリーマー端末と、パーティールームに参加する参加者端末を備える複数のユーザー端末と、ライブストリーミングサービスを提供するサーバーと、が実行するコミュニティーライブストリーミングサービス提供方法であって、
(a)前記ルーム管理者ストリーマー端末が、パーティールームを生成するステップと、
(b)前記サーバーが、前記参加者端末からパーティールームへの入室リクエストを受信したとき、前記参加者端末のカメラとマイクのオン/オフ状態を確認するステップと、
(c)前記サーバーが、前記参加者端末のネットワーク品質を確認するステップと、
(d)前記サーバーが、少なくとも1つの参加者端末に対するカメラとマイクのオン/オフ状態、ネットワーク品質を備える候補ストリーマー一覧を前記ルーム管理者ストリーマー端末に提供するステップと、
(e)前記ルーム管理者ストリーマー端末が、仲間ストリーマーを選定するステップと、
(f)前記サーバーが、前記ルーム管理者ストリーマー端末のカメラ映像と前記ルーム管理者ストリーマー端末により仲間ストリーマーとして選定された参加者端末のカメラ映像をライブストリーミング画面の設定された領域に出力して前記パーティールームに参加したユーザー端末に提供するステップと、
を含む、コミュニティーライブストリーミングサービス提供方法。
【請求項12】
前記ステップ(c)においては、
前記参加者端末の通信帯域幅(Band width)、遅延時間(Latency)、パケット損失(Packet loss)及び再生バッファー遅延(Playback Buffer Latency)に基づいてネットワーク品質の等級を決定し、
前記ステップ(f)においては、前記参加者端末のネットワーク品質の等級に応じて差等的な映像品質を支援する、請求項11に記載のコミュニティーライブストリーミングサービス提供方法。
【請求項13】
前記ステップ(d)においては、
前記カメラとマイクがオンの状態でありながら、前記ネットワーク品質の等級が高い順に参加者端末に対応する参加者情報を含む候補ストリーマー一覧を前記ルーム管理者ストリーマー端末に提供する、請求項12に記載のコミュニティーライブストリーミングサービス提供方法。
【請求項14】
前記サーバーが、個人情報及び関心事情報を含むユーザー情報と、パーティールーム情報と、参加者活動履歴情報と、を格納管理するステップと、
前記サーバーが、前記ユーザー情報を前記パーティールーム情報及びルーム管理者ストリーマーのユーザー情報とそれぞれ比較して、当該ユーザー端末に好み類似度順のパーティールーム及びルーム管理者ストリーマーを推薦するステップと、
をさらに含む、請求項11に記載のコミュニティーライブストリーミングサービス提供方法。
【請求項15】
前記サーバーが、前記パーティールーム情報と、パーティールームへの参加者のユーザー情報と参加者活動履歴とを比較してパーティールームとの類似度を算定するステップをさらに含み、
前記ステップ(d)においては、
少なくとも1つの参加者端末に対するカメラとマイクのオン/オフ状態、ネットワーク品質及び前記パーティールームとの類似度に基づいて、候補ストリーマー一覧を生成する、請求項14に記載のコミュニティーライブストリーミングサービス提供方法。
【請求項16】
前記ユーザー情報は、年齢、性別、国家/地域、言語のうちの少なくとも1つを含む個人情報とカテゴリー別の関心事情報とを含み、
前記パーティールーム情報は、カテゴリー、パーティールームのタイトル、パーティールーム紹介情報、関連タグ、収容人員のうちの少なくとも1つを含み、
前記参加者活動履歴情報は、パーティールームへの参加回数と頻度、寄付情報、パーティー評価点数、仲間ストリーマー希望意思の回数、仲間ストリーマーの選定回数のうちの少なくとも1つを含む、請求項15に記載のコミュニティーライブストリーミングサービス提供方法。
【請求項17】
前記サーバーが、前記パーティールームの生成の際に前記ルーム管理者ストリーマー端末にライブストリーミング画面を提供するステップをさらに含み、
前記ライブストリーミング画面は、
背景領域、背景領域と重なり合う複数の分割画面領域及び複数の機能アイコンを含み、
前記複数の分割画面領域には、ルーム管理者ストリーマー端末のカメラ出力領域を中心として複数の仲間ストリーマーのカメラ出力領域が配置され、各仲間ストリーマーのカメラ出力領域には場所番号が設定される、請求項12に記載のコミュニティーライブストリーミングサービス提供方法。
【請求項18】
前記サーバーが、前記ルーム管理者ストリーマー端末において前記仲間ストリーマーのカメラ出力領域を選択すれば、対応する場所番号に対する事前審査画面を提供するステップをさらに含む、請求項17に記載のコミュニティーライブストリーミングサービス提供方法。
【請求項19】
前記事前審査画面は、
候補ストリーマー一覧のプライオリティ順に整列配置されるが、参加者情報及び参加者端末のカメラ出力映像を含む候補者プレビューと、
プライオリティが最も高い候補ストリーマー一覧をプレビューと重ね合わせて提供するメインフレーム領域と、
を備える、請求項18に記載のコミュニティーライブストリーミングサービス提供方法。
【請求項20】
前記ステップ(d)は、前記サーバーが、前記ルーム管理者ストリーマー端末により前記メインフレーム領域の候補ストリーマー一覧が選択されれば、対応する参加者端末のカメラ出力映像を当該場所番号の分割画面領域に出力するステップを含む、請求項19に記載のコミュニティーライブストリーミングサービス提供方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コミュニティーライブストリーミングサービス提供システム及びその方法に関し、より詳細には、特定の目的に応じてパーティールームを生成したルーム管理者ストリーマーとパーティールームに参加したコミュニティーのメンバーがライブ中にルーム管理者ストリーマーの選択により仲間ストリーマーとなって協業方式によりライブストリーミング(ライブ配信)することのできるコミュニティーライブストリーミングサービス提供システム及びその方法に関する。
【背景技術】
【0002】
最近のパソコンやスマートフォン又はタブレットPCなどの電子端末の普及には目を見張るものがあり、これに伴い、このような電子端末を用いてオンライン放送及び視聴をすることのできる多種多様な形態の映像コンテンツが登場している。
【0003】
また、環境的及び空間的な制約などにより電子端末を用いて多種多様な映像を視聴しながら余暇時間を送る視聴者が増えつつある。特に、近頃には、ライブストリーマー(映像送出者)の映像送出端末から受信されるリアルタイム映像データを視聴者の映像再生端末に伝送することにより、視聴者がリアルタイム映像を視聴できるように支援するライブストリーミングサービスを用いて、リアルタイム映像(動画)を視聴する視聴者が増えつつある。
【0004】
ライブストリーミングにおいて、ユーザーは、主としてライブストリーミング経験の重要な構成要素であるチャットルームを用いて互いにコミュニケーションをし、ライブストリーマーと相互作用可能な代替方法である絵文字、絵文字又は寄付(財政支援)などの機能を用いてコミュニケーションをする。
【0005】
また、共同ストリーミングを用いて他のストリーマーが一緒にライブを進行する場合もあった。
【0006】
しかしながら、従来のライブストリーミングサービス上、ライブの進行に参加する単数もしくは複数のストリーマーは予め決定され、他のユーザーはストリーミングから排除されるが故に、予め決定されたストリーマーのストリーミングを視聴することに留まらざるを得ない。このため、双方向ライブストリーミングを標榜しながらも、ストリーミングの権限を共有しないため、コミュニティー活動の側面からみて、ストリーミング権限の非対称は、コミュニティーメンバーの積極的な参加を阻害するという問題を抱えている。
【0007】
この理由から、本出願人は、ルーム管理者ストリーマーがライブストリーミングの最中に、ライブに参加したユーザーのうちから協業すべきストリーマーを選択し、これらのストリーマーと一緒にライブストリーミングをすることのできるコミュニティーライブストリーミングサービス提供システムを提供する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明が解決しようとする課題は、特定の目的に応じてパーティールームを生成したルーム管理者ストリーマーとパーティールームに参加したコミュニティーのメンバーがライブ中にルーム管理者ストリーマーの選択により仲間ストリーマーとなって協業方式によりライブストリーミング(ライブ配信)することのできるコミュニティーライブストリーミングサービス提供システム及びその方法を提供することである。
【0009】
特に、本発明の課題は、参加者のカメラ/オーディオのオン/オフ及びネットワーク品質の状態に基づいて候補ストリーマー一覧を提供してルーム管理者ストリーマーの仲間ストリーマー選定に役に立てることのできるコミュニティーライブストリーミングサービス提供システム及びその方法を提供することである。
【0010】
また、本発明の課題は、ルーム管理者ストリーマーと参加者との間の好み類似度に基づいて仲間ストリーマーを推薦してルーム管理者ストリーマーの仲間ストリーマーの選定に役に立てることのできるコミュニティーライブストリーミングサービス提供システム及びその方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前述したような課題を解決するために、本発明の一実施形態に係るコミュニティーライブストリーミングサービス提供システムは、複数のユーザー端末及びライブストリーミングサービスを提供するサーバーを備え、前記複数のユーザー端末は、パーティールームを生成するルーム管理者ストリーマー端末及びパーティールームに参加する参加者端末と、を備えていてもよい。
【0012】
このとき、前記サーバーは、前記参加者端末からパーティールームへの入室リクエストを受信したとき、前記参加者端末のカメラとマイクのオン/オフ状態を確認するセッティング確認部と、前記参加者端末のネットワーク品質を確認するネットワーク品質測定部と、少なくとも1つの参加者端末に対するカメラとマイクのオン/オフ状態、ネットワーク品質に基づく候補ストリーマー一覧を前記ルーム管理者ストリーマー端末に提供する候補ストリーマー一覧生成部と、前記ルーム管理者ストリーマー端末のカメラ映像と前記ルーム管理者ストリーマー端末により仲間ストリーマーとして選定された参加者端末のカメラ映像をライブストリーミング画面の設定された領域に出力して前記パーティールームに参加したユーザー端末に提供するサービス支援部と、を備えていてもよい。
【0013】
また、前記ネットワーク品質測定部は、前記参加者端末の通信帯域幅(Band width)、遅延時間(Latency)、パケット損失(Packet loss)及び再生バッファー遅延(Playback Buffer Latency)に基づいてネットワーク品質の等級を決定してもよい。
【0014】
さらに、前記サービス支援部は、前記参加者端末のネットワーク品質の等級に応じて差等的な映像品質を支援してもよい。
【0015】
さらにまた、前記候補ストリーマー一覧生成部は、前記カメラとマイクがオンの状態でありながら、前記ネットワーク品質の等級が高い順に参加者端末に対応する参加者情報を含む候補ストリーマー一覧を前記ルーム管理者ストリーマー端末に提供してもよい。
【0016】
さらにまた、前記コミュニティーライブストリーミングサービス提供システムは、個人情報及び関心事情報を含むユーザー情報、パーティールーム情報、参加者活動履歴情報を格納管理する管理部と、前記ユーザー情報を前記パーティールーム情報及びルーム管理者ストリーマーのユーザー情報とそれぞれ比較して、当該ユーザー端末に好み類似度順のパーティールーム及びルーム管理者ストリーマーを推薦する推薦部と、をさらに備えていてもよい。
【0017】
さらにまた、前記コミュニティーライブストリーミングサービス提供システムは、前記パーティールーム情報と、パーティールームへの参加者のユーザー情報と参加者活動履歴とを比較してパーティールームとの類似度を算定する類似度算定部をさらに備え、前記候補ストリーマー一覧生成部は、少なくとも1つの参加者端末に対するカメラとマイクのオン/オフ状態、ネットワーク品質及び前記パーティールームとの類似度に基づいて、候補ストリーマー一覧を生成してもよい。
【0018】
さらにまた、前記ユーザー情報は、年齢、性別、国家/地域、言語のうちの少なくとも1つを含む個人情報とカテゴリー別の関心事情報とを含み、前記パーティールーム情報は、カテゴリー、パーティールームのタイトル、パーティールーム紹介情報、関連タグ、収容人員のうちの少なくとも1つを含み、前記参加者活動履歴情報は、パーティールームへの参加回数と頻度、寄付情報、パーティー評価点数、仲間ストリーマー希望意思の回数、パーティールーム内の活動情報(チャット、絵文字、ゲームなど)、仲間ストリーマーの選定回数のうちの少なくとも1つを含んでいてもよい。
【0019】
さらにまた、前記コミュニティーライブストリーミングサービス提供システムは、前記ユーザー端末にUIを提供するUI生成部をさらに備え、前記UI生成部は、前記パーティールームの生成の際にライブストリーミング画面を提供してもよい。
【0020】
さらにまた、前記ライブストリーミング画面は、背景領域、背景領域と重なり合う複数の分割画面領域及び複数の機能アイコンを含み、前記複数の分割画面領域には、ルーム管理者ストリーマー端末のカメラ出力領域を中心として複数の仲間ストリーマーのカメラ出力領域が配置され、各仲間ストリーマーのカメラ出力領域には場所番号(場所ナンバー)が設定されてもよい。
【0021】
さらにまた、前記コミュニティーライブストリーミングサービス提供システムは、前記ルーム管理者ストリーマー端末において前記仲間ストリーマーのカメラ出力領域を選択したとき、参加者情報を含む前記候補ストリーマー一覧を提供して当該場所番号の仲間ストリーマーの選定を受ける事前審査部をさらに備えていてもよい。
【0022】
さらにまた、前記UI生成部は、前記ルーム管理者ストリーマー端末において前記仲間ストリーマーのカメラ出力領域を選択したとき、対応する場所番号に対する事前審査画面を提供してもよい。
【0023】
さらにまた、前記事前審査画面は、候補ストリーマー一覧のプライオリティ順に整列配置されるが、参加者情報及び参加者端末のカメラ出力映像を含む候補者プレビューと、プライオリティが最も高い候補ストリーマー一覧をプレビューと重ね合わせて提供するメインフレーム領域と、を備えていてもよい。
【0024】
さらにまた、前記サービス支援部は、ルーム管理者ストリーマー端末により前記メインフレーム領域の候補ストリーマー一覧が選択されれば、対応する参加者端末のカメラ出力映像を当該場所番号の分割画面領域に出力してもよい。
【0025】
また、本発明の一実施形態に係る、パーティールームを生成するルーム管理者ストリーマー端末と、パーティールームに参加する参加者端末を備える複数のユーザー端末及びライブストリーミングサービスを提供するサーバーを備えるシステムのコミュニティーライブストリーミングサービス提供方法は、下記のステップを含んでいてもよい。
【0026】
(a)前記ルーム管理者ストリーマー端末が、パーティールームを生成するステップと、
(b)前記サーバーが、前記参加者端末からパーティールームへの入室リクエストを受信したとき、前記参加者端末のカメラとマイクのオン/オフ状態を確認するステップと、
(c)前記サーバーが、前記参加者端末のネットワーク品質を確認するステップと、
(d)前記サーバーが、少なくとも1つの参加者端末に対するカメラとマイクのオン/オフ状態、ネットワーク品質を備える候補ストリーマー一覧を前記ルーム管理者ストリーマー端末に提供するステップと、
(e)前記ルーム管理者ストリーマー端末が、仲間ストリーマーを選定するステップ、及び
(f)前記サーバーが、前記ルーム管理者ストリーマー端末のカメラ映像と前記ルーム管理者ストリーマー端末により仲間ストリーマーとして選定された参加者端末のカメラ映像をライブストリーミング画面の設定された領域に出力して前記パーティールームに参加したユーザー端末に提供するステップ。
【0027】
また、前記ステップ(c)においては、前記参加者端末の通信帯域幅(Band width)、遅延時間(Latency)、パケット損失(Packet loss)及び再生バッファー遅延(Playback Buffer Latency)に基づいてネットワーク品質の等級を決定してもよい。
【0028】
さらに、前記ステップ(f)においては、前記参加者端末のネットワーク品質の等級に応じて差等的な映像品質を支援してもよい。
【0029】
さらにまた、前記ステップ(d)においては、前記カメラとマイクがオンの状態でありながら、前記ネットワーク品質の等級が高い順に参加者端末に対応する参加者情報を含む候補ストリーマー一覧を前記ルーム管理者ストリーマー端末に提供してもよい。
【0030】
さらにまた、前記コミュニティーライブストリーミングサービス提供方法は、前記サーバーが、個人情報及び関心事情報を含むユーザー情報と、パーティールーム情報及び参加者活動履歴情報を格納管理するステップと、前記サーバーが、前記ユーザー情報を前記パーティールーム情報及びルーム管理者ストリーマーのユーザー情報とそれぞれ比較して、当該ユーザー端末に好み類似度順のパーティールーム及びルーム管理者ストリーマーを推薦するステップと、をさらに含んでいてもよい。
【0031】
さらにまた、前記コミュニティーライブストリーミングサービス提供方法は、前記サーバーが、前記パーティールーム情報と、パーティールームへの参加者のユーザー情報と参加者活動履歴とを比較してパーティールームとの類似度を算定するステップをさらに含んでいてもよい。
【0032】
さらにまた、前記ステップ(d)においては、少なくとも1つの参加者端末に対するカメラとマイクのオン/オフ状態、ネットワーク品質及び前記パーティールームとの類似度に基づいて、候補ストリーマー一覧を生成してもよい。
【0033】
さらにまた、前記ユーザー情報は、年齢、性別、国家/地域、言語のうちの少なくとも1つを含む個人情報とカテゴリー別の関心事情報とを含み、前記パーティールーム情報は、カテゴリー、パーティールームのタイトル、パーティールーム紹介情報、関連タグ、収容人員のうちの少なくとも1つを含み、前記参加者活動履歴情報は、パーティールームへの参加回数と頻度、寄付情報、パーティー評価点数、仲間ストリーマー希望意思の回数、仲間ストリーマーの選定回数のうちの少なくとも1つを含んでいてもよい。
【0034】
さらにまた、前記コミュニティーライブストリーミングサービス提供方法は、前記サーバーが、前記ルーム管理者ストリーマー端末において前記仲間ストリーマーのカメラ出力領域を選択すれば、対応する場所番号に対する事前審査画面を提供するステップをさらに含んでいてもよい。
【0035】
さらにまた、前記ライブストリーミング画面は、背景領域、背景領域と重なり合う複数の分割画面領域及び複数の機能アイコンを含み、前記複数の分割画面領域には、ルーム管理者ストリーマー端末のカメラ出力領域を中心として複数の仲間ストリーマーのカメラ出力領域が配置され、各仲間ストリーマーのカメラ出力領域には場所番号が設定されてもよい。
【0036】
さらにまた、前記コミュニティーライブストリーミングサービス提供方法は、前記サーバーが、前記ルーム管理者ストリーマー端末において前記仲間ストリーマーのカメラ出力領域を選択すれば、対応する場所番号に対する事前審査画面を提供するステップをさらに含んでいてもよい。
【0037】
さらにまた、前記事前審査画面は、候補ストリーマー一覧のプライオリティ順に整列配置されるが、参加者情報及び参加者端末のカメラ出力映像を含む候補者プレビューと、プライオリティが最も高い候補ストリーマー一覧をプレビューと重ね合わせて提供するメインフレーム領域と、を備えていてもよい。
【0038】
さらにまた、前記ステップ(d)は、前記サーバーが、ルーム管理者ストリーマー端末により前記メインフレーム領域の候補ストリーマー一覧が選択されれば、対応する参加者端末のカメラ出力映像を当該場所番号の分割画面領域に出力するステップを含んでいてもよい。
【発明の効果】
【0039】
本発明の一実施形態によれば、特定の目的に応じてパーティールームを生成したルーム管理者ストリーマーとパーティールームに参加したコミュニティーのメンバーがライブ中にルーム管理者ストリーマーの選択により仲間ストリーマーとなって協業方式によりライブストリーミング(ライブ配信)することのできるコミュニティーライブストリーミングサービス提供システム及びその方法を提供することができる。
【0040】
このとき、参加者のカメラ/オーディオオン/オフ、ネットワーク品質の状態、ルーム管理者ストリーマーと参加者との間の好み類似度、参加者のユーザー情報とパーティールーム情報との間の類似度、参加者の活動履歴、仲間ストリーマー希望意思などに基づいて参加者点数を算定して高い順に参加者を整列した候補ストリーマー一覧を提供することにより、ルーム管理者ストリーマーの仲間ストリーマー選定に役に立てることができる。
【0041】
また、本発明のシステムは、ユーザー別の好み情報(個人情報及び関心事情報など)に基づいて、ユーザー端末にマッチングされるパーティールーム及びルーム管理者ストリーマーを推薦提供することができる。
【0042】
さらに、本発明のシステムは、参加者のネットワーク品質を測定することで、ネットワーク品質の等級を区分し、区分されたネットワーク品質の等級に応じた映像/オーディオ品質の制御を行うことで、パーティールームの安定的なライブストリーミングを支援することができる。
【0043】
さらにまた、本発明のシステムは、ユーザー別(ユーザー、ルーム管理者ストリーマー、仲間ストリーマー、候補ストリーマー、視聴者)に権限が与えられたUIを提供することにより、パーティールームの生成及び設定、インターラクション機能(チャット、挙手、仲間ストリーマー参加希望の意思)、ルーム管理者ストリーマー/パーティールーム推薦閲覧及び検索などを容易に行うことができる。特に、候補ストリーマー一覧及び事前審査画面を提供することで、ルーム管理者ストリーマーの仲間ホストの選定を容易に行うことができる。
【0044】
本発明による効果は、以上において例示されている内容により何ら制限されるものではなく、さらに様々な効果がこの明細書内に盛り込まれている。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【
図1】本発明の一実施形態に係るコミュニティーライブストリーミングサービス提供システムを概略的に図式化した図である。
【
図2】
図1のコミュニティーライブストリーミングサービス提供システムにおいてライブストリーミングされる複数のパーティールームを説明するための図である。
【
図3】本発明の一実施形態に係るユーザー端末の概略的な構成を示すブロック図である。
【
図4】本発明の一実施形態に係るサーバーの概略的な構成を示すブロック図である。
【
図5】本発明の一実施形態に係るコミュニティーライブストリーミングサービス提供方法を説明するためのフローチャートである。
【
図6】本発明の一実施形態に係るパーティールーム画面を説明するための図である。
【
図7】本発明の一実施形態に係るルーム管理者ストリーマーモードの概略的な構成を示すブロック図である。
【
図8】本発明の一実施形態に係るパーティールームへの入室画面を説明するための図である。
【
図9】本発明の一実施形態に係る事前審査画面を説明するための図である。
【
図10】本発明の他の実施形態に係るサーバーの概略的な構成を示すブロック図である。
【
図11】本発明の他の実施形態に係る推薦に基づく仲間ストリーマーの選定を説明するためのフローチャートである。
【
図12】本発明の一実施形態に係る参加者のパーティールームへの参加方法を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0046】
以下の内容は、単に本発明の原理を例示するものである。そのため、当業者であれば、たとえ本明細書に明らかに説明されたり図示されたりしていないものの、本発明の原理を実現し、本発明の概念と範囲に含まれている種々の装置と方法を発明することができるのである。なお、本明細書に列挙されたすべての条件付き用語及び実施形態は、原則として、本発明の概念が理解されるようにするための目的にしか明らかに意図されず、このように特別に列挙された実施形態及び状態に制限的ではないものと理解されるべきである。
【0047】
また、以下の説明において、第1、第2などの序数を含む言い回しは、互いに同等であり、しかも、独立したオブジェクトを説明するためのものであり、その順序に主(main)/副(sub)又は主(master)/従(slave)の意味はないものと理解されなければならない。
【0048】
上述した目的、特徴及びメリットは、添付図面と結び付けて行われる以下の詳細な説明からなお一層明らかになる筈であり、それにより、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者が本発明の技術的思想を容易に実施することができる筈である。
【0049】
本発明の色々な実施形態のそれぞれの特徴が部分的に又は全体的に互いに結合又は組み合わせられることが可能であり、当業者が十分に理解可能なように、技術的に様々な連動及び駆動が可能であり、各実施形態が相互に対して独立して実施されることも可能であれば、連関関係をもって一緒に実施されることも可能である。
【0050】
以下、添付図面を参照して本発明の様々な実施形態について詳しく説明する。
【0051】
図1は、本発明の一実施形態に係るコミュニティーライブストリーミングサービス提供システムを概略的に図式化した図である。
図2は、
図1のコミュニティーライブストリーミングサービス提供システムにおいてライブストリーミングされる複数のパーティールームを説明するための図である。
図3は、本発明の一実施形態に係るユーザー端末の概略的な構成を示すブロック図である。
図4は、本発明の一実施形態に係るサーバーの概略的な構成を示すブロック図である。
【0052】
本発明のコミュニティーライブストリーミングサービス提供システム(以下、ストリーミングシステムと称する。)は、複数のユーザーが様々なデバイスを用いて非対面コミュニティー(
図2のパーティールーム)を形成し、協業方式によりライブコンテンツを生成してストリーミングすることのできるプラットフォームを提供することができる。
【0053】
ここで、パーティールームは、特定の目的に応じて生成された非対面コミュニティー領域であって、特定のユーザー(ルーム管理者ストリーマー)により生成可能であり、他の複数のユーザー(参加者)がパーティールームに参加して非対面コミュニティーを形成することができる。特に、本発明において、パーティールームは、特定の目的に応じたカテゴリーを主題として共通する関心事を持つ参加者とパーティーを開くとともに、コミュニケーションをするためのコミュニティーライブストリーミングサービスを提供することができる。パーティールームは、N:N画像チャットサービス領域になることができ、本発明においては、WebRTC-ピアツーピア(P2P)に基づいて実現可能であり、品質/セキュリティの低下などによるセキュリティが必要となるときには、選択的転送装置(SFC:Selective Forwarding Unit)及び多地点制御装置(MCU:Multi-point Control Unit)などの中継サーバーを用いて実現することができる。
図1を参照すると、本発明の一実施形態に係るストリーミング提供システムは、コミュニティーライブストリーミングサービスの提供を受ける複数のユーザー端末100a~100n及びコミュニティーライブストリーミングサービスを提供するサーバー200を備えていてもよい。
【0054】
ここで、ユーザー端末100a~100nとしては、ユーザーが利用するパソコン(PC)、ノート型パソコン、TABブック、スマートフォンなどの多種多様なデバイスが採用可能であり、ユーザー端末100a~100nは、コミュニティーライブストリーミングサービスのためのアプリケーションをインストールしたり、ウェブベースのブラウザーを介してサービスの提供を受けたりすることもできる。
【0055】
本発明において、ユーザーは、ルーム管理者ストリーマー、参加者(候補ストリーマー)、仲間ストリーマー及び視聴者に分けられ、各ユーザーのユーザー端末は、ルーム管理者ストリーマー端末、参加者端末(すなわち、候補ストリーマー端末)、仲間ストリーマー端末及び視聴者端末に区分することができる。また、各区分されたユーザーは、サーバー200のユーザーモード設定部240によりパーティールーム内において差等的な権限が与えられる。
【0056】
ルーム管理者ストリーマーは、パーティールームを生成したユーザーであって、ライブストリーミングを進行する進行者になることができる。ルーム管理者ストリーマーは、パーティールームにおけるパーティールームの設定、イベントの発生、ライブストリーミングコンテンツの制作、仲間ストリーマーの選択、参加者管理、インターラクション機能(チャット、ゲームなど)などのすべての権限を与えられることができる。
【0057】
参加者は、ルーム管理者ストリーマーが生成したパーティールームに参加したユーザーであって、仲間ストリーマーと視聴者とに区分でき、参加者は、いずれも候補ストリーマーになることができる。参加者は、個人カメラ/オーディオの設定、仲間ストリーマーの希望意思、インターラクション機能(チャット、ゲームなど)の使用権限を与えられることができる。
【0058】
仲間ストリーマーは、パーティールームに参加した候補ストリーマーの中から、「ライブ中」のルーム管理者ストリーマーにより選択されて映像/音声ライブストリーミングに参加可能な参加者になることができる。
【0059】
視聴者は、パーティールームに参加した候補ストリーマーの中で、仲間ストリーマーではない参加者であって、ライブストリーミングされる映像を視聴する参加者であり、チャットサービスを用いてしかライブストリーミングに参加することができない。
【0060】
図2を参照すると、パーティールームは、ルーム管理者ストリーマー、仲間ストリーマー、候補ストリーマー及び視聴者のうちの少なくとも1つを含むコミュニティーを形成し、複数が形成可能である。一例を挙げると、参加者に対する仲間ストリーマーの事前審査が行われているパーティールーム1a、パーティールーム1b、事前審査が完了したパーティールーム1c及びルーム管理者ストリーマーの設定に基づいて、ルーム管理者ストリーマー及び事前審査なしで仲間ストリーマーが採択されるパーティールーム1nなどの多種多様な形態で非対面コミュニティーが形成されることができる。
【0061】
このとき、パーティールーム内の構成人員は、ルーム管理者ストリーマー:候補ストリーマー:仲間ストリーマー:視聴者が1:m+n:m:n(nは、mよりも大きな自然数)に構成可能であり、一例を挙げると、mは6名から構成可能であるが、状況及び必要に応じて、人数は調整可能であり、nがmよりも小さくてもよければ、m又はnがなくてもよい。
【0062】
図3を参照すると、ユーザー端末100a~100nは、通信部110と、プロセッサー120と、カメラ130と、マイク140と、スピーカー150及びUI部160を備えていてもよく、通信部110と、プロセッサー120と、カメラ130と、マイク140及びスピーカー150の構成要素を備えているか否かに応じて、ルーム管理者ストリーマー及び仲間ストリーマーへの権限の付与に制限的である可能性がある。
【0063】
サーバー200は、コミュニティーライブストリーミングサービスを提供するサービスプラットフォームになることができる。
図4を参照すると、本発明の一実施形態に係るサーバー200は、管理部210と、データベース220と、UI生成部230と、ユーザーモード設定部240と、セッティング確認部250と、ネットワーク品質測定部260と、サービス支援部270と、を備えていてもよい。一方、
図3及び
図4の各構成要素の機能及び動作については、
図5~
図9を参照して説明する。
図5は、本発明の一実施形態に係るコミュニティーライブストリーミングサービス提供方法を説明するためのフローチャートである。
【0064】
ユーザー端末100a~100nの通信部110は、ネットワークを介してサーバー200及び他のユーザー端末と通信をすることができる。通信部110としては、端末に組み込まれている有線、3G、4G、5G、wifiなどの通信モジュールが採用可能であり、wifiモジュールの場合に外部共有器を介して通信をすることができる。
【0065】
プロセッサー120は、コミュニティーライブストリーミングサービスの提供のためのアプリケーション又はウェブに基づいて全般的な構成要素を制御及び動作することができる。また、カメラ130は、ユーザーを撮影してリアルタイムにて映像を送出することができ、マイク140は、ユーザーの音声などのオーディオ信号をリアルタイムにて出力することができる。なお、スピーカー150は、パーティールームから発せられるオーディオ信号をユーザーの端末に出力することができる。
【0066】
UI部160は、サービスの利用のためのユーザーインターフェースになることができ、サーバー200のUI生成部230から提供を受けることができ、ログイン、パーティールームの生成及び設定、ライブストリーミング時のインターラクション機能などをリクエストする入力部及びリクエストに対応してサーバー200から応答を受信して提供する出力部の機能を行うことができる。
【0067】
ユーザーは、UI部160を介して会員加入又はログインをすることができる。UI生成部230は、会員加入又はログインが行えるUIを提供し、UIを介して入力されるユーザーの個人情報、関心事情報などのユーザー情報を受信したときに、管理部210は、ユーザー別の情報をデータベース220に格納管理することができる。
【0068】
このとき、個人情報としては、年齢、性別、国家/地域、言語などが格納可能であり、関心事としては、スポーツ、ミュージック/エンターテインメント(Music and Entertainment)、グローバル料理(Global Cuisine Exchange)、芸術/創作(Art and Creativity)、旅行/アドベンチャー(Travel and Adventure)、言語、映画/テレビ(TV)、ゲーム/e-スポーツ、職業、健康、運動、友たち/家族などがカテゴリー別に区分されて個人情報とマッチングされて格納可能である。一方、カテゴリーは、これらに何ら限定されるものではなく、より一層様々に、かつ、さらに細分化されて区分されることもできる。
【0069】
また、ユーザーがUI部160を介してパーティールームを生成することができる。UI部160は、パーティールーム生成UIを介して、パーティールーム情報の入力を受けることができる。ここで、パーティールーム情報としては、カテゴリー、パーティールームのタイトル、パーティールーム紹介情報、関連タグ、収容人員、暗証番号などが挙げられる。また、ユーザーのルーム管理者ストリーマーの活動履歴(人気度、パーティーの主催及び参加頻度、評価及び口コミなど)も格納可能である。このとき、生成されたパーティールーム情報及びパーティールームの活動履歴は、管理部210によりデータベース220にユーザー情報とマッチングされて格納されることができる。
【0070】
さらに、管理部210は、ユーザーの参加者の活動に応じて、ユーザーのパーティーへの参加記録(寄付、パーティールームへの参加回数と頻度など)、パーティー評価点数、インターラクション(仲間ストリーマー希望意思である挙手の使用回数、チャット、ゲーム、絵文字など)、仲間ストリーマーの選定回数、友達招待及び共有回数などの情報を格納管理することができる。
【0071】
さらにまた、ユーザーモード設定部240は、ユーザー端末においてパーティールームを生成したとき、ルーム管理者ストリーマーモード241を提供することができる。ユーザーモード設定部240は、ユーザー端末においてパーティールームに参加者として参加する場合、候補ストリーマーモード243を介してユーザー端末を候補ストリーマーとして設定し、仲間ストリーマーの選定有無に応じて、仲間ストリーマーモード242又は視聴者モード244を提供し、各モードに応じて、当該ユーザー端末にパーティールームにおける権限を差等的に与えることができる。
【0072】
具体的には、ルーム管理者ストリーマーモード241は、ユーザー端末のユーザーにルーム管理者ストリーマーに対応する権限を与えるものであって、ルーム管理者ストリーマーモード241は、ルーム管理者ストリーマー端末に、ライブストリーミングイベントのホスト又はファシリテーターの役割も果たすライブストリーマーとしての権限を与えることができる。このため、ルーム管理者ストリーマーは、ライブストリーミングを設定及び管理し、ライブストリーミングの全般的な方向と雰囲気を案内し、仲間ストリーマーを参加するように招待し、ライブストリーミングの最中に起こる討論や活動を主導することができる。
【0073】
また、仲間ストリーマーモード242は、ユーザー端末のユーザーに仲間ストリーマーに対応する権限を与えるものであって、仲間ストリーマーモード242は、仲間ストリーマー端末に、ルーム管理者ストリーマー及び他の仲間ストリーマーと一緒にライブストリームに参加するライブストリーマーの権限を与えることができる。このため、仲間ストリーマーは、候補ストリーマーの中から選択され、ルーム管理者ストリーマーが招待することができ、仲間ストリーマーが互いに協力してリアルタイムストリーミングを作り出すことができる。
【0074】
さらに、候補ストリーマーモード243は、ユーザー端末のユーザーに候補ストリーマーに対応する権限を与えるものであって、候補ストリーマーモード243は、候補ストリーマー端末に、ライブストリーミングイベントの潜在的なストリーマーの権限を与えることができる。このため、候補ストリーマーは、ルーム管理者ストリーマーにより潜在的な候補として識別されるものの、未だに仲間ストリーマーとして選択されたり確認されたりしていない状態であり、キュレーションアルゴリズムに基づいて候補ストリーマー一覧を提供することができる。
【0075】
さらにまた、視聴者モード244は、ユーザー端末のユーザーに視聴者に対応する権限を与えるものであって、視聴者モード244は、視聴者端末に、ライブストリーミングを視聴する権限を与えることができる。このため、視聴者は、チャットルームを介してしかライブストリーミングに参加しないため、他のストリーマー(ルーム管理者ストリーマー、仲間ストリーマー及び候補ストリーマー)と区別される。
【0076】
ユーザーモード設定部240の各モード別の権限に基づいて、
図5の方法に従ってパーティールームのリアルタイムストリーミングが行われることができる。
図5に示すように、特定のユーザー端末(一例を挙げると、100c)によりパーティールームが生成されれば(S100)、
図6に示すように、UI生成部230により生成されたライブストリーミング画面1を提供することができる。このとき、ルーム管理者ストリーマー端末100cは、ルーム管理者ストリーマーモード241に応じた権限を行うことができる。
【0077】
図6は、本発明の一実施形態に係るパーティールーム画面を説明するための図である。
図6を参照すると、
図6は、ストリーミング画面1であって、パーティールームに参加するすべての参加者が共有することができる。このとき、ストリーミング画面1には、背景領域2、背景領域2と重なり合う複数の分割画面領域20、30a~30fが含まれ、複数の機能アイコン41~50を備えていてもよい。
【0078】
ここで、背景領域2は、ルーム管理者ストリーマー端末により指定可能であり、カテゴリーに応じて、又はパーティー料理などの画像又は映像などが指定可能である。
【0079】
また、分割画面領域には、ルーム管理者ストリーマー端末のカメラ出力領域20及び複数の仲間ストリーマーのカメラ出力領域30a~30fを配置可能である。複数の仲間ストリーマーのカメラ出力領域には、場所番号(seat number)を設定可能である。このとき、ルーム管理者ストリーマー端末のカメラ出力領域20には、パーティールームのタイトル21を表示可能である。
【0080】
さらに、機能アイコンは、ルーム管理者ストリーマー端末及び各参加者端末のすべてに利用権限があり、機能アイコン41~44、50の設定は、自分のデバイスにおける設定になり得る個人機能アイコンにより行い、本人のカメラへの出力又はストリーミング画面への出力のどちらか一方に本人の端末からの出力を切り替えるカメラの切り替え41、本人カメラへの出力有無を決定する映像のオン/オフ42、マイクのオン/オフ43、ルーム管理者ストリーマー画面の共有44になり、退室50は、パーティールームからの退室(パーティールームから出る)機能になり得る。
【0081】
さらにまた、インターラクション機能45~49として、絵文字、ゲーム、アンケート、評価などのイベントへの参加45、参加者一覧46、チャット47、仲間ストリーマー希望の意思表示である挙手48及び現在の参加者数49などが含まれ得る。
【0082】
一方、
図6のストリーミング画面1は、単なる1つの実施形態に過ぎず、機能及びデザインなどの変形、追加、削除などを用いて多種多様な機能及びデザインを有するように実施可能である。
【0083】
ルーム管理者ストリーマー端末100cは、ルーム管理者ストリーマーモード241に応じた権限により、ライブストリーミング画面1を介してパーティールームの様々な設定を行うことができる。
【0084】
図7は、本発明の一実施形態に係るルーム管理者ストリーマーモードの概略的な構成を示すブロック図である。
図7を参照すると、ルーム管理者ストリーマーモード241は、パーティールーム設定部2411と、候補ストリーマー一覧生成部2412と、事前審査部2413と、を備えていてもよい。
【0085】
ルーム管理者ストリーマー端末100cは、パーティールーム設定部2411を介して、
図10の画面において、パーティールームの設定(背景画像及びステッカーの挿入、カメラ/オーディオの設定など)などのストリーミングの準備をすることができる。
【0086】
次いで、
図5のステップS100において生成されたパーティールームに参加者が入室すれば(S200)、サーバー200は、参加者端末のカメラ130とマイク140のオン/オフの状態及び通信部110のネットワーク品質の状態を確認することができる(S300)。
【0087】
一例を挙げると、参加者のパーティールームへの入室画面は、
図8を参照することができる。
図8は、本発明の一実施形態に係るパーティールームへの入室画面を説明するための図である。
【0088】
図8を参照すると、パーティールームに参加する参加者は、参加者端末を介して
図8のUI画面(パーティールームへの入室画面10)を確認し、UI画面10を介して参加者端末のカメラから出力される映像11、パーティールームのタイトル12、パーティールームへの参加者数を確認することができ、自分のカメラのオン/オフ及びマイクのオン/オフを設定した後、パーティールームに入室することができる。
【0089】
このとき、サーバー200のセッティング確認部250は、参加者端末のカメラ/マイクのオン/オフの有無を確認することができる。オン/オフの有無は、参加者の参加の際に、
図11のように入力されたオン/オフ設定から確認してもよいし、デバイスへの接続有無をもって確認してもよい。
【0090】
また、サーバー200のネットワーク品質測定部260は、参加する参加者端末の通信部110に対するネットワーク品質テストを行ってネットワーク品質の等級を区分することができる。
【0091】
具体的には、ネットワーク品質測定部260は、通信帯域幅(Band width)、遅延時間(Latency)、パケット損失(Packet loss)及び再生バッファー遅延(Playback Buffer Latency)を確認して等級点数を算定することができる。なお、これ以降の説明において、「通信帯域幅」を単に「帯域幅」ということがある。
【0092】
ユーザーのインターネット速度は、画像チャットの品質に大きな影響を及ぼす。このため、十分な帯域幅がなければ、画質が低下したり、画面及び音声の伝送に遅延が生じたりする恐れがある。本発明において、帯域幅としては、ユーザーのアップロード及びダウンロードの帯域幅を測定する。
【0093】
一般に、画像チャットにおいて128kpsを用いて画像を送受信する。これに基づいて、ダウンロード帯域幅及びアップロード帯域幅は、下記のように計算することができる。
【0094】
-ダウンロード帯域幅:(画像チャットへの参加者数-ルーム管理者ストリーマーの数)×128Kbps
【0095】
-アップロード帯域幅:(画像チャットへの参加者数-ルーム管理者ストリーマーの数+監視サーバーの数)×128Kbps
【0096】
ここで、画像チャットへの参加者数は、ルーム管理者ストリーマーの数1名)と仲間ストリーマー選定数の合計となり、監視サーバーは、サービス品質と映像に対する監視のためのノードであって、ネットワーク品質測定部260になり、監視サーバーの数は1つになることができる。
【0097】
一例を挙げると、仲間ストリーマー選定数が6であるとした場合、安定的な伝送のためには、最小限に768Kbpsのダウンロード帯域幅と、896Kbpsのアップロード帯域幅が必要である。また、ユーザー端末において、画像のみならず、チャットや他のアプリケーションがネットワークを使用することができる。これを考慮して、ネットワーク品質段階の基準を次のように定義することができる。
【0098】
A等級:アップロード/ダウンロードそれぞれ、2,000Kbps(2Mbps)以上
【0099】
B等級:アップロード/ダウンロードそれぞれ、1,200Kbps~1,999Kbps
【0100】
C等級:アップロード/ダウンロードそれぞれ、900Kbps~1、200Kbps
【0101】
D等級:700Kbps~899Kbps
【0102】
F等級:700Kbps以下
【0103】
また、遅延時間としては、ピングテスト(Ping Test)を用いて、参加者端末の通信部110とチャットサーバー200との間の遅延時間を測定する。ピング指令語を用いてラウンドトリップタイム(Round Trip Time;RTT)を計算することができ、遅延時間が150msであるとしたとき、画像チャットに大きな影響がないため、これを目安にして、遅延時間の基準は、下記のように定義することができる。
【0104】
A等級:0ms~50ms、B等級:51ms~100ms、C等級:101ms~150ms
【0105】
D等級:151ms~200ms、F等級:201ms以上
【0106】
さらに、パケット損失テストは、ICMP(インターネット制御メッセージプロトコル)パケットを使用するピング指令語を用いて損失されたパケットの割合を確認する方法を用いて行うことができる。このとき、テスト方式としては、ICMP方式以外に、他の方式が採用可能である。パケット損失が1%以下であれば、画像チャットの品質に大きな影響を及ぼさない。これを目安にして、パケット損失の基準は、下記のように定義することができる。
【0107】
A等級:0%~0.2%、B等級:0.21%~0.5%、C等級:0.51%~1%
【0108】
D等級:1.01%~2%、F等級:2.01%以上
【0109】
さらにまた、リアルタイム画像チャットにおける再生バッファー遅延が500ms以下であれば適切であるため、再生バッファー遅延の基準は、下記のように定義することができる。
【0110】
A等級:0ms~100ms、B等級:101ms~250ms、C等級:251ms~400ms
【0111】
D等級:401ms~500ms、F等級:501ms以上
【0112】
ネットワーク品質測定部260は、帯域幅、遅延時間、パケット損失及び再生バッファー遅延のそれぞれに対して算定された各等級別の点数を与え、各測定基準別の重み付け値を与えて等級点数を算出することができる。
【0113】
すなわち、ネットワーク品質の等級は、(帯域幅等級点数と帯域幅重み付け値との積)、(遅延時間等級点数と遅延時間重み付け値との積)、(パケット損失等級点数とパケット損失重み付け値との積)及び(再生バッファー遅延等級点数と再生バッファー遅延重み付け値との積)の合算点数により区分することができる。
【0114】
一例を挙げると、各等級別に、すなわち、A等級5点、B等級4点、C等級3点、D等級2点及びF等級1点を与え、重み付け値は、帯域幅0.5、遅延時間0.3、パケット損失0.1及び再生バッファー遅延0.1を与えることができる。
【0115】
また、一例を挙げると、下記のように合算点数を基準としてネットワーク品質の等級を区分することができる。
【0116】
1等級:4.5~5.0、2等級:4.0~4.4、3等級:3.6~3.9、
【0117】
4等級:3.0~3.5、5等級:3.0未満
【0118】
ネットワーク品質測定部260は、算出されたネットワーク品質の等級をサービス支援部270及びユーザーモード設定部240のルーム管理者ストリーマーモード241に伝送して候補ストリーマー一覧の生成に適用できるようにする。
【0119】
次いで、サーバー200のルーム管理者ストリーマーモード241の候補ストリーマー一覧生成部2412は、参加者端末のカメラ及びマイクのオン/オフ状態とネットワーク品質の等級を用いて参加者の点数を算定し、点数が高い順に候補ストリーマー一覧を生成してルーム管理者ストリーマー端末に提供することができる(S400)。
【0120】
ここで、参加者点数は、カメラ及びマイクがオンの状態でありながら、ネットワーク品質の等級が高い順に点数が高くなるように測定可能であり、候補ストリーマー一覧には、カメラのオン/オフの有無、マイクのオン/オフの有無及びネットワーク品質の等級、参加者点数などの参加者の情報が含まれ得る。
【0121】
一方、ストリーミング準備時間の間に新たな参加者が入室する場合、ステップS200からステップS400までを繰り返し行って候補ストリーマー一覧をアップデートすることができる。
【0122】
図5の実施形態においては、候補ストリーマー一覧の生成に際して、カメラのオン/オフ、マイクのオン/オフ及びネットワーク品質の等級に基づいて参加者プライオリティを決定する実施形態を想定して説明したが、参加者プライオリティは、先着順、ランダム、参加者投票又はルーム管理者ストリーマーとのマッチング類似度に基づいて決定されることもできる。
【0123】
あるいは、候補ストリーマー一覧の生成に際して、参加者プライオリティは、カメラのオン/オフ、マイクのオン/オフ及びネットワーク品質の等級、ルーム管理者ストリーマーとのマッチング類似度などを複合的に考慮して決定されることもできる。
【0124】
このとき、参加者プライオリティの決定方法は、ルーム管理者ストリーマー端末により選択されることもできる。
【0125】
次いで、ルーム管理者ストリーマー端末は、
図6のストリーミング画面1における仲間ストリーマーのカメラ出力領域30a~30fに仲間ストリーマーを選定して設定することができる。具体的には、複数の仲間ストリーマーのカメラ出力領域30a~30fには、場所番号(seat number)が設定されている。ルーム管理者ストリーマー端末が特定の場所番号の仲間ストリーマーカメラ出力領域をクリックする場合、事前審査部2413は、ルーム管理者ストリーマー端末に事前審査画面を提供することができる。
【0126】
このとき、事前審査画面は、一例を挙げると、
図9のように提供されることができる。
図9は、本発明の一実施形態に係る事前審査画面を説明するための図である。
図9を参照すると、事前審査部2413は、候補ストリーマー一覧生成部2412において生成した参加者一覧である候補ストリーマー一覧を含む事前審査画面60を提供することができる。
【0127】
事前審査は、ルーム管理者ストリーマー端末によりクリックされた場所番号(一例を挙げると、no.2)の仲間ストリーマーカメラ出力領域(一例を挙げると、30b)に仲間ストリーマーの選択のための過程であって、事前審査画面60には、候補者点数順に候補ストリーマー一覧がプレビュー提供され、メインフレーム領域70にプライオリティが最も高い候補ストリーマー一覧を表示して提供することができる。
【0128】
このとき、プレビュー提供された複数の候補ストリーマー一覧の中心の上部にメインフレーム領域70が重なり合って提供され、「前へ」62又は「次へ」63を選択することで、プライオリティに応じた候補ストリーマー一覧をメインフレーム領域70に移動させて提供することができる。この場合、プレビュー提供された複数の候補ストリーマー一覧の位置もプライオリティ順に左側又は右側に移動可能である。
【0129】
あるいは、特定のプレビュー候補ストリーマー一覧をクリック選択又はドラッグしてメインフレーム領域70に表示することもできる。メインフレーム領域70に表示された候補ストリーマー一覧には、リアルタイム候補者である参加者端末から出力される映像と参加者情報(カメラのオン/オフ、マイクのオン/オフ、ネットワーク品質の等級、候補者点数)などが含まれ得る。
【0130】
次いで、メインフレーム領域70に表示された候補ストリーマー一覧を選択64すれば、当該候補者が場所番号no.2の仲間ストリーマーとして選定されることができる。ステップS500においては、この方法と同様にして各場所番号に対する仲間ストリーマーを選定して仲間ストリーマー領域を設定することができる(S500)。
【0131】
次いで、選定された仲間ストリーマーの端末(当該カメラ)から出力される映像を当該場所番号の仲間ストリーマー領域に出力することができる(S600)。
【0132】
各場所番号の仲間ストリーマー領域に選定された仲間ストリーマーの映像が出力されれば、ルーム管理者ストリーマー端末は、複数の仲間ストリーマーと協業するリアルタイムストリーミングを進行することができる(S700)。このとき、ルーム管理者ストリーマー端末の設定に基づいて、仲間ストリーマー領域を完全に満たさなくてもよい。
【0133】
一方、ルーム管理者ストリーマー端末は、パーティールームを削除管理することができ、削除なしで保持し続けることもできる。パーティールームからルーム管理者ストリーマーが退室50をした場合であっても、パーティールームに参加者は参加中である場合もある。
【0134】
この場合、ルーム管理者ストリーマーは、オートステージング(auto-staging)を設定することができ、オートステージングが設定された場合、先着順にすでに設定された者の数までの参加者が自動的に仲間ストリーマーとして選定可能であり(事前審査を行わない)、ルーム管理者ストリーマーがない状態でオートステージングが設定されていない場合には、参加者はチャットでしかコミュニケーションをすることができない。
【0135】
サービス支援部270は、ネットワーク品質測定部260において算定されたネットワーク品質の等級に対応するライブストリーミングを支援することができる。一例を挙げると、参加者端末のネットワーク品質の等級に応じて画像チャット品質を調整して提供したり、D等級の低い等級については低品質の映像を提供したり映像の送出は中断したりするなどの差等的な支援をすることができる。
【0136】
一方、
図10は、本発明の他の実施形態に係るサーバーの概略的な構成を示すブロック図である。
図10を参照すると、
図10のサーバーは、管理部210と、データベース220と、UI生成部230と、ユーザーモード設定部240と、セッティング確認部250と、ネットワーク品質測定部260と、サービス支援部270と、類似度算定部280及び推薦部290を備えていてもよい。すなわち、
図10の他の実施形態に係るサーバーは、
図4の一実施形態に係るサーバー200の構成に類似度算定部280及び推薦部290をさらに備えていてもよい。
【0137】
このとき、同一の符号の構成要素は、同一の機能及び動作を行うため、追加された構成要素である類似度算定部280、推薦部290及びこれらによりさらなる追加の機能を行う
図6の候補ストリーマー一覧生成部242についてのみ詳しく説明する。
【0138】
また、これに対応する方法として、
図11及び
図12を参照して説明する。
図11は、本発明の他の実施形態に係る推薦に基づく仲間ストリーマーの選定を説明するためのフローチャートである。
図11は、
図5の方法と同様であるものの、候補ストリーマー一覧に類似度を反映するという点で相違点がある。このため、各ステップについての説明は
図5と同様であるため省略し、S350(類似度算定ステップ)及びS400-1(候補ストリーマー一覧生成ステップ)について詳しく説明する。
【0139】
類似度算定部280は、管理部210により格納管理されるユーザー別の情報に基づいて、ユーザーと既に登録されたパーティールームとの好み類似度、ユーザーとパーティールームのルーム管理者ストリーマーとの好み類似度を算定することができる。
【0140】
このとき、推薦部290は、ユーザーの初期のログイン及び会員加入の際には、ユーザー情報(個人情報と関心事情報)とパーティールーム情報とを比較して類似度が高い順のパーティールームを推薦することができる。また、推薦部290は、ユーザーのユーザー情報(個人情報と関心事情報)をルーム管理者ストリーマーのユーザー情報と比較して類似度が高い順のルーム管理者ストリーマーを推薦することもできる。
【0141】
また、類似度算定部280は、パーティールーム情報とパーティールームへの参加者(候補ストリーマー)情報(ユーザー情報と参加者活動履歴)とを比較して、パーティールームとの類似度が高い順の参加者に高い順に点数を与えることができる(S350)。
【0142】
サーバー200のルーム管理者ストリーマーモード241の候補ストリーマー一覧生成部2412は、参加者端末のカメラ及びマイクのオン/オフ状態とネットワーク品質の等級、参加者とパーティールームとの類似度に応じた付与点数に基づいて参加者点数を算定して、参加者点数が高い順の候補ストリーマー一覧を生成してルーム管理者ストリーマー端末に提供することができる(S400-1)。
【0143】
ここで、参加者点数は、カメラ及びマイクがオンの状態でありながら、ネットワーク品質の等級が高く、しかも、類似度点数が高ければ高いほど、その点数が高くなるように測定可能であり、候補ストリーマー一覧には、カメラのオン/オフの有無、マイクのオン/オフの有無及びネットワーク品質の等級、類似度点数、参加者点数などの参加者の情報が含まれることができる。
【0144】
一方、ストリーミング準備時間の間に新たな参加者が入室する場合、ステップS200からステップS400-1までを繰り返し行って候補ストリーマー一覧をアップデートすることができる。
【0145】
図12は、本発明の一実施形態に係る参加者のパーティールームへの参加方法を説明するためのフローチャートである。
【0146】
図12を参照すると、ユーザーが会員加入又はログインをしたとき、類似度算定部280は、管理部210により格納管理されるユーザー別の情報(ユーザーの個人情報及び関心事情報)に基づいて、ユーザーと既に登録されたパーティールームとの好み類似度、ユーザーとパーティールームのルーム管理者ストリーマーとの好み類似度を算定することができる。
【0147】
すなわち、サーバー200は、ユーザーのログイン又は会員加入の際に、ユーザーの個人情報及び関心事情報に基づいて、パーティールーム及びルーム管理者ストリーマーのうちの少なくとも一方を推薦することができる(S1000)。
【0148】
一例を挙げると、ログインの際に、メイン画面には、パーティールームのサムネイルなどが表示されることができ、現在ライブストリーミング中であるパーティールームは上段に表示され、推薦されたパーティールームは下段に表示されることができ、ユーザーは、検索機能などを用いてパーティールームを検索することができる。
【0149】
次いで、ユーザーが特定のパーティールームのサムネイルを選択すれば、
図8のようなパーティールームへの入室画面10を確認し、画面10を介して参加者端末のカメラから出力される映像11と、パーティールームのタイトル12と、パーティールームへの参加者数を確認することができ、自分のカメラのオン/オフ及びマイクのオン/オフを設定した後、パーティールームに入室することができる(S1100)。
【0150】
次いで、挙手機能48を用いて、仲間ストリーマーの支援の有無を設定することができる(S1200)。
【0151】
次いで、ルーム管理者ストリーマー端末により仲間ストリーマーとして選定されれば(S1300におけるY)、選定された仲間ストリーマーの端末、すなわち、参加者端末から出力される映像がパーティールームの当該仲間ストリーマー領域に出力されて画面が共有されることができる(S1400)。すなわち、仲間ストリーマーとしてライブストリーミングに参加することになる。
【0152】
一方、パーティールームにおいて仲間ストリーマーとして選定されなければ(S1300におけるN)、参加者は、ライブストリーミングを視聴する視聴者として参加することになり(S1500)、チャット機能を用いて、ライブストリーミングに参加することができる。
【0153】
結果的に、本発明のコミュニティーライブストリーミングサービス提供システム及び方法は、ルーム管理者ストリーマーがライブストリーミングに参加する参加者の中から協業すべきストリーマーを選択して一緒にライブコンテンツをライブストリーミングすることが可能になる。
【0154】
以上、添付図面に基づいて本発明の実施形態についてさらに詳しく説明したが、本発明は必ずしもこのような実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的な思想を逸脱しない範囲内において種々に変形実施されることが可能である。よって、本発明に開示された実施形態は、本発明の技術的な思想を限定するためのものではなく、単に説明するためのものであり、このような実施形態によって本発明の技術思想の範囲が限定されることはない。そのため、上述した実施形態は、あらゆる面において例示的なものに過ぎず、限定的ではないものと理解すべきである。本発明の保護範囲は、下記の特許請求の範囲によって解釈されるべきであり、それと同等な範囲内にあるあらゆる技術思想は、本発明の権利範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
【符号の説明】
【0155】
100a~100n ユーザー端末(ルーム管理者ストリーマー端末、候補ストリーマー(参加者)端末、仲間ストリーマー端末、視聴者端末)
200 サーバー
210 管理部
220 データベース
230 UI生成部
240 ユーザーモード設定部
241 ルーム管理者ストリーマーモード
2411 パーティールーム設定部
2412 候補ストリーマー一覧生成部
2413 事前審査部
242 仲間ストリーマーモード
243 候補ストリーマーモード
244 視聴者モード
250 セッティング確認部
260 ネットワーク品質測定部
270 サービス支援部
280 類似度算定部
290 推薦部