(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024016614
(43)【公開日】2024-02-07
(54)【発明の名称】装着管理方法、情報処理装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20240131BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022118863
(22)【出願日】2022-07-26
(71)【出願人】
【識別番号】000001443
【氏名又は名称】カシオ計算機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001254
【氏名又は名称】弁理士法人光陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】伊東 孝司
(72)【発明者】
【氏名】内田 修平
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC12
(57)【要約】
【課題】複数の対象物の装着状況をユーザが把握できるようにする。
【解決手段】情報処理装置の通信部は、管理対象の複数の電子時計について、電子時計の識別情報及びその電子時計が装着された時間を示す情報を含む装着情報を取得し、制御部は、通信部により取得された複数の電子時計についての装着情報に基づいて、複数の電子時計を順位付けし、順位付けの結果を示す情報を表示部に表示させる。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御部と、表示部と、を備える情報処理装置における装着管理方法であって、
前記制御部は、
管理対象の複数の対象物について、その対象物の識別情報及びその対象物が装着された時間を示す情報を含む装着情報を取得し、
複数の前記対象物についての装着情報を前記表示部に表示させる、
装着管理方法。
【請求項2】
前記情報処理装置は、通信部を備え、
前記制御部は、前記通信部により前記装着情報を取得する、請求項1に記載の装着管理方法。
【請求項3】
前記制御部は、複数の前記対象物についての装着情報に基づいて、複数の前記対象物を順位付けし、順位付けの結果を示す情報を前記表示部に表示させる、請求項1に記載の装着管理方法。
【請求項4】
前記制御部は、複数の前記対象物を装着された時間が長い順に順位付けする、請求項3に記載の装着管理方法。
【請求項5】
前記制御部は、複数の前記対象物の画像を前記対象物の識別情報と対応付けて前記順位付けされた順に並べて前記表示部に表示させる、請求項3に記載の装着管理方法。
【請求項6】
前記制御部は、さらに、複数の前記対象物のそれぞれが装着された時間の長さを示す表示を、それぞれの対象物の特徴的な色で前記表示部に表示させる、請求項1に記載の装着管理方法。
【請求項7】
前記装着情報は、前記対象物が装着された曜日の情報を含み、
前記制御部は、さらに、複数の前記対象物の前記装着情報に含まれる曜日及び/又は装着された時間を示す情報に基づいて、複数の前記対象物の中から装着を推奨する対象物を決定し、決定した対象物のレコメンド情報を前記表示部に表示させる請求項1に記載の装着管理方法。
【請求項8】
前記制御部は、さらに、複数の前記対象物が、装着された時間の長さに応じて予めランク付けされた複数の収納部に分類して収納された画像を前記表示部に表示させる、請求項1に記載の装着管理方法。
【請求項9】
複数の前記対象物は、一のユーザが所有するものであり、
前記制御部は、さらに、他のユーザが所有する複数の前記対象物を装着された時間に基づいて順位付けした結果を取得し、前記ユーザの複数の前記対象物の順位付けの結果と前記他のユーザの複数の前記対象物の順位付けの結果を並べて前記表示部に表示させる、請求項3に記載の装着管理方法。
【請求項10】
前記制御部は、さらに、複数の前記対象物のうち指定された前記対象物が装着された状態の画像である装着画像を前記表示部に表示させる、請求項1に記載の装着管理方法。
【請求項11】
前記制御部は、前記装着画像として前記対象物が他のユーザに装着された状態の画像を前記表示部に表示させる、請求項10に記載の装着管理方法。
【請求項12】
前記制御部は、前記他のユーザが身に着けている服が含まれる前記装着画像を前記表示部に表示させる、請求項11に記載の装着管理方法。
【請求項13】
管理対象の複数の対象物について、その対象物の識別情報及びその対象物が装着された時間を示す情報を含む装着情報を取得し、複数の前記対象物についての装着情報を表示部に表示させる制御部、
を備える情報処理装置。
【請求項14】
コンピュータを、
管理対象の複数の対象物について、その対象物の識別情報及びその対象物が装着された時間を示す情報を含む装着情報を取得し、複数の前記対象物についての装着情報を表示部に表示させる制御部、
として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、装着管理方法、情報処理装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、携帯端末において、電子時計の或る期間の太陽電池の発電量を近距離無線通信により取得し、取得した発電量に基づいて、電子時計の充電ガイダンス等の通知を行う技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1の携帯端末では、電子時計の充電ガイダンス等の通知を行うことはできるが、ユーザが複数の電子時計等の対象物を所有する場合に、複数の対象物の装着状況をユーザが把握できるような情報を提供することはできない。
【0005】
本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、複数の対象物の装着状況をユーザが把握できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以上の課題を解決するため、本発明は、
制御部と、表示部と、を備える情報処理装置における装着管理方法であって、
前記制御部は、
管理対象の複数の対象物について、その対象物の識別情報及びその対象物が装着された時間を示す情報を含む装着情報を取得し、
複数の前記対象物についての装着情報を前記表示部に表示させる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、複数の対象物の装着状況をユーザが把握することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】装着管理システムの構成例を示すブロック図である。
【
図2】製品表示用テーブルのデータ格納例を示す図である。
【
図3】
図1の電子時計の制御部により実行される装着データ送信処理の流れを示すフローチャートである。
【
図4】第1の実施形態において電子時計の制御部により実行される装着データ管理処理Aの流れを示すフローチャートである。
【
図5】情報処理装置の記憶部の装着情報記憶領域に記憶される装着情報のフォーマットの一例を示す図である。
【
図7】ランキング表示画面の他の例を示す図である。
【
図8】第2の実施形態において電子時計の制御部により実行される装着データ管理処理Bの流れを示すフローチャートである。
【
図10】第3の実施形態において電子時計の制御部により実行される装着データ管理処理Cの流れを示すフローチャートである。
【
図12】第4の実施形態において電子時計の制御部により実行される装着データ管理処理Dの流れを示すフローチャートである。
【
図13】コレクション表示画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る電子機器の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、発明の範囲は、図示例に限定されない。
【0010】
<第1の実施形態>
[システム構成]
図1は、第1の実施形態における装着管理システム100の構成例を示す図である。
図1に示すように、装着管理システム100は、電子時計1と、情報処理装置2と、サーバ3と、を備えている。
電子時計1は、電子時計やスマートウォッチであり、情報処理装置2による管理対象の対象物である。
情報処理装置2は、装着管理アプリ221が搭載されており、ユーザが所有している(コレクションしている)電子時計1の装着状況を管理する。情報処理装置2としては、例えば、スマートフォン、タブレット端末、PC(Personal Computer)等が適用可能である。
サーバ3は、情報処理装置2に装着管理アプリ221を提供したり、装着管理に必要な情報を保存したりする。
なお、情報処理装置2が管理する電子時計1の数は複数であることを想定しているが、特に限定されない。また、情報処理装置2の数についても、特に限定されない。
【0011】
[電子時計の構成]
電子時計1は、
図1に示すように、制御部11と、記憶部12と、入力部13と、表示部14と、センサ部15と、計時部16と、通信部17と、電源部18と、を備えて構成され、各部はバス19を介して接続されている。
【0012】
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等を備えて構成され、電子時計1の各部を制御する。具体的には、制御部11のCPUは、記憶部12に記憶されているシステムプログラムや各種処理プログラムの中から指定されたプログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムとの協働で、後述する装着データ送信処理を始めとする各種処理を実行する。
【0013】
記憶部12は、不揮発性メモリ等により構成され、プログラムやデータ等を記憶する。記憶部12は、電子時計1に内蔵されたものに限られず、電子時計1に対して着脱可能な外部記録媒体を含んでもよい。
【0014】
本実施形態において、記憶部12には、電子時計1のシステムプログラムや、後述する装着データ送信処理を始めとする各種処理を実行するためのプログラムが記憶されている。
【0015】
また、記憶部12には、電子時計1(自装置)の識別情報が記憶されている。電子時計1の識別情報は、電子時計1の機種やモデルを識別するための情報であり、例えば、電子時計1の製品名、製品番号(型番)等が挙げられる。
【0016】
また、記憶部12には、電子時計1が装着された際の、装着開始時刻、装着終了時刻、
装着中にセンサ部15の各種センサによって取得された情報(加速度、角速度、心拍数、体温、高度、現在位置等の情報)、又は各種センサに基づいて計測された情報(歩数等)を記憶する記憶領域が設けられている。
【0017】
入力部13は、ユーザ操作などの外部からの入力動作を受け付ける。入力部13は、例えば、りゅうずや押しボタンスイッチを備え、これらの操作に応じた信号を制御部11に出力する。あるいは、入力部13は、タッチパネルにより構成されていてもよい。
【0018】
表示部14は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、OLED(Organic Light Emitting Diode)等の表示デバイスにより構成され、制御部11の制御動作に基づいて表示を行う。
【0019】
センサ部15は、加速度センサ、角速度センサ、心拍計、体温計、高度計、GPS(Global Positioning System)センサの少なくとも一つを備えて構成され、加速度、角速度、心拍数、体温、高度、現在位置等の情報を取得して制御部11に出力する。
【0020】
計時部16は、発振回路、分周回路、計時回路等を備え、現在の日時を計時し、計時した結果を制御部11に出力する。
【0021】
通信部17は、WiFiなどの無線LAN(Local Area Network)、携帯電話通信網、又はBluetooth(登録商標)により情報処理装置2を始めとする外部機器と通信を行うための通信制御を行う。
【0022】
電源部18は、例えば、ボタン電池、二次電池等により構成され、電子時計1の各部が動作に要する電力を当該各部へ供給する。
【0023】
[情報処理装置の構成]
情報処理装置2は、
図1に示すように、制御部21と、記憶部22と、入力部23と、表示部24と、撮影部25と、電源部26と、通信部27と、を備えて構成され、各部はバス28を介して接続されている。
【0024】
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等を備えて構成され、情報処理装置2の各部を制御する。具体的には、制御部21のCPUは、記憶部22に記憶されているシステムプログラムや各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムとの協働で各種処理を実行する。
【0025】
記憶部22は、不揮発性の半導体メモリやHDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。記憶部22は、情報処理装置2のシステムプログラムや各種アプリケーションプログラム、プログラムの実行に必要なデータを記憶する。
【0026】
例えば、本実施形態において、記憶部22は、ユーザが所有している(コレクションしている)電子時計1の装着状況を管理するための装着管理アプリ221を記憶している。
【0027】
また、記憶部22は、装着管理アプリ221のユーザのユーザ登録情報を記憶している。ユーザ登録情報としては、例えば、ユーザID、パスワード、ユーザ名、年齢、性別、居住地(都道府県など)、装着管理アプリ221の管理対象として登録された電子時計1(登録された電子時計1)の識別情報及びその登録日等が含まれる。
【0028】
また、記憶部22は、装着管理アプリ221で使用される製品表示用テーブル222を
記憶している。
図2は、製品表示用テーブル222の一例を示す図である。
図2に示すように、製品表示用テーブル222には、装着管理アプリ221で管理可能な電子時計1の製品番号(識別情報)、表示色、アイコン画像のファイル名、アイコン画像の特徴色が対応付けて記憶されている。
表示色は、対応する製品番号の電子時計1についての棒グラフ等を表示する際の表示色であり、予め定められている。
アイコン画像の特徴色は、対応する製品番号の電子時計1のアイコン画像において特徴的な色である。アイコン画像の特徴色は、予め定められているが、ユーザがアイコン画像を見て手動で変更可能である。アイコン画像の特徴色についても、棒グラフ等の表示色として使用することができる。表示色とアイコン画像の特徴色のどちらの色を使用するかは入力部23によりユーザが任意に設定可能である。アイコン画像の特徴色が「ゴールド/ブラック」、「ホワイト/ライトグリーン」等の2色の場合は、棒グラフ等を2色で表示することを示している。2色表示の仕方としては、例えば、グラデーションが挙げられるが、これに限定されるものではない。
【0029】
また、記憶部22には、登録された電子時計1から送信される装着情報を記憶する装着情報記憶領域が設けられている(
図5参照)。
【0030】
さらに、記憶部22には、撮影部25により撮影された画像を記憶する撮影画像記憶領域が設けられている。
【0031】
なお、記憶部22は、情報処理装置2に内蔵されたものに限られず、情報処理装置2に対して着脱可能なメモリカード等の外部記録媒体を含んでもよい。
【0032】
入力部23は、各種キーを備えたキーボードやマウス等のポインティングデバイス、あるいは表示部24に取り付けられたタッチパネル等で構成されている。入力部23は、ユーザ操作により入力されたキーに対応するキー入力信号や画面上の操作信号を制御部21に出力する。
【0033】
表示部24は、液晶ディスプレイ、有機EL等の表示デバイスにより構成され、制御部21の制御動作に基づいて表示を行う。
【0034】
撮影部25は、撮像レンズ、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-oxide Semiconductor)等のイメージセンサ等からなる撮像素子、A/D変換回路等を備えて構成され、撮像レンズを通過した光学像を撮像素子により2次元の画像信号に変換し、画像データを取得する。
【0035】
電源部26は、例えば、ボタン電池、二次電池等により構成され、情報処理装置2の各部が動作に要する電力を当該各部へ供給する。
【0036】
通信部27は、WiFiなどの無線LAN(Local Area Network)、携帯電話通信網、NFC(Near Field Communication)又はBluetooth(登録商標)等により外部機器と通信を行うための通信制御を行う。
本実施形態において、情報処理装置2は、電子時計1と通信部27によりBluetoothによる通信を行い、サーバ3とWiFiなどの無線LAN(Local Area Network)、LTE(Long Term Evolution)等の携帯電話通信網、インターネット等を含む通信ネットワークNを介して通信を行う。
【0037】
[サーバの構成]
サーバ3は、制御部、記憶部、通信部等を備えて構成される。サーバ3は、情報処理装置2からの要求に応じて、情報処理装置2に装着管理アプリ221や、装着管理アプリ221で使用される各種データ(例えば、製品表示用テーブル222)を提供する。また、サーバ3は、情報処理装置2から送信される、装着管理アプリ221のユーザのユーザ登録情報を記憶部に記憶している。
【0038】
[動作]
次に、本実施形態における装着管理システム100の動作について説明する。
まず、電子時計1において実行される装着データ送信処理について説明する。
図3は、電子時計1の制御部11において実行される装着データ送信処理の流れを示すフローチャートである。装着データ送信処理は、例えば、電子時計1の電源が投入されている間、制御部11と記憶部12に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
【0039】
まず、制御部11は、センサ部15の各センサを動作させてデータ取得を開始させる(ステップS1)。
例えば、制御部11は、センサ部15の加速度センサ、角速度センサ、生体センサ、又はGPSセンサを動作させて、加速度、角速度、心拍情報、現在位置情報等を取得する。
【0040】
次いで、制御部11は、センサ部15から取得した情報(データ)に基づいて、電子時計1が装着されたか否かを判断する(ステップS2)。
ここで、電子時計1がユーザ(ユーザの持ち物も含む)に装着されると、ユーザの動きや移動に伴って、電子時計1の加速度、角速度、現在位置情報は変化する。そこで、制御部11は、センサ部15により取得した加速度、角速度、又は現在位置情報が変化した場合、電子時計1が置かれた状態から装着された状態になったと判断する。また、センサ部15により心拍情報が取得された場合、電子時計1が置かれた状態からユーザに装着された状態になったと判断する。
【0041】
なお、本実施形態では、センサ部15から取得した情報に基づいて装着されたことを検出しているが、装着の検出手法はこれに限定されない。例えば、電子時計1のバンドの孔に美錠が挿入された場合に制御部11に所定の電気信号が入力される構成としておき、美錠がバンドの孔に挿入されて所定の電気信号が入力された場合に、電子時計1が装着されたと判断してもよい。
【0042】
電子時計1が装着されていないと判断した場合(ステップS2;NO)、制御部11は、ステップS1に戻る。
電子時計1が装着されたと判断した場合(ステップS2;YES)、制御部11は、自装置(電子時計1)の識別情報を記憶部12から読み出して取得するとともに、計時部16から現在日時を取得して、曜日及び装着開始時刻等を取得する(ステップS3)。
【0043】
次いで、制御部11は、自装置に歩数カウンター機能があるか否かを判断する(ステップS4)。
歩数カウンター機能は、センサ部15により取得した加速度と、所定のアルゴリズムに基づいて、歩数をカウントする機能である。
【0044】
歩数カウンター機能があると判断した場合(ステップS4;YES)、制御部11は、センサ部15により取得した加速度に基づいて歩数情報を取得し(ステップS5)、ステップS6に移行する。
歩数カウンター機能がないと判断した場合(ステップS4;NO)、制御部11は、ステップS6に移行する。
【0045】
ステップS6において、制御部11は、自装置に心拍数計測機能があるか否かを判断する(ステップS6)。
心拍数計測機能があると判断した場合(ステップS6;YES)、制御部11は、センサ部15の心拍計から心拍数を取得し(ステップS7)、ステップS8に移行する。
心拍数計測機能がないと判断した場合(ステップS6;NO)、制御部11は、ステップS8に移行する。
【0046】
ステップS8において、制御部11は、自装置に測位機能があるか否かを判断する(ステップS8)。
測位機能があると判断した場合(ステップS8;YES)、制御部11は、センサ部15のGPSセンサから現在位置情報を取得し(ステップS9)、ステップS10に移行する。
測位機能がないと判断した場合(ステップS8;NO)、制御部11は、ステップS10に移行する。
【0047】
ステップS10において、制御部11は、装着が解除されたか否かを判断する(ステップS10)。
ここで、電子時計1が装着された状態から解除されると、電子時計1は静止した状態となるため、電子時計1の加速度、角速度、現在位置情報は変化しなくなる。そこで、制御部11は、例えば、センサ部15により取得した加速度、角速度、又は現在位置情報が変化しなくなった場合、電子時計1の装着が解除されたと判断する。また、センサ部15により心拍情報が取得されなくなった場合も、電子時計1の装着が解除されたと判断する。
【0048】
装着が解除されていないと判断した場合(ステップS10;NO)、制御部11は、ステップS4に戻る。
装着が解除されたと判断した場合(ステップS10;YES)、制御部11は、計時部16から現在日時を取得することにより装着終了時刻を取得し(ステップS11)、センサ部15による情報の取得を終了する(ステップS12)。例えば、センサ部15の動作をオフにする。
【0049】
そして、制御部11は、自装置の識別情報及び取得した装着開始時刻及び装着終了時刻(装着時間を示す情報)を含む装着情報を通信部17により情報処理装置2に送信する(ステップS13)。
例えば、制御部11は、通信部17によりアドバタイズを行い、情報処理装置2とBluetoothによる通信接続を行い、情報処理装置2に取得した装着情報を送信する。
【0050】
電源部18により電源が供給されている間、制御部11は、ステップS1~S13を繰り返し実行する。
【0051】
次に、情報処理装置2において実行される、装着データ管理処理について説明する。
図4は、情報処理装置2の制御部21において実行される装着データ管理処理Aの流れを示すフローチャートである。装着データ管理処理Aは、例えば、情報処理装置2の通信部27において、電子時計1からのアドバタイズを受信した際に、制御部21と記憶部22に記憶されている装着管理アプリ221との協働により実行される。
【0052】
まず、制御部21は、通信部27により電子時計1に接続要求を行い、Bluetoothによる通信接続処理を実施し、電子時計1との通信接続を確立する(ステップS21)。
【0053】
次いで、制御部21は、通信部27により電子時計1からデータを受信(取得)したか
否かを判断する(ステップS22)。
通信部27により電子時計1からデータを受信(取得)していないと判断した場合(ステップS22;NO)、制御部21は、ステップS22の処理を繰り返す。
通信部27により電子時計1からデータを受信(取得)したと判断した場合(ステップS22;YES)、制御部21は、受信したデータ(装着情報)を記憶部22の装着情報記憶領域に記憶する(ステップS23)。
【0054】
図5は、記憶部22の装着情報記憶領域に記憶される装着情報のフォーマットの一例を示す図である。
図5に示す例では、装着情報がカンマ区切りのCSV形式である場合を示している。装着情報には、例えば、製品名及び製品番号(識別情報)、装着日付、曜日(1:月~7:日)、装着開始時刻、装着終了時刻が必須のデータとして含まれる。それ以降のデータ(計測値)は、送信元の電子時計1が備えるセンサや機能によって異なる。例えば、
図5の1行目に示す”S3500”の”S”はステップカウンターを示しており、それに続く数字が歩数となる。また、
図5の2行目に示す”HR60”の”HR”は心拍数を示しており、それに続く数字が1分間の心拍数となる。また、
図5の2行目に示す” GPS35.6809591:139.7673068”の”GPS”はGPSによる測位を示しており、”:”の左側の数字が緯度、右側の数字が経度となる。なお、加速度、角速度、心拍数、現在位置情報等の計測値は、所定時間間隔で取得された複数の計測値を含んでいてもよい。
【0055】
次いで、制御部21は、記憶部22の装着情報記憶領域に記憶されている装着情報の集計処理を実施する(ステップS24)。
【0056】
例えば、制御部21は、記憶部22の装着情報記憶領域に記憶されている装着情報に基づいて、登録された電子時計1ごと(本実施形態では、製品番号ごと)に、所定期間(例えば、今週)の装着時間を集計し、装着時間の長い順に電子時計1の順位付けを行う。
【0057】
また、制御部21は、集計した結果に基づいて、休日と平日のそれぞれにお勧めする(推奨する)電子時計1を決定する。例えば、製品番号ごとに、休日、平日のそれぞれの装着時間を算出し、最も装着時間が長かった製品番号の電子時計1を休日、平日それぞれにお勧めする電子時計1として決定する。すなわち、普段使用している電子時計1をお勧め製品として決定する。あるいは、最も装着時間が短かった製品番号の電子時計1を休日、平日それぞれのお勧めモデルに決定する。すなわち、普段使用されていない電子時計1をお勧めする電子時計1として決定する。
なお、お勧めする条件に該当する電子時計1が複数存在する場合は、該当する電子時計1の中からランダムにお勧めする電子時計1を決定する。
【0058】
そして、制御部21は、ランキング表示処理を行って集計した順位(ランキング)及びレコメンド情報を表示部24に表示し(ステップS25)、装着データ管理処理Aを終了する。
【0059】
図6は、ステップS25において表示部24に表示されるランキング表示画面241の一例を示す図である。
図6に示すように、ランキング表示画面241には、週間装着時間ランキング241aと、レコメンド情報表示欄241bが表示されている。
週間装着時間ランキング241aには、ランキングの高い順(装着時間の長い順)に、順位A1と、その順位の電子時計1のアイコン画像A2と、製品番号(識別情報)A3と、装着時間を表す棒グラフA4と、が対応付けて並べて表示されている。
レコメンド情報表示欄241bには、休日にお勧めの電子時計1の製品番号(識別情報)B1及びアイコン画像B2と、平日にお勧めの電子時計1の製品番号(識別情報)C1及びアイコン画像C2と、が表示されている。
【0060】
制御部21は、ランキング表示画面241を表示する際、製品表示用テーブル222(
図2参照)を参照し、各順位の電子時計1の製品番号に対応するアイコン画像を記憶部22から読み出してアイコン画像A2を表示する。また、製品表示用テーブル222(
図2参照)を参照し、各順位の電子時計1の製品番号に対応する表示色又はアイコン画像の特徴色により棒グラフA4を表示する。なお、製品番号に対応するアイコン画像を解析して棒グラフA4の表示色を決定することとしてもよい。
【0061】
このように、ランキング表示画面241では、ユーザが電子時計1を複数所有している場合に、所定期間のそれぞれの装着時間をランキング形式で表示するので、所有している(コレクションしている)複数の電子時計1のそれぞれの装着時間、よく使用している電子時計1、あまり使用していない電子時計1等の、複数の電子時計1の装着状況をユーザが容易に把握することが可能となる。すなわち、所有する複数の電子時計1の装着状況の管理が容易となる。また、ランキング形式で表示することで、ユーザが所有する複数の電子時計1の装着状況を楽しみながら管理することが可能となる。また、お勧めの電子時計1を提案してくれるので、装着する電子時計1を容易に決定することが可能となる。
【0062】
なお、例えば、登録された電子時計1に歩数カウンター機能付きのモデルが含まれている場合は、制御部21は、歩行時にお勧めする製品(モデル)として、歩数カウンター機能付きのモデルを決定し、レコメンド情報表示欄241bに、「歩くならコレ!!」というメッセージとともに、歩行カウンター機能付きの電子時計1を表示してもよい。
【0063】
また、例えば、情報処理装置2がカレンダー機能(スケジュール機能)を有している場合、制御部21は、さらにカレンダーに登録されている情報を参照してお勧めの電子時計1を決定してもよい。
例えば、記憶部22の装着情報記憶領域に記憶されている装着情報と、カレンダーに登録されている日時及び場所に基づいて、これからユーザが行く予定の場所で最も多く装着されている(装着時間の長い)電子時計1を抽出し、お勧めする電子時計1として決定してもよい。そして、レコメンド情報表示欄241bに、例えば、「〇〇に行く際に使用されているモデルはコレ!」というメッセージとともに、決定した電子時計1をお勧めする情報をレコメンド情報表示欄241bに表示してもよい。これらは、平日と休日で区別してもよい。
【0064】
また、記憶部22の装着情報記憶領域に記憶されている装着情報と、カレンダーに登録されている日時及び要件に基づいて、ユーザのこれからの予定の要件(例えば、外出、打合せ等)で最も多く装着されている電子時計1を抽出し、お勧めする電子時計1として決定してもよい。そして、レコメンド情報表示欄241bに、例えば、「外出時に使用されているモデルはコレ!」や「打合せに良く使用されているモデルはコレ!」等のメッセージとともに、決定した電子時計1をお勧めする情報をレコメンド情報表示欄241bに表示してもよい。これらは、平日と休日で区別してもよい。
【0065】
また、例えば、ステップS25において、集計したランキング等を表示部24に表示する際、制御部21は、
図7に示すランキング表示画面242を表示することとしてもよい。ランキング表示画面242には、
図6で説明した週間装着時間ランキング241aと同様の表示である週間装着時間ランキング242aの他、曜日別の装着詳細242bが表示されている。曜日別の装着詳細242bでは、例えば、直近の月曜日から日曜日のそれぞれにおける、登録された電子時計1が使用された時間帯を時間軸上に表示する。登録された電子時計1が使用された時間帯は、その電子時計1の製品番号に対応する表示色(又はアイコン画像の特徴色)で表示するとともに、その時間帯の近傍に、その電子時計1の製品番号に対応するアイコン画像が表示される。これにより、曜日ごとに、登録された電子時計1が使用された時間帯及び使用された電子時計1の機種(モデル)をユーザが容易に把握することが可能となる。
【0066】
また、例えば、電子時計1からの装着情報にGPSの現在位置情報が含まれている場合、電子時計1が外される直前の現在位置情報が示す場所(すなわち、外された場所)を特定し、電子時計1が外される直前の場所を示すマークM(
図7では飲食店のマーク)を時間軸に対応付けて表示することとしてもよい。装着情報にGPSの現在位置情報が含まれていない場合であっても、情報処理装置2にGPSが搭載され、GPSの位置情報の履歴データが記憶部22に記憶されている場合は、位置情報の履歴データに基づいて電子時計1が外された場所を特定してマークMを表示してもよい。また、カレンダー(スケジュール)に登録されている情報に基づいて電子時計1が外された場所を特定してマークMを表示してもよい。
【0067】
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態において、情報処理装置2の記憶部22に記憶されている装着管理アプリ221には、
図8に示す装着データ管理処理Bを実行するためのプログラムが含まれる。
また、記憶部22には、電子時計1の識別情報に対応付けて、その識別情報の電子時計1の撮影画像及びその電子時計1が装着された状態の画像を記憶する画像記憶領域が設けられている。
【0068】
また、サーバ3は、装着管理アプリ221を搭載した情報処理装置2からユーザID及び識別情報(例えば、製品番号)に対応付けて送信された電子時計1の画像(電子時計1が装着された状態の画像)を通信部27により受信すると、受信した画像を、そのユーザID及び識別情報に対応付けて記憶部に記憶する。
その他の装着管理システム100の構成は、第1の実施形態で説明したものと同様であるので説明を援用し、以下、第2の実施形態における動作について説明する。
【0069】
第2の実施形態において、電子時計1は、
図3を用いて説明した、装着データ送信処理を実行する。
【0070】
また、第2の実施形態において、情報処理装置2は、例えば、通信部27において電子時計1からのアドバタイズを受信した際に、制御部21と記憶部22に記憶されている装着管理アプリ221との協働により、装着データ管理処理Bを実行する。
以下、
図8を参照して装着データ管理処理Bについて説明する。
【0071】
まず、制御部21は、ステップS31~ステップS35の処理を実施し、電子時計1から取得した装着情報の受信及びランキング表示処理を行う。
ステップS31~S35の処理は、
図4のステップS21~S25と同様であるので説明を援用する。
【0072】
次いで、制御部21は、表示されているいずれかの電子時計1のアイコン画像(時計画像)へのタッチ操作(指定)が検出されたか否かを判断する(ステップS36)。
表示されているいずれかの電子時計1のアイコン画像へのタッチ操作が検出されていないと判断した場合(ステップS36;NO)、制御部21は、装着管理アプリ221の終了指示が検出されたか否かを判断する(ステップS37)。
例えば、制御部21は、アプリを閉じる操作が検出された場合に終了指示が検出されたと判断する。
装着管理アプリ221の終了指示が検出されていないと判断した場合(ステップS37;NO)、制御部21は、ステップS36に戻る。
装着管理アプリ221の終了指示が検出されたと判断した場合(ステップS37;YES)、制御部21は、装着データ管理処理Bを終了する。
【0073】
一方、表示されているいずれかの電子時計1のアイコン画像へのタッチ操作が検出されたと判断した場合(ステップS36;YES)、制御部21は、画面を遷移し、タッチ操作された電子時計1の撮影画像及びその電子時計1がユーザにより装着された状態の画像(装着画像と呼ぶ)を表示部24に表示する(ステップS38)。
例えば、制御部21は、アイコン画像がタッチ操作された電子時計1と同じ識別情報に対応付けて記憶されている電子時計1の撮影画像(ユーザの電子時計1の画像)及び装着画像を記憶部22の画像記憶領域から読み出して表示部24に表示する。
【0074】
次いで、制御部21は、同じ識別情報の(すなわち、同じ機種(モデル)の)電子時計1が他のユーザにより装着された状態の画像をサーバ3から検索し(ステップS39)、検索結果の画像を表示部24に表示する(ステップS40)。
【0075】
図9は、ステップS38~S40の処理により表示される装着画像表示画面243の一例を示す図である。
図9の一点鎖線L1で囲まれた画像は、ステップS38において表示された画像(ユーザのタッチ操作により指定された電子時計1の撮影画像P1及び装着画像E1)である。
図9の一点鎖線L2で囲まれた画像は、ステップS40において表示された画像(他のユーザにより同じモデルの電子時計1が装着された状態の画像(装着画像E2~E6))である。撮影画像P1は、例えば電子時計1の外観を表す画像である。また、装着画像E1には、ユーザの身体の一部またはユーザが所持する対象(例えばカバン等)に装着された、ユーザのタッチ操作により指定された電子時計1が含まれている。また、装着画像E1には、ユーザが着ている又は身に着けている洋服やアクセサリー等の一部が含まれていてもよい。また、装着画像E2~E6には、電子時計1(撮影画像P1及び装着画像E1に含まれる電子時計1と同じモデルの時計)が含まれている。同様に、装着画像E2~E6には、他のユーザが着ている又は身に着けている洋服やアクセサリー等の一部が含まれていてもよい。また、ステップS39において同じ識別情報の電子時計1が他のユーザにより装着された状態の画像(装着画像)をサーバ3から検索する際に、制御部21は、装着画像において、電子時計1だけでなく、他のユーザが身に着けている服(服、アクセサリー等)を含む画像を検索する。これにより、ユーザはステップS40において表示された他のユーザの装着画像を見ることで、電子時計1と組み合わせて身に着ける服やアクセサリー等を選ぶ際の参考とすることができる。
【0076】
次いで、制御部21は、ランキング表示画面241に戻る操作が行われたか否かを判断する(ステップS41)。
例えば、制御部21は、装着画像表示画面243の上部の左矢印ボタンがタッチ操作された場合に、ランキング表示画面241に戻る操作が行われたと判断する。
ランキング表示画面241に戻る操作が行われたと判断した場合(ステップS41;YES)、制御部21は、ステップS35に戻り、ランキング表示画面241の表示に戻る。
【0077】
ランキング表示画面241に戻る操作が行われていないと判断した場合(ステップS41;NO)、制御部21は、画像登録が指示されたか否かを判断する(ステップS42)。
例えば、制御部21は、装着画像表示画面243の上部の右矢印ボタンがタッチ操作された場合に、画像登録が指示されたと判断する。
画像登録が指示されていないと判断した場合(ステップS42;NO)、制御部21は、ステップS45に移行する。
【0078】
一方、画像登録が指示されたと判断した場合(ステップS42;YES)、制御部21は、選択された画像又は撮影された画像を、現在指定されている(ステップS36でアイコン画像がタッチ操作された)電子時計1の識別情報に対応付けて記憶部22の画像記憶領域に登録する(ステップS43)。
【0079】
例えば、制御部21は、記憶部22の撮影画像記憶領域に記憶されている撮影画像の中から選択された画像を電子時計1の撮影画像又は装着画像として登録することを指示するための図示しない第1の操作ボタンと、登録する撮影画像又は装着画像を撮影することを指示するための図示しない第2の操作ボタンとを表示部24に表示し、第1の操作ボタンがタッチされると、記憶部22の撮影画像記憶領域に記憶されている画像を一覧表示し、その中から選択された画像を、現在指定されている(ステップS36でアイコン画像がタッチ操作された)電子時計1の識別情報に対応付けてその電子時計1の撮影画像又は装着画像として記憶部22の画像記憶領域に登録し、装着画像表示画面243に戻る。装着画像表示画面243には、新たに登録された画像を反映する。第2の操作ボタンがタッチされると、制御部21は、撮影部25を動作させ、ユーザ操作に応じて撮影を行い、取得された撮影画像を、現在指定されている電子時計1の識別情報に対応付けてその電子時計1の撮影画像又は装着画像として記憶部22の画像記憶領域に登録し、装着画像表示画面243に戻る。装着画像表示画面243には、新たに登録された画像を反映する。
【0080】
次いで、制御部21は、登録された画像をユーザID及び識別情報に対応付けて通信部27によりサーバ3に送信し(ステップS44)、ステップS45に移行する。
サーバ3においては、情報処理装置2からユーザID及び識別情報が対応付けられた画像を受信すると、受信した画像をユーザID及び識別情報に対応付けて記憶部に保存する。
【0081】
ステップS45において、制御部21は、装着管理アプリ221の終了指示が検出されたか否かを判断する(ステップS45)。
装着管理アプリ221の終了指示が検出されていないと判断した場合(ステップS45;NO)、制御部21は、ステップS41に戻る。
装着管理アプリ221の終了指示が検出されたと判断した場合(ステップS45;YES)、制御部21は、装着データ管理処理Bを終了する。
【0082】
このように、第2の実施形態では、ランキング表示された電子時計1のアイコン画像のいずれかがタッチ操作されると、タッチ操作された電子時計1がユーザにより装着された状態の画像、及び他のユーザにより同じモデルの電子時計1が装着された状態の画像が表示されるので、ユーザは、他のユーザの画像を参考に、どのような態様(服装など)で装着すると見栄えよく見えるか等を知ることができ、今後の装着態様の参考にすることができる。
【0083】
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態において、情報処理装置2の記憶部22に記憶されている装着管理アプリ221には、
図10に示す装着データ管理処理Cを実行するためのプログラムが含まれる。
【0084】
また、サーバ3は、装着管理アプリ221を搭載した情報処理装置2からユーザIDに対応付けて送信された集計結果を、そのユーザIDに対応付けて記憶する。
その他の装着管理システム100の構成は、第1の実施形態で説明したものと同様であるので説明を援用し、以下、第3の実施形態における動作について説明する。
【0085】
第3の実施形態において、電子時計1は、
図3を用いて説明した、装着データ送信処理を実行する。
【0086】
また、第3の実施形態において、情報処理装置2は、例えば、情報処理装置2の通信部27において、電子時計1からのアドバタイズを受信した際に、制御部21と記憶部22に記憶されている装着管理アプリ221との協働により、装着データ管理処理Cを実行する。
以下、
図10を参照して装着データ管理処理Cについて説明する。
【0087】
まず、制御部21は、ステップS51~ステップS54の処理を実施し、電子時計1からの装着情報を取得して、電子時計1の製品番号ごとに、所定期間(例えば、今週)の装着時間を集計し、装着時間の長い順に製品(モデル)の順位付けを行う。
ステップS51~S54の処理は、
図4のステップS21~S24と同様であるので説明を援用する。
【0088】
次いで、制御部21は、集計結果(電子時計1の製品番号ごとの所定期間の装着時間及び順位付け)をユーザIDに対応付けて通信部27によりサーバ3に送信する(ステップS55)。
【0089】
次いで、制御部21は、比較対象のユーザ(他のユーザ)を特定し(ステップS56)、特定した比較対象のユーザの集計結果をサーバ3から取得する(ステップS57)。
ステップS56において、制御部21は、例えば、予め設定されているユーザを比較対象のユーザとして特定する。あるいは、例えば、比較対象のユーザを検索するための検索画面を表示部24に表示し、入力された条件をサーバ3に送信し、サーバ3により検索されたユーザ(複数検索された場合は任意のユーザ)を比較対象として特定してもよい。制御部21は、特定した比較対象のユーザの集計結果をサーバ3にリクエストして取得する。
【0090】
比較対象のユーザの集計結果を取得すると、制御部21は、情報処理装置2のユーザと比較対象のユーザの集計結果(所有する各電子時計1の装着時間の順位及び装着時間)を比較可能に表示部24に表示する(ステップS58、
図11参照)。
ステップS58において装着時間を表示する際、
図6に示したランキング表示画面241と同様に、装着時間を示す棒グラフにその電子時計1のモデルに応じた色を設定して表示することとしてもよい。
【0091】
次いで、制御部21は、サーバ3からその他のユーザ(比較表示されていないユーザ)の電子時計1に関する情報を通信部27により受信したか否かを判断する(ステップS59)。
例えば、制御部21は、サーバ3に、所定時間前から現在までに受信した、その他のユーザの集計結果の情報やその他のユーザが新たな電子時計1を登録したという情報を送信するよう要求し、サーバ3からその他のユーザの電子時計1に関する情報を受信したか否かを判断する。
【0092】
その他のユーザの電子時計1に関する情報を受信していないと判断した場合(ステップS59;NO)、制御部21は、ステップS61に移行する。
【0093】
その他のユーザの電子時計1に関する情報を受信したと判断した場合(ステップS59;YES)、制御部21は、受信した情報のうち所定の情報を表示部24に追加表示し(ステップS60)、ステップS61に移行する。
例えば、表示される所定の情報としては、例えば、その他の或るユーザの装着時間ラン
キング(順位)が1位の電子時計1の情報(例えば、ユーザ3が〇〇〇を40hr装着した)、その他の或るユーザが新規に登録した電子時計1の情報(例えば、ユーザ5は□□□を新たにコレクションに追加した)等を追加表示する。
【0094】
ステップS61において、制御部21は、装着管理アプリ221の終了指示が検出されたか否かを判断する(ステップS61)。
装着管理アプリ221の終了指示が検出されていないと判断した場合(ステップS61;NO)、制御部21は、ステップS59に戻る。
装着管理アプリ221の終了指示が検出されたと判断した場合(ステップS61;YES)、制御部21は、装着データ管理処理Cを終了する。
【0095】
図11は、ステップS58以降において表示される比較表示画面244の一例を示す図である。
図11に示すように、比較表示画面244には、情報処理装置2のユーザと他の特定のユーザの、電子時計1の装着時間のランキングを比較表示する(並べて表示する)比較表示欄244aと、その他のユーザの電子時計1に関する情報を表示する新着情報表示欄244bが設けられている。
【0096】
ユーザは、比較表示画面244を閲覧することで、特定のユーザや不特定多数のユーザの装着の動向や人気の時計の種類(モデル)を把握することが可能となる。
【0097】
<第4の実施形態>
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
第4の実施形態において、情報処理装置2の記憶部22に記憶されている装着管理アプリ221には、
図12に示す装着データ管理処理Dを実行するためのプログラムが含まれる。
その他の装着管理システム100の構成は、第1の実施形態で説明したものと同様であるので説明を援用し、以下、第4の実施形態における動作について説明する。
【0098】
第4の実施形態において、電子時計1は、
図3を用いて説明した、装着データ送信処理を実行する。
【0099】
また、第4の実施形態において、情報処理装置2は、例えば、情報処理装置2の通信部27において、電子時計1からのアドバタイズを受信した際に、制御部21と記憶部22に記憶されている装着管理アプリ221との協働により、装着データ管理処理Dを実行する。
以下、
図12を参照して装着データ管理処理Dについて説明する。
【0100】
まず、制御部21は、ステップS71~ステップS73の処理を実施し、電子時計1からの装着情報を取得して、記憶部22の装着情報記憶領域に記憶する。
ステップS71~S73の処理は、
図4のステップS21~S23と同様であるので説明を援用する。
【0101】
次いで、制御部21は、ユーザに表示モードを選択させる(ステップS74)。
具体的には、ランキング表示モード又はコレクション表示モードを選択させる。ここで、ランキング表示モードは、所定期間における電子時計1のモデルごとの装着時間のランキングを表示するモードである(
図6参照)。コレクション表示モードは、各電子時計1を装着時間に応じたランクのケース(収納部)に収納して表示するモードである(
図13参照)。
【0102】
ランキング表示モードが選択された場合(ステップS74;ランキング表示モード)、制御部21は、ランキング表示モード用の集計処理を行う(ステップS75)。
例えば、制御部21は、記憶部22の装着情報記憶領域に記憶されている装着情報に基づいて、登録された電子時計1の製品番号ごとに、所定期間(例えば、今週)の装着時間を集計し、装着時間の長い電子時計1の順に製品(モデル)の順位付けを行う。
【0103】
そして、制御部21は、ランキング表示モードで表示を行い(ステップS76)、装着データ管理処理Dを終了する。
例えば、制御部21は、
図6に示すランキング表示画面241を表示部24に表示する。
【0104】
一方、コレクション表示モードが選択された場合(ステップS74;コレクション表示モード)、制御部21は、コレクション表示モード用の集計処理を行う(ステップS77)。
例えば、制御部21は、記憶部22の装着情報記憶領域に記憶されている装着情報に基づいて、登録された電子時計1の製品番号ごとに総装着時間を集計し、総装着時間に応じて、登録された電子時計1をn段階(nは正の整数。ここでは、3。)に分類する。例えば、0~50時間は第3段階、51~100時間は第2段階、101時間以上は第1段階に分類する。
【0105】
そして、制御部21は、コレクション表示モードで表示を行い(ステップS78)、装着データ管理処理Dを終了する。
例えば、制御部21は、第1段階に分類された各電子時計を革製ケースに収納し、第2段階に分類された各電子時計1を木製ケースに収納し、第3段階に分類された各電子時計をプラスチック製ケースに収納した画像を生成して表示部24に表示する。なお、革製ケースのランク>木製ケースのランク>プラスチック製ケースのランクである。
【0106】
図13は、ステップS78において表示されるコレクション表示画面245の一例を示す図である。
図13に示すように、コレクション表示画面245には、革製ケース245a、木製ケース245b、プラスチック製ケース245cが設けられている。革製ケース245aには、総装着時間101時間以上のモデルの電子時計1が収納されて表示されている。木製ケース245bには、総装着時間51~100時間のモデルの電子時計1が収納されて表示されている。プラスチック製ケース245cには、総装着時間0~50時間のモデルの電子時計1が収納されて表示されている。
【0107】
このように、コレクション表示モードでは、装着時間のランクに応じたケースに電子時計1が収納されて表示される。したがって、ユーザは、自分が所有する電子時計1の装着状況を直感的に把握することができる。また、例えば、ユーザがプラスチック製ケースや木製ケースに収納された電子時計1をもっとランクの高いケースに収納するために装着時間を増やす等、目標を持って楽しみながら、コレクションしている電子時計1を装着することが可能となる。また、
図13では、革製ケース245a、木製ケース245b及びプラスチック製ケース245cの異なる種類の時計ケースが同じ画面で表示されているが、これには限定されない。それぞれの種類の時計ケースが、別のコレクション画面245で表示されてもよい。具体的には、革製ケース245aのみがコレクション画面245に表示されており、ユーザはコレクション画面245に表示されている図示しない矢印マーク(画面遷移マーク)を操作することで、木製ケース245bが表示された画面、プラスチック製ケース245cが表示された画面等に任意に切り替えることができる。また、時計ケースの種類によって、別々のコレクション画面245を用いて表示する場合、各時計ケースの背景にあたる部分(コレクション画面245の時計ケース以外の部分)に、各時計ケースのランクに応じた背景画像を表示してもよい。例えば背景画像として、時計ケースが設置されている部屋(場所)を表す画像を表示する。
【0108】
以上説明したように、情報処理装置2は、通信部27と、制御部21と、表示部24と、を備え、通信部27は、管理対象の複数の電子時計1について、電子時計1の識別情報及びその電子時計1が装着された時間を示す情報を含む装着情報を取得し、制御部21は、通信部27により取得された複数の電子時計1についての装着情報に基づいて、複数の電子時計1を順位付けし、順位付けの結果を示す情報を表示部24に表示させる。例えば、制御部21は、複数の電子時計1を装着された時間が長い順に順位付けする。
したがって、よく使用している電子時計1、あまり使用していない電子時計1等の、複数の電子時計1の装着状況をユーザが容易に把握することが可能となる。
【0109】
また、制御部21は、複数の電子時計1の画像をそれぞれの電子時計1の識別情報と対応付けて順位付けされた順に並べて表示部24に表示させる。
したがって、複数の電子時計1の順位付けをユーザにわかりやすく提示することができる。
【0110】
また、制御部21は、さらに、複数の電子時計1のそれぞれが装着された時間の長さを示す表示を、それぞれの対象物の特徴的な色で表示部24に表示させる。
したがって、複数の電子時計のそれぞれが装着された時間の長さをユーザが直感的に把握できるように表示することができる。
【0111】
また、制御部21は、さらに、複数の電子時計1の装着情報に含まれる曜日及び/又は装着された時間を示す情報に基づいて、複数の電子時計1の中から装着を推奨する対象物を決定し、決定した対象物のレコメンド情報を表示部24に表示させる。
したがって、装着する電子時計1をユーザが容易に決定することが可能となる。
【0112】
また、制御部21は、さらに、複数の電子時計1が、装着された時間の長さに応じて予めランク付けされた複数の収納部に分類して収納された画像を表示部24に表示させる。
したがって、ユーザが、自分が所有する電子時計1それぞれの装着状況を直感的に把握することが可能となる。また、もっとランクの高い収納部に収納するために装着時間を増やす等、目標を持って楽しみながら、電子時計1を装着することが可能となる。
【0113】
また、通信部27は、さらに、他のユーザの複数の電子時計1を装着された時間に基づいて順位付けした結果を取得し、制御部21は、ユーザの複数の対象物の順位付けの結果と他のユーザの複数の対象物の順位付けの結果を比較可能に表示部24に表示させる。
したがって、他のユーザの装着の装着状況についても把握することが可能となる。
【0114】
また、制御部21は、さらに、複数の電子時計1のうち指定された電子時計1が装着された状態の画像を表示部24に表示させる。
したがって、ユーザは、指定した電子時計1をどのような態様(服装など)で装着すると見栄えよく見えるか等を知ることができ、今後の装着態様の参考にすることができる。
【0115】
なお、上記実施形態における記述内容は、本発明の実施形態の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
【0116】
例えば、上記実施形態では、装着の管理対象の対象物が電子時計である場合を例にとり説明したが、対象物は電子時計に限定されず、ユーザが複数所有する装着可能な物であれば何であってもよい。
【0117】
また、上記実施形態では、装着の管理対象の対象物である電子時計と情報処理装置の通信はBluetoothを用いたが、これに限定されるものではない。
【0118】
また、上記実施形態では、制御部21は、ユーザが所有する、管理対象の複数の電子時計1についての装着情報を通信部27により取得し、取得した装着情報に基づいて複数の電子時計1を順位付けし、順位付けの結果を示す情報を表示部24に表示させることとしたが、装着情報の取得方法はこれに限定されない。例えば、入力部23からの手入力により装着情報を取得することとしてもよい。
【0119】
また、上記実施形態では、制御部21は、取得した装着情報に基づいてユーザが所有する複数の電子時計1を順位付けし、順位付けの結果を示すランキングを表示部24に表示させることとしたが、順位付けをせずに、複数の電子時計1の装着情報を並べて表示部24に表示することとしてもよい。複数の電子時計1の装着情報を並べて表示部24に表示することでも、よく使用している電子時計1、あまり使用していない電子時計1等の、複数の電子時計1の装着状況をユーザが容易に把握することが可能となる。なお、表示する装着情報は、識別情報と装着時間が含まれていればよく、全ての項目の情報を表示する必要はない。
【0120】
また、電子時計1のソーラー発電量についても電子時計1から取得し、ソーラー発電量により順位付けしたランキングについても表示することとしてもよい。
【0121】
また、上記実施形態では、1人のユーザが複数所有する電子時計1について情報処理装置2が装着情報を取得して、情報処理装置2の表示部24にランキング表示画面241等を表示するようにしたが、これに限定されるものではない。例えば、情報処理装置2は、複数のユーザそれぞれが複数所有する電子時計1から装着情報を取得し、表示部24に複数のユーザが所有する電子時計1に関する装着情報を表示するようにしてもよい。この場合、情報処理装置2は、装着情報と共に、複数のユーザそれぞれを識別するユーザ識別情報を通信部27等を介して取得する。そして、情報処理装置2は、装着情報と装着情報に対応するユーザ識別情報とを対応付けて、表示部24に表示する。これにより、ユーザは、複数のユーザが所有している電子時計1の装着情報を確認することができる。また、1つのモデルの電子時計1を複数のユーザで使用した場合、情報処理装置2は、複数のユーザそれぞれの装着情報を表示部24に表示してもよい。この場合、電子時計1は、装着したユーザを識別するために、IDやパスワードの入力を求めたり、図示しない指紋認証等の個人認証部を利用してユーザを識別し、識別されたユーザに対応する識別情報(ID等)を、情報処理装置2に送信すればよい。
【0122】
また、上記の説明では、本発明に係るプログラムのコンピュータ読み取り可能な媒体として半導体メモリやHDD等を使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、CD-ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も適用される。
【0123】
以上、本発明の実施形態や変形例を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施形態や変形例等に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
制御部と、表示部と、を備える情報処理装置における装着管理方法であって、
前記制御部は、
管理対象の複数の対象物について、その対象物の識別情報及びその対象物が装着された時間を示す情報を含む装着情報を取得し、
複数の前記対象物についての装着情報を前記表示部に表示させる、
装着管理方法。
<請求項2>
前記情報処理装置は、通信部を備え、
前記制御部は、前記通信部により前記装着情報を取得する、請求項1に記載の装着管理方法。
<請求項3>
前記制御部は、複数の前記対象物についての装着情報に基づいて、複数の前記対象物を順位付けし、順位付けの結果を示す情報を前記表示部に表示させる、請求項1に記載の装着管理方法。
<請求項4>
前記制御部は、複数の前記対象物を装着された時間が長い順に順位付けする、請求項3に記載の装着管理方法。
<請求項5>
前記制御部は、複数の前記対象物の画像を前記対象物の識別情報と対応付けて前記順位付けされた順に並べて前記表示部に表示させる、請求項3に記載の装着管理方法。
<請求項6>
前記制御部は、さらに、複数の前記対象物のそれぞれが装着された時間の長さを示す表示を、それぞれの対象物の特徴的な色で前記表示部に表示させる、請求項1に記載の装着管理方法。
<請求項7>
前記装着情報は、前記対象物が装着された曜日の情報を含み、
前記制御部は、さらに、複数の前記対象物の前記装着情報に含まれる曜日及び/又は装着された時間を示す情報に基づいて、複数の前記対象物の中から装着を推奨する対象物を決定し、決定した対象物のレコメンド情報を前記表示部に表示させる請求項1に記載の装着管理方法。
<請求項8>
前記制御部は、さらに、複数の前記対象物が、装着された時間の長さに応じて予めランク付けされた複数の収納部に分類して収納された画像を前記表示部に表示させる、請求項1に記載の装着管理方法。
<請求項9>
複数の前記対象物は、一のユーザが所有するものであり、
前記制御部は、さらに、他のユーザが所有する複数の前記対象物を装着された時間に基づいて順位付けした結果を取得し、前記ユーザの複数の前記対象物の順位付けの結果と前記他のユーザの複数の前記対象物の順位付けの結果を並べて前記表示部に表示させる、請求項3に記載の装着管理方法。
<請求項10>
前記制御部は、さらに、複数の前記対象物のうち指定された前記対象物が装着された状態の画像である装着画像を前記表示部に表示させる、請求項1に記載の装着管理方法。
<請求項11>
前記制御部は、前記装着画像として前記対象物が他のユーザに装着された状態の画像を前記表示部に表示させる、請求項10に記載の装着管理方法。
<請求項12>
前記制御部は、前記他のユーザが身に着けている服が含まれる前記装着画像を前記表示部に表示させる、請求項11に記載の装着管理方法。
<請求項13>
管理対象の複数の対象物について、その対象物の識別情報及びその対象物が装着された時間を示す情報を含む装着情報を取得し、複数の前記対象物についての装着情報を表示部に表示させる制御部、
を備える情報処理装置。
<請求項14>
コンピュータを、
管理対象の複数の対象物について、その対象物の識別情報及びその対象物が装着された時間を示す情報を含む装着情報を取得し、複数の前記対象物についての装着情報を表示部に表示させる制御部、
として機能させるためのプログラム。
【符号の説明】
【0124】
100 装着管理システム
1 電子時計
11 制御部
12 記憶部
13 入力部
14 表示部
15 センサ部
16 計時部
17 通信部
18 電源部
19 バス
2 情報処理装置
21 制御部
22 記憶部
221 装着管理アプリ
222 製品表示用テーブル
23 入力部
24 表示部
25 撮影部
26 電源部
27 通信部
28 バス