(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024166194
(43)【公開日】2024-11-28
(54)【発明の名称】他のチャットルームで生産されたコンテンツを共有する方法、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
H04L 51/04 20220101AFI20241121BHJP
H04L 51/02 20220101ALI20241121BHJP
H04L 51/21 20220101ALI20241121BHJP
G06F 3/0484 20220101ALI20241121BHJP
【FI】
H04L51/04
H04L51/02
H04L51/21
G06F3/0484
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024086218
(22)【出願日】2024-05-28
(31)【優先権主張番号】10-2023-0062862
(32)【優先日】2023-05-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】516014409
【氏名又は名称】ライン プラス コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】LINE Plus Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100229448
【弁理士】
【氏名又は名称】中槇 利明
(72)【発明者】
【氏名】チョン,チェウォン
(72)【発明者】
【氏名】クォン、スンヒョン
(72)【発明者】
【氏名】チョン,ダウン
(72)【発明者】
【氏名】チョ,ソヒョン
(72)【発明者】
【氏名】カン,ソンヨン
(72)【発明者】
【氏名】コ,ユジン
(72)【発明者】
【氏名】ユン,デウン
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA26
5E555AA61
5E555BA02
5E555BA04
5E555BB02
5E555BB04
5E555BC17
5E555BD01
5E555CA12
5E555DB20
5E555DB41
5E555DB53
5E555DC04
5E555FA00
(57)【要約】
【課題】他のチャットルームで生産されたコンテンツを共有する方法、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】コンテンツ共有方法は、オープンチャットに設定された他のオープンチャットのコンテンツとして、前記他のオープンチャットのチャットルーム内のメッセージに基づいて生成されたコンテンツを受信する段階、および前記オープンチャットの少なくとも1つの画面を通じて、前記他のオープンチャットのコンテンツを提供する段階を含む。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータ装置で実行されるコンテンツ共有方法であって、
前記コンピュータ装置は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、
前記コンテンツ共有方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、オープンチャットに設定された他のオープンチャットのコンテンツとして、前記他のオープンチャットのチャットルーム内のメッセージに基づいて生成されたコンテンツを受信する段階、および
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記オープンチャットの少なくとも1つの画面を通じて、前記他のオープンチャットのコンテンツを提供する段階
を含む、コンテンツ共有方法。
【請求項2】
前記提供する段階は、
前記オープンチャットのチャットルームまたはメイン画面のうちの少なくとも1つの画面上に、前記他のオープンチャットのコンテンツを表示する段階
を含む、請求項1に記載のコンテンツ共有方法。
【請求項3】
前記受信する段階は、
前記オープンチャットの管理者(admin)によって招待されたコンテンツボット(content bot)を利用して、前記他のオープンチャットのコンテンツを受信すること
を特徴とする、請求項1に記載のコンテンツ共有方法。
【請求項4】
前記提供する段階は、
前記オープンチャットのチャットルームを通じて、前記他のオープンチャットのコンテンツを前記コンテンツボットの会話メッセージの形態で表示する段階
を含む、請求項3に記載のコンテンツ共有方法。
【請求項5】
前記受信する段階は、
前記オープンチャットの管理者によってサブスクリプション(subscription)が設定された前記他のオープンチャットのコンテンツを受信すること
を特徴とする、請求項1に記載のコンテンツ共有方法。
【請求項6】
前記提供する段階は、
前記オープンチャットのメイン画面上の特定の空間に、前記他のオープンチャットのコンテンツをリストビュー(list view)またはグリッドビュー(grid view)で提供すること
を特徴とする、請求項5に記載のコンテンツ共有方法。
【請求項7】
前記提供する段階は、
前記リストビューまたは前記グリッドビューに含まれる前記他のオープンチャットのコンテンツを順に連続ブラウジングする形態で表示する段階
を含む、請求項6に記載のコンテンツ共有方法。
【請求項8】
前記他のオープンチャットのコンテンツは、前記他のオープンチャットのチャットルームに含まれるメッセージのうちから選択された主要メッセージを利用して生成されること
を特徴とする、請求項1に記載のコンテンツ共有方法。
【請求項9】
前記主要メッセージは、前記他のオープンチャットのチャットルーム内の同一時間帯の同時参加者数とメッセージ数、平均滞在時間、およびメッセージに含まれるキーワードのうちの少なくとも1つに基づいて選択されること
を特徴とする、請求項8に記載のコンテンツ共有方法。
【請求項10】
前記主要メッセージは、前記他のオープンチャットのチャットルームに参加中のユーザの平均ビュータイム(view time)に基づいて選択されること
を特徴とする、請求項8に記載のコンテンツ共有方法。
【請求項11】
請求項1~10のうちのいずれか一項に記載のコンテンツ共有方法をコンピュータ装置に実行させるために非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録される、コンピュータプログラム。
【請求項12】
コンピュータ装置であって、
メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサ
を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
オープンチャットに設定された他のオープンチャットのコンテンツとして、前記他のオープンチャットのチャットルーム内のメッセージに基づいて生成されたコンテンツを受信する過程、および
前記オープンチャットの少なくとも1つの画面を通じて、前記他のオープンチャットのコンテンツを提供する過程
を処理する、コンピュータ装置。
【請求項13】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記オープンチャットのチャットルームまたはメイン画面のうちの少なくとも1つの画面上に、前記他のオープンチャットのコンテンツを表示すること
を特徴とする、請求項12に記載のコンピュータ装置。
【請求項14】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記オープンチャットの管理者によって招待されたコンテンツボットを利用して、前記他のオープンチャットのコンテンツを受信すること
ことを特徴とする、請求項12に記載のコンピュータ装置。
【請求項15】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記オープンチャットのチャットルームを通じて、前記他のオープンチャットのコンテンツを前記コンテンツボットの会話メッセージの形態で表示すること
を特徴とする、請求項14に記載のコンピュータ装置。
【請求項16】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記オープンチャットの管理者によってサブスクリプションが設定された前記他のオープンチャットのコンテンツを受信すること
ことを特徴とする、請求項12に記載のコンピュータ装置。
【請求項17】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記オープンチャットのメイン画面上の特定の空間に、前記他のオープンチャットのコンテンツをリストビューまたはグリッドビューで提供すること
を特徴とする、請求項16に記載のコンピュータ装置。
【請求項18】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記リストビューまたは前記グリッドビューに含まれる前記他のオープンチャットのコンテンツを順に連続ブラウジングする形態で表示すること
ことを特徴とする、請求項17に記載のコンピュータ装置。
【請求項19】
前記他のオープンチャットのコンテンツは、前記他のオープンチャットのチャットルームに含まれるメッセージのうちから選択された主要メッセージを利用して生成されること
を特徴とする、請求項12に記載のコンピュータ装置。
【請求項20】
前記主要メッセージは、前記他のオープンチャットのチャットルーム内の同一時間帯の同時参加者数とメッセージ数、平均滞在時間、平均ビュータイム、およびメッセージに含まれるキーワードのうち少なくとも1つに基づいて選択されること
を特徴とする、請求項19に記載のコンピュータ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の説明は、オープンチャット(openchat)を通じてコンテンツを共有する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的なコミュニケーションツールであるインスタントメッセンジャー(instant messenger)は、メッセージやデータをリアルタイムで送受信するためのソフトウェアであって、ユーザがメッセンジャー上にトークの相手を登録し、トークリストに登録された相手とリアルタイムでメッセージをやり取りすることができる。
【0003】
このようなメッセンジャー機能の使用は、PCはもちろん、移動通信端末のモバイル環境でも普遍化している。
【0004】
例えば、特許文献1(公開日2002年9月30日)には、携帯端末機にインストールされたモバイルメッセンジャー間にメッセンジャーサービスを提供することができる、無線通信網を利用した携帯端末機のモバイルメッセンジャーサービスシステムおよび方法が開示されている。
【0005】
インスタントメッセンジャーの利用が普及しながらインスタントメッセンジャーを通じて提供される機能もどんどん多様化しているが、電話番号やIDなどの個人情報を共有しなくても、リンクを利用してチャットに参加することができるオープンチャット機能が提供されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】韓国特許出願公開第10-2002-0074304号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
オープンチャット内で主要メッセージを選択して、共有可能な形態のコンテンツとして生産することができる。
【0008】
オープンチャットの多様な画面を通じて、他のオープンチャットで生産されたコンテンツを共有することができる。
【0009】
オープンチャットに招待されたボットを利用して、他のオープンチャットで生産されたコンテンツを提供することができる。
【0010】
オープンチャットのメイン画面内の特定の空間を通じて、他のオープンチャットで生産されたコンテンツを提供することができる。
【課題を解決するための手段】
【0011】
コンピュータ装置で実行されるコンテンツ共有方法であって、前記コンピュータ装置は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記コンテンツ共有方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、オープンチャットに設定された他のオープンチャットのコンテンツとして、前記他のオープンチャットのチャットルーム内のメッセージに基づいて生成されたコンテンツを受信する段階、および前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記オープンチャットの少なくとも1つの画面を通じて、前記他のオープンチャットのコンテンツを提供する段階を含む、コンテンツ共有方法を提供する。
【0012】
一側面によると、前記提供する段階は、前記オープンチャットのチャットルームまたはメイン画面のうちの少なくとも1つの画面上に、前記他のオープンチャットのコンテンツを表示する段階を含んでよい。
【0013】
他の側面によると、前記受信する段階は、前記オープンチャットの管理者(admin)によって招待されたコンテンツボット(content bot)を利用して、前記他のオープンチャットのコンテンツを受信してよい。
【0014】
また他の側面によると、前記提供する段階は、前記オープンチャットのチャットルームを通じて、前記他のオープンチャットのコンテンツを前記コンテンツボットの会話メッセージの形態で表示する段階を含んでよい。
【0015】
また他の側面によると、前記受信する段階は、前記オープンチャットの管理者によってサブスクリプション(subscription)が設定された前記他のオープンチャットのコンテンツを受信してよい。
【0016】
また他の側面によると、前記提供する段階は、前記オープンチャットのメイン画面上の特定の空間に、前記他のオープンチャットのコンテンツをリストビュー(list view)またはグリッドビュー(grid view)で提供してよい。
【0017】
また他の側面によると、前記提供する段階は、前記リストビューまたは前記グリッドビューに含まれる前記他のオープンチャットのコンテンツを順に連続ブラウジングする形態で表示する段階を含んでよい。
【0018】
また他の側面によると、前記他のオープンチャットのコンテンツは、前記他のオープンチャットのチャットルームに含まれるメッセージのうちから選択された主要メッセージを利用して生成されてよい。
【0019】
また他の側面によると、前記主要メッセージは、前記他のオープンチャットのチャットルーム内の同一の時間帯の同時参加者数とメッセージ数、平均滞在時間、およびメッセージに含まれるキーワードのうちの少なくとも1つに基づいて選択されてよい。
【0020】
さらに他の側面によると、前記主要メッセージは、前記他のオープンチャットのチャットルームに参加中のユーザの平均ビュータイム(view time)に基づいて選択されてよい。
【0021】
前記コンテンツ共有方法を前記コンピュータ装置に実行させるために非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録される、コンピュータプログラムを提供する。
【0022】
コンピュータ装置であって、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記少なくとも1つのプロセッサは、オープンチャットに設定された他のオープンチャットのコンテンツとして、前記他のオープンチャットのチャットルーム内のメッセージに基づいて生成されたコンテンツを受信する過程、および前記オープンチャットの少なくとも1つの画面を通じて、前記他のオープンチャットのコンテンツを提供する過程を処理する、コンピュータ装置を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。
【
図2】本発明の一実施形態における、コンピュータ装置の一例を示したブロック図である。
【
図3】本発明の一実施形態における、コンピュータ装置が実行することができる方法の一例を示したフローチャートである。
【
図4】本発明の一実施形態における、チャットルーム内のメッセージを利用して第1類型チャットルームコンテンツを生成する過程を説明するための例示図である。
【
図5】本発明の一実施形態における、チャットルーム内のメッセージを利用して第1類型チャットルームコンテンツを生成する過程を説明するための例示図である。
【
図6】本発明の一実施形態における、チャットルーム内のメッセージを利用して第1類型チャットルームコンテンツを生成する過程を説明するための例示図である。
【
図7】本発明の一実施形態における、オープンチャットを通じて、他のオープンチャットのコンテンツである第2類型チャットルームコンテンツを共有する過程を説明するための例示図である。
【
図8】本発明の一実施形態における、オープンチャットを通じて、他のオープンチャットのコンテンツである第2類型チャットルームコンテンツを共有する過程を説明するための例示図である。
【
図9】本発明の一実施形態における、オープンチャットを通じて、他のオープンチャットのコンテンツである第2類型チャットルームコンテンツを共有する過程を説明するための例示図である。
【
図10】本発明の一実施形態における、オープンチャットを通じて、他のオープンチャットのコンテンツである第2類型チャットルームコンテンツを共有する過程を説明するための例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照しながら詳しく説明する。
【0025】
本発明の実施形態では、オープンチャットを利用してコンテンツを共有する技術について説明する。
【0026】
本明細書で具体的に開示される事項を含む実施形態は、オープンチャットの多様な画面を通じて他のオープンチャットで生産されたコンテンツを共有することで、オープンチャットのサブスクリプションおよびサービスの活性化を誘導することを目的とする。
【0027】
本発明の実施形態に係るコンテンツ共有システムは、少なくとも1つのコンピュータ装置によって実現されてよく、本発明の実施形態に係るコンテンツ共有方法は、コンテンツ共有システムに含まれる少なくとも1つのコンピュータ装置によって実行されてよい。このとき、コンピュータ装置においては、一実施形態に係るコンピュータプログラムがインストールされて実行されてよく、コンピュータ装置は、実行されたコンピュータプログラムの制御にしたがって実施形態に係るコンテンツ共有方法を実行してよい。上述したコンピュータプログラムは、コンピュータ装置と結合してコンテンツ共有方法をコンピュータに実行させるためにコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0028】
図1は、本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。
図1のネットワーク環境は、複数の電子機器110、120、130、140、複数のサーバ150、160、およびネットワーク170を含む例を示している。このような
図1は、発明の説明のための一例に過ぎず、電子機器の数やサーバの数が
図1のように限定されることはない。また、
図1のネットワーク環境は、本実施形態に適用可能な環境のうちの一例を説明したものに過ぎず、本実施形態に適用可能な環境が
図1のネットワーク環境に限定されることはない。
【0029】
複数の電子機器110、120、130、140は、コンピュータ装置によって実現される固定端末や移動端末であってよい。複数の電子機器110、120、130、140の例としては、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーション、PC(personal computer)、ノート型PC、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistant)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレットなどがある。一例として、
図1では、電子機器110の例としてスマートフォンを示しているが、本発明の実施形態において、電子機器110は、実質的に無線または有線通信方式を利用し、ネットワーク170を介して他の電子機器120、130、140および/またはサーバ150、160と通信することのできる多様な物理的なコンピュータ装置のうちの1つを意味してよい。
【0030】
通信方式が限定されることはなく、ネットワーク170が含むことのできる通信網(一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網)を利用する通信方式だけではなく、機器間の近距離無線通信が含まれてもよい。例えば、ネットワーク170は、PAN(personal area network)、LAN(local area network)、CAN(campus area network)、MAN(metropolitan area network)、WAN(wide area network)、BBN(broadband network)、インターネットなどのネットワークのうちの1つ以上の任意のネットワークを含んでよい。さらに、ネットワーク170は、バスネットワーク、スターネットワーク、リングネットワーク、メッシュネットワーク、スター-バスネットワーク、ツリーまたは階層的ネットワークなどを含むネットワークトポロジのうちの任意の1つ以上を含んでもよいが、これらに限定されることはない。
【0031】
サーバ150、160それぞれは、複数の電子機器110、120、130、140とネットワーク170を介して通信して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供する1つ以上のコンピュータ装置によって実現されてよい。例えば、サーバ150は、ネットワーク170を介して接続した複数の電子機器110、120、130、140にサービス(一例として、メッセンジャーサービスなど)を提供するシステムであってよい。
【0032】
図2は、本発明の一実施形態における、コンピュータ装置の例を示したブロック図である。上述した複数の電子機器110、120、130、140それぞれやサーバ150、160それぞれは、
図2に示したコンピュータ装置200によって実現されてよい。
【0033】
このようなコンピュータ装置200は、
図2に示すように、メモリ210、プロセッサ220、通信インタフェース230、および入力/出力インタフェース240を含んでよい。メモリ210は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、およびディスクドライブのような永続的大容量記録装置を含んでよい。ここで、ROMやディスクドライブのような永続的大容量記録装置は、メモリ210とは区分される別の永続的記録装置としてコンピュータ装置200に含まれてもよい。また、メモリ210には、オペレーティングシステムと、少なくとも1つのプログラムコードが記録されてよい。このようなソフトウェア構成要素は、メモリ210とは別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からメモリ210にロードされてよい。このような別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、フロッピー(登録商標)ドライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含んでよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体ではない通信インタフェース230を通じてメモリ210にロードされてもよい。例えば、ソフトウェア構成要素は、ネットワーク170を介して受信されるファイルによってインストールされるコンピュータプログラムに基づいてコンピュータ装置200のメモリ210にロードされてよい。
【0034】
プロセッサ220は、基本的な算術、ロジック、および入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてよい。命令は、メモリ210または通信インタフェース230によって、プロセッサ220に提供されてよい。例えば、プロセッサ220は、メモリ210のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって受信される命令を実行するように構成されてよい。
【0035】
通信インタフェース230は、ネットワーク170を介してコンピュータ装置200が他の装置(一例として、上述した記録装置)と互いに通信するための機能を提供してよい。一例として、コンピュータ装置200のプロセッサ220がメモリ210のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって生成した要求や命令、データ、ファイルなどが、通信インタフェース230の制御にしたがってネットワーク170を介して他の装置に伝達されてよい。これとは逆に、他の装置からの信号や命令、データ、ファイルなどが、ネットワーク170を経てコンピュータ装置200の通信インタフェース230を通じてコンピュータ装置200に受信されてよい。通信インタフェース230を通じて受信された信号や命令、データなどは、プロセッサ220やメモリ210に伝達されてよく、ファイルなどは、コンピュータ装置200がさらに含むことのできる記録媒体(上述した永続的記録装置)に記録されてよい。
【0036】
入力/出力インタフェース240は、入力/出力装置250とのインタフェースのための手段であってよい。例えば、入力装置は、マイク、キーボード、またはマウスなどの装置を、出力装置は、ディスプレイ、スピーカのような装置を含んでよい。他の例として、入力/出力インタフェース240は、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに統合された装置とのインタフェースのための手段であってもよい。入力/出力装置250は、コンピュータ装置200と1つの装置で構成されてもよい。
【0037】
また、他の実施形態において、コンピュータ装置200は、
図2の構成要素よりも少ないか多くの構成要素を含んでもよい。しかし、大部分の従来技術的構成要素を明確に図に示す必要はない。例えば、コンピュータ装置200は、上述した入力/出力装置250のうちの少なくとも一部を含むように実現されてもよいし、トランシーバ、データベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもよい。
【0038】
以下では、他のチャットルームで生産されたコンテンツを共有する方法および装置の具体的な実施形態について説明する。
【0039】
本明細書において、ソーシャルプラットフォームとは、メッセンジャーや各種コミュニティなどのソーシャルネットワークサービスはもちろん、ソーシャルネットワークサービス内のユーザのプロフィール情報や友達関係などのリソースを活用する各種サービスを提供するサービスプラットフォームを意味してよい。
【0040】
以下の実施形態では、メッセンジャーをソーシャルプラットフォームの代表的な例として説明する。
【0041】
本明細書において、オープンチャットとは、関心事をテーマにして複数のユーザが会話を楽しむチャットサービスであって、電話番号やIDなどを利用した友達追加過程を経なくても、URLのようなリンクを介してすぐにチャットすることができるコミュニティサービスを意味する。オープンチャットリンクは、リンクをクリックするとすぐにチャットを始めることができるようにメッセンジャーが自動で起動して該当のチャットルームに入ることができる機能を含んでよい。
【0042】
本実施形態では、オープンチャットのチャットルームやメイン画面などの多様な画面を通じて、他のオープンチャットで生産されたコンテンツを共有することができる。
【0043】
本実施形態に係るコンピュータ装置200は、クライアント(client)を対象に、クライアント上にインストールされた専用アプリケーションやコンピュータ装置200と関連するウェブ/モバイルサイトへの接続によってメッセンジャーサービスを提供してよい。コンピュータ装置200には、コンピュータで実現されたコンテンツ共有システムが構成されてよい。一例として、コンテンツ共有システムは、独立的に動作するプログラム形態で実現されてもよいし、特定のアプリケーションのイン-アプリ(in-app)形態で構成されて前記特定のアプリケーション上で動作が可能となるように実現されてもよい。
【0044】
コンピュータ装置200のプロセッサ220は、以下で説明するコンテンツ共有方法を実行するための構成要素によって実現されてよい。実施形態によって、プロセッサ220の構成要素は、選択的にプロセッサ220に含まれても除外されてもよい。また、実施形態によって、プロセッサ220の構成要素は、プロセッサ220の機能の表現のために分離されても併合されてもよい。
【0045】
このようなプロセッサ220およびプロセッサ220の構成要素は、以下で説明するコンテンツ共有方法に含まれる段階を実行するようにコンピュータ装置200を制御してよい。例えば、プロセッサ220およびプロセッサ220の構成要素は、メモリ210が含むオペレーティングシステムのコードと、少なくとも1つのプログラムのコードとによる命令(instruction)を実行するように実現されてよい。
【0046】
ここで、プロセッサ220の構成要素は、コンピュータ装置200に記録されたプログラムコードが提供する命令にしたがってプロセッサ220によって実行される、互いに異なる機能(different functions)の表現であってよい。
【0047】
プロセッサ220は、コンピュータ装置200の制御と関連する命令がロードされたメモリ210から必要な命令を読み取ってよい。この場合、前記読み取られた命令は、プロセッサ220が以下で説明する段階を実行するように制御するための命令を含んでよい。
【0048】
以下で説明するコンテンツ共有方法に含まれる段階は、図に示したものとは異なる順序で実行されてもよいし、段階のうちの一部が省略されたり追加の過程がさらに含まれたりしてもよい。
【0049】
コンテンツ共有方法に含まれる段階は、クライアントで実行されてよいが、実施形態によっては、段階のうちの少なくとも一部がサーバ150で実行されることも可能である。
【0050】
図3は、本発明の一実施形態における、コンピュータ装置が実行することができる方法の一例を示したフローチャートである。
【0051】
図3を参照すると、段階310で、プロセッサ220は、ユーザがメンバーとして参加するオープンチャットを対象に、オープンチャットのチャットルームに含まれるメッセージのうちから関与度、人気度、または情報性などが高い主要メッセージを選択し、2次コンテンツとして自身のチャットルームコンテンツ(以下、「第1類型チャットルームコンテンツ」とする)を生産してよい。
【0052】
このとき、プロセッサ220は、チャットルームから導き出すことが可能な情報、例えば、同時参加者数やメッセージ数、滞在時間(例えば、チャットルームから出た時間からチャットルームに入った時間を引いた時間値)、メッセージに含まれるキーワードなどを利用して主要メッセージを選択してよい。一例として、プロセッサ220は、同一時間帯にチャットルームに参加(接続)中のユーザの数が閾値以上となる時点、同一時間帯にメッセージの数が閾値以上に急増する時点、またはチャットルームに参加中の各ユーザの平均滞在時間が閾値以上となる時点を基準にして、少なくとも1つのメッセージを主要メッセージとして選択してよい。他の例として、プロセッサ220は、情報性の側面においてユーザに有用なメッセージである可能性が高いメッセージであるとしてオープンチャットの管理者(admin)が事前に設定したキーワードを含むメッセージを選択してよい。オープンチャットのチャットルームに対する設定によって管理者が関心のある少なくとも1つ以上のキーワードを事前設定してよく、プロセッサ220は、チャットルームに含まれるメッセージのうちから、管理者によって設定された特定のキーワードが含まれるメッセージを主要メッセージとして選択してよい。オープンチャットの管理者によって直接設定されたキーワードの他にも、チャットルームのカテゴリとマッチするキーワードを利用して主要メッセージを選択することも可能である。また他の例として、プロセッサ220は、チャットルーム内の会話パターンを分析して、高い話題性を有する話題を抽出してよく、この話題とマッチするメッセージを主要メッセージとして選択してよい。単位時間を周期として、チャットルームで話題となった単語を少なくとも1つ以上抽出した後、チャットルームに含まれるメッセージ別に、トピックの確率分布を利用して、一定のレベルを超えた単語を高い話題性を有するトピックとして判断してよい。プロセッサ220は、チャットルームに含まれるメッセージのうちから、各トピックと同一あるいは類似するキーワードが含まれるメッセージを主要メッセージとして選択してよい。また他の例として、プロセッサ220は、チャットルームに参加中のユーザのビュータイム(view time)をトラッキングし、平均に比べて一定の割合以上の高いビューを有する領域のメッセージを主要メッセージとして選択してよい。また他の例として、プロセッサ220は、チャットルームに参加する他のユーザのリアクション(reaction)に基づいて主要メッセージを選択してよい。例えば、プロセッサ220は、オープンチャットのチャットルームに含まれるメッセージのうちから、他のユーザからの「いいね」、メンション(mention)、リプライ(reply)、コメント(comment)、共有(share)、キャプチャ(capture)、キープ(keep)などのような肯定的なリアクションが定められた条件を満たすメッセージを主要メッセージとして選択してよい。さらに他の例として、プロセッサ220は、オープンチャットのチャットルーム内の会話パターンを分析し、チャットルームに含まれるメッセージのうちから、他のユーザ同士が質疑応答としてやり取りしたメッセージを主要メッセージとして選択してもよい。
【0053】
プロセッサ220は、オープンチャットのチャットルームに含まれるメッセージのうちから、互いに異なるタイムスタンプのメッセージを主要メッセージとして選択してよい。このとき、プロセッサ220は、各主要メッセージを、一定の時間間隔があくように保証してよい。例えば、次の主要メッセージを選択するときに、前の主要メッセージのタイムスタンプから5分が経過したメッセージのうちから次の主要メッセージを選択してよい。タイムスタンプがt(n)(n>=0である整数)である主要メッセージとt(n+1)である主要メッセージの間に5分以上の時間間隔を保証してよい。実施形態によっては、各主要メッセージを、一定の件数以上のメッセージがあくように保証してよい。例えば、次の主要メッセージを選択するときに、前の主要メッセージから100件のメッセージをあけて次の主要メッセージを選択してよい。タイムスタンプがt(n)である主要メッセージとt(n+1)である主要メッセージの間隔として100件以上のメッセージを保証してよい。
【0054】
上述した主要メッセージの選択過程は、クライアント側で実行されてよいが、メッセージの選択方式によっては、サーバ150で主要メッセージを選択し、選択されたメッセージ情報をクライアントに伝達することも可能である。
【0055】
プロセッサ220は、チャットルームで選択された主要メッセージを、オープンチャットの多様な画面を通じて共有することが可能な形態の第1類型チャットルームコンテンツとして生成してよい。一例として、プロセッサ220は、オープンチャット内の主要メッセージが含まれる領域を画面キャプチャするなどして、主要メッセージをイメージ形態でコンテンツ化してよい。他の例として、プロセッサ220は、チャットルーム内の主要メッセージが含まれる領域を画面録画するなどして、主要メッセージをビデオの形態でコンテンツ化してよい。ビデオ形態の第1類型チャットルームコンテンツは、画面録画方式の他にも、アニメーションやエフェクトのようなグラフィック技術を利用して主要メッセージを時間順に表示するGIF(graphics interchange format)などの多様な類型のコンテンツで生成されてよい。
【0056】
段階320で、プロセッサ220は、ユーザがメンバーとして参加するオープンチャットに対して、オープンチャットのチャットルームに含まれる主要メッセージをコンテンツ化して生産した第1類型チャットルームコンテンツをサーバ150にアップロードしてよい。このとき、サーバ150は、オープンチャットごとに、各オープンチャットのチャットルーム内の主要メッセージとして生産された第1類型チャットルームコンテンツを該当となるオープンチャットと関連付けて管理してよい。
【0057】
段階330で、プロセッサ220は、ユーザがメンバーとして参加するオープンチャットに対して、このオープンチャットに設定された他のオープンチャットのチャットルーム内の主要メッセージとして生産されたコンテンツ(以下、「第2類型チャットルームコンテンツ」とする)をサーバ150から受信してよい。第2類型チャットルームコンテンツ生成過程も、上述した第1類型チャットルームコンテンツ生成過程と同じである。一例として、オープンチャットの管理者は、他のオープンチャットのコンテンツである第2類型チャットルームコンテンツを提供するためのボット(bot)(以下、「コンテンツボット」とする)を自身のオープンチャットに招待してよい。このとき、コンテンツボットは、管理者の招待によって管理者のオープンチャットに参加している状態において、周期的あるいは予め定められた規則(例えば、ユーザがチャットルームでコンテンツボットを選択する入力があった場合など)にしたがって、他のオープンチャットのコンテンツである第2類型チャットルームコンテンツをサーバ150から読み込んでよい。一実施形態によると、管理者の招待などによってコンテンツボットがチャットルームに参加する場合、管理者またはチャットルームメンバーによる個別の他の入力がなくても、チャットルームメンバーが関心を持つものと思われるコンテンツがコンテンツボットによって推薦されるようにしてよい。このとき、コンテンツボットは、オープンチャット名、オープンチャットのチャットルーム名、オープンチャットのカテゴリ、オープンチャットメンバーに対する分析、および/またはオープンチャットルームのメッセージ内容の分析結果のうちの少なくとも1つに基づいて他のオープンチャットまたは他のオープンチャットルームを決定し、決定された他のオープンチャットおよび/またはオープンチャットルームによって生成されたコンテンツを推薦してよい。または、コンテンツボットは、オープンチャット名、オープンチャットのチャットルーム名、オープンチャットのカテゴリ、オープンチャットメンバーに対する分析、および/またはオープンチャットチャットルーム内のメッセージ内容の分析結果の少なくとも1つに基づいて、他のオープンチャットおよび/またはオープンチャットチャットルームによって生成されたコンテンツを選択して推薦してよい。他の例として、オープンチャットの管理者は、自身のオープンチャットと関連して、類似するテーマや関心のある他のオープンチャットに対するサブスクリプション(subscription)を設定してよく、このとき、プロセッサ220は、ユーザがメンバーとして参加するオープンチャットにサブスクリプションが設定された他のオープンチャットのコンテンツである第2類型チャットルームコンテンツをサーバ150から読み込んでよい。
【0058】
段階340で、プロセッサ220は、ユーザがメンバーとして参加するオープンチャットの少なくとも1つの画面を通じて、段階330で受信した第2類型チャットルームコンテンツを表示してよい。このとき、プロセッサ220は、オープンチャットに参加中のコンテンツボットを利用して第2類型チャットルームコンテンツを受信した場合、このオープンチャットのチャットルームを通じて、コンテンツボットのメッセージの形態で第2類型チャットルームコンテンツを表示してよい。オープンチャットのチャットルーム内において、第2類型チャットルームコンテンツは、コンテンツボットの会話メッセージの形態で提供されてよく、どのオープンチャットのコンテンツであるかを識別することができるようにコンテンツの出所となるオープンチャット情報をともに提供してよい。また、プロセッサ220は、サブスクリプション設定によって第2類型チャットルームコンテンツを受信した場合、オープンチャットのメイン画面にリスト(list)の形態で表示してよい。オープンチャットのメイン画面には第2類型チャットルームコンテンツを表示するためのコンテンツ専用掲示板のような特定の空間が含まれてよい。プロセッサ220は、オープンチャットのメイン画面上の特定の空間に、第2類型チャットコンテンツに該当するアイテムをリストの形態で表示してよく、リストに含まれる第2類型チャットコンテンツが連続的にブラウジングされるUXで提供してよい。オープンチャットメイン画面内の特定の空間上に第2類型チャットルームコンテンツをリストビュー(list view)で提供する以外にも、グリッドビュー(grid view)などの多様なビューモードで提供することが可能である。
【0059】
したがって、プロセッサ220は、オープンチャット内の主要メッセージを選択して他のオープンチャットを通じて共有可能なコンテンツを生産することができ、ユーザがメンバーとして参加するオープンチャットの画面を通じて、ユーザが未参加の状態であるが関心がありそうな他のオープンチャットのコンテンツである第2類型チャットルームコンテンツを提供することができる。
【0060】
以下では、ユーザがメンバーとして参加していないオープンチャットA、ユーザがメンバーとして参加しているオープンチャットBを仮定して説明する。
【0061】
図4~6は、本発明の一実施形態における、チャットルーム内のメッセージを利用して第1類型チャットルームコンテンツを生成する過程を説明するための例示図である。
【0062】
図4は、オープンチャットAのチャットルーム400を示している。オープンチャットAのチャットルーム400には、オープンチャットAに参加中のユーザ同士がやり取りしたメッセージ401が含まれてよい。メッセージ401は、テキスト、イメージ、オーディオ、スタンプ(または、絵文字など)、ドキュメントなど、チャットルームを通じて共有することが可能なすべてのタイプのメッセージが含まれてよい。
【0063】
図5を参照すると、プロセッサ220は、オープンチャットAのチャットルーム400に含まれるメッセージ401のうちから、関与度、人気度、または情報性などが高い主要メッセージ505を選択してよい。
【0064】
プロセッサ220は、同時参加者数やメッセージ数、滞在時間、メッセージに含まれるキーワードなどを利用して主要メッセージ505を選択してよい。例えば、プロセッサ220は、同一時間帯に瞬間接続者が多かったり、同一時間帯にメッセージが急増したり、各ユーザの平均滞在時間が長かった瞬間のメッセージを主要メッセージ505として決定してよい。
【0065】
他の例として、プロセッサ220は、メッセージ401に含まれるキーワードを利用して主要メッセージ505を選択することも可能である。例えば、オープンチャットAの管理者によって直接設定されたキーワードまたはオープンチャットAのカテゴリとマッチするキーワードが含まれるメッセージ401を、主要メッセージ505として分類してよい。
【0066】
実施形態によっては、オープンチャットAのチャットルーム400に参加中のユーザのビュータイムをトラッキングし、平均に比べて一定の割合以上に高いビューを示した領域のメッセージ401を主要メッセージ505として分類してよい。
【0067】
図6を参照すると、プロセッサ220は、オープンチャットAのチャットルーム400から選択された主要メッセージ505を、イメージまたはビデオ形態のコンテンツ610として生成してよい。例えば、プロセッサ220は、オープンチャットAのチャットルーム400内の主要メッセージ505が含まれる領域を画面キャプチャまたは画面録画などの方式によってコンテンツ化することによって、オープンチャットAの第1類型チャットルームコンテンツ610として生成してよい。
【0068】
したがって、プロセッサ220は、オープンチャットAのチャットルーム400内のメッセージ401のうちから主要メッセージ505を選択して、オープンチャットAの第1類型チャットルームコンテンツ610を生産することができる。
【0069】
図7~10は、本発明の一実施形態における、オープンチャットを通じて、他のオープンチャットのコンテンツである第2類型チャットルームコンテンツを共有する過程を説明するための例示図である。
【0070】
図7は、ユーザがメンバーとして参加するオープンチャットBのチャットルーム700を示している。オープンチャットBには、管理者による招待方式によってコンテンツボット701が会話参加メンバーとして含まれてよい。
【0071】
図7を参照すると、プロセッサ220は、コンテンツボット701を利用して、オープンチャットBのチャットルーム700に、オープンチャットBのコンテンツではない第2類型チャットルームコンテンツとして、オープンチャットAのチャットルームで生成されたコンテンツ610を表示してよい。コンテンツボット701は、定期的にあるいはオープンチャットBに参加中のユーザから要請があるときにサーバ150からオープンチャットAのコンテンツ610を読み込んで、オープンチャットBのチャットルーム700に表示してよい。
【0072】
このとき、オープンチャットAのコンテンツ610は、コンテンツボット701の会話メッセージの形態で表示されてよく、コンテンツの出所となるオープンチャット情報720がともに提供されてよい。オープンチャット情報720には、オープンチャットの登録を誘導するために、コンテンツの出所であるオープンチャットAと関連付けられたカバー(cover)概念のページ(以下、「カバーページ」とする)またはオープンチャットAのチャットルームに接続するためのリンク情報が含まれてよい。
【0073】
オープンチャットBに参加中のユーザは、コンテンツボット701を通じて、オープンチャットAのコンテンツ610を共有することができ、オープンチャット情報720に基づいて、どのオープンチャットのコンテンツであるかなどのオープンチャット識別情報を取得することができる。
【0074】
コンテンツボット701を会話参加メンバーとして追加したオープンチャットに限り、コンテンツボット701を通じて、第2類型チャットルームコンテンツであるオープンチャットAのコンテンツ610を提供することができる。
【0075】
コンテンツボット701を利用して第2類型チャットルームコンテンツを提供する以外にも、第2類型のチャットルームコンテンツをオープンチャットのメイン画面などの他の画面に表示することも可能である。
【0076】
図8は、ユーザがメンバーとして参加するオープンチャットBのメイン画面(以下、「オープンチャットBメイン画面」とする)800を示している。オープンチャットB(または、オープンチャットBのチャットルーム)の管理者がオープンチャットAに対するサブスクリプションを設定した状態であると仮定する。
【0077】
図8を参照すると、オープンチャットBのメイン画面800には、第2類型チャットルームコンテンツを表示するためのコンテンツ専用掲示板のような特定の空間810が含まれてよい。
【0078】
プロセッサ220は、オープンチャットBのメイン画面800上の特定の空間810に、第2類型チャットルームコンテンツに該当するアイテムをリストの形態で表示してよい。特定の空間810のコンテンツリストには、オープンチャットBでサブスクリプション中の他のオープンチャットのコンテンツが含まれてよく、このとき、オープンチャットAのコンテンツ610が含まれてよい。
【0079】
プロセッサ220は、特定の空間810のリストに含まれる第2類型チャットルームコンテンツを、連続的にブラウジングすることができるUXで提供してよい。例えば、
図9に示すように、プロセッサ220は、ユーザの要請にしたがい、第2類型チャットルームコンテンツブラウジング画面900を通じて、特定の空間810のリストに含まれる第2類型チャットルームコンテンツをコンテンツ生成時間順に表示してよい。このとき、コンテンツリストでは、ここ最近に生成された第2類型チャットルームコンテンツまたはユーザが選択した第2類型チャットルームコンテンツから順に表示されてよい。
【0080】
プロセッサ220は、ユーザの要請による第2類型チャットルームコンテンツブラウジング画面900を通じて、第2類型チャットルームコンテンツとしてオープンチャットAのコンテンツ610を表示してよい。プロセッサ220は、オープンチャットAのコンテンツ610が表示される時点に、コンテンツの出所となるオープンチャット情報920をともに提供してよい。オープンチャット情報920には、オープンチャットのサブスクリプションを誘導するために、コンテンツの出所であるオープンチャットAと関連付けられたカバーページまたはオープンチャットAのチャットルームに接続するためのリンク情報が含まれてよい。
【0081】
連続ブラウジング形態のインタフェースの他にも、コンテンツの出所に該当するオープンチャットまたはオープンチャットのチャットルームに移動する形態で第2類型チャットルームコンテンツを表示することも可能である。
【0082】
例えば、オープンチャットBのメイン画面800上の特定の空間810のコンテンツリストからオープンチャットAのコンテンツ610が選択される場合、
図10に示すように、オープンチャットAのチャットルーム400に移動してよい。このとき、プロセッサ220は、オープンチャットBのメイン画面800からオープンチャットAのチャットルーム400に移動し、オープンチャットAのコンテンツ610として生成された主要メッセージ505が含まれている領域に自動でスクロールしてよい。
【0083】
オープンチャットAのチャットルーム400に含まれるメッセージのうち、コンテンツ610に該当する主要メッセージ505は識別可能な形態で表示し、残りの領域のメッセージは非識別化して表示してよい。
【0084】
第2類型チャットルームコンテンツの確認のために移動したオープンチャットAのチャットルーム400には、以前のサービス画面であるオープンチャットBのメイン画面800に戻るためのバックボタン1001が含まれてよい。
【0085】
したがって、プロセッサ220は、コンテンツボット701をメンバーとして招待することにより、オープンチャットBのチャットルーム700を通じてオープンチャットAのコンテンツ610を共有することができ、実施形態によっては、サブスクリプション設定方式によって、オープンチャットBのメイン画面800を通じてオープンチャットAのコンテンツ610を共有することができる。
【0086】
このように、本発明の実施形態によると、オープンチャットの多様な画面を通じて他のオープンチャットで生産されたコンテンツを共有することで、オープンチャットのサブスクリプションおよびサービスの活性化を誘導することができる。このとき、本実施形態では、オープンチャットにコンテンツボットを招待したりサブスクリプション設定したりするなどの方法によってコンテンツ共有のための他のオープンチャットを設定することができ、このような設定によって第2類型チャットルームコンテンツを取得して共有することができる。
【0087】
上述した装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、および/またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)およびOS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを記録、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、1つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者であれば、処理装置が複数個の処理要素および/または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。
【0088】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、思うままに動作するように処理装置を構成したり、独立的または集合的に処理装置に命令したりしてよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、いかなる種類の機械、コンポーネント、物理装置、コンピュータ記録媒体または装置に具現化されてよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された状態で記録されたり実行されたりしてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0089】
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータ読み取り可能な媒体に記録されてよい。このとき、媒体は、コンピュータで実行可能なプログラムを継続して記録するものであってもよいし、実行またはダウンロードのために一時的に記録するものであってもよい。また、媒体は、単一または複数のハードウェアが結合した形態の多様な記録手段または格納手段であってよく、あるコンピュータシステムに直接接続する媒体はもちろん、ネットワーク上に分散して存在するものであってもよい。媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、および磁気テープのような磁気媒体、CD-ROM、DVDのような光媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令が記録されるように構成されたものであってよい。また、他の媒体の例として、アプリケーションを流通するアプリストアや、その他の多様なソフトウェアを供給したり流通したりするサイト、サーバなどで管理する記録媒体や格納媒体も含まれる。
【0090】
以上のように、実施形態を、限定された実施形態および図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
【0091】
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付の特許請求の範囲に属する。
【符号の説明】
【0092】
110、120、130、140:電子機器
150、160:サーバ
170:ネットワーク