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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024166351
(43)【公開日】2024-11-28
(54)【発明の名称】通信方法及び通信装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/1268 20230101AFI20241121BHJP
   H04W 72/23 20230101ALI20241121BHJP
   H04W 72/0453 20230101ALI20241121BHJP
   H04W 72/0457 20230101ALI20241121BHJP
   H04W 84/12 20090101ALI20241121BHJP
【FI】
H04W72/1268
H04W72/23
H04W72/0453 110
H04W72/0457
H04W84/12
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024160812
(22)【出願日】2024-09-18
(62)【分割の表示】P 2023525083の分割
【原出願日】2020-10-28
(71)【出願人】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100108213
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 豊隆
(72)【発明者】
【氏名】ドン,シェンドン
(57)【要約】
【課題】 通信方法及び通信装置を提供する。
【解決手段】 通信方法は第1のメッセージフレームを決定するステップであって、第1のメッセージフレームがリソースユニットを示す情報を含み、前記リソースユニットが単一タイプのリソースユニットまたは複合リソースユニットであり、リソースユニットがサイトの上り伝送のために用いられるステップと、第1のメッセージフレームを送信するステップと、を含むことができる。本開示の例示的な実施例によって提供される技術案は、互換性を実現し、スペクトル使用効率、及びシステムスループットを向上させることができる。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アクセスポイントに適用される通信方法であって、前記通信方法は、
第1のメッセージフレームを決定するステップであって、前記第1のメッセージフレームがリソースユニットを示す情報を含み、前記リソースユニットが単一タイプのリソースユニットまたは複合リソースユニットであり、前記リソースユニットがサイトの上り伝送のために用いられるステップと、
前記第1のメッセージフレームを送信するステップと、を含む、
ことを特徴とする通信方法。
【請求項2】
前記複合リソースユニットは単一タイプのリソースユニットにより構成される、
ことを特徴とする請求項1に記載の通信方法。
【請求項3】
前記複合リソースユニットは、少なくとも第1の単一タイプのリソースユニットと第2の単一タイプのリソースユニットとを含み、
前記第1の単一タイプのリソースユニットは前記第2の単一タイプのリソースユニットと異なる数のサブキャリアを有する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の通信方法。
【請求項4】
前記第1のメッセージフレームはリソースユニット割り当てサブドメインを含み、
前記通信方法は、前記リソースユニット割り当てサブドメインを第1の値にセットして、前記リソースユニットのインデックスを示すステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の通信方法。
【請求項5】
前記第1の値が第1の取り得る値の範囲にセットされた場合、前記リソースユニットが単一タイプのリソースユニットである、
ことを特徴とする請求項4に記載の通信方法。
【請求項6】
前記第1の値が前記第1の取り得る値の範囲と異なる値にセットされた場合、前記リソースユニットが複合リソースユニットである、
ことを特徴とする請求項4に記載の通信方法。
【請求項7】
前記第1のメッセージフレームは、複合リソースユニットが割り当てられたことを示す第1の識別子をさらに含む、
ことを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載の通信方法。
【請求項8】
前記第1のメッセージフレームは、複合リソースユニットに対応する帯域幅を示す第2の識別子及び複合リソースユニットに対応する帯域を示す第3の識別子をさらに含む、
ことを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載の通信方法。
【請求項9】
前記通信方法は、
前記第2の識別子を160MHz帯域幅に対応する第2の値にセットし、前記第3の識別子を低帯域に対応する第3の値にセットして、160MHzより低い帯域幅情報を示すステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項8に記載の通信方法。
【請求項10】
前記通信方法は、
前記第2の識別子を160MHz帯域幅に対応する第2の値にセットし、前記第3の識別子を高帯域に対応する第4の値にセットして、160MHzより高い帯域幅情報を示すステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項8に記載の通信方法。
【請求項11】
前記複合リソースユニットは160MHz以下の帯域幅で割り当てられる、
ことを特徴とする請求項1~10のいずれかに記載の通信方法。
【請求項12】
前記複合リソースユニットは、160+160MHzまたは320MHz帯域幅で割り当てられる、
ことを特徴とする請求項1~10のいずれかに記載の通信方法。
【請求項13】
サイトに適用される通信方法であって、前記通信方法は、
第1のメッセージフレームを受信するステップであって、前記第1のメッセージフレームがリソースユニットを示す情報を含み、前記リソースユニットが単一タイプのリソースユニットまたは複合リソースユニットであるステップと、
前記リソースユニットを使用して上り伝送を行うステップと、を含む、
ことを特徴とする通信方法。
【請求項14】
前記複合リソースユニットは単一タイプのリソースユニットにより構成される、
ことを特徴とする請求項13に記載の通信方法。
【請求項15】
前記複合リソースユニットは、少なくとも第1の単一タイプのリソースユニットと第2の単一タイプのリソースユニットとを含み、
前記第1の単一タイプのリソースユニットは前記第2の単一タイプのリソースユニットと異なる数のサブキャリアを有する、
ことを特徴とする請求項13または14に記載の通信方法。
【請求項16】
前記第1のメッセージフレームはリソースユニット割り当てサブドメインを含み、
前記通信方法は、前記リソースユニット割り当てサブドメインの値に基づいて、上り伝送を行うためのリソースユニットを決定するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項13に記載の通信方法。
【請求項17】
前記通信方法は、前記リソースユニット割り当てサブドメインが第1の取り得る値の範囲にセットされたことに応答して、単一タイプのリソースユニットを使用して上り伝送を行うステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項16に記載の通信方法。
【請求項18】
前記通信方法は、
前記リソースユニット割り当てサブドメインが前記第1の取り得る値の範囲と異なる値にセットされたことに応答して、複合リソースユニットを使用して上り伝送を行うステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項16に記載の通信方法。
【請求項19】
前記第1のメッセージフレームは、複合リソースユニットが割り当てられたことを示す第1の識別子をさらに含む、
ことを特徴とする請求項13~18のいずれかに記載の通信方法。
【請求項20】
前記第1のメッセージフレームは、複合リソースユニットに対応する帯域幅を示す第2の識別子及び複合リソースユニットに対応する帯域を示す第3の識別子をさらに含む、
ことを特徴とする請求項13~18のいずれかに記載の通信方法。
【請求項21】
前記通信方法は、
前記第2の識別子が160MHz帯域幅に対応する第2の値にセットされ、前記第3の識別子が低帯域に対応する第3の値にセットされたことに応答して、160MHzより低い帯域幅での複合リソースユニットを使用して上り伝送を行うステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項20に記載の通信方法。
【請求項22】
前記通信方法は、
前記第2の識別子が160MHz帯域幅に対応する第2の値にセットされ、前記第3の識別子が高帯域に対応する第4の値にセットされたことに応答して、160MHzより高い帯域幅での複合リソースユニットを使用して上り伝送を行うステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項20に記載の通信方法。
【請求項23】
前記複合リソースユニットは160MHz以下の帯域幅で割り当てられる、
ことを特徴とする請求項13~22のいずれかに記載の通信方法。
【請求項24】
前記複合リソースユニットは、160+160MHzまたは320MHz帯域幅で割り当てられる、
ことを特徴とする請求項13~22のいずれかに記載の通信方法。
【請求項25】
アクセスポイントに適用される通信装置であって、前記通信装置は、
第1のメッセージフレームを決定するように構成される処理モジュールであって、前記第1のメッセージフレームがリソースユニットの情報を含み、前記リソースユニットが単一タイプのリソースユニットまたは複合リソースユニットであり、前記リソースユニットがサイトの上り伝送のために用いられる処理モジュールと、
前記第1のメッセージフレームを送信するように構成される通信モジュールと、を含む、
ことを特徴とする通信装置。
【請求項26】
サイトに適用される通信装置であって、前記通信装置は、
第1のメッセージフレームを受信するように構成される受信モジュールであって、前記第1のメッセージフレームがリソースユニットを示す情報を含み、前記リソースユニットが単一タイプのリソースユニットまたは複合リソースユニットである受信モジュールと、
前記リソースユニットを使用して上り伝送を行うように構成される送信モジュールと、を含む、
ことを特徴とする通信装置。
【請求項27】
電子機器であって、
メモリ、プロセッサ、および前記メモリに記憶され、前記プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを含み、前記プロセッサが、前記コンピュータプログラムを実行する場合、請求項1~12または13~24のいずれかに記載の方法を実現する、
ことを特徴とする電子機器。
【請求項28】
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体には、プロセッサによって実行される場合、請求項1~12または13~24のいずれかに記載の方法を実現するコンピュータプログラムが記憶されている、
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は通信の分野に関し、より具体的には、通信方法及び通信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers、電気電子学会)は、次世代(IEEE802.11a/b/g/n/ac)Wi-Fi技術を研究するためにSG(study group)IEEE802.11beを設立した。研究範囲は320 MHzの帯域幅伝送、複数の周波数帯のアグリゲーション及び連携などであり、既存のIEEE802.11ax規格に対して少なくとも4倍の速度及びスループットを向上させることが期待され、主な応用シーンはビデオ伝送、AR(Augmented Reality、拡張現実)、VR(Virtual Reality、仮想現実)などである。
【0003】
複数の周波数帯域のアグリゲーション及び連携とは、デバイス間で2.4GHz、5.8GHz及び6~7GHzの周波数帯域で同時に通信することを指し、デバイス間で同時に複数の周波数帯域で通信するには新しいMAC(Media Access Control、メディアアクセス制御)メカニズムを定義して管理する必要がある。また、IEEE802.11beでは、低遅延伝送のサポートも期待されている。
【0004】
IEEE802.11be規格の議論では、サポートされる最大帯域幅は320 MHz(160 MHz+160 MHz)であり、また、240MHz(160MHz+80MHz)、及びIEEE802.11ax規格でサポートされる帯域幅をサポートする可能性がある。
【0005】
IEEE802.11ax規格では、ある通信帯域幅で、アクセスポイントは、例えばトリガフレームを介して一回で1人のユーザ(例えば、サイト)に1つの単一タイプのリソースユニット(RU:resource unit)を割り当てることができ、例えば、リソースユニットのタイプは26ーサブキャリア(26-tone)、52-tone、106-tone、242-tone、484-tone、996-toneであってもよい。また、IEEE802.11be規格では、APは一定の帯域幅でIEEE802.11beサイトに複合RUを割り当てることができる。
【0006】
実際の通信環境では、古いサイト(例えば、IEEE802.11ax規格をサポートするサイト)と新しいサイト(例えば、IEEE802.11be規格をサポートするサイト)が混在する可能性があるため、APは同時に古いサイトに単一タイプのRUを割り当てる必要があり、IEEE802.11beサイトに1つの複合RUを割り当てる必要がある。しかしながら、既存の通信方法が単一タイプのRUの割り当てにのみ適用され、複合RUの割り当てには適用されないため、後方互換性を考慮した場合には拡張を必要とされる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本開示の様々な態様は、少なくとも上記の問題および/または欠点を解決する。本開示の様々な実施例は、以下の技術案を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の例示的な実施例によれば、通信方法を提供し、前記通信方法はアクセスポイントに適用されることができ、第1のメッセージフレームを決定するステップであって、第1のメッセージフレームがリソースユニットを示す情報を含み、前記リソースユニットが単一タイプのリソースユニットまたは複合リソースユニットであり、前記リソースユニットがサイトの上り伝送のために用いられるステップと、前記第1のメッセージフレームを送信するステップと、を含むことができる。
【0009】
本開示の例示的な実施例によれば、通信方法を提供し、前記通信方法はサイトに適用されることができ、第1のメッセージフレームを受信するステップであって、第1のメッセージフレームがリソースユニットを示す情報を含み、前記リソースユニットが単一タイプのリソースユニットまたはリソースユニットであるステップと、前記リソースユニットを使用して上り伝送を行うステップと、を含むことができる。
【0010】
本開示の例示的な実施例によれば、通信装置を提供し、前記通信装置はアクセスポイントに適用されることができ、第1のメッセージフレームを決定するように構成される処理モジュール、前記第1のメッセージフレームがリソースユニットの情報を含み、前記リソースユニットが単一タイプのリソースユニットまたは複合リソースユニットであり、前記リソースユニットがサイトの上り伝送のために用いられる処理モジュールと、前記第1のメッセージフレームを送信するように構成される通信モジュールと、を含むことができる。
【0011】
本開示の例示的な実施例によれば、通信装置を提供し、前記通信装置は、サイトに適用されることができ、第1のメッセージフレームを受信するように構成される受信モジュールであって、第1のメッセージフレームがリソースユニットを示す情報を含み、前記リソースユニットが単一タイプのリソースユニットまたは複合リソースユニットである受信モジュールと、前記リソースユニットを使用して上り伝送を行うように構成される送信モジュールと、を含むことができる。
【0012】
本開示の例示的な実施例によれば、電子機器を提供し、前記電子機器は、メモリ、プロセッサ、及び前記メモリに記憶され、前記プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを含む。前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行する場合、上記記載の方法を実現する。
【0013】
本開示の例示的な実施例によれば、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶される。該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される場合、上記記載の方法を実現する。
【発明の効果】
【0014】
本開示の例示的な実施例によって提供される技術案は、互換性を実現し、スペクトル使用効率、及びシステムスループットを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図面を参照しながら、本開示の例示的な実施例を詳細に説明することにより、本開示の実施例の上記説明およびその他の特徴はより明確になる。
図1】無線通信シーンの例示を示す図である。
図2】本開示の実施例に係る通信方法を示すフローチャートである。
図3】第1のメッセージフレームの例示を示す図である。
図4】共通情報ドメインのフォーマットの例示を示す図である。
図5】ユーザ情報ドメインのフォーマットの例示を示す図である。
図6】本開示の実施例に係る通信方法を示すフローチャートである。
図7】本開示の実施例に係る通信装置を示すブロック図である。
図8】本開示の実施例に係る通信装置を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
添付の請求項およびその均等物によって定義される本開示の様々な実施例の完全な理解を支援するために、添付図面を参照して以下の説明が提供される。本開示の様々な実施例は様々な具体的な詳細を含むが、これらの具体的な詳細は例示的なものにすぎないと考えられる。また、明確かつ簡潔に説明するように、公知の技術、機能、構造の説明を省略することができる。
【0017】
文脈が特に明確に示されない限り、ここで使用される単数形では、複数形を含むこともできることが理解されたい。本開示で使用される「含む」という用語とは、前記に記載の特徴、整数、ステップ、動作、要素および/またはコンポーネントが存在することを指すが、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、コンポーネント、および/またはそれらの組み合わせの存在または追加を排除するものではないことがさらに理解されたい。
【0018】
本明細書では、「第1」、「第2」などという用語が様々な要素を説明するために使用されてもよいが、これらの用語は、1つの要素を別の要素と区別するためにのみ使用されることが理解される。したがって、例示的な実施例の教示から逸脱することなく、以下で説明する第1の要素を第2の要素と呼ぶことができる。
【0019】
なお、素子が別の素子に「接続」または「結合」されると呼ばれる場合、他の素子に直接接続または結合することができ、または中間素子が存在することもできる。また、本明細書で使用される「接続」または「結合」は、無線接続または無線結合を含むことができる。本明細書で使用される用語「および/または」、または「…のうちの少なくとも1つ/少なくとも1つ」を表す用語は、関連して列挙された1つまたは複数の項目の任意及びすべての組み合わせを含む。
【0020】
特に定義されない限り、本明細書で使用されるすべての用語(技術用語および科学用語を含む)は、本開示の技術分野の技術者が一般に理解するものと同じ意味である。
【0021】
図1は無線通信シーンの例示を示す図である。
【0022】
無線LANでは、基本サービスセット(BSS)は、アクセスポイント(AP:Access Point)と、APと通信する1つまたは複数のサイト(STA:station)とから構成されてもよい。1つの基本サービスセットは、そのAPを介して割り当てシステムDS(Distribution System)に接続し、さらに別の基本サービスセットにアクセスして、拡張サービスセットESS(Extended Service Set)を構成することができる。
【0023】
APは無線ネットワーク用の無線スイッチやルータであり、ネットワークのコアでもある。AP機器は、主に無線ネットワークと有線ネットワークとを接続するためのブリッジとして使用することができる。このタイプのアクセスポイントAPを使用することにより、有線と無線ネットワークを統合することができる。
【0024】
例示として、APは、無線ネットワーク内の他のタイプのノードがAPを介して無線ネットワークの外部および内部と通信することを可能にするためのソフトウェアアプリケーションおよび/または回路を含むことができる。例えば、APは、Wi-Fi(Wireless Fidelity、ワイヤレス忠実度)チップを搭載した端末装置またはネットワーク装置であってもよい。
【0025】
例示として、サイト(STA)は、セルラ電話、スマート電話、ウェアラブルデバイス、コンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、パーソナル通信システム(PCS)デバイス、パーソナル情報マネージャ(PIM)、パーソナルナビゲーションデバイス(PND)、グローバルポジショニングシステム、マルチメディアデバイス、モノのインターネット(IoT)デバイスなどを含むことができるが、これらに限定されない。
【0026】
図1には、1つのAPが3つのサイト(STA 1、STA 2、STA 3)と通信することが示されているが、これは単なる例示であり、本開示の実施例はこれに限定されず、例えば、APとサイトは任意の数および/または任意のタイプを有することができる。
【0027】
図2は本開示の例示的な実施例に係る通信方法を示すフローチャートである。本開示の実施例では、図2に示す通信方法はアクセスポイント(AP)に適用されることができる。
【0028】
図2を参照すると、ステップ210において、第1のメッセージフレームを決定することができる。具体的には、第1のメッセージフレームによってサイトに割り当てられたリソースユニットの関連情報をセットすることにより、サイトが第1のメッセージフレームを受信したときに、セットされた情報に基づいて割り当てられたリソースユニットを使用して上り伝送することができる。
【0029】
一実施形態によれば、第1のメッセージフレームはリソースユニットを示す情報を含むことができ、このリソースユニットは、サイトが上り伝送するために使用することができる。すなわち、第1のメッセージフレームによってサイトに割り当てるリソースユニットを割り当て、これによってサイトが割り当てられたリソースユニットを使用して上り伝送することができる。一実施形態によれば、リソースユニットは、単一タイプのリソースユニットまたは複合リソースユニット(Multi-RU)であってもよい。具体的には、IEEE802.11axサイトが単一タイプのリソースユニットのみをサポートするため、第1のメッセージフレームによってIEEE802.11axサイトに単一タイプのリソースユニットのみを割り当てることができ、一方、IEEE802.11beサイトが単一タイプのリソースユニットをサポートすることも、複合リソースユニットをサポートすることもできるため、第1のメッセージフレームによってIEEE802.11beサイトに単一タイプのリソースユニットまたは複合リソースユニットを割り当てることができる。本開示の技術的構想を簡潔に説明するために、以下では、主にIEEE802.11axサイトに単一タイプのリソースユニットを割り当て、IEEE802.11beサイトに複合リソースユニットを割り当てる例を説明する。
【0030】
例えば、第1のメッセージフレームによって旧サイトに単一タイプのリソースユニットを割り当てることができ、また、第1のメッセージフレームによって新サイトに複合リソースユニットを割り当てることもでき、これによって旧サイトと新サイトとがBSS内に混在する場合、旧サイトと新サイトとの互換性を同時に実現することができる。本開示では、説明を容易にするために、旧サイトの例はIEEE802.11ax規格をサポートするサイトであってもよく、新サイトの例はIEEE802.11be規格をサポートするサイトであってもよいが、これは単なる例示であり、本開示の実施例はこれに限定されない。また、以下では、IEEE802.11ax規格をサポートするサイトはIEEE802.11axサイトと略称することができ、IEEE802.11be規格をサポートするサイトはIEEE802.11beサイトと略称することができる。
【0031】
一実施形態によれば、単一タイプのリソースユニットは、割り当てられたリソースユニットが特定の数のサブキャリア(tone)のみを含むことを示すことができ、例えば、単一タイプのリソースユニットは、26-tone、52-tone、106-tone、242-tone、484-tone、996-toneであってもよい。
【0032】
一実施形態によれば、複合リソースユニットは、単一タイプのリソースユニットで構成されてもよい。一実施例では、複合リソースユニットは、帯域幅に関連する2つの特定の単一タイプのリソースユニットから構成されてもよい。例えば、複合リソースユニットは、少なくとも、第1の単一タイプのリソースユニットと第2の単一タイプのリソースユニットとを含むことができ、第1の単一タイプのリソースユニットは第2の単一タイプのリソースユニットと異なる数のサブキャリア(tone)を有する。すなわち、複合リソースユニットは少なくとも2種類の異なる単一タイプのリソースユニットで構成されてもよく、例えば、 26+52 tone(20/40MHz)、106+26 tone(20/40MHz)、484+242 tone(80MHz)、484+996 tone(160MHz)、996+484+242 tone(160MHz)、2×996 tone(160MHz)、2×996+484tone(240MHz)、3×996+484tone(320MHz)、4×996 tone(160+160MHz /320MHz)などである。
【0033】
上記の単一タイプのリソースユニットと複合リソースユニットは、単に例示であり、本開示の実施例の範囲に対する制限ではないことが理解される。
【0034】
以下、本開示の実施例に係る第1のメッセージフレームに含まれるリソースユニットを示す情報を詳細に説明する。説明を容易にするために、以下では、第1のメッセージフレームの例はトリガ(trigger)フレームであってもよいが、これは単なる例示であり、他のタイプのフレームも可能である。また、以下では、IEEE802.11ax規格とIEEE802.11be規格に基づいて実施例を説明する。
【0035】
トリガフレームの一般的なフォーマットは図3に示すようにすることができ、トリガフレームに含まれる共通情報ドメイン(Common Info)の例は図4に示すようにすることができ、トリガフレームに含まれるユーザ情報リストドメイン(User Info List)の例のユーザ情報ドメイン(User Info)は図5に示すようにすることができる。
【0036】
本開示の実施例によれば、共通情報ドメイン内の上り帯域幅(UL BW)サブドメイン及びユーザ情報ドメイン内のリソースユニット割り当て(RU Allocation)サブドメインに基づいて、リソースユニットの情報をセットすることができる。RU Allocation サブドメインは、UL BWと共に、リソースユニットのサイズと位置を識別することができ、具体的には、以下の表1に示す。
【表1】
【0037】
RU Allocationサブドメインの最下位ビット(B0)はUL BWにおいて識別される帯域幅に対応してセットすることができ、RU Allocationサブドメインの他の7ビット(B7-B1)は合計128個の数値(0-127)を識別することができる。表1を参照すると、IEEE802.11ax規格では、RU Allocationサブドメインの各数値(例えば、0~68)は、対応する単一タイプのRUインデックスを識別することができる。後方互換性を実現するために、IEEE802.11be規格では、RU Allocationサブドメインを使用してMulti-RUのインデックスを引き続き識別することができる。
【0038】
一実施形態によれば、IEEE802.11ax規格では、すでにRU Allocationサブドメイン内の数値0~68を使用して単一タイプのリソースユニットを識別したため、IEEE802.11be規格では、新たな値を使用して複合リソースユニットを定義することができ、例えば、複合リソースの例は、2×996 tone(1個)、4×996 tone(1個)、52+26 tone(6個)、106+26 tone(4個)、484+242 tone(4個)、996+484 tone(4個)、996+484+242 tone(8個)、2×996+484 tone(12個)、3×996 tone(4個)、3×996+484 tone(8個)などを含むことができる。上記の例は20MHz、40MHz、80MHz、80+80/160MHz、160+160/320MHzの帯域幅で含まれることができる。上記の複合リソースの例は、本開示の範囲を限定するためのものではなく、単に説明のためのものであり、例えば、実施例の各複合リソース及びその個数は、上記の例とは異なるが、他の変形であってもよいことが理解される。
【0039】
例示では、新たな値(例えば、69-118)を使用して、6個のサイズが(52+26 tone)であるリソースユニット、4個のサイズが(106+26 tone)であるリソースユニット、4個のサイズが(484+242 tone)であるリソースユニット、4個のサイズが(996+484 tone)であるリソースユニット、8個のサイズが(996+484+242 tone)であるリソースユニット、12個のサイズが(2×996+484 tone)であるリソースユニット、4個のサイズが(3×996 tone)であるリソースユニット及び8個のサイズが(3×996+484 tone)であるリソースユニットを順次定義することができる。例えば、RU Allocationサブドメインの値「69~74」は、それぞれRU1~RU6に対応し、RU1~RU6のそれぞれは(52+26 tone)を有してもよく、すなわち、RU1~RU6は、サブキャリア数が52 toneである単一タイプのRU、及びサブキャリア数が26 toneである単一タイプのRUとから構成される。他の複合リソースユニットを同様にセットすることもでき、簡潔のために重複する説明を省略する。また、上記の例は制限のためのものではなく単に説明のためのものであり、RU Allocationサブドメインの他の設定方法も可能であることが理解されたい。
【0040】
図3図5を参照すると、第1のメッセージフレームはリソースユニット割り当てサブドメインを含むことができる。本開示の実施例に係る通信方法は、リソースユニット割り当てサブドメインを第1の値にセットして、リソースユニットのインデックスを示すステップをさらに含むことができる。具体的には、この第1の値が第1の取り得る値の範囲に設定される場合、リソースユニットは単一タイプのリソースユニットであり、この第1の値が第1の取り得る値の範囲と異なる値にセットされた場合、リソースユニットは複合リソースユニットである。例示では、第1の値の範囲(例えば、表1に示す0-68)は単一タイプのリソースユニットのインデックスに対応することができる。すなわち、ステップ210において第1のメッセージフレームを決定するときに、IEEE802.11axサイトに対して、表1に示すRU Allocationサブドメイン(例えば、0-68中的対応する値)を使用してIEEE802.11axサイトに単一タイプのリソースユニットを割り当てることができ、IEEE802.11beサイトに対して、0-68と異なる新たな値を使用してRU Allocationサブドメインを設定することができ、これによってIEEE802.11beサイトに複合リソースユニットを割り当てることができる。
【0041】
IEEE802.11axによってサポートされる最大の動作帯域幅が160MHzであるため、以下では主にIEEE802.11beサイトとIEEE802.11axサイトが160 MHz以下である帯域幅で、かつ160+160MHz/320 MHz帯域幅で混合された場合の第1のメッセージフレームの設計例を説明する。
【0042】
I.APのBSS動作チャネル帯域幅が160MHz以下である。
APのBSS動作チャネル帯域幅が160MHz以下である場合、IEEE802.11beサイトとIEEE802.11axサイトとがBSSに混在する可能性があるが、IEEE802.11axサイトによってサポートされる帯域幅が最大160MHzのみであるため、UL BWの値は最大160MHz(80+80MHz)を識別することができる。
【0043】
互換性を維持するために、UL BWのセットは既存の規格のセットと同じであってもよい。IEEE802.11axサイトに対して表1に示すRU Allocationサブドメインの値を使用して単一タイプのリソースユニットを識別することができる。しかしながら、IEEE802.11beサイトに対して新たな値を使用して複合リソースユニットを識別することができる。本開示の実施例によれば、IEEE802.11beサイトの場合、図5を参照してユーザ情報ドメイン内の予約ビット(B39)を第1の識別子として定義することができ、この第1の識別子は複合リソースユニットが割り当てられたことを示すことができる。すなわち、本開示の実施例に係る第1のメッセージフレームは、複合リソースユニットが割り当てられたことを示す第1の識別子をさらに含むことができる。一実施例では、第1のメッセージフレームを受信したサイトは、第1の識別子に基づいて割り当てられたリソースユニットが複合リソースユニットであることを識別することができる。
【0044】
本開示の実施例によれば、場合Iでは、IEEE802.11axサイトに対して、第1のメッセージフレームのセット方法は以下の通りであってもよい。UL BWにおいて帯域幅情報をセットし、表1に基づいてRU Allocationサブドメインの値を対応して設定する。IEEE802.11beサイトに対して、第1のメッセージフレームのセット方法は以下の通りであってもよい。UL BWにおいて帯域幅情報をセットし、表1と異なる値を使用してRU Allocationサブドメインの対応する値をセットし、第1の識別子は複合リソースユニットが割り当てられたことを示すようにセットする。
【0045】
II.APのBSS動作チャネル帯域幅が160+160MHz/320MHzである。
APのBSS動作チャネル帯域幅が160+160MHz/320MHzである場合、IEEE802.11axサイトのサポート可能な最大帯域幅が160MHzであるため、IEEE802.11beサイトとIEEE802.11axサイトとがBSSに混在する可能性もある。
【0046】
場合IIでは、IEEE802.11axサイトに対して、UL BWは160MHzにセットすることができ、RU Allocationサブドメインを最大リソースユニット(例えば表1における2×996 tone)にセットすることができ、IEEE802.11beサイトに対して、RU Allocationサブドメインのセットは上記の実施例Iと同様であり、UL BWは160 MHzに設定することができるが、リソースユニットは、低帯域の160MHz帯域幅(すなわち、160MHz未満)または高帯域の160MHz帯域幅(すなわち、160MHzを超過して320MHz以下)内に割り当てられることができ、従って図4を参照して共通情報ドメイン内の予約ビット(B63)を第3の識別子に定義することができ、この第3の識別子が複合リソースユニットに対応する帯域を示すことができる。
【0047】
一実施形態によれば、IEEE802.11beサイトに対して、RU Allocationサブドメインのセットに加えて、さらにUL BWを使用して第3の識別子と共に複合リソースユニットに対応する帯域幅と帯域情報を示す必要がある。一実施例では、説明を容易にするために、UL BWを複合リソースユニットに対応する帯域幅を示す第2の識別子と呼ぶことができる。すなわち、第1のメッセージフレームは、複合リソースユニットに対応する帯域幅を示す第2の識別子、及び複合リソースユニットに対応する帯域を示す第3の識別子をさらに含むことができる。本開示の実施例によれば、図2に示す通信方法は。第2の識別子を160MHz帯域幅に対応する第2の値にセットし、160MHzより低い帯域幅情報を示すように、第3の識別子を低帯域に対応する第3の値にセットするステップをさらに含むことができる。本開示の実施例によれば、図2に示す通信方法は、第2の識別子を160MHz帯域幅に対応する第2の値にセットし、160MHzより高い帯域幅情報を示すように、第3の識別子を高帯域に対応する第4の値にセットするステップをさらに含むことができる。
【0048】
本開示の実施例によれば、場合IIでは、IEEE802.11axサイトに対して、第1のメッセージフレームのセット方法は以下の通りであってもよい。UL BWを160MHzにセットし、RU Allocationサブドメインを最大リソースユニット(例えば表1の2×996 tone)にセットする。IEEE802.11beサイトに対して、第1のメッセージフレームのセット方法は以下の通りであってもよい。UL BWを160MHzにセットし、表1と異なる値を使用してRU Allocationサブドメインの対応する値をセットし、第3の識別子を低帯域または高帯域を示すようにセットする。例示では、UL BWを 160MHzにセットした場合、第3の識別子が0(すなわち、第3の値)である場合、低帯域の160MHz帯域幅を示すことができ、第3の識別子が1(すなわち、第4の値)である場合、高帯域の160MHz帯域幅を示すことができ、これは単なる例示であり、本開示の実施例はこれに限定されず、例えば、第3の識別子の値を逆にセットすることができることが理解される。
【0049】
本明細書では場合Iと場合IIの実施例を別個に説明したが、場合Iと場合IIに説明された実施例に対して様々な組み合わせと変形を行うことができることが理解される。
【0050】
また、上記、IEEE802.11beサイトとIEEE802.11axサイトが160 MHz以下である帯域幅で、かつ160+160MHz/320 MHz帯域幅で混合された場合の第1のメッセージフレームのセット方法を説明したが、本開示の実施例はこれに限定されない、例えば、160+80MHz/240MHz帯域幅でIEEE802.11beサイトとIEEE802.11axサイトとが混在する可能性もあり、この場合、上り伝送を行うように、IEEE802.11beサイトに対応するリソースユニットを割り当てるために、RU Allocationサブドメインのセットは上記の場合Iと場合IIに示すことができ、UL BWは、160+80MHz/240MHz帯域幅を示すように、再定義(例えば、他の予約ビットをUL BWとして使用する)されることができる。
【0051】
図2に戻り、ステップ220において、決定された第1のメッセージフレームを送信することができる。一実施形態によれば、第1のメッセージフレームを受信したデバイス(例えば、サイト)は第1のメッセージフレームのリソースユニットの情報に基づいて上り伝送を行うことができる。
【0052】
図6は本開示の例示的な実施例に係る通信方法を示すフローチャートである。本開示の実施例では、図6に示す通信方法はサイト(STA)に適用されることができる。
【0053】
図6を参照すると、ステップ610において、第1のメッセージフレームを受信することができる。一実施形態によれば、第1のメッセージフレームはリソースユニットを示す情報を含むことができ、リソースユニットは単一タイプのリソースユニットまたは複合リソースユニットである。一実施例では、複合リソースユニットは、単一タイプのリソースユニットで構成されてもよい。例えば、複合リソースユニットは、少なくとも、第1の単一タイプのリソースユニットと第2の単一タイプのリソースユニットとを含むことができ、第1の単一タイプのリソースユニットは第2の単一タイプのリソースユニットと異なる数のサブキャリアを有する。一実施形態によれば、複合リソースユニットは160MHz以下の帯域幅で割り当てられる。別の実施例によれば、複合リソースユニットは、160+160MHzまたは320MHz帯域幅で割り当てられる。
【0054】
一実施形態によれば、第1のメッセージフレームはリソースユニット割り当てサブドメインを含むことができる。別の実施例によれば、第1のメッセージフレームは、複合リソースユニットが割り当てられたことを示す第1の識別子をさらに含むことができる。別の実施例によれば、第1のメッセージフレームは、複合リソースユニットに対応する帯域幅を示す第2の識別子、及び複合リソースユニットに対応する帯域を示す第3の識別子をさらに含むことができる。具体的には、第1のメッセージフレームのセットは、図2図5を参照して説明された実施例と同様であってもよく、簡潔のため、ここでは重複する説明を省略する。
【0055】
一実施形態によれば、図6に示す通信方法は、リソースユニット割り当てサブドメインの値に基づいて、上り伝送を行うためのリソースユニットを決定するステップをさらに含むことができる。引き続き図6を参照すると、ステップ620において、決定されたリソースユニットを使用して上り伝送を行うことができる。
【0056】
一実施形態によれば、図6に示す通信方法は、リソースユニット割り当てサブドメインが第1の取り得る値の範囲にセットされたことに応答して、単一タイプのリソースユニットを使用して上り伝送を行うステップをさらに含むことができる。
【0057】
一実施形態によれば、図6に示す通信方法は、リソースユニット割り当てサブドメインが第1の取り得る値の範囲と異なる値にセットされたことに応答して、複合リソースユニットを使用して上り伝送を行うステップをさらに含むことができる。上記に説明されたように、第1の値の範囲は表1に示すリソースユニット割り当てサブドメインのB7-B1の数値に対応することができ、簡潔のため、ここでは上記の実施例と重複する説明を省略する。
【0058】
一実施形態によれば、図6に示す通信方法は、第2の識別子が160MHz帯域幅に対応する第2の値にセットされ、第3の識別子が低帯域に対応する第3の値にセットされたことに応答して、160MHzより低い帯域幅での複合リソースユニットを使用して上り伝送を行うステップをさらに含むことができる。
【0059】
一実施形態によれば、図6に示す通信方法は、第2の識別子が160MHz帯域幅に対応する第2の値にセットされ、第3の識別子が高帯域に対応する第4の値にセットされたことに応答して、160MHzより高い帯域幅での複合リソースユニットを使用して上り伝送を行うステップをさらに含むことができる。
【0060】
図2図6を参照して説明された通信方法は、IEEE802.11axサイトとIEEE802.11beサイトとが混合される通信環境において互換性を実現することができ、具体的には、これにより、IEEE802.11axサイト及びIEEE802.11beサイトとが同時に上りリソースを取得し、スペクトル使用効率を向上させ、異なるタイプのサイトに異なるリソースユニットを割り当て、システムスループットを向上させることができる。
【0061】
図7は、本開示の実施例に係る通信装置を示すブロック図である。一実施例では、図7に示す通信装置はアクセスポイント(AP)に適用されることができる。
【0062】
図7を参照すると、通信装置700は、処理モジュール710及び通信モジュール720を含むことができる。処理モジュール710は、第1のメッセージフレームを決定するように構成されることができ、第1のメッセージフレームがリソースユニットの情報を含むことができ、リソースユニットが単一タイプのリソースユニットまたは複合リソースユニットであってもよく、リソースユニットがサイトの上り伝送のために用いられる。通信モジュール720は、第1のメッセージフレームを送信するように構成されることができる。
【0063】
一実施形態によれば、複合リソースユニットは単一タイプのリソースユニットにより構成される。例えば、複合リソースユニットは、少なくとも、第1の単一タイプのリソースユニットと第2の単一タイプのリソースユニットとを含むことができ、第1の単一タイプのリソースユニットは第2の単一タイプのリソースユニットと異なる数のサブキャリアを有する。
【0064】
一実施形態によれば、第1のメッセージフレームはリソースユニット割り当てサブドメインを含む。処理モジュール710は、さらにリソースユニット割り当てサブドメインを第1の値にセットして、リソースユニットのインデックスを示すように構成される。一実施形態によれば、処理モジュール710は、さらに第1の値を第1の取り得る値の範囲と異なる値にセットして、リソースユニットが単一タイプのリソースユニットを示すように構成される。一実施形態によれば、処理モジュール710は、さらに第1の値を第1の取り得る値の範囲と異なる値にセットして、リソースユニットが複合リソースユニットであることを示すように構成される。
【0065】
一実施形態によれば、第1のメッセージフレームは、複合リソースユニットが割り当てられたことを示す第1の識別子をさらに含む。一実施形態によれば、第1のメッセージフレームは、複合リソースユニットに対応する帯域幅を示す第2の識別子及び複合リソースユニットに対応する帯域を示す第3の識別子をさらに含む。具体的には、第1のメッセージフレームのセットは、図2図5を参照して説明された実施例と同様であってもよく、簡潔のため、ここでは重複する説明を省略する。
【0066】
一実施形態によれば、処理モジュール710は、さらに第2の識別子を160MHz帯域幅に対応する第2の値にセットし、160MHzより低い帯域幅情報を示すように、第3の識別子を低帯域に対応する第3の値にセットするように構成される。
【0067】
一実施形態によれば、処理モジュール710は、さらに第2の識別子を160MHz帯域幅に対応する第2の値にセットし、160MHzより高い帯域幅情報を示すように、第3の識別子を高帯域に対応する第4の値にセットするように構成される。
【0068】
図7に示す通信装置は、図2図5を参照して説明された方法を実行することができ、簡潔のため、ここでは重複する説明を省略する。また、図7に示す通信装置700は単なる例示的なものであり、開示の実施例はこれに限定されず、例えば、通信装置700は、メモリモジュールなどの他のモジュールをさらに含むことができる。また、通信装置700の各モジュールは、より複雑なモジュールに結合されてもよく、またはより多くの個別のモジュールに分割されてもよい。
【0069】
図8は、本開示の実施例に係る通信装置を示すブロック図である。一実施例では、図8に示す通信装置はサイト(STA)に適用されることができる。
【0070】
図8を参照すると、通信装置800は受信モジュール810、処理モジュール820及び送信モジュール830を含むことができる。
【0071】
受信モジュール810は、第1のメッセージフレームを受信するように構成されることができ、第1のメッセージフレームはリソースユニットを示す情報を含み、リソースユニットは単一タイプのリソースユニットまたは複合リソースユニットである。一実施形態によれば、複合リソースユニットは、単一タイプのリソースユニットで構成されてもよい。例えば、複合リソースユニットは、少なくとも、第1の単一タイプのリソースユニットと第2の単一タイプのリソースユニットとを含むことができ、第1の単一タイプのリソースユニットは第2の単一タイプのリソースユニットと異なる数のサブキャリアを有する。一実施形態によれば、複合リソースユニットは160MHz以下の帯域幅で割り当てられる。別の実施例によれば、複合リソースユニットは、160+160MHzまたは320MHz帯域幅で割り当てられる。
【0072】
処理モジュール820は、リソースユニット割り当てサブドメインの値に基づいて、上り伝送を行うためのリソースユニットを決定するように構成されることができる。
【0073】
送信モジュール830は、リソースユニットを使用して上り伝送を行うように構成されることができる。
【0074】
一実施形態によれば、処理モジュール820は、さらにリソースユニット割り当てサブドメインが第1の取り得る値の範囲にセットされたことに応答して、送信モジュール830を制御して単一タイプのリソースユニットを使用して上り伝送を行わせるように構成されることができる。
【0075】
一実施形態によれば、処理モジュール820は、リソースユニット割り当てサブドメインが第1の取り得る値の範囲と異なる値にセットされたことに応答して、送信モジュール830を制御して複合リソースユニットを使用して上り伝送を行わせるように構成されることができる。
【0076】
上記の場合Iと場合IIで説明されたように、第1のメッセージフレームは、複合リソースユニットが割り当てられたことを示す第1の識別子をさらに含むことができる。また、第1のメッセージフレームは、複合リソースユニットに対応する帯域幅を示す第2の識別子、及び複合リソースユニットに対応する帯域を示す第3の識別子をさらに含むことができる。具体的には、第1のメッセージフレームのセットは、図2図5を参照して説明された実施例と同様であってもよく、簡潔のため、ここでは重複する説明を省略する。
【0077】
一実施形態によれば、処理モジュール820は、さらに第2の識別子が160MHz帯域幅に対応する第2の値にセットされ、第3の識別子が低帯域に対応する第3の値にセットされたことに応答して、送信モジュール830を制御して160MHzより低い帯域幅での複合リソースユニットを使用して上り伝送を行わせるように構成されることができる。
【0078】
一実施形態によれば、処理モジュール820は、第2の識別子が160MHz帯域幅に対応する第2の値にセットされ、第3の識別子が高帯域に対応する第4の値にセットされたことに応答して、送信モジュール830を制御して160MHzより高い帯域幅での複合リソースユニットを使用して上り伝送を行わせるように構成されることができる。
【0079】
図8に示す通信装置800は、図6を参照して説明された方法を実行することができ、簡潔のため、ここでは重複する説明を省略する。また、図8に示す通信装置800は単なる例示的なものであり、本開示の実施例はこれに限定されず、例えば、通信装置800はメモリモジュールなどをさらに含むことができる。また、通信装置800の各モジュールは、より複雑なモジュールに結合されてもよく、またはより多くの個別のモジュールに分割されてもよい。
【0080】
図7図8を参照して説明された通信装置は、IEEE802.11axサイトとIEEE802.11beサイトとが混合される通信環境において互換性を実現することができ、具体的には、これにより、IEEE802.11axサイト及びIEEE802.11beサイトとが同時に上りリソースを取得し、スペクトル使用効率を向上させ、異なるタイプのサイトに異なるリソースユニットを割り当て、システムスループットを向上させることができる。
【0081】
本開示の実施例によって提供される方法と同じ原理に基づいて、本開示の実施例は、プロセッサとメモリが含まれる電子機器をさらに提供し、メモリには機械読み取り可能な命令(「コンピュータプログラム」とも呼ばれる)が記憶されて、プロセッサは、図2図6を参照して説明された方法を実現するために機械読み取り可能な命令を実行する。
【0082】
本開示の実施例は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、このコンピュータ読み取り可能な記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶され、コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される場合、図2図6を参照して説明された方法を実現する。
【0083】
例示的な実施例では、プロセッサは、本開示の内容に記載の様々な例示的な論理ブロック、モジュール及び回路であってもよく、例えば、CPU(Central Processing Unit、中央処理ユニット)、汎用プロセッサ、DSP(Digital Signal Processor、データ信号プロセッサ)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit、専用集積回路)、FPGA(Field Programmable Gate Array、フィールドプログラマブルゲートアレイ)、またはその他のプログラマブル論理デバイス、トランジスタ論理デバイス、ハードウェア部品、またはそれらの任意の組み合わせであってもよい。プロセッサは、1つまたは複数のマイクロプロセッサを含む組み合わせ、DSP及びマイクロプロセッサの組み合わせなど、計算機能を実現する組み合わせであってもよい。
【0084】
例示的な実施例では、メモリは、ROM(Read Only Memory、読み取り専用メモリ)、RAM(Random Access Memory、ランダムアクセスメモリ)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ)、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory、読み取り専用光ディスク)または他の光ディスク記憶、光ディスク記憶(圧縮光ディスク、レーザディスク、光ディスク、デジタル汎用光ディスク、ブルーレイディスクなどを含む)、磁気ディスク記憶媒体または他の磁気記憶装置、または命令またはデータ構造の形態を有するプログラムコードを含み、または記憶するため使用可能であり、コンピュータによってアクセスすることができる任意の他の媒体であってもよいが、これらに限定されない。
【0085】
図面のフローチャートの各ステップは矢印の指示に従って順次表示されるが、必ずしも矢印の指示に従って順次実行されるわけではないことを理解されたい。本明細書で明示的に説明されていない限り、これらのステップの実行には厳密な順序制限はなく、他の順序で実行することもできる。図面のフローチャートにおけるステップの少なくとも一部は、複数のサブステップまたは複数のフェーズを含むことができ、これらのサブステップまたはフェーズは、必ずしも同じ時刻に実行が完了するものではなく、異なる時刻に実行されることができ、その実行順序も必ずしも順次に行うのではなく、他のステップまたは他のステップのサブステップまたはフェーズの少なくとも一部と交代または交互に実行することができる。
【0086】
本開示のいくつかの実施例を参照して本開示を示して説明したが、本開示の範囲を逸脱することなく、形式と詳細に様々な変更が可能であることを当業者が理解する。したがって、本開示の範囲は、実施例に限定されるものではなく、添付の請求項およびその均等物によって限定されるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2024-09-18
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アクセスポイントに適用される通信方法であって、前記通信方法は、
第1のメッセージフレームを決定するステップであって、前記第1のメッセージフレームがリソースユニットを示す情報を含み、前記リソースユニットが単一タイプのリソースユニットまたは複合リソースユニットであり、前記リソースユニットがサイトの上り伝送のために用いられるステップと、
前記第1のメッセージフレームを送信するステップと、を含み、
前記複合リソースユニットは、少なくとも第1の単一タイプのリソースユニットと第2の単一タイプのリソースユニットとを含み、
前記第1の単一タイプのリソースユニットと前記第2の単一タイプのリソースユニットとは、異なる数のサブキャリアを有する
ことを特徴とする通信方法。
【請求項2】
前記複合リソースユニットは単一タイプのリソースユニットにより構成される、
ことを特徴とする請求項1に記載の通信方法。
【請求項3】
前記第1のメッセージフレームはリソースユニット割り当てサブドメインを含み、
前記通信方法は、前記リソースユニット割り当てサブドメインを第1の値にセットして、前記リソースユニットのインデックスを示すステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の通信方法。
【請求項4】
前記第1の値が第1の取り得る値の範囲にセットされた場合、前記リソースユニットが単一タイプのリソースユニットであり、前記第1の値が前記第1の取り得る値の範囲と異なる値にセットされた場合、前記リソースユニットが複合リソースユニットである、
ことを特徴とする請求項に記載の通信方法。
【請求項5】
前記第1のメッセージフレームは、複合リソースユニットが割り当てられたことを示す第1の識別子をさらに含む、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の通信方法。
【請求項6】
前記第1のメッセージフレームは、複合リソースユニットに対応する帯域幅を示す第2の識別子及び複合リソースユニットに対応する帯域を示す第3の識別子をさらに含む、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の通信方法。
【請求項7】
前記通信方法は、
前記第2の識別子を160MHz帯域幅に対応する第2の値にセットし、前記第3の識別子を低帯域に対応する第3の値にセットして、160MHzより低い帯域幅情報を示すステップ、または、
前記第2の識別子を160MHz帯域幅に対応する第2の値にセットし、前記第3の識別子を高帯域に対応する第4の値にセットして、160MHzより高い帯域幅情報を示すステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項に記載の通信方法。
【請求項8】
前記複合リソースユニットは160MHz以下の帯域幅で割り当てられる、または、
前記複合リソースユニットは、160+160MHzまたは320MHz帯域幅で割り当てられる、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の通信方法。
【請求項9】
サイトに適用される通信方法であって、前記通信方法は、
第1のメッセージフレームを受信するステップであって、前記第1のメッセージフレームがリソースユニットを示す情報を含み、前記リソースユニットが単一タイプのリソースユニットまたは複合リソースユニットであるステップと、
前記リソースユニットを使用して上り伝送を行うステップと、を含み、
前記複合リソースユニットは、少なくとも第1の単一タイプのリソースユニットと第2の単一タイプのリソースユニットとを含み、
前記第1の単一タイプのリソースユニットと前記第2の単一タイプのリソースユニットとは、異なる数のサブキャリアを有する、
ことを特徴とする通信方法。
【請求項10】
前記複合リソースユニットは単一タイプのリソースユニットにより構成される、
ことを特徴とする請求項に記載の通信方法。
【請求項11】
前記第1のメッセージフレームはリソースユニット割り当てサブドメインを含み、
前記通信方法は、前記リソースユニット割り当てサブドメインの値に基づいて、上り伝送を行うためのリソースユニットを決定するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項に記載の通信方法。
【請求項12】
前記通信方法は、前記リソースユニット割り当てサブドメインが第1の取り得る値の範囲にセットされたことに応答して、単一タイプのリソースユニットを使用して上り伝送を行うステップ、または、
前記リソースユニット割り当てサブドメインが前記第1の取り得る値の範囲と異なる値にセットされたことに応答して、複合リソースユニットを使用して上り伝送を行うステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項11に記載の通信方法。
【請求項13】
前記第1のメッセージフレームは、複合リソースユニットが割り当てられたことを示す第1の識別子をさらに含む、
ことを特徴とする請求項9または10に記載の通信方法。
【請求項14】
前記第1のメッセージフレームは、複合リソースユニットに対応する帯域幅を示す第2の識別子及び複合リソースユニットに対応する帯域を示す第3の識別子をさらに含む、
ことを特徴とする請求項9または10に記載の通信方法。
【請求項15】
前記通信方法は、
前記第2の識別子が160MHz帯域幅に対応する第2の値にセットされ、前記第3の識別子が低帯域に対応する第3の値にセットされたことに応答して、160MHzより低い帯域幅での複合リソースユニットを使用して上り伝送を行うステップ、または、
前記第2の識別子が160MHz帯域幅に対応する第2の値にセットされ、前記第3の識別子が高帯域に対応する第4の値にセットされたことに応答して、160MHzより高い帯域幅での複合リソースユニットを使用して上り伝送を行うステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項14に記載の通信方法。
【請求項16】
前記複合リソースユニットは160MHz以下の帯域幅で割り当てられる、または、
前記複合リソースユニットは、160+160MHzまたは320MHz帯域幅で割り当てられる、
ことを特徴とする請求項9または10に記載の通信方法。
【請求項17】
アクセスポイントに適用される通信装置であって、前記通信装置は、
第1のメッセージフレームを決定するように構成される処理モジュールであって、前記第1のメッセージフレームがリソースユニットの情報を含み、前記リソースユニットが単一タイプのリソースユニットまたは複合リソースユニットであり、前記リソースユニットがサイトの上り伝送のために用いられる処理モジュールと、
前記第1のメッセージフレームを送信するように構成される通信モジュールと、を含み、
前記複合リソースユニットは、少なくとも第1の単一タイプのリソースユニットと第2の単一タイプのリソースユニットとを含み、
前記第1の単一タイプのリソースユニットと前記第2の単一タイプのリソースユニットとは、異なる数のサブキャリアを有する、
ことを特徴とする通信装置。
【請求項18】
サイトに適用される通信装置であって、前記通信装置は、
第1のメッセージフレームを受信するように構成される受信モジュールであって、前記第1のメッセージフレームがリソースユニットを示す情報を含み、前記リソースユニットが単一タイプのリソースユニットまたは複合リソースユニットである受信モジュールと、
前記リソースユニットを使用して上り伝送を行うように構成される送信モジュールと、を含み、
前記複合リソースユニットは、少なくとも第1の単一タイプのリソースユニットと第2の単一タイプのリソースユニットとを含み、
前記第1の単一タイプのリソースユニットと前記第2の単一タイプのリソースユニットとは、異なる数のサブキャリアを有する、
ことを特徴とする通信装置。
【請求項19】
電子機器であって、
メモリ、プロセッサ、および前記メモリに記憶され、前記プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを含み、前記プロセッサが、前記コンピュータプログラムを実行する場合、請求項1又は2に記載の方法を実現する、
ことを特徴とする電子機器。
【請求項20】
電子機器であって、
メモリ、プロセッサ、および前記メモリに記憶され、前記プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを含み、前記プロセッサが、前記コンピュータプログラムを実行する場合、請求項9又は10に記載の方法を実現する、
ことを特徴とする電子機器。
【外国語明細書】