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特開2024-166504情報サイト管理装置及び情報サイト管理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024166504
(43)【公開日】2024-11-29
(54)【発明の名称】情報サイト管理装置及び情報サイト管理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0272 20230101AFI20241122BHJP
【FI】
G06Q30/0272
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023082643
(22)【出願日】2023-05-19
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-10-12
(71)【出願人】
【識別番号】523017763
【氏名又は名称】株式会社セレクトリンク
(74)【代理人】
【識別番号】110001793
【氏名又は名称】弁理士法人パテントボックス
(72)【発明者】
【氏名】吉本 尚史
【テーマコード(参考)】
5L030
5L049
【Fターム(参考)】
5L030BB08
5L049BB08
(57)【要約】
【課題】店舗情報掲載サイト上における掲載情報量の拡充及び掲載情報の信頼性向上を図る。
【解決手段】本発明に係る情報サイト管理装置は、店舗の店舗情報を掲載する情報サイト管理装置であって、店舗の店舗端末が情報サイトにログインするためのログイン手段と、店舗の店舗端末に、無料又は有料何れかの掲載料金プランを選択させる掲載料金選択手段と、ログインした店舗端末に、店舗情報のうち所定情報を登録又は更新させる登録更新手段と、店舗の店舗情報の掲載を削除する掲載削除手段と、を有し、掲載削除手段は、前記店舗の掲載料金プランが無料の場合、店舗の店舗端末の最終ログイン日から、第1所定期間を経過した後に、店舗の店舗情報の掲載を削除する。
【選択図】図10

【特許請求の範囲】
【請求項1】
店舗の店舗情報を掲載する情報サイト管理装置であって、
前記店舗の店舗端末が情報サイトにログインするためのログイン手段と、
前記店舗の店舗端末に、無料又は有料何れかの掲載料金プランを選択させる掲載料金選択手段と、
前記ログインした前記店舗端末に、前記店舗情報のうち所定情報を登録又は更新させる登録更新手段と、
前記店舗の店舗情報の掲載を削除する掲載削除手段と、
を有し、
前記掲載削除手段は、前記店舗の掲載料金プランが無料の場合、前記店舗の店舗端末の最終ログイン日から、第1所定期間を経過した後に、該店舗の店舗情報の掲載を削除すること、
を特徴とする情報サイト管理装置。
【請求項2】
前記掲載削除手段は、前記店舗の掲載料金プランが無料の場合であって、
前記所定情報が登録されていない場合には、前記店舗の店舗端末の最終ログイン日から、前記第1所定期間を経過した後に、該店舗の店舗情報の掲載を削除し、
前記所定情報が登録又は更新されている場合には、該店舗の店舗端末の最終ログイン日から、前記第1所定期間よりも長い第2所定期間を経過した後に、該店舗の店舗情報の掲載を削除すること、
を有することを特徴とする請求項1に記載の情報サイト管理装置。
【請求項3】
前記掲載削除手段は、前記店舗の掲載料金プランが無料の場合であって、
前記所定情報が登録されていない場合には、前記店舗の店舗端末の最終ログイン日から、前記第1所定期間を経過した後に、該店舗の店舗情報の掲載を削除し、
前記所定情報が登録又は更新されている場合には、該店舗の店舗端末の最終更新日から、前記第1所定期間よりも長い第2所定期間を経過した後に、該店舗の店舗情報の掲載を削除すること、
を有することを特徴とする請求項1に記載の情報サイト管理装置。
【請求項4】
前記所定情報は、前記店舗の営業に関する許可証を含むこと、
を特徴とする請求項1ないし3何れか一項に記載の情報サイト管理装置。
【請求項5】
コンピュータに、
店舗の店舗端末が店舗の店舗情報を掲載する情報サイトにログインするためのログイン手段と、
前記店舗の店舗端末に、無料又は有料何れかの掲載料金プランを選択させる掲載料金選択手段と、
前記ログインした前記店舗端末に、前記店舗情報のうち所定情報を登録又は更新させる登録更新手段と、
前記店舗の店舗情報の掲載を削除する掲載削除手段と、
として機能させ、
前記掲載削除手段は、前記店舗の掲載料金プランが無料の場合、前記店舗の店舗端末の最終ログイン日から、第1所定期間を経過した後に、該店舗の店舗情報の掲載を削除する、
情報サイト管理プログラム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報サイト管理装置及び情報サイト管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、飲食店やその運営企業などにおいては、店舗来店客の集客を図る目的で、例えば、ウェブ上の飲食店情報ウェブサイト(以下、「店舗情報掲載サイト」ともいう)に、店舗や会社を紹介掲載することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
ここで、店舗情報掲載サイトにおける情報掲載料に関し、掲載店舗に対して例えば毎月の定額の掲載料を課金・請求するサイト(以下、「有料掲載サイト」ともいう)と、掲載店舗に対して定額の掲載料を永続的に請求しないサイト(以下、「無料掲載サイト」ともいう)の大きく2種類のサイトが存在した。
【0004】
有料掲載サイトの場合、掲載料が有料のため、店舗側からすればサイト利用や店舗情報掲載に至るまでのハードルが高くなり、掲載店舗数が増えにくい傾向があり、サイト上における情報量の拡充を図りにくいというデメリットがある。これに対して、無料掲載サイトの場合、掲載料が無料のため、店舗側からすればサイト利用や店舗情報掲載に至るまでのハードルが低くなるため、掲載店舗数が増えやすく、サイト上における情報量の拡充を図りやすいというメリットがある。このため、特にサイト上の掲載店舗数が少ないサイト創設初期においては、掲載料無料とする課金・請求方法は有効的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005-115454号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、無料掲載サイトの場合には、店舗側の店舗情報掲載に至るまでのハードルが低くなる半面、どうしてもサイト上の掲載内容の情報更新を全く又は殆どせずに放置する安易な店舗も少なからず一定数は存在することから、サイトとして掲載内容の情報信頼性が低くなってしまうというデメリットがあった。なお、有料掲載サイトの場合には、店舗側の店舗情報掲載に至るまでのハードルが高くなる分、サイト上の掲載内容の情報更新をしっかり行う店舗が多くなる傾向があり、サイトとして掲載内容の情報信頼性を高く維持することか可能である。
【0007】
本発明は、上記の点に鑑み提案されたものであり、一つの側面において、店舗情報掲載サイト上における掲載情報量の拡充及び掲載情報の信頼性向上を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するため、本発明に係る情報サイト管理装置は、店舗の店舗情報を掲載する情報サイト管理装置であって、前記店舗の店舗端末が情報サイトにログインするためのログイン手段と、前記店舗の店舗端末に、無料又は有料何れかの掲載料金プランを選択させる掲載料金選択手段と、前記ログインした前記店舗端末に、前記店舗情報のうち所定情報を登録又は更新させる登録更新手段と、前記店舗の店舗情報の掲載を削除する掲載削除手段と、を有し、前記掲載削除手段は、前記店舗の掲載料金プランが無料の場合、前記店舗の店舗端末の最終ログイン日から、第1所定期間を経過した後に、該店舗の店舗情報の掲載を削除する。
【発明の効果】
【0009】
本発明の実施の形態によれば、一つの側面において、店舗情報掲載サイト上における掲載情報量の拡充及び掲載情報の信頼性向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本実施形態に係る店舗情報サイト管理システムのネットワーク構成例を示す図である。
図2】本実施形態に係るサイト管理サーバのハードウェア構成例を示す図である。
図3】本実施形態に係るサイト管理サーバのソフトウェア構成例を示す図である。
図4】本実施形態に係る店舗DBのデータ構成例を示す図である。
図5】本実施形態に係る登録必須項目の入力画面例を示す図である。
図6】本実施形態に係る登録推奨項目の入力画面例1を示す図である。
図7】本実施形態に係る登録推奨項目の入力画面例2を示す図である。
図8】本実施形態に係る許可証申請状況の確認画面例を示す図である。
図9】本実施形態に係る店舗情報掲載サイト画面例を示す図である。
図10】本実施形態に係るサイト管理サーバ10のアカウントの自動削除処理を示すフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
<概要>
本実施形態に係る店舗情報掲載サイトは、飲食店等の店舗情報を掲載するポータルサイトであって、情報掲載料に関し、無料掲載プラン及び有料掲載プランの2種類の料金プランを有している。店舗情報の掲載を希望する店舗は、何れかの料金プランを選択することが可能である。
【0012】
無料掲載プランの場合(有料掲載プランを選択していない場合)、店舗側は情報掲載料なしに無料で、サイト上に店舗情報を掲載し続けることができる。但し後述するように、無料掲載プランの場合、店舗が一定期間、サイトにログイン(又は情報更新)を行わなかった場合には、自動的にアカウントや、アカウントに紐づく掲載内容が削除される機能(以下、「自動削除機能」という)が稼働する。つまり、店舗が情報掲載料なしに無料でサイト上に店舗情報を掲載したい場合には、定期的に、サイトにログイン(又は情報更新)を行うことが要求される。反面、掲載店舗が一定期間内に掲載内容を確認(ログイン)又は更新さえすれば、無料でサイト上に店舗情報を掲載し続けることが可能である。
【0013】
サイト上の掲載店舗数が少ないサイト創設初期においては、掲載料無料とする課金・請求方法は有効的である。店舗側の店舗情報掲載に至るまでのハードルが低くなる分、掲載店舗数が増えやすく、サイト上における情報量の拡充を図りやすいというメリットがあるためである。しかしながら、店舗側の店舗情報掲載に至るまでのハードルが低くなる半面、どうしてもサイト上の掲載内容の情報更新を全く又は殆どせずに放置する安易な店舗も少なからず一定数は存在することから、サイトとして掲載内容の情報信頼性(情報正確性)が低くなってしまうというデメリットがある。
【0014】
そこで、本実施形態においては、無料掲載プラン選択時における自動削除機能を導入することで、無料掲載プランによる店舗側の店舗情報掲載に至るまでのハードルを低くし、掲載店舗数を増えやすくするという無料掲載プランによるメリットを得る。また同時に、一定条件を満たした場合、自動削除機能によりサイト上の掲載内容の情報更新を全く又は殆どせずに放置する店舗を削除することで、サイトとして掲載内容の情報信頼性が低くなってしまうという無料掲載プランによるデメリットを低減するものである。
【0015】
なお、店舗が初めから有料掲載プランを選択したり、無料掲載プランから有料掲載プランへのプラン移行をした場合には、以降の情報掲載料が発生するものの、上述の自動削除機能は稼働しない。有料掲載サイトの場合には、店舗側の店舗情報掲載に至るまでのハードルが高くなるものの、そもそもサイト上の掲載内容の情報更新をしっかり行う店舗が多くなる傾向があり、サイトとして掲載内容の情報信頼性を高く維持することか可能である。以下詳しく説明する。
【0016】
<システム構成>
(ネットワーク構成)
図1は、本実施形態に係る店舗情報サイト管理システムのネットワーク構成例を示す図である。図1の店舗情報サイト管理システム100は、サイト管理サーバ10、店舗端末20、及び閲覧者端末30を含み、ネットワーク50を介して接続されている。
【0017】
サイト管理サーバ10は、飲食店等の店舗情報を掲載するポータルサイトを提供し、サイト上に飲食店舗の店舗情報(店舗紹介情報)を登録掲載するウェブサーバ装置である。
【0018】
店舗端末20は、サイトの利用登録(アカウント登録)を行った飲食店舗の有する情報端末である。店舗運営者は、店舗端末20を用いてサイト管理サーバ10により提供されるサイトにアクセス・ログインし、飲食店舗の店舗情報を登録・更新(アップデート)する。
【0019】
閲覧者端末30は、サイトの一般閲覧者の有する情報端末である。閲覧者は、閲覧者端末30を用いてサイト管理サーバ10により提供されるサイトにアクセス・ログインし、サイト上に掲載された飲食店舗の店舗情報を検索・閲覧する。
【0020】
ネットワーク50は、有線、無線を含む通信ネットワークである。ネットワーク50は、例えば、インターネット、公衆回線網、WiFi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)などを含む。
【0021】
なお、店舗端末20及び閲覧者端末30は、例えばスマートフォン、タブレット端末又はパーソナルコンピュータなどにより実現され、サイトにアクセスするための所定のアプリケーションプログラム(例えば汎用ウェブブラウザやサイト用特定アプリ等)が予めインストールされる。
【0022】
(ハードウェア構成)
図2は、本実施形態に係るサイト管理サーバのハードウェア構成例を示す図である。サイト管理サーバ10は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、HDD(Hard Disk Drive)14、及び通信装置15を有する。
【0023】
CPU11は、各種プログラムの実行や演算処理を行う。ROM12は、起動時に必要なプログラムなどが記憶されている。RAM13は、CPU11での処理を一時的に記憶したり、データを記憶したりする作業エリアである。HDD14は、各種データ及びプログラムを格納する。通信装置15は、ネットワーク50を介して他装置との通信を行う。
【0024】
(ソフトウェア構成)
図3は、本実施形態に係るサイト管理サーバのソフトウェア構成例を示す図である。サイト管理サーバ10は、主な機能部として、ログイン部101、利用登録部102、掲載料金選択部103、登録更新部104、掲載削除部105、及び記憶部107を有する。
【0025】
ログイン部101は、店舗の店舗端末20が情報サイトにログインするための機能を有している。またログイン部101は、店舗側がログインする度に店舗DB107aにおける「最終ログイン日」を更新する。
【0026】
利用登録部102は、店舗のサイトの利用登録時に、店舗DB107aに「店舗ID」、「ユーザID」、「パスワード」、「メールアドレス」を登録することで、アカウント登録を行う機能を有している。アカウント登録時の「ユーザID」、「パスワード」はサイトにアクセス・ログインするためのユーザID及びパスワードとして用いられる。
【0027】
掲載料金選択部103は、店舗の店舗端末20に、無料又は有料何れかの掲載料金プランを選択させる機能を有している。
【0028】
登録更新部104は、サイトにログインした店舗端末20に、店舗情報のうち所定情報(登録必須項目及び登録推奨項目)を登録又は更新させる機能を有している。
【0029】
掲載削除部105は、店舗DB107aにおける当該店舗のアカウントを自動削除もしくはサイト上から当該店舗情報の掲載を停止するなどして、掲載されている店舗の店舗情報の掲載をサイトから削除する機能を有している。
【0030】
記憶部107は、店舗DB107aを記憶する機能を有している。詳しくは後述する。
【0031】
なお、これら各機能部は、本発明に係る機能部であって、サイト管理サーバ10が店舗情報を掲載・管理するために必要な各種機能部を他にも備えていることは言うまでもない。また各機能部は、サイト管理サーバ10を構成するコンピュータのCPU、ROM、RAM等のハードウェア資源上で実行されるプログラムによって実現されるものである。これらの機能部は、「手段」、「モジュール」、「ユニット」、又は「回路」に読替えてもよい。また、サイト管理サーバ10における記憶部107の店舗DB107aは、ネットワーク50上の外部記憶装置に配置することも可能である。また、上記コンピュータプログラム及びアプリケーションプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に格納されていてもよい。
【0032】
(店舗DB)
図4は、本実施形態に係る店舗DBのデータ構成例を示す図である。店舗DB107aは、サイトに利用登録を行った飲食店舗に関する店舗情報が登録されたDBである。本実施形態に係る店舗DB107aは、例えば「店舗ID」、「ユーザID」、「パスワード」、「メールアドレス」、「アカウント登録日」、「最終ログイン日」、「最終更新日」、「掲載料金プラン」、「店舗名」、「業種」、「電話番号」、「所在地」、「営業時間」、「定休日」、「最寄り駅」、「店舗特徴」、「店舗PR文」、「料金」、「席数」、「在籍数」、「在籍年齢層」、「URL」、「許可証」、「受理」などのデータ項目を有する。
【0033】
「店舗ID」は、サイトの利用登録時にサイト管理サーバ10により飲食店舗毎に付番される管理用の固有識別子である。「ユーザID」、「パスワード」、「メールアドレス」は、利用登録時に店舗運営者がアカウント登録したもので、「ユーザID」、「パスワード」はサイト管理サーバ10により提供されるサイトにアクセス・ログインするためのユーザID及びパスワードとして用いられる。
【0034】
「アカウント登録日」は、店舗側がサイトの利用登録を行った日を示す。「最終ログイン日」は、店舗側がサイト管理サーバ10により提供されるサイトに最後にログインした日を示す。「最終ログイン日」は、店舗側がログインする度にサイト管理サーバ10により更新される。「最終更新日」は、店舗側が店舗情報を更新(アップデート)する度にサイト管理サーバ10により更新される。「掲載料金プラン」は、店舗が選択した無料掲載プラン又は有料掲載プランの何れかの料金プランを示す。本実施形態に係る店舗情報掲載サイトは、飲食店等の店舗情報を掲載するポータルサイトであって、情報掲載料に関し、無料掲載プラン及び有料掲載プランの2種類の料金プランを有している。店舗情報の掲載を希望する店舗は、何れかの料金プランを選択する。
【0035】
「店舗名」、「業種」、「電話番号」、「所在地」は、サイトに利用登録を行った飲食店舗の店舗名、業種、電話番号、所在地の情報である。本実施形態においてこれら情報は登録が必須とされる項目(登録必須項目という)である。また登録必須項目は、店舗情報の掲載条件である。登録必須項目の情報は、例えば新規の利用登録後に店舗運営者により店舗マイページ等から入力されることで、店舗DB107aに登録される。
【0036】
「営業時間」、「定休日」、「最寄り駅」、「店舗特徴」、「店舗PR文」、「料金」、「席数」、「在籍数」、「在籍年齢層」、「URL」、「許可証」は、サイトに利用登録を行った飲食店舗の営業時間、定休日、最寄り駅、店舗特徴、店舗PR文、料金、席数、在籍数(例えば接客スタッフ数)、在籍年齢層(例えば接客スタッフの主年齢層)、自ウェブサイトのURL、営業登録許可証等の許可証(画像データ)の情報である。本実施形態においてこれら情報は登録が推奨とされる項目(登録推奨項目という)である。登録推奨項目の情報は、例えば新規の利用登録後に店舗運営者により店舗マイページ等から入力されることで、店舗DB107aに登録される。
【0037】
「受理」は、許可証の受理確認ステータスを示すフラグである。店舗運営者から許可証が登録申請された場合、サイト運営者によりその内容確認の後に正式に登録が受理される。サイト運営者により受理操作がなされた場合、例えば「受理」が示すフラグは0から1に変更される。
【0038】
ここで、本実施形態に係る登録必須項目は、サイト上における店舗情報掲載条件である。よって少なくとも登録必須項目が登録されれば、サイト上には、店舗情報が掲載可能であるが、掲載される店舗情報は、「店舗名」、「業種」、「電話番号」、「所在地」のみである。一方、本実施形態に係る登録推奨項目は、サイト上における店舗情報掲載条件ではないものの、掲載情報の信頼性向上を図るため、サイト上店舗からの登録が強く推奨される。登録推奨項目が登録された場合、サイト上に掲載される店舗情報には、「店舗名」、「業種」、「電話番号」、「所在地」といった登録必須項目の情報のみならず、「営業時間」、「定休日」、「最寄り駅」、「店舗特徴」、「店舗PR文」、「料金」、「席数」、「在籍数」、「在籍年齢層」、「URL」、「許可証」といった登録推奨項目の情報が追加される。
【0039】
なお、上述の登録必須項目と登録推奨項目の情報はあくまで一例である。登録推奨項目として、他に例えばメニュー、店舗写真、SNSなどの情報があってもよい。また登録必須項目と登録推奨項目の境目について、前者はサイト上における店舗情報掲載条件のため、店舗情報掲載にあたり最低限必要とされる情報といえる。よって場合によっては、登録必須項目は例えば「店舗名」及び「所在地」ないし「店舗名」及び「電話番号」のみであってもよく、また逆に登録必須項目は「店舗名」、「業種」、「電話番号」、「所在地」のみならず更に「営業時間」、「定休日」を含んでもよい。この場合、その分の登録推奨項目には、上記の「営業時間」、「定休日」が除外される。
【0040】
<店舗マイページ画面例>
はじめに、店舗運営者は店舗端末20を用いてサイト管理サーバ10により提供されるサイトにアクセスし、「ユーザID」、「パスワード」、「メールアドレス」を入力することで、利用登録を行う(非図示)。利用登録時の「ユーザID」、「パスワード」はサイト管理サーバ10により提供されるサイトにアクセス・ログインするためのユーザID及びパスワードとして用いられる。
【0041】
(登録必須項目の登録)
図5は、本実施形態に係る登録必須項目の入力画面例を示す図である。店舗運営者は店舗端末20を用いてサイト管理サーバ10により提供されるサイトにアクセス・ログインし、店舗マイページの入力画面1001上で、登録必須項目1001aを入力するとともに、料金プラン1001bを選択し、「登録・更新」1001cを押下することで、店舗情報の登録(入力)を行う。
【0042】
上述したように、本実施形態において、例えば「店舗名」、「業種」、「電話番号」、「所在地」は、店舗情報掲載のために登録が必須とされる項目(登録必須項目)である。サイト管理サーバ10は、店舗端末20からユーザID(又は店舗ID)を含む登録要求を受信すると店舗DB107aのレコード上、ユーザID(又は店舗ID)で特定される店舗に紐付けて、サイト上に掲載される店舗情報として、入力された登録必須項目及び料金プランの情報を登録・更新する。
【0043】
(登録推奨項目1の登録)
図6は、本実施形態に係る登録推奨項目の入力画面例1を示す図である。店舗運営者は店舗端末20を用いて、店舗マイページの入力画面1002上で、登録推奨項目1002aを入力し、「登録・更新」(非図示)を押下することで、店舗情報の登録(入力)を行う。
【0044】
本実施形態において、例えば「営業時間」、「定休日」、「最寄り駅」、「店舗特徴」、「店舗PR文」、「料金」、「席数」、「在籍数」、「在籍年齢層」、「URL」は、店舗情報掲載のために登録が推奨される項目(登録推奨項目)である。サイト管理サーバ10は、店舗端末20からユーザID(又は店舗ID)を含む登録要求を受信すると店舗DB107aのレコード上、ユーザID(又は店舗ID)で特定される店舗に紐付けて、サイト上に掲載される店舗情報として、入力された登録推奨項目の情報を登録・更新する。
【0045】
ここで、登録推奨項目の入力は、登録必須項目とは異なり、サイト上の店舗情報の掲載条件ではない。しかしながら、サイトとして掲載内容の情報信頼性を向上させるため、入力画面1002上、例えば「掲載情報充実で、アクセス数・来店数アップが見込める!」「自動削除期間の延長(無料プランのみ)!」といったように登録メリットをアピール表示し、店舗運営者に登録推奨項目の登録を促すことができる。
【0046】
(登録推奨項目2の登録)
図7は、本実施形態に係る登録推奨項目の入力画面例2を示す図である。上述したように、本実施形態において、登録推奨項目として「許可証」がある。「許可証」は、営業登録許可証等の許可証(画像データ)の情報である。
【0047】
店舗運営者は店舗端末20を用いて、店舗マイページの入力画面1003上で、店舗の許可証のデータファイルを選択入力し、「申請・更新」1003bを押下することで、許可証情報の登録申請を行う。サイト管理サーバ10は、店舗端末20からユーザID(又は店舗ID)を含む登録要求を受信すると店舗DB107aのレコード上、ユーザID(又は店舗ID)で特定される店舗に紐付けて、サイト上に掲載される店舗情報として、入力された許可証のデータファイルを登録・更新する。またサイト管理サーバ10は、許可証の受理確認にステータスを示すフラグである「受理」に0をセットする。
【0048】
登録推奨項目の一つである「許可証」の入力は、登録必須項目とは異なり、サイト上の店舗情報の掲載条件ではない。しかしながら、サイトとして掲載内容の情報信頼性を向上させるため、入力画面1003上、例えば「店舗の信頼度アップが見込める!」「自動削除期間の延長(無料プランのみ)!」「優先的に上位表示!」といったように登録メリットをアピール表示し、店舗運営者に許可証の登録を促すことができる。
【0049】
図8は、本実施形態に係る許可証申請状況の確認画面例を示す図である。店舗運営者から許可証の登録申請がなされた場合、一旦申請確認中の表示がなされる。サイト運営者によりその内容確認の後受理操作がなされた場合に、正式に許可証の登録申請が受理され、許可証申請状況の確認画面においても、その旨が表示される。なお、登録申請が受理された許可証は、一般閲覧者に対して公開してもよいし、もしくは非公開としてもよい。
【0050】
<店舗情報掲載画面例>
図9は、本実施形態に係る店舗情報掲載サイト画面例を示す図である。サイトの一般閲覧者は閲覧者端末30を用いてサイト管理サーバ10により提供されるサイトにアクセスし、サイト上に掲載された飲食店舗の店舗情報を検索・閲覧することができる。図9に示される店舗情報掲載サイト画面においては、例えば店舗情報A及び店舗情報Bが掲載表示されている。
【0051】
店舗情報Aの場合、掲載されている情報は、(最終)更新日2001a、店舗情報2001b、及び、許可証が受理されたことを示す許可証確認店2001cの表示アイコンを含む。より具体的に、店舗運営者により店舗DB107aに登録(入力)された店舗情報2001bとして、「店舗名」、「業種」といった登録必須項目の情報と、「営業時間」、「定休日」、店舗情報詳細(例えば「最寄り駅」、「店舗特徴」、「店舗PR文」、「料金」、「席数」、「在籍数」、「在籍年齢層」、「URL」)、及び許可証といった登録推奨項目の情報とが掲載表示されている(図4)。
【0052】
一方、店舗情報Bの場合、掲載されている情報は、(最終)更新日2001a、店舗情報2001bを含むが、より具体的に、店舗運営者により店舗DB107aに登録(入力)された店舗情報2001bとして、「店舗名」、「業種」といった登録必須項目の情報のみが掲載表示されている。店舗情報Bの場合、登録推奨項目の情報は登録されていない(図4)。
【0053】
即ち、店舗情報Aは、登録必須項目のみならず登録推奨項目までしっかりと店舗情報を登録している店舗によるものであるのに対し、店舗情報Bは、最低限の登録必須項目のみ登録している店舗によるものである。一般閲覧者から見ても店舗情報Aの方が詳しく店舗情報を閲覧することが可能であり、サイトとしても店舗情報Aの方が掲載内容の情報信頼性に寄与しているといえる。
【0054】
<情報処理>
図10は、本実施形態に係るサイト管理サーバ10のアカウントの自動削除処理を示すフローチャート図である。CPU11が図6に示すフローチャートを実現可能なプログラムを読み込んで実行させることで、各ステップ(以下、「S」と表記する)を実現することができる。
【0055】
S1:サイト管理サーバ10は、店舗の登録必須項目が登録済みか否かを判定する。具体的には、店舗DB107aにおける当該店舗の登録必須項目の情報の登録有無により、登録必須項目が登録済みか否かを判定可能である。登録必須項目が登録済みでないと判定した場合、S2へ進む。登録必須項目が登録済みと判定した場合、S3へ進む。なお、登録必須項目の情報の登録有無を判定するにあたり、登録推奨項目は複数あるところ、望ましくは全項目の登録有無を判定する。
【0056】
S2:サイト管理サーバ10は、店舗DB107aにおける当該店舗の「アカウント登録日」から1週間経過したか否かを判定する。1週間経過した場合、S7へ進む。1週間経過しない場合、再びS1へ進む。
【0057】
S3:サイト管理サーバ10は、店舗DB107aにおける当該店舗の「掲載料金プラン」が、無料(無料掲載プラン)又は有料(有料掲載プラン)の何れかであるかを判定する。無料掲載プランと判定した場合、S4へ進む。一方有料掲載プランと判定した場合、再びS3へ進む。有料掲載プランであるがゆえ(無料掲載プランに移行しない限り)、S7へ進むことはないため、当該店舗のアカウントは削除されない。
【0058】
S4:サイト管理サーバ10は、登録推奨項目が登録済みか否かを判定する。具体的には、店舗DB107aにおける当該店舗の登録推奨項目の情報の登録有無により、登録推奨項目が登録済みか否かを判定可能である。登録推奨項目が登録済みでないと判定した場合、S5へ進む。登録推奨項目が登録済みと判定した場合、S6へ進む。
【0059】
なお、登録推奨項目の情報の登録有無を判定するにあたり、登録推奨項目は複数あることから(図4)、複数のうち1つ又は所定数の項目、所定項目、もしくは全項目の何れかの登録有無を判定することができる。
【0060】
S5:サイト管理サーバ10は、店舗DB107aにおける当該店舗の「最終ログイン日」から1か月(第1所定期間)経過したか否かを判定する。1か月経過した場合、S7へ進む。1か月経過しない場合、再びS3へ進む。
【0061】
S6:サイト管理サーバ10は、店舗DB107aにおける当該店舗の「最終ログイン日」から3か月経過したか否かを判定する。3か月(第1所定期間よりも長い第2所定期間)経過した場合、S7へ進む。3か月経過しない場合、再びS3へ進む。なお後述するように、サイト管理サーバ10は、店舗DB107aにおける当該店舗の「最終更新日」から3か月経過したか否かを判定してもよい。
【0062】
S7:サイト管理サーバ10は、店舗DB107aにおける当該店舗のアカウントを自動削除する。なお、店舗DB107aから当該店舗のアカウントを自動削除しなくとも、サイト上から当該店舗情報の掲載を停止してもよく、即ちサイト上から当該店舗の店舗情報が削除されればよい。
【0063】
本実施形態において、サイト管理サーバ10は、以下の場合に店舗DB107aから当該店舗のアカウントを自動削除する。
・利用登録時(アカウント登録時)から、1週間以内に登録必須項目が登録されない場合(S2:YES)
・無料掲載プラン選択時、登録推奨項目は登録済みでないときは、「最終ログイン日」から1か月経過した場合(S5:YES)
・無料掲載プラン選択時、登録推奨項目は登録済みであるときは、「最終ログイン日」(もしくは「最終更新日」)から3か月経過した場合(S6:YES)
特に、S5又はS6においては、「最終ログイン日」から1か月又は3か月経過した場合に当該店舗のアカウントが自動削除される。逆に店舗運営者が定期的に(1か月又は3か月以内に)、サイトにログインしさえすれば、アカウントが自動削除されないため、サイト上に店舗情報を永続的に無料掲載が可能である。
【0064】
これにより、無料掲載サイトの場合(無料掲載プラン選択時)に、サイト上の掲載内容の情報更新を全く又は殆どせずに放置する安易な店舗を選別し、当該店舗のアカウントを削除することができる。即ち、無料掲載サイトの場合に、店舗側の店舗情報掲載に至るまでのハードルが低くなる半面、どうしてもサイト上の掲載内容の情報更新を全く又は殆どせずに放置する安易な店舗も少なからず一定数は存在することから、サイトとして掲載内容の情報信頼性が低くなってしまうというデメリットを低減できる。
【0065】
また、店舗側が無料掲載プラン選択時であって登録推奨項目を登録済みでない場合には、「最終ログイン日」から1か月経過した場合に当該店舗のアカウントが自動削除されるところ、登録推奨項目を登録済みである場合には、自動削除までの判定期間が1か月から3か月に延長される。サイト上に店舗情報を永続的に無料掲載したい店舗によってこれは有利な条件である。このようなインセンティブを付与することで、店舗側に対していっそう詳しい店舗情報の登録を促し、個々の店舗情報の充実化及びサイトとして掲載内容の情報信頼性の向上を図ることができる(図9)。
【0066】
また、S4における登録済みか否かを判定対象の登録推奨項目には、一つに、当該店舗が公的機関から許可を得て営業を行っている店舗であることを証として示す許可証を含んでいる。店舗側が無料掲載プラン選択時であって登録推奨項目の一つである許可証を申請登録済みである場合(S4:YES)、自動削除までの判定期間が1か月から3か月に延長される(S6)。サイト上に店舗情報を永続的に無料掲載したい店舗によってこれは有利な条件である。店舗側にいっそう詳しい店舗情報の登録に対し、このようなインセンティブを付与することで、個々の店舗情報の充実化及びサイトとして掲載内容の情報信頼性の向上を図ることができる(図9)。
【0067】
また、S6における「最終ログイン日」から3か月経過した場合にというアカウント自動削除条件を、「最終更新日」から3か月経過した場合にというアカウント自動削除条件に変更してもよい。この場合には、店舗運営者が定期的に(3か月以内毎に)、掲載される店舗情報を更新しさえすれば、アカウントが自動削除されず、サイト上に店舗情報を永続的に無料掲載が可能である。「最終ログイン日」という起算日よりも「最終更新日」という起算日の方がハードルは高くなったといえるものの、その分サイトとして掲載内容の情報信頼性が低くなってしまうというデメリットをより低減できる。ここで更新対象となる店舗情報は、例えば登録推奨項目とすることができるが、登録推奨項目の中には、営業時間、最寄り駅・・など、定期的に更新されない性質の情報を含むことから、定期的に更新されるべき登録推奨項目として、他に例えば店舗写真、SNS(ブログ)などの情報があるとよい。
【0068】
<総括>
以上本実施形態によれば、無料掲載プラン選択時における自動削除機能を導入することで、無料掲載プランによる店舗側の店舗情報掲載に至るまでのハードルを低くし、掲載店舗数を増えやすくするという無料掲載プランによるメリットを得ることができる。また同時に、自動削除機能によりサイト上の掲載内容の情報更新を全く又は殆どせずに放置する店舗を削除することで、サイトとして掲載内容の情報信頼性が低くなってしまうという無料掲載プランによるデメリットを低減することができる。即ち本実施形態によれば、店舗情報掲載サイト上における掲載情報量の拡充及び掲載情報の信頼性向上を図ることが可能である。
【0069】
なお、本発明の好適な実施の形態により、特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更を加えることができることは明らかである。すなわち、具体例の詳細および添付の図面により本発明が限定されるものと解釈してはならない。
【0070】
本実施形態に係る飲食店は店舗の一例に過ぎず、業種は問わない。本発明は、複数の店舗が掲載される店舗情報掲載サイトに適用することが可能である。
【符号の説明】
【0071】
10 サイト管理サーバ
20 店舗端末
30 閲覧者端末
50 ネットワーク
100 店舗情報サイト管理システム
101 ログイン部
102 利用登録部
103 掲載料金選択部
104 登録更新部
105 掲載削除部
107 記憶部

図1
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