(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024166775
(43)【公開日】2024-11-29
(54)【発明の名称】商品登録システムおよびプログラム
(51)【国際特許分類】
G07G 1/00 20060101AFI20241122BHJP
【FI】
G07G1/00 311D
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023083111
(22)【出願日】2023-05-19
(71)【出願人】
【識別番号】000003562
【氏名又は名称】東芝テック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 勇貴
【テーマコード(参考)】
3E142
【Fターム(参考)】
3E142AA01
3E142BA01
3E142FA42
3E142GA16
3E142GA22
3E142GA35
3E142GA41
3E142JA01
3E142KA08
(57)【要約】
【課題】画像認識により特定する商品の範囲を広げた場合の信頼性を高め、実用的運用が可能な商品登録システムおよびプログラムを提供する。
【解決手段】商品登録システムは、所定の開口部への物品の1投入あたりの撮像で複数の画像を得る撮像部と、画像に映り込んだ物品の外観の特徴を示す特徴情報を出力する特徴情報出力部と、少なくとも価格を含む商品の情報に関連付けられ照合用データに特徴情報を照らし合わせて両者の似ている程度を示す類似度を出力する類似度出力部と、類似度に基づいて特徴情報に合致する商品の情報を特定する商品特定部と、商品特定部が特定した商品の情報を登録する商品登録部と、を備える。商品特定部は、同じ投入にかかる複数の画像に類似度が第1閾値を上回る照合用データが複数あった場合、それらの照合用データが関連付けられた商品の情報のうち、価格が高い方を、特徴情報に合致する商品の情報であるとする。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の領域への出入り口である開口部を通過する物品を撮像し、前記領域への投入1回あたりの撮像で複数の画像を得る撮像部と、
前記画像の入力を受けて前記画像に映り込んだ物品の外観の特徴を示す情報である特徴情報を出力する特徴情報出力部と、
少なくとも価格を含む商品の情報に関連付けられ前記商品の外観の特徴を示す情報の代表値である照合用データに、前記特徴情報を照らし合わせて、両者の似ている程度を示す類似度を出力する類似度出力部と、
前記類似度に基づいて前記特徴情報に合致する前記商品の情報を特定する機能部であって、同じ前記投入にかかる複数の前記画像に前記類似度が第1閾値を上回る前記照合用データが複数あった場合、それらの前記照合用データが関連付けられた前記商品の情報のうち、前記価格が高い方を、前記特徴情報に合致する前記商品の情報であるとする商品特定部と、
前記商品特定部が特定した前記商品の情報を登録する商品登録部と、
を備える商品登録システム。
【請求項2】
前記商品の情報は、前記商品が第1商品または複数個の前記第1商品を組にした第2商品のいずれか一方である場合に、他方を対応付ける情報である対応情報をさらに含み、
前記商品特定部は、同じ前記投入にかかる複数の前記画像に前記類似度が前記第1閾値を上回る前記照合用データが複数あったが、それらの前記照合用データが関連付けられた前記商品の情報が前記対応情報として互いの情報を含まない場合には、前記撮像部による撮像をやり直すための動作の実行を求めるアラートを出力する
請求項1に記載の商品登録システム。
【請求項3】
前記商品特定部は、前記類似度が前記第1閾値を上回る前記照合用データの数が、第2閾値以上の場合、前記撮像部による撮像をやり直すための動作の実行を求めるアラートを出力する
請求項1に記載の商品登録システム。
【請求項4】
前記商品特定部は、前記類似度が前記第1閾値を上回る前記照合用データの数が、第2閾値以上の場合、前記第1閾値を上回る前記照合用データが関連付けられた前記商品の情報を選択肢として提示する
請求項1に記載の商品登録システム。
【請求項5】
前記商品特定部は、同じ前記投入にかかる複数の前記画像に前記類似度が前記第1閾値を上回る前記照合用データが複数ある場合に、それらの前記照合用データが関連付けられた前記商品の情報を、前記価格が高い方から順に、選択肢として提示する
請求項1に記載の商品登録システム。
【請求項6】
所定の領域への出入り口である開口部を通過する物品を撮像し、前記領域への投入1回あたりの撮像で複数の画像を得る撮像部を備える商品登録システムのコンピュータを、
前記画像の入力を受けて前記画像に映り込んだ物品の外観の特徴を示す情報である特徴情報を出力する特徴情報出力部と、
少なくとも価格を含む商品の情報に関連付けられ前記商品の外観の特徴を示す情報の代表値である照合用データに、前記特徴情報を照らし合わせて、両者の似ている程度を示す類似度を出力する類似度出力部と、
前記類似度に基づいて前記特徴情報に合致する前記商品の情報を特定する機能部であって、同じ前記投入にかかる複数の前記画像に前記類似度が第1閾値を上回る前記照合用データが複数あった場合、それらの前記照合用データが関連付けられた前記商品の情報のうち、前記価格が高い方を、前記特徴情報に合致する前記商品の情報であるとする商品特定部と、
前記商品特定部が特定した前記商品の情報を登録する商品登録部と、
として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、商品登録システムおよびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
販売データ処理においては、画像認識により得られる物品の外観的な特徴(形状や色など)を示す情報により、商品を特定する技術が用いられている(例えば特許文献1)。現在この技術は、主に果物や野菜など、バーコード等のコードシンボルが付されない商品の特定に用いられている。その他の、パッケージにコードシンボルが表示された商品については、従来のように、コードシンボルを読み取って得られるコード情報による商品特定が行われている。
【0003】
ここで、近年、画像認識による商品特定の対象をコードシンボル付きの商品にも広げ、コードシンボル読取によらない、パッケージの外観の特徴からの、商品特定が試みられている。しかしながら、取引対象として登録するための商品特定をパッケージの画像認識で行うには、信頼性(正確さ)の上での課題があり、実用化に向けて工夫されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、画像認識により特定する商品の範囲を広げた場合の信頼性を高め、実用的運用が可能な商品登録システムおよびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態の商品登録システムは、所定の領域への出入り口である開口部を通過する物品を撮像し、前記領域への投入1回あたりの撮像で複数の画像を得る撮像部と、前記画像の入力を受けて前記画像に映り込んだ物品の外観の特徴を示す情報である特徴情報を出力する特徴情報出力部と、少なくとも価格を含む商品の情報に関連付けられ前記商品の外観の特徴を示す情報の代表値である照合用データに、前記特徴情報を照らし合わせて、両者の似ている程度を示す類似度を出力する類似度出力部と、前記類似度に基づいて前記特徴情報に合致する前記商品の情報を特定する機能部であって、同じ前記投入にかかる複数の前記画像に前記類似度が第1閾値を上回る前記照合用データが複数あった場合、それらの前記照合用データが関連付けられた前記商品の情報のうち、前記価格が高い方を、前記特徴情報に合致する前記商品の情報であるとする商品特定部と、前記商品特定部が特定した前記商品の情報を登録する商品登録部と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】
図1は、第1実施形態の商品登録システムの構成の一例を示す図である。
【
図2】
図2は、携帯型端末の構成の一例を示すブロック図である。
【
図3】
図3は、サーバの構成の一例を示すブロック図である。
【
図4】
図4は、商品マスタが含む項目の例を示す図である。
【
図5】
図5は、携帯型端末およびサーバの機能構成例を示すブロック図である。
【
図6】
図6は、サーバの制御部が実行する処理の流れを示す図である。
【
図7】
図7は、第6実施形態のPOS端末の構成の一例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
(第1実施形態)
実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、実施形態の商品登録システム100の構成の一例を示す図である。
【0008】
商品登録システム100は、サーバ1と、カート3に取り付けて使用される携帯型端末5および撮像部6と、を含む。
【0009】
商品登録システム100が取り扱う対象は、例えば、バンドル商品90や、単品商品91である。単品商品91は、第1商品の一例である。バンドル商品90は、複数個の第1商品を組にした第2商品の一例である。つまり、バンドル商品90は、同じ単品商品91が複数個まとめられたものである。こういったバンドル商品90と単品商品91とが店舗内に混在、共存する商品の一例は、缶ビールである。
【0010】
単品商品91とバンドル商品90とでは、異なる商品コードが割り当てられている。商品コードは、商品を特定可能な情報の一例であって、例えばJANコードである。なお、商品の外装(パッケージ)には、商品コードがエンコードされたバーコードが表示されていることが多い。ここで、バーコードは、コードシンボルの一例である。コードシンボルは、二次元コード等の他の形態のものであっても構わない。バンドル商品90の、単品商品91を束ねる包装材には、単品商品91とは異なるコードシンボルが表示されている。
【0011】
カート3は、荷受け籠31が車輪32およびハンドル33付きのフレーム34で支えられたものである。荷受け籠31は、上面に開口部301を有する容器である。ここで、荷受け籠31内の領域は所定の領域の一例であり、開口部301は所定の領域への出入り口の一例である。
【0012】
撮像部6は、開口部301を通過する物品を撮像するカメラである。撮像部6は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary MOS)等の撮像素子を有する。撮像部6は、物品(バンドル商品90や単品商品91)の外観が映り込んだ画像(撮像画像)を、携帯型端末5に送信(出力)する。撮像部6は、荷受け籠31への投入1回あたりの撮像で、複数枚の画像を得る。
【0013】
撮像部6は、1台のカート3に対して、1つ以上取り付けられる。
図1では、1台のカート3に取り付けられた撮像部6は1つであるが、1台のカート3に必要に応じて複数の撮像部6が設けられて構わない。また、携帯型端末5に備え付けの撮像部があればそれを撮像部6として活用しても構わない。
【0014】
携帯型端末5は、1台のカート3に対して、1つ取り付けられる。また、1台のサーバ1に対し、1台以上の携帯型端末5が通信を行う。
【0015】
このような構成の商品登録システム100において、荷受け籠31に商品(バンドル商品90や単品商品91)が投入された場合、開口部301を通過する商品が、撮像部6で撮像され、撮像画像はサーバ1に送信される。サーバ1は、受信した撮像画像に映り込んだ商品を、画像認識により得られる物品の外観的な特徴(形状や色、模様など)を示す情報により商品を特定し、特定された商品を購入対象(取引対象)として自動的に登録する。
【0016】
ここで、投入された商品がバンドル商品90である場合、バンドル商品90としてだけでなく、単品商品91としても認識されてしまう可能性があると考えられる。このように、一度の投入にかかる撮像で複数の商品が候補にあがった場合、バンドル商品90と単品商品91とのような対応関係があることから、価格が高い方が、登録される商品として正しい、すなわち「正」の商品であると考えられる。
【0017】
本実施形態では、一度の投入にかかる撮像で複数の商品が候補にあがった場合にも、「正」である商品を自動的に特定し、登録する。以下、そのための構成および処理について説明する。
【0018】
図2は、携帯型端末5の構成の一例を示すブロック図である。携帯型端末5は、例えばタブレット型の端末装置であって、CPU(Central Processing Unit)51、ROM(Read Only Memory)52、RAM(Random Access Memory)53、通信部54、表示部55、操作部56、音声出力部57、記憶部59等を備える。
【0019】
CPU51は、プロセッサの一例であり、携帯型端末5の各部を統括的に制御する。ROM52は、各種プログラムを記憶する。RAM53は、プログラムや各種データを展開するワークスペースである。CPU51、ROM52、およびRAM53は、バス等を介して接続され、コンピュータ構成の制御部50を構成する。
【0020】
通信部54は、制御部50と外部装置(例えばサーバ1)とを、ネットワークを介して通信可能に接続する通信インタフェースである。また、通信部54は、撮像部6が出力する撮像画像の入力を受け付ける。
【0021】
表示部55は、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示デバイスを有し、CPU51の制御の下、各種の情報を表示する。
【0022】
操作部56は、表示部55の表面に重ねて設けられるタッチパネル等の入力デバイスを有し、入力デバイスを介して入力される操作内容をCPU51に出力する。
【0023】
音声出力部57は、スピーカーやブザーを有し、CPU51の制御の下、音声を出力する。
【0024】
記憶部59は、SSD(Solid State Drive)やフラッシュメモリ等の記憶媒体を有し、電源を遮断しても記憶内容を維持する。記憶部59は、CPU51が実行可能なプログラム591や、各種の設定情報を記憶する。また、記憶部59(またはRAM53)は、一つの取引の開始から完了までの間、登録した商品(登録商品)のリスト(一覧)である登録商品リスト592を、記憶する。
【0025】
プログラム591は、携帯型端末5をモバイルPOSとして機能させるためのアプリケーションソフトウェアである。モバイルPOSは、移動可能なPOS端末である。なお、POSは、「Point Of Sale」の略称であって、「販売時点情報管理」を意味する。POS端末は、販売時点情報管理を行う装置である。
【0026】
制御部50は、CPU51が、ROM52や記憶部59に記憶されRAM53に展開されたプログラムに従って動作することによって、各種の処理を実行する。
【0027】
また、プログラム591の実行により、制御部50は、次の各種機能部を提供する。各種機能部は、例えば、後述(
図5参照)の画像送信部501や、商品情報取得部502、表示制御部505、操作受付部506、音声制御部507等である。
【0028】
図3は、サーバ1の構成の一例を示すブロック図である。サーバ1は、CPU11、ROM12、RAM13、通信部14、記憶部19等を備える。
【0029】
CPU11は、プロセッサの一例であり、サーバ1の各部を統括的に制御する。ROM12は、各種プログラムを記憶する。RAM13は、プログラムや各種データを展開するワークスペースである。CPU11、ROM12、およびRAM13は、バス等を介して接続され、コンピュータ構成の制御部10を構成する。
【0030】
通信部14は、制御部10と外部装置(例えば携帯型端末5)とを、ネットワークを介して通信可能に接続する通信インタフェースである。
【0031】
記憶部19は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等の記憶媒体を有し、電源を遮断しても記憶内容を維持する。記憶部19は、CPU11が実行可能なプログラム191や、商品マスタ192、商品登録情報193、プログラム191の実行時に使用する各種の設定情報などを、記憶する。商品登録情報193は、顧客が購入するとして登録した商品の情報であって、つまり、取引対象の商品の情報である。
【0032】
制御部10は、CPU11が、ROM12や記憶部19に記憶されRAM13に展開されたプログラム191に従って動作することによって、各種の処理を実行する。またこれにより、制御部10は、各種機能部を提供する。各種機能部は、例えば、後述(
図5参照)の特徴情報出力部101や、類似度出力部102、商品特定部103、対応確認部104、候補提示部105、商品登録部106等である。
【0033】
図4は、商品マスタ192が含む項目の例を示す図である。商品マスタ192は、商品の情報の一例であって、店舗が取り扱う商品の情報が、例えばテーブルの形式でまとめられたものである。商品の情報の項目としては、例えば、「商品コード」や、「商品名」、「単価」、「照合用データ」、「色」、「対応商品」等がある。
【0034】
商品コードは、商品を特定可能な情報の一例であって、例えばJANコードである。他の情報(単価、照合用データ、色、対応商品など)は、商品コードに関連づけて記憶されている。
【0035】
「商品名」の項目に記録されるのは、商品の名称である。「単価」の項目に記録されるのは、商品一つ分の価格である。「色」の項目に記録されるのは、商品の色や柄(模様)を示す情報である。
【0036】
照合用データは、特徴情報の代表値である。特徴情報は、物品の外観の特徴を示す情報である。特徴情報は、商品の外観を撮像した画像(撮像画像)に所定の処理を施すことにより出力される(得られる)値であって、例えば、ベクトル等の大きさと向きを持つ量である。照合用データは、撮像条件等により変動する特徴情報の、標準的な値である。
【0037】
「対応商品」の項目に記録されるのは、「対応商品に関する情報」である。「対応商品」は、該当レコードの商品コードが示す商品に対応する商品である。本実施形態における「対応商品に関する情報」は、対応情報の一例であって、商品が単品商品91またはバンドル商品90のいずれか一方である場合に、他方を対応付ける情報である。
【0038】
具体的には、該当レコードの商品コードが示すものが単品商品91であれば、「対応商品」の項目に記録されるのは、バンドル商品90を示す情報(例えば商品コード)である。また、該当レコードの商品コードが示すものがバンドル商品90であれば、「対応商品」の項目に記録されるのは、単品商品91を示す情報(例えば商品コード)である。
【0039】
図5は、携帯型端末5およびサーバ1の機能構成例を示すブロック図である。携帯型端末5の制御部50は、画像送信部501や、商品情報取得部502、表示制御部505、操作受付部506、音声制御部507等の機能部を備える。
【0040】
画像送信部501は、撮像部6から受信した撮像画像を、サーバ1に送信(転送、出力)する。商品情報取得部502は、サーバ1から、登録した商品にかかる情報を受信すると、当該情報を、記憶部59に記憶させた登録商品リスト592に、追加する。
【0041】
表示制御部505、操作受付部506、および音声制御部507は、サーバ1から受信する信号に従って動作する。サーバ1から受信する信号は、サーバ1が制御部10の制御により発信する信号であって、サーバ1の指示を示す。表示制御部505は、サーバ1の指示に従って、表示部55の表示内容を制御する。音声制御部507は、サーバ1の指示に従って、音声出力部57が出力する音声を制御する。操作受付部506は、サーバ1の指示に従って操作部56を介して操作を受け付け、操作部56が受け付けた操作をサーバ1に送信する。
【0042】
サーバ1の制御部10は、特徴情報出力部101や、類似度出力部102、商品特定部103、対応確認部104、候補提示部105、商品登録部106等の機能部を備える。なお、対応確認部104および候補提示部105は、商品特定部103の一部である。
【0043】
特徴情報出力部101は、携帯型端末5から受信した撮像画像の入力を受けると、撮像画像に第1の処理を施すことにより、撮像画像に映り込んだ物品の特徴情報を取得し、これを出力する。
【0044】
類似度出力部102は、照合用データに、特徴情報を照らし合わせ、両者に基づいて第2の処理を施すことにより、類似度を出力する。類似度は、両者(照合用データと特徴情報)の、似ている程度(度合い)を示す値であって、例えば、「0」~「100」までの数値で示され、似ている程度が高い(より似ている)場合に値が大きくなる。類似度出力部102は、例えば商品マスタ192が記憶する照合用データを総当たりして、各照合用データと特徴情報出力部101が出力した特徴情報との類似度を出力する。類似度の出力先は、商品特定部103である。
【0045】
商品特定部103は、類似度出力部102が出力した類似度に基づいて、特徴情報に合致する商品の情報を特定する。上記例の場合、例えば類似度「100」は完全に一致を示し、類似度「0」は完全に相違を示す。本実施形態では、商品特定部103は、類似度が第1閾値(例えば「80」)を上回る(超える)商品を、撮像画像に映り込んだ物品として特定する。類似度が第1閾値を上回る商品がなかった場合、商品特定部103は、撮像画像に映り込んだ物品がどの商品であるかを特定できなかったとする。
【0046】
また、商品特定部103は、同じ投入動作にかかるものとしてグルーピングされる複数の撮像画像に、類似度が第1閾値を上回る照合用データが複数(例えば2つ)あった場合、商品特定部103は、対応確認部104による処理を行う。
【0047】
対応確認部104は、類似度が第1閾値(例えば「80」)を上回る複数(例えば2つ)の照合用データが関連付けられた商品の情報が、対応情報として互いの情報を含むかを判断し、含む場合には、それらの商品の情報のうち、商品マスタ192に記録された価格が高い方を、特徴情報に合致する商品の情報である、とする。
【0048】
また、対応確認部104は、類似度が第1閾値を上回る複数(例えば2つ)の照合用データが関連付けられた商品の情報が、対応情報として互いの情報を含まない場合には、撮像部6による撮像をやり直すための動作の実行を求めるアラートを出力する。アラートで求める上記動作は、例えば、荷受け籠31から商品を一旦取出して再投入する動作である。このアラートにより、商品の再投入が促される。
【0049】
アラートは、例えば、携帯型端末5の表示部55による画面表示や、音声出力部57による音声出力により行われる。つまり、対応確認部104は、アラート出力として、携帯型端末5の表示制御部505や音声制御部507に指示するための信号を出力する。
【0050】
また、商品特定部103は、類似度が第1閾値(例えば「80」)を上回る照合用データの数が第2閾値(例えば「3」)以上の場合、撮像部6による撮像をやり直すための動作の実行を求めるアラートを、出力する。アラートで求める上記動作は、例えば、荷受け籠31から商品を一旦取出して再投入する動作である。このアラートにより、商品の再投入が促される。
【0051】
アラートは、例えば、携帯型端末5の表示部55による画面表示や、音声出力部57による音声出力により行われる。つまり、商品特定部103は、アラート出力として、携帯型端末5の表示制御部505や音声制御部507に指示するための信号を出力する。
【0052】
また、商品特定部103は、類似度が第1閾値を上回る照合用データはなく、撮像画像に映り込んだ物品がどの商品であるかを特定できなかった場合のうち、第3閾値(例えば「70」)を上回る照合用データがあった場合には、候補提示部105による処理を行う。
【0053】
候補提示にかかる処理において、候補提示部105は、第3閾値を上回る照合用データが関連付けられた商品の情報を、選択肢として提示する。この場合、候補提示部105はさらに、操作受付にかかる処理として、選択肢を選択する操作を受け付ける。
【0054】
候補提示部105は、表示部55や操作部56、音声出力部57を介して、候補提示や操作受付にかかる処理を行う。
【0055】
より詳しくは、候補提示部105は、候補提示を、例えば、携帯型端末5の表示部55による画面表示や、音声出力部57による音声出力により行う。つまり、候補提示部105は、候補提示にかかる出力として、携帯型端末5の表示制御部505や音声制御部507に指示するための信号を出力する。
【0056】
また、候補提示部105は、操作受付を、例えば、携帯型端末5の操作部56により行う。つまり、候補提示部105は、操作受付にかかる入力として、携帯型端末5の操作受付部506が出力した信号を受信する。
【0057】
さらに、商品特定部103は、類似度が第1閾値を上回る照合用データがなく、撮像画像に映り込んだ物品がどの商品であるかを特定できなかった場合のうち、第3閾値(例えば「70」)を上回る照合用データもなかった場合には、撮像部6による撮像をやり直すための動作の実行を求めるアラートを、出力する。アラートで求める上記動作は、例えば、荷受け籠31から商品を一旦取出して再投入する動作である。このアラートにより、商品の再投入が促される。
【0058】
アラートは、例えば、携帯型端末5の表示部55による画面表示や、音声出力部57による音声出力により行われる。つまり、商品特定部103は、アラート出力として、携帯型端末5の表示制御部505や音声制御部507に指示するための信号を出力する。
【0059】
商品登録部106は、商品特定部103が特定した商品の情報を登録する。商品登録部106による「登録」は、商品特定部103が出力した商品の情報を、商品登録情報193に追加する(記録する)ことである。
【0060】
図6は、サーバ1の制御部10が実行する処理の流れを示す図である。この処理において、制御部10は、撮像画像の入力を待機し(ステップS1;No)、携帯型端末5から撮像画像を受信すると(ステップS1;Yes)、処理を次に進める。
【0061】
ステップS2において制御部10は特徴情報出力部101として、撮像画像に映り込んだ商品の特徴情報を出力する。次に制御部10は、類似度出力部102として、特徴情報出力部101が出力した特徴情報を、様々な照合用データに照らし合わせて、各照合用データに対する類似度を出力する(ステップS3)。
【0062】
次に制御部10は、商品特定部103として、特徴情報との類似度が第1閾値(例えば「80」)を上回る照合用データがあった場合(ステップS4;Yes)、当該照合用データに関連付けられている商品コードをリスト化する(ステップS5)。このリスト(一時リスト)は、例えば記憶部19やRAM13の空き領域を使用して記録される。
【0063】
一時リストが含む商品コードの数(つまり商品の点数)が1点の場合(ステップS6;1点)、制御部10は、商品登録部106として、一時リストに記録された商品コードおよびこれに合致する商品の情報を、登録商品リスト592に記憶させる(ステップS9)。
【0064】
ステップS6において、一時リストが含む商品の点数(すなわち商品コードの数)が2点の場合(ステップS6;2点)、制御部10は、対応確認部104として、一時リストが含む2点の商品が、互いに対応する商品であるかを判断する(ステップS7)。すなわち、対応確認部104は、一時リストが含む2つの商品コードに関連付けられた対応情報が、互いの商品コードであるかを判断する。
【0065】
ステップS7において、一時リストが含む2点の商品が、互いに対応する商品である場合(ステップS7;Yes)、制御部10は、それら2つの商品の情報のうち、商品マスタ192に記録された価格が高い方を、特徴情報に合致する商品の情報であると決定する(ステップS8)。そして制御部10は、続くステップS9において、制御部10は、商品登録部106として、ステップS8で決定された商品コードおよびこれに合致する商品の情報を、登録商品リスト592に記憶させる。
【0066】
ステップS7において、一時リストが含む2点の商品が、互いに対応する商品でなかった場合(ステップS7;No)、制御部10は、商品の再投入を促す(ステップS10)。また、ステップS6において、一時リストが含む商品の点数(すなわち商品コードの数)が3点以上の場合(ステップS6;3点以上)、制御部10は、商品の再投入を促す(ステップS10)。なお、再投入の検知後、制御部10は、処理をステップS1に戻す。
【0067】
ここで、再投入およびその検知について、補足する。再投入する動作は、例えば、何も持たない手を荷受け籠31に入れ、商品を掴み出し、商品を入れ直すことである。この場合、撮像部6の撮像画像に、まず商品を持たない手が映り込み、次に商品を持った手が映り込んで去り、再び商品を持った手が映り込み、その後、商品を持たない手が映り込む。この一連の撮像画像により、制御部10は、商品の再投入を検知できる。なお、この動作は一例であって、制御部10は、他の手法により商品の再投入の実施を検知しても構わない。このような再投入にかかる典型的な動作のパターンに合致する動作を検知したとき、制御部10は、再投入が行われたと判断し、一時リストをクリアする。
【0068】
ステップS4において、特徴情報との類似度が第1閾値(例えば「80」)を上回る照合用データがなく(ステップS4;No)、撮像画像に映り込んだ物品がどの商品であるかを特定できなかった場合のうち、第3閾値(例えば「70」)を上回る照合用データがあった場合(ステップS11;Yes)に、制御部10は、候補提示部105としての処理を行う。
【0069】
候補提示部105としての制御部10は、第3閾値を上回る照合用データが関連付けられた商品の情報を、選択肢として提示し、選択肢を選択する操作を受け付ける(ステップS12)。ステップS12において、制御部10は、いずれかの商品を選択する操作を受け付けるようにしてもよいし、複数の商品を選択する操作を受け付けるようにしても構わない。選択肢が選択されると、制御部10は、処理をステップS9に進める。
【0070】
ステップS11において、第3閾値を上回る照合用データがなかった場合(ステップS11;No)、制御部10は、商品の再投入を促す(ステップS13)。なお、再投入の検知後、制御部10は、処理をステップS1に戻す。
【0071】
以上のように、本実施形態では、一度の撮像で複数の商品が検知された場合、両者が対応付けられた商品であれば、高い方が登録される。このように処理することより、バンドル商品90が投入されたときに、バンドル商品90としてだけでなく、単品商品91としても検知されたとしても、正しい方(つまりバンドル商品90)を登録することができる。
【0072】
したがって、本実施形態によれば、画像認識により特定する商品の範囲が青果等からパッケージ入りの商品に広げられた場合に、維持が難しい信頼性を、運用の工夫によって、実用的なレベルに押し上げることができる。
【0073】
なお、上述した実施形態は、上述した各装置が有する構成又は機能の一部を変更することで、適宜に変形して実施することも可能である。そこで、以下では、上述した実施形態に係るいくつかの変形例を他の実施形態として説明する。なお、以下では、上述した実施形態と異なる点を主に説明することとし、既に説明した内容と共通する点については同じ符号を用い、詳細な説明を省略する。また、以下で説明する変形例は、個別に実施されてもよいし、適宜組み合わせて実施されてもよい。
【0074】
(第2実施形態)
上記実施形態では、ステップS10において、商品の再投入を促していたが、実施にあたってはこれに限らない。本実施形態の商品特定部103は、類似度が第1閾値(例えば「80」)を上回る照合用データの数が、第2閾値(例えば「3」)以上の場合、S10の再投入に代えて、第1閾値を上回る照合用データが関連付けられた商品の情報を、選択肢として提示する。
【0075】
このような本実施形態によれば、再投入の手間に代えて、候補選択により対応することができる。
【0076】
(第3実施形態)
上記実施形態では、ステップS7において、対応確認部104による処理を行っているが、実施にあたってはこれに限らない。本実施形態の商品特定部103は、ステップS7の処理を行わない。つまり、商品特定部103は、ステップS6のYesから、ステップS8へと処理を進める。
【0077】
このような本実施形態によれば、処理速度を高めることができる。このような実施形態は、例えば画像認識の精度・信頼性がある程度得られる等により、一時リスト中の2点の商品のうち価格が高い方が「正」であろうという確信がより強く得られるシステムに適用されると、好適である。
【0078】
(第4実施形態)
本実施形態の商品特定部103は、同じ投入にかかる複数の撮像画像に類似度が第1閾値(例えば「80」)を上回る照合用データが複数ある場合に、それらの照合用データが関連付けられた商品の情報を、価格が高い方から順に、選択肢として提示する。
【0079】
本実施形態は、次のように上述の第2実施形態の変形例として考えると理解しやすい。例えば、一度の投入により複数の商品が一時リストに記録された場合の候補(選択肢)の提示にあたって、「正」である確率がより高いと考えられる商品から、客の目につきやすく提示することができる。
【0080】
(第5実施形態)
本実施形態では、商品マスタ192において、「対応商品」の項目に記録される「対応商品に関する情報」を、例えばフラグ等の、対応する商品の有無を判断できるだけの情報とする。この場合、対応する商品がどれであるのかは問わない。
【0081】
このような本実施形態によれば、第3実施形態および第4実施形態と同等の効果を得るにあたり、商品マスタ192のメンテナンスの煩雑さを減らすことができる。
【0082】
(第6実施形態)
実施形態について図面を用いて説明する。
図7は、実施形態のPOS端末7の構成の一例を示すブロック図である。POS端末7は、最も一般的な、店員が操作するPOS端末でもよいし、客が操作するフルセルフのPOS端末でも構わない。
【0083】
図7は、POS端末7の構成の一例を示すブロック図である。POS端末7は、CPU71、ROM72、RAM73、通信部74、表示部75、操作部76、音声出力部77、記憶部79等を備える。
【0084】
CPU71は、プロセッサの一例であり、POS端末7の各部を統括的に制御する。ROM72は、各種プログラムを記憶する。RAM73は、プログラムや各種データを展開するワークスペースである。CPU71、ROM72、およびRAM73は、バス等を介して接続され、コンピュータ構成の制御部70を構成する。
【0085】
通信部74は、制御部70と外部装置(例えばサーバ1)とを、ネットワークを介して通信可能に接続する通信インタフェースである。また、通信部74は、撮像部6が出力する撮像画像の入力を受け付ける。
【0086】
表示部75は、LCD等の表示デバイスを有し、CPU71の制御の下、各種の情報を表示する。
【0087】
操作部76は、表示部75の表面に重ねて設けられるタッチパネルや、キーボードやポインティングデバイス等の入力デバイスを有し、入力デバイスを介して入力される操作内容をCPU71に出力する。
【0088】
音声出力部77は、スピーカーやブザーを有し、CPU71の制御の下、音声を出力する。
【0089】
記憶部79は、HDDやSSD、フラッシュメモリ等の記憶媒体を有し、電源を遮断しても記憶内容を維持する。記憶部79は、CPU71が実行可能なプログラム791や、各種の設定情報を記憶する。また、記憶部79(またはRAM73)は、一つの取引の開始から完了までの間、登録した商品(登録商品)のリスト(一覧)である登録商品リストを記憶する。
【0090】
プログラム791は、POS端末7を機能させるためのアプリケーションソフトウェアである。
【0091】
制御部50は、CPU51が、ROM52や記憶部59に記憶されRAM53に展開されたプログラムに従って動作することによって、各種の処理を実行する。
【0092】
また、プログラム791の実行により、制御部70は、第1実施形態で説明した各種機能部(画像送信部501、商品情報取得部502、表示制御部505、操作受付部506、音声制御部507等。
図5参照)を提供する。
【0093】
POS端末7を操作する操作者(店員または客)は、商品を登録する際、従来は、バーコードスキャナに対してバーコードを向ける(かざす)動作を行っていたが、本実施形態では、操作者は、POS端末7まで運んできた商品に、開口部301を通過させることで、商品を登録することができる。開口部301は、登録後の商品が載置される領域とそれ以外との境である。開口部301は、例えば、商品を移し替える籠の縁でもよいし、或いは、所定のフックで保持された買物袋(マイバッグ)の縁でもよい。撮像部6は、操作者が商品を籠や買物袋に移し替える際に、商品を撮像し、撮像画像を得る。
【0094】
このような構成によれば、第1実施形態と異なる種類のPOS端末であっても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0095】
(第7実施形態)
上記実施形態では、商品の特定を、パッケージの外観の特徴情報により行っているが、実施にあたってはこれに限らず、バーコードや二次元コード等のコードシンボルを読み取ることにより商品を特定してもよい。
【0096】
このような本実施形態によれば、撮像部6が出力する撮像画像からコードシンボルを認識し切り出してデコードすることによりコードシンボルを読み取る場合、上記実施形態と同様に、一度の商品投入で複数のコードシンボルが読み取られる可能性があると考えられる。このような場合にも、上記実施形態と同様に、価格が高い方を「正」として処理することにより、自動での商品登録を可能とすることができる。
【0097】
(変形例1)
上述の各実施形態において、サーバ1は、単一の装置でなく、複数の装置で構成されていても構わない。また、各実施形態において、サーバ1は、クラウドサーバであって構わない。
【0098】
(変形例2)
上述の各実施形態において、商品マスタ192と商品登録情報193とは、同一の記憶部19に記憶されている必要はなく、異なる装置の記憶部に記憶されていてもよい。例えば、第1実施形態の記憶部19は、単に各種情報を記憶可能な記憶領域を提供するものの一例であって、商品マスタ192と商品登録情報193とを同じ記憶部19に記憶させておく必要があると示すものではない。
【0099】
上述の実施形態の各装置で実行されるプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。上述の実施形態の各装置で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
【0100】
さらに、上述の実施形態の各装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、上述の実施形態の各装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成してもよい。
【0101】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0102】
100…商品登録システム、
1 …サーバ、
10 …制御部、
101…特徴情報出力部、102…類似度出力部、103…商品特定部、
104…対応確認部、105…候補提示部、106…商品登録部、
11 …CPU、12…ROM、13…RAM、14…通信部、
19 …記憶部、191…プログラム、192…商品マスタ、193…商品登録情報、
3 …カート、
31 …荷受け籠、301…開口部、
32 …車輪、33…ハンドル、34…フレーム、
5 …携帯型端末、
50 …制御部、
501…画像送信部、502…商品情報取得部、
505…表示制御部、506…操作受付部、507…音声制御部、
51 …CPU、52…ROM、53…RAM、54…通信部、
55 …表示部、56…操作部、57…音声出力部、
59 …記憶部、591…プログラム、592…登録商品リスト、
6 …撮像部、
7 …POS端末、
70 …制御部、
71 …CPU、72…ROM、73…RAM、74…通信部、
75 …表示部、76…操作部、77…音声出力部、
79 …記憶部、791…プログラム、
90 …バンドル商品、91…単品商品。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0103】