(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024166855
(43)【公開日】2024-11-29
(54)【発明の名称】電動車両
(51)【国際特許分類】
F04B 53/00 20060101AFI20241122BHJP
B65F 3/00 20060101ALI20241122BHJP
F04B 17/03 20060101ALI20241122BHJP
【FI】
F04B53/00 H
B65F3/00 Z
F04B17/03
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023083240
(22)【出願日】2023-05-19
(71)【出願人】
【識別番号】000163095
【氏名又は名称】極東開発工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000729
【氏名又は名称】弁理士法人ユニアス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】秋山 優二
(72)【発明者】
【氏名】樫本 有司
(72)【発明者】
【氏名】大原 香里
【テーマコード(参考)】
3E024
3H069
3H071
【Fターム(参考)】
3E024AA06
3E024CA02
3E024DA01
3E024DB03
3E024DC02
3E024EA04
3E024GA03
3H069AA03
3H069CC03
3H069DD46
3H071AA03
3H071BB02
3H071CC32
3H071DD83
(57)【要約】
【課題】油圧ポンプを電動モータに対して固定しやすい電動車両を提供する。
【解決手段】電動車両は、バッテリと、バッテリから供給される電力により走行する車体と、バッテリから供給される電力により駆動する電動モータと、電動モータにより駆動され、吸込ポートから作動油を吸い込み、吸い込まれた作動油を吐出ポートから吐出する油圧ポンプと、油圧ポンプに固定され、吸込ポート又は吐出ポートに接続される第1ポート、及び油圧配管に接続される第2ポートが形成されたブロックと、を備える。
【選択図】
図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
バッテリと、
前記バッテリから供給される電力により走行する車体と、
前記バッテリから供給される電力により駆動する電動モータと、
前記電動モータにより駆動され、吸込ポートから作動油を吸い込み、吸い込まれた作動油を吐出ポートから吐出する油圧ポンプと、
前記油圧ポンプに固定され、前記吸込ポート又は前記吐出ポートに接続される第1ポート、及び油圧配管に接続される第2ポートが形成されたブロックと、を備える、電動車両。
【請求項2】
前記ブロックは、前記油圧ポンプのポンプ端面に面接触する第1ブロック端面と、前記第1ブロック端面に傾斜する第2ブロック端面と、を備え、
前記吸込ポート又は前記吐出ポートは、前記ポンプ端面に形成された円形の開口であり、
前記第1ポートは、前記第1ブロック端面に形成された円形の開口であり、前記第2ポートは、前記第2ブロック端面に形成された円形の開口である、請求項1に記載された電動車両。
【請求項3】
前記ブロックは、前記第1ポートの外周側に前記第1ポートの同心円上に形成された、前記ブロックを前記油圧ポンプに固定するための複数の貫通孔を備え、
前記油圧ポンプは、前記吸込ポート又は前記吐出ポートの外周側に前記吸込ポート又は前記吐出ポートの同心円上に形成された、前記貫通孔に対向する複数の固定用穴を備える、請求項2に記載された電動車両。
【請求項4】
前記油圧ポンプを覆うカバーを備える、請求項1~3の何れか1項に記載の電動車両。
【請求項5】
前記ブロックは、前記カバーを固定するための第1固定部を備える、請求項4に記載の電動車両。
【請求項6】
前記油圧ポンプは、前記カバーを固定するための第2固定部を備える、請求項5に記載の電動車両。
【請求項7】
前記第1ポートは、前記吐出ポートに接続され、
前記ブロックは、前記第1ポートと前記吐出ポートと同軸上に形成された油溜め部を備える、請求項1~3の何れか1項に記載の電動車両。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、電動車両に関する。
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、油圧シリンダ等の油圧アクチュエータにより架装物を駆動する作業車両が開示されている。油圧アクチュエータは、電動モータにより駆動される油圧ポンプによって作動油が供給される。油圧ポンプには、オイルタンクから作業油を吸い込むための油圧配管と、吸い込まれた作動油を油圧アクチュエータへ送るための油圧配管とが接続される必要がある。そのため、油圧ポンプを電動モータに対して固定しにくい。また、バッテリから供給される電力により走行する電動車両の場合、エンジンの出力により走行するエンジン車両に比べ、高電圧配線(高電圧ハーネス)が多く、油圧ポンプ付近が煩雑となっているため、油圧ポンプを電動モータに対してさらに固定しにくい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで、課題は、油圧ポンプを電動モータに対して固定しやすい電動車両を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
電動車両は、バッテリと、
前記バッテリから供給される電力により走行する車体と、
前記バッテリから供給される電力により駆動する電動モータと、
前記電動モータにより駆動され、吸込ポートから作動油を吸い込み、吸い込まれた作動油を吐出ポートから吐出する油圧ポンプと、
前記油圧ポンプに固定され、前記吸込ポート又は前記吐出ポートに接続される第1ポート、及び油圧配管に接続される第2ポートが形成されたブロックと、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】本実施形態に係る塵芥収集車を左側から見た側断面図
【発明を実施するための形態】
【0007】
各図面において、構成要素の寸法は、例えば、理解を容易にするために、実際の寸法に対して拡大、縮小して示す場合があり、また、各図面の間での寸法比は、一致していない場合がある。なお、各図面において、例えば、理解を容易にするために、構成要素の一部を省略して示す場合がある。
【0008】
第1、第2等の序数を含む用語は、多様な構成要素を説明するために用いられるが、この用語は、一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ用いられ、構成要素は、この用語によって特に限定されるものではない。なお、序数を含む構成要素の個数は、特に限定されず、例えば、一つでもよい場合がある。また、以下の明細書及び図面で用いられる序数は、特許請求の範囲に記載された序数と異なる場合がある。
【0009】
以下、電動車両における一実施形態について、
図1~
図9を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態は、電動車両の構成等の理解を助けるために例示するものであり、電動車両の構成を限定するものではない。
【0010】
図1は、電動車両の一例としての塵芥収集車Gを示している。
図1では、塵芥収集車Gの前後方向(車両前後方向ともいう)及び上下方向を矢印で示しており、紙面に垂直な方向が左右方向(車幅方向ともいう)となる。
【0011】
図1のように塵芥収集車Gは、運転室(キャブ)Cと、運転室Cの下部から後方へ延びて形成されている車体フレームFと、車体フレームFの上方に配置された塵芥収容箱Bと、塵芥収容箱Bの後方に配置された塵芥投入箱Tとを備えている。塵芥投入箱T内には塵芥を積み込むための積込装置2が設けられており、塵芥収容箱Bには積み込まれた塵芥を排出するための排出装置1が設けられている。
【0012】
図1のように、塵芥収集車Gの車体フレームF上には塵芥収容箱Bが搭載されており、その塵芥収容箱Bの底壁B2は、後下がりの緩やかな傾斜面となっている。塵芥収容箱Bの後面は、その上部から下部に向かって後方に傾斜しており、その全面にわたり後端開口部(図示せず)が開口されている。
【0013】
図1を参照して、塵芥収容箱B内に設けられている排出装置1について説明する。排出装置1は、塵芥投入箱Tに対して進退可能な排出板(ディスチャージプレート)10を備えており、この排出板10の後方(塵芥収容箱B内で排出板10と後端開口部との間)に、塵芥を収容する収容スペースB1が形成されている。
【0014】
排出板10は、塵芥収容箱Bの内部空間の横幅ほぼ一杯にわたる排出板本体10aと、排出板本体10a背面に一体的に連結される支持枠10bとで構成される。そして、排出板10と塵芥収容箱Bとの間には、該排出板10を起立姿勢で前後方向に摺動可能に案内支持するガイド機構11が設けられている。
【0015】
排出板10の背面と塵芥収容箱Bとの間には、該排出板10を前後方向に進退駆動する一段の又は多段式(テレスコピック型)の油圧式のディスチャージシリンダ12が連結される。そのディスチャージシリンダ12は、塵芥収容箱Bの底壁B2にほぼ沿って前後方向に延びるように配置されている。
【0016】
以上の構成により、収容スペースB1が空のとき、排出板10は排出位置より少し前方に位置する初期位置(
図1の実線)にあり、積込装置2により塵芥収容箱B内に積み込まれた塵芥を、積込装置2と排出板10との間で圧縮するようになっている。そして、上記塵芥の積み込み量が増加すると、ディスチャージシリンダ12を徐々に収縮させて排出板10を前方へ移動させ、
図1に二点鎖線で示した前方位置まで移動することで収容スペースB1を広げるようになっている。また、ディスチャージシリンダ12を伸長させて排出板10を塵芥収容箱Bより突出した後方位置まで移動させることにより、塵芥収容箱Bに収容された塵芥を外部へ排出できるようになっている。
【0017】
なお、本実施形態では、塵芥収容箱Bに積み込んだ塵芥を排出板10の移動により排出する排出板式の例を示しているが、これに限られず、塵芥収容箱Bをダンプさせることにより塵芥を排出するダンプ式であってもよい。
【0018】
図1のように塵芥収容箱Bの後端開口部には、塵芥を投入可能な塵芥投入口T1を後端に有する塵芥投入箱Tが連設される。塵芥投入箱Tは、上下にスライドして塵芥投入口T1を開閉する蓋T5を備えている。塵芥投入箱Tは、上部に設けられた支点T3を中心に回動可能であり、これによって塵芥収容箱Bに対しての開閉動作が可能である。塵芥投入箱Tは、塵芥収容箱Bの後端開口部を閉鎖する閉鎖位置と、上方回動により後端開口部を開放して塵芥を排出することができる開放位置との間で回動するようになっている。また、塵芥投入箱Tの前方下部には、塵芥を塵芥収容箱Bに収容するための開口部T2が設けられている。
【0019】
図1を参照して、塵芥投入箱T内に設けられている積込装置2について説明する。まず、塵芥投入箱Tの左右の側壁T4には斜め上下に延びるガイドレール23が設けられており、スライダ20に取り付けられた左右一対二組のローラ25は、このガイドレール23内を斜め上下に移動することができる。スライダ20は
図1のような側面形状の左右の部材間を車幅方向に延びるプレート等(図示せず)により接続して一体化したものである。また、スライダ20の下端部には、ピン20aを介して押込板21が回動自在に取り付けられている。押込板21もまた、
図1のような側面形状の左右の部材間を車幅方向に延びるプレート等(図示せず)により接続して一体化したものである。一方、プッシュシリンダ22のシリンダ側端部は、ピン22aにより左右両側壁T4に取り付けられており、ピストン側端部は、ピン20bによりスライダ20の上端部に接続されている。他方、プレスシリンダ24のシリンダ側端部は、ピン24aにより押込板21に接続されており、ピストン側端部は、ピン20bによりスライダ20の上端部に接続されている。スライダ20は、押込板21とともに、プッシュシリンダ22の伸長作動により斜めに上昇し、収縮作動により斜めに下降する。また、押込板21は、プレスシリンダ24の伸長作動によりピン20aを中心として時計回り方向に回動し、収縮作動により反時計回り方向に回動する。
【0020】
以上の構成により、塵芥投入箱T内に投入された塵芥は、押込板21の反転工程により、後方位置へ移動後、一次圧縮、二次圧縮工程により圧縮され、押込工程により塵芥収容箱B内へと押し込むことができる。この動作を1サイクルとして塵芥投入箱Tに投入された塵芥を塵芥収容箱Bへ積み込む。そして、上記各工程を順次動作させるために、塵芥投入箱T内の適所には、スライダ20の上昇位置及び下降位置、並びに押込板21の後方位置及び前方位置を各々検出する第1~第4近接スイッチ(図示せず)が設けられる。
【0021】
積込動作の詳細について説明する。積込動作はプッシュシリンダ22とプレスシリンダ24とを伸縮作動させることで、スライダ20を上昇位置に保持した状態で押込板21の前方位置から後方位置への後方回動により行われる反転工程と、押込板21を後方位置に保持した状態でスライダ20を上昇位置から下降位置まで下降させることにより行われる一次圧縮工程と、スライダ20を下降位置に保持した状態で押込板21の後方位置から前方位置への前方回動により行われる二次圧縮工程と、押込板21を前方位置に保持した状態でスライダ20を下降位置から上昇位置まで上昇させることにより行われる押込工程との一連の工程により行われる。該積込動作を行うことで、塵芥投入箱T内の投入塵芥が塵芥収容箱B内に強制的に押し込まれる。
【0022】
なお、本実施形態では、塵芥の積込動作に圧縮工程を有するプレス式の例を示しているが、これに限られず、回転板と押込板とにより塵芥を積み込む回転板式であってもよい。
【0023】
図2において、塵芥投入箱Tの左右両端に配置された一対のスイングシリンダ26は、上端が塵芥収容箱Bに取り付けられ、下端が塵芥投入箱Tに取り付けられている。このスイングシリンダ26を伸長作動させると塵芥投入箱Tが上方回動(開放)され(
図1の二点鎖線)、収縮作動させると塵芥投入箱Tが下方回動(閉鎖)される(
図1の実線)。
【0024】
以上のように、塵芥収集車Gは、各部を動作させる油圧アクチュエータとして、ディスチャージシリンダ12、プッシュシリンダ22、プレスシリンダ24、スイングシリンダ26等を備えている。そして、塵芥収集車Gは、これらの油圧アクチュエータの各々に作動油を供給する油圧ポンプ30を備えている。油圧ポンプ30は、例えば、運転室Cの下部後方に配置され、且つ車体フレームFに搭載されている。また、塵芥収集車Gは、油圧ポンプ30から油圧アクチュエータの各々に供給される作動油の油圧を調整するコントロールバルブ(図示せず)を備えている。
【0025】
塵芥収集車Gは、油圧ポンプ30を駆動するための電動モータ28を備えている。電動モータ28は、例えば、運転室Cの下方に配置され、且つ車体フレームFに搭載されている。電動モータ28と油圧ポンプ30の間には、ギヤボックス29が介在していてもよい。
【0026】
塵芥収集車Gは、電動モータ28に電力を供給するバッテリ27を備えている。バッテリ27は、例えば、塵芥収容箱Bの下方に配置され、且つ車体フレームFに搭載されている。バッテリ27は、車体フレームFを走行させるための走行用モータ(図示せず)にも電力を供給する。すなわち、塵芥収集車Gは、バッテリ27の電力により走行する電動車両である。
【0027】
図3は油圧ポンプ30を含むポンプ部3の斜視図であり、
図4はポンプ部3の平面図であり、
図5はポンプ部3の底面図である。
【0028】
ポンプ部3は、油圧ポンプ30と、油圧ポンプ30に固定される吸込側ブロック40及び吐出側ブロック50と、を備えている。吸込側ブロック40及び吐出側ブロック50は、油圧ポンプ30の上下方向D3の両側にそれぞれ配置されている。また、吸込側ブロック40及び吐出側ブロック50は、油圧ポンプ30に対して密接して固定されている。
【0029】
油圧ポンプ30は、例えば、一対のギヤが内蔵されたギヤポンプである。油圧ポンプ30は、一対のギヤを収容するケーシング31を備えている。油圧ポンプ30は、ギヤボックス29に接続されて、ギヤを駆動する駆動シャフト32を備えている。駆動シャフト32は、ケーシング31から突出して第1横方向D1に延びている。
【0030】
なお、第1横方向D1は、駆動シャフト32が延びている方向であり、本実施形態では車両前後方向である。第2横方向D2は、第1横方向D1と直交する方向であり、本実施形態では車幅方向である。
【0031】
また、各図において、第1横方向D1のうち、矢印方向は、前方向ともいい、第1横方向D1のうち、矢印方向と反対方向は、後方向ともいう。また、各図において、第2横方向D2のうち、矢印方向は、左方向ともいい、第2横方向D2のうち、矢印方向と反対方向は、右方向ともいう。
【0032】
図6は油圧ポンプ30の斜視図であり、
図7は油圧ポンプ30の右側面図である。ケーシング31は、作動油を吸い込む吸込ポート33と、吸い込んだ作動油を吐出する吐出ポート34と、を備えている。また、ケーシング31は、吸込ポート33が形成された吸込側端面31aと、吐出ポート34が形成された吐出側端面31bと、を備えている。吸込側端面31aと吐出側端面31bは、上下方向D3に対向する端面であり、吸込ポート33と吐出ポート34は、上下方向D3に対向して配置されている。また、吸込ポート33は、油圧ポンプ30の下側に配置され、吐出ポート34は、油圧ポンプ30の上側に配置されている。吸込ポート33は、吸込側端面31aに形成された円形の開口であり、吐出ポート34は、吐出側端面31bに形成された円形の開口である。
【0033】
油圧ポンプ30の吐出側端面31bは、
図6に示すように、吐出ポート34の外周側に吐出ポート34の同心円上に形成された複数の固定用穴35を備えている。また、同様に、油圧ポンプ30の吸込側端面31aは、吸込ポート33の外周側に吸込ポート33の同心円上に形成された複数の固定用穴35を備えている。本実施形態の固定用穴35は、周方向に等間隔に4つ形成されている。
【0034】
吸込側ブロック40は、油圧ポンプ30を油圧配管(図示せず)に接続するためのものである。吸込側ブロック40は、略直方体状を呈している。吸込側ブロック40は、
図8に示すように、油圧ポンプ30の吸込側端面31aに面接触する第1ブロック端面40aと、第1ブロック端面40aに傾斜する第2ブロック端面40bと、を備えている。第2ブロック端面40bは、特に限定されないが、例えば、第1ブロック端面40aに対して90度傾斜し、第1ブロック端面40aに隣接する端面である。
【0035】
吸込側ブロック40は、内部に流路41が形成されている。流路41は、略L字状に形成されている。これにより、流路41の一端である第1ポート42は、第1ブロック端面40aで開口し、流路41の他端である第2ポート43は、第2ブロック端面40bで開口している。第1ポート42は、第1ブロック端面40aに形成された円形の開口であり、第2ポート43は、第2ブロック端面40bに形成された円形の開口である。
【0036】
吸込側ブロック40が油圧ポンプ30に固定された状態において、第1ポート42は、油圧ポンプ30の吸込ポート33に接続される。吸込側ブロック40の第1ブロック端面40aと油圧ポンプ30の吸込側端面31aとの間であって、第1ポート42の周囲には、Oリング等のオイルシール(図示せず)が配置される。第1ポート42と吸込ポート33は何れも円形の開口であるため、吸込側ブロック40を、油圧ポンプ30の吸込ポート33を中心として自由な角度に回動させて、油圧ポンプ30に対して固定することができる。
【0037】
また、第2ポート43は、油圧配管に接続される。吸込側ブロック40の第2ブロック端面40bと油圧配管との間であって、第2ポート43の周囲には、Oリング等のオイルシール(図示せず)が配置される。第2ポート43が形成された第2ブロック端面40bは、第1ブロック端面40aに対して90度傾斜しているため、第2ポート43からの油圧配管を、第1ブロック端面40aに平行な方向(ここでは第1横方向D1)に延ばすことができる。これにより、第2ポート43に取り付ける油圧配管を曲げる必要が削減できる。
【0038】
吸込側ブロック40は、第1ポート42の外周側に第1ポート42の同心円上に形成された複数の貫通孔44を備えている。本実施形態の貫通孔44は、周方向に等間隔に4つ形成されている。複数の貫通孔44は、吸込側ブロック40を油圧ポンプ30に固定するためのものである。油圧ポンプ30の吸込側端面31aの複数の固定用穴35は、複数の貫通孔44に対向する位置に形成されている。貫通孔44に挿通された固定ボルト36(
図5を参照)の先端を固定用穴35に螺合させることにより、吸込側ブロック40は油圧ポンプ30に固定される。
【0039】
吐出側ブロック50は、油圧ポンプ30を油圧配管(図示せず)に接続するためのものである。吐出側ブロック50は、略直方体状を呈している。吐出側ブロック50は、
図8に示すように、油圧ポンプ30の吐出側端面31bに面接触する第1ブロック端面50aと、第1ブロック端面50aに傾斜する第2ブロック端面50bと、を備えている。第2ブロック端面50bは、特に限定されないが、例えば、第1ブロック端面50aに対して90度傾斜し、第1ブロック端面50aに隣接する端面である。
【0040】
吐出側ブロック50は、内部に流路51が形成されている。流路51は、略L字状に形成されている。これにより、流路51の一端である第1ポート52は、第1ブロック端面50aで開口し、流路51の他端である第2ポート53は、第2ブロック端面50bで開口している。第1ポート52は、第1ブロック端面50aに形成された円形の開口であり、第2ポート53は、第2ブロック端面50bに形成された円形の開口である。
【0041】
吐出側ブロック50が油圧ポンプ30に固定された状態において、第1ポート52は、油圧ポンプ30の吐出ポート34に接続される。吐出側ブロック50の第1ブロック端面50aと油圧ポンプ30の吐出側端面31bとの間であって、第1ポート52の周囲には、Oリング等のオイルシール(図示せず)が配置される。第1ポート52と吐出ポート34は何れも円形の開口であるため、吐出側ブロック50を、油圧ポンプ30の吐出ポート34を中心として自由な角度に回動させて、油圧ポンプ30に対して固定することができる。
【0042】
また、第2ポート53は、油圧配管に接続される。吐出側ブロック50の第2ブロック端面50bと油圧配管との間であって、第2ポート53の周囲には、Oリング等のオイルシール(図示せず)が配置される。第2ポート53が形成された第2ブロック端面50bは、第1ブロック端面50aに対して90度傾斜しているため、第2ポート53からの油圧配管を、第1ブロック端面50aに平行な方向(ここでは第1横方向D1)に延ばすことができる。これにより、第2ポート53に取り付ける油圧配管を曲げる必要が削減できる。
【0043】
吐出側ブロック50は、第1ポート52の外周側に第1ポート52の同心円上に形成された複数の貫通孔54を備えている。本実施形態の貫通孔54は、周方向に等間隔に4つ形成されている。複数の貫通孔54は、吐出側ブロック50を油圧ポンプ30に固定するためのものである。油圧ポンプ30の吐出側端面31bの複数の固定用穴35は、複数の貫通孔54に対向する位置に形成されている。貫通孔54に挿通された固定ボルト36(
図4を参照)の先端を固定用穴35に螺合させることにより、吐出側ブロック50は油圧ポンプ30に固定される。
【0044】
吐出側ブロック50は、油溜め部55を備えている。油溜め部55は、上下方向D3に長尺な空間であり、吐出ポート34から吐出された作動油を溜めることができる。
【0045】
油溜め部55は、吐出側ブロック50の上端面に取り付けられたアタッチメント56の内部に形成されている。油溜め部55は、流路51の屈曲部から上方へ延びるように形成された分岐路51aによって流路51と接続されている。油溜め部55は、特に限定されないが、分岐路51aよりも断面積が広くなっている。分岐路51aと油溜め部55は、上下方向D3に直線状に並んで配置されている。また、分岐路51aと油溜め部55は、第1ポート52と吐出ポート34と同軸上に形成されている。これにより、吐出ポート34から吐出された作動油は、第1ポート52及び分岐路51aを通って油溜め部55に入るので、流路51の内壁に作動油が衝突する際に発生する異音を抑制することができる。また、油溜め部55は、作動油の吐出によって生じる脈動に起因する騒音や振動を低減することができる。
【0046】
ポンプ部3は、
図9に示すように、油圧ポンプ30を覆うカバー60を備えることが好ましい。カバー60は、油圧ポンプ30の両側面を覆う第1カバー部材61と、油圧ポンプ30の後面を覆う第2カバー部材62と、を備えていてもよい。第1カバー部材61は、第2カバー部材62の両側端縁にボルト等で固定される。
【0047】
カバー60は、吸込側ブロック40及び吐出側ブロック50に固定される。具体的には、第1カバー部材61が、吸込側ブロック40及び吐出側ブロック50の側端面に固定される。吸込側ブロック40及び吐出側ブロック50は、
図3に示すように、第1カバー部材61を固定するための第1ボルト穴63を備えている。第1ボルト穴63は、吸込側ブロック40及び吐出側ブロック50の両側端面にそれぞれ2つずつ設けられている。カバー60は、ボルト64で吸込側ブロック40及び吐出側ブロック50に固定される。
【0048】
また、油圧ポンプ30は、カバー60を固定するための第2ボルト穴(図示せず)を備えていてもよい。これにより、カバー60をより強固に固定することができる。
【0049】
[1]
以上より、電動車両(本実施形態においては、塵芥収集車G)は、本実施形態のように、バッテリ27と、前記バッテリ27から供給される電力により走行する車体(本実施形態においては、車体フレームF)と、前記バッテリ27から供給される電力により駆動する電動モータ28と、前記電動モータ28により駆動され、吸込ポート33から作動油を吸い込み、吸い込まれた作動油を吐出ポート34から吐出する油圧ポンプ30と、前記油圧ポンプ30に固定され、前記吸込ポート33又は前記吐出ポート34に接続される第1ポート42,52、及び油圧配管に接続される第2ポート43,53が形成されたブロック40,50と、を備える、という構成が好ましい。
【0050】
斯かる構成によれば、油圧ポンプ30とブロック40,50を別体とすることで、油圧ポンプ30を電動モータ28に固定した後に、ブロック40,50を油圧ポンプ30に固定することができるため、多くの高電圧配線を含む車両側設備によって油圧ポンプ30付近が煩雑となっている電動車両においても、油圧ポンプ30を電動モータ28に対して固定しやすい。なお、高電圧配線を含む車両側設備は、油圧ポンプ30周辺且つ油圧ポンプ30より車両後方側に特に集中している。
【0051】
[2]
また、上記[1]の電動車両(本実施形態においては、塵芥収集車G)においては、本実施形態のように、前記ブロック40,50は、前記油圧ポンプ30のポンプ端面(本実施形態においては、吸込側端面31a、吐出側端面31b)に面接触する第1ブロック端面40a,50aと、前記第1ブロック端面40a,50aに傾斜する第2ブロック端面40b,50bと、を備え、前記吸込ポート33又は前記吐出ポート34は、前記ポンプ端面(本実施形態においては、吸込側端面31a、吐出側端面31b)に形成された円形の開口であり、前記第1ポート42,52は、前記第1ブロック端面40a,50aに形成された円形の開口であり、前記第2ポート43,53は、前記第2ブロック端面40b,50bに形成された円形の開口である、という構成が好ましい。
【0052】
斯かる構成によれば、第2ブロック端面40b,50bが第1ブロック端面40a,50aに対して傾斜しているため、第2ポート43,53からの油圧配管を、第1ブロック端面40a,50aに直交する方向(上下方向D3)に傾斜する方向へ延ばすことができる。これにより、第2ポート43,53に取り付ける油圧配管を曲げる必要が削減できるため、結果としてブロック40,50からの油圧配管の配索が容易となる。また、ブロック40,50を、油圧ポンプ30の吸込ポート33又は吐出ポート34を中心として自由な角度に回動させて、油圧ポンプ30に対して固定することができるため、ブロック40,50からの油圧配管の配索が容易となる。
【0053】
[3]
また、上記[2]の電動車両(本実施形態においては、塵芥収集車G)においては、本実施形態のように、前記ブロック40,50は、前記第1ポート42,52の外周側に前記第1ポート42,52の同心円上に形成された、前記ブロック40,50を前記油圧ポンプ30に固定するための複数の貫通孔44,54を備え、前記油圧ポンプ30は、前記吸込ポート33又は前記吐出ポート34の外周側に前記吸込ポート33又は前記吐出ポート34の同心円上に形成された、前記貫通孔44,54に対向する複数の固定用穴35を備える、という構成が好ましい。
【0054】
斯かる構成によれば、ブロック40,50を、油圧ポンプ30に対する角度を容易に調整して、油圧ポンプ30に対して固定することができる。
【0055】
[4]
また、上記[1]~[3]の何れか1つの電動車両(本実施形態においては、塵芥収集車G)においては、本実施形態のように、前記油圧ポンプ30を覆うカバー60を備える、という構成が好ましい。
【0056】
斯かる構成によれば、油圧ポンプ30からの騒音を抑制することができる。
【0057】
[5]
また、上記[4]の電動車両(本実施形態においては、塵芥収集車G)においては、本実施形態のように、前記ブロック40,50は、前記カバー60を固定するための第1固定部(本実施形態においては、第1ボルト穴63)を備える、という構成が好ましい。
【0058】
斯かる構成によれば、油圧ポンプ30に加工することなく、カバー60を取り付けることができる。
【0059】
[6]
また、上記[5]の電動車両(本実施形態においては、塵芥収集車G)においては、本実施形態のように、前記油圧ポンプ30は、前記カバー60を固定するための第2固定部(本実施形態においては、第2ボルト穴)を備える、という構成が好ましい。
【0060】
斯かる構成によれば、カバー60をより強固に固定することができる。
【0061】
[7]
また、上記[1]~[6]の何れか1つの電動車両(本実施形態においては、塵芥収集車G)においては、本実施形態のように、前記第1ポート52は、前記吐出ポート34に接続され、前記ブロック50は、前記第1ポート52と前記吐出ポート34と同軸上に形成された油溜め部55を備える、という構成が好ましい。
【0062】
斯かる構成によれば、吐出ポート34から吐出された作動油は、油溜め部55に入るので、流路51の内壁に作動油が衝突する際に発生する異音を抑制することができる。
【0063】
なお、電動車両は、上記した実施形態の構成に限定されるものではなく、また、上記した作用効果に限定されるものではない。また、電動車両は、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に一つ又は複数選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
【0064】
(A)上記実施形態に係る塵芥収集車Gにおいては、ブロック40,50は、油圧ポンプ30の吸込側端面31a、吐出側端面31bに面接触する第1ブロック端面40a,50aと、第1ブロック端面40a,50aに傾斜する第2ブロック端面40b,50bと、を備え、吸込ポート33又は吐出ポート34は、吸込側端面31a、吐出側端面31bに形成された円形の開口であり、第1ポート42,52は、第1ブロック端面40a,50aに形成された円形の開口であり、第2ポート43,53は、第2ブロック端面40b,50bに形成された円形の開口である、という構成である。しかしながら、塵芥収集車Gは、斯かる構成に限られない。例えば、第2ブロック端面40b,50bは、第1ブロック端面40a,50aに平行な端面、すなわち第1ブロック端面40a,50aと対向する端面であってもよい。このとき、第1ポート42,52と第2ポート43,53は、直線状の流路41,51の両端であってもよい。
また、例えば、第2ブロック端面40b,50bは、第1ブロック端面40a,50aに対して90度以外の角度で傾斜し、第1ブロック端面40a,50aに隣接する端面である、という構成でもよい。
さらに、第2ブロック端面40b,50bは、第1ブロック端面40a,50aに対して傾斜し、第1ブロック端面40a,50aに対向する端面である、という構成でもよい。斯かる構成であっても、第2ブロック端面40b,50bが、第1ブロック端面40a,50aに対して僅かでも傾斜していれば、第2ポート43,53に取り付ける油圧配管を曲げる必要が削減できるため、結果としてブロック40,50からの油圧配管の配索が容易となる。
【0065】
(B)上記実施形態に係る塵芥収集車Gにおいては、ブロック40,50は、第1ポート42,52の外周側に第1ポート42,52の同心円上に形成された、ブロック40,50を油圧ポンプ30に固定するための複数の貫通孔44,54を備え、油圧ポンプ30は、吸込ポート33又は吐出ポート34の外周側に吸込ポート33又は吐出ポート34の同心円上に形成された、貫通孔44,54に対向する複数の固定用穴35を備える、という構成である。しかしながら、塵芥収集車Gは、斯かる構成に限られない。例えば、ブロック40,50の油圧ポンプ30に対する角度を調整する必要がない場合、複数の貫通孔44,54は、第1ポート42,52の同心円上に形成されていなくてもよい。また、ブロック40,50を油圧ポンプ30に固定する方法は、貫通孔44,54と固定用穴35を固定ボルト36で固定する方法以外であってもよい。
【0066】
(C)上記実施形態に係る塵芥収集車Gにおいては、油圧ポンプ30を覆うカバー60を備える、という構成である。しかしながら、塵芥収集車Gは、斯かる構成に限られない。例えば、塵芥収集車Gは、油圧ポンプ30及びブロック40,50を覆うカバー60を備える、という構成でもよい。これにより、ブロック40,50からの騒音も抑制することができる。なお、塵芥収集車Gは、必ずしもカバー60を備える必要はない。
【0067】
(D)上記実施形態に係る塵芥収集車Gにおいては、ブロック40,50は、カバー60を固定するための第1ボルト穴63を備える、という構成である。しかしながら、塵芥収集車Gは、斯かる構成に限られない。例えば、ブロック40,50は、必ずしも第1ボルト穴63を備える必要はない。このとき、カバー60は、油圧ポンプ30に固定されればよい。また、カバー60は、ブロック40,50にボルト64以外で固定されてもよい。すなわち、カバー60をブロック40,50に固定する構造としては、第1ボルト穴63とボルト64の組み合わせ以外の他の構造でも構わない。
【0068】
(E)上記実施形態に係る塵芥収集車Gにおいては、油圧ポンプ30は、カバー60を固定するための第2ボルト穴を備える、という構成である。しかしながら、塵芥収集車Gは、斯かる構成に限られない。例えば、油圧ポンプ30は、必ずしも第2ボルト穴を備える必要はない。また、カバー60は、油圧ポンプ30にボルト以外で固定されてもよい。すなわち、カバー60を油圧ポンプ30に固定する構造としては、第2ボルト穴とボルトの組み合わせ以外の他の構造でも構わない。
【0069】
(F)上記実施形態に係る塵芥収集車Gにおいては、第1ポート52は、吐出ポート34に接続され、ブロック50は、第1ポート52と吐出ポート34と同軸上に形成された油溜め部55を備える、という構成である。しかしながら、塵芥収集車Gは、斯かる構成に限られない。ブロック50は、必ずしも油溜め部55を備える必要はない。また、上記実施形態の油溜め部55は、上下方向D3に長尺な空間であるが、油溜め部55は、例えば、第1横方向D1又は第2横方向D2に長尺な空間であってもよい。作動油を溜めることができる何らかの油溜め部55を設けることで、流路51の内壁に作動油が衝突する際に発生する異音を抑制する効果を奏することは可能である。
【0070】
(G)油圧ポンプ30は、吸込側端面31a又は吐出側端面31bに形成された、ブロック40,50の位置合わせのための位置合わせ凹部(図示せず)を備える、という構成でもよい。斯かる構成によれば、ブロック40,50を油圧ポンプ30に対して容易に位置決めして固定することができる。例えば、ブロック40,50の第1ブロック端面40a,50aが正方形の場合、油圧ポンプ30の位置合わせ凹部の底面も正方形である。このとき、第1ポート42,52は、第1ブロック端面40a,50aの中心に形成され、吸込ポート33及び吐出ポート34は、位置合わせ凹部の底面の中心に形成される。
【0071】
(H)上記実施形態に係る塵芥収集車Gにおいては、吸込側ブロック40と吐出側ブロック50の両方を備える、という構成である。しかしながら、塵芥収集車Gは、斯かる構成に限られない。塵芥収集車Gは、例えば、吸込側ブロック40と吐出側ブロック50の何れか一方のみを備える、という構成でもよい。
【0072】
(I)上記実施形態においては、油圧ポンプ30の一例としてギヤポンプを挙げているが、油圧ポンプ30は、これに限定されない。油圧ポンプ30としては、例えば、ピストンポンプであってもよい。
【0073】
(J)上記実施形態においては、電動車両の一例として塵芥収集車Gを挙げているが、電動車両は、これに限定されない。電動車両としては、例えば、ダンプトラック、荷受台昇降装置搭載車、車両運搬車等の油圧アクチュエータにより架装物を駆動する車両であってもよい。
【符号の説明】
【0074】
1…排出装置、2…積込装置、3…ポンプ部、10…排出板、10a…排出板本体、10b…支持枠、11…ガイド機構、12…ディスチャージシリンダ、20…スライダ、20a…ピン、20b…ピン、21…押込板、22…プッシュシリンダ、22a…ピン、23…ガイドレール、24…プレスシリンダ、24a…ピン、25…ローラ、26…スイングシリンダ、27…バッテリ、28…電動モータ、29…ギヤボックス、30…油圧ポンプ、31…ケーシング、31a…吸込側端面、31b…吐出側端面、32…駆動シャフト、33…吸込ポート、34…吐出ポート、35…固定用穴、36…固定ボルト、40…吸込側ブロック、40a…第1ブロック端面、40b…第2ブロック端面、41…流路、42…第1ポート、43…第2ポート、44…貫通孔、50…吐出側ブロック、50a…第1ブロック端面、50b…第2ブロック端面、51…流路、51a…分岐路、52…第1ポート、53…第2ポート、54…貫通孔、55…油溜め部、56…アタッチメント、60…カバー、61…第1カバー部材、62…第2カバー部材、63…第1ボルト穴、64…ボルト、B…塵芥収容箱、B1…収容スペース、B2…底壁、C…運転室、F…車体フレーム、G…塵芥収集車、T…塵芥投入箱、T1…塵芥投入口、T2…開口部、T3…支点、T4…側壁、T5…蓋、D1…第1横方向、D2…第2横方向、D3…上下方向