(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024166911
(43)【公開日】2024-11-29
(54)【発明の名称】画像形成装置及び実行方法
(51)【国際特許分類】
H04N 1/00 20060101AFI20241122BHJP
B41J 29/38 20060101ALI20241122BHJP
【FI】
H04N1/00 127B
B41J29/38 501
【審査請求】未請求
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023083336
(22)【出願日】2023-05-19
(71)【出願人】
【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100112335
【弁理士】
【氏名又は名称】藤本 英介
(74)【代理人】
【識別番号】100101144
【弁理士】
【氏名又は名称】神田 正義
(74)【代理人】
【識別番号】100101694
【弁理士】
【氏名又は名称】宮尾 明茂
(74)【代理人】
【識別番号】100124774
【弁理士】
【氏名又は名称】馬場 信幸
(72)【発明者】
【氏名】吉田 真由子
【テーマコード(参考)】
2C061
5C062
【Fターム(参考)】
2C061AP07
2C061AQ06
2C061HJ07
2C061HJ08
2C061HK05
2C061HN08
2C061HN15
2C061HP00
2C061HQ06
5C062AA05
5C062AB20
5C062AB22
5C062AB23
5C062AB38
5C062AB40
5C062AC02
5C062AC04
5C062AC05
5C062AC38
(57)【要約】
【課題】画像形成装置と通信可能な端末装置に必要なアプリケーションがインストールされているかを適切に確認可能な画像形成装置等を提供すること。
【解決手段】端末装置からトリガーを取得可能な取得部と、前記端末装置において実行されるアプリケーションと通信可能なサービスを実行する制御部と、表示部と、操作部と、を備え、前記制御部は、前記操作部から前記サービスを開始するトリガーを取得したときは、前記サービスを実行するときに、前記端末装置に前記アプリケーションがインストールされているかを確認する確認画面を前記表示部に表示し、前記取得部から前記サービスを開始するトリガーを取得したときは、前記確認画面を前記表示部に表示せずに、前記サービスを実行する。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末装置からトリガーを取得可能な取得部と、
前記端末装置において実行されるアプリケーションと通信可能なサービスを実行する制御部と、
表示部と、
操作部と、
を備え、
前記制御部は、
前記操作部から前記サービスを開始するトリガーを取得したときは、前記サービスを実行するときに、前記端末装置に前記アプリケーションがインストールされているかを確認する確認画面を前記表示部に表示し、
前記取得部から前記サービスを開始するトリガーを取得したときは、前記確認画面を前記表示部に表示せずに、前記サービスを実行する
画像形成装置。
【請求項2】
前記制御部は、
前記表示部に前記サービスを開始する前の表示画面が表示されているときに、前記取得部から前記サービスを開始するトリガーを取得したときは、当該トリガーに対応した前記サービスを実行する
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記サービスを開始する前の前記表示画面として、利用者に前記サービスを選択させるポータル画面を前記表示部に表示し、
前記ポータル画面が表示されているときに、前記取得部から前記サービスを開始するトリガーを取得したときは、当該トリガーに対応した前記サービスを実行する
請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記ポータル画面が表示されているときに、トリガーを前記端末装置から取得する操作がされたときは、前記取得部からトリガーを取得することを示す第1の案内画面を前記表示部に表示する
請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第1の案内画面は、前記端末装置に前記アプリケーションがインストールされているかを確認する内容を含む
請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記サービスを実行するときに、前記端末装置に対して前記アプリケーションの起動を利用者に促す第2の案内画面を表示し、
前記取得部から前記サービスを開始するトリガーを取得したときは、前記第2の案内画面を表示しない
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、
前記操作部から前記サービスを開始するトリガーを取得したときは、前記端末装置の前記アプリケーションの起動を利用者に促す第1の表示内容と、前記アプリケーションの操作を説明する第2の表示内容とを含んだ第2の案内画面を表示し、
前記取得部から前記サービスを開始するトリガーを取得したときは、前記第2の表示内容のみを含む第3の案内画面を表示する
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記取得部は、コードリーダを含み、
前記制御部は、前記端末装置に表示された2次元コードを、前記コードリーダにより読み取ることで、トリガーを取得する
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記制御部は、
前記確認画面を、前記サービスが実行され、前記サービスにおいて所定の操作が行われた後に前記表示部に表示する
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記制御部は、
前記確認画面を、前記サービスを実行する前に前記表示部に表示する
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項11】
前記制御部は、
前記確認画面において、前記端末装置に前記アプリケーションがインストールされていないと操作入力があったときは、当該アプリケーションをインストール可能なサイトへの誘導表示を行う
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項12】
前記制御部は、前記サイトの情報を含む2次元コードを前記表示部に表示する
請求項11に記載の画像形成装置。
【請求項13】
画像形成部を更に有し、
前記制御部は、
前記アプリケーションから画像データを受信し、
前記受信した画像データに基づいて、前記画像形成部により画像を形成する
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項14】
端末装置からトリガーを取得可能な取得部と、
前記端末装置において実行されるアプリケーションと通信可能なサービスを実行する制御部と、
表示部と、
操作部と、
を備え、
前記制御部は、
前記操作部から前記サービスを開始するトリガーを取得するか又は前記取得部から前記サービスを開始するトリガーを取得すると、当該トリガーに対応するサービスを実行する
画像形成装置。
【請求項15】
端末装置において実行されるアプリケーションと通信可能なサービスを画像形成装置において実行する方法であって、
前記画像形成装置の操作部又は前記端末装置において表示された2次元コードを読み取ってトリガーを取得し、
前記トリガーに対応したサービスを実行する
実行方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、画像形成装置等に関する。
【背景技術】
【0002】
利用者によってスマートフォン等の端末装置を用いた画像形成装置の設定が行われる場合、端末装置にアプリケーションをインストールするか否かを利用者に問い合わせ、アプリケーションを端末装置にインストールする技術がある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、画像形成装置と通信可能な端末装置に必要なアプリケーションがインストールされているかを適切に確認可能な画像形成装置等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本開示に係る画像形成装置は、端末装置からトリガーを取得可能な取得部と、前記端末装置において実行されるアプリケーションと通信可能なサービスを実行する制御部と、表示部と、操作部と、を備え、前記制御部は、前記操作部から前記サービスを開始するトリガーを取得したときは、前記サービスを実行するときに、前記端末装置に前記アプリケーションがインストールされているかを確認する確認画面を前記表示部に表示し、前記取得部から前記サービスを開始するトリガーを取得したときは、前記確認画面を前記表示部に表示せずに、前記サービスを実行することを特徴する。
【0006】
また、本開示に係る画像形成装置は、端末装置からトリガーを取得可能な取得部と、前記端末装置において実行されるアプリケーションと通信可能なサービスを実行する制御部と、表示部と、操作部と、を備え、前記制御部は、前記操作部から前記サービスを開始するトリガーを取得するか又は前記取得部から前記サービスを開始するトリガーを取得すると、当該トリガーに対応するサービスを実行することを特徴とする。
【0007】
また、本開示に係る実行方法は、端末装置において実行されるアプリケーションと通信可能なサービスを画像形成装置において実行する方法であって、前記画像形成装置の操作部又は前記端末装置において表示された2次元コードを読み取ってトリガーを取得し、前記トリガーに対応したサービスを実行することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、画像形成装置と通信可能な端末装置に必要なアプリケーションがインストールされているかを適切に確認可能な画像形成装置等を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】第1実施形態におけるシステムの全体構成を示す図である。
【
図2】第1実施形態における画像形成装置の機能構成を示す図である。
【
図3】第1実施形態における端末装置の機能構成を示す図である。
【
図4】第1実施形態における画像形成装置のメイン処理のフロー図である。
【
図5】第1実施形態におけるサービス実行処理のフロー図である。
【
図6】第1実施形態における端末装置のメイン処理のフロー図である。
【
図7】第1実施形態における動作例を示す図である。
【
図8】第1実施形態における動作例を示す図である。
【
図9】第1実施形態における動作例を示す図である。
【
図10】第1実施形態における動作例を示す図である。
【
図11】第1実施形態における動作例を示す図である。
【
図12】第1実施形態における動作例を示す図である。
【
図13】第1実施形態における動作例を示す図である。
【
図14】第1実施形態における動作例を示す図である。
【
図15】第1実施形態における動作例を示す図である。
【
図16】第1実施形態における動作例を示す図である。
【
図17】第1実施形態における動作例を示す図である。
【
図18】第2実施形態におけるサービス実行処理のフロー図である。
【
図19】第2実施形態における動作例を示す図である。
【
図20】第3実施形態における画像形成装置のメイン処理のフロー図である。
【
図21】第3実施形態における動作例を示す図である。
【
図22】第4実施形態における画像形成装置のメイン処理のフロー図である。
【
図23】第4実施形態におけるサービス実行処理のフロー図である。
【
図24】第4実施形態における動作例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本開示を実施するための一実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本開示を説明するための一例であり、特許請求の範囲に記載した発明の技術的範囲が、以下の記載に限定されるものではない。
【0011】
画像形成装置(MFP、Multi-Function Printer/Peripheral)では、画像形成装置に備えられたボタンやタッチパネルを介して入力される操作に応じて、画像形成装置において実行されるサービスの選択やジョブの設定等が行われる。また、近年では、スマートフォン等の端末装置で利用されるアプリケーションを介して、画像形成装置において実行されるサービスの選択やジョブの設定等が可能となっている。例えば、利用者は、端末装置において実行されているアプリケーションにより当該端末装置に表示された2次元コードを画像形成装置に読み取らせることで、当該画像形成装置に所望のサービスを実行させる。このように、画像形成装置において実行されるサービスの選択やジョブの設定を行う方法が複数利用可能である場合がある。
【0012】
また、端末装置を介して画像形成装置の設定が行われるとき、当該端末装置に対する画像形成装置の設定に用いられるアプリケーションのインストールに関するメッセージが、画像形成装置に表示されることがある。
【0013】
ここで、アプリケーションのインストールに関するメッセージや案内の表示が適切に制御されないと、画像形成装置のユーザビリティの低下に繋がるおそれがあるという課題があった。しかし、従来技術では、そのような課題について考慮されていなかった。
【0014】
このような課題に鑑み、以下の実施形態では、画像形成装置において、適切にアプリケーションのインストールに関する案内等の表示を制御する方法の一例について説明する。
【0015】
[1.第1実施形態]
[1.1 全体構成]
図1は、本実施形態に係るシステム1の全体構成を示す図である。システム1は、画像形成装置10と端末装置20とにより構成される。
【0016】
画像形成装置10は、例えば、コピーサービス、スキャンサービス、プリントサービス、ファクス送信サービス等のサービスを提供することが可能な情報処理装置である。画像形成装置10は、複合機、デジタル複合機、MFP(Multi-Function Printer/Peripheral)とも呼ばれる。
【0017】
端末装置20は、画像形成装置10と通信が可能な情報処理装置である。端末装置20は、例えば、スマートフォンやタブレット等の、可搬な装置により構成される。
【0018】
[1.2 機能構成]
[1.2.1 画像形成装置]
図2は、画像形成装置10の機能構成を示す図である。
図2に示すように、画像形成装置10は、制御部100、画像入力部120、画像形成部130、表示部140、操作部150、記憶部160、取得部180、通信部190を備えて構成される。
【0019】
制御部100は、画像形成装置10の全体を制御する。制御部100は、記憶部160に記憶された各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現する。制御部100は、例えば、1又は複数の演算装置(CPU(Central Processing Unit))等により構成されてもよい。また、制御部100は、以下に説明する機能のうち、複数の機能を有するSoC(System on a Chip)として構成されてもよい。
【0020】
制御部100は、記憶部160に記憶されたプログラムを実行することで、画像処理部102、コード認識部104、サービス実行部106、ジョブ実行部108として機能する。
【0021】
画像処理部102は、画像処理を実行する。画像処理部102は、例えば、画像入力部120や通信部190を介して入力された画像に対して、鮮鋭化処理や、階調変換処理等の画像処理を実行する。
【0022】
コード認識部104は、後述する取得部180によって取得される2次元コードを認識する。サービス実行部106は、取得部180により読み取られた2次元コード又は操作部150の操作に基づいて取得されるトリガーに対応するサービスを実行する。トリガーとは、画像形成装置10対して、サービスの提供を開始させる契機となるものをいう。トリガーは、例えば、利用者による特定の操作であってもよいし、他の装置から取得される特定の情報であってもよい。ジョブ実行部108は、利用者による操作に基づき、ジョブを実行する。コード認識部104、サービス実行部106、ジョブ実行部108が実行する処理については後述する。
【0023】
画像入力部120は、画像を画像形成装置10に入力する。画像入力部120は、例えば、原稿台に載置された原稿を読み取るスキャナ装置により構成されてもよい。スキャナ装置は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCIS(Contact Image Sensor)等のイメージセンサによって画像を電気信号に変換し、電気信号を量子化及び符号化する装置である。
【0024】
画像形成部130は、記録用紙等の記録媒体に対して画像を形成(印刷)する。画像形成部130は、例えば、電子写真方式を利用したレーザプリンタ等の印刷装置により構成されてもよい。画像形成部130は、例えば、画像形成装置10に備えられた給紙トレイから記録用紙を給紙し、記録用紙の表面に画像を形成し、記録用紙を画像形成装置10に備えられた排紙トレイから排紙する。
【0025】
表示部140は、各種情報や操作画面を表示する。表示部140は、例えば、LCD(Liquid crystal display)、有機EL(electro-luminescence)ディスプレイ、マイクロLED(Light Emitting Diode)ディスプレイ等の表示装置により構成されてもよい。
【0026】
操作部150は、画像形成装置10を使用する利用者による操作指示を受け付ける。操作部150は、キースイッチ(ハードキー)やタッチセンサ等の入力装置により構成されてもよい。タッチセンサにおいて接触(タッチ)による入力を検出する方式は、例えば、抵抗膜方式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式といった、一般的な検出方式であればよい。なお、画像形成装置10には、表示部140と、操作部150とが一体に形成されたタッチパネルが備えられてもよい。
【0027】
記憶部160は、画像形成装置10の動作に必要な各種プログラムや、各種データを記憶する。記憶部160は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、半導体メモリであるSSD(Solid State Drive)やHDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置(補助記憶装置)により構成されてもよい。
【0028】
記憶部160は、画像データ等のコンテンツを記憶するコンテンツ記憶領域162を確保する。なお、コンテンツ記憶領域162は、コンテンツをファイルとして記憶してもよい。
【0029】
取得部180は、端末装置20等の他の装置により出力されたトリガーを取得する。本実施形態では、取得部180は、端末装置20に表示されるQRコード(登録商標)等の2次元コードを読み取ることによりトリガーを取得することとして説明する。また、QRコードは、例えば、利用者により端末装置20において選択されたサービスを特定する情報が符号化された画像であってもよいし、利用者により出力が要求されたコンテンツを特定する情報が符号化された画像であってもよい。取得部180は、例えば、2次元コードを読み取ることが可能なコードリーダにより構成される。
【0030】
通信部190は、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等のネットワークを介して、端末装置20等の他の装置や機器と通信を行う。通信部190は、例えば、有線/無線LANで利用されるNIC(Network Interface Card)等の通信装置や通信モジュールにより構成されてもよい。なお、通信部190は、ネットワークに接続可能なインタフェース(ネットワークI/F)を有してもよい。
【0031】
[1.2.2 端末装置]
図3は、端末装置20の機能構成を示す図である。
図3に示すように、端末装置20は、制御部200、表示部240、操作部250、記憶部260、通信部290を備えて構成される。
【0032】
制御部200は、端末装置20の全体を制御する。制御部200は、記憶部260に記憶された各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現する。制御部200は、例えば、1又は複数の演算装置(CPU)等により構成されてもよい。また、制御部200は、以下に説明する機能のうち、複数の機能を有するSoCとして構成されてもよい。
【0033】
表示部240は、各種情報を表示する。表示部240は、例えば、LCD、有機ELディスプレイ、マイクロLEDディスプレイ等の表示装置により構成されてもよい。
【0034】
操作部250は、端末装置20を使用する利用者による操作指示を受け付ける。操作部250は、キーボードやタッチセンサ等の入力装置により構成されてもよい。なお、端末装置20には、表示部240と、操作部250とが一体に形成されたタッチパネルが搭載されてもよい。また、操作部250は、キーボードやマウス等の入力装置と接続可能なインタフェースとして構成されてもよい。
【0035】
記憶部260は、端末装置20の動作に必要な各種プログラムや、各種データを記憶する。記憶部260は、例えば、ROM、RAM、SSDやHDD等の記憶装置により構成されてもよい。
【0036】
記憶部260は、通信アプリケーション262を記憶し、更に、記憶領域として、コンテンツ記憶領域264を確保する。
【0037】
通信アプリケーション262は、制御部200により読み込まれて実行されることにより、端末装置20と画像形成装置10との間の接続及び通信を実現させる。通信アプリケーション262は、利用者にインストールされることにより記憶部260に記憶される。
【0038】
コンテンツ記憶領域264は、画像データ等のコンテンツを記憶する。なお、コンテンツ記憶領域264は、コンテンツをファイルとして記憶してもよい。
【0039】
通信部290は、LANやWANを介して、画像形成装置10等の外部の装置と通信を行う。通信部290は、例えば、有線/無線LANで利用されるNIC等の通信装置や通信モジュールにより構成されてもよい。
【0040】
[1.3 処理の流れ]
[1.3.1 画像形成装置のメイン処理]
図4は、制御部100が実行するメイン処理の流れを示すフロー図である。はじめに、制御部100は、表示部140に、サービス開始前画面を表示する(ステップS100)。サービス開始前画面は、サービスの提供の開始前に表示される表示画面であり、例えば、ポータル画面やスクリーンセーバ画面である。
【0041】
ポータル画面は、利用者に対して、画像形成装置10が提供するサービスを選択させる画面である。制御部100は、例えば、利用者による画像形成装置10の利用が開始されたことを検知したときや、スクリーンセーバ画面が表示されているときに、利用者により、操作部150を介して何らかの操作が入力されたときに表示する。
【0042】
つづいて、制御部100は、トリガーを取得したか否かを判定する(ステップS102)。ここで、本実施形態では、制御部100は、以下の何れかの場合に、トリガーを取得したと判定する。
(1)ポータル画面においてサービスを選択する操作が、利用者により操作部150を介して入力された場合。
(2)取得部180によりサービスやコンテンツを特定可能な情報を符号化した2次元コードが読み取られた場合。
【0043】
ここで、コード認識部104は、取得部180によって2次元コードが読み取られた場合、当該2次元コードを認識することで、画像形成装置10が実行するサービスや、画像形成装置10が出力するコンテンツを特定する。なお、制御部100は、コード認識部104によって2次元コードが認識できなかった場合や、2次元コードが認識した情報が適切ではない場合は、トリガーを取得していないと判定してもよい。2次元コードが認識した情報が適切ではない場合とは、例えば、2次元コードで符号化された情報から、サービスやコンテンツを特定できない場合である。
【0044】
制御部100は、トリガーを取得したとき、当該トリガーによって提供を開始するサービスが、端末装置20にインストールされる通信アプリケーションを用いるサービスであるか否かを判定する(ステップS104)。
【0045】
制御部100は、通信アプリケーションを用いるサービスであると判定した場合、サービス実行処理を実行する(ステップS104;Yes→ステップS106)。サービス実行処理については後述する。一方で、制御部100は、通信アプリケーションを用いないサービスであると判定した場合、利用者による操作部150の操作に応じて、サービスを実行する(ステップS104;No)。
【0046】
また、制御部100は、ステップS102において、トリガーを取得していないと判定した場合、ポータル画面が表示されているときに、利用者によって、端末装置20からトリガーを取得するための操作がされたか否かを判定する(ステップS102;No→ステップS108)。例えば、制御部100は、ポータル画面に、端末装置20からトリガーを取得することを指示するボタンを表示し、当該ボタンが利用者により選択されたとき、利用者によって、端末装置20からトリガーを取得するための操作がされたと判定する。
【0047】
制御部100は、端末装置20からトリガーを取得するための操作がされたと判定した場合、トリガーを端末装置20から取得することを示す画面(第1の案内画面)を、表示部140に表示する(ステップS108;Yes→ステップS110)。
【0048】
つづいて、制御部100は、取得部180を介して、端末装置20からトリガーを取得したか否かを判定する(ステップS112)。制御部100は、トリガーを取得していないと判定した場合は、ステップS112の処理を繰り返す(ステップS112;No)。一方、制御部100は、トリガーを取得したと判定した場合は、ステップS104の処理を実行する(ステップS112;Yes→ステップS104)。
【0049】
なお、制御部100は、ステップS108において、利用者によって端末装置20からトリガーを取得するための操作がされていないと判定した場合は、ステップS102に戻る(ステップS108;No→ステップS102)。
【0050】
[1.3.2 サービス実行処理]
図5は、制御部100が実行するサービス実行処理の流れを示すフロー図である。はじめに、サービス実行部106は、
図4のステップS102において、サービス開始前画面が表示されているときに取得したトリガーの取得元を判定する(ステップS120)。
【0051】
サービス実行部106は、トリガーの取得元が操作部150であると判定した場合、当該トリガーに対応したサービスを実行し、当該サービスに対応するサービス画面を表示部140に表示する(ステップS120;操作部→ステップS122)。サービス画面は、画像形成装置10によって提供されるサービスの設定の操作を利用者から受け付けたり、当該サービスに関連する情報を表示したりする操作画面である。
【0052】
つづいて、サービス実行部106は、表示部140に確認画面を表示するか否かを判定する(ステップS124)。確認画面とは、端末装置20に通信アプリケーションがインストールされているか否かを確認する画面である。例えば、サービス実行部106は、利用者によって、サービス画面に対して操作部150を介してサービスに対する設定が行われている場合において、サービスの設定に関する入力が全て完了したとき(最後の設定項目に対する入力がされたとき)に、確認画面を表示することを判定する。なお、サービス実行部106は、表示部140に端末装置20との通信を開始することを示す画面を表示し、利用者により端末装置20との通信を開始することを許可する操作がされたときに、確認画面を表示することを判定してもよい。このようにして、サービス実行部106は、サービス画面において所定の操作が行われた場合に、確認画面を表示すると判定する。
【0053】
なお、サービス実行部106は、確認画面を表示しないと判定した場合は、ステップS124の処理を繰り返す(ステップS124;No)。
【0054】
サービス実行部106は、確認画面を表示することを判定した場合、表示部140に確認画面を表示する(ステップS124;Yes→ステップS126)。
【0055】
つづいて、サービス実行部106は、端末装置20に通信アプリケーションがインストールされているか否かを判定する(ステップS128)。例えば、サービス実行部106は、確認画面に、通信アプリケーションがインストールされているか否かの操作入力が可能なボタンを表示する。この場合、サービス実行部106は、利用者によって選択されたボタンに応じて、端末装置20に通信アプリケーションがインストールされているか否かを判定すればよい。
【0056】
サービス実行部106は、端末装置20に通信アプリケーションがインストールされていないと判定した場合、当該通信アプリケーションをインストール可能なサイトの情報を、表示部140に表示する(ステップS128;Yes→ステップS130)。なお、通信アプリケーションをインストール可能なサイトは、当該通信アプリケーションを取得可能なストアであってもよい。例えば、サービス実行部106は、確認画面において、通信アプリケーションがインストールされていないことを示す操作入力がされた場合、通信アプリケーションをインストール可能なサイトの案内を含む画面を表示する。このとき、サービス実行部106は、利用者に対して、通信アプリケーションをインストール可能なサイトへのアクセスを誘導するための誘導表示として、当該サイトの情報(例えば、URL)を含む2次元コードを表示してもよい。
【0057】
また、サービス実行部106は、端末装置20に通信アプリケーションがインストールされたか否かを判定する(ステップS132)。例えば、サービス実行部106は、端末装置20に通信アプリケーションがインストールされたことを指示するボタンや、次の画面に切り替えるボタンを表示し、当該ボタンが利用者により選択されたとき、端末装置20に通信アプリケーションがインストールされたと判定する。なお、サービス実行部106は、通信部190を介して端末装置20から端末アプリケーションがインストールされているか否かを判定可能な情報を受信し、当該情報に応じて通信アプリケーションがインストールされたか否かを判定してもよい。
【0058】
サービス実行部106は、端末装置20に通信アプリケーションがインストールされていないと判定した場合、ステップS132の処理を繰り返す(ステップS132;No)。
【0059】
サービス実行部106が端末装置20に通信アプリケーションがインストールされたと判定したとき(ステップS132;Yes)、又は、サービス実行部106が端末装置20に通信アプリケーションがインストールされていると判定したとき(ステップS128;No)、サービス実行部106は、通信アプリケーションの起動を利用者に促す内容を含む画面(第2の案内画面)を、表示部140に表示する(ステップS134)。
【0060】
また、サービス実行部106は、通信アプリケーションの操作の説明を含む画面を、表示部140に表示する(ステップS136)。
【0061】
つづいて、ジョブ実行部108は、通信部190を介して、端末装置20との通信を開始する(ステップS138)。例えば、ジョブ実行部108は、アドホックモードのネットワークを構成し、通信部190を介して当該ネットワークに端末装置20を接続させることで、当該端末装置20との接続を確立する。また、ジョブ実行部108は、端末装置20において行われた設定や、端末装置20において行われた設定の内容を示す情報等を、通信部190を介して端末装置20から受信する。
【0062】
また、ジョブ実行部108は、サービス画面を介して利用者により行われた設定、及び、端末装置20との通信とに基づき、ジョブを実行する(ステップS140)。例えば、ジョブ実行部108は、通信部190を介して端末装置20からコンテンツ(例えば、画像データ)を取得し、当該コンテンツをコンテンツ記憶領域162に記憶する。さらに、ジョブ実行部108は、コンテンツ記憶領域162に記憶したコンテンツを読み出し、当該コンテンツに基づく画像を、画像形成部130を介して出力(印刷)してもよい。また、ジョブ実行部108は、画像入力部120を用いて原稿の読み取りを実行し、当該原稿の画像データを、通信部190を介して、コンテンツとして端末装置20に送信してもよい。
【0063】
一方、サービス実行部106は、ステップS120において、取得部180を介してトリガーを取得したと判定した場合、当該トリガーに対応したサービスを実行し、当該サービスに対応するサービス画面を表示部140に表示する(ステップS120;取得部→ステップS142)。例えば、サービス実行部106は、トリガーとしてサービスを特定可能なトリガーを取得した場合は、当該サービスに対応するサービス画面を表示する。また、サービス実行部106は、トリガーとしてコンテンツを特定可能なトリガーを取得した場合は、当該コンテンツをプリントするプリントサービスのサービス画面を表示する。
【0064】
つづいて、サービス実行部106は、端末装置20との通信を開始するか否かを判定する(ステップS144)。サービス実行部106は、端末装置20との通信を開始しないと判定した場合は、ステップS144の処理を繰り返す(ステップS144;No)。サービス実行部106は、例えば、操作部150を介したサービスの設定に関する入力が全て完了したとき、端末装置20との通信を開始することを判定する。
【0065】
サービス実行部106は、端末装置20との通信を開始すると判定した場合、通信アプリケーションの操作の説明を含む画面を、表示部140に表示する(ステップS144;Yes→ステップS146)。すなわち、サービス実行部106は、ポータル画面が表示されているときに、端末装置20等の他の装置からトリガーを取得するための操作がされることなく、当該他の装置からトリガーを取得した場合、第2の案内画面を表示する処理を省略する。
【0066】
また、ジョブ実行部108は、ステップS144の処理が実行された後、ステップS138及びステップS140の処理を実行することにより、サービス画面を介して利用者により行われた設定、及び、端末装置20との通信とに基づき、ジョブを実行する。
【0067】
[1.3.3 端末装置のメイン処理]
図6は、制御部200が、通信アプリケーション262を読み出すことにより実行するメイン処理の流れを示すフロー図である。はじめに、制御部200は、利用者により、トリガーを出力する操作がされたか否かを判定する(ステップS180)。トリガーを出力する操作は、例えば、利用を所望するサービスを選択する操作や、サービスに関する設定を端末装置20において完了させる操作である。
【0068】
制御部200は、トリガーを出力する操作がされたと判定した場合、当該トリガーを出力する(ステップS180;Yes→ステップS182)。例えば、制御部200は、利用者により利用することを選択されたサービスを示す情報や、当該サービスにおける設定の内容を示す情報を符号化した2次元コードを、表示部240に表示することで、トリガーを出力する。なお、制御部200は、トリガーを出力する操作がされていない場合、ステップS180の処理を繰り返す(ステップS180;No)。
【0069】
つづいて、制御部200は、画像形成装置10と通信を開始するか否かを判定する(ステップS184)。制御部200は、画像形成装置10と通信を開始すると判定した場合、通信部290を介して、画像形成装置10との接続を行い、当該画像形成装置10との通信を開始する(ステップS184;Yes→ステップS186)。例えば、制御部200は、利用者により選択されたコンテンツをコンテンツ記憶領域264から読み出し、当該コンテンツを画像形成装置10に送信する。また、制御部200は、画像形成装置10から送信されたコンテンツ(例えば、画像データ)を受信し、コンテンツ記憶領域264に記憶してもよい。なお、制御部200は、画像形成装置10との通信を行わないと判定した場合、ステップS184の処理を繰り返す(ステップS184;No)。
【0070】
[1.4 動作例]
図7から
図14までに示す図は、表示部140に表示される画面の例を示す図である。
図7(a)は、ポータル画面W100の例を示す図である。ポータル画面W100には、画像形成装置10が提供可能なサービスを選択するサービスボタンが含まれる。例えば、
図7(a)では、サービスボタンとして、スマートフォンを用いたプリント・スキャンサービスの利用を指示するボタンB100、写真・文書のプリントサービスの利用を指示するボタンB102、スキャンサービスの利用を指示するボタンB104等が含まれる。また、ポータル画面W100には、端末装置20からトリガーである2次元コードを読み取らせることを指示するボタンB106が含まれる。
【0071】
図7(b)は、ポータル画面W100において、ボタンB100が選択された場合に表示されるサービス画面W110の例を示す図である。サービス画面W110には、例えば、写真をプリントすることを指示するボタンB110、PDF(Portable Document Format)をプリントすることを指示するボタンB112、スキャンデータを保存することを指示するボタンB114が含まれる。利用者は、ボタンB110、ボタンB112、ボタンB114の何れかを選択することで、所望の処理を画像形成装置10に実行させることができる。また、利用者により、ボタンB110、ボタンB112、ボタンB114の何れかが選択されることで、画像形成装置10での設定が全て完了する。これにより、確認画面が表示される。
【0072】
図8(a)は、確認画面W120の例を示す図である。確認画面W120には、端末装置20に通信アプリケーションがインストールされていない場合に、通信アプリケーションのインストールを行うことを指示するボタンB120と、端末装置20に通信アプリケーションがインストールされているため、通信アプリケーションのインストールを行わないことを指示するボタンB122とが含まれる。利用者は、ボタンB120又はボタンB122の何れかを選択することで、画像形成装置10に対して、端末装置20に通信アプリケーションがインストールされているか否かを入力することができる。
【0073】
図8(b)は、確認画面W120において、ボタンB120が選択された場合に表示される、利用者に対して、利用者が所有するスマートフォンの種類を選択させる画面W130の例を示す図である。画面W130には、スマートフォンの種類を選択するボタン(例えば、ボタンB130及びボタンB132)が含まれる。ここで、スマートフォンの種類としては、通信アプリケーションをインストールするOS(オペレーティングシステム)によって選択できるようにしてもよい。例えば、ボタンB130では、Aスマートフォン(例えば、Android(登録商標))、ボタンB132ではBスマートフォン(例えば、iOS、iPhone(登録商標)、iPad(登録商標))を選択することが可能である。
【0074】
図9は、画面W130において、利用者によりボタンB130やボタンB132が選択された場合に表示される画面W140の例を示す図である。
図9に示すように、画面W140には、通信アプリケーションをインストール可能なサイトの誘導表示として、当該サイトのURLを示す2次元コードE140が含まれる。
【0075】
また、画面W140には、次の画面を表示させる指示を行うボタンB140が含まれる。利用者は、通信アプリケーションのインストールが完了した場合、ボタンB140を選択することで、画像形成装置10に対して、端末装置20に通信アプリケーションがインストールされたことを入力し、次の画面を表示させることができる。
【0076】
ボタンB140が選択された場合、
図10(a)に示す、通信アプリケーションの起動を利用者に促す画面W150が表示される。利用者は、画面W150を確認することで、端末装置20において、通信アプリケーションを起動させることができる。また、利用者は、次の画面を表示させる指示を行うボタンB150を選択することで、次の画面を表示させることができる。
【0077】
ボタンB150が選択された場合、
図10(b)に示す、通信アプリケーションの操作の説明を含む画面W160が表示される。利用者は、画面W160を確認することで、通信アプリケーションの操作を確認することができる。また、画面W160には、次に進むことを指示するボタンB160が含まれてもよい。この場合、利用者によりボタンB160が選択された場合、画像形成装置10と端末装置20との間での通信が行われ、例えば、画像形成装置10によって、端末装置20からコンテンツが受信される。
【0078】
図11(a)は、ポータル画面W100において、ボタンB102が選択された場合に表示されるサービス画面W170の例を示す図である。利用者は、サービス画面W170の領域E170に含まれる何れかのボタンを選択することで、プリントするコンテンツの形式を設定することができる。
【0079】
図11(b)は、サービス画面W170の領域E170に含まれる何れかのボタンが選択された場合に表示されるサービス画面W172の例を示す図である。利用者は、サービス画面W172の領域E172に含まれる何れかのボタンを選択することで、コンテンツの画像が印刷される用紙のタイプを設定することができる。
【0080】
図12は、サービス画面W172の領域E172に含まれる何れかのボタンが選択された場合に表示されるサービス画面W174の例を示す図である。利用者は、サービス画面W174の領域E174に含まれる何れかのボタンを選択することで、プリントするコンテンツが記憶されたメディアのタイプを設定することができる。
【0081】
ここで、領域E174には、スマートフォンからコンテンツを取得することを指示するボタンB174が含まれる。利用者によりボタンB174が選択された場合、画像形成装置10での設定が全て完了し、
図8(a)に示した確認画面W120が表示される。
【0082】
図13は、ポータル画面W100において、ボタンB104が選択された場合に表示されるサービス画面W180の例を示す図である。利用者は、サービス画面W180の領域E180に含まれる何れかのボタンを選択することで、スキャンデータの記憶先を設定することができる。
【0083】
ここで、領域E180には、スマートフォンにスキャンデータを記憶することを指示するボタンB180が含まれる。利用者によりボタンB180が選択された場合、画像形成装置10での設定が全て完了し、
図8(a)に示した確認画面W120が表示される。
【0084】
図14(a)は、スクリーンセーバ画面W190の例を示す図である。利用者は、スクリーンセーバ画面W190が表示されているときに、操作部150を介して操作を入力することで、ポータル画面W100を表示させることができる。また、利用者は、スクリーンセーバ画面W190が表示されているときに、取得部180に対して2次元コードを読み取らせることで、当該2次元コードから読み取られた情報に基づくサービス画面を表示させることができる。
【0085】
また、
図14(b)は、ポータル画面W100において、ボタンB106が選択された場合に表示される画面W195の例を示す図である。画面W195には、端末装置20に表示された2次元コードを取得部180にかざすことを促す案内を含む領域E195が含まれる。利用者は、画面W195を確認することで、取得部180に対して、端末装置20に表示された2次元コードをかざす操作が必要であることを把握することができる。また、取得部180によって2次元コードが読み取られることで、画像形成装置10によってトリガーが取得され、当該トリガーに対応するサービス画面が、表示部140に表示される。
【0086】
図15から
図17は、表示部240に表示される画面の表示の例を示す図である。
図15(a)は、サービスを選択する画面W1000の例を示す図である。利用者は、例えば、画面W1000において、写真をプリントするサービスを利用することを示すボタンB1000を選択することで、写真プリントサービスを利用することができる。
【0087】
図15(b)は、ボタンB1000が選択された後に表示される画面W1010の例を示す図である。画面W1010は画像形成装置10に送信するコンテンツを選択する画面であり、コンテンツ記憶領域264に記憶されたコンテンツを選択可能にリスト表示する領域L1010と、領域L1010において選択されたコンテンツをプリントすることを指示するボタンB1010とを含む。
【0088】
図15(c)は、ボタンB1010が選択された場合に表示される画面W1020の例を示す図である。画面W1020は、QRコードを表示することを指示するボタンB1020と、画像形成装置10に対する操作を行うことを指示するボタンB1022とが含まれる。
【0089】
図15(d)は、ボタンB1020が選択された場合に表示される画面W1030の例を示す図である。画面W1030には、QRコードを表示する領域E1030が含まれる。QRコードには、例えば、プリントサービスを利用することを示す情報が含まれる。このようにして、端末装置20において、QRコードが表示部240に表示されることにより、トリガーが出力される。
【0090】
図16(a)は、画面W1010において選択されたコンテンツを画像形成装置10へ送信する指示を行う画面W1040の例を示す図である。利用者は、コンテンツの送信を開始する指示を行うボタンB1040を選択することで、コンテンツを画像形成装置10へ送信させることができる。また、コンテンツの送信が完了した場合、
図16(b)に示す、コンテンツの送信が完了したことを示す画面W1050が表示される。
【0091】
図17(a)は、画面W1020においてボタンB1022が選択された場合に表示される画面W1060の例を示す図である。画面W1060では、例えば、画像形成装置10において利用者が行う操作の案内が表示される。利用者は、次の画面を表示させる指示を行うボタンB1060を選択することで、次の画面を表示させることができる。
【0092】
ボタンB1060が選択された場合、例えば、
図17(b)に示す画面W1070が表示される。画面W1070では、画像形成装置10と端末装置20とを接続するための案内が表示される。利用者は、画面W1070を参照して、画像形成装置10と端末装置20とを接続する。
【0093】
画像形成装置10と端末装置20とが接続された後、
図17(c)に示す画面W1080が表示される。画面W1080は、画面W1010において選択されたコンテンツを画像形成装置10へ送信する指示を行う画面である。利用者は、コンテンツの送信を開始する指示を行うボタンB1080を選択することで、選択したコンテンツを画像形成装置10に送信することができる。
【0094】
なお、上述の説明では、画像形成装置10は、端末装置20からトリガーとしてQRコードを取得することとして説明したが、トリガーとなるものであれば、どのようなものを取得してもよい。例えば、画像形成装置10は、2次元コードとして、MaxiCodeやPDF417等を取得してもよいし、バーコード等の1次元コードを取得してもよい。また、トリガーは、NFC(Near Field Communication)を用いて端末装置20から送信される情報であってもよい。この場合、画像形成装置10は、取得部180として、近距離無線通信を行うアンテナ等を備えてもよい。
【0095】
また、上述の説明では、画像形成装置10と端末装置20との間の接続を確立する処理は、端末装置との通信を開始する直前に行われることとして説明した。しかし、画像形成装置10と端末装置20との間の接続を確立する処理は、適時行われてよく、例えば、制御部100は、取得部180によりトリガーが取得されたタイミングで端末装置20への接続を行ってもよいし、制御部200は、トリガーを出力したタイミングで画像形成装置10への接続を行ってもよい。
【0096】
このように、本実施形態の画像形成装置は、サービスの設定や実行を行うための方法として、表示部に表示される操作画面を操作することでサービスの設定を行う第1の方法と、2次元コードを読み取ることでサービスの設定の一部を行う第2の方法とがある。これにより、利用者は、サービスやジョブに係る設定を開始する方法として、2つの方法のうち、何れかの方法を利用することができる。
【0097】
また、本実施形態の画像形成装置は、表示部に表示される操作画面を操作することでサービスの設定を行う第1の方法によりサービスを開始する場合は、設定の途中で、端末装置に対する通信アプリケーションのインストールに係る確認画面を表示する。これにより、画像形成装置は、利用者に対して操作を進めさせることができ、安心感を与えることができる。
【0098】
一方、本実施形態の画像形成装置は、2次元コードを読み取ることでサービスの設定の一部を行う第2の方法によりサービスを開始する場合は、既に端末装置に通信アプリケーションがインストールされていることが明確であることから、確認画面の表示を省略する。これにより、ユーザビリティの低下が抑えられる。このように、本実施形態の画像形成装置は、通信アプリケーションが端末装置にインストールされているか否かに応じて、適切に確認画面の表示の制御を行う。
【0099】
以上の通り、本実施形態の画像形成装置は、適切なタイミングで端末装置に対する通信アプリケーションのインストールの有無を確認し、未インストールの場合は当該通信アプリケーションのインストールの案内の表示及び操作の案内の表示を行う。これにより、本実施形態の画像形成装置は、利用者の利便性を向上させることができる。
【0100】
[2.第2実施形態]
第2実施形態は、第1実施形態における確認画面を、サービスの開始前に表示する実施形態である。本実施形態は、第1実施形態の
図5を
図18に置き換えた実施形態である。なお、同一の処理には同一の符号を付し、説明については省略する。
【0101】
[2.1 処理の流れ]
本実施形態の制御部100は、サービス実行処理として、
図18に示した処理を実行する。本実施形態では、サービス実行部106は、操作部150からトリガーを取得した場合、サービス画面の代わりに確認画面を表示し(ステップS126)、端末装置20に通信アプリケーションがインストールされているか否かを判定する(ステップS128)。
【0102】
サービス実行部106は、端末装置20に通信アプリケーションがインストールされていないと判定した場合は、通信アプリケーションをインストール可能なサイトの情報を、表示部140に表示する(ステップS128;Yes→ステップS130)。また、サービス実行部106は、端末装置20に通信アプリケーションがインストールされたと判定した場合、サービス画面を表示する(ステップS132;Yes→ステップS122)。
【0103】
なお、サービス実行部106は、ステップS128において、端末装置20に通信アプリケーションがインストールされていると判定した場合は、ステップS130及びステップS132の処理を省略し、サービス画面を表示する(ステップS128;No→ステップS122)。
【0104】
このようにして、サービス実行部106は、サービスを実行する前に、確認画面を表示部140に表示することができる。
【0105】
[2.2 動作例]
図19は、本実施形態において表示部140に表示される画面の遷移を示した図である。はじめに、ポータル画面W200が表示され、利用者により操作部150を介してサービスが選択された場合、確認画面W210が表示される。確認画面W210には、端末装置20に通信アプリケーションがインストールされていない場合に、通信アプリケーションのインストールを行うことを指示するボタンB210と、端末装置20に通信アプリケーションがインストールされているため、通信アプリケーションのインストールを行わないことを指示するボタンB212とが含まれる。
【0106】
利用者によりボタンB210が選択された場合、利用者が所有するスマートフォンの種類を選択させる画面W220が表示される。また、利用者によりスマートフォンの種類が選択された場合、通信アプリケーションをインストール可能なサイトの誘導表示として、当該サイトのURLを示す2次元コードを含む画面W230が表示される。これにより、利用者は、通信アプリケーションのインストールが可能となる。
【0107】
利用者によって、通信アプリケーションのインストールが完了したことが画像形成装置10に入力された場合、ポータル画面W200において選択されたサービスに対応するサービス画面W240が表示される。また、サービス画面W240において所定の操作が行われた場合、通信アプリケーションの起動を利用者に促す画面W250が表示される。
【0108】
一方、利用者により、確認画面W210においてボタンB212が選択された場合、ポータル画面W200において選択されたサービスに対応するサービス画面W240が表示される。
【0109】
このように、本実施形態の画像形成装置は、サービスの実行の開始前に案内画面を表示することで、サービスの実行には端末装置に対する通信アプリケーションのインストールが必要なことを、サービスを実行する前に利用者に対して把握させることができる。
【0110】
[3.第3実施形態]
第3実施形態は、第1実施形態において、取得部180を介してトリガーを取得することを示す画面(第1の案内画面)に、当該画面に通信アプリケーションがインストールされているか否かを確認する内容を含む実施形態である。本実施形態は、第1実施形態の
図4を
図20に置き換えた実施形態である。なお、同一の処理には同一の符号を付し、説明については省略する。
【0111】
[3.1 処理の流れ]
本実施形態の制御部100は、メイン処理として、
図20に示した処理を実行する。本実施形態では、制御部100は、利用者によってポータル画面を介して、端末装置20等の他の装置からトリガーを取得するための操作がされた場合、取得部180を介してトリガーを取得することの案内及び端末装置20に通信アプリケーションがインストールされているか否かを確認する内容を含む画面を表示する(ステップS108;Yes→ステップS300)。すなわち、制御部100は、第1実施形態における第1の案内画面に、端末装置20に通信アプリケーションがインストールされているか否かを確認する内容を含めて、当該第1の案内画面を表示する。
【0112】
制御部100は、端末装置20に通信アプリケーションがインストールされていないと判定した場合、当該通信アプリケーションをインストール可能なサイトの情報を、表示部140に表示する(ステップS302;Yes→ステップS304)。
【0113】
また、制御部100は、端末装置20に通信アプリケーションがインストールされたか否かを判定する(ステップS306)。制御部100は、端末装置20に通信アプリケーションがインストールされていないと判定した場合、ステップS306の処理を繰り返す(ステップS306;No)。
【0114】
制御部100は、端末装置20に通信アプリケーションがインストールされたと判定した場合(ステップS306;Yes)は、ステップS112、ステップS104及びステップS106の処理を実行する。なお、制御部100は、ステップS302において、端末装置20に通信アプリケーションがインストールされていると判定した場合は、ステップS304及びステップS306の処理を省略する(ステップS302;No)。
【0115】
[3.2 動作例]
図21は、第1実施形態の
図7(a)に示したポータル画面W100において、ボタンB106が選択された場合に、本実施形態の画像形成装置10の表示部140に表示される画面W300の例を示す図である。
【0116】
画面W300には、トリガーを取得することを示す内容として、端末装置20に表示された2次元コードを取得部180にかざすことを促す案内を表示する領域E300が含まれる。更に、画面W300には、端末装置20に通信アプリケーションがインストールされているか否かを確認する内容を表示する領域E302が含まれる。
【0117】
画面W300には、端末装置20に通信アプリケーションがインストールされていない場合に、通信アプリケーションのインストールを行うことを指示するボタンB300と、端末装置20に通信アプリケーションがインストールされているため、通信アプリケーションのインストールを行わないことを指示するボタンB302とが含まれる。
【0118】
利用者によってボタンB300が選択された場合は、通信アプリケーションに関する案内として、第1実施形態の
図8(b)に示した画面W130や、第1実施形態の
図9に示した画面W140が表示される。この場合、利用者によって、画面W140のボタンB140が選択された後、サービス画面が表示される。一方、利用者によってボタンB302が選択された場合は、通信アプリケーションに関する案内の画面が表示されることなく、サービス画面が表示される。
【0119】
このように、本実施形態の画像形成装置は、他の装置からトリガーを取得するための操作がされた場合、通信アプリケーションが当該他の装置にインストールされているか否かが不明であることから、トリガーの取得を案内する画面に、当該通信アプリケーションがインストールされているか否かを確認する内容を含めて表示する。これにより、本実施形態の画像形成装置は、利用者に対して、通信アプリケーションが必要であることを把握させ、当該通信アプリケーションが未インストールである場合は、当該通信アプリケーションのインストールの案内の表示を行うことができる。
【0120】
[4.第4実施形態]
第4実施形態は、第1実施形態において、トリガーの取得方法に応じて、表示部140に表示される画面に含まれる内容を異ならせる実施形態である。本実施形態は、第1実施形態の
図4を
図22に、第1実施形態の
図5を
図23に、それぞれ置き換えた実施形態である。なお、同一の処理には同一の符号を付し、説明については省略する。
【0121】
[4.1 処理の流れ]
[4.1.1 メイン処理]
本実施形態の制御部100は、メイン処理として、
図22に示した処理を実行する。本実施形態では、制御部100は、利用者により、他の装置からトリガーを取得するための操作がされたと判定した場合、通信アプリケーションの起動の案内及び当該通信アプリケーションの操作の説明を含む画面を表示する(ステップS108;Yes→ステップS400)。また、制御部100は、利用者により次の画面を表示する操作がされた場合や、一定時間が経過した場合、ステップS110以降の処理を実行する。
【0122】
[4.1.2 サービス実行処理]
本実施形態の制御部100は、サービス実行処理として、
図23に示した処理を実行する。本実施形態では、サービス実行部106は、端末装置20に通信アプリケーションがインストールされた後、当該通信アプリケーションの起動を利用者に促す案内(第1の表示内容)と、当該通信アプリケーションの操作の説明(第2の表示内容)を含む画面を表示する(ステップS132;Yes→ステップS420)。
【0123】
なお、サービス実行部106は、ステップS128において、端末装置20に通信アプリケーションがインストールされていると判定した場合も、上述した第1の表示内容と第2の表示内容とを含む画面を表示する(ステップS128;No→ステップS420)。
【0124】
このように、サービス実行部106は、第1実施形態において説明した第2の案内画面に、通信アプリケーションの起動を利用者に促す第1の表示内容に加えて、当該通信アプリケーションの操作を説明する第2の表示案内を含んで表示する。
【0125】
一方、サービス実行部106は、取得部180からトリガーを取得したと判定した場合は、ステップS146において、通信アプリケーションの操作の説明(第2の表示内容)のみを含む画面(第3の案内画面)を表示する。
【0126】
[4.2 動作例]
図24は、本実施形態において表示部140に表示される画面の例を示す図である。
図24(a)は、第1の表示内容と第2の表示内容とを含む第2の案内画面W400の例を示す図である。第2の案内画面W400には、第1の表示内容である通信アプリケーションの起動を利用者に促す案内E400と、第2の表示内容である通信アプリケーションの操作を説明する案内E402とが含まれる。なお、第2の案内画面W400と同様の画面は、
図22のステップS400においても表示される。すなわち、端末装置20からトリガーを取得するための操作がされた場合も、通信アプリケーションを起動させることから第2の案内画面W400が表示される。
【0127】
図24(b)は、第2の表示内容である通信アプリケーションの操作を説明する案内E410のみが含まれる第3の案内画面W410の例を示す図である。第3の案内画面W410は、端末装置20からトリガーを取得するための操作が行われることなく、取得部180を介して、端末装置20からトリガーが取得された場合に表示される。この場合、取得部180を介して端末装置20からトリガーが取得されることから、通信アプリケーションが起動していることは明らかである。そのため、通信アプリケーションの起動の案内は表示されず、通信アプリケーションの操作の説明のみを含む画面が表示される。
【0128】
なお、上述した説明では、端末装置20からトリガーを取得する場合、
図22のステップS400及び
図23のステップS146において説明を含む画面を表示することとして説明したが、適宜説明を含む画面を表示する処理を変更してもよい。例えば、制御部100は、ジョブを実行する前に、ステップS400を実行していた場合は、ステップS146の処理を省略してもよい。このようにすることで、通信アプリケーションの操作の説明が2回表示されることを防ぐことができる。
【0129】
また、制御部100は、ステップS400においては通信アプリケーションの起動の案内のみを含む画面を表示してもよい。これにより、制御部100は、通信アプリケーションの起動が必要なタイミング(ステップS400)と、通信アプリケーションの操作が必要なタイミング(ステップS146)とのそれぞれのタイミングにおいて、適切な案内の表示を行うことができる。
【0130】
このように、本実施形態の画像形成装置は、端末装置からトリガーを取得した場合、取得したタイミングに基づき通信アプリケーションが起動されていることが明らかである場合は、当該通信アプリケーションの起動の案内の表示を省略する。これにより、本実施形態の画像形成装置は、適切なタイミングで、通信アプリケーションに係る案内の表示を行うことができる。
【0131】
[5.変形例]
本開示は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。すなわち、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施の形態についても本開示の技術的範囲に含まれる。また、上述した実施形態では、画像形成装置において適切に確認画面を表示させる技術について説明したが、当該技術は、画像形成装置以外の装置(例えば、画像読取装置)に適用されてもよい。
【0132】
また、上述した実施形態は、説明の都合上、それぞれ別に説明している部分があるが、技術的に可能な範囲で組み合わせて実行してもよいことは勿論である。例えば、第1実施形態と第2実施形態とを組み合わせ、確認画面を表示するタイミングを設定可能に構成された画像形成装置が実現されてもよい。
【0133】
また、実施形態において各装置で動作するプログラムは、上述した実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的に一時記憶装置(例えば、RAM)に蓄積され、その後、各種ROM(Read Only Memory)やHDD等の記憶装置に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。
【0134】
ここで、プログラムを格納する記録媒体としては、半導体媒体(例えば、ROMや、不揮発性のメモリカード等)、光記録媒体・光磁気記録媒体(例えば、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto Optical Disc)、MD(Mini Disc)、CD(Compact Disc)、BD (Blu-ray(登録商標) Disc) 等)、磁気記録媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等の何れであってもよい。また、ロードしたプログラムを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することにより、本開示の機能が実現される場合もある。
【0135】
また、市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されたサーバコンピュータに転送したりすることができる。この場合、サーバコンピュータの記憶装置も本開示に含まれるのは勿論である。
【0136】
また、上述した実施形態に用いた装置の各機能ブロック、又は諸特徴は、電気回路、例えば、集積回路あるいは複数の集積回路で実装又は実行され得る。本明細書で述べられた機能を実行するように設計された電気回路は、汎用用途プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、又はその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジック、ディスクリートハードウェア部品、又はこれらを組み合わせたものを含んでよい。汎用用途プロセッサは、マイクロプロセッサでもよいし、従来型のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、又はステートマシンであってもよい。前述した電気回路は、デジタル回路で構成されていてもよいし、アナログ回路で構成されていてもよい。また、半導体技術の進歩により現在の集積回路に代替する集積回路化の技術が出現した場合、本開示の一以上の態様は当該技術による新たな集積回路を用いることも可能である。例えば、本開示における、画像形成装置10であれば、制御部100に含まれる一部又は全部の処理部が電気回路で構成されてもよい。
【符号の説明】
【0137】
1 システム
10 画像形成装置
100 制御部
102 画像処理部
104 コード認識部
106 サービス実行部
108 ジョブ実行部
120 画像入力部
130 画像形成部
140 表示部
150 操作部
160 記憶部
162 コンテンツ記憶領域
180 取得部
190 通信部
20 端末装置
200 制御部
240 表示部
250 操作部
260 記憶部
262 通信アプリケーション
264 コンテンツ記憶領域
290 通信部