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▶ 米内 義晴の特許一覧

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  • 特開-折り畳み自転車 図1
  • 特開-折り畳み自転車 図2
  • 特開-折り畳み自転車 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024167151
(43)【公開日】2024-12-03
(54)【発明の名称】折り畳み自転車
(51)【国際特許分類】
   B62K 15/00 20060101AFI20241126BHJP
【FI】
B62K15/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023083548
(22)【出願日】2023-05-21
(71)【出願人】
【識別番号】723006868
【氏名又は名称】米内 義晴
(72)【発明者】
【氏名】米内 義晴
【テーマコード(参考)】
3D212
【Fターム(参考)】
3D212BA06
(57)【要約】
【課題】動力伝達装置としてシャフトドライブを用いた折り畳み自転車においてより小さく変形できる折り畳み自転車を提供する。
【解決手段】動力伝達装置としてシャフトドライブを用いた折り畳み自転車において、シャフトドライブの駆動軸3上に、噛み合いクラッチ5a及び噛み合いクラッチ5bから構成され且つそれらは分断可能である軸継手5を設ける。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
動力伝達装置としてシャフトドライブを用いた折り畳み自転車において、シャフトドライブの駆動軸上に分断可能な軸継手を備えた折り畳み自転車
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、動力伝達装置にシャフトドライブを用いた折り畳み自転車に関する。
【背景技術】
【0002】
シャフトドライブは、チェーン駆動やベルト駆動と同様に、自転車の動力達方式の一つである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】登録実用新案公報 第3042825号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
シャフトドライブを用いた自転車は、例えば特許文献1に示された自転車のように、駆動軸を保持するハウジングと、メインフレーム及びリアフレームが溶接ないし螺合式結合により一体構造となっている。
【0005】
このため、シャフトドライブを用いた自転車で折り畳み機構を構成しようとした場合、メインフレームに対してリアフレームを動かし得る折り畳み形態は不可能だった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
駆動軸上に分断可能な軸継手を設ける。
【発明の効果】
【0007】
シャフトドライブを備えた自転車において、メインフレームに対してリアフレームを動かし得る折り畳み形態が可能になる。これにより、従来のシャフトドライブを用いた折り畳み自転車と比較して、より小さく変形できる。あるいはホイールベースを十分長く確保することができ、走行安定性が改善する。又それらを両立できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】一実施形態の自転車の外観を示す側面図である。
図2】一実施形態の自転車における、非折り畳み時のシャフトドライブの主要部を示す側面図である。
図3】一実施形態の自転車における、折り畳み時のシャフトドライブの主要部を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例0009】
図1図2図3に本特許出願に係る一実施形態を示す。
【0010】
リアフレーム2はメインフレーム1に回転軸6によって接続される。
【0011】
非折り畳み時は、軸継手5を構成する噛み合いクラッチ5a及び5bは連動し動力伝達を行う。
【0012】
リアフレーム2はシートクランプ8に対して脱着可能で、折り畳み時は、回転軸6を中心として反時計回りに凡そ180度回転し、リアフレーム2全体はメインフレーム1下方に収納される。
【0013】
このとき、噛み合いクラッチ5aと5bは分断する。噛み合いクラッチ5aはメインフレームに接合されたハウジング7に付してメインフレーム1に留め置かれ、噛み合いクラッチ5bはリアフレーム2に接合されたハウジング3に付してリアフレーム2と連動する。
【0014】
このようにして、シャフトドライブを用いた自転車において、メイドフレームに対してリアフレームを動かし得る折り畳み形態を実現できる。
【0015】
上記実施形態においては、噛み合いクラッチからなる軸継手を用いたが、これに代えて、摩擦クラッチや遠心クラッチなど他の種類のクラッチを用いることもできる。
【符号の説明】
【0016】
1 メインフレーム
2 リアフレーム
3 リアフレーム側駆動軸ハウジング
4 駆動軸
5 軸継手
6 回転軸
7 メインフレーム側駆動軸ハウジング
8 シートクランプ
図1
図2
図3