(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024167167
(43)【公開日】2024-12-03
(54)【発明の名称】落雷保護のための方法及び装置
(51)【国際特許分類】
B64D 45/02 20060101AFI20241126BHJP
B64C 1/00 20060101ALI20241126BHJP
【FI】
B64D45/02
B64C1/00 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024078983
(22)【出願日】2024-05-14
(31)【優先権主張番号】18/317,553
(32)【優先日】2023-05-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】500520743
【氏名又は名称】ザ・ボーイング・カンパニー
【氏名又は名称原語表記】The Boeing Company
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】ストロズク, マーク グレゴリー
(72)【発明者】
【氏名】ハコルト, ジェームズ ポール
(57)【要約】 (修正有)
【課題】落雷保護のための方法及び装置が開示される。
【解決手段】開示された例示的な装置が、外部パネルを支持するフレームであって、外部パネルが、輸送体の外面を少なくとも部分的に画定する第1の側面を有する、フレームと、第1の側面の反対側の、外部パネルの第2の側面に配置されたシールドパネルと、ばねの第1の部分においてフレームから延在するばねであって、ばねの第2の部分が傾斜又は湾曲のうちの少なくとも一方であり、第2の部分が、シールドパネルに接触して、シールドパネルと、フレームに関連付けられた導電性部分との間に電気結合を確立する、ばねとを含む。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置(200)であって、
外部パネル(210、612)を支持するフレーム(202、901)であって、前記外部パネルが、輸送体の外面を少なくとも部分的に画定する第1の側面(222)を有する、フレーム(202、901)と、
前記第1の側面の反対側の、前記外部パネルの第2の側面(220)に配置されたシールドパネル(218)と、
ばねの第1の部分(402)において前記フレームから延在する前記ばね(214、904)であって、前記ばねの第2の部分(404、406)が傾斜又は湾曲のうちの少なくとも一方であり、前記第2の部分が、前記シールドパネルに接触して、前記シールドパネルと、前記フレームに関連付けられた導電性部分との間に電気結合を確立する、前記ばね(214、904)と
を備える、装置(200)。
【請求項2】
前記シールドパネルと前記外部パネルとの間にスペーサ(416)を更に含む、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記スペーサが、前記シールドパネルを前記スペーサに連結するファスナを受け入れるための開孔を含む、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記第2の部分が、前記シールドパネルの表面に接触する弓形の遠位端(506)を含む、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記シールドパネルが、前記外部パネルの前記第2の側面に接触する、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記シールドパネルが前記フレーム内に配置されたとき、前記ばねが、前記シールドパネルに接して弾力的に変形することができる、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記ばねが、
前記フレームの前記導電性部分に接触する基部(402)と、
前記基部から延在する角度付き部分(404)であって、前記基部に対して傾斜した、角度付き部分(404)と、
前記シールドパネルに接触する、湾曲又は弓形の遠位端と
を含む、請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記第2の側面が湾曲している、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
輸送体で使用するための外部パネルアセンブリ(200、900)であって、前記外部パネルアセンブリが、
前記輸送体の外面を少なくとも部分的に画定する外部パネルと、
前記外面に対して前記外部パネルを位置付けるフレームと、
前記外部パネルアセンブリの内部空間に配置された導電性シールドと、
前記フレーム又は前記シールドのうちの少なくとも一方に連結されたばねであって、前記ばねが、前記シールドに対して傾斜しており、(i)前記フレーム又は前記フレームに関連付けられた導電性構成要素(902)のうちの少なくとも一方と、(ii)前記シールドと、の間に延在してその間の電気結合を確立する、ばねと
を備える、外部パネルアセンブリ(200、900)。
【請求項10】
前記シールドが前記フレーム内に配置されたとき、前記ばねが前記シールドに接して弾力的に変形することができる、請求項9に記載の外部パネルアセンブリ。
【請求項11】
前記シールドが前記外部パネルに接触する、請求項9に記載の外部パネルアセンブリ。
【請求項12】
前記シールドが前記外部パネルに連結される、請求項11に記載の外部パネルアセンブリ。
【請求項13】
前記外部パネルと前記シールドとの間にスペーサを更に含む、請求項9に記載の外部パネルアセンブリ。
【請求項14】
前記フレームが、
前記ばねに連結された壁と、
前記外部パネルを支持し、位置合わせするために前記壁から延在するフランジと
を含む、請求項9に記載の外部パネルアセンブリ。
【請求項15】
前記ばねが、
前記フレームに接触する基部と、
前記基部から延在する角度付き部分であって、前記基部に対して傾斜した、角度付き部分と、
前記シールドに接触する、湾曲又は弓形の遠位端と
を含む、請求項9に記載の外部パネルアセンブリ。
【請求項16】
前記外部パネルが湾曲している、請求項9に記載の外部パネルアセンブリ。
【請求項17】
方法であって、
シールドパネルを、フレームによって支持される外部パネルの内側を向く側面に配置することであって、前記外部パネルが、前記内側を向く側面と反対側の外側を向く側面を有し、前記外側を向く側面が、輸送体の外面を少なくとも部分的に画定する、シールドパネルを配置することと、
ばねの第1の部分で前記フレームから延在する前記ばねを移すことであって、前記ばねが、傾斜又は湾曲のうちの少なくとも一方であり、前記ばねが、前記シールドパネルと、前記フレームに関連付けられた導電性部分との間の電気結合を確立するように移される、前記ばねを移すことと
を含む、方法。
【請求項18】
前記ばねを前記フレームに連結することを更に含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記シールドパネルが、前記外部パネルの内面に接触するように配置される、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
前記シールドパネルを前記外部パネルに連結することを更に含む、請求項19に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001]本開示は、広くは、航空機に関し、より具体的には、落雷保護のための方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
[0002]航空機に関して、限定されるわけではないが、電気ワイヤ又は油圧管などの構成要素、システム、又はシステム要素は、稲光が加わることからの保護を必要とし得る。これらの構成要素は、通常、外部複合パネルによって覆われる。幾つかの状況においては、金属バリアシールドが外部パネルと構成要素との間で利用されるように、二次的な稲光保護が利用される。
【0003】
[0003]既知のアルミニウム航空機外部パネルは、通常、外部パネルから下部構造(例えば、接地構造)の間のインターフェースにおける比較的低い電気抵抗と共に比較的高い導電率を提供することによって、固有の稲光保護を有する。かかるアルミニウム外部パネルに関して、稲光貫通に対する保護は、その厚さを調整することによって達成され得る。対照的に、既知の複合材料外部パネルは、典型的なアルミニウム外部パネルよりも重量が少ない。しかしながら、かかるパネルで使用される複合材料は、比較的導電率が少なく、その留められたインターフェースで比較的高い電気抵抗を有する可能性があり、それにより、更なる金属/金属性シールドを必要として、上記の下部構造に接地経路を提供し得る。
【発明の概要】
【0004】
[0004]例示的な装置が、外部パネルを支持するフレームであって、外部パネルが、輸送体の外面を少なくとも部分的に画定する第1の側面を有する、フレームと、第1の側面の反対側の、外部パネルの第2の側面に配置されたシールドパネルと、ばねの第1の部分においてフレームから延在するばねであって、ばねの第2の部分が傾斜又は湾曲のうちの少なくとも一方であり、第2の部分が、シールドパネルに接触して、シールドパネルと、フレームの導電性部分との間に電気結合を確立する、ばねとを含む。
【0005】
[0005]輸送体で使用するための例示的な外部パネルアセンブリが、輸送体の外面を少なくとも部分的に画定する外部パネルと、外面に対して外部パネルを位置付ける導電性フレームと、外部パネルアセンブリの内部空間に配置された導電性シールドと、フレーム又はシールドのうちの少なくとも一方に連結されたばねであって、ばねが、シールドに対して傾斜しており、(i)フレーム又はフレームに関連付けられた導電性構成要素のうちの少なくとも一方と、(ii)シールドと、の間に延在してその間の電気結合を確立する、ばねとを含む。
【0006】
[0006]例示的な方法が、シールドパネルを、フレームによって支持される外部パネルの内側を向く側面に配置することであって、外部パネルが、内側を向く側面と反対側の外側を向く側面を有し、外側を向く側面が、輸送体の外面を少なくとも部分的に画定する、シールドパネルを配置することと、ばねの第1の部分でフレームから延在するばねを移すことであって、ばねが、傾斜又は湾曲のうちの少なくとも一方であり、ばねが、シールドパネルと、フレームに関連付けられた導電性部分との間の電気結合を確立するように移される、ばねを移すこととを含む。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】[0007]本明細書に開示の実施例が実装され得る例示的な航空機である。
【
図2】[0008]本開示の教示に従った、例示的な複合パネルアセンブリの等角図である。
【
図3】[0009]既知の複合パネルアセンブリの断面図である。
【
図4】[0010]
図2の例示的な複合パネルアセンブリの断面図である。
【
図5】[0011]代替的な例示的な複合パネルアセンブリの断面図である。
【
図6A】[0012]別の代替的な例示的な複合パネルアセンブリの断面図である。
【
図6B】[0013]別の代替的な例示的な複合パネルアセンブリの断面図である。
【
図7A-7C】[0014]
図2及び4に示された例示的な複合アセンブリの詳細断面図である。
【
図8A-8B】[0015]別の代替的な例示的な複合アセンブリの詳細断面図である。
【
図9A-9B】[0016]非導電性フレーム構造を有する例示的な複合パネルアセンブリである。
【
図10】[0017]本明細書に開示の実施例を作り出す例示的な方法を表すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[0018]概して、図面(一又は複数)及び添付の記載の全体を通して、同一の部分又は類似の部分を指すのに、同じ参照番号が使用される。図は、必ずしも縮尺通りではない。その代わり、図面では、層又は領域の厚さが拡大されていることがある。図では、層及び領域は明確な線及び境界を伴って示されているが、かかる線及び/又は境界の一部又は全部は理想化されたものであり得る。実際には、境界及び/又は線は、観測不能であり、混ざり合い、かつ/又は不規則であり得る。
【0009】
[0019]本明細書において、別途明記されない限り、用語「上に(above)」は、地球に対しての2つの部分の関係を説明する。第2の部分が、地球と第1の部分との間に少なくとも1つの部分を有する場合、第1の部分は第2の部分の上である。同様に、本明細書において、第1の部分が第2の部分よりも地球に近いとき、第1の部分は第2の部分の「下(below)」である。上述のように、第1の部分が第2の部分の上又は下にあり得るのは、次の一又は複数がある。他の部分が間にある、他の部分が間にない、第1の部分と第2の部分とが接触している、又は第1の部分と第2の部分とが互いに直接接触していない。
【0010】
[0020]この特許出願において、任意の部分(例えば、層、膜、エリア、領域、又はプレート)が、任意のやり方で、別の部分上に存在する(例えば、位置付けられる、位置する、配置される、形成される等)という記述は、言及されている部分が他の部分と接触していること、又は、言及されている部分が、他の部分との間に位置する一又は複数の中間部分を伴って、他の部分の上に存在することを示す。
【0011】
[0021]本明細書において、接続に関する言及(例えば、取り付けられる、連結される、接続される、及び結合される)は、別段の指示がない限り、接続に関する言及によって言及される要素間の中間部材及び/又はそれらの要素間の相対的移動を含み得る。したがって、接続に関する言及は、2つの要素が直接接続されていること、及び/又は互いに固定された関係であることを必ずしも暗示しない。本明細書において、任意の部分が別の部分と「接触している(contact)」という記述は、当該2つの部分の間に中間部分が存在しないことを意味するように定義される。
【0012】
[0022]別途特記されない限り、「第1の(first)」、「第2の(second)」、「第3の(third)」などの記載は、優先順位、物理的な順序、リスト内での配置、及び/又は任意のやり方での順序のいずれかの意味に帰属するか、それともいずれかの意味を示すことなしに本明細書で使用されるが、開示された実施例を理解するのを容易にするために、要素を区別するためのラベル及び/又は任意の名前として単に使用される。幾つかの実施例では、発明を実施するための形態において「第1」という記載は、ある要素を指し示すのに使用され得るが、同じ要素が、特許請求の範囲においては、「第2」又は「第3」などの異なる記載で指し示されることもある。かかる例では、かかる記載は、例えば、別途同じ名前を共有し得る要素を、記述の文脈内(例えば、特許請求の範囲内)で、単に明白に識別するために使用されることを理解すべきである。
【0013】
[0023]本明細書において、「およそ(approximately)」及び「約(about)」は、実際の応用で生じるばらつきの潜在的な存在を理解するために、主題/値を修正する。例えば、「およそ」及び「約」は、当業者によって理解されるであろう、製造許容誤差及び/又は他の実際の不完全度のため、正確ではない場合がある寸法を修正し得る。例えば、「およそ」及び「約」は、以下の記載で別途特記されない限り、かかる寸法が+/-10%の許容範囲内であり得ることを示し得る。
【0014】
[0024]落雷保護のための方法及び装置が開示される。幾つかの既知の航空機落雷保護システムは、二次的な稲光保護のための外部複合パネルの内側(例えば、内側を向く側面)上に位置付けられた導電性シールド(例えば、金属シールド、金属性シールド等)を利用する。しかし、導電性シールドの除去、整備、保守、又は検査は、更なるステップ、時間、及び/又は処理を必要とし得る。その結果、外部パネルの後方及び/又は上方の構成要素の保守、除去、及び/又は整備は、コストの上昇(例えば、人件費、ダウンタイムコスト等)並びに航空機ダウンタイムをもたらし得る。
【0015】
[0025]本明細書に開示の実施例は、パネルの上方及び/又は外部の構成要素が、比較的早い方法で保守及び維持されることを可能にし、それにより、それらに関連した保守時間及びコストを削減する。本明細書に開示の実施例は、フレームによって支持される外部パネル(例えば、複合材料外部パネル)を利用し、これは、例えば、金属、金属性材料、又は複合材料から少なくとも部分的に構成され得る。シールドパネルは、金属、又は金属性材料から少なくとも部分的に構成され得るが、外部パネルの内側及び/又は表面に位置付けられる。本明細書に開示の実施例によると、ばねは、ばねの第1の部分でフレームから延在する。ばねの第2の部分は、シールドパネルに接触する第2の部分が、シールドパネルとフレーム(又はフレーム上若しくはフレーム内に位置付けられた金属導体)との間の電気結合を確立するように、傾斜、傾斜又は湾曲のうちの少なくとも1つであり得、それにより、シールドパネルが、稲光付加保護装置として機能することを可能にする。
【0016】
[0026]幾つかの実施例では、スペーサが、シールドパネルを外部パネルから分離する。本明細書に開示の実施例によると、ばねは、フレームに接触する基部、基部から延在する角度付き部分、及び導電性構成要素及び/又はフレームの部分に接触するための湾曲又は弓形の遠位端を画定するばねの遠位部分を含み得、ここで角度付き部分は基部に対して傾斜する。追加的又は代替的に、ばねの第2の部分は、ばねの弓形の遠位端又は鉤型端部を含む、画定する、及び/又は支持する。幾つかの実施例では、シールドパネルは、外部パネルの内側に接触及び係合する。幾つかのかかる実施例では、シールドパネルは、外部パネルの内側で、外部パネルに連結され得る。追加的又は代替的に、幾つかの実施例では、外部パネルの内側は湾曲している。幾つかのかかる実施例では、シールドパネルは、インターフェースに湾曲し、及び/又は外部パネルの湾曲部と位置合わせする。
【0017】
[0027]
図1は、本明細書に開示の実施例が実装され得る例示的な航空機100を示す。特に、本明細書に開示の実施例は、例えば、航空機100に関連した構成要素及び/又は部分を作り出すために利用され得る。
図1の例示的な実施例では、航空機100は、胴体106に取り付けられた、水平尾翼102、垂直尾翼103、及び翼(例えば、固定翼)104を含む。例示的な実施例の翼104は、エンジン107、及びその幾つかは翼104の後縁又は前縁に位置する制御面(例えば、フラップ、補助翼、タブ等)108を有する。制御面108は、離陸、着陸、及び/又は飛行操作の間、揚力を提供するために、ずらされ得る又は調整され得る(例えば、そらされる等)。
【0018】
[0028]
図1の例示的な実施例では、水平尾翼102、垂直尾翼103、胴体106、翼104、エンジン107、制御面108が、パネル(例えば、外側を向くパネル)から構成され得る及び/又はパネルによって少なくとも部分的に画定され得る外面を画定する。本明細書に開示の実施例は、航空機100の任意の表面及び/又はパネルに関して実装され得る。更に、本明細書に開示の実施例は、任意の他の適切な輸送体又は静止した構造体及び/又は稲光付加保護/緩和のためのシールドを利用する応用にも適用され得る。したがって、本明細書に開示の実施例は、回転翼航空機、宇宙船、船舶、潜水艦、無人航空機、又は静止した構造体等に利用され得る。
【0019】
[0029]
図2は、本開示の教示に従った、例示的な複合パネルアセンブリ200の等角図である。
図2の例示的な実施例では、複合パネルアセンブリ200は、フレーム(例えば、サブフレーム、支持構造物等)202を含む及び/又はフレームに連結される。例示的なフレーム202は、ブレース(例えば、サイドブレース、側壁等)203並びにクロスブレース204に連結される及び/又はこれらを含む。この実施例で分かるように、ブレース/支持体206は、導管(例えば、電気導管、配線導管、油圧導管等)208を支持するように示されており、これらは金属から少なくとも部分的に構成される。更に、複合材料から少なくとも部分的に構成される外部パネル(例えば、積層パネル、サンドイッチパネル、ハニカムコアを有するパネル、複合パネル等)210は、上述のフレーム202、ブレース203、及び/又はクロスブレース204によって支持される及び/又は位置付けられる。この実施例では、外部パネル210は、狭い部分(例えば、狭い接触/接合部分)215に通じる傾斜又は傾斜した部分213を画定する後方/内側表面又は側面212を含む。
【0020】
[0030]
図2の例示的な実施例では、外部パネル210において又は外部パネル210に近接して落雷のための接地経路を提供するために、ばね214は、ブレース203及び/又はフレーム202のうちの少なくとも1つから延在して、外部パネル210の第1の側面(例えば、内面、内側を向く側面)220に配置された導電性シールドパネル(例えば、金属シールド、金属性シールド、金属合金シールド等)218に接触及び係合し、ここで、第1の側面は外部パネル210の第2の側面(例えば、外面、外側を向く側面)222の反対側となる。更に、例示的なばね214は、ブレース203に連結されて及び/又は留められて、シールド218とブレース203との間の電気接地経路を画定し、これは、本実施例では、フレーム202の導電性部分を少なくとも部分的に画定する。ブレース203及び/又はフレーム202が導電性ではない(例えば、フレーム及び/又はブレース203は複合材料又は絶縁材料から構成される)実施例では、ばね214は、ワイヤ又はフレーム202によって支持される他の導電性構成要素に連結され得る及び/又は留められ得る。フレーム202がばね214を介してシールドパネル218に電気結合した結果として、外部パネル210への落雷又は他の放電(例えば、外部パネル210を刺す及び/又は通過する落雷)が、上述の導管208とは反対に、シールドパネル218及びばね214を介してブレース203に接地され得る。
【0021】
[0031]
図2の例示的な実施例では、ばね214は板ばねのような装置として示されているが、ばね214は、電気接触を可能にする任意の適切な他の構成要素、装置、及び/又は機構として実装され得る。更に、
図2の実施例では、ばね214のうちの1つが示されているが、任意の適切な他の数のばね(例えば、2つ、3つ、4つ、5つ、10、20等)が代わりに実装され得る。
【0022】
[0032]
図3は、既知の複合パネルアセンブリ300の断面図である。
図3の示された図では、金属又は金属性シールドパネル302は、外部パネル210からオフセット及び/又は離れて位置付けられる。特に、シールドパネル302は、少なくとも1つのファスナ306を介してブレース304に固定及び/又は連結される。本明細書に開示の実施例とは対照的に、シールドパネル302の設置及びアクセス(例えば、整備、修理、及び/又は保守のため)は、ファスナ(一又は複数)306へのアクセスの困難さ、並びにブレース304に関連した構成要素及び/又はブレース304自体を除去して、シールドパネル302を交換及び/又は設置する潜在的な必要性のため、時間がかかる可能性がある。
【0023】
[0033]
図4は、
図2の例示的な複合パネルアセンブリ200の断面図である。
図4の例示的な実施例では、シールドパネル218は、ばね214に接触及び係合して、その間の電気結合を確立する。例示的な実施例のばね214は、基部402、傾斜又は角度付き部分404、及び概して湾曲又は弓形の形状を有する湾曲した部分(例えば、湾曲した遠位部分、弓形部分、弓形の遠位部分等)406を含む。したがって、ばね214の基部402は、フレーム202を少なくとも部分的に画定する壁410及び/又はブレース203のそれぞれ1つに連結される(例えば、留められる、固定される、溶接される、付着される等)。壁410から延在するフランジ412は、外部パネル210を支持する、位置合わせする、連結する、及び/又は位置付けるために利用され、同様に、フランジ414は壁410から延在する。フランジ414は、例えば、複合パネルアセンブリ200を別の輸送体構造物(例えば、内側フレーム又は支持体)に取り付けるのに利用され得る。更に、この実施例では、外部パネル210は、シールドパネル218からオフセットして示されている。
【0024】
[0034]その間にオフセットを維持しつつ、シールドパネル218を外部パネル210に連結するために、スペーサ416(この実施例では、概してフランジが付いた形状を有する)は、外部パネル210の後面417に連結され、例示的なスペーサ416は、シールドパネル218をスペーサ416に固定するためのファスナ418を受け入れるための開孔(例えば、ねじ付き開孔)を含む。その結果、シールドパネル218は、外部パネル210がフレーム202及び/又はブレース203から分離されたとき、容易に交換され、アクセスされ、及び/又は保守され得る。本明細書に開示の実施例によると、外部パネル210及びシールドパネル218は、アセンブリとして交換される。
【0025】
[0035]この実施例では、ばね214の基部402は、フレーム202に強固に連結される(例えば、機械的ファスナ及び/又は化学的ファスナを用いて、付着される、溶接される、連結される等)。他の実施例では、ばね214は、フレーム202の代わりにシールドパネル218に連結される。かかる実施例では、シールドパネル218をフレーム202上に/フレーム202内に位置付けることは、ばね214をフレーム202(又は、フレーム202の導電性部分)及び/又はブレース203に接触かつ係合させる。更に他の実施例では、ばね214は、フレーム202又は外部パネル218の少なくとも一方に、(例えば、締まり嵌め、スナップ嵌合等を介して)取り外し可能に/解放可能に連結可能である。
【0026】
[0036]
図5は、代替的な例示的な複合パネルアセンブリ500の断面図である。例示的な実施例の複合パネルアセンブリ500は、
図2及び4に示された例示的な複合パネルアセンブリ200に類似であるが、代わりに湾曲した内面504を少なくとも部分的に画定する湾曲した外部パネル502を含む。この実施例では、湾曲又は傾斜したシム508と併せてスタンドオフ506が内面504の湾曲部を収容し、それにより、シールドパネル218が、内面504の湾曲部があるにも関わらず、外部パネル210並びにフレーム202に対して位置合わせされる及び位置付けられるのを可能にする。
【0027】
[0037]
図6Aは、別の代替的な例示的な複合パネルアセンブリ600の断面図である。この実施例では、シールドパネル218は、外部パネル210に直接連結される/取り付けられる。言い換えるならば、シールドパネル218及び外部パネル210は、その間のかなりの(若しくは任意の)距離又は間隙によって分離されない。したがって、ばね214がシールドパネル218と直接接触していると、
図4及び5に示された実施例と比較して、垂直の高さ(
図6Aの図で)を低減することが可能になり、したがって、比較的コンパクトな複合パネル配置が可能となる。
【0028】
[0038]
図6Bは、別の代替的な例示的な複合パネルアセンブリ610の断面図である。この実施例では、シールドパネル218は、外部パネル612に直接連結される/取り付けられる。この実施例では、外部パネル612は、堅い積層パネルとして実装される。しかし、代わりに、任意の適切な材料及び/又は複合構造物が実装され得る。
【0029】
[0039]
図7A~7Cは、
図2及び4に示された例示的な複合アセンブリ200の詳細断面図である。
図7Aを参照すると、ばね214は、外部パネル210が(そこに連結されたシールドパネル218と共に)ブレース203上に取り付けられているとき、シールドパネル218から分離されて示されている。
図2の示された図では、ばね214の傾斜した部分404は、シールドパネル218に接触するばね214の湾曲した部分406の前に、角度702で方向付けられて示されている。
【0030】
[0040]
図7Bは、ブレース203に取り付けられた外部パネル210を示す。特に、外部パネル210の狭い部分215は、ブレース203のフランジ412と接触させられ、それにより、外部パネル210をブレース203に位置合わせする。その結果、シールドパネル218は、ばね214の傾斜した部分404が角度704で方向付けられるように、ばね214と接触させられる。特に、ばね214は、湾曲した部分406がシールドパネル218と接触すると、角度704が
図7Aに示した角度702より小さくなるように、弾力的に変形及び/又はそらされる。
【0031】
[0041]
図7Cは、本明細書に開示の実施例において実装され得る例示的な接触片(例えば、ゴム片)710の詳細図を示す。例示的な接触片710は、金属又は金属性であり得、シールドパネル218の厚さと比較して、同様の厚さ(例えば、10%以内)を有し得る。
図7Cの例示的な実施例では、ばね214の傾斜した部分404は、湾曲した部分406が接触片710に接触及び/又は接触片710に接して摺動するにつれて、弾力的に変形し、本実施例では、概して平坦である。本明細書に開示の実施例によると、接触片710を利用することにより、摩耗等に対する信頼性及び抵抗を増大させることが可能になり得る。
【0032】
[0042]
図8A及び8Bは、別の代替的な例示的な複合アセンブリ800の詳細断面図である。
図8Aを参照すると、例示的な複合アセンブリ800が、
図2及び4~7Cに示されたばね214に類似したばね802を有して示されているが、別の接触形状及び関連した撓み特性を含む。例示的なばね802が、フレーム202に固定され、対応する湾曲部806を有する基部804、内側部(例えば、平坦な内側部)808、遠位端812を有するフックに似た湾曲部(例えば、フック)810を含む。
図8Aの示された図では、内側部808は、角度814で方向付けられ、これは、外部パネル210(及びシールドパネル218)がフレーム202のブレース203にまだ取り付けられていないため、
図8Aの図では実質的に水平である。
【0033】
[0043]
図8Bは、
図2のフレーム202のブレース203に取り付けられた外部パネル210を示し、それにより、湾曲した部分810をシールドパネル218に接触させ、ひいては、内側部808が、
図8Aに示された比較的水平な向きとは対照的に、角度820でシールドパネル218に対して傾斜するように、内側部808及び/又はばね802を撓ませる。
【0034】
[0044]
図9A及び9Bは、非導電性フレーム構造を有する例示的な複合パネルアセンブリ900を示す。
図9Aを参照すると、複合パネルアセンブリ900は、複合材料(又は他の電気絶縁材料)ブレース903を画定又は含むフレーム901を有して示されている。この実施例では、フレーム901及び/又はブレース903は、導電性部分(例えば、導電性プレート、板、ワイヤ等)902を支持及び/又は担持する。
【0035】
[0045]
図9Bは、
図9Aの例示的な複合パネル900の詳細断面図である。この実施例では、ブレース903は、導電性部分902を支持して示されている。更に、ばね904は、基部906で、導電性部分902に電気結合されている。その結果、シールドパネル218(外部パネル210によって支持されている)は、ばね904、及び導電性部分902に電気結合される。幾つかの実施例では、ばね904は、プレート、又は外部パネル210によって画定された内部を貫通する他の導体(例えば、内部プレート又は筐体構造)に電気結合される。
【0036】
[0046]
図10は、本明細書に開示の実施例を作り出す/取り付ける、並びに/又は本明細書に開示の実施例を、外部パネルを支持する既存の輸送体フレーム及び/若しくは構造体に改良する例示的な方法1000を表すフロー図である。言い換えるならば、例示的な方法1000は、既存の構造及び/又は輸送体を製造、組み立て、又は改良するのに適用され得る。
【0037】
[0047]ブロック1002では、改良が(例えば、既存の輸送体又は静止した構造体に)実行されている実施例において、外部パネル(例えば、外部パネル210、外部パネル612)が除去される。
【0038】
[0048]ブロック1004では、この実施例において、ばね(例えば、ばね214、ばね802)が、フレーム(例えば、フレーム202)に取り付けられる及び/又は連結される。あるいは、ばねがシールドパネル(例えば、シールドパネル218)に取り付けられる及び/又は連結される。
【0039】
[0049]ブロック1006では、幾つかの実施例において、上述のシールドパネルが外部パネルに連結される。本明細書に開示の実施例によると、シールドパネルは、外部パネル又はスペーサ、又は外部パネルとシールドパネルとの間の間隔を画定するのに利用される他の同様の構成要素/装置に直接接触して配置され得る。
【0040】
[0050]ブロック1008では、外部パネル及び/又はシールドパネルは、フレーム上に/内に配置される。この実施例では、シールドパネルを支持する外部パネルは、フレームによって位置付けられる及び/又は位置合わせされる。
【0041】
[0051]ブロック1009では、フレーム上に配置されている外部パネル(及びシールドパネル)に基づき、ばねが移される(例えば、撓まされる、圧縮される等)。特に、ばねがシールドパネルに接触するとき、ばねは圧縮され及び/又は撓まされ、それにより、シールドパネルを、フレーム及び/又はフレームによって支持された導電性部分/装置(例えば、ワイヤ、露出された金属接触部等)に電気結合する。
【0042】
[0052]ブロック1010では、プロセスを繰り返すかどうか判定される。判定は、例えば、更なる外部パネルアセンブリが作り出されるか、改良されるか、及び/又は取り付けられるかどうかに基づき得る。プロセスを繰り返すように判定された場合(ブロック1010)、プロセスの制御はブロック1002に戻る。そうでない場合、プロセスは終了する。
【0043】
[0053]「含む(Including)」及び「備える(comprising)」(並びに、これらの全ての活用形及び時制)は、本明細書では、オープンエンド形式の(open ended)用語として使用される。したがって、請求項が前文として又は任意の種類の請求項の列挙内で任意の形態の「含む(include)」又は「備える(comprise)」(例えば、備える(comprises)、含む(includes)、備えている(comprising)、含んでいる(including)、有している(having)等)を用いるときはいつでも、更なる要素、用語等が、対応する請求項又は列挙の範囲を逸脱することなく存在し得ると理解されたい。本明細書において、「少なくとも(at least)」という表現は、例えば特許項の前文において移行用語(transition term)として使用される場合、「備える」及び「含む」という用語がオープンエンド形式であるのと同様に、オープンエンド形式である。例えば、用語「および/または(and/or)」が、「A,B,and/or C」などの形態で使用されるとき、(1)Aだけ、(2)Bだけ、(3)Cだけ、(4)AとB、(5)AとC、(6)BとC、又は(7)AとBとCなどのA、B、Cの任意の組み合わせ又はサブセットを指す。構造、構成要素、項目、対象、及び/又は物事を記載する文脈において本明細書で使用されるように、「A及びBの少なくとも1つ(at least one of A and B)」という表現は、任意の(1)少なくともA1つ、(2)少なくともB1つ、又は(3)少なくともA1つと少なくともB1つを含む実装を指すように意図される。同様に、構造、構成要素、項目、対象、及び/又は物事を記載する文脈において本明細書で使用されるように、「A又はBの少なくとも1つ(at least one of A or B)」という表現は、任意の(1)少なくともA1つ、(2)少なくともB1つ、又は(3)少なくともA1つと少なくともB1つを含む実装を指すように意図される。プロセス、命令、行動、活動、及び/又はステップの実施又は実行を記載する文脈において本明細書で使用されるように、「A及びBの少なくとも1つ(at least one of A and B)」という表現は、任意の(1)少なくともA1つ、(2)少なくともB1つ、又は(3)少なくともA1つと少なくともB1つを含む実装を指すように意図される。同様に、プロセス、命令、行動、活動、及び/又はステップの実施又は実行を記載する文脈において本明細書で使用されるように、「A又はBの少なくとも1つ(at least one of A or B)」という表現は、任意の(1)少なくともA1つ、(2)少なくともB1つ、又は(3)少なくともA1つと少なくともB1つを含む実装を指すように意図される。
【0044】
[0054]本明細書において、単数についての言及(例えば「1つの(a/an)」、「第1(first)」、「第2(second)」等)、は複数であることを除外しない。本明細書で使用される場合、「1つの(a又はan)」実体という用語は、一又は複数のかかる実体を指す。用語「1つの(a(又はan))」、「一又は複数の(one or more)、及び「少なくとも1つ(at least one)」は本明細書では交換可能に使用される。更に、個別にリストに記載されるが、複数の手段、要素又は方法行為は、例えば同じエンティティ又は対象によって実装され得る。更に、個別の特徴は様々な実施例又は請求項に含まれ得るが、これらは恐らく組み合わせることができ、様々な実施例又は請求項における包含は、特徴の組み合わせは実現可能ではない及び/又は有益ではないことを暗示するものではない。
【0045】
[0055]比較的早い方法で保守及び維持され得る稲光保護パネルを可能にする製造の例示的な方法、装置、システム、及び条項が、本明細書に開示される。更に、その実施例及び組み合わせが以下を含む。
【0046】
[0056]例1は、装置であって、外部パネルを支持するフレームであって、外部パネルが、輸送体の外面を少なくとも部分的に画定する第1の側面を有する、フレームと、第1の側面の反対側の、外部パネルの第2の側面に配置されたシールドパネルと、ばねの第1の部分においてフレームから延在するばねであって、ばねの第2の部分が傾斜又は湾曲のうちの少なくとも一方であり、第2の部分が、シールドパネルに接触して、シールドパネルと、フレームに関連付けられた導電性部分との間に電気結合を確立する、ばねとを備える、装置を含む。
【0047】
[0057]例2は、シールドパネルと外部パネルとの間にスペーサを更に含む、例1に記載の装置を含む。
【0048】
[0058]例3は、スペーサが、シールドパネルをスペーサに連結するファスナを受け入れるための開孔を含む、例2に記載の装置を含む。
【0049】
[0059]例4は、第2の部分が、シールドパネルの表面に接触する弓形の遠位端を含む、例1から3のいずれか1つに記載の装置を含む。
【0050】
[0060]例5は、シールドパネルが、外部パネルの第2の側面に接触する、例1から4のいずれか1つに記載の装置を含む。
【0051】
[0061]例6は、シールドパネルがフレーム内に配置されたとき、ばねが、シールドパネルに接して弾力的に変形することができる、例1から5のいずれか1つに記載の装置を含む。
【0052】
[0062]例7は、ばねが、フレームの導電性部分に接触する基部と、基部から延在する角度付き部分であって、基部に対して傾斜した、角度付き部分と、シールドパネルに接触する、湾曲又は弓形の遠位端とを含む、例1から6のいずれか1つに記載の装置を含む。
【0053】
[0063]例8は、第2の側面が湾曲している、例1から7のいずれか1つに記載の装置を含む。
【0054】
[0064]例9は、輸送体で使用するための外部パネルアセンブリであって、外部パネルアセンブリが、輸送体の外面を少なくとも部分的に画定する外部パネルと、外面に対して外部パネルを位置付ける導電性フレームと、外部パネルアセンブリの内部空間に配置された導電性シールドと、フレーム又はシールドのうちの少なくとも一方に連結されたばねであって、ばねが、シールドに対して傾斜しており、(i)フレーム又はフレームに関連付けられた導電性構成要素のうちの少なくとも一方と、(ii)シールドと、の間に延在してその間の電気結合を確立する、ばねとを備える、外部パネルアセンブリを含む。
【0055】
[0065]例10は、シールドがフレーム内に配置されたとき、ばねがシールドに接して弾力的に変形することができる、例9に記載の外部パネルアセンブリを含む。
【0056】
[0066]例11は、シールドが、外部パネルに接触する、例9又は10に記載の外部パネルアセンブリを含む。
【0057】
[0067]例12は、シールドが外部パネルに連結される、例11に記載の外部パネルアセンブリを含む。
【0058】
[0068]例13は、外部パネルとシールドとの間にスペーサを更に含む、例9から12のいずれか1つに記載の外部パネルアセンブリを含む。
【0059】
[0069]例14は、フレームが、ばねに連結された壁と、外部パネルを支持し、位置合わせするために壁から延在するフランジとを含む、例9から13のいずれか1つに記載の外部パネルアセンブリを含む。
【0060】
[0070]例15は、ばねが、フレームに接触する基部と、基部から延在する角度付き部分であって、基部に対して傾斜した、角度付き部分と、シールドに接触する、湾曲又は弓形の遠位端とを含む、例9から14のいずれか1つに記載の外部パネルアセンブリを含む。
【0061】
[0071]例16は、外部パネルが湾曲している、例9から15のいずれか1つに記載の外部パネルアセンブリを含む。
【0062】
[0072]例17は、方法であって、シールドパネルを、フレームによって支持される外部パネルの内側を向く側面に配置することであって、外部パネルが、内側を向く側面と反対側の外側を向く側面を有し、外側を向く側面が、輸送体の外面を少なくとも部分的に画定する、シールドパネルを配置することと、ばねの第1の部分でフレームから延在するばねを移すことであって、ばねが、傾斜又は湾曲のうちの少なくとも一方であり、ばねが、シールドパネルと、フレームに関連付けられた導電性部分との間の電気結合を確立するように移される、ばねを移すこととを含む、方法を含む。
【0063】
[0073]例18は、ばねをフレームに連結することを更に含む、例17に記載の方法を含む。
【0064】
[0074]例19は、シールドパネルが、外部パネルの内面に接触するように配置される、例17又は18に記載の方法を含む。
【0065】
[0075]例20は、シールドパネルを外部パネルに連結することを更に含む、例19に記載の方法を含む。
【0066】
[0076]上記より、費用効率が高い落雷保護を可能にする例示的なシステム、装置、製品、及び方法が開示されてきたことが理解されよう。本明細書に開示の実施例は、組み立て、製造、及び保守も容易にし、それにより、製造期間、ダウンタイム、及び/又は関連する労力に関してコスト節減を可能にする。
【0067】
[0077]以下の請求項は、参照により、本明細書の発明を実施するための形態に援用される。本明細書では、特定の例示的なシステム、装置、製品、及び方法が開示されてきたが、本特許出願の対象範囲はこれらに限定されるものではない。むしろ、本特許出願は、本特許出願の特許請求の範囲内に公正に当てはまる全てのシステム、装置、製品、及び方法を対象としている。
【外国語明細書】