IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 日本電気株式会社の特許一覧

特開2024-167664工程管理システム、工程管理方法および工程管理プログラム
<>
  • 特開-工程管理システム、工程管理方法および工程管理プログラム 図1
  • 特開-工程管理システム、工程管理方法および工程管理プログラム 図2
  • 特開-工程管理システム、工程管理方法および工程管理プログラム 図3
  • 特開-工程管理システム、工程管理方法および工程管理プログラム 図4
  • 特開-工程管理システム、工程管理方法および工程管理プログラム 図5
  • 特開-工程管理システム、工程管理方法および工程管理プログラム 図6
  • 特開-工程管理システム、工程管理方法および工程管理プログラム 図7
  • 特開-工程管理システム、工程管理方法および工程管理プログラム 図8
  • 特開-工程管理システム、工程管理方法および工程管理プログラム 図9
  • 特開-工程管理システム、工程管理方法および工程管理プログラム 図10
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024167664
(43)【公開日】2024-12-04
(54)【発明の名称】工程管理システム、工程管理方法および工程管理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/08 20120101AFI20241127BHJP
【FI】
G06Q50/08
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023083889
(22)【出願日】2023-05-22
(71)【出願人】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109313
【弁理士】
【氏名又は名称】机 昌彦
(74)【代理人】
【識別番号】100149618
【弁理士】
【氏名又は名称】北嶋 啓至
(72)【発明者】
【氏名】渡邉 倖平
(72)【発明者】
【氏名】本間 章朗
(72)【発明者】
【氏名】山本 賢司
(72)【発明者】
【氏名】大瀧 真美
(72)【発明者】
【氏名】日野 哲
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC07
5L050CC07
(57)【要約】
【課題】作業の是正指示を適切なタイミングで出力することができる工程管理システム等を提供する。
【解決手段】
工程管理システム10は、是正指示取得部102と、決定部106と、出力部108を備える。是正指示取得部102は、工程管理の対象である作業の是正指示を取得する。決定部106は、是正指示に基づいて行われる作業の緊急度に基づいて、是正指示を出力するタイミングを決定する。出力部108は、決定したタイミングに基づいて、是正指示を出力する。
【選択図】 図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
工程管理の対象である作業の是正指示を取得する是正指示取得手段と、
前記是正指示に基づいて行われる作業の緊急度に基づいて、前記是正指示を出力するタイミングを決定する決定手段と、
決定したタイミングに基づいて、前記是正指示を出力する出力手段と
を備える工程管理システム。
【請求項2】
作業の開始報告および作業の終了報告を取得する作業報告取得手段をさらに備え、
前記決定手段は、前記開始報告を取得した作業の作業中に取得された前記是正指示の前記緊急度が所定の基準未満の場合に、前記終了報告を取得した後に前記是正指示を出力することを決定する、
請求項1に記載の工程管理システム。
【請求項3】
前記決定手段は、前記緊急度が所定の基準よりも高い場合に、前記終了報告を取得するよりも前に是正指示を出力することを決定する、
請求項2に記載の工程管理システム。
【請求項4】
複数の作業者それぞれの属性および作業の進捗状況の少なくとも一方に基づいて、前記是正指示に基づく作業を行う作業者を決定する作業者決定手段をさらに備え、
前記出力手段は、前記作業者および前記作業者を管理する管理者の少なくとも一方が利用する端末装置に、前記是正指示を出力する、
請求項1に記載の工程管理システム。
【請求項5】
前記作業者決定手段は、前記是正指示の対象となる作業を行った作業者とは異なる作業者を前記是正指示に基づく作業を行う作業者として決定する、
請求項4に記載の工程管理システム。
【請求項6】
前記作業者決定手段は、前記是正指示の対象となる作業を行った作業者よりもスキルが高い作業者を前記是正指示に基づく作業を行う作業者として決定する、
請求項4に記載の工程管理システム。
【請求項7】
前記作業者決定手段は、前記是正指示の対象となる作業の完了期限に応じた数の作業者を前記是正指示に基づく作業を行う作業者として決定する、
請求項4に記載の工程管理システム。
【請求項8】
前記是正指示に基づく作業を行う作業者を管理する管理者による前記是正指示の承認結果を取得する承認取得手段をさらに備え、
前記決定手段は、前記是正指示を承認することを示す承認結果が取得されている場合に、前記是正指示を出力するタイミングを決定する、
請求項1に記載の工程管理システム。
【請求項9】
工程管理の対象である作業の是正指示を取得し、
前記是正指示に基づいて行われる作業の優先度に基づいて、前記是正指示を出力するタイミングを決定し、
決定したタイミングに基づいて、前記是正指示を出力する、
工程管理方法。
【請求項10】
工程管理の対象である作業の是正指示を取得する処理と、
前記是正指示に基づいて行われる作業の優先度に基づいて、前記是正指示を出力するタイミングを決定する処理と、
決定したタイミングに基づいて、前記是正指示を出力する処理と
をコンピュータに実行させる工程管理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、工程管理システム等に関する。
【背景技術】
【0002】
建設現場では、例えば、工程の進捗を管理する工程管理が行われる。また、建設現場の監督者は、例えば、作業者によって行われた作業の仕上がり状態を確認する。作業の仕上がり状態に何らかの不具合があった場合に、監督者は、例えば、作業のやり直しまたは修正を実施する指示を是正指示として行う。また、建設現場における工程管理および是正指示は、情報処理システムを介して行われることがある。
【0003】
特許文献1の工事管理サーバは、作業の確認結果に基づいて、工事の管理者によって入力される作業の是正指示を取得する。そして、特許文献1の工事管理サーバは、作業者が所持している携帯電話に、是正指示を送信する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009-265766号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載された技術では、作業の是正指示を行うタイミングを判断することが難しい場合がある。
【0006】
本開示は、上記の課題を解決するため、作業の是正指示を適切なタイミングで出力することができる工程管理システム等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため、本開示の工程管理システムは、工程管理の対象である作業の是正指示を取得する是正指示取得手段と、是正指示に基づいて行われる作業の緊急度に基づいて、是正指示を出力するタイミングを決定する決定手段と、決定したタイミングに基づいて、是正指示を出力する出力手段とを備える。
【0008】
本開示の工程管理方法は、工程管理の対象である作業の是正指示を取得し、是正指示に基づいて行われる作業の優先度に基づいて、是正指示を出力するタイミングを決定し、決定したタイミングに基づいて、是正指示を出力する。
【0009】
本開示の工程管理プログラムは、工程管理の対象である作業の是正指示を取得する処理と、是正指示に基づいて行われる作業の優先度に基づいて、是正指示を出力するタイミングを決定する処理と、決定したタイミングに基づいて、是正指示を出力する処理とをコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0010】
本開示によると、作業の是正指示を適切なタイミングで出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本開示の実施形態における管理システムの構成の例を示す図である。
図2】本開示の実施形態における工程管理システムの構成の例を示す図である。
図3】本開示の実施形態における表示画面の例を示す図である。
図4】本開示の実施形態における表示画面の例を示す図である。
図5】本開示の実施形態における表示画面の例を示す図である。
図6】本開示の実施形態における表示画面の例を示す図である。
図7】本開示の実施形態における表示画面の例を示す図である。
図8】本開示の実施形態における工程管理システムの動作フローの例を示す図である。
図9】本開示の実施形態における工程管理システムの動作フローの例を示す図である。
図10】本開示の実施形態における工程管理システムのハードウェアの構成の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本開示の実施形態について図を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態の管理システムの構成の例を示す図である。管理システムは、例えば、工程管理システム10と、監督者端末装置20と、管理者端末装置30と、作業者端末装置40を備える。工程管理システム10は、例えば、ネットワークを介して、監督者端末装置20と接続する。工程管理システム10は、例えば、ネットワークを介して、管理者端末装置30と接続する。また、工程管理システム10は、例えば、ネットワークを介して、作業者端末装置40と接続する。監督者端末装置20、管理者端末装置30および作業者端末装置40は、それぞれ複数であってもよい。監督者端末装置20、管理者端末装置30および作業者端末装置40の数は、適宜、設定され得る。
【0013】
工程管理システム10は、例えば、建設現場における工程管理に用いられるシステムである。工程管理システム10は、例えば、建設現場における作業の進捗の管理および作業に関する指示の伝達を行うシステムである。作業に関する指示は、例えば、監督者から管理者および作業者の少なくとも一方に対して行われる。作業に関する指示は、例えば、計画に沿って行われる通常の作業に関する指示と、是正指示を含む。是正指示は、例えば、完了している作業の仕上り状態に不具合があった場合に、不具合箇所の補修または作業のやり直しを指示するために行われる。監督者端末装置20は、例えば、監督者が作業の進捗状況の確認および作業に関する指示に用いる端末装置である。管理者端末装置30は、例えば、管理者が監督者からの指示の確認および承認に用いる端末装置である。作業者端末装置40は、例えば、作業者が作業に関する指示の確認、並びに、作業の開始および作業の終了の報告に用いる端末装置である。
【0014】
監督者は、例えば、建設現場において、工程管理を行う人物である。監督者は、例えば、作業計画の立案、作業の進捗の管理および作業に関する指示を行う。監督者は、例えば、管理者に対して、作業に関する指示を行う。作業に関する指示は、作業の内容、作業手順、作業を行う区画、作業者の人数および作業期間のうち少なくとも1つの項目の情報である。作業を行う区画は、工区ともいう。また、作業に関する指示には、作業の是正指示が含まれる。作業に関する指示は、上記に限られない。作業の完了の報告があった場合に、監督者は、例えば、作業の完了状態を確認する。監督者は、例えば、作業が実施された現場において仕上がり状態を確認する。そして、仕上がり状態の確認の結果、補修または作業のやり直しが必要な場合に、監督者は、是正指示を行う。仕上がり状態の確認は、作業後の状態が予定通りの状態となっているかの確認である。また、是正指示は、例えば、作業の仕上がり状態が予定通りの状態でない場合に、予定通りの状態とするための追加の作業に関する指示である。
【0015】
予定通りの状態とは、例えば、設計、仕様書、発注書および指示の少なくとも1つに従った状態であることをいう。例えば、対象の工程が室内の壁紙の張り付け工程である場合に、予定通りの状態とは、仕様書において指定されている位置、大きさおよび種類を遵守した壁紙が張り付けられている状態である。対象の工程が室内の壁紙の張り付け工程である場合に、予定通りの状態は、張り付けられている壁紙に皺および気泡が無い状態であってもよい。対象の工程が室内の壁紙の張り付け工程である場合における予定通りの状態は、上記に限られない。対象の工程が室内の壁紙の張り付け工程である場合に、例えば、壁紙が指定された壁紙と異なるとき、監督者は、管理者および作業者の少なくとも一方に対して、指定の壁紙を用いて壁紙を張替える指示を是正指示として行う。また、例えば、対象の工程が室内の配管の取り付け作業である場合に、予定通りの状態とは、配管の種類および位置が設計通りの状態であることをいう。対象の工程が室内の配管の取り付け作業である場合に、配管の取り付け位置が設計と異なるとき、監督者は、管理者および作業者の少なくとも一方に対して、設計通りの位置に配管の位置を修正する指示を是正指示として行う。是正指示は、上記に限られない。また、作業が実施された現場において、作業の完了状態を確認することは、出来高を確認するともいう。
【0016】
管理者は、例えば、建設現場において、複数の作業者を管理する人物である。管理者は、例えば、作業に関する指示に基づいて作業が実施されるように作業者を管理する。管理者は、例えば、作業に関する指示の確認および承認を行う。作業に関する指示の承認は、作業に関する指示に基づく作業を、作業者に実施させることを了承することをいう。管理者は、例えば、工程管理システム10を介して、監督者から伝達される通常の作業に関する指示および是正指示に対して承認を行う。管理者は、例えば、作業者のグループのリーダーである。管理者は、例えば、職長ともいう。管理者は、監督者が属する企業から、建設現場における作業を請け負っている企業の建設現場における責任者であってもよい。
【0017】
作業者は、例えば、建設現場において、実際に作業を行う人物である。作業者は、例えば、管理者が所属する企業と同一の企業に所属する人物である。同一の企業には、同一とみなせる企業が含まれ得る。また、作業員が属する企業と、管理者が属する企業とは異なっていてもよい。また、作業者は、管理者から作業を請け負っている人物であってもよい。作業者と管理者の関係は、上記に限られない。作業者は、例えば、作業に関する指示に基づいて作業を実施する。作業者は、例えば、管理者の指示に基づいて作業を行う。管理者の指示に基づいて行う作業には、例えば、管理者が承認した指示が含まれる。作業者は、例えば、管理者が承認した指示を工程管理システム10から取得する。作業者が指示を取得することには、工程管理システム10から指示を取得した作業者端末装置40を介して、指示を取得することが含まれる。作業者は、例えば、作業に関する指示で示される作業を開始するときに、作業開始の報告を行う。また、作業者は、例えば、作業に関する指示で示される作業を完了したときに、作業完了の報告を行う。また、管理者および作業者は、同一の人物であってもよい。
【0018】
工程管理の対象となる建設現場は、例えば、マンションのような集合住宅の建設現場である。建設現場は、ホテル、オフィスビル、学校、病院、公共施設、療養施設、商業施設、複合映画館、道路、橋梁、トンネルまたはスポーツ施設であってもよい。建設現場は、上記に限られない。また、例えば、集合住宅の建設現場では、類似した構造の複数の区画において作業が行われる。複数の区画において作業を行う場合に、作業者は、例えば、担当する工程の作業をある区画で終えた後、他の区画において同じ工程の作業を行う。そして、作業を終えた区画では、他の作業者が後工程の作業を行う。このとき、仕上がり状態に不具合があると、後工程の作業が行えず、次工程の作業者に影響を与え得る。このような場合には、是正指示に対する作業を早期に終える必要がある。作業を早期に終える必要がある場合に、例えば、監督者は、行っている作業よりも優先して是正指示に基づく作業を実施することを伝達する。しかし、作業者が作業中である場合に、是正指示が出されると作業中の作業が中断することによって作業の効率が低下する恐れがある。このため、工程管理システム10は、是正指示によって示される作業の緊急度に基づいてタイミングで是正指示を出力する。
【0019】
緊急度は、例えば、是正指示に基づく作業を早く完了させる必要性を示す指標である。例えば、次工程の作業の開始が迫っている場合に、次工程の作業の開始まで時間的な余裕がある場合よりも緊急度は、高くなる。緊急度は、是正指示に基づく作業に早く着手する必要性を示す指標であってもよい。例えば、接着剤による建材の張り付けまたはコンクリートの打設のように、使用している部材が乾く前に作業をやり直すことで作業がしやすい場合に、作業のしやすさが経過時間に依存しない作業よりも緊急度は、高くなる。
【0020】
工程管理システム10は、例えば、是正指示の緊急度に基づいたタイミングで、作業者が利用する作業者端末装置40に、是正指示を出力する。例えば、是正指示に基づく作業の緊急度が基準よりも高い場合に、工程管理システム10は、行われている作業の終了を待たずに是正指示を出力する。行われている作業の終了を待たずに是正指示を出力することで、作業者に、是正指示に基づく作業を早期に実施させることができる。例えば、是正指示に基づく作業の緊急度が基準未満の場合に、工程管理システム10は、行われている作業の終了後に作業の是正指示を出力する。行われている作業の終了後に作業の是正指示を出力することで、作業者が作業中の作業を中断する必要がないため、作業の効率の低下を抑制することができる。このように、緊急度を基に是正指示を出力することで、工程管理システム10は、適切なタイミングで是正指示を出力することができる。
【0021】
ここで、工程管理システム10の構成の具体例について説明する。図2は、工程管理システム10の構成の例を示す図である。工程管理システム10は、基本構成として、是正指示取得部102と、決定部106と、出力部108を備える。工程管理システム10は、例えば、作業情報取得部101と、承認取得部103と、作業報告取得部104と、確認結果取得部105と、作業者決定部107と、承認依頼出力部109と、確認依頼出力部110と、記憶部111をさらに備える。
【0022】
作業情報取得部101は、例えば、建設現場で実施される通常の作業に関する情報を取得する。通常の作業は、例えば、建設現場における作業計画に基づいて行われる作業である。作業情報取得部101は、例えば、監督者端末装置20から、作業に関する情報を取得する。
【0023】
通常の作業に関する情報は、例えば、建設現場において作業をどのように実施するかを示す情報である。通常の作業に関する情報は、例えば、建設現場で実施される工程の順番、工程ごとの作業の内容および作業の完了期限の少なくとも1つを示す情報である。通常の作業に関する情報は、作業の手順、作業の対象の区画、作業者の工種、必要な資格、必要な安全具および作業者の人数のうち1つまたは複数の項目の情報を含んでいてもよい。通常の作業に関する情報は、上記に限られない。
【0024】
是正指示取得部102は、工程管理の対象である作業の是正指示を取得する。是正指示取得部102は、例えば、監督者端末装置20から、作業の是正指示を取得する。作業の是正指示は、例えば、監督者端末装置20に、工程管理を行っている監督者の操作によって入力される。是正指示は、例えば、作業の内容と、是正の作業を実施する区画および完了期限の情報を含む。是正指示には、作業の仕上り状態にどのような不具合があったのかを示す情報が含まれていてもよい。是正指示には、不具合があると判断された作業を行った作業者の情報が含まれていてもよい。是正指示に含まれる情報は、上記に限られない。
【0025】
承認取得部103は、例えば、是正指示に基づく作業を行う作業者を管理する管理者による是正指示の承認結果を取得する。承認結果は、例えば、是正指示によって示される作業の内容を承認するか承認しないかを管理者が選択した結果である。是正指示を承認するとは、管理者が是正指示によって示される作業の内容を承認することをいう。すなわち、是正指示を承認するとは、例えば、管理者が管理している作業者が是正指示で示されている作業を実施させることを承認することをいう。例えば、建設現場では、工程ごとに専門技術を有する企業によって作業が行われることがある。工程ごとに専門技術を有する企業によって作業が行われる場合に、建設現場の工程全体を管理する監督者と、工程それぞれにおける管理者および作業者は、所属する主体が異なることがある。監督者と、管理者および作業者が所属する主体が異なる場合には、監督者から作業者に直接、作業の指示を行うことができないことがある。このような場合に、監督者から出させる是正指示に対して、管理者による承認が必要となり得る。また、是正指示に対しての管理者による承認が必要な場合であっても、例えば、安全性に関わるような緊急度が高い是正指示に対しては、承認を不要としてもよい。承認取得部103は、例えば、管理者端末装置30から、管理者による是正指示の承認結果を取得する。また、承認取得部103は、例えば、是正指示の承認結果とともに、是正指示に基づく作業を行う作業者の選択を取得してもよい。是正指示に基づく作業を行う作業者をいずれの作業者に行わせるかの選択は、例えば、管理者端末装置30に、管理者によって入力される。
【0026】
承認取得部103は、例えば、通常の作業に関する指示に対する管理者の承認結果を取得する。通常の作業に関する承認結果は、例えば、通常の作業に関する指示によって示される作業の内容を承認するか承認しないかを管理者が選択した結果である。承認取得部103は、例えば、管理者端末装置30から、通常の作業に関する指示に対する管理者の承認結果を取得する。通常の作業に関する指示は、例えば、工程名、作業の内容と、作業を実施する区画、作業者の人数、作業者の工種、必要な資格および完了期限のうち1つまたは複数の項目の情報を含む。通常の作業に関する指示に含まれる情報は、上記に限られない。
【0027】
作業報告取得部104は、例えば、作業の開始報告および作業の終了報告を取得する。作業報告取得部104は、例えば、作業者端末装置40から、作業の開始報告および作業の終了報告を取得する。作業の開始報告は、例えば、作業者が作業を開始するときに、作業者端末装置40に、作業者の操作によって入力される。作業の開始報告は、例えば、作業者が作業を終了したときに、作業者端末装置40に、作業者の操作によって入力される。
【0028】
作業の開始報告は、例えば、作業の開始日時、作業の内容、作業者の氏名、作業者の識別番号および作業を実施する区画のうち1つまたは複数の項目の情報を含む。作業の開始報告に含まれる情報は、上記に限られない。また、作業の終了報告は、例えば、作業の終了日時、作業の内容、作業者の氏名、作業者の識別番号および作業を実施した区画のうち1つまたは複数の項目の情報を含む。作業の終了報告に含まれる情報は、上記に限られない。
【0029】
確認結果取得部105は、例えば、是正指示に基づく作業の対応可否の確認結果を取得する。確認結果取得部105は、例えば、作業者端末装置40それぞれから、是正指示に基づく作業の対応可否の確認結果を取得する。是正指示に基づく作業の対応可否の確認結果は、例えば、作業者に是正指示が出された場合に、当該作業者が是正指示に基づく作業を実施することができるかの確認結果を示す情報である。例えば、作業中に対応可否の確認が行われた場合に、当該作業を中断できないと作業者が判断したとき、作業者は、是正指示に基づく作業の対応可否の確認に対して対応不可であることを示す応答を行う。また、作業者は、例えば、是正指示に基づく作業に対応可能である場合に、対応可能であることを示す応答を行う。
【0030】
決定部106は、是正指示に基づいて行われる作業の緊急度に基づいて、是正指示を出力するタイミングを決定する。決定部106は、例えば、是正指示に基づいて行われる作業の緊急度に基づいて、是正指示を、是正指示と別の作業の作業中でも出力するか、作業中の作業の終了を待って出力するかを決定する。
【0031】
決定部106は、例えば、是正指示を承認することを示す承認結果が取得されている場合に、是正指示を出力するタイミングを決定する。決定部106は、例えば、管理者によって是正指示が承認されている場合に、是正指示を出力するタイミングを決定する。また、決定部106は、例えば、管理者によって是正指示が承認されていない場合に、是正指示を出力するタイミングの決定を保留する。
【0032】
決定部106は、例えば、作業中に取得された是正指示の緊急度が所定の基準未満の場合に、作業終了報告を取得した後に是正指示を出力することを決定する。すなわち、決定部106は、例えば、緊急度が所定の基準未満の場合に、作業中の作業の終了報告を取得するまで是正指示の出力を保留することを決定する。作業中の作業は、例えば、開始報告を取得しているが、終了報告を取得していない作業である。
【0033】
決定部106は、例えば、作業中に取得された是正指示の緊急度が所定の基準よりも高い場合に、作業の終了報告前を取得するよりも前に是正指示を出力することを決定する。すなわち、決定部106は、例えば、緊急度が所定の基準よりも高い場合に、是正指示の出力を保留しないことを決定する。是正指示の出力を保留しないとは、例えば、是正指示が出力可能な状態になった場合に、是正指示をすぐに出力することをいう。是正指示が出力可能な状態とは、例えば、生成指示に対する管理者からの承認を得られている状態である。例えば、作業の開始報告を受けているが、作業の終了報告を受けていない作業者に是正指示を出す場合を想定する。この場合において、決定部106は、作業中に取得された是正指示の緊急度が所定の基準より高いとき、作業の終了報告前を取得するよりも前に是正指示を出力することを決定する。緊急度が所定の基準以上であり、かつ、管理者によって是正指示が承認されずにタイミングの決定を保留している場合に、決定部106は、是正指示を承認することを示す承認結果が取得されたタイミングを、是正指示を出力するタイミングとして決定してもよい。
【0034】
緊急度は、例えば、作業を早期に完了する必要性を示す指標である。緊急度を示す値は、例えば、作業を早期に完了する必要があるほど大きくなる。緊急度を示す値は、例えば、作業に早期に着手する必要性を示す指標であってもよい。緊急度を示す値は、例えば、作業に早期に着手する必要があるほど大きくなる。緊急度は、例えば、監督者によって設定される。
【0035】
所定の基準は、例えば、是正指示に基づく作業と、作業中の作業のいずれを優先して行うかを決定する基準である。所定の基準は、例えば、作業の進捗への影響に基づいて設定される。所定の基準は、例えば、工程管理の対象となっている工程の進捗への影響の少なさに基づいて設定される。すなわち、所定の基準は、例えば、是正指示に基づく作業と、作業中の作業のいずれを優先して行うと効率的に作業が進むかを決定する基準である。所定の基準は、例えば、作業中の作業の止めやすさに基づいて設定される。例えば、作業中の作業が一度、停止しても再開が容易であるほど、所定の基準は、低くなるように設定される。作業の再開が容易である場合には、是正指示に基づく作業を優先して行っても作業の進捗への影響が小さいからである。また、所定の基準は、例えば、作業中の作業の止めた場合における作業の遅延の度合いに基づいて設定される。例えば、作業中の作業を止めた場合に、当該作業の遅延の度合いが大きくなるほど、所定の基準は、高くなるように設定される。作業の遅延の度合いが大きい場合に、是正指示に基づく作業のために作業中の作業を止めてしまうと、作業の進捗への影響が大きいからである。
【0036】
決定部106は、是正指示の対象となる作業の完了期限に応じた緊急度に基づいて、是正指示を出力するタイミングを決定してもよい。決定部106は、例えば、監督者が設定する作業の期限を基に、緊急度を決定する。決定部106は、例えば、作業の期限までの残り時間を基に緊急度を決定する。決定部106は、例えば、作業の期限までの残り時間が短いほど、緊急度が高くなるように、緊急度を決定する。また、緊急度は、2段階で示されてもよい。例えば、緊急度は、高いと通常の2段階で設定される。緊急度が高いと通常の2段階である場合に、決定部106は、緊急度が高いときに、作業の終了報告前を取得するよりも前に是正指示を出力することを決定する。また、決定部106は、緊急度が通常であるときに、作業終了報告を取得した後に是正指示を出力することを決定する。緊急度は、3段階以上の複数の段階で示されてもよい。緊急度をどのように設定するかは、上記に限られない。
【0037】
決定部106は、是正指示が示す作業の緊急度と、作業中の作業の緊急度を基に、是正指示を出力するタイミングとして決定してもよい。決定部106は、例えば、是正指示が示す作業の緊急度が、作業中の作業の緊急度よりも高い場合に、作業の終了報告前を取得するよりも前に是正指示を出力することを決定する。また、決定部106は、例えば、是正指示が示す作業の緊急度が、作業中の作業の緊急度未満の場合に、作業終了報告を取得した後に是正指示を出力することを決定する。
【0038】
決定部106は、是正指示が示す作業の緊急度と、通常の作業として予定されている複数の作業の緊急度を基に、是正指示を出力するタイミングとして決定してもよい。例えば、是正指示が示す作業の緊急度が、次工程以降の作業のうち1番目の作業の緊急度未満であり、かつ、2番目の作業の緊急度よりも高い場合に、決定部106は、次工程以降の作業のうち1番目の作業の終了報告が行われたときに、是正指示を出力することを決定する。
【0039】
作業者決定部107は、例えば、複数の作業者それぞれの属性および作業の進捗状況の少なくとも一方に基づいて、是正指示に基づく作業を行う作業者を決定する。作業者の属性は、例えば、作業者が有する資格、作業者として雇用されてからの経過期間、作業を行った現場の数、階級および保有しているスキルのうち少なくとも1つである。作業者の属性は上記に限られない。また、作業者それぞれの属性および作業の進捗状況は、例えば、作業者と、作業者それぞれの属性および作業の進捗状況を関連付けたテーブルとして保存されている。作業者決定部107は、例えば、テーブルを参照して、是正指示に基づく作業を行うことが可能な作業者の中から、是正指示に基づく作業を行う作業者を決定する。作業者決定部107は、例えば、是正指示に基づく作業を行うスキルを有する作業者の中から、是正指示に基づく作業を行う作業者を決定する。また、作業者決定部107は、例えば、行っている作業の終了が最も早い作業者を、是正指示に基づく作業を行う作業者として決定してもよい。作業者決定部107は、例えば、作業の開始時刻と、作業に要する標準時間を基に、作業の終了時刻を予測する。そして、作業者決定部107は、例えば、予測した作業の終了時刻が最も早い作業者を、是正指示に基づく作業を行う作業者として決定する。
【0040】
作業者決定部107は、是正指示の対象となる作業を行った作業者とは異なる作業者を、是正指示に基づく作業を行う作業者として決定してもよい。作業を行った作業者は、例えば、工程、区画および作業を行った作業者を関連付けたテーブルとして保存されている。作業者決定部107は、例えば、テーブルを参照して、是正指示の対象となる作業を行った作業者とは異なる作業者を、是正指示に基づく作業を行う作業者として決定する。作業者決定部107は、例えば、是正指示の対象となる作業を行った作業者よりもスキルが高い作業者を、是正指示に基づく作業を行う作業者として決定する。作業者決定部107は、是正指示の対象となる作業の完了期限に応じた数の作業者を、是正指示に基づく作業を行う作業者として決定してもよい。例えば、是正指示に基づく作業を2人で行うと、完了期限を遵守できる場合に、作業者決定部107は、是正指示に基づく作業者を2人決定する。是正指示に基づく作業に要する時間は、例えば、監督者によって設定される。
【0041】
作業者決定部107は、管理者によって選択された作業者を、是正指示に基づく作業を行う作業者として決定してもよい。また、作業者決定部107は、管理者が是正指示に基づく作業を行う作業者を選択する場合における作業者の候補を決定してもよい。作業者決定部107は、複数人の作業者を、是正指示に基づく作業を行う作業者の候補として決定してもよい。是正指示に基づく作業を行う作業者の候補の決定は、例えば、上述した是正指示に基づく作業を行う作業者の決定と同様に行うことができる。
【0042】
出力部108は、決定部106が決定したタイミングに基づいて、是正指示を出力する。出力部108は、例えば、作業者端末装置40に、是正指示を出力する。出力部108は、例えば、作業者決定部107が決定した作業者が利用している作業者端末装置40に、是正指示を出力する。出力部108は、同じグループに所得する作業者が利用する作業者端末装置40それぞれに、作業を実施する作業者の情報を付加した是正指示を出力してもよい。出力部108は、さらに、作業者決定部107が決定した作業者を管理する管理者が利用している管理者端末装置30に、是正指示を出力してもよい。
【0043】
出力部108は、作業の進捗状況を出力してもよい。出力部108は、例えば、監督者端末装置20に、作業の進捗状況を出力してもよい。作業の進捗状況は、例えば、作業が行われる区画ごとの仕掛り工程および作業状況を示す情報である。作業の進捗状況には、監督者による作業の仕上がり状態の確認の有無を示す情報が含まれていてもよい。作業の進捗状況は、作業が行われる区画ごとの仕掛り工程における、作業の開始時刻、作業の終了時刻、担当会社名、管理者名、作業者名、作業内容および必要な資格のうち1つまたは複数の項目の情報をさらに含んでいてもよい。
【0044】
承認依頼出力部109は、例えば、是正指示の承認依頼を出力する。是正指示の承認は、例えば、管理者によって行われる。是正指示の承認は、是正指示に基づく作業を作業者に実施させることに対する承認である。承認依頼出力部109は、例えば、管理者端末装置30に、是正指示の内容の承認依頼を出力する。
【0045】
承認依頼出力部109は、作業指示の内容の承認依頼を出力する。作業指示の内容の承認は、例えば、管理者によって行われる。作業指示は、例えば、通常の作業をどのように行うかを示す指示である。通常の作業は、計画に基づいて行われる作業である。作業指示の内容の承認は、例えば、作業指示の内容に基づく作業を作業者に実施させることに対する承認である。承認依頼出力部109は、例えば、管理者端末装置30に、作業指示の内容の承認依頼を出力する。また、承認依頼出力部109は、作業の是正指示の承認依頼と、是正指示に基づく作業を実施する作業者の候補を出力してもよい。
【0046】
確認依頼出力部110は、例えば、是正指示に基づく作業の対応可否の確認を出力する。確認依頼出力部110は、例えば、作業者に対して是正指示に基づく作業の対応可否の確認が行われる場合に、複数の作業者が利用する作業者端末装置40それぞれに、是正指示に基づく作業の対応可否の確認を出力する。対応可否の確認の対象となる作業者は、例えば、是正指示の対象となる作業を行った作業者と同じグループに属する作業者である。是正指示に基づく作業の対応可否の確認は、例えば、作業者に是正指示が出された場合に、当該作業者が是正指示に基づく作業を実施することができるかを確認する情報である。
【0047】
作業者決定部107が是正指示に基づいた作業を行う作業者の候補を決定する場合に、確認依頼出力部110は、決定された候補の作業員が利用する作業者端末装置40に、是正指示に基づく作業の対応可否の確認を出力してもよい。確認依頼出力部110は、作業を行っていない作業者が利用する作業者端末装置40に、是正指示に基づく作業の対応可否の確認を出力してもよい。また、確認依頼出力部110は、是正指示の緊急度が所定の基準以上である場合に、作業中の作業者が利用する作業者端末装置40に、是正指示に基づく作業の対応可否の確認を出力してもよい。また、是正指示に基づく作業の対応可否の確認の対象が複数の作業者である場合に、確認依頼出力部110は、例えば、実際に是正指示の対象となることが決定された作業者以外の作業者が利用する作業者端末装置40に、是正指示の対象ではないことを示す情報を出力する。
【0048】
図3は、作業の進捗状況の表示画面の例を示す図である。図3の表示画面の例は、集合住宅の建設現場における部屋ごとの作業の進捗状況を示している。図3の表示画面の例は、例えば、監督者端末装置20に表示される表示画面の例である。図3の表示画面の例は、例えば、出力部108によって監督者端末装置20に出力される。図3の表示画面の例は、1階から4階までの部屋ごと作業の進捗状況を示している。図3の表示画面の例では、建設現場の名称が「Dマンション」として表示されている。図3の表示画面の例では、部屋ごとに、部屋の番号、仕掛中の工程および仕掛中の工程の状況が示されている。図3の表示画面の例において、「作業前」は、表示されている工程の作業が未着手であることを示している。図3の表示画面の例において、「作業中」は、表示されている工程の作業が実施中であることを示す。図3の表示画面の例において、「確認未了」は、表示されている工程の作業が完了し、監督者による確認が未了であることを示す。監督者は、例えば、図3の例のような表示画面を参照して、作業が完了した部屋ごとに、作業の仕上がり状態を確認する。
【0049】
図4は、作業の是正指示の承認依頼の表示画面の例を示す。図4の表示画面の例は、例えば、管理者端末装置30に表示される表示画面の例である。図4の表示画面の例は、例えば、承認依頼出力部109によって管理者端末装置30に出力される。図4の表示画面の例では、「是正指示」の欄に、「作業者」、「対象区画」、「工程」および「完了期限」が示されている。「作業者」は、作業を実施する作業者の氏名である。「作業者」は、例えば、管理者によって入力される。「作業者」は、工程管理システム10によって選択された作業を実施する作業者の候補者の氏名が表示されてもよい。「対象区画」は、作業の是正指示の対象となる部屋番号を示している。「工程」は、作業の是正指示の対象となる工程を示している。「完了期限」は、是正指示の対象の作業の完了が必要な期限を示している。また、図4の表示画面の例では、「変更前作業」の欄に、是正指示がない場合に作業者Aが実施する予定であった作業の情報が示されている。「対象区画」は、変更前における作業の対象となる部屋番号を示している。「工程」は、変更前の作業における対象となる工程を示している。「完了期限」は、変更前における作業の完了期限を示している。図4の表示画面の例では、下部に「承認」ボタンが表示されている。例えば、管理者が「承認」ボタンを押すことで、管理者端末装置30は、工程管理システム10の承認取得部103に、是正指示の承認結果を出力する。
【0050】
図5は、作業の是正指示の承認依頼と、是正指示に基づく作業を実施する作業者の候補を示す表示画面の例を示す。図5の表示画面の例は、例えば、管理者端末装置30に表示される表示画面の例である。図5の表示画面の例は、例えば、承認依頼出力部109によって管理者端末装置30に出力される。図5の表示画面の例では、「是正指示」の欄に、「対象区画」、「工程」および「完了期限」が示されている。対象区画」は、作業の是正指示の対象となる部屋番号を示している。「工程」は、作業の是正指示の対象となる工程を示している。「完了期限」は、是正指示の対象の作業の完了が必要な期限を示している。また、図5の表示画面の例では、「作業者候補」の欄に、是正指示に基づく作業を行う作業者の候補が示されている。図5の表示画面の例では、是正指示に基づく作業を行う作業者の候補として、「作業者A」、「作業者B」および「作業者C」の3人の候補の名前が示されている。また、それぞれの作業者の名前の左側には、是正指示を出す作業者を選択するラジオボタンが表示される。図5の表示画面の例において、作業者を選択した状態で「承認」ボタンが押されると、承認結果と、是正指示を行う作業者の名前が工程管理システム10の承認取得部103に、是正指示の承認結果を出力される。
【0051】
図6は、作業者に指示される是正指示を示す表示画面の例を示す。図6の表示画面の例は、例えば、作業者端末装置40に表示される表示画面の例である。図6の表示画面の例は、例えば、出力部108によって作業者端末装置40に出力される。図6の表示画面の例では、「是正指示」の欄に、「対象区画」、「工程」および「完了期限」が示されている。「対象区画」は、作業の是正指示の対象となる部屋番号を示している。「工程」は、作業の是正指示の対象となる工程を示している。「完了期限」は、是正指示の対象の作業の完了が必要な期限を示している。また、図6の表示画面の例では、「予定作業(変更前)」の欄に、是正指示がなかった場合に予定されていた作業の内容が示されている。図6の表示画面の例では、「変更前作業」の欄に、是正指示がない場合に作業者Aが実施する予定であった作業の情報が示されている。「対象区画」は、変更前における作業の対象となる部屋番号を示している。「工程」は、変更前の作業における対象となる工程を示している。「完了期限」は、変更前における作業の完了期限を示している。
【0052】
図7は、作業者に是正指示の対応可否を確認する表示画面の例を示す。図7の表示画面の例は、例えば、作業者端末装置40に表示される表示画面の例である。図7の表示画面の例は、例えば、出力部108によって作業者端末装置40に出力される。図7の表示画面の例では、「是正指示」の欄に、「対象区画」、「工程」および「完了期限」が示されている。「対象区画」は、作業の是正指示の対象となる部屋番号を示している。「工程」は、作業の是正指示の対象となる工程を示している。「完了期限」は、是正指示の対象の作業の完了が必要な期限を示している。また、図7の表示画面の例では、「予定作業(変更前)」の欄に、是正指示がなかった場合に予定されていた作業の内容が示されている。図7の表示画面の例では、「変更前作業」の欄に、是正指示がない場合に作業者Aが実施する予定であった作業の情報が示されている。「対象区画」は、変更前における作業の対象となる部屋番号を示している。「工程」は、変更前の作業における対象となる工程を示している。「完了期限」は、変更前における作業の完了期限を示している。図7の表示画面の例では、下部に「対応」ボタンおよび「対応不可」ボタンが表示されている。例えば、作業者が「対応可能」ボタンを押すことで、作業者端末装置40は、工程管理システム10の確認結果取得部105に、作業者が是正指示に対応可能であることを示す情報を出力する。また、例えば、作業者が「対応不可」ボタンを押すことで、作業者端末装置40は、工程管理システム10の確認結果取得部105に、作業者が是正指示に対応できないことを示す情報を出力する。
【0053】
記憶部111は、例えば、建設現場における工程管理に用いるデータを保存する。記憶部111は、例えば、通常の作業の関する指示を保存する。記憶部111は、例えば、緊急度を決定する基準を保存する。記憶部111は、例えば、決定部106が決定した是正指示を出力するタイミングを保存する。記憶部111は、例えば、作業の開始時刻および作業の終了時刻を保存する。
【0054】
監督者端末装置20は、例えば、監督者が建設現場の工程管理に用いる端末装置である。監督者端末装置20は、例えば、工程管理システム10の作業情報取得部101に、通常の作業に関する情報を出力する。監督者端末装置20は、例えば、工程管理システム10の是正指示取得部102に、是正指示を出力する。通常の作業に関する情報および是正指示は、例えば、監督者端末装置20に、監督者によって入力される。
【0055】
監督者端末装置20には、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット型コンピュータまたはスマートフォンが用いられる。監督者端末装置20に用いる端末装置の例は、上記に限られない。
【0056】
管理者端末装置30は、管理者が、監督者から取得する指示の内容の確認および承認に用いる端末装置である。管理者端末装置30は、工程管理システム10の承認依頼出力部109から、是正指示の承認依頼を取得する。そして、管理者端末装置30は、図示しない表示装置に、是正指示の承認依頼を出力する。また、管理者端末装置30は、工程管理システム10の承認取得部103に、是正指示の承認結果を出力する。是正指示の承認結果は、例えば、管理者端末装置30に、管理者の操作によって入力される。
【0057】
管理者端末装置30は、工程管理システム10の承認依頼出力部109から、通常の作業に関する承認依頼を取得する。そして、管理者端末装置30は、図示しない表示装置に、通常の作業の関する承認依頼を出力する。また、管理者端末装置30は、工程管理システム10の承認取得部103に、通常の作業に関する承認結果を出力する。通常の作業に関する承認結果は、例えば、管理者端末装置30に、管理者の操作によって入力される。
【0058】
管理者端末装置30には、例えば、スマートフォンが用いられる。管理者端末装置30には、パーソナルコンピュータ、タブレット型コンピュータまたはウェアラブル端末装置が用いられてもよい。管理者端末装置30に用いる端末装置の例は、上記に限られない。
【0059】
作業者端末装置40は、作業者が指示の内容の確認および作業に関する報告に用いる端末装置である。作業者端末装置40は、工程管理システム10の出力部108から、是正指示を取得する。そして、作業者端末装置40は、図示しない表示装置に、是正指示を出力する。作業者端末装置40は、工程管理システム10の出力部108から、通常の作業に関する情報を取得する。そして、作業者端末装置40は、図示しない表示装置に、通常の作業の関する情報を出力する。
【0060】
作業者端末装置40は、例えば、工程管理システム10の作業報告取得部104に、作業の開始報告および作業の終了報告を出力する。作業の開始報告および作業の終了報告は、例えば、作業者端末装置40に、作業者の操作によって入力される。
【0061】
作業者端末装置40は、例えば、作業が行われる区画の情報が付加された作業の開始報告および作業の終了報告を出力する。作業が行われる区画の情報は、例えば、作業者端末装置40に、作業者によって入力される。作業者端末装置40は、作業の開始報告および作業の終了報告に、区画の識別子を示すバーコードから読み取った区画の情報を付加して出力してもよい。建設現場がマンションである場合に、区画の識別子は、例えば、部屋番号である。区画の識別子を示すバーコードは、例えば、区画それぞれの入口に表示されている、区画それぞれの識別子を示す2次元バーコードである。区画の識別子は、バーコード以外から読み取られたものであってもよい。また、管理者と、作業者が同一の人物である場合に、管理者端末装置30と作業者端末装置40は、一体の端末装置であってもよい。
【0062】
作業者端末装置40には、例えば、スマートフォンが用いられる。作業者端末装置40には、パーソナルコンピュータ、タブレット型コンピュータまたはウェアラブル端末装置が用いられてもよい。作業者端末装置40に用いる端末装置の例は、上記に限られない。
【0063】
工程管理システム10が作業の是正指示を出力する動作の例について説明する。図8は、工程管理システム10において作業の是正指示を出力する処理における動作フローの例を示す図である。
【0064】
是正指示取得部102は、作業の是正指示を取得する(ステップS11)。是正指示取得部102は、例えば、監督者端末装置20から、作業の是正指示を取得する。
【0065】
作業の是正指示が取得されると、出力部108は、例えば、管理者端末装置30に、作業の是正指示を出力する(ステップS12)。
【0066】
作業の是正指示の出力後、承認取得部103は、管理者端末装置30から、是正指示の承認結果を取得する。作業の是正指示の承認結果が取得された場合に(ステップS13でYes)、承認結果において作業の是正指示が承認されているとき(ステップS14でYes)、決定部106は、是正指示に基づいて行われる作業の緊急度に基づいて、是正指示を出力するタイミングを決定する(ステップS15)。
【0067】
是正指示を出力するタイミングの決定結果が作業の終了報告の取得後に是正指示を出力することを示す場合に(ステップS16でYes)、作業が終了している状態のとき(ステップS17でYes)、出力部108は、是正指示を出力する(ステップS18)。出力部108は、例えば、是正指示に基づいた作業を行う作業者が利用する作業者端末装置に、是正指示を出力する。
【0068】
ステップS16において、是正指示を出力するタイミングの決定結果が作業の終了報告の取得後に是正指示を出力することを示す場合に(ステップS16でYes)、作業が行われている状態のとき(ステップS17でNo)、出力部108は、作業が終了するまで作業の是正指示の出力を保留する。
【0069】
また、ステップS16において、是正指示を出力するタイミングの決定結果が作業の終了報告を待たずに出力する場合に(ステップS16でNo)、出力部108は、是正指示を出力する(ステップS18)。
【0070】
また、ステップS13において、作業の是正指示の承認結果が取得されていない場合に(ステップS13でNo)、工程管理システム10は、作業の是正指示の確認結果が取得されるまで待機する。作業の是正指示の承認結果が所定の時間以上取得されない場合に、出力部108は、監督者端末装置20に、作業の是正指示が承認されなかったことを示す情報を出力してもよい。所定の時間は、例えば、監督者によって設定される。
【0071】
また、ステップS13において、作業の是正指示の承認結果が取得された場合に(ステップS13でYes)、承認結果において作業の是正指示が承認されていないとき(ステップS14でNo)、出力部108は、作業の是正指示が承認されなかったことを示す情報を出力する(ステップS19)。出力部108は、例えば、監督者端末装置20に、作業の是正指示が承認されなかったことを示す情報を出力する。
【0072】
工程管理システム10において、作業の是正指示を出力する際に、作業者の是正指示への対応可否を確認する動作について説明する。図9は、工程管理システム10において作業者の是正指示への対応可否を確認する処理の動作フローの例を示す図である。
【0073】
確認依頼出力部110は、作業者端末装置40それぞれに、是正指示に基づく作業の対応可否の確認を出力する(ステップS21)。
【0074】
確認結果取得部105は、作業者端末装置40それぞれから、是正指示に基づく作業の対応可否の確認結果を取得する(ステップS22)。
【0075】
是正指示に基づく作業の対応可否の確認結果を取得した際に、取得が未了の作業者がいる場合に(ステップS23でNo)、ステップS22に戻り、工程管理システム10は、確認結果を取得していない作業者端末装置40から、是正指示に基づく作業の対応可否の確認結果を取得するまで待機する。
【0076】
ステップS23において、すべての作業者端末装置40から確認結果が取得され(ステップS23でYes)、対応可能な作業者がいるとき(ステップS24でYes)、作業者決定部107は、是正指示に基づく作業を実施する作業者を決定する(ステップS25)。
【0077】
是正指示に基づく作業を実施する作業者を決定した際に、是正指示の対象外の作業者がいる場合に(ステップS26でYes)、確認依頼出力部110は、決定された作業者以外の作業者が利用する作業者端末装置40に、是正指示の対象ではないことを示す情報を出力する(ステップS27)。
【0078】
ステップS26において、是正指示の対象外の作業者がいない場合に(ステップS26でNo)、工程管理システム10は、是正指示の対応可否の確認についての処理を終了する。
【0079】
ステップS24において、対応可能な作業者がいないとき(ステップS24でNo)、出力部108は、管理者端末装置30に、対応可能な作業者がいないことを示す情報を出力する(ステップS28)。
【0080】
工程管理システム10は、是正指示の緊急度に基づいて、作業者が利用する作業者端末装置40に、是正指示を出力するタイミングを決定する。そして、工程管理システム10は、決定したタイミングに基づいて、作業者が利用する作業者端末装置40に、是正指示を出力する。例えば、是正指示の緊急度が基準よりも高い場合に、工程管理システム10は、行われている作業の終了を待たずに、是正指示を出力する。行われている作業の終了を待たずに是正指示を出力することで、急いで是正が必要な作業を早期に実施することができる。また、例えば、是正指示の緊急度が基準未満の場合に、工程管理システム10は、行われている作業の終了後に是正指示を出力する。行われている作業の終了後に是正指示を出力することで、指示を受ける作業者が行っている作業に影響を与えずに是正指示を行うことができる。このように、是正指示の緊急度に基づいて是正指示を出力するタイミングを決定することで、工程管理システム10は、作業の是正指示を適切なタイミングで出力することができる。
【0081】
また、例えば、監督者から作業者に直接的な指示を行えない場合に、是正指示に対する承認を管理者から得ることで、工程管理システム10は、作業者が利用する作業者端末装置40に、監督者からの是正指示を適切に出力することができる。このため、工程管理システム10を用いることで、作業の是正指示をより適切に出力することができる。
【0082】
上記の説明では、建設現場を例に説明したが、工程管理システム10は、工程管理の対象となる他の分野に、適宜、用いることができる。例えば、工程管理システム10は、清掃、整備、修理または製造に関する作業において、作業の仕上がり状態を基に、是正指示を行う用途に用いてもよい。
【0083】
また、工程管理システム10における各処理は、ネットワークを介して接続されている複数の情報処理装置において分散されて実行されてもよい。工程管理システム10における各処理を、複数の情報処理装置のうちいずれにおいて行うかは、適宜、設定され得る。また、工程管理システム10において行われる処理の少なくとも一部は、監督者端末装置20または管理者端末装置30において行われてもよい。例えば、決定部106および作業者決定部107の少なくとも一方における処理が、管理者端末装置30において行われてもよい。また、端末装置間で行われた処理の結果が工程管理システム10に出力されてもよい。例えば、作業の是正指示の承認は、監督者端末装置20と、管理者端末装置30の間で行われてもよい。監督者端末装置20と、管理者端末装置30の間で行われた是正指示の承認の結果は、例えば、監督者端末装置20によって工程管理システム10に出力される。工程管理システム10において行われる処理のうちいずれの処理を端末装置において行うかは、適宜、設定され得る。
【0084】
工程管理システム10における各処理は、コンピュータプログラムをコンピュータで実行することによって実現することができる。図10は、工程管理システム10における各処理を行うコンピュータプログラムを実行するコンピュータ200の構成の例を示したものである。コンピュータ200は、CPU(Central Processing Unit)201と、メモリ202と、記憶装置203と、入出力I/F(Interface)204と、通信I/F205を備える。
【0085】
CPU201は、記憶装置203から各処理を行うコンピュータプログラムを読み出して実行する。CPU201は、複数のCPUの組み合わせによって構成されていてもよい。メモリ202は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等によって構成され、CPU201が実行するコンピュータプログラムや処理中のデータが一時記憶される。記憶装置203は、CPU201が実行するコンピュータプログラムを記憶している。記憶装置203は、例えば、不揮発性の半導体記憶装置によって構成されている。記憶装置203には、ハードディスクドライブ等の他の記憶装置が用いられてもよい。入出力I/F204は、作業者からの入力の受付および表示データ等の出力を行うインタフェースである。通信I/F205は、監督者端末装置20、管理者端末装置30、作業者端末装置40および他の情報処理装置との間でデータの送受信を行うインタフェースである。また、監督者端末装置20、管理者端末装置30および作業者端末装置40は、コンピュータ200と同様の構成としてもよい。
【0086】
各処理の実行に用いられるコンピュータプログラムは、データを非一時的に記録するコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して頒布することもできる。記録媒体としては、例えば、データ記録用磁気テープや、ハードディスクなどの磁気ディスクを用いることができる。また、記録媒体としては、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)等の光ディスクを用いることもできる。不揮発性の半導体記憶装置を記録媒体として用いてもよい。
【0087】
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
[付記1]
工程管理の対象である作業の是正指示を取得する是正指示取得手段と、
前記是正指示に基づいて行われる作業の緊急度に基づいて、前記是正指示を出力するタイミングを決定する決定手段と、
決定したタイミングに基づいて、前記是正指示を出力する出力手段と
を備える工程管理システム。
[付記2]
作業の開始報告および作業の終了報告を取得する作業報告取得手段をさらに備え、
前記決定手段は、前記開始報告を取得した作業の作業中に取得された前記是正指示の前記緊急度が所定の基準未満の場合に、前記終了報告を取得した後に前記是正指示を出力することを決定する、
付記1に記載の工程管理システム。
[付記3]
前記決定手段は、前記緊急度が所定の基準よりも高い場合に、前記終了報告を取得するよりも前に是正指示を出力することを決定する、
付記2に記載の工程管理システム。
[付記4]
複数の作業者それぞれの属性および作業の進捗状況の少なくとも一方に基づいて、前記是正指示に基づく作業を行う作業者を決定する作業者決定手段をさらに備え、
前記出力手段は、前記作業者および前記作業者を管理する管理者の少なくとも一方が利用する端末装置に、前記是正指示を出力する、
付記1に記載の工程管理システム。
[付記5]
作業者決定手段は、前記是正指示の対象となる作業を行った作業者とは異なる作業者を前記是正指示に基づく作業を行う作業者として決定する、
付記4に記載の工程管理システム。
[付記6]
作業者決定手段は、前記是正指示の対象となる作業を行った作業者よりもスキルが高い作業者を前記是正指示に基づく作業を行う作業者として決定する、
付記4に記載の工程管理システム。
[付記7]
作業者決定手段は、前記是正指示の対象となる作業の完了期限に応じた数の作業者を前記是正指示に基づく作業を行う作業者として決定する、
付記4に記載の工程管理システム。
[付記8]
前記是正指示に基づく作業を行う作業者を管理する管理者による前記是正指示の承認を取得する承認取得手段をさらに備え、
前記決定手段は、前記是正指示を承認することを示す承認結果が取得されている場合に、前記是正指示を出力するタイミングを決定する、
付記1に記載の工程管理システム。
[付記9]
前記決定手段は、前記是正指示の対象となる作業の完了期限に応じた緊急度に基づいて、前記是正指示を出力するタイミングを決定する、
付記1に記載の工程管理システム。
[付記10]
工程管理の対象である作業の是正指示を取得し、
前記是正指示に基づいて行われる作業の優先度に基づいて、前記是正指示を出力するタイミングを決定し、
決定したタイミングに基づいて、前記是正指示を出力する、
工程管理方法。
[付記11]
工程管理の対象である作業の是正指示を取得する処理と、
前記是正指示に基づいて行われる作業の優先度に基づいて、前記是正指示を出力するタイミングを決定する処理と、
決定したタイミングに基づいて、前記是正指示を出力する処理と
をコンピュータに実行させる工程管理プログラム。
【符号の説明】
【0088】
10 工程管理システム
101 作業情報取得部
102 是正指示取得部
103 承認取得部
104 作業報告取得部
105 確認結果取得部
106 決定部
107 作業者決定部
108 出力部
109 承認依頼出力部
110 確認依頼出力部
111 記憶部
20 監督者端末装置
30 管理者端末装置
40 作業者端末装置
200 コンピュータ
201 CPU
202 メモリ
203 記憶装置
204 入出力I/F
205 通信I/F
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10