IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

<>
  • -再生材評価方法及び再生材評価システム 図1
  • -再生材評価方法及び再生材評価システム 図2
  • -再生材評価方法及び再生材評価システム 図3
  • -再生材評価方法及び再生材評価システム 図4
  • -再生材評価方法及び再生材評価システム 図5
  • -再生材評価方法及び再生材評価システム 図6
  • -再生材評価方法及び再生材評価システム 図7
  • -再生材評価方法及び再生材評価システム 図8
  • -再生材評価方法及び再生材評価システム 図9
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024167692
(43)【公開日】2024-12-04
(54)【発明の名称】再生材評価方法及び再生材評価システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/04 20120101AFI20241127BHJP
【FI】
G06Q50/04
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023083942
(22)【出願日】2023-05-22
(71)【出願人】
【識別番号】000005108
【氏名又は名称】株式会社日立製作所
(74)【代理人】
【識別番号】110000198
【氏名又は名称】弁理士法人湘洋特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】加賀 祐介
(72)【発明者】
【氏名】神林 琢也
(72)【発明者】
【氏名】尼崎 新平
(72)【発明者】
【氏名】八木 大介
(72)【発明者】
【氏名】島田 遼太郎
(72)【発明者】
【氏名】服部 一希
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC03
5L050CC03
(57)【要約】
【課題】製品に含まれる再生材の含有率を改善できる余地を把握できるようにする。
【解決手段】再生材評価方法は、コンピュータが、製品を構成する複数の部材を特定する製品情報を取得するステップと、前記部材の各々における再生材の含有量を示す指標を取得するステップと、前記指標が示す前記含有量を前記部材ごとに変更することにより前記製品における前記再生材の含有率が増加する余地を前記部材ごとに算出するステップと、前記部材ごとに前記余地を提示するステップとを実行する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータが、
製品を構成する複数の部材を特定する製品情報を取得するステップと、
前記部材の各々における再生材の含有量を示す指標を取得するステップと、
前記指標が示す前記含有量を前記部材ごとに変更することにより前記製品における前記再生材の含有率が増加する余地を前記部材ごとに算出するステップと、
前記部材ごとに前記余地を提示するステップと、
を実行する再生材評価方法。
【請求項2】
請求項1に記載の再生材評価方法であって、
前記コンピュータが、
前記部材が供給されるサプライチェーンの階層の層数の入力を受け付けるステップを更に実行し、
前記部材ごとに前記余地を提示するステップにおいて、前記層数以内の前記階層から供給される前記部材に対して前記余地を提示する、
再生材評価方法。
【請求項3】
請求項1に記載の再生材評価方法であって、
前記コンピュータが、
前記部材ごとに前記余地を提示するステップにおいて、単一部材からなる前記部材に対して前記余地を提示する、
再生材評価方法。
【請求項4】
請求項1に記載の再生材評価方法であって、
前記コンピュータが、
前記余地を提示するステップにおいて、前記余地が大きい前記部材順に、当該余地を提示する、
再生材評価方法。
【請求項5】
請求項1に記載の再生材評価方法であって、
前記コンピュータが、
前記指標の仮の値の入力を前記部材ごとに受け付けるステップを更に実行し、
前記余地を前記部材ごとに算出するステップにおいて、各々の前記部材における前記指標を前記仮の値にした場合に想定される前記余地を算出する、
再生材評価方法。
【請求項6】
請求項5に記載の再生材評価方法であって、
前記コンピュータが、
前記製品における前記再生材の前記含有率の目標値の入力を受け付けるステップと、
前記部材における前記再生材の変更後の前記含有量に基づいて、前記製品における前記含有率の見込み値を算出するステップと、
前記見込み値が前記目標値よりも大きいかの判定結果を提示するステップと、
を更に実行する再生材評価方法。
【請求項7】
製品を構成する複数の部材を特定する製品情報と、前記部材の各々における再生材の含有量を示す指標とを取得する取得部と、
前記指標が示す前記含有量を前記部材ごとに変更することにより前記製品における前記再生材の含有率が増加する余地を前記部材ごとに算出する算出部と、
前記部材ごとに前記余地を提示する提示部と、
を有する再生材評価システム。
【請求項8】
請求項7に記載の再生材評価システムであって、
前記部材が供給されるサプライチェーンの階層の層数の入力を受け付ける受付部を更に有し、
前記提示部は、前記層数以内の前記階層から供給される前記部材に対して前記余地を提示する、
再生材評価システム。
【請求項9】
請求項7に記載の再生材評価システムであって、
前記提示部は、単一部材からなる前記部材に対して前記余地を提示する、
再生材評価システム。
【請求項10】
請求項7に記載の再生材評価システムであって、
前記提示部は、前記余地が大きい前記部材順に、当該余地を提示する、
再生材評価システム。
【請求項11】
請求項7に記載の再生材評価システムであって、
前記指標の仮の値の入力を前記部材ごとに受け付ける受付部を更に有し、
前記算出部は、各々の前記部材における前記指標を前記仮の値にした場合に想定される前記余地を算出する、
再生材評価システム。
【請求項12】
請求項11に記載の再生材評価システムであって、
前記受付部は、前記製品における前記再生材の前記含有率の目標値の入力を受け付け、
前記算出部は、前記部材における前記再生材の変更後の前記含有量に基づいて、前記製品における前記含有率の見込み値を算出し、
前記提示部は、前記見込み値が前記目標値よりも大きいかの判定結果を提示する、
再生材評価システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、再生材評価方法及び再生材評価システムに関する。
【背景技術】
【0002】
環境保護の機運の高まりにより、製品に含まれる再生材の含有率をなるべく高めることが検討されている。これに伴い、サプライチェーン上の各サプライヤは、自社製品に含まれる再生材の含有率を算出する必要が生じる。例えば、自社製品を構成する複数の部材や部品の各々における再生材の含有率を求め、その含有率に基づいて自社製品における再生材の含有率(部品リユース率)を算出する技術が提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006-134084号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、自社製品における再生材の含有率を算出しただけでは、その含有率を改善できる余地がどの程度残されているのかが分からないため、再生材の含有率を改善するための設計変更の手掛かりが得られない。
【0005】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、製品に含まれる再生材の含有率を改善できる余地を把握できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願は、上記課題の少なくとも一部を解決する手段を複数含んでいるが、その例を挙げるならば、以下の通りである。
【0007】
上記課題を解決するため、本発明の一態様に係る再生材評価方法は、コンピュータが、製品を構成する複数の部材を特定する製品情報を取得するステップと、前記部材の各々における再生材の含有量を示す指標を取得するステップと、前記指標が示す前記含有量を前記部材ごとに変更することにより前記製品における前記再生材の含有率が増加する余地を前記部材ごとに算出するステップと、前記部材ごとに前記余地を提示するステップと、を実行する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、製品に含まれる再生材の含有率を改善できる余地を把握できる。
【0009】
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、本実施形態に係る再生材評価システムのシステム構成の一例を示す模式図である。
図2図2は、本実施形態に係る製品情報のデータ構造の一例を示す模式図である。
図3図3は、製品を構成する部材のサプライチェーンにおける階層構造の一例を模式的に示す図である。
図4図4は、本実施形態に係る解析画面の一例の模式図である。
図5図5は、階層入力部に「3」を入力し、推奨部材入力部の「全て」にチェックを入れた場合の本実施形態に係る解析画面の一例の模式図である。
図6図6は、階層入力部に「3」を入力し、推奨部材入力部の「単一部材のみ」にチェックを入れた場合の本実施形態に係る解析画面の一例の模式図である。
図7図7は、識別子に基づいて部材とそれに含まれるバージン材や再生材の重量とを特定する方法の一例を示す模式図である。
図8図8は、本実施形態に係る再生材評価装置が行う処理の一例を示すフローチャートである。
図9図9は、本実施形態に係る再生材評価装置のハードウェア構成の一例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。実施例は、本発明を説明するための例示であって、説明の明確化のため、適宜、省略および簡略化がなされている。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。特に限定しない限り、各構成要素は単数でも複数でも構わない。
【0012】
図面において示す各構成要素の位置、大きさ、形状、範囲などは、発明の理解を容易にするため、実際の位置、大きさ、形状、範囲などを表していない場合がある。このため、本発明は、必ずしも、図面に開示された位置、大きさ、形状、範囲などに限定されない。
【0013】
各種情報の例として、「テーブル」、「リスト」、「キュー」等の表現にて説明することがあるが、各種情報はこれら以外のデータ構造で表現されてもよい。例えば、「XXテーブル」、「XXリスト」、「XXキュー」等の各種情報は、「XX情報」としてもよい。識別情報について説明する際に、「識別情報」、「識別子」、「名」、「ID」、「番号」等の表現を用いるが、これらについてはお互いに置換が可能である。
【0014】
同一あるいは同様の機能を有する構成要素が複数ある場合には、同一の符号に異なる添字を付して説明する場合がある。また、これらの複数の構成要素を区別する必要がない場合には、添字を省略して説明する場合がある。
【0015】
実施例において、プログラムを実行して行う処理について説明する場合がある。ここで、計算機は、プロセッサ(例えばCPU、GPU)によりプログラムを実行し、記憶資源(例えばメモリ)やインターフェースデバイス(例えば通信ポート)等を用いながら、プログラムで定められた処理を行う。そのため、プログラムを実行して行う処理の主体を、プロセッサとしてもよい。同様に、プログラムを実行して行う処理の主体が、プロセッサを有するコントローラ、装置、システム、計算機、ノードであってもよい。プログラムを実行して行う処理の主体は、演算部であれば良く、特定の処理を行う専用回路を含んでいてもよい。ここで、専用回路とは、例えばFPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)等である。
【0016】
プログラムは、プログラムソースから計算機にインストールされてもよい。プログラムソースは、例えば、プログラム配布サーバまたは計算機が読み取り可能な記憶メディアであってもよい。プログラムソースがプログラム配布サーバの場合、プログラム配布サーバはプロセッサと配布対象のプログラムを記憶する記憶資源を含み、プログラム配布サーバのプロセッサが配布対象のプログラムを他の計算機に配布してもよい。また、実施例において、2以上のプログラムが1つのプログラムとして実現されてもよいし、1つのプログラムが2以上のプログラムとして実現されてもよい。
【0017】
<本実施形態>
図1は、本実施形態に係る再生材評価システムのシステム構成の一例を示す模式図である。
【0018】
再生材評価システム1は、製品に含まれる再生材の含有率を改善できる余地(改善しろ(改善代))をユーザに提示するシステムであって、再生材評価装置10、ストレージ21、及び情報提供装置30を備える。
【0019】
ストレージ21は、インターネットやLAN(Local Area Network)等のネットワーク20に接続された記憶装置であり、製品情報22を記憶する。製品情報22は、サプライチェーンに供給される製品ごと、及びその製品を構成する部材ごとに再生材評価システム1に登録される情報である。
【0020】
図2は、本実施形態に係る製品情報22のデータ構造の一例を示す模式図である。製品情報22は、ある製品を構成する複数の部材を特定する情報である。一例として、製品情報22は、登録情報22a、商品情報22b、製造情報22c、部材情報22d、環境情報22e、及び識別子22fを有する。
【0021】
登録情報22aは、製品を製造した企業の企業名、製品情報22を再生材評価システム1に入力した入力者、入力を行った入力日、及び製品情報22の有効期限を含む情報である。
【0022】
商品情報22bは、製品の製品名、型式、ロット番号、物性値、及び全重量を含む情報である。
【0023】
製造情報22cは、製品の製造工程の工程内容と工程実施日とを含む情報である。
【0024】
部材情報22dは、製品に含まれる部材の調達先と調達日とを含む情報である。部材は、製品を構成する部品、材料、及び原料のいずれでもよい。また、その部材の製品中での重量比も部材情報22dに含まれる。更に、部材情報22dには、製品としての部材の製品情報22を識別する識別子22fも含まれる。なお、製品が複数の部材から構成される場合は、調達先、調達日、重量比、及び識別子22fが部材ごとに部材情報22dに格納される。
【0025】
環境情報22eは、製品における規制物質の有無、製品に含まれるバージン材の重量、及び製品に含まれる再生材の重量を含む情報である。製品の劣化状態や、添加剤等の異物の含有量を環境情報22eに含めてもよい。
【0026】
識別子22fは、製品情報22を識別する製品IDや製品名である。
【0027】
再び図1を参照する。情報提供装置30は、再生材評価装置10の要求に応じて、ストレージ21の製品情報22を再生材評価装置10に提供するサーバやPC(Personal Computer)等のコンピュータである。
【0028】
再生材評価装置10は、サーバやPC等のコンピュータであって、処理部11、記憶部12、通信部13、表示部14、及び入力部15を備える。再生材評価装置10は例えばクラウドサーバでもよい。その場合、ユーザは、端末装置(不図示)のwebブラウザから再生材評価装置10にログインした状態で端末装置を操作し、再生材評価装置10に種々の情報を入力する。
【0029】
通信部13は、ネットワーク20に再生材評価装置10を接続するインターフェースである。
【0030】
表示部14は、例えば製品に含まれる再生材の含有率の改善しろをユーザに対して表示する液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等の表示デバイスである。再生材の含有率の改善しろの詳細については後述する。
【0031】
入力部15は、ユーザが再生材評価装置10に種々の情報を入力するためのキーボードやマウス等の入力デバイスである。
【0032】
処理部11は、再生材評価装置10の各部を制御する機能部であって、受付部16、取得部17、算出部18、及び提示部19を備える。
【0033】
受付部16は、入力部15への種々の入力を受け付ける。
【0034】
取得部17は、製品を構成する複数の部材の各々における再生材の含有量を示す指標を取得する。その指標としては、部材に含まれる再生材の重量や含有率がある。含有率は、部材に含まれる再生材の重量がその部材の全重量に占める割合の百分率である。
【0035】
この例では、取得部17は、識別子22fを製品情報22の取得要求に含めて情報提供装置30に通知する。その通知に対する応答として、取得部17は、識別子22fに関連付けられた製品情報22を取得する。これにより、取得部17は、製品情報22中の環境情報22eが示す再生材とバージン材の各々の重量を取得することができる。また、取得部17は、取得した製品情報22を記憶部12に格納する。
【0036】
算出部18は、製品における再生材の含有率の改善しろを算出する。改善しろは、再生材の含有量を部材ごとに変更することにより製品における再生材の含有率が増加する余地として定義される。算出部18は、その改善しろを部材ごとに算出する。
【0037】
提示部19は、算出した改善しろを表示部14に表示させることにより、ユーザに改善しろを提示する。
【0038】
次に、再生材評価装置10が行う処理について更に詳細に説明する。
【0039】
図3は、製品を構成する部材のサプライチェーンにおける階層構造の一例を模式的に示す図である。
【0040】
図3の例では、部材が供給されるサプライチェーンの階層の層数を「階層i」(i=1, 2, …n)で表す。iは、階層の深さを表す。階層1は、ある製品を構成する部材の階層である。階層i+1は、階層iの部材を構成する部材の階層である。また、階層iから階層i+1に延びる矢印は、矢印の根元の部材が矢印の先の部材で構成されることを示す。
【0041】
この例では、ある製品が複数の部材A1、A2、A3、A4から構成されることを想定している。これらの部材のうち、部材A2は部材B4、B5、B6から構成される。また、部材B5は部材C4、C5から構成される。
【0042】
図4は、再生材の含有率の改善しろを提示する際に提示部19が表示部14に表示する本実施形態に係る解析画面40の一例の模式図である。
【0043】
この解析画面40は、含有率表示領域41、条件表示領域42、及び改善しろ表示領域43を備える。なお、各領域41~43において、グレーの領域はユーザが入力する領域であり、白色の領域は提示部19が提示する領域である。
【0044】
条件表示領域42は、改善しろの表示条件をユーザが入力する領域であり、階層入力部42aと推奨部材入力部42bとを有する。
【0045】
階層入力部42aは、再生材の含有率の改善しろの表示対象となる部材の階層の深さを入力する領域である。例えば、階層iを入力すると、算出部18は、深さがi以内の階層から供給される部材に対して改善しろを算出する。図4の例では階層として「2」が入力されているため、階層1と階層2にある部材の改善しろが算出される。
【0046】
浅い階層にある部材と比較して、深い階層にある部材は、製品の製造業者による改善の手が届きにくい。そのため、このように改善しろの表示対象となる階層を限定することで、製品の製造業者が容易に再生材の含有量を変更できる部材の改善しろのみが表示され、製造業者が製品の改善提案をし易くなる。
【0047】
推奨部材入力部42bは、「単一部材のみ」と「全て」のいずれかのチェックボックスにチェックを入れる領域である。「単一部材のみ」は、単一部材からなる部材のみに改善しろの表示対象を限定することを指示するチェックボックスである。「全て」は、全ての部材の改善しろを表示することを指示するチェックボックスである。
【0048】
含有率表示領域41は、現状値表示部41aと、目標値入力部41bと、見込み値表示部41cと、判定結果表示部41dとを備える。
【0049】
現状値表示部41aは、製品に含まれる再生材の含有率の現状値を表示する領域である。例えば、製品の製品情報22の環境情報22eに含まれる「再生材の重量」と商品情報22bに含まれる「全重量」との比の百分率が、製品に含まれる再生材の含有率の現状値である。
【0050】
目標値入力部41bは、製品における再生材の含有率の目標値を入力する領域である。
【0051】
見込み値表示部41cは、各部材に含まれる再生材の含有量を変更した場合に想定される製品における再生材の含有率の見込み値を表示する領域である。ユーザが各部材中の再生材の含有量を変更すると、それらの部材で構成される上位階層側の部材中の再生材の含有量も変化する。その変化分はユーザが自分で計算して入力してもよいし、算出部18が算出してもよい。見込み値の算出に使用される製品中の再生材の総重量Fは、このように各部材に含まれる再生材の変更後の含有量を反映した重量である。また、見込み値の算出に使用される製品の重量Gは、現状の重量でもよいし、ユーザが変更してもよい。重量Fと重量Gの比の百分率が、見込み値表示部41cに表示される見込み値である。見込み値の更に詳細な算出方法については、図8のフローチャートを参照して後述する。
【0052】
判定結果表示部41dは、見込み値が目標値よりも大きいかの判定結果を表示する領域である。見込み値が目標値よりも大きい場合には「OK」が表示され、そうでない場合には「NG」が表示される。
【0053】
改善しろ表示領域43は、部材表示部43a、現状表示部43b、及び見込み表示部43cを備える。
【0054】
部材表示部43aは、条件表示領域42に入力された表示条件に合致する部材を表示する領域であって、「順位」、「推奨部材」、及び「階層」の各欄を有する。
【0055】
「順位」は、各部材を改善しろの順に並べたときの順番を示す。「推奨部材」は部材の名称である。例えば、製品情報22(図2参照)における商品情報22bの製品名が「推奨部材」に表示される。「階層」は当該部材のサプライチェーン(図3参照)上での階層の深さである。
【0056】
また、部材表示部43aの最終行43dには、これらの部材から構成される製品の名称が表示される。
【0057】
現状表示部43bは、部材の全重量「total」と、バージン材の重量と、再生材の重量と、再生材の含有率の現状での改善しろとを部材ごとに表示する領域である。
【0058】
全重量「total」は、ある部材に関連付けられた製品情報22において、商品情報22bに含まれる全重量の値である。
【0059】
バージン材の重量は、ある部材に関連付けられた製品情報22において、環境情報22eに含まれるバージン材の重量の値である。
【0060】
再生材の重量は、ある部材に関連付けられた製品情報22において、環境情報22eに含まれる再生材の重量の値である。
【0061】
ある部材の改善しろは、その部材に含まれる再生材の含有量を現状から変更することにより製品における再生材の含有率が増加する余地である。現状表示部43bにおける改善しろは、その部材の全部を再生材に変更することにより製品における再生材の含有率が増加する余地である。この場合、改善しろは、部材の全部を再生材にしたときの当該再生材の製品での含有率Aと、その部材に現状で含まれる再生材の製品での含有率Bとの差A-Bとして定義される。
【0062】
この例では、部材表示部43aにおける「順位」に示すように、改善しろが大きい部材順に提示部19が改善しろを提示する。
【0063】
このように改善しろが大きい部材順に並べることで、製品中における再生材の含有率を改善するのに大きく寄与する部材をユーザが把握することができる。
【0064】
なお、現状表示部43bの最終行43dの「total」の欄には製品の現状での全重量が表示され、「バージン材」の欄には製品に含まれるバージン材の現状での全重量が表示される。また、最終行43dの「再生材」の欄には、製品に含まれる再生材の現状での全重量が表示される。そして、最終行43dの「改善しろ」には、製品の全部を再生材にしたときの当該再生材の製品での含有率(100%)と、製品に現状で含まれる再生材の製品での含有率Zとの差100-Zとして定義される改善しろが表示される。
【0065】
見込み表示部43cは、ユーザが重量の仮の値を入力する「total」、「バージン材」、「再生材」の各欄と、仮の値から算出された改善しろを表示する「改善しろ」の欄とを備える。これらの欄の初期値としては現状値が表示されてもよい。
【0066】
仮の値は、例えば、再生材やバージン材の重量として現実的に適用可能な限界値である。部材の全重量である「total」にも仮の重量を入力できる。
【0067】
「改善しろ」は、部材の全部を再生材にしたときの当該再生材の製品での含有率Aと、部材に含まれる再生材の重量を仮の値としたときの当該再生材の製品での含有率Cとの差A-Cとして定義される。
【0068】
このように仮の値に基づいて改善しろを算出することで、仮の値を採用した場合に残される改善しろをユーザが把握することができる。
【0069】
見込み表示部43cの最終行43dの「total」の欄には、各部材の重量を仮の重量とした場合の製品の全重量が表示される。最終行43dの「バージン材」の欄には、各部材のバージン材の重量を仮の重量とした場合に製品に含まれるバージン材の全重量が表示される。最終行43dの「再生材」の欄には、各部材の再生材の重量を仮の重量とした場合に製品に含まれる再生材の全重量が表示される。最終行43dの「改善しろ」には、製品の全部を再生材にしたときの当該再生材の製品での含有率(100%)と、各部材の再生材の重量を仮の重量とした場合の再生材の製品での含有率Yとの差100-Yとして定義される改善しろが表示される。
【0070】
なお、見込み値表示部41cに表示される見込み値は、このように各部材に含まれる再生材を仮の重量に変更した場合に想定される製品における再生材の含有率の見込み値である。製品における再生材の仮の重量の総和をD、製品の重量をEとすると、算出部18は、100×D/E (%)を見込み値として算出する。なお、製品の重量Eとして仮の重量を用いてもよい。
【0071】
図5は、階層入力部42aに「3」を入力し、推奨部材入力部42bの「全て」にチェックを入れた場合の本実施形態に係る解析画面40の一例の模式図である。この場合は、図3の階層1~階層3にある全ての部材が、再生材の含有率の改善しろを表示する対象となる。
【0072】
図6は、階層入力部42aに「3」を入力し、推奨部材入力部42bの「単一部材のみ」にチェックを入れた場合の本実施形態に係る解析画面40の一例の模式図である。
【0073】
この場合は、図3の階層1~階層3にある部材のうち、単一の部材で構成される部材のみが、再生材の含有率の改善しろを表示する対象となる。
【0074】
例えば、図3のB4の部材は、C1、C2、C3の三つの部材から構成されており、単一の部材のみで構成されていないため、改善しろの表示対象とはならない。一方、C6とB9の部材は、いずれも単一の部材のみから構成されているため、改善しろの表示対象となる。
【0075】
単一部材はそれ以上分解できないため、単一部材の再生材の含有量を変更することで製品中の再生材の含有率を容易に改善できる。そのため、単一部材の改善しろを提示することで、再生材の含有率を容易に改善する手掛かりをユーザが得ることができる。
【0076】
図4図6のように改善しろを表示する場合、再生材評価装置10は、ある部材を構成する部材と、その部材に含まれるバージン材や再生材の重量とを、識別子22fに基づいて特定する。
【0077】
図7は、識別子22fに基づいて、部材とそれに含まれるバージン材や再生材の重量とを特定する方法の一例を示す模式図である。この例では、製品Xが部材A1~A4から構成されることを想定している。
【0078】
まず、取得部17は、製品Xの識別子22fを製品情報22の取得要求に含めて情報提供装置30に通知し、その応答として製品Xの製品情報22を取得する。
【0079】
製品情報22には部材A1~A4の各々の識別子22fが含まれている。取得部17は、これらの部材A1~A4の各々の識別子22fを製品情報22の取得要求に含めて情報提供装置30に通知し、その応答として部材A1~A4の各々の製品情報22を取得する。
【0080】
これにより、取得部17は、表51の「バージン材」と「再生材」に示すように、部材A1~A4の各々に含まれているバージン材と再生材の重量を取得できる。そして、算出部18は、表51の「改善しろ」に示すように、製品における再生材の含有率の改善しろを部材A1~A4ごとに算出する。
【0081】
なお、表51における「(部材)」は、部材A1~A4における再生材の含有率の現状値である。また、「製品」は、部材A1~A4に含まれている再生材の製品における含有率の現状値である。
【0082】
以下では、部材A1が部材B1~B3から構成されることを想定する。この場合、部材A1の製品情報22には部材B1~B3の各々の識別子22fが含まれている。取得部17は、これらの部材B1~B3の各々の識別子22fを製品情報22の取得要求に含めて情報提供装置30に通知し、その応答として部材B1~B3の各々の製品情報22を取得する。
【0083】
これにより、取得部17は、表52の「バージン材」と「再生材」に示すように、部材B1~B3の各々に含まれているバージン材と再生材の重量を取得できる。そして、算出部18は、表52の「改善しろ」に示すように、製品における再生材の含有率の改善しろを部材B1~B3ごとに算出する。
【0084】
なお、表52における「各部材」は、部材B1~B3における再生材の含有率の現状値である。「(部材A1)」は、部材B1~B3に含まれている再生材の部材A1における含有率の現状値である。「製品」は、部材B1~B3に含まれている再生材の製品における含有率の現状値である。
【0085】
表52と同様にして、算出部18は、部材A2~A4の各々を構成する部材について、製品における再生材の含有率の改善しろを表53~55のように算出する。このようにして、算出部18は、全ての階層における全ての部材について、再生材の含有率の改善しろを算出することができる。
【0086】
図8は、本実施形態に係る再生材評価装置10が行う処理の一例を示すフローチャートである。
【0087】
まず、製品を指定する指定画面(不図示)において改善対象の製品の指定を受付部16が受け付けると、提示部19が表示部14に解析画面40(図4参照)を表示する(ステップS1)。そして、提示部19は、解析画面40の現状値表示部41aに、製品に含まれる再生材の含有率の現状値を表示する。
【0088】
次いで、受付部16は、ユーザが入力部15から目標値入力部41b(図4参照)に目標値を入力すると、その目標値の入力を受け付ける(ステップS2)。
【0089】
次に、受付部16は、ユーザが入力部15から階層入力部42a(図4参照)に階層の層数を入力すると、当該層数の入力を受け付ける(ステップS3)。
【0090】
次いで、受付部16は、ユーザが入力部15から推奨部材入力部42b(図4参照)における「単一部材のみ」と「全て」のいずれかにチェックを入れると、そのチェックの入力を受け付ける(ステップS4)。
【0091】
続いて、取得部17は、製品を構成する全ての部材における再生材とバージン材の重量を取得する(ステップS5)。例えば、取得部17は、図7のように製品や部材の識別子22fを辿ることにより、全ての階層にある全ての部材における再生材とバージン材の重量を取得する。
【0092】
次に、算出部18は、取得した再生材とバージン材の重量に基づき、製品における再生材の含有率の改善しろを部材ごとに算出する(ステップS6)。この改善しろは、前述のように、部材の全部を再生材にしたときの当該再生材の製品での含有率Aと、その部材に現状で含まれる再生材の製品での含有率Bとの差A-Bである。また、改善しろの算出対象の部材は、全ての階層にある全ての部材である。
【0093】
次いで、提示部19は、図4に示したように、部材表示部43aに改善しろが大きい順に部材を表示すると共に、現状表示部43bに各部材の改善しろを表示する(ステップS7)。表示対象となる部材は、ステップS3で入力を受け付けた階層の層数以内にあり、かつステップS4で入力を受け付けた「単一部材のみ」と「全て」のいずれかに合致する部材である。例えば、階層の層数が「3」であり、かつ「単一部材のみ」にチェックが入れられた場合は、階層1~階層3にある部材のうちで単一部材で構成される部材が表示対象となる。また、提示部19は、見込み値表示部41cに、製品における再生材の含有率の現状値を表示する。なお、現状値を表示せずに、見込み値表示部41cを空欄としてもよい。
【0094】
次に、提示部19が、見込み値が目標値よりも大きいかの現時点での判定結果を判定結果表示部41dに表示する(ステップS8)。ユーザは、この判定結果を基にして、各部材の「total」、「バージン材」、「再生材」の各々の仮の重量を決定し、これらの値を見込み表示部43c(図4参照)に入力する。仮の重量を入力可能な部材は、ステップS3で入力を受け付けた階層の層数以内にあり、かつステップS4で入力を受け付けた「単一部材のみ」と「全て」のいずれかに合致する部材である。
【0095】
次いで、受付部16は、見込み表示部43cへの仮の重量の入力を受け付ける(ステップS9)。
【0096】
続いて、算出部18は、仮の重量に基づいて、製品における再生材の含有率の改善しろを部材ごとに算出する(ステップS10)。この改善しろは、前述のように、部材の全部を再生材にしたときの当該再生材の製品での含有率Aと、部材に含まれる再生材の重量を仮の値としたときの当該再生材の製品での含有率Cとの差A-Cである。改善しろの算出対象となる部材は、ステップS3で入力を受け付けた階層の層数以内にあり、かつステップS4で入力を受け付けた「単一部材のみ」と「全て」のいずれかに合致する部材である。また、提示部19は、見込み表示部43c(図4参照)の「改善しろ」の欄に、この改善しろを部材ごとに表示する。
【0097】
これと共に、ステップS10では、算出部18が、各部材に含まれる再生材を仮の重量に変更した場合に想定される製品における再生材の含有率の見込み値を算出し、提示部19がその見込み値を見込み値表示部41c(図4参照)に表示する。例えば、算出部18は、見込み表示部43cに表示された改善しろの総和を100%から減じた値を見込み値として算出する。図4の例では、改善しろの総和は29.53%であるため、見込み値は70.47%(=100%-29.53%)となる。この見込み値は、製品を構成する部材中の再生材の重量の総重量Fと製品の重量Gとの比の百分率に等しい。総重量Fは、ステップS9で入力を受け付けた仮の重量を反映させた値である。
【0098】
次いで、算出部18は、製品における再生材の含有率の見込み値が目標値よりも大きいかを判定し、その判定結果を提示部19が判定結果表示部41d(図4参照)に表示する(ステップS11)。その判定結果に基づき、ユーザは、自らが設定した目標値が実現可能かを知ることができる。
【0099】
以上により、本実施形態に係る再生材評価装置10が行う基本的な処理を終える。
【0100】
上記した本実施形態によれば、ステップS6において、再生材の含有率の改善しろを部材ごとに表示する。これにより、ユーザは、各部材における再生材の含有量を変更することで製品中の再生材の含有率がどの程度改善するかを把握でき、製品の設計変更の手掛かりを得ることができる。
【0101】
<ハードウェア構成>
次に、本実施形態に係る再生材評価装置10のハードウェア構成について説明する。
【0102】
図9は、本実施形態に係る再生材評価装置10のハードウェア構成の一例を示す模式図である。
【0103】
図9に示すように再生材評価装置10は、記憶装置10a、メモリ10b、プロセッサ10c、入力装置10d、表示装置10e、通信インターフェース10f、及び媒体読み取り装置10gを有する。これらの各部はバス10iにより相互に接続される。
【0104】
記憶装置10aは、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の不揮発性の記憶装置であって、本実施形態に係る再生材評価プログラム100を記憶する。
【0105】
再生材評価プログラム100をコンピュータが読み取り可能な記録媒体10hに記録させておき、プロセッサ10cに記録媒体10hの再生材評価プログラム100を読み取らせるようにしてもよい。
【0106】
記録媒体10hとしては、例えばCD-ROM(Compact Disc - Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、及びUSB (Universal Serial Bus)メモリ等の物理的な可搬型記録媒体がある。フラッシュメモリ等の半導体メモリやハードディスクドライブを記録媒体10hとして使用してもよい。
【0107】
公衆回線、インターネット、及びLAN(Local Area Network)等に接続された装置に再生材評価プログラム100を記憶させてもよい。その場合は、プロセッサ10cがその再生材評価プログラム100を読み出して実行すればよい。
【0108】
メモリ10bは、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等のようにデータを一時的に記憶するハードウェアであって、その上に再生材評価プログラム100が展開される。
【0109】
プロセッサ10cは、再生材評価装置10の各部を制御するCPU(Central Processing Uni)やGPU(Graphical Processing Unit)である。そのプロセッサ10cがメモリ10bと協働して再生材評価プログラム100を実行することにより図1の処理部11が実現される。
【0110】
図1の記憶部12は、記憶装置10aとメモリ10bにより実現される。
【0111】
入力装置10dは、図1の入力部15を実現するためのキーボードやマウス等の入力デバイスである。
【0112】
表示装置10eは、図1の表示部14を実現するための液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等の表示デバイスである。
【0113】
通信インターフェース10fは、再生材評価装置10をネットワーク20に接続するためのNIC(Network Interface Card)等のハードウェアである。その通信インターフェース10fにより図1の通信部13が実現される。
【0114】
媒体読み取り装置10gは、記録媒体10hに記録されているデータを読み取るためのUSBリーダ等のハードウェアである。
【0115】
本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、他の効果があってもよい。
【0116】
本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した各実施形態は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、本発明が、必ずしも説明した全ての構成要素を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を、他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、ある実施形態の構成に、他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
【0117】
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部または全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現されてもよい。各機能を実現するプログラム、判定テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、HDD、SSD等の記憶装置、または、IC(Integrated Circuit)カード、SD(Secure Digital)カード、DVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体に置くことができる。また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
【符号の説明】
【0118】
1…再生材評価システム、10…再生材評価装置、10a…記憶装置、10b…メモリ、10c…プロセッサ、10d…入力装置、10e…表示装置、10f…通信インターフェース、10g…媒体読み取り装置、10h…記録媒体、10i…バス、11…処理部、12…記憶部、13…通信部、14…表示部、15…入力部、16…受付部、17…取得部、18…算出部、19…提示部、20…ネットワーク、21…ストレージ、22…製品情報、22a…登録情報、22b…商品情報、22c…製造情報、22d…部材情報、22e…環境情報、22f…識別子、30…情報提供装置、40…解析画面、41…含有率表示領域、41a…現状値表示部、41b…目標値入力部、41c…見込み値表示部、41d…判定結果表示部、42…条件表示領域、42a…階層入力部、42b…推奨部材入力部、43…改善しろ表示領域、43a…部材表示部、43b…現状表示部、43c…見込み表示部、43d…最終行、51~55…表、100…再生材評価プログラム。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9