(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024167740
(43)【公開日】2024-12-04
(54)【発明の名称】アイテムの運用方法、アイテムの運用方法を実現させるコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体及びアイテムの運用システム
(51)【国際特許分類】
G06F 3/04817 20220101AFI20241127BHJP
G09B 29/10 20060101ALI20241127BHJP
【FI】
G06F3/04817
G09B29/10 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023084015
(22)【出願日】2023-05-22
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和4年10月12日に以下のウェブサイトアドレスに掲載。 https://play.google.com/store/apps/details?id=co.jp.office_hayashi.droptip [刊行物等] 令和5年5月18日に以下のウェブサイトアドレスに掲載。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000114735.html
(71)【出願人】
【識別番号】522029464
【氏名又は名称】droptip株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100100480
【弁理士】
【氏名又は名称】藤田 隆
(72)【発明者】
【氏名】林 聡
【テーマコード(参考)】
2C032
5E555
【Fターム(参考)】
2C032HB22
5E555AA13
5E555BA05
5E555BA06
5E555BB05
5E555BB06
5E555BC12
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5E555DB18
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5E555DB55
5E555DB57
5E555DC09
5E555DC29
5E555FA00
(57)【要約】
【課題】本開示のアイテムの運用方法は、多種のアイテムを容易に地図上に保存し取得することができる。
【解決手段】本開示のアイテムの運用方法は、アイテムは、写真、ドキュメント、動画、楽曲または電子書籍を含み、第1携帯端末は、第1ユーザの現在の位置周辺の地図を第1表示装置に表示し、第1ユーザに選択されたアイテム及び第1ユーザ位置情報を外部データベースに保存し、前記地図上に、外部データベースに保存された第1ユーザ位置情報に基づき、第1ユーザに選択されたアイテムに関連付けられたアイコンを表示するものである。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ユーザの現在の位置情報を取得する第1位置取得装置と、第1ユーザの指示を入力する第1入力装置と、第1ユーザの現在の位置周辺の地図を表示する第1表示装置とを備えた移動可能な第1携帯端末を用いてアイテムを運用するアイテムの運用方法であって、
アイテムは、写真、ドキュメント、動画、楽曲または電子書籍を含み、第1携帯端末に保存され、
第1携帯端末は、第1ユーザの現在の位置周辺の地図を表示し、
第1ユーザは、第1入力装置で、第1ユーザが現在いる場所にアイテムを前記地図上に保存する旨の指示を入力し、第1携帯端末に保存されたアイテムを選択し、
アイテムが選択されると、第1携帯端末の第1位置取得装置は、第1ユーザが現在いる場所の第1ユーザ位置情報を取得し、
第1携帯端末は、選択されたアイテム及び第1ユーザ位置情報を外部データベースに保存し、
第1携帯端末は、第1表示装置に表示された前記地図上に、外部データベースに保存された第1ユーザ位置情報に基づき、選択されたアイテムに関連付けられたアイコンを表示するアイテムの運用方法。
【請求項2】
第2ユーザは、第2ユーザの現在の位置情報である第2ユーザ位置情報を取得する第2位置取得装置と、第2ユーザの指示を入力する第2入力装置と、第2ユーザの現在の位置周辺の地図を表示する第2表示装置とを備えた移動可能な第2携帯端末を有し、
第2ユーザが、第1ユーザ位置情報の位置に対して所定の領域に近づいた時、第2携帯端末は、第2位置取得装置で第2ユーザ位置情報を取得し、第2ユーザ位置情報に基づき、第2表示装置に表示された第2ユーザの現在の位置周辺の地図上に、アイコンを表示し、
第2ユーザは、第2入力装置を用いて表示されたアイコンのアイテムを第2携帯端末に保存する動作を含む請求項1に記載のアイテムの運用方法。
【請求項3】
第2ユーザは、第2ユーザが指定した事項を入力する第2入力装置と、第2ユーザが指定する所定の領域の地図を表示する第2表示装置とを備えた移動可能な第2携帯端末を有し、
第2ユーザは、第2表示装置に表示された地図において、第2入力装置で任意の位置を指定し、
第2携帯端末は、第2表示装置に、第2ユーザが指定した任意の位置の所定の領域の地図を表示し、さらに、前記所定の領域の地図に、第1ユーザ位置情報に対応したアイコンを表示し、
第2ユーザは、第2入力装置でアイコンを選択し、
第2携帯端末は、選択されたアイコンのアイテムを第2表示装置に表示する動作を含む請求項1に記載のアイテムの運用方法。
【請求項4】
第1位置取得装置は、衛星測位シムテムから経度及び緯度の位置情報を取得するものである請求項1に記載のアイテムの運用方法。
【請求項5】
第2位置取得装置は、衛星測位シムテムから経度及び緯度の位置情報を取得するものである請求項2または3に記載のアイテムの運用方法。
【請求項6】
プログラム
請求項1のアイテムの運用方法をコンピュータに実現させることができるコンピュータプログラム。
【請求項7】
請求項6の記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項8】
第1ユーザの現在の位置情報を取得する第1位置取得装置と、第1ユーザの指示を入力する第1入力装置と、第1ユーザの現在の位置周辺の地図を表示する第1表示装置とを備えた移動可能な第1携帯端末と、外部データベースとを有するアイテムの運用システムであって、
アイテムは、写真、ドキュメント、動画、楽曲または電子書籍を含み、第1携帯端末に保存され、
第1携帯端末により、第1ユーザの現在の位置周辺の地図が表示され、
第1ユーザにより、第1入力装置で、第1ユーザが現在いる場所にアイテムを前記地図上に保存する旨の指示が入力され、
第1ユーザにより、第1携帯端末に保存されたアイテムを選択され、
アイテムが選択されると、第1携帯端末の第1位置取得装置により、第1ユーザが現在いる場所の第1ユーザ位置情報が取得され、
第1携帯端末により、選択されたアイテム及び第1ユーザ位置情報が外部データベースに保存され、
第1携帯端末により、第1表示装置に表示された前記地図上に、外部データベースに保存された第1ユーザ位置情報に基づき、選択されたアイテムに関連付けられたアイコンを表示されるアイテムの運用システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、アイテムを運用するアイテムの運用方法、アイテムの運用方法を実現させるコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体及びアイテムの運用システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、モバイル端末の表示装置の地図上に、第1ユーザが撮影した画像(写真)のアイコンを、第1ユーザが撮影した位置の地図に表示させ、第2ユーザ(別のユーザ)が、そのアイコンを閲覧し、第1ユーザの撮影した写真を取得できる写真共有システムが知られている(特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1の写真共有システムは、SNSサーバと、第1ユーザが保持する第1モバイル端末と、第2ユーザが保持する第2モバイル端末とを含む。
第1モバイル端末及び第2モバイル端末のそれぞれは、GPS(Global Positioning System)/GNSS(Global Navigation Satellite System)デバイス、カメラ、表示装置、通信装置などを搭載したスマートフォンなどのモバイルコンピュータである。
【0004】
特許文献1には、写真共有方法に関して、以下のことが開示されている。
第1ユーザがある場所において写真を撮影すると、第1モバイル端末は、GPS/GNSSデバイスを用いて、その画像に撮影された場所を示す位置情報が付加したジオタグ写真として、第1モバイル端末に記録する。
【0005】
第1モバイル端末は、記憶したジオタグ写真をSNSサーバにアップロードする。
SNSサーバは、アップロードされたジオタグ写真を解析し、第1ユーザが撮影した位置情報(緯度、経度)を特定する。
【0006】
SNSサーバは、特定した位置情報に基づき、第1モバイル端末に対し、第1ユーザが撮影した撮影した画像のアイコンを、第1モバイル端末の地図上にマッピングして表示させる。
【0007】
第2ユーザは、SNSサーバにアクセスすることで、第2モバイル端末の表示装置の地図上の第1ユーザが撮影した位置において、第1ユーザの上記アイコンを閲覧でき、そのアイコンの画像(写真)を取得することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、特許文献1では、ジオタグ写真を用いるので、SNSサーバが、アップロードされたジオタグ写真から第1ユーザが撮影した位置情報(緯度、経度)を解析し、第1ユーザが撮影した位置を特定する必要がある。
よって、特許文献1のSNSサーバは、ジオタグ写真から撮影した位置情報を特定するプログラムを備えていないといけないという課題を有していた。また、特許文献1の写真共有方法は、第1ユーザが撮影した位置情報を特定するのに、時間を要するという課題を有していた。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示に係る一態様のアイテムの運用方法は、第1ユーザの現在の位置情報を取得する第1位置取得装置と、第1ユーザの指示を入力する第1入力装置と、第1ユーザの現在の位置周辺の地図を表示する第1表示装置とを備えた移動可能な第1携帯端末を用いてアイテムを運用するアイテムの運用方法であって、アイテムは、写真、ドキュメント、動画、楽曲または電子書籍を含み、第1携帯端末に保存され、第1携帯端末は、第1ユーザの現在の位置周辺の地図を表示し、第1ユーザは、第1入力装置で、第1ユーザが現在いる場所にアイテムを前記地図上に保存する旨の指示を入力し、第1携帯端末に保存されたアイテムを選択し、アイテムが選択されると、第1携帯端末の第1位置取得装置は、第1ユーザが現在いる場所の第1ユーザ位置情報を取得し、第1携帯端末は、選択されたアイテム及び第1ユーザ位置情報を外部データベースに保存し、第1携帯端末は、第1表示装置に表示された第1ユーザの現在の位置周辺の地図上に、外部データベースに保存された第1ユーザ位置情報に基づき、選択されたアイテムに関連付けられたアイコンを表示するものである。
【0011】
本開示に係る一態様のアイテムの運用システムは、第1ユーザの現在の位置情報を取得する第1位置取得装置と、第1ユーザの指示を入力する第1入力装置と、第1ユーザの現在の位置周辺の地図を表示する第1表示装置とを備えた移動可能な第1携帯端末と、外部データベースとを有するアイテムの運用システムであって、アイテムは、写真、ドキュメント、動画、楽曲または電子書籍を含み、第1携帯端末に保存され、第1携帯端末により、第1ユーザの現在の位置周辺の地図が表示され、第1ユーザにより、第1入力装置で、第1ユーザが現在いる場所にアイテムを前記地図上に保存する旨の指示が入力され、第1ユーザにより、第1携帯端末に保存されたアイテムを選択され、アイテムが選択されると、第1携帯端末の第1位置取得装置により、第1ユーザが現在いる場所の第1ユーザ位置情報が取得され、 第1携帯端末により、選択されたアイテム及び第1ユーザ位置情報が外部データベースに保存され、第1携帯端末により、第1表示装置に表示された第1ユーザの現在の位置周辺の地図上に、外部データベースに保存された第1ユーザ位置情報に基づき、選択されたアイテムに関連付けられたアイコンを表示されるものである。
【発明の効果】
【0012】
本開示の一態様のアイテムの運用方法は、ジオタグ写真を用いず、第1ユーザが保持する第1携帯端末の第1位置取得装置の位置情報をそのまま用いるので、ジオタグ写真から撮影した位置情報を特定するプログラムが不要である。また、第1ユーザのアイテムを地図上に表示するのが速くできる。
【0013】
本開示の一態様のアイテムの運用方法では、写真、ドキュメント、動画、楽曲、電子書籍、音楽、クーポン、チケット、それらの組合せのように、多様なアイテムを扱うことができる。
【0014】
また、本開示のアイテムの一態様の運用方法を実現させるコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体及び本開示のアイテムの一態様の運用方法を実現させるアイテムの運用システムも上記アイテムの運用方法と同様の効果を有する。
なお、これらの包括的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム、または、記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】実施形態1におけるアイテムの運用システム1の概略の全体構成を示す図である。
【
図2】実施形態1における第1表示装置の概略の表示画面を示す図である。
【
図3A】実施形態1におけるドロップ機能を示す概略の図である。
【
図3B】実施形態1におけるドロップ機能を示す概略の図である。
【
図4A】実施形態1におけるドロップ機能を示す概略の図である。
【
図4B】実施形態1におけるドロップ機能を示す概略の図である。
【
図5】実施形態1におけるドロップ機能を示す概略の図である。
【
図6】実施形態1におけるドロップ機能を示す概略の図である。
【
図7】実施形態1における探索機能を示す概略の図である。
【
図8A】実施形態1における探索機能を示す概略の図である。
【
図8B】実施形態1における探索機能を示す概略の図である。
【
図9】実施形態1における探索機能を示す概略の図である。
【
図10A】実施形態1における取得機能を示す概略の図である。
【
図10B】実施形態1における取得機能を示す概略の図である。
【
図11】実施形態1における取得機能を示す概略の図である。
【
図12】実施形態1における取得機能を示す概略の図である。
【
図13】実施形態1における取得機能を示す概略の図である。
【
図14A】実施形態1における取得したアイテム一覧に関する図である。
【
図14B】実施形態1における取得したアイテム一覧に関する図である。
【
図15】実施形態1における取得したアイテム一覧に関する図である。
【
図16A】実施形態2におけるドロップ機能に関する図である。
【
図16B】実施形態2におけるドロップ機能に関する図である。
【
図17】実施形態3におけるシークレット機能に関する図である。
【
図18A】実施形態4におけるスタンプラリーの要領で人を誘導する態様の図である。
【
図18B】実施形態4における建物敷地内で人を誘導する態様の図である。
【
図19】実施形態1におけるドロップ機能を説明する概略の相関図である。
【
図20】実施形態1における探索機能を説明する概略の相関図である。
【
図21】実施形態1における取得機能を説明する概略の相関図である。
【
図22】実施形態1における第1携帯端末の概略の構成図である。
【
図23】実施形態1における第2携帯端末の概略の構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本開示により具体的な実施形態を説明する。ただし、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、発明者らは、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
【0017】
(実施形態1)
以下、本開示の実施形態1について説明する。
まず、アイテムの運用システム1の全体構成の概略について説明する。
【0018】
(全体構成)
図1は、実施形態1におけるアイテムの運用システム1の概略の全体構成を示す図である。
アイテムの運用システム1は、1つ又は複数のGPS衛星5と、通信回線2と、電波塔、Wi-Fiスポット等の電波基地局3と、外部データベース4と、第1ユーザが保持し移動可能な第1携帯端末10と、第1ユーザとは別の第2ユーザが保持し移動可能な第2携帯端末20とを備えている。
第1携帯端末10と、第2携帯端末20と、外部データベース4のそれぞれは、電波基地局3、通信回線2等を介して、お互い無線で情報をやり取りすることが可能である。
無線の通信方式は、例えば、Wi-Fi(登録商標)(無線LANを利用したインターネット接続)、Bluetooth(登録商標)(デジタル機器用の廉価な近距離無線用規格の1つ)、3G、4GLTE、5G(携帯電話の規格)等である。尚、無線の通信方式は、無線で通信可能であれば、上記通信方式に限定されない。
【0019】
次に、第1携帯端末10及び第2携帯端末20の詳細について説明する。
(携帯端末)
第1携帯端末10及び第2携帯端末20は、スマートフォン、iPad(登録商標)などの移動可能なモバイルコンピュータである。
図22は、実施形態1における第1携帯端末10の概略の構成図である。
図23は、実施形態1における第2携帯端末20の概略の構成図である。
図22に示す様に、第1携帯端末10は、第1演算装置(CPU)11、第1入力装置12、第1表示装置13、第1記憶装置14、第1位置取得装置15、第1通信装置16、第1カメラ17等を有している。
【0020】
第1演算装置(CPU)11は、LSI等の中央演算装置である。第1入力装置12は、タッチパネル等の第1ユーザの意思を入力するものである。第1表示装置13は、液晶パネル、有機ELパネル等の表示装置である。第1記憶装置14は、メモリ、ハードディスク等の情報を記憶するものである。第1位置取得装置15は、GPS/GNSSデバイス等の第1ユーザの位置情報(緯度、経度)を取得するものである。第1通信装置16は、無線/有線で、第1携帯端末10と外部の機器との間で、情報をやり取りするものである。第1カメラ17は、第1携帯端末10に内蔵されており、写真、動画を撮影するものである。
【0021】
図23に示す様に、第2携帯端末20は、第2ユーザが保持するもので、構成は第1携帯端末10と同様であるので、説明を省略する。
【0022】
図2は、実施形態1における第1表示装置13の概略の表示画面を示す図である。
図2に示す様に、第1表示装置13の表示画面は、上側の地図領域35と、その下側のボタン領域36の2つの領域に分かれている。
図2は、探索モードの場合の画面である。
【0023】
下側のボタン領域36には、地図上にアイテム31を保存する(「保存する」ことを「落とす」又は「ドロップする」とも言う)ドロップボタン41、ホームボタン42、ドロップアイテム一覧ボタン43、アップロードアイテム一覧ボタン44、アカウント設定ボタン45が配置されている。
上側の地図領域35には、モード切替ボタン40、現在地に戻るボタン47、シークレットボタン46が配置されている。
ここで、アイテム31とは、写真、ドキュメント、動画、楽曲、電子書籍、音楽、クーポン、チケット、又は、それらの組合せのように、顧客が取得したい情報のことである。
また、アイテム31は、メモリ、ハードディスクなどの記憶装置にファイルとして保存できるものである。
【0024】
(アイテムの運用方法の主な機能)
次に、アイテムを運用する方法(アイテムの運用方法)の主な機能について、説明する。
アイテムの運用方法の主な機能は、以下の3つの機能がある。
(1)地図上にアイテムを保存するドロップ機能
(2)地図上でアイテムを探索する探索機能
(3)地図上にアイテムを取得する取得機能
なお、(3)の「取得する」ことを「拾う」とも言う。
【0025】
(1.ドロップ機能)
図3-6は、実施形態1におけるドロップ機能を示す概略の図で、
図3-6を用いてドロップ機能について説明する。以下の操作は、第1ユーザが行う動作である。また、表示画面は、第1表示装置13の画面である。
図3Aに示す様に、まず、モード切替ボタン40をタップして、探索モードから取得モードにする。次に、ドロップボタン41をタップして、
図3Bのアイテム種別を選ぶ画面にする。
図3Bでは、写真(Photo)ボタン51、ドキュメント(DOC)ボタン52、動画(Movie)ボタン53で、写真、ドキュメント、動画の3つのアイテム種別を選べるようになっている。尚、アイテム種別は、上記3種類以外にも、音楽、クーポン、チケット等のようなアイテム種別を選べるようになっていてもよい。
【0026】
例えば、写真(Photo)51をタップすると、
図4Aの画面に切り替わり、ファイルを選ぶボタンをタップすると、
図4Bのファイルの選び方の画面に切り替わる。そして、例えば、写真ライブラリタップをすると、写真ライブラリのフォルダから画像ファイル(アイテム31)が選ぶことができる。
画像ファイル(アイテム31)が選ばれると、
図5の画面に切り替わり、画像ファイル(アイテム31)に関連する情報(アイテム情報)を追加できるようになる。
最後に、ドロップボタン41をタップすると、
図6のように、地図上に上記アイテム31に関連付けられたアイコン32が表示される。
図6では、山を表すアイコン32が、第1携帯端末10の第1表示装置13に表示されている。
【0027】
図19は、実施形態1におけるドロップ機能を説明する概略の相関図である。
図19を用いて、第1ユーザ、第1携帯端末10、外部データベース4のやり取りについて説明する。
【0028】
まず、第1携帯端末10は、第1ユーザの現在の位置周辺の地図を第1表示装置13に表示する。
次に、第1ユーザは、第1入力装置12で第1ユーザが現在いる場所にアイテム31(例えば、写真)を地図上に保存する(ドロップする)旨の指示を、ドロップボタン41で入力し、第1携帯端末10に保存されたアイテム31(例えば、写真)を選択する。
次に、第1携帯端末10は、第1位置取得装置15は、第1ユーザが現在いる場所の第1ユーザ位置情報(経度、緯度)を、第1位置取得装置15から取得する。
次に、第1携帯端末10は、選択されたアイテム31(例えば、写真)及び第1ユーザ位置情報を外部データベース4に保存する。ここで、外部データベース4は、例えば、一例として、情報を保存したり、取出したりすることができるグーグルのFireBaseである。
次に、第1携帯端末10は、第1表示装置13に表示された第1ユーザの現在の位置周辺の地図上に、外部データベース4に保存された第1ユーザ位置情報に基づき、選択されたアイテム31(例えば、写真)に関連付けられたアイコン32(例えば、山を表すアイコン)を表示する。
【0029】
(2.探索機能)
図7-9は、実施形態1における探索機能を示す概略の図で、
図7-9を用いて探索機能について説明する。以下の操作は、第2ユーザが行う動作である。また、表示画面は、第2表示装置23の画面である。
【0030】
図7の上側の図に示す様に、まず、モード切替ボタン40をタップして、取得モードから探索モードにする。次に、
図7の下側の図の地図をピンチインすることで、
図8Aのように地図を縮小する。さらに、第2ユーザは、
図8Bのように第2ユーザが要望するアイコン32がある場所まで地図を移動させる。そして、第2ユーザは、欲しいアイコン32をタップする。アイコン32がタップされると、
図9のように第2表示装置23に上記アイコン32のアイテム31が表示される。
【0031】
図20は、実施形態1における探索機能を説明する概略の相関図である。
図20を用いて、第2ユーザと第2携帯端末20とのやり取りについて説明する。
【0032】
まず、第2携帯端末20は、第2ユーザの現在の位置周辺の地図を第2表示装置23に表示する。
次に、第2ユーザは、第2表示装置23に表示された地図において、第2入力装置22で任意の位置を指定する。
次に、第2携帯端末20は、第2表示装置23に、第2ユーザが指定した任意の位置の所定の領域の地図を表示し、さらに、所定の領域の地図に、第1ユーザ位置情報に対応したアイコン32を表示する。
次に、第2ユーザは、第2入力装置22でアイコン32を選択する。
最後に、第2携帯端末20は、選択されたアイコン32のアイテム31を第2表示装置23に表示する。
【0033】
(3.取得機能)
図10-13は、実施形態1における取得機能を示す概略の図で、
図10-13を用いて取得機能について説明する。以下の操作は、第2ユーザが行う動作である。
【0034】
図10Aに示す様に、まず、モード切替ボタン40をタップして、探索モードから取得モードにする。
次に、地図サイズ変更ボタン50をタップして、地図を適切な大きさに調整する。
図10Aでは、10m、20m、50mの縮尺で地図の大きさを変更できるようになっている。
次に、
図10Bのように、第2ユーザが第1ユーザのアイテム31のアイコン32に近づき、アイテム31を取得できる状態になると、アイテム取得領域55が表示される。
図10Bでは、アイテム取得領域55は、赤色円形で表示されている。なお、アイテム取得領域55は、円形でなくでも矩形でもよく、形状は特に限定されない。また、色も特に限定されない。
次に、第2ユーザがアイコン32をタップすると、
図11のように、第1ユーザのアイテム31が第2表示装置23に表示される。そして、第2ユーザが「アイテム詳細を見る」ボタンをタップすると、
図12のように、アイテム31の詳細が表示される。
次に、第2ユーザが「アイテムをひろう」ボタンをタップすると、
図13のように、第2携帯端末20にアイテム31を保存する旨の確認ボタンが表示される。
最後に、第2ユーザは、第2携帯端末20にアイテム31を保存する指示(
図12では、はい)を入力し、第2携帯端末20にアイテム31が保存される。
【0035】
図21は、実施形態1における取得機能を説明する概略の相関図である。
図21を用いて、第2ユーザと第2携帯端末20とのやり取りについて説明する。
【0036】
まず、第2携帯端末20は、第2ユーザの現在の位置周辺の地図を第2表示装置23に表示する。
次に、第2ユーザは、第1ユーザ位置情報の位置に対して所定の領域に近づく。所定の領域は、
図10Bのアイテム取得領域55である。
次に、第2携帯端末20は、第2ユーザが第1ユーザ位置情報の位置に対して所定の領域に近づいた時、第2携帯端末20は、第2位置取得装置25で第2ユーザ位置情報を取得する。そして、第2ユーザ位置情報に基づき、第2表示装置23に表示された第2ユーザの現在の位置周辺の地図上に、第1ユーザのアイコン32を表示する。
次に、第2ユーザは、第2入力装置22でアイコン32を保存する指示を入力する(
図12の「アイテムをひろう」ボタンをタップ)。
次に、第2携帯端末20は、入力されたアイコン32のアイテム31を第2表示装置23に表示する。
最後に、第2ユーザは、表示されたアイテム31を第2携帯端末20に保存する。
【0037】
図14-15は、実施形態1におけるアイテム一覧に関する図である。
図14Aに示す様に、ドロップアイテム一覧ボタン43をタップすると、
図14Bのように、取得したアイテム31の一覧が表示される。アイテム31の一覧から見たいアイテム31をタップすると、
図15のように、タップされたアイテム31の詳細について、表示される。このように、取得したアイテム31、取得したアイテム31に関する情報を何度でも見ることができる。
【0038】
(実施形態2)
実施形態2は、
図1の移動を目的としていないコンピュータ30で、ドロップ機能を実施する態様である。
ここで、移動を目的としていないコンピュータ30とは、家、オフィス等の限られた場所で使用されるノートパソコン、デスクトップパソコン等のコンピュータ30のことである。
【0039】
図16A、16Bは、実施形態2におけるドロップ機能に関する図である。
図16Aに示す様に、コンピュータ30のアイテム登録画面で、アイテム名、種別、アイテムのファイル名、カテゴリなどを入力できる。
位置情報は、画面中央の「地図指定」ボタンを押す。「地図指定」ボタンを押すと、
図16Bのように、画面中央に地図が表示される。ユーザは、地図を操作し、所定の場所にアイテム31をドロップすることができる。
この時、
図16Aの画面中央の「数量」の欄に、アイテム31を閲覧する人の人数を指定することができるようになっている。指定された数量は、
図9、11、12、15において、アイテム数量として表示される。この数量は、アイテム31が取得される度に、数値が減少していき、0になると取得できなくなる。
尚、実施形態2におけるドロップ機能を実行するプログラムは、コンピュータ30の記憶装置に、外部データベースを含む外部サーバに、または、コンピュータ30の記憶装置及び外部サーバの両方に配置されている。
【0040】
(実施形態3)
実施形態3は、ドロップするアイテム31にパスワードをかけるシークレット機能を実施する態様である。
シークレット機能を実施する場合、第1携帯端末10で行う場合と、コンピュータ30で行う場合の2つの場合がある。ここでは、第1ユーザがシークレット機能を使用する場合について、説明する。
【0041】
まず、第1携帯端末10で行う場合について、説明する。
実施形態1の
図3Aで、ドロップボタン41をタップし、アイテム31を選択すると、
図5のように、アイテム情報を入力する画面になる。
図5の画面の中央部に「シークレットコード」を入力する入力欄がある。その入力欄に、パスワードを入力すると、アイテム31にパスワードがかかる。
【0042】
次に、コンピュータ30で行う場合について、説明する。
図17は、コンピュータ30で行う場合のシークレット機能に関する図である。
図17に示す様に、アイテム登録画面の中央に「シークレットコード」を入力する入力欄がある。その入力欄に、パスワードを入力すると、アイテム31にパスワードがかかる。
【0043】
第2ユーザが、パスワードがかかったアイテム31を取得または探索する場合について、説明する。尚、第2ユーザは、一人でも複数人でもよい。
【0044】
ます、第1ユーザは、第2ユーザに、例えば、メールなどの何らかの方法で、「シークレットコード」を事前に伝えておく。
次に、
図2に示す様に、地図領域35のシークレットボタン46をタップする。シークレットボタン46がタップされると、「シークレットコード」を入力する画面が表示され、第2ユーザが「シークレットコード」を入力すると、「シークレットコード」がかかったアイコン32のみが表示される。
このようにして、「シークレットコード」がかかったアイコン32のアイテム31を取得したり、探索したりすることができる。
【0045】
アイテム31は、第2ユーザが閲覧できる公開期限が設定できるようになっている。
図17のように、公開期限が設定されると、
図9、11、12、15のように、公開期限が表示される。
【0046】
(実施形態4)
実施形態4は、人を誘導する態様である。
図18Aは実施形態4において、第2ユーザがスタンプラリーの要領で人を誘導する態様の図で、
図18Bは実施形態4において、第2ユーザが建物周辺で人を誘導する態様の図である。尚、第2ユーザは、一人でも複数人でもよいが、複数人が好ましい。
【0047】
図18Aに示す様に、第2ユーザが、スタートの1番目の地点からゴールの10番目の地点までを周るように設定されている。
【0048】
まず、第2ユーザが、1番の地点を訪れ1番のアイテム31を取得すると、2番のアイテム31の「シークレットコード」が表示される。2番のアイテム31には、2番の「シークレットコード」がかかっている。尚この時、クイズを解いたら、2番のアイテム31の「シークレットコード」が表示するようになっていてもよい。
次に、第2ユーザが、2番の地点を訪れ、2番の「シークレットコード」を入力し、2番のアイテム31を取得すると、3番のアイテム31の「シークレットコード」が表示される。尚この時、クイズを解いたら、3番のアイテム31の「シークレットコード」が表示するようになっていてもよい。
第2ユーザは、この手順を順次繰り返し、ゴールである10番までのアイテム31を取得する。このようにして、人の移動を誘導することができる。
【0049】
図18Bに示す様に、第2ユーザが、建物周辺(例えば、バスケットボールの室内施設周辺、屋外のサッカースタジアム周辺など)の1番目のアイテム配布場所から4番目のアイテム配布場所まで移動するように設定されている。
【0050】
まず、1番目のアイテム配布場所には、例えば、バスケットボールの有名選手の写真アイテム31が取得できるようになっている。2番目のアイテム配布場所には、別のバスケットボールの有名選手の写真アイテム31が取得できるようになっている。3番目のアイテム配布場所、4番目のアイテム配布場所についても、上記と同様である。
このように、第2ユーザが欲しかるアイテム31を建物周辺にドロップし、第2ユーザを誘導し、人の集中を分散させることができる。
【0051】
尚、
図19において、第1携帯端末10が行った処理を別のコンピュータ(サーバー)に分散させて行ってもよい。
【0052】
尚、
図20、21において、第2携帯端末20が行った処理を別のコンピュータ(サーバー)に分散させて行ってもよい。
【0053】
尚、実施形態1~4に係る発明は、矛盾が生じない限り、置き換えたり、組合せたりすることができる。
【0054】
以上のように、本開示は、以下の項目に記載のアイテムの運用方法、アイテムの運用方法を実現させるコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体及びアイテムの運用システムを含む。
【0055】
〔項目1〕
第1ユーザの現在の位置情報を取得する第1位置取得装置と、第1ユーザの指示を入力する第1入力装置と、第1ユーザの現在の位置周辺の地図を表示する第1表示装置とを備えた移動可能な第1携帯端末を用いてアイテムを運用するアイテムの運用方法であって、
アイテムは、写真、ドキュメント、動画、楽曲または電子書籍を含み、第1携帯端末に保存され、
第1携帯端末は、第1ユーザの現在の位置周辺の地図を表示し、
第1ユーザは、第1入力装置で、第1ユーザが現在いる場所にアイテムを前記地図上に保存する旨の指示を入力し、第1携帯端末に保存されたアイテムを選択し、
アイテムが選択されると、第1携帯端末の第1位置取得装置は、第1ユーザが現在いる場所の第1ユーザ位置情報を取得し、
第1携帯端末は、選択されたアイテム及び第1ユーザ位置情報を外部データベースに保存し、
第1携帯端末は、第1表示装置に表示された前記地図上に、外部データベースに保存された第1ユーザ位置情報に基づき、選択されたアイテムに関連付けられたアイコンを表示するアイテムの運用方法。
上記態様よれば、ジオタグ写真を用いず、第1ユーザが保持する第1携帯端末の第1位置取得装置の位置情報をそのまま用いるので、ジオタグ写真から撮影した位置情報を特定するプログラムが不要である。また、第1ユーザのアイテムを地図上に表示するのが速くできる。また、写真、ドキュメント、動画、音楽、クーポン、チケット、又は、それらの組合せのように、多様なアイテムを地図上に保存することができる。
【0056】
〔項目2〕
第2ユーザは、第2ユーザの現在の位置情報である第2ユーザ位置情報を取得する第2位置取得装置と、第2ユーザの指示を入力する第2入力装置と、第2ユーザの現在の位置周辺の地図を表示する第2表示装置とを備えた移動可能な第2携帯端末を有し、
第2ユーザが、第1ユーザ位置情報の位置に対して所定の領域に近づいた時、第2携帯端末は、第2位置取得装置で第2ユーザ位置情報を取得し、第2ユーザ位置情報に基づき、第2表示装置に表示された第2ユーザの現在の位置周辺の地図上に、アイコンを表示し、
第2ユーザは、第2入力装置を用いて表示されたアイコンのアイテムを第2携帯端末に保存する動作を含む項目1に記載のアイテムの運用方法。
上記態様よれば、第2ユーザは、地図上のアイテムを容易に取得することができる。
【0057】
〔項目3〕
第2ユーザは、第2ユーザが指定した事項を入力する第2入力装置と、第2ユーザが指定する所定の領域の地図を表示する第2表示装置とを備えた移動可能な第2携帯端末を有し、
第2ユーザは、第2表示装置に表示された地図において、第2入力装置で任意の位置を指定し、
第2携帯端末は、第2表示装置に、第2ユーザが指定した任意の位置の所定の領域の地図を表示し、さらに、前記所定の領域の地図に、第1ユーザ位置情報に対応したアイコンを表示し、
第2ユーザは、第2入力装置でアイコンを選択し、
第2携帯端末は、選択されたアイコンのアイテムを第2表示装置に表示する動作を含む項目1に記載のアイテムの運用方法。
上記態様よれば、第2ユーザは、地図上のアイテムを容易に探索することができる。
【0058】
〔項目4〕
第1位置取得装置は、衛星測位シムテムから経度及び緯度の位置情報を取得するものである項目1に記載のアイテムの運用方法。
上記態様よれば、ジオタグ写真を用いず、第1ユーザが保持する第1携帯端末の第1位置取得装置の位置情報をそのまま用いるので、ジオタグ写真から撮影した位置情報を特定するプログラムが不要である。また、第1ユーザのアイテムを地図上に表示するのが速くできる。
【0059】
〔項目5〕
項目1乃至4のいずれかに記載のアイテムの運用方法をコンピュータに実現させることができるコンピュータプログラム。
上記態様よれば、第2ユーザが保持する第2携帯端末の第2位置取得装置の位置情報をそのまま用いるので、速く処理できる。
【0060】
〔項目6〕プログラム
請求項1のアイテムの運用方法をコンピュータに実現させることができるコンピュータプログラム。
上記態様よれば、ジオタグ写真を用いず、第1ユーザが保持する第1携帯端末の第1位置取得装置の位置情報をそのまま用いるので、ジオタグ写真から撮影した位置情報を特定するプログラムが不要である。また、第1ユーザのアイテムを地図上に表示するのが速くできる。また、写真、ドキュメント、動画、音楽、クーポン、チケット、又は、それらの組合せのように、多様なアイテムを地図上に保存することができる。
【0061】
〔項目7〕記録媒体
項目6の記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
上記態様よれば、ジオタグ写真を用いず、第1ユーザが保持する第1携帯端末の第1位置取得装置の位置情報をそのまま用いるので、ジオタグ写真から撮影した位置情報を特定するプログラムが不要である。また、第1ユーザのアイテムを地図上に表示するのが速くできる。また、写真、ドキュメント、動画、音楽、クーポン、チケット、又は、それらの組合せのように、多様なアイテムを地図上に保存することができる。
【0062】
〔項目8〕システム
第1ユーザの現在の位置情報を取得する第1位置取得装置と、第1ユーザの指示を入力する第1入力装置と、第1ユーザの現在の位置周辺の地図を表示する第1表示装置とを備えた移動可能な第1携帯端末と、外部データベースとを有するアイテムの運用システムであって、
アイテムは、写真、ドキュメント、動画、楽曲または電子書籍を含み、第1携帯端末に保存され、
第1携帯端末により、第1ユーザの現在の位置周辺の地図が表示され、
第1ユーザにより、第1入力装置で、第1ユーザが現在いる場所にアイテムを前記地図上に保存する旨の指示が入力され、
第1ユーザにより、第1携帯端末に保存されたアイテムを選択され、
アイテムが選択されると、第1携帯端末の第1位置取得装置により、第1ユーザが現在いる場所の第1ユーザ位置情報が取得され、
第1携帯端末により、選択されたアイテム及び第1ユーザ位置情報が外部データベースに保存され、
第1携帯端末により、第1表示装置に表示された前記地図上に、外部データベースに保存された第1ユーザ位置情報に基づき、選択されたアイテムに関連付けられたアイコンを表示されるアイテムの運用システム。
上記態様よれば、ジオタグ写真を用いず、第1ユーザが保持する第1携帯端末の第1位置取得装置の位置情報をそのまま用いるので、ジオタグ写真から撮影した位置情報を特定するプログラムが不要である。また、第1ユーザのアイテムを地図上に表示するのが速くできる。また、写真、ドキュメント、動画、音楽、クーポン、チケット、又は、それらの組合せのように、多様なアイテムを地図上に保存することができる。
【符号の説明】
【0063】
1 アイテムの運用システム
4 外部データベース
5 GPS衛星
10 第1携帯端末
12 第1入力装置
13 第1表示装置
14 第1記憶装置
15 第1位置取得装置
17 第1カメラ
20 第2携帯端末
22 第2入力装置
23 第2表示装置
24 第2記憶装置
25 第2位置取得装置
27 第2カメラ
40 モード切替ボタン
41 ドロップボタン