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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024167812
(43)【公開日】2024-12-04
(54)【発明の名称】光発電装置
(51)【国際特許分類】
   A01G 9/26 20060101AFI20241127BHJP
   H02S 30/00 20140101ALI20241127BHJP
   A01G 9/20 20060101ALI20241127BHJP
【FI】
A01G9/26 Z
H02S30/00
A01G9/20 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023084156
(22)【出願日】2023-05-22
(71)【出願人】
【識別番号】516377902
【氏名又は名称】JFE商事株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100147485
【弁理士】
【氏名又は名称】杉村 憲司
(74)【代理人】
【識別番号】230118913
【弁護士】
【氏名又は名称】杉村 光嗣
(74)【代理人】
【識別番号】100165696
【弁理士】
【氏名又は名称】川原 敬祐
(74)【代理人】
【識別番号】100149249
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 達也
(72)【発明者】
【氏名】清宮 健一
【テーマコード(参考)】
2B029
5F251
【Fターム(参考)】
2B029EA05
2B029GA10
2B029KB05
2B029LA02
5F251AA08
5F251AA09
5F251AA10
5F251AA11
5F251GA05
5F251JA13
5F251XA01
(57)【要約】
【課題】採光・遮光条件又は光利用による発電条件あるいはその両方を簡易に変更できる光発電装置を提供する。
【解決手段】光を受けて発電する発電部と、前記発電部の第1部分を保持する第1保持部と、前記発電部の第2部分を保持できる第2保持部とを有し、前記第2保持部による前記発電部の前記第2部分の保持を解除することにより、採光・遮光条件又は発電条件あるいはその両方を変更できる光発電装置。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
光を受けて発電する発電部と、
前記発電部の第1部分を保持する第1保持部と、
前記発電部の第2部分を保持できる第2保持部とを有し、
前記第2保持部による前記発電部の前記第2部分の保持を解除することにより、採光・遮光条件又は発電条件あるいはその両方を変更できる光発電装置。
【請求項2】
前記第2保持部による前記発電部の前記第2部分の保持を解除することにより、前記第2保持部により前記発電部の前記第2部分が保持された第1状態とは異なる第2状態で発電できる、請求項1に記載の光発電装置。
【請求項3】
前記第2保持部により前記発電部の前記第2部分が保持された第1状態で発電できる、請求項1に記載の光発電装置。
【請求項4】
前記第2保持部による前記発電部の前記第2部分の保持を解除した第2状態が、前記第1保持部が前記発電部を吊り下げた状態である、請求項1に記載の光発電装置。
【請求項5】
前記第2保持部により前記発電部の前記第2部分が保持された第1状態における発電部2の第2部分の位置と、前記第2保持部による前記発電部の前記第2部分の保持を解除した第2状態における発電部2の第2部分の位置とは、鉛直方向又は水平方向に異なる、請求項1に記載の光発電装置。
【請求項6】
前記発電部が、前記第2保持部により前記発電部の前記第2部分が保持された第1状態から、前記第2保持部による前記発電部の前記第2部分の保持を解除することにより、前記第2保持部により前記発電部の前記第2部分が保持された前記第1状態とは異なる第2状態までスイングによって動く、請求項1に記載の光発電装置。
【請求項7】
前記第2保持部が前記第1保持部より下に位置する、請求項1に記載の光発電装置。
【請求項8】
前記発電部の前記第2部分が錘部材を有する、請求項1に記載の光発電装置。
【請求項9】
前記発電部が透光性を有する、請求項1に記載の光発電装置。
【請求項10】
前記発電部が可撓性を有する、請求項1に記載の光発電装置。
【請求項11】
前記発電部が有機薄膜型太陽電池である、請求項1に記載の光発電装置。
【請求項12】
前記発電部の前記第1部分が第1棒状部材を有し、
前記発電部の前記第2部分が第2棒状部材を有する、
請求項1に記載の光発電装置。
【請求項13】
前記光発電装置の前記第2保持部は張力部材で構成され、
前記発電部が、前記第2保持部による前記発電部の前記第2部分の保持を解除した前記第2状態から、前記張力部材を牽引することにより、前記第2保持部により前記発電部の前記第2部分が保持された前記第1状態まで動く、請求項12に記載の光発電装置。
【請求項14】
前記光発電装置の前記第2保持部は、前記張力部材と、前記張力部材を案内する案内部と、前記張力部材を動かす駆動部とで構成される、請求項13に記載の光発電装置。
【請求項15】
請求項13に記載の第1の光発電装置と、
請求項13に記載の第2の光発電装置とを有し、
前記張力部材は、前記第1の光発電装置の前記第2棒状部材と、前記第2の光発電装置の前記第2棒状部材との間に架け渡される、光発電システム。
【請求項16】
請求項12に記載の第1の光発電装置と、
請求項12に記載の第2の光発電装置とを有し、
前記第1の光発電装置の前記第1棒状部材と前記第2の光発電装置の前記第1棒状部材とが互いに連なり、
前記第1の光発電装置の前記第2棒状部材と前記第2の光発電装置の前記第2棒状部材とが互いに連なる光発電システム。
【請求項17】
請求項12に記載の第1の光発電装置と、
請求項12に記載の第2の光発電装置とを有し、
前記第1の光発電装置の前記第1棒状部材と前記第2の光発電装置の前記第1棒状部材とが互いに連なり、
前記第1の光発電装置の前記第2棒状部材と前記第2の光発電装置の前記第2棒状部材とが互いに分離する光発電システム。
【請求項18】
請求項12に記載の第1の光発電装置と、
請求項12に記載の第2の光発電装置とを有し、
前記第1の光発電装置の前記第1棒状部材と前記第2の光発電装置の前記第1棒状部材とが互いに分離し、
前記第1の光発電装置の前記第2棒状部材と前記第2の光発電装置の前記第2棒状部材とが互いに連なる光発電システム。
【請求項19】
請求項1に記載の光発電装置又は請求項15に記載の光発電システムと、
農業用ハウスとを有し、
前記農業用ハウスが前記第1保持部を有する営農型光発電システム。
【請求項20】
前記農業用ハウスが屋根を有し、
前記屋根が、所定の前記光発電装置の前記第1保持部と、上記所定の前記光発電装置の前記第2保持部とを有する、請求項19に記載の営農型光発電システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は光発電装置に関する。
【背景技術】
【0002】
光を受けて発電する光発電装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2014-97002号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような光発電装置は採光・遮光条件又は光利用による発電条件あるいはその両方を簡易に変更できることが望ましい。
【0005】
そこで本発明の目的は、採光・遮光条件又は光利用による発電条件あるいはその両方を簡易に変更できる光発電装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は以下のとおりである。
【0007】
[1]
光を受けて発電する発電部と、
前記発電部の第1部分を保持する第1保持部と、
前記発電部の第2部分を保持できる第2保持部とを有し、
前記第2保持部による前記発電部の前記第2部分の保持を解除することにより、採光・遮光条件又は発電条件あるいはその両方を変更できる光発電装置。
【0008】
[2]
前記第2保持部による前記発電部の前記第2部分の保持を解除することにより、前記第2保持部により前記発電部の前記第2部分が保持された第1状態とは異なる第2状態で発電できる、[1]に記載の光発電装置。
【0009】
[3]
前記第2保持部により前記発電部の前記第2部分が保持された第1状態で発電できる、[1]又は[2]に記載の光発電装置。
【0010】
[4]
前記第2保持部による前記発電部の前記第2部分の保持を解除した第2状態が、前記第1保持部が前記発電部を吊り下げた状態である、[1]~[3]の何れか1項に記載の光発電装置。
【0011】
[5]
前記第2保持部により前記発電部の前記第2部分が保持された第1状態における発電部2の第2部分の位置と、前記第2保持部による前記発電部の前記第2部分の保持を解除した第2状態における発電部2の第2部分の位置とは、鉛直方向又は水平方向に異なる、[1]~[4]の何れか1項に記載の光発電装置。
【0012】
[6]
前記発電部が、前記第2保持部により前記発電部の前記第2部分が保持された第1状態から、前記第2保持部による前記発電部の前記第2部分の保持を解除することにより、前記第2保持部により前記発電部の前記第2部分が保持された前記第1状態とは異なる第2状態までスイングによって動く、[1]~[5]の何れか1項に記載の光発電装置。
【0013】
[7]
前記第2保持部が前記第1保持部より下に位置する、[1]~[6]の何れか1項記載の光発電装置。
【0014】
[8]
前記発電部の前記第2部分が錘部材を有する、[1]~[7]の何れか1項に記載の光発電装置。
【0015】
[9]
前記発電部が透光性を有する、[1]~[8]の何れか1項に記載の光発電装置。
【0016】
[10]
前記発電部が可撓性を有する、[1]~[9]の何れか1項に記載の光発電装置。
【0017】
[11]
前記発電部が有機薄膜型太陽電池である、[1]~[10]の何れか1項に記載の光発電装置。
【0018】
[12]
前記発電部の前記第1部分が第1棒状部材を有し、
前記発電部の前記第2部分が第2棒状部材を有する、
[1]~[11]の何れか1項に記載の光発電装置。
【0019】
[13]
前記光発電装置の前記第2保持部は張力部材で構成され、
前記発電部が、前記第2保持部による前記発電部の前記第2部分の保持を解除した前記第2状態から、前記張力部材を牽引することにより、前記第2保持部により前記発電部の前記第2部分が保持された前記第1状態まで動く、[12]に記載の光発電装置。
【0020】
[14]
前記光発電装置の前記第2保持部は、前記張力部材と、前記張力部材を案内する案内部と、前記張力部材を動かす駆動部とで構成される、[13]に記載の光発電装置。
【0021】
[15]
[13]又は[14]に記載の第1の光発電装置と、
[13]又は[14]に記載の第2の光発電装置とを有し、
前記張力部材は、前記第1の光発電装置の前記第2棒状部材と、前記第2の光発電装置の前記第2棒状部材との間に架け渡される、光発電システム。
【0022】
[16]
[12]に記載の第1の光発電装置と、
[12]に記載の第2の光発電装置とを有し、
前記第1の光発電装置の前記第1棒状部材と前記第2の光発電装置の前記第1棒状部材とが互いに連なり、
前記第1の光発電装置の前記第2棒状部材と前記第2の光発電装置の前記第2棒状部材とが互いに連なる光発電システム。
【0023】
[17]
[12]に記載の第1の光発電装置と、
[12]に記載の第2の光発電装置とを有し、
前記第1の光発電装置の前記第1棒状部材と前記第2の光発電装置の前記第1棒状部材とが互いに連なり、
前記第1の光発電装置の前記第2棒状部材と前記第2の光発電装置の前記第2棒状部材とが互いに分離する光発電システム。
【0024】
[18]
[12]に記載の第1の光発電装置と、
[12]に記載の第2の光発電装置とを有し、
前記第1の光発電装置の前記第1棒状部材と前記第2の光発電装置の前記第1棒状部材とが互いに分離し、
前記第1の光発電装置の前記第2棒状部材と前記第2の光発電装置の前記第2棒状部材とが互いに連なる光発電システム。
【0025】
[19]
[1]~[14]の何れか1項に記載の光発電装置又は[15]~[18]の何れか1項に記載の光発電システムと、
農業用ハウスとを有し、
前記農業用ハウスが前記第1保持部を有する営農型光発電システム。
【0026】
[20]
前記農業用ハウスが屋根を有し、
前記屋根が、所定の前記光発電装置の前記第1保持部と、上記所定の前記光発電装置の前記第2保持部とを有する、[19]に記載の営農型光発電システム。
【発明の効果】
【0027】
本発明によれば、採光・遮光条件又は光利用による発電条件あるいはその両方を簡易に変更できる光発電装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図1】本発明の一実施形態の光発電装置を有する営農型光発電システムを示す断面図である。
図2図1に示す営農型光発電システムをA矢印方向から見て部分的に示す外観図である。
図3図2に示す営農型光発電システムの他の例を示す外観図である。
図4図2に示す営農型光発電システムの他の例を示す外観図である。
図5図1に示す営農型光発電システムの他の例を示す断面図である。
図6図1に示す営農型光発電システムの他の例を示す断面図である。
図7図6に示す営農型光発電システムをA矢印方向から見て部分的に示す外観図である。
図8図1に示す営農型光発電システムの他の例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を例示説明する。
【0030】
図1図2に示すように、本発明の一実施形態において光発電装置1は、光を受けて発電する発電部2と、発電部2の第1部分2aを保持する第1保持部3と、発電部2の第2部分2bを保持できる第2保持部4とを有し、第2保持部4による発電部2の第2部分2bの保持を解除することにより、採光・遮光条件又は発電条件あるいはその両方を変更できる。
【0031】
上記構成によれば、第2保持部4による発電部2の第2部分2bの保持又は保持の解除という簡単な操作により、採光・遮光条件又は光利用による発電条件あるいはその両方を変更できる。したがって、上記構成によれば、例えば他の生命活動・社会活動との共存バランスを考慮した光需要等に応じて、採光・遮光条件又は光利用による発電条件あるいはその両方を簡易に変更できる光発電装置1を実現できる。第1保持部3は例えば、引っ掛けによって発電部2の第1部分2aを保持するように構成できる。例えば、第1保持部3は発電部2の第1部分2aを引っ掛けることができるフック(不図示)で構成できる。第1保持部3は、引っ掛け以外の方法によって発電部2の第1部分2aを保持するように構成してもよく、例えば、固定によって発電部2の第1部分2aを保持するように構成してもよい。第2保持部4は例えば、引っ掛けによって発電部2の第2部分2bを保持するように構成できる。例えば、第2保持部4は発電部2の第2部分2bを引っ掛けることができるフック(不図示)で構成できる。第2保持部4は、引っ掛け以外の方法によって発電部2の第2部分2bを保持するように構成してもよく、例えば、発電部2の第2部分2bを支持することができるワイヤー、ロープ、チェーン、ベルト等の張力部材9(例えば図8参照)で構成してもよい。
【0032】
光発電装置1は、第2保持部4による発電部2の第2部分2bの保持を解除することにより、第2保持部4により発電部2の第2部分2bが保持された第1状態(本実施形態では、図1中に実線で示す状態)とは異なる第2状態(本実施形態では、図1中に二点鎖線で示す状態)で発電できる。上記構成によれば、第2保持部4による発電部2の第2部分2bの保持を解除するという簡易な操作によって発電条件を変更できる。
【0033】
光発電装置1は、第2保持部4により発電部2の第2部分2bが保持された第1状態で発電できる。上記構成によれば、第2保持部4に発電部2の第2部分2bを保持させるという簡易な操作によって発電条件を変更できる。
【0034】
光発電装置1は、第2保持部4に加え光発電装置1の発電部2の第2部分2bを保持できる第3保持部6を有し、第3保持部6により発電部2の第2部分2bが保持された第3状態(本実施形態では、図1中に一点鎖線で示す状態)にできる。発電部2は、第3状態で発電できる構成としてもよいし、第3状態で発電できない構成としてもよい。
【0035】
光発電装置1は、第2状態が、図1中に二点鎖線で示すように、第1保持部3が発電部2を吊り下げた状態である。上記構成によれば、第2保持部4による発電部2の第2部分2bの保持を解除することにより、発電部2の第2部分2bを自重によって移動させることができるので、簡易に第2状態にできる。また、第2状態で発電できる構成とした場合、吊り下げた縦型の状態で発電することができる。
【0036】
第2保持部4により発電部2の第2部分2bが保持された第1状態における発電部2の第2部分2bの位置と、第2保持部4による発電部2の第2部分2bの保持を解除した第2状態における発電部2の第2部分2bの位置とは、鉛直方向又は水平方向に異なる。上記構成によれば、太陽光、発電部2より下に設置された照明装置からの人工光などの光に対する発電部2の角度又は有効面積を効率的に変えることができるので、効率的に採光・遮光条件又は発電条件あるいはその両方を変更できる。
【0037】
光発電装置1は、第2保持部4により発電部2の第2部分2bが保持された第1状態から、第2保持部4による発電部2の第2部分2bの保持を解除することにより、第2保持部4により発電部2の第2部分2bが保持された第1状態とは異なる第2状態までスイングによって動く。上記構成によれば、発電部2の位置、姿勢及び角度を効率的に変更できるので、採光・遮光条件又は発電条件あるいはその両方を効率的に変更できる。
【0038】
光発電装置1は、第1状態が第1保持部3が発電部2を吊り下げた状態となる構成としてもよい。上記構成によれば、第2保持部4による安定した吊り下げた状態を実現できる。また、第2状態も第1保持部3が発電部2を吊り下げた状態である構成(つまりブラインド式)とすることにより、例えば、図5に示すように、第2保持部4による発電部2の第2部分2bの保持を解除することで、発電部2の第2部分2bを第2状態になるまで自重によって簡易に移動させることができる(図5の二点鎖線参照)。あるいは、例えば、発電部2をあらかじめ設置したばね力等の付勢力により巻き上げる巻き上げ式に構成することにより、第2保持部4による発電部2の第2部分2bの保持を解除することで、発電部2の第2部分2bを第2状態になるまで上記付勢力によって簡易に上方に移動させることができる。
【0039】
光発電装置1は、第2保持部4が第1保持部3より下に位置する。上記構成によれば、第1状態と第2状態との間で発電部2の第2部分2bを移動する時に、第2保持部4より上に位置する第1保持部3による支持を利用できるので、移動操作を容易にできる。
【0040】
光発電装置1は、発電部2の第2部分2bが錘部材を有する。上記構成によれば、第2保持部4による保持を解除した第2状態の姿勢が安定しやすくなる。なお錘部材は、本実施形態では後述する第2棒状部材2b1からなる。
【0041】
光発電装置1は、発電部2が透光性を有する構成としてもよい。上記構成によれば、発電部2を透過した光を有効に利用することができる。特に、後述する農業用ハウス5に利用する場合、透過光を栽培に利用できる。
【0042】
光発電装置1は、発電部2が可撓性を有する構成としてもよい。上記構成によれば、可撓性を利用して第1状態と第2状態との間で発電部2が簡単に動くことができる。
【0043】
光発電装置1は、発電部2が両面で発電できる構成としてもよい。上記構成によれば、発電効率を向上できる。
【0044】
光発電装置1は、発電部2が有機薄膜型太陽電池である。上記構成によれば、有機薄膜型太陽電池の薄く、軽く、曲げやすい性質を利用して、第1状態と第2状態との間で発電部2が簡単に動くことができる。また、その軽さにより、簡単な構造で吊り下げを実現できる。また、有機薄膜型太陽電池の透光性により、発電部2を透過した光を有効に利用することができる。さらに、有機薄膜型太陽電池の両面で発電できる性質により、発電効率を向上できる。なお、発電部2は有機薄膜型太陽電池に限らず、例えば、単結晶シリコン型、多結晶シリコン型、微結晶シリコン型、アモルファスシリコン型、薄膜シリコン型、ハイブリッド型、GaAs(ヒ化ガリウム)(多接合含む)・CIS(銅、インジウム、セレン)・CIGS(銅、インジウム、ガリウム、セレン)・CdTe(テルル化カドミウム)等を利用した化合物系、色素増感型、ペロブスカイト型、これらを組み合わせたタンデム型等の太陽電池であってもよい。
【0045】
光発電装置1は、第1状態と第2状態との間での動きが電動でできる。上記構成によれば、第1状態と第2状態との間の発電部2を動かす作業を効率化できる。
【0046】
光発電装置1は、第2保持部4による発電部2の第2部分2bの保持又は保持の解除が電動でできる。上記構成によれば、発電部2の第2部分2bの保持又は保持の解除の作業を効率化できる。
【0047】
上記の電動化に際し、必要に応じタイマー設定や光検知センサーからの指示で動作するプログラミングを導入することができる。また、AIを用いた自立制御型のプログラミング動作を導入してもよい。
【0048】
光発電装置1は、発電部2の第1棒状部材2a1が、発電部2の配線を通す中空構造を有する。上記構成によれば、発電部2によって発電された電力を取り出すための配線を第1保持部3に保持される第1棒状部材2a1の内部を通して配置できるので、第1状態と第2状態との間で発電部2を動かすときに邪魔にならないスペース効率の良い配線を実現できる。
【0049】
図2に示すように、光発電装置1は、発電部2の第1部分2aが第1棒状部材2a1を有し、発電部2の第2部分2bが第2棒状部材2b1を有する。上記構成によれば、第1棒状部材2a1と第2棒状部材2b1が支えとなって発電部2の形状を安定して保つことができる。
【0050】
図2に示すように、光発電システム7は、第1の光発電装置1と、第2の光発電装置1とを有し、第1の光発電装置1の第1棒状部材2a1と第2の光発電装置1の第1棒状部材2a1とが互いに連なり、第1の光発電装置1の第2棒状部材2b1と第2の光発電装置1の第2棒状部材2b1とが互いに連なる。上記構成によれば、必要に応じて、複数の発電部2を使って広い受光面積を形成できる。また、第1棒状部材2a1により第1の光発電装置1と第2の光発電装置1をまとめて支持できる。また、第2棒状部材2b1により、第1の光発電装置1と第2の光発電装置1をまとめて第1状態と第2状態との間で動かすことができる。したがって、広い受光面積の使い勝手の良い光発電システム7を簡単な構造で実現できる。なお、図7に示す例では、光発電システム7は、第1の光発電装置1と、第2の光発電装置1とを有し、第1の光発電装置1の第1棒状部材2a1と第2の光発電装置1の第1棒状部材2a1とが互いに連なり、第1の光発電装置1の第2棒状部材2b1と第2の光発電装置1の第2棒状部材2b1とが互いに連なる。図7に示す例では、より具体的には、第1の光発電装置1と第2の光発電装置1とに加えて、第3の光発電装置1を有し、第1の光発電装置1の第1棒状部材2a1と第2の光発電装置1の第1棒状部材2a1と第3の光発電装置1の第1棒状部材2a1とが互いに連なり、第1の光発電装置1の第2棒状部材2b1と第2の光発電装置1の第2棒状部材2b1と第3の光発電装置1の第2棒状部材2b1とが互いに連なる構成を有し、当該構成を複数組有する。なお、光発電システム7は、図7に示すような3連結の構成に限らず任意の連結数の構成としてもよく、そのような任意の連結数の構成を複数組有する構成としてもよいし、1連結の構成、2連結の構成、3連結の構成、・・・及びn連結の構成(ただしnは任意の自然数)からなる群の任意の組み合わせを有する構成としてもよい。
【0051】
図3に示すように、光発電システム7は、第1の光発電装置1と、第2の光発電装置1とを有し、第1の光発電装置1の第1棒状部材2a1と第2の光発電装置1の第1棒状部材2a1とが互いに連なり、第1の光発電装置1の第2棒状部材2b1と第2の光発電装置1の第2棒状部材2b1とが互いに分離する構成としてもよい。上記構成によれば、第1棒状部材2a1により第1の光発電装置1と第2の光発電装置1をまとめて支持できる。また、必要に応じて、第1の光発電装置1と第2の光発電装置1とを互いに異なる発電条件で発電できる。なお、第1の光発電装置1の第2棒状部材2b1と第2の光発電装置1の第2棒状部材2b1との相対的な位置は、第1状態、第2状態又はその両方において、鉛直方向、第2棒状部材2b1に垂直な水平方向又はその両方において同一であってもよいし異なってもよい。
【0052】
図4に示すように、光発電システム7は、第1の光発電装置1と、第2の光発電装置1とを有し、第1の光発電装置1の第1棒状部材2a1と第2の光発電装置1の第1棒状部材2a1とが互いに分離し、第1の光発電装置1の第2棒状部材2b1と第2の光発電装置1の第2棒状部材2b1とが互いに連なる構成としてもよい。上記構成によれば、第2棒状部材2b1により、第1の光発電装置1と第2の光発電装置1をまとめて第1状態と第2状態との間で動かすことができる。
【0053】
例えば図6に示すように、光発電システム7は、第1の光発電装置1と、第2の光発電装置1とを有し、第1の光発電装置1の第1棒状部材2a1と第2の光発電装置1の第1棒状部材2a1とが互いに分離し、第1の光発電装置1の第2棒状部材2b1と第2の光発電装置1の第2棒状部材2b1とが互いに分離する構成としてもよい。上記構成によれば、必要に応じて、複数の発電部2を使って広い受光面積を形成できる。また、必要に応じて、第1の光発電装置1と第2の光発電装置1とを互いに異なる発電条件で発電できる。また、第1の光発電装置1と第2の光発電装置1とを目的に応じて適切な位置に別個に配置できる。したがって、広い受光面積の異なる発電条件で発電しやすい光発電システム7を実現できる。なお、図6に示す例では、第1の光発電装置1と第2の光発電装置1とに加えて、第3の光発電装置1を有し、第1の光発電装置1の第1棒状部材2a1と第2の光発電装置1の第1棒状部材2a1と第3の光発電装置1の第1棒状部材2a1とが互いに分離し、第1の光発電装置1の第2棒状部材2b1と第2の光発電装置1の第2棒状部材2b1と第3の光発電装置1の第2棒状部材2b1とが互いに分離する。なお、第1の光発電装置1の第1棒状部材2a1と第2の光発電装置1の第1棒状部材2a1との相対的な位置は、鉛直方向、第2棒状部材2b1に垂直な水平方向又はその両方において同一であってもよいし異なってもよい。第1の光発電装置1の第2棒状部材2b1と第2の光発電装置1の第2棒状部材2b1との相対的な位置は、第1状態、第2状態若しくは第3状態又は任意の複数の状態において、鉛直方向、第2棒状部材2b1に垂直な水平方向又はその両方において同一であってもよいし異なってもよい。
【0054】
光発電装置1は、例えば図8に示す例のように、前述したような張力部材9を用いる構成としてもよい。本例では、光発電装置1の第2保持部4は張力部材9で構成され、発電部2が、第2保持部4による発電部2の第2部分2bの保持を解除した第2状態から、張力部材9を牽引することにより、第2保持部4により発電部2の第2部分2bが保持された第1状態まで動く。上記構成によれば、張力部材9の牽引と牽引の解除とによって、第1状態と第2状態の間で容易に発電部を動かすことができる。
【0055】
また本例では、光発電装置1の第2保持部4は、張力部材9と、張力部材9を案内する案内部10と、張力部材9を動かす駆動部11とで構成される。上記構成によれば、張力部材9と案内部10と駆動部11とによって、第1状態と第2状態の間でより一層容易に発電部を動かすことができる。
【0056】
また本例では、光発電システム7は第1の光発電装置1と第2の光発電装置1とを有し、張力部材9は、第1の光発電装置1の第2棒状部材2b1と、第2の光発電装置1の第2棒状部材2b1との間に架け渡される。上記構成によれば、張力部材9によって、第1の光発電装置1と第2の光発電装置1をまとめて第1状態と第2状態との間で動かすことができる。なお、図8に示す例では、光発電システム7は、3つ以上の光発電装置1を有し、張力部材9は、全ての光発電装置1の第2棒状部材2b1に亘って架け渡される。
【0057】
図示はしないが、光発電装置1は上述した張力部材9で構成される第2保持部4に加えて第3保持部6を有し、第3保持部6は張力部材9で構成され、発電部2が、第2保持部4による発電部2の第2部分2bの保持を解除した第2状態から、張力部材9を牽引することにより、第3保持部6により発電部2の第2部分2bが保持された第3状態まで動く構成としてもよい。
【0058】
図1図2等に示すように、営農型光発電システム8は、光発電システム7と農業用ハウス5とを有し、農業用ハウス5が第1保持部3を有する。上記構成によれば、農業用ハウス5内の農作物の栽培に適した日照条件等(太陽の直接光だけでなく、地面、植物又は被覆フィルム等による反射光や、光合成効果の加速や短日植物の収穫時期を遅らせる等の目的で使われる人工光等)に合わせて発電条件を簡易に変更できる営農型光発電システム8を実現できる。特に、第1状態と第2状態との間で、光を遮らない方向に発電部2を動かすことで採光効果を得ることができ、光を遮る方向に発電部2を動かすことで遮光効果を得ることができる。営農型光発電システム8は、光発電システム7と農業用ハウス5とを有し、農業用ハウス5が第1保持部3を有する構成に限らず、光発電装置1と農業用ハウス5とを有し、農業用ハウス5が第1保持部3を有する構成としてもよい。
【0059】
特に農業用ハウス5で自重により吊り下げた第2状態においては、外部(主に太陽光)より侵入した光を農業用ハウス5内にある発電部2に反射又は吸収させることで農業用ハウス5内の室温を高い状態に維持することに効果を発揮する。これは農業用ハウス5内に設置された発電部2が外部からの光エネルギーを農業用ハウス5内により多く閉じ込める効果を併せ持つと言っても良い。発電部2がない場合と比較すると、農業用ハウス5外から農業用ハウス5内を通過して更に農業用ハウス5外に抜けてしまうはずの光エネルギーを農業用ハウス5内に留める効果が期待できる。発電部2で反射された光は作物、地面又は被覆フィルム等に到達し、反射、吸収又は透過を繰り返す。発電部2で吸収された光エネルギーのうち電気エネルギーに変換されたもの以外の多くのエネルギーは熱エネルギーに変換され、作物、地面又は被覆フィルム等においても吸収された光エネルギーは熱エネルギーをはじめとした何らかのエネルギーに変換されることになる。このことは冬場における農業用ハウス5内室温を上昇させたい営農活動の助けとなり、室温上昇させるために化石燃料による暖房が未だに多く使われている施設園芸農業の現状を鑑みると低炭素社会実現に向けた一助にもなると考えられる。一方、夏場などに農業用ハウス5内の温度上昇を嫌う場合には発電部2を第1状態のようになるべく農業用ハウス5外側に近い位置に保持することが好ましいが、発電部2を一度取り外し農業用ハウス5外側に被せるように載せることで断熱効果を付与することはより効果的であり、農業用ハウス5内の室温上昇抑制にはより好ましい状態となる。
【0060】
営農型光発電システム8は、農業用ハウス5が屋根5aを有し、屋根5aが、所定の光発電装置1の第1保持部3と、上記所定の光発電装置1の第2保持部4とを有する。上記構成によれば、採光・遮光条件又は発電条件あるいはその両方を効率的に変更できる。営農型光発電システム8は、第1保持部3が農業用ハウス5の屋根5aに設けられる構成に限らず、例えば、農業用ハウス5における屋根5a以外の部分に設けられる構成としてもよい。営農型光発電システム8は、農業用ハウス5が第1保持部3を有する構成に限らず、例えば、農業用ハウス5内又は農業用ハウス5外あるいはその両方に設置される柱等の支持部材で構成してもよい。営農型光発電システム8は、第2保持部4が農業用ハウス5の屋根5aに設けられる構成に限らず、例えば、農業用ハウス5における屋根5a以外の部分に設けられる構成としてもよい。営農型光発電システム8は、第2保持部4が農業用ハウス5に設けられる構成に限らず、例えば、農業用ハウス5内又は農業用ハウス5外あるいはその両方に設置される前述した張力部材9(図8参照)又は柱等の支持部材で構成してもよい。
【0061】
営農型光発電システム8は、農業用ハウス5の屋根5aが第1斜面5a1を有し、第1斜面5a1が、所定の光発電装置1の第1保持部3と、上記所定の光発電装置1の第2保持部4とを有し、上記所定の光発電装置1の第2保持部4が上記所定の光発電装置1の第1保持部3より下に位置し、第1状態において発電部2が第1斜面5a1に沿うように配置される。上記構成によれば、第1状態での安定した発電が実現できる。
【0062】
営農型光発電システム8は、農業用ハウス5の屋根5aが第1斜面5a1及び第2斜面5a2を有し、第1斜面5a1と第2斜面5a2とが棟5a3を形成するように交わり、所定の光発電装置1の第1保持部3が棟5a3に沿って配置され、第1斜面5a1が上記所定の光発電装置1の第2保持部4を有し、第2斜面5a2が、上記所定の光発電装置1の発電部2の第2部分2bを保持できる上記所定の光発電装置1の第3保持部6を有し、上記所定の光発電装置1は、第2保持部4により発電部2の第2部分2bが保持された第1状態で発電でき、第3保持部6により発電部2の第2部分2bが保持された第3状態(図1の一点鎖線参照)で発電でき、第2保持部4による発電部2の第2部分2bの保持を解除したときでも、第3保持部6による発電部2の第2部分2bの保持を解除したときでも、第1状態とも第3状態とも異なる第2状態で発電できる。上記構成によれば、農業用ハウス5内の農作物の栽培に適した日照条件に合わせて、第1状態と第2状態と第3状態との間で状態を変更でき、採光・遮光条件又は発電条件あるいはその両方を簡易に変更できる。
【0063】
農業用ハウス5の屋根5aが第1斜面5a1及び第2斜面5a2を有する営農型光発電システム8において、上記所定の光発電装置1は、第1状態において発電部2が第1斜面5a1に沿うように配置され、第3状態において発電部2が第2斜面5a2に沿うように配置される。上記構成によれば、第1状態及び第3状態での安定した発電が実現できる。
【0064】
営農型光発電システム8は、図3に示すように、光発電システム7が、第1の光発電装置1と、第2の光発電装置1とを有し、第1の光発電装置1の第1棒状部材2a1と第2の光発電装置1の第1棒状部材2a1とが互いに連なり、第1の光発電装置1の第2棒状部材2b1と第2の光発電装置1の第2棒状部材2b1とが互いに分離する構成としてもよい。上記構成によれば、複数の光発電装置1を異なる状態(例えば、一方を第1状態にし、もう一方を第3状態にする等)にすることで、農業用ハウス5内の異なる領域の農作物の栽培に適した日照条件に合わせて採光・遮光条件又は発電条件あるいはその両方を簡易に変更できる。
【0065】
営農型光発電システム8は、例えば図6に示すように、光発電システム7が、第1の光発電装置1と、第2の光発電装置1とを有し、第1の光発電装置1の第1棒状部材2a1と第2の光発電装置1の第1棒状部材2a1とが互いに分離し、第1の光発電装置1の第2棒状部材2b1と第2の光発電装置1の第2棒状部材2b1とが互いに分離する構成としてもよい。この場合、第1の光発電装置1の第1棒状部材2a1と第2の光発電装置1の第1棒状部材2a1とは、必要に応じて、鉛直方向、水平方向又はその両方に位置をずらして配置してもよい。
【0066】
目指すべきカーボンニュートラルな社会実現のためには、使われる工業製品の使用時における二酸化炭素排出量のみならず生産時や廃棄時の二酸化炭素排出量も強く意識する必要がある。前述した様々な開示内容において環境負荷低減効果の最大化が期待される有機薄膜型太陽電池は、素材に環境負荷が低いものが多く使われており、生産時や廃棄時のエネルギー消費量も低いため二酸化炭素排出量低減に大きな効果が期待される。更には、発電部2の第1棒状部材2a1や第2棒状部材2b1に放置竹林などのバイオマス由来の部材を加工して使うことにより社会全体での脱炭素化への貢献も推奨される。上記開示内容は、農業を始めとした人類の社会活動や生命活動において如何にして再生可能エネルギー導入量を増やすべきかに焦点を当てたものであるが、実際に多くの人に使って貰うためには導入コストもランニングコストも安価で妥当性があり且つ使い勝手の良い製品であることが必要という観点から導かれたものである。農業分野に特化して述べると、食の安全保障の観点からも発電ありきのシステムではなく農業ありきのシステムであることが望ましい。農業においては生物を相手に環境制御を行う必要があるが、相手は生物ゆえに極めて多種多様な要素によって最適条件が導き出される。それらをより高度な自動制御やデジタル技術によって制御することも否定はしないが、ユーザー視点で考えると、より簡便に設置が出来てより簡便に設定変更できるものを使ったアナログ制御にこそ大きな価値がある。その価値を追求して発案に至ったのが上記開示内容であり、上記開示内容によって提供される価値により営農型発電にイノベーションを起こしカーボンニュートラル実現への大きな一歩としたい。
【0067】
本発明は前述した実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【符号の説明】
【0068】
1 光発電装置
2 発電部
2a 第1部分
2a1 第1棒状部材
2b 第2部分
2b1 第2棒状部材
3 第1保持部
4 第2保持部
5 農業用ハウス
5a 屋根
5a1 第1斜面
5a2 第2斜面
5a3 棟
6 第3保持部
7 光発電システム
8 営農型光発電システム
9 張力部材
10 案内部
11 駆動部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8