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特開2024-167936半導体装置、および半導体装置の製造方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024167936
(43)【公開日】2024-12-05
(54)【発明の名称】半導体装置、および半導体装置の製造方法
(51)【国際特許分類】
   H01L 23/48 20060101AFI20241128BHJP
【FI】
H01L23/48 Q
H01L23/48 F
【審査請求】未請求
【請求項の数】17
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023084264
(22)【出願日】2023-05-23
(71)【出願人】
【識別番号】000116024
【氏名又は名称】ローム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100135389
【弁理士】
【氏名又は名称】臼井 尚
(74)【代理人】
【識別番号】100200609
【弁理士】
【氏名又は名称】齊藤 智和
(72)【発明者】
【氏名】中野 昂樹
(57)【要約】
【課題】 半導体素子に導通する2つの導通部材の相互位置ずれを抑制することが可能な半導体装置を提供する。
【解決手段】 半導体装置A10は、第1導通部材20と、第1導通部材20に導電接合された第2導通部材30と、第1導通部材20および第2導通部材30の各々に導通する半導体素子10と、第1導通部材20と第2導通部材30とを導電接合する第1接合層51と、第1導通部材20および第2導通部材30の各々に接する規制部材80と、半導体素子10および規制部材80を覆う封止樹脂60を備える。規制部材80の融点は、第1接合層51の融点よりも高い。
【選択図】 図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1導通部材と、
前記第1導通部材に導電接合された第2導通部材と、
前記第1導通部材および前記第2導通部材の各々に導通する半導体素子と、
前記第1導通部材と前記第2導通部材とを導電接合する接合層と、
前記第1導通部材と前記第2導通部材の各々に接する規制部材と、
前記半導体素子および前記規制部材を覆う封止樹脂と、を備え、
前記規制部材の融点は、前記接合層の融点よりも高い、半導体装置。
【請求項2】
前記第1導通部材は、第1方向を向く接合面を有し、
前記第2導通部材は、前記接合面に対向する第1接合部を有し、
前記接合層の少なくとも一部は、前記接合面と前記第1接合部との間に位置しており、
前記規制部材は、前記接合面と前記第1接合部との各々に接している、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記規制部材は、絶縁体である、請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記規制部材は、樹脂を含む、請求項3に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記規制部材のガラス転移点は、日本産業規格が規定する常温よりも高い、請求項4に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記第1接合部は、前記第1方向に対して直交する方向を向く第1面を有し、
前記規制部材は、前記第1面に接している、請求項2に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記第1面は、互いに異なる方向を向く第1領域および第2領域を含み、
前記規制部材は、前記第1領域および前記第2領域の各々に接している、請求項6に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記第1接合部は、前記第1方向において前記接合面と同じ側を向く第2面を有し、
前記規制部材は、前記第2面に接している、請求項6に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記第1導通部材には、前記接合面から凹む第1凹部が設けられており、
前記規制部材の一部は、前記第1凹部に収容されている、請求項8に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記第1接合部には、前記第1面から凹む第2凹部が設けられており、
前記規制部材の一部は、前記第2凹部に収容されている、請求項9に記載の半導体装置。
【請求項11】
前記第1接合部には、前記第2面から凹む第3凹部が設けられており、
前記規制部材の一部は、前記第3凹部に収容されている、請求項10に記載の半導体装置。
【請求項12】
前記第1方向に対して直交する方向に視て、前記規制部材は、前記接合層に重なっており、
溶融した前記接合層に対する撥液性は、前記規制部材の方が、前記接合面および前記第1接合部の各々よりも高い、請求項2に記載の半導体装置。
【請求項13】
前記半導体素子に導通する第3導通部材をさらに備え、
前記半導体素子は、前記第1方向において互いに反対側に位置する第1電極および第2電極を有し、
前記第2導通部材は、前記第1電極に導電接合されており、
前記第2電極は、前記第3導通部材に導電接合されている、請求項2ないし12のいずれかに記載の半導体装置。
【請求項14】
前記封止樹脂は、前記第1方向に対して直交する方向を向く側面を有し、
前記第1導通部材および前記第3導通部材の各々の一部は、前記側面から突出している、請求項13に記載の半導体装置。
【請求項15】
前記第2導通部材は、前記第1電極に対向しており、かつ前記第1接合部に導通する第2接合部と、前記第2接合部から前記第1電極に向けて突出する突起と、を有し、
前記第1方向に視て、前記突起は、前記第1電極に重なっている、請求項14に記載の半導体装置。
【請求項16】
第1導通部材の隣に半導体素子を配置する工程と、
接合層を介して第2導通部材を前記第1導通部材の上に配置するとともに、前記第2導通部材を前記半導体素子の上に配置する工程と、
前記第1導通部材および前記第2導通部材の各々に接する規制部材を形成する工程と、
前記接合層を溶融させることにより前記第2導通部材を前記第1導通部材に導電接合するとともに、前記第2導通部材を前記半導体素子に導電接合する工程と、
前記半導体素子および前記規制部材を覆う封止樹脂を形成する工程と、を備え、
前記規制部材の融点は、前記接合層の融点よりも高い、半導体装置の製造方法。
【請求項17】
前記規制部材は、樹脂を含む絶縁体であり、
前記規制部材のガラス転移点は、日本産業規格が規定する常温よりも高い、請求項16に記載の半導体装置の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置およびその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、第1リードおよび第2リードと、第1リードおよび第2リードの各々に導電接合された半導体素子と、半導体素子を覆う封止樹脂とを具備する半導体装置の一例が開示されている。第2リードは、半導体素子を搭載している。第1リードおよび第2リードの各々の一部は、封止樹脂から露出している。封止樹脂から露出する第1リードおよび第2リードの各々の部分は、外装めっき層により覆われている。外装めっき層は、錫を含む。これにより、当該半導体装置を配線基板に実装する際、封止樹脂から露出する第1リードおよび第2リードの各々の部分に対してハンダがなじみやすくなる。これにより、ハンダに対する第1リードおよび第2リードの各々の接触面積の拡大を図ることができる。
【0003】
ここで、特許文献1に開示されている半導体装置においては、第1リードを2つの導通部材に分割することがある。2つの導通部材の一方は、半導体素子に導電接合される。あわせて、分割された2つの導通部材は、ハンダなどの接合層により導電接合される。この場合において、2つの導通部材の導電接合の際、溶融した接合層の影響により当該2つの導通部材の相互位置ずれが発生することがある。相互位置ずれの規模が大きくなると、2つの導通部材のうち、半導体素子に導電接合される導通部材に流れる電流が減少するおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2017-168553号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は先述の事情に鑑み、半導体素子に導通する2つの導通部材の相互位置ずれを抑制することが可能な半導体装置を提供することをその課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の側面によって提供される半導体装置は、第1導通部材と、前記第1導通部材に導電接合された第2導通部材と、前記第1導通部材および前記第2導通部材の各々に導通する半導体素子と、前記第1導通部材と前記第2導通部材とを導電接合する接合層と、前記第1導通部材と前記第2導通部材の各々に接する規制部材と、前記半導体素子および前記規制部材を覆う封止樹脂とを備える。前記規制部材の融点は、前記接合層の融点よりも高い。
【0007】
本開示の第2の側面によって提供される半導体装置の製造方法は、第1導通部材の隣に半導体素子を配置する工程と、接合層を介して第2導通部材を前記第1導通部材の上に配置するとともに、前記第2導通部材を前記半導体素子の上に配置する工程と、前記第1導通部材および前記第2導通部材の各々に接する規制部材を形成する工程と、前記接合層を溶融させることにより前記第2導通部材を前記第1導通部材に導電接合するとともに、前記第2導通部材を前記半導体素子に導電接合する工程と、前記半導体素子および前記規制部材を覆う封止樹脂を形成する工程と、を備える。前記規制部材の融点は、前記接合層の融点よりも高い。
【発明の効果】
【0008】
本開示にかかる半導体装置が具備する構成によれば、半導体素子に導通する2つの導通部材の相互位置ずれを抑制することが可能となる。
【0009】
本開示のその他の特徴および利点は、添付図面に基づき以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、本開示の第1実施形態にかかる半導体装置の平面図である。
図2図2は、図1に対応する平面図であり、封止樹脂を透過している。
図3図3は、図1に示す半導体装置の正面図である。
図4図4は、図1に示す半導体装置の右側面図である。
図5図5は、図2のV-V線に沿う断面図である。
図6図6は、図2のVI-VI線に沿う断面図である。
図7図7は、図2のVII-VII線に沿う断面図である。
図8図8は、図1に示す半導体装置の製造工程を説明する断面図である。
図9図9は、図1に示す半導体装置の製造工程を説明する断面図である。
図10図10は、図1に示す半導体装置の製造工程を説明する断面図である。
図11図11は、図1に示す半導体装置の製造工程を説明する断面図である。
図12図12は、図1に示す半導体装置の製造工程を説明する断面図である。
図13図13は、本開示の第1実施形態の変形例にかかる半導体装置の部分拡大断面図である。
図14図14は、本開示の第2実施形態にかかる半導体装置の平面図であり、封止樹脂を透過している。
図15図15は、図14のXV-XV線に沿う断面図である。
図16図16は、図14のXVI-XVI線に沿う断面図である。
図17図17は、図15の部分拡大断面図である。
図18図18は、本開示の第3実施形態にかかる半導体装置の平面図であり、封止樹脂を透過している。
図19図19は、図18のXIX-XIX線に沿う断面図である。
図20図20は、図18のXX-XX線に沿う断面図である。
図21図21は、図19の部分拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本開示を実施するための形態について、添付図面に基づいて説明する。
【0012】
〔第1実施形態〕
図1図7に基づき、本開示の第1実施形態にかかる半導体装置A10について説明する。半導体装置A10は、半導体素子10、第1導通部材20、第2導通部材30、第3導通部材40、第1接合層51、第2接合層52、第3接合層53、封止樹脂60、保護層70および規制部材80を備える。半導体装置A10は、配線基板に対して表面実装される樹脂パッケージ形式によるものである。ここで、図2は、理解の便宜上、封止樹脂60を透過している。図2では、封止樹脂60を想像線(二点鎖線)で示している。
【0013】
半導体装置A10の説明においては、便宜上、後述する第1導通部材20の接合面211の法線方向を「第1方向z」と呼ぶ。第1方向zに対して直交する方向を「第2方向x」と呼ぶ。第1方向zおよび第2方向xの双方に対して直交する方向を「第3方向y」と呼ぶ。
【0014】
封止樹脂60は、図7に示すように、半導体素子10、第2導通部材30および規制部材80を覆っている。さらに封止樹脂60は、第1導通部材20および第3導通部材40の各々の一部ずつを覆っている。封止樹脂60は、電気絶縁性を有する。封止樹脂60は、たとえば黒色のエポキシ樹脂を含む材料からなる。図3に示すように、封止樹脂60は、頂面61、底面62、第1側面63および第2側面64を有する。
【0015】
図5および図7に示すように、頂面61は、第1方向zにおいて後述する第3導通部材40の第2インナ部41の搭載面411と同じ側を向く。底面62は、第1方向zにおいて頂面61とは反対側を向く。
【0016】
図1および図3に示すように、第1側面63および第2側面64は、第2方向xにおいて互いに反対側を向く。第1側面63および第2側面64の各々は、頂面61および底面62につながっている。
【0017】
半導体素子10は、図2図5および図7に示すように、第3導通部材40に搭載されている。半導体素子10は、第1導通部材20、第2導通部材30および第3導通部材40の各々に導通している。半導体装置A10においては、半導体素子10は、ショットキーバリアダイオードである。この他、半導体素子10は、ショットキーバリアダイオード以外のダイオード、あるいはトランジスタなど、種々の素子を採ることができる。
【0018】
半導体素子10は、第1電極11および第2電極12を有する。第1電極11および第2電極12は、第1方向zにおいて互いに反対側に位置する。第1電極11は、第1導通部材20および第2導通部材30の各々に導通している。第1電極11は、アノードである。第1電極11は、たとえば、アルミニウム(Al)層の上にニッケル(Ni)層、パラジウム(Pd)層の順に積層されたものである。半導体装置A10においては、半導体素子10を構成する半導体層と、第1電極11との間に金属薄膜が介在することによって、ショットキー障壁が形成されている。当該金属薄膜は、たとえば、モリブデン(Mo)またはチタン(Ti)からなる。第2電極12は、第3導通部材40に導通している。第2電極12は、カソードである。
【0019】
第1導通部材20、第2導通部材30および第3導通部材40の各々は、半導体素子10と、半導体装置A10が実装される配線基板との導電経路をなしている。これらのうち、第1導通部材20および第3導通部材40は、同一のリードフレームから得られるとともに、配線基板に実装される端子に相当する。第1導通部材20、第2導通部材30および第3導通部材40の各々は、銅(Cu)を含む。
【0020】
第1導通部材20は、図1および図2に示すように、第1インナ部21および第1アウタ部22を有する。第1インナ部21は、封止樹脂60に覆われている。第1インナ部21は、第1方向zにおいて封止樹脂60の頂面61と同じ側を向く接合面211を有する。第1アウタ部22は、第1インナ部21につながっている。第1アウタ部22は、封止樹脂60の第1側面63から突出している。図3に示すように、第1アウタ部22には、封止樹脂60の第1側面63および底面62に沿うように第3方向yの回りの曲げ加工が施されている。
【0021】
第2導通部材30は、図5図7に示すように、第1導通部材20の第1インナ部21と、半導体素子10の第1電極11との各々に導電接合されている。第2導通部材30は、金属クリップである。第2導通部材30は、第1接合部31、第2接合部32、連結部33および突起34を有する。第1接合部31は、第1導通部材20の接合面211に対向している。第2接合部32は、半導体素子10の第1電極11に対向しており、かつ第1接合部31に導通している。連結部33は、第2方向xにおいて第1接合部31と第2接合部32との間に位置する。連結部33は、第1接合部31と第2接合部32とを連結している。突起34は、第2接合部32から第1電極11に向けて突出している。図2に示すように、第1方向zに視て、突起34は、第1電極11に重なっている。
【0022】
図2図6および図7に示すように、第1接合部31は、複数の第1面311を有する。複数の第1面311の各々は、第1方向zに対して直交する方向を向く。複数の第1面311は、第1領域311A、第2領域311Bおよび第3領域311Cを含む。第1領域311Aおよび第3領域311Cは、第3方向yにおいて互いに反対側を向く。第2領域311Bは、第2方向xを向く。第2領域311Bは、第2方向xにおいて第1領域311Aおよび第3領域311Cを基準として連結部33とは反対側に位置する。したがって、第1領域311Aおよび第2領域311Bの各々が向く方向は、互いに異なる。
【0023】
図2および図7に示すように、第1接合部31は、第2面312を有する。第2面312は、第1方向zにおいて第1導通部材20の接合面211と同じ側を向く。
【0024】
第1接合層51は、図6および図7に示すように、第1導通部材20と第2導通部材30とを導電接合している。第1接合層51は、ハンダである。第1接合層51の少なくとも一部は、第1導通部材20の接合面211と、第2導通部材30の第1接合部31との間に位置する。
【0025】
第2接合層52は、図5および図7に示すように、半導体素子10の第1電極11と、第2導通部材30とを導電接合している。第2接合層52は、ハンダである。第2接合層52は、第1電極11と、第2導通部材30の突起34との間に位置する。
【0026】
第3導通部材40は、図1および図2に示すように、第2方向xにおいて第1導通部材20から離れている。第3導通部材40は、第2インナ部41および第2アウタ部42を有する。第2インナ部41の少なくとも一部は、封止樹脂60に覆われている。半導体装置A10においては、第2インナ部41の全体が封止樹脂60に覆われている。この他、第2インナ部41の一部が封止樹脂60の底面62から露出する構成でもよい。第2アウタ部42は、第2インナ部41につながっている。第2アウタ部42は、封止樹脂60の第2側面64から突出している。図3に示すように、第2アウタ部42には、封止樹脂60の第2側面64および底面62に沿うように第3方向yの回りの曲げ加工が施されている。
【0027】
図7に示すように、第2インナ部41は、搭載面411および傾斜面412を有する。搭載面411は、半導体素子10の第1電極11に対向している。第1方向zにおいて、搭載面411は、第1導通部材20の接合面211よりも底面62の近くに位置する。半導体装置A10においては、搭載面411は、第1方向zにおいて接合面211と同じ側を向く。傾斜面412は、第2方向xにおいて搭載面411を基準として第1導通部材20とは反対側に位置するとともに、搭載面411につながっている。傾斜面412は、搭載面411に対して傾斜している。第2方向xに視て、傾斜面412は、半導体素子10に重なっている。図2に示すように、第2インナ部41は、2つの開口413を有する。2つの開口413は、第3方向yにおいて互いに離れている。2つの開口413の各々は、傾斜面412から第2インナ部41を貫通している。2つの開口413の各々の貫通方向は、傾斜面412の法線方向に等しい。
【0028】
第3接合層53は、図5および図7に示すように、第3導通部材40の第2インナ部41と、半導体素子10の第2電極12とを導電接合している。第3接合層53は、ハンダである。この他、第3接合層53は、銀(Ag)粒子などを含む焼結金属でもよい。第2接合層52は、第2インナ部41の搭載面411と、第2電極12との間に位置する。
【0029】
保護層70は、第1導通部材20の第1アウタ部22の少なくとも一部と、第3導通部材40の第2アウタ部42の少なくとも一部とを覆っている。保護層70は、導電性を有する。保護層70は、たとえば錫(Sn)を含む金属である。
【0030】
規制部材80は、図6および図7に示すように、第1導通部材20の接合面211と、第2導通部材30の第1接合部31との各々に接している。規制部材80の融点は、第1接合層51および第2接合層52の各々の融点よりも高い。半導体装置A10においては、規制部材80は、樹脂を含む絶縁体である。この場合において、規制部材80のガラス転移点は、日本産業規格が規定する常温(5℃以上35℃以下)よりも高い。この他、規制部材80は、セラミックスなどを含む絶縁体や、金属を含む導体でもよい。
【0031】
図2図6および図7に示すように、規制部材80は、第1側部811、第2側部812および第3側部813を有する。第1側部811、第2側部812および第3側部813の各々は、第1導通部材20の接合面211と、第2導通部材30の第1接合部31の複数の第1面311のいずれかとに接している。第1側部811は、複数の第1面311のうち第1領域311Aに接している。第2側部812は、複数の第1面311のうち第2領域311Bに接している。第3側部813は、複数の第1面311のうち第3領域311Cに接している。第1方向zに対して直交する方向に視て、第1側部811、第2側部812および第3側部813の各々は、第1接合層51に重なっている。
【0032】
次に、図8図12に基づき、半導体装置A10の製造方法の一例について説明する。ここで、図8図12の各々の断面位置は、図7の断面位置に対応している。
【0033】
最初に、図8に示すように、第1導通部材20の隣に半導体素子10を配置する。より具体的には、第2方向xにおいて第1導通部材20の隣に位置する第3導通部材40の搭載面411に、ダイボンディングにより第3接合層53を介して半導体素子10を配置する。第1導通部材20および第3導通部材40の各々は、リードフレームに支持されている。第3接合層53は、クリームハンダである。この際、半導体素子10の第2電極12を搭載面411に対向させる。
【0034】
次いで、図9に示すように、第1接合層51を介して第2導通部材30の第1接合部31を第1導通部材20の上に配置する。あわせて、第2接合層52を介して第2導通部材30の突起34を半導体素子10の第1電極11の上に配置する。第1接合層51および第2接合層52の各々は、クリームハンダである。
【0035】
次いで、図10に示すように、第1導通部材20の接合面211と、第2導通部材30の第1接合部31との各々に接する規制部材80を形成する。規制部材80は、樹脂を含み、かつ流動性を有する絶縁体をディスペンサなどで塗布した後、当該絶縁体を硬化させることにより形成される。規制部材80の融点は、第1接合層51、第2接合層52および第3接合層53の各々の融点よりも高い。規制部材80のガラス転移点は、日本産業規格が規定する常温よりも高い。
【0036】
次いで、第1接合層51、第2接合層52および第3接合層53の各々を、リフローにより溶融させた後、これらを冷却により固化する。これにより、第2導通部材30の第1接合部31が、第1接合層51を介して第1導通部材20の接合面211に導電接合される。第2導通部材30の突起34が、第2接合層52を介して半導体素子10の第1電極11に導電接合される。半導体素子10の第2電極12が、第3接合層53を介して第3導通部材40の搭載面411に導電接合される。
【0037】
次いで、図11に示すように、半導体素子10、第2導通部材30および規制部材80を覆う封止樹脂60を形成する。封止樹脂60は、トランスファモールド成形により形成される。本工程では、第1導通部材20および第3導通部材40の各々の一部は、封止樹脂60の各々から外部に突出する。第1導通部材20において、封止樹脂60に覆われた部分が第1インナ部21となり、かつ封止樹脂60から外部に突出する部分が第1アウタ部22となる。第3導通部材40において、封止樹脂60に覆われた部分が第2インナ部41となり、かつ封止樹脂60から外部に突出する部分が第2アウタ部42となる。
【0038】
次いで、図12に示すように、封止樹脂60から外部に露出する第1導通部材20の第1インナ部21と、第3導通部材40の第2インナ部41との各々を覆う保護層70を形成する。保護層70は、電解めっきにより形成される。その後、リードフレームから第1アウタ部22および第2アウタ部42の各々を切り離した上で、第1アウタ部22および第2アウタ部42の各々に第3方向yの回りの曲げ加工を施す。以上の工程を経ることにより、半導体装置A10が得られる。
【0039】
次に、図13に基づき、半導体装置A10の変形例である半導体装置A11について説明する。図13は、図7の部分拡大図に対応している。
【0040】
図13に示すように、第1方向zに対して直交する方向において、第1接合層51は、規制部材80から離れている。第1接合層51と規制部材80との間には、封止樹脂60の一部が位置する。規制部材80に対向する第1接合層51の表面は、凸状をなしている。このような表面形状は、溶融した第1接合層51に対する撥液性は、規制部材80が、第1導通部材20の接合面211、および第2導通部材30の第1接合部31の各々よりも高いことにより得られる。このような性質を有する規制部材80の材料の例として、窒化アルミニウム(AlN)を含む絶縁体が挙げられる。
【0041】
次に、半導体装置A10の作用効果について説明する。
【0042】
半導体装置A10は、半導体素子10、第1導通部材20、第2導通部材30、第1接合層51、規制部材80および封止樹脂60を備える。半導体素子10は、第1導通部材20および第2導通部材30の各々に導通している。第1接合層51は、第1導通部材20と第2導通部材30とを導電接合している。封止樹脂60は、半導体素子10および規制部材80を覆っている。規制部材80の融点は、第1接合層51の融点よりも高い。本構成をとることにより、第1接合層51を介して第2導通部材30を第1導通部材20に導電接合する際、第1方向zに対して直交する方向において第2導通部材30が第1導通部材20に対してずれようとすると、規制部材80によりそのずれが規制される。この際、第1接合層51が溶融していても規制部材80は溶融しないため、第2導通部材30の位置ずれに対する規制が困難となるような変形が規制部材80には発生しない。したがって、本構成によれば、半導体装置A10においては、半導体素子10に導通する第1導通部材20および第2導通部材30の相互位置ずれを抑制することが可能となる。
【0043】
第1導通部材20は、接合面211を有する。第2導通部材30は、第1接合部31を有する。第1接合層51の少なくとも一部は、接合面211と第1接合部31との間に位置する。規制部材80は、接合面211と第1接合部31との各々に接している。本構成をとることにより、第1接合層51を介して第2導通部材30を第1導通部材20に導電接合する際、第1接合部31の外方への第1接合層51の流出が規制部材80によって規制される。これにより、第1導通部材20に対する第2導通部材30の接合面積を適正に確保できる。
【0044】
規制部材80は、樹脂を含む絶縁体である。規制部材80のガラス転移点は、日本産業規格が規定する常温より高い。本構成をとることにより、規制部材80を形成する際、規制部材80の表面張力に起因した第1導通部材20に対する第2導通部材30の位置ずれを防止できる。さらに、規制部材80に対する封止樹脂60の親和性が比較的高いため、規制部材80から封止樹脂60が剥離しにくくなる。
【0045】
第2導通部材30の第1接合部31は、第1方向zに対して直交する方向を向く第1面311を有する。第1面311は、互いに異なる方向を向く第1領域311Aおよび第2領域311Bを含む。規制部材80は、第1領域311Aおよび第2領域311Bの各々に接している。本構成をとることにより、第1接合層51を介して第2導通部材30を第1導通部材20に導電接合する際、規制部材80が第1導通部材20に対する第2導通部材30の第1方向zの回りの回転を規制する。これにより、第1導通部材20に対する第2導通部材30の回転変位を抑制することが可能となる。
【0046】
半導体装置A11においては、第1方向zに対して直交する方向に視て、規制部材80は、第1接合層51に重なっている。溶融した第1接合層51に対する撥液性は、規制部材80の方が、第1導通部材20の接合面211、および第2導通部材30の第1接合部31の各々よりも高い。本構成をとることにより、溶融した第1接合層51は、規制部材80に対して比較的はじきやすくなる。これにより、第1接合層51を介して第2導通部材30を第1導通部材20に導電接合する際、第1接合部31の外方への第1接合層51の流出が規制部材80によって、より効果的に規制される。
【0047】
第2導通部材30は、半導体素子10の第1電極11に対向しており、かつ第1接合部31に導通する第2接合部32と、第2接合部32から第1電極11に向けて突出する突起34とを有する。第1方向zに視て、突起34は、第1電極11に重なっている。本構成をとることにより、第2導通部材30を第1電極11に導電接合する際、第2導通部材30において第1電極11との導電接合に寄与する部分を突起34に限定することができる。これにより、半導体素子10と第2接合部32との間に、封止樹脂60の一部が位置するようになる。したがって、半導体装置A10の絶縁耐圧の低下を抑制することが可能となる。
【0048】
半導体装置A10は、第1導通部材20の第1アウタ部22の少なくとも一部と、第3導通部材40の第2アウタ部42の少なくとも一部とを覆う保護層70をさらに備える。保護層70は、導電性を有する。本構成をとることにより、半導体装置A10を配線基板に実装する際、第1アウタ部22および第2アウタ部42の各々に対するハンダの濡れ性を改善することができる。これにより、配線基板に対する半導体装置A10の接合強度の向上を図ることが可能となる。
【0049】
〔第2実施形態〕
図14図17に基づき、本開示の第2実施形態にかかる半導体装置A20について説明する。これらの図において、先述した半導体装置A10と同一または類似の要素には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。ここで、図14は、理解の便宜上、封止樹脂60を透過している。図14では、封止樹脂60を想像線で示している。
【0050】
半導体装置A20においては、第1導通部材20および第2導通部材30の構成が、半導体装置A10の当該構成と異なる。
【0051】
図14図17に示すように、第1導通部材20には、接合面211から凹む第1凹部23が設けられている。第1方向zに視て、第1凹部23は、第2導通部材30の第1接合部31の複数の第1面311の各々に沿って延びている。規制部材80の第1側部811、第2側部812および第3側部813の各々の一部は、第1凹部23に収容されている。
【0052】
図14図15および図17に示すように、第2導通部材30の第1接合部31には、複数の第1面311のうち第1領域311Aおよび第3領域311Cから個別に凹む2つの第2凹部35が設けられている。2つの第2凹部35の各々は、第1接合部31を第1方向zに貫通している。規制部材80の第1側部811の一部は、2つの第2凹部35のうち一方の第2凹部35に収容されている。規制部材80の第3側部813の一部は、2つの第2凹部35のうち他方の第2凹部35に収容されている。
【0053】
次に、半導体装置A20の作用効果について説明する。
【0054】
半導体装置A20は、半導体素子10、第1導通部材20、第2導通部材30、第1接合層51、規制部材80および封止樹脂60を備える。半導体素子10は、第1導通部材20および第2導通部材30の各々に導通している。第1接合層51は、第1導通部材20と第2導通部材30とを導電接合している。封止樹脂60は、半導体素子10および規制部材80を覆っている。規制部材80の融点は、第1接合層51の融点よりも高い。したがって、本構成によれば、半導体装置A20においても、半導体素子10に導通する第1導通部材20および第2導通部材30の相互位置ずれを抑制することが可能となる。さらに半導体装置A20においては、半導体装置A10と共通する構成を具備することにより、半導体装置A10と同等の作用効果を奏する。
【0055】
半導体装置A20においては、第1導通部材20には、接合面211から凹む第1凹部23が設けられている。規制部材80の一部は、第1凹部23に収容されている。本構成をとることにより、規制部材80には、第1導通部材20の接合面211に対して投錨効果(アンカー効果)が発現する。これにより、接合面211に対する規制部材80の剥離を抑制できる。
【0056】
半導体装置A20においては、第2導通部材30の第1接合部31には、第1面311から凹む第2凹部35が設けられている。規制部材80の一部は、第2凹部35に収容されている。本構成をとることにより、規制部材80には、第1接合部31の第1面311に対して投錨効果が発現する。これにより、第1面311に対する規制部材80の剥離を抑制できる。
【0057】
〔第3実施形態〕
図18図21に基づき、本開示の第3実施形態にかかる半導体装置A30について説明する。これらの図において、先述した半導体装置A10および半導体装置A20の各々と同一または類似の要素には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。ここで、図18は、理解の便宜上、封止樹脂60を透過している。図18では、封止樹脂60を想像線で示している。
【0058】
半導体装置A30においては、第2導通部材30および規制部材80の構成が、半導体装置A20の当該構成と異なる。
【0059】
図18図21に示すように、規制部材80は、頂部82を有する。頂部82は、第2導通部材30の第1接合部31の第2面312に接している。頂部82は、規制部材80の第1側部811、第2側部812および第3側部813の各々につながっている。
【0060】
図18図21に示すように、第2導通部材30の第1接合部31には、第2面312から凹む第3凹部36が設けられている。第3凹部36は、第3方向yに延びている。第3凹部36の第3方向yの両側は、2つの第2凹部35に個別につながっている。規制部材80の頂部82の一部は、第3凹部36に収容されている。
【0061】
次に、半導体装置A30の作用効果について説明する。
【0062】
半導体装置A30は、半導体素子10、第1導通部材20、第2導通部材30、第1接合層51、規制部材80および封止樹脂60を備える。半導体素子10は、第1導通部材20および第2導通部材30の各々に導通している。第1接合層51は、第1導通部材20と第2導通部材30とを導電接合している。封止樹脂60は、半導体素子10および規制部材80を覆っている。規制部材80の融点は、第1接合層51の融点よりも高い。したがって、本構成によれば、半導体装置A30においても、半導体素子10に導通する第1導通部材20および第2導通部材30の相互位置ずれを抑制することが可能となる。さらに半導体装置A30においては、半導体装置A10と共通する構成を具備することにより、半導体装置A10と同等の作用効果を奏する。
【0063】
半導体装置A30においては、規制部材80は、第2導通部材30の第1接合部31の第2面312に接している。本構成をとることにより、第1接合層51を介して第2導通部材30を第1導通部材20に導電接合する際、第1方向zに対して直交する方向の回りの第2導通部材30の回転を規制部材80により規制できる。
【0064】
半導体装置A30においては、第2導通部材30の第1接合部31には、第2面312から凹む第3凹部36が設けられている。規制部材80の一部は、第3凹部36に収容されている。本構成をとることにより、規制部材80には、第1接合部31の第2面312に対して投錨効果が発現する。これにより、第2面312に対する規制部材80の剥離を抑制できる。
【0065】
本開示は、先述した実施形態に限定されるものではない。本開示の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
【0066】
本開示は、以下の付記に記載した実施形態を含む。
[付記1]
第1導通部材と、
前記第1導通部材に導電接合された第2導通部材と、
前記第1導通部材および前記第2導通部材の各々に導通する半導体素子と、
前記第1導通部材と前記第2導通部材とを導電接合する接合層と、
前記第1導通部材と前記第2導通部材の各々に接する規制部材と、
前記半導体素子および前記規制部材を覆う封止樹脂と、を備え、
前記規制部材の融点は、前記接合層の融点よりも高い、半導体装置。
[付記2]
前記第1導通部材は、第1方向を向く接合面を有し、
前記第2導通部材は、前記接合面に対向する第1接合部を有し、
前記接合層の少なくとも一部は、前記接合面と前記第1接合部との間に位置しており、
前記規制部材は、前記接合面と前記第1接合部との各々に接している、付記1に記載の半導体装置。
[付記3]
前記規制部材は、絶縁体である、付記2に記載の半導体装置。
[付記4]
前記規制部材は、樹脂を含む、付記3に記載の半導体装置。
[付記5]
前記規制部材のガラス転移点は、日本産業規格が規定する常温よりも高い、付記4に記載の半導体装置。
[付記6]
前記第1接合部は、前記第1方向に対して直交する方向を向く第1面を有し、
前記規制部材は、前記第1面に接している、付記2に記載の半導体装置。
[付記7]
前記第1面は、互いに異なる方向を向く第1領域および第2領域を含み、
前記規制部材は、前記第1領域および前記第2領域の各々に接している、付記6に記載の半導体装置。
[付記8]
前記第1接合部は、前記第1方向において前記接合面と同じ側を向く第2面を有し、
前記規制部材は、前記第2面に接している、付記6に記載の半導体装置。
[付記9]
前記第1導通部材には、前記接合面から凹む第1凹部が設けられており、
前記規制部材の一部は、前記第1凹部に収容されている、付記8に記載の半導体装置。
[付記10]
前記第1接合部には、前記第1面から凹む第2凹部が設けられており、
前記規制部材の一部は、前記第2凹部に収容されている、付記9に記載の半導体装置。
[付記11]
前記第1接合部には、前記第2面から凹む第3凹部が設けられており、
前記規制部材の一部は、前記第3凹部に収容されている、付記10に記載の半導体装置。
[付記12]
前記第1方向に対して直交する方向に視て、前記規制部材は、前記接合層に重なっており、
溶融した前記接合層に対する撥液性は、前記規制部材の方が、前記接合面および前記第1接合部の各々よりも高い、付記2に記載の半導体装置。
[付記13]
前記半導体素子に導通する第3導通部材をさらに備え、
前記半導体素子は、前記第1方向において互いに反対側に位置する第1電極および第2電極を有し、
前記第2導通部材は、前記第1電極に導電接合されており、
前記第2電極は、前記第3導通部材に導電接合されている、付記2ないし12のいずれかに記載の半導体装置。
[付記14]
前記封止樹脂は、前記第1方向に対して直交する方向を向く側面を有し、
前記第1導通部材および前記第3導通部材の各々の一部は、前記側面から突出している、付記13に記載の半導体装置。
[付記15]
前記第2導通部材は、前記第1電極に対向しており、かつ前記第1接合部に導通する第2接合部と、前記第2接合部から前記第1電極に向けて突出する突起と、を有し、
前記第1方向に視て、前記突起は、前記第1電極に重なっている、付記14に記載の半導体装置。
[付記16]
第1導通部材の隣に半導体素子を配置する工程と、
接合層を介して第2導通部材を前記第1導通部材の上に配置するとともに、前記第2導通部材を前記半導体素子の上に配置する工程と、
前記第1導通部材および前記第2導通部材の各々に接する規制部材を形成する工程と、
前記接合層を溶融させることにより前記第2導通部材を前記第1導通部材に導電接合するとともに、前記第2導通部材を前記半導体素子に導電接合する工程と、
前記半導体素子および前記規制部材を覆う封止樹脂を形成する工程と、を備え、
前記規制部材の融点は、前記接合層の融点よりも高い、半導体装置の製造方法。
[付記17]
前記規制部材は、樹脂を含む絶縁体であり、
前記規制部材のガラス転移点は、日本産業規格が規定する常温よりも高い、付記16に記載の半導体装置の製造方法。
【符号の説明】
【0067】
A10,A20,A30:半導体装置
10:半導体素子
11:第1電極
12:第2電極
20:第1導通部材
21:第1インナ部
211:接合面
22:第1アウタ部
23:第1凹部
30:第2導通部材
31:第1接合部
311:第1面
311A~311C:第3領域
312:第2面
32:第2接合部
33:連結部
34:突起
35:第2凹部
36:第3凹部
40:第3導通部材
41:第2インナ部
411:搭載面
412:傾斜面
413:開口
42:第2アウタ部
51:第1接合層
52:第2接合層
53:第3接合層
60:封止樹脂
61:頂面
62:底面
63:第1側面
64:第2側面
70:保護層
80:規制部材
811~813:第1側部~第3側部
82:頂部
z:第1方向
x:第2方向
y:第3方向
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21