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特開2024-167944サーバ装置、商品販売データ処理システムおよびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024167944
(43)【公開日】2024-12-05
(54)【発明の名称】サーバ装置、商品販売データ処理システムおよびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G07G 1/12 20060101AFI20241128BHJP
   G07G 1/00 20060101ALI20241128BHJP
   G06Q 30/0601 20230101ALI20241128BHJP
【FI】
G07G1/12 361Z
G07G1/00 311Z
G06Q30/0601 340
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023084282
(22)【出願日】2023-05-23
(71)【出願人】
【識別番号】000003562
【氏名又は名称】東芝テック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】藤井 奈津子
【テーマコード(参考)】
3E142
5L030
5L049
【Fターム(参考)】
3E142CA20
3E142EA04
3E142FA12
3E142GA41
3E142JA01
5L030BB72
5L049BB72
(57)【要約】
【課題】有人レジと無人レジとが混在している店舗において、各レジの稼働率の平準化を図ることが可能なサーバ装置、商品販売データ処理システムおよびプログラムを提供する。
【解決手段】店舗サーバ(サーバ装置)は、所定の時間間隔で、客が購入する商品の登録または決済に店員が介在する有人レジの稼働率と、客が購入する商品の登録と決済とを当該客が自ら行う無人レジの稼働率とを監視する稼働率監視部と、有人レジの稼働率が稼働率閾値(第1の稼働率)よりも高く、無人レジの稼働率が稼働率閾値(第2の稼働率)よりも低いことを条件として、無人レジを使用した客に対して、所定のサービスを提供するサービス提供指示部(サービス提供部)と、を備える。
【選択図】図11
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の時間間隔で、客が購入する商品の登録または決済に店員が介在する有人レジの稼働率と、客が購入する商品の登録と決済とを当該客が自ら行う無人レジの稼働率とを監視する稼働率監視部と、
前記有人レジの稼働率が第1の稼働率よりも高く、前記無人レジの稼働率が第2の稼働率よりも低いことを条件として、前記無人レジを使用した客に対して、所定のサービスを提供するサービス提供部と、を備える、
サーバ装置。
【請求項2】
前記所定の時間間隔で、少なくとも前記有人レジを使用した客の属性情報を取得する客情報取得部を更に備えて、
前記サービス提供部は、前記無人レジを使用した客に対して、前記属性情報のうち、頻度が高い属性の客に応じたサービスを提供する、
請求項1に記載のサーバ装置。
【請求項3】
前記客情報取得部は、
前記客のポイントカードに登録された情報、または前記客を撮像した画像に基づいて、前記属性情報を取得する、
請求項2に記載のサーバ装置。
【請求項4】
前記サービス提供部は、
前記無人レジを使用している客に対して所定の前記サービスを提供している際に、前記有人レジの稼働率が第1の稼働率以下であり、前記無人レジの稼働率が第2の稼働率以上であることを条件として、前記サービスの提供を終了する、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のサーバ装置。
【請求項5】
客が購入する商品の登録または決済に店員が介在する有人レジと、
客が購入する商品の登録と決済とを当該客が自ら行う無人レジと、
所定の時間間隔で、前記有人レジの稼働率と前記無人レジの稼働率とを監視して、前記有人レジの稼働率が第1の稼働率よりも高く、前記無人レジの稼働率が第2の稼働率よりも低いことを条件として、前記無人レジを使用した客に対して所定のサービスの提供を指示するサーバ装置と、を備える、
商品販売データ処理システム。
【請求項6】
コンピュータを、
所定の時間間隔で、客が購入する商品の登録または決済に店員が介在する有人レジの稼働率と、客が購入する商品の登録と決済とを当該客が自ら行う無人レジの稼働率とを監視する稼働率監視部と、
前記有人レジの稼働率が第1の稼働率よりも高く、前記無人レジの稼働率が第2の稼働率よりも低いことを条件として、前記無人レジを使用した客に対して、所定のサービスを提供するサービス提供部と、
して機能させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、サーバ装置、商品販売データ処理システムおよびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、有人会計機とセルフ会計機とを併用する店舗において、それぞれの会計機を使用している客の人数を集計する情報処理装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
【0003】
このような従来の情報処理装置では、会計機を使用している客の人数を計数した結果を、店舗におけるサービス向上やレジ待ちの解消等に応用する具体例は提案されていなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、有人レジと無人レジとが混在している店舗において、各レジの稼働率の平準化を図ることが可能なサーバ装置、商品販売データ処理システムおよびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態のサーバ装置は、稼働率監視部と、サービス提供部と、を備える。稼働率監視部は、所定の時間間隔で、客が購入する商品の登録または決済に店員が介在する有人レジの稼働率と、客が購入する商品の登録と決済とを当該客が自ら行う無人レジの稼働率とを監視する。サービス提供部は、有人レジの稼働率が第1の稼働率よりも高く、無人レジの稼働率が第2の稼働率よりも低いことを条件として、無人レジを使用した客に対して、所定のサービスを提供する。
【0006】
また、実施形態の商品販売データ処理システムは、有人レジと、無人レジと、サーバ装置と、を備える。有人レジは、客が購入する商品の登録または決済に店員が介在するレジである。無人レジは、客が購入する商品の登録と決済とを客が自ら行うレジである。サーバ装置は、所定の時間間隔で、有人レジと無人レジとの稼働率を監視して、有人レジの稼働率が第1の稼働率よりも高く、無人レジの稼働率が第2の稼働率よりも低いことを条件として、無人レジを使用した客に対して所定のサービスの提供を指示する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は、実施形態の商品販売データ処理システムの概略構成の一例を示すブロック図である。
図2図2は、店舗サーバのハードウェア構成の一例を示すハードウェアブロック図である。
図3図3は、店舗サーバが記憶する商品マスタのデータ構造の一例を示す図である。
図4図4は、売上データのデータ構造の一例を示す図である。
図5図5は、顧客解析データのデータ構造の一例を示す図である。
図6図6は、販売促進データのデータ構造の一例を示す図である。
図7図7は、販売促進実行履歴データのデータ構造の一例を示す図である。
図8図8は、有人レジのハードウェア構成の一例を示すハードウェアブロック図である。
図9図9は、無人レジのハードウェア構成の一例を示すハードウェアブロック図である。
図10図10は、無人レジが記憶する商品マスタのデータ構造の一例を示す図である。
図11図11は、店舗サーバの機能構成の一例を示す機能ブロック図である。
図12図12は、有人レジの機能構成の一例を示す機能ブロック図である。
図13図13は、無人レジの機能構成の一例を示す機能ブロック図である。
図14図14は、店舗サーバが行う処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図15図15は、店舗サーバが行うレジ稼働率の監視処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図16図16は、店舗サーバが行う有人レジの利用者分析処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図17図17は、店舗サーバと無人レジとが協働して行うサービス提供開始処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図18図18は、店舗サーバと無人レジとが協働して行うサービス提供終了処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態の一例である商品販売データ処理システム10について説明する。なお、以下に説明する実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0009】
(商品販売データ処理システムの概略構成)
図1は、実施形態の商品販売データ処理システムの概略構成の一例を示すブロック図である。
【0010】
商品販売データ処理システム10は、店舗サーバ12と、複数の有人レジ14と、複数の無人レジ16と、を備える。また、商品販売データ処理システム10は、それぞれの有人レジ14を使用している客の顔を含む画像、および、それぞれの無人レジ16を使用している客の顔を含む画像を撮像するカメラ17を備える。店舗サーバ12と、有人レジ14と、無人レジ16と、カメラ17とは、LAN18によって、互いに通信可能に接続されている。なお、全てのカメラ17には、当該カメラ17を一意に特定する識別番号が付与されている。また、店舗サーバ12は、カメラ17が監視している有人レジ14および無人レジ16を特定するテーブルを記憶している。したがって、商品販売データ処理システム10は、あるカメラ17が客の画像を撮像した場合に、そのカメラ17の識別番号に基づいて、いずれの有人レジ14または無人レジ16を使用している客の画像であるかを特定することができる。
【0011】
店舗サーバ12は、商品販売データ処理システム10の全体の動作を制御する。店舗サーバ12は、有人レジ14や無人レジ16が設置されたのと同じ店内になってもよいし、店舗サーバ12は店舗外にあってもよい。なお、店舗サーバ12は、本開示におけるサーバ装置の一例である。
【0012】
具体的には、店舗サーバ12は、店舗に設置された複数の有人レジ14と複数の無人レジ16において決済された売上データを取得する。
【0013】
また、店舗サーバ12は、複数の有人レジ14の稼働率と、複数の無人レジ16の稼働率とを監視する。レジの稼働率とは、予め決められた時間間隔T(例えば10分間)の中で、対象となるレジが、商品の登録または決済を行っている時間の割合を示す数値である。例えば、有人レジ14の稼働率Kaは、例えば式(1)で算出される。
【0014】
Ka=(T-有人レジが登録処理も決済処理を行っていない時間)/T…(1)
【0015】
式(1)における稼働率Kaは、0から1の間の値をとる。なお、複数の有人レジ14がある場合は、複数の有人レジ14のうち、開いている有人レジ14の稼働率Kaの平均値を、有人レジ14の稼働率Kaとする。
【0016】
なお、レジにおいて、例えば、最初の商品のバーコードがスキャンされてから小計ボタンが押されるまでの間は、商品の登録処理を行っているものとする。また、支払ボタンが押されてから、印字済のレシートが排出されるまでの間は決済処理を行っているものとする。
【0017】
また、無人レジ16の稼働率Kbは、例えば式(2)で算出される。
【0018】
Kb=(T-無人レジが登録処理も決済処理を行っていない時間)/T…(2)
【0019】
式(2)における稼働率Kbは、0から1の間の値をとる。なお、複数の無人レジ16がある場合は、複数の無人レジ16のうち、開いている無人レジ16の稼働率Kbの平均値を、無人レジ16の稼働率Kbとする。
【0020】
一般に、有人レジ14と無人レジ16とが混在する場合、無人レジ16の操作に不慣れ客は有人レジ14に並ぶため、有人レジ14の稼働率が高くなって、無人レジ16の稼働率が低くなる傾向がある。特に、高齢者の客が多い場合は、その傾向が高い。
【0021】
本実施形態の商品販売データ処理システム10において、店舗サーバ12は、有人レジ14の稼働率Kaと、無人レジ16の稼働率Kbとに応じて、無人レジ16を使用する客に対して、予め決められたサービスを提供することによって、無人レジ16の利用を促進する。予め決められたサービスとは、例えば、「特定商品を値引きする」、「次回の買い物に使えるクーポンを配布する」等である。
【0022】
例えば、商品販売データ処理システム10は、有人レジ14の稼働率Kaが、予め設定された有人レジ14の稼働率閾値Thaよりも高く、無人レジ16の稼働率Kbが、予め設定された無人レジ16の稼働率閾値Thbよりも低いことを条件として、無人レジ16を使用した客に対して、所定のサービスを提供する。これによって、有人レジ14に並んでいる客を無人レジ16に並ばせることによって、有人レジ14の稼働率Kaと、無人レジ16の稼働率Kbとの平準化を図る。なお、稼働率閾値Thaは、本開示における第1の稼働率の一例である。また、稼働率閾値Thbは、本開示における第2の稼働率の一例である。
【0023】
なお、有人レジ14の稼働率閾値Thaと、無人レジ16の稼働率閾値Thbとは、店舗のレジ数や有人レジ14を担当する店員数等に応じて、適宜設定される。例えば、有人レジ14を担当する店員数が少ない場合、即ち、開いている有人レジ14の数が少ない場合は、有人レジ14への客の集中を防ぐために、有人レジ14の稼働率閾値Thaをより低く設定するのが望ましい。また、有人レジ14に並んでいる客数と、無人レジ16に並んでいる客数に応じて、有人レジ14の稼働率閾値Thaと、無人レジ16の稼働率閾値Thbと、を設定してもよい。例えば、有人レジ14のレジ待ちの客数が多い場合は、有人レジ14の稼働率閾値Thaを低く設定して、無人レジ16のレジ待ちの客数が多い場合は、無人レジ16の稼働率閾値Thbを低く設定するのが望ましい。なお、有人レジ14に並んでいる客数と、無人レジ16に並んでいる客数とは、レジ待ちの客を監視するカメラ17が撮像した画像を解析することによって推定することができる。
【0024】
また、店舗サーバ12は、サービス提供中に、有人レジ14の稼働率Kaが、予め設定された有人レジ14の稼働率閾値Tha以下であって、無人レジ16の稼働率Kbが、予め設定された無人レジ16の稼働率閾値Thb以上であることを条件として、無人レジ16において提供していたサービスを終了する。
【0025】
有人レジ14は、客が購入する商品の登録または決済に店員が介在するレジである。例えば、対面式POSレジやセミセルフレジが、有人レジ14の一例である。対面式POSは、客と対面する店員が、商品の登録と決済とを行うレジである。セミセルフレジは、客と対面する店員が商品の登録を行い、客が決済(精算)を行う形態のレジである。
【0026】
無人レジ16は、客が購入する商品の登録と決済とを客が自ら行うレジである。例えば、フルセルフレジが、無人レジ16の一例である。
【0027】
カメラ17は、例えば、一般的なCCDカメラやCMOSカメラである。図1では、カメラ17は、有人レジ14や無人レジ16とは独立して設置しているが、有人レジ14や無人レジ16が、カメラ17を内蔵していてもよい。
【0028】
カメラ17は、有人レジ14や無人レジ16を使用している客を撮像する。カメラ17が撮像した客の画像は、客の顔を含むのが望ましく、店舗サーバ12は、撮像された客の画像から、客の性別と年齢層とを推定する。
【0029】
(店舗サーバのハードウェア構成)
図2を用いて、店舗サーバ12のハードウェア構成を説明する。図2は、店舗サーバのハードウェア構成の一例を示すハードウェアブロック図である。
【0030】
店舗サーバ12は、当該店舗サーバ12の各部を制御するための制御部121を備える。制御部121は、CPU(Central Processing Unit)122と、ROM(Read Only Memory)123と、RAM(Random Access Memory)124とを備える。CPU122は、アドレスバス、データバス等の内部バスを介して、ROM123と、RAM124と接続する。CPU122は、ROM123や記憶部131に記憶された各種プログラムを、RAM124に展開する。CPU122は、RAM124に展開された各種プログラムに従って動作することで店舗サーバ12の動作を制御する。即ち、制御部121は、プログラムに従って動作する一般的なコンピュータの構成を有する。
【0031】
制御部121は、内部バスを介して、記憶部131と、通信インタフェース138と接続する。
【0032】
記憶部131は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の記憶装置である。また、記憶部131は、電源を切っても記憶情報が保持されるフラッシュメモリ等の不揮発性メモリであってもよい。記憶部131は、店舗サーバ12に所定の動作を行わせるために必要な制御プログラム132と、店舗サーバ12が所定の動作を行うために必要な各種データ、例えば、商品マスタ133と、売上データ134と、顧客解析データ135と、販売促進データ136と、販売促進実行履歴データ137とを記憶する。
【0033】
制御プログラム132は、店舗サーバ12の全体の動作を制御するプログラムである。制御プログラム132は、記憶部131に格納された状態で提供してもよいし、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供されてもよい。また、制御プログラム132は、ネットワークに接続したコンピュータ上に格納して、ネットワーク経由でダウンロードすることによって提供してもよい。さらに、制御プログラム132は、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布してもよい。
【0034】
商品マスタ133は、店舗で取り扱っている全ての商品に係る情報を記憶し管理するためのマスタファイルである。商品マスタ133の内容は、商品の入替や価格の変更等に応じて逐次更新されるため、店舗サーバ12は、更に上位のサーバ装置から、商品マスタの更新情報を取得して、商品マスタ133の内容を常に最新の状態に保つ。商品マスタ133のデータ構造について、詳しくは後述する(図3参照)。
【0035】
売上データ134は、有人レジ14と無人レジ16とにおける決済結果を示すデータである。売上データ134は、店舗における販売実績の集計を行うために用いられる。売上データ134のデータ構造について、詳しくは後述する(図4参照)。
【0036】
顧客解析データ135は、有人レジ14と無人レジ16とを使用した客の属性を示すデータである。店舗サーバ12は、顧客解析データ135のうち、有人レジ14を使用した客の属性データから、有人レジ14を使用している客のうち、頻度の高い客層を解析する。また、店舗サーバ12は、有人レジ14と無人レジ16とを使用した客の属性に基づいて、店舗を利用している客層を解析する。解析結果は、店舗の運営等に活用される。顧客解析データ135のデータ構造について、詳しくは後述する(図5参照)。
【0037】
販売促進データ136は、無人レジ16を使用した客に提供するサービスの内容を登録したマスタファイルである。店舗サーバ12は、販売促進データ136に登録されたサービスの中から、有人レジ14を使用している客の属性に応じたサービスを選択して、選択されたサービスを無人レジ16で提供する。販売促進データ136のデータ構造について、詳しくは後述する(図6参照)。
【0038】
販売促進実行履歴データ137は、無人レジ16で提供されたサービスの履歴を記憶したファイルである。販売促進実行履歴データ137は、例えば、今後のサービス提供内容を検討する際に用いられる。販売促進実行履歴データ137のデータ構造について、詳しくは後述する(図7参照)。
【0039】
通信インタフェース138は、店舗サーバ12とLAN18とを接続する通信アダプタである。通信インタフェース138は、店舗サーバ12と、有人レジ14、無人レジ16、カメラ17との間で各種通信を行う。
【0040】
(商品マスタのデータ構造)
図3を用いて、商品マスタ133のデータ構造を説明する。図3は、店舗サーバが記憶する商品マスタのデータ構造の一例を示す図である。
【0041】
商品マスタ133は、店舗で取り扱っている商品の商品コードに関連付けて、商品名、単価、付加情報等の商品情報を記憶する。商品名の項目には、商品コードに対応する商品の名称が格納される。単価の項目には、商品コードに対応する商品の単価が格納される。付加情報の項目には、商品コードに対応する商品に関する付加的な情報が格納される。付加情報の項目には、例えば、商品の種別等が格納される。また、商品が衣料の場合、付加情報の項目には、サイズや色、デザイン、材質、ブランド等が格納される。また、付加情報の項目に、商品コードに対応する商品を表す画像データが格納されてもよい。なお、商品マスタ133は、図3に示す情報以外の情報を記憶してもよい。
【0042】
(売上データのデータ構造)
図4を用いて、売上データ134のデータ構造を説明する。図4は、売上データのデータ構造の一例を示す図である。
【0043】
売上データ134は、日時に関連付けて、売上内容を一意に示す売上コードと、有人レジ14または無人レジ16を一意に特定するレジ番号と、レジ番号が示すレジのレジ種別と、売上を計上したレジが有人レジ14である場合に、当該有人レジ14の販売員を一意に特定する情報(例えば販売員番号等)と、売上データに含まれる商品コード、単価、数量、単価と数量の積算値である価格と、顧客情報(例えば会員番号等)とを記憶する。なお、売上データ134は、図4に示す情報以外の情報を記憶してもよい。
【0044】
売上データ134は、店舗における日々の売上管理に用いられる。
【0045】
(顧客解析データのデータ構造)
図5を用いて、顧客解析データ135のデータ構造を説明する。図5は、顧客解析データのデータ構造の一例を示す図である。
【0046】
顧客解析データ135は、カメラ17が客を撮像した日時に関連付けて、有人レジ14または無人レジ16を一意に特定するレジ番号と、レジ番号が示すレジのレジ種別と、売上内容を一意に示す売上コードと、客の性別と、客の年齢層とを記憶する。なお、顧客解析データ135は、図5に示す情報以外の情報を記憶してもよい。
【0047】
(販売促進データのデータ構造)
図6を用いて、販売促進データ136のデータ構造を説明する。図6は、販売促進データのデータ構造の一例を示す図である。
【0048】
販売促進データ136は、サービス内容を一意に特定する販売促進コードに関連付けて、サービスのターゲット層(若年層、中年層、高齢者、20代等の年齢層)と、ターゲットの詳細情報(男性、女性等のカテゴリー名)と、サービスの内容を示すプロモーション内容と、サービスの対象となる商品コードとを記憶する。なお、販売促進データ136は、図6に示す情報以外の情報を記憶してもよい。
【0049】
販売促進データ136におけるプロモーション内容は、例えば、「お好きなビール1缶無料クーポン発行」等のクーポン発行や、「無人レジ利用時に買物総額から10%オフ」、「特定商品を10%オフ」、「特定商品を10円割引」等の割引サービス等である。
【0050】
なお、販売促進データ136上では、例えば20代男性をターゲットにしたサービスであっても、無人レジ16を使用した全ての客に対して適用される。
【0051】
(販売促進実行履歴データのデータ構造)
図7を用いて、販売促進実行履歴データ137のデータ構造を説明する。図7は、販売促進実行履歴データのデータ構造の一例を示す図である。
【0052】
販売促進実行履歴データ137は、無人レジ16におけるサービス提供の開始時刻および終了時刻と関連付けて、提供したサービス内容を一意に特定する販売促進コードと、サービス提供時間に無人レジ16を使用した客数と、サービスのターゲットに合致する客数とを記憶する。なお、販売促進実行履歴データ137は、図7に示す情報以外の情報を記憶してもよい。
【0053】
このようにして収集された販売促進実行履歴データ137は、例えば、新たなサービス内容の検討等に利用される。
【0054】
(有人レジのハードウェア構成)
図8を用いて、有人レジ14のハードウェア構成を説明する。図8は、有人レジのハードウェア構成の一例を示すハードウェアブロック図である。なお、図8は、有人レジ14の一例である対面式POS端末のハードウェアブロック図である。
【0055】
有人レジ14は、当該有人レジ14の各部を制御するための制御部141を備える。制御部141は、CPU142と、ROM143と、RAM144とを備える。CPU142は、アドレスバス、データバス等の内部バスを介して、ROM143と、RAM144と接続する。CPU142は、ROM143や記憶部151に記憶された各種プログラムを、RAM144に展開する。CPU142は、RAM144に展開された各種プログラムに従って動作することで有人レジ14の動作を制御する。即ち、制御部141は、プログラムに従って動作する一般的なコンピュータの構成を有する。
【0056】
制御部141は、内部バスを介して、記憶部151と、後述する各種周辺機器と接続する。
【0057】
記憶部151は、HDDやSSD等の記憶装置である。また、記憶部151は、電源を切っても記憶情報が保持されるフラッシュメモリ等の不揮発性メモリであってもよい。記憶部151は、有人レジ14に所定の動作を行わせるために必要な制御プログラム152と、有人レジ14が所定の動作を行うために必要な各種データ、例えば、商品マスタ153とを記憶する。
【0058】
制御プログラム152は、有人レジ14の全体の動作を制御するプログラムである。制御プログラム152は、記憶部151に格納された状態で提供してもよいし、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供されてもよい。また、制御プログラム152は、ネットワークに接続したコンピュータ上に格納して、ネットワーク経由でダウンロードすることによって提供してもよい。さらに、制御プログラム152は、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布してもよい。
【0059】
商品マスタ153は、店舗で取り扱っている全ての商品に係る情報を記憶し管理するためのマスタファイルである。商品マスタ153の内容は、商品の入替や価格の変更等に応じて逐次更新されるため、有人レジ14は、店舗サーバ12から、最新の商品マスタ133(図2参照)の内容を取得して、商品マスタ153の内容を常に最新の状態に保つ。なお、有人レジ14自体は商品マスタ153を備えず、客が購入した商品が登録されるたびに、当該商品の商品情報を、店舗サーバ12が記憶している商品マスタ133から取得する構成であってもよい。商品マスタ153のデータ構造は、商品マスタ133のデータ構造(図3参照)と同じである。
【0060】
有人レジ14には、周辺機器として、いずれも制御部141によって制御される、店員側表示デバイス154と、客側表示デバイス155と、店員側操作デバイス156と、客側操作デバイス157と、カードリーダ158と、スキャナ159と、通信インタフェース160とが接続されている。
【0061】
店員側表示デバイス154は、店員に対して、有人レジ14の動作状態等を表示する。店員側表示デバイス154は、例えば、液晶モニタや有機ELモニタである。
【0062】
客側表示デバイス155は、客に対して、商品の登録状態や決済の内容等を表示する。客側表示デバイス155は、例えば、液晶モニタや有機ELモニタである。
【0063】
店員側操作デバイス156は、店員が、有人レジ14に対して各種操作指示を行う際に操作するデバイスである。店員側操作デバイス156は、例えば物理スイッチや、店員側表示デバイス154に積層配置されたタッチパネル等である。
【0064】
客側操作デバイス157は、客が、有人レジ14に対して情報を伝達する際に操作するデバイスである。例えば、客は、アルコール飲料を購入する際に、客側操作デバイス157を介して、20歳以上であることを宣言する。客側操作デバイス157は、例えば物理スイッチや、客側表示デバイス155に積層配置されたタッチパネル等である。
【0065】
カードリーダ158は、客が所持するポイントカードやクレジットカード、電子マネーカード等に登録された情報、例えば、客の年齢、性別等の属性情報を読み取る。
【0066】
スキャナ159は、客が購入する商品に貼付されたバーコードや2次元コード等のコードシンボルを読み取る。
【0067】
通信インタフェース160は、有人レジ14とLAN18とを接続する通信アダプタである。通信インタフェース160は、有人レジ14と店舗サーバ12との間で各種通信を行う。
【0068】
なお、図8には図示しないが、有人レジ14は、更に、釣銭機やレシートプリンタ等を備える。釣銭機は、客が現金で支払いを行った際に、紙幣や硬貨を受け入れて、釣銭としての紙幣や硬貨を払い出す。レシートプリンタは、支払い内容を印字したレシートを発行する。
【0069】
(無人レジのハードウェア構成)
図9を用いて、店舗サーバ12のハードウェア構成を説明する。図9は、無人レジのハードウェア構成の一例を示すハードウェアブロック図である。なお、図9は、無人レジ16の一例であるフルセルフレジのハードウェアブロック図である。
【0070】
無人レジ16は、当該無人レジ16の各部を制御するための制御部161を備える。制御部161は、CPU162と、ROM163と、RAM164とを備える。CPU162は、アドレスバス、データバス等の内部バスを介して、ROM163と、RAM164と接続する。CPU162は、ROM163や記憶部171に記憶された各種プログラムを、RAM164に展開する。CPU162は、RAM164に展開された各種プログラムに従って動作することで無人レジ16の動作を制御する。即ち、制御部161は、プログラムに従って動作する一般的なコンピュータの構成を有する。
【0071】
制御部161は、内部バスを介して、記憶部171と、後述する各種周辺機器と接続する。
【0072】
記憶部171は、HDDやSSD等の記憶装置である。また、記憶部171は、電源を切っても記憶情報が保持されるフラッシュメモリ等の不揮発性メモリであってもよい。記憶部171は、無人レジ16に所定の動作を行わせるために必要な制御プログラム172と、無人レジ16が所定の動作を行うために必要な各種データ、例えば、商品マスタ173とを記憶する。
【0073】
制御プログラム172は、無人レジ16の全体の動作を制御するプログラムである。制御プログラム172は、記憶部171に格納された状態で提供してもよいし、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供されてもよい。また、制御プログラム172は、ネットワークに接続したコンピュータ上に格納して、ネットワーク経由でダウンロードすることによって提供してもよい。さらに、制御プログラム172は、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布してもよい。
【0074】
商品マスタ173は、店舗で取り扱っている全ての商品に係る情報を記憶し管理するためのマスタファイルである。商品マスタ173の内容は、商品の入替や価格の変更等に応じて逐次更新されるため、無人レジ16は、店舗サーバ12から、最新の商品マスタ133(図2参照)の内容を取得して、商品マスタ173の内容を常に最新の状態に保つ。なお、無人レジ16自体は商品マスタ173を備えず、客が購入した商品が登録されるたびに、当該商品の商品情報を、店舗サーバ12が記憶している商品マスタ133から取得する構成であってもよい。商品マスタ173のデータ構造について、詳しくは後述する(図10参照)。
【0075】
無人レジ16には、周辺機器として、いずれも制御部161によって制御される、表示デバイス175と、操作デバイス176と、カードリーダ177と、スキャナ178と、通信インタフェース179とが接続されている。
【0076】
表示デバイス175は、客に対して、無人レジ16の操作方法や無人レジ16の動作状態等を表示する。表示デバイス175は、例えば、液晶モニタや有機ELモニタである。
【0077】
操作デバイス176は、客が、無人レジ16に対して各種操作指示を行う際に操作するデバイスである。操作デバイス176は、例えば物理スイッチや、表示デバイス175に積層配置されたタッチパネル等である。
【0078】
カードリーダ177は、客が所持するポイントカードやクレジットカード、電子マネーカード等に登録された情報を読み取る。
【0079】
スキャナ178は、客が購入する商品に貼付されたバーコードや2次元コード等のコードシンボルを読み取る。
【0080】
通信インタフェース179は、無人レジ16とLAN18とを接続する通信アダプタである。通信インタフェース179は、無人レジ16と店舗サーバ12との間で各種通信を行う。
【0081】
なお、図9には図示しないが、無人レジ16は、更に、釣銭機やレシートプリンタ等を備える。釣銭機は、客が現金で支払いを行った際に、紙幣や硬貨を受け入れて、釣銭としての紙幣や硬貨を払い出す。レシートプリンタは、支払い内容を印字したレシートを発行する。
【0082】
(商品マスタのデータ構造)
図10を用いて、商品マスタ173のデータ構造を説明する。図10は、無人レジが記憶する商品マスタのデータ構造の一例を示す図である。
【0083】
商品マスタ173は、店舗で取り扱っている商品の商品コードに関連付けて、商品名、単価、付加情報、販売促進コード等の商品情報を記憶する。商品名の項目には、商品コードに対応する商品の名称が格納される。単価の項目には、商品コードに対応する商品の単価が格納される。付加情報の項目には、商品コードに対応する商品に関する付加的な情報が格納される。付加情報の項目には、例えば、商品の種別等が格納される。また、商品が衣料の場合、付加情報の項目には、サイズや色、デザイン、材質、ブランド等が格納される。また、付加情報の項目に、商品コードに対応する商品を表す画像データが格納されてもよい。販売促進コードの項目には、無人レジ16で提供するサービスが、特定の商品の単価に関連する割引である場合に、該当する商品の商品マスタ173に、割引情報を特定する販売促進コードが格納される。なお、商品マスタ173は、図10に示す情報以外の情報を記憶してもよい。
【0084】
(店舗サーバの機能構成)
図11を用いて、店舗サーバ12の機能構成を説明する。図11は、店舗サーバの機能構成の一例を示す機能ブロック図である。
【0085】
店舗サーバ12の制御部121は、制御プログラム132をRAM124に展開して動作させることによって、図11に示す売上データ取得部21と、ポイントカード情報取得部22と、撮像制御部23と、稼働率監視部24と、顧客属性判断部25と、販売促進データ選択部26と、サービス提供指示部27と、サービス終了指示部28とを機能部として実現する。なお、これらの機能部の一部または全ては、専用ハードウェアによって実現されてもよい。
【0086】
売上データ取得部21は、有人レジ14と無人レジ16とから、売上データを取得する。
【0087】
ポイントカード情報取得部22は、稼働率監視部24が、少なくとも有人レジ14の稼働率Kaを監視している間に、当該有人レジ14を使用した客のポイントカード情報を取得する。なお、ポイントカード情報取得部22は、本開示における客情報取得部の一例である。
【0088】
撮像制御部23は、稼働率監視部24が、少なくとも有人レジ14の稼働率Kaを監視している間に、カメラ17によって、有人レジ14を使用した客を撮像する。なお、撮像制御部23は、本開示における客情報取得部の一例である。
【0089】
稼働率監視部24は、所定の時間間隔Tで、有人レジ14の稼働率Kaと無人レジ16の稼働率Kbとを監視する。
【0090】
顧客属性判断部25は、ポイントカード情報取得部22が取得した情報と、撮像制御部23が撮像した客の画像とに基づいて、有人レジ14を使用している客のうち、頻度の高い客層を判断する。具体的には、顧客属性判断部25は、有人レジ14を使用している客のポイントカード情報や、客の顔画像に基づいて、有人レジ14を使用している客のうち、頻度の高い年齢層や性別等を解析する。
【0091】
販売促進データ選択部26は、顧客属性判断部25の判断結果に基づいて、予め用意された販売促進データ136の中から、有人レジ14を使用している、頻度が高い属性の客に応じたサービスを選択する。
【0092】
サービス提供指示部27は、有人レジ14の稼働率Kaが第1の稼働率よりも高く、無人レジ16の稼働率Kbが第2の稼働率よりも低いことを条件として、無人レジ16を使用した客に対して、販売促進データ選択部26が選択した販売促進データに対応するサービスを提供する。なお、サービス提供指示部27は、本開示におけるサービス提供部の一例である。
【0093】
サービス終了指示部28は、サービス提供指示部27が所定のサービスを提供させている際に、有人レジ14の稼働率Kaが第1の稼働率以下であり、無人レジ16の稼働率Kbが第2の稼働率以上であることを条件として、無人レジ16を使用した客に対するサービスの提供を終了する。なお、サービス終了指示部28は、本開示におけるサービス提供部の一例である。
【0094】
(有人レジの機能構成)
図12を用いて、有人レジ14の機能構成を説明する。図12は、有人レジの機能構成の一例を示す機能ブロック図である。
【0095】
有人レジ14の制御部141は、制御プログラム152をRAM144に展開して動作させることによって、図12に示すポイントカード情報読取部41と、ポイントカード情報出力部42と、動作状態出力部43と、売上データ出力部44と、販売促進データ取得部45と、サービス内容通知部46とを機能部として実現する。これらの機能部の一部または全ては、専用ハードウェアによって実現されてもよい。なお、図12に示す機能は、本発明を実現するために必要な最小限の機能のみであって、有人レジ14が備える会計機能や決済機能等は省略している。
【0096】
ポイントカード情報読取部41は、客のポイントカードに登録された、客の年齢、性別等の属性情報を読み取る。
【0097】
ポイントカード情報出力部42は、ポイントカード情報読取部41が読み取った客の属性情報を、店舗サーバ12に出力する。
【0098】
動作状態出力部43は、店舗サーバ12に対して、自身の動作状態を出力する。自身の動作状態は、少なくとも、登録処理または決済処理中であることを示す情報、もしくは、登録処理も決済処理も行っていないことを示す情報である。動作状態出力部43は、例えば、1秒間隔で、自身の動作状態を示す情報を出力する。具体的には、動作状態出力部43は、自身が登録処理または決済処理を行っている場合は「1」を出力して、登録処理も決済処理も行っていない場合は「0」を出力する。
【0099】
売上データ出力部44は、自身が行った決済処理の結果を、例えば、売上データ134(図4参照)に示すフォーマットで店舗サーバ12に出力する。
【0100】
販売促進データ取得部45は、店舗サーバ12から、客に提供するサービスの内容を示す販売促進データ136(図6参照)を取得する。また、販売促進データ取得部45は、店舗サーバ12から、サービスの提供開始または提供終了を示す情報を取得する。
【0101】
サービス内容通知部46は、客に対して、無人レジ16で提供されるサービスの内容を通知する。具体的には、サービス内容通知部66は、販売促進データ取得部45が取得した販売促進データ136の内容を、客側表示デバイス155に表示することによって、無人レジ16で提供されるサービスの内容を通知する。
【0102】
(無人レジの機能構成)
図13を用いて、無人レジ16の機能構成を説明する。図13は、無人レジの機能構成の一例を示す機能ブロック図である。
【0103】
無人レジ16の制御部161は、制御プログラム172をRAM164に展開して動作させることによって、図13に示すポイントカード情報読取部61と、ポイントカード情報出力部62と、動作状態出力部63と、売上データ出力部64と、販売促進データ取得部65と、サービス内容通知部66とを機能部として実現する。これらの機能部の一部または全ては、専用ハードウェアによって実現されてもよい。なお、図13に示す機能は、本発明を実現するために必要な最小限の機能のみであって、無人レジ16が備える会計機能や決済機能等は省略している。
【0104】
ポイントカード情報読取部61は、客のポイントカードに登録された、客の年齢、性別等の属性情報を読み取る。
【0105】
ポイントカード情報出力部62は、ポイントカード情報読取部61が読み取った客の属性情報を、店舗サーバ12に出力する。
【0106】
動作状態出力部63は、店舗サーバ12に対して、自身の動作状態を出力する。自身の動作状態は、少なくとも、登録処理または決済処理中であることを示す情報、もしくは、登録処理も決済処理も行っていないことを示す情報である。動作状態出力部63は、例えば、1秒間隔で、自身の動作状態を示す情報を出力する。具体的には、動作状態出力部63は、自身が登録処理または決済処理を行っている場合は「1」を出力して、登録処理も決済処理も行っていない場合は「0」を出力する。
【0107】
売上データ出力部64は、自身が行った決済処理の結果を、例えば、売上データ134(図4参照)に示すフォーマットで店舗サーバ12に出力する。
【0108】
販売促進データ取得部65は、店舗サーバ12から、客に提供するサービスの内容を示す販売促進データ136(図6参照)を取得する。また、販売促進データ取得部65は、店舗サーバ12から、サービスの提供開始または提供終了を示す情報を取得する。
【0109】
サービス内容通知部66は、客に対して、無人レジ16で提供されるサービスの内容を通知する。具体的には、サービス内容通知部66は、販売促進データ取得部65が取得した販売促進データ136の内容を表示デバイス175に表示することによって、無人レジ16で提供されるサービスの内容を客に通知する。
【0110】
なお、ここで説明した店舗サーバ12と有人レジ14と無人レジ16との機能構成は一例であって、説明したのと異なる構成をとってもよい。例えば、店舗サーバ12が行うとした各レジの稼働率の監視を、複数の有人レジ14の中の1台、または複数の無人レジ16の中の1台が行ってもよい。そして、稼働率を監視したレジが、無人レジ16に対して、サービスの提供開始と、サービスの終了とを指示してもよい。
【0111】
また、レジを使用している客の属性の分析を、稼働率を監視する有人レジ14または無人レジ16が行う構成であってもよい。
【0112】
(店舗サーバが行う処理の流れ)
図14を用いて、店舗サーバ12が行う処理の流れを説明する。図14は、店舗サーバが行う処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0113】
稼働率監視部24は、有人レジ14の稼働率Kaと無人レジ16の稼働率Kbとを監視する監視処理を行う(ステップS11)。ステップS11で行われる処理の詳細な内容は後述する(図15参照)。
【0114】
稼働率監視部24は、有人レジ14の稼働率Kaが有人レジ14の稼働率閾値Thaよりも高く、尚且つ、無人レジ16の稼働率Kbが無人レジ16の稼働率閾値Thbよりも小さいかを判定する(ステップS12)。条件を満足すると判定される(ステップS12:Yes)とステップS13に進む。一方、条件を満足すると判定されない(ステップS12:No)とステップS11に戻る。
【0115】
ステップS12において、条件を満足すると判定されると、顧客属性判断部25は、有人レジ14の利用者解析処理を行う(ステップS13)。ステップS13で行われる処理の詳細な内容は後述する(図16参照)。
【0116】
続いて、販売促進データ選択部26は、販売促進データ136の中から、無人レジ16で提供するサービスを選択する(ステップS14)。具体的には、販売促進データ選択部26は、ステップS13で行われた有人レジ14の利用者解析処理の結果に基づいて、有人レジ14の利用頻度が高い属性の客に合うサービスを選択する。
【0117】
サービス提供指示部27は、無人レジ16に対して、サービスの提供開始を指示するサービス提供開始処理を行う(ステップS15)。ステップS15で行われる処理の詳細な内容は後述する(図17参照)。なお、図示はしないが、サービス提供指示部27は、有人レジ14に対しても、サービスの提供開始と提供するサービスの内容とを伝達する。
【0118】
その後、店舗サーバ12は、再び、有人レジ14の稼働率Kaと無人レジ16の稼働率Kbとを監視する監視処理を行う(ステップS16)。
【0119】
稼働率監視部24は、有人レジ14の稼働率Kaが有人レジ14の稼働率閾値Tha以下であって、尚且つ、無人レジ16の稼働率Kbが無人レジ16の稼働率閾値Thb以上であるかを判定する(ステップS17)。条件を満足すると判定される(ステップS17:Yes)とステップS18に進む。一方、条件を満足すると判定されない(ステップS17:No)とステップS16に戻る。
【0120】
ステップS17において、条件を満足すると判定されると、サービス終了指示部28は、無人レジ16に対して、サービスの提供終了を指示するサービス提供終了処理を行う(ステップS18)。ステップS17で行われる処理の詳細な内容は後述する(図18参照)。なお、図示はしないが、サービス終了指示部28は、有人レジ14に対しても、サービスの提供終了を伝達する。
【0121】
店舗サーバ12は、例えば、CPU122が備えるタイマーの時刻情報に基づいて、店舗の営業を終了したかを判定する(ステップS19)。店舗の営業が終了したと判定される(ステップS19:Yes)と、店舗サーバ12は、図14の処理を終了する。一方、店舗の営業が終了したと判定されない(ステップS19:No)とステップS11に戻る。
【0122】
(レジ稼働率の監視処理の流れ)
図15を用いて、店舗サーバ12が行うレジ稼働率の監視処理の流れを説明する。図15は、店舗サーバが行うレジ稼働率の監視処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0123】
稼働率監視部24は、現在時刻を取得する(ステップS21)。
【0124】
稼働率監視部24は、全ての有人レジ14と全ての無人レジ16から、レジの動作状態を取得する(ステップS22)。
【0125】
稼働率監視部24は、ステップS21で現在時刻を取得してから所定時間(例えば10分)経過したかを判定する(ステップS23)。所定時間経過したと判定される(ステップS23:Yes)とステップS24に進む。一方、所定時間経過したと判定されない(ステップS23:No)と、ステップS22に戻る。
【0126】
ステップS23において、所定時間経過したと判定されると、稼働率監視部24は、全ての有人レジ14の稼働率Kaと、全ての無人レジ16の稼働率Kbとを算出する(ステップS24)。
【0127】
続いて、稼働率監視部24は、開いている有人レジ14の稼働率Kaの平均値を、有人レジ14の稼働率Kaとする(ステップS25)。
【0128】
また、稼働率監視部24は、開いている無人レジ16の稼働率Kbの平均値を、無人レジ16の稼働率Kbとする(ステップS26)。その後、店舗サーバ12は、レジ稼働率の監視処理を終了する。
【0129】
(有人レジの利用者解析処理の流れ)
図16を用いて、店舗サーバ12が行う有人レジ14の利用者解析処理の流れを説明する。図16は、店舗サーバが行う有人レジの利用者分析処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0130】
ポイントカード情報取得部22は、有人レジ14から、当該有人レジ14を使用した客のポイントカード情報を取得する(ステップS31)。
【0131】
撮像制御部23は、その時点で稼働中、すなわち、登録処理または決済処理を行っている有人レジ14を監視しているカメラ17に対して、撮像を指示する(ステップS32)。
【0132】
顧客属性判断部25は、取得したポイントカード情報と客の画像とに基づいて、有人レジ14を使用している客の性別、年齢層を分析する(ステップS33)。なお、顧客属性判断部25は、ポイントカードを使用していない客については、客の画像のみから性別、年齢層を分析する。
【0133】
顧客属性判断部25は、ステップS33で分析した客の性別、年齢層を、顧客解析データ135(図5参照)に格納する(ステップS34)。その後、店舗サーバ12は、有人レジ14の利用者解析処理を終了する。
【0134】
なお、図16には図示しないが、顧客属性判断部25は、例えば、店舗を使用している客層を調べるために、無人レジ16を使用している客の属性を同様に分析してもよい。
【0135】
(サービス提供開始処理の流れ)
図17を用いて、店舗サーバ12と無人レジ16とが協働して行うサービス提供開始処理の流れを説明する。図17は、店舗サーバと無人レジとが協働して行うサービス提供開始処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0136】
まず、店舗サーバ12が行う処理の流れを説明する。
【0137】
サービス提供指示部27は、ステップS14(図14参照)で選定された販売促進データ136の中のサービスを、全ての無人レジ16に出力する(ステップS41)。その後、店舗サーバ12は、サービス提供開始処理を終了する。
【0138】
次に、無人レジ16が行う処理の流れを説明する。
【0139】
販売促進データ取得部65は、店舗サーバ12から、販売促進データ136の中から選択されたサービスの内容を取得する(ステップS51)。
【0140】
動作状態出力部63は、無人レジ16が使用中であるか、すなわち、無人レジ16が登録処理または決済処理を行っているかを判定する(ステップS52)。無人レジ16が使用中であると判定される(ステップS52:Yes)とステップS52の判定を繰り返す。一方、無人レジ16が使用中であると判定されない(ステップS52:No)と、ステップS53に進む。
【0141】
ステップS52において、無人レジ16が使用中であると判定されないと、販売促進データ取得部65は、ステップS51で取得したサービスの内容を、無人レジ16に適用する(ステップS53)。
【0142】
サービス内容通知部66は、ステップS51で取得したサービスの内容を表示デバイス175に表示することによって、無人レジ16で提供されるサービスの内容を客に通知する(ステップS54)。その後、無人レジ16は、サービス提供開始処理を終了する。
【0143】
なお、図示はしないが、店舗サーバ12は、有人レジ14に対しても、無人レジ16に適用するサービスの内容を伝達してもよい。有人レジ14は、伝達されたサービスの内容を、例えば客側表示デバイス155に表示することによって、有人レジ14に並んでいる客に対して、無人レジ16に適用されるサービスの内容を報知する。これによって、有人レジ14に並んでいる客を、無人レジ16に移動させることができる。
【0144】
(サービス提供終了処理の流れ)
図18を用いて、店舗サーバ12と無人レジ16とが協働して行うサービス提供終了処理の流れを説明する。図18は、店舗サーバと無人レジとが協働して行うサービス提供終了処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0145】
まず、店舗サーバ12が行う処理の流れを説明する。
【0146】
サービス終了指示部28は、ステップS15(図14参照)で提供を開始した販売促進データ136の中のサービスの終了通知を、全ての無人レジ16に対して出力する(ステップS61)。その後、店舗サーバ12は、サービス提供終了処理を終了する。
【0147】
次に、無人レジ16が行う処理の流れを説明する。
【0148】
販売促進データ取得部65は、店舗サーバ12から、サービスの提供終了通知を取得する(ステップS71)。
【0149】
動作状態出力部63は、無人レジ16が使用中であるか、すなわち、無人レジ16が登録処理または決済処理を行っているかを判定する(ステップS72)。無人レジ16が使用中であると判定される(ステップS72:Yes)とステップS72の判定を繰り返す。一方、無人レジ16が使用中であると判定されない(ステップS72:No)と、ステップS73に進む。
【0150】
ステップS72において、無人レジ16が使用中であると判定されないと、販売促進データ取得部65は、ステップS71で取得したサービスの提供終了を、無人レジ16に適用する(ステップS73)。
【0151】
サービス内容通知部66は、サービスの提供終了を表示デバイス175に表示することによって、無人レジ16で提供していたサービスの終了を客に通知する(ステップS74)。その後、無人レジ16は、サービス提供終了処理を終了する。
【0152】
なお、図示はしないが、店舗サーバ12は、有人レジ14に対しても、無人レジ16で提供中のサービス終了を伝達してもよい。有人レジ14は、伝達されたサービス終了案内を、例えば客側表示デバイス155に表示することによって、有人レジ14に並んでいる客に伝える。
【0153】
以上、商品販売データ処理システム10の動作内容について説明したが、実施形態の実現例は、上述した内容に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
【0154】
例えば、無人レジ16におけるサービスの提供開始、サービスの提供終了は、有人レジ14に並んでいる客や無人レジ16に並んでいる客にも知らせるのが望ましい。そのために、有人レジ14や無人レジ16に並んでいる客に対して、サービスの提供、終了、サービス内容等を音声で案内してもよい。また、有人レジ14や無人レジ16に並んでいる客から視認可能な表示装置を設置して、当該表示装置によって、サービスの提供、終了、サービス内容等を案内してもよい。
【0155】
(実施形態の作用効果)
以上説明したように、実施形態の店舗サーバ12(サーバ装置)は、所定の時間間隔Tで、客が購入する商品の登録または決済に店員が介在する有人レジ14の稼働率Kaと、客が購入する商品の登録と決済とを当該客が自ら行う無人レジ16の稼働率Kbとを監視する稼働率監視部24と、有人レジ14の稼働率Kaが稼働率閾値Tha(第1の稼働率)よりも高く、無人レジ16の稼働率Kbが稼働率閾値Thb(第2の稼働率)よりも低いことを条件として、無人レジ16を使用した客に対して、所定のサービスを提供するサービス提供指示部27(サービス提供部)と、を備える。したがって、有人レジ14と無人レジ16とが混在している店舗において、無人レジ16の利用を促進することによって、各レジの稼働率の平準化を図ることができる。
【0156】
また、実施形態の店舗サーバ12(サーバ装置)は、所定の時間間隔Tで、少なくとも有人レジ14を使用した客の属性情報を取得するポイントカード情報取得部22(客情報取得部)と撮像制御部23(客情報取得部)とを更に備えて、サービス提供指示部27(サービス提供部)は、無人レジ16を使用した客に対して、属性情報のうち、頻度が高い属性の客に応じたサービスを提供する。したがって、有人レジ14に並んでいる客を、無人レジ16に誘導することができる。
【0157】
また、実施形態の店舗サーバ12(サーバ装置)において、ポイントカード情報取得部22(客情報取得部)は、客のポイントカードに登録された情報を取得する。また、撮像制御部23(客情報取得部)は、客を撮像した画像に基づいて、客の属性情報を取得する。したがって、有人レジ14を使用している客の属性を簡単かつ確実に取得することができる。
【0158】
また、実施形態の店舗サーバ12(サーバ装置)において、サービス終了指示部28(サービス提供部)は、無人レジ16を使用している客に対して所定のサービスを提供している際に、有人レジ14の稼働率Kaが稼働率閾値Tha(第1の稼働率)以下であり、無人レジ16の稼働率Kbが稼働率閾値Thb(第2の稼働率)以上であることを条件として、サービスの提供を終了する。したがって、無人レジ16の稼働率が高くなりすぎて、有人レジ14の稼働率Kaが低下した場合に、無人レジ16におけるサービスの提供を終了させて、各レジの稼働率の平準化を図ることができる。
【0159】
また、実施形態の商品販売データ処理システム10は、客が購入する商品の登録または決済に店員が介在する有人レジ14と、客が購入する商品の登録と決済とを当該客が自ら行う無人レジ16と、所定の時間間隔Tで、有人レジ14の稼働率Kaと無人レジ16の稼働率Kbとを監視して、有人レジ14の稼働率Kaが稼働率閾値Tha(第1の稼働率)よりも高く、無人レジ16の稼働率Kbが稼働率閾値Thb(第2の稼働率)よりも低いことを条件として、無人レジ16を使用した客に対して所定のサービスの提供を指示する店舗サーバ12(サーバ装置)と、を備える。したがって、有人レジ14と無人レジ16とが混在している店舗において、無人レジ16の利用を促進することによって、各レジの稼働率の平準化を図ることができる。
【0160】
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例示であり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0161】
10 商品販売データ処理システム
12 店舗サーバ(サーバ装置)
14 有人レジ
16 無人レジ
17 カメラ
18 LAN
21 売上データ取得部
22 ポイントカード情報取得部(客情報取得部)
23 撮像制御部(客情報取得部)
24 稼働率監視部
25 顧客属性判断部
26 販売促進データ選択部
27 サービス提供指示部(サービス提供部)
28 サービス終了指示部(サービス提供部)
133,153,173 商品マスタ
134 売上データ
135 顧客解析データ
136 販売促進データ
137 販売促進実行履歴データ
Ka,Kb 稼働率
T 時間間隔
Tha 稼働率閾値(第1の稼働率)
Thb 稼働率閾値(第2の稼働率)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0162】
【特許文献1】特開2021-131747号公報
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