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▶ 伊藤 治夫の特許一覧

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  • 特開-電波反射強度向上方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024167966
(43)【公開日】2024-12-05
(54)【発明の名称】電波反射強度向上方法
(51)【国際特許分類】
   G01P 5/22 20060101AFI20241128BHJP
【FI】
G01P5/22 L
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023084311
(22)【出願日】2023-05-23
(71)【出願人】
【識別番号】722007873
【氏名又は名称】伊藤 治夫
(72)【発明者】
【氏名】伊藤 治夫
(57)【要約】
【課題】水深がある水流検知において電波を使用した送受信機のセンサーの電波反射強度を向上するため電波出力を高くする課題があった。
【解決手段】一般的にはセンサー側を固定して動作する非測定物を検知する方法に対して、電波を使用した送受信機のセンサーを水面の動きと連動する構造し、電波の反射に金属反射板を使用し、金属反射板は重力に対して一方方向を向いている構造し、電波反射強度を向上させる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電波を使用した送受信機のセンサーを水面の動きと連動する構造し、電波の反射に金属反射板を使用し、金属反射板は重力に対して一方方向を向いている構造し、電波反射強度を向上させる方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電波による流速検知における電波反射強度を向上させる方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
電波は金属面に対して水面で20%以下の反射強度であり、かつ、水面下の電波反射物で反射された電波が水中で200~500dB/m減衰され水面と電波反射物との反射強度の差分が大きすぎるため、電波による流速検知が容易でないことが知られている。
【0003】
電波の波長に対して波長1周期以下の水深であれば水面に電波を照射すれば水底と水面との電波の差分で電波による流速検知は可能である。
【0004】
電波出力を高くして電波反射強度を向上すると回路規模が大きくなり、かつ、消費電力が膨大となる問題があった。
【0005】
この改善策として、例えば60GHzの電波を使用するとした、水面の動きと連動する電波を使用した送受信機のセンサーと重力で一方方向を向いている金属反射板を具備する方法がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】JP6260004B2
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
解決しようとする問題点は、水深がある水流検知において電波を使用した送受信機のセンサーの電波反射強度を向上する点である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、一般的にはセンサー側を固定して動作する非測定物を検知する方法に対して、電波を使用した送受信機のセンサーを水面の動きと連動する構造し、電波の反射に金属反射板を使用し、金属反射板は重力に対して一方方向を向いている構造し、電波反射強度を向上させる事を最も主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、例えば60GHzを使用すると周波数が高いため回路規模を小さくでき、また電波が減衰しにくい金属板で一定の反射強度が得られるため電波出力を低く抑えられ消費電力の低減が図れる。
【0010】
水深がある洋上での流速検知が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は水面の動きと連動する電波を使用した送受信機のセンサーと重力で一方方向を向いている金属反射板を表示する説明図である。(実施例)
【発明を実施するための形態】
【0012】
水面1の動きと連動する支持具2に固定された電波を使用した送受信機のセンサー3と支持具2に付けられバネ4で支持され重力で一方方向を向いている金属反射板5の構造である。
【0013】
送信電波6が送受信機のセンサー3から照射されて金属反射板5で反射されて反射電波7が送受信機のセンサー3で検知され、送信電波6と反射電波7の強度と位相差から流速が検知される。
【産業上の利用可能性】
【0014】
図1の実施例は、水深の影響をうけない電波による流速検知の可能性を示している。
【0015】
構造が簡単であるため特別な生産設備を必要としない。
【符号の説明】
【0016】
1 水面
2 支持具
3 電波を使用した送受信機のセンサー
4 バネ
5 金属反射板
6 送信電波
7 反射電波
図1