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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024168256
(43)【公開日】2024-12-05
(54)【発明の名称】情報システムおよび操作装置
(51)【国際特許分類】
   H04Q 9/00 20060101AFI20241128BHJP
   E02F 3/84 20060101ALI20241128BHJP
   E02F 9/20 20060101ALI20241128BHJP
   H04N 7/18 20060101ALI20241128BHJP
【FI】
H04Q9/00 301B
E02F3/84 A
E02F9/20 C
H04N7/18 D
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023084765
(22)【出願日】2023-05-23
(71)【出願人】
【識別番号】000246273
【氏名又は名称】コベルコ建機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000800
【氏名又は名称】デロイトトーマツ弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】廣瀬 龍一
【テーマコード(参考)】
2D003
5C054
5K048
【Fターム(参考)】
2D003AA01
2D003BA04
2D003DA04
5C054CC02
5C054DA07
5C054DA09
5C054EA01
5C054EA03
5C054EA05
5C054EA07
5C054FC15
5C054FE12
5C054FF03
5C054GB01
5C054GD03
5C054HA29
5C054HA37
5K048AA04
5K048BA25
5K048DC01
5K048EB02
5K048EB12
5K048EB15
5K048FB15
(57)【要約】
【課題】システム構成の肥大化を抑制することのできる情報システムおよび操作装置を提供する。
【解決手段】本発明は、操作装置と前記操作装置の操作対象との連携状態に応じて、当該操作装置および当該操作対象のうち少なくとも一方により取得された情報の保存の要否を判定する情報システムに関する。作業機械40(操作対象)により取得されたうえで遠隔操作装置20に送信された「第1実機情報」の保存の要否を、当該遠隔操作装置20と当該操作対象との連携状態(例えば、操作可能状態および前記操作不可能状態の別)に応じて判定する。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作装置と前記操作装置の操作対象との連携状態に応じて、指定機器としての前記操作装置および前記操作対象のうち少なくとも一方により取得された情報の保存の要否を判定する情報システム。
【請求項2】
請求項1に記載の情報システムにおいて、
前記操作対象は作業機械であり、
前記操作装置は前記作業機械を遠隔操作するための遠隔操作装置である
情報システム。
【請求項3】
請求項1に記載の情報システムにおいて、
前記連携状態は、前記操作装置が前記操作対象を操作可能である操作可能状態と、前記操作装置が前記操作対象を操作不可能である操作不可能状態とを、含み、
前記操作装置と前記操作対象とが、前記操作可能状態および前記操作不可能状態のうちいずれであるかに応じて、前記情報の保存要否を決定する
情報システム。
【請求項4】
請求項1に記載の情報システムにおいて、
前記操作装置と、前記操作装置の操作対象となりうる複数の操作対象候補のうち前記操作対象として決定された一の操作対象候補と、の連携状態に応じて、前記指定機器としての当該一の操作対象候補により取得された情報の保存の要否を判定する
情報システム。
【請求項5】
請求項1に記載の情報システムにおいて、
保存が必要であると判定された情報を外部サーバに送信する通信装置を備えている
情報システム。
【請求項6】
請求項5に記載の情報システムにおいて、
前記通信装置が前記外部サーバに送信した情報を前記指定機器から削除する
情報システム。
【請求項7】
請求項1に記載の情報システムにおいて、
保存が不要であると判定された情報を前記指定機器から削除する
情報システム。
【請求項8】
請求項1に記載の情報システムにおいて、
前記操作対象が、カメラ画像を前記情報として取得する撮像装置を備えている
情報システム。
【請求項9】
請求項8に記載の情報システムにおいて、
前記操作装置が、前記カメラ画像を前記情報として前記操作対象から受信する
情報システム。
【請求項10】
請求項1の情報システムにおいて、
前記指定機器は、前記情報を表示する表示装置を備えている
情報システム。
【請求項11】
操作対象から受信した画像データを表示する表示装置と、
前記操作対象を操作中の場合に表示した前記画像データを保存対象として決定する処理装置と、を備えている
操作装置。
【請求項12】
操作装置の操作対象となりうる複数の操作対象候補のうち一の操作対象候補である現在の操作対象から受信した画像データを選択して表示する表示装置と、
前記操作装置により前記操作対象が操作されている際に前記表示装置に表示された前記画像データを保存対象として決定する処理装置と、を備えている
操作装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、操作装置と前記操作装置の操作対象との連携状態に応じて、当該操作装置および当該操作対象のうち少なくとも一方により取得された情報の保存の要否を判定する情報システムに関する。
【背景技術】
【0002】
作業機械を遠隔操作するシステムによれば、作業機械に設けられたカメラで撮影された映像信号が回線網を介して送信され、遠隔地に設置された遠隔操作装置(コントロールルーム)のモニタ装置に表示される(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2013-168777号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
作業機械の操作履歴情報として、遠隔操作装置のモニタ装置に表示された画像データを保存しておき、保存した画像データを参照することのできるシステムが望まれる。
【0005】
しかし、遠隔操作装置のオペレータにより作業機械が遠隔操作されていない状況においても画像データを保存すると、遠隔操作されていない状況を映した必要性の低い画像データを保存する処理を要することになり、システム構成の肥大化を招いてしまう。
【0006】
また、遠隔操作装置の操作対象となる作業機械が複数存在する場合に、複数の作業機械に対応するすべての画像データを保存すると、遠隔操作されている作業機械に対応する画像データのみならず遠隔操作されていない作業機械に対応する画像データについても保存する処理を要することになり、システム構成の肥大化を招いてしまう。
【0007】
そこで、本発明は、システム構成の肥大化を抑制することのできる情報システムおよび操作装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の情報システムは、
操作装置と前記操作装置の操作対象との連携状態に応じて、指定機器としての前記操作装置および前記操作対象のうち少なくとも一方により取得された情報の保存の要否を判定する。
【0009】
当該構成の情報システムによれば、操作装置および当該操作装置の操作対象のうち少なくとも一方である指定機器により取得された情報のうち、当該操作装置と当該操作対象との連携状態に応じて不要と判定された情報は指定機器等に保存されない。このため、指定機器等における情報保存容量の軽減が図られ、ひいてはシステム構成の肥大化が抑制されうる。
【0010】
情報を「取得する」とは、センサ等を用いて当該情報を取得(検出・測定)すること、通信機器を用いて当該情報を受信すること、を含む概念である。第1指定機器が1次的に取得し、第2指定機器が第1指定機器から2次的に取得(または受信)した情報の当該第2指定機器および/または外部機器における保存要否が判定されるほか、第1指定機器が1次的に取得した情報の当該第1指定機器および/または外部機器における保存要否が判定されてもよい。
【0011】
前記構成の情報システムにおいて、
前記操作対象は作業機械であり、
前記操作装置は前記作業機械を遠隔操作するための遠隔操作装置である
ことが好ましい。
【0012】
当該構成の情報システムによれば、操作対象である作業機械および操作装置である遠隔操作装置のうち少なくとも一方である指定機器により取得された情報のうち、当該遠隔操作装置と当該作業機械との連携状態に応じて不要と判定された情報は指定機器等に保存されない。このため、指定機器等における情報保存容量の軽減が図られ、ひいてはシステム構成の肥大化が抑制されうる。
【0013】
前記構成の情報システムにおいて、
前記連携状態は、前記操作装置が前記操作対象を操作可能である操作可能状態と、前記操作装置が前記操作対象を操作不可能である操作不可能状態とを、含み、
前記操作装置と前記操作対象とが、前記操作可能状態および前記操作不可能状態のうちいずれであるかに応じて、前記情報の保存要否を決定する
ことが好ましい。
【0014】
当該構成の情報システムによれば、操作装置および当該操作装置の操作対象のうち少なくとも一方である指定機器により取得された情報のうち、当該操作装置による当該操作対象の「操作可能状態」および「操作不可能状態」の別に応じて不要と判定された情報は指定機器等に保存されない。このため、情報保存容量の軽減が図られ、ひいてはシステム構成の肥大化が抑制されうる。
【0015】
前記構成の情報システムにおいて、
前記操作装置と、前記操作装置の操作対象となりうる複数の操作対象候補のうち前記操作対象として決定された一の操作対象候補と、の連携状態に応じて、前記指定機器としての当該一の操作対象候補により取得された情報の保存の要否を判定する
ことが好ましい。
【0016】
当該構成の情報システムによれば、複数の操作対象候補により取得された情報のうち、操作対象として決定された、指定機器としての一の操作対象候補により取得された情報の保存要否が判定される。このため、前記のように指定機器等の情報保存容量に加えて、複数の操作対象候補により取得された情報のそれぞれの保存要否を判定するために要する情報処理容量の軽減が図られ、ひいてはシステム構成の肥大化が抑制されうる。
【0017】
前記構成の情報システムにおいて、
保存が必要であると判定された情報を外部サーバに送信する通信装置を備えている
ことが好ましい。
【0018】
当該構成の情報システムによれば、操作装置および当該操作装置の操作対象のうち少なくとも一方である指定機器により取得された情報のうち、当該操作装置と当該操作対象との連携状態に応じて保存不要と判定された情報は外部サーバに送信されず、かつ、ひいては当該外部サーバに保存されない。このため、指定機器および外部サーバの間の情報通信容量に加えて外部サーバの情報保存容量の軽減が図られ、ひいてはシステム構成の肥大化が抑制されうる。
【0019】
前記構成の情報システムにおいて、
前記通信装置が前記外部サーバに送信した情報を前記指定機器から削除する
ことが好ましい。
【0020】
当該構成の情報システムによれば、指定機器により取得された情報のうち、通信装置から外部サーバに送信された情報は当該指定機器から削除される。このため、指定機器および外部サーバの両方に同一の情報が無制限に保存される無駄が回避されるので、指定機器および外部サーバによる総合的な情報保存容量の軽減が図られ、ひいてはシステム構成の肥大化が抑制されうる。
【0021】
前記構成の情報システムにおいて、
保存が不要であると判定された情報を前記指定機器から削除する
ことが好ましい。
【0022】
当該構成の情報システムによれば、指定機器により取得された情報のうち、保存が不要であると判断された情報が当該指定機器から削除される。このため、指定機器に保存不要の情報が無制限に保存される無駄が回避されるので、指定機器の情報保存容量の軽減が図られ、ひいてはシステム構成の肥大化が抑制されうる。
【0023】
前記構成の情報システムにおいて、
前記操作対象が、カメラ画像を前記情報として取得する撮像装置を備えている
ことが好ましい。
【0024】
当該構成の情報システムによれば、操作対象が指定機器に該当する場合、当該操作対象により撮像装置を通じて取得されたカメラ画像のうち、操作装置と当該操作対象との連携状態に応じて不要と判定されたカメラ画像は操作対象に保存されない。このため、指定機器の情報保存容量の軽減が図られ、ひいてはシステム構成の肥大化が抑制されうる。
【0025】
前記構成の情報システムにおいて、
前記操作装置が、前記カメラ画像を前記情報として前記操作対象から受信する
ことが好ましい。
【0026】
当該構成の情報システムによれば、操作装置が指定機器に該当する場合、操作対象により撮像装置を通じて取得されて操作装置が操作対象から受信したカメラ画像のうち、操作装置と当該操作対象との連携状態に応じて不要と判定されたカメラ画像は操作装置に保存されない。このため、指定機器の情報保存容量の軽減が図られ、ひいてはシステム構成の肥大化が抑制されうる。
【0027】
前記構成の情報システムにおいて、
前記指定機器は、前記情報を表示する表示装置を備えている
ことが好ましい。
【0028】
当該構成の情報システムによれば、指定機器により取得された情報が、当該指定機器の表示装置に表示される。この場合も、操作装置と当該操作対象との連携状態に応じて不要と判定された情報は指定機器等に保存されない。このため、指定機器等の情報保存容量の軽減が図られ、ひいてはシステム構成の肥大化が抑制されうる。
【0029】
本発明の第1態様の操作装置は、
操作対象から受信した画像データを表示する表示装置と、
前記操作対象を操作中の場合に表示した前記画像データを保存対象として決定する処理装置と、を備えている。
【0030】
当該構成の操作装置によれば、操作対象が操作されていない状態で、当該操作対象から受信したうえで表示装置に表示された画像データは保存対象として決定されない。。このため、操作装置の情報保存容量の軽減が図られ、ひいてはシステム構成の肥大化が抑制されうる。
【0031】
本発明の第2態様の操作装置は、
操作装置の操作対象となりうる複数の操作対象候補のうち一の操作対象候補である現在の操作対象から受信した画像データを選択して表示する表示装置と、
前記操作装置により前記操作対象が操作されている際に前記表示装置に表示された前記画像データを保存対象として決定する処理装置と、を備えている。
【0032】
当該構成の操作装置によれば、複数の操作対象候補のうち現在の操作対象である一の操作対象候補が操作されていない状態で、当該操作対象から受信したうえで表示装置に表示された画像データは保存対象として決定されない。。このため、操作装置の情報保存容量の軽減が図られ、ひいてはシステム構成の肥大化が抑制されうる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
図1】情報システムの構成に関する説明図。
図2】遠隔操作装置の構成に関する説明図。
図3】作業機械の構成に関する説明図。
図4】情報システムの機能に関する説明図。
図5】作業環境画像に関する説明図。
【発明を実施するための形態】
【0034】
(情報システムの構成)
図1に示されている本発明の一実施形態としての情報システムは、外部サーバ10および作業機械40(操作対象)のそれぞれと相互にネットワーク通信可能に構成されている遠隔操作装置20(操作装置)により構成されている。
【0035】
(遠隔操作装置の構成)
図1に示されているように、遠隔操作装置20は、遠隔制御装置200(処理装置)と、遠隔入力インターフェース210と、遠隔出力インターフェース220と、を備えている。遠隔制御装置200は、演算処理装置(シングルコアプロセッサまたはマルチコアプロセッサもしくはこれを構成するプロセッサコア)により構成され、メモリなどの記憶装置から必要なデータおよびソフトウェアを読み取り、当該データを対象として当該ソフトウェアにしたがった演算処理を実行する。
【0036】
遠隔入力インターフェース210は、遠隔操作機構211を備えている。遠隔出力インターフェース220は、遠隔画像出力装置221(表示装置)と、遠隔無線通信機器222と、を備えている。
【0037】
遠隔操作機構211には、走行用操作装置と、旋回用操作装置と、ブーム用操作装置と、アーム用操作装置と、バケット用操作装置と、が含まれている。各操作装置は、回動操作を受ける操作レバーを有している。走行用操作装置の操作レバー(走行レバー)は、作業機械40の下部走行体41を動かすために操作される。走行レバーは、走行ペダルを兼ねていてもよい。例えば、走行レバーの基部または下端部に固定されている走行ペダルが設けられていてもよい。旋回用操作装置の操作レバー(旋回レバー)は、作業機械40の旋回機構43を構成する油圧式の旋回モータを動かすために操作される。ブーム用操作装置の操作レバー(ブームレバー)は、作業機械40のブームシリンダ442を動かすために操作される。アーム用操作装置の操作レバー(アームレバー)は作業機械40のアームシリンダ444を動かすために操作される。バケット用操作装置の操作レバー(バケットレバー)は作業機械40のバケットシリンダ446を動かすために操作される。
【0038】
遠隔操作機構211を構成する各操作レバーは、例えば、図2に示されているように、オペレータが着座するためのシートStの周囲に配置されている。シートStは、アームレスト付きのハイバックチェアのような形態であるが、ヘッドレストがないローバックチェアのような形態、または、背もたれがないチェアのような形態など、オペレータが着座できる任意の形態の着座部であってもよい。
【0039】
シートStの前方に左右のクローラに応じた左右走行レバー2110が左右横並びに配置されている。一つの操作レバーが複数の操作レバーを兼ねていてもよい。例えば、図2に示されているシートStの左側フレームの前方に設けられている左側操作レバー2111が、前後方向に操作された場合にアームレバーとして機能し、かつ、左右方向に操作された場合に旋回レバーとして機能してもよい。同様に、図2に示されているシートStの右側フレームの前方に設けられている右側操作レバー2112が、前後方向に操作された場合にブームレバーとして機能し、かつ、左右方向に操作された場合にバケットレバーとして機能してもよい。レバーパターンは、オペレータの操作指示によって任意に変更されてもよい。
【0040】
遠隔画像出力装置221は、単一または複数の画像出力装置により構成されている。遠隔画像出力装置221は、入力された映像情報を画像出力装置の画面に出力するキャプチャボード(出力処理装置)と、送信されてきた映像情報の判定結果に応じて映像情報をキャプチャボードへに入力するハブ(中継装置)を備える。本実施形態では、映像情報として作業機械40から送信された第1実機情報の判定結果に応じて、第1実機情報としての撮像画像がハブを介してキャプチャボードに入力される(詳細は後述する)。遠隔画像出力装置221は、例えば図2に示されているように、シートStの前方、左斜め前方および右斜め前方のそれぞれに配置された略矩形状の画面を有する中央遠隔画像出力装置2210、左側遠隔画像出力装置2211および右側遠隔画像出力装置2212により構成されている。中央遠隔画像出力装置2210、左側遠隔画像出力装置2211および右側遠隔画像出力装置2212のそれぞれの画面(画像表示領域)の形状およびサイズは同じであってもよく相違していてもよい。遠隔画像出力装置221は、単一の湾曲したまたは湾曲可能な画像出力装置、シートStの前方を囲むように配置される2つまたは4つ以上の画像出力装置により構成されていてもよい。
【0041】
図2に示されているように、中央遠隔画像出力装置2210の画面および左側遠隔画像出力装置2211の画面が傾斜角度θ1(例えば、120°≦θ1≦150°)をなすように、左側遠隔画像出力装置2211の右縁が、中央遠隔画像出力装置2210の左縁に隣接している。図2に示されているように、中央遠隔画像出力装置2210の画面および右側遠隔画像出力装置2212の画面が傾斜角度θ2(例えば、120°≦θ2≦150°)をなすように、右側遠隔画像出力装置2212の左縁が、中央遠隔画像出力装置2210の右縁に隣接している。当該傾斜角度θ1およびθ2は同じであっても相違していてもよい。
【0042】
中央遠隔画像出力装置2210、左側遠隔画像出力装置2211および右側遠隔画像出力装置2212のそれぞれの画面は、鉛直方向に対して平行であってもよく、鉛直方向に対して傾斜していてもよい。中央遠隔画像出力装置2210、左側遠隔画像出力装置2211および右側遠隔画像出力装置2212のうち少なくとも1つの画像出力装置が、複数に分割された画像出力装置により構成されていてもよい。例えば、中央遠隔画像出力装置2210が、略矩形状の画面を有する上下に隣接する画像出力装置により構成されていてもよい。
【0043】
(作業機械の構成)
図1に示されているように、作業機械40は、実機制御装置400と、実機入力インターフェース410と、実機出力インターフェース420と、実機無線通信機器422と、を備えている。実機制御装置400の構成要素のそれぞれは、演算処理装置(シングルコアプロセッサまたはマルチコアプロセッサもしくはこれを構成するプロセッサコア)により構成され、メモリなどの記憶装置から必要なデータおよびソフトウェアを読み取り、当該データを対象として当該ソフトウェアにしたがった演算処理を実行する。
【0044】

作業機械40は、例えばクローラショベル(建設機械)であり、図3に示されているように、クローラ式の下部走行体41と、下部走行体41に旋回機構43を介して旋回可能に搭載されている上部旋回体42と、を備えている。上部旋回体42の前方左側部にはキャブ42C(運転室)が設けられている。上部旋回体42の前方中央部には作業機構44が設けられている。
【0045】
実機入力インターフェース410は、実機操作機構411と、実機撮像装置412と、実機測位装置414と、実機センサ群416と、を備えている。実機操作機構411は、キャブ42Cの内部に配置されたシートの周囲に遠隔操作機構211と同様に配置された複数の操作レバーを備えている。遠隔操作レバーの操作態様に応じた信号を受信し、当該受信信号に基づいて実機操作レバーを動かす駆動機構またはロボットがキャブ42Cに設けられている。実機撮像装置412は、例えばキャブ42Cの内部に設置され、フロントウィンドウおよび左右サイドウィンドウ越しに作業機構44の少なくとも一部を含む環境を撮像する。フロントウィンドウおよびサイドウィンドウのうち一部または全部が省略されていてもよい。実機測位装置414は、GPSまたはGNSSおよび必要に応じてジャイロセンサ等により構成され、作業機械40の位置(緯度および経度)を測定する。
【0046】
実機センサ群416は、上部旋回体42に対するブーム441の起伏角度、ブーム441に対するアーム443の回動角度、アーム443に対するバケット445の回動角度、作動油圧、燃料残量など、作業機械40の状態に関するパラメータの値に応じた信号を実機制御装置400に出力するように構成されている。
【0047】
図3に示されているように、作業機構44は、上部旋回体42に起伏可能に装着されているブーム441と、ブーム441の先端に回動可能に連結されているアーム443と、アーム443の先端に回動可能に連結されているバケット445(先端アタッチメント)と、を備えている。作業機構44には、伸縮可能な油圧シリンダにより構成されているブームシリンダ442、アームシリンダ444およびバケットシリンダ446が装着されている。
【0048】
ブームシリンダ442は、作動油の供給を受けることにより伸縮してブーム441を起伏方向に回動させるように当該ブーム441と上部旋回体42との間に介在する。アームシリンダ444は、作動油の供給を受けることにより伸縮してアーム443をブーム441に対して水平軸回りに回動させるように当該アーム443と当該ブーム441との間に介在する。バケットシリンダ446は、作動油の供給を受けることにより伸縮してバケット445をアーム443に対して水平軸回りに回動させるように当該バケット445と当該アーム443との間に介在する。
【0049】
(機能)
前記構成の施工支援装置および撮像機能制御システムの機能について図4に示されているフローチャートを用いて説明する。当該フローチャートにおいて「C●」というブロックは、記載の簡略のために用いられ、データの送信および/または受信を意味し、当該データの送信および/または受信を条件として分岐方向の処理が実行される条件分岐を意味している。
【0050】
遠隔操作装置20において、遠隔制御装置200により、遠隔無線通信機器222を通じて、作業機械40に対して指定信号が送信される(図4/STEP210)。複数の作業機械40が複数の操作対象候補である場合、当該複数の作業機械40のそれぞれに対して指定信号が送信されてもよい。オペレータにより遠隔入力インターフェース210を通じた指定操作の有無が判定され、当該判定結果が肯定的である場合に指定信号が送信されてもよい。「指定操作」は、例えば、オペレータが遠隔操作を意図する作業機械40を指定するための遠隔入力インターフェース210におけるタップなどの操作である。
【0051】
作業機械40において、実機無線通信機器422を通じて指定信号が受信された場合(図4/C40)、実機制御装置400が実機撮像装置412を通じて取得された撮像画像(カメラ画像。適当な画像処理が施されていてもよい。)が「第1実機情報」として遠隔操作装置20に対して送信される(図4/STEP410)。撮像画像(または撮像画像データ)は、撮像画像そのもののほか、撮像画像に基づいて生成された模擬的な環境画像を表わす画像データであってもよい。
【0052】
遠隔操作装置20において、遠隔無線通信機器222を通じて第1実機情報が受信された場合(図4/C21)、遠隔制御装置200により、遠隔操作装置20と作業機械40との連携状態に応じて、第1実機情報の保存の要否が判定される(図4/STEP212)。例えば、遠隔制御装置200により第1実機情報としての撮像画像が、遠隔操作装置20による遠隔操作が可能な状態にある現在の操作対象(一の操作対象候補)により取得されたものであるか否かに応じて当該判定処理が実行される。
【0053】
遠隔制御装置200により撮像画像とともに受信された実機識別子と、複数の操作対象候補の中からユーザにより遠隔入力インターフェース210を通じて現在指定されている一の操作対象候補である作業機械40の実機識別子と、が一致するか否かに応じて、当該一の操作対象候補が決定され、さらには当該判定処理が実行されてもよい。そのほか、遠隔操作装置20と通信可能な状態にある作業機械40により第1実機情報が取得されたか否かに応じて当該判定処理が実行されてもよい。遠隔操作装置20による遠隔操作が可能な状態にあり、かつ、遠隔操作機構211を通じて作業機械40が実際に遠隔操作された際に、当該作業機械40により第1実機情報が取得されたか否かに応じて当該判定処理が実行されてもよい。
【0054】
当該判定結果が否定的である場合(図4/STEP212‥NO)、遠隔制御装置200により第1実機情報としての撮像画像がキャプチャボードに入力されないようにハブが制御される。
【0055】
その一方、当該判定結果が肯定的である場合(図4/STEP212‥YES)、遠隔制御装置200により第1実機情報がキャプチャボードに入力されるようにハブが制御され、キャプチャボードを介して第1実機情報としての撮像画像が遠隔画像出力装置221(表示装置)に出力される(図4/STEP214)。これにより、例えば、図5に示されているように、キャブ42Cの前方に広がる地面のほか、作業機構44の一部であるブーム441、アーム443および施工対象領域における(バケット445による作業対象である)瓦礫または土砂の山などが映り込んでいる撮像画像が遠隔画像出力装置221に出力される。キャプチャボードに入力される撮像画像は、作業機械40から送信された撮像画像に加工処理(撮像画像に記号や文字、目印となる標識画像等を重畳させる処理など)を施したものでもよい。
さらに、遠隔制御装置200により、遠隔画像出力装置221に出力(図4/STEP214)された撮像画像(第1実機情報)が、保存対象として決定される。具体的に、遠隔制御装置200によりキャプチャボードを介して遠隔画像出力装置221に出力された撮像画像(第1実機情報)が、遠隔制御装置200の記憶装置(またはメモリの指定領域など)に少なくとも一時的に保存または記憶保持されることにより、保存対象として決定される。当該記憶装置に保存または記憶保持される第1実機情報は、遠隔画像出力装置221に出力した映像情報を録画したものでもよい。そして、遠隔制御装置200により遠隔無線通信機器222を通じて、記憶装置に保存または記憶保持された保存対象としての撮像画像(第1実機情報)が、「指定機器」としての遠隔制御装置200により外部サーバ10に対して送信またはアップロードされる(図4/STEP216)。この際、作業機械40を識別するための実機識別子と、遠隔操作装置20を識別するための遠隔識別子と、が撮像画像に関連付けられて外部サーバ10に対して送信またはアップロードされてもよい。外部サーバ10により撮像画像(第1実機情報)が受信された場合(図4/C10)、クラウドにおける情報記憶資源またはデータベースに当該撮像画像が保存または記憶保持される(図4/STEP110)。
【0056】
その後、一定時間が経過した場合、外部サーバ10に対して送信された撮像画像が遠隔操作装置20の記憶装置から削除される(図4/STEP218)。
【0057】
遠隔操作装置20において、遠隔制御装置200により遠隔操作機構211の操作態様が認識され、かつ、遠隔無線通信機器222を通じて、当該操作態様に応じた遠隔操作指令が作業機械40に対して送信される(図4/STEP220)。
【0058】
作業機械40において、実機制御装置400により、実機無線通信機器422を通じて遠隔操作指令が受信された場合(図4/C42)、当該遠隔操作指令にしたがって作業機構44等の動作が制御される(図4/STEP420)。例えば、バケット445により作業機械40の前方の施工対象領域の土を掘り起こしてすくい、上部旋回体42を旋回させたうえで施工対象領域の外にバケット445から土を落とす作業が実行される。
【0059】
さらに、実機制御装置400により、実機センサ群416の出力信号に基づき、作業機械40の状態(第2実機情報が含まれていてもよい。)が取得され、遠隔操作装置20に対して送信される(図4/STEP422)。「第2実機情報」には、作業機械40の現在位置、上部旋回体42の傾斜角度、上部旋回体42に対するブーム441の起伏角度、ブーム441に対するアーム443の回動角度、アーム443に対するバケット445の回動角度、作動油圧および燃料残量などのうち、作業機械40の状態に関する少なくとも1つのパラメータの値が含まれていてもよい。「第2実機情報」には、遠隔操作機構211の操作態様(遠隔操作機構211を構成する操作レバーの操作量または傾斜角度など)や操作態様に応じた遠隔操作指令、および/または、遠隔操作指令にしたがって制御される実機操作機構411を構成する操作レバー等の動作態様が含まれていてもよい。
【0060】
遠隔操作装置20において、遠隔無線通信機器222を通じて第2実機情報が受信された場合(図4/C22)、遠隔制御装置200により、当該第2実機情報が少なくとも一時的に記憶装置(またはメモリの指定領域など)に保存または記憶保持される。さらに、遠隔制御装置200により、第1実機情報の保存要否の判定処理以降の処理が繰り返される(図4/STEP212~STEP220参照)。
【0061】
(作用効果)
前記機能を発揮する情報システムによれば、作業機械40(操作対象)により取得されたうえで遠隔操作装置20に送信された「第1実機情報」のうち、当該遠隔操作装置20と当該操作対象との連携状態(例えば、操作可能状態および前記操作不可能状態の別)に応じて不要と判定された情報はキャプチャボードに入力されないようにハブが制御されるため、遠隔操作装置20に保存されず、かつ、外部サーバ10に送信されないため外部サーバ10に保存されない(図4/STEP212‥NO参照)。このため、指定機器としての遠隔操作装置20および外部サーバ10の総合的な情報保存容量、および、遠隔操作装置20と外部サーバ10との間の情報通信容量の軽減が図られ、ひいてはシステム構成の肥大化が抑制されうる。
【0062】
また、作業機械40(操作対象)により取得されたうえで遠隔操作装置20に送信された第1実機情報のうち、当該遠隔操作装置20から外部サーバ10に送信された情報は遠隔操作装置20から削除される(図4/STEP216→STEP218参照)。このため、遠隔操作装置20および外部サーバ10の両方に同一の情報が無制限に保存される無駄が回避されるので、情報保存容量の軽減が図られ、ひいてはシステム構成の肥大化が抑制されうる。
【0063】
また、前記機能を発揮する情報システムによれば、当該遠隔操作装置20と当該操作対象との連携状態(例えば、操作可能状態および前記操作不可能状態の別)の判定結果が否定的である場合(図4/STEP212‥NO)には、「第2実機情報」は遠隔操作装置20に保存されず、かつ、外部サーバ10に送信されないため外部サーバ10に保存されないこのため、情報保存容量の軽減が図られ、ひいてはシステム構成の肥大化が抑制されうる。
【0064】
(本発明の他の実施形態)
前記実施形態では、情報システムが遠隔操作装置20により構成されていたが、他の実施形態として作業機械40により構成されていてもよく、遠隔操作装置20および作業機械40とは別個のコンピュータ(外部サーバ10など)により構成されていてもよい。作業機械40(操作対象)が、当該作業機械40に搭乗したオペレータにより実機操作機構411を通じて実機操作されてもよい。
【0065】
前記実施形態において、「第2実機情報」のうち、当該遠隔操作装置20から外部サーバ10に送信された情報が遠隔操作装置20から削除されるように構成されていてもよい。これによれば、遠隔操作装置20および外部サーバ10の両方に同一の情報が無制限に保存される無駄が回避されるので、情報保存容量の軽減が図られ、ひいてはシステム構成の肥大化が抑制されうる。
【0066】
前記実施形態では、送信されてきた映像情報の判定結果に応じて映像情報をキャプチャボードへに入力するハブを備えていたが、他の実施形態として、ハブが備えられない構成であってもよい。例えば、この構成では、遠隔操作装置20において、遠隔無線通信機器222を通じて第1実機情報が受信された場合、遠隔制御装置200により、遠隔操作装置20と作業機械40との連携状態に関わらず当該第1実機情報が少なくとも一時的に記憶装置(またはメモリの指定領域など)に保存または記憶保持される。
【0067】
次いで、遠隔操作装置20と作業機械40との連携状態に応じて、第1実機情報の保存の要否が判定される。当該判定結果が否定的である場合、遠隔制御装置200により第1実機情報としての撮像画像が遠隔操作装置20の記憶装置から削除される。その一方、当該判定結果が肯定的である場合、遠隔制御装置200により第1実機情報としての撮像画像が遠隔画像出力装置221に出力され、遠隔画像出力装置221に出力された撮像画像(第1実機情報)が保存対象として決定される。
さらに、「指定機器」としての遠隔制御装置200により遠隔無線通信機器222を通じて、保存対象として決定された撮像画像(第1実機情報)が、保存対象として外部サーバ10に対して送信またはアップロードされる。その後、一定時間が経過した場合、外部サーバ10に対して送信された撮像画像が遠隔操作装置20の記憶装置から削除される。この構成によっても、情報保存容量の軽減が図られ、ひいてはシステム構成の肥大化が抑制されうる。
【0068】
前記実施形態では、遠隔操作装置20と当該操作対象との連携状態に応じて第1実機情報の保存の要否が判定され、不要と判定された情報は、遠隔操作装置20に保存されず、かつ、外部サーバ10に送信されないため外部サーバ10に保存されない(図4/STEP212‥NO参照)ように構成されていたが、不要と判定された情報についても外部サーバ10に送信される構成であってもよい。例えば、この構成では、遠隔操作装置20と当該操作対象との連携状態に関わらず第1実機情報および第2実機情報を含む情報が少なくとも一時的に記憶装置(またはメモリの指定領域など)に保存または記憶保持される。また、遠隔操作装置20と作業機械40との連携状態に応じて、当該情報の保存の要否が判定され、遠隔画像出力装置221に出力された撮像画像(第1実機情報)が保存対象として決定される。次いで、「指定機器」としての遠隔制御装置200により遠隔無線通信機器222を通じて、当該情報および当該情報の保存の要否の判定結果が、外部サーバ10に対して送信またはアップロードされる。そして、一定時間が経過した場合、外部サーバ10により送信またはアップロードされた当該情報のうち当該判定結果が必要となっている保存対象である情報を引き続き保存し当該判定結果が不要となっている保存対象となっていない情報を削除する処理が実行される。また、一定時間が経過した場合、外部サーバ10に対して送信された当該情報が遠隔操作装置20の記憶装置から削除される。この構成によっても、情報保存容量の軽減が図られ、ひいてはシステム構成の肥大化が抑制されうる。
【0069】
前記実施形態では、第1実機情報および第2実機情報の全てが「指定機器」としての遠隔操作装置20から外部サーバ10に送信またはアップロードされていたが、他の実施形態として、「指定機器」としての作業機械40から第1実機情報および第2実機情報の一部または全部が外部サーバ10に対して直接的にアップロードされてもよい(図4/STEP410→‥→C10参照)。この場合、情報システムが作業機械40の実機制御装置400により構成され、実機制御装置400により実機情報の保存要否の判定処理(図4/STEP212参照)、外部サーバ10への実機情報の送信処理(図4/STEP216参照)および実機情報の記憶装置からの削除処理(図4/STEP218参照)が実行されてもよい。
【0070】
さらに、遠隔操作装置20と当該操作対象との連携状態に応じた第1実機情報の保存の要否の判定結果が不要となった情報を外部サーバ10に送信しないように構成することで、外部サーバ10に保存対象となっていない情報を保存しないようにすることができる。或いは、遠隔操作装置20と当該操作対象との連携状態に関わらず情報が作業機械40から外部サーバ10に送信またはアップロードされるとともに、遠隔操作装置20または作業機械40から外部サーバ10に情報の保存要否の判定結果を送信し、一定時間が経過した場合、外部サーバ10により送信またはアップロードされた情報のうち当該判定結果が必要となっている保存対象である情報を引き続き保存し当該判定結果が不要となっている保存対象となっていない情報を削除する処理が実行されるように構成することによっても、外部サーバ10に不要と判定された情報を保存しないようにすることができる。
【0071】
前記実施形態では、第1実機情報および第2実機情報の情報が外部サーバ10に送信またはアップロードされ、クラウドにおける情報記憶資源またはデータベースに当該撮像画像が保存または記憶保持されていたが、当該情報の保存先は遠隔制御装置200の記憶装置とは別個に設けた大容量の記憶装置(ハードディスクなど)で構成されてもよい。この場合、情報の外部サーバ10への送信またはアップロードは省略されてもよい。
【0072】
前記実施形態では、「操作対象」が作業機械40(または建設機械)であったが、他の実施形態として、「操作対象」が遠隔操作可能であり、かつ、内部情報および/または外部情報の取得機能および送信機能を有する無人飛行機、車両、クレーンなど他のタイプの建設機械などのあらゆる機器であってもよい。
【0073】
指定機器としての遠隔操作装置20(または作業機械40)に代えて、外部サーバ10により実機情報の保存要否の判定処理(図4/STEP212参照)が実行されてもよい。
【0074】
作業機械40が自動運転機能を有しており、遠隔操作装置20が当該作業機械40の自動運転の開始、一時停止および終了の指令を送信し、これに応じて当該作業機械40が自動運転を開始し、一時停止し、終了するように構成されていてもよい。
【符号の説明】
【0075】
10‥外部サーバ
20‥遠隔操作装置
200‥遠隔制御装置(処理装置)
210‥遠隔入力インターフェース
211‥遠隔操作機構
220‥遠隔出力インターフェース
221‥遠隔画像出力装置(表示装置)
222‥遠隔音響出力装置
224‥遠隔無線通信機器
40‥作業機械
44‥作業機構
400‥実機制御装置
410‥実機入力インターフェース
420‥実機出力インターフェース
図1
図2
図3
図4
図5