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特開2024-16842伸び計のクロスフレクシャ及びフレクシャ要素
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024016842
(43)【公開日】2024-02-07
(54)【発明の名称】伸び計のクロスフレクシャ及びフレクシャ要素
(51)【国際特許分類】
   G01N 3/02 20060101AFI20240131BHJP
【FI】
G01N3/02 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】15
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023121687
(22)【出願日】2023-07-26
(31)【優先権主張番号】63/392,334
(32)【優先日】2022-07-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】18/354,383
(32)【優先日】2023-07-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】505383383
【氏名又は名称】エムティーエス システムズ コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100153729
【弁理士】
【氏名又は名称】森本 有一
(74)【代理人】
【識別番号】100211177
【弁理士】
【氏名又は名称】赤木 啓二
(72)【発明者】
【氏名】リチャード メイヤー
(72)【発明者】
【氏名】ライリー オーガスト ロゴツケ
【テーマコード(参考)】
2G061
【Fターム(参考)】
2G061BA20
2G061DA16
2G061EA02
2G061EA04
2G061EB04
(57)【要約】
【課題】伸び計構造体の提供。
【解決手段】第1の試料係合部材を支持するように構成される第1のマウントを有する第1の伸長アームと、第2の試料係合部材を支持するように構成される第2のマウントを有する第2の伸長アームとを備える伸び計構造体。第1の伸長アームと第2の伸長アームとの間で第1のマウント及び第2のマウントから離れてクロスフレクシャ組立体が形成される。クロスフレクシャ組立体は、それぞれが第1の伸長アーム及び第2の伸長アームに接合され第1の伸長アームと第2の伸長アームとの間に延在する第1及び第2のフレクシャを備えてもよい。第2のフレクシャは、旋回軸を形成するように第1のフレクシャに直交し、第1のフレクシャの横方向一側においてのみ第1の伸長アームから第2の伸長アームに延在し、第1のフレクシャは、第2のフレクシャの横方向一側においてのみ第1の伸長アームから第2の伸長アームに延在する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
伸び計構造体であって、
第1の試料係合部材を支持するように構成される第1のマウントを有する第1の伸長アームと、
第2の試料係合部材を支持するように構成される第2のマウントを有する第2の伸長アームと、
前記第1のマウント及び前記第2のマウントから離れて前記第1の伸長アームと前記第2の伸長アームとの間に形成されるクロスフレクシャ組立体であって、
前記第1の伸長アーム及び前記第2の伸長アームに接合され、かつ、前記第1の伸長アームと前記第2の伸長アームとの間に延在する、第1のフレクシャと、
前記第1の伸長アーム及び前記第2の伸長アームに接合され、かつ、前記第1の伸長アームと前記第2の伸長アームとの間に延在し、かつ、旋回軸を形成するように前記第1のフレクシャに直交する、第2のフレクシャであって、前記第2のフレクシャは、前記第1のフレクシャの横方向一側においてのみ前記第1の伸長アームから前記第2の伸長アームまで延在し、前記第1のフレクシャは、前記第2のフレクシャの横方向一側においてのみ前記第1の伸長アームから前記第2の伸長アームまで延在する、第2のフレクシャと、
を備える、クロスフレクシャ組立体と、
を備える、伸び計構造体。
【請求項2】
前記第1のフレクシャは、第1の平面中央部を備え、前記第2のフレクシャは、第2の平面中央部を備え、前記旋回軸は、少なくとも前記第1の平面中央部及び前記第2の平面第2部に近接して延在する、請求項1に記載の伸び計構造体。
【請求項3】
前記第1の平面中央部から離れた前記第1のフレクシャの各端部は、前記旋回軸に平行な方向において前記第1の平面中央部よりも幅広である、請求項2に記載の伸び計構造体。
【請求項4】
前記第2の平面中央部から離れた前記第2のフレクシャの各端部は、前記旋回軸に平行な前記方向において前記第2の平面中央部よりも幅広である、請求項3に記載の伸び計構造体。
【請求項5】
前記第1の伸長アーム及び前記第2の伸長アームに接合された前記第1のフレクシャの両端部は、前記第2の平面中央部を少なくとも部分的に横切って、かつ、前記第2の平面中央部の互いに対向する平面側において、延在する、請求項4に記載の伸び計構造体。
【請求項6】
前記第1の伸長アーム及び前記第2の伸長アームに接合された前記第2のフレクシャの両端部は、前記第1の平面中央部を少なくとも部分的に横切って、かつ、前記第1の平面中央部の互いに対向する平面側において、延在する、請求項5に記載の伸び計構造体。
【請求項7】
前記第1の平面中央部に接合された複数の歪み要素を更に備え、各歪み要素は、前記第1の平面中央部に接合された導電性両端部を有し、複数の導電性端子パッドが、前記導電性両端部から離れて前記第1のフレクシャに接合されており、複数の電気ワイヤが、端子パッドを前記導電性両端部の一方に個々に電気的に接続している、請求項2に記載の伸び計構造体。
【請求項8】
第1の歪み要素は、前記第1の平面中央部に接合された導電性両端部を有し、複数の導電性端子パッドが、前記導電性両端部から離れて前記第1のフレクシャに接合されており、電気ワイヤが、各端子パッドを前記導電性両端部の少なくとも一方に個々に電気的に接続している、請求項7に記載の伸び計構造体。
【請求項9】
前記複数の端子パッドは、前記第1の平面中央部から離れて前記第1のフレクシャに接合されている、請求項8に記載の伸び計構造体。
【請求項10】
前記第1のフレクシャの各端部は、前記第1の平面中央部に垂直な方向において前記第1の平面中央部よりも厚い、請求項9に記載の伸び計構造体。
【請求項11】
伸び計構造体であって、
第1の試料係合部材を支持するように構成される第1のマウントを有する第1の伸長アームと、
第2の試料係合部材を支持するように構成される第2のマウントを有する第2の伸長アームと、
前記第1のマウント及び前記第2のマウントから離れて前記第1の伸長アームと前記第2の伸長アームとの間に形成されるクロスフレクシャ組立体であって、
単一の第1の本体のみである第1のフレクシャであって、前記第1の本体は、前記第1の伸長アーム及び前記第2の伸長アームに接合され、かつ、前記第1の伸長アームと前記第2の伸長アームとの間に延在する、第1のフレクシャと、
単一の第2の本体のみである第2のフレクシャであって、前記第2の本体は、前記第1の伸長アーム及び前記第2の伸長アームに接合され、かつ、前記第1の伸長アームと前記第2の伸長アームとの間に延在し、かつ、旋回軸を形成するように前記第1のフレクシャに直交し、前記第2のフレクシャの前記第2の本体は、前記第1のフレクシャの前記第1の本体の一側においてのみ前記第1の伸長アームから前記第2の伸長アームまで延在し、前記第1のフレクシャの前記第1の本体は、前記第2のフレクシャの前記第2の本体の一側においてのみ前記第1の伸長アームから前記第2の伸長アームまで延在する、第2のフレクシャと、
を備える、クロスフレクシャ組立体と、
を備える、伸び計構造体。
【請求項12】
伸び計であって、
第1の試料係合部材を支持するように構成される第1のマウントを有する第1の伸長アームと、
第2の試料係合部材を支持するように構成される第2のマウントを有する第2の伸長アームと、
前記第1のマウント及び前記第2のマウントから離れて前記第1の伸長アームと前記第2の伸長アームとの間に形成されるクロスフレクシャ組立体であって、
前記第1の伸長アーム及び前記第2の伸長アームに接合され、かつ、前記第1の伸長アームと前記第2の伸長アームとの間に延在する、第1のフレクシャであって、対向端部同士間に第1の平面中央部を有する、第1のフレクシャと、
前記第1の伸長アーム及び前記第2の伸長アームに接合され、かつ、前記第1の伸長アームと前記第2の伸長アームとの間に延在し、かつ、旋回軸を形成するように前記第1のフレクシャに直交する、第2のフレクシャと、
前記第1の平面中央部に接合された複数の歪み要素であって、各歪み要素は、前記第1の平面中央部に接合された導電性両端部を有し、複数の導電性端子パッドが、前記導電性両端部から離れて前記第1のフレクシャに接合されている、複数の歪み要素と、
複数の電気ワイヤであって、各電気ワイヤは、前記端子パッドのうちの一つを前記導電性両端部の一方に個々に電気的に接続している、複数の電気ワイヤと、
を備える、クロスフレクシャ組立体と、
を備える、伸び計。
【請求項13】
第1の歪み要素は、前記第1の平面中央部に接合された導電性両端部を有し、導電性端子パッドが、前記導電性両端部から離れて前記第1のフレクシャに接合されており、電気ワイヤが、各端子パッドを前記導電性両端部の少なくとも一方に電気的に接続している、請求項12に記載の伸び計。
【請求項14】
前記第1の平面中央部は、両端部のそれぞれよりも薄く、テーパー状セクションが、前記両端部のそれぞれを前記第1の平面中央部に接続しており、前記端子パッドは、前記両端部の一方に配置され、前記電気ワイヤは、前記テーパー状セクションにわたって延在する、請求項12に記載の伸び計。
【請求項15】
前記第2のフレクシャはU字形状である、請求項14に記載の伸び計。
【請求項16】
伸び計構造体であって、
第1の試料係合部材を支持するように構成される第1のマウントを有する第1の伸長アームと、
第2の試料係合部材を支持するように構成される第2のマウントを有する第2の伸長アームと、
前記第1のマウント及び前記第2のマウントから離れて前記第1の伸長アームと前記第2の伸長アームとの間に形成されるクロスフレクシャ組立体であって、
単一の第1の本体のみを備える第1のフレクシャであって、前記第1の本体は、前記第1の伸長アーム及び前記第2の伸長アームに接合され、かつ、前記第1の伸長アームと前記第2の伸長アームとの間に延在する、第1のフレクシャと、
単一の第2の本体のみを備える第2のフレクシャであって、前記第2の本体は、前記第1の伸長アーム及び前記第2の伸長アームに接合され、かつ、前記第1のフレクシャに平行にかつ前記第1のフレクシャから離間して前記第1の伸長アームと前記第2の伸長アームとの間に延在する、第2のフレクシャと、
単一の第3の本体のみを備える第3のフレクシャであって、前記第3の本体は、前記第1の伸長アーム及び前記第2の伸長アームに接合され、かつ、前記第1の伸長アームと前記第2の伸長アームとの間に延在し、かつ、前記第1の本体とともに第1の旋回軸を形成するように前記第1のフレクシャに直交するとともに前記第2の本体とともに第2の旋回軸を形成するように前記第2のフレクシャに直交し、前記第3のフレクシャは、前記第1のフレクシャと前記第2のフレクシャとの間に配置され、かつ、対向端部同士間に形成された第3の平面中央部を有する、第3のフレクシャと、
を備える、クロスフレクシャ組立体と、
を備える、伸び計構造体。
【請求項17】
第1の伸長アーム長手方向軸及び第2の伸長アーム長手方向軸は、前記第3の本体と交差する共通平面を画定する、請求項16に記載の伸び計構造体。
【請求項18】
前記共通平面は、前記第3の本体を二分する、請求項17に記載の伸び計構造体。
【請求項19】
前記第3の平面中央部に接合される導電性両端部を有する第1の歪み要素を更に備え、少なくとも1つの導電性端子パッドが、前記導電性両端部から離れて前記第3のフレクシャに接合されており、電気ワイヤが、前記少なくとも1つの導電性端子パッドを前記導電性両端部の一方に電気的に接続している、請求項16に記載の伸び計構造体。
【請求項20】
前記第1のフレクシャの一端部は、前記第2のフレクシャの一端部に接合され、前記第1のフレクシャ及び前記第2のフレクシャの対向端部は、U字形状構造を形成するように離間されている、請求項17に記載の伸び計構造体。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、2022年7月26日に出願された米国仮特許出願第63/392,334号の利益を主張する非仮特許出願であり、上記仮特許出願は、全体が引用することにより本明細書の一部をなす。
【0002】
背景
下記の論考は、概略的な背景情報のために提供されるにすぎず、請求される主題の範囲を決定する際の補助として使用されることを意図していない。
【0003】
伸び計は、一般に、試験試料における歪みを測定するために使用される。多数の形態の伸び計が当該技術分野において開発されている。1つのタイプの伸び計は、クロスフレクシャ組立体によって一緒に保持される2つの伸長アームを利用するものである。クロスフレクシャ組立体のフレクシャ部材は、試験試料における歪みを測定するために、伸び計が互いに対して旋回することを可能にする旋回アクセス部を形成する。一般に、フレクシャ部材のうちの一方は、スロットによって分離される2つのフレクシャ要素を備える。他方のフレクシャ部材は、スロットを通して延在する。この形態の伸び計は機能が非常に良好ではあるが、限定しないが、製造コストの削減等の改善を施すことができる。
【発明の概要】
【0004】
概要
本明細書におけるこの概要及び要約は、詳細な説明において下記に更に説明される選り抜きの概念を、簡略化された形態で紹介するために提供される。この概要及び要約は、請求される主題の重要となる特徴又は不可欠な特徴を識別することを意図せず、請求される主題の範囲を決定する際の補助として使用されることも意図していない。請求される主題は、背景技術に記載される任意又は全ての欠点を解決する実装に限定されるものではない。
【0005】
1つの包括的な態様は、第1の試料係合部材を支持するように構成される第1のマウントを有する第1の伸長アームと、第2の試料係合部材を支持するように構成される第2のマウントを有する第2の伸長アームとを備える伸び計構造体を含む。クロスフレクシャ組立体が、第1の伸長アームと第2の伸長アームとの間で第1のマウント及び第2のマウントから離れて形成される。クロスフレクシャ組立体は、それぞれが第1の伸長アーム及び第2の伸長アームに接合されるとともに、第1の伸長アームと第2の伸長アームとの間に延在する第1のフレクシャ及び第2のフレクシャを備えることができる。第2のフレクシャは、旋回軸を形成するように第1のフレクシャに対して直交し、第2のフレクシャは、第1のフレクシャの一方の側面上でのみ第1の伸長アームから第2の伸長アームに延在し、第1のフレクシャは、第2のフレクシャの一方の側面上でのみ第1の伸長アームから第2の伸長アームに延在する。
【0006】
実施態様は、以下の特徴のうちの1つ以上を含むことができる。第1のフレクシャは、第1の平面中央部を備えることができ、第2のフレクシャは、第2の平面中央部を備えることができ、旋回軸は、少なくとも第1の平面中央部及び第2の平面第2部に近接して延在する。第1の平面中央部から離れた第1のフレクシャの各端部は、旋回軸に対して平行な方向において第1の平面中央部よりも幅広とすることができる。第2の平面中央部から離れた第2のフレクシャの各端部は、旋回軸に対して平行な方向において第2の平面中央部よりも幅広とすることができる。第1の伸長アーム及び第2の伸長アームに接合される第1のフレクシャの端部(複数)は、第2の平面中央部を少なくとも部分的に横切ってその対向する平面上で延在することができる。第1の伸長アーム及び第2の伸長アームに接合される第2のフレクシャの端部(複数)は、第1の平面中央部を少なくとも部分的に横切ってその対向する平面上で延在することができる。
【0007】
複数の歪み要素を第1のフレクシャに接合することができる。各歪み要素は、第1の平面中央部に接合される導電性端部(複数)を有し、導電性端子パッドが、導電性端部から離れて第1のフレクシャに接合される。複数の電気ワイヤが、端子パッドを導電性端部のうちの一方に個々に電気的に接続する。端子パッドは、歪みを呈するにしてもあまり呈しないような第1のフレクシャの一部において、第1の平面中央部から離れて第1のフレクシャに接合されることが好ましい。第1のフレクシャの各端部は、第1の平面中央部に対して垂直な方向において第1の平面中央部よりも厚い。
【0008】
別の包括的な態様は、第1の試料係合部材を支持するように構成される第1のマウントを有する第1の伸長アームと、第2の試料係合部材を支持するように構成される第2のマウントを有する第2の伸長アームとを備える伸び計構造体を含む。クロスフレクシャ組立体が、第1の伸長アームと第2の伸長アームとの間で第1のマウント及び第2のマウントから離れて形成される。クロスフレクシャ組立体は、第1の伸長アーム及び第2の伸長アームに接合されるとともに、第1の伸長アームと第2の伸長アームとの間に延在する単一の第1の本体のみを含むことができる第1のフレクシャと、第1の伸長アーム及び第2の伸長アームに接合されるとともに、第1の伸長アームと第2の伸長アームとの間に延在し、旋回軸を形成するように第1のフレクシャに対して直交する単一の第2の本体のみを含むことができる第2のフレクシャとを備え、第2のフレクシャの第2の本体は、第1のフレクシャの第1の本体の一方の側でのみ第1の伸長アームから第2の伸長アームに延在し、第1のフレクシャの第1の本体は、第2のフレクシャの第2の本体の一方の側でのみ第1の伸長アームから第2の伸長アームに延在する。
【0009】
更に別の包括的な態様は、第1の試料係合部材を支持するように構成される第1のマウントを有する第1の伸長アームと、第2の試料係合部材を支持するように構成される第2のマウントを有する第2の伸長アームとを備える伸び計を含む。クロスフレクシャ組立体が、第1の伸長アームと第2の伸長アームとの間で第1のマウント及び第2のマウントから離れて形成される。クロスフレクシャ組立体は、第1の伸長アーム及び第2の伸長アームに接合されるとともに、第1の伸長アームと第2の伸長アームとの間に延在する第1のフレクシャを備え、このフレクシャは、対向する端部の間に第1の平面中央部を有する。第2のフレクシャが、第1の伸長アーム及び第2の伸長アームに接合されるとともに、第1の伸長アームと第2の伸長アームとの間に延在し、旋回軸を形成するように第1のフレクシャに対して直交する。複数の歪み要素が、第1の平面中央部に接合され、各歪み要素は、第1の平面中央部に接合される導電性端部(複数)を有し、導電性端子パッドが、導電性端部から離れて第1のフレクシャに接合される。複数の電気ワイヤが、端子パッドを導電性端部のうちの一方に個々に電気的に接続する。
【0010】
更に別の包括的な態様は、第1の試料係合部材を支持するように構成される第1のマウントを有する第1の伸長アームと、第2の試料係合部材を支持するように構成される第2のマウントを有する第2の伸長アームとを備える伸び計構造体を含む。クロスフレクシャ組立体が、第1の伸長アームと第2の伸長アームとの間で第1のマウント及び第2のマウントから離れて形成される。クロスフレクシャ組立体は、第1の伸長アーム及び第2の伸長アームに接合されるとともに、第1の伸長アームと第2の伸長アームとの間に延在する単一の第1の本体のみを含む第1のフレクシャを備える。第2のフレクシャが、第1の伸長アーム及び第2の伸長アームに接合されるとともに、第1の伸長アームと第2の伸長アームとの間に延在し、第1のフレクシャに対して平行であり離隔される単一の第2の本体のみを含む。第3のフレクシャが、第1の伸長アーム及び第2の伸長アームに接合されるとともに、第1の伸長アームと第2の伸長アームとの間に延在し、第1の本体とともに第1の旋回軸を形成するように第1のフレクシャに対して直交するとともに、第2の旋回軸を形成するように第2のフレクシャに対して直交する単一の第3の本体のみを含む。第3のフレクシャは、第1のフレクシャと第2のフレクシャとの間に配置され、対向する端部の間に形成される第3の平面中央部を有する。
【0011】
実施態様は、以下の特徴のうちの1つ以上を含むことができる。第1の伸長アームは、第1の長手方向軸を有し、第2の伸長アームは、第2の長手方向軸を有し、第1の長手方向軸及び第2の長手方向軸は、第3の本体と交差する共通平面を一緒に画定する。共通平面は、第3の本体を二分することが好ましい。第1のフレクシャの一方の端部は、第2のフレクシャの一方の端部に接合することができ、第1のフレクシャ及び第2のフレクシャの対向する端部は、U字形状構造を形成するように離隔される。
【0012】
複数の歪み要素を第3のフレクシャに接合することができる。各歪み要素は、第3の平面中央部に接合される導電性端部(複数)を有し、導電性端子パッドが、導電性端部から離れて第3のフレクシャに接合される。複数の電気ワイヤが、端子パッドを導電性端部のうちの一方に個々に電気的に接続する。端子パッドは、歪みを呈するにしてもあまり呈しないような第3のフレクシャの一部において、第3の平面中央部から離れて第3のフレクシャに接合されることが好ましい。第3のフレクシャの各端部は、第3の平面中央部に対して垂直な方向において第3の平面中央部よりも厚い。
【0013】
上記態様のうちのいずれにおいても、歪み要素が取り付けられるフレクシャは、端部(複数)のそれぞれよりも薄い中央部に配置されることが好ましく、テーパー状セクションが、端部のそれぞれを中央平面部に接続する。端子パッドは、端部のうちの一方に配置され、電気ワイヤが、端子パッドのそれぞれを歪み要素に接続し、ワイヤはテーパー状セクションにわたって延在する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】一例示的な伸び計の斜視図である。
【0015】
図2図1の伸び計の第2の斜視図である。
【0016】
図3】伸び計の他の全ての要素を除去した、図2の矢印3に沿って見たときのクロスフレクシャ組立体の斜視図である。
【0017】
図4】伸び計の他の全ての要素を除去した、図2の矢印4に沿って見たときのクロスフレクシャ組立体の第2の斜視図である。
【0018】
図5】歪み要素を有するフレクシャの正面図である。
【0019】
図6】要素を除去した図5のフレクシャの右側面図である。
【0020】
図7】第2の例示的な伸び計の斜視図である。
【0021】
図8】伸び計の要素を除去した、図7の伸び計の第2の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
図面の詳細な説明
本発明の態様を有する伸び計構造体の一実施形態が、図1及び図2において10で示されている。伸び計10は、伸び計構造体11を備える。本明細書において使用される場合、「伸び計構造体」は、相互接続される機械構成要素のうちの少なくともいくつかを意味し、伸び計構造体の構成要素の移動を測定する検知デバイスを含まない。むしろ、様々なタイプの検知デバイスを、本明細書において開示される伸び計構造体とともに使用することで、試験試料の伸展等の変位を示す出力信号を提供する動作可能な伸び計を形成することができる。
【0023】
伸び計構造体11は、クロスフレクシャ組立体16によって離れた端部において一緒に接続される第1の伸長アーム12及び第2の伸長アーム14を備える。第1の伸長アーム12は、クロスフレクシャ組立体16から離れた伸長アーム12の端部上にマウント12Aを備える。同様に、第2の伸長アーム14は、クロスフレクシャ組立体16から離れた端部上にマウント14Aを備える。マウント12A、14Aは、本明細書においてはナイフ要素12B、14Bとして示されている、試料に係合するデバイスを保持するように構成されるが、マウント12A、14A及びナイフ要素12B、14Bは、マウント12A、14Aを、限定しないが、伸展ロッド又は他の形態の試料係合デバイス等の他の端部デバイスを保持するように構成することができる点で、限定的なものとみなされるべきではない。
【0024】
クロスフレクシャ組立体16は、第1の伸長アーム12と第2の伸長アーム14との間に第1のマウント12A及び第2のマウント14Aから離れて形成され、第1の伸長アーム12を第2の伸長アーム14と接続し、第1のフレクシャ18及び第2のフレクシャ20を備える。フレクシャ18、20のそれぞれは、伸長アーム12と伸長アーム14との間に接続されるか、又は伸長アーム12、14を一緒に接続するが、第2のフレクシャ20は、概ね平面状である第2のフレクシャ20が、旋回軸22を形成するように、同様に概ね平面状である第1のフレクシャ18に対して直交するように取り付けられる。フレクシャマウント12Cが第1の伸長アーム12上に設けられ、第2のフレクシャマウント14Cが伸長アーム14上に設けられる。フレクシャマウント12C、14Cのそれぞれは、フレクシャ18、20のそれぞれの一方の端部を伸長アーム12、14にそれぞれ固定するように構成される。フレクシャマウント12Cは、本明細書において締結具17によってベース支持部15に接合されるスタンドオフ15Aを備えるが、スタンドオフ15Aは、所望の場合には、単体から形成されるベース支持部15に一体化することができる。締結具19は、ブロック21内の開口及びフレクシャ18内の開口を通して延在して、フレクシャ18の一方の端部をベース支持部15に固定し、図示しない同様の締結具も、ブロック23内の開口及びフレクシャ22の一方の端部内の開口を通して延在して、フレクシャ20の端部をスタンドオフ15Aに固定する。
【0025】
フレクシャマウント14Cは、フレクシャマウント12Cと同じ機能を果たすが、フレクシャ18及び20の対向する端部を伸長アーム14に固定する。図示の実施形態において、フレクシャマウント14Cは、ベース支持部25を備える。締結具27は、ブロック29内の開口を通して延在して、フレクシャ18の一方の端部をベース支持部25に固定する。締結具31は、ブロック33内の開口を通して延在して、フレクシャ20の一方の端部をブロック29に固定する。フレクシャマウント12C、14Cは、フレクシャ18、20の端部を伸長アーム12、14に固定するように他の要素又は構成を含むことができる点で、フレクシャマウント12C、14Cは限定的なものとみなされるべきではないことに留意されたい。
【0026】
クロスフレクシャ組立体16のフレクシャ18及び20は、伸び計10の他の要素から隔離され、図3及び図4に示されている。本発明の一態様は、第2のフレクシャ20が第1のフレクシャ18の一方の側面上にのみ伸長アーム12から伸長アーム14に延在し、同様に、第1のフレクシャ18が第2のフレクシャ20の一方の側面上にのみ第1の伸長アーム12から第2の伸長アーム14に延在することを含む。フレクシャのうちの一方が、他方のフレクシャに形成されるスロットを通して延在する従来技術の伸び計とは異なり、フレクシャ18及び20のそれぞれは、フレクシャにスロットが形成されず、伸長アーム12、14に接合されるとともに、第1の伸長アーム12と第2の伸長アーム14との間に延在する単体を備える。
【0027】
クロスフレクシャ組立体16の構造を記載する別の方法は、フレクシャ18、20が伸長アーム12、14に対して非対称に構成されることである。例えば、伸長アーム12、14のそれぞれが、図1に示されている中心軸又は長手方向軸12D、14Dを有するものとみなされる場合、軸12D、14Dを有する共通平面は、フレクシャ18の単体が主に共通平面の一方の側にあるとともに、フレクシャ20の単体が共通平面の反対側にあるように、フレクシャマウント12C、14C及びクロスフレクシャ組立体16を通して延在する。再び図3及び図4を参照すると、フレクシャ18の単体は、フレクシャ18を伸長アーム12、14に取り付けるために使用される対向する端部18Bを有する平面中央部18Aを備える。図示の実施形態において、各端部18Bは、旋回軸22に対して平行な方向において平面中央部18Aよりも幅広である。同様に、好ましい実施形態において、第2のフレクシャ20は、フレクシャ20を伸長アーム12、14に取り付けるために使用されるフレクシャ20の各端部20Bよりも幅広である平面中央部20Aを備える。第2のフレクシャ20の各端部20Bは、旋回軸22に対して平行な方向において平面中央部20Aよりも幅広である。旋回軸22は、クロスフレクシャ組立体16の幅を旋回軸22に対して平行な方向において可能な限り狭く維持するために、平面中央部18A、20Aを通らないにしても少なくとも近接して延在する。図示の実施形態において、伸び計構造体11の幅を狭く維持するために、フレクシャ18、20のそれぞれは非対称である。フレクシャ18の端部18Bは、部分18Cが平面中央部20Aを部分的に横切って又はこれにわたって平面中央部20Aの第2の対向する平面上で延在するように、第1の伸長アーム12及び第2の伸長アーム14に接合される。同様に、フレクシャ20の端部20Bは、第1の伸長アーム12及び第2の伸長アーム14に接合され、平面中央部18Aを少なくとも部分的に横切って又はこれにわたってその対向する平面上で延在する部分20Cを有する。別の言い方をすれば、端部18B、20Bの延在部18C、20Cは、軸12D、14Dの共通平面を通して延在する。
【0028】
当該技術分野において既知であるように、様々な検知デバイスを使用して、互いに向かう及び互いに離れる伸長アーム12、14の変位を測定することができる。そのような検知デバイスとしては、限定しないが、静電容量センサー、光センサー、抵抗センサー等を挙げることができる。図示の実施形態において、フレクシャのうちの一方、本明細書においてフレクシャ18に固定される歪みセンサーは、本発明の別の態様を構成する。
【0029】
歪み要素は、平面中央部18Aの一方の表面(図3)に接合される第1のセットの歪み要素24Aを含み、第2の対の歪み要素24Bは、平面中央部18Aの反対面(図4)に接合される。歪み要素24A、24Bは、当該技術分野において既知のホイートストンブリッジ(図示せず)で接続されるが、電気導体が歪み要素24A、24Bに電気的に接続される方法が改善されている。図3図6を参照すると、歪み要素24A、24Bは、端部18Bのそれぞれよりも薄いことが好ましい中央部18Aに接合される(図6)。ここで、テーパー状セクション18Eが端部18Bのそれぞれを中央平面部18Aに接続する。各歪み要素24A、24Bは、平面中央部18Aに接合される一対の導電性端部26を有する。互いに離隔され、導電性端部26から離隔される端子パッド28は、フレクシャ18に、好ましくは端部18Bのうちの一方の平面上に接合される。個々の電気ワイヤ導体30は、端子パッド28のセットのうちの端子パッドを歪み要素24A、24Bの導電性端部26のうちの少なくとも一方に電気的に接続し、テーパー状セクション18Eにわたって延在する。この設計の利点は、端子パッド28が、フレクシャ18の曲げによる歪みを受けない又はほとんど受けないフレクシャ18の端部に取り付けられることである。それゆえ、導電性端部26及び端子パッド28の両方は、別個の平面上に取り付けられることが好ましいが、端子パッド28は、フレクシャ18が撓むにつれて伸び計アーム12、14が互いに対して移動するときに、歪みを呈するにしてもあまり呈しないフレクシャ18の一部上に位置することが重要である。図示の実施形態において、フレクシャ18の各端部18Bは、平面中央部18Aに対して垂直な方向において平面中央部18Aよりも厚い。典型的には、フレクシャ20は、歪み要素が取り付けられておらず、所望の場合に、中央部20A及び端部20Bにおいて厚さを均一にすることができる。
【0030】
ワイヤコネクタ30のそれぞれは、関連する電気コネクタ26と端子パッド28との間に延在するが、導電性ワイヤ30の中央部は、フレクシャ18から離隔される。図5を参照すると、第2のセットの電気ワイヤ導体30は、端子パッド28に電気的に接続され、本明細書において、フレクシャ18から離れるように、図5に斜線で示されている、ブロック21とフレクシャ18との接触部の間に設けられる空隙34を通して延在する。電気ワイヤ導体34は、所望のようにフレクシャ18にボンディング又は別様に固定することができる。
【0031】
図7及び図8は、伸び計構造体51を有する第2の伸び計50を示している。伸び計10に見られるものと同じ又は同様の機能を有する要素は、同じ参照符号で識別されている。この実施形態において、クロスフレクシャ組立体56は、フレクシャ18’及び60を備える。フレクシャ18’は、クロスフレクシャ16のフレクシャと同じ構造を、上述したフレクシャ18の有利な構造とともに有する。しかしながら、フレクシャ18’の平面中央部18A’は、中央部18Aが図5のフレクシャ18におけるように長手方向中央線18D(図5)から横方向に片側に離れるようにシフトされているのではなく、長手方向中央線18D’に沿って一方の端部18B’から他方の端部18B’に中心合わせすることができる。
【0032】
伸び計50において、単体であるフレクシャ18’は、フレクシャ60の平行フレクシャ要素62の間にある。平行で離隔されるフレクシャ要素62は、平面内のアームの運動を確実にする一助となるように、クロスフレクシャ組立体56にかかる負荷を均衡させる。伸び計の幅を狭く維持することだけでなく、中央に位置するフレクシャ18’の歪みゲージ24A、24Bのために十分な幅を有することも有利であり得る。この実施形態において、フレクシャ60はU字形状であり、一方の端部62Aは、フレクシャ要素62の端部を一緒に接続し、フレクシャ要素62の他方の端部62Bは互いから分離され、端部の間に空隙64を設ける。このような構造により、フレクシャ18’は、スロット64を通してフレクシャ18’を挿入することによって、組付け中にフレクシャ要素62の間に位置することが可能になる。フレクシャ60のU字形状は、端部62Aがフレクシャ要素62の長手方向長さの平行な向きを維持することから、別個のフレクシャ要素62よりも有利であり、これにより、例えば、旋回軸が貫通するフレクシャ要素62の幅が同じになるように、クロスフレクシャ組立体56の正しい動作を維持する一助となる。
【0033】
具体的な環境、構造的特徴及び/又は方法論的行為に関する言葉で主題を説明してきたが、添付の請求項に定義される主題は、法廷によって判断されているように、上述の環境、具体的な特徴又は動作に限定されないことを理解されたい。むしろ、上述の環境、具体的な特徴及び行為は、請求項を実装する例示的な形態として開示される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2023-09-25
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
実施態様は、以下の特徴のうちの1つ以上を含むことができる。第1のフレクシャは、第1の平面中央部を備えることができ、第2のフレクシャは、第2の平面中央部を備えることができ、旋回軸は、少なくとも第1の平面中央部及び第2の平面中央部に近接して延在する。第1の平面中央部から離れた第1のフレクシャの各端部は、旋回軸に対して平行な方向において第1の平面中央部よりも幅広とすることができる。第2の平面中央部から離れた第2のフレクシャの各端部は、旋回軸に対して平行な方向において第2の平面中央部よりも幅広とすることができる。第1の伸長アーム及び第2の伸長アームに接合される第1のフレクシャの端部(複数)は、第2の平面中央部を少なくとも部分的に横切ってその対向する平面上で延在することができる。第1の伸長アーム及び第2の伸長アームに接合される第2のフレクシャの端部(複数)は、第1の平面中央部を少なくとも部分的に横切ってその対向する平面上で延在することができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0024】
クロスフレクシャ組立体16は、第1の伸長アーム12と第2の伸長アーム14との間に第1のマウント12A及び第2のマウント14Aから離れて形成され、第1の伸長アーム12を第2の伸長アーム14と接続し、第1のフレクシャ18及び第2のフレクシャ20を備える。フレクシャ18、20のそれぞれは、伸長アーム12と伸長アーム14との間に接続されるか、又は伸長アーム12、14を一緒に接続するが、第2のフレクシャ20は、概ね平面状である第2のフレクシャ20が、旋回軸22を形成するように、同様に概ね平面状である第1のフレクシャ18に対して直交するように取り付けられる。フレクシャマウント12Cが第1の伸長アーム12上に設けられ、第2のフレクシャマウント14Cが伸長アーム14上に設けられる。フレクシャマウント12C、14Cのそれぞれは、フレクシャ18、20のそれぞれの一方の端部を伸長アーム12、14にそれぞれ固定するように構成される。フレクシャマウント12Cは、本明細書において締結具17によってベース支持部15に接合されるスタンドオフ15Aを備えるが、スタンドオフ15Aは、所望の場合には、単体から形成されるベース支持部15に一体化することができる。締結具19は、ブロック21内の開口及びフレクシャ18内の開口を通して延在して、フレクシャ18の一方の端部をベース支持部15に固定し、図示しない同様の締結具も、ブロック23内の開口及びフレクシャ22の一方の端部内の開口を通して延在して、フレクシャ2の端部をスタンドオフ15Aに固定する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0027】
クロスフレクシャ組立体16の構造を記載する別の方法は、フレクシャ18、20が伸長アーム12、14に対して非対称に構成されることである。例えば、伸長アーム12、14のそれぞれが、図1に示されている中心軸又は長手方向軸12D、14Dを有するものとみなされる場合、軸12D、14Dを有する共通平面は、フレクシャ18の単体が主に共通平面の一方の側にあるとともに、フレクシャ20の単体が共通平面の反対側にあるように、フレクシャマウント12C、14C及びクロスフレクシャ組立体16を通して延在する。再び図3及び図4を参照すると、フレクシャ18の単体は、フレクシャ18を伸長アーム12、14に取り付けるために使用される対向する端部18Bを有する平面中央部18Aを備える。図示の実施形態において、各端部18Bは、旋回軸22に対して平行な方向において平面中央部18Aよりも幅広である。同様に、好ましい実施形態において、第2のフレクシャ20は、フレクシャ20を伸長アーム12、14に取り付けるために使用されるフレクシャ20の各端部20Bよりも幅広である平面中央部20Aを備える。第2のフレクシャ20の各端部20Bは、旋回軸22に対して平行な方向において平面中央部20Aよりも幅広である。旋回軸22は、クロスフレクシャ組立体16の幅を旋回軸22に対して平行な方向において可能な限り狭く維持するために、平面中央部18A、20Aを通らないにしても少なくとも近接して延在する。図示の実施形態において、伸び計構造体11の幅を狭く維持するために、フレクシャ18、20のそれぞれは非対称である。フレクシャ18の端部18Bは、部分18Cが平面中央部20Aを部分的に横切って又はこれにわたって平面中央部20Aの対向する平面上で延在するように、第1の伸長アーム12及び第2の伸長アーム14に接合される。同様に、フレクシャ20の端部20Bは、第1の伸長アーム12及び第2の伸長アーム14に接合され、平面中央部18Aを少なくとも部分的に横切って又はこれにわたってその対向する平面上で延在する部分20Cを有する。別の言い方をすれば、端部18B、20Bの延在部18C、20Cは、軸12D、14Dの共通平面を通して延在する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0030】
ワイヤコネクタ30のそれぞれは、関連する電気コネクタ26と端子パッド28との間に延在するが、導電性ワイヤ30の中央部は、フレクシャ18から離隔される。図5を参照すると、第2のセットの電気ワイヤ導体30は、端子パッド28に電気的に接続され、本明細書において、フレクシャ18から離れるように、図5に斜線で示されている、ブロック21とフレクシャ18との接触部の間に設けられる空隙34を通して延在する。電気ワイヤ導体3は、所望のようにフレクシャ18にボンディング又は別様に固定することができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0033】
具体的な環境、構造的特徴及び/又は方法論的行為に関する言葉で主題を説明してきたが、添付の請求項に定義される主題は、法廷によって判断されているように、上述の環境、具体的な特徴又は動作に限定されないことを理解されたい。むしろ、上述の環境、具体的な特徴及び行為は、請求項を実装する例示的な形態として開示される。
[構成1]
伸び計構造体であって、
第1の試料係合部材を支持するように構成される第1のマウントを有する第1の伸長アームと、
第2の試料係合部材を支持するように構成される第2のマウントを有する第2の伸長アームと、
前記第1のマウント及び前記第2のマウントから離れて前記第1の伸長アームと前記第2の伸長アームとの間に形成されるクロスフレクシャ組立体であって、
前記第1の伸長アーム及び前記第2の伸長アームに接合され、かつ、前記第1の伸長アームと前記第2の伸長アームとの間に延在する、第1のフレクシャと、
前記第1の伸長アーム及び前記第2の伸長アームに接合され、かつ、前記第1の伸長アームと前記第2の伸長アームとの間に延在し、かつ、旋回軸を形成するように前記第1のフレクシャに直交する、第2のフレクシャであって、前記第2のフレクシャは、前記第1のフレクシャの横方向一側においてのみ前記第1の伸長アームから前記第2の伸長アームまで延在し、前記第1のフレクシャは、前記第2のフレクシャの横方向一側においてのみ前記第1の伸長アームから前記第2の伸長アームまで延在する、第2のフレクシャと、
を備える、クロスフレクシャ組立体と、
を備える、伸び計構造体。
[構成2]
前記第1のフレクシャは、第1の平面中央部を備え、前記第2のフレクシャは、第2の平面中央部を備え、前記旋回軸は、少なくとも前記第1の平面中央部及び前記第2の平面第2部に近接して延在する、構成1に記載の伸び計構造体。
[構成3]
前記第1の平面中央部から離れた前記第1のフレクシャの各端部は、前記旋回軸に平行な方向において前記第1の平面中央部よりも幅広である、構成2に記載の伸び計構造体。
[構成4]
前記第2の平面中央部から離れた前記第2のフレクシャの各端部は、前記旋回軸に平行な前記方向において前記第2の平面中央部よりも幅広である、構成3に記載の伸び計構造体。
[構成5]
前記第1の伸長アーム及び前記第2の伸長アームに接合された前記第1のフレクシャの両端部は、前記第2の平面中央部を少なくとも部分的に横切って、かつ、前記第2の平面中央部の互いに対向する平面側において、延在する、構成4に記載の伸び計構造体。
[構成6]
前記第1の伸長アーム及び前記第2の伸長アームに接合された前記第2のフレクシャの両端部は、前記第1の平面中央部を少なくとも部分的に横切って、かつ、前記第1の平面中央部の互いに対向する平面側において、延在する、構成5に記載の伸び計構造体。
[構成7]
前記第1の平面中央部に接合された複数の歪み要素を更に備え、各歪み要素は、前記第1の平面中央部に接合された導電性両端部を有し、複数の導電性端子パッドが、前記導電性両端部から離れて前記第1のフレクシャに接合されており、複数の電気ワイヤが、端子パッドを前記導電性両端部の一方に個々に電気的に接続している、構成2に記載の伸び計構造体。
[構成8]
第1の歪み要素は、前記第1の平面中央部に接合された導電性両端部を有し、複数の導電性端子パッドが、前記導電性両端部から離れて前記第1のフレクシャに接合されており、電気ワイヤが、各端子パッドを前記導電性両端部の少なくとも一方に個々に電気的に接続している、構成7に記載の伸び計構造体。
[構成9]
前記複数の端子パッドは、前記第1の平面中央部から離れて前記第1のフレクシャに接合されている、構成8に記載の伸び計構造体。
[構成10]
前記第1のフレクシャの各端部は、前記第1の平面中央部に垂直な方向において前記第1の平面中央部よりも厚い、構成9に記載の伸び計構造体。
[構成11]
伸び計構造体であって、
第1の試料係合部材を支持するように構成される第1のマウントを有する第1の伸長アームと、
第2の試料係合部材を支持するように構成される第2のマウントを有する第2の伸長アームと、
前記第1のマウント及び前記第2のマウントから離れて前記第1の伸長アームと前記第2の伸長アームとの間に形成されるクロスフレクシャ組立体であって、
単一の第1の本体のみである第1のフレクシャであって、前記第1の本体は、前記第1の伸長アーム及び前記第2の伸長アームに接合され、かつ、前記第1の伸長アームと前記第2の伸長アームとの間に延在する、第1のフレクシャと、
単一の第2の本体のみである第2のフレクシャであって、前記第2の本体は、前記第1の伸長アーム及び前記第2の伸長アームに接合され、かつ、前記第1の伸長アームと前記第2の伸長アームとの間に延在し、かつ、旋回軸を形成するように前記第1のフレクシャに直交し、前記第2のフレクシャの前記第2の本体は、前記第1のフレクシャの前記第1の本体の一側においてのみ前記第1の伸長アームから前記第2の伸長アームまで延在し、前記第1のフレクシャの前記第1の本体は、前記第2のフレクシャの前記第2の本体の一側においてのみ前記第1の伸長アームから前記第2の伸長アームまで延在する、第2のフレクシャと、
を備える、クロスフレクシャ組立体と、
を備える、伸び計構造体。
[構成12]
伸び計構造体であって、
第1の試料係合部材を支持するように構成される第1のマウントを有する第1の伸長アームと、
第2の試料係合部材を支持するように構成される第2のマウントを有する第2の伸長アームと、
前記第1のマウント及び前記第2のマウントから離れて前記第1の伸長アームと前記第2の伸長アームとの間に形成されるクロスフレクシャ組立体であって、
前記第1の伸長アーム及び前記第2の伸長アームに接合され、かつ、前記第1の伸長アームと前記第2の伸長アームとの間に延在する、第1のフレクシャであって、対向端部同士間に第1の平面中央部を有する、第1のフレクシャと、
前記第1の伸長アーム及び前記第2の伸長アームに接合され、かつ、前記第1の伸長アームと前記第2の伸長アームとの間に延在し、かつ、旋回軸を形成するように前記第1のフレクシャに直交する、第2のフレクシャと、
前記第1の平面中央部に接合された複数の歪み要素であって、各歪み要素は、前記第1の平面中央部に接合された導電性両端部を有し、複数の導電性端子パッドが、前記導電性両端部から離れて前記第1のフレクシャに接合されている、複数の歪み要素と、
複数の電気ワイヤであって、各電気ワイヤは、前記端子パッドのうちの一つを前記導電性両端部の一方に個々に電気的に接続している、複数の電気ワイヤと、
を備える、クロスフレクシャ組立体と、
を備える、伸び計構造体。
[構成13]
第1の歪み要素は、前記第1の平面中央部に接合された導電性両端部を有し、導電性端子パッドが、前記導電性両端部から離れて前記第1のフレクシャに接合されており、電気ワイヤが、各端子パッドを前記導電性両端部の少なくとも一方に電気的に接続している、構成12に記載の伸び計。
[構成14]
前記第1の平面中央部は、両端部のそれぞれよりも薄く、テーパー状セクションが、前記両端部のそれぞれを前記第1の平面中央部に接続しており、前記端子パッドは、前記両端部の一方に配置され、前記電気ワイヤは、前記テーパー状セクションにわたって延在する、構成12に記載の伸び計。
[構成15]
前記第2のフレクシャはU字形状である、構成14に記載の伸び計。
[構成16]
伸び計構造体であって、
第1の試料係合部材を支持するように構成される第1のマウントを有する第1の伸長アームと、
第2の試料係合部材を支持するように構成される第2のマウントを有する第2の伸長アームと、
前記第1のマウント及び前記第2のマウントから離れて前記第1の伸長アームと前記第2の伸長アームとの間に形成されるクロスフレクシャ組立体であって、
単一の第1の本体のみを備える第1のフレクシャであって、前記第1の本体は、前記第1の伸長アーム及び前記第2の伸長アームに接合され、かつ、前記第1の伸長アームと前記第2の伸長アームとの間に延在する、第1のフレクシャと、
単一の第2の本体のみを備える第2のフレクシャであって、前記第2の本体は、前記第1の伸長アーム及び前記第2の伸長アームに接合され、かつ、前記第1のフレクシャに平行にかつ前記第1のフレクシャから離間して前記第1の伸長アームと前記第2の伸長アームとの間に延在する、第2のフレクシャと、
単一の第3の本体のみを備える第3のフレクシャであって、前記第3の本体は、前記第1の伸長アーム及び前記第2の伸長アームに接合され、かつ、前記第1の伸長アームと前記第2の伸長アームとの間に延在し、かつ、前記第1の本体とともに第1の旋回軸を形成するように前記第1のフレクシャに直交するとともに前記第2の本体とともに第2の旋回軸を形成するように前記第2のフレクシャに直交し、前記第3のフレクシャは、前記第1のフレクシャと前記第2のフレクシャとの間に配置され、かつ、対向端部同士間に形成された第3の平面中央部を有する、第3のフレクシャと、
を備える、クロスフレクシャ組立体と、
を備える、伸び計構造体。
[構成17]
第1の伸長アーム長手方向軸及び第2の伸長アーム長手方向軸は、前記第3の本体と交差する共通平面を画定する、構成16に記載の伸び計構造体。
[構成18]
前記共通平面は、前記第3の本体を二分する、構成17に記載の伸び計構造体。
[構成19]
前記第3の平面中央部に接合される導電性両端部を有する第1の歪み要素を更に備え、少なくとも1つの導電性端子パッドが、前記導電性両端部から離れて前記第3のフレクシャに接合されており、電気ワイヤが、前記少なくとも1つの導電性端子パッドを前記導電性両端部の一方に電気的に接続している、構成16に記載の伸び計構造体。
[構成20]
前記第1のフレクシャの一端部は、前記第2のフレクシャの一端部に接合され、前記第1のフレクシャ及び前記第2のフレクシャの対向端部は、U字形状構造を形成するように離間されている、構成17に記載の伸び計構造体。
【手続補正6】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
伸び計構造体であって、
第1の試料係合部材を支持するように構成される第1のマウントを有する第1の伸長アームと、
第2の試料係合部材を支持するように構成される第2のマウントを有する第2の伸長アームと、
前記第1のマウント及び前記第2のマウントから離れて前記第1の伸長アームと前記第2の伸長アームとの間に形成されるクロスフレクシャ組立体であって、
前記第1の伸長アーム及び前記第2の伸長アームに接合され、かつ、前記第1の伸長アームと前記第2の伸長アームとの間に延在する、第1のフレクシャと、
前記第1の伸長アーム及び前記第2の伸長アームに接合され、かつ、前記第1の伸長アームと前記第2の伸長アームとの間に延在し、かつ、旋回軸を形成するように前記第1のフレクシャに直交する、第2のフレクシャであって、前記第2のフレクシャは、前記第1のフレクシャの横方向一側においてのみ前記第1の伸長アームから前記第2の伸長アームまで延在し、前記第1のフレクシャは、前記第2のフレクシャの横方向一側においてのみ前記第1の伸長アームから前記第2の伸長アームまで延在する、第2のフレクシャと、
を備える、クロスフレクシャ組立体と、
を備える、伸び計構造体。
【請求項2】
前記第1のフレクシャは、第1の平面中央部を備え、前記第2のフレクシャは、第2の平面中央部を備え、前記旋回軸は、少なくとも前記第1の平面中央部及び前記第2の平面中央部に近接して延在する、請求項1に記載の伸び計構造体。
【請求項3】
前記第1の平面中央部から離れた前記第1のフレクシャの各端部は、前記旋回軸に平行な方向において前記第1の平面中央部よりも幅広である、請求項2に記載の伸び計構造体。
【請求項4】
前記第1の平面中央部に接合された複数の歪み要素を更に備え、各歪み要素は、前記第1の平面中央部に接合された導電性両端部を有し、複数の導電性端子パッドが、前記導電性両端部から離れて前記第1のフレクシャに接合されており、複数の電気ワイヤが、端子パッドを前記導電性両端部の一方に個々に電気的に接続している、請求項2に記載の伸び計構造体。
【請求項5】
前記第1のフレクシャの各端部は、前記第1の平面中央部に垂直な方向において前記第1の平面中央部よりも厚い、請求項に記載の伸び計構造体。
【請求項6】
伸び計構造体であって、
第1の試料係合部材を支持するように構成される第1のマウントを有する第1の伸長アームと、
第2の試料係合部材を支持するように構成される第2のマウントを有する第2の伸長アームと、
前記第1のマウント及び前記第2のマウントから離れて前記第1の伸長アームと前記第2の伸長アームとの間に形成されるクロスフレクシャ組立体であって、
単一の第1の本体のみである第1のフレクシャであって、前記第1の本体は、前記第1の伸長アーム及び前記第2の伸長アームに接合され、かつ、前記第1の伸長アームと前記第2の伸長アームとの間に延在する、第1のフレクシャと、
単一の第2の本体のみである第2のフレクシャであって、前記第2の本体は、前記第1の伸長アーム及び前記第2の伸長アームに接合され、かつ、前記第1の伸長アームと前記第2の伸長アームとの間に延在し、かつ、旋回軸を形成するように前記第1のフレクシャに直交し、前記第2のフレクシャの前記第2の本体は、前記第1のフレクシャの前記第1の本体の一側においてのみ前記第1の伸長アームから前記第2の伸長アームまで延在し、前記第1のフレクシャの前記第1の本体は、前記第2のフレクシャの前記第2の本体の一側においてのみ前記第1の伸長アームから前記第2の伸長アームまで延在する、第2のフレクシャと、
を備える、クロスフレクシャ組立体と、
を備える、伸び計構造体。
【請求項7】
伸び計であって、
第1の試料係合部材を支持するように構成される第1のマウントを有する第1の伸長アームと、
第2の試料係合部材を支持するように構成される第2のマウントを有する第2の伸長アームと、
前記第1のマウント及び前記第2のマウントから離れて前記第1の伸長アームと前記第2の伸長アームとの間に形成されるクロスフレクシャ組立体であって、
前記第1の伸長アーム及び前記第2の伸長アームに接合され、かつ、前記第1の伸長アームと前記第2の伸長アームとの間に延在する、第1のフレクシャであって、対向端部同士間に第1の平面中央部を有する、第1のフレクシャと、
前記第1の伸長アーム及び前記第2の伸長アームに接合され、かつ、前記第1の伸長アームと前記第2の伸長アームとの間に延在し、かつ、旋回軸を形成するように前記第1のフレクシャに直交する、第2のフレクシャと、
前記第1の平面中央部に接合された複数の歪み要素であって、各歪み要素は、前記第1の平面中央部に接合された導電性両端部を有し、複数の導電性端子パッドが、前記導電性両端部から離れて前記第1のフレクシャに接合されている、複数の歪み要素と、
複数の電気ワイヤであって、各電気ワイヤは、前記端子パッドのうちの一つを前記導電性両端部の一方に個々に電気的に接続している、複数の電気ワイヤと、
を備える、クロスフレクシャ組立体と、
を備える、伸び計。
【請求項8】
第1の歪み要素は、前記第1の平面中央部に接合された導電性両端部を有し、導電性端子パッドが、前記導電性両端部から離れて前記第1のフレクシャに接合されており、電気ワイヤが、各端子パッドを前記導電性両端部の少なくとも一方に電気的に接続している、請求項に記載の伸び計。
【請求項9】
前記第1の平面中央部は、両端部のそれぞれよりも薄く、テーパー状セクションが、前記両端部のそれぞれを前記第1の平面中央部に接続しており、前記端子パッドは、前記両端部の一方に配置され、前記電気ワイヤは、前記テーパー状セクションにわたって延在する、請求項に記載の伸び計。
【請求項10】
前記第2のフレクシャはU字形状である、請求項に記載の伸び計。
【請求項11】
伸び計構造体であって、
第1の試料係合部材を支持するように構成される第1のマウントを有する第1の伸長アームと、
第2の試料係合部材を支持するように構成される第2のマウントを有する第2の伸長アームと、
前記第1のマウント及び前記第2のマウントから離れて前記第1の伸長アームと前記第2の伸長アームとの間に形成されるクロスフレクシャ組立体であって、
単一の第1の本体のみを備える第1のフレクシャであって、前記第1の本体は、前記第1の伸長アーム及び前記第2の伸長アームに接合され、かつ、前記第1の伸長アームと前記第2の伸長アームとの間に延在する、第1のフレクシャと、
単一の第2の本体のみを備える第2のフレクシャであって、前記第2の本体は、前記第1の伸長アーム及び前記第2の伸長アームに接合され、かつ、前記第1のフレクシャに平行にかつ前記第1のフレクシャから離間して前記第1の伸長アームと前記第2の伸長アームとの間に延在する、第2のフレクシャと、
単一の第3の本体のみを備える第3のフレクシャであって、前記第3の本体は、前記第1の伸長アーム及び前記第2の伸長アームに接合され、かつ、前記第1の伸長アームと前記第2の伸長アームとの間に延在し、かつ、前記第1の本体とともに第1の旋回軸を形成するように前記第1のフレクシャに直交するとともに前記第2の本体とともに第2の旋回軸を形成するように前記第2のフレクシャに直交し、前記第3のフレクシャは、前記第1のフレクシャと前記第2のフレクシャとの間に配置され、かつ、対向端部同士間に形成された第3の平面中央部を有する、第3のフレクシャと、
を備える、クロスフレクシャ組立体と、
を備える、伸び計構造体。
【請求項12】
第1の伸長アーム長手方向軸及び第2の伸長アーム長手方向軸は、前記第3の本体と交差する共通平面を画定する、請求項11に記載の伸び計構造体。
【請求項13】
前記共通平面は、前記第3の本体を二分する、請求項12に記載の伸び計構造体。
【請求項14】
前記第3の平面中央部に接合される導電性両端部を有する第1の歪み要素を更に備え、少なくとも1つの導電性端子パッドが、前記導電性両端部から離れて前記第3のフレクシャに接合されており、電気ワイヤが、前記少なくとも1つの導電性端子パッドを前記導電性両端部の一方に電気的に接続している、請求項11に記載の伸び計構造体。
【請求項15】
前記第1のフレクシャの一端部は、前記第2のフレクシャの一端部に接合され、前記第1のフレクシャ及び前記第2のフレクシャの対向端部は、U字形状構造を形成するように離間されている、請求項12に記載の伸び計構造体。
【外国語明細書】