(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024168518
(43)【公開日】2024-12-05
(54)【発明の名称】記録装置およびプログラム
(51)【国際特許分類】
H04N 5/92 20060101AFI20241128BHJP
H04N 23/60 20230101ALI20241128BHJP
H04N 5/765 20060101ALI20241128BHJP
【FI】
H04N5/92 010
H04N23/60 300
H04N5/765
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023085268
(22)【出願日】2023-05-24
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2024-10-29
(71)【出願人】
【識別番号】000002897
【氏名又は名称】大日本印刷株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100096091
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 誠一
(72)【発明者】
【氏名】北村 千夏
【テーマコード(参考)】
5C122
【Fターム(参考)】
5C122DA04
5C122DA09
5C122EA59
5C122FH14
5C122FK24
5C122GA31
5C122GA34
5C122HA05
5C122HA13
5C122HA35
5C122HA75
5C122HB01
(57)【要約】
【課題】写真等の利用促進につながる記録装置等を提供する。
【解決手段】ユーザ端末2は、写真をディスプレイに表示する表示手段210と、ディスプレイに表示された写真を見た時の感情に基づくユーザの受動的な反応データを取得する取得手段220と、反応データに基づき、写真を見た時のユーザの反応結果を当該写真と紐づけて記録する記録手段230と、を有する。反応データは例えばユーザの生体情報であり、取得手段220は、ユーザに装着したウェアラブルデバイス3から反応データを受信する。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイに表示された画像を見た時の感情に基づくユーザの受動的な反応データを取得する取得手段と、
前記反応データに基づき、前記画像を見た時のユーザの反応結果を前記画像と紐づけて記録する記録手段と、
を有することを特徴とする記録装置。
【請求項2】
前記反応データはユーザの生体情報であり、
前記取得手段は、ユーザに装着したウェアラブルデバイスから前記反応データを受信することを特徴とする請求項1記載の記録装置。
【請求項3】
前記反応データはユーザの表情を示すユーザの撮影画像であり、
前記取得手段は、ユーザを撮影してその撮影画像を取得することを特徴とする請求項1記載の記録装置。
【請求項4】
前記記録装置は、前記ディスプレイを備えた携帯端末であることを特徴とする請求項1記載の記録装置。
【請求項5】
コンピュータを、
ディスプレイに表示された画像を見た時の感情に基づくユーザの受動的な反応データを取得する取得手段と、
前記反応データに基づき、前記画像を見た時のユーザの反応結果を前記画像と紐づけて記録する記録手段と、
を有する記録装置として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、写真等の画像の有効利用を促進するための記録装置等に関する。
【背景技術】
【0002】
写真撮影がデジタル化し、撮影数が膨大になるにつれ、いい写真をプリントしたり、フォトブックにまとめたりする作業が大掛かりになり、せっかく撮った写真がうもれてしまうことも多い。
【0003】
これに対し、特許文献1には、写真のピントの鮮鋭さや構図の良さ、被写体の笑顔度といった客観的尺度を用いて「いい写真」を簡単に検索できるシステムについて開示されており、撮影した写真を有効利用する助けとなっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、実際に写真を見たときにときめいたり、キュンとしたり、過去の思い出を呼び起こしたりする対象は、前記のような客観的尺度によって分析された「いい写真」と合致するとは限らない。
【0006】
例えば、ピントがあっておらずぶれた写真に躍動感を感じたり、画像にはみ出した子供の顔に愛着を持ったりすることもある。また子供が泣いている写真でも、その子供の親にとっては笑顔と同じくらい愛おしい感情を呼び起こすこともあり、これらの写真の重要性を、ピントや構図、笑顔度等を基準とした客観的尺度で測ることは難しい。
【0007】
写真を見て感じたときめきやキュンとする気持ち、思い出等を写真とともに記憶し、写真を見るたびに呼び起こすことこそが、写真の価値ともいえるが、従来の技術では、これらの主観的な重要性を有する写真を有効に検索したり抽出したりすることはできず、写真の利用促進の面では課題があった。
【0008】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、写真等の利用促進につながる記録装置等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前述した課題を解決するための第1の発明は、ディスプレイに表示された画像を見た時の感情に基づくユーザの受動的な反応データを取得する取得手段と、前記反応データに基づき、前記画像を見た時のユーザの反応結果を前記画像と紐づけて記録する記録手段と、を有することを特徴とする記録装置である。
【0010】
本発明では、写真等の画像を見た人の感情から来る受動的な反応データを取得し、その人が画像を見た時の反応結果を画像と紐づけて記録する。同じ画像であっても見る人によって反応は異なり、またその反応は画像の客観的尺度による評価とも相違することが多く、本発明では、画像を見てときめいた、キュンとした、過去の思い出が呼び起こされたなどユーザの感情的(主観的)な評価を画像に付与することで、これらの評価に基づいて画像を後から検索したり、抽出したりすることが可能になり、画像の有効利用に寄与する。またユーザは写真を見るだけで良く、感想をテキスト入力したり「いいね」ボタンを押したりするなどの能動的な行動が不要なので、操作も簡単である。
【0011】
前記反応データはユーザの生体情報であり、前記取得手段は、ユーザに装着したウェアラブルデバイスから前記反応データを受信することが望ましい。
前記の反応データは、例えばユーザの体温や心拍数などの生体情報とすることができ、ユーザが特に意識しない反応も記録することができる。
【0012】
前記反応データはユーザの表情を示すユーザの撮影画像であり、前記取得手段は、ユーザを撮影してその撮影画像を取得することが望ましい。
反応データはユーザの表情を示す撮影画像でもよく、この場合は、既知の画像認識技術等を用い、撮影画像からユーザの感情の種類を判別し、反応結果として記録することもできる。
【0013】
前記記録装置は、前記ディスプレイを備えた携帯端末であることも望ましい。
記録装置は、例えばスマートフォン等のディスプレイを備えた携帯端末とすることができ、スマートフォン等で表示した画像について、ユーザの反応結果を記録することができる。
【0014】
第2の発明は、コンピュータを、ディスプレイに表示された画像を見た時の感情に基づくユーザの受動的な反応データを取得する取得手段と、前記反応データに基づき、前記画像を見た時のユーザの反応結果を前記画像と紐づけて記録する記録手段と、を有する記録装置として機能させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0015】
本発明により、写真等の利用促進につながる記録装置等を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図5】記録システム1における処理を示すフローチャート。
【
図7】ユーザの撮影画像を反応データとする場合のフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0018】
(1.記録システム1)
図1は、本発明の記録装置の実施形態に係るユーザ端末2を含む記録システム1を示す図である。記録システム1は、ユーザ端末2のディスプレイに表示された画像を見た時のユーザの反応結果を当該画像と紐づけて記録するものであり、
図1に示すように、ユーザ端末2とウェアラブルデバイス3とを通信可能に接続した構成を有する。
【0019】
ユーザ端末2はユーザの所持する端末であり、上記反応結果の記録に関する各種の処理を行うコンピュータ(コンピュータ端末)である。本実施形態では、ユーザ端末2として、スマートフォン、タブレット端末などの携帯端末が用いられる。
【0020】
図2はユーザ端末2の構成を示す図である。
図2に示すように、ユーザ端末2は、制御部21、記憶部22、ディスプレイ23、入力部24、通信部25、カメラ26、音声入出力部27等をバス等により接続して構成される。ただし、ユーザ端末2はこれに限ることなく、適宜様々な構成をとることができる。
【0021】
制御部21は、CPU、ROM、RAMなどから構成される。CPUは、記憶部22、ROMなどの記憶媒体に格納されたユーザ端末2の処理に係るプログラムをRAM上のワークエリアに呼び出して実行し、ユーザ端末2の各部を制御して後述する処理を実現する。ROMは不揮発性メモリであり、ブートプログラムやBIOSなどのプログラム、データなどを恒久的に保持している。RAMは揮発性メモリであり、記憶部22、ROMなどからロードしたプログラムやデータを一時的に保持するとともに、制御部21が各種処理を行うために使用するワークエリアを備える。
【0022】
記憶部22はフラッシュメモリ等であり、後述する処理に際しユーザ端末2が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OS(オペレーションシステム)等が格納される。これらのプログラムやデータは、制御部21により必要に応じて読み出され、実行される。
【0023】
ディスプレイ23は例えば液晶パネル等であり、入力部24を兼ねたタッチパネル付ディスプレイとして実現される。ディスプレイ23は、ユーザ端末2の操作、選択に係る各種の画面を表示し、画面上のタッチパネル操作によるユーザの指示入力等を受付ける。
【0024】
通信部25は、無線通信等による通信を媒介する通信インタフェースであり、ウェアラブルデバイス3等との間で通信を行う。
【0025】
カメラ26はCCD(Charged Coupled Device)等の撮像素子を有するエリアカメラであり、音声入出力部27は、音声入力を行うためのマイクや音声出力を行うためのスピーカーを備える。
【0026】
図1の説明に戻る。ウェアラブルデバイス3はユーザが装着して用いる端末であり、例えばリストバンド型あるいは腕時計型の端末である。ただし、ウェアラブルデバイス3はこれに限らず、イヤホン型、イヤリング型、ブレスレット型、ヘッドギア型、メガネ型の端末等を用いることもできる。
【0027】
図3はウェアラブルデバイス3の構成を示す図である。
図3に示すように、ウェアラブルデバイス3は、メインコントローラ31、ディスプレイ32、体温センサ33、心拍センサ34、無線モジュール35等を有する。
【0028】
メインコントローラ31は、ウェアラブルデバイス3全体の制御を行う制御部であり、CPU、ROM、RAM、メモリなどを有する。CPU、ROM、RAMについては前記したものと略同様である。メモリには、ウェアラブルデバイス3の各種の設定情報やウェアラブルデバイス3で測定した測定データ等が格納される。
【0029】
ディスプレイ32は、小型液晶パネルや電子ペーパーなどの簡易ディスプレイである。
【0030】
体温センサ33と心拍センサ34は、ウェアラブルデバイス3を装着したユーザの生体情報として、ユーザの体温と心拍数をそれぞれ測定する。体温センサ33や心拍センサ34には既知のセンサを用いることができる。
【0031】
無線モジュール35は、ユーザ端末2との間で無線通信を行い、ユーザ端末2に上記のセンサ33、34による測定データの送信を行うための通信部であり、アンテナ等を備える。
【0032】
(2.記録システム1の機能)
図4は、記録システム1の機能を示すブロック図である。
図4に示すように、記録システム1において、ユーザ端末2(記録装置)は、表示手段210、取得手段220、記録手段230等を有する。
【0033】
表示手段210は、ユーザ端末2の制御部21が、記憶部22に格納された写真(静止画像)をディスプレイ23に表示させるものである。
【0034】
取得手段220は、ユーザ端末2の制御部21が、ディスプレイ23に表示された写真を見た時の感情に基づくユーザの受動的な反応データを取得するものである。受動的な反応データとは、感想をテキスト入力したり「いいね」ボタンを押したりするなどの能動的な行動を伴わない反応を示すデータである。この反応データは例えば前記したユーザの生体情報であるが、ユーザの感情に基づくものであれば特に限定されない。
【0035】
記録手段230は、ユーザ端末2の制御部21が、上記の反応データに基づき、写真を見た時のユーザの反応結果を当該写真と紐づけて記録するものである。
【0036】
(3.記録システム1の処理)
次に、
図5等を参照し、記録システム1で実行される処理について説明する。
図5は記録システム1における処理を示すフローチャートであり、
図5の各処理は、ユーザ端末2の制御部21がユーザ端末2の各部を制御して実行する。
【0037】
本実施形態において、ユーザ端末2は、ユーザの操作に応じてアプリケーションを起動し、記憶部22に格納された写真をディスプレイ23に表示する(S1)。
【0038】
ユーザは、ディスプレイ23に表示された画像を眺める。この時、ウェアラブルデバイス3はユーザの生体情報を継時的に測定しており、測定された生体情報をユーザ端末2に送信する。ユーザ端末2は、その生体情報を反応データとして受信し、取得する(S2)。前記したように、生体情報は、体温センサ33で測定される体温や心拍センサ34で測定される心拍数であるが、これらに限定されることはない。例えば脳波等であってもよい。
【0039】
ユーザ端末2は反応データを解析し(S3)、反応データがユーザの喜び、驚き、落ち着きなどの感情を現すものである場合(S4;YES)、ユーザが写真を見た時にその感情を生じた旨の情報を反応結果として写真に紐づけて記録する(S5)。生体情報がユーザの感情を特に現すものでない場合は(S4;NO)、そのままS6の処理に移行する。
【0040】
反応データの解析および判定の手法は特に限定されないが、例えば、S3において前記した反応データの値やその時間変化量を所定の閾値と比較し、S4において、反応データの値やその時間変化量が閾値以上であれば、その閾値に対応する感情(例えば、喜び等)が反応データに現れていると判定できる。あるいは、反応データの値等が閾値未満である場合に、その閾値に対応する感情(例えば、落ち着き等)が反応データに現れていると判定してもよい。また2種類以上の生体情報を組み合わせて解析および判定に用いてもよいし、1種類の生体情報を解析および判定に用いてもよい。
【0041】
ユーザ端末2は、表示対象の全ての写真を表示するまで(S6;NO)、S1からS5の処理を繰り返し、全ての写真を表示すれば(S6;YES)、処理を終了する。
【0042】
こうして記録された反応結果は、写真の検索・抽出等に利用することができる。例えば喜び等の感情を閲覧者にもたらした写真を、上記反応結果をキーとして容易に検索・抽出し、フォトブック等としてまとめることができる。また写真の付加価値として、閲覧者の感情を記録することにより、閲覧者が亡くなったあとに残された写真に対する思いを知ることもできる。また、著名人やスポーツ選手などを閲覧者とすることで、著名人やスポーツ選手等の感情という付加価値付きの写真を販売等することも可能となる。
【0043】
以上説明したように、本実施形態では、写真を見た人の感情から来る受動的な反応データを取得し、その人が写真を見た時の反応結果を写真と紐づけて記録する。同じ写真であっても見る人によって反応は異なり、またその反応は写真の客観的尺度による評価とも相違することが多く、本実施形態では、写真を見てときめいた、キュンとした、過去の思い出が呼び起こされたなどユーザの感情的(主観的)な評価を写真に付与することで、これらの評価に基づいて写真を後から検索したり、抽出したりすることが可能になり、写真の有効利用に寄与する。またユーザはたくさんの写真を一通り見るだけで良く、感想をテキスト入力したり「いいね」ボタンを押したりするなどの能動的な行動が不要なので、操作も簡単である。
【0044】
また本実施形態では、上記の反応データをユーザの体温や心拍数などの生体情報とすることで、ユーザが特に意識しない反応も記録することができる。
【0045】
しかしながら、本発明は上記の実施形態に限定されない。例えば本実施形態ではユーザ端末2に格納された写真を表示しているが、
図6に示すように、ユーザ端末2とネットワークを介して接続されたサーバ4(コンピュータ)にユーザのアカウント等と紐づけて写真を格納しておき、この写真をユーザ端末2に送信してディスプレイ23に表示するようにしてもよい。
【0046】
この場合、ユーザ端末2がウェアラブルデバイス3から反応データを受信して反応結果の記録要求をサーバ4に行うか、サーバ4がユーザ端末2から(ウェアラブルデバイス3で測定した)反応データを受信して反応結果の記録を行う。前者の場合、ユーザ端末2が本発明の記録装置として機能し、後者の場合、サーバ4が本発明の記録装置として機能する。
【0047】
また本実施形態では、ユーザの受動的な反応データとしてウェアラブルデバイス3によって測定した生体情報を用いているが、現在では人の表情を撮影した撮影画像から感情を分析するAI(人工知能)などを用いた画像認識技術に関する研究も進んでいる。そのため、生体情報の代わりに、ユーザ端末2のカメラ26でユーザの表情を撮影した撮影画像を用いることもできる。
【0048】
この場合のフローが
図7であり、前記した
図5のフローと比較すると、ウェアラブルデバイス3から反応データを受信する(
図5のS2参照)代わりに、ユーザ端末2がカメラ26を起動してユーザの表情を撮影し、その撮影画像を反応データとして取得する(
図7のS2’)点で異なる。S3では前記の画像認識技術を用いて撮影画像におけるユーザの表情を解析し、何らかの感情を示すものであるか否かをS4において判定すればよい。ユーザの表情に何らかの感情が示されている場合、その感情の種類(喜び、驚き、落ち着き等)を判別し、その結果を反応結果として記録することもできる。
【0049】
また本実施形態では、スマートフォン等のユーザ端末2で表示した写真について、ユーザの反応結果を記録することができるが、ユーザ端末2からヘッドマウントディスプレイなどのウェアラブルデバイス3に写真を送信して表示させることも可能であり、当該ウェアラブルデバイス3でユーザの表情を撮影し、その撮影画像を反応データとしてユーザ端末2に送信することも可能である。またユーザの撮影画像からは、瞳孔の大きさなどの生体情報を反応データとして取得することも可能である。
【0050】
また本実施形態では写真(静止画像)を表示し、写真に対する反応結果を写真と紐づけて記録したが、写真ではなく動画(動画像)を表示し、動画に対する反応結果を動画と紐づけて記録してもよい。
【0051】
以上、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【符号の説明】
【0052】
1:記録システム
2:ユーザ端末
3:ウェアラブルデバイス
4:サーバ
23、32:ディスプレイ
210:表示手段
220:取得手段
230:記録手段
【手続補正書】
【提出日】2024-08-21
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を見た時のユーザの反応結果を前記画像と紐づけて記録する記録装置であって、
ユーザの操作に応じて、前記記録装置の記憶部、または、前記記録装置とネットワークを介して接続されたコンピュータに格納された既存の前記画像をディスプレイに表示する表示手段と、
前記ディスプレイに表示された前記画像を見た時の感情に基づくユーザの受動的な反応データを取得する取得手段と、
前記反応データに基づき、前記画像を見た時のユーザの反応結果を前記画像と紐づけて記録する記録手段と、
を有することを特徴とする記録装置。
【請求項2】
前記反応データはユーザの生体情報であり、
前記取得手段は、ユーザに装着したウェアラブルデバイスから前記反応データを受信することを特徴とする請求項1記載の記録装置。
【請求項3】
前記反応データはユーザの表情を示すユーザの撮影画像であり、
前記取得手段は、ユーザを撮影してその撮影画像を取得することを特徴とする請求項1記載の記録装置。
【請求項4】
前記記録装置は、表示対象の全ての前記画像を表示するまで、前記画像を前記ディスプレイに表示して前記反応データを取得し、前記反応結果を前記画像と紐づけて記録する処理を繰り返すことを特徴とする請求項1記載の記録装置。
【請求項5】
コンピュータを、
画像を見た時のユーザの反応結果を前記画像と紐づけて記録する記録装置であって、
ユーザの操作に応じて、前記記録装置の記憶部、または、前記記録装置とネットワークを介して接続されたコンピュータに格納された既存の前記画像をディスプレイに表示する表示手段と、
前記ディスプレイに表示された前記画像を見た時の感情に基づくユーザの受動的な反応データを取得する取得手段と、
前記反応データに基づき、前記画像を見た時のユーザの反応結果を前記画像と紐づけて記録する記録手段と、
を有する記録装置として機能させるためのプログラム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
前述した課題を解決するための第1の発明は、画像を見た時のユーザの反応結果を前記画像と紐づけて記録する記録装置であって、ユーザの操作に応じて、前記記録装置の記憶部、または、前記記録装置とネットワークを介して接続されたコンピュータに格納された既存の前記画像をディスプレイに表示する表示手段と、前記ディスプレイに表示された前記画像を見た時の感情に基づくユーザの受動的な反応データを取得する取得手段と、前記反応データに基づき、前記画像を見た時のユーザの反応結果を前記画像と紐づけて記録する記録手段と、を有することを特徴とする記録装置である。
前記記録装置は、例えば、表示対象の全ての前記画像を表示するまで、前記画像を前記ディスプレイに表示して前記反応データを取得し、前記反応結果を前記画像と紐づけて記録する処理を繰り返す。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0014】
第2の発明は、コンピュータを、画像を見た時のユーザの反応結果を前記画像と紐づけて記録する記録装置であって、ユーザの操作に応じて、前記記録装置の記憶部、または、前記記録装置とネットワークを介して接続されたコンピュータに格納された既存の前記画像をディスプレイに表示する表示手段と、前記ディスプレイに表示された前記画像を見た時の感情に基づくユーザの受動的な反応データを取得する取得手段と、前記反応データに基づき、前記画像を見た時のユーザの反応結果を前記画像と紐づけて記録する記録手段と、を有する記録装置として機能させるためのプログラムである。