IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ パナソニックIPマネジメント株式会社の特許一覧

特開2024-168557乱数生成システム、照明装置、照明器具、乱数生成方法、及びプログラム
<>
  • 特開-乱数生成システム、照明装置、照明器具、乱数生成方法、及びプログラム 図1
  • 特開-乱数生成システム、照明装置、照明器具、乱数生成方法、及びプログラム 図2
  • 特開-乱数生成システム、照明装置、照明器具、乱数生成方法、及びプログラム 図3
  • 特開-乱数生成システム、照明装置、照明器具、乱数生成方法、及びプログラム 図4
  • 特開-乱数生成システム、照明装置、照明器具、乱数生成方法、及びプログラム 図5
  • 特開-乱数生成システム、照明装置、照明器具、乱数生成方法、及びプログラム 図6
  • 特開-乱数生成システム、照明装置、照明器具、乱数生成方法、及びプログラム 図7
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024168557
(43)【公開日】2024-12-05
(54)【発明の名称】乱数生成システム、照明装置、照明器具、乱数生成方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   H05B 47/105 20200101AFI20241128BHJP
   H05B 45/385 20200101ALI20241128BHJP
   H05B 45/375 20200101ALI20241128BHJP
   H05B 45/38 20200101ALI20241128BHJP
   H05B 47/16 20200101ALI20241128BHJP
   H05B 45/10 20200101ALI20241128BHJP
   G06F 7/58 20060101ALI20241128BHJP
【FI】
H05B47/105
H05B45/385
H05B45/375
H05B45/38
H05B47/16
H05B45/10
G06F7/58 680
G06F7/58 620
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023085342
(22)【出願日】2023-05-24
(71)【出願人】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109210
【弁理士】
【氏名又は名称】新居 広守
(74)【代理人】
【識別番号】100137235
【弁理士】
【氏名又は名称】寺谷 英作
(74)【代理人】
【識別番号】100131417
【弁理士】
【氏名又は名称】道坂 伸一
(72)【発明者】
【氏名】冨山 賢司
【テーマコード(参考)】
3K273
【Fターム(参考)】
3K273AA09
3K273BA14
3K273BA26
3K273CA02
3K273CA03
3K273CA04
3K273EA06
3K273EA22
3K273EA36
3K273FA03
3K273FA14
3K273FA26
3K273GA03
3K273GA12
3K273GA14
3K273GA15
(57)【要約】
【課題】簡易な構成により乱数を生成しやすくすること。
【解決手段】乱数生成システム(乱数生成回路)11は、取得部111と、生成部112と、出力部113と、を備えている。取得部111は、入力電圧を変換して出力するコンバータ60が有するスイッチ素子62を制御する制御信号Sig1に含まれ、時間経過に伴い変化する時間変化信号Sig2を取得する。生成部112は、取得部111が取得した時間変化信号Sig2に基づいて乱数を生成する。出力部113は、生成部112が生成した乱数を示す乱数信号Sig3を出力する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力電圧を変換して出力するコンバータが有するスイッチ素子を制御する制御信号に含まれ、時間経過に伴い変化する時間変化信号を取得する取得部と、
前記取得部が取得した前記時間変化信号に基づいて乱数を生成する生成部と、
前記生成部が生成した前記乱数を示す乱数信号を出力する出力部と、を備える、
乱数生成システム。
【請求項2】
前記時間変化信号は、前記コンバータに入力される脈流電圧に基づく信号である、
請求項1に記載の乱数生成システム。
【請求項3】
前記制御信号は、前記脈流電圧の大きさに応じて信号幅が変化し、
前記時間変化信号は、前記信号幅を示す信号である、
請求項2に記載の乱数生成システム。
【請求項4】
前記コンバータは、擬似共振コンバータである、
請求項1~3のいずれか1項に記載の乱数生成システム。
【請求項5】
請求項1~3のいずれか1項に記載の乱数生成システムと、
前記コンバータを制御することで光源に供給する電力を制御する制御回路と、を備え、
前記制御回路は、前記乱数生成システムが出力する前記乱数信号に基づいて、前記光源の発する照明光が時間経過に伴って変動するように前記コンバータを制御する、
照明装置。
【請求項6】
前記制御回路は、前記照明光が第1変動パターンを周期的に繰り返すように前記コンバータを制御し、かつ、前記乱数信号に基づいて前記第1変動パターンの開始時点を決定する、
請求項5に記載の照明装置。
【請求項7】
前記制御回路は、前記照明光が第1変動パターンを間隔を空けて周期的に繰り返すように前記コンバータを制御し、かつ、前記乱数信号に基づいて前記間隔の長さを決定する、
請求項5に記載の照明装置。
【請求項8】
前記制御回路は、前記照明光が第1変動パターンを周期的に繰り返すように前記コンバータを制御し、かつ、前記乱数信号に基づいて前記第1変動パターンとは異なる第2変動パターンを前記第1変動パターンに挿入するタイミングを決定する、
請求項5に記載の照明装置。
【請求項9】
請求項5に記載の照明装置と、
前記光源と、を備える、
照明器具。
【請求項10】
入力電圧を変換して出力するコンバータが有するスイッチ素子を制御する制御信号に含まれ、時間経過に伴い変化する時間変化信号を取得し、
取得した前記時間変化信号に基づいて乱数を生成し、
生成した前記乱数を示す乱数信号を出力する、
乱数生成方法。
【請求項11】
1以上のプロセッサに、
請求項10に記載の前記乱数生成方法を実行させる、
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、乱数生成システム、照明装置、照明器具、乱数生成方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、DC-DCコンバータが開示されている。このDC-DCコンバータは、発振器の出力信号を遅延させた遅延信号を生成するとともに出力信号に対する遅延信号の遅延時間を変更する遅延回路を備えている。そして、遅延回路は、遅延回路をランダムに変更する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006-211876号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、簡易な構成により乱数を生成しやすい乱数生成システム等を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様に係る乱数生成システムは、取得部と、生成部と、出力部と、を備える。前記取得部は、入力電圧を変換して出力するコンバータが有するスイッチ素子を制御する制御信号に含まれ、時間経過に伴い変化する時間変化信号を取得する。前記生成部は、前記取得部が取得した前記時間変化信号に基づいて乱数を生成する。前記出力部は、前記生成部が生成した前記乱数を示す乱数信号を出力する。
【0006】
本発明の一態様に係る照明装置は、前記乱数生成システムと、前記コンバータを制御することで光源に供給する電力を制御する制御回路と、を備える。前記制御回路は、前記乱数生成システムが出力する前記乱数信号に基づいて、前記光源の発する照明光が時間経過に伴って変動するように前記コンバータを制御する。
【0007】
本発明の一態様に係る照明器具は、前記照明装置と、前記光源と、を備える。
【0008】
本発明の一態様に係る乱数生成方法では、入力電圧を変換して出力するコンバータが有するスイッチ素子を制御する制御信号に含まれ、時間経過に伴い変化する時間変化信号を取得する。前記乱数生成方法では、取得した前記時間変化信号に基づいて乱数を生成する。前記乱数生成方法では、生成した前記乱数を示す乱数信号を出力する。
【0009】
本発明の一態様に係るプログラムは、1以上のプロセッサに、前記乱数生成方法を実行させる。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、簡易な構成により乱数を生成しやすい、という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は、実施の形態に係る乱数生成システムを備える照明装置及び照明器具の構成を示す回路図である。
図2図2は、平滑コンデンサの出力電圧とスイッチング信号との相関を示す波形図である。
図3図3は、実施の形態に係る乱数生成システムの動作例を示すフローチャートである。
図4図4は、実施の形態に係る照明装置の第1動作例の説明図である。
図5図5は、実施の形態に係る照明装置の第2動作例の説明図である。
図6図6は、実施の形態に係る照明装置の第3動作例の説明図である。
図7図7は、第2パターンの一例を示す波形図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
【0013】
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略又は簡略化される場合がある。
【0014】
(実施の形態)
以下、実施の形態に係る乱数生成システムを含む照明装置、及び照明装置を備えた照明器具の構成について図1を用いて説明する。図1は、実施の形態に係る乱数生成システム11を備える照明装置10及び照明器具100の構成を示す回路図である。以下では、特に断りの無い限り、「乱数生成システム11」を「乱数生成回路11」と称する。
【0015】
[1.構成]
実施の形態に係る照明器具100は、交流電源20からの電力供給を受ける。交流電源20は、交流電圧を照明器具100に供給する電源である。交流電源20は、例えば、AC100Vの電圧を照明器具100に供給する。交流電源20は、例えば外部商用電源等の系統電源であってもよい。
【0016】
照明器具100は、交流電圧が供給されることによって照明光を発する器具であり、照明装置10と、光源30と、を備える。
【0017】
光源30は、照明装置10から電流が供給されることによって発光する。光源30が発する光が照明器具100の照明光である。実施の形態では、光源30は、1以上の発光素子を含む。発光素子として、例えば、LED(Light Emitting Diode)、有機EL(Electro Luminescence)素子等の固体発光素子を用いることができる。
【0018】
照明装置10は、交流電圧が供給されることによって光源30を発光させる装置である。実施の形態では、照明装置10は、交流電源20からの交流電圧が入力される一対の入力端子81,82を有している。また、照明装置10は、光源30に電流を供給するための一対の出力端子83,84を有している。照明装置10は、乱数生成回路11と、整流回路40と、平滑コンデンサ50と、コンバータ60と、制御回路70と、を備えている。
【0019】
整流回路40は、照明装置10に供給される交流電圧を整流する回路である、実施の形態では、整流回路40は、例えばダイオードブリッジ回路等を有している。
【0020】
平滑コンデンサ50は、整流回路40の出力電圧を平滑化する平滑回路の一例である。平滑コンデンサ50の第1電極は、整流回路40の一対の出力端子のうちの一方の出力端子に接続され、平滑コンデンサ50の第2電極は、整流回路40の他方の出力端子に接続される。実施の形態では、整流回路40と平滑コンデンサ50とで、いわゆるコンデンサインプット型整流回路を構成している。
【0021】
コンバータ60は、入力電圧を変換して光源30に出力電圧を出力する回路であり、例えばDC-DCコンバータ等である。DC-DCコンバータは、例えば降圧チョッパ回路、又は昇降圧チョッパ回路等である。実施の形態では、コンバータ60は、擬似共振スイッチング方式によりスイッチ素子62をスイッチングする擬似共振コンバータである。さらに、実施の形態では、コンバータ60は、スイッチ素子62を流れる電流のピークを検知するピーク検知方式による擬似共振コンバータである。また、実施の形態では、コンバータ60の入力電圧は、平滑コンデンサ50の出力電圧であって、脈流電圧である。
【0022】
コンバータ60は、トランス61と、スイッチ素子62と、ダイオード63と、出力コンデンサ64と、を有している。
【0023】
トランス61は、1次巻線611と、2次巻線612と、を有している。1次巻線611の第1端は、平滑コンデンサ50の第1電極に接続されている。1次巻線611の第2端は、スイッチ素子62を介して平滑コンデンサ50の第2電極に接続されている。2次巻線612の第1端は、ダイオード63を介して出力コンデンサ64の第1電極に接続されている。2次巻線612の第2端は、出力コンデンサ64の第2電極に接続されている。
【0024】
スイッチ素子62は、ノーマリーオフ型のNチャネルMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field-Effect Transistor)等の電界効果トランジスタ(Field-Effect Transistor:FET)である。スイッチ素子62のドレインは、1次巻線611の第2端に接続されており、スイッチ素子62のソースは、平滑コンデンサ50の第2電極に接続されている。また、スイッチ素子62のゲートは、制御回路70に接続されている。
【0025】
ダイオード63は、アノードが2次巻線612の第1端に接続されており、カソードが出力コンデンサ64の第1電極及び出力端子83に接続されている。
【0026】
出力コンデンサ64の第1電極は、出力端子83を介して光源30の第1端に接続されている。出力コンデンサ64の第2電極は、出力端子84を介して光源30の第2端に接続されている。
【0027】
制御回路70は、コンバータ60を制御することで光源30に供給する電力を制御する回路である。制御回路70は、例えばマイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサ又は専用回路によって実現されてもよい。制御回路70の機能は、制御回路70を構成するマイクロコンピュータ又はプロセッサ等のハードウェアがメモリに記憶されたコンピュータプログラム(ソフトウェア)を実行することによって実現される。
【0028】
制御回路70は、PWM制御(Pulse Width Modulation)制御により、スイッチ素子62を制御する。つまり、制御回路70は、スイッチ素子62へ出力する制御信号Sig1のデューティ比を調整することにより、コンバータ60への入力電圧を所望の出力電圧に変換して光源30に出力する。
【0029】
実施の形態では、制御回路70は、後述する乱数生成回路(乱数生成システム)11が出力する乱数信号Sig3に基づいて、光源30の発する照明光が時間経過に伴って変動するようにコンバータ60を制御する。実施の形態では、照明光の時間経過に伴う変動は、例えば1/fゆらぎである。つまり、実施の形態では、照明光は、例えば人の心拍、炎の揺れ、又は蛍の光り方等を模した揺らぎを有する。制御回路70による照明光の制御については、後述する[2.動作]にて詳細に説明する。
【0030】
乱数生成回路11は、乱数、具体的には適宜の乱数生成アルゴリズムを実行することにより擬似乱数を生成する回路である。乱数生成回路11は、例えばマイクロコンピュータによって実現されるが、プロセッサ又は専用回路によって実現されてもよい。乱数生成回路11の機能は、乱数生成回路11を構成するマイクロコンピュータ又はプロセッサ等のハードウェアがメモリに記憶されたコンピュータプログラム(ソフトウェア)を実行することによって実現される。
【0031】
乱数生成回路11は、取得部111と、生成部112と、出力部113と、を備えている。
【0032】
取得部111は、時間変化信号Sig2を取得する。時間変化信号Sig2は、コンバータ60が有するスイッチ素子62を制御する制御信号Sig1に含まれ、時間経過に伴い変化する信号である。実施の形態では、時間変化信号Sig2は、平滑コンデンサ50の出力電圧、つまりコンバータ60に入力される脈流電圧に基づく信号である。さらに言えば、時間変化信号Sig2は、制御信号Sig1の信号幅tON図2参照)を示す信号である。
【0033】
図2は、平滑コンデンサ50の出力電圧と制御信号Sig1との相関を示す波形図である。図2における上側の波形は、平滑コンデンサ50の出力電圧(つまり、コンバータ60に入力される脈流電圧)の波形を表している。また、図2における下側の波形は、制御信号Sig1の波形を表している。図2に示すように、平滑コンデンサ50の出力電圧は、脈流電圧であって、時間経過に伴い変化する電圧である。したがって、脈電電圧に基づく時間変化信号Sig2は、時間経過に伴い変化する信号である。ここで、制御信号Sig1は、図2に示すようにスイッチ素子62を交互にオン/オフさせるための2値信号であるが、その信号幅tONは以下の数式により表される。
【0034】
ON=L×I/V
【0035】
上記の数式において、「L」は1次巻線611のインダクタンスを表しており、「I」はスイッチ素子62を流れる電流を表しており、「V」は平滑コンデンサ50の出力電圧を表している。既に述べたように、実施の形態では、コンバータ60はピーク検知方式による擬似共振コンバータであるため、スイッチ素子62を流れる電流Iは概ね一定となる。また、1次巻線611のインダクタンスLは定数であるため、制御信号Sig1の信号幅tONは、平滑コンデンサ50の出力電圧Vに概ね反比例する。例えば、平滑コンデンサ50の出力電圧が高くなればなるほど、制御信号Sig1の信号幅tONは短くなり(図2における矢印A1を参照)、平滑コンデンサ50の出力電圧が低くなればなるほど、制御信号Sig1の信号幅tONは長くなる(図2における矢印A2を参照)。
【0036】
そして、既に述べたように、平滑コンデンサ50の出力電圧(つまり、脈流電圧)は、時間経過に伴って変化するため、制御信号Sig1の信号幅tONも時間経過に伴って変化する。そこで、実施の形態では、取得部111は、制御信号Sig1を取得することにより、信号幅tONを示す時間変化信号Sig2を取得する。
【0037】
生成部112は、取得部111が取得した時間変化信号Sig2に基づいて乱数を生成する。具体的には、生成部112は、取得部111が取得した時間変化信号Sig2を擬似乱数生成アルゴリズムにおけるシード値として用いることで、擬似乱数生成アルゴリズムにより擬似乱数を生成する。擬似乱数生成アルゴリズムとしては、例えば線形合同法等の適宜のアルゴリズムを用いることが可能である。
【0038】
ここで、シード値として用いる時間変化信号Sig2は、時間変化に伴い変化する信号であるため、シード値は、生成部112が擬似乱数を生成するごとに異なり得る。したがって、生成部112が生成する擬似乱数は、同じ数値となる確率が低くなりやすい。また、実施の形態では、時間変化信号Sig2は、平滑コンデンサ50の出力電圧(つまり、脈流電圧)に基づく制御信号Sig1の信号幅tONを示す信号である。既に述べたように、信号幅tONは、平滑コンデンサ50の出力電圧と同様に時間経過に伴って変化する。このため、シード値は、時間変化信号Sig2を取得するごとに変化しやすく、同じ値になりにくい。
【0039】
出力部113は、生成部112が生成した乱数(擬似乱数)を示す乱数信号Sig3を出力する。実施の形態では、出力部113は、乱数信号Sig3を制御回路70へ出力する。これにより、制御回路70は、乱数信号Sig3が示す乱数を用いたコンバータ60の制御を実行することが可能である。
【0040】
[2.動作]
以下、実施の形態に係る乱数生成回路(乱数生成システム)11及び照明装置10の動作について説明する。
【0041】
[2-1.乱数生成回路の動作]
まず、実施の形態に係る乱数生成回路11の動作について図3を用いて説明する。
【0042】
乱数生成回路11の取得部111は、定期的に又は不定期に時間変化信号Sig2を取得する(S1)。取得部111が時間変化信号Sig2を取得するタイミングは、例えば乱数生成回路11が乱数を生成するタイミングである。実施の形態では、時間変化信号Sig2は、制御信号Sig1の信号幅tONを示す信号である。
【0043】
次に、乱数生成回路11の生成部112は、取得部111が取得した時間変化信号Sig2に基づいて乱数を生成する(S2)。実施の形態では、生成部112は、取得部111が取得した信号幅tONをシード値として用いることで、適宜の擬似乱数生成アルゴリズムを実行することにより乱数を生成する。
【0044】
そして、乱数生成回路11の出力部113は、生成部112が生成した乱数を示す乱数信号Sig3を出力する(S3)。実施の形態では、出力部113は、乱数信号Sig3をコンバータ60の制御回路70へ出力する。
【0045】
[2-2.照明装置の動作]
以下、実施の形態に係る照明装置10の動作、主としてコンバータ60の制御回路70の動作について図面を用いて説明する。既に述べたように、制御回路70は、乱数生成回路11が出力する乱数信号Sig3に基づいて、光源30の発する照明光が時間経過に伴って変動するようにコンバータ60を制御する。以下、制御回路70の動作例について列挙する。なお、制御回路70は、以下に列挙する第1動作例~第3動作例のうちいずれか1つの動作例を実行してもよいし、2以上の動作例を組み合わせて実行してもよい。
【0046】
<第1動作例>
図4は、実施の形態に係る照明装置10の第1動作例の説明図である。図4において、縦軸は光源30の光出力を、横軸は時間を表している。また、図4に示す波形は、光源30の発する照明光の第1変動パターンP1を表している。第1変動パターンP1は、例えば1/fゆらぎを模して光出力が変動するパターンである。
【0047】
第1動作例では、制御回路70は、照明光が第1変動パターンP1を周期的に繰り返すようにコンバータ60を制御する。そして、制御回路70は、乱数信号Sig3に基づいて第1変動パターンP1の開始時点t1,…,tnを決定する。
【0048】
例えば、制御回路70は、乱数信号Sig3が示す乱数が小さければ、第1変動パターンP1の開始時点t1,…,tnを、第1変動パターンP1の周期である第1周期T1の前半に決定する。また、例えば、制御回路70は、乱数信号Sig3が示す乱数が大きければ、第1変動パターンP1の開始時点t1,…,tnを、第1周期T1の後半に決定する。
【0049】
第1動作例では、例えば複数の照明装置10の各々が照明光を発する場合に、各照明装置10の照明光の変化が同期しにくい。以下、この点について具体的に説明する。例えば、各照明装置10が同時にコンバータ60の制御を開始したとすると、各照明装置10が発する照明光の変化は、いずれも開始時点が同じである第1変動パターンP1に従った変化となる。このため、照明光が揺らいでいるにも関わらず、照明光の揺らぎのパターンがいずれの照明装置10においても同じになり、照明光の揺らぎによる効果が損なわれる可能性がある。
【0050】
これに対して、第1動作例では、第1変動パターンP1の開始時点t1,…,tnが乱数に基づいて決定されるため、照明装置10ごとに第1変動パターンP1の開始時点t1,…,tnがランダムとなる。したがって、第1動作例では、照明光の変化が照明装置10ごとに異なりやすくなり、照明光の揺らぎによる効果が発揮されやすい。
【0051】
<第2動作例>
図5は、実施の形態に係る照明装置10の第2動作例の説明図である。図5では、図4とは異なり、第1変動パターンP1を矩形により表しているが、第1変動パターンP1の波形は図4と同じである。
【0052】
第2動作例では、制御回路70は、照明光が第1変動パターンP1を間隔d1,…,dnを空けて周期的に繰り返すようにコンバータ60を制御する。そして、制御回路70は、乱数信号Sig3に基づいて間隔d1,…,dnの長さを決定する。
【0053】
例えば、制御回路70は、乱数信号Sig3が示す乱数が小さければ小さいほど、間隔d1,…,dnの長さを短くする。また、例えば、制御回路70は、乱数信号Sig3が示す乱数が大きければ大きいほど、間隔d1,…,dnの長さを長くする。
【0054】
第2動作例では、第1動作例と同様に、例えば複数の照明装置10の各々が照明光を発する場合に、各照明装置10の照明光の変化が同期しにくい。すなわち、第2動作例では、各照明装置10が同時にコンバータ60の制御を開始しても、間隔d1,…,dnが乱数に基づいて決定されるため、最初の第1変動パターンP1を除いて、照明装置10ごとに第1変動パターンP1の開始時点がランダムとなる。したがって、第2動作例では、第1動作例と同様に、照明光の変化が照明装置10ごとに異なりやすくなり、照明光の揺らぎによる効果が発揮されやすい。
【0055】
<第3動作例>
図6は、実施の形態に係る照明装置10の第3動作例の説明図である。図6では、図5と同様に、第1変動パターンP1を矩形により表している。また、図6では、第1変動パターンP1に挿入される第2変動パターンP2を矩形により表している。
【0056】
図7は、第2変動パターンP2の一例を示す波形図である。図7において、縦軸は光源30の光出力を、横軸は時間を表している。第2変動パターンP2は、第1変動パターンP1とは異なるパターンである。ここでは、第2変動パターンP2は、第1変動パターンP1の第1周期T1よりも短い第2周期T2を有しており、かつ、第1変動パターンP1よりも光出力の変動が急峻である。言い換えれば、第2変動パターンP2は、第1変動パターンP1よりも光出力の変動の周波数が大きく、かつ、光出力の振幅の平均値が大きい。第2変動パターンP2は、例えば第1変動パターンP1が炎の揺れを模したパターンである場合、風等に煽られることで炎が瞬間的に大きく揺らぐ様を模したパターンである。
【0057】
第3動作例では、制御回路70は、第1動作例と同様に、照明光が第1変動パターンP1を周期的に繰り返すようにコンバータ60を制御する。そして、制御回路70は、乱数信号Sig3に基づいて第2変動パターンP2を第1変動パターンに挿入するタイミングt11,…,t1nを決定する。
【0058】
例えば、制御回路70は、乱数信号Sig3が示す乱数が小さければ、第2変動パターンP2を挿入するタイミングt11,…,t1nを、第1周期T1の前半に決定する。また、例えば、制御回路70は、乱数信号Sig3が示す乱数が大きければ、第2変動パターンP2を挿入するタイミングt11,…,t1nを、第1周期T1の後半に決定する。
【0059】
第3動作例では、第1動作例と同様に、例えば複数の照明装置10の各々が照明光を発する場合に、各照明装置10の照明光の変化が同期しにくい。すなわち、第3動作例では、各照明装置10が同時にコンバータ60の制御を開始しても、第2変動パターンP2が挿入されるタイミングt11,…,t1nが乱数に基づいて決定されるため、第2変動パターンP2の挿入タイミングに応じて照明光の変化がランダムとなる。したがって、第2動作例では、第1動作例と同様に、照明光の変化が照明装置10ごとに異なりやすくなり、照明光の揺らぎによる効果が発揮されやすい。
【0060】
[3.利点等]
以下、実施の形態に係る乱数生成回路(乱数生成システム)11、及び照明装置10の利点について説明する。
【0061】
まず、実施の形態に係る乱数生成回路11の利点について、比較例を交えて説明する。従来、乱数を生成する手段としては、例えばハードウェア乱数生成器等がある。ハードウェア乱数生成器は、ハードウェアに由来する不確定性を利用して真性乱数を生成することができるが、比較的高価な機器であり、コストが嵩みがちである、という問題がある。また、乱数を生成する手段としては、例えばノイズをシード値として擬似乱数を生成する手段がある。しかしながら、この手段では、ノイズを増幅しなければ擬似乱数を生成することが難しく、増幅回路等の複雑な回路構成が必要になる、という問題がある。
【0062】
これらに対して、実施の形態に係る乱数生成回路11では、コンバータ60の制御信号Sig1から時間変化信号Sig2を取得するだけで乱数(擬似乱数)を生成できる。このため、実施の形態に係る乱数生成回路11では、ハードウェア乱数生成器等の比較的高価な機器が不要であり、また、増幅回路等の複雑な回路構成も不要である。したがって、実施の形態に係る乱数生成回路11では、簡易な構成により乱数(擬似乱数)を生成しやすい、という利点がある。
【0063】
次に、実施の形態に係る照明装置10の利点について説明する。上述の第1動作例~第3動作例でも述べたように、実施の形態に係る照明装置10では、制御回路70が、乱数生成回路11が出力する乱数信号Sig3に基づいて、光源30の発する照明光が時間経過に伴って変動するようにコンバータ60を制御する。このため、実施の形態に係る照明装置10では、例えば他の1以上の照明装置10を含めた複数の照明装置10の各々が照明光を発する場合に、照明光の変化が照明装置10ごとに異なりやすくなり、各照明装置10の照明光の変化が同期しにくい、という利点がある。
【0064】
(変形例)
以上、実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
【0065】
例えば、上記実施の形態では、時間変化信号Sig2は、制御信号Sig1の信号幅tONを示す信号であるが、これに限られない。例えば、時間変化信号Sig2は、時間経過に伴って変化する信号であればよく、制御信号Sig1の信号幅tON以外のパラメータを示す信号であってもよい。
【0066】
また、上記実施の形態において、コンバータ60は、ピーク検知式の擬似共振コンバータであるが、これに限られない。例えば、コンバータ60は、ピーク検知式ではない擬似共振コンバータであってもよい。また、コンバータ60は、擬似共振コンバータに限らず、他の制御方式のコンバータであってもよい。
【0067】
また、上記実施の形態では、光源30はLED等の固体発光素子により構成されているが、これに限られない。例えば、光源30は、白熱ランプ等であってもよい。
【0068】
また、上記実施の形態では、乱数生成システム11は、乱数生成回路11として1つの回路で構成されているが、これに限られない。例えば、乱数生成システム11は、構成要素ごとに異なる複数の回路により構成されていてもよい。
【0069】
また、上記実施の形態では、乱数生成システム11は、生成した乱数を示す乱数信号Sig3をコンバータ60の制御回路70へ出力しているが、これに限られない。例えば、乱数生成システム11は、制御回路70以外の乱数を用いて動作する機器等へ乱数信号Sig3を出力してもよい。
【0070】
また、例えば、上記実施の形態において、生成部等の構成要素は、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPU又はプロセッサ等のプログラム実行部が、ハードディスク又は半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
【0071】
また、生成部等の構成要素は、ハードウェアによって実現されてもよい。例えば、生成部等の構成要素は、回路(又は集積回路)でもよい。これらの回路は、全体として1つの回路を構成してもよいし、それぞれ別々の回路でもよい。また、これらの回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
【0072】
また、本発明の全般的又は具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム、又はコンピュータ読み取り可能なCD-ROM等の記録媒体で実現されてもよい。また、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム、及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
【0073】
例えば、本発明は、上記実施の形態の乱数生成システムとして実現されてもよいし、乱数生成システムが実行する方法(乱数生成方法等)として実現されてもよい。本発明は、このような方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現されてもよいし、このようなプログラムが記録された非一時的な記録媒体として実現されてもよい。このようなプログラムには、汎用の情報端末等のコンピュータを、上記実施の形態の乱数生成システムとして機能させるためのアプリケーションプログラムが含まれる。
【0074】
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
【0075】
(まとめ)
以上述べたように、第1の態様に係る乱数生成システム(乱数生成回路)11は、取得部111と、生成部112と、出力部113と、を備えている。取得部111は、入力電圧を変換して出力するコンバータ60が有するスイッチ素子62を制御する制御信号Sig1に含まれ、時間経過に伴い変化する時間変化信号Sig2を取得する。生成部112は、取得部111が取得した時間変化信号Sig2に基づいて乱数を生成する。出力部113は、生成部112が生成した乱数を示す乱数信号Sig3を出力する。
【0076】
これによれば、コンバータ60の制御信号Sig1から時間変化信号Sig2を取得するだけで乱数(擬似乱数)を生成できるので、簡易な構成により乱数を生成しやすい、という利点がある。
【0077】
また、第2の態様に係る乱数生成システム11では、第1の態様において、時間変化信号Sig2は、コンバータ60に入力される脈流電圧に基づく信号である。
【0078】
これによれば、時間変化信号Sig2を取得するごとに、時間変化信号Sig2に基づくシード値が変化しやすくなるので、シード値が同じ値になりにくくなり、乱数の不確定性が向上しやすい、という利点がある。
【0079】
また、第3の態様に係る乱数生成システム11では、第2の態様において、制御信号Sig1は、脈流電圧の大きさに応じて信号幅tONが変化する。時間変化信号Sig2は、信号幅tONを示す信号である。
【0080】
これによれば、時間変化信号Sig2を取得するごとに、時間変化信号Sig2に基づくシード値が変化しやすくなるので、シード値が同じ値になりにくくなり、乱数の不確定性が向上しやすい、という利点がある。
【0081】
また、第4の態様に係る乱数生成システム11では、第1~第3のいずれか1つの態様において、コンバータ60は、擬似共振コンバータである。
【0082】
これによれば、制御信号Sig1の変化がランダムになりやすくなるので、シード値が同じ値になりにくくなり、乱数の不確定性が向上しやすい、という利点がある。
【0083】
また、第5の態様に係る照明装置10は、第1~第4のいずれか1つの態様の乱数生成システム11と、コンバータ60を制御することで光源30に供給する電力を制御する制御回路70と、を備えている。制御回路70は、乱数生成システム11が出力する乱数信号Sig3に基づいて、光源30の発する照明光が時間経過に伴って変動するようにコンバータ60を制御する。
【0084】
これによれば、例えば他の1以上の照明装置10を含めた複数の照明装置10の各々が照明光を発する場合に、照明光の変化が照明装置10ごとに異なりやすくなり、各照明装置10の照明光の変化が同期しにくい、という利点がある。
【0085】
また、第6の態様に係る照明装置10では、第5の態様において、制御回路70は、照明光が第1変動パターンP1を周期的に繰り返すようにコンバータ60を制御し、かつ、乱数信号Sig3に基づいて第1変動パターンP1の開始時点t1,…,tnを決定する。
【0086】
これによれば、第1変動パターンP1の開始時点t1,…,tnが乱数に基づいて決定されるため、照明装置10ごとに第1変動パターンP1の開始時点t1,…,tnがランダムとなり、照明光の変化が照明装置10ごとに異なりやすくなる、という利点がある。
【0087】
また、第7の態様に係る照明装置10では、第5又は第6の態様において、制御回路70は、照明光が第1変動パターンP1を間隔d1,…,dnを空けて周期的に繰り返すようにコンバータ60を制御し、かつ、乱数信号Sig3に基づいて間隔d1,…,dnの長さを決定する。
【0088】
これによれば、各照明装置10が同時にコンバータ60の制御を開始しても、間隔d1,…,dnが乱数に基づいて決定されるため、最初の第1変動パターンP1を除いて、照明装置10ごとに第1変動パターンP1の開始時点がランダムとなり、照明光の変化が照明装置10ごとに異なりやすくなる、という利点がある。
【0089】
また、第8の態様に係る照明装置10では、第5~第7のいずれか1つの態様において、制御回路70は、照明光が第1変動パターンP1を周期的に繰り返すようにコンバータ60を制御し、かつ、乱数信号Sig3に基づいて第1変動パターンP1とは異なる第2変動パターンP2を第1変動パターンP1に挿入するタイミングt11,…,t1nを決定する。
【0090】
これによれば、各照明装置10が同時にコンバータ60の制御を開始しても、第2変動パターンP2が挿入されるタイミングt11,…,t1nが乱数に基づいて決定されるため、第2変動パターンP2の挿入タイミングに応じて照明光の変化がランダムとなり、照明光の変化が照明装置10ごとに異なりやすくなる、という利点がある。
【0091】
また、第9の態様に係る照明器具100は、第5~第8のいずれか1つの態様の照明装置10と、光源30と、を備える。
【0092】
これによれば、例えば他の1以上の照明装置10を含めた複数の照明装置10の各々が照明光を発する場合に、照明光の変化が照明装置10ごとに異なりやすくなり、各照明装置10の照明光の変化が同期しにくい、という利点がある。
【0093】
また、第10の態様に係る乱数生成方法では、入力電圧を変換して出力するコンバータ60が有するスイッチ素子62を制御する制御信号Sig1に含まれ、時間経過に伴い変化する時間変化信号Sig2を取得する(S1)。また、この乱数生成方法では、取得した時間変化信号Sig2に基づいて乱数を生成する(S2)。また、この乱数生成方法では、生成した乱数を示す乱数信号Sig3を出力する(S3)。
【0094】
これによれば、コンバータ60の制御信号Sig1から時間変化信号Sig2を取得するだけで乱数(擬似乱数)を生成できるので、簡易な構成により乱数を生成しやすい、という利点がある。
【0095】
また、第11の態様に係るプログラムは、1以上のプロセッサに、第10の態様に係る乱数生成方法を実行させる。
【0096】
これによれば、コンバータ60の制御信号Sig1から時間変化信号Sig2を取得するだけで乱数(擬似乱数)を生成できるので、簡易な構成により乱数を生成しやすい、という利点がある。
【符号の説明】
【0097】
10 照明装置
11 乱数生成回路(乱数生成システム)
111 取得部
112 生成部
113 出力部
30 光源
60 コンバータ
62 スイッチ素子
70 制御回路
100 照明器具
d1,…,dn 間隔
P1 第1変動パターン
P2 第2変動パターン
Sig1 制御信号
Sig2 時間変化信号
Sig3 乱数信号
t1,…,tn 開始時点
t11,…,t1n タイミング
ON 信号幅
T1 第1周期
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7