特開2024-168807IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

タンクシステムに関するものである。

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】メンブレンを有する地上式貯蔵タンクへ大気中の水分が侵入することを長期間抑止可能とする。
【解決手段】地上式貯蔵タンク10は、コンクリート壁とメンブレン4との間に介装される樹脂製ライナと、保冷空間に充填配置される保冷パネルとを備え、保冷空間環境調整部20は、保冷空間Kに調湿ガスを供給する調湿ガス供給部21と、保冷空間Kの圧力が大気圧以上かつ低温液化ガスXの貯蔵空間の気層部Rの圧力を超えない規定値となるように少なくとも調湿ガス供給部21を制御する制御部26とを備える。
【選択図】図1

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

ところで、低温液化ガスを貯蔵する貯蔵タンクは、様々な種類がある。特許文献1に開示されたようなメンブレンを備える貯蔵タンクは、地下に埋設された状態で形成されるものが多い。このような地下式の低温タンクの周囲には、地盤を凍結することで生じる凍土が存在する。このような凍土によって、外部の水分がコンクリート壁を透過して低温タンクの内部に侵入することが防止される。しかしながら、近年、メンブレンを備える大型の貯蔵タンクを地上に形成することが提案されている。このようなメンブレンを備える地上式の貯蔵タンクにおいては、外部から大気中の水分が侵入することを防止するために、コンクリート壁とメンブレンとの間にライナを配置することが考えられる。ところが、貯蔵する低温液化ガスの種類によっては、樹脂製のライナが採用される場合がある。このような樹脂製ライナは、完全なガス密性を有するものではない。このため、長期間の使用により大気中の水分が僅かであってもコンクリート壁とメンブレンとの間に侵入する可能性がある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明は、課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明によれば、保冷空間環境調整部によって、メンブレンとコンクリート壁との間の保冷空間の圧力が大気圧以上に保たれる。このため、本発明は、メンブレンを有する地上式貯蔵タンクへ大気中の水分が侵入することを長期間抑止することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 本発明の一実施形態のタンクシステムの概略構成を示す模式図である。
【図2】 図1のA部分の模式的な拡大断面図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1……コンクリート基礎版(コンクリート壁)、2……コンクリート側壁(コンクリート壁)、3……屋根部、4……メンブレン、5……保冷パネル(断熱材)、6……樹脂製ライナ、7……液化ガス供給部、8……液化ガス排出部、10……地上式貯蔵タンク、20……保冷空間環境調整部、21……調湿ガス供給部、22……調湿ガス排出部、23……圧力検出部、24……ガス検出部、25……漏出ガス排出部、26……制御部、30……安全弁システム、40……除害設備、100……タンクシステム、K……保冷空間、X……低温液化ガス、Y……調湿ガス

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