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特開2024-168877原価管理装置、原価管理方法、および、原価管理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024168877
(43)【公開日】2024-12-05
(54)【発明の名称】原価管理装置、原価管理方法、および、原価管理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/10 20230101AFI20241128BHJP
【FI】
G06Q10/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023085903
(22)【出願日】2023-05-25
(71)【出願人】
【識別番号】398040527
【氏名又は名称】株式会社オービック
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】村田 真一
(72)【発明者】
【氏名】▲吉▼仲 祐史
(72)【発明者】
【氏名】川 耕平
【テーマコード(参考)】
5L010
5L049
【Fターム(参考)】
5L010AA20
5L049AA20
(57)【要約】
【課題】中間品をロット別に原価管理し、詳細な原材料原価を即座に把握できるようにすることで、原材料の変動に伴う影響度を判断することができる原価管理装置、原価管理方法、および、原価管理プログラムを提供することを課題とする。
【解決手段】完成品または中間品から選択された選択階層品の製造実績識別子を取得し、製造実績払出データに設定された選択階層品の製造実績識別子に紐付けられた下位構成の商品識別子を特定し、当該商品識別子が設定された製造実績受入データが登録されているか否かを判定し、下位構成の商品識別子が設定された製造実績受入データが登録されていないと判定された場合、当該商品識別子が設定された製造実績払出データに基づいて、当該商品識別子、ロット識別子、投入数量、投入金額、および、原単位を紐付けて設定した多階層管理データを取得する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
記憶部と制御部とを備えた原価管理装置であって、
前記記憶部は、
多階層の中間品から構成される完成品および/もしくは前記中間品の製造実績識別子、商品識別子、ロット識別子、ならびに、受入数量を紐付けて設定した製造実績受入データと、前記製造実績識別子、当該製造実績識別子に紐付けられた前記完成品もしくは前記中間品の下位構成の前記商品識別子、前記ロット識別子、原価単価および払出数量を紐付けて設定した製造実績払出データと、を記憶する製造実績記憶手段、
を備え、
前記制御部は、
前記完成品または前記中間品から選択された選択階層品の前記製造実績識別子を取得する製造実績選択手段と、
前記製造実績払出データに設定された前記選択階層品の前記製造実績識別子に紐付けられた前記下位構成の前記商品識別子を特定し、当該商品識別子が設定された前記製造実績受入データが登録されているか否かを判定する登録判定手段と、
前記登録判定手段により前記下位構成の前記商品識別子が設定された前記製造実績受入データが登録されていないと判定された場合、当該商品識別子が設定された前記製造実績払出データに基づいて、当該商品識別子、前記ロット識別子、投入数量、投入金額、および、原単位を紐付けて設定した多階層管理データを取得する多階層管理取得手段と、
を備えたことを特徴とする原価管理装置。
【請求項2】
前記登録判定手段は、
更に、前記下位構成の前記商品識別子が設定された前記製造実績受入データが登録されていると判定した場合、当該製造実績受入データに設定された前記製造実績識別子に紐付けられた下位構成の前記商品識別子を前記製造実績払出データから特定し、当該商品識別子が設定された前記製造実績受入データが登録されているか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の原価管理装置。
【請求項3】
前記多階層管理データは、
更に、前記原単位と前記完成品の前記受入数量との積である当該完成品への投入数量が紐付けて設定されることを特徴とする請求項1または2に記載の原価管理装置。
【請求項4】
前記多階層管理データは、
更に、前記投入金額を被除数とし前記投入数量を除数とした場合の商と前記原単位との積に、前記完成品の前記受入数量を乗算した値である当該完成品への投入金額が紐付けて設定されることを特徴とする請求項1または2に記載の原価管理装置。
【請求項5】
前記多階層管理取得手段は、
前記登録判定手段により前記下位構成の前記商品識別子が設定された前記製造実績受入データが登録されていないと判定された場合、当該商品識別子が設定された前記製造実績払出データに基づいて、当該商品識別子、前記ロット識別子、前記投入数量、当該商品識別子が設定された前記製造実績受入データの登録が無いことを示す原料フラグ、前記投入金額、および、前記原単位を紐付けて設定したワークファイルレコードを取得し、当該ワークファイルレコードに基づいて、前記多階層管理データを取得することを特徴とする請求項2に記載の原価管理装置。
【請求項6】
前記登録判定手段は、
更に、前記下位構成の前記商品識別子が設定された前記製造実績受入データが登録されていると判定した場合、当該製造実績受入データに設定された前記製造実績識別子に紐付けられた前記下位構成の前記商品識別子を前記製造実績払出データから特定し、当該商品識別子が設定された、前記製造実績受入データおよび前記製造実績払出データに基づいて、当該商品識別子、前記ロット識別子、前記投入数量、当該商品識別子が設定された前記製造実績受入データの登録が有ることを示す前記原料フラグ、前記投入金額、および、前記原単位を紐付けて設定した前記ワークファイルレコードを取得することを特徴とする請求項5に記載の原価管理装置。
【請求項7】
前記製造実績選択手段は、
事業所および製造年月が指定された場合、当該事業所および当該製造年月に基づいて、前記完成品または前記中間品から前記選択階層品を選択し、当該選択階層品の前記製造実績識別子を取得することを特徴とする請求項1または2に記載の原価管理装置。
【請求項8】
記憶部と制御部とを備えた原価管理装置に実行させるための原価管理方法であって、
前記記憶部は、
多階層の中間品から構成される完成品および/もしくは前記中間品の製造実績識別子、商品識別子、ロット識別子、ならびに、受入数量を紐付けて設定した製造実績受入データと、前記製造実績識別子、当該製造実績識別子に紐付けられた前記完成品もしくは前記中間品の下位構成の前記商品識別子、前記ロット識別子、原価単価および払出数量を紐付けて設定した製造実績払出データと、を記憶する製造実績記憶手段、
を備え、
前記制御部において実行される、
前記完成品または前記中間品から選択された選択階層品の前記製造実績識別子を取得する製造実績選択ステップと、
前記製造実績払出データに設定された前記選択階層品の前記製造実績識別子に紐付けられた前記下位構成の前記商品識別子を特定し、当該商品識別子が設定された前記製造実績受入データが登録されているか否かを判定する登録判定ステップと、
前記登録判定ステップにて前記下位構成の前記商品識別子が設定された前記製造実績受入データが登録されていないと判定された場合、当該商品識別子が設定された前記製造実績払出データに基づいて、当該商品識別子、前記ロット識別子、投入数量、投入金額、および、原単位を紐付けて設定した多階層管理データを取得する多階層管理取得ステップと、
を含むことを特徴とする原価管理方法。
【請求項9】
記憶部と制御部とを備えた原価管理装置に実行させるための原価管理プログラムであって、
前記記憶部は、
多階層の中間品から構成される完成品および/もしくは前記中間品の製造実績識別子、商品識別子、ロット識別子、ならびに、受入数量を紐付けて設定した製造実績受入データと、前記製造実績識別子、当該製造実績識別子に紐付けられた前記完成品もしくは前記中間品の下位構成の前記商品識別子、前記ロット識別子、原価単価および払出数量を紐付けて設定した製造実績払出データと、を記憶する製造実績記憶手段、
を備え、
前記制御部において、
前記完成品または前記中間品から選択された選択階層品の前記製造実績識別子を取得する製造実績選択ステップと、
前記製造実績払出データに設定された前記選択階層品の前記製造実績識別子に紐付けられた前記下位構成の前記商品識別子を特定し、当該商品識別子が設定された前記製造実績受入データが登録されているか否かを判定する登録判定ステップと、
前記登録判定ステップにて前記下位構成の前記商品識別子が設定された前記製造実績受入データが登録されていないと判定された場合、当該商品識別子が設定された前記製造実績払出データに基づいて、当該商品識別子、前記ロット識別子、投入数量、投入金額、および、原単位を紐付けて設定した多階層管理データを取得する多階層管理取得ステップと、
を実行させるための原価管理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、原価管理装置、原価管理方法、および、原価管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、製品の製造に投入された原材料のロット別按分投入量を算出し、複数のロットそれぞれの単価とロット別按分投入量とに基づいて、複数のロットそれぞれの原材料の個別原価を算出する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2021-177338号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1記載の発明においては、途中工程に中間品を挟む多階層の製品において、原材料毎の個別原価の把握が難しいという課題があった。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、中間品をロット別に原価管理し、詳細な原材料原価を即座に把握できるようにすることで、原材料の変動に伴う影響度を判断することができる原価管理装置、原価管理方法、および、原価管理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る原価管理装置は、記憶部と制御部とを備えた原価管理装置であって、前記記憶部は、多階層の中間品から構成される完成品および/もしくは前記中間品の製造実績識別子、商品識別子、ロット識別子、ならびに、受入数量を紐付けて設定した製造実績受入データと、前記製造実績識別子、当該製造実績識別子に紐付けられた前記完成品もしくは前記中間品の下位構成の前記商品識別子、前記ロット識別子、原価単価および払出数量を紐付けて設定した製造実績払出データと、を記憶する製造実績記憶手段、を備え、前記制御部は、前記完成品または前記中間品から選択された選択階層品の前記製造実績識別子を取得する製造実績選択手段と、前記製造実績払出データに設定された前記選択階層品の前記製造実績識別子に紐付けられた前記下位構成の前記商品識別子を特定し、当該商品識別子が設定された前記製造実績受入データが登録されているか否かを判定する登録判定手段と、前記登録判定手段により前記下位構成の前記商品識別子が設定された前記製造実績受入データが登録されていないと判定された場合、当該商品識別子が設定された前記製造実績払出データに基づいて、当該商品識別子、前記ロット識別子、投入数量、投入金額、および、原単位を紐付けて設定した多階層管理データを取得する多階層管理取得手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係る原価管理装置において、前記登録判定手段は、更に、前記下位構成の前記商品識別子が設定された前記製造実績受入データが登録されていると判定した場合、当該製造実績受入データに設定された前記製造実績識別子に紐付けられた下位構成の前記商品識別子を前記製造実績払出データから特定し、当該商品識別子が設定された前記製造実績受入データが登録されているか否かを判定することを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る原価管理装置において、前記多階層管理データは、更に、前記原単位と前記完成品の前記受入数量との積である当該完成品への投入数量が紐付けて設定されることを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る原価管理装置において、前記多階層管理データは、更に、前記投入金額を被除数とし前記投入数量を除数とした場合の商と前記原単位との積に、前記完成品の前記受入数量を乗算した値である当該完成品への投入金額が紐付けて設定されることを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る原価管理装置において、前記多階層管理取得手段は、前記登録判定手段により前記下位構成の前記商品識別子が設定された前記製造実績受入データが登録されていないと判定された場合、当該商品識別子が設定された前記製造実績払出データに基づいて、当該商品識別子、前記ロット識別子、前記投入数量、当該商品識別子が設定された前記製造実績受入データの登録が無いことを示す原料フラグ、前記投入金額、および、前記原単位を紐付けて設定したワークファイルレコードを取得し、当該ワークファイルレコードに基づいて、前記多階層管理データを取得することを特徴とする。
【0011】
また、本発明に係る原価管理装置において、前記登録判定手段は、更に、前記下位構成の前記商品識別子が設定された前記製造実績受入データが登録されていると判定した場合、当該製造実績受入データに設定された前記製造実績識別子に紐付けられた前記下位構成の前記商品識別子を前記製造実績払出データから特定し、当該商品識別子が設定された、前記製造実績受入データおよび前記製造実績払出データに基づいて、当該商品識別子、前記ロット識別子、前記投入数量、当該商品識別子が設定された前記製造実績受入データの登録が有ることを示す前記原料フラグ、前記投入金額、および、前記原単位を紐付けて設定した前記ワークファイルレコードを取得することを特徴とする。
【0012】
また、本発明に係る原価管理装置において、前記製造実績選択手段は、事業所および製造年月が指定された場合、当該事業所および当該製造年月に基づいて、前記完成品または前記中間品から前記選択階層品を選択し、当該選択階層品の前記製造実績識別子を取得することを特徴とする。
【0013】
また、本発明に係る原価管理方法は、記憶部と制御部とを備えた原価管理装置に実行させるための原価管理方法であって、前記記憶部は、多階層の中間品から構成される完成品および/もしくは前記中間品の製造実績識別子、商品識別子、ロット識別子、ならびに、受入数量を紐付けて設定した製造実績受入データと、前記製造実績識別子、当該製造実績識別子に紐付けられた前記完成品もしくは前記中間品の下位構成の前記商品識別子、前記ロット識別子、原価単価および払出数量を紐付けて設定した製造実績払出データと、を記憶する製造実績記憶手段、を備え、前記制御部において実行される、前記完成品または前記中間品から選択された選択階層品の前記製造実績識別子を取得する製造実績選択ステップと、前記製造実績払出データに設定された前記選択階層品の前記製造実績識別子に紐付けられた前記下位構成の前記商品識別子を特定し、当該商品識別子が設定された前記製造実績受入データが登録されているか否かを判定する登録判定ステップと、前記登録判定ステップにて前記下位構成の前記商品識別子が設定された前記製造実績受入データが登録されていないと判定された場合、当該商品識別子が設定された前記製造実績払出データに基づいて、当該商品識別子、前記ロット識別子、投入数量、投入金額、および、原単位を紐付けて設定した多階層管理データを取得する多階層管理取得ステップと、を含むことを特徴とする。
【0014】
また、本発明に係る原価管理プログラムは、記憶部と制御部とを備えた原価管理装置に実行させるための原価管理プログラムであって、前記記憶部は、多階層の中間品から構成される完成品および/もしくは前記中間品の製造実績識別子、商品識別子、ロット識別子、ならびに、受入数量を紐付けて設定した製造実績受入データと、前記製造実績識別子、当該製造実績識別子に紐付けられた前記完成品もしくは前記中間品の下位構成の前記商品識別子、前記ロット識別子、原価単価および払出数量を紐付けて設定した製造実績払出データと、を記憶する製造実績記憶手段、を備え、前記制御部において、前記完成品または前記中間品から選択された選択階層品の前記製造実績識別子を取得する製造実績選択ステップと、前記製造実績払出データに設定された前記選択階層品の前記製造実績識別子に紐付けられた前記下位構成の前記商品識別子を特定し、当該商品識別子が設定された前記製造実績受入データが登録されているか否かを判定する登録判定ステップと、前記登録判定ステップにて前記下位構成の前記商品識別子が設定された前記製造実績受入データが登録されていないと判定された場合、当該商品識別子が設定された前記製造実績払出データに基づいて、当該商品識別子、前記ロット識別子、投入数量、投入金額、および、原単位を紐付けて設定した多階層管理データを取得する多階層管理取得ステップと、を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、原料の価格変動に対する商品別の影響の把握を行うことで、取引先との適正な売価交渉の材料にすることができるという効果を奏する。また、本発明によれば、前もって原価高騰による製品毎の利益への影響に関するシミュレーションの元データにすることができるという効果を奏する。また、製造工程が多階層になる製品の場合、原価分析がより複雑になるが、本発明によれば、原価分析が容易になることで作業効率の向上、および、早期の経営判断に繋げることができるという効果を奏する。また、本発明によれば、複雑な原価分析において、分析結果が経営層からも一目でわかる形となり、より具体的な経営判断を行うことができるという効果を奏する。また、本発明によれば、具体的な原材料品番で価格が高騰しているという指標を確認できるという効果を奏する。また、本発明によれば、所定年月のトップ製品・ロットの製造実績受入明細の特定、トップ製品に紐づく末端原料に至るまでの投入実績の段階的特定、および、中間品を除いた原料の投入実績への整形ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1図1は、本実施形態における製造実績データの一例を示す図である。
図2図2は、本実施形態における実データ取得処理の一例を示す図である。
図3図3は、本実施形態における原価管理装置の構成の一例を示すブロック図である。
図4図4は、本実施形態における原価管理装置の処理の一例を示すフローチャートである。
図5図5は、本実施形態における出発原料原価計算処理画面の一例を示す図である。
図6図6は、本実施形態における原価管理処理の一例を示す図である。
図7図7は、本実施形態における原価管理処理の一例を示す図である。
図8図8は、本実施形態における原価管理処理の一例を示す図である。
図9図9は、本実施形態における原価管理処理の一例を示す図である。
図10図10は、本実施形態における原価管理処理の一例を示す図である。
図11図11は、本実施形態における原価管理処理の一例を示す図である。
図12図12は、本実施形態における原価管理処理の一例を示す図である。
図13図13は、本実施形態における原価管理処理の一例を示す図である。
図14図14は、本実施形態における原価管理処理の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施形態により限定されるものではない。
【0018】
[1.概要]
まず、図1および図2を参照して、本発明の概要を説明する。図1は、本実施形態における製造実績データの一例を示す図である。図2は、本実施形態における実データ取得処理の一例を示す図である。
【0019】
従来、多階層の製品の場合、途中工程に中間品を挟むことで、原材料費目が1本に集約されるため、製品から見た場合、投入時の原材料毎の原価が把握できなかった。そのため、従来は、製造実績を元に、構成データを比較してエクセル(登録商標)上で別途複雑な計算を要する管理が必要であり、運用上、製造実績からのデータ登録しか行えず、上位の製造実績と下位の製造実績との関連性がないため、製造工程間での紐付け管理ができず、原価の紐付けを取るためには複雑なデータ間での紐付きを定義する必要があった。
【0020】
そこで、図1に示すように、本実施形態においては、上位と下位との紐付けデータが存在しない製造実績データについて、中間品を工程別にロット管理することで上位と下位との紐付けを可能とし、製品に対して使用(投入)された原材料を明確化する仕組みを提供することで、投入率の計算を可能としている。
【0021】
また、図2に示すように、本実施形態においては、指定年月内で、製造実績受入明細に存在し、その商品コードおよびロット番号で製造実績払出詳細が存在しないデータ(製造実績番号:S00010)を対象とし、商品マスタの設定でトップ製品かどうかの判断をするのではなく、製造実績払出明細の存在有無で判断を行うことで、該当年月時点で製造途中となっている中間品についても抽出を行うことを可能としているため、該当年月で製造したすべての製品、および、中間品に関する原価の取得を一度に行うことが可能となる。
【0022】
[2.構成]
本実施形態に係る原価管理装置100の構成の一例について、図3を参照して説明する。図3は、本実施形態における原価管理装置100の構成の一例を示すブロック図である。
【0023】
図3に示すように、原価管理装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、原価管理装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
【0024】
原価管理装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。原価管理装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
【0025】
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、原価管理装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、原価管理装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。
【0026】
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(タッチパネルを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、およびマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114またはプリンタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
【0027】
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、およびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。記憶部106は、製造実績データベース106aを備えている。
【0028】
製造実績データベース106aは、製品の製造実績データを記憶する。ここで、製造実績データベース106aは、多階層の中間品から構成される完成品および/もしくは中間品の製造実績識別子、商品識別子、ロット識別子、ならびに、受入数量を紐付けて設定した製造実績受入データと、製造実績識別子、当該製造実績識別子に紐付けられた完成品もしくは中間品の下位構成の商品識別子、ロット識別子、原価単価および払出数量を紐付けて設定した製造実績払出データと、を記憶していてもよい。また、製造実績データベース106aは、多階層管理データ、および、ワークファイルを記憶していてもよい。
【0029】
制御部102は、原価管理装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部102は、機能概念的に、製造実績選択部102aと登録判定部102bと多階層管理取得部102cとを備えている。
【0030】
製造実績選択部102aは、完成品または中間品から選択された選択階層品の製造実績識別子を取得する。ここで、製造実績選択部102aは、事業所および製造年月が指定された場合、当該事業所および当該製造年月に基づいて、完成品または中間品から選択階層品を選択し、当該選択階層品の製造実績識別子を取得してもよい。
【0031】
登録判定部102bは、製造実績データが登録されているか否かを判定する。ここで、登録判定部102bは、製造実績払出データに設定された選択階層品の製造実績識別子に紐付けられた下位構成の商品識別子を特定し、当該商品識別子が設定された製造実績受入データが登録されているか否かを判定してもよい。また、登録判定部102bは、下位構成の商品識別子が設定された製造実績受入データが登録されていると判定した場合、当該製造実績受入データに設定された製造実績識別子に紐付けられた下位構成の商品識別子を製造実績払出データから特定し、当該商品識別子が設定された製造実績受入データが登録されているか否かを判定してもよい。また、登録判定部102bは、下位構成の商品識別子が設定された製造実績受入データが登録されていると判定した場合、当該製造実績受入データに設定された製造実績識別子に紐付けられた下位構成の商品識別子を製造実績払出データから特定し、当該商品識別子が設定された、製造実績受入データおよび製造実績払出データに基づいて、当該商品識別子、ロット識別子、投入数量、当該商品識別子が設定された製造実績受入データの登録が有ることを示す原料フラグ、投入金額、および、原単位を紐付けて設定したワークファイルレコードを取得してもよい。
【0032】
多階層管理取得部102cは、下位構成の商品識別子、ロット識別子、投入数量、投入金額、および、原単位を紐付けて設定した多階層管理データを取得する。ここで、多階層管理取得部102cは、登録判定部102bにより下位構成の商品識別子が設定された製造実績受入データが登録されていないと判定された場合、当該商品識別子が設定された製造実績払出データに基づいて、当該商品識別子、ロット識別子、投入数量、投入金額、および、原単位を紐付けて設定した多階層管理データを取得してもよい。また、多階層管理データは、原単位と完成品の受入数量との積である当該完成品への投入数量が紐付けて設定されていてもよい。また、多階層管理データは、投入金額を被除数とし投入数量を除数とした場合の商と原単位との積に、完成品の受入数量を乗算した値である当該完成品への投入金額が紐付けて設定されてもよい。また、多階層管理取得部102cは、登録判定部102bにより下位構成の商品識別子が設定された製造実績受入データが登録されていないと判定された場合、当該商品識別子が設定された製造実績払出データに基づいて、当該商品識別子、ロット識別子、投入数量、当該商品識別子が設定された製造実績受入データの登録が無いことを示す原料フラグ、投入金額、および、原単位を紐付けて設定したワークファイルレコードを取得し、当該ワークファイルレコードに基づいて、多階層管理データを取得してもよい。
【0033】
[3.具体例]
本実施形態の具体例について、図4から図14を参照して説明する。
【0034】
[原価管理処理]
ここで、図4を参照して、本実施形態における原価管理処理の一例について説明する。図4は、本実施形態における原価管理装置100の処理の一例を示すフローチャートである。
【0035】
図4に示すように、製造実績選択部102aは、ユーザにより入力装置112を介して事業所および製造年月が指定された場合、当該事業所および当該製造年月に基づいて、完成品または中間品から選択階層品を選択し、当該選択階層品の製造実績識別子を取得する(ステップSA-1)。
【0036】
そして、登録判定部102bは、製造実績払出データに設定された選択階層品の製造実績識別子に紐付けられた下位構成の商品識別子を特定し、当該商品識別子が設定された製造実績受入データが登録されているか否かを判定する(ステップSA-2)。
【0037】
そして、登録判定部102bは、下位構成の商品識別子が設定された製造実績受入データが登録されていないと判定した場合(ステップSA-2:No)、処理をステップSA-5に移行させる。
【0038】
一方、登録判定部102bは、下位構成の商品識別子が設定された製造実績受入データが登録されていると判定した場合(ステップSA-2:Yes)、処理をステップSA-3に移行させる。
【0039】
そして、登録判定部102bは、製造実績受入データに設定された製造実績識別子に紐付けられた下位構成の商品識別子を製造実績払出データから特定し、当該商品識別子が設定された、製造実績受入データおよび製造実績払出データに基づいて、当該商品識別子、ロット識別子、投入数量、当該商品識別子が設定された製造実績受入データの登録が有ることを示す原料フラグ、投入金額、および、原単位を紐付けて設定したワークファイルレコードを取得する(ステップSA-3)。
【0040】
そして、登録判定部102bは、製造実績払出データから特定した下位構成の商品識別子が設定された製造実績受入データが登録されているか否かを判定する(ステップSA-4)。
【0041】
そして、登録判定部102bは、製造実績払出データから特定した下位構成の商品識別子が設定された製造実績受入データが登録されていると判定した場合(ステップSA-4:Yes)、処理をステップSA-3に移行させる。
【0042】
一方、登録判定部102bは、製造実績払出データから特定した下位構成の商品識別子が設定された製造実績受入データが登録されていないと判定した場合(ステップSA-4:No)、処理をステップSA-5に移行させる。
【0043】
そして、多階層管理取得部102cは、下位構成の商品識別子が設定された製造実績払出データに基づいて、当該商品識別子、ロット識別子、投入数量、当該商品識別子が設定された製造実績受入データの登録が無いことを示す原料フラグ、投入金額、および、原単位を紐付けて設定したワークファイルレコードを取得する(ステップSA-5)。
【0044】
そして、多階層管理取得部102cは、ワークファイルレコードに基づいて、商品識別子、ロット識別子、投入数量、投入金額、および、原単位を紐付けて設定した多階層管理データを取得し(ステップSA-6)、処理を終了する。
【0045】
ここで、図5から図14を参照して、本実施形態における原価管理処理の一例について説明する。図5は、本実施形態における出発原料原価計算処理画面の一例を示す図である。図6から図14は、本実施形態における原価管理処理の一例を示す図である。
【0046】
本実施形態においては、図5に示すように、ユーザにより出発原料原価計算処理画面にて事業所が単一指定され、年月が範囲指定された場合、図6に示すように、1回目の階層特定処理として、トップ製品の製造実績払出詳細に設定された商品コードおよびロット番号から製造実績受入明細が特定され、下位の製造実績受入明細が取得される。ここで、図6に示すように、本実施形態においては、下位の製造実績受入明細が存在しない構成が原材料とされる。そして、図7に示すように、本実施形態においては、取得された製造実績番号:S00010の製造実績受入明細および製造実績払出明細がワークファイルにため込まれる。ここで、図7に示すように、本実施形態における下位の製造実績受入明細が存在しない払出データについては、原料FLGが1に更新され、後続の処理内でデータ取得が可能な状態となり、商品コード:I00001の構成が原材料とされる。
【0047】
そして、本実施形態においては、図8に示すように、1回目の実データ取得処理において取得された製造実績受入明細に対して、2回目の階層特定処理として、同様にその製造実績払出詳細より製造実績受入明細が取得され、下位の製造実績受入明細が取得される。そして、図9に示すように、本実施形態においては、取得された製造実績番号:S00009の製造実績受入明細および製造実績払出明細がワークファイルにため込まれる。
【0048】
そして、本実施形態においては、図10に示すように、2回目の実データ取得処理において取得された製造実績受入明細に対して、3回目の階層特定処理として、同様にその製造実績払出詳細より製造実績受入明細が取得され、下位の製造実績受入明細が取得され、製造実績払出詳細全件について、製造実績受入明細が取得できないため、処理が終了する。このように、本実施形態においては、実データ取得処理が繰り返し実行され、製造実績受入明細が取得されなくなるまで繰り返される。そして、図11に示すように、本実施形態においては、取得された製造実績番号:S00008、および、S00007の製造実績受入明細および製造実績払出明細がワークファイルにため込まれる。ここで、図11に示すように、商品コード:A00001、A00002、および、A00003が原材料とされる。
【0049】
そして、図12に示すように、本実施形態においては、製造実績データより、親製品から製造実績払出明細が特定され、下位の製造実績受入明細へと下っていき、下位の製造実績受入明細がない(末端の製造実績払出明細)が取得されることで、包材または原材料の明細のみが抽出されることで、多階層管理データが取得される。
【0050】
そして、図13に示すように、本実施形態においては、取得された明細より、包材または原材料毎に原単位および収率が計算され、製品への投入量および投入額が算出される。ここで、本実施形態においては、「原単位=(上位商品の投入量/製造量)×(自工程での投入量/製造量)」、「@/KG=(投入金額/投入量)×原単位」、「製品への投入量=原単位×製品の製造量」、および、「製品への投入金額=(@/KG)×製品の製造量」により各項目が計算されてもよい。
【0051】
そして、図14に示すように、本実施形態においては、作成した多階層管理データを活用することで、(1)特定原料の価格変動が発生した際に、原価への影響がある製品の特定が可能となり、且つ、どの製品に対してどれ程の原価増加が発生するかを正確に把握できるようになるため、原料の価格変動に対して売価を変動させる必要があるかどうかの分析に用いることが可能となり、(2)今後価格高騰が予想させる原料等がある場合の製品の影響についても分析の元資料として利用することができ、原価変動のシミュレーションに用いることができる。ここで、図14に示すように、本実施形態においては、製品への含有量を実際の製造実績より計算して保持しておくことで、設計上だけでは把握しきれない実際の原単位を把握することができる。ここで、原単位は、製品の製造量1当たりの原料の投入量を表すため、実際の製造実績から計算を行った場合、原単位の合計が1にはならない仕組みとなる。
【0052】
[4.国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)への貢献]
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標8及び9に貢献することが可能となる。
【0053】
また、本実施形態により、廃棄ロス削減や、ペーパレス・電子化を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標12、13及び15に貢献することが可能となる。
【0054】
また、本実施形態により、統制、ガバナンス強化に寄与することができるので、SDGsの目標16に貢献することが可能となる。
【0055】
[5.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
【0056】
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
【0057】
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0058】
また、原価管理装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
【0059】
例えば、原価管理装置100が備える処理機能、特に制御部102にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて原価管理装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
【0060】
また、このコンピュータプログラムは、原価管理装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
【0061】
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
【0062】
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、本実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
【0063】
記憶部106に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
【0064】
また、原価管理装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、原価管理装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
【0065】
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0066】
本発明は、各種製品を製造する製造業界等の業界において有用である。
【符号の説明】
【0067】
100 原価管理装置
102 制御部
102a 製造実績選択部
102b 登録判定部
102c 多階層管理取得部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 製造実績データベース
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14