(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024168919
(43)【公開日】2024-12-05
(54)【発明の名称】処理装置、処理プログラム及び処理方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0241 20230101AFI20241128BHJP
【FI】
G06Q30/0241 446
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023085977
(22)【出願日】2023-05-25
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.FACEBOOK
2.INSTAGRAM
3.ツイッター
4.TWITTER
5.ティックトック
6.Tik Tok
7.ライン
8.Line
9.インスタグラム
(71)【出願人】
【識別番号】522191196
【氏名又は名称】株式会社ニアメロ
(74)【代理人】
【識別番号】230121016
【弁護士】
【氏名又は名称】小笠原 匡隆
(72)【発明者】
【氏名】坂田 裕貴
【テーマコード(参考)】
5L030
5L049
【Fターム(参考)】
5L030BB08
5L049BB08
(57)【要約】 (修正有)
【課題】動画を利用して管理容易に宣伝広告を行う処理装置、処理プログラム及び処理方法を提供する。
【解決手段】処理装置の一種である処理システム1において、宣伝広告を依頼する広告主が自身の端末装置を操作し、宣伝広告運営者に対して宣伝広告用の動画をアップロードする。アップロードされた動画は、宣伝広告運営者のサーバ装置において動画審査の環境が提供され、自動的又は手動による動画審査が実施される。その後、宣伝広告運営者によるサーバ装置の操作等により、審査を通過した動画のみがSNSプラットフォームに動画投稿し、公開する。公開された動画は、SNSプラットフォームの他の登録者であるエンドユーザが視聴可能となり、興味のあるエンドユーザが当該動画を視聴して、情報の収集及び共有化を図る。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも一つのプロセッサを具備する処理装置であって、
前記少なくとも一つのプロセッサは、
広告主からアップロードされた宣伝広告のための動画に対して、所定の基準が満たされているか否かを判断するための動画審査の環境を提供し、
前記動画審査において許可された動画のみをSNSプラットフォームサーバに送信し、
前記動画に対する視聴者の反応に対して応答する、
ための処理を実行するように構成された処理装置。
【請求項2】
前記少なくとも一つのプロセッサは、前記視聴者の反応が前記広告主への問合せである場合には、前記広告主と前記視聴者とが接触可能とするように互いを紹介するための処理を実行するように構成された、請求項1に記載の処理装置。
【請求項3】
前記少なくとも一つのプロセッサは、前記動画をディスプレイにおいて再生して前記動画審査の環境を提供するための処理を実行するように構成された、請求項1に記載の処理装置。
【請求項4】
前記少なくとも一つのプロセッサは、メモリに記憶された審査プログラムを実行して前記動画を自動的に審査するための処理を実行するように構成された、請求項1に記載の処理装置。
【請求項5】
前記少なくとも一つのプロセッサは、前記動画審査において許可された動画に対して、前記動画の内容に対応したタグ情報を生成するための処理を実行するように構成された、請求項1に記載の処理装置。
【請求項6】
前記少なくとも一つのプロセッサは、前記動画審査において許可された動画に対して、前記動画の内容に対応した詳細説明情報を生成するための処理を実行するように構成された、請求項1に記載の処理装置。
【請求項7】
前記少なくとも一つのプロセッサは、前記視聴者の反応がSNSサイトの評価である場合には、前記評価に対応させて前記SNSサイトを修正するための処理を実行するように構成された、請求項1に記載の処理装置。
【請求項8】
前記少なくとも一つのプロセッサは、前記視聴者の反応が前記動画の評価である場合には、前記評価を集計して前記広告主に報告するための処理を実行するように構成された、請求項1に記載の処理装置。
【請求項9】
少なくとも一つのプロセッサを具備するコンピュータにおいて前記少なくとも一つのプロセッサを、
広告主からアップロードされた宣伝広告のための動画に対して、所定の基準が満たされているか否かを判断するための動画審査の環境を提供し、
前記動画審査において許可された動画のみをSNSプラットフォームサーバに送信し、
前記動画に対する視聴者の反応に対して応答する、
ように機能させる処理プログラム。
【請求項10】
少なくとも一つのプロセッサを具備するコンピュータにおいて前記少なくとも一つのプロセッサにより実行される処理方法であって、
広告主からアップロードされた宣伝広告のための動画に対して、所定の基準が満たされているか否かを判断するための動画審査の環境を提供する段階と、
前記動画審査において許可された動画のみをSNSプラットフォームサーバに送信する段階と、
前記動画に対する視聴者の反応に対して応答する段階と、
を含む処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、広告主の依頼に基づいて宣伝広告を行う処理装置、処理プログラム及び処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、不動産関連の物件のオーナー又はオーナーから仲介依頼を受けた元付け業者と、物件を所望する希望者から仲介依頼を受けた客付け業者との間の物件取引を支援するためのシステムが知られていた。例えば、特許文献1には、元付け業者の扱っている物件に関する情報を登録する登録部と、客付け業者に物件に関する情報を表示するとともに、客付け業者から問い合わせ要求として当該物件の詳細情報の要求を受け付けた場合、当該詳細情報を通知するとともに、元付け業者に客付け業者に関する情報を通知し、問い合わせ要求として当該物件の広告掲載承諾依頼を受け付けた場合、元付け業者と客付け業者との双方に相手方に関する情報を通知し、問い合わせ要求として当該物件の内見依頼を受け付けた場合、元付け業者と客付け業者との双方に相手方に関する情報を通知するとともに、客付け業者に物件の鍵の取り扱いに関する情報、内見お役立ち情報の少なくともいずれかを通知する処理部を有することを特徴とする物件取引支援システムが記載されている。
【0003】
しかし、特許文献1に記載の物件取引支援システムにおいては、好適な物件があればポータルサイトを利用して広告することが記載されているが、広告内容として使用される情報は写真等の静止画情報及び文字情報であり、必要な情報は含まれるものの、宣伝広告としてはエンドユーザにより一層の興味を持たせることは困難であった。また、宣伝広告を管理する者が、静止画情報及び文字情報を編集等する必要があり、宣伝広告の管理に手間がかかっていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、上述した背景からなされたものであり、動画を利用して管理容易に宣伝広告を行うことが可能な処理装置、処理プログラム及び処理方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様によれば、「少なくとも一つのプロセッサを具備する処理装置であって、前記少なくとも一つのプロセッサは、広告主からアップロードされた宣伝広告のための動画に対して、所定の基準が満たされているか否かを判断するための動画審査の環境を提供し、前記動画審査において許可された動画のみをSNSプラットフォームサーバに送信し、前記動画に対する視聴者の反応に対して応答する、ための処理を実行するように構成された処理装置。」が提供される。
【0007】
本開示の一態様によれば、「少なくとも一つのプロセッサを具備するコンピュータにおいて前記少なくとも一つのプロセッサを、広告主からアップロードされた宣伝広告のための動画に対して、所定の基準が満たされているか否かを判断するための動画審査の環境を提供し、前記動画審査において許可された動画のみをSNSプラットフォームサーバに送信し、前記動画に対する視聴者の反応に対して応答する、ように機能させる処理プログラム。」が提供される。
【0008】
本開示の一態様によれば、「少なくとも一つのプロセッサを具備するコンピュータにおいて前記少なくとも一つのプロセッサにより実行される処理方法であって、広告主からアップロードされた宣伝広告のための動画に対して、所定の基準が満たされているか否かを判断するための動画審査の環境を提供する段階と、前記動画審査において許可された動画のみをSNSプラットフォームサーバに送信する段階と、前記動画に対する視聴者の反応に対して応答する段階と、を含む処理方法。」が提供される。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、動画を利用して管理容易に宣伝広告を行うことが可能な処理装置、処理プログラム及び処理方法を提供することができる。
【0010】
なお、上記効果は説明の便宜のための例示的なものであるにすぎず、限定的なものではない。上記効果に加えて、又は上記効果に代えて、本開示中に記載されたいかなる効果や当業者であれば明らかな効果を奏することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】
図1は、本開示の実施形態に係る処理システム1に係る宣伝広告処理の概要を概略的に示す図である。
【
図2】
図2は、本開示の実施形態に係る処理システム1の構成を概略的に示す概念図である。
【
図3】
図3は、本開示の実施形態に係る端末装置100の構成の例を示すブロック図である。
【
図4】
図4は、本開示の実施形態に係る運営者サーバ装置200の構成の例を示すブロック図である。
【
図5】
図5は、本開示の実施形態に係るSNSプラットフォームサーバ装置300の構成の例を示すブロック図である。
【
図6】
図6は、本開示の実施形態に係る運営者サーバ装置200に記憶される動画管理テーブルを概念的に示す図である。
【
図7A】
図7Aは、本開示の実施形態に係る各端末装置と各サーバ装置との間で実行される処理シーケンスを示す図である。
【
図7B】
図7Bは、本開示の実施形態に係る各端末装置と各サーバ装置との間で実行される処理シーケンスを示す図である。
【
図7C】
図7Cは、本開示の実施形態に係る各端末装置と各サーバ装置との間で実行される処理シーケンスを示す図である。
【
図8A】
図8Aは、本開示の実施形態に係る運営者サーバ装置200において実行される処理フローを示す図である。
【
図8B】
図8Bは、本開示の実施形態に係る運営者サーバ装置200において実行される処理フローを示す図である。
【0012】
添付図面を参照して本開示の実施形態を説明する。なお、図面における共通する構成要素には同一の参照符号が付されている。
【0013】
1.本開示に係る処理システム1の概要
本開示に係る処理システムは、一例としては、広告主から提供された宣伝広告用の動画について、宣伝広告運営者がユーザ登録しているSNSプラットフォームにおいて、当該動画を投稿及び公開して、広告主の取り扱うものについての宣伝広告を行うために用いられる。特に、当該処理システムは、例えば、当該SNSプラットフォームが提供するコミュニケーションの場において広告主自体の知名度が高くない場合であっても、SNSプラットフォームにおいてエンドユーザ(すなわち、SNSプラットフォームの他の登録者)に対して、宣伝広告運営者の知名度を利用して広告主の取り扱うものを効率よく宣伝広告する場合などにおいて好適に用いられる。具体的に、処理システムは、このような場合において、広告主から提供される宣伝広告用の動画をメモリに記憶して管理するところ、宣伝広告運営者による動画審査を行った上で、宣伝広告運営者用のSNSサイトに審査に合格した動画のみが公開される。
【0014】
図1は、本開示の実施形態に係る処理システム1に係る宣伝広告処理の概要を概略的に示す図である。具体的には、
図1には、宣伝広告を依頼する広告主が提供する宣伝広告用の動画が提供されてからエンドユーザに視聴されるまでの一連の概略的な流れが示されている。
図1によれば、宣伝広告を依頼する広告主が自身の端末装置を操作し、宣伝広告運営者に対して宣伝広告用の動画がアップロードされる。次に、アップロードされた動画は、宣伝広告運営者のサーバ装置において動画審査の環境が提供されて、自動的又は手動による動画審査が実施される。その後、宣伝広告運営者によるサーバ装置の操作等により、審査を通過した動画のみがSNSプラットフォームに動画投稿され、宣伝広告運営者のSNSサイト(たとえば、宣伝広告社のチャンネル)において公開される。そして、公開された動画は、SNSプラットフォームの他の登録者であるエンドユーザが視聴可能となり、興味のあるエンドユーザが当該動画を視聴して、情報の収集及び共有化が図られる。特に、宣伝広告運営者のSNSサイトに投稿された動画は、当該SNSプラットフォームにおける宣伝広告運営者の友人、知り合い、フォロワー等によって視聴がされることになり、当該動画の拡散も生じることになる。本開示に係る処理システム1は、このような宣伝広告に係る処理を効率的に行うために用いられる。
【0015】
ここで、本開示において、処理システム1は、一例として、宣伝広告運営者が管理するサーバ装置(後述する運営者サーバ装置200)に加えて、SNSプラットフォームが管理されているサーバ装置(後述するSNSプラットフォームサーバ装置300)、広告主が操作する端末装置(後述する広告主端末装置100-1)、エンドユーザが操作する端末装置(後述するユーザ端末装置100-2)を含む。そして、本開示では、宣伝広告運営者が管理するサーバ装置が処理装置として機能する場合を中心に説明する。しかし、本開示における処理装置は、上記のような宣伝広告に係る処理を実行可能な装置であればいずれでもよく、当然に、宣伝広告運営者が管理するサーバ装置以外の他のサーバ装置、処理システムに含まれる他のサーバ装置、各端末装置、並びにこれら以外のサーバ装置又は端末装置、及びこれらの組み合わせのいずれであっても、好適に処理装置として機能することが可能である。すなわち、本開示においては、各装置につけられた呼称は、各装置を互いに区別するために用いられているに過ぎず、各装置の機能に応じては他の呼称がなされてもよい。
【0016】
また、本開示において、「SNSプラットフォーム」とは、インターネット上において個人同士のコミュニケーションを促進して、社会的なネットワークの構築を支援し、個人同士の繋がる場所を提供するサービスであるソーシャルネットワーキングサービス(SNS:Social Networking Service)の土台や基盤となる環境を意味するに過ぎない。具体的な「SNSプラットフォーム」としては、フェイスブック(Facebook)、ユーチューブ(YouTube(登録商標))、インスタグラム(Instagram)、ツイッター(Twitter)、ティックトック(Tik Tok)、ライン(Line)があるが、これらに限定されることはない。すなわち、本開示における「SNSプラットフォーム」とは、個人同士の繋がる場所をインターネット上で提供できるサービスの基盤環境に該当すれば、既存のSNSのプラットフォームだけでなく、今後新たに提供されるSNSのプラットフォームも含まれる。
【0017】
また、本開示において、「SNSサイト」とは「SNSプラットフォーム」に登録した宣伝広告運営者のためのインターネット上のサイトを意味するに過ぎない。具体的な「SNSサイト」としては、フェイスブックに開設されている宣伝広告運営者が各種の情報を掲載することが可能なサイトや、ユーチューブに開設されている宣伝広告運営者のチャンネルがあるが、これらに限定されることはない。すなわち、本開示における「SNSサイト」とは、SNSプラットフォームの登録者が利用できる個人用サイトであれば、既存のSNSサイトだけでなく、今後新たに提供されるSNSサイトも含まれる。
【0018】
また、本開示において、「エンドユーザ」は広告主の宣伝広告用の動画を視聴するユーザ、すなわち動画の視聴者を意味するに過ぎない。特に、「エンドユーザ」はSNSプラットフォームへの登録者を想定しているが、動画が公開されているSNSサイトを閲覧するためにSNSプラットフォームへの登録が不要な場合には、SNSプラットフォームへの登録者に限定されることはない。例えば、非登録の一般ユーザであっても、当該動画を視聴できる環境であれば、当該一般ユーザも「エンドユーザ」に含まれることになる。また、本開示に係る処理システムによって提供される宣伝広告運営者のサービス(動画による宣伝広告サービス)の利用者である広告主は、当該サービスのユーザとも言えるが、「エンドユーザ」とは利用するサービスが異なっており、ユーザとして記載する場合であっても区別して説明する。
【0019】
また、本開示において、「宣伝広告運営者」は広告主から提供された動画を自身のSNSサイトにおいて公開し、当該動画の管理及び運営を行うものを意味するに過ぎない。したがって、「宣伝広告運営者」は、当該動画の管理及び運営を行っていれば、単なる個人又は個人事業主だけでなく、法人、組合、団体、又は組織などであってもよい。
【0020】
また、本開示において、「アップロード」とは広告主が所定のサーバ装置に動画を送信することを意味するにすぎない。一方、本開示において、「投稿」とは、SNSプラットフォームの登録者のSNSサイトにおいて動画公開を行うために、SNSプラットフォームに動画を送信することを意味するにすぎない。すなわち、「アップロード」及び「投稿」はいずれも動画送信を意味するものの、送信先の違いによって名称を変えているに過ぎず、実質的な処理は同一である。
【0021】
また、本開示において、「審査」とは広告主がアップロードした動画をSNSプラットフォームに投稿できるか否かを判断するための処理に過ぎない。具体的に、「審査」の内容としては、法律を満たすか、公序良俗に反しないか、ブランディング規程に違反しないか、SNSプラットフォームの規程を満たすかなどである。なお、当該審査は、宣伝広告運営者又はこれの構成員によって人的に行われてもよく、プログラムによって自動的に処理されてもよい。
【0022】
なお、本開示において、「第1」や「第2」等の記載がなされていたとしても、これらが付された二つの要素のみに限定されることを意味するわけではない。当然に、「第3」、「第4」及びそれ以上の複数の要素が含まれていてもよい。
【0023】
2.処理システム1の構成
図2は、本開示の実施形態に係る処理システム1の構成を概略的に示す概念図である。
図2によると、自身が管理する不動産物件について宣伝広告を希望する不動産会社である広告主において操作される広告主端末装置100-1、自身が希望する不動産物件を探す動画閲覧者であるエンドユーザによって操作されるユーザ端末装置100-2、及び広告主から不動産物件の宣伝広告の運営並びに管理を依頼された宣伝広告運営者において利用される運営者サーバ装置200、及びSNSプラットフォームの提供において利用されるSNSプラットフォームサーバ装置300(以下、SNSサーバ装置300とも称する)が、互いにネットワークを通じて通信可能に接続されている。当該ネットワークは、無線、有線又はそれらの組み合わせにより構成される。
【0024】
なお、
図2の例では、広告主端末装置100-1及びユーザ端末装置100-2は、それぞれ1台しか記載されていないが、当然2台以上の各装置を含むことが可能である。また、運営者サーバ装置200及びSNSサーバ装置300は単一のものとして記載されているが、各サーバ装置の各構成要素及び処理を複数のサーバ装置やクラウドサーバ装置に分配することも可能である。
【0025】
また、
図2の例では、広告主端末装置100-1及びユーザ端末装置100-2を互いに区別して記載しているが、これらを総称して端末装置100と記載する場合がある。ただし、このような場合であったとしても、各端末装置をただ単に総称しているに過ぎず、広告主端末装置100-1及びユーザ端末装置100-2が同じ処理・構成をしていることを意味するわけではない。
【0026】
3.端末装置100の構成
図3は、本開示の実施形態に係る端末装置100の構成の例を示すブロック図である。端末装置100は、
図3に示す構成要素の全てを備える必要はなく、一部を省略した構成をとることも可能であるし、他の構成要素を加えることも可能である。
【0027】
端末装置100は、典型的には、スマートフォンに代表される無線通信可能な端末装置が挙げられるが、当然当該装置のみには限られない。例えば、端末装置としては、フィーチャーフォン、携帯情報端末、PDA、ラップトップパソコン、デスクトップパソコン、携帯型ゲーム機、据え置き型ゲーム機など、本開示に係るプログラムを実行可能な装置であれば、いずれでも好適に適用することが可能である。また、上記のとおり、端末装置100には、広告主端末装置100-1及びユーザ端末装置100-2があるが、これらの端末装置が常に同種又は同じ端末装置である必要はなく、互いに異なる種類の端末装置であってもよい。また、上記のとおり、処理システム1において広告主端末装置100-1及びユーザ端末装置100-2は、それぞれ複数の端末装置を含むことが可能であるが、各端末装置内において同種の端末装置である必要はなく、それぞれ異なる種類の端末装置であってもよい。
【0028】
図3によると、端末装置100は、出力インターフェイス111、プロセッサ112、RAM、ROM、又は不揮発性メモリ(場合によっては、HDD)等を含むメモリ113、通信処理回路及びアンテナを含む通信インターフェイス114、タッチセンサ及びハードキーを含む入力インターフェイス115を含む。そして、これらの各構成要素が制御ライン及びデータラインを介して互いに電気的に接続される。
【0029】
出力インターフェイス111は、プロセッサ112の指示に応じて、接続されたカメラ(図示せず)で撮影される画像や、本開示に係るプログラムを実行することによって出力される各種表示を、ディスプレイやプリンタ等の機器に出力する出力部として機能する。なお、このようなディスプレイは、例えば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ又は電子ペーパー等から構成される。
【0030】
プロセッサ112は、CPU(マイクロコンピュータ:マイコン)から構成され、メモリ113に記憶された各種プログラムに基づいて、接続された他の構成要素を制御する制御部として機能する。具体的には、プロセッサ112は、本開示に係るアプリケーションを実行するためのプログラムやOSを実行するためのプログラムをメモリ113から読み出して実行する。本開示においては、プロセッサ112は、特に、
図7A~
図7Cの処理シーケンスで記載された各処理等を実行する(処理の詳細は、
図7A~
図7C等において説明する。)。なお、プロセッサ112は、単一のCPUで構成されても良いが、複数のCPUやGPUを組み合わせて構成しても良い。
【0031】
メモリ113は、ROM、RAM、不揮発性メモリ、HDD等から構成され、記憶部として機能する。ROMは、本開示に係るアプリケーションやOSを実行するための指示命令をプログラムとして記憶する。RAMは、ROMに記憶されたプログラムがプロセッサ112により処理されている間、データの書き込み及び読み込みをするために用いられる。不揮発性メモリは、当該プログラムの実行によってデータの書き込み及び読み込みが実行されるメモリであって、ここに書き込まれたデータは、当該プログラムの実行が終了した後でも保存される。本開示においては、メモリ113は、特に、
図7A~
図7Cの処理シーケンスで記載された各処理等を実行するプログラムを記憶する(処理の詳細は、
図7A~
図7C等において説明する。)。
【0032】
通信インターフェイス114は、通信処理回路及びアンテナを介して、遠隔に設置された運営者サーバ装置200、SNSサーバ装置300、又は他の端末装置若しくはサーバ装置との間で情報の送受信をする通信部として機能する。通信処理回路は、処理システム1において用いられるプログラムや各種情報等を処理の進行に応じて、SNSサーバ装置300、又は他の端末装置若しくはサーバ装置から情報を送受信するための処理をする。本開示においては、特に、広告主端末装置100-1として機能する場合は、広告主申請情報、動画情報等が運営者サーバ装置200に送信され、申請結果情報、ユーザ紹介情報、及び報告情報等が運営者サーバ装置200から受信される。また、ユーザ端末装置100-2として機能する場合は、問合せ情報、評価情報等が運営者サーバ装置200又はSNSサーバ装置300に送信され、広告主情報等が運営者サーバ装置200から受信される。
【0033】
通信処理回路は、LTE方式に代表されるような広帯域の無線通信方式に基づいて処理されるが、IEEE802.11に代表されるような無線LANやBluetooth(登録商標)のような狭帯域の無線通信に関する方式や非接触無線通信に関する方式に基づいて処理することも可能である。また、無線通信に代えて、又は加えて、有線通信を用いることも可能である。
【0034】
入力インターフェイス115は、タッチパネルやハードキー等から構成され、本開示に係るプログラムの実行に係る指示入力や、様々な情報を登録するための操作入力等を受け付ける入力部として機能する。タッチパネルは、出力インターフェイス111を被覆するように配置され、出力インターフェイス111からディスプレイに出力される画像データに対応する位置座標の情報を、プロセッサ112に送信する。タッチパネル方式としては、抵抗膜方式、静電容量結合方式、超音波表面弾性波方式など、公知の方式を利用することができる。本開示においては、タッチパネルは、指示体により出力インターフェイス111に表示された各アイコン等に対するスワイプ操作やタップ操作を検出する。なお、本開示では端末装置100に備えられる入力インターフェイス115を用いたが、例えばマウスのような、プロセッサ112等を備える本体に無線又は有線で接続された入力インターフェイス115を用いることも可能である。
【0035】
4.運営者サーバ装置200の構成
図4は、本開示の実施形態に係る運営者サーバ装置200の構成の例を示すブロック図である。運営者サーバ装置200は、
図4に示す構成要素の全てを備える必要はなく、一部を省略した構成をとることも可能であるし、他の構成要素を加えることも可能である。また、運営者サーバ装置200は単一の筐体に
図4に図示するものを備える必要はなく、運営者サーバ装置200の各構成要素及び処理を複数のサーバ装置やクラウドサーバ装置に分配することも可能である。
【0036】
図4によると、運営者サーバ装置200は、RAM、ROM、及び不揮発性メモリ、HDD等を含むメモリ211、CPU等から構成されるプロセッサ212、通信インターフェイス213、出力インターフェイス214、及び入力インターフェイス215を含む。そして、これらの各構成要素が制御ライン及びデータラインを介して互いに電気的に接続される。
【0037】
メモリ211は、RAM、ROM、不揮発性メモリ、HDDを含み、記憶部として機能する。ROMは、本開示に係るアプリケーションやOSを実行するための指示命令をプログラムとして記憶する。このようなプログラムは、プロセッサ212によってロードされ実行される。RAMは、ROMに記憶されたプログラムがプロセッサ212によって処理されている間、データの書き込み及び読み込みを実行するために用いられる。不揮発性メモリは、当該プログラムの実行によってデータの書き込み及び読み込みが実行されるメモリであって、ここに書き込まれたデータは、当該プログラムの実行が終了した後でも保存される。本開示においては、メモリ211は、特に、「広告主からアップロードされた宣伝広告のための動画に対して、所定の基準が満たされているか否かを判断するための動画審査の環境を提供する処理」、「当該動画審査において許可された動画のみをSNSプラットフォームサーバに送信する処理」、「当該動画に対するエンドユーザの反応に対して応答する処理」等のためのプログラムを記憶する。また、メモリ211は、動画管理テーブル(
図6)に記載された各種情報を記憶する。
【0038】
プロセッサ212は、CPU(マイクロコンピュータ:マイコン)から構成され、メモリ211に記憶された各種プログラムに基づいて、接続された他の構成要素を制御するための制御部として機能する。具体的には、プロセッサ212は、本開示に係るアプリケーションを実行するためのプログラムやOSを実行するためのプログラムをメモリ211から読み出して実行する。本開示においては、プロセッサ212は、特に、「広告主からアップロードされた宣伝広告のための動画に対して、所定の基準が満たされているか否かを判断するための動画審査の環境を提供する処理」、「当該動画審査において許可された動画のみをSNSプラットフォームサーバに送信する処理」、「当該動画に対するエンドユーザの反応に対して応答する処理」等を実行する。なお、プロセッサ212は、単一のCPUで構成されても良いが、複数のCPUで構成しても良い。
【0039】
通信インターフェイス213は、通信処理回路及びアンテナを介して、遠隔に設置されたSNSサーバ装置300や端末装置100との間で情報の送受信をする通信部として機能する。通信処理回路は、処理システム1において用いられるプログラムや各種情報等を処理の進行に応じて、SNSサーバ装置300や端末装置100から情報を送受信するための処理をする。本開示においては、特に、通信インターフェイス213を介して、登録情報、申請結果情報、動画の投稿依頼、広告主紹介情報、ユーザ紹介情報、投稿修正の依頼、及び報告情報等が各端末装置100又はSNSサーバ装置300に送信され、広告主申請情報、問合せ要求等が各端末装置100から受信される。
【0040】
通信処理回路は、LTE方式に代表されるような広帯域の無線通信方式に基づいて処理されるが、IEEE802.11に代表されるような無線LANやBluetooth(登録商標)のような狭帯域の無線通信に関する方式や非接触無線通信に関する方式に基づいて処理することも可能である。また、無線通信に代えて、又は加えて、有線通信を用いることも可能である。
【0041】
出力インターフェイス214は、プロセッサ212の指示に応じて、接続されたカメラ(図示せず)で撮影される画像や、本開示に係るプログラムを実行することによって出力される各種表示を、ディスプレイやプリンタ等の機器に出力する出力部として機能する。なお、このようなディスプレイは、例えば液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ又は電子ペーパー等から構成される。
【0042】
入力インターフェイス215は、タッチパネルやハードキー等から構成され、本開示に係るプログラムの実行に係る指示入力や、様々な情報を登録するための操作入力等を受け付ける入力部として機能する。タッチパネルは、出力インターフェイス214を被覆するように配置され、出力インターフェイス214からディスプレイに出力される画像データに対応する位置座標の情報を、プロセッサ212に送信する。タッチパネル方式としては、抵抗膜方式、静電容量結合方式、超音波表面弾性波方式など、公知の方式を利用することができる。本開示においては、タッチパネルは、指示体により出力インターフェイス214に表示された各アイコン等に対するスワイプ操作やタップ操作を検出する。なお、本開示では端末装置100に備えられる入力インターフェイス215を用いたが、例えばマウスのような、プロセッサ212等を備える本体に無線又は有線で接続された入力インターフェイス215を用いることも可能である。
【0043】
5.SNSサーバ装置300の構成
図5は、本開示の実施形態に係るSNSサーバ装置300の構成の例を示すブロック図である。SNSサーバ装置300は、
図5に示す構成要素の全てを備える必要はなく、一部を省略した構成をとることも可能であるし、他の構成要素を加えることも可能である。また、SNSサーバ装置300は単一の筐体に
図5に図示するものを備える必要はなく、SNSサーバ装置300の各構成要素及び処理を複数のサーバ装置やクラウドサーバ装置に分配することも可能である。
【0044】
図5によると、SNSサーバ装置300は、RAM、ROM、及び不揮発性メモリ、HDD等を含むメモリ311、CPU等から構成されるプロセッサ312及び通信インターフェイス313を含む。そして、これらの各構成要素が制御ライン及びデータラインを介して互いに電気的に接続される。特に、SNSサーバ装置300は、SNSプラットフォームをユーザ(広告主やエンドユーザを含む)に向けて提供するために必要となる構成要素を備え、各構成要素が機能することにより、ユーザの利便性が高いSNSプラットフォームの実現性を可能にする。
【0045】
メモリ311は、RAM、ROM、不揮発性メモリ、HDDを含み、記憶部として機能する。ROMは、本開示に係るアプリケーションやOSを実行するための指示命令をプログラムとして記憶する。このようなプログラムは、プロセッサ312によってロードされ実行される。RAMは、ROMに記憶されたプログラムがプロセッサ312によって処理されている間、データの書き込み及び読み込みを実行するために用いられる。不揮発性メモリは、当該プログラムの実行によってデータの書き込み及び読み込みが実行されるメモリであって、ここに書き込まれたデータは、当該プログラムの実行が終了した後でも保存される。本開示においては、メモリ311は、特に、
図7A~
図7Cの処理シーケンスで記載された各処理等を実行する(処理の詳細は、
図7A~
図7C等において説明する。)。
【0046】
プロセッサ312は、CPU(マイクロコンピュータ:マイコン)から構成され、メモリ311に記憶された各種プログラムに基づいて、接続された他の構成要素を制御するための制御部として機能する。具体的には、プロセッサ312は、本開示に係るアプリケーションを実行するためのプログラムやOSを実行するためのプログラムをメモリ311から読み出して実行する。本開示においては、プロセッサ312は、特に、
図7A~
図7Cの処理シーケンスで記載された各処理等を実行するプログラムを記憶する(処理の詳細は、
図7A~
図7C等において説明する。)。なお、プロセッサ312は、単一のCPUで構成されても良いが、複数のCPUやGPUを組み合わせて構成しても良い。
【0047】
通信インターフェイス313は、通信処理回路及びアンテナを介して、遠隔に設置された運営者サーバ装置200や端末装置100との間で情報の送受信をする通信部として機能する。通信処理回路は、処理システム1において用いられるプログラムや各種情報等を処理の進行に応じて、運営者サーバ装置200や端末装置100から情報を送受信するための処理をする。本開示においては、特に、通信インターフェイス313を介して、登録情報、動画の投稿依頼、及び動画の評価等が運営者サーバ装置200及び各端末装置100から受信される。
【0048】
通信処理回路は、LTE方式に代表されるような広帯域の無線通信方式に基づいて処理されるが、IEEE802.11に代表されるような無線LANやBluetooth(登録商標)のような狭帯域の無線通信に関する方式や非接触無線通信に関する方式に基づいて処理することも可能である。また、無線通信に代えて、又は加えて、有線通信を用いることも可能である。
【0049】
6.運営者サーバ装置200のメモリ211に記憶される情報
図6は、本開示の実施形態に係る運営者サーバ装置200に記憶される動画管理テーブルを概念的に示す図である。動画管理テーブルに記憶される各情報は、広告主が操作する広告主端末装置100-1から動画のアップロードがあると、当該動画に含まれる情報及び当該動画に付加された情報に基づいて新たに生成され、また動画に係る広告の情報に変更がある場合には、適宜更新される。
【0050】
当該動画管理テーブルは、
図6によると、「動画ID」、「広告主」、「動画ナビゲータ」、「エリア」、及び「間取り」等が記憶される。「動画ID」は、各動画を識別するための固有の識別子であり、数字、アルファベット、これらの組合せ、その他の記号などが用いられる。本開示の実施形態においては、便宜上のためM1~M7が付されて、各動画が識別可能に記憶されている。
【0051】
「広告主」の項目には、運営者サーバ装置200にアップロードされた動画の送信者である宣伝広告の依頼者の名称及び他の情報が含まれる。本開示の実施形態においては、不動産物件の宣伝広告を前提としているため、「広告主」の項目には、不動産会社の名称及び他の情報が基本的に記憶されることになるが、個人の不動産所有者から依頼がある場合には不動産物件の個人所有者の氏名及び他の情報が記憶されてもよい。また、広告主を識別するための広告主IDが広告主名に紐づいて記憶されてもよい。特に、
図6によると、広告主は不動産会社名であるE1及びE2の2種類のみが記載されているが、動画のアップロード者が3社以上となれば、当然に3社以上の広告主の名称が記憶される。また、不動産会社の名称以外にも、各不動産会社の詳細情報(所在地、電話番号、ホームページURL)が更に記憶されてもよい。
【0052】
「動画ナビゲータ」の項目は、アップロードされた動画において、当該動画内でものなどを紹介するナビゲータの情報が含まれる。本開示の実施形態においては、不動産物件の宣伝広告を前提としているため、「動画ナビゲータ」の項目には、各不動産物件を紹介するナビゲータの氏名及び他の情報が記憶される。特に、
図6によると、広告主E1の宣伝広告の動画においては、動画ナビゲータN1、N2、N4が記憶され、広告主E2の宣伝広告動画においては、動画ナビゲータN3が記憶されている。例えば、動画ナビゲータは、広告主の従業員、動画紹介を行う外部登録者、広告主が依頼したプロナビゲータであってもよい。「動画ナビゲータ」の項目に記憶される他の情報としては、動画ナビゲータが所属する事務所、団体又は企業に係る情報、動画ナビゲータの連絡先が含まれてもよい。
【0053】
「エリア」の項目は、本開示の実施形態においては、不動産物件の宣伝広告を前提としているため、紹介する不動産物件の位置に係る情報が含まれる。具体的には、不動産物件の住所に係るエリア(例えば、区、市、町等の名称)が記憶されるが、住所、最寄り駅、及び駅からの時間等の情報が記憶されてもよい。
図6においては、エリアとしてA1~A3が記憶されているが、記憶される内容は適宜変更できる。
【0054】
「間取り」の広告は、開示の実施形態においては、不動産物件の宣伝広告を前提としているため、当該不動産物件の間取りに係る情報が含まれる。具体的には、1R、1LDK、2LDK等の一般的に使用される間取り内容を示す情報が記憶されている。
【0055】
なお、上述した動画管理テーブルの項目は一例に過ぎず、種々の情報が追加的に記憶されてもよい。例えば、本開示の実施形態のような不動産関連においては、家賃、駐車場の有無、及び不動産物件の周辺情報、物件の詳細説明情報、その他の補足情報を含んでもよい。また、不動産以外の宣伝広告を管理する場合には、別の動画管理テーブルを記憶し、当該宣伝広告の対象となるものの情報を適宜記憶できるようにしてもよい。すなわち、運営者サーバ装置200は、宣伝広告の対象物の種別(例えば、不動産物件、テーマパーク、飲食店、飲食物、お見上げ品)に対応した動画管理テーブルをメモリ211に記憶してもよく、全ての動画を一括して1つの動画管理テーブルで記憶してもよい。
【0056】
なお、運営者サーバ装置200は、このような動画管理テーブルを備えることにより、後述する動画の評価や、広告対象物の評価等を広告主へフィードバックする際に各種の情報を利用することができ、今後の宣伝広告に役立てる提案又は宣伝広告の対象物の改善等に役立てる提案が可能となる。
【0057】
7.処理システム1により実行される処理シーケンス
(A)SNSプラットフォームにおけるユーザ登録及び宣伝広告運営者側における広告主の登録に係る処理
図7Aは、本開示の実施形態に係る広告主端末装置100-1、運営者サーバ装置200、及びSNSサーバ装置300の間で実行される処理シーケンスを示す図である。具体的には、
図7Aは、運営者サーバ装置200を利用して宣伝広告用の動画を管理する宣伝広告運営者が、SNSプラットフォームにおいてユーザ登録を行い、その後に広告主が宣伝広告運営者に対して広告主の登録申請を行うまでに、広告主端末装置100-1、運営者サーバ装置200、及びSNSサーバ装置300の間で実行される処理シーケンスを示す図である。
【0058】
図7Aによると、運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、入力インターフェイス215を介して運営者の操作入力を受け付けて登録情報を生成する(S11)。当該登録情報には、SNSプラットフォームにおいてユーザ登録が必要となる情報である、宣伝広告運営者の名称、メールアドレス、及びその他の付加的な情報が含まれる。その他の付加的な情報とは、SNSプラットフォームごとに異なっており、例えばニックネーム、年齢、住所、電話番号等の情報であってもよく、SNSプラットフォームを運営する管理者の登録要求事項によって異なる。これらの情報があらかじめ入力インターフェイス215を介して宣伝広告運営者の操作入力を受け付けることによって生成される。そして、運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、生成された登録情報を、SNSプラットフォームへの新たなユーザとして登録するための登録要求(T11)と共に、通信インターフェイス213を介してSNSサーバ装置300に送信する。
【0059】
新たに生成された登録情報及び登録要求がSNSサーバ装置300において通信インターフェイス313を介して受信されると、SNSサーバ装置300のプロセッサ312は、SNSプラットフォームにおいてサービス利用をできる環境を提供すべく、登録ユーザを識別するためのユーザID情報を生成し、受信した登録情報をメモリ311に記憶する。より具体的には、SNSサーバ装置300のプロセッサ312は、ユーザ登録の依頼主である宣伝広告運営者に対して、SNSプラットフォームにおいて活動するための初期の登録設定とともにSNSプラットフォームにおいて利用できる宣伝広告運営者の専用のチャンネルの生成を行う(S12)。これにより、宣伝広告運営者は、運営者サーバ装置200を利用してSNSプラットフォームにおける活動(動画公開)が可能となる。
【0060】
その後、広告主が宣伝広告運営者のサービス(SNSプラットフォームを利用した動画による宣伝広告の管理)の情報を取得し(S13)、当該サービス利用を希望する場合には、広告主端末装置100-1のプロセッサ112は、入力インターフェイス115を介して広告主の操作入力を受け付けて広告主申請情報を生成する(S14)。S13における情報の取得の例としては、広告主がインターネット上の情報又は他の広告から宣伝広告運営者のサービスを自ら見つけ出してもよく(能動的な取得)、宣伝広告運営者の営業活動によって当該サービスが紹介される場合(受動的な取得)でもよい。また、当該受動的な取得の場合には、オンライン、電話、e-mail、対面の打合せ等によって、当該サービスの情報を取得してもよい。当該広告主申請情報には、宣伝広告運営者のサービスを利用するために必要となる広告主に関する情報である、広告主の名称(不動産会社名)、住所、電話番号、メールアドレス、ホームページ、その他情報(例えば、不動産取扱いに係る情報、SNSプラットフォームの登録情報)が含まれる。これらの情報があらかじめ入力インターフェイス115を介して広告主の操作入力を受け付けることによって生成される。そして、プロセッサ112は、生成された登録情報を、宣伝広告運営者のサービス利用を希望する新たなユーザ(広告主)として登録するための申請要求(T12)と共に、通信インターフェイス114を介して運営者サーバ装置200に送信する。
【0061】
新たに生成された広告主申請情報及び申請要求が運営者サーバ装置200において通信インターフェイス213を介して受信されると、運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、申請者である広告主が宣伝広告運営者のサービス利用を受けることができる要件に該当するか否かを判断し、登録要件を満たしていれば広告主として登録を行う(S15)。具体的に、運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、受信した申請情報とメモリ211に記憶された登録条件とを比較し、申請者が不動産物件を取り扱うもの(不動産会社等)であるかを判断し、不動産物件の広告主として登録可否を決定する。なお、当該登録可否の判断については、運営者サーバ装置200のプロセッサ212が全て行ってもよい。また、当該登録可否の判断については、宣伝広告運営者が出力インターフェイス214に表示される申請者の情報を確認することによって実施されてもよく、更には一部を運営者サーバ装置200のプロセッサ212が自動的に実施し、最終的な判断を宣伝広告運営者が行ってもよい。その後、申請者が登録条件を満たしている場合に、運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、受信した申請情報をメモリ211に記憶し、申請者を広告主として登録する。
【0062】
そして、運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、申請結果の情報を生成し、生成された申請結果の情報を、申請結果の報告として通信インターフェイス213を介して広告主端末装置100-1に送信する(T13)。当該申請結果は、広告主端末装置100-1のプロセッサ112によって出力インターフェイス111に表示されることになり、広告主がその申請結果を確認することができる。広告主として登録された場合には、広告主端末装置100-1を利用して宣伝広告用の動画を運営者サーバ装置200に対してアップロードすることが可能となり、不動産物件の宣伝広告の運営及び管理の依頼が可能となる。
【0063】
なお、上述した広告主としての申請については、広告主端末装置100-1から運営者サーバ装置200に対して直接行う方法に限定されない。例えば、SNSプラットフォームを利用して、当該申請と同様の処理を行ってもよい。具体的には、SNSプラットフォームで利用できる、チャンネル登録、友達申請、フォロワー申請等の機能によって行ってもよい。すなわち、広告主端末装置100-1がSNSプラットフォーム上において所定の申請処理を行い、宣伝広告運営者とコミュニケーションを図りつつ、最終的に所定の広告主の情報を運営者サーバ装置200のメモリ211に記憶し、広告主登録が行われてもよい。また、上述した広告主の申請として、S14の広告申請情報の作成、及びT12の申請要求については、広告主が宣伝広告運営者と直接的に面談を行い、宣伝広告運営者が当該広告申請情報を取得してもよい。この場合には、宣伝広告運営者が当該広告申請情報を紙面又は口頭で入手した後に、入力インターフェイス215を介して宣伝広告運営者の操作入力により、当該広告申請情報が運営者サーバ装置200に受け付けられてもよい。そして、申請の判断(S15)及び申請結果の報告(T13)についても、直接的な面談においてなされてもよい。
【0064】
(B)動画生成及び動画公開から紹介に係る処理
図7Bは、本開示の実施形態に係る各端末装置100、運営者サーバ装置200、及びSNSサーバ装置300の間で実行される処理シーケンスを示す図である。具体的には、広告主による動画作成から当該動画の公開、当該動画の閲覧、及び広告主・エンドユーザの紹介が行われるまでに、各端末装置100、運営者サーバ装置200、及びSNSサーバ装置300の間で実行される処理シーケンスを示す図である。
【0065】
図7Bによると、広告主端末装置100-1のプロセッサ112は、入力インターフェイス115を介して広告主の操作入力を受け付けて宣伝広告用の動画の生成及び編集の処理が実行される(S21)。例えば、動画ナビゲータによる不動産物件の説明がされた状況が広告主又は当該動画ナビゲータによって録画され、録画された動画が広告主端末装置100-1の通信インターフェイス114又は入力インターフェイス115を介して広告主端末装置100-1に対して送信される。広告主端末装置100-1のプロセッサ112は、受信した動画をメモリ113に記憶するとともに、広告主の操作入力を受け付けて動画の編集処理が行われ、不動産物件の宣伝広告用の動画を完成させる。具体的な動画の編集処理としては、不要な部分のカット、動画上における不動産情報の詳細情報の追加、及び文字情報の追加などであってもよい。なお、宣伝広告用の動画の完成については、他の端末装置(例えば、動画ナビゲータの端末)等によって処理され、当該処理の動画を広告主端末装置100-1に送信して登録してもよい。そして、広告主端末装置100-1のプロセッサ112は、完成した宣伝広告用の動画を運営者サーバ装置200に通信インターフェイス114を介して送信(アップロード)する(T21)。ここで、当該アップロードは、運営者サーバ装置200のメモリ211に対して行われてもよく、運営者サーバ装置200に通信可能に接続され且つ広告主端末装置100-1からアクセス可能な外部記憶装置に対して行われてもよい。
【0066】
宣伝広告用の動画が運営者サーバ装置200にアップロードされると、運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、受信した動画に係る処理を実行する(S22)。具体的に、運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、動画の処理として、当該動画審査の環境の提供を含む実際の審査、追加情報の生成、及び動画情報の登録の処理を行う。当該動画の審査について、運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、当該動画をSNSプラットフォームに投稿できるか否か等の審査を行うための環境を設定し、審査プログラムによる自動的又は入力インターフェイス215を介して運営者の操作入力を受け付けた動画審査を実施する。また、当該動画の追加情報の生成について、運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、入力インターフェイス215を介して運営者の操作入力を受け付けて、当該動画に係るタグ情報及びSNSサイトにおける詳細欄の情報(詳細説明情報)等を生成する。更に、動画情報の登録について、運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、審査した動画の情報、当該追加情報をメモリ211に記憶する。これらの処理については、
図8Aを参照しておって詳細に説明する。
【0067】
次に、運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、S22の処理が完了された動画及び追加情報を、SNSプラットフォームにおける宣伝広告運営者のSNSサイトにおいて公開するための投稿依頼(T22)とともに、通信インターフェイス213を介してSNSサーバ装置300に送信する。当該動画、追加情報、及び投稿依頼がSNSサーバ装置300において通信インターフェイス313を介して受信されると、SNSサーバ装置300のプロセッサ312は、動画の審査を行った上で問題がなければ動画公開の処理を実行する(S23)。なお、当該動画の審査については、S22における動画の審査と同様の審査となるため、その説明は省略する。このように、SNSプラットフォームにおける宣伝広告運営者のSNSサイトにおいて動画が公開されることにより、SNSプラットフォームを利用するエンドユーザは、ユーザ端末装置100-2を操作して当該動画を自由に閲覧することが可能となり(T23)、自身に必要となる情報(すなわち、不動産物件の情報)を動画から得ることが可能になる。
【0068】
その後、
図7Bによると、ユーザ端末装置100-2のプロセッサ112は、入力インターフェイス115を介してエンドユーザの操作入力を受け付けて、公開された動画よって紹介される不動産物件に関する問合せ情報、すなわち視聴者であるエンドユーザの反応に係る情報を生成する(S24)。例えば、問合せ情報には、エンドユーザの氏名、メールアドレス、電話番号等の個人情報に加えて、物件に関する質問、又は部屋探しにまつわる何等かの相談などが含まれてもよい。そして、ユーザ端末装置100-2のプロセッサ112は、生成された問合せ情報を、不動産物件への問合せ要求とともに通信インターフェイス114を介して運営者サーバ装置200に送信する(T24)。
【0069】
問合せ情報及び問合せ要求が運営者サーバ装置200において通信インターフェイス213を介して受信されると、運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、当該問合せ者に広告主を紹介し、広告主に当該問合せ者であるエンドユーザを紹介するための処理を行う(S25)。具体的に、運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、広告主及びエンドユーザに対して互いにコミュニケーションをとることが可能とするコミュニケーションサービスを提供する。例えば、コミュニケーションサービスとしては、運営者サーバ装置200が仲介してメール等の通知によるやり取りを行うサービス、又はWeb上の商談ルームを提供して招待案内を行うサービスであってもよい。当該紹介処理により、運営者サーバ装置200からユーザ端末装置100-2に対して広告主に係る情報及び接触を図る方法などの情報が送信され(T25:広告主紹介)、運営者サーバ装置200から広告主端末装置100-1に対してエンドユーザに係る情報及び接触を図る方法などの情報が送信され(T26:ユーザ紹介)。そして、ユーザ端末装置100-2及び広告主端末装置100-1による当該情報の受信が行われ、ユーザ端末装置100-2及び広告主端末装置100-1を利用したエンドユーザと広告主の接触(S24)が行われる。そして、広告主である不動産会社は、エンドユーザに対して動画に係る不動産物件又は他の物件等を紹介する不動産仲介業務を行うことになる。
【0070】
なお、エンドユーザと広告主の接触を実行するために、エンドユーザからの問合せは、不動産物件の動画公開が行われているSNSプラットフォームを介して行われてもよく、e-mailを利用して行われてもよい。すなわち、SNSプラットフォームにおけるユーザアカウントを使用し、ユーザ端末装置100-2からSNSサーバ装置300を介して運営者サーバ装置200に問合せ情報が送信されるようにしてもよい。また、動画公開が行われているSNSプラットフォームとは別のSNSプラットフォームのユーザアカウントを使用し、当該情報送信が行われてもよい。例えば、動画公開をユーチューブで行っている場合に、ラインの公式アカウントを利用して問合せ要求及びその後の紹介が行われるようにしてもよい。このような別のSNSプラットフォームのユーザアカウントを使用して問合せをする場合、ユーザ端末装置100-2から送信される問合せ要求(T24)に対して、当該別のSNSプラットフォームのサーバ装置が当該問合せ要求に対して回答及び広告主紹介(T25)を行ってもよい。すなわち、S25の紹介処理について、当該別のSNSプラットフォームのサーバ装置が実行してもよい。この場合には、当該別のSNSプラットフォームのサーバ装置において実行される紹介処理について、宣伝広告運営者が管理を行えるようにして、間接的にS25の紹介処理に関与できるようにしてもよい。
【0071】
また、上述したエンドユーザの問合せ方法として、エンドユーザが宣伝広告運営者に対して簡単な操作によって電話連絡ができるようにしてもよい。この場合には、宣伝広告運営者が電話で入手した後に、入力インターフェイス215を介して宣伝広告運営者の操作入力により、当該問合せ要求に係る情報が運営者サーバ装置200に受け付けられてもよい。そして、広告主紹介(T25)が、当該電話においてなされてもよい。
【0072】
(C)動画等の評価に係る処理
図7Cは、本開示の実施形態に係る各端末装置100、運営者サーバ装置200、及びSNSサーバ装置300の間で実行される処理シーケンスを示す図である。具体的には、エンドユーザによる動画評価から当該動画評価への対応処理が行われるまでに、各端末装置100、運営者サーバ装置200、及びSNSサーバ装置300の間で実行される処理シーケンスを示す図である。
【0073】
先ず、
図7Cによると、SNSサーバ装置300のプロセッサ312は、動画の審査を行った上で問題がなければ動画公開を実行する(S31)。なお、当該動画の審査については、S22における動画の審査と同様の審査となるため、その説明は省略する。SNSプラットフォームにおける宣伝広告運営者のSNSサイトにおいて動画が公開されると、SNSプラットフォームを利用するエンドユーザは、ユーザ端末装置100-2を操作して当該動画を自由に閲覧することが可能となり(T31)、自身に必要となる情報を動画から取得する。
【0074】
次に、
図7Cによると、ユーザ端末装置100-2のプロセッサ112は、入力インターフェイス115を介してエンドユーザの操作入力を受け付けて、動画に係る評価情報(すなわち視聴者であるエンドユーザの反応に係る情報)を生成する(S32)。ここで、評価情報には、公開されている動画自体の評価に係る情報、及び広告宣伝運営者のSNSサイトの評価(例えば、チャンネルの評価)に係る情報が含まれてもよい。そして、ユーザ端末装置100-2のプロセッサ112は、生成された評価情報を通信インターフェイス114を介してSNSサーバ装置300に送信する(T32)。例えば、当該評価情報の生成及び送付の具体的方法としては、広告宣伝運営者のSNSサイトにおいて表示される高評価ボタン(グッドボタン)又は低評価ボタンに対するエンドユーザの操作により、動画自体の評価として高評価又は低評価などが送付されてもよい。また、広告宣伝運営者のSNSサイトにおいて表示される評価コメント欄への文字入力処理により、動画自体の評価又はSNSサイトの評価が行われてもよい。
【0075】
次に、評価情報がSNSサーバ装置300において通信インターフェイス313を介して受信されると、SNSサーバ装置300のプロセッサ312は、広告宣伝運営者のSNSサイトにエンドユーザからの評価があった旨を通信インターフェイス313を介して運営者サーバ装置200に送信する(T33)。当該評価に係る連絡を運営者サーバ装置200が受信すると、当該連絡を確認した宣伝広告運営者による操作入力を受け付けて、運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、入力インターフェイス215を介して評価内容の確認要求をSNSサーバ装置300に送信する(T34)。これにより、エンドユーザによる評価を運営者サーバ装置200から確認することが可能になる。なお、T33において送信される評価連絡の種類によっては、運営者サーバ装置200からT34の評価確認要求を送信することなく、評価の詳細が運営者サーバ装置200側で確認できるため、T34は必要に応じて実行されるものとしてもよい。
【0076】
エンドユーザによる評価が運営者サーバ装置200において確認されると、運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、当該評価に対応するための評価対応処理を実行する(S33)。ここで、エンドユーザによる評価の確認及び評価対応処理は、運営者サーバ装置200のメモリ211に記憶されたプログラムの読出しにより自動的に実行されてもよく、例えば投稿中の動画修正の依頼情報の生成、又は広告主に対する報告情報の生成が行わる。当該評価対応処理については、
図8Bを参照しつつ追って詳細に説明する。そして、運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、評価対応処理の最終的な実行として、SNSサーバ装置300に対して動画の投稿修正の依頼情報を送信し(T35)、又は生成した報告情報を広告主端末装置100-1に対して送信する(T36)。
【0077】
なお、エンドユーザによる評価の確認及び評価対応処理は、運営者サーバ装置200のプロセッサ212による自動的な実行に限られず、宣伝広告運営者による確認作業及び操作入力を受け付けて実行されてもよい。
【0078】
8.運営者サーバ装置200において実行される処理フロー
以下、
図7Bに記載されたアップロードされた動画の処理、及び
図7Cに記載されたエンドユーザの評価への対応処理において、運営者サーバ装置200において実行される処理フローを具体的に説明する。
【0079】
(A)アップロードされた動画に係る処理フロー
図8Aは、本開示の実施形態に係る運営者サーバ装置200において実行される処理フローを示す図である。
図8Aは、運営者サーバ装置200が動画を受信した際(すなわち、動画がアップロードされた場合)に、当該動画が所定の基準を満たすか否かを判定するとともに、当該動画に対して他の付加的な情報を追加するための処理フロー図を示す図である。当該処理フローは、主に運営者サーバ装置200のプロセッサ212がメモリ211に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより行われるが、一部又は全部の処理が入力インターフェイス215を介した宣伝広告運営者の操作入力に基づいて実行されてもよい。
【0080】
図8Aによると、運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、通信インターフェイス213を介して、広告主から動画を受信したか否かを判断する(S111)。ここで、当該動画は、広告主端末装置100-1から運営者サーバ装置200のメモリ211の所定領域(例えば、共有フォルダ)に直接記憶されるため、運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、メモリ211の所定領域に新たな動画が記憶されたか否かによって、当該動画の受信有無の判断を行う。そして、動画が受信されていないと判断した場合(S111:No)、すなわち、新たな動画がアップロードされていない場合、本フローは終了する。
【0081】
次に、運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、受信した動画に対して所定の基準を満たすか否かを判断するための環境を提供し、更には動画審査を実施する。ここで、環境の提供とは、動画審査が実施されるための環境に当該動画を準備する処理のことであり、動画の読み出し又は再生等が該当する。また、所定の基準とは、例えば、当該動画について、関連する法律を満たすか、公序良俗に反しないか、ブランディング規程に違反しないか、SNSプラットフォームの規程を満たすかがある。特に、法律を満たすか否かについては、宣伝広告に係る法律、及び動画内で対象となるものに関わる法律に基づいて判断される。本開示の実施形態においては、不動産物件が対象となっているため、不動産に係る法律が対象となる。公序良俗に反するか否かの対象には、例えば、動画内において表示される各種のもの及び動画ナビゲータの説明等が含まれる。ブランディング規程に違反しないかについては、宣伝広告運営者と広告主との間で取り決められた契約等を基準に判断される。そして、SNSプラットフォームの規程とは、動画の投稿先であるSNSプラットフォームにおいて定められている各種の規程のことであり、SNSプラットフォームの種類によって規程が異なっている。例えば、運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、動画審査が実施されるための環境の提供として動画を読み込むとともに、メモリ211に記憶された審査プログラムを実行してアップロードされた動画を解析して動画審査を行ってもよい。また、宣伝広告運営者に対して当該動画を直接確認できる環境が提供され(例えば、ディスプレイにおける動画再生)、入力インターフェイス215を介して宣伝広告運営者の操作入力を受け付けて、S112の処理が実行されてもよい。
【0082】
次に、アップロードされた動画が所定の基準を満たしていると判断した場合(S112:Yes)、運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、当該動画に対してタグ情報の生成を行う(S113)。ここで、タグ情報とは、例えば、動画内で紹介される不動産物件に応じて生成される情報であってもよく、動画ナビゲータに関連した情報であってもよく、エンドユーザに公開されるハッシュタグ(表のタグ)が含まれる。また、タグ情報とは、SNSサーバ装置300においてアルゴリズムに学習させるために用いられる非公開のタグ(裏のタグ)を含んでもよい。なお、タグ情報については、SNSプラットフォーム毎に異なる名称で定義される場合もあるが、動画情報の活用(提供及び検索等)の利便性を向上するために用いられるものである。
【0083】
より具体的に、動画内で紹介される不動産物件の間取りに応じてタグ情報(例えば、1K、1R、1LDK)を生成してもよく、動画ナビゲータを特定するための識別子としてタグ情報を生成してもよい。例えば、運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、メモリ211に記憶された解析プログラムによるアップロードされた動画の解析結果、又は広告主によって付加された動画の追加情報等に基づいて、動画に関連するタグ情報を生成してもよい。また、宣伝広告運営者が当該動画及び当該追加情報等を直接確認し、入力インターフェイス215を介して宣伝広告運営者の操作入力を受け付けて、当該タグ情報が生成されてもよい。
【0084】
このようなタグ情報を追加して動画とともに投稿することで、エンドユーザが希望する不動産物件を探しやすくなるだけでなく、特定の動画ナビゲータによる紹介を探しやすくなり、宣伝広告運営者のSNSサイトに対するエンドユーザの興味をより一層高めることができる。また、非公開のタグを活用することにより、SNSプラットフォームにおける動画提供サービスの向上にもつながる。なお、当該タグ情報は、動画内で紹介するものに応じて適宜変更し、エンドユーザの検索効率の向上、及び興味の向上を図ることが好ましい。
【0085】
次に、運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、SNSサイトにおいて動画を公開する際に、当該動画を説明する詳細欄に掲載するための詳細説明情報を生成する。当該詳細欄に掲載するための詳細説明情報は、動画内で紹介される不動産物件の間取り、エリア、家賃、及び仲介する不動産会社(広告主)が含まれてもよい。例えば、運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、メモリ211に記憶された解析プログラムによるアップロードされた動画の解析結果、又は広告主によって付加された動画の追加情報等に基づいて、当該詳細欄に記載するための情報を生成してもよい。また、宣伝広告運営者が当該動画を直接確認し、入力インターフェイス215を介して宣伝広告運営者の操作入力を受け付けて、当該詳細欄に記載するための情報が生成されてもよい。
【0086】
なお、上述したタグ情報、及び詳細欄に記載するための情報は、動画投稿の際に必須の情報ではない。特に、SNSポータルサイトによってはタグ情報を表示する欄や詳細欄がない場合もあるため、このような場合には、S113及びS114については省略してもよい。
【0087】
次に、運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、アップロードされた動画に生成された追加情報(タグ情報及び詳細説明情報)を紐づけて、メモリ211の動画管理テーブルにこれらを記憶して、動画情報の登録を行う(S115)。その後、運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、動画及び追加情報をSNSサーバ装置300に送信し、動画の投稿が実行される。
【0088】
一方、S112において、アップロードされた動画が所定の基準を満たさないと判断された場合(S112:No)、運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、動画が基準を満たさない旨を通知する(S116)。具体的に、運営者サーバ装置200のプロセッサ212が審査を自動的に実行する場合には、宣伝広告運営者及び広告主に対して通知するように、運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、審査を通過できない旨を出力インターフェイス214を介して行うとともに、通信インターフェイス213を介して当該通知を広告主端末装置100-1に送信する。一方で、入力インターフェイス215を介して宣伝広告運営者の操作入力を受け付けて当該審査が実行される場合には、運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、審査を通過できない旨を通信インターフェイス213を介して広告主端末装置100-1に送信する。
【0089】
(B)エンドユーザの評価への対応に係る処理フロー
図8Bは、本開示の実施形態に係る運営者サーバ装置200において実行される処理フローを示す図である。具体的には、
図8Bは、宣伝広告運営者のSNSサイト(チャンネル)内にエンドユーザからの反応である評価があった場合の対応に係る処理フローを示す図である。当該処理フローは、主に運営者サーバ装置200のプロセッサ212がメモリ211に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより行われるが、一部又は全部の処理が入力インターフェイス215を介した宣伝広告運営者の操作入力に基づいて実行されてもよい。
【0090】
図8Bによると、運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、通信インターフェイス213を介して、動画が投稿されているチャンネル内にエンドユーザからの評価があった旨の評価連絡を受信したか否かを判断する(S211)。当該評価連絡は、エンドユーザが行ったチャンネル上における各種の評価を通知するものであり、動画自体の評価及びチャンネル自体の評価が含まれている。評価連絡を受信していない場合(S211:No)、すなわちエンドユーザからの評価がない場合、本フローは終了する
【0091】
エンドユーザからの評価があった場合(S211:Yes)、運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、当該評価がチャンネル全体の評価であるか、又は1つの動画に係るものであるかを判断する(S212)。例えば、運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、チャンネル内のコメント欄に複数の動画の関するコメント又はチャンネル内で公開されている複数の情報に関するコメントが記載されていると判断した場合には、チャンネル全体の評価として判断する。一方、運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、チャンネル内において動画に関する高評価ボタン又は低評価ボタンが押下されている場合には、動画自体の評価として判断する。
【0092】
エンドユーザからの評価がチャンネル全体に関する評価であった場合(S212:Yes)、運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、当該評価に対応するための投稿修正情報を生成する(S213)。ここで、投稿修正情報とは、例えば、対象となる動画の削除、追加、若しくは修正、又は対象となる詳細欄の記載の削除、追加、若しくは修正を含む。また、これ以外にもチャンネル内の各種設定の修正情報を含んでもよい。すなわち、エンドユーザからの指摘に対応させて、チャンネル内の構成を変更(SNSサイトを修正)するための情報が当該投稿修正情報に含まれる。例えば、運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、メモリ211に記憶された修正プログラムによって当該投稿修正情報を生成してもよく、入力インターフェイス215を介した宣伝広告運営者の操作入力に基づいて当該投稿修正情報を生成してもよい。
【0093】
一方、エンドユーザからの評価が1つの動画に関する評価であった場合(S212:No)、運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、広告主又は動画ナビゲータの評価統計処理を実行する(S214)。ここで、評価統計処理とは、エンドユーザの動画評価に基づき、広告主又は動画ナビゲータの総合評価を意味する。すなわち、投稿した各動画に対する評価を集計し、広告主又は動画ナビゲータにエンドユーザの評価を判定する処理が実行される。例えば、運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、動画に対して高評価ボタンが押下されると所定の得点を広告主又は動画ナビゲータの取得点数に加算し、低評価ボタンが押下されると所定の得点を広告主又は動画ナビゲータの取得点数から減算し、広告主又は動画ナビゲータの評価統計を点数によって行ってもよい。
【0094】
次に、運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、当該評価統計処理の結果として広告主向けの報告情報を生成し、通信インターフェイス213を介して当該報告情報を広告主端末装置100-1に送信する(S215)。このような動画に関する評価結果が広告主にフィードバックされることにより、広告主が新たな宣伝広告用の動画を作成する際に、エンドユーザの要望などを取り入れることが可能となる。また、新たに宣伝広告用の動画を作成する際に、動画ナビゲータの評価結果に基づいて人気の動画ナビゲータを採用し、宣伝広告の効果を高めることが可能になる。
【0095】
なお、上記フローにおいては、チャンネルの評価については、投稿済みの動画の修正を行うための情報として利用されていたが、これに限定されることはない。例えば、入手済みのチャンネル評価を利用して、今後投稿する動画作成のためのポイント又は注意点等の情報(動画生成のためのコツ)を、運営者サーバ装置200又は広告主端末装置100-1にリコメンドしてもよい。ここで、当該ポイント又は注意点等の情報のリコメンドは、別の広告主端末装置に行うことにより、他の広告主が同様の動画を作成して宣伝広告を希望する場合に、効果的な宣伝を可能とする動画作成方法を提案してもよい。更に、S214における評価統計処理の結果についても、別の広告主端末装置に送信することにより、効果的な宣伝を可能とする動画作成方法を提案してもよい。すなわち、エンドユーザの評価を利用して、今後の動画作成及び投稿に役立てることができるように、プロセッサ212が各種の実行処理を行ってもよい。
【0096】
9.本開示の実施形態のまとめ
本開示の実施形態に係る運営者サーバ装置200は、少なくとも一つのプロセッサ212を具備し、当該プロセッサ212は、広告主からアップロードされた宣伝広告のための動画に対して、所定の基準が満たされているか否かを判断するための動画審査の環境を提供し、当該動画審査において許可された動画のみをSNSプラットフォームサーバに送信し、当該動画に対するエンドユーザの反応に対して応答する、ための処理を実行するように構成されている。このような構成により、運営者サーバ装置200を操作する宣伝広告運営者の既存のSNSプラットフォームを利用して動画による宣伝広告が可能となり、広告主がSNSプラットフォームを直接利用することなく、効率よく宣伝広告を行うことができる。また、SNSプラットフォームにおいて宣伝広告管理者の知名度を利用して宣伝広告が可能となり、SNSプラットフォームにおける広告主の知名度は不要となる。すなわち、広告主は宣伝広告管理者の知名度を利用して、今までにない宣伝広告活動が可能となり、幅広い宣伝広告が容易に可能となる。
【0097】
本開示の実施形態に係る運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、エンドユーザの反応が広告主への問合せである場合には、広告主とエンドユーザとが接触可能とするように互いを紹介するための処理を実行するように構成されてもよい。このような構成によれば、動画において紹介されているものについて、広告主から直接的に説明を得る機会がエンドユーザに与えられることになり、広告主とエンドユーザとの取引が円滑に進むことになる。
【0098】
本開示の実施形態に係る運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、動画をディスプレイにおいて再生して当該動画審査の環境を提供するための処理を実行するように構成されてもよく、メモリに記憶された審査プログラムを実行して動画を自動的に審査するための処理を実行するように構成されてもよい。このような構成により、アップロードされた動画がSNSプラットフォームにおいて公開できるか否かが簡単に行われることになり、動画のアップロードから投稿までの処理時間を短縮することが可能になる。
【0099】
本開示の実施形態に係る運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、動画審査において許可された動画に対して、当該動画の内容に対応したタグ情報を生成するための処理を実行するように構成されてもよく、当該動画の内容に対応した詳細説明情報を生成するための処理を実行するように構成されてもよい。このような構成により、SNSプラットフォームにおいて公開される動画に付加的な情報が追加されることになり、エンドユーザが所望する動画を検索することが容易になり、宣伝広告の効果を高めることができる。
【0100】
本開示の実施形態に係る運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、エンドユーザの反応がSNSサイトの評価である場合には、当該評価に対応させてSNSサイトを修正するための処理を実行するように構成されてもよい。また、本開示の実施形態に係る運営者サーバ装置200のプロセッサ212は、エンドユーザの反応が動画の評価である場合には、当該評価を集計して広告主に報告するための処理を実行するように構成されてもよい。このような構成により、エンドユーザの声を反映する形で宣伝広告の形態を修正しつつ、宣伝広告の効果をためる対応が可能になる。
【0101】
本開示の実施形態に係る処理プログラムは、少なくとも一つのプロセッサ212を、広告主からアップロードされた宣伝広告のための動画に対して、所定の基準が満たされているか否かを判断するための動画審査の環境を提供し、当該動画審査において許可された動画のみをSNSプラットフォームサーバに送信し、当該動画に対するエンドユーザの反応に対して応答する、ように機能させる。このような構成により、運営者サーバ装置200を操作する宣伝広告運営者の既存のSNSプラットフォームを利用して動画による宣伝広告が可能となり、広告主がSNSプラットフォームを直接利用することなく、効率よく宣伝広告を行うことができる。また、SNSプラットフォームにおいて宣伝広告管理者の知名度を利用して宣伝広告が可能となり、SNSプラットフォームにおける広告主の知名度は不要となる。すなわち、広告主は宣伝広告管理者の知名度を利用して、今までにない宣伝広告活動が可能となり、幅広い宣伝広告が可能となる。
【0102】
本開示の実施形態に係る処理方法は、プロセッサ212により実行される処理方法であって、広告主からアップロードされた宣伝広告のための動画に対して、所定の基準が満たされているか否かを判断するための動画審査の環境を提供する段階と、当該動画審査において許可された動画のみをSNSプラットフォームサーバに送信する段階と、当該動画に対するエンドユーザの反応に対して応答する段階と、を含んでいる。このような構成により、運営者サーバ装置200を操作する宣伝広告運営者の既存のSNSプラットフォームを利用して動画による宣伝広告が可能となり、広告主がSNSプラットフォームを直接利用することなく、効率よく宣伝広告を行うことができる。また、SNSプラットフォームにおいて宣伝広告管理者の知名度を利用して宣伝広告が可能となり、SNSプラットフォームにおける広告主の知名度は不要となる。すなわち、広告主は宣伝広告管理者の知名度を利用して、今までにない宣伝広告活動が可能となり、幅広い宣伝広告が可能となる。
【0103】
10.変形例
上記においては、宣伝広告の対象を不動産物件とし、宣伝広告主を不動産会社として説明した。しかし、これに限らず、各種の商品又はサービスを宣伝広告対象として、当該商品又はサービスを扱う法人、組合、団体、組織、又は個人を広告主としてもよい。すなわち、紙面媒体に宣伝広告、TV若しくはラジオによる宣伝広告、電子媒体又はインターネット上の宣伝広告において宣伝広告の対象となっているものであれば、本開示の処理システム1において扱うことができる。
【0104】
本明細書で説明される処理及び手順は、本開示において明示的に説明されたものによってのみならず、ソフトウェア、ハードウェア又はこれらの組み合わせによっても実現可能である。具体的には、本明細書で説明された処理及び手順は、集積回路、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、磁気ディスク、光ストレージ等の媒体に、当該処理に相当するロジックを実装することによって実現される。また、本明細書で説明される処理及び手順は、それらの処理・手順をコンピュータプログラムとして実装し、端末装置やサーバ装置を含む各種のコンピュータに実行させることが可能である。
【0105】
本明細書中で説明される処理及び手順が単一の装置、ソフトウェア、コンポーネント、モジュールによって実行される旨が説明されたとしても、そのような処理又は手順は、複数の装置、複数のソフトウェア、複数のコンポーネント、及び/又は、複数のモジュールによって実行されるものとすることができる。また、本明細書中で説明される各種情報が単一のメモリや記憶部に格納される旨が説明されたとしても、そのような情報は、単一の装置に備えられた複数のメモリ又は複数の装置に分散して配置された複数のメモリに分散して格納されるものとすることができる。さらに、本明細書において説明されるソフトウェア及びハードウェアの要素は、それらをより少ない構成要素に統合して、又は、より多い構成要素に分解することによって実現されるものとすることができる。
【符号の説明】
【0106】
100 端末装置
100-1 広告主端末装置
100-2 ユーザ端末装置
200 サーバ装置
300 SNSプラットフォームサーバ装置(SNSサーバ装置)