(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024169098
(43)【公開日】2024-12-05
(54)【発明の名称】表示装置、表示方法およびプログラム
(51)【国際特許分類】
G05B 23/02 20060101AFI20241128BHJP
G06F 3/04842 20220101ALI20241128BHJP
G06F 3/14 20060101ALI20241128BHJP
【FI】
G05B23/02 301Q
G06F3/04842
G06F3/14 310D
G06F3/14 320C
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023086291
(22)【出願日】2023-05-25
(71)【出願人】
【識別番号】000003942
【氏名又は名称】日新電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】藤本 康介
【テーマコード(参考)】
3C223
5B069
5E555
【Fターム(参考)】
3C223AA02
3C223AA05
3C223AA06
3C223BA01
3C223BB12
3C223CC01
3C223DD01
3C223GG01
3C223HH03
3C223HH08
5B069AA15
5B069FA04
5B069HA03
5B069JA01
5B069JA02
5B069JA06
5E555AA28
5E555BA01
5E555BA37
5E555BA86
5E555BB01
5E555BB37
5E555BC18
5E555CA02
5E555CA12
5E555CA18
5E555CB02
5E555CB12
5E555CB20
5E555CB33
5E555CC05
5E555DB56
5E555DB58
5E555DC13
5E555DC35
5E555DD06
5E555EA14
5E555FA00
(57)【要約】
【課題】ユーザが、表示可能なトレンドグラフのスケールを予め把握することができ、操作性に優れた表示装置を提供する。
【解決手段】表示装置(1)は、トレンドグラフの時間軸と表示周期との組み合わせを表形式で作成する表作成部(12)と、表作成部(12)によって作成された表を表示する表示部(50)と、表示部(50)によって表示された表の中から、ユーザによって選択された時間軸と表示周期との組み合わせを判定する指示判定部(11)と、ユーザによって選択された時間軸と表示周期との組み合わせでトレンドグラフを作成し、作成した当該トレンドグラフを表示部(50)に表示させるグラフ作成部(13)と、を備える。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
トレンドグラフの時間軸と表示周期との組み合わせを表形式で作成する表作成部と、
前記表作成部によって作成された表を表示する表示部と、
前記表示部によって表示された表の中から、ユーザによって選択された時間軸と表示周期との組み合わせを判定する判定部と、
前記ユーザによって選択された時間軸と表示周期との組み合わせでトレンドグラフを作成し、作成した当該トレンドグラフを前記表示部に表示させるグラフ作成部と、
を備える、表示装置。
【請求項2】
前記表示部は、表示不可能なトレンドグラフの時間軸と表示周期との組み合わせを、前記表において識別可能に表示する、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記表作成部は、時間軸を表示周期で割った値が第1の所定値よりも小さいか、または、当該値が第2の所定値よりも大きいかによって、前記表示不可能なトレンドグラフの時間軸と表示周期との組み合わせを判定する、
請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記表示部は、前記表示部が現在表示しているトレンドグラフの時間軸と表示周期との組み合わせを、前記表において識別可能に表示する、
請求項1~3のいずれか1項に記載の表示装置。
【請求項5】
前記表示部は、前記ユーザによって選択された時間軸と表示周期とを、前記表において識別可能に表示する、
請求項1~3のいずれか1項に記載の表示装置。
【請求項6】
トレンドグラフの時間軸と表示周期との組み合わせを表形式で作成し、
作成した表を表示し、
表示した当該表の中から、ユーザによって選択された時間軸と表示周期との組み合わせを判定し、
前記ユーザによって選択された時間軸と表示周期との組み合わせでトレンドグラフを作成し、
作成した当該トレンドグラフを表示する、
表示方法。
【請求項7】
コンピュータに、
トレンドグラフの時間軸と表示周期との組み合わせを表形式で作成する処理と、
作成した表を表示する処理と、
表示した当該表の中から、ユーザによって選択された時間軸と表示周期との組み合わせを判定する処理と、
前記ユーザによって選択された時間軸と表示周期との組み合わせでトレンドグラフを作成する処理と、
作成した当該トレンドグラフを表示する処理と、
を実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置、表示方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、発電プラント、化学プラント、受配電設備、上下水道等の幅広い分野において監視制御装置が用いられている。監視制御装置においては、インターネット上で標準的に用いられているワールドワイドウェブ(World Wide Web)等を利用して監視データを取得し、取得した監視データの傾向や動向を示すトレンドグラフを表示画面に表示している。これに関連する技術として、下記の特許文献1に開示された発明がある。
【0003】
特許文献1には、トレンドグラフの表示中にピンチイン操作またはピンチアウト操作があった場合に、時間軸スケール変更メニューに、表示期間および表示周期の選択肢が表示されることが開示されている。そして、ユーザが時間軸スケール変更メニューの中から所望の表示期間および表示周期のスケールを選択することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述の特許文献1において、ユーザによって変更された表示期間および表示周期の組合せでトレンドグラフを表示することが不可能な場合には、トレンドグラフのスケールを変更して表示することができない。
【0006】
本発明の一態様は、ユーザが、表示可能なトレンドグラフのスケールを予め把握することができ、操作性に優れた表示装置、表示方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る表示装置は、トレンドグラフの時間軸と表示周期との組み合わせを表形式で作成する表作成部と、前記表作成部によって作成された表を表示する表示部と、前記表示部によって表示された表の中から、ユーザによって選択された時間軸と表示周期との組み合わせを判定する判定部と、前記ユーザによって選択された時間軸と表示周期との組み合わせでトレンドグラフを作成し、作成した当該トレンドグラフを前記表示部に表示させるグラフ作成部と、を備える。
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る表示方法は、トレンドグラフの時間軸と表示周期との組み合わせを表形式で作成し、作成した表を表示し、表示した当該表の中から、ユーザによって選択された時間軸と表示周期との組み合わせを判定し、前記ユーザによって選択された時間軸と表示周期との組み合わせでトレンドグラフを作成し、作成した当該トレンドグラフを表示する。
【0009】
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータに、トレンドグラフの時間軸と表示周期との組み合わせを表形式で作成する処理と、作成した表を表示する処理と、表示した当該表の中から、ユーザによって選択された時間軸と表示周期との組み合わせを判定する処理と、前記ユーザによって選択された時間軸と表示周期との組み合わせでトレンドグラフを作成する処理と、作成した当該トレンドグラフを表示する処理と、を実行させる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の一態様によれば、ユーザが、表示可能なトレンドグラフのスケールを予め把握することができ、操作性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明の実施形態に係る表示装置の構成例を示すブロック図である。
【
図2】
図1に示す制御部の詳細を示すブロック図である。
【
図3】トレンドグラフの時間軸と表示周期との組み合わせを表形式で表示した場合の一例を示す図である。
【
図4】本発明の実施形態に係る表示装置の処理手順を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
[実施形態]
<表示装置1の構成例>
図1は、本発明の実施形態に係る表示装置1の構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、表示装置1は、制御部10と、記憶部20と、通信部30と、入力部40と、表示部50と、を備えている。制御部10は、表示装置1の全体的な制御を行う機能を有しているが、詳細は後述する。
【0013】
記憶部20は、表示装置1が使用する各種データを記憶する記憶装置である。記憶部20としては、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)SDRAM(Synchronous DRAM)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid-State Drive)、SD(Secure Digital)カード、eMMC(embedded Multi-Media Controller)等の単体、またはこれらの組合せを適用することができる。なお、記憶部20には、トレンドグラフを作成するために取得した監視データが既に蓄積されているものとする。
【0014】
通信部30は、他の装置との間で通信を行う部位であり、例えば、無線LAN(Local Area Network)、有線LAN、WAN(Wide Area Network)、公衆回線網、モバイルデータ通信網、又は、これらのネットワークの組合せを用いることができる。
【0015】
入力部40は、表示装置1に対する各種データの入力を受け付ける部位であり、例えば、キーボード、マウス等のポインティングデバイス、タッチパネル、又は、これらの組合せを用いることができる。
【0016】
表示部50は、表示装置1が各種データを出力するための部位であり、例えば、液晶パネル等のディスプレイ装置を用いることができる。以下、入力部40がマウスであり、表示部50がディスプレイ装置の場合について説明する。したがって、入力部40をマウス40と表記し、表示部50をディスプレイ装置50と表記する場合もある。
【0017】
図2は、
図1に示す表示装置1の制御部10の詳細を説明するための図である。
図2に示すように、制御部10は、指示判定部11と、表作成部12と、グラフ作成部13と、を含む。
【0018】
指示判定部11は、入力部40を介して入力されたユーザからの指示を判定する。例えば、ディスプレイ装置50がトレンドグラフを表示している状態で、ユーザが入力部40を用いて所定の動作を行った場合、指示判定部11は、ユーザから表ウィンドウを開く指示があったものと判定する。所定の動作とは、例えば、ディスプレイ装置50に表ウィンドウボタンが表示されており、ユーザが、マウス40を用いて表ウィンドウボタンをクリックした場合、等である。
【0019】
また、指示判定部11は、ディスプレイ装置50が表ウィンドウを表示している状態で、ユーザが、マウス40を用いて表ウィンドウ内のジャンプボタンをクリックした場合、クリックしたジャンプボタンに対応するトレンドグラフの時間軸と表示周期との組み合わせがユーザによって選択されたものと判定する。
【0020】
図3は、トレンドグラフの時間軸と表示周期との組み合わせを表形式で表示した場合の一例を示す図である。
図3に示す表を、表ウィンドウと呼ぶことにする。
図3に示すように、表ウィンドウの縦軸に時間軸(表示期間)が表示され、表ウィンドウの横軸に表示周期が表示されている。時間軸は、トレンドグラフを表示する期間を示し、表示周期は、トレンドグラフを表示する際の点の周期を示している。
【0021】
また、
図3に示すように、時間軸のそれぞれの値と、表示周期のそれぞれの値とが交差する位置に、ジャンプボタン141、または、トレンドグラフの表示が不可能なことを示す領域(グレーで示す領域)142が表示されている。
図3においては、丸が表示されている領域が、ジャンプボタン141である。また、それ以外のグレーで示す領域142が、表示不可能なトレンドグラフの時間軸と表示周期との組合せを示している。
【0022】
また、
図3において、矢印がマウスカーソルを示しており、マウスカーソルがある位置でクリックされた場合、指示判定部11は、ユーザによってそのジャンプボタン141に対応する時間軸と表示周期との組み合わせが選択されたものと判定する。また、
図3に示すように、マウスカーソルがあるジャンプボタン141に対応する時間軸と表示周期とが識別可能に表示されており、時間軸が「60分」であり、表示周期が「5秒」であることが示されている。
【0023】
また、
図3において、現在表示されているトレンドグラフの時間軸と表示周期とに対応するジャンプボタン141には黒い丸が表示されており、現在表示されているトレンドグラフの時間軸と表示周期とが容易に識別可能となっている。ユーザは、黒い丸が表示されているジャンプボタン141を参照しながら、次に選択するスケール(時間軸と表示周期との組み合わせ)を探すことができる。
図3においては、現在表示されているトレンドグラフの時間軸が「24時間」であり、表示周期が「60分」であることを示している。
【0024】
再び、
図2の説明に戻る。表作成部12は、
図3に示すような、トレンドグラフの時間軸と表示周期との組み合わせを表形式で作成する。また、表作成部12は、時間軸を表示周期で割った値が第1の所定値よりも小さいか、または、当該値が第2の所定値よりも大きいかによって、表示不可能なトレンドグラフの時間軸と表示周期との組み合わせを判定する。
【0025】
表作成部12は、時間軸を表示周期で割った値が第1の所定値よりも小さい場合、トレンドグラフの表示点数が少なすぎるとして、当該組み合わせを、表示不可能なトレンドグラフの時間軸と表示周期との組み合わせと判定する。
【0026】
また、表作成部12は、時間軸を表示周期で割った値が第2の所定値よりも大きい場合、トレンドグラフの表示点数が多すぎるとして、当該組み合わせを、表示不可能なトレンドグラフの時間軸と表示周期との組み合わせと判定する。
【0027】
グラフ作成部13は、ユーザによって選択された時間軸と表示周期との組み合わせでトレンドグラフを作成する。なお、トレンドグラフの縦軸(取得した監視データ)については、特に変更しないものとする。
【0028】
ディスプレイ装置50は、トレンドグラフおよび表ウィンドウを表示する。例えば、ディスプレイ装置50がトレンドグラフを表示している状態で、ユーザから表ウィンドウを開く指示があった場合、表作成部12は、ディスプレイ装置50に新しいウィンドウを開かせて表ウィンドウを表示させる。
【0029】
<表示装置1における表示方法の処理手順>
図4は、本発明の実施形態に係る表示装置1の処理手順を説明するためのフローチャートである。まず、ディスプレイ装置50は、画面にトレンドグラフを表示する(S11)。
【0030】
次に、指示判定部11は、ユーザから表ウィンドウを開く指示があるか否かを判定する(S12)。ユーザから表ウィンドウを開く指示がない場合(S12,No)、ステップS12の処理を繰り返す。
【0031】
また、ユーザから表ウィンドウを開く指示がある場合(S12,Yes)、表作成部12は、トレンドグラフの時間軸と表示周期との組み合わせを表形式で作成する(S13)。そして、表作成部12は、作成した表をディスプレイ装置50の表ウィンドウ内に表示させる(S14)。
【0032】
次に、指示判定部11は、ユーザによって表ウィンドウのジャンプボタンが選択されたか否かを判定する(S15)。ユーザによって表ウィンドウのジャンプボタンが選択されていない場合(S15,No)、ステップS15の処理を繰り返す。
【0033】
また、ユーザによって表ウィンドウのジャンプボタンが選択された場合(S15,Yes)、グラフ作成部13は、ユーザによって選択されたジャンプボタンに対応する時間軸と表示周期との組み合わせのスケールでトレンドグラフを作成する(S16)。
【0034】
次に、グラフ作成部13は、作成したトレンドグラフをディスプレイ装置50に表示させる(S17)。そして、制御部10は、処理を終了するか否かを判定する(S18)。例えば、入力部40を介してユーザから処理終了の指示があれば(S18,Yes)、そのまま処理を終了する。また、ユーザから処理終了の指示がなければ(S18,No)、ステップS12に戻って以降の処理を繰り返す。
【0035】
<表示装置1の効果>
以上説明したように、本実施形態に係る表示装置1によれば、グラフ作成部13は、表の中からユーザによって選択された時間軸と表示周期との組み合わせでトレンドグラフを作成し、作成した当該トレンドグラフを表示部50に表示させる。したがって、ユーザは、表示可能なトレンドグラフのスケールを予め把握することができ、ユーザの操作性を向上させることができる。
【0036】
また、表示部50は、表示不可能なトレンドグラフの時間軸と表示周期との組み合わせを、表において識別可能に表示する。したがって、ユーザは、表示不可能なトレンドグラフのスケールを予め把握することができ、ユーザの操作性を向上させることができる。
【0037】
また、表作成部12は、時間軸を表示周期で割った値が第1の所定値よりも小さいか、または、当該値が第2の所定値よりも大きいかによって、表示不可能なトレンドグラフの時間軸と表示周期との組み合わせを判定する。したがって、表示不可能なトレンドグラフの時間軸と表示周期との組み合わせを容易に判定することができる。
【0038】
また、表示部50は、表示部50が現在表示しているトレンドグラフの時間軸と表示周期との組み合わせを、表において識別可能に表示する。したがって、ユーザの操作性をさらに向上させることができる。
【0039】
また、表示部50は、ユーザによって選択された時間軸と表示周期との組み合わせを、表において識別可能に表示する。したがって、ユーザの操作性をさらに向上させることができる。
【0040】
〔ソフトウェアによる実現例〕
表示装置1の制御ブロック(特に制御部10)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
【0041】
後者の場合、表示装置1は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば1つ以上のプロセッサを備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
【0042】
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る表示装置は、トレンドグラフの時間軸と表示周期との組み合わせを表形式で作成する表作成部と、前記表作成部によって作成された表を表示する表示部と、前記表示部によって表示された表の中から、ユーザによって選択された時間軸と表示周期との組み合わせを判定する判定部と、前記ユーザによって選択された時間軸と表示周期との組み合わせでトレンドグラフを作成し、作成した当該トレンドグラフを前記表示部に表示させるグラフ作成部と、を備える。
【0043】
本発明の態様2に係る表示装置は、上記態様1において、前記表示部は、表示不可能なトレンドグラフの時間軸と表示周期との組み合わせを、前記表において識別可能に表示する。
【0044】
本発明の態様3に係る表示装置は、上記態様1または2において、前記表作成部は、時間軸を表示周期で割った値が第1の所定値よりも小さいか、または、当該値が第2の所定値よりも大きいかによって、前記表示不可能なトレンドグラフの時間軸と表示周期との組み合わせを判定する。
【0045】
本発明の態様4に係る表示装置は、上記態様1~3のいずれかにおいて、前記表示部は、前記表示部が現在表示しているトレンドグラフの時間軸と表示周期との組み合わせを、前記表において識別可能に表示する。
【0046】
本発明の態様5に係る表示装置は、上記態様1~4のいずれかにおいて、前記表示部は、前記ユーザによって選択された時間軸と表示周期とを、前記表において識別可能に表示する。
【0047】
本発明の態様6に係る表示方法は、トレンドグラフの時間軸と表示周期との組み合わせを表形式で作成し、作成した表を表示し、表示した当該表の中から、ユーザによって選択された時間軸と表示周期との組み合わせを判定し、前記ユーザによって選択された時間軸と表示周期との組み合わせでトレンドグラフを作成し、作成した当該トレンドグラフを表示する。
【0048】
本発明の態様7に係るプログラムは、コンピュータに、トレンドグラフの時間軸と表示周期との組み合わせを表形式で作成する処理と、作成した表を表示する処理と、表示した当該表の中から、ユーザによって選択された時間軸と表示周期との組み合わせを判定する処理と、前記ユーザによって選択された時間軸と表示周期との組み合わせでトレンドグラフを作成する処理と、作成した当該トレンドグラフを表示する処理と、を実行させる。
【0049】
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0050】
1 表示装置
10 制御部
11 指示判定部
12 表作成部
13 グラフ作成部
20 記憶部
30 通信部
40 入力部
50 表示部