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特開2024-169141発光モジュール及びその線型導光ユニット
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  • 特開-発光モジュール及びその線型導光ユニット 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024169141
(43)【公開日】2024-12-05
(54)【発明の名称】発光モジュール及びその線型導光ユニット
(51)【国際特許分類】
   F21S 2/00 20160101AFI20241128BHJP
【FI】
F21S2/00 435
【審査請求】有
【請求項の数】16
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023086360
(22)【出願日】2023-05-25
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2024-07-30
(71)【出願人】
【識別番号】515076622
【氏名又は名称】菱光科技股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】李明汝
(72)【発明者】
【氏名】張宏銘
【テーマコード(参考)】
3K244
【Fターム(参考)】
3K244AA04
3K244BA11
3K244CA03
3K244DA01
3K244EA08
3K244EA12
3K244ED02
3K244ED08
3K244ED12
3K244ED13
(57)【要約】
【課題】発光モジュール及びその線型導光ユニットを提供する。
【解決手段】発光モジュールは、線型導光ユニットと、発光ユニットとを含み、線型導光ユニットは、入光面と段差構造とを有し、入光面が線型導光ユニットの端部に位置し、段差構造が線型導光ユニットの底部位置しかつ入光面に隣接して配置され、発光ユニットは、入光面に隣接して設けられ、発光ユニットから出射された光線は、入光面を介して線型導光ユニットに入射し、段差構造によって反射される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
入光面と突出反射構造とを有する線型導光ユニットであって、前記入光面が前記線型導光ユニットの端部に位置し、前記突出反射構造が前記線型導光ユニットの底部に配置される線型導光ユニットと、
前記入光面に配置される発光ユニットと、を含み、
前記発光ユニットから出射された光線は、前記入光面を介して前記線型導光ユニットに入射し、前記突出反射構造によって反射され、
側面視で、前記突出反射構造と前記底部とがなす夾角は、15度以上35度以下である、発光モジュール。
【請求項2】
前記突出反射構造は、前記底部に等間隔に又は不等間隔に配置される複数の突起を有する、請求項1に記載の発光モジュール。
【請求項3】
前記夾角は、20度以上30度以下である、請求項1に記載の発光モジュール。
【請求項4】
前記線型導光ユニットは、前記突出反射構造に対して前記線型導光ユニットの上部に位置する円弧状光出射構造をさらに含み、前記突出反射構造によって反射された前記光線は、前記円弧状光出射構造によって出射される、請求項1に記載の発光モジュール。
【請求項5】
前記円弧状光出射構造は断面において第1の幅を有し、前記線型導光ユニットの前記底部は断面において第2の幅を有し、前記第1の幅は前記第2の幅より大きい、請求項4に記載の発光モジュール。
【請求項6】
前記線型導光ユニットは断面において両側辺がなす夾角は10.0度以上50.0度以下である、請求項5に記載の発光モジュール。
【請求項7】
前記線型導光ユニットは、第1反射面と第2反射面とをさらに有し、前記第1反射面及び前記第2反射面は前記底部に位置し、前記第1反射面は前記入光面に隣接し、前記第2反射面は前記第1反射面に隣接し、前記第1反射面と前記第2反射面は異なる平面に位置し、前記突出反射構造は前記第1反射面及び前記第2反射面に配置される、請求項1に記載の発光モジュール。
【請求項8】
入光面と段差構造とを有する線型導光ユニットであって、前記入光面が前記線型導光ユニットの端部に位置し、前記段差構造が前記線型導光ユニットの底部に位置しかつ前記入光面に隣接して配置される線型導光ユニットと、
前記入光面に隣接して設けられる発光ユニットと、を含み、
前記発光ユニットから出射された光線は、前記入光面を介して前記線型導光ユニットに入射し、前記段差構造によって反射される、発光モジュール。
【請求項9】
前記線型導光ユニットは、前記段差構造に対して前記線型導光ユニットの上部に位置する円弧状光出射構造をさらに含み、前記段差構造によって反射された前記光線は、前記円弧状光出射構造によって出射される、請求項8に記載の発光モジュール。
【請求項10】
前記円弧状光出射構造は断面において第1の幅を有し、前記線型導光ユニットの前記底部は断面において第2の幅を有し、前記第1の幅は前記第2の幅より大きい、請求項9に記載の発光モジュール。
【請求項11】
前記線型導光ユニットは断面において前記第1の幅から前記第2の幅まで徐々に狭くなる、請求項10に記載の発光モジュール。
【請求項12】
前記線型導光ユニットは断面において両側辺がなす夾角は10.0度以上50.0度以下である、請求項10に記載の発光モジュール。
【請求項13】
前記線型導光ユニットは、前記底部に配置される突出反射構造をさらに有する、請求項8に記載の発光モジュール。
【請求項14】
前記突出反射構造は、前記底部に等間隔に又は不等間隔に配置される複数の突起を有する、請求項13に記載の発光モジュール。
【請求項15】
側面視で、前記突出反射構造と前記線型導光ユニットの前記底部とがなす夾角は、15度以上35度以下である、請求項13に記載の発光モジュール。
【請求項16】
前記夾角は、20度以上30度以下である、請求項15に記載の発光モジュール。
【請求項17】
発光ユニットと協働する線型導光ユニットであって、
端部に位置する入光面と、
底部に位置し、前記入光面に隣接して設けられる突出反射構造と、を含み、
光線は、前記入光面を介して前記線型導光ユニットに入射し、前記突出反射構造によって反射され、
側面視で、前記突出反射構造と前記底部とがなす夾角は、15度以上35度以下である、線型導光ユニット。
【請求項18】
前記突出反射構造に対して前記線型導光ユニットの上部に位置する円弧状光出射構造をさらに含み、前記突出反射構造によって反射された前記光線は、前記円弧状光出射構造によって出射される、請求項17に記載の線型導光ユニット。
【請求項19】
前記夾角は、20度以上30度以下である、請求項17に記載の線型導光ユニット。
【請求項20】
前記底部に位置し、前記入光面に隣接して配置され、前記突出反射構造がその上に配置される段差構造をさらに含む、請求項17に記載の線型導光ユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、発光モジュールに関し、特に発光モジュール及びその線型導光ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のコンタクトイメージセンサ(Contact Image Sensor,CIS)に使用される線状光源は、光源、導光ロッド、及び白色ケースを含む。光源は導光ロッドの一端に配置され、光源から出射された光線は導光ロッドに入射し、全反射により導光ロッドの他端に伝達される。また、導光ロッドの微細構造により、導光ロッドの光出射面から光線を出射させることができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、光源としての発光ダイオードは、その発光角度やフィールド分布により、発光ダイオードに近い位置ほど利用できる光線が少なくなり、その領域は比較的に暗くなる。
【0004】
そのため、光利用率を高めることができる発光モジュール及びその線型導光ユニットを提供することが急務である。
【0005】
本発明の目的は、光利用率を高めることができる発光モジュール及びその線型導光ユニットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために、本発明に係る発光モジュールは、入光面と突出反射構造とを有する線型導光ユニットであって、前記入光面が前記線型導光ユニットの端部に位置し、前記突出反射構造が前記線型導光ユニットの底部に配置される線型導光ユニットと、前記入光面に配置される発光ユニットと、を含み、前記発光ユニットから出射された光線は、前記入光面を介して前記線型導光ユニットに入射し、前記突出反射構造によって反射され、側面視で、前記突出反射構造と前記底部とがなす夾角は、15度以上35度以下である。
【0007】
いくつかの実施形態において、前記突出反射構造は、前記底部に等間隔に又は不等間隔に配置される複数の突起を有する。
【0008】
いくつかの実施形態において、前記夾角は、20度以上30度以下である。
【0009】
いくつかの実施形態において、前記線型導光ユニットは、前記突出反射構造に対して前記線型導光ユニットの上部に位置する円弧状光出射構造をさらに含み、前記突出反射構造によって反射された前記光線は、前記円弧状光出射構造によって出射される。
【0010】
いくつかの実施形態において、前記円弧状光出射構造は断面において第1の幅を有し、前記線型導光ユニットの前記底部は断面において第2の幅を有し、前記第1の幅は前記第2の幅より大きい。
【0011】
いくつかの実施形態において、前記線型導光ユニットは断面において両側辺がなす夾角は10.0度以上50.0度以下である。
【0012】
いくつかの実施形態において、前記線型導光ユニットは、第1反射面と第2反射面とをさらに有し、前記第1反射面及び前記第2反射面は前記底部に位置し、前記第1反射面は前記入光面に隣接し、前記第2反射面は前記第1反射面に隣接し、前記第1反射面と前記第2反射面は異なる平面に位置し、前記突出反射構造は前記第1反射面及び前記第2反射面に配置される。
【0013】
本発明に係る発光モジュールは、入光面と段差構造とを有する線型導光ユニットであって、前記入光面が前記線型導光ユニットの端部に位置し、前記段差構造が前記線型導光ユニットの底部に位置しかつ前記入光面に隣接して配置される線型導光ユニットと、前記入光面に隣接して配置される発光ユニットと、を含み、前記発光ユニットから出射された光線は、前記入光面を介して前記線型導光ユニットに入射し、前記段差構造によって反射される。
【0014】
いくつかの実施形態において、前記線型導光ユニットは、前記段差構造に対して前記線型導光ユニットの上部に位置する円弧状光出射構造をさらに含み、前記段差構造によって反射された前記光線は、前記円弧状光出射構造によって出射される。
【0015】
いくつかの実施形態において、前記円弧状光出射構造は断面において第1の幅を有し、前記線型導光ユニットの前記底部は断面において第2の幅を有し、前記第1の幅は前記第2の幅より大きい。
【0016】
いくつかの実施形態において、前記線型導光ユニットは断面において前記第1の幅から前記第2の幅まで徐々に狭くなる。
【0017】
いくつかの実施形態において、前記線型導光ユニットは断面において両側辺がなす夾角は10.0度以上50.0度以下である。
【0018】
いくつかの実施形態において、前記線型導光ユニットは、前記底部に配置される突出反射構造をさらに有する。
【0019】
いくつかの実施形態において、前記突出反射構造は、前記底部に等間隔に又は不等間隔に配置される複数の突起を有する。
【0020】
いくつかの実施形態において、側面視で、前記突出反射構造と前記線型導光ユニットの前記底部とがなす夾角は、15度以上35度以下である。いくつかの実施形態において、前記夾角は、20度以上30度以下である。
【0021】
本発明に係る線型導光ユニットは、発光ユニットと協働しており、端部に位置する入光面と、底部に位置し、前記入光面に隣接して配置される突出反射構造と、を含み、光線は、前記入光面を介して前記線型導光ユニットに入射し、前記突出反射構造によって反射され、側面視で、前記突出反射構造と前記底部とがなす夾角は、15度以上35度以下である。
【0022】
いくつかの実施形態において、線型導光ユニットは、前記突出反射構造に対して前記線型導光ユニットの上部に位置する円弧状光出射構造をさらに含み、前記突出反射構造によって反射された前記光線は、前記円弧状光出射構造によって出射される。
【0023】
いくつかの実施形態において、前記夾角は、20度以上30度以下である。
【0024】
いくつかの実施形態において、線型導光ユニットは、前記底部に位置し、前記入光面に隣接して配置され、前記突出反射構造がその上に配置される段差構造をさらに含む。
【発明の効果】
【0025】
本発明に係る発光モジュール及びその線型導光ユニットは、入光面に隣接して設けられる段差構造を有することにより、発光ユニットの発光角度及びフィールド分布の影響を低減することができ、段差構造により入射光線と反射面との距離を短縮することにより、入射光線の反射経路を短くし、出射経路を短縮でき、その結果、光利用率を向上させることができる。また、本発明に係る発光モジュール及びその線型導光ユニットは、線型導光ユニットの出射面に位置する円弧状光出射構造を有することにより、散乱光を低減して出射光を集中させることができる。散乱光を回避するための他の反射構造に比べて、本発明に係る発光モジュールは、光出射効率をさらに向上させることができ、全体のコストを低減することができる。さらに、本発明に係る発光モジュール及びその線型導光ユニットは、底部に配置される突出反射構造を有することにより、光線の反射効率を向上させ、光利用率をさらに向上させることができる。
【0026】
本発明の目的及び特徴は、本発明の詳細な説明及び添付図面を参照することによってより良く理解されると考えられるが、添付図面は、参照及び説明のみを提供するものであり、本発明を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】本発明の第1実施形態に係る発光モジュールの概略分解図である。
図2A】本発明の第1実施形態に係る発光モジュールの断面図である。
図2B】本発明の第1実施形態に係る線型導光ユニットの側面図である。
図3】本発明の第2実施形態に係る発光モジュールの概略分解図である。
図4】本発明の第2実施形態に係る線型導光ユニットの側面図である。
図5】本発明の第3実施形態に係る線型導光ユニットの断面図である。
図6】本発明に係る線型導光ユニットの変化態様を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
本明細書で使用される「第1」、「第2」などの用語は、様々な部品、アセンブリ、領域、層、及び/又は部分を説明するものであり、これらの部品、アセンブリ、領域、層、及び/又は部分は、これらの用語によって限定されるべきではない。これらの用語は、一つの部品、アセンブリ、領域、層、又は部分を他の要素と区別するためにのみ使用される。本明細書で使用される「第1」、「第2」などの用語は、文脈が明確に示していない限り、順序や順番を意味するものではない。
【0029】
図1は、本発明の第1実施形態に係る発光モジュール1の概略分解図である。図2Aは、本発明の第1実施形態に係る発光モジュール1の断面図である。図2Bは、本発明の第1実施形態に係る線型導光ユニット11の側面図である。
【0030】
図1図2A及び図2Bに示すように、本発明の第1実施形態に係る発光モジュール1は、線型導光ユニット11と発光ユニット12とを含む。本発明に係る発光モジュール1は、例えば、線型コンタクトイメージセンサ(Contact Image Sensor,CIS)に用いることができる。コンタクトイメージセンサは、平面のグラフィックやテキスト等を有する文書をスキャンして特定の電子フォーマットに変換し、その後の保存、表示、送信に用いられる。コンタクトイメージセンサの主な用途としては、デスクトップスキャナ、ポータブルスキャナ、ファクシミリ、複合機などが挙げられる。
【0031】
線型導光ユニット11は、例えば、長軸D1に沿って直線的に延びる導光ロッドであってもよい。線型導光ユニット11は、入光面111及び段差構造112を有する。入光面111は、線型導光ユニット11の端部11Aに位置している。端部11Aは、線型導光ユニット11の短軸D2に沿って延在している。即ち、入光面111は、線型導光ユニット11の終端に位置している。
【0032】
段差構造112は、線型導光ユニット11の底部11B側に位置し、入光面111に隣接して設けられている。なお、線型導光ユニット11の底部11Bは、上部11Cに対して他方の面を示しており、本発明において、底部11Bは、線型導光ユニット11が主に光を反射する面である。いくつかの実施形態において、段差構造112は第1反射面112A及び第2反射面112Bを有してもよいが、これに限定されない。第1反射面112Aは入光面111に隣接し、第2反射面112Bは第1反射面112Aに隣接する。第1反射面112Aと第2反射面112Bは異なる平面に位置する。言い換えれば、段差構造112は入光面111を起点として、第1反射面112Aから第2反射面112Bまで降下する。第1反射面112Aと第2反射面112Bの間の段差Hは限定されず、第1反射面112Aと第2反射面112Bとの間は垂直面で接続され、又は傾斜面で接続されてもよいが、これらに限定されない。なお、第1反射面111Aの長さは、入射光線の反射経路を短くできる長さであれば特に限定されない。
【0033】
なお、段差構造112の段数は限定されず、即ち段差構造112は異なる平面上に位置する三つ以上の反射面を有してもよい。なお、上述と同様に、異なる反射面間の段差は限定されず、異なる反射面間は垂直に接してもよく、傾斜面で接してもよい。また、上述と同様に、各反射面の長さは限定されない。
【0034】
発光ユニット12は、入光面111に隣接して設けられている。発光ユニット12は、例えば、複数の発光ダイオード121を含んでもよい。発光ダイオードは、赤色発光ダイオード、オレンジ発光ダイオード、黄色発光ダイオード、緑色発光ダイオード、青色発光ダイオード、及び/又は紫色発光ダイオードなどを含んでもよい。発光ダイオードの形態は、有機発光ダイオードを含んでもよいが、これに限定されない。いくつかの実施形態において、発光ユニット12は、筐体122をさらに含んでもよい。これらの発光ダイオード121は、回路基板123上に設けられて筐体122内に設けられてもよいが、これに限定されない。なお、筐体122の開口形状は、例えば、線型導光ユニット11の外形形状に合わせて、発光ユニット12を線型導光ユニット11の端部11Aに固定することができるようにするとともに、これらの発光ダイオード121を線型導光ユニット11の入光面111に対応させて配置するようにしてもよい。もちろん、発光ユニット12は、筐体を含まず、発光ダイオード及び回路基板のみを有し、線型導光ユニット11の入光面111に直接組み付けることも可能である。
【0035】
このため、発光ユニット12は、光線L1を出射することができ、光線L1は、入光面111を介して線型導光ユニット11に入射する。線型導光ユニット11に入射した光線L1は、まず段差構造112の第1反射面112Aに反射され、線型導光ユニット11の上部11Cから射出される。言い換えれば、第1反射面112Aと第2反射面112Bとの間に段差Hがあるため(即ち、第1反射面112Aは第2反射面112Bより段差Hだけ高い)、入射光線L1と第1反射面112Aとの距離を短くすることができる。
【0036】
上述したように、本実施形態に係る発光モジュール1は、発光ユニット12の発光ダイオード121の発光角度及びフィールド分布の影響を低減でき、段差構造112によって入射光線L1と第1反射面112Aとの距離を短縮することにより、入射光線L1の反射経路を短くし、出射経路を短縮でき、その結果、発光モジュール1の光利用率を高めることができる。
【0037】
図3は、本発明の第2実施形態に係る発光モジュール2の概略分解図である。図4は、本発明の第2実施形態に係る線型導光ユニット21の側面図である。図3及び図4に示すように、本発明の第2実施形態に係る発光モジュール2は、線型導光ユニット21と発光ユニット22とを含む。発光ユニット22は、上記第1実施形態に係る発光ユニット12に類似するため、ここでは説明を省略する。本実施形態に係る発光モジュール2と上記第1実施形態に係る発光モジュール1とは、線型導光ユニット21が円弧状光出射構造213をさらに含む点で異なっている。円弧状光出射構造213は、段差構造212(例えば、第1反射面212A及び第2反射面212B)に対して線型導光ユニット21の上部21Cに位置し、段差構造212によって反射された光線は円弧状光出射構造213から射出する。
【0038】
なお、上述と同様に、段差構造212の段数は限定されず、即ち段差構造212は異なる平面上に位置する三つ以上の反射面を有してもよい。なお、上述と同様に、異なる反射面間の段差は限定されず、異なる反射面間は垂直に接してもよく、傾斜面で接してもよい。また、上述と同様に、各反射面の長さは限定されない。
【0039】
いくつかの実施形態において、円弧状光出射構造213は断面(例えば、図4に示す側面)において第1の幅W1を有し、線型導光ユニット21の底部21Bは断面において第2の幅W2を有し、第1の幅W1は第2の幅W2より大きい。いくつかの実施形態において、線型導光ユニット21は断面において第1の幅W1から第2の幅W2まで徐々に狭くなる。即ち、円弧状光出射構造213は、円弧面213Aを有し、線型導光ユニット21は、内側に向かって先細りとなった両側辺213B、213Cを有している。いくつかの実施形態において、線型導光ユニットの断面において両側辺213B、213Cがなす夾角θは、10.0度以上50.0度以下であってもよいが、これに限定されない。さらに、円弧状光出射構造213の第1の幅W1は、例えば2.00ミリメートル(mm)以上、5.00mm以下であってもよいが、これに限定されない。
【0040】
また、発光モジュール2において、線型導光ユニット21の断面積を発光ユニット22の発光面積よりも大きくするためには、線型導光ユニット21が所定高さPHを有する必要があり、円弧状光出射構造213の円弧面213Aの円の中心と所定高さPHとの間に間隔Sが設けられてもよい。いくつかの実施形態において、所定高さPHは、例えば2.5mmであってもよく、これに限定されないが、異なる発光ダイオードに応じて異なる所定高さPHを有してもよい。また、間隔Sは、例えば、0.00mm以上2.00mm以下であってもよく、これに限定されない。
【0041】
具体的には、間隔S、第1の幅W1及び夾角θを連動して調整することで、散乱光を低減し、出射光を集中させるためのより良い出射光角度を実現できる。いくつかの実施形態において、例えば間隔Sは0.00mm、第1の幅W1は3.00mm、夾角θは20.0度であってもよい。他の実施形態において、例えば間隔Sは0.00mm、第1の幅W1は3.50mm、夾角θは30.0度であってもよい。他の実施形態において、例えば間隔Sは0.00mm、第1の幅W1は4.00mm、夾角θは40.0度であってもよい。他の実施形態において、例えば間隔Sは0.75mm、第1の幅W1は3.00mm、夾角θは30.0度であってもよい。他の実施形態において、例えば間隔Sは0.75mm、第1の幅W1は3.50mm、夾角θは40.0度であってもよい。他の実施形態において、例えば間隔Sは0.75mm、第1の幅W1は4.00mm、夾角θは20.0度であってもよい。他の実施形態において、例えば間隔Sは1.50mm、第1の幅W1は3.00mm、夾角θは40.0度であってもよい。他の実施形態において、例えば間隔Sは1.50mm、第1の幅W1は3.50mm、夾角θは20.0度であってもよい。他の実施形態において、例えば間隔Sは1.50mm、第1の幅W1は4.00mm、夾角θは30.0度であってもよい。なお、上述したパラメータは例示的なものに過ぎず、異なるニーズに応じて、他の異なる設定が可能である。
【0042】
このようにして、発光ユニット22から出射された光線L1は、入光面211を介して線型導光ユニット21に入射することになる。線型導光ユニット21に入射した光線L1は、まず段差構造212の第1反射面212Aに反射され、線型導光ユニット21の上部21Cの円弧状光出射構造213から射出される。第1反射面212Aと第2反射面212Bとの間に段差Hがあるため(即ち、第1反射面212Aは第2反射面212Bより段差Hだけ高い)、入射光線L1と第1反射面212Aとの距離を短くすることができる。
【0043】
上述したように、本実施形態に係る発光モジュール2は、発光ユニット22の発光ダイオード221の発光角度及びフィールド分布の影響を低減でき、段差構造212によって入射光線L1と第1反射面212Aとの距離を短くすることができるので、入射光線L1の反射経路を短くし、出射経路を短縮でき、その結果、発光モジュール2の光利用率を高めることができる。
【0044】
また、従来技術では、光が伝達される間に一部の光が非出射面から出射する可能性があるため、従来の線状光源では、白色ケースの高反射表面特性を利用して、これらの光線を導光ロッドに再反射させて再利用する。しかし、従来構造の白色ケースは、その成形の制御が容易でなく、コストがかかるという問題がある。さらに、導光ロッドの表面に反射シートを貼り付けるとなると、コストアップにつながる。これに対し、本実施形態に係る発光モジュール2は、線型導光ユニット21の出射面に円弧状光出射構造213を有することで、散乱光を低減して出射光を集中させることができる。散乱光を回避するための他の反射構造に比べて、本実施形態に係る発光モジュール2は、光出射効率をさらに向上させることができ、全体のコストを低減することができる。
【0045】
図5は、本発明の第3実施形態に係る線型導光ユニット31の断面図である。図5に示すように、本発明の第3実施形態の線型導光ユニット31と上記第2実施形態の線型導光ユニット21とは、線型導光ユニット31が、段差構造を有しておらず、底部31Bに配置される突出反射構造314を有する点で異なっている。
【0046】
突出反射構造314は、底部31Bに間隔において配置される複数の突起314Aを有している。いくつかの実施形態において、これらの突起314Aは、底部31Bに等間隔に又は不等間隔に配置されてもよい。本実施形態では、これらの突起314Aが底部31Bに不等間隔に設けられている場合を例に挙げて説明するが、これに限定されない。さらに、これらの突起314Aの寸法は、同一であっても異なってもよい。本実施形態において、これらの突起314Aの寸法が入光面311から離れる方向に徐々に大きくなるように例を挙げて説明するが、これに限定されない。なお、突出反射構造314は、例えば、印刷、エッチング、又はレーザ溶融によって加工されることができる。
【0047】
なお、線型導光ユニット31は、上述した発光モジュール1、2にも適用可能であり、発光ユニット12、22と協働して発光モジュール1、2を構成することができる。その協働方法は上述したとおりであるので、ここでは説明を省略する。
【0048】
図6は、本発明に係る線型導光ユニット41の変化態様を示す断面図である。図6に示すように、本実施形態の線型導光ユニット41は、段差構造と突出反射構造414との両方を有し、突出反射構造414の複数の突起414Aは、底部41Bに等間隔に設けられており、これらの突起414Aの寸法は全て同じである。したがって、突出反射構造414は、異なるニーズに応じて異なる方法で設計することができる。
【0049】
再び図5を参照すると、これらの突起314Aは、例えばV型突起であってもよく、側面視で線型導光ユニット31の底部31Bとなす二つの夾角θ1、θ2を有する。いくつかの実施形態において、夾角θ1は30度以上60度以下、夾角θ2は15度以上35度以下であってもよいが、これに限定されない。具体的には、いくつかの実施形態において、例えば夾角θ1を30度とし、夾角θ2を30度としてもよい。他の実施形態において、例えば夾角θ1を60度とし、夾角θ2を35度としてもよい。別の実施形態において、例えば夾角θ1を60度とし、夾角θ2を30度としてもよい。別の実施形態において、例えば夾角θ1を60度とし、夾角θ2を25度としてもよい。別の実施形態において、例えば夾角θ1を60度とし、夾角θ2を20度としてもよい。なお、上述したパラメータは例示的なものに過ぎず、異なるニーズに応じて、他の異なる設定が可能である。
【0050】
上述したように、本実施形態の線型導光ユニット31、41は、底部31B、41Bに配置される突出反射構造314、414を有することにより、光線の反射効率を向上させ、光利用率をさらに向上させることができる。
【0051】
以上をまとめると、本発明に係る発光モジュール及びその線型導光ユニットは、入光面に隣接して設けられる段差構造を有することにより、発光ユニットの発光角度及びフィールド分布の影響を低減することができ、段差構造により入射光線と反射面との距離を短縮することにより、入射光線の反射経路を短くし、出射経路を短縮でき、その結果、光利用率を向上させることができる。また、本発明に係る発光モジュール及びその線型導光ユニットは、線型導光ユニットの出射面に位置する円弧状光出射構造を有することにより、散乱光を低減して出射光を集中させることができる。散乱光を回避するための他の反射構造に比べて、本発明に係る発光モジュールは、光出射効率をさらに向上させることができ、全体のコストを低減することができる。さらに、本発明に係る発光モジュール及びその線型導光ユニットは、底部に配置される突出反射構造を有することにより、光線の反射効率を向上させ、光利用率をさらに向上させることができる。
【0052】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもなく、本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の全ての範囲は以下の特許請求の範囲に基づくものであり、本発明の特許請求の範囲に合致する精神とその類似の変形例は、本発明の範囲に含まれるべきであり、当業者であれば、本発明の技術的範囲内において、容易に思いつくことができ、また、その変形例や修正例も、以下の特許請求の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0053】
1、2…発光モジュール
11、21、31、41…線型導光ユニット
11A…端部
11B、21B、31B…底部
11C、21C…上部
111、211…入光面
112、212…段差構造
112A、212A…第1反射面
112B、212B…第2反射面
213…円弧状光出射構造
213A…円弧面
213B、213C…側辺
314、414…突出反射構造
314A、414A…突起
12、22…発光ユニット
121…発光ダイオード
122…筐体
123…回路基板
D1…長軸
D2…短軸
H…段差
L1…光線
PH…所定高さ
S…間隔
W1…第1の幅
W2…第2の幅
θ、θ1、θ2…夾角
図1
図2A
図2B
図3
図4
図5
図6
【手続補正書】
【提出日】2024-02-21
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
入光面と円弧状光出射構造とを有する線型導光ユニットであって、前記入光面が前記線型導光ユニットの端部に位置し、前記円弧状光出射構造が前記線型導光ユニットの上部に位置する線型導光ユニットと、
前記入光面に配置される発光ユニットと、を含み、
前記発光ユニットから出射された光線は、前記入光面を介して前記線型導光ユニットに入射し、前記円弧状光出射構造によって出射される、発光モジュール。
【請求項2】
前記線型導光ユニットは、前記円弧状光出射構造に対して前記線型導光ユニットの底部に位置する突出反射構造をさらに含み、
前記光線は、前記突出反射構造によって反射されて前記円弧状光出射構造によって出射され、
側面視で、前記突出反射構造と前記底部とがなす夾角は、15度以上35度以下であり、
前記突出反射構造は、前記底部に等間隔に又は不等間隔に配置される複数の突起を有する、請求項1に記載の発光モジュール。
【請求項3】
前記夾角は、20度以上30度以下である、請求項に記載の発光モジュール。
【請求項4】
前記円弧状光出射構造は断面において第1の幅を有し、前記線型導光ユニットの底部は断面において第2の幅を有し、前記第1の幅は前記第2の幅より大きい、請求項に記載の発光モジュール。
【請求項5】
前記線型導光ユニットは断面において両側辺がなす夾角は10.0度以上50.0度以下である、請求項に記載の発光モジュール。
【請求項6】
前記線型導光ユニットは、第1反射面と第2反射面とをさらに有し、前記第1反射面及び前記第2反射面は前記底部に位置し、前記第1反射面は前記入光面に隣接し、前記第2反射面は前記第1反射面に隣接し、前記第1反射面と前記第2反射面は異なる平面に位置し、前記突出反射構造は前記第1反射面及び前記第2反射面に配置される、請求項に記載の発光モジュール。
【請求項7】
入光面と段差構造と、円弧状光出射構造とを有する線型導光ユニットであって、前記入光面が前記線型導光ユニットの端部に位置し、前記段差構造が前記線型導光ユニットの底部に位置しかつ前記入光面に隣接して配置され、前記円弧状光出射構造が前記段差構造に対して前記線型導光ユニットの上部に位置する線型導光ユニットと、
前記入光面に隣接して設けられる発光ユニットと、を含み、
前記発光ユニットから出射された光線は、前記入光面を介して前記線型導光ユニットに入射し、前記段差構造によって反射され、前記円弧状光出射構造によって出射される、発光モジュール。
【請求項8】
前記円弧状光出射構造は断面において第1の幅を有し、前記線型導光ユニットの前記底部は断面において第2の幅を有し、前記第1の幅は前記第2の幅より大きい、請求項に記載の発光モジュール。
【請求項9】
前記線型導光ユニットは断面において前記第1の幅から前記第2の幅まで徐々に狭くなる、請求項に記載の発光モジュール。
【請求項10】
前記線型導光ユニットは断面において両側辺がなす夾角は10.0度以上50.0度以下である、請求項に記載の発光モジュール。
【請求項11】
前記線型導光ユニットは、前記底部に配置される突出反射構造をさらに有する、請求項に記載の発光モジュール。
【請求項12】
前記突出反射構造は、前記底部に等間隔に又は不等間隔に配置される複数の突起を有する、請求項1に記載の発光モジュール。
【請求項13】
側面視で、前記突出反射構造と前記線型導光ユニットの前記底部とがなす夾角は、15度以上35度以下である、請求項1に記載の発光モジュール。
【請求項14】
前記夾角は、20度以上30度以下である、請求項1に記載の発光モジュール。
【請求項15】
発光ユニットと協働する線型導光ユニットであって、
端部に位置する入光面と、
部に位置し、前記入光面に隣接して設けられる円弧状光出射構造と、を含み、
光線は、前記入光面を介して前記線型導光ユニットに入射し、前記円弧状光出射構造によって出射される、線型導光ユニット。
【請求項16】
記円弧状光出射構造に対して前記線型導光ユニットの底部に位置して前記入光面に隣接して設けられる突出反射構造をさらに含み、側面視で、前記突出反射構造と前記底部とがなす夾角は、15度以上35度以下である、請求項1に記載の線型導光ユニット。
【請求項17】
前記夾角は、20度以上30度以下である、請求項1に記載の線型導光ユニット。
【請求項18】
前記底部に位置し、前記入光面に隣接して配置され、前記突出反射構造がその上に配置される段差構造をさらに含む、請求項1に記載の線型導光ユニット。
【手続補正書】
【提出日】2024-06-18
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
入光面と円弧状光出射構造とを有する線型導光ユニットであって、前記入光面が前記線型導光ユニットの端部に位置し、前記円弧状光出射構造が前記線型導光ユニットの上部に位置する線型導光ユニットと、
前記入光面に配置される発光ユニットと、を含み、
前記発光ユニットから出射された光線は、前記入光面を介して前記線型導光ユニットに入射し、前記円弧状光出射構造によって出射され、
前記円弧状光出射構造は断面において第1の幅を有し、前記線型導光ユニットの底部は断面において第2の幅を有し、前記第1の幅は前記第2の幅より大きい、発光モジュール。
【請求項2】
前記線型導光ユニットは、前記円弧状光出射構造に対して前記線型導光ユニットの底部に位置する突出反射構造をさらに含み、
前記光線は、前記突出反射構造によって反射されて前記円弧状光出射構造によって出射され、
側面視で、前記突出反射構造と前記底部とがなす夾角は、15度以上35度以下であり、
前記突出反射構造は、前記底部に等間隔に又は不等間隔に配置される複数の突起を有する、請求項1に記載の発光モジュール。
【請求項3】
前記夾角は、20度以上30度以下である、請求項2に記載の発光モジュール。
【請求項4】
前記線型導光ユニットは断面において両側辺がなす夾角は10.0度以上50.0度以下である、請求項に記載の発光モジュール。
【請求項5】
前記線型導光ユニットは、第1反射面と第2反射面とをさらに有し、前記第1反射面及び前記第2反射面は前記底部に位置し、前記第1反射面は前記入光面に隣接し、前記第2反射面は前記第1反射面に隣接し、前記第1反射面と前記第2反射面は異なる平面に位置し、前記突出反射構造は前記第1反射面及び前記第2反射面に配置される、請求項2に記載の発光モジュール。
【請求項6】
入光面と、段差構造と、円弧状光出射構造とを有する線型導光ユニットであって、前記入光面が前記線型導光ユニットの端部に位置し、前記段差構造が前記線型導光ユニットの底部に位置しかつ前記入光面に隣接して配置され、前記円弧状光出射構造が前記段差構造に対して前記線型導光ユニットの上部に位置する線型導光ユニットと、
前記入光面に隣接して設けられる発光ユニットと、を含み、
前記発光ユニットから出射された光線は、前記入光面を介して前記線型導光ユニットに入射し、前記段差構造によって反射され、前記円弧状光出射構造によって出射され、
前記円弧状光出射構造は断面において第1の幅を有し、前記線型導光ユニットの前記底部は断面において第2の幅を有し、前記第1の幅は前記第2の幅より大きい、発光モジュール。
【請求項7】
前記線型導光ユニットは断面において前記第1の幅から前記第2の幅まで徐々に狭くなる、請求項に記載の発光モジュール。
【請求項8】
前記線型導光ユニットは断面において両側辺がなす夾角は10.0度以上50.0度以下である、請求項に記載の発光モジュール。
【請求項9】
前記線型導光ユニットは、前記底部に配置される突出反射構造をさらに有する、請求項に記載の発光モジュール。
【請求項10】
前記突出反射構造は、前記底部に等間隔に又は不等間隔に配置される複数の突起を有する、請求項に記載の発光モジュール。
【請求項11】
側面視で、前記突出反射構造と前記線型導光ユニットの前記底部とがなす夾角は、15度以上35度以下である、請求項に記載の発光モジュール。
【請求項12】
前記夾角は、20度以上30度以下である、請求項1に記載の発光モジュール。
【請求項13】
発光ユニットと協働する線型導光ユニットであって、
端部に位置する入光面と、
上部に位置し、前記入光面に隣接して設けられる円弧状光出射構造と、を含み、
光線は、前記入光面を介して前記線型導光ユニットに入射し、前記円弧状光出射構造によって出射され、
前記円弧状光出射構造は断面において第1の幅を有し、前記線型導光ユニットの底部は断面において第2の幅を有し、前記第1の幅は前記第2の幅より大きい、線型導光ユニット。
【請求項14】
前記円弧状光出射構造に対して前記線型導光ユニットの底部に位置して前記入光面に隣接して設けられる突出反射構造をさらに含み、側面視で、前記突出反射構造と前記底部とがなす夾角は、15度以上35度以下である、請求項1に記載の線型導光ユニット。
【請求項15】
前記夾角は、20度以上30度以下である、請求項1に記載の線型導光ユニット。
【請求項16】
前記底部に位置し、前記入光面に隣接して配置され、前記突出反射構造がその上に配置される段差構造をさらに含む、請求項1に記載の線型導光ユニット。