(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024169245
(43)【公開日】2024-12-05
(54)【発明の名称】独立ホッパを有するキャップ
(51)【国際特許分類】
B65D 51/28 20060101AFI20241128BHJP
【FI】
B65D51/28 100
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023094571
(22)【出願日】2023-06-08
(31)【優先権主張番号】202310597955.9
(32)【優先日】2023-05-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】523218485
【氏名又は名称】大興安嶺至臻尚品寒帯生物技術有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100145470
【弁理士】
【氏名又は名称】藤井 健一
(72)【発明者】
【氏名】劉巍
【テーマコード(参考)】
3E084
【Fターム(参考)】
3E084BA02
3E084CA01
3E084DA01
3E084DB12
3E084DC03
3E084FA09
3E084GA01
3E084GB01
(57)【要約】 (修正有)
【課題】液体と試薬の一体式貯蔵を実現し、即時に試薬を添加することが可能になり、より使いやすい独立ホッパを有するキャップの提供。
【解決手段】ボトル口接続キャップと押圧キャップを含み、前記ボトル口接続キャップの上端に、前記押圧キャップと連係する接続筒部が固定接続され、前記接続筒部内に、バブルキャップホッパが設けられ、バブルキャップホッパ内に、内容物が収容され、前記バブルキャップホッパの開口端に、位置制限止め輪が固定接続され、前記位置制限止め輪に、シールアルミニウム箔が固定接続され、前記押圧キャップの内上面に、前記バブルキャップホッパと連係する押圧突起部が固定接続されている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ボトル口接続キャップ(1)と押圧キャップ(2)を含み、前記ボトル口接続キャップ(1)の上端に、前記押圧キャップ(2)と連係する接続筒部(3)が固定接続され、前記接続筒部(3)内に、バブルキャップホッパ(4)が設けられ、バブルキャップホッパ(4)内に、内容物が収容され、前記バブルキャップホッパ(4)の開口端に、位置制限止め輪(5)が固定接続され、前記位置制限止め輪(5)に、シールアルミニウム箔(11)が固定接続され、前記押圧キャップ(2)の内上面に、前記バブルキャップホッパ(4)と連係する押圧突起部(10)が固定接続されていることを特徴とする独立ホッパを有するキャップ。
【請求項2】
前記ボトル口接続キャップ(1)内に、前記位置制限止め輪(5)と連係する保護止め輪(6)が摺動可能に接続されることを特徴とする請求項1に記載の独立ホッパを有するキャップ。
【請求項3】
前記バブルキャップホッパ(4)はプラスチック素材であることを特徴とする請求項1に記載の独立ホッパを有するキャップ。
【請求項4】
前記ボトル口接続キャップ(1)と押圧キャップ(2)の間に、固定ストリップ(7)が固定接続され、前記固定ストリップ(7)の上下両側の端面は、ボトル口接続キャップ(1)、押圧キャップ(2)との間に、何れもドット状接続ブロック(8)が固定接続されることを特徴とする請求項1に記載の独立ホッパを有するキャップ。
【請求項5】
前記固定ストリップ(7)の一端に、L型突起部(9)が固定接続されることを特徴とする請求項1に記載の独立ホッパを有するキャップ。
【請求項6】
ボトル口接続キャップ(1)の内径は接続筒部(3)の内径より大きく、前記位置制限止め輪(5)の直径は接続筒部(3)の内径より大きいことを特徴とする請求項1に記載の独立ホッパを有するキャップ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はキャップの技術分野に関し、特に独立ホッパを有するキャップに関する。
【背景技術】
【0002】
科学技術の発展に伴い、さまざまな飲み物が人々の生活に入り込んでいるが、既存の飲み物はすべて水と飲料を実際に混合してボトルに保存しているので、混合物の水を混合すると賞味期限が大幅に短縮され、飲み物の賞味期限を高めるために、一部の飲み物は飲料試薬と液体をサブパッケージで製造しているが、この方式は携帯に不便であり、サブパッケージの紛失にもつながりやすい。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本発明が解決しようとする技術的問題は以上の欠陥を克服し、独立ホッパを有するキャップを提供し、液体と試薬の一体式貯蔵を実現し、即時に試薬を添加することが可能になり、より使いやすい。
【0004】
上記技術的課題を解決するために、本発明が提供する技術的手段は、
独立ホッパを有するキャップであり、
ボトル口接続キャップと押圧キャップを含み、前記ボトル口接続キャップの上端に、前記押圧キャップと連係する接続筒部が固定接続され、前記接続筒部内に、バブルキャップホッパが設けられ、バブルキャップホッパ内に、内容物が収容され、前記バブに、シールアルミニウム箔が固定接続され、前記押圧キャップの内上面に、前記バブルキャップホッパと連係する押圧突起部が固定接続されている。
【0005】
更なる改善として、前記ボトル口接続キャップ内に、前記位置制限止め輪と連係する保護止め輪が摺動可能に接続される。
【0006】
更なる改善として、前記バブルキャップホッパはプラスチック素材である。
【0007】
更なる改善として、前記ボトル口接続キャップと押圧キャップの間に、固定ストリップが固定接続され、前記固定ストリップの上下両側の端面は、ボトル口接続キャップ、押圧キャップとの間に、何れもドット状接続ブロックが固定接続される。
【0008】
更なる改善として、前記固定ストリップの一端に、L型突起部が固定接続される。
【0009】
更なる改善として、前記ボトル口接続キャップの内径は接続筒部の内径より大きく、前記位置制限止め輪の直径は接続筒部の内径より大きい。
【発明の効果】
【0010】
本発明の従来技術との利点は、バブルキャップホッパにより飲み物の試薬を収容することができ、キャップを介して飲み物の試薬が収納されるバブルキャップホッパを飲料ボトルとを一体的に接続し、飲み物の試薬を混合する必要がある場合には、押圧キャップと押圧ブロックを押圧することによりバブルキャップホッパ内の内容物を押出すればよい。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明に係る独立ホッパを有するキャップの爆発図である。
【
図2】本発明に係る独立ホッパを有するキャップの正面図である。
【
図3】本発明に係る独立ホッパを有するキャップのB-B箇所の断面図である。
【
図4】本発明に係る独立ホッパを有するキャップの斜視図である。
【
図5】本発明に独立ホッパを有するキャップのバブルキャップホッパの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態における図面を結合して、本発明の実施形態における技術的態様を明確に、完全に説明する。明らかに、説明された実施形態は本発明の一部の実施形態にすぎず、すべての実施形態ではない。本発明における実施形態に基づいて、当業者が創造的な労働を行うことなく取得した他のすべての実施形態は、本発明の保護の範囲に属する。
【0013】
図1-
図5に示すように、独立ホッパを有するキャップであり、ボトル口接続キャップ1と押圧キャップ2を含み、前記ボトル口接続キャップ1の上端に、前記押圧キャップ2と連係する接続筒部3が固定接続され、前記ボトル口接続キャップ1の内径は接続筒部3の内径より大きく、前記接続筒部内3に、バブルキャップホッパ4が設けられ、前記バブルキャップホッパ4はプラスチック素材であり、バブルキャップホッパ4内に、内容物が収容され、前記バブルキャップホッパ4の開口端に、位置制限止め輪5が固定接続さ
れ、前記位置制限止め輪5に、シールアルミニウム箔11が固定接続され、位置制限止め輪5とシールアルミニウム箔11はホットプレス接合され、前記位置制限止め輪5の直径は接続筒部の内径より大きく、前記押圧キャップ2の内上面に、前記バブルキャップホッパ4と連係する押圧突起部10が固定接続され、前記ボトル口接続キャップ1内に、前記位置制限止め輪5と連係する保護止め輪6が摺動可能に接続され、前記ボトル口接続キャップ1と押圧キャップ2の間に、固定ストリップ7が固定接続され、前記固定ストリップ7の上下両側の端面は、ボトル口接続キャップ1、押圧キャップ2との間に、何れもドット状接続ブロック8が固定接続され、前記固定ストリップ7の一端に、L型突起部9が固定接続される。
【0014】
具体的な使用において、ボトル口接続キャップ1と飲料ボトルを取り付けて接続し、ボトル口接続キャップ1と飲料ボトルは通常のねじ接続であり、この時、飲料ボトルの口は保護止め輪6を上側に押してスライドさせ、位置制限止め輪5を保護止め輪6と接続筒部3の下端の間にクランプし、バブルキャップホッパ4内の内容物を飲料ボトルに加える必要がある時、L型突起部9を引き出し、固定ストリップ7を引き裂き、押圧キャップ2を下方向に強くたたいて、押圧キャップ2の内壁を接続筒部3の外壁に沿って下方向にスライドさせるとともに、押圧キャップ2によって押圧突起部10を下方向にスライドさせ、バブルキャップホッパ4に接触させて、バブルキャップホッパ4に圧縮変形を発生させ、バブルキャップホッパ4の内部圧力を増大させ、シールアルミニウム箔11を破裂させ、バブルキャップホッパ4の内容物を流出させ、飲料ボトル内に落下して液体と混合する
【0015】
なお、本明細書では、第1および第2などの関係用語は、必ずしもこれらのエンティティまたは操作間にそのような実際の関係または順序が存在することを要求または暗示することなく、1つのエンティティまたは操作を別のエンティティまたは操作と区別するためにのみ使用される。さらに、用語「含む」、「含む」、またはその他の任意のバリエーションは、一連の要素を含むプロセス、方法、物品、または装置がそれらの要素だけでなく、明示的にリストされていない他の要素も含むように、非排他的な包含を包含することを意図しており、またはそのようなプロセス、方法、物品、または装置に固有の要素も含む。
【0016】
本発明の実施形態が示され説明されているが、本発明の原理及び精神を逸脱することなく、本発明の範囲は添付の請求項及びその均等物によって規定される本発明の範囲を変更、変更、置換及び変形することができることは、当業者には理解されるであろう。
【0017】
以上、本発明及びその実施の形態について説明したが、このような説明は限定されず、図面に示されているのも本発明の実施の形態の1つであり、実際の構成はこれに限定されない。要するに、当業者がその啓示を受けて、本発明の創造趣旨を逸脱することなく、創造的に当該技術案と類似した構造様式及び実施例を設計しない場合、いずれも本発明の保護範囲に属すべきである。
【符号の説明】
【0018】
1、ボトル口接続キャップ;2、押圧キャップ;3、接続筒部;4、バブルキャップホッパ;5、位置制限止め輪;6、保護止め輪;7、固定ストリップ;8、ドット状接続ブロック;9、L型突起部;10、押圧突起部;11、シールアルミニウム箔。