(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024169270
(43)【公開日】2024-12-05
(54)【発明の名称】光減衰補償機能を備えた照明装置およびその方法
(51)【国際特許分類】
H05B 45/12 20200101AFI20241128BHJP
H05B 47/19 20200101ALI20241128BHJP
【FI】
H05B45/12
H05B47/19
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023175670
(22)【出願日】2023-10-11
(31)【優先権主張番号】202310585992.8
(32)【優先日】2023-05-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ZIGBEE
(71)【出願人】
【識別番号】317016394
【氏名又は名称】厦門普為光電科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100185694
【弁理士】
【氏名又は名称】山下 隆志
(72)【発明者】
【氏名】林智榮
(72)【発明者】
【氏名】林桂欽
(72)【発明者】
【氏名】盧福星
【テーマコード(参考)】
3K273
【Fターム(参考)】
3K273PA10
3K273QA02
3K273QA21
3K273QA33
3K273RA02
3K273RA14
3K273RA15
3K273SA04
3K273SA35
3K273SA38
3K273SA46
3K273TA04
3K273TA08
3K273TA15
3K273TA26
3K273TA54
3K273TA71
3K273UA22
3K273UA24
3K273UA25
(57)【要約】
【課題】光減衰補償機能を備えた照明装置及びその方法を提供する。
【解決手段】
光減衰補償機能を有する照明装置は、複数の発光モジュール、記憶モジュール、駆動モジュール、照度検出モジュール及び制御モジュールを含む。記憶モジュールは、プリセット位置の初期照度値を記憶し、プリセット位置と複数の発光モジュールの間にプリセット距離を有する。駆動モジュールは複数の発光モジュールのうちの1つを駆動する駆動電流を生成する。照度検出モジュールは、ターゲット位置の現在の照度値を検出し、ターゲット位置と複数の発光モジュールの間にプリセット距離を有する。制御モジュールは、現在の照度値を受け取り、光減衰補償モードを実行する。制御モジュールは、光減衰補償モードで初期照度値と現在の照度値を比較して光減衰量を取得し、現在の照度値が初期照度値と等しくなるまで駆動電流を増加させて現在の照度値を増加させることで光減衰量を補償する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の発光モジュールと、
プリセット位置の初期照度値を記憶し、前記プリセット位置と前記複数の発光モジュールとの間にはプリセット距離を有する記憶モジュールと、
前記複数の発光モジュールのうち1つを駆動するための駆動電流を生成する駆動モジュールと、
ターゲット位置の現在の照度値を検出し、前記ターゲット位置と前記複数の発光モジュールとの間に前記プリセット距離を有する照度検出モジュールと、
前記現在の照度値を受け取り、光減衰補償モードを実行する制御モジュールと、
を含み、
前記制御モジュールは、前記光減衰補償モードにおいて前記初期照度値と前記現在の照度値を比較して光減衰量を取得し、前記現在の照度値が前記初期照度値と等しくなるまで前記駆動電流を増加させて前記現在の照度値を増加させることで前記光減衰量を補償することを特徴とする光減衰補償機能を備えた照明装置。
【請求項2】
前記制御モジュールは、前記光減衰補償モードを周期的に実行することを特徴とする請求項1に記載の光減衰補償機能を備えた照明装置。
【請求項3】
前記記憶モジュールは、各前記発光モジュールのプリセット最大駆動電流を更に記憶し、前記制御モジュールは、前記駆動電流が前記プリセット最大駆動電流を超えるとスイッチングモードに入り、前記スイッチングモードにおいて前記駆動モジュールを別の前記発光モジュールに切り替えることを特徴とする請求項1に記載の光減衰補償機能を備えた照明装置。
【請求項4】
前記制御モジュールは、前記スイッチングモードを実行した後、再び前記光減衰補償モードを実行することを特徴とする請求項3に記載の光減衰補償機能を備えた照明装置。
【請求項5】
前記現在の照度値を受け取って前記制御モジュールに送信する通信モジュールをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の光減衰補償機能を備えた照明装置。
【請求項6】
記憶モジュールによってプリセット位置の初期照度値を記憶し、前記プリセット位置と複数の発光モジュールとの間にプリセット距離を有するステップと、
駆動モジュールによって前記複数の発光モジュールのうちの1つを駆動するための駆動電流を生成するステップと、
照度検出モジュールによってターゲット位置の現在の照度値を検出し、前記ターゲット位置と前記複数の発光モジュールとの間に前記プリセット距離を有するステップと、
前記制御モジュールによって前記現在の照度値を受け取り、光減衰補償モードを実行し、前記初期照度値と前記現在の照度値を比較して光減衰量を取得し、前記現在の照度値が前記初期照度値と等しくなるまで前記駆動電流を増加させて前記現在の照度値を増加させることで前記光減衰量を補償するステップと、
を含むことを特徴とする照明装置の光減衰補償方法。
【請求項7】
前記制御モジュールによって前記光減衰補償モードを周期的に実行するステップを更に含むことを特徴とする請求項6に記載の照明装置の光減衰補償方法。
【請求項8】
前記記憶モジュールによって各前記発光モジュールのプリセット最大駆動電流を記憶するステップと、
前記駆動電流が前記プリセット最大駆動電流を超えると、前記制御モジュールによってスイッチングモードに入り、前記駆動モジュールを別の前記発光モジュールに切り替えるステップと、
を更に含むことを特徴とする請求項6に記載の照明装置の光減衰補償方法。
【請求項9】
前記制御モジュールによって前記スイッチングモードが実行された後に再び前記光減衰補償モードを実行するステップを更に含むことを特徴とする請求項8に記載の照明装置の光減衰補償方法。
【請求項10】
前記制御モジュールによって前記現在の照度値を受け取り、前記光減衰補償モードを実行して前記初期照度値と前記現在の照度値を比較して前記光減衰量を取得し、前記現在の照度値が前記初期照度値と等しくなるまで前記駆動電流を増加させて前記現在の照度値を増加させることで前記光減衰量を補償するステップは、
前記通信モジュールによって前記現在の照度値を受け取り、前記制御モジュールに送信することを更に含むことを特徴とする請求項6に記載の照明装置の光減衰補償方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明装置に関し、特に光減衰補償機能を備えた照明装置に関する。本発明は、また、照明装置に用いる光減衰補償方法に関する。
【背景技術】
【0002】
発光ダイオード照明装置は、低消費電力、長寿命、高輝度、環境保護という利点があるため、さまざまな建物に広く応用されている。しかし、従来の発光ダイオード照明装置には、依然として改善すべき多くの欠点がある。例えば、従来の発光ダイオード照明装置の光減衰量は、使用時間の増加に伴って益々深刻になる。また、光減衰補償機能を備えた従来の発光ダイオード照明装置は、通常、発光ダイオードの光減衰量を検出し、光減衰量に応じて駆動電流を増加させることにより照度補償を行う。しかし、駆動電流を増加させると消費電力も増加し、エネルギーの浪費を招く。従来の光減衰補償機能を備えた発光ダイオード照明装置の中には、グローブ内部の照度変化を検出して照度補償を行うものもある。ただし、使用時間が増加するにつれて、発光ダイオード照明装置のグローブの光透過率も変化する。従来の光減衰補償機能は、グローブの光透過率の変化によって引き起こされる光減衰現象を効果的に補償することができない。
【0003】
中国特許出願公開第113597041号明細書、中国特許出願公開第115426735号明細書及び米国特許第10506687号明細書は、何れも光減衰補償技術を公開しているが、依然として従来技術における上述の技術的問題を効果的に解決することができていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】中国特許出願公開第113597041号明細書
【特許文献2】中国特許出願公開第115426735号明細書
【特許文献3】米国特許第10506687号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、光減衰補償機能を備えた照明装置及びその方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態に基づき、複数の発光モジュール、記憶モジュール、駆動モジュール、照度検出モジュール及び制御モジュールを含む光減衰補償機能を有する照明装置を提供する。記憶モジュールは、プリセット位置の初期照度値を記憶し、プリセット位置と複数の発光モジュールとの間にプリセット距離を有する。駆動モジュールは、複数の発光モジュールのうちの1つを駆動するための駆動電流を生成する。照度検出モジュールは、ターゲット位置の現在の照度値を検出し、ターゲット位置と複数の発光モジュールとの間にプリセット距離を有する。制御モジュールは、現在の照度値を受け取り、光減衰補償モードを実行する。制御モジュールは、光減衰補償モードにおいて初期照度値と現在の照度値を比較して光減衰量を取得し、現在の照度値が初期照度値と等しくなるまで駆動電流を増加させて現在の照度値を増加させることで光減衰量を補償する。
【0007】
一実施形態において、制御モジュールは、光減衰補償モードを周期的に実行する。
【0008】
一実施形態において、記憶モジュールは、各発光モジュールのプリセット最大駆動電流を更に記憶し、制御モジュールは、駆動電流がプリセット最大駆動電流を超えるとスイッチングモードに入り、スイッチングモードにおいて駆動モジュールを別の発光モジュールに切り替える。
【0009】
一実施形態において、制御モジュールは、スイッチングモードを実行した後、再び光減衰補償モードを実行する。
【0010】
一実施形態において、照明装置は、通信モジュールを更に含む。通信モジュールは、現在の照度値を受け取って制御モジュールに送信する。
【0011】
本発明の別の実施形態に基づき、記憶モジュールによってプリセット位置の初期照度値を記憶し、前記プリセット位置と複数の発光モジュールとの間にプリセット距離を有するステップと、駆動モジュールによって前記複数の発光モジュールのうちの1つを駆動するための駆動電流を生成するステップと、照度検出モジュールによってターゲット位置の現在の照度値を検出し、ターゲット位置と複数の発光モジュールとの間にプリセット距離を有するステップと、制御モジュールによって現在の照度値を受け取り、光減衰補償モードを実行し、初期照度値と現在の照度値を比較して光減衰量を取得し、現在の照度値が初期照度値と等しくなるまで駆動電流を増加させて現在の照度値を増加させることで光減衰量を補償するステップと、を含む照明装置の光減衰補償方法を提供する。
【0012】
一実施形態において、光減衰補償方法は、制御モジュールによって光減衰補償モードを周期的に実行するステップを更に含む。
【0013】
一実施形態において、記憶モジュールによって各発光モジュールのプリセット最大駆動電流を記憶するステップと、駆動電流がプリセット最大駆動電流を超えると、制御モジュールによってスイッチングモードに入り、駆動モジュールを別の発光モジュールに切り替えるステップと、を更に含む。
【0014】
一実施形態において、制御モジュールによってスイッチングモードが実行された後に再び光減衰補償モードを実行する。
【0015】
一実施形態において、制御モジュールによって現在の照度値を受け取り、光減衰補償モードを実行して初期照度値と現在の照度値を比較して光減衰量を取得し、現在の照度値が初期照度値と等しくなるまで駆動電流を増加させて現在の照度値を増加させることで光減衰量を補償するステップは、通信モジュールによって現在の照度値を受け取り、制御モジュールに送信することを更に含む。
【発明の効果】
【0016】
上記に基づいて、本発明の実施形態による光減衰補償機能を備えた照明装置及びその方法は、以下の利点の1つ以上を有することができる。
(1)本発明の一実施形態において、照明装置は、複数の発光モジュール、記憶モジュール、駆動モジュール、照度検出モジュール及び制御モジュールを含む。記憶モジュールは、ターゲット位置の初期照度値を記憶する。駆動モジュールは、複数の照明装置のうちの1つを駆動するための駆動電流を生成する。照度検出モジュールは、ターゲット位置の現在の照度値を検出する。制御モジュールは、光減衰補償モードを実行することができる。制御モジュールが光減衰補償モードを実行すると、制御モジュールは、初期照度値と現在の照度値を比較して光減衰量を取得し、駆動電流を増加させて現在の照度値を増加させて光減衰量を補償する。上述の光減衰補償機能により、照明装置の光減衰量を効果的に補償できるため、ターゲット位置の現在の照度値を常に一定に保つことができ、照明装置が実際の応用の要求を満たすことができる。
(2)本発明の一実施形態において、照明装置は、外部照度検出モジュールによってターゲット位置の現在の照度値を検出し、制御モジュールによって光減衰補償モードを実行することができる。したがって、照明装置のグローブの光透過率が低下したとしても、上述の光減衰補償機能は、依然として照明装置の光減衰量を効果的に補償することができる。したがって、照明装置の応用は、より広範囲になり、実際の応用の要求をよりよく満たすことができる。
(3)本発明の一実施形態において、照明装置は、複数の発光モジュールを含み、制御モジュールによって駆動電流がプリセット最大駆動電流を超えると、スイッチングモードを実行することができる。制御モジュールがスイッチングモードを実行すると、制御モジュールは、駆動モジュールを別の発光モジュールに切り替えて発光モジュールを駆動する。上述の省電力スイッチングメカニズムを介して、照明装置の消費電力は、光減衰補償機能により増加することがないため、照明装置をより省エネルギーにさせ、将来の発展の趨勢に適合させることができる。
(4)本発明の一実施形態では、照明装置は、複数の発光モジュールを含み、制御モジュールによって駆動電流がプリセット最大駆動電流を超えると、スイッチングモードを実行することができる。制御モジュールがスイッチングモードを実行すると、制御モジュールは、駆動モジュールを別の発光モジュールに切り替えて発光モジュールを駆動する。上記の省電力スイッチングメカニズムは、照明装置の消費電力の増加を回避するだけでなく、更に照明装置の使用寿命を効果的に延ばすことができる。
(5)本発明の一実施形態では、照明装置は、スイッチングモード実行後に再び光減衰補償モードを実行することができるため、ターゲット位置の現在の照度値を常に一定に保つことができる。したがって、照明装置は、良好な使用感を提供することができる。
(6)本発明-実施形態では、照明装置の設計が簡単であるため、コストを大幅に増加させることなく所望の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本発明の一実施形態の光減衰補償機能を備えた照明装置のブロック図である。
【
図2】本発明の別の実施形態の光減衰補償機能を備えた照明装置のブロック図である。
【
図3】本発明の別の実施形態の照明装置の光減衰補償方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下の実施形態では、本発明の詳細な特徴及び利点を説明し、その内容は、当業者に本発明の技術内容を理解し、それに応じて実施可能にさせるのに十分であり、且つ本明細書の開示内容、特許請求の範囲及び図面により、当業者が本発明に関する目的及び利点を容易に理解できるようにする。
【0019】
以下では、関連する図面を参照し、本発明の光減衰補償機能を備えた照明装置及びその方法の実施形態について説明するが、分かり易く且つ図面で説明し易くするために、図面内の各部材は、寸法及び比率を誇張又は縮小して示し得る。以下の説明及び/又は特許請求の範囲において、部材が別の部材に「接続」又は「結合」すると述べる場合、それは、当該別の部材に直接的な接続又は結合してもよく、仲介する部材が存在してもよい。部材が別の部材に「直接接続」又は「直接結合」すると述べる場合、仲介する部材が存在せず、部材又は層間の関係を説明するための他の用語についても同様に解釈されるべきである。理解し易くするため、以下の実施形態における同じ部材は、同じ符号で示して説明する。
【0020】
図1は、本発明の一実施形態の光減衰補償機能を備えた照明装置のブロック図である。同図に示すように、照明装置1は、複数の発光モジュール15、記憶モジュール12、駆動モジュール14、照度検出モジュール13及び制御モジュール11を含む。
【0021】
前記複数の発光モジュール15は、駆動モジュール14に接続される。本実施形態では、照明装置1は、3つの発光モジュール15を有する(図では2つの発光モジュール15のみを示す)。一実施形態では、発光モジュール15の光源は、発光ダイオード(LED)、発光ダイオードアレイ、蛍光灯、電球又は他の類似の部材であってよい。
【0022】
駆動モジュール14は、上記3つの発光モジュール15のうちの1つを駆動するための初期の駆動電流を生成する。したがって、1つの発光モジュール15のみがオン状態となり、他の2つの発光モジュール15はオフ状態となる。一実施形態では、駆動モジュール14は、発光ダイオードドライバ又は他の従来の光源のドライバである。
【0023】
制御モジュール11は、駆動モジュール14に接続され、駆動モジュール14を制御して駆動電流を生成する。一実施形態では、制御モジュール11は、マイクロコントローラ(MCU)、中央処理装置(CPU)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、又は他の類似の部材であってよい。
【0024】
記憶モジュール12は、プリセット位置の初期照度値を記憶する。プリセット位置と複数の発光モジュール15との間にプリセット距離を有する。プリセット距離は、1メートル、2メートル、3メートルなど、実際の必要に応じて設定することができる。したがって、記憶モジュール12は、異なるプリセット距離にそれぞれ対応する複数の初期照度値を記憶することもできる。初期照度値は、照明装置1の製造業者によって設定され、記憶モジュール12に記憶され得る。一実施形態では、記憶モジュール12は、フラッシュメモリ、メモリカード、又は他の類似の部材であってよい。
【0025】
照度検出モジュール13は、ターゲット位置又はターゲット位置の近くに設置され、ターゲット位置の現在の照度値を検出することができる。ターゲット位置と前記複数の発光モジュール15との間にもプリセット距離を有する。一実施形態では、照度検出モジュール13は、照度センサ、光センサ、照度計又は他の類似の部材であってよい。
【0026】
ここで、制御モジュール11は、照度検出モジュール13から現在の照度値を受け取り、光減衰補償モードを実行することができる。制御モジュール11が光減衰補償モードを実行している時、制御モジュール11は、初期照度値と現在の照度値を比較して光減衰量を取得する。
【0027】
その後、制御モジュール11は、光減衰量に応じて補償電流を生成するように駆動モジュール14を制御し、発光モジュール15に出力される駆動電流を増加させ、これにより現在の照度値を増加させる。現在の照度値が初期照度値と等しい場合、制御モジュール11は、発光モジュール15に出力される駆動電流の増加を停止するように駆動モジュール14を制御する。上記の光減衰補償モードによって、制御モジュール11は、光減衰量を効果的に補償することができる。制御モジュール11は、光減衰補償モードを周期的に実行して、ターゲット位置の現在の照度値を常に一定に保つように確保できる。
【0028】
上記から、照明装置1は、外部の1つの照度検出モジュール13を介してターゲット位置の現在の照度値を検出し、制御モジュール11を介して光減衰補償モードを実行できることがわかる。したがって、照明装置1のグローブの光透過率が低下した場合であっても、上述の光減衰補償機能により、依然として照明装置1の光減衰量を効果的に補償することができる。
【0029】
また、ユーザは、電子装置(スマートフォン、タブレットPC、ノートパソコンなど)を介して照明装置1に接続し、対応するアプリケーションプログラムを介して上述の初期照度値を調整し、ユーザの要求を満たすことができる。
【0030】
更に、記憶モジュール12は、各発光モジュール15のプリセット最大駆動電流を記憶することもできる。プリセット最大駆動電流は、製造業者によって提供され、照明装置1の光電パラメータに基づいて計算することができる。制御モジュール11は、駆動電流がプリセット最大駆動電流を超えたと判断すると、スイッチングモードに入る。制御モジュール11がスイッチングモードを実行する場合、制御モジュール11は、駆動モジュール14を別の発光モジュール15に切り替え、初期駆動電流で発光モジュール15を駆動するように駆動モジュール14を制御する。そして、制御モジュール11は、スイッチングモードの実行後に再び光減衰補償モードを実行し、ターゲット位置の現在の照度値を常に一定に保つように確保することができる。
【0031】
上記から、制御モジュール11は、光減衰補償モードを実行し、初期照度値と現在の照度値を比較して光減衰量を取得し、駆動電流を増加させて現在の照度値を増加させ、光減衰量を補償できることが分かる。上記の光減衰補償機能により、照明装置1の光減衰量を効果的に補償することができるため、ターゲット位置の現在の照度値を常に一定に保つことができ、照明装置1は実際の応用の必要を満たすことができる。
【0032】
また、制御モジュール11は、駆動電流がプリセット最大駆動電流を超える場合、スイッチングモードを実行し、駆動モジュール14を別の発光モジュール15に切り替えて発光モジュール15を駆動することができる。上述の省電力切替メカニズムを介して、照明装置1の消費電力は、光減衰補償機能により増加することがないため、照明装置1をより省エネルギーにすることができ、将来の発展の趨勢に適合させることができる。同時に、上述の省電力切替メカニズムは、照明装置1の使用寿命を延ばすこともできる。また、照明装置1は、スイッチングモードを実行した後、再び光減衰補償モードを実行することができるため、ターゲット位置の現在の照度値を常に一定に保つことができる。したがって、照明装置1は、良好な使用感を提供することができる。
【0033】
当然ながら、本実施形態は、例示説明に用いるのみであって本発明の範囲を制限するものではなく、本実施形態の光減衰補償機能を備えた照明装置1基づいて行う均等の修正又は変更は、依然として本発明の保護範囲に含まれるべきである。
【0034】
なお、従来の発光ダイオード照明装置の光減衰量は、使用時間の増加に伴って益々深刻になる。また、光減衰補償機能を備えた従来の発光ダイオード照明装置は、通常、発光ダイオードの光減衰量を検出し、光減衰量に応じて駆動電流を増加させることにより照度補償を行う。しかし、駆動電流を増加させると消費電力も増加し、エネルギーの浪費を招く。従来の光減衰補償機能を備えた発光ダイオード照明装置の中には、グローブ内部の照度変化を検出して照度補償を行うものもある。ただし、使用時間が増加するにつれて、発光ダイオード照明装置のグローブの光透過率も変化する。従来の光減衰補償機能は、グローブの光透過率の変化によって引き起こされる光減衰現象を効果的に補償することができない。これに対して、本発明の実施形態によれば、照明装置は、複数の発光モジュール、記憶モジュール、駆動モジュール、照度検出モジュール及び制御モジュールを含む。記憶モジュールは、ターゲット位置の初期照度値を記憶する。駆動モジュールは、複数の照明装置のうちの1つを駆動するための駆動電流を生成する。照度検出モジュールは、ターゲット位置の現在の照度値を検出する。制御モジュールは、光減衰補償モードを実行することができる。制御モジュールが光減衰補償モードを実行すると、制御モジュールは、初期照度値と現在の照度値を比較して光減衰量を取得し、駆動電流を増加させて現在の照度値を増加させて光減衰量を補償する。上述の光減衰補償機能により、照明装置の光減衰量を効果的に補償できるため、ターゲット位置の現在の照度値を常に一定に保つことができ、照明装置が実際の応用の要求を満たすことができる。
【0035】
本発明の実施形態に基づき、照明装置は、外部照度検出モジュールによってターゲット位置の現在の照度値を検出し、制御モジュールによって光減衰補償モードを実行することができる。したがって、照明装置のグローブの光透過率が低下したとしても、上述の光減衰補償機能は、依然として照明装置の光減衰量を効果的に補償することができる。したがって、照明装置の応用は、より広範囲になり、実際の応用の要求をよりよく満たすことができる。
【0036】
また、本発明の実施形態に基づき、照明装置は、複数の発光モジュールを含み、制御モジュールによって駆動電流がプリセット最大駆動電流を超えると、スイッチングモードを実行することができる。制御モジュールがスイッチングモードを実行すると、制御モジュールは、駆動モジュールを別の発光モジュールに切り替えて発光モジュールを駆動する。上述の省電力スイッチングメカニズムを介して、照明装置の消費電力は、光減衰補償機能により増加することがないため、照明装置をより省エネルギーにさせ、将来の発展の趨勢に適合させることができる。
【0037】
また、本発明の実施形態に基づき、照明装置は、複数の発光モジュールを含み、制御モジュールによって駆動電流がプリセット最大駆動電流を超えると、スイッチングモードを実行することができる。制御モジュールがスイッチングモードを実行すると、制御モジュールは、駆動モジュールを別の発光モジュールに切り替えて発光モジュールを駆動する。上記の省電力スイッチングメカニズムは、照明装置の消費電力の増加を回避するだけでなく、更に照明装置の使用寿命を効果的に延ばすことができる。
【0038】
本発明の実施形態に基づき、照明装置は、スイッチングモード実行後に再び光減衰補償モードを実行することができるため、ターゲット位置の現在の照度値を常に一定に保つことができる。したがって、照明装置は、良好な使用感を提供することができる。
【0039】
更に、本発明の実施形態に基づき、照明装置の設計が簡単であるため、コストを大幅に増加させることなく所望の効果を得ることができる。以上のことから、本発明の実施形態による光減衰補償機能を備えた照明装置は、確かに優れた技術的効果を達成できることが分かる。
【0040】
図2は、本発明の別の実施形態の光減衰補償機能を備えた照明装置のブロック図である。同図に示すように、照明装置1は、複数の発光モジュール15、記憶モジュール12、駆動モジュール14、照度検出モジュール13及び制御モジュール11を含む。
【0041】
本実施形態の照明装置1は、前述の実施形態とは異なり、通信モジュール16をさらに含む。通信モジュール16は、通信プロトコルに基づいて照度検出モジュール13と通信することができ、照度検出モジュール13が現在の照度値を受け取り、制御モジュール11に送信する。一実施形態では、通信モジュール16は、アンテナ又は他の従来の信号送受信回路であってよい。一実施形態では、通信プロトコルは、ブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)、Zigbee、WiFi、又はその他の従来の通信プロトコルであってよい。
【0042】
同様に、制御モジュール11は、通信モジュール16を介して照度検出モジュール13から現在の照度値を受け取り、光減衰補償モードを実行することができる。制御モジュール11が光減衰補償モードを実行している時、制御モジュール11は、初期照度値と現在の照度値とを比較して光減衰量を取得する。
【0043】
次に、制御モジュール11は、光減衰量に応じて補償電流を計算する。次に、制御モジュール11は、駆動モジュール14を制御し、補償電流に応じて発光モジュール15に出力される駆動電流を増加させ、現在の照度値を増加させる。現在の照度値が初期照度値と等しい場合、制御モジュール11は、発光モジュール15に出力される駆動電流の増加を停止するように駆動モジュール14を制御する。上記の光減衰補償モードを介して、制御モジュール11は、光減衰量を効果的に補償することができる。制御モジュール11は、光減衰補償モードを周期的に実行し、ターゲット位置の現在の照度値を常に一定に保つように確保することができる。
【0044】
当然ながら、本実施形態は、例示説明に用いるのみであって本発明の範囲を制限するものではなく、本実施形態の光減衰補償機能を備えた照明装置1に基づいて行う均等の修正又は変更は、依然として本発明の保護範囲に含まれるべきである。
【0045】
図3は、本発明の別の実施形態の照明装置の光減衰補償方法のフローチャートであり、
図3と合わせて
図2を参照する。図に示すように、本実施形態の照明装置1の光減衰補償方法は、以下のステップを含む。
ステップS31:記憶モジュールによってプリセット位置の初期照度値を記憶し、プリセット位置と複数の発光モジュールとの間にプリセット距離を有する。
ステップS32:駆動モジュールによって駆動電流を生成し、複数の照明装置のうちの1つを駆動する。
ステップS33:照度検出モジュールによってターゲット位置の現在の照度値を検出し、ターゲット位置と複数の発光モジュールとの間にプリセット距離を有する。
ステップS34:制御モジュールが通信モジュールを介して現在の照度値を受け取り、光減衰補償モードを実行し、初期照度値と現在の照度値とを比較して光減衰量を取得し、現在の照度値が初期照度値と等しくなるまで駆動電流を増加させて現在の照度値を増加させることで光減衰量を補償する。
ステップS35:制御モジュールを介して光減衰補償モードを周期的に実行する。
ステップS36:駆動電流がプリセット最大駆動電流を超えると、制御モジュールによってスイッチングモードに入り、駆動モジュールを別の発光モジュールに切り替える。
ステップS37:制御モジュールによってスイッチングモード実行後に再び光減衰補償モードを実行する。
【0046】
上記の方法により、照明装置1の光減衰量を効果的に補償することができるため、ターゲット位置の現在の照度値を常に一定に保つことができ、照明装置1は実際の応用の必要を満たすことができる。さらに、照明装置1は、外部の照度検出モジュール13を介してターゲット位置の現在の照度値を検出し、制御モジュール11を介して光減衰補償モードを実行することができる。したがって、照明装置1のグローブの光透過率が低下した場合であっても、上述の光減衰補償機能により、照明装置1の光減衰量を効果的に補償することができる。したがって、照明装置1の応用がより広範囲となり、実際の応用の必要をよりよく満たすことができる。また、上記方法によれば、光減衰補償機能により照明装置1の消費電力が増加することがないため、照明装置1をより省エネルギーにさせ、将来の発展の趨勢に適合させることができる。
【0047】
当然ながら、本実施形態は、例示説明に用いるのみであって本発明の範囲を制限するものではなく、本実施形態の照明装置1の光減衰補償方法に基づいて行う均等の修正又は変更は、依然として本発明の保護範囲に含まれるべきである。
【0048】
本発明に記載する方法のステップは、特定の順序で示され説明されているが、各方法の操作の順序は変更されてもよく、一部のステップを逆の順序で実行したり、他のステップと同時に実行してもよい。別の実施形態では、異なるステップを間歇的に及び/又は交互に実施してもよい。
【0049】
まとめると、本発明の実施形態によれば、照明装置は、複数の発光モジュール、記憶モジュール、駆動モジュール、照度検出モジュール及び制御モジュールを含む。記憶モジュールは、ターゲット位置の初期照度値を記憶する。駆動モジュールは、複数の照明装置のうちの1つを駆動するための駆動電流を生成する。照度検出モジュールは、ターゲット位置の現在の照度値を検出する。制御モジュールは、光減衰補償モードを実行することができる。制御モジュールが光減衰補償モードを実行すると、制御モジュールは、初期照度値と現在の照度値を比較して光減衰量を取得し、駆動電流を増加させて現在の照度値を増加させて光減衰量を補償する。上述の光減衰補償機能により、照明装置の光減衰量を効果的に補償できるため、ターゲット位置の現在の照度値を常に一定に保つことができ、照明装置が実際の応用の要求を満たすことができる。
【0050】
本発明の実施形態に基づき、照明装置は、外部照度検出モジュールによってターゲット位置の現在の照度値を検出し、制御モジュールによって光減衰補償モードを実行することができる。したがって、照明装置のグローブの光透過率が低下したとしても、上述の光減衰補償機能は、依然として照明装置の光減衰量を効果的に補償することができる。したがって、照明装置の応用は、より広範囲になり、実際の応用の要求をよりよく満たすことができる。
【0051】
また、本発明の実施形態に基づき、照明装置は、複数の発光モジュールを含み、制御モジュールによって駆動電流がプリセット最大駆動電流を超えると、スイッチングモードを実行することができる。制御モジュールがスイッチングモードを実行すると、制御モジュールは、駆動モジュールを別の発光モジュールに切り替えて発光モジュールを駆動する。上述の省電力スイッチングメカニズムを介して、照明装置の消費電力は、光減衰補償機能により増加することがないため、照明装置をより省エネルギーにさせ、将来の発展の趨勢に適合させることができる。
【0052】
また、本発明の実施形態に基づき、照明装置は、複数の発光モジュールを含み、制御モジュールによって駆動電流がプリセット最大駆動電流を超えると、スイッチングモードを実行することができる。制御モジュールがスイッチングモードを実行すると、制御モジュールは、駆動モジュールを別の発光モジュールに切り替えて発光モジュールを駆動する。上記の省電力スイッチングメカニズムは、照明装置の消費電力の増加を回避するだけでなく、更に照明装置の使用寿命を効果的に延ばすことができる。
【0053】
本発明の実施形態に基づき、照明装置は、スイッチングモード実行後に再び光減衰補償モードを実行することができるため、ターゲット位置の現在の照度値を常に一定に保つことができる。したがって、照明装置は、良好な使用感を提供することができる。
【0054】
更に、本発明の実施形態に基づき、照明装置の設計が簡単であるため、コストを大幅に増加させることなく所望の効果を得ることができる。
【0055】
本明細書では上記各実施形態につき説明を行っているが、本発明の特許請求の範囲を制限するものではないことに留意すべきである。従って、本発明の革新的理念に基づく、本明細書に記載の実施形態への変更及び修正、又は本発明の明細書及び図面の内容を用いて行われる均等の構造又は均等の過程の置換、直接的又は間接的に上記技術案をその他の関連する技術分野に適用することは、何れも本発明の特許請求の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0056】
1 照明装置
11 制御モジュール
12 記憶モジュール
13 照度検出モジュール
14 駆動モジュール
15 発光モジュール
16 通信モジュール
S31 ステップ
S32 ステップ
S33 ステップ
S34 ステップ
S35 ステップ
S36 ステップ
S37 ステップ
【手続補正書】
【提出日】2024-07-08
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の発光モジュールと、
プリセット位置と前記複数の発光モジュールとの間がプリセット距離である場合の、プリセット位置の初期照度値を記憶する記憶モジュールと、
前記複数の発光モジュールのうち1つを駆動するための駆動電流を生成する駆動モジュールと、
ターゲット位置と前記複数の発光モジュールとの間が前記プリセット距離である場合の、前記ターゲット位置の現在の照度値を検出する照度検出モジュールと、
前記現在の照度値を受け取り、光減衰補償モードを実行する制御モジュールと、
を含み、
前記制御モジュールは、前記光減衰補償モードにおいて前記初期照度値と前記現在の照度値を比較して光減衰量を取得し、前記現在の照度値が前記初期照度値と等しくなるまで前記駆動電流を増加させて前記現在の照度値を増加させることで前記光減衰量を補償し、
前記記憶モジュールは、各前記発光モジュールのプリセット最大駆動電流を更に記憶し、前記制御モジュールは、前記駆動電流が前記プリセット最大駆動電流を超えるとスイッチングモードに入り、前記スイッチングモードにおいて前記駆動モジュールを別の前記発光モジュールに切り替えることを特徴とする光減衰補償機能を備えた照明装置。
【請求項2】
前記制御モジュールは、前記光減衰補償モードを周期的に実行することを特徴とする請求項1に記載の光減衰補償機能を備えた照明装置。
【請求項3】
前記制御モジュールは、前記スイッチングモードを実行した後、再び前記光減衰補償モードを実行することを特徴とする請求項1に記載の光減衰補償機能を備えた照明装置。
【請求項4】
前記現在の照度値を受け取って前記制御モジュールに送信する通信モジュールをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の光減衰補償機能を備えた照明装置。
【請求項5】
プリセット位置と複数の発光モジュールとの間がプリセット距離である場合、記憶モジュールによってプリセット位置の初期照度値を記憶するステップと、
駆動モジュールによって前記複数の発光モジュールのうちの1つを駆動するための駆動電流を生成するステップと、
前記ターゲット位置と前記複数の発光モジュールとの間が前記プリセット距離である場合、照度検出モジュールによってターゲット位置の現在の照度値を検出するステップと、
前記制御モジュールによって前記現在の照度値を受け取り、光減衰補償モードを実行し、前記初期照度値と前記現在の照度値を比較して光減衰量を取得し、前記現在の照度値が前記初期照度値と等しくなるまで前記駆動電流を増加させて前記現在の照度値を増加させることで前記光減衰量を補償するステップと、
前記記憶モジュールによって各前記発光モジュールのプリセット最大駆動電流を記憶するステップと、
前記駆動電流が前記プリセット最大駆動電流を超えると、前記制御モジュールによってスイッチングモードに入り、前記駆動モジュールを別の前記発光モジュールに切り替えるステップと、
を含むことを特徴とする照明装置の光減衰補償方法。
【請求項6】
前記制御モジュールによって前記光減衰補償モードを周期的に実行するステップを更に含むことを特徴とする請求項5に記載の照明装置の光減衰補償方法。
【請求項7】
前記制御モジュールによって前記スイッチングモードが実行された後に再び前記光減衰補償モードを実行するステップを更に含むことを特徴とする請求項5に記載の照明装置の光減衰補償方法。
【請求項8】
前記制御モジュールによって前記現在の照度値を受け取り、前記光減衰補償モードを実行して前記初期照度値と前記現在の照度値を比較して前記光減衰量を取得し、前記現在の照度値が前記初期照度値と等しくなるまで前記駆動電流を増加させて前記現在の照度値を増加させることで前記光減衰量を補償するステップは、
前記通信モジュールによって前記現在の照度値を受け取り、前記制御モジュールに送信することを更に含むことを特徴とする請求項5に記載の照明装置の光減衰補償方法。
【手続補正書】
【提出日】2024-09-19
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の発光モジュールと、
プリセット位置と前記複数の発光モジュールとの間がプリセット距離である場合の、プリセット位置の初期照度値を記憶する記憶モジュールと、
前記複数の発光モジュールのうち1つを駆動するための駆動電流を生成する駆動モジュールと、
ターゲット位置と前記複数の発光モジュールとの間が前記プリセット距離である場合の、前記ターゲット位置の現在の照度値を検出する照度検出モジュールと、
前記現在の照度値を受け取り、光減衰補償モードを実行する制御モジュールと、
を含み、
前記制御モジュールは、前記光減衰補償モードにおいて前記初期照度値と前記現在の照度値を比較して光減衰量を取得し、前記現在の照度値が前記初期照度値と等しくなるまで前記駆動電流を増加させて前記現在の照度値を増加させることで前記光減衰量を補償し、
前記記憶モジュールは、各前記発光モジュールのプリセット最大駆動電流を更に記憶し、前記制御モジュールは、前記駆動電流が前記プリセット最大駆動電流を超えるとスイッチングモードに入り、前記スイッチングモードにおいて前記駆動モジュールを別の前記発光モジュールに切り替えることを特徴とする光減衰補償機能を備えた照明装置。
【請求項2】
前記制御モジュールは、前記光減衰補償モードを周期的に実行することを特徴とする請求項1に記載の光減衰補償機能を備えた照明装置。
【請求項3】
前記制御モジュールは、前記スイッチングモードを実行した後、再び前記光減衰補償モードを実行することを特徴とする請求項1に記載の光減衰補償機能を備えた照明装置。
【請求項4】
前記現在の照度値を受け取って前記制御モジュールに送信する通信モジュールをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の光減衰補償機能を備えた照明装置。
【請求項5】
プリセット位置と複数の発光モジュールとの間がプリセット距離である場合、記憶モジュールによってプリセット位置の初期照度値を記憶するステップと、
駆動モジュールによって前記複数の発光モジュールのうちの1つを駆動するための駆動電流を生成するステップと、
ターゲット位置と前記複数の発光モジュールとの間が前記プリセット距離である場合、照度検出モジュールによってターゲット位置の現在の照度値を検出するステップと、
制御モジュールによって前記現在の照度値を受け取り、光減衰補償モードを実行し、前記初期照度値と前記現在の照度値を比較して光減衰量を取得し、前記現在の照度値が前記初期照度値と等しくなるまで前記駆動電流を増加させて前記現在の照度値を増加させることで前記光減衰量を補償するステップと、
前記記憶モジュールによって各前記発光モジュールのプリセット最大駆動電流を記憶するステップと、
前記駆動電流が前記プリセット最大駆動電流を超えると、前記制御モジュールによってスイッチングモードに入り、前記駆動モジュールを別の前記発光モジュールに切り替えるステップと、
を含むことを特徴とする照明装置の光減衰補償方法。
【請求項6】
前記制御モジュールによって前記光減衰補償モードを周期的に実行するステップを更に含むことを特徴とする請求項5に記載の照明装置の光減衰補償方法。
【請求項7】
前記制御モジュールによって前記スイッチングモードが実行された後に再び前記光減衰補償モードを実行するステップを更に含むことを特徴とする請求項5に記載の照明装置の光減衰補償方法。
【請求項8】
制御モジュールによって前記現在の照度値を受け取り、前記光減衰補償モードを実行して前記初期照度値と前記現在の照度値を比較して前記光減衰量を取得し、前記現在の照度値が前記初期照度値と等しくなるまで前記駆動電流を増加させて前記現在の照度値を増加させることで前記光減衰量を補償するステップは、
前記通信モジュールによって前記現在の照度値を受け取り、前記制御モジュールに送信することを更に含むことを特徴とする請求項5に記載の照明装置の光減衰補償方法。
【手続補正書】
【提出日】2024-10-15
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の発光モジュールと、
プリセット位置と前記複数の発光モジュールとの間がプリセット距離である場合の、プリセット位置の初期照度値を記憶する記憶モジュールと、
前記複数の発光モジュールのうち1つを駆動するための駆動電流を生成する駆動モジュールと、
ターゲット位置と前記複数の発光モジュールとの間が前記プリセット距離である場合の、前記ターゲット位置の現在の照度値を検出する照度検出モジュールと、
前記現在の照度値を受け取り、光減衰補償モードを実行する制御モジュールと、
を含み、
前記制御モジュールは、前記光減衰補償モードにおいて前記初期照度値と前記現在の照度値を比較して光減衰量を取得し、前記現在の照度値が前記初期照度値と等しくなるまで前記駆動電流を増加させて前記現在の照度値を増加させることで前記光減衰量を補償し、
前記記憶モジュールは、各前記発光モジュールのプリセット最大駆動電流を更に記憶し、前記制御モジュールは、前記駆動電流が前記プリセット最大駆動電流を超えるとスイッチングモードに入り、前記スイッチングモードにおいて前記駆動モジュールを別の前記発光モジュールに切り替えることを特徴とする光減衰補償機能を備えた照明装置。
【請求項2】
前記制御モジュールは、前記光減衰補償モードを周期的に実行することを特徴とする請求項1に記載の光減衰補償機能を備えた照明装置。
【請求項3】
前記制御モジュールは、前記スイッチングモードを実行した後、再び前記光減衰補償モードを実行することを特徴とする請求項1に記載の光減衰補償機能を備えた照明装置。
【請求項4】
前記現在の照度値を受け取って前記制御モジュールに送信する通信モジュールをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の光減衰補償機能を備えた照明装置。
【請求項5】
プリセット位置と複数の発光モジュールとの間がプリセット距離である場合、記憶モジュールによってプリセット位置の初期照度値を記憶するステップと、
駆動モジュールによって前記複数の発光モジュールのうちの1つを駆動するための駆動電流を生成するステップと、
前記ターゲット位置と前記複数の発光モジュールとの間が前記プリセット距離である場合、照度検出モジュールによってターゲット位置の現在の照度値を検出するステップと、
前記制御モジュールによって前記現在の照度値を受け取り、光減衰補償モードを実行し、前記初期照度値と前記現在の照度値を比較して光減衰量を取得し、前記現在の照度値が前記初期照度値と等しくなるまで前記駆動電流を増加させて前記現在の照度値を増加させることで前記光減衰量を補償するステップと、
前記記憶モジュールによって各前記発光モジュールのプリセット最大駆動電流を記憶するステップと、
前記駆動電流が前記プリセット最大駆動電流を超えると、前記制御モジュールによってスイッチングモードに入り、前記駆動モジュールを別の前記発光モジュールに切り替えるステップと、
を含むことを特徴とする照明装置の光減衰補償方法。
【請求項6】
前記制御モジュールによって前記光減衰補償モードを周期的に実行するステップを更に含むことを特徴とする請求項5に記載の照明装置の光減衰補償方法。
【請求項7】
前記制御モジュールによって前記スイッチングモードが実行された後に再び前記光減衰補償モードを実行するステップを更に含むことを特徴とする請求項5に記載の照明装置の光減衰補償方法。
【請求項8】
前記制御モジュールによって前記現在の照度値を受け取り、前記光減衰補償モードを実行して前記初期照度値と前記現在の照度値を比較して前記光減衰量を取得し、前記現在の照度値が前記初期照度値と等しくなるまで前記駆動電流を増加させて前記現在の照度値を増加させることで前記光減衰量を補償するステップは、
通信モジュールによって前記現在の照度値を受け取り、前記制御モジュールに送信することを更に含むことを特徴とする請求項5に記載の照明装置の光減衰補償方法。