(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024016935
(43)【公開日】2024-02-08
(54)【発明の名称】電動シャッターシステム
(51)【国際特許分類】
E06B 9/68 20060101AFI20240201BHJP
【FI】
E06B9/68 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022119237
(22)【出願日】2022-07-27
(71)【出願人】
【識別番号】504163612
【氏名又は名称】株式会社LIXIL
(74)【代理人】
【識別番号】100106002
【弁理士】
【氏名又は名称】正林 真之
(74)【代理人】
【識別番号】100165157
【弁理士】
【氏名又は名称】芝 哲央
(74)【代理人】
【識別番号】100126000
【弁理士】
【氏名又は名称】岩池 満
(74)【代理人】
【識別番号】100160794
【弁理士】
【氏名又は名称】星野 寛明
(72)【発明者】
【氏名】秋山 城治
(72)【発明者】
【氏名】山川 稔
【テーマコード(参考)】
2E042
【Fターム(参考)】
2E042AA01
2E042CA01
2E042CA15
2E042CB01
2E042CB02
2E042CC02
2E042CC10
(57)【要約】
【課題】電動シャッター装置の不具合の原因を判断することができる電動シャッターシステムを提供すること。
【解決手段】電動シャッターシステム1は、電動シャッター装置2と、電動シャッター装置2への操作指示情報を受け付け可能な受付部411を有し、受付部411に受け付けられた操作指示情報に基づいて、電動シャッター装置2の開閉動作を制御する制御部41と、電動シャッター装置2の開閉状態に関する情報であるシャッター状態情報を記憶する記憶部42と、を備え、記憶部42は、受付部411への操作指示情報の受け付け時のシャッター状態情報及び時刻情報を、操作指示情報に関連付けて、シャッター履歴情報として記憶する。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電動シャッター装置と、
前記電動シャッター装置への操作指示情報を受け付け可能な受付部を有し、前記受付部に受け付けられた前記操作指示情報に基づいて、前記電動シャッター装置の開閉動作を制御する制御部と、
前記電動シャッター装置の開閉状態に関する情報であるシャッター状態情報を記憶する記憶部と、を備え、
前記記憶部は、前記受付部への前記操作指示情報の受け付け時の前記シャッター状態情報及び時刻情報を、前記操作指示情報に関連付けて、シャッター履歴情報として記憶する、電動シャッターシステム。
【請求項2】
前記記憶部は、前記電動シャッター装置の異常発生時において、前記電動シャッター装置の異常の発生を記憶すると共に、前記電動シャッター装置の異常発生時の前記シャッター状態情報及び時刻情報を、異常発生時の異常判定情報に関連付けて、シャッター履歴情報として記憶する、請求項1に記載の電動シャッターシステム。
【請求項3】
外部端末を備え、
前記電動シャッター装置は、前記電動シャッター装置の異常発生時に、前記外部端末に前記シャッター履歴情報を送信する送信部を有する、請求項2に記載の電動シャッターシステム。
【請求項4】
前記外部端末は、前記送信部から送信された前記シャッター履歴情報を受信して、前記電動シャッター装置の前記シャッター履歴情報を確認可能である、請求項3に記載の電動シャッターシステム。
【請求項5】
前記送信部は、前記送信部から前記外部端末に送信された前記シャッター履歴情報を前記外部端末が受信できなかった場合に、前記受付部により次の操作指示情報が受け付けられたときに、前記外部端末が受信できなかった前記シャッター履歴情報を前記外部端末に送信する、請求項3又は4に記載の電動シャッターシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、電動シャッターシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電動シャッター装置において、操作指示が無効になった場合に、操作指示に関する操作指示情報を記憶装置に記憶する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載の技術においては、操作指示に関する操作指示情報のみの履歴しか記憶されていないため、操作指示を実施できたか否かのみしか判断できず、何が原因で操作指示が無効になったかを判断することが難しい。そのため、電動シャッター装置の不具合の原因を判断することが難しい。
【0005】
本開示は、電動シャッター装置の不具合の原因を判断することができる電動シャッターシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、電動シャッター装置と、前記電動シャッター装置への操作指示情報を受け付け可能な受付部を有し、前記受付部に受け付けられた前記操作指示情報に基づいて、前記電動シャッター装置の開閉動作を制御する制御部と、前記電動シャッター装置の開閉状態に関する情報であるシャッター状態情報を記憶する記憶部と、を備え、前記記憶部は、前記受付部への前記操作指示情報の受け付け時の前記シャッター状態情報及び時刻情報を、前記操作指示情報に関連付けて、シャッター履歴情報として記憶する、電動シャッターシステムに関する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】一実施形態の電動シャッターシステムを示す図である。
【
図2】電動シャッターシステムのブロック図である。
【
図3】電動シャッター装置が操作指示情報を受信した場合の制御動作を示すフローチャートである。
【
図4】電動シャッター装置の異常検出時の制御動作を示すフローチャートである。
【
図5】電動シャッター装置の異常検出時のシャッター履歴情報を再送信する場合の制御動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、電動シャッターシステム1は、電動シャッター装置2と、外部端末3と、を備える。
【0009】
電動シャッター装置2は、建物10の壁11に設けられている。電動シャッター装置2は、建物10の壁11の開口部12を開閉可能である。本実施形態の電動シャッター装置2は、電動式の電動シャッター装置である。電動シャッター装置2は、巻き上げ式のシャッター21と、巻取部22と、駆動部23と、制御装置4と、を備える。
【0010】
シャッター21は、巻き上げられ、又は、巻き下げられることで、下端部が上方側又は下方側に移動して、開口部12を開閉する。電動シャッター装置2の開閉動作において、閉状態から開状態に移動させる場合には、駆動部23を駆動することで、シャッター21を巻取部22により巻き上げる。これにより、開口部12が閉まっている状態において、開口部12は、下方側から開いていく。電動シャッター装置2の開閉動作において、開状態から閉状態に移動させる場合には、駆動部23を駆動することで、シャッター21を巻取部22により巻き下げる。これにより、開口部12が開いている状態において、開口部12は、上方側から閉まっていく。
【0011】
制御装置4は、
図2に示すように、制御部41と、記憶部42と、送受信部43と、を備える。制御部41は、電動シャッター装置2の各動作を制御する。制御部41は、駆動部23を駆動制御することで、巻取部22を回転させて、シャッター21を開閉する。また、制御装置4には、電動シャッター装置2のシャッター21の各測定値を計測する各計測器24(例えば、電圧計、電流計、負荷測定計)が接続される。制御装置4には、各計測器24により測定されたシャッター21の各測定値が入力される。
【0012】
制御部41は、受付部411を有する。受付部411は、電動シャッター装置2への操作指示情報を受け付け可能である。制御部41は、受付部411に受け付けられた操作指示情報に基づいて、電動シャッター装置2の開閉動作を制御する。操作指示情報とは、電動シャッター装置2を動作させる際の指示の情報であり、操作指示情報としては、例えば、シャッター21を閉まる方向に移動させる指示情報や、シャッター21を開く方向に移動させる指示情報などがある。
【0013】
記憶部42は、電動シャッター装置2の開閉状態に関する情報であるシャッター状態情報を記憶する。記憶部42は、受付部411への操作指示情報の受け付け時のシャッター状態情報及び時刻情報を、操作指示情報に関連付けて、シャッター履歴情報として記憶する。記憶部42は、電動シャッター装置2の異常発生時において、電動シャッター装置2に異常が発生したことを記憶すると共に、電動シャッター装置2の異常発生時のシャッター状態情報及び時刻情報を、異常発生時の異常判定情報に関連付けて、シャッター履歴情報として記憶する。
【0014】
シャッター状態情報とは、例えば、電動シャッター装置2の開閉状態に関する情報であり、シャッター21の開閉位置の情報、シャッター21の動作回数の情報、シャッター21の開閉方向の情報、シャッター21の動作電圧値の情報、シャッター21の動作電流値の情報、シャッター21の負荷値の情報のうちのいずれか1以上の情報である。
【0015】
シャッター21の開閉位置の情報は、例えばシャッター21の下端部の位置が開口部12のどこに位置にするかに関する情報である。シャッター21の開閉位置の情報は、例えば、駆動部23がシャッター21を巻取部22により巻き上げる制御においてシャッター21を閉状態又は開状態から移動させた量や、巻取部22に回転位置センサを設けて巻取部22の回転位置を検出することなどにより把握されている。これにより、シャッター21の開閉位置の情報を確認することにより、受付部411への操作指示情報の受け付け時や、シャッター21の異常発生時において、シャッター21の開閉位置を把握できる。
【0016】
シャッター21の動作回数の情報は、シャッター21の使用開始からの動作回数の情報である。シャッター21の動作回数の情報は、例えば、シャッター21の使用開始からの使用回数がカウントされており、記憶部42に記憶されている。これにより、シャッター21の動作回数の情報を確認することにより、受付部411への操作指示情報の受け付け時や、シャッター21の異常発生時において、シャッター21の動作回数を把握できる。
【0017】
シャッター21の開閉方向の情報は、シャッター21が閉まる方向に移動しているか、開く方向に移動しているかの情報である。シャッター21の開閉方向の情報は、例えば、巻取部22に回転位置センサを設けて巻取部22の回転方向を検出することなどにより把握されている。これにより、シャッター21の開閉方向の情報を確認することにより、受付部411への操作指示情報の受け付け時や、シャッター21の異常発生時において、シャッター21の開閉方向を把握できる。
【0018】
シャッター21の動作電圧値は、例えば、シャッター21を駆動する駆動部23において電圧計などにより測定されている。シャッター21の動作電流値は、例えば、シャッター21を駆動する駆動部23において電流計などにより測定されている。シャッター21の負荷値は、電動シャッター装置2の巻取部22の軸に作用するトルクを測定する負荷測定計などにより測定されている。各測定計で測定されたシャッター21の動作電圧値、動作電流値及び負荷値の情報は、後述する制御装置4の制御部41に送信される。制御部41は、シャッター21の動作電圧値の情報、シャッター21の動作電流値の情報及びシャッター21の負荷値の情報のいずれか1以上の情報それぞれが、例えば、所定の閾値を超えた場合に、電動シャッター装置2が異常であると判定できる。
【0019】
異常判定情報とは、電動シャッター装置2の異常判定に使用した値に関する情報である。異常判定情報としては、異常発生時において異常の判定に使用した計測値、例えば電流値、電圧値、トルク値等を挙げることができる。
【0020】
送受信部43は、
図2に示すように、受信部431と、送信部432と、を有する。受信部431は、外部端末3(後述)から送信された操作指示情報を受信可能である。受信部431により受信された操作指示情報は、制御部41に入力され、受付部411に受け付けられる。
【0021】
送信部432は、外部端末3(後述)にシャッター履歴情報を送信可能である。送信部432は、電動シャッター装置2の異常発生時に、外部端末3にシャッター履歴情報を送信する。送信部432は、送信部432から外部端末3に送信されたシャッター履歴情報を外部端末3が受信できなかった場合に、制御部41の受付部411により次の操作指示情報が受け付けられたときに、外部端末3が受信できなかったシャッター履歴情報を外部端末3に送信する。
【0022】
外部端末3は、電動シャッター装置2の制御装置4の送受信部43との間で、無線により各情報を送受信可能である。外部端末3は、制御装置4の送信部432から送信されたシャッター履歴情報を受信する。これにより、外部端末3が受信したシャッター履歴情報を確認することで、電動シャッター装置2のシャッター履歴情報を確認可能である。外部端末3としては、例えば、リモコン装置や、携帯電話端末を挙げることができる。
【0023】
次に、電動シャッター装置2が操作指示情報を受信した場合の制御動作について、
図3を参照して説明する。
【0024】
図3に示すように、ステップS11において、制御部41は、受付部411に外部端末3からの操作指示情報が受け付けられているか否かを検知することで、操作指示を監視する。ステップS12において、操作指示が有った場合(YES)には、処理はステップS13に進む。操作指示が無い場合(NO)には、処理はステップS11に戻り、操作指示の監視を繰り返す。
【0025】
ステップS13において、記憶部42は、受付部411に受け付けられた操作指示情報を記憶する。ステップS14において、記憶部42は、受付部411への操作指示情報の受け付け時のシャッター状態情報及び時刻情報を、操作指示情報に関連付けて、シャッター履歴情報として記憶する。ステップS14の後に処理は終了する。
【0026】
シャッター状態情報は、電動シャッター装置2の開閉状態に関する情報である。シャッター状態情報とは、例えば、シャッター21の開閉位置の情報、シャッター21の動作回数の情報、シャッター21の開閉方向の情報、シャッター21の動作電圧値の情報、シャッター21の動作電流値の情報、シャッター21の負荷値の情報のうちのいずれか1以上の情報である。
【0027】
これにより、受付部411が操作指示情報を受け付けた時に、電動シャッター装置2のシャッター履歴情報を把握できるため、電動シャッター装置2の不具合の原因を判断するために有効である。
【0028】
次に、電動シャッター装置2の異常検出時の制御動作について、
図4を参照して説明する。
【0029】
図4に示すように、ステップS21において、制御部41は、電動シャッター装置2が異常であるか否かを監視する。電動シャッター装置2の異常は、例えば、シャッター21の動作電圧値の情報、シャッター21の動作電流値の情報及びシャッター21の負荷値の情報などについて、例えば、所定の閾値を超えた場合に、制御部41は、電動シャッター装置2が異常であると判定できる。
【0030】
ステップS22において、電動シャッター装置2が異常であると判定された場合(YES)には、処理はステップS23に進む。電動シャッター装置2が異常でないと判定された場合(NO)には、処理はステップS21に戻り、電動シャッター装置2が異常であるか否かの監視を繰り返す。
【0031】
ステップS23において、記憶部42は、電動シャッター装置2の異常の発生を記憶する。ステップS24において、記憶部42は、電動シャッター装置2の異常発生時において、電動シャッター装置2の異常発生時のシャッター状態情報及び時刻情報を、異常発生時の異常判定情報に関連付けて、シャッター履歴情報として記憶する。異常発生時の異常判定情報としては、異常発生時において異常の判定に使用した計測値、例えば電流値、電圧値、トルク値等である。
【0032】
ステップS25において、送信部432は、記憶部42に記憶されたシャッター履歴情報を、外部端末3に無線で送信する。これにより、外部端末3が受信したシャッター履歴情報を確認することで、電動シャッター装置2のシャッター履歴情報を確認可能である。外部端末3は、異常発生時のシャッター履歴情報を受信した場合に、電動シャッター装置2に応答信号を送信する。
【0033】
ステップS26において、制御部41は、外部端末3からの応答信号が受信されたか否かを監視する。ステップS27において、外部端末3に異常発生時のシャッター履歴情報を送信してから所定時間内に、外部端末3からの応答信号が受信された場合(YES)には、処理は終了する。外部端末3に異常発生時のシャッター履歴情報を送信して所定時間内に、外部端末3からの応答信号が受信されない場合(NO)には、処理はステップS28に進む。
【0034】
ステップS28において、記憶部42は、異常発生時のシャッター履歴情報の送信の失敗を記憶する。その後、処理は終了する。
【0035】
次に、電動シャッター装置2の異常検出時のシャッター履歴情報を再送信する場合の制御動作について、
図5を参照して説明する。
【0036】
図5に示すように、ステップS31において、制御部41は、受付部411に外部端末3からの操作指示情報が受け付けられているか否かを検知することで、操作指示を監視する。ステップS32において、操作指示が有った場合(YES)には、処理はステップS33に進む。操作指示が無い場合(NO)には、処理はステップS31に戻り、操作指示の監視を繰り返す。
【0037】
ステップS33において、制御部41は、記憶部42に異常発生時のシャッター履歴情報の送信の失敗が記憶されているか否かを判定する。記憶部42に異常発生時のシャッター履歴情報の送信の失敗が記憶されている場合(YES)には、処理はステップS34に進む。記憶部42に異常発生時のシャッター履歴情報の送信の失敗が記憶されていない場合(NO)には、処理はステップS31に戻り、操作指示の監視を繰り返す。
【0038】
ステップS34において、送信部432は、記憶部42に記憶されたシャッター履歴情報を、外部端末3に無線で送信する。その後、処理は終了する。
【0039】
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。本実施形態の電動シャッターシステム1は、電動シャッター装置2と、電動シャッター装置2への操作指示情報を受け付け可能な受付部411を有し、受付部411に受け付けられた操作指示情報に基づいて、電動シャッター装置2の開閉動作を制御する制御部41と、電動シャッター装置2の開閉状態に関する情報であるシャッター状態情報を記憶する記憶部42と、を備え、記憶部42は、受付部411への操作指示情報の受け付け時のシャッター状態情報及び時刻情報を、操作指示情報に関連付けて、シャッター履歴情報として記憶する。これにより、受付部411が操作指示情報を受け付けた時に、電動シャッター装置2のシャッター履歴情報を把握できるため、電動シャッター装置2の不具合の原因を判断するために有効である。
【0040】
本実施形態においては、記憶部42は、電動シャッター装置2の異常発生時において、電動シャッター装置2の異常の発生を記憶すると共に、電動シャッター装置2の異常発生時のシャッター状態情報及び時刻情報を、異常発生時の異常判定情報に関連付けて、シャッター履歴情報として記憶する。これにより、電動シャッター装置2の不具合の原因を判断して対策や検討をする際に有効である。
【0041】
本実施形態においては、外部端末3を備え、電動シャッター装置2は、電動シャッター装置2の異常発生時に、外部端末3にシャッター履歴情報を送信する送信部432を有する。これにより、常に最新の電動シャッター装置2のシャッター履歴情報を取得できる。また、電動シャッター装置2を分解等しなくても不具合時の履歴を確認できる。
【0042】
本実施形態においては、送信部432から送信されたシャッター履歴情報を受信して確認可能である。これにより、電動シャッター装置2を使用しているユーザや、電動シャッター装置2の故障について対応するサポートメンバーや、電動シャッター装置2のメンテナンス作業者等が電動シャッター装置2のシャッター履歴情報を容易に確認できる。
【0043】
本実施形態においては、送信部432は、送信部432から外部端末3に送信されたシャッター履歴情報を外部端末3が受信できなかった場合に、受付部411により次の操作指示情報が受け付けられたときに、外部端末3が受信できなかったシャッター履歴情報を外部端末3に送信する。これにより、異常発生時のシャッター履歴情報の送信が失敗しても、異常発生時のシャッター履歴情報の履歴データの抜けや漏れを防止できる。
【0044】
以上、本開示の好ましい実施形態について説明した。本開示は、上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
【符号の説明】
【0045】
1 電動シャッターシステム、2 電動シャッター装置、3 外部端末、41 制御部、42 記憶部、411 受付部、432 送信部