(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024169374
(43)【公開日】2024-12-05
(54)【発明の名称】湾曲した電極ランディング領域を伴う細長い支持部材を有するエンドエフェクタ
(51)【国際特許分類】
A61B 18/14 20060101AFI20241128BHJP
A61B 34/20 20160101ALI20241128BHJP
【FI】
A61B18/14
A61B34/20
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024083227
(22)【出願日】2024-05-22
(31)【優先権主張番号】63/503,754
(32)【優先日】2023-05-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】18/641,750
(32)【優先日】2024-04-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】511099630
【氏名又は名称】バイオセンス・ウエブスター・(イスラエル)・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Biosense Webster (Israel), Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】100088605
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 公延
(74)【代理人】
【識別番号】100130384
【弁理士】
【氏名又は名称】大島 孝文
(72)【発明者】
【氏名】ウィリアム・ジェームズ・アグニュー・ブイ
(72)【発明者】
【氏名】ショーン・ディ・セイラー
(72)【発明者】
【氏名】ピーター・エメリウス・バン・ニーキルク
(72)【発明者】
【氏名】ジェイソン・ロドリゲス
【テーマコード(参考)】
4C160
【Fターム(参考)】
4C160KK03
4C160KK17
4C160MM38
(57)【要約】
【課題】医療用プローブのエンドエフェクタを提供すること。
【解決手段】医療用プローブのエンドエフェクタであって、本エンドエフェクタは、エンドエフェクタの長手方向軸に沿って延在する複数の細長い支持部材を含み、複数の細長い支持部材は、長手方向軸から拡張するように構成されている、エンドエフェクタ。複数の細長い支持部材の各々は、電極ランディング領域を含む。複数の細長い支持部材の各々の電極ランディング領域は、長手方向軸から離れる方に面する第1の表面と、第1の表面から延在し、かつ長手方向軸に向かって湾曲する少なくとも1つのエクステンションと、を含む。電極ランディング領域の第1の表面は、第1の表面に連結された電極を含む。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
医療用プローブのエンドエフェクタであって、前記エンドエフェクタは、
前記エンドエフェクタの長手方向軸に沿って延在し、かつ前記長手方向軸から拡張するように構成された複数の細長い支持部材であって、前記複数の細長い支持部材の各々は、電極ランディング領域を備え、前記電極ランディング領域は、前記長手方向軸から離れる方に面する第1の表面と、前記第1の表面から延在し、かつ前記長手方向軸に向かって湾曲する少なくとも1つのエクステンションと、を備える、複数の細長い支持部材と、
前記第1の表面に連結された電極と、を備える、エンドエフェクタ。
【請求項2】
前記少なくとも1つのエクステンションに連結された誘導コイルを更に備える、請求項1に記載のエンドエフェクタ。
【請求項3】
前記複数の細長い支持部材は、前記エンドエフェクタの近位端及び前記エンドエフェクタの遠位端において互いに連結されている、請求項1に記載のエンドエフェクタ。
【請求項4】
前記電極ランディング領域は、連続的な外部表面を備え、前記連続的な外部表面が、前記第1の表面と、前記少なくとも1つのエクステンションのうちの各エクステンションの湾曲した外部表面と、を備え、かつ、前記少なくとも1つのエクステンションのうちの各エクステンションの前記湾曲した外部表面の一部分が、前記長手方向軸に面する、請求項1に記載のエンドエフェクタ。
【請求項5】
前記連続的な外部表面は、P字形状又はB字形状の輪郭を含む、請求項4に記載のエンドエフェクタ。
【請求項6】
前記少なくとも1つのエクステンションは、前記電極ランディング領域の第2の表面の一部分に重なるように更に湾曲しており、前記第2の表面は、前記長手方向軸に面し、かつ前記第1の表面の反対側にある、請求項1に記載のエンドエフェクタ。
【請求項7】
前記少なくとも1つのエクステンションは、前記電極ランディング領域の両側に対称的に延在する一対のエクステンションを備える、請求項1に記載のエンドエフェクタ。
【請求項8】
前記少なくとも1つのエクステンションは、前記少なくとも1つのエクステンションの端部が、前記電極ランディング領域の第2の表面に接近するように、少なくとも180°折り畳まれており、前記第2の表面が、前記長手方向軸に面し、かつ前記第1の表面の反対側にある、請求項1に記載のエンドエフェクタ。
【請求項9】
前記少なくとも1つのエクステンションは、前記電極ランディング領域の第2の表面の一部分にわたってポケットを形成しており、前記第2の表面は、前記長手方向軸に面し、かつ前記第1の表面の反対側にある、請求項1に記載のエンドエフェクタ。
【請求項10】
前記ポケット内に位置付けられる一部分を含む電気構成要素を更に備える、請求項9に記載のエンドエフェクタ。
【請求項11】
前記電気構成要素は、誘導コイルを備え、前記誘導コイルの一部分が、前記ポケット内に位置付けられている、請求項10に記載のエンドエフェクタ。
【請求項12】
前記誘導コイルは、前記誘導コイルの軸の周りに巻かれた絶縁ワイヤストランドを備える、請求項11に記載のエンドエフェクタ。
【請求項13】
誘導コイルを更に備え、前記誘導コイルは、前記誘導コイルが、前記長手方向軸に直交し、かつ前記第1の表面に平行であるセンサ軸の周りに螺旋形を描くように、前記少なくとも1つのエクステンションに連結されている、請求項1に記載のエンドエフェクタ。
【請求項14】
前記電極ランディング領域の前記第1の表面に連結されたフレックス回路を更に備え、前記フレックス回路が、前記第1の表面に平行であり、かつ周囲環境に露出された電極メタライズ層を備える、請求項1に記載のエンドエフェクタ。
【請求項15】
前記フレックス回路は、前記少なくとも1つのエクステンションに更に連結されており、前記少なくとも1つのエクステンションに連結され、かつ前記少なくとも1つのエクステンションに平行な前記長手方向軸に向かって湾曲している誘導コイルを備える、請求項14に記載のエンドエフェクタ。
【請求項16】
前記フレックス回路に連結され、かつ前記電極メタライズ層と電気的に連通する絶縁ワイヤを更に備え、前記絶縁ワイヤは、前記電極ランディング領域の第2の表面に面して位置付けられており、前記第2の表面は、前記長手方向軸に面し、かつ前記第1の表面の反対側にある、請求項14に記載のエンドエフェクタ。
【請求項17】
前記電極ランディング領域の一部分を覆う絶縁ジャケットを更に備え、前記絶縁ジャケットが、前記電極を露出させるための開口部を提供し、かつフレックス回路の一部分にわたって延在している、請求項1に記載のエンドエフェクタ。
【請求項18】
前記複数の細長い支持部材の各々は、前記エンドエフェクタの長さの大部分にわたって実質的に均一な厚さを含む、請求項1に記載のエンドエフェクタ。
【請求項19】
前記複数の細長い支持部材の各々は、前記電極ランディング領域から遠位に延在する遠位エクステンションと、前記電極ランディング領域から近位に延在する近位エクステンションと、を備え、
前記電極ランディング領域は、前記少なくとも1つのエクステンションの前記第1の表面から反対側の表面まで前記長手方向軸に直交して測定される高さを、前記高さが、前記遠位エクステンションの第1の厚さよりも大きくなるように、かつ前記高さが、前記近位エクステンションの第2の厚さよりも大きくなるように、含む、請求項1に記載のエンドエフェクタ。
【請求項20】
前記複数の細長い支持部材の各々は、実質的に平面状のシートから形成されており、前記実質的に平面状のシートは、前記電極ランディング領域が、第1の幅を含み、前記電極ランディング領域から遠位に延在する遠位エクステンションが、前記第1の幅よりも小さい第2の幅を含み、前記電極ランディング領域から遠位に延在する近位エクステンションが、前記第1の幅よりも小さく、かつ前記第2の幅にほぼ等しい、第3の幅を含むように、切断されている、請求項1に記載のエンドエフェクタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2023年5月23日に出願された先願の米国仮特許出願第63/503,754号(代理人整理番号:BIO6843USPSP1-253757.000371)に対する優先権の利益を主張するものであり、当該出願は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0002】
(発明の分野)
本発明は、概して、医療器具に関し、より具体的には、磁気位置感知及びアブレーションが可能な医療用プローブのためのエンドエフェクタに関する。
【背景技術】
【0003】
心房細動(atrial fibrillation、AF)などの心臓不整脈は、心臓組織の領域が隣接組織に電気信号を異常に伝達するときに発生する。これは、正常な心周期を混乱させ、非同期的な律動を引き起こす。不整脈を治療するための存在するある特定の処置としては、不整脈の原因となる信号の発生源を外科的に破壊すること、及びそのような信号の伝導経路を破壊することが挙げられる。カテーテルを介してエネルギーを印加して心臓組織を選択的にアブレーションすることによって、心臓の一部分から別の部分への望ましくない電気信号の伝播を停止又は変更することが時に可能である。
【0004】
当該技術分野における多くの現在のアブレーションアプローチは、無線周波数(radiofrequency、RF)電気エネルギーを利用して組織を加熱する。RFアブレーションは、組織の炭化、燃焼、スチームポップ、横隔神経麻痺、肺静脈狭窄、及び食道瘻につながり得る、熱加熱に関連する特定のリスクを有することができる。
【0005】
冷凍アブレーションは、一般にRFアブレーションに関連する熱リスクを低減するRFアブレーションの代替アプローチである。しかしながら、冷凍アブレーションデバイスを操作し、冷凍アブレーションを選択的に適用することは、一般に、RFアブレーションと比較してより困難であり、したがって、冷凍アブレーションは、電気的アブレーションデバイスによって達成される可能性がある特定の解剖学的幾何形状では実行可能ではない。
【0006】
いくつかのアブレーションアプローチは、非熱アブレーション法を使用して心臓組織をアブレーションするために不可逆的エレクトロポレーション(irreversible electroporation、IRE)を使用する。IREは、高電圧の短パルスを組織に送達し、細胞膜の回復不能な透過化を生じさせる。多電極カテーテルを使用する組織へのIREエネルギーの送達は、特許文献において以前に提案された。IREアブレーションのために構成されたシステム及びデバイスの実施例は、米国特許第11,540,877号及び米国特許出願公開第2021/0169550(A1)号、同第2021/0177503(A1)号、及び同第2021/0186604(A1)号に開示されており、これらの各々は、参照により本明細書中に組み込まれ、親出願第63/503,754号の付録に添付されている。IREシステムの更なる実施例は、同第2021/0169567(A1)号、同第2021/0169568(A1)号、同第2021/0196372(A1)号に開示されており、これらの各々は参照により本明細書に組み込まれる。
【0007】
カテーテルは、心組織をマッピング又はアブレーションするために一般的に使用されている。理解されるように、カテーテルの位置情報を知ることは、医師が処置をより正確に行うのを助けることができる。磁場に導電性コイルを配置して、導電性コイルの軸と整列した磁場の変化によってコイル内に誘導された電流及び/又は電圧を観察することによって、磁場を感知することができる。導電性コイル内に電流が誘導されるため、そのようなコイルは、誘導コイルとも呼ばれる。1つ又は2つ以上の誘導コイルを含むセンサの相対位置は、誘導電流及び/又は電圧を監視することによって、既知の磁場源に関連して決定することができる。
【0008】
既知の誘導磁場内の三次元におけるナビゲーションセンサの位置及び配向を決定するために3つの直交軸に沿って位置合わせされた3つのコイル配置を含むナビゲーションセンサは、例えば、米国特許第10,330,742号及び同第10,677,857号に開示されており、各々は、本明細書に記載されているかのように参照により含まれ、かつ親特許出願第63/503,754号の付録に添付されている。
【0009】
血管内治療及び/又は心内治療に適したカテーテルにナビゲーションセンサを組み込むことは、センサを手作業で作り上げることを伴う可能性があり、これは、多大な製造時間及び労働コストをもたらす可能性がある。ナビゲーションセンサ構成要素は、カテーテル材料コストのかなりの割合を占める可能性がある。
【0010】
更に、理解されるように、カテーテルがどこにどのような配向で位置するかを知ることは、医師がカテーテルをより正確に配置し、標的組織へのカテーテルの適切な送達を確実にするのに役立てることができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
したがって、カテーテルの配向を決定するための回路を含む、心組織をマッピング及びアブレーションするための回路を簡略化するためのシステム及び方法が必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0012】
いくつかの実施例では、医療用プローブのエンドエフェクタが開示される。本エンドエフェクタは、エンドエフェクタの長手方向軸に沿って延在する複数の細長い支持部材を含むことができる。複数の細長い支持部材は、長手方向軸から拡張するように構成することができる。複数の細長い支持部材の各々は、電極ランディング領域を含むことができる。複数の細長い支持部材の各々の電極ランディング領域は、長手方向軸から離れる方に面する第1の表面を含むことができる。複数の細長い支持部材の各々の電極ランディング領域はまた、第1の表面から延在し、かつ縦軸に向かって湾曲する少なくとも1つのエクステンションを含むことができる。電極ランディング領域の第1の表面はまた、第1の表面に連結された電極を含むことができる。
【0013】
いくつかの実施例では、本エンドエフェクタは、少なくとも1つのエクステンションに連結された誘導コイルを含むことができる。
【0014】
いくつかの実施例では、複数の細長い支持部材は、エンドエフェクタの近位端及びエンドエフェクタの遠位端で互いに連結することができる。
【0015】
いくつかの実施例では、電極ランディング領域は、連続的な外部表面を備えることができ、連続的な外部表面が、第1の表面と、少なくとも1つのエクステンションのうちの各エクステンションの湾曲した外部表面と、を備え、かつ、少なくとも1つのエクステンションのうちの各エクステンションの湾曲した外部表面の一部が、長手方向軸に面する。
【0016】
いくつかの実施例では、連続的な外部表面は、P字形状又はB字形状の輪郭を備えることができる。
【0017】
いくつかの実施例では、少なくとも1つのエクステンションは、電極ランディング領域の第2の表面の一部に重なるように更に湾曲しており、第2の表面は、長手方向軸に面し、かつ第1の表面の反対側にあることを含むことができる。少なくとも1つのエクステンションはまた、少なくとも180°折り畳まれることを含むことができる。
【0018】
いくつかの実施例では、本エンドエフェクタは、電極ランディング領域の両側に対称的に延在する一対のエクステンションを有する少なくとも1つのエクステンションを更に含むことができる。本エンドエフェクタはまた、少なくとも1つのエクステンションを含むことができ、少なくとも1つのエクステンションの端部は、電極ランディング領域の第2の表面に接近するように折り畳まれており、第2の表面は、長手方向軸に面し、かつ第1の表面の反対側にある。
【0019】
いくつかの実施例では、本エンドエフェクタはまた、電極ランディング領域の第2の表面の一部にわたってポケットを形成する、少なくとも1つのエクステンションを含むことができ、第2の表面は、長手方向軸に面し、かつ第1の表面の反対側にある。本エンドエフェクタはまた、ポケット内に位置付けられる一部を有する電気構成要素を含むことができる。電気構成要素はまた、誘導コイルを含むことができ、その誘導コイルの一部が、ポケット内に位置付けられる。誘導コイルはまた、誘導コイルの軸の周りに巻かれた絶縁ワイヤストランドを備えることができる。誘導コイルの軸は、長手方向軸に平行であることを含むことができる。誘導コイルの軸は、第1の表面に直交することを含むことができる。
【0020】
いくつかの実施例では、本エンドエフェクタは、誘導コイルを含むことができ、誘導コイルは、誘導コイルが、長手方向軸に直交し、かつ第1の表面に平行であるセンサ軸の周りに螺旋形を描くように、少なくとも1つのエクステンションに連結されている、誘導コイルを更に有する。
【0021】
いくつかの実施例では、エンドエフェクタは、電極ランディング領域の第1の表面に連結されたフレックス回路を更に含むことができ、フレックス回路が、第1の表面に平行であり、かつ周囲環境に露出された電極メタライズ層を有する、フレックス回路を有する。フレックス回路は、少なくとも1つのエクステンションに連結されることを更に含むことができる。フレックス回路は、少なくとも1つのエクステンションに連結され、かつ少なくとも1つのエクステンションに平行な長手方向軸に向かって湾曲している誘導コイルを有することを更に含むことができる。
【0022】
いくつかの実施例では、本エンドエフェクタは、フレックス回路に連結され、かつ電極メタライズ層と電気的に連通する絶縁ワイヤを更に含むことができ、絶縁ワイヤは、電極ランディング領域の第2の表面に面して位置付けられており、第2の表面は、長手方向軸に面し、かつ第1の表面の反対側にある。
【0023】
いくつかの実施例では、本エンドエフェクタは、電極ランディング領域の一部を覆う絶縁ジャケットを有することを更に含むことができ、絶縁ジャケットは、電極を露出させる開口部を提供する。絶縁ジャケットは、少なくとも1つのエクステンションの少なくとも一部と、電極ランディング領域の第2の表面とにわたって延在しており、第2の表面は、長手方向軸に面し、かつ第1の表面の反対側にあることを含むことができる。絶縁ジャケットはまた、少なくとも1つのエクステンションの大部分及び電極ランディング領域の第2の表面の大部分にわたって延在することを含むことができる。絶縁ジャケットはまた、フレックス回路の一部にわたって延在することを含むことができる。
【0024】
いくつかの実施例では、本エンドエフェクタは、エンドエフェクタの長さの大部分にわたって実質的に均一な厚さを有する、細長い支持部材を更に含むことができる。
【0025】
いくつかの実施例では、本エンドエフェクタは、電極ランディング領域から遠位に延在する遠位エクステンションと、電極ランディング領域から近位に延在する近位エクステンションと、を有する、細長い支持部材を更に含むことができる。電極ランディング領域はまた、少なくとも1つのエクステンションの第1の表面から反対側の表面まで長手方向軸に直交して測定される高さを、その高さが、遠位エクステンションの第1の厚さよりも大きくなるように、かつ、その高さが、近位エクステンションの第2の厚さよりも大きくなるように、有することを含むことができる。
【0026】
いくつかの実施例では、本エンドエフェクタはまた、実質的に平面状のシートから形成された細長い支持部材を含むことができ、電極ランディング領域が、第1の幅を含み、電極ランディング領域から遠位に延在する遠位エクステンションが、第1の幅よりも小さい第2の幅を含み、電極ランディング領域から遠位に延在する近位エクステンションが、第1の幅よりも小さくかつ第2の幅にほぼ等しい第3の幅を含むように、切断されている。
【0027】
いくつかの実施例では、エンドエフェクタの製造方法が開示される。本方法は、細長い支持部材の軸から直交して延在する少なくとも1つのエクステンションを有する電極ランディング領域を有する細長い支持部材を形成するために平面状のシートを切断することと、少なくとも1つのエクステンションを湾曲させることであって、電極ランディング領域の中央部分が、第1の平面状の表面と、第1の平面状の表面の反対側の第2の平面状の表面と、を備えるように、かつ少なくとも1つのエクステンションが、第1の平面状の表面から離れる方に湾曲するように、湾曲させることと、電極を第1の平面状の表面に連結することと、を含むことができる。
【0028】
いくつかの実施例では、本方法は、電極を少なくとも1つのエクステンションのうちの少なくとも1つに連結することを更に含むことができる。
【0029】
いくつかの実施例では、本方法は、第2の平面状の表面の少なくとも一部に重なるように、少なくとも1つのエクステンションを湾曲させることを更に含むことができる。
【0030】
いくつかの実施例では、本方法は、少なくとも1つのエクステンションを備える凹部を形成することを更に含むことができ、凹部は、第2の平面状の表面の一部にわたっているか、又は第2の平面状の表面に近接している。本方法はまた、誘導コイルの一部を凹部内に位置付けることを含むことができる。
【0031】
いくつかの実施例では、本方法は、誘導コイルを第2の平面状の表面に近接して位置付けることと、少なくとも1つのエクステンションを誘導コイルにわたって湾曲させることと、を更に含むことができる。いくつかの実施例では、誘導コイルの軸は、細長い支持部材の長手方向軸に平行であることを含むことができる。誘導コイルの軸はまた、第1の表面に直交することを含むことができる。
【0032】
いくつかの実施例では、少なくとも1つのエクステンションは、細長い支持部材の中心本体から対称的に延在する一対のエクステンションを有することを含むことができる。いくつかの実施例では、少なくとも1つのエクステンションを湾曲させることは、対称曲線を形成するように、一対のエクステンションのうちの各エクステンションを第1の平面状の表面から離れる方に湾曲させることを含むことができる。
【0033】
いくつかの実施例では、本方法は、フレックス回路を電極ランディング領域の第1の表面に連結することを更に含むことができ、フレックス回路の電極メタライズ層は、第1の表面に平行であり、かつ周囲環境に露出される。本方法はまた、フレックス回路を少なくとも1つのエクステンションに連結することを含むことができる。本方法はまた、フレックス回路が誘導コイルを有することを含むことができ、フレックス回路を少なくとも1つのエクステンションに連結することは、少なくとも1つのエクステンションの表面にわたって誘導コイルを位置付けることを含むことができる。
【0034】
いくつかの実施例では、本方法は、絶縁ワイヤをフレックス回路に連結することを更に含むことができる。
【0035】
いくつかの実施例では、本方法は、絶縁ジャケットを電極ランディング領域の少なくとも一部にわたって位置付けることを更に含むことができる。
【0036】
いくつかの実施例では、少なくとも1つのエクステンションを湾曲させることは、少なくとも1つのエクステンションを少なくとも180°折り畳むことを含むことができる。少なくとも1つのエクステンションを湾曲させることはまた、少なくとも1つのエクステンションを折り畳むことを含むことができ、少なくとも1つのエクステンションの端部が、第2の平面状の表面に接近する。
【0037】
いくつかの実施例では、エンドエフェクタが開示される。本エンドエフェクタは、長手方向軸に沿って延在する細長い支持部材を含むことができる。本エンドエフェクタはまた、細長い支持部材に連結されている、電極ランディングパッドを含むことができ、電極ランディングパッドは、外部表面及び外部表面の両側の2つの側面を提供するために、細長い支持部材の周りに折り畳まれる。本エンドエフェクタはまた、電極メタライズ層を有するフレックス回路を含むことができ、フレックス回路は、電極ランディングパッドの外部表面に連結されており、電極メタライズ層は、外部表面に平行であり、かつ周囲環境に露出されている。本エンドエフェクタはまた、電極メタライズ層と電気的に連通する絶縁ワイヤを含むことができ、絶縁ワイヤは、細長い支持部材及び/又は電極ランディングパッドによって形成された凹部内に位置付けられている。
【0038】
いくつかの実施例では、本エンドエフェクタは、一対の平行な細長い支持部材であって、その細長い支持部材は、長手方向軸に沿って延在して、一対の細長い支持部材の細長い支持部材間に間隙を形成しており、その間隙は、絶縁ワイヤが位置付けられる凹部を有する、細長い支持部材を更に有することを含むことができる。
【0039】
いくつかの実施例では、本エンドエフェクタはまた、電極ランディングパッドの端部に近接して、かつ細長い支持部材の内部表面に近接して位置付けられている凹部を含むことができる。
【0040】
いくつかの実施例では、フレックス回路は、電極ランディングパッドの外部表面に閉じ込められることを含むことができる。
【0041】
いくつかの実施例では、フレックス回路は、電極ランディングパッドの2つの側面のうちの少なくとも1つの少なくとも一部にわたって延在することを含むことができる。
【0042】
いくつかの実施例では、本エンドエフェクタは、凹部内に配設された誘導コイルを更に含むことができる。
【0043】
本開示の他の態様及び特徴は、以下の詳細な記載を添付の図と併せて考察することで、当業者には明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
本発明の上記及び更なる態様は、添付の図面と併せて以下の説明を参照して更に考察され、様々な図面において、同様の数字は、同様の構造要素及び特徴を示す。図面は、必ずしも縮尺どおりではなく、代わりに、本発明の原理を例解することに主眼が置かれている。図は、限定としてではなく単なる例解として、本発明のデバイスの1つ又は2つ以上の実装形態を描写している。
【
図1】本発明の態様による、例示的なカテーテルに基づく電気生理学的マッピング及びアブレーションシステムの例解図である。
【
図2】本発明の態様による、エンドエフェクタの例解図である。
【
図3A】本発明の態様による、電極ランディングエクステンション内に配設された誘導コイルを有する電極組立体であって、誘導コイル軸は長手方向軸に平行である、電極組立体を例解する断面図である。
【
図3B】本発明の態様による、
図3Aの電極組立体を例解する側面図である。
【
図4A】本発明の態様による、電極ランディングエクステンション内に配設された誘導コイルを有する代替的な電極組立体を例解する断面図であり、誘導コイルの軸は、第1の表面に直交する。
【
図4B】本発明の態様による、
図4Aの電極組立体を例解する側面図である。
【
図5】本発明の態様による、絶縁ワイヤがフレックス回路の電極メタライズ層の内部表面に連結されている電極組立体を例解する断面図である。
【
図6】本発明の態様による、絶縁ワイヤがフレックス回路の電極メタライズ層の外部表面に連結されている代替的な電極組立体を例解する断面図である。
【
図7A】本発明の態様による、細長い支持部材の寸法の例解である。
【
図7B】本発明の態様による、細長い支持部材の寸法の例解である。
【
図8A】本発明の態様による、細長い支持部材の代替的な寸法の例解である。
【
図8B】本発明の態様による、
図8Aの細長い支持部材の細長い支持部材の寸法の例解であり、電極ランディングエクステンションが長手方向軸の周りに巻かれている。
【
図8C】本発明の態様による、
図8Aの細長い支持部材の細長い支持部材の寸法の例解であり、電極ランディングエクステンションが長手方向軸の周りに巻かれている。
【
図9A】本発明の態様による、電極組立体の例解であり、誘導コイルが電極ランディングエクステンションに連結されている。
【
図9B】本発明の態様による、電極組立体の例解であり、誘導コイルが電極ランディングエクステンションに連結されている。
【
図10A】本発明の態様による、誘導コイル及び絶縁ワイヤが細長い支持部材の凹部内に配設されている、代替的な電極組立体の例解である。
【
図10B】本発明の態様による、誘導コイル及び絶縁ワイヤがフレックス回路の内側接触領域と細長い支持部材との間の凹部内に配設されている、代替的な電極組立体の例解である。
【
図11】本発明の態様による、エンドエフェクタを製造するための方法のフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0045】
本明細書で使用される場合、任意の数値又は数値範囲に対する「約」又は「ほぼ」という用語は、構成要素の一部又は構成要素集合を、本明細書に説明されるその意図された目的に沿って機能させるのに好適な寸法の許容誤差を示すものである。より具体的には、「約」又は「ほぼ」は、列挙された値の±20%の値の範囲を指し得、例えば、「約90%」は、71%~99%の値の範囲を指し得る。
【0046】
本明細書で使用される場合、「マイクロカテーテル」という用語は、心血管用途におけるカテーテルと比較して小さい直径、すなわち8フレンチ以下の直径を有するカテーテルである。
【0047】
本明細書で使用される場合、「管状」及び「管」という用語は、広義に解釈されるものとし、直円柱構造、若しくは断面が厳密に円形である構造、又はその長さ全体にわたって均一な断面である構造に限定されるものではない。例えば、管状構造又は管状システムは、一般に、実質的な直円柱構造として図示される。しかしながら、管状システムは、本開示の範囲から逸脱することなく、テーパ状又は湾曲した外部表面を有することができる。
【0048】
参照により本特許出願に組み込まれた文献は、本出願の不可欠な部分とみなされるべきであり、ただし、これらの組み込まれた文献においていずれかの用語が、本明細書で明示的又は暗黙的になされた定義と矛盾する方法で定義されている限り、本明細書の定義のみが考慮されるべきである。
【0049】
本明細書に記載の教示、表現、変形例、実施例等のうちのいずれか1つ又は2つ以上は、本明細書に記載のその他の教示、表現、変形例、実施例等のうちのいずれか1つ又は2つ以上と組み合わされてもよい。したがって、以下に記載されている教示、表現、変形例、実施例等は、互いに単独で考慮されるべきではない。本明細書の教示に照らして、本明細書の教示と組み合わされてもよい様々な好適な方法が、当業者には容易に明らかとなろう。このような修正例及び変形形態は、特許請求の範囲に含まれることが意図される。
【0050】
図1は、例示的なカテーテルに基づく電気生理学的マッピング及びアブレーションシステム10を示す図である。システム10は、患者の血管系を通じて、心臓12の腔又は血管構造内に医師24によって経皮的に挿入される複数のカテーテルを含む。典型的には、送達シースカテーテルは、心臓12内の所望の場所付近の左心房又は右心房に挿入される。その後、複数のカテーテルを送達シースカテーテルに挿入して、所望の位置に到達させることができる。複数のカテーテルは、心内電位図(Intracardiac Electrogram、IEGM)信号の感知専用のカテーテル、アブレーション専用のカテーテル、及び/又は感知及びアブレーションの両方に専用のカテーテルを含み得る。IEGMを感知するように構成された例示的なカテーテル14が本明細書に例解されている。医師24は、心臓12の標的部位を感知するために、カテーテル14の遠位先端部28を心臓壁と接触させる。アブレーションのために、医師24は、同様に、アブレーションカテーテルの遠位端をアブレーションのための標的部位に運ぶ。
【0051】
図示されたカテーテル14は、遠位先端部28において複数のスパイン22にわたって任意選択的に分布し、IEGM信号を検知するように構成された1つ、好ましくは複数の電極26を含む例示的なカテーテルである。カテーテル14は、遠位先端部28の位置及び配向を追跡するために、遠位先端部28内又はその近くに埋め込まれた位置センサ29を更に含むことができる。任意選択的に、かつ好ましくは、位置センサ29は、三次元(three-dimensional、3D)位置及び配向を感知するための3つの磁気コイルを含む磁気ベースの位置センサである。
【0052】
磁気ベースの位置センサ29は、所定の作業体積内に磁場を生成するように構成された複数の磁気コイル32を含む位置パッド25と共に動作してもよい。カテーテル14の遠位先端部28のリアルタイム位置は、位置パッド25によって生成され、磁気ベースの位置センサ29によって感知される磁場に基づいて追跡されてもよい。磁気ベースの位置感知技術の詳細は、米国特許第5,391,199号、同第5,443,489号、同第5,558,091号、同第6,172,499号、同第6,239,724号、同第6,332,089号、同第6,484,118号、同第6,618,612号、同第6,690,963号、同第6,788,967号、同第6,892,091号に記載されており、参照により本明細書に組み込まれる。
【0053】
エンドエフェクタ100は、
図3A、
図3B、
図4A、
図4B、及び
図9Aに例解されるように、並びに本明細書の他の箇所に別様に開示されるように、電極26の下でスパイン214の内側に連結された1つ又は2つ以上の誘導コイル120を含むことができる。これらの誘導コイルは、単軸磁気ベースの位置センサとして構成することができる。これらのコイルは更に、三軸感知を提供するように組み合わされ得る。例えば、エンドエフェクタ100は、三次元におけるナビゲーションセンサの位置及び配向を決定するために、3つの直交軸に沿って位置合わせされる3つのコイル配列を含むナビゲーションセンサの互換性特徴を含むように修正することができ、これは、例えば、米国特許第10,330,742号及び第10,677,857号に開示されており、各々は、あたかも本明細書に記載されているかのように参照により含まれ、親特許出願第63/503,754号の付録に添付されている。
【0054】
システム10は、位置特定パッド25の位置基準、並びに電極26のインピーダンスベースの追跡を確立するために、患者23上の皮膚接触のために位置付けられる1つ又は2つ以上の電極パッチ38を含む。インピーダンスベースの追跡のために、電流が電極26に方向付けられ、電極皮膚パッチ38において感知され、それにより、各電極の位置を、電極パッチ38を介して三角測量することができる。インピーダンスベースの位置追跡技術の詳細は、米国特許第7,536,218号、同第7,756,576号、同第7,848,787号、同第7,869,865号、及び同第8,456,182号に記載されており、参照により本明細書に組み込まれる。
【0055】
レコーダ11は、体表面ECG電極18で捕捉された電位
図21と、カテーテル14の電極26で捕捉された心内電位図(intracardiac electrogram、IEGM)とを表示する。レコーダ11は、心拍リズムをペーシングするためのペーシング能力を含んでもよく、及び/又は独立型ペーサに電気的に接続されてもよい。
【0056】
システム10は、アブレーションするように構成されたカテーテルの遠位先端部にある1つ又は2つ以上の電極にアブレーションエネルギーを伝達するように適合されたアブレーションエネルギー発生器50を含んでもよい。アブレーションエネルギー発生器50によって生成されるエネルギーは、不可逆エレクトロポレーション(IRE)をもたらすために使用され得るような単極又は双極高電圧DCパルスを含む、無線周波数(RF)エネルギー若しくはパルス場アブレーション(pulsed-field ablation、PFA)エネルギー、又はそれらの組み合わせを含み得るが、それらに限定されない。電極26は、アブレーションを行うために組織にRF又はIRE信号を提供するように構成され得る。PFAは、RFよりも実質的に少ない熱を発生させ、したがって、RFに好適な電極の温度に耐えることができる電極を必要としない。したがって、電極26は、PFA用途のためにより薄くすることができる(例えば、フレックス回路層)。例えば、電極26は、米国特許第11,540,877号及び米国特許公開第2021/0169550(A1)号、同第2021/0169567(A1)号、同第2021/0169568(A1)号、同第2021/0196372(A1)号、同第2021/0177503(A1)号、及び同第2021/0186604(A1)号に開示されているように、エネルギーを印加するのに好適とすることができ、当該特許の各々は、参照により本明細書に組み込まれる。
【0057】
患者インターフェースユニット(patient interface unit、PIU)30は、カテーテル、電気生理学的機器、電源、及びシステム10の動作を制御するためのワークステーション55の間の電気通信を確立するように構成されたインターフェースである。システム10の電気生理学的機器は、例えば、複数のカテーテル、場所パッド25、体表面ECG電極18、電極パッチ38、アブレーションエネルギー発生器50、及びレコーダ11を含んでもよい。任意選択的に、かつ好ましくは、PIU30は、カテーテルの場所のリアルタイム計算を実施するため、かつECG計算を実行するための処理能力を含む。
【0058】
ワークステーション55は、メモリと、適切なオペレーティングソフトウェアがロードされたメモリ又は記憶装置を有するプロセッサユニットと、ユーザインターフェース機能と、を含む。ワークステーション55は、複数の機能を提供するように構成することができ、任意選択的に、(1)心内膜解剖学的構造を三次元(3D)でモデル化し、そのモデル又は解剖学的マップ20を表示デバイス27に表示するためにレンダリングすることと、(2)表示デバイス27上に、記録された電位
図21からコンパイルされた活性化シーケンス(又は他のデータ)を、レンダリングされた解剖学的マップ20上に重ね合わされた代表的な視覚的印又は画像で表示することと、(3)心腔内の複数のカテーテルのリアルタイムの場所及び配向を表示することと、(4)アブレーションエネルギーが印加されたところなどの関心部位を表示デバイス27上に表示することと、を含む。システム(10)の要素を具現化する1つの市販製品は、Biosense Webster,Inc.(31A Technology Drive,Irvine,CA,92618)から市販されている、CARTO(商標)3システムとして、入手可能である。
【0059】
図2は、エンドエフェクタ100の例解図である。
図1に例解されるカテーテル14は、
図2に例解されるエンドエフェクタ100の特徴を含むように修正することができる。エンドエフェクタ100は、長手方向軸86に沿って延在し、かつエンドエフェクタ100の遠位端111及び近位端112で連結された複数の細長い支持部材114a~114dを含むことができる。複数の細長い支持部材114a~114dの各々は、長手方向軸86から離れる方に面する第1の表面151と、第1の表面151から延在し、長手方向軸86に向かって湾曲する少なくとも1つのエクステンション153と、長手方向軸86に面し、かつ第1の表面151の反対側にある第2の表面152と、を含む、電極ランディング領域150を含むことができる(
図3A~
図9Bに描写する)。電極ランディング領域150はまた、その上に配設された電極組立体140を含むことができる。
【0060】
いくつかの実施例では、少なくとも1つのエクステンション153は、電極ランディング領域150の両側に対称的に延在する一対のエクステンション153を含むことができる。
【0061】
いくつかの実施例では、電極組立体140は、電極ランディング領域150及び電極ランディング領域150の少なくとも1つのエクステンション153に連結されたフレックス回路142を含むことができる。フレックス回路はまた、第1の表面151に平行であり、かつ周囲環境に露出されている電極メタライズ層144を含むことができる。電極組立体140はまた、電極ランディング領域150の一部を覆う絶縁ジャケット160を含むことができ、絶縁ジャケット160は、フレックス回路142の一部にわたって延在し、かつ露出した電極メタライズ層144のための開口部を提供する。
【0062】
いくつかの実施例では、絶縁ジャケット160は、少なくとも1つのエクステンション153の少なくとも一部及び電極ランディング領域150の第2の表面152の少なくとも一部にわたって延在することを含むことができる。
【0063】
いくつかの実施例では、絶縁ジャケット160は、少なくとも1つのエクステンション153の大部分及び電極ランディング領域150の第2の表面152の大部分にわたって延在することを含むことができる。
【0064】
いくつかの実施例では、電極ランディング領域は、連続的な外部表面を含むことができ、連続的な外部表面は、第1の表面151と、少なくともエクステンション153の各々の湾曲した外部表面と、を含み、かつ少なくとも1つのエクステンション153の湾曲した外部表面の一部が、長手方向軸86に面する。いくつかの実施例では、連続的な外部表面は、P字形状又はB字形状の輪郭を含むことができる。
【0065】
いくつかの実施例では、少なくとも1つのエクステンション153は、少なくとも180°折り畳むことができる。少なくとも1つのエクステンションはまた、その少なくとも1つのエクステンション153の端部が、電極ランディング領域150の第2の表面152に接近するように、折り畳むことができる。
【0066】
図3A及び
図3Bは、
図2で上述した電極組立体140と類似の電極組立体140aの例解図である。しかしながら、いくつかの実施例では、電極組立体140aの少なくとも1つのエクステンション153は、電極ランディング領域150の第2の表面152の一部にわたってポケット154を形成し、電気構成要素を含むことができる。電気構成要素は、誘導コイル120aを、その誘導コイル120aの一部が、ポケット154内に位置付けられるように、含むことができる。誘導コイル120aは、絶縁ワイヤストランド122aを含むことができ、絶縁ワイヤストランド122aは、誘導コイル120aの軸121aの周りに巻かれ、その中心に誘導コイルコア123を伴う。誘導コイル120aはまた、誘導コイル120aのワイヤストランド122aの近位に取り付けられた誘導ワイヤ124aを含むことができる。
【0067】
磁気ベースの位置センサ29は、カテーテルのエンドエフェクタ100の近位に位置付けられ、したがって、可能な限り正確な位置を提供するわけではない。加えて、この磁気ベースの位置センサは、カテーテルの場所を観察するための1つの軸のみを提供する。ポケット154内に配設される誘導コイル120aは、デバイスを操作する外科医がカテーテルの物理的な位置付け及び配向をより正確に観察することができる更なる配向軸を提供する。複数の細長い支持部材114の各々の誘導コイル120aは、それら自身の個々の軸を提供し、個々の軸は、カテーテルが患者の体内のどこに位置しているかの詳細な画像に寄与する。
【0068】
いくつかの実施例では、誘導コイル120aの軸121aは、長手方向軸86に平行とすることができる。
【0069】
いくつかの実施例では、
図3A及び
図3Bの電極組立体140aは、電極ランディング領域150及び電極ランディング領域150の少なくとも1つのエクステンション153に連結されたフレックス回路142を含むことができる。フレックス回路はまた、第1の表面151に平行であり、かつ周囲環境に露出されている電極メタライズ層144を含むことができる。電極組立体140aはまた、電極ランディング領域150の一部を覆う絶縁ジャケット160を含むことができ、絶縁ジャケット160は、フレックス回路142の一部にわたって延在し、かつ露出した電極メタライズ層144のための開口部を提供する。電極組立体140aはまた、露出した電極メタライズ層144と接触し、かつ細長い支持部材114の軸88と平行である絶縁ワイヤ162を含むことができる。
【0070】
いくつかの実施例では、少なくとも1つのエクステンション153は、電極ランディング領域150の第2の表面152の少なくとも一部に重なるように湾曲することを更に含むことができる。
【0071】
いくつかの実施例では、細長い支持部材114は、導電性又は非導電性材料を含むことができる。更に、細長い支持部材114は、形状記憶材料から作ることができる。
【0072】
図4A及び
図4Bは、
図2で上述した電極組立体140と類似の電極組立体140bの例解図である。しかしながら、いくつかの実施例では、電極組立体140bの少なくとも1つのエクステンション153は、電極ランディング領域150の第2の表面152の一部にわたってポケット154を形成し、かつ電気構成要素を含むことができる。電気構成要素は、誘導コイル120を、その誘導コイル120bの一部が、ポケット154内に位置付けられるように、含むことができる。誘導コイル120bは、絶縁ワイヤストランド122bを含むことができ、絶縁ワイヤストランド122bは、誘導コイル120bの軸121bの周りに巻かれ、その中心に誘導コイルコア123を伴う。誘導コイル120bはまた、誘導コイル120bのワイヤストランド122bに近位に取り付けられた誘導ワイヤ124bを含むことができる。
【0073】
磁気ベースの位置センサ29は、カテーテルのエンドエフェクタ100の近位に位置付けられ、したがって、可能な限り正確な位置を提供するわけではない。加えて、この磁気ベースの位置センサは、カテーテルの場所を観察するための1つの軸のみを提供する。ポケット154内に配設される誘導コイル120bは、デバイスを操作する外科医がカテーテルの物理的な位置付け及び配向をより正確に観察することができる更なる配向軸を提供する。複数の細長い支持部材114の各々の誘導コイル120bは、それら自身の個々の軸を提供し、個々の軸は、カテーテルが患者の体内のどこに位置しているかの詳細な画像に寄与する。
【0074】
いくつかの実施例では、誘導コイル120bの軸121bは、第1の表面151に直交することができる。
【0075】
いくつかの実施例では、
図4A及び
図4Bの電極組立体140bは、電極ランディング領域150及び電極ランディング領域150の少なくとも1つのエクステンション153に連結されたフレックス回路142を含むことができる。フレックス回路はまた、第1の表面151に平行であり、かつ周囲環境に露出されている電極メタライズ層144を含むことができる。電極組立体140bはまた、電極ランディング領域150の一部を覆う絶縁ジャケット160を含むことができ、絶縁ジャケット160は、フレックス回路142の一部にわたって延在し、かつ露出した電極メタライズ層144のための開口部を提供する。電極組立体140bはまた、露出した電極メタライズ層144と接触し、かつ細長い支持部材114の軸88と平行である絶縁ワイヤ162を含むことができる。
【0076】
図5は、
図2において上述した電極組立体140と類似の電極組立体140cを例解する断面例解図である。電極組立体140cは、電極ランディング領域150を含むことができ、電極ランディング領域150は、第1の表面151と、第1の表面151から延在し、かつ長手方向軸86に向かって湾曲する少なくとも1つのエクステンション153と、第1の表面151の反対側の第2の表面152と、を含む。電極組立体140cはまた、電極ランディング領域150及び電極ランディング領域150の少なくとも1つのエクステンション153に連結されたフレックス回路142を含むことができる。フレックス回路はまた、第1の表面151に平行であり、かつ周囲環境に露出されている電極メタライズ層144を含むことができる。電極組立体140はまた、電極ランディング領域150の一部を覆う絶縁ジャケット160を含むことができ、絶縁ジャケット160は、フレックス回路142の一部にわたって延在し、かつ露出した電極メタライズ層144のための開口部を提供する。少なくとも1つのエクステンション153は、電極メタライズ層144と接触し、かつ電極ランディング領域150の第2の表面152に面する絶縁ワイヤ162を含むことができる。
【0077】
いくつかの実施例では、絶縁ワイヤ162はまた、少なくとも1つのエクステンション153によって形成されたポケット154内に配設され、かつフレックス回路142に連結することができる。絶縁ワイヤ162は、フレックス回路142を貫通して配設されたビアを通して電極メタライズ層144と接触している。これにより、絶縁ワイヤ162は、依然としてフレックス回路142に連結されるが、表面積が小さいコンパクトな環境にあるように位置付けられることが可能になる。加えて、絶縁ワイヤ162をポケット154内に位置付けることはまた、絶縁ワイヤ162と電極メタライズ層144との間の接続のためのセキュリティ/保護を提供する。絶縁ワイヤ162は、エンドエフェクタ100を折り畳むときにいかなる動きも妨げないことになる。ポケット154はまた、絶縁ワイヤ162と電極メタライズ層144との間の接続のための歪み緩和を提供するために、ワイヤの緩みのための空間を提供する。
【0078】
図6は、
図2において上述した電極組立体140と類似の電極組立体140dを例解する断面例解図である。電極組立体140dは、電極ランディング領域150を含むことができ、電極ランディング領域150は、第1の表面151と、第1の表面151から延在し、かつ長手方向軸86に向かって湾曲する少なくとも1つのエクステンション153と、第1の表面151の反対側の第2の表面152と、を含む。電極組立体140dはまた、電極ランディング領域150及び電極ランディング領域150の少なくとも1つのエクステンション153に連結されたフレックス回路142を含むことができる。フレックス回路はまた、第1の表面151に平行であり、かつ周囲環境に露出されている電極メタライズ層144を含むことができる。電極組立体140はまた、電極ランディング領域150の一部を覆う絶縁ジャケット160を含むことができ、絶縁ジャケット160は、フレックス回路142の一部にわたって延在し、かつ露出した電極メタライズ層144のための開口部を提供する。少なくとも1つのエクステンション153は、電極メタライズ層144と接触し、かつ電極ランディング領域150の第2の表面152に面する絶縁ワイヤ162を含むことができる。
【0079】
いくつかの実施例では、絶縁ワイヤ162はまた、少なくとも1つのエクステンション153によって形成されたポケット154の外側に配設され、かつフレックス回路142に連結することができる。絶縁ワイヤ162は、電極メタライズ層144と直接接触している。
【0080】
図7A及び
図7Bは、エンドエフェクタ100の細長い支持部材114の寸法の例解である。細長い支持部材114は、エンドエフェクタ100の長さの大部分にわたって実質的に均一な厚さT1を含むことができる。
【0081】
いくつかの実施例では、細長い支持部材は、第1の幅W3を有する電極ランディング領域150と、細長い支持部材114の軸88に沿って電極ランディング領域150から遠位に延在し、かつ第1の幅W3より小さい第2の幅W1を有する遠位エクステンション116と、電極ランディング領域150から近位に延在する近位エクステンション117と、を含むことができ、近位エクステンション117は、第1の幅W3より小さく、かつ第2の幅W2にほぼ等しい第3の幅W2を有する。
【0082】
図8A~
図8Cは、エンドエフェクタ100の細長い支持部材114の寸法の例解である。細長い支持部材114は、エンドエフェクタ100の長さの大部分にわたって実質的に均一な厚さT1を含むことができる。
【0083】
いくつかの実施例では、細長い支持部材は、
図7A~
図7Bの第1の幅W3よりも小さい第1の幅W4を有する電極ランディング領域150と、細長い支持部材114の軸88に沿って電極ランディング領域150から遠位に延在し、かつ第1の幅W3よりも小さい第2の幅W1を有する遠位エクステンション116と、電極ランディング領域150から近位に延在する近位エクステンション117と、を含むことができ、近位エクステンション117は、第1の幅W4よりも小さく、かつ第2の幅W2にほぼ等しい第3の幅W2を有する。
【0084】
いくつかの実施例では、電極ランディング領域150は、細長い支持部材114の長手方向軸88に直交して測定される高さH1を、その高さH1が、厚さT1よりも大きくなるように、含むことができる。
【0085】
図8B及び
図8Cは、細長い支持部材114の寸法の例解であり、電極ランディングエクステンションは、エンドエフェクタ100の長手方向軸86に向かって湾曲している。
【0086】
図9A及び
図9Bは、上の
図2で記載した電極組立体140と類似の代替的な電極組立体140eを含むことができる細長い部材の例解である。細長い部材は、遠位エクステンション116、近位エクステンション117、第1の表面151、第2の表面152、及び電極ランディング領域150を含むことができる。電極ランディング領域150は、細長い管状部材114の長手方向軸88に直交して位置付けられた少なくとも1つのエクステンション153と、その上に配設された電極組立体140eと、を含むことができる。電極組立体140eは、電極ランディング領域150及び電極ランディング領域150の少なくとも1つのエクステンション153に連結されたフレックス回路142を含むことができる。フレックス回路はまた、第1の表面151に平行であり、かつ周囲環境に露出されている電極メタライズ層144を含むことができる。電極ランディング領域150のエクステンション153は、その上に配設された誘導コイル120eを、その誘導コイル120eが、少なくとも1つのエクステンション153が長手方向軸86に向かって湾曲しているとき、誘導コイル120eの軸121eは、細長い支持部材114の長手方向軸88に直交に、かつ第1の表面151に平行に位置付けられるように、含むことができる。
【0087】
いくつかの実施例では、誘導コイル120eは、カテーテルの位置を参照及び測定するための追加の軸を提供する。これにより、動作中にカテーテルの場所及び配向を単純化することが可能になる。
【0088】
図10Aは、代替的な電極組立体240aの例解である。電極組立体240aは、長手方向軸86に沿って延在する細長い支持部材214aと、細長い支持部材214aに連結された電極ランディングパッド230と、電極メタライズ層244及び電極ランディングパッド230の外部表面231に連結された上面246を有するフレックス回路242aと、電極メタライズ層244と電気的に連通し、かつ細長い支持部材214a及び/又は電極ランディングパッド230によって形成された間隙内に位置付けられた絶縁ワイヤ262と、を含むことができる。電極ランディングパッドは、電極ランディングパッドが、外部表面231及び外部表面231の両側の2つの側面232を提供するために細長い支持部材214aの周りに折り畳まれるように、細長い支持部材214aに連結することができる。
【0089】
いくつかの実施例では、電極メタライズ層244は、電極メタライズ層244が、外部表面231に平行であり、かつ周囲環境に露出するように、電極ランディングパッド230の外部表面231に連結することができる。
【0090】
いくつかの実施例では、細長い支持部材214aは、一対の細長い支持部材214aの間に間隙250aを形成する一対の平行な細長い支持部材214aを含むことができ、その間隙250aは、絶縁ワイヤ262が位置付けられる凹部を有する。
【0091】
いくつかの実施例では、一対の細長い支持部材214aによって形成された間隙250aはまた、凹部内に配設された誘導コイル220を含むことができる。
【0092】
図10Bは、代替的な電極組立体240bの例解である。電極組立体240bは、長手方向軸86に沿って延在する細長い支持部材214bと、細長い支持部材214bに連結された電極ランディングパッド230と、電極メタライズ層244を有するフレックス回路242bと、電極メタライズ層244と電気的に連通し、かつ細長い支持部材214b及び/又は電極ランディングパッド230によって形成された間隙内に位置付けられた絶縁ワイヤ262と、を含むことができる。電極ランディングパッド230は、電極ランディングパッド230が、外部表面231及び外部表面231の両側の2つの側面232を提供するために細長い支持部材214bの周りに折り畳まれるように、細長い支持部材214bに連結することができる。
【0093】
いくつかの実施例では、フレックス回路242bは、電極ランディングパッドの外部表面231にわたって配設することができる。フレックス回路242bはまた、電極ランディングパッド230の2つの側面232のうちの少なくとも一方の少なくとも一部にわたって延在することができる。
【0094】
いくつかの実施例では、電極メタライズ層244は、電極メタライズ層244が、外部表面231に平行であり、かつ周囲環境に露出するように、電極ランディングパッド230の外部表面231に連結することができる。
【0095】
いくつかの実施例では、細長い支持部材214bは、電極ランディングパッド230の端部に近接し、かつ細長い支持部材214bの内部表面245に近接して位置付けられた間隙250bを含むことができる。
【0096】
いくつかの実施例では、間隙250bはまた、間隙250b内に配設された誘導コイル220を含むことができる。
【0097】
図11は、本明細書に開示されるエンドエフェクタ100を製造するための方法300のフロー図である。
図11の方法ステップは、理解されるように、本明細書に記載される例示的手段のいずれかによって、又は類似の手段によって実装することができる。結果として得られるエンドエフェクタ100は、当業者に理解されるように、本明細書に開示される例示的なエンドエフェクタ100、その変形形態、及びその代替形態と同様に構成することができる。
【0098】
ブロック302において、方法300は、細長い支持部材114の軸に直交して延在する少なくとも1つのエクステンション153を有する電極ランディング領域150を有する細長い支持部材114を形成するために、平面状のシートを切断することを含むことができる。
【0099】
いくつかの実施例では、方法300は、電極40を少なくとも1つのエクステンション153のうちの少なくとも1つに連結することを更に含むことができる。
【0100】
ブロック304において、方法300は、少なくとも1つのエクステンション153を湾曲させることを含むことができ、電極ランディング領域150の中央部分は、第1の平面状の表面151と、第1の平面状の表面151の反対側の第2の平面状の表面152と、を備え、かつ、少なくとも1つのエクステンション153は、第1の平面状の表面151から離れる方に湾曲する。
【0101】
いくつかの実施例では、少なくとも1つのエクステンション153は、細長い支持部材114の中心本体から対称に延在する一対のエクステンションを含むことができ、少なくとも1つのエクステンションを湾曲させることは、対称曲線を形成するために、一対のエクステンションのうちの各エクステンション153を第1の平面状の表面151から離れる方に湾曲させることを含む。
【0102】
いくつかの実施例では、少なくとも1つのエクステンション153を湾曲させることは、その少なくとも1つのエクステンション153を少なくとも180°で湾曲させることを含むことができる。
【0103】
いくつかの実施例では、少なくとも1つのエクステンション153を湾曲させることは、少なくとも1つのエクステンション153を湾曲させて折り畳むことを含むことができ、少なくとも1つのエクステンション153の端部は、第2の平面状の表面152に接近する。
【0104】
いくつかの実施例では、方法300は、第2の平面状の表面152の少なくとも一部に重なるように、少なくとも1つのエクステンション153を湾曲させることを更に含むことができる。
【0105】
いくつかの実施例では、方法300は、少なくとも1つのエクステンション153で凹部154を形成することを更に含むことができ、その凹部154は、第2の平面状の表面152の一部にわたっているか、又は第2の平面状の表面152に近接している。方法300はまた、凹部154内に誘導コイル120の一部を位置付けることを含むことができる。
【0106】
いくつかの実施例では、方法300は、誘導コイル120の軸121を位置付けることを含むことができ、軸121は、細長い支持部材114の長手方向軸86に平行である。
【0107】
いくつかの実施例では、方法300は、誘導コイル120の軸121を位置付けることを含むことができ、軸121は、第1の平面状の表面151に直交する。
【0108】
ブロック306において、方法300は、電極40を第1の平面状の表面151に連結することを含むことができる。
【0109】
いくつかの実施例では、方法300は、フレックス回路142を少なくとも1つのエクステンション153及び電極ランディング領域150の第1の表面151に連結することを更に含むことができ、フレックス回路142の電極メタライズ層144は、第1の表面151に平行であり、かつ周囲環境に露出する。フレックス回路142は、少なくとも1つのエクステンション153の表面にわたって位置付けられた誘導コイル120を含むことができる。フレックス回路142はまた、フレックス回路142に連結された絶縁ワイヤ162を含むことができる。
【0110】
いくつかの実施例では、方法300は、電極ランディング領域150の少なくとも一部にわたって絶縁ジャケット160を位置付けることを更に含むことができる。
【0111】
ブロック308において、方法300は、誘導コイル120を少なくとも1つのエクステンション153のうちの少なくとも1つに連結することを含むことができる。
【0112】
本明細書に含まれる説明は、本発明の実施形態の例であり、本発明の範囲を何ら制限するものではない。本明細書に記載されるように、本発明は、代替的な絶縁ワイヤ位置付け、誘導コイルを配向するための代替的な手段などを含む、エンドエフェクタの多くの変形形態及び修正形態を考慮する。本開示の教示による、当業者に明白な修正形態及び変形形態は、以下の請求項の範囲内であることが意図される。
【0113】
以下の条項は、本開示の非限定的な実施形態を列挙する。
条項1.医療用プローブのエンドエフェクタであって、本エンドエフェクタは、エンドエフェクタの長手方向軸に沿って延在し、かつ長手方向軸から拡張するように構成された複数の細長い支持部材であって、複数の細長い支持部材の各々は、電極ランディング領域を備え、電極ランディング領域は、長手方向軸から離れる方に面する第1の表面と、第1の表面から延在し、かつ長手方向軸に向かって湾曲する少なくとも1つのエクステンションと、を備える、複数の細長い支持部材と、第1の表面に連結された電極と、を備える、エンドエフェクタ。
【0114】
条項2.少なくとも1つのエクステンションに連結された誘導コイル、を更に備える、条項1に記載のエンドエフェクタ。
【0115】
条項3.複数の細長い支持部材は、エンドエフェクタの近位端及びエンドエフェクタの遠位端で互いに連結されている、条項1又は2に記載のエンドエフェクタ。
【0116】
条項4.電極ランディング領域は、連続的な外部表面を備え、連続的な外部表面が、第1の表面と、少なくとも1つのエクステンションのうちの各エクステンションの湾曲した外部表面と、を備え、かつ、少なくとも1つのエクステンションのうちの各エクステンションの湾曲した外部表面の一部が、長手方向軸に面する、条項1~3のいずれか一項に記載のエンドエフェクタ。
【0117】
条項5.連続的な外部表面は、P字形状又はB字形状の輪郭を含む、条項4に記載のエンドエフェクタ。
【0118】
条項6.少なくとも1つのエクステンションは、電極ランディング領域の第2の表面の一部に重なるように更に湾曲しており、第2の表面は、長手方向軸に面し、かつ第1の表面の反対側にある、条項1に記載のエンドエフェクタ。
【0119】
条項7.少なくとも1つのエクステンションは、電極ランディング領域の両側に対称的に延在する一対のエクステンションを備える、条項1~6のいずれか一項に記載のエンドエフェクタ。
【0120】
条項8.少なくとも1つの第1のエクステンションは、少なくとも180°折り畳まれている、条項1~7のいずれか一項に記載のエンドエフェクタ。
【0121】
条項9.少なくとも1つのエクステンションは、その少なくとも1つのエクステンションの端部が、電極ランディング領域の第2の表面に接近するように折り畳まれており、第2の表面が、長手方向軸に面し、かつ第1の表面の反対側にある、条項8に記載のエンドエフェクタ。
【0122】
条項10.少なくとも1つのエクステンションは、電極ランディング領域の第2の表面の一部にわたってポケットを形成しており、第2の表面は、長手方向軸に面し、かつ第1の表面の反対側にある、条項1~9のいずれか一項に記載のエンドエフェクタ。
【0123】
条項11.ポケット内に位置付けられる一部を含む電気構成要素を更に備える、条項10に記載のエンドエフェクタ。
【0124】
条項12.電気構成要素は、誘導コイルを備え、誘導コイルの一部が、ポケット内に位置付けられている、条項11に記載のエンドエフェクタ。
【0125】
条項13.誘導コイルは、誘導コイルの軸の周りに巻かれた絶縁ワイヤストランドを備える、条項12に記載のエンドエフェクタ。
【0126】
条項14.誘導コイルの軸は、長手方向軸に平行である、条項13に記載のエンドエフェクタ。
【0127】
条項15.誘導コイルの軸は、第1の表面に直交している、条項13に記載のエンドエフェクタ。
【0128】
条項16.誘導コイルを更に備え、誘導コイルは、誘導コイルが、長手方向軸に直交し、かつ第1の表面に平行であるセンサ軸を中心として螺旋形を描くように、少なくとも1つのエクステンションに連結されている、条項1~15のいずれか一項に記載のエンドエフェクタ。
【0129】
条項17.電極ランディング領域の第1の表面に連結されたフレックス回路を更に備え、フレックス回路が、第1の表面に平行であり、かつ周囲環境に露出された電極メタライズ層を備える、条項1~16のいずれか一項に記載のエンドエフェクタ。
【0130】
条項18.フレックス回路は、少なくとも1つのエクステンションに更に連結されている、条項17に記載のエンドエフェクタ。
【0131】
条項19.フレックス回路は、少なくとも1つのエクステンションに連結され、かつ少なくとも1つのエクステンションに平行な長手方向軸に向かって湾曲している誘導コイルを更に備える、条項18に記載のエンドエフェクタ。
【0132】
条項20.フレックス回路に連結され、かつ電極メタライズ層と電気的に連通する絶縁ワイヤを更に備え、絶縁ワイヤは、電極ランディング領域の第2の表面に面して位置付けられており、第2の表面は、長手方向軸に面し、かつ第1の表面の反対側にある、条項17~19のいずれか一項に記載のエンドエフェクタ。
【0133】
条項21.電極ランディング領域の一部を覆い、かつ電極を露出させる開口部を提供する絶縁ジャケットを更に備える、条項1~20のいずれか一項に記載のエンドエフェクタ。
【0134】
条項22.絶縁ジャケットは、少なくとも1つのエクステンションの少なくとも一部と、電極ランディング領域の第2の表面と、にわたって延在しており、第2の表面は、長手方向軸に面し、かつ第1の表面の反対側にある、条項21に記載のエンドエフェクタ。
【0135】
条項23.絶縁ジャケットは、少なくとも1つのエクステンションの大部分及び電極ランディング領域の第2の表面の大部分にわたって延在している、条項21又は22に記載のエンドエフェクタ。
【0136】
条項24.絶縁ジャケットは、フレックス回路の一部にわたって延在している、条項21~23のいずれか一項に記載のエンドエフェクタ。
【0137】
条項25.細長い支持部材は、エンドエフェクタの長さの大部分にわたって実質的に均一な厚さを含む、条項1~24のいずれか一項に記載のエンドエフェクタ。
【0138】
条項26.細長い支持部材は、電極ランディング領域から遠位に延在する遠位エクステンションと、電極ランディング領域から近位に延在する近位エクステンションと、を備え、電極ランディング領域は、少なくとも1つのエクステンションの第1の表面から反対側の表面まで長手方向軸に直交して測定される高さを、その高さが、遠位エクステンションの第1の厚さよりも大きくなるように、かつその高さが、近位エクステンションの第2の厚さよりも大きくなるように、含む、条項1~25のいずれか一項に記載のエンドエフェクタ。
【0139】
条項27.細長い支持部材は、実質的に平面状のシートから形成されており、実質的に平面状のシートは、電極ランディング領域が、第1の幅を含み、電極ランディング領域から遠位に延在する遠位エクステンションが、第1の幅よりも小さい第2の幅を含み、電極ランディング領域から遠位に延在する近位エクステンションが、第1の幅よりも小さくかつ第2の幅にほぼ等しい第3の幅を含むように、切断されている、条項1~26のいずれか一項に記載のエンドエフェクタ。
【0140】
条項28.エンドエフェクタを構築する方法であって、本方法は、細長い支持部材を形成するために平面状のシートを切断することであって、その細長い支持部材は、細長い支持部材の軸から直交して延在する少なくとも1つのエクステンションを備える電極ランディング領域を備える、切断することと、少なくとも1つのエクステンションを形成することであって、電極ランディング領域の中央部分が、第1の平面状の表面と、第1の平面状の表面の反対側の第2の平面状の表面と、を備えるように、かつ、少なくとも1つのエクステンションが、第1の平面状の表面から離れる方に湾曲するように、形成することと、電極を第1の平面状の表面に連結することと、を含む、方法。
【0141】
条項29.少なくとも1つのエクステンションのうちの少なくとも1つに電極を連結することを更に含む、条項28に記載の方法。
【0142】
条項30.第2の平面状の表面の少なくとも一部に重なるように、少なくとも1つのエクステンションを湾曲させることを更に含む、条項28又は29に記載の方法。
【0143】
条項31.少なくとも1つのエクステンションで凹部を形成することを更に含み、凹部は、第2の平面状の一部を横切るか、又は第2の平面状の表面に近接している、条項28~30のいずれか一項に記載の方法。
【0144】
条項32.凹部内に誘導コイルの一部を位置付けることを更に含む、条項31に記載の方法。
【0145】
条項33.誘導コイルを第2の平面状の表面に近接して位置付けることと、少なくとも1つのエクステンションを誘導コイルにわたって湾曲させることと、を更に含む、条項28~32のいずれか一項に記載の方法。
【0146】
条項34.誘導コイルの軸は、細長い支持部材の長手方向軸に平行である、条項33に記載の方法。
【0147】
条項35.誘導コイルの軸は、第1の表面に直交している、条項33に記載の方法。
【0148】
条項36.少なくとも1つのエクステンションは、細長い支持部材の中心本体から対称に延在する一対のエクステンションを備え、少なくとも1つのエクステンションを湾曲させることは、対称曲線を形成するために、一対のエクステンションのうちの各エクステンションを第1の平面状の表面から離れる方に湾曲させることを含む、条項28~35のいずれか一項に記載の方法。
【0149】
条項37.フレックス回路を電極ランディング領域の第1の表面に連結することを更に含み、フレックス回路の電極メタライズ層が、第1の表面に平行であり、かつ周囲環境に露出される、条項28~36のいずれか一項に記載の方法。
【0150】
条項38.フレックス回路を少なくとも1つのエクステンションに連結することを更に含む、条項37に記載の方法。
【0151】
条項39.フレックス回路は、誘導コイルを備え、フレックス回路を少なくとも1つのエクステンションに連結することは、少なくとも1つのエクステンションの表面にわたって誘導コイルを位置付ける、条項38に記載の方法。
【0152】
条項40.絶縁ワイヤをフレックス回路に連結することを更に含む、条項37~39のいずれか一項に記載の方法。
【0153】
条項41.絶縁ジャケットを電極ランディング領域の少なくとも一部にわたって位置付けることを更に含む、条項28~40のいずれか一項に記載の方法。
【0154】
条項42.少なくとも1つのエクステンションを湾曲させることは、少なくとも1つのエクステンションを少なくとも180°折り畳むことを含む、条項28~41のいずれか一項に記載の方法。
【0155】
条項43.少なくとも1つのエクステンションを湾曲させることは、少なくとも1つのエクステンションを折り畳むことを含み、少なくとも1つのエクステンションの端部が、第2の平面状の表面に接近する、条項42に記載の方法。
【0156】
条項44.医療用エンドエフェクタであって、医療用エンドエフェクタは、長手方向軸に沿って延在する細長い支持部材と、電極ランディングパッドであって、電極ランディングパッドが、外部表面及び外部表面の両側の2つの側面を提供するために細長い支持部材の周りに折り畳まれるように、細長い支持部材に連結されている、電極ランディングパッドと、電極メタライズ層を備えるフレックス回路であって、そのフレックス回路は、電極ランディングパッドの外側表面に連結され、電極メタライズ層は、外側表面に平行であり、かつ周囲環境に露出されている、フレックス回路と、電極メタライズ層と電気的に連通する絶縁ワイヤであって、絶縁ワイヤは、細長い支持部材又は電極ランディングパッドによって形成された凹部内に位置付けられている、絶縁ワイヤと、を備える、エンドエフェクタ。
【0157】
条項45.一対の平行な細長い支持部材を更に備え、細長い支持部材は、長手方向軸に沿って延在し、一対の細長い支持部材の細長い支持部材間に間隙を形成しており、その間隙は、絶縁ワイヤが位置付けられる凹部を備える、条項44に記載のエンドエフェクタ。
【0158】
条項46.凹部は、電極ランディングパッドの端部に近接し、かつ細長い支持部材の内部表面に近接して位置付けられている、条項44に記載のエンドエフェクタ。
【0159】
条項47.フレックス回路は、電極ランディングパッドの外部表面に閉じ込められている、条項44~46のいずれか一項に記載のエンドエフェクタ。
【0160】
条項48.フレックス回路は、電極ランディングパッドの2つの側面のうちの少なくとも一方の少なくとも一部にわたって延在している、条項44~46のいずれか一項に記載のエンドエフェクタ。
【0161】
条項49.凹部内に配設された誘導コイルを更に備える、条項44~48のいずれか一項に記載のエンドエフェクタ。
【0162】
〔実施の態様〕
(1) 医療用プローブのエンドエフェクタであって、前記エンドエフェクタは、
前記エンドエフェクタの長手方向軸に沿って延在し、かつ前記長手方向軸から拡張するように構成された複数の細長い支持部材であって、前記複数の細長い支持部材の各々は、電極ランディング領域を備え、前記電極ランディング領域は、前記長手方向軸から離れる方に面する第1の表面と、前記第1の表面から延在し、かつ前記長手方向軸に向かって湾曲する少なくとも1つのエクステンションと、を備える、複数の細長い支持部材と、
前記第1の表面に連結された電極と、を備える、エンドエフェクタ。
(2) 前記少なくとも1つのエクステンションに連結された誘導コイルを更に備える、実施態様1に記載のエンドエフェクタ。
(3) 前記複数の細長い支持部材は、前記エンドエフェクタの近位端及び前記エンドエフェクタの遠位端において互いに連結されている、実施態様1に記載のエンドエフェクタ。
(4) 前記電極ランディング領域は、連続的な外部表面を備え、前記連続的な外部表面が、前記第1の表面と、前記少なくとも1つのエクステンションのうちの各エクステンションの湾曲した外部表面と、を備え、かつ、前記少なくとも1つのエクステンションのうちの各エクステンションの前記湾曲した外部表面の一部分が、前記長手方向軸に面する、実施態様1に記載のエンドエフェクタ。
(5) 前記連続的な外部表面は、P字形状又はB字形状の輪郭を含む、実施態様4に記載のエンドエフェクタ。
【0163】
(6) 前記少なくとも1つのエクステンションは、前記電極ランディング領域の第2の表面の一部分に重なるように更に湾曲しており、前記第2の表面は、前記長手方向軸に面し、かつ前記第1の表面の反対側にある、実施態様1に記載のエンドエフェクタ。
(7) 前記少なくとも1つのエクステンションは、前記電極ランディング領域の両側に対称的に延在する一対のエクステンションを備える、実施態様1に記載のエンドエフェクタ。
(8) 前記少なくとも1つのエクステンションは、前記少なくとも1つのエクステンションの端部が、前記電極ランディング領域の第2の表面に接近するように、少なくとも180°折り畳まれており、前記第2の表面が、前記長手方向軸に面し、かつ前記第1の表面の反対側にある、実施態様1に記載のエンドエフェクタ。
(9) 前記少なくとも1つのエクステンションは、前記電極ランディング領域の第2の表面の一部分にわたってポケットを形成しており、前記第2の表面は、前記長手方向軸に面し、かつ前記第1の表面の反対側にある、実施態様1に記載のエンドエフェクタ。
(10) 前記ポケット内に位置付けられる一部分を含む電気構成要素を更に備える、実施態様9に記載のエンドエフェクタ。
【0164】
(11) 前記電気構成要素は、誘導コイルを備え、前記誘導コイルの一部分が、前記ポケット内に位置付けられている、実施態様10に記載のエンドエフェクタ。
(12) 前記誘導コイルは、前記誘導コイルの軸の周りに巻かれた絶縁ワイヤストランドを備える、実施態様11に記載のエンドエフェクタ。
(13) 誘導コイルを更に備え、前記誘導コイルは、前記誘導コイルが、前記長手方向軸に直交し、かつ前記第1の表面に平行であるセンサ軸の周りに螺旋形を描くように、前記少なくとも1つのエクステンションに連結されている、実施態様1に記載のエンドエフェクタ。
(14) 前記電極ランディング領域の前記第1の表面に連結されたフレックス回路を更に備え、前記フレックス回路が、前記第1の表面に平行であり、かつ周囲環境に露出された電極メタライズ層を備える、実施態様1に記載のエンドエフェクタ。
(15) 前記フレックス回路は、前記少なくとも1つのエクステンションに更に連結されており、前記少なくとも1つのエクステンションに連結され、かつ前記少なくとも1つのエクステンションに平行な前記長手方向軸に向かって湾曲している誘導コイルを備える、実施態様14に記載のエンドエフェクタ。
【0165】
(16) 前記フレックス回路に連結され、かつ前記電極メタライズ層と電気的に連通する絶縁ワイヤを更に備え、前記絶縁ワイヤは、前記電極ランディング領域の第2の表面に面して位置付けられており、前記第2の表面は、前記長手方向軸に面し、かつ前記第1の表面の反対側にある、実施態様14に記載のエンドエフェクタ。
(17) 前記電極ランディング領域の一部分を覆う絶縁ジャケットを更に備え、前記絶縁ジャケットが、前記電極を露出させるための開口部を提供し、かつフレックス回路の一部分にわたって延在している、実施態様1に記載のエンドエフェクタ。
(18) 前記複数の細長い支持部材の各々は、前記エンドエフェクタの長さの大部分にわたって実質的に均一な厚さを含む、実施態様1に記載のエンドエフェクタ。
(19) 前記複数の細長い支持部材の各々は、前記電極ランディング領域から遠位に延在する遠位エクステンションと、前記電極ランディング領域から近位に延在する近位エクステンションと、を備え、
前記電極ランディング領域は、前記少なくとも1つのエクステンションの前記第1の表面から反対側の表面まで前記長手方向軸に直交して測定される高さを、前記高さが、前記遠位エクステンションの第1の厚さよりも大きくなるように、かつ前記高さが、前記近位エクステンションの第2の厚さよりも大きくなるように、含む、実施態様1に記載のエンドエフェクタ。
(20) 前記複数の細長い支持部材の各々は、実質的に平面状のシートから形成されており、前記実質的に平面状のシートは、前記電極ランディング領域が、第1の幅を含み、前記電極ランディング領域から遠位に延在する遠位エクステンションが、前記第1の幅よりも小さい第2の幅を含み、前記電極ランディング領域から遠位に延在する近位エクステンションが、前記第1の幅よりも小さく、かつ前記第2の幅にほぼ等しい、第3の幅を含むように、切断されている、実施態様1に記載のエンドエフェクタ。
【外国語明細書】