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特開2024-169424トークルームの活動時間情報を表示する方法、コンピュータ装置、およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024169424
(43)【公開日】2024-12-05
(54)【発明の名称】トークルームの活動時間情報を表示する方法、コンピュータ装置、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/109 20230101AFI20241128BHJP
【FI】
G06Q10/109
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024085216
(22)【出願日】2024-05-24
(31)【優先権主張番号】10-2023-0066908
(32)【優先日】2023-05-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】516014409
【氏名又は名称】ライン プラス コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】LINE Plus Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100229448
【弁理士】
【氏名又は名称】中槇 利明
(72)【発明者】
【氏名】ユン,デウン
(72)【発明者】
【氏名】コ,ユジン
(72)【発明者】
【氏名】クォン,スンヒョン
(72)【発明者】
【氏名】チョン,ダウン
(72)【発明者】
【氏名】カン,ソンヨン
(72)【発明者】
【氏名】チョン,チェウォン
(72)【発明者】
【氏名】チョ,ソヒョン
【テーマコード(参考)】
5L010
【Fターム(参考)】
5L010AA12
(57)【要約】
【課題】トークルームの活動時間情報を表示する方法、コンピュータ装置、およびコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】前記活動時間情報表示方法は、インスタントメッセンジャー(instant messenger)と関連されたトークルームに対して、前記コンピュータ装置のユーザから前記トークルームの活動時間情報に対するユーザ要求を受信する段階、および前記ユーザ要求にしたがって、前記トークルームのトークルーム関連画面に前記トークルームの活動時間情報を表示する段階を含む。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータ装置で実行される活動時間情報表示方法であって、
前記コンピュータ装置は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、
前記活動時間情報表示方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記コンピュータ装置のユーザから、インスタントメッセンジャーのトークルームの活動時間情報に関するユーザ要求を受信する段階、および
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記ユーザ要求にしたがって、前記トークルームのトークルーム関連画面に前記トークルームの活動時間情報を表示する段階
を含む、活動時間情報表示方法。
【請求項2】
前記活動時間情報は、前記トークルームのメンバー活動パターンに基づいて決定されること
を特徴とする、請求項1に記載の活動時間情報表示方法。
【請求項3】
前記トークルームの活動時間情報を表示する段階は、
前記トークルーム関連画面に、前記トークルームのメンバー活動ピークタイムを表示する段階
を含む、請求項1に記載の活動時間情報表示方法。
【請求項4】
前記メンバー活動ピークタイムは、メッセージの件数が最も多い時間帯が設定されること
を特徴とする、請求項3に記載の活動時間情報表示方法。
【請求項5】
前記活動時間情報表示方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記メンバー活動ピークタイムに対するアラームを提供する段階
をさらに含む、請求項3に記載の活動時間情報表示方法。
【請求項6】
前記トークルームの活動時間情報を表示する段階は、
前記トークルーム関連画面のうち、前記トークルームのカバー画面で前記ユーザ要求が入力された場合、前記カバー画面に、前記メンバー活動ピークタイムを含んだ一定の時間内のメンバー活動タイムラインを表示する段階
を含む、請求項3に記載の活動時間情報表示方法。
【請求項7】
前記トークルームの活動時間情報を表示する段階は、
前記トークルーム関連画面に、一定の時間内のメンバー活動推移をタイムラインで表示する段階
を含む、請求項1に記載の活動時間情報表示方法。
【請求項8】
前記タイムラインで表示する段階は、
前記一定の時間内の単位時間ごとのメッセージ件数を時間経過に連れたグラフ形態で表示すること
を特徴とする、請求項7に記載の活動時間情報表示方法。
【請求項9】
前記タイムラインで表示する段階は、
前記トークルームにおいて選別された主要なメッセージを基にしたハイライト情報を前記タイムラインで表示する段階
を含む、請求項7に記載の活動時間情報表示方法。
【請求項10】
前記ハイライト情報を前記タイムラインで表示する段階は、
前記主要なメッセージの選別に使用された少なくとも1つの指標において一定のレベル以上の指標値を有するメッセージを、前記タイムラインの、当該メッセージの発信時刻と対応する位置にハイライトで表記すること
を特徴とする、請求項9に記載の活動時間情報表示方法。
【請求項11】
前記ハイライト情報を前記タイムラインで表示する段階は、
前記主要なメッセージのうち、メッセージ発信時刻が前記タイムラインの時間区間に属するメッセージを前記ハイライト情報として表示すること
を特徴とする、請求項9に記載の活動時間情報表示方法。
【請求項12】
前記ハイライト情報を前記タイムラインで表示する段階は、
前記主要なメッセージのうち、メッセージの発信時刻が前記タイムラインの時間区間に属するメッセージに含まれる少なくとも1つのキーワードを前記ハイライト情報として表示すること
を特徴とする、請求項9に記載の活動時間情報表示方法。
【請求項13】
請求項1~12のうちのいずれか一項に記載の活動時間情報表示方法を前記コンピュータ装置に実行させるプログラム。
【請求項14】
コンピュータ装置であって、
メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサ
を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記コンピュータ装置のユーザから、インスタントメッセンジャーのトークルームの活動時間情報に関するユーザ要求を受信する段階、および
前記ユーザの要求にしたがって、前記トークルームのトークルーム関連画面に前記トークルームの活動時間情報を表示する段階
を処理する、コンピュータ装置。
【請求項15】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記トークルーム関連画面に、前記トークルームのメンバー活動ピークタイムを表示し、
前記メンバー活動ピークタイムは、メッセージの件数が最も多い時間帯が設定されること
を特徴とする、請求項14に記載のコンピュータ装置。
【請求項16】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記トークルーム関連画面に、一定の時間内のメンバー活動推移をタイムラインで表示すること
を特徴とする、請求項14に記載のコンピュータ装置。
【請求項17】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記一定の時間内の単位時間ごとのメッセージの件数を時間経過に連れたグラフ形態で表示すること
を特徴とする、請求項16に記載のコンピュータ装置。
【請求項18】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記トークルームにおいて選別された主要なメッセージを基にしたハイライト情報を前記タイムラインで表示すること
を特徴とする、請求項16に記載のコンピュータ装置。
【請求項19】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記主要なメッセージの選別に使用された少なくとも1つの指標において一定のレベル以上の指標値を有するメッセージを、前記タイムラインの、当該メッセージの発信時刻と対応する位置にハイライトで表記すること
を特徴とする、請求項18に記載のコンピュータ装置。
【請求項20】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記主要なメッセージのうち、メッセージの発信時刻が前記タイムラインの時間区間に属するメッセージを前記ハイライト情報として表示すること を特徴とする、請求項18に記載のコンピュータ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の説明は、トークルームの活動に関連する情報を提供する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的なコミュニケーションツールであるインスタントメッセンジャー(instant messenger)は、メッセージやデータをリアルタイムで送受信するためのソフトウェアであって、ユーザがメッセンジャー上にトークの相手を登録し、トークリストに登録された相手とリアルタイムでメッセージをやり取りすることができる。
【0003】
このようなメッセンジャー機能の使用は、PCはもちろん、移動通信端末のモバイル環境においても普及が進んでいる。
【0004】
例えば、特許文献1(公開日2002年9月30日)には、携帯端末にインストールされたモバイルメッセンジャーによりメッセンジャーサービスを提供することができる、無線通信網を利用した携帯端末のモバイルメッセンジャーサービスシステムおよび方法が開示されている。
【0005】
インスタントメッセンジャーの利用が普及が進み、インスタントメッセンジャーを通じて提供される機能も益々多様化しているが、電話番号やIDなどの個人情報を共有しなくても、リンクを利用してチャットに参加することができるオープンチャット機能が提供されるようになった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】韓国公開特許第10-2002-0074304号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
オープンチャットのトークルーム内のメンバーの活動が活発なピークタイム(peak time)に関する情報を提供する。
【0008】
オープンチャットのカバーまたはオープンチャットのトークルームを通じて、メンバー活動の推移をタイムライン(timeline)にて提供する。
【0009】
オープンチャットのトークルームにおいて主要なメッセージ(hot chat)を区分し、該主要なメッセージと関連するハイライトをタイムラインに表示する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
コンピュータ装置で実行される活動時間情報表示方法であって、前記コンピュータ装置は、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記活動時間情報表示方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記コンピュータ装置のユーザから、インスタントメッセンジャー(instant messenger)のトークルームの活動時間情報に関するユーザ要求を受信する段階、および前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記ユーザ要求にしたがって、前記トークルームのトークルーム関連画面に前記トークルームの活動時間情報を表示する段階を含む方法を提供する。
【0011】
一側面によると、前記活動時間情報は、前記トークルームのメンバー活動パターンに基づいて決定されてよい。
【0012】
他の側面によると、前記トークルームの活動時間情報を表示する段階は、前記トークルーム関連画面に、前記トークルームのメンバー活動ピークタイム(peak time)を表示する段階を含んでよい。
【0013】
また、他の側面によると、前記メンバー活動ピークタイムは、メッセージの件数(chat count)が最も多い時間帯が設定されてよい。
【0014】
また、他の側面によると、前記活動時間情報表示方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記メンバー活動ピークタイムに対するアラームを提供する段階をさらに含んでよい。
【0015】
また、他の側面によると、前記トークルームの活動時間情報を表示する段階は、前記トークルーム関連画面のうち、前記トークルームのカバー画面に前記ユーザ要求が入力された場合、前記カバー画面に、前記メンバー活動ピークタイムを含んだ一定の時間内のメンバー活動タイムラインを表示する段階を含んでよい。
【0016】
また、他の側面によると、前記トークルームの活動時間情報を表示する段階は、前記トークルーム関連画面に、一定の時間内のメンバー活動推移をタイムライン(timeline)で表示する段階を含んでよい。
【0017】
また、他の側面によると、前記タイムラインで表示する段階は、前記一定の時間内の単位時間ごとのメッセージ件数を時間の経過に連れたグラフ形態で表示してよい。
【0018】
また、他の側面によると、前記タイムラインで表示する段階は、前記トークルームにおいて選別された主要なメッセージを基にしたハイライト情報を前記タイムラインで表示する段階を含んでよい。
【0019】
また、他の側面によると、前記ハイライト情報を前記タイムラインで表示する段階は、前記主要なメッセージの選別に使用された少なくとも1つの指標において一定のレベル以上の指標値を有するメッセージを、前記タイムラインの、当該メッセージの発信時刻と対応する位置にハイライトで表記してよい。
【0020】
また、他の側面によると、前記ハイライト情報を前記タイムラインで表示する段階は、前記主要なメッセージのうち、メッセージの発信時刻が前記タイムラインの時間区間に属するメッセージを、前記ハイライト情報として表示してよい。
【0021】
さらに、他の側面によると、前記ハイライト情報を前記タイムラインで表示する段階は、前記主要なメッセージのうち、メッセージの発信時刻が前記タイムラインの時間区間に属するメッセージに含まれる少なくとも1つのキーワードを、前記ハイライト情報として表示してよい。
【0022】
前記方法を前記コンピュータ装置に実行させるために非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された、プログラムを提供する。また、前記方法をコンピュータで実行させるプログラムを提供することもできる。
【0023】
コンピュータ装置であって、メモリに含まれるコンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含み、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記コンピュータ装置のユーザから、インスタントメッセンジャーのトークルームの活動時間情報に関するユーザ要求を受信する段階、および前記ユーザ要求にしたがって、前記トークルームのトークルーム関連画面に前記トークルームの活動時間情報を表示する段階を処理する、コンピュータ装置を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の一例を示した図である。
図2】本発明の一実施形態における、コンピュータ装置の一例を示したブロック図である。
図3】本発明の一実施形態における、コンピュータ装置が実行することができる方法の一例を示したフローチャートである。
図4】本発明の一実施形態における、ピークタイムが表示されるオープンチャットのカバー画面の一例を示した図である。
図5】本発明の一実施形態における、ハイライト情報が表示されるオープンチャットのカバー画面の一例を示した図である。
図6】本発明の一実施形態における、ハイライト情報が表示されるオープンチャットのカバー画面の一例を示した図である。
図7】本発明の一実施形態における、ハイライト情報が表示されるオープンチャットのカバー画面の一例を示した図である。
図8】本発明の一実施形態における、オープンチャットのトークルーム画面の一例を示した図である。
図9】本発明の一実施形態における、ハイライト情報が表示されるオープンチャットのトークルーム画面の一例を示した図である。
図10】本発明の一実施形態における、ハイライト情報が表示されるオープンチャットのトークルーム画面の一例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照しながら詳しく説明する。
【0026】
本発明の実施形態は、トークルームの活動に関連する情報を提供する技術に関する。
【0027】
本明細書に具体的に開示される事項を含む実施形態は、トークルーム内のメンバーの活動が最も活発なピークタイムと、トークルーム内の主要なメッセージを基にしたハイライト情報をトークルームの活動時間情報として提供することによって、会話に直接参加しなくても会話の流れを簡単に把握することができる。
【0028】
本発明の実施形態に係る活動時間情報表示システムは、少なくとも1つのコンピュータ装置によって実現されてよく、本発明の実施形態に係る活動時間情報表示方法は、活動時間情報表示システムに含まれる少なくとも1つのコンピュータ装置によって実行されてよい。このとき、コンピュータ装置においては、本発明の一実施形態に係るコンピュータプログラムがインストールされて実行されてよく、コンピュータ装置は、実行されたコンピュータプログラムの制御にしたがって本発明の実施形態に係る活動時間情報表示方法を実行してよい。上述したコンピュータプログラムは、コンピュータ装置と結合して活動時間情報表示方法をコンピュータに実行させるためにコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0029】
図1は、本発明の一実施形態における、ネットワーク環境の例を示した図である。図1のネットワーク環境は、複数の電子機器110、120、130、140、複数のサーバ150、160、およびネットワーク170を含む例を示している。このような図1は、発明の説明のための一例に過ぎず、電子機器の数やサーバの数が図1のように限定されることはない。また、図1のネットワーク環境は、本実施形態に適用可能な環境のうちの一例を説明したものに過ぎず、本実施形態に適用可能な環境が図1のネットワーク環境に限定されることはない。
【0030】
複数の電子機器110、120、130、140は、コンピュータ装置によって実現される固定端末や移動端末であってよい。複数の電子機器110、120、130、140の例としては、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーション、PC(personal computer)、ノート型PC、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistant)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレットなどがある。一例として、図1では、電子機器110の例としてスマートフォンを示しているが、本発明の実施形態において、電子機器110は、実質的に無線または有線通信方式を利用し、ネットワーク170を介して他の電子機器120、130、140および/またはサーバ150、160と通信することのできる多様な物理的なコンピュータ装置のうちの1つを意味してよい。
【0031】
通信方式が限定されることはなく、ネットワーク170が含むことのできる通信網(一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網)を利用する通信方式だけではなく、機器間の近距離無線通信が含まれてもよい。例えば、ネットワーク170は、PAN(personal area network)、LAN(local area network)、CAN(campus area network)、MAN(metropolitan area network)、WAN(wide area network)、BBN(broadband network)、インターネットなどのネットワークのうちの1つ以上の任意のネットワークを含んでよい。さらに、ネットワーク170は、バスネットワーク、スターネットワーク、リングネットワーク、メッシュネットワーク、スター-バスネットワーク、ツリーまたは階層的ネットワークなどを含むネットワークトポロジのうちの任意の1つ以上を含んでもよいが、これらに限定されることはない。
【0032】
サーバ150、160それぞれは、複数の電子機器110、120、130、140とネットワーク170を介して通信して命令、コード、ファイル、コンテンツ、サービスなどを提供する1つ以上のコンピュータ装置によって実現されてよい。例えば、サーバ150は、ネットワーク170を介して接続した複数の電子機器110、120、130、140にサービス(一例として、メッセンジャーサービスなど)を提供するシステムであってよい。
【0033】
図2は、本発明の一実施形態における、コンピュータ装置の例を示したブロック図である。上述した複数の電子機器110、120、130、140それぞれやサーバ150、160それぞれは、図2に示したコンピュータ装置200によって実現されてよい。
【0034】
このようなコンピュータ装置200は、図2に示すように、メモリ210、プロセッサ220、通信インタフェース230、および入力/出力インタフェース240を含んでよい。メモリ210は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、およびディスクドライブのような永続的大容量記録装置を含んでよい。ここで、ROMやディスクドライブのような永続的大容量記録装置は、メモリ210とは区分される別の永続的記録装置としてコンピュータ装置200に含まれてもよい。また、メモリ210には、オペレーティングシステムと、少なくとも1つのプログラムコードが記録されてよい。このようなソフトウェア構成要素は、メモリ210とは別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からメモリ210にロードされてよい。このような別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、フロッピー(登録商標)ドライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含んでよい。他の実施形態において、ソフトウェア構成要素は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体ではない通信インタフェース230を通じてメモリ210にロードされてもよい。例えば、ソフトウェア構成要素は、ネットワーク170を介して受信されるファイルによってインストールされるコンピュータプログラムに基づいてコンピュータ装置200のメモリ210にロードされてよい。
【0035】
プロセッサ220は、基本的な算術、ロジック、および入出力演算を実行することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてよい。命令は、メモリ210または通信インタフェース230によって、プロセッサ220に提供されてよい。例えば、プロセッサ220は、メモリ210のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって受信される命令を実行するように構成されてよい。
【0036】
通信インタフェース230は、ネットワーク170を介してコンピュータ装置200が他の装置(一例として、上述した記録装置)と互いに通信するための機能を提供してよい。一例として、コンピュータ装置200のプロセッサ220がメモリ210のような記録装置に記録されたプログラムコードにしたがって生成した要求や命令、データ、ファイルなどが、通信インタフェース230の制御にしたがってネットワーク170を介して他の装置に伝達されてよい。これとは逆に、他の装置からの信号や命令、データ、ファイルなどが、ネットワーク170を経てコンピュータ装置200の通信インタフェース230を通じてコンピュータ装置200に受信されてよい。通信インタフェース230を通じて受信された信号や命令、データなどは、プロセッサ220やメモリ210に伝達されてよく、ファイルなどは、コンピュータ装置200がさらに含むことのできる記録媒体(上述した永続的記録装置)に記録されてよい。
【0037】
入力/出力インタフェース240は、入力/出力装置250とのインタフェースのための手段であってよい。例えば、入力装置は、マイク、キーボード、またはマウスなどの装置を、出力装置は、ディスプレイ、スピーカのような装置を含んでよい。他の例として、入力/出力インタフェース240は、タッチスクリーンのように入力と出力のための機能が1つに統合された装置とのインタフェースのための手段であってもよい。入力/出力装置250は、コンピュータ装置200と1つの装置で構成されてもよい。
【0038】
また、他の実施形態において、コンピュータ装置200は、図2の構成要素よりも少ないか多くの構成要素を含んでもよい。しかし、大部分の従来技術的構成要素を明確に図に示す必要はない。例えば、コンピュータ装置200は、上述した入力/出力装置250のうちの少なくとも一部を含むように実現されてもよいし、トランシーバやデータベースなどのような他の構成要素をさらに含んでもよい。
【0039】
以下では、トークルームの活動時間情報を表示する方法および装置の具体的な実施形態について説明する。
【0040】
以下の実施形態ではインスタントメッセンジャー(instant messenger)を代表的な例として説明するが、メッセンジャーの他にも、各種コミュニティなどのソーシャルネットワークサービスはもちろん、ソーシャルネットワークサービス内のユーザのプロフィール情報や友達関係などのリソースを活用する各種サービスを提供するサービスプラットフォームであればすべて適用が可能である。
【0041】
本明細書において、オープンチャットとは、関心事をテーマにして複数のユーザが会話を楽しむチャットサービスであって、電話番号やIDなどを利用した友達追加を行わなくても、URLのようなリンクを介してすぐにチャットすることが可能なコミュニティサービスを意味する。オープンチャットリンクは、リンクをクリックするとすぐにチャットが始まるようにメッセンジャーが自動的に起動してチャットルームに入室できるようにする機能を含んでよい。
【0042】
本実施形態では、オープンチャット活動時間情報として、トークルーム内のメンバー活動が最も活発なピークタイムと、トークルーム内の主要メッセージを基にしたハイライト情報を提供する。
【0043】
以下の実施形態ではオープンチャットを代表的な例として説明しているが、これに限定されてはならず、オープンチャットの他にも、1対1のトークルームはもちろん、グループトークルーム、公式アカウントのトークルームなど、インスタントメッセンジャーと関連のあるすべてのトークルームに適用が可能である。
【0044】
本実施形態に係るコンピュータ装置200は、クライアント(client)を対象に、クライアント上にインストールされた専用アプリケーションやコンピュータ装置200と関連するウェブ/モバイルサイトへの接続によってメッセンジャーサービスを提供してよい。コンピュータ装置200には、コンピュータで実現された活動時間情報表示システムが構成されてよい。一例として、活動時間情報表示システムは、独立的に動作するプログラム形態で実現されてもよいし、特定のアプリケーションのイン-アプリ(in-app)形態で構成されて前記特定のアプリケーション上で動作するように実現されてもよい。
【0045】
コンピュータ装置200のプロセッサ220は、以下で説明する活動時間情報表示方法を実行するための構成要素によって実現されてよい。実施形態によって、プロセッサ220の構成要素は、選択的にプロセッサ220に含まれても除外されてもよい。また、実施形態によって、プロセッサ220の構成要素は、プロセッサ220の機能の表現のために分離されても併合されてもよい。
【0046】
このようなプロセッサ220およびプロセッサ220の構成要素は、以下の活動時間情報表示方法に含まれる段階を実行するようにコンピュータ装置200を制御してよい。例えば、プロセッサ220およびプロセッサ220の構成要素は、メモリ210が含むオペレーティングシステムのコードと、少なくとも1つのプログラムのコードとによる命令(instruction)を実行するように実現されてよい。
【0047】
ここで、プロセッサ220の構成要素は、コンピュータ装置200に記録されたプログラムコードが提供する命令にしたがってプロセッサ220によって実行される、互いに異なる機能(different functions)の表現であってよい。
【0048】
プロセッサ220は、コンピュータ装置200の制御と関連する命令がロードされたメモリ210から必要な命令を読み取ってよい。この場合、前記読み取られた命令は、プロセッサ220が以下で説明する段階を実行するように制御するための命令を含んでよい。
【0049】
以下で説明する活動時間情報表示方法に含まれる段階は、図に示したものとは異なる順序で実行されてもよいし、段階のうちの一部が省略されたり追加の段階がさらに含まれたりしてもよい。
【0050】
活動時間情報表示方法に含まれる段階は、クライアントで実行されてよいが、実施形態によっては、段階のうちの少なくとも一部がサーバ150で実行されることも可能である。
【0051】
図3は、本発明の一実施形態における、コンピュータ装置が実行することができる方法の一例を示したフローチャートである。
【0052】
プロセッサ220は、メッセンジャーのトークルームに関するユーザ要求を受信した場合、ユーザ要求にしたがって、トークルーム関連画面にトークルームの活動時間情報を表示する。このとき、トークルーム関連画面は、トークルームに入る前にトークルームに関する情報を提供するトークルームのカバー画面や、トークルームに入ってトークルームのメンバー同士がやり取りしたトーク画面などを含んでよい。プロセッサ220は、トークルームのメンバー活動パターンなどを分析し、分析結果に基づいてトークルームの活動時間情報を決定してよい。本実施形態において、トークルームの活動時間情報は、トークルーム内のメンバー活動が最も活発なピークタイムを含んでよく、さらに、メンバー活動ピークタイムを含んだ一定の時間または任意の長さの一定の時間内のメンバー活動推移を示すタイムラインなどを含んでよい。
【0053】
図3を参照すると、段階310で、プロセッサ220は、ユーザのオープンチャットのカバーへの進入要求にしたがってオープンチャットカバーに入るようになるが、このとき、オープンチャットのカバーに、トークルーム内のメンバー活動が最も活発なピークタイムを表示してよい。本明細書において、オープンチャットのカバーとは、オープンチャットのトークルームに入る前にオープンチャットに関する情報(例えば、オープンチャット名、プロフィール画像、オープンチャットの説明、参加メンバーの人数など)が表示されるホーム画面(メイン画面)を意味してよい。一例として、プロセッサ220は、単位時間(例えば、1時間)ごとにメンバー同士がやり取りしたメッセージ件数をカウントしてよく、このとき、メッセージ件数(chat count)が最も多い時間帯をメンバー活動ピークタイムとして設定してよい。メンバー活動ピークタイムは、周期的に、例えば、日単位あるいは週単位で更新されてよい。プロセッサ220は、ユーザがオープンチャットのカバーに入った場合、オープンチャットに関する情報の1つとしてメンバー活動ピークタイムをオープンチャットのカバー上に表示してよい。
【0054】
上述したピークタイムの設定は、クライアント側で実行されるものであるが、実施形態によっては、各オープンチャットのメンバー活動ピークタイムをサーバ150で設定し、設定されたピークタイムをクライアントに伝達してもよい。
【0055】
段階320で、プロセッサ220は、ユーザ要求にしたがって、例えば、ユーザによってオープンチャットのカバーでピークタイムが選択された場合、オープンチャットのカバーに、ピークタイムを基準にして前後にある一定の時間内のメンバー活動推移をタイムラインで表示してよい。メンバー活動タイムラインは、ピークタイムを含んだ一定の時間内のメンバー活動推移を示すものであって、例えば、ピークタイムの3時間前からピークタイムの5時間後までのメンバー活動を示してよい。タイムライン時間区間は、デフォルト区間として決定されてもよいし、各オープンチャットのメンバー活動パターンなどを考慮した上で決定されてもよい。また、オープンチャットの管理者(admin)によってタイムライン時間区間が設定されることも可能である。一例として、プロセッサ220は、ユーザ要求にしたがい、オープンチャットのカバー上に、一定の時間内のメンバー活動推移として、各単位時間のメッセージ件数を時間の経過にともなうグラフ形態で表示してよい。オープンチャットのカバーに入ったユーザは、メンバー活動タイムラインを確認しながら、オープンチャットのメンバーがいつごろ主に活発に会話をするのか、現在が会話のある時間帯であるのかなどを一目で把握することができる。
【0056】
また、プロセッサ220は、オープンチャットのトークルームのハイライト情報を生成するために、トークルームに含まれるメッセージのうちから関与度、人気度、または情報性などが高い主要メッセージを選別してよい。一例として、プロセッサ220は、トークルームに参加する他のユーザからのリアクション(reaction)に基づいて主要メッセージを選別してよい。例えば、プロセッサ220は、オープンチャットのトークルームに含まれるメッセージのうちで、他のユーザから「いいね(like)」、メンション(mention)、リプライ(reply)、コメント(comment)、共有(share)、キャプチャ(capture)、キープ(keep)などの肯定的なリアクションが定められた条件を満たすメッセージを主要メッセージとして選別してよい。他の例として、プロセッサ220は、トークルームに参加しているユーザによるPV(page view)回数やビュータイム(view time)をトラッキングし、一定の回数や時間以上に高いビューを有する領域のメッセージを主要メッセージとして選別してよい。また他の例として、プロセッサ220は、トークルーム内のスレッド(thread)機能によって特定のメッセージに対するコメントを意図的にまとめて処理するようになるが、このとき、スレッドにたまったコメントが定められた条件を満たすメッセージを主要メッセージとして選別してよい。また他の例として、プロセッサ220は、同じ時間帯にトークルームに参加(接続)しているユーザの人数が閾値以上となった時点、同じ時間帯にメッセージが閾値以上に急増した時点、またはトークルームに参加している各ユーザの平均滞在時間が閾値以上となった時点を基準に、少なくとも1つのメッセージを主要メッセージとして選別してよい。また他の例として、プロセッサ220は、情報性の側面においてユーザに有用なメッセージである可能性が高いメッセージとしてオープンチャット管理者が事前に設定したキーワードを含むメッセージを選別してよい。オープンチャットのトークルームに対する設定によって管理者が関心のある少なくとも1つ以上のキーワードを事前に設定できるようにしてよく、プロセッサ220は、トークルームに含まれるメッセージのうちから、管理者によって設定された特定のキーワードが含まれるメッセージを主要メッセージとして選別してよい。オープンチャットの管理者によって設定されたキーワードの他にも、トークルームのカテゴリとマッチングするキーワードを利用して主要メッセージを選別することも可能である。さらに他の例として、プロセッサ220は、トークルーム内の会話パターンを分析して話題性の高いテーマを抽出できるようにしてよく、このテーマとマッチングするメッセージを主要メッセージとして選別してよい。単位時間を周期としてトークルームで話題になった単語を少なくとも1つ以上抽出した後、トークルームに含まれる各メッセージにトピックの確率分布を適用した結果、一定のレベルを超える単語を話題性の高いテーマとして判断してよい。プロセッサ220は、トークルームに含まれるメッセージのうちから、各テーマと同一あるいは類似のキーワードが含まれるメッセージを主要なメッセージとして選別してよい。
【0057】
上述した主要なメッセージの選別はクライアント側で実行されてよいが、メッセージ選別方式によっては、サーバ150で主要なメッセージを選別し、選別されたメッセージ情報をクライアントに伝達することも可能である。
【0058】
プロセッサ220は、トークルーム内の主要なメッセージを基にしたハイライト情報をオープンチャットのカバー上のメンバー活動タイムラインと関連させて表示してよい。一例として、プロセッサ220は、トークルームで選別された主要なメッセージのうち、メッセージの発信時刻がタイムラインの時間区間に属するメッセージをハイライト情報として表示してよい。他の例として、プロセッサ220は、トークルームで選別された主要なメッセージのうちで、メッセージの発信時刻がタイムラインの時間区間に属するメッセージに含まれる少なくとも1つのキーワードをハイライト情報として表示してよい。例えば、タイムライン時間区間に属するメッセージを対象としたワードクラウド(word cloud)によって、一定の頻度以上に頻繁に登場するキーワードをハイライト情報として表示してよい。また他の例として、プロセッサ220は、主要なメッセージの選別のために使用された指標ごとに、主要なメッセージの該当の指標値が予め定められたレベル以上であれば、ハイライト情報として表示してよい。例えば、タイムラインの時間区間に属する主要なメッセージのうちでスレッドコメントが50件以上のメッセージに対して、タイムライン上の該当のメッセージの発信時刻にスレッドハイライト表記をしてよい。言い換えれば、プロセッサ220は、タイムラインの時間区間に属する主要なメッセージを対象に、設定値以上のスレッド、「いいね」、PV数、またはビュータイム、キープなどの指標をハイライトで表示してよい。ハイライト情報として表示される指標と各指標の設定値は、オープンチャットの管理者によって設定されることが可能である。オープンチャットのカバーに入ったユーザは、メンバー活動タイムラインに表示されたハイライト情報を確認しながら、どのような会話が交わされているのか、指標値が高いメッセージはどの時点のメッセージなのかなどを一目で把握することができる。
【0059】
段階330で、プロセッサ220は、オープンチャットのトークルームに入った状態でのユーザ要求にしたがい、オープンチャットのトークルームに、ここ最近の一定の時間内のメンバー活動推移をタイムラインで表示してよい。オープンチャットのトークルーム内のタイムラインとは、ここ最近の一定の時間内のメンバー活動の推移を示すものであって、例えば、現時点から12時間前までのメンバー活動を示してよい。プロセッサ220は、デフォルトで定められた時間区間のタイムライン、あるいはオープンチャットの管理者またはユーザによって設定された時間区間のタイムラインを提供してよい。一例として、プロセッサ220は、ユーザ要求にしたがい、オープンチャットのトークルームに、ここ最近の一定の時間内のメンバー活動推移として、各単位時間のメッセージの件数を時間経過に連れたグラフ形態で表示してよい。
【0060】
そして、プロセッサ220は、段階320で説明したように、トークルームで選別された主要なメッセージを基にしたハイライト情報を、オープンチャット内のメンバー活動タイムラインと関連させて表示してよい。一例として、プロセッサ220は、主要なメッセージの選別のために使用された指標ごとに、主要なメッセージの該当の指標値が予め定められたレベル以上であれば、ハイライト情報として表示してよい。例えば、タイムラインの時間区間に属する主要なメッセージのうち、スレッドコメントが50件以上のメッセージに対して、タイムライン上の該当するメッセージの発信時刻にスレッドハイライト表記をしてよい。言い換えれば、プロセッサ220は、タイムラインの時間区間に属する主要メッセージを対象に、設定値以上のスレッド、「いいね」、ビュータイム、キープなどの指標をハイライトで表示してよい。ハイライト情報として表示される指標と各指標の設定値は、オープンチャットの管理者によって設定されることが可能である。ユーザは、オープンチャットのトークルームでメンバー活動タイムラインに表示されたハイライト情報を確認しながら、どのような指標が高く示されたか、指標値が高いメッセージはどの時点のメッセージなのかなどを一目で把握することができる。
【0061】
図4は、本発明の一実施形態における、ピークタイムが表示されたオープンチャットのカバー画面の一例を示した図である。
【0062】
図4は、オープンチャットを紹介するオープンチャットのカバー画面400の一例を示している。
【0063】
図4を参照すると、オープンチャットのカバー画面400には、オープンチャット名、プロフィール画像、オープンチャットの説明、参加メンバーの数などが表示されてよく、メンバーを追加するための友達追加UIなどが含まれてもよい。
【0064】
本実施形態に係るオープンチャットのカバー画面400には、トークルーム内のメンバー活動が最も活発な時間帯が明示されたピークタイムUI410が含まれてよい。例えば、メンバー同士がやり取りしたメッセージ件数が最も多い時間帯がメンバー活動ピークタイムに設定されてピークタイムUI410に表示されてよい。
【0065】
図5~7は、本発明の一実施形態における、ハイライト情報が表示されたオープンチャットのカバー画面の一例を示した図である。
【0066】
プロセッサ220は、オープンチャットのカバー画面400でピークタイムUI410が選択された場合、図5に示すように、ピークタイムを含んだ一定の時間内のメンバー活動推移をタイムライン520として表示してよい。メンバー活動タイムライン520は、単位時間ごとのメッセージ件数が時間軸グラフで表現されたものであってよい。
【0067】
プロセッサ220は、トークルーム内の主要メッセージを基にしたハイライト情報をメンバー活動タイムライン520と関連させて表示してよい。例えば、図5を参照すると、プロセッサ220は、オープンチャットのトークルームで選別された主要なメッセージのうち、メッセージの発信時刻がメンバー活動タイムライン520の時間区間に属するメッセージ530をハイライト情報の1つとして示してよい。ハイライトメッセージ530は、メンバー活動タイムライン520に時間順に示されてよい。実施形態によっては、ハイライトメッセージ530の代わりに、ワードクラウドのようにハイライトメッセージ530で頻繁に登場するキーワードをハイライト情報として示すことも可能である。
【0068】
メンバー活動タイムライン520は、時間軸に対するスクロールが可能なスクロールバー501を含んでよく、ハイライトメッセージ530は、スクロールバー501によってスクロールされた時間区間の主要メッセージに基づいて更新されてよい。メンバー活動タイムライン520に対するスクロールによって、トークルーム内の連続的な会話の流れを把握することができる。
【0069】
図6を参照すると、プロセッサ220は、ハイライトメッセージ530と関連して設定レベル以上の指標値に対して、この指標アイコン640をハイライト情報のうちの他の1つとして示してよい。例えば、ハイライトメッセージ530のうち、スレッドコメントが50件以上のメッセージに対して、メンバー活動タイムライン520上で、このメッセージの発信時刻と対応する位置にスレッド機能の指標アイコン640をハイライト表記してよい。スレッド機能の指標アイコン640によって、トークルーム内でスレッドが多くたまっているメッセージの時間帯を知ることができる。スレッドはもちろん、主要メッセージの選別のために使用されたすべての指標に対してハイライト表記を提供することが可能である。
【0070】
プロセッサ220は、オープンチャットのカバー画面400のメンバー活動タイムライン520で指標アイコン640が選択された場合、図7に示すように、この指標の対象となるメッセージ741を表示してよい。指標アイコン640の対象となるメッセージ741を個別に表示する以外にも、ハイライトメッセージ530のうち、指標アイコン640の対象となるメッセージ741を他のメッセージと区別して表示することも可能である。
【0071】
本実施形態では、ユーザがオープンチャットのトークルームに入らなくても、オープンチャットのカバーから、メンバー活動ピークタイム、メンバー活動推移、主要会話のテーマなどをすぐに把握することができる。
【0072】
さらに、プロセッサ220は、オープンチャットのメンバー活動ピークタイムに対するアラーム設定機能を提供してよい。プロセッサ220は、オープンチャットに対してピークタイムアラームが設定された場合、ピークタイムを基準にアラームを提供することで、ピークタイムにオープンチャットに参加することを誘導することができる。
【0073】
図8は、本発明の一実施形態における、オープンチャットのトークルーム画面の一例を示した図である。
【0074】
図8は、オープンチャットのトークルーム800の一例を示した図である。
【0075】
図8を参照すると、オープンチャットのトークルーム800には、オープンチャットに参加しているユーザ同士がやり取りしたメッセージ810が含まれてよい。メッセージ810は、テキスト、画像、音声、スタンプ(または、絵文字など)、文書などのように、トークルームで共有することが可能なすべてのタイプのメッセージが含まれてよい。
【0076】
また、オープンチャットトークルーム800は、メッセージ810に対する探索機能としてスクロールバー801が含まれてよい。
【0077】
図9および図10は、本発明の一実施形態における、ハイライト情報が表示されたオープンチャットのトークルーム画面の一例を示した図である。
【0078】
プロセッサ220は、オープンチャットトークルーム800でのユーザ要求にしたがって、例えば、スクロールバー801に対してロングタップ(long tap)が入力された場合、図9に示すように、オープンチャットのトークルーム800に、ここ最近の一定の時間内のメンバー活動推移をタイムライン920で表示してよい。メンバー活動タイムライン920は、単位時間ごとのメッセージ件数が時間軸グラフで表現されてよい。
【0079】
また、プロセッサ220は、オープンチャットのトークルーム800内の主要メッセージを基にしたハイライト情報をメンバー活動タイムライン920と関連させて表示してよい。一例として、プロセッサ220は、オープンチャットのトークルーム800で選別された主要メッセージと関連して設定レベル以上の指標値に対して、この指標アイコン930をハイライト情報のうちの1つとして示してよい。指標アイコン930の例として、オープンチャットのトークルーム800で選別された主要メッセージのうち、PV回数が300回以上のメッセージに対して、メンバー活動タイムライン920上で、このメッセージの発信時刻と対応する位置にPVアイコン931をハイライト表記として提供してよい。また、オープンチャットのトークルーム800で選別された主要メッセージのうち、キープ回数が100回以上のメッセージに対して、メンバー活動タイムライン920上で、このメッセージの発信時刻と対応する位置にキープアイコン932をハイライト表記してよい。また、オープンチャットのトークルーム800で選別された主要メッセージのうち、スレッドコメントが50件以上のメッセージに対して、メンバー活動タイムライン920上で、このメッセージの発信時刻と対応する位置にスレッドアイコン933をハイライト表記してよい。また、オープンチャットのトークルーム800で選別された主要メッセージのうち、「いいね」の回数が150回以上のメッセージに対して、メンバー活動タイムライン920上で、このメッセージの発信時刻と対応する位置に「いいね」アイコン934をハイライト表記してよい。プロセッサ220は、指標アイコン930とともに、この指標のカウント値を表示してもよい。PV回数、キープ回数、スレッド内のメッセージ件数、「いいね」の回数はもちろん、主要メッセージを選別するために使用されたすべて指標に対してハイライト表記を提供することが可能である。
【0080】
プロセッサ220は、主要メッセージ選別指標に対するハイライト情報の他にも、ブックマーク情報などのように、メッセージと関連する追加情報をメンバー活動タイムライン920と関連させて表示してよい。例えば、図9に示すように、メンバー活動タイムライン920上で、タイムライン時間区間に含まれるメッセージのうち、ブックマークが設定されたメッセージの発信時刻に対応する位置にブックマークアイコン940を表示してよい。
【0081】
プロセッサ220は、オープンチャットのトークルーム800のメンバー活動タイムライン920で指標アイコン930が選択された場合、図10に示すように、この指標の対象となるメッセージ1051を表示してよい。指標アイコン930の他にブックマークアイコン940が選択された場合も同じように、このブックマークの対象となるメッセージを表示してよい。
【0082】
このように、本発明の実施形態によると、トークルーム内のメンバー活動が最も活発なピークタイムと、トークルーム内の主要メッセージを基にしたハイライト情報を提供することにより、会話に直接参加しなくても会話の流れを簡単に把握することができ、未読のメッセージが多くて会話の文脈を把握するのに手間を感じているユーザがトークルームから退室することを効果的に防ぐことができる。
【0083】
上述した装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、および/またはハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との組み合わせによって実現されてよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ、マイクロコンピュータ、FPGA(field programmable gate array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令を実行して応答することができる様々な装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)およびOS上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データにアクセスし、データを記録、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、1つの処理装置が使用されるとして説明される場合もあるが、当業者であれば、処理装置が複数個の処理要素および/または複数種類の処理要素を含んでもよいことが理解できるであろう。例えば、処理装置は、複数個のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでよい。また、並列プロセッサのような、他の処理構成も可能である。
【0084】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、思うままに動作するように処理装置を構成したり、独立的または集合的に処理装置に命令したりしてよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置に基づいて解釈されたり、処理装置に命令またはデータを提供したりするために、いかなる種類の機械、コンポーネント、物理装置、コンピュータ記録媒体または装置に具現化されてよい。ソフトウェアは、ネットワークによって接続されたコンピュータシステム上に分散され、分散された状態で記録されても実行されてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてよい。
【0085】
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行可能なプログラム命令の形態で実現されてコンピュータ読み取り可能な媒体に記録されてよい。このとき、媒体は、コンピュータで実行可能なプログラムを継続して記録するものであっても、実行またはダウンロードのために一時的に記録するものであってもよい。また、媒体は、単一または複数のハードウェアが結合した形態の多様な記録手段または格納手段であってよく、あるコンピュータシステムに直接接続する媒体はもちろん、ネットワーク上に分散して存在するものであってもよい。媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(サブスクリプション商標)ディスク、および磁気テープのような磁気媒体、CD-ROM、DVDのような光媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような光磁気媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令が記録されるように構成されたものであってよい。また、他の媒体の例として、アプリケーションを流通するアプリストアや、その他の多様なソフトウェアを供給したり流通したりするサイト、サーバなどで管理する記録媒体や格納媒体も含まれる。
【0086】
以上のように、実施形態を、限定された実施形態および図面に基づいて説明したが、当業者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能であろう。例えば、説明された技術が、説明された方法とは異なる順序で実行されたり、かつ/あるいは、説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が、説明された方法とは異なる形態で結合されたりまたは組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
【0087】
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付の特許請求の範囲に属する。
【符号の説明】
【0088】
110、120、130、140:電子機器
150、160:サーバ
170:ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10