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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024169889
(43)【公開日】2024-12-06
(54)【発明の名称】煙感知器
(51)【国際特許分類】
   G08B 17/103 20060101AFI20241129BHJP
【FI】
G08B17/103 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023086727
(22)【出願日】2023-05-26
(71)【出願人】
【識別番号】000111074
【氏名又は名称】ニッタン株式会社
(72)【発明者】
【氏名】大矢 泰徳
【テーマコード(参考)】
5C085
【Fターム(参考)】
5C085AA03
5C085BA31
5C085FA08
5C085FA10
(57)【要約】
【課題】煙感知器の防虫網は、埃や塵が付着しすることがあり、付着が多くなってくると煙の流入を阻害する虞が発生することがあり、失報の発生が懸念される。更に、防虫網や感知器の交換に迫られることがあり、ランニングコスト増に繋がっていた。
【解決手段】防虫網を横に長い長方形のテープ状に成形し、ラビリンス壁の壁の外側に隙間無く巻き付くように設置し、一方の端部は、巻き取りドラム周壁に固定され、他端は送り出しドラム周壁に固定され、送り出しドラムには、予め、複数回転分の長さの防虫網が巻き付けられており、煙感知器の上外部に巻き取りドラムのつまみ部が露出し、巻き取りドラムを防虫網を巻き取る方向に回転させると、送り出しドラムも回転し、巻き付いていた防虫網が送り出される構造を有していることを特徴とする煙感知器。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
煙粒子を流入させ、火災を検出する煙感知器において、
前記煙感知器には、煙が流入できる開口部を有し、内部には煙を検知する煙検出部を有し、
前記煙検出部の周囲には、外光を遮断し煙の流入を許すラビリンス壁が複数設置され、
前記開口部の内側と前記ラビリンス壁の間には、巻き取りドラムと送り出しドラムと防虫網を有し、
前記防虫網は、横に長い長方形のテープ状に成形され、前記ラビリンス壁の外周に隙間無く巻き付くように設置し、一方の端部は前記巻き取りドラム周壁に固定され、他端は前記送り出しドラム周壁に固定され、前記送り出しドラムは、予め、複数回転分の長さの前記防虫網が巻き付けられており、
前記巻き取りドラムの上端部は前記煙感知器の外部に露出し、
前記巻き取りドラムと前記送り出しドラムは回転軸を有し、軸回転可能に固定され、
前記巻き取りドラムを防虫網を巻き取る方向に回転させると、前記送り出しドラムも回転し、巻き付いていた防虫網が送り出される構造を有することを特徴とする煙感知器。
【請求項2】
前記巻き取りドラムの上端部には、マイナス形状の溝、または、プラス形状の溝を有することを特徴とする請求項1の煙感知器。
【請求項3】
前記巻き取りドラムの上端部の露出部がつまみ形状に成形されていることを特徴とする請求項1の煙感知器。
【請求項4】
前記巻き取りドラムには、回転可能な方向を一方向に保つ逆回転防止機構を有し、前記送り出しドラムには、回転抵抗を発生する回転抑制機構を有することを特徴とする請求項1の煙感知器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
火災による煙を検出する煙感知器に関する。
【背景技術】
【0002】
屋内で発生する火災を検出し警報を発することで、通報や初期消火、避難を促すことを目的とした火災報知設備がある。火災報知設備には、火災により発生する煙、熱、炎などを検出する火災感知器があり、それぞれ、煙感知器、熱感知器、炎検知器と呼んでいる。 煙感知器においては、散乱光式、減光式などの種類があり、熱感知器についても、定温式、差動式、感知線式等の種類がある。煙感知器の散乱光式は、感知器内の煙検知(検出)領域に流入した煙粒子に発光素子よりの光を当て、その散乱光を受光素子で検出しており、煙が感知器内に流入しやすい構造になっている。しかし、煙以外にも埃・塵や虫の侵入により、誤検知の可能性があるため、煙の流入口には、細かいメッシュの防虫網を設置し、埃や虫の侵入を防いでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2012-242867号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
細かい埃・塵や虫の侵入を防ぎ、且つ、煙の流入を容易にするため、防虫網の目は細かいほど防塵・防虫の効果は高くなるが、防虫網の外側に埃が付着し目詰まりしてしまい、付着量が多くなってくると煙の流入を妨げて、防虫網の交換や感知器交換が必要になり、ランニングコストを押し上げる原因の一つになっていた。
【0005】
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、防虫網に埃が付着し目詰まりしても、容易に目詰まりのない新しい防虫網が使用できる製品を提供し、ランニングコストを低減し、煙感知器の信頼性向上を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
煙粒子を流入させ、火災を検出する煙感知器において、
前記煙感知器には、煙が流入できる開口部を有し、内部には煙を検知する煙検出部を有し、
前記煙検出部の周囲には、外光を遮断し煙の流入を許すラビリンス壁が複数設置され、
前記開口部の内側と前記ラビリンス壁の間には、巻き取りドラムと送り出しドラムと防虫網を有し、
前記防虫網は、横に長い長方形のテープ状に成形され、前記ラビリンス壁の外周に隙間無く巻き付くように設置し、一方の端部は前記巻き取りドラム周壁に固定され、他端は前記送り出しドラム周壁に固定され、前記送り出しドラムは、予め、複数回転分の長さの前記防虫網が巻き付けられており、
前記巻き取りドラムの上端部は前記煙感知器の外部に露出し、
前記巻き取りドラムと前記送り出しドラムは回転軸を有し、軸回転可能に固定され、
前記巻き取りドラムを防虫網を巻き取る方向に回転させると、前記送り出しドラムも回転し、巻き付いていた防虫網が送り出される構造を有する。
【0007】
請求項1に記載の発明によれば、
防虫網に埃が付着し、煙の流入に支障を来す虞のあるときには、巻き取りドラムを巻き取る方向に回転させることにより、送り出しドラムに巻き付いていた防虫網の新しい面が順次送り出され、埃が付着していないきれいな面の防虫網がラビリンス壁の外周に露出するので、支障を来すことなく、煙が流入できるようになる。
【0008】
また、上記課題を解決するために、請求項2の発明は、
前記巻き取りドラムの上端部には、マイナス形状の溝、または、プラス形状の溝を有することを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明によれば、マイナスドライバーやプラスドライバーにより、巻き取りドラムを回転させられるので、防虫網を巻き取る操作が容易になる。
【0010】
更に、上記課題を解決するために、請求項3の発明は、
前記巻き取りドラムの上端部の露出部がつまみ形状に成形されていることを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の発明によれば、指先で巻き取りドラムを回転させられるので、工具を使用することなく容易に防虫網を巻き取る操作ができる。
【0012】
更にまた、上記課題を解決するために、請求項4の発明は、
前記巻き取りドラムには、回転可能な方向を一方向に保つ逆回転防止機構を有し、前記送り出しドラムには、回転抵抗を発生する回転抑制機構を有することを特徴とする。
【0013】
請求項4に記載の発明によれば、巻き取りドラムは逆転ができず、送り出しドラムは不要な過回転が抑制されるので、防虫網とラビリンス壁に隙間が発生するのを防止できる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、防虫網に埃が付着し煙の流入が阻害される状況になっても、煙感知器外部より巻き取りドラムを回転させることにより、埃が付着した防虫網を巻き取り、埃が付着していない新しい面の防虫網を送り出せるので、埃が付着した防虫網を交換したり、感知器を交換することなく、簡単な操作で埃が付着していない防虫網を露出させることができ、煙が流入可能になり、ランニングコストの低減および信頼性向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明を実施した煙感知器の外観図を示す図である。
図2】本発明を実施した煙感知器の内部構造の構成例を示す図である。
図3】本発明を実施した煙感知器の内部構造の構成例で、外カバーを外した状態を示す図である。
図4】本発明を実施した煙感知器の内部構造の構成例で、煙検知(検出)部付近を示す図である。
図5】本発明を実施した煙感知器の内部構造の構成例で、防虫網と巻き取りドラムと送り出しドラムを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例0016】
図1は、本発明の一実施例における煙感知器1の外観を示す図である。
煙感知器1は室内の天井面に、図1とは上下が逆の状態で設置される。本説明では、図1に描かれた方向で上下を説明する。感知器1は、外カバー14、表示灯13、天板11が組み立てられている。天板11には、巻き取りドラム回転軸受け12があり、巻き取りドラム露出部/つまみ部17aが露出している。
外カバー14には流入口14aが開口し、その内側には防虫網16が設置され露出している。内部には、検知部構造体10が格納されている。
【0017】
火災が発生し、火災により発生した煙は、火災の熱により上昇し、流入口14aより防虫網16を通過し検知部に流入し、流入した煙の煙濃度が所定の値を超えたとき、火災と判断され警報を受信機または中継器に送出する。
【0018】
図2は、本発明の一実施例における図1の煙感知器1の内部構造の構成例を示す図である。
感知器基部21には、制御回路、煙検知回路、スイッチング回路、電源回路、発光部23、受光部24等を内蔵したプリント配線板20がプリント基板取付ネジ22にて固定されており、プリント配線板20には、検知部構造体10すなわち、暗箱底部19、巻き取りドラム17、送り出しドラム18、防虫網16、暗箱上部15が搭載されている。なお、プリント配線基板20に搭載されている発光部23、受光部24は、暗箱底部19より露出し煙検知領域を形成している。
【0019】
暗箱底部19と暗箱上部15は一体になることで、暗箱底部19のほぼ中央分に煙検知部を形成する。暗箱上部15の外周部には、図示しないラビリンス壁が形成されており、煙感知器1の周辺の空気は流通するが、外光は遮断する構造となっており、煙検知部に対して外光の影響を与えない様になっている。
【0020】
また、暗箱底部19と暗箱上部15には、巻き取りドラム17と送り出しドラム18が回転可能に取り付けられるように回転軸受けとして機能する孔が形成されている。暗箱上部15には回転軸受け15aと15bが設けられ、図示しないが暗箱底部19にも同様にそれぞれに対応する回転軸受けが形成されている。
【0021】
防虫網16は、長いテープ状に成形され、その一端は、送り出しドラム18に固定され、複数回巻き付けられており、長さは、暗箱上部15に形成されているラビリンス壁の周囲長のほぼ整数倍となっている。防虫網16の他端は、巻き取りドラム17に固定されており、ラビリンス壁の周囲を一周する様に巻かれて、暗箱底部19と暗箱上部15の間のラビリンス壁周囲の隙間を外側より隙間無く巻くように設置される。巻き取りドラム17と送り出しドラム18は、暗箱底部19と暗箱上部15の軸受けに回転可能に設置される。従って、巻き取りドラム17を巻き取り方向に回転させる事により、送り出しドラム18に巻き付けられていた防虫網16が送り出され、ラビリンス壁周囲に巻き付いていた防虫網(埃が付着している防虫網)は、巻き取りドラムに巻かれてゆき、ラビリンス壁の周囲には、埃の無い新しい面の防虫網で保護されることになる。
【0022】
さらに、検知部構造体10をカバーするように、感知器基部に外カバー14が被せられ、外カバー14と天板11に挟み込むように表示灯13が取り付けられている。表示灯13には、プリント基板20に設置されている図示しない表示灯LEDの光を導光する導光部材を経由して、リング状に発光する構造を有している。
【0023】
天板11には、巻き取りドラム17の巻き取りドラム露出部17aが露出する孔が形成され、巻き取りドラム露出部17aが露出し、巻き取りドラム17を回転させるためのつまみとして機能する。
【0024】
図3は、本発明の一実施例における煙感知器1の内部構造の構成例で、外カバー14を外した状態を示す図である。
防虫網16が暗箱底部19と暗箱上部15の間で、暗箱上部に形成されている図示しないラビリンス壁の外周部に巻き付くように設置されており、防虫網16の両端部のそれぞれが巻き取りドラム17、送り出しドラム18に固定されている。巻き取りドラム露出部17aが暗箱上部15の暗箱巻き取りドラム回転軸受け15aを貫通し、巻き取りドラムつまみ部17aが暗箱上部15より露出している。なお、暗箱底部19と暗箱上部15と
送り出しドラム18は、暗箱底部19の図示しない暗箱部送り出しドラム回転軸受けの孔と暗箱上部15の暗箱部送り出しドラム回転軸受け15bの孔に挟み込まれるように回転可能に設置されている。
【0025】
なお、暗箱底部19のドラム回転軸受けと巻き取りドラム17および送り出しドラム18の各回転軸と軸受けの関係は、逆であってもよい。すなわち、暗箱底部19は、当該位置に回転のための軸として凸にし、ドラム回転軸(下部)部分は、軸受けとして凹状に成形してあっても良い。また、暗箱上部15の送り出しドラム回転軸(上部)18aについても前記同様の凸/凹関係の構造としても良い。
【0026】
暗箱底部19と暗箱上部15の防虫網16が接触する部分で、ラビリンス壁外周囲に沿ったところに、防虫網16の上下端面が入り込む溝が形成されていても良い。この溝により、万が一防虫網16の巻き付きが緩んだときにも、ラビリンス壁外周囲との隙間が作られないため、埃や虫が入りにくい状態を保てることになる。
【0027】
巻き取りドラムつまみ部17aを矢印Aの方向に回転させると、送り出しドラム18に巻き付けられていた防虫網16が矢印Bの方向に送り出されると、ラビリンス壁周囲に巻き付いた防虫網(埃が付着している防虫網)は、巻き取りドラム17に巻かれてゆき、ラビリンス壁の周囲は、埃の無い新しい面の防虫網で保護されることになる。
【0028】
防虫網16は、長いテープ状に成形され、その一端は、送り出しドラム18に固定され、複数回巻き付けられており、長さは、暗箱上部15に形成されているラビリンス壁の周囲長のほぼ整数倍としているため、1作業あたり防虫網16が矢印Bの方向に送り出される量は、ラビリンス壁周囲1周分となり、合計で複数作業回送り出せるようになっている。
【0029】
図4は、本発明の一実施例における煙感知器1の内部構造の構成例で、煙検知部付近を示す図である。
プリント配線板20に設置されている発光部23と受光部24が暗箱底部に露出しており、発光部23と受光部24のそれぞれの光軸の交点が煙検知部となる。受光部24は、電気的ノイズから保護するために、シールド板にて覆われている。
【0030】
発光部23の光が、巻き取りドラム17と送り出しドラム18の影響を受けないように、ドラム部遮光壁25を設置している。また、ドラム部遮光壁25は、巻き取った防虫網16に付着した埃が、煙検知部に侵入するのを防いでいる。
【0031】
巻き取りドラム露出部/つまみ部17aの形状は、図のようにプラス溝の他に、マイナス溝、マイナス状の凸型、或いは、ローレットを施した円筒形のつまみ形状でもよい。プラス溝やマイナス溝の場合、巻き取りドラム17を回転させるときには、プラスやマイナスのドライバーの様な工具が必要になるが、感知器表面への飛び出しが最小にできるメリットがある。マイナス状の凸型、或いは、ローレットを施した円筒形のつまみ形状とした場合、感知器表面への飛び出しが多くなってしまうが、工具が必要ないというメリットがある。プラス溝、マイナス溝の他に、星形形状や三角形状等の特殊形状とし、対応する特殊工具を用いるようにしても良い。
【0032】
図5は、本発明の一実施例における煙感知器1の内部構造の構成例で、防虫網16と巻き取りドラム17と送り出しドラム18を示した図である。
防虫網16と巻き取りドラム17にはそれぞれのドラム周壁部17b、18bに縦に溝が切り、それぞれのドラム溝部17c、18cを形成してあり、その溝に防虫網16の端部、すなわち、防虫網差込部(巻き取りドラム側)16aと防虫網差込部(送り出しドラム側)16bが差し込まれ固定されている。固定には接着剤を使用しても良いし、溶着させても良い。
【0033】
巻き取りドラム17と送り出しドラム18の下端部には、それぞれのドラム回転軸17d、18dの凸起があり、図示しない暗箱底部19の暗箱部のドラム回転軸受け孔に回転可能にそれぞれが取り付けられている。送り出しドラム18の上端部にもドラム回転軸18aが形成され、暗箱上部15の暗箱部送り出しドラム回転軸受け15bの孔に回転可能にそれぞれが取り付けられている。なお、巻き取りドラム17の上部回転軸は、巻き取りドラム周壁部17bと兼用され、暗箱上部15の暗箱部巻き取りドラム回転軸受け15aの孔に回転可能に取り付けられている。
【0034】
巻き取りドラム17が逆転しないように、更に、送り出しドラム18の必要以上の過回転を抑制するように、暗箱底部19の巻き取りドラム17には、図示しない逆回転防止機構としてラチェット機構やワンウェイクラッチ機構を設け、送り出しドラム18には、回転を軽く抑制するブレーキ機構を設けても良い。
各ドラムの不要な回転を防止することで、防虫網16のラビリンス壁外周囲との巻き付きが緩むことがなくなり、ラビリンス壁外周囲との隙間が作られないため、埃や虫が入りにくい状態を保てることになる。
【0035】
防虫網の材質は、高密度多孔の薄い金属やABS樹脂、ナイロンを用いても良い。巻き取りドラム17や送り出しドラム18の小径に巻き付けるため、柔軟性や靭性が調整できる材質を選ぶと良い。
【0036】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
【符号の説明】
【0037】
1 煙感知器
10 検知部構造体
11 天板
12 巻き取りドラム回転軸受け
13 作動表示灯
14 外カバー
14a 流入口
15 暗箱上部
15a 暗箱部巻き取りドラム回転軸受け
15b 暗箱部送り出しドラム回転軸受け
16 防虫網
16a 防虫網差込部(巻き取りドラム側)
16b 防虫網差込部(送り出しドラム側)
17 巻き取りドラム
17a 巻き取りドラム露出部/つまみ部
17b 巻き取りドラム周壁部
17c 巻き取りドラム溝部
17d 巻き取りドラム回転軸(下部)
18 送り出しドラム
18a 送り出しドラム回転軸(上部)
18b 送り出しドラム周壁部
18c 送り出しドラム溝部
18d 送り出しドラム回転軸(下部)
19 暗箱底部
20 プリント配線板
21 感知器基部
22 プリント配線板取付ネジ
23 発光部
24 受光部/シールド
25 ドラム部遮光壁
図1
図2
図3
図4
図5