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▶ 津村 徹也の特許一覧

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  • 特開-コンテンツ開示順位判定システム 図1
  • 特開-コンテンツ開示順位判定システム 図2
  • 特開-コンテンツ開示順位判定システム 図3
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024170365
(43)【公開日】2024-12-10
(54)【発明の名称】コンテンツ開示順位判定システム
(51)【国際特許分類】
   G06F 16/953 20190101AFI20241203BHJP
   G06F 16/906 20190101ALI20241203BHJP
【FI】
G06F16/953
G06F16/906
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023087354
(22)【出願日】2023-05-28
(71)【出願人】
【識別番号】521081148
【氏名又は名称】津村 徹也
(72)【発明者】
【氏名】津村 徹也
【テーマコード(参考)】
5B175
【Fターム(参考)】
5B175DA10
5B175FA03
(57)【要約】
【課題】インターネット上の公開Webサーバに有る膨大な量のコンテンツを、瞬時にオリジナル性の高さとしての開示順位を判定することを可能とする。
【解決手段】
一定期間で最大限取得できるインターネット上のコンテンツを、類似性の比較と、開示日付時刻のデータから、最低基準値以下の重み付けをされたデータを0群に格納する。その次に高い基準値以下の重み付けをされたデータを1群に格納、と順次格納を行い、最高基準値以上の重み付けをされたデータをn群に格納する。これを初期基準の順位判定データベースのコンテンツデータベース構成とする。順位判定データベースに送られたコンテンツは、最初にn群コンテンツと比較照合し、順位重みがn群基準値以上の場合、n群に格納し、順位重みがn群基準値未満の場合、1を引いた番号の群のコンテンツと比較照合する。最大回数で0群に格納されるまで、この判定を繰り返す。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
インターネット上の公開Webサーバに有る膨大な量のコンテンツを、コンテンツ開示順位判定システム内の順位判定データベースのコンテンツデータと照合することにより、瞬時にオリジナル性の高さとしての開示順位を判定することが可能となることを最も主要な特徴とする、コンテンツ開示順位判定システム。
【請求項2】
先ず、一定期間で最大限取得できるインターネット上の公開Webサーバに有るコンテンツを、順位判定データベースに格納し、それらのコンテンツデータ同士での類似性の比較と、開示日付時刻のデータから、他のデータに対し類似性と参照度合いが高いものに、高い値の順位重み付けを行う。最低基準値以下の重み付けをされたデータを0群に格納する。その次に高い基準値以下の重み付けをされたデータを1群に格納、と順次格納を行い、最高基準値以上の重み付けをされたデータをn群に格納する。これを初期基準のコンテンツデータベース構成とすることを最も主要な特徴とする、請求項1に記載の順位判定データベース。
【請求項3】
動作に先立って、順位判定データベースは初期基準のコンテンツデータベース構成とする。
請求項1に記載のコンテンツ開示順位判定システムは、インターネット上の公開Webサーバに有るコンテンツを取得する。取得したコンテンツを順位判定データベースに送る。送られたコンテンツは、最初にn群コンテンツと比較照合する。
比較照合の結果、順位重みがn群基準値以上の場合、コンテンツをn群に格納する。一方、順位重みがn群基準値未満の場合、1を引いた番号の群のコンテンツと比較照合する。
比較照合の結果、順位重みが1を引いた番号の群の基準値以上の場合、コンテンツを1を引いた番号の群に格納する。一方、順位重みが1を引いた番号の群の基準値未満の場合、更に1を引いた番号の群のコンテンツと比較照合する。最大回数で0群に格納されるまで、この判定を繰り返す。
以上の動作により、インターネット上の公開Webサーバに有るコンテンツが、請求項1に記載の順位判定データベースに格納される方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インターネット上のコンテンツの開示順位を判定するシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
現在、インターネット上の著作物、論文、写真、音楽、音声、画像、動画等のコンテンツは、その内容が類似していた場合、対象コンテンツと、類似したコンテンツがどの程度類似しているか、両者の開示がいつであるかを人間またはAIが比較し、どちらがオリジナルであるか判定している。しかし、インターネット上には膨大な量のコンテンツが存在し、類似コンテンツとの比較を行うには膨大な量のコンテンツデータとの比較を行う必要が有る。
【0003】
この改善策として、図1に示すように、コンテンツ開示順位判定システム1により、インターネット11上の公開Webサーバ12に有るコンテンツ13を、コンテンツ開示順位判定システム1内の順位判定データベース14のコンテンツデータと照合することにより、瞬時にオリジナル性の高さとしての開示順位を判定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2021-36408号
【特許文献2】特開2023-19718号
【特許文献3】特開2019-220181号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
解決しようとする問題点は、インターネット上には膨大な量のコンテンツが存在し、類似コンテンツとの比較を行うには膨大な量のコンテンツデータとの比較を行う必要が有る、という点である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、インターネット上の公開Webサーバに有る膨大な量のコンテンツを、コンテンツ開示順位判定システム内の順位判定データベースのコンテンツデータと照合することにより、瞬時にオリジナル性の高さとしての開示順位を判定することが可能となることを最も主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明のコンテンツ開示順位判定システムは、今まで瞬時に判定することができなかった、インターネット上の公開Webサーバに有る膨大な量のコンテンツのオリジナル性の高さとしての開示順位を、瞬時に判定することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1はコンテンツ開示順位判定システムを表す概要図である。
図2図2は順位判定データベースを表す概要図である。
図3図3はコンテンツが順位判定データベースに格納される動作を表すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
インターネット上の公開Webサーバに有る膨大な量のコンテンツのオリジナル性の高さとしての開示順位を、瞬時に判定することを可能とするため、順位判定データベースのデータと
照合するという目的を、コンテンツ開示順位判定システムを用いることにより実現した。
【0010】
(コンテンツ開示順位判定システムの構成)
図1に示すように、コンテンツ開示順位判定システム1により、インターネット11上の公開Webサーバ12に有るコンテンツ13を、コンテンツ開示順位判定システム1内の順位判定データベース14のコンテンツデータと照合することにより、瞬時にオリジナル性の高さとしての開示順位を判定する。
【0011】
(順位判定データベースの構成)
図2は順位判定データベース14を表す概要図である。先ず、一定期間で最大限取得できるインターネット11上の公開Webサーバ12に有るコンテンツ13を、順位判定データベース14に格納し、それらのコンテンツデータ同士での類似性の比較と、開示日付時刻のデータから、他のデータに対し類似性と参照度合いが高いものに、高い値の順位重み付けを行う。最低基準値以下の重み付けをされたデータを0群に格納する。その次に高い基準値以下の重み付けをされたデータを1群に格納、と順次格納を行い、最高基準値以上の重み付けをされたデータをn群に格納する。これを初期基準の順位判定データベース14のコンテンツデータベース構成とする。
【0012】
(コンテンツ格納の動作)
図3はインターネット11上の公開Webサーバ12に有るコンテンツ13が、順位判定データベース14に格納される動作を表すフローチャートである。
【0013】
図3に示す動作に先立って、順位判定データベース14の構成で説明したように、順位判定データベース14は初期基準のコンテンツデータベース構成とする。
【0014】
コンテンツ開示順位判定システム1は、インターネット11上の公開Webサーバ12に有るコンテンツ13を取得する(S10)。取得したコンテンツを順位判定データベース14に送る(S11)。送られたコンテンツは、最初にn群コンテンツと比較照合する(S12)。
【0015】
比較照合の結果、順位重みがn群基準値以上の場合(S13,YES)、コンテンツをn群に格納する(S14)。一方、順位重みがn群基準値未満の場合(S13,NO)、1を引いた番号の群のコンテンツと比較照合する(S15)。
【0016】
比較照合の結果、順位重みが1を引いた番号の群の基準値以上の場合(S16,YES)、コンテンツを1を引いた番号の群に格納する(S17)。一方、順位重みが1を引いた番号の群の基準値未満の場合(S13,NO)、更に1を引いた番号の群のコンテンツと比較照合する(S15)。最大回数で0群に格納されるまで、この判定を繰り返す。
【0017】
後から順位判定データベース14に送られたコンテンツは類似性と参照度合いが高く、高い値の順位重み付けが実行される可能性が高いので、データベース内の全データと照合する前の、大きい番号の群データに格納される確率が高い。このしくみにより、比較照合するデータ数を最小限に抑制できる。
【産業上の利用可能性】
【0018】
このコンテンツ開示順位判定システムにより、日々増大するインターネット上のコンテンツの法的、商業的権利関係の管理コストを削減することができ、違法コンテンツによる被害や損害による経済的な損失の抑制も見込まれる。
また、権利関係の判定の速度が増加することにより、考案からインターネット上への論文、著作物、作品等コンテンツを発表するまでの期間を短縮することができる。
【符号の説明】
【0019】
1 コンテンツ開示順位判定システム
11 インターネット
12 公開Webサーバ
13 コンテンツ
14 順位判定データベース
図1
図2
図3