(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024017046
(43)【公開日】2024-02-08
(54)【発明の名称】野外調理機器
(51)【国際特許分類】
F24C 1/16 20210101AFI20240201BHJP
A47J 37/07 20060101ALI20240201BHJP
【FI】
F24C1/16 B
A47J37/07
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022119414
(22)【出願日】2022-07-27
(71)【出願人】
【識別番号】520075878
【氏名又は名称】谷藤 孝祥
(74)【代理人】
【識別番号】110001645
【氏名又は名称】弁理士法人谷藤特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】谷藤 孝祥
【テーマコード(参考)】
4B040
【Fターム(参考)】
4B040AA04
4B040AC20
4B040ED05
4B040GD02
(57)【要約】
【課題】使用の前後を問わず全体を一体に管理でき、しかも運搬、保管等に際しては極力小さくできるようにする。
【解決手段】天板6の外周側に外周壁5を備え、野外調理器具2上の食材3を覆うために使用する野外調理器具用カバーであって、天板6は外周側に周方向に複数の外周縁を有し、外周壁5は天板6の外周縁毎に分割して配置され、且つ天板6から下向きに起立する起立姿勢と、天板6に沿って折り畳んだ折り畳み姿勢とに姿勢変更可能に天板6に連結された周方向に複数の側板15,16を有し、起立姿勢の各側板15,16の対向端部を解除可能に結合する結合手段19を有する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持枠と、該支持枠の外周側に起立状に設けられた外周壁とを有する野外調理機器において、
前記外周壁は周方向に複数の側壁を備え、
前記各側壁は前記支持枠に対してヒンジを介して連結され、且つ前記支持枠から起立する起立姿勢と、前記支持枠に沿って折り畳まれた折り畳み姿勢とに前記ヒンジ廻りに姿勢変更可能である
ことを特徴とする野外調理機器。
【請求項2】
前記起立姿勢の前記各側壁の対向端部側を着脱自在に結合する結合手段を備えた
ことを特徴とする請求項1に記載の野外調理機器。
【請求項3】
記支持枠を構成する天板又は底板と、前記天板又は前記底板の外周側から下向き又は上向きに起立して前記側壁を構成する側板とを備え、
前記各側板は前記天板又は前記底板に沿う折り畳み姿勢に折り畳み可能であり、
前記各側板の内、少なくとも一部の側板は、前記天板又は前記底板の少なくとも上下の何れかに重ねて折り畳み可能である
ことを特徴とする請求項1に記載の野外調理機器。
【請求項4】
四辺形状の前記天板又は前記底板と、短辺側が前記天板又は前記底板の各辺に前記ヒンジを介して姿勢変更可能に連結された略台形状の前記側板とを備え、
下広がり状又は上広がり状に傾斜する起立姿勢の前記各側板の対向端部同士を着脱自在に結合する結合手段を備え、
相対向する一方の二辺の前記側板は、前記天板又は前記底板の上下の一方側に重ねて折り畳み可能であり、
相対向する他方の二辺の前記側板は、前記天板又は前記底板の上下の他方側に重ねて折り畳み可能である
ことを特徴とする請求項3に記載の野外調理機器。
【請求項5】
前記結合手段は、隣り合う前記側壁の一方側に設けられた被結合部と、前記被結合部に対して係脱自在に設けられた結合子と、隣り合う前記側壁の他方側に設けられ且つ前記結合子を前記被結合部に対して係脱方向に摺動自在に保持する保持部とを備えた
ことを特徴とする請求項2に記載の野外調理機器。
【請求項6】
天板の外周側に外周壁を備え、野外調理器具上の食材を覆うために使用する野外調理器具用カバーであって、
前記天板は外周側に周方向に複数の外周縁を有し、
前記外周壁は前記天板の前記外周縁毎に分割して配置され、且つ前記天板から下向きに起立する起立姿勢と、前記天板に沿って折り畳んだ折り畳み姿勢とに姿勢変更可能に前記天板に連結された周方向に複数の側板を有し、
前記起立姿勢の前記各側板の対向端部を解除可能に結合する結合手段を有し、
前記結合手段は一方の前記側板に連結された被結合部と、他方の前記側板に連結され且つ前記被結合部に対して解除可能に結合する結合部とを備えた
ことを特徴とする野外調理器具用カバー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、野外で調理する際に使用する野外調理機器及び野外調理器具用カバーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
野外キャンプ等において野外で調理をする際に使用する野外調理機器には、携帯コンロ、燻製調理器、バーベキュー機器等、各種のものがある。これらの野外調理機器は、運搬、保管の利便性を考慮して軽量化を図ると共に、使用後は分解するか折り畳む等により嵩張りを抑えるような工夫がなされている。
【0003】
例えば、キャンプ場その他で拾い集めた小枝等の薪炭を燃料として使用する携帯コンロには、薪炭を載せる支持枠と、支持枠を下側から支持して地面との間に通風空間を形成する通風板と、支持枠上に燃焼室を形成する四角錐状の外周板とを備えたものがある(特許文献1)。
【0004】
この携帯コンロは、使用時には支持枠上に薪炭を載せて燃やし、使用後は通風板と支持枠と外周板とに分解し、燃焼室を構成する外周板は縦方向の折り畳み部に沿って偏平状に折り畳むようにしている。
【0005】
また食材を燻して燻製化する際に使用する燻製調理器には、燻煙材を載せる支持枠と、支持枠上に燻煙室を形成する四角錐状の外周板と、外周板の上端開口部を着脱自在に塞ぐ上蓋とを備えたものがある(特許文献2、3)。この燻製調理器は、使用時には外周板の上端開口部側から燻煙室内に食材を吊り下げて食材を燻し、使用後は支持枠と外周板と上蓋とに分離し、燻煙室を構成する外周板は縦方向の折り畳み部に沿って折り畳むようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【0007】
【0008】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
従来の野外調理機器は、携帯コンロ、燻製調理器に見られるように、別々に構成された支持枠と外周板とを備え、使用時に支持枠上に外周板を載置して組み立て、使用後は支持枠と外周板とに分解して保管するようにしている。
【0010】
そのため運搬、保管等の際に、その一部構成部材が他の機器類に紛れ込んで紛失しないようにまとめて管理する必要があり、使用後の管理が煩わしくなるという問題がある。
【0011】
本発明は、このような従来の課題に鑑み、使用の前後を問わず全体を一体に管理でき、しかも運搬、保管等に際しては極力小さくできる野外調理機器及び野外調理器具用カバーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、支持枠と、該支持枠の外周側に起立状に設けられた外周壁とを有する野外調理機器において、前記外周壁は周方向に複数の側壁を備え、前記各側壁は前記支持枠に対してヒンジを介して連結され、且つ前記支持枠から起立する起立姿勢と、前記支持枠に沿って折り畳まれた折り畳み姿勢とに前記ヒンジ廻りに姿勢変更可能にしたものである。前記起立姿勢の前記各側壁の対向端部側を着脱自在に結合する結合手段を備えてもよい。
【0013】
前記支持枠を構成する天板又は底板と、前記天板又は前記底板の外周側から下向き又は上向きに起立して前記側壁を構成する側板とを備え、前記各側板は前記天板又は前記底板に沿う折り畳み姿勢に折り畳み可能であり、前記各側板の内、少なくとも一部の側板は、前記天板又は前記底板の少なくとも上下の何れかに重ねて折り畳み可能であるコトガ望ましい。
【0014】
四辺形状の前記天板又は前記底板と、短辺側が前記天板又は前記底板の各辺に前記ヒンジを介して姿勢変更可能に連結された略台形状の前記側板とを備え、下広がり状又は上広がり状に傾斜する起立姿勢の前記各側板の対向端部同士を着脱自在に結合する結合手段を備え、相対向する一方の二辺の前記側板は、前記天板又は前記底板の上下の一方側に重ねて折り畳み可能であり、相対向する他方の二辺の前記側板は、前記天板又は前記底板の上下の他方側に重ねて折り畳み可能にしたものでもよい。
【0015】
前記結合手段は、隣り合う前記側壁の一方側に設けられた被結合部と、前記被結合部に対して係脱自在に設けられた結合子と、隣り合う前記側壁の他方側に設けられ且つ前記結合子を前記被結合部に対して係脱方向に摺動自在に保持する保持部とを備えたものでもよい。
【0016】
また別の本発明は、天板の外周側に外周壁を備え、野外調理器具上の食材を覆うために使用する野外調理器具用カバーであって、前記天板は外周側に周方向に複数の外周縁を有し、前記外周壁は前記天板の前記外周縁毎に分割して配置され、且つ前記天板から下向きに起立する起立姿勢と、前記天板に沿って折り畳んだ折り畳み姿勢とに姿勢変更可能に前記天板に連結された周方向に複数の側板を有し、前記起立姿勢の前記各側板の対向端部を解除可能に結合する結合手段を有し、前記結合手段は一方の前記側板に連結された被結合部と、他方の前記側板に連結され且つ前記被結合部に対して解除可能に結合する結合部とを備えたものである。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、使用の前後を問わず全体を一体に管理でき、しかも運搬、保管等に際しては極力小さくできる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本発明の第1の実施形態を示す調理カバーの側面断面図である。
【
図10】本発明の第2の実施形態を示す調理カバーの部分斜視図である。
【
図13】(A)(B)は変形例を示す断面図である。
【
図14】本発明の第3の実施形態を示す調理カバーの倒立斜視図である。
【
図17】本発明の第4の実施形態を示す調理カバーの斜視図である。
【
図19】同調理カバーの折り畳み状態の平面図である。
【
図20】本発明の第4の実施形態を示す調理容器の斜視図である。
【
図23】本発明の第5の実施形態を示す調理容器の斜視図である。
【
図25】同調理容器の折り畳み状態の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて詳述する。
図1~
図9は本発明を野外調理器具用カバー(以下、調理カバーと云う)1に採用した第1の実施形態を示す。調理カバー1は、
図1に示すように、鉄板、鍋等の野外調理器具2により肉等の食材3を加熱し調理する際に、その野外調理器具2上の食材3を覆うために使用するものである。
【0020】
この調理カバー1は、
図1~
図5に示すように、上部の天井側に配置された支持枠4と、この支持枠4の外周側に下広がり状に配置された外周壁5とを備え、下側が開口する下広がりの矩形箱状に構成されている。なお、調理カバー1は、その用途に応じて適宜形状を選択すればよい。
【0021】
支持枠4は平面視略矩形状の四辺形であって、一枚の天板6により構成されている。天板6は、直交方向の両側に長い第1外周縁7と短い第2外周縁8とを相対向して備え、また天板6の上面側には、略中央に提げ手9が起伏自在に設けられている。提げ手9は、
図6に示すように線材をV字状、U字状等の適宜形状に折り曲げたもので、下部側両端の枢支部10が天板6の挿通孔11に回動自在に挿通されている。天板6の上面には、提げ手9を枢支部10廻りに天板6上に倒したときに、その提げ手9を収容するための収容凹部12が設けられている。
【0022】
外周壁5は天板6の各外周縁7,8に対応して周方向に四分割されており、第1外周縁7に対応して配置された第1側板(第1側壁)15と、第2外周縁8に対応して配置された第2側板(第2側壁)16とを備えている。第1側板15、第2側板16は台形状である。第1側板15は短辺側の上端縁が第1ヒンジ17により天板6の第1外周縁7側に連結され、第2側板16は短辺側の上端縁が第2ヒンジ18により天板6の第2外周縁8側に連結されている。各側板15,16は各ヒンジ17,18廻りに
図4に示すように下広がり状に起立姿勢Xと、
図7、
図8に示すように天板6に沿って折り畳んだ折り畳み姿勢Yとの間で姿勢変更可能である。なお、相対向して配置された第1ヒンジ17同士、第2ヒンジ18同士は略平行である。
【0023】
周方向に隣り合う各側板15,16は、
図2、
図3に示すように、対向端部15a,16aが隣接する起立姿勢Xで結合手段19により着脱自在に結合されている。結合手段19は、各側板15,16を天板6から下広がり状に起立させて起立姿勢Xとしたときに、各側板15,16の対向端部15a,16aが隣接する状態で対向端部15a,16a同士を着脱自在に結合するためのものであって、各側板15,16間に対応して四隅夫々設けられている。
【0024】
第1側板15は
図7に示すように第1ヒンジ17廻りに天板6の上側に重ねて折り畳み可能であり、また第2側板16は
図8に示すように第2ヒンジ18廻りに天板6の下側に重ねて折り畳み可能である。第1側板15は上端の短辺側が天板6の第1外周縁7と略同じ長さで、下端縁がそれよりも若干長い下広がりの台形状であって、周方向の両端部15aが略同じ長さの斜辺縁となっている。第2側板16は上端の短辺側が天板6の第2外周縁8と略同じ長さで、下端縁がそれよりも若干長い下広がりの台形状であって、周方向の両端部16aが略同じ長さの傾斜縁となっている。
【0025】
第1側板15の第1ヒンジ17から自由端までの上下方向の長さは、第1側板15を第1ヒンジ17廻りに天板6上に折り畳んだときに、その自由端が反対側の第1ヒンジ17の近傍に位置して、この反対側の第1ヒンジ17から反対側に突出しない程度となっている。なお、この第1側板15の長さは、自由端側が反対側の第1ヒンジ17と重ならないように、相対向する第1ヒンジ17間の間隔よりも短くしてもよい。第2側板18の上下方向の長さは、第1側板15のそれと略同じである。
【0026】
各ヒンジ17,18は、天板6の外周縁に一体に形成された複数の軸保持部20,21と、側板15,16の上端側に軸保持部20,21間に対応して一体に形成された複数の軸保持部22,23と、これら軸保持部20~23に跨がって挿通されたヒンジ軸24,25とを備えている。第1ヒンジ17は、第1側板15の折り畳み側である天板6の上側にヒンジ軸24が偏心し、且つ第1側板15に対して外側にヒンジ軸24が偏して設けられている。
【0027】
また第2ヒンジ18は、第2側板16の折り畳み側である天板6の下側にヒンジ軸25が偏心し、且つ第2側板16の延長上にヒンジ軸25が位置して設けられている。軸保持部20~23は天板6、側板15,16に連続する連続部分を筒状に巻き込んで一体に形成されているが、他の構造でもよい。またヒンジ軸24,25には、軸保持部20~23から軸心方向に抜け出さないように抜け止め部が打刻、その他の加工により設けられている。
【0028】
結合手段19は周方向に隣り合う各側板15,16の内、その一方の第1側板15の傾斜縁の自由端側に連結して設けられた被結合部27と、他方の第2側板16の傾斜縁のヒンジ17,18寄りに連結して設けられ且つ被結合部27に対して解除可能に結合する結合部28とを備え、両側板15,16の傾斜縁である対向端部15a,16a同士が近接した状態で結合部28が被結合部27に対して係合して、各側板15,16を起立姿勢Xで結合するようになっている。
【0029】
被結合部27は第1側板15の傾斜縁に沿って筒状に形成され、第1側板15の端縁側に連続する連続部分を筒状に巻き込んで一体に形成されている。結合部28は筒状の被結合部27に対して傾斜縁に沿って挿脱自在に結合する結合子29と、この結合子29を挿脱方向に摺動自在に保持する保持部30とを有し、結合子29が被結合部27に対して上側から係脱するようになっている。
【0030】
結合子29は線材製の結合ピンにより構成され、保持部30に軸方向に摺動自在に保持されている。保持部30は第2側板16の端縁側に連続する連続部分を筒状に巻き込んで一体に形成されている。結合子29はその上端側を保持部30の外側に折り曲げた摘まみ部31が設けられている。また結合子30には、保持部30から軸心方向に抜け出さないように抜け止め部33が打刻、その他の加工により設けられている。従って、結合子29は保持部30を介して第2側板16に連結された状態にある。なお、結合子29の摺動方向は、側板15,16の傾斜縁に略沿う方向が望ましいが、結合子29が被結合部27に対して係脱可能な方向であれはよい。
【0031】
この調理カバー1は、天板6の外周側から下側へと各側板15,16を下広がり状に起立させて、その起立姿勢Xで各側板15,16の対向端部15a,16a同士を結合手段19により結合して、下側が開放する矩形箱状に組み立てる。組立て後の調理カバー1は、各側板15,16の自由端側が野外調理器具2に当接するように、野外調理器具2上の肉等の食材3に被せて使用する。
【0032】
このように野外調理器具2上の食材3に調理カバー1を被せることにより、調理時の熱が調理カバー1の内部に籠って外に拡散しなくなるので、熱効率が向上し食材3を短時間で効果的に調理することができる。
【0033】
結合手段19により各側板15,16の傾斜縁相互を結合する際には、第1側板15の被結合部27と、第2側板16側の結合子29との軸心を略一致させた後、結合子29を被結合部27側へと軸心方向に摺動させて、結合子29の下端側を被結合部27に挿入すればよい。
【0034】
このようにして各結合手段19で各側板15,16の対向端部15a,16aを順次結合して行くと、
図2、
図3に示すように各側板15,16が下広がり状に傾斜する矩形台形状の調理カバー1を容易に組み立てることができる。また調理カバー1を構成する天板6と側板15,16とがヒンジ17,18を介して連結された状態にあり、その側板15,16同士を結合する結合手段19の被結合部27、結合部28も側板15,16に連結された状態にあるので、調理カバー1を組み立てる際に、その一部部品の紛失、その他の問題が発生することもなく容易に組み立てることができる。
【0035】
使用後の保管、移動に際しては、各結合手段19の結合子29を被結合部27から外して各側板15,16相互の結合を解除してから、起立姿勢Xにあった各側板15,16をヒンジ17,18廻りに天板6に沿った折り畳み姿勢Yに折り畳んで行けばよい。
【0036】
これによって
図2に示すように立体状で大きく嵩張っていた調理カバー1を、
図7~
図9に示すように嵩張りの少ない偏平状に折り畳むことができる。しかも、折り畳み状態でも、各側板15,16はヒンジ17,18を介して天板6に連結されており、また結合手段19も側板15,16側に連結されているので、折り畳み後に調理カバー1の一部構成部材を紛失する等の問題も生じず、その後の運搬、管理等を容易に行うことができる。
【0037】
各側板15,16を折り畳む場合には、各結合手段19の結合子29を操作して被結合部27から外した後、第1側板15は第1ヒンジ17廻りに
図7のa矢示方向に回動させて天板6の上側に重ねて折り畳み、また第2側板16は第2ヒンジ18廻りに
図8のb矢示方向に回動させて天板6の下側に重ねて折り畳む。
【0038】
これによって調理カバー1は、天板6の上下両側に重ねて第1側板15、第2側板16を折り畳むことができるので、
図9に示すように嵩張ることなく全体を薄い偏平状に折り畳むことができる。従って、従来に比較して調理カバー1の運搬、保管等に際しての利便性が著しく向上する利点がある。
【0039】
天板6の上側に折り畳む第1側板15は、その自由端側が反対側の第1ヒンジ17を越えて反対側に突出しない長さであるため、相対向する第1側板15を天板6の上側に緩衝することなく重ねており畳むことができる。また各側板15,16を天板6の上下両側へと折り畳む場合に、第1側板15と第2側板16は天板6の上下反対側に重ねて折り畳んでいるので、各側板15,16の両側の傾斜端部が天板6から外側に突出しても、その突出部分と緩衝することなく各側板15,16を折り畳むことができる。
【0040】
更に各側板15,16の対向端部15a,16aを着脱自在に結合すま結合手段19は、第1側板15側の被結合部27と、第2側板16側の結合部28とに別れるものの、各側板15,16が繋がった状態にあるので、調理カバー1の全ての構成要素を分離することなく一括して一体的に管理することができ、管理上の利便性も向上する。
【0041】
各側板15,16を折り畳む際には、第1側板15は天板6の上側に折り畳み、第2側板16は天板6の下側に折り畳んでいるので、天板6の一方側に4枚の側板15,16を重ねる場合に比較して折り畳み状態の厚みを薄くできる。そのため各側板15,16を天板6に連結するヒンジ17,18のヒンジ軸24,25を天板6から大きく離す必要もなくも、ヒンジ17,18による天板6と側板15,16との連結部分の構造も小型化することができる。
【0042】
第1側板15、第2側板16は、天板6に沿って折り畳んだときに反対側のヒンジ17から突出しない寸法になっているので、相対向する二辺の側板15を天板6に沿って逆向きに折り畳むことができる。また一方の二辺の第1側板15と、他方の二辺の第2側板16は、天板6の上下両側に別々に折り畳んでいるので、折り畳み状態にある第1側板15と第2側板16とが緩衝するようなことがなく、第1側板15、第2側板16の周方向の長さを任意に決定することができる。
【0043】
図10~12図は本発明の第2の実施形態を例示する。この実施形態の結合手段19は、
図10~
図12に示すように、第1側板15と第2側板16との対向端部15a,16aに、互いに牽制し合うべく逆向きに設けられた第1係合手段35、第2係合手段36等の複数の係合手段35,36により構成されている。
【0044】
第1係合手段35は、
図12(A)に示すように、第1側板15に巻き込み状に形成された係合部37を備え、この係合部37に第2側板16の端縁側の爪状の被係合部38が係合する。第2係合手段36は、
図12(B)に示すように、第2側板16に巻き込み状に形成された係合部39を備え、この係合部39に第1側板15の端縁側の爪状の被係合部40が係合する。
【0045】
なお、係脱式の結合手段19を採用する場合には、
図12(A)(B)に示すように、被係合部38,40の先端に、係合部37,39側に屈曲する外れ止め部38a,40aを設ける等、使用中の側板15,16等の熱膨張等によって係合手段35,36が不測に外れないように、適宜外れ止め対策を講じておくことが望ましい。
【0046】
このような構成の結合手段19を採用しても、各側板15,16を起立姿勢Xに起立させた状態で各側板15,16相互を結合することができる。また結合手段19は各側板15,16の弾性等を利用して被結合部37,39と結合部38,40とを逆向方向にきに係脱すればよいので、構造的に簡素化できると共に、結合手段19の結合・解除操作も容易にできる利点がある。
【0047】
結合手段19は、第1側板15と第2側板16との対向端部に逆向きに係合する係合手段35,36を設ければ十分あり、
図12の構造に限定されるものではない。例えば、係合手段35,36は、
図13(A)(B)に示すように鉤状の被係合部37,39と、この被係合部37,39に係脱自在に係合する係合部38,40とを備えたもの等、種々の構造のものを採用てることが可能である。
【0048】
図14~
図16は本発明に係る調理カバー1の第3の実施形態を示す。この調理カバー1は、
図14~
図16に示すように、矩形又は正方形状の天板6と、この天板6の外周側で下向きに略直角に起立する長方形状の4枚の側板15,16とを備え、下側が開放状の直方体状に構成されている。なお、
図14は調理カバー1を上下逆向きにした状態を示す。
【0049】
各側板15,16は第1の実施形態と同様に、天板6の外周縁側にヒンジ17,18により回動自在に連結されている。各側板15,16はヒンジ17,18廻りに天板6の上下両側に二枚ずつ重ねて折り畳んだ折り畳み姿勢Yと、天板6から略直角に起立する起立姿勢Xとに姿勢変更可能であり、また起立状態では四隅の結合手段19により各側板15,16の対向端部を夫々結合可能である。なお、第1の実施携帯と同様に、一方の二枚の側板15は天板6の上側に、他方の二枚の側板16は天板の6の下側に夫々折り畳み可能である。
【0050】
結合手段19は、
図15、
図16に示すように、一方の側板16に凹状に形成された被結合部27と、他方の側板15に屈曲部42を介して設けられ且つ係脱時に弾性変形可能に形成された結合部28とを有し、結合部28がその弾性変形により被結合部27に対して係脱するようになっている。結合部28は、屈曲部42を介して他方の側板16に設けられ、先端側が弾性変形可能に二股状になっている。各結合手段19は側板の対向端部の自由端側寄りに配置されている。
【0051】
このような構成の調理カバー1においても、結合手段19の結合、解除によって、各側板15,16を起立姿勢Xと折り畳み姿勢Yとに変更することが可能である。従って、調理カバー1の相対向する側板15,16は下広がり状に傾斜状にする場合に限らず、天板6に対して略直角に各側壁15,16を配置することも可能である。例えば、調理カバー1の深さが比較的浅い場合には効果的である。また四隅の結合手段19は、凹状の被結合部27に対して突状の結合部28の先端側が係脱自在に係合する等、その被結合部27と結合部28とが解除可能に結合できれば十分である。
【0052】
図17~
図19は本発明に係る調理カバー1の第4の実施形態を例示する。この調理カバー1は、
図17、
図18に示すように、平面視五角形状の天板6と、この天板6の外周側にヒンジ32を介して起立姿勢と折り畳み姿勢とに姿勢変更可能に連結された台形状の側板34と、各側板34が起立姿勢に起立した状態で各側板34の対向端部側をを結合する結合手段19とを備えている。
【0053】
側板34は台形状である。結合手段19は、各側板34の対向端部34aを隣接状態で結合するもので、一方の側板34の端部側に設けられた孔状の被結合部27と、他方の側板15の端部から突出して孔状の被結合部27に挿脱自在に鉤状の結合部28とを有する。結合部28は他方の側板34の端縁が一方の側板35に当接又は近接した状態で被結合部27に係合するようになっている。結合部28は各側板15の弾性変形又はヒンジ32側の遊び等により被結合部27に対して係脱可能である。
【0054】
このように調理カバー1は、五角形の天板6の外周縁にヒンジ32を介して側板15を連結したものでも、各実施形態と同様に実施可能である。側板34を折り畳む場合には、り、側板34を天板6に沿ってヒンジ32廻りに折り畳むことにより、全体を偏平状にすることができる。側板34の折り畳みに際しては、例えば
図19に示すように離れた位置にある2枚の側板34を天板6の上側に重ねて折り畳み、他の3枚の側板34を天板6の下側に重ねて折り畳めばよい。なお、各ヒンジ32のヒンジ軸50は、天板6に対して側板34の折り畳み側に若干偏心させておくことが望ましい。
【0055】
図20~
図22は本発明を略円形状の調理容器45に採用した第5の実施形態を示す。この調理容器45は、
図20、
図21に示すように、平面視略円形状の底板46と、この底板46の外周縁側に略等間隔をおいて配置された複数のヒンジ51と、各ヒンジ51を介して底板46に起立姿勢Xと折り畳み姿勢Yとに姿勢変更可能に連結された複数の゛扇状の側板47と、起立姿勢Xの各側板47の対向端部側を近接させた状態で結合する結合手段19とを備えている。
【0056】
底板46の外周には、周方向に略等間隔をおいて略直線状の外周縁48があり、その外周縁間は円弧部49となっている。各ヒンジ51は外周縁48に直線状に配置されている。扇状の側板47は弾性を有する平板により構成されており、展開状態と、内周縁側が底板45の外周縁48から円弧部49に略沿うように湾曲する湾曲状態とに変形可能である。側板47の内周側は、ヒンジ51の両側が変形部分となっている。
【0057】
結合手段19は、側板47の内周側が底板46の外周に沿って湾曲させて、各側板47の対向端部同士を近接させた状態で結合するように構成されている。この結合手段19は、
図22に示すように、一方の側板47に形成された孔状の被結合部27と、他方の側板47に鉤状に形成され且つ被結合部27に係脱自在に係合する鉤状の結合部28とを備えている。結合手段19は側板47の湾曲時の弾性等に抗して係脱すればよい。勿論、結合手段19は、各実施形態に例示のもの等を適宜採用可能であることは云うまでもない。
【0058】
このように略円形状の携帯容器45でも同様に実施可能である。使用に際しては、各側板47を円弧状に湾曲させながら底板46から起立させて、各側板47の対向端部を結合手段19により結合して組み立てる。また運搬等に際しては、結合手段19による各側板47の結合を解除した後、各側板47を真っ直ぐな平板状態に展開させた後、ヒンジ51廻りに底板46に沿って折り畳んで偏平状にまとめる。
【0059】
側板47を底板46に沿って折り畳む場合には、
図21に示すように、4枚の側板47の内、一方の相対向する2枚の側板46は平板状に展開した状態でヒンジ51廻りに底板46の上側へと折り畳み、他方の相対向する2枚の側板47は平板状に展開した状態でヒンジ51廻りに底板の下側へと折り畳めばよい。これによって各側板47を底板46に重ねて折り畳むことができるので、その後の取り扱い時の利便性が向上する利点がある。
【0060】
図23~
図25は本発明に係る携帯容器45の第6の実施形態を示す。こ携帯容器45は、
図23、
図24に示すように、平面視略三角形状の底板46と、この底板46の外周縁側にヒンジ51を介して連結された3枚の側板47とを備えている。各側板47は底板46に対してヒンジ51により回動自在に連結されており、底板46から外広がりに傾斜状に起立する起立姿勢(
図23、
図24参照)と、底板46に沿って折り畳んだ折り畳み姿勢(
図25参照)とに姿勢変更可能である。
【0061】
各側板47の折り畳みに際しては、
図25に示すように、3枚の側板47の内、1枚の側板47aはヒンジ51廻りに底板46の延長上へと折り畳み、他の2枚の側板47b,47cは底板46に上下両側から重なるように折り畳み、この2枚の側板47b,47cで1枚の側板47aを上下両側から挟む。これによって3枚の側板47a~47cの場合にも、偏平状に折り畳むことができる。
【0062】
起立姿勢の側板47は結合手段19により対向端部を接合するが、この結合手段19としては、他の実施形態と同様に、一方の側板47に凹状に形成された被結合部27と、他方の側板47に弾性変形可能に形成された結合部28とを有するもの等、任意の構成のものを採用可能である。
【0063】
このような構成の携帯容器45においても、結合手段19の結合又は解除による係脱操作によって、各側板47を起立姿勢Xと折り畳み姿勢Yとに変更することが可能である。従って、携帯容器45は、円形状、三角形状等、必要に応じて任意の形状のものを採用することが可能である。勿論、第1~第4の実施形態に示す調理カバー1と同様の構成を採用して上下逆向きにすることにより、同様の形状の携帯容器45とすることも可能であるし、第5、第6の実施形態に示す携帯容器45と同様の構成を採用して上下逆向きにすることにより、同様の形状の調理カバー1とすることも可能である。
【0064】
以上、本発明の各実施形態について詳述したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、実施形態では、支持枠4が外周壁5の上部側に位置する調理カバー1と、支持枠4が外周壁5の下部側に位置する調理容器45とに採用した場合を例示しているが、調理コンロ、その他の各種の野外調理機器全般に適用することにより、使用の前後を問わずその全体を一体に管理することが可能である。
【0065】
調理カバー1、調理容器45では、支持枠4、外周壁5として平板状の天板6、底板46、側板15,16,47等を示したが、その調理機器45の使用目的等に応じて平板以外の適宜部材を使用して適宜構造に仕上げればよい。例えば、小枝等を薪炭として使用する小型調理コンロの場合には、支持枠4上に薪炭を載せて燃やすように通気性を考慮した枠組み構造とし、この支持枠4から起立する外周壁5は、支持枠4上に燃焼室を構成する燃焼室壁とするか、又は鍋等を載置可能な受け台とする等、その燃焼室壁、受け台を周方向に複数の分割体に分割して、その個々の分割体を支持枠4に姿勢変更可能に連結すればよい。
【0066】
また調理カバー1等において、側板15,16を天板6の上下両側に折り畳む場合、ヒンジ17,18のヒンジ軸24,25は天板6等に対して側板15,16の折り畳み側に若干偏心させて設けることが望ましいが、側板17,18が薄手の平板等であって、折り畳んだ際に天板6の上下で側板17,18が斜め方向に極端に傾斜しない程度である限り、ヒンジ軸24,25は天板6の中心上に配置することも可能である。支持枠4、外周壁5の厚さが大の場合には、外周壁5の折り畳み姿勢Yを考慮してヒンジ軸24,25の位置を適宜決定すればよい。
【0067】
外周壁5を支持枠4に姿勢変更可能に連結するヒンジ17,18は、外周壁5、支持枠4が平板材の場合には、各実施形態に例示するように軸保持部20~25にヒンジ軸24,25を挿通したものが一般的であるが、連結部分の構造の大小に応じて実施形態以外のものを採用することも可能である。ストッパー等によって外周壁5が支持枠4上で自立可能である場合には、各外周壁5を周方向に結合する結合手段19は省略することも可能である。
【符号の説明】
【0068】
1 野外調理器具用カバー(調理カバー)
2 野外調理器具
3 食材
4 支持枠
5 外周壁
6 天板
7 第1外周縁
8 第2外周縁
15 第1側板
16 第2側板
17 第1ヒンジ
18 第2ヒンジ
19 結合手段
X 起立姿勢
Y 折り畳み姿勢
27 被結合部
28 結合部
29 結合子
30 保持部
【手続補正書】
【提出日】2024-01-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持枠と、該支持枠の外周側に起立状に設けられた外周側部材とを有する野外調理機器において、
前記外周側部材は周方向に複数の側部材を備え、
前記各側部材は前記支持枠に対してヒンジを介して連結され、且つ前記支持枠から起立する起立姿勢と、前記支持枠に沿って折り畳まれた折り畳み姿勢とに前記ヒンジ廻りに姿勢変更可能であり、
前記起立姿勢の前記各側部材の対向端部側を解除可能に結合する結合手段を備え、
前記結合手段は、前記対向端部側の結合を解除した場合にも隣り合う前記側部材の一方側に繋がった状態にある被結合部と、前記対向端部側の結合を解除した場合にも隣り合う前記側部材の他方側に繋がった状態にあり、且つ前記対向端部側を結合する場合に前記被結合部に対して結合可能な結合部とを備えた
ことを特徴とする野外調理機器。
【請求項2】
前記支持枠を構成する天板又は底板と、前記天板又は前記底板の外周側から下向き又は上向きに起立して前記側部材を構成する側板とを備え、
前記各側板の内、少なくとも一部の側板は、前記天板又は前記底板の少なくとも上下の何れかに重ねて折り畳み可能である
ことを特徴とする請求項1に記載の野外調理機器。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0001】
本発明は、野外で調理する際に使用する野外調理機器に関するものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0011】
本発明は、このような従来の課題に鑑み、使用の前後を問わず全体を一体に管理でき、しかも運搬、保管等に際しては極力小さくできる野外調理機器を提供することを目的とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】
本発明は、支持枠と、該支持枠の外周側に起立状に設けられた外周側部材とを有する野外調理機器において、前記外周側部材は周方向に複数の側部材を備え、前記各側部材は前記支持枠に対してヒンジを介して連結され、且つ前記支持枠から起立する起立姿勢と、前記支持枠に沿って折り畳まれた折り畳み姿勢とに前記ヒンジ廻りに姿勢変更可能であり、前記起立姿勢の前記各側部材の対向端部側を解除可能に結合する結合手段を備え、前記結合手段は、前記対向端部側の結合を解除した場合にも隣り合う前記側部材の一方側に繋がった状態にある被結合部と、前記対向端部側の結合を解除した場合にも隣り合う前記側部材の他方側に繋がった状態にあり、且つ前記対向端部側を結合する場合に前記被結合部に対して結合可能な結合部とを備えたものである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0013】
前記支持枠を構成する天板又は底板と、前記天板又は前記底板の外周側から下向き又は上向きに起立して前記側部材を構成する側板とを備え、前記各側板の内、少なくとも一部の側板は、前記天板又は前記底板の少なくとも上下の何れかに重ねて折り畳み可能であることが望ましい。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】削除
【補正の内容】
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0040】
更に各側板15,16の対向端部15a,16aを着脱自在に結合する結合手段19は、第1側板15側の被結合部27と、第2側板16側の結合部28とに別れるものの、各側板15,16が繋がった状態にあるので、調理カバー1の全ての構成要素を分離することなく一括して一体的に管理することができ、管理上の利便性も向上する。