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特開2024-170539音楽コンテンツの再生と音声チャットを結合したサービス提供方法およびシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024170539
(43)【公開日】2024-12-10
(54)【発明の名称】音楽コンテンツの再生と音声チャットを結合したサービス提供方法およびシステム
(51)【国際特許分類】
   G10K 15/04 20060101AFI20241203BHJP
   H04L 51/04 20220101ALI20241203BHJP
   G10K 15/02 20060101ALI20241203BHJP
【FI】
G10K15/04 302F
H04L51/04
G10K15/02
【審査請求】有
【請求項の数】16
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024152880
(22)【出願日】2024-09-05
(62)【分割の表示】P 2022121134の分割
【原出願日】2022-07-29
(31)【優先権主張番号】10-2021-0101962
(32)【優先日】2021-08-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】505205812
【氏名又は名称】ネイバー コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】NAVER Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】110004381
【氏名又は名称】弁理士法人ITOH
(72)【発明者】
【氏名】イ ソンジュン
(72)【発明者】
【氏名】コ ヨンドク
(72)【発明者】
【氏名】ペ セラン
(72)【発明者】
【氏名】ミン スジン
(72)【発明者】
【氏名】キム サンドン
(72)【発明者】
【氏名】イム ウォンソク
(72)【発明者】
【氏名】イ ジウン
(72)【発明者】
【氏名】チェー ヒョンウ
(72)【発明者】
【氏名】キム ヨンミン
(72)【発明者】
【氏名】パク ジュンイル
(72)【発明者】
【氏名】ノ サンボム
(72)【発明者】
【氏名】ミョン ハンナ
(57)【要約】
【課題】 本開示は少なくとも一つのプロセッサによって実行される、音楽コンテンツの再生と音声チャットを結合したサービス提供方法に関する。
【解決手段】 音楽コンテンツの再生と音声チャットを結合したサービス提供方法は、音楽コンテンツ共有ルームで再生される音楽コンテンツリストを含む音楽コンテンツデータを第1チャネルを通じて受信する段階、音楽コンテンツデータを出力する段階、音声チャットデータを第2チャネルを通じて受信する段階および音声チャットデータの少なくとも一部を音楽コンテンツデータの少なくとも一部と同時に再生する段階を含み、音楽コンテンツデータは音楽コンテンツ共有ルームのプレーヤー制御グループに含まれた参加者の要請によって生成または変更可能である。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一つ以上のプロセッサによって実行される、音楽コンテンツの再生と音声チャットを結合したサービスを提供する方法であって、
対象音楽コンテンツに関連した音楽コンテンツ共有ルームリストに対する使用者要請に応答して、前記対象音楽コンテンツが含まれた音楽コンテンツリストに関連した音楽コンテンツ共有ルームリストを出力する段階であって、前記対象音楽コンテンツは、使用者の端末において再生中又は再生待機中の音楽コンテンツである、段階、
前記音楽コンテンツ共有ルームリストのうちいずれか一つの音楽コンテンツ共有ルームに対する使用者選択に応答して、使用者を選択された音楽コンテンツ共有ルームに参加させる段階、
前記音楽コンテンツ共有ルームで再生される音楽コンテンツリストを含む音楽コンテンツデータを第1チャネルを通じて受信する段階、
前記音楽コンテンツデータを出力する段階、
音声チャットデータを第2チャネルを通じて受信する段階、
前記音声チャットデータの少なくとも一部を前記音楽コンテンツデータの少なくとも一部と同時に再生する段階を含み、
前記音楽コンテンツデータは、前記音楽コンテンツ共有ルームのプレーヤー制御グループに含まれた参加者の要請によって生成または変更可能である、方法。
【請求項2】
前記プレーヤー制御グループは、前記音楽コンテンツ共有ルームのホストまたは前記ホストによって前記音楽コンテンツデータの再生制御権限を与えられた参加者のうち少なくとも一つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
一つ以上の音楽コンテンツの再生を要請する参加者の要請に応答して、前記一つ以上の音楽コンテンツを前記音楽コンテンツデータに追加する段階をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記音楽コンテンツリストは、前記サービスに加入した使用者の音楽コンテンツの再生履歴に基づいて、学習された人工知能基盤の選曲モデルによって自動で生成される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記音楽コンテンツ共有ルームの一つ以上の参加者のニックネームおよびプロフィール写真を含む参加者リストを受信する段階、
前記参加者リストの少なくとも一部を出力する段階をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記参加者リストに含まれた一つ以上の参加者のうちいずれか一つに対する使用者選択に応答して、前記音声チャットデータの少なくとも一部の再生中に選択された参加者の音声チャットデータを遮断する段階をさらに含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記音楽コンテンツ共有ルームの一つ以上の参加者から絵文字データを受信する段階をさらに含み、
前記参加者リストの少なくとも一部を出力する段階は、
前記絵文字データに対応する絵文字を前記絵文字データを伝送した参加者のニックネームまたはプロフィール写真と関連させて出力する段階
を含む、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記音声チャットデータの少なくとも一部を前記音楽コンテンツデータの少なくとも一部と同時に再生する段階は、
前記音声チャットデータの少なくとも一部の再生の間、前記音楽コンテンツデータの少なくとも一部の再生ボリュームを減少させる段階を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
一つ以上のプロセッサによって実行される、音楽コンテンツの再生と音声チャットを結合したサービスを提供する方法であって、
対象音楽コンテンツに関連した音楽コンテンツ共有ルームリストに対する使用者要請に応答して、前記対象音楽コンテンツが含まれた音楽コンテンツリストに関連した音楽コンテンツ共有ルームリストを出力する段階であって、前記対象音楽コンテンツは、使用者の端末において再生中又は再生待機中の音楽コンテンツである、段階、
前記音楽コンテンツ共有ルームリストのうちいずれか一つの音楽コンテンツ共有ルームに対する使用者選択に応答して、使用者を選択された音楽コンテンツ共有ルームに参加させる段階、
前記音楽コンテンツ共有ルームで再生される音楽コンテンツリストを含む音楽コンテンツデータを第1チャネルを通じて前記音楽コンテンツ共有ルームの参加者の使用者端末に送信する段階、
前記参加者のうち少なくとも一つの使用者端末から音声チャットデータを受信する段階、
前記音声チャットデータを第2チャネルを通じて前記音楽コンテンツ共有ルームの参加者の使用者端末に送信する段階を含み、
前記音楽コンテンツデータは、前記音楽コンテンツ共有ルームのプレーヤー制御グループに含まれた参加者の要請によって生成または変更可能である、方法。
【請求項10】
請求項1~請求項9のいずれか一項に記載された方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
【請求項11】
情報処理システムであって、
通信モジュール、
メモリ、
前記メモリと連結され、前記メモリに含まれたコンピュータ読み取り可能な少なくとも一つのプログラムを実行するように構成された少なくとも一つのプロセッサを含み、
前記少なくとも一つのプログラムは、
音楽コンテンツ共有ルームの参加者のうちいずれか一つの使用者端末から対象音楽コンテンツに関連した音楽コンテンツ共有ルームリストに対する検索要請に応答して、前記対象音楽コンテンツが含まれた音楽コンテンツリストに関連した音楽コンテンツ共有ルームリストを決定し、前記対象音楽コンテンツは、使用者の端末において再生中又は再生待機中の音楽コンテンツであり、
前記決定された音楽コンテンツ共有ルームリストを前記使用者端末に伝送し、
前記音楽コンテンツ共有ルームで再生される音楽コンテンツリストを含む音楽コンテンツデータを第1チャネルを通じて前記音楽コンテンツ共有ルームの参加者の使用者端末に送信し、
前記参加者のうち少なくとも一つの使用者端末から音声チャットデータを受信し、
前記音声チャットデータを第2チャネルを通じて前記音楽コンテンツ共有ルームの参加者の使用者端末に送信し、
前記音楽コンテンツ共有ルームのプレーヤー制御グループに含まれた参加者に前記音楽コンテンツデータの生成または変更のための権限を付与するための命令語を含む、情報処理システム。
【請求項12】
前記プレーヤー制御グループは、前記音楽コンテンツ共有ルームのホストまたは前記ホストによって前記音楽コンテンツデータの再生制御権限を与えられた参加者のうち少なくとも一つを含む、請求項11に記載の情報処理システム。
【請求項13】
前記少なくとも一つのプログラムは、
前記音楽コンテンツ共有ルームの参加者のうちいずれか一つの使用者端末から一つ以上の音楽コンテンツの再生要請に応答して、前記音楽コンテンツ共有ルームのホストの使用者端末に要請された一つ以上の音楽コンテンツを伝送するための命令語をさらに含む、請求項11に記載の情報処理システム。
【請求項14】
前記少なくとも一つのプログラムは、
音楽コンテンツの再生と音声チャットを結合したサービスに加入した使用者の音楽コンテンツの再生履歴に基づいて、学習された人工知能基盤の選曲モデルを利用して前記音楽コンテンツリストを生成するための命令語をさらに含む、請求項11に記載の情報処理システム。
【請求項15】
前記少なくとも一つのプログラムは、
前記音楽コンテンツ共有ルームに対する使用者の入場または退場要請に応答して、前記音楽コンテンツ共有ルームの参加者リストに前記使用者のニックネームおよびプロフィール写真を含む参加者情報を追加または削除し、
前記参加者リストの変更に応答して、前記変更された参加者リストを前記音楽コンテンツ共有ルームの参加者の使用者端末に伝送するための命令語をさらに含む、請求項11に記載の情報処理システム。
【請求項16】
前記少なくとも一つのプログラムは、
前記音楽コンテンツ共有ルームの一つ以上の参加者の使用者端末から絵文字データを受信し、
前記絵文字データの受信に応答して、前記絵文字データおよび前記絵文字データを伝送した参加者情報を前記音楽コンテンツ共有ルームの参加者の使用者端末に伝送するための命令語をさらに含む、請求項15に記載の情報処理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は音楽コンテンツの再生と音声チャットを結合したサービス提供方法およびシステムに関し、具体的には、音楽コンテンツと音声チャットが別個のチャネルを通じて送信または受信されて参加者に共有され、音楽コンテンツの再生リストの修正が参加者にリアルタイムで反映される、音楽コンテンツの再生と音声チャットを結合したサービス提供方法およびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
最近、IT技術の発達とウイルス性疾病などの拡散により社会的距離確保、在宅勤務などが一般化されることによって非接触(non-contact)方式で多様なサービスまたはコンテンツが提供されている。例えば、従来は使用者が直接訪問して楽しんでいたスポーツ、映画、音楽公演などのような多様な文化コンテンツや、使用者が直接会って進行していた各種集まりがインターネット基盤のオンラインサービスプラットホームを通じて非対面方式で提供されている。
【0003】
特に、友達または家族などのような知人同士間の通信をオンラインで進行するために、音声チャットアプリケーションなどが使われてきており、最近その使用者層がさらに拡大している。音声チャットアプリケーションを使うと、対面で集まりを有することなく対話ができるという長所があるものの、参加者が共に音楽などのような多様なコンテンツを共有するには多くの制約がある。
【0004】
一方、音楽コンテンツを複数の使用者間で共有するための多様なサービスプラットホームが最近登場している。このようなサービスプラットホームの参加者は、共有される音楽コンテンツを楽しみながらチャットまたは意見の共有を所望する可能性がある。例えば、複数の使用者の間で共有される音楽コンテンツの再生中に音声チャットを実行することができる。しかし、この場合、再生する音楽コンテンツと音声対話が混ざることによって音質が低下して良質の音楽コンテンツの鑑賞が困難であり得る。また、既存の音楽コンテンツ共有サービスでは、ホストが設定した音源リストが再生されると他の参加者が再生される音楽を受動的に聴取するため、参加者間の円滑なコンテンツの共有やコミュニケーションが困難であり得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】韓国公開特許第2006-0029889号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示は前記のような問題点を解決するための音楽コンテンツの再生と音声チャットを結合したサービス提供方法、コンピュータプログラムおよび装置(システム)を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は方法、装置(システム)またはコンピュータプログラムを含んだ多様な方式で具現され得る。
【0008】
本開示の一実施例によると、少なくとも一つのプロセッサによって実行される、音楽コンテンツの再生と音声チャットを結合したサービスを提供する方法は、音楽コンテンツ共有ルームで再生される音楽コンテンツリストを含む音楽コンテンツデータを第1チャネルを通じて受信する段階、音楽コンテンツデータを出力する段階、音声チャットデータを第2チャネルを通じて受信する段階および音声チャットデータの少なくとも一部を音楽コンテンツデータの少なくとも一部と同時に再生する段階を含み、音楽コンテンツデータは音楽コンテンツ共有ルームのプレーヤー制御グループに含まれた参加者の要請によって生成または変更可能である。
【0009】
本開示の他の実施例によると、一つ以上のプロセッサによって実行される、音楽コンテンツの再生と音声チャットを結合したサービスを提供する方法は、音楽コンテンツ共有ルームで再生される音楽コンテンツリストを含む音楽コンテンツデータを第1チャネルを通じて音楽コンテンツ共有ルームの参加者の使用者端末に送信する段階、参加者のうち少なくとも一つの使用者端末から音声チャットデータを受信する段階および音声チャットデータを第2チャネルを通じて音楽コンテンツ共有ルームの参加者の使用者端末に送信する段階を含み、音楽コンテンツデータは、音楽コンテンツ共有ルームのプレーヤー制御グループに含まれた参加者の要請によって生成または変更可能である。
【0010】
本開示のさらに他の実施例に係る音楽コンテンツの再生と音声チャットを結合したサービス提供方法をコンピュータで実行するためのコンピュータプログラムが提供される。
【0011】
本開示のさらに他の実施例に係る情報処理システムは、通信モジュール、メモリおよびメモリと連結され、メモリに含まれたコンピュータ読み取り可能な少なくとも一つのプログラムを実行するように構成された少なくとも一つのプロセッサを含み、少なくとも一つのプログラムは、音楽コンテンツ共有ルームで再生される音楽コンテンツリストを含む音楽コンテンツデータを第1チャネルを通じて音楽コンテンツ共有ルームの参加者の使用者端末に送信し、参加者のうち少なくとも一つの使用者端末から音声チャットデータを受信し、音声チャットデータを第2チャネルを通じて音楽コンテンツ共有ルームの参加者の使用者端末に送信し、音楽コンテンツ共有ルームのプレーヤー制御グループに含まれた参加者に音楽コンテンツデータの生成または変更のための権限を付与するための命令語を含む。
【発明の効果】
【0012】
本開示の一部の実施例によると、音楽コンテンツ共有ルームの参加者の使用者端末に音楽コンテンツと音声チャットが別個のチャネルで伝達されることによって、音楽コンテンツ共有ルームの参加者が高音質の音楽コンテンツを共に鑑賞しながら同時に音声チャットをすることができる。
【0013】
本開示の一部の実施例によると、音楽コンテンツ共有ルームの参加者は再生リストを閲覧できるだけでなく、再生リストの生成または変更が参加者の使用者端末にリアルタイムで反映されて、参加者は共有されている音楽コンテンツの正確な情報を得ることができる。さらに、参加者は再生リストに含まれた音楽コンテンツを保存したり参加者のプレイリストに追加することができる。
【0014】
本開示の一部の実施例によると、音楽コンテンツ共有ルームのホストが一方的に音楽コンテンツを他の参加者に伝達および共有する代わりに、プレーヤー制御に対する権限が参加者のうち一部に付与され、そのようなプレーヤー制御権限の変更がリアルタイムで参加者に共有されるため、参加者の間で双方向に音楽コンテンツを共有することができる。
【0015】
本開示の効果は以上で言及した効果に制限されず、言及されていない他の効果は特許請求の範囲の記載から本開示が属する技術分野で通常の知識を有する者(「通常の技術者」という)に明確に理解され得るであろう。
【図面の簡単な説明】
【0016】
本開示の実施例は、以下で説明する添付図面を参照して説明され、ここで類似する参照番号は類似する要素を示すが、これに限定されはしない。
図1】本開示の一実施例に係る音楽コンテンツの再生と音声チャットを結合したサービスが提供される例示を示す図面である。
図2】本開示の一実施例に係る音楽コンテンツの再生と音声チャットを結合したサービスを提供するために、情報処理システムが複数の使用者端末と通信可能であるように連結された構成を示す概要図である。
図3】本開示の一実施例に係る使用者端末および情報処理システムの内部構成を示すブロック図である。
図4】本開示の一実施例に係る音楽コンテンツの再生と音声チャットを結合したサービスを提供する方法を示すフローチャートである。
図5】本開示の一実施例に係る音楽コンテンツ共有ルームを開設する方法の例示を示す図面である。
図6】本開示の一実施例に係る複数の使用者端末および情報処理システムの間で音楽コンテンツデータが送信、受信および再生される方法を示すフローチャートである。
図7】本開示の一実施例に係る複数の使用者端末の間でプレーヤーが同期化される例示を示す図面である。
図8】本開示の一実施例に係る複数の使用者端末および情報処理システムの間で音声チャットデータが送信、受信および再生される方法を示すフローチャートである。
図9】本開示の一実施例に係る音楽コンテンツの再生と音声チャットを結合したサービスが提供される例示を示す図面である。
図10】本開示の一実施例に係る一つ以上の音楽コンテンツの再生を要請する方法の例示を示す図面である。
図11】本開示の一実施例に係る対象音楽コンテンツに関連した音楽コンテンツ共有ルームに参加する方法の例示を示す図面である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本開示の実施のための具体的な内容を添付された図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下の説明では本開示の要旨を不要に曖昧にさせ得る恐れがある場合、広く知られている機能や構成に関する具体的な説明は省略することにする。
【0018】
添付された図面で、同一または対応する構成要素には同一の参照符号が付与されている。また、以下の実施例の説明において、同一または対応する構成要素を重複して記述することが省略され得る。しかし、構成要素に関する技術が省略されても、そのような構成要素がある実施例に含まれないものと意図されはしない。
【0019】
開示された実施例の利点および特徴、そしてそれらを達成する方法は添付される図面と共に後述されている実施例を参照すると明確になるであろう。しかし、本開示は以下で開示される実施例に限定されるものではなく、互いに異なる多様な形態で具現され得、ただし本実施例は本開示を完全なものとし、本開示が通常の技術者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものに過ぎない。
【0020】
本明細書で使われる用語について簡略に説明し、開示された実施例について具体的に説明することにする。本明細書で使われる用語は本開示での機能を考慮しつつ、できる限り現在広く使われる一般的な用語を選択したが、これは関連分野に従事する技術者の意図または判例、新しい技術の出現などにより変わり得る。また、特定の場合は出願人が任意に選定した用語もあり、この場合、該当する発明の説明の部分で詳細にその意味を記載するであろう。したがって、本開示で使われる用語は単純な用語の名称ではなく、その用語が有する意味と本開示の全般にわたった内容に基づいて定義されるべきである。
【0021】
本明細書での単数の表現は文脈上明白に単数であると特定しない限り、複数の表現を含む。また、複数の表現は文脈上明白に複数であると特定しない限り、単数の表現を含む。明細書全体で或る部分が何らかの構成要素を含むとする時、これは特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除くものではなく他の構成要素をさらに含み得ることを意味する。また、本開示で、「複数のAのそれぞれ」または「複数のAそれぞれ」は複数のAに含まれたすべての構成要素のそれぞれを指称したり、複数のAに含まれた一部の構成要素のそれぞれを指称し得る。
【0022】
また、明細書で使われる「モジュール」または「部」という用語はソフトウェアまたはハードウェア構成要素を意味し、「モジュール」または「部」は何らかの役割を遂行する。しかし、「モジュール」または「部」はソフトウェアまたはハードウェアに限定される意味ではない。「モジュール」または「部」はアドレッシングできる保存媒体にあるように構成されてもよく、一つまたはそれ以上のプロセッサを再生させるように構成されてもよい。したがって、一例として、「モジュール」または「部」は、ソフトウェア構成要素、オブジェクト指向ソフトウェア構成要素、クラス構成要素およびタスク構成要素のような構成要素と、プロセス、関数、属性、プロシジャ、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバ、ファームウェア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイまたは変数のうち少なくとも一つを含むことができる。構成要素と「モジュール」または「部」は中で提供される機能はさらに小さい数の構成要素および「モジュール」または「部」で結合されたり、追加的な構成要素と「モジュール」または「部」にさらに分離され得る。
【0023】
本開示の一実施例によると、「モジュール」または「部」はプロセッサおよびメモリで具現され得る。「プロセッサ」は汎用プロセッサ、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、制御器、マイクロ制御器、状態マシンなどを含むように広く解釈されるべきである。いくつかの環境で、「プロセッサ」は特定用途向け半導体(ASIC)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)等を指称することもある。「プロセッサ」は、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサの組み合わせ、DSPコアと結合した一つ以上のマイクロプロセッサの組み合わせ、または任意の他のそのような構成の組み合わせのような処理デバイスの組み合わせを指称してもよい。また、「メモリ」は電子情報を保存可能な任意の電子コンポーネントを含むように広く解釈されるべきである。「メモリ」はランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り-専用メモリ(ROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、プログラマブル読み取り-専用メモリ(PROM)、消去-プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM)、電気的に消去可能PROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、磁気または光学データ保存装置、レジスタなどのようなプロセッサ-読み取り可能媒体の多様な類型を指称してもよい。プロセッサがメモリから情報を読み取り/読み取るか、メモリに情報を記録できるのであれば、メモリはプロセッサと電子通信状態にあると呼ばれる。プロセッサに集積されたメモリはプロセッサと電子通信状態にある。
【0024】
本開示で、「システム」は音楽コンテンツの再生サービスおよび音声チャットサービスを共に提供するように構成されたサーバー装置とクラウド装置のうち少なくとも一つの装置を含むことができるが、これに限定されるものではない。例えば、システムは一つ以上のサーバー装置で構成され得る。他の例として、システムは一つ以上のクラウド装置で構成され得る。さらに他の例として、システムはサーバー装置とクラウド装置が共に構成されて動作することができる。
【0025】
本開示で、「機械学習モデル」または「人工知能モデル」は与えられた入力に対する解答(answer)を推論するように学習された任意の統計確率基盤のモデルを含むことができる。一実施例によると、機械学習モデルまたは人工知能モデルは、例えば、入力レイヤ(層)、一つ以上の隠れレイヤおよび出力レイヤを含んだ多層構造の人工ニューラルネットワークモデルを含むことができる。
【0026】
本開示で、「ディスプレイ」はコンピューティング装置に関連した任意のディスプレイ装置を指称し得るが、例えば、コンピューティング装置によって制御されたりコンピューティング装置から提供された任意の情報/データを表示できる任意のディスプレイ装置を指称し得る。
【0027】
本開示で、「ホスト」は音楽コンテンツ共有ルームを開設した使用者または音楽コンテンツ共有ルームを開設した使用者によってホスト権限を与えられた使用者を指称し得る。一実施例で、ホストは一人以上の使用者を含むことができる。場合により、ホストはホストである使用者に関連した使用者端末または使用者端末の一部の構成を指称し得る。
【0028】
本開示で、「音楽コンテンツデータ」は音楽コンテンツ共有ルームで共有される音楽コンテンツに関連したデータの一部又は全部を指称し得る。音楽コンテンツデータは現在音楽コンテンツ、再生情報、音楽コンテンツリストなどを含むことができるがこれに限定されない。一部の実施例で、音楽コンテンツデータは現在音楽コンテンツデータのみを指称し得る。
【0029】
本開示で、音楽コンテンツデータに含まれる「現在音楽コンテンツ」は音楽コンテンツ共有ルームで現在再生中であるまたは現在再生待機中である音楽コンテンツを指称し得る。一実施例で、現在音楽コンテンツは現在音楽コンテンツそれ自体、現在音楽コンテンツに対する情報または現在音楽コンテンツの音楽データ(例えば、音源)のうち少なくとも一つを含むことができる。
【0030】
本開示で、音楽コンテンツデータに含まれる「再生情報」は現在音楽コンテンツの再生に関する情報を含むことができる。例えば、現在音楽コンテンツが現在再生中であるかどうか、現在音楽コンテンツの現在再生中である部分情報などを含むことができる。
【0031】
本開示で、音楽コンテンツデータに含まれる「音楽コンテンツリスト」は一つ以上の音楽コンテンツのリスト、順序情報、該当音楽コンテンツをリストに追加したまたは推薦した使用者情報、シャッフル(Shuffle)再生情報、反復再生情報などを含むことができる。一部の実施例で、「音楽コンテンツリスト」は一つ以上の音楽コンテンツのリストのみを指称し得、「再生リスト」と指称され得る。
【0032】
本開示で、「プレーヤー」は現在音楽コンテンツを再生中であるか再生する予定のソフトウェアまたはハードウェアモジュール、またはそのモジュールの再生情報を表示する使用者インターフェースを指称し得る。例えば、「プレーヤー」は現在音楽コンテンツに関する情報、現在音楽コンテンツの再生、一時停止、中段、再生の中も、再生順序などを選択できるボタンインターフェースなどを表示できる使用者インターフェースを指称し得る。
【0033】
本開示で、「音声チャットデータ」は音楽コンテンツ共有ルーム参加者の音声チャットに関連したデータの一部又は全部を指称し得る。音声チャットデータは音声データの他に該当音声チャットを伝送した参加者情報などを追加で含むことができる。一部の実施例で、音声チャットデータは追加情報を除いた音声データのみを指称し得る。
【0034】
本開示で「参加者リスト」は音楽コンテンツ共有ルームに参加中である一つ以上の参加者に関連したデータの一部又は全部を指称し得る。参加者リストは一つ以上の参加者のリスト、各参加者のニックネーム、プロフィール写真、音声チャット権限などを含むことができる。一部の実施例で、参加者リストは一つ以上の参加者のリストのみを指称し得る。
【0035】
図1は、本開示の一実施例に係る音楽コンテンツの再生と音声チャットを結合したサービスが提供される例示を示す図面である。図1は、使用者110が使用者端末120を通じて音楽コンテンツの再生と音声チャットを結合したサービスの提供を受ける例示を図示している。一実施例で、使用者110に関連した使用者端末120を通じて音楽コンテンツ共有ルームリスト130が提供され得る。音楽コンテンツ共有ルームリスト130はリストに含まれた音楽コンテンツ共有ルームのタイトル、主題、開設者またはホスト、タグ情報、参加者情報または現在音楽コンテンツ情報のうち少なくとも一つの情報を含むことができる。
【0036】
一実施例によると、使用者110はリスト130のうち一つの音楽コンテンツ共有ルームを選択することによって、該当音楽コンテンツ共有ルーム140に入場することができる。例えば、図示された通り、音楽コンテンツ共有ルームリスト130に含まれた複数の共有ルームの中で最上端の共有ルーム140を選択して、該当共有ルームに入場することができる。この場合、使用者110は入場した音楽コンテンツ共有ルーム140の参加者となり得る。代案として、使用者110は新しい音楽コンテンツ共有ルームを開設して、開設された音楽コンテンツ共有ルームのホストとなり得る。
【0037】
使用者110が音楽コンテンツ共有ルーム140に入場した場合、使用者端末120またはプロセッサは該当音楽コンテンツ共有ルーム140に関連した音楽コンテンツデータを受信することができる。音楽コンテンツデータは音楽コンテンツ共有ルームで共有される音楽コンテンツに関連したデータの一部又は全部を含むことができる。音楽コンテンツデータは現在音楽コンテンツ、再生情報、音楽コンテンツリストなどを含むことができるがこれに限定されない。音楽コンテンツデータに含まれる現在音楽コンテンツは音楽コンテンツ共有ルームで現在再生中であるまたは現在再生待機中である音楽コンテンツを含むことができる。再生情報は現在音楽コンテンツの再生に関する情報を含むことができる。例えば、現在音楽コンテンツが現在再生中であるかどうかに対する情報、現在音楽コンテンツの現在再生中である部分に対する情報などを含むことができる。音楽コンテンツリストは一つ以上の音楽コンテンツのリスト、順序情報、該当音楽コンテンツをリストに追加したまたは推薦した使用者情報、シャッフル再生情報、反復再生情報などを含むことができる。
【0038】
一実施例で、プロセッサは受信された音楽コンテンツデータを出力することができる。例えば、現在音楽コンテンツを再生情報にしたがって再生することができ、音楽コンテンツリスト170をディスプレイ上に出力することができる。一実施例で、使用者110は音楽コンテンツリスト170に含まれた音楽コンテンツのうち少なくとも一つを使用者端末120のメモリまたは使用者アカウントに保存したり、個人プレイリストに追加することができる。
【0039】
追加的に、現在音楽コンテンツの情報が含まれたプレーヤー使用者インターフェース150が使用者端末120のディスプレイ上に表示され得る。例えば、図示された通り、使用者端末120のディスプレイ上に現在音楽コンテンツのタイトル、歌手、アルバムカバー(Album Cover)、再生中である部分などが表示され得る。現在音楽コンテンツの情報は受信された音楽コンテンツデータに含まれ得る。追加的にまたは代案として、使用者110がホストによって再生制御権限を与えられた場合、プレーヤーを制御できる使用者インターフェースが使用者端末120のディスプレイ上に表示され得る。
【0040】
一実施例で、プレーヤー制御グループはホストまたはホストによって再生制御権限を与えられた使用者のうち少なくとも一つを含むことができる。プレーヤー制御グループに属した使用者は音楽コンテンツ共有ルームの音楽コンテンツの再生を制御したり、音楽コンテンツリストを生成、変更または削除することができる。例えば、プレーヤー制御グループに属した使用者は現在音楽コンテンツの再生を一時停止したり、現在再生中である部分と他の部分を再生したり、音楽コンテンツリストに含まれた他の音楽コンテンツを再生する方式で音楽コンテンツの再生を制御することができる。
【0041】
プレーヤー制御グループに属した使用者の音楽コンテンツの再生制御要請または音楽コンテンツリスト変更要請により、音楽コンテンツ共有ルームに属した一つ以上の参加者に関連した一つ以上の使用者端末またはプロセッサは変更された音楽コンテンツデータをリアルタイムで受信することができる。これに伴い、変更された音楽コンテンツデータが各参加者に関連した使用者端末を通じて出力され得る。例えば、プロセッサは変更された音楽コンテンツデータにより現在音楽コンテンツの他の部分を再生することができ、追加的に、現在再生中である部分をディスプレイ上に表示することができる。他の例として、プロセッサは変更された音楽コンテンツデータにより新しい音楽コンテンツを再生することができ、追加的に、新しい音楽コンテンツの情報を含んだプレーヤー使用者インターフェースを出力することができる。
【0042】
一実施例で、使用者110がプレーヤー制御グループに属する場合、使用者110のプレーヤー使用者インターフェース150操作を通じての音楽コンテンツの再生制御要請または音楽コンテンツリスト変更要請に応答して、プロセッサは変更された音楽コンテンツデータを情報処理システムにリアルタイムに送信することができ、音楽コンテンツ共有ルームの参加者に関連した使用者端末のプロセッサは前述した過程と類似する方式で、変更された音楽コンテンツデータを受信および出力することができる。
【0043】
前述した変更された音楽コンテンツデータの送信、受信および出力過程はプレーヤー制御グループに属した使用者の要請があるたびにリアルタイムで遂行され得る。このような構成によって、従来のラジオ放送のホストが一方的に音楽コンテンツを共有するのとは異なって、少なくとも一部の参加者のプレーヤー制御がすべての参加者にリアルタイムで反映されて参加者の間で双方向に音楽コンテンツが共有され得る。
【0044】
追加的に、プロセッサは使用者110の音楽コンテンツ共有ルーム140の入場に応答して、該当音楽コンテンツ共有ルーム140の参加者リストを受信することができる。参加者リストは音楽コンテンツ共有ルームに参加中である一つ以上の参加者に関連したデータの一部又は全部を含むことができる。参加者リストは一つ以上の参加者のリスト、各参加者のニックネーム、プロフィール写真、音声チャット権限などを含むことができる。一実施例で、プロセッサは受信された参加者リスト160を出力することができる。例えば、プロセッサは図示された通り、参加者のニックネーム、プロフィール写真、音声チャット権限などをディスプレイ上に出力することができる。
【0045】
一実施例によると、使用者110と同一の音楽コンテンツ共有ルームに参加中である参加者の音声チャットがある場合、プロセッサは音声チャットデータを受信することができる。音声チャットデータは音楽コンテンツ共有ルーム参加者の音声チャットに関連したデータの一部又は全部を含むことができる。音声チャットデータは音声データの他に該当音声チャットを送信した使用者端末に関連した参加者情報などを追加で含むことができる。音楽コンテンツデータは、使用者端末と情報処理システムの間で設定された通信チャネルを通じて送信または受信され得る。また、音声チャットデータは、音楽コンテンツデータとは別個の通信チャネルを通じて送信または受信され得る。ここで、通信チャネルは、使用者端末と情報処理システムの間で設定された物理的通信チャネルまたは論理的通信チャネルであり得る。例えば、音楽コンテンツデータおよび音声チャットデータは使用者端末と情報処理システムの間で設定されたインターネット基盤のデータ伝送および制御プロトコルによる通信チャネル(例えば、RTSP(real-time streaming protocol)によるストリーミングチャネル、RTP(real-time transport protocol)によるVoIPチャネルなど)を通じて送信または受信され得る。代案として、通信チャネルは、音楽コンテンツデータおよび/または音声チャットデータを送受信するために設定されたデータパケットに含まれたデータフィールドを指称してもよい。このように分離された通信チャネルを通じて音楽コンテンツデータおよび音声チャットデータを使用者端末と情報処理システムの間で送受信することによって、高品質の音楽コンテンツデータと音声チャットデータを複数の参加者の間で共有することができる。
【0046】
一実施例によると、プロセッサは一つの通信チャネルを通じて受信された音声チャットデータのうち少なくとも一部を他の通信チャネルを通じて受信された音楽コンテンツデータの少なくとも一部と同時に再生することができる。例えば、プロセッサは受信された音声チャットデータに含まれた音声データを現在再生中の音楽コンテンツデータと同時に再生することができる。追加的にまたは代案として、プロセッサは一つの通信チャネルを通じて受信された音声チャットデータのうち少なくとも一部を他の通信チャネルを通じて受信された音楽コンテンツデータの少なくとも一部とミキシングして再生することができる。本開示において「ミキシング(mixing)」は音声チャットデータ、音楽コンテンツデータなどのように、一つ以上の音源ソースを同時に再生するために一つの音源ソースに合成することまたは一つ以上の音源ソースの音量を相対的に調節して再生することを意味し得る。一部の実施例で、プロセッサは音声チャットデータの少なくとも一部を再生する間、音楽コンテンツデータの少なくとも一部の再生ボリュームを減少させることができる。例えば、プロセッサは音声チャットデータに含まれた音声データの再生の間、現在再生中の音楽コンテンツの再生ボリュームが現在ボリュームの50%となるように再生することができる。このように音声チャットデータの再生中に音楽コンテンツデータの再生ボリュームを減少させることによって、参加者の間の音声チャットが円滑に進行され得る。
【0047】
一実施例で、使用者110の音声チャットがある場合、プロセッサは音声チャットデータを情報処理システムに送信することができ、音楽コンテンツ共有ルームの他の参加者に関連した使用者端末のプロセッサは前述した過程と類似する方式で音声チャットデータを受信および再生することができる。また、前述した音声チャットデータの送信、受信および再生過程は音楽コンテンツ共有ルームの参加者の音声チャットがある時ごとにリアルタイムで遂行され得る。このように、プロセッサが音楽コンテンツと音声チャットを別個のチャネルを通じて受信してこれを同時に再生することによって、音楽コンテンツ共有ルームの参加者が高音質の音楽コンテンツを共に鑑賞しながら同時に音声チャットをすることができる。
【0048】
図2は、本開示の一実施例に係る音楽コンテンツの再生と音声チャットを結合したサービスを提供するために、情報処理システム230が複数の使用者端末210_1、210_2、210_3と通信可能であるように連結された構成を示す概要図である。情報処理システム230は音楽コンテンツの再生と音声チャットを結合したサービスを提供できるシステムを含むことができる。一実施例で、情報処理システム230は音楽コンテンツの再生と音声チャットを結合したサービスに関連したコンピュータ実行可能なプログラム(例えば、ダウンロード可能なアプリケーション)およびデータを保存、提供および実行できる一つ以上のサーバー装置および/またはデータベース、またはクラウドコンピューティングサービス基盤の一つ以上の分散コンピューティング装置および/または分散データベースを含むことができる。例えば、情報処理システム230は音楽コンテンツの再生と音声チャットを結合したサービスのための別途のシステム(例えば、サーバー)を含むことができる。
【0049】
情報処理システム230により提供される音楽コンテンツの再生と音声チャットを結合したサービスなどは、複数の使用者端末210_1、210_2、210_3のそれぞれに設置された音楽コンテンツ共有アプリケーション、音声チャットアプリケーション、音楽鑑賞アプリケーション、SNSアプリケーション等を通じて使用者に提供され得る。例えば、情報処理システム230は音楽コンテンツ共有アプリケーション等を通じて使用者端末210_1、210_2、210_3から受信される音楽コンテンツ共有ルームリスト閲覧要請などに対応する処理を遂行できる。
【0050】
複数の使用者端末210_1、210_2、210_3はネットワーク220を通じて情報処理システム230と通信することができる。ネットワーク220は複数の使用者端末210_1、210_2、210_3と情報処理システム230の間の通信が可能なように構成され得る。ネットワーク220は設置環境により、例えば、イーサネット(Ethernet)(登録商標)、有線ホームネットワーク(Power Line Communication)、電話線通信装置およびRS-serial通信などの有線ネットワーク、移動通信網、WLAN(Wireless LAN)、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)およびZigBee(登録商標)などのような無線ネットワークまたはその組み合わせで構成され得る。通信方式は制限されず、ネットワーク220が含むことができる通信網(一例として、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網、衛星網など)を活用する通信方式だけでなく、使用者端末210_1、210_2、210_3の間の近距離無線通信も含まれ得る。
【0051】
図2で携帯電話端末210_1、タブレット端末210_2およびPC端末210_3が使用者端末の例として図示されたが、これに限定されず、使用者端末210_1、210_2、210_3は有線および/または無線通信が可能で、音楽コンテンツ共有アプリケーションなどが設置されて実行され得る任意のコンピューティング装置であり得る。例えば、使用者端末は、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーション、コンピュータ、ノートパソコン、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistants)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレットPC、ゲームコンソール(game console)、ウェアラブルデバイス(wearable device)、IoT(internet of things)デバイス、VR(virtual reality)デバイス、AR(augmented reality)デバイスなどを含むことができる。また、図2には3個の使用者端末210_1、210_2、210_3がネットワーク220を通じて情報処理システム230と通信するものとして図示されているが、これに限定されず、異なる数の使用者端末がネットワーク220を通じて情報処理システム230と通信するように構成されてもよい。
【0052】
一実施例で、情報処理システム230は使用者端末210_1、210_2、210_3から音声チャットデータを受信することができる。音声チャットデータの受信に応答して、情報処理システム230は音声チャットデータを複数の参加者の使用者端末に提供することができる。音声チャットデータを受信した複数の参加者の使用者端末は該当音声チャットデータの少なくとも一部を音楽コンテンツデータの少なくとも一部と同時に(またはミキシングして)再生することができる。
【0053】
図3は、本開示の一実施例に係る使用者端末210および情報処理システム230の内部構成を示すブロック図である。使用者端末210は音楽コンテンツ共有アプリケーション、音声チャットアプリケーション、音楽鑑賞アプリケーション、SNSアプリケーションなどが実行可能であり、有線/無線通信が可能な任意のコンピューティング装置を指称し得、例えば、図2の携帯電話端末210_1、タブレット端末210_2、PC端末210_3等を含むことができる。図示された通り、使用者端末210はメモリ312、プロセッサ314、通信モジュール316および入出力インターフェース318を含むことができる。これと同様に、情報処理システム230はメモリ332、プロセッサ334、通信モジュール336および入出力インターフェース338を含むことができる。図3に図示された通り、使用者端末210および情報処理システム230はそれぞれの通信モジュール316、336を利用してネットワーク220を通じて情報および/またはデータを通信できるように構成され得る。また、入出力装置320は入出力インターフェース318を通じて使用者端末210に情報および/またはデータを入力したり使用者端末210から生成された情報および/またはデータを出力するように構成され得る。
【0054】
メモリ312、332は非一時的な任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含むことができる。一実施例によると、メモリ312、332はRAM(random access memory)、ROM(read only memory)、ディスクドライブ、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ(flash memory)などのような永久大容量記憶装置(permanent mass storage device)を含むことができる。他の例として、ROM、SSD、フラッシュメモリ、ディスクドライブなどのような永久大容量記憶装置はメモリとは区分される別途の永久記憶装置であって、使用者端末210または情報処理システム230に含まれ得る。また、メモリ312、332にはオペレーティングシステムと少なくとも一つのプログラムコード(例えば、音楽コンテンツ共有アプリケーション、音声チャットアプリケーション、音楽鑑賞アプリケーション、SNSアプリケーションなどのためのコード)が保存され得る。
【0055】
このようなソフトウェア構成要素はメモリ312、332とは別途のコンピュータで読み取り可能な記録媒体からローディングされ得る。このような別途のコンピュータで読み取り可能な記録媒体はこのような使用者端末210および情報処理システム230に直接連結可能な記録媒体を含むことができるが、例えば、フロッピードライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体を含むことができる。他の例として、ソフトウェア構成要素はコンピュータで読み取り可能な記録媒体でない通信モジュール316、336を通じてメモリ312、332にローディングされてもよい。例えば、少なくとも一つのプログラムは開発者またはアプリケーションの設置ファイルを配布するファイル配布システムがネットワーク220を通じて提供するファイルによって設置されるコンピュータプログラム(例えば、音楽コンテンツ共有アプリケーション、音声チャットアプリケーション、音楽鑑賞アプリケーション、SNSアプリケーションなど)に基づいてメモリ312、332にローディングされ得る。
【0056】
プロセッサ314、334は基本的な算術、ロジックおよび入出力演算を遂行することによって、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成され得る。命令はメモリ312、332または通信モジュール316、336によりプロセッサ314、334に提供され得る。例えば、プロセッサ314、334はメモリ312、332のような記録装置に保存されたプログラムコードにより受信される命令を実行するように構成され得る。
【0057】
通信モジュール316、336はネットワーク220を通じて使用者端末210と情報処理システム230が互いに通信するための構成または機能を提供することができ、使用者端末210および/または情報処理システム230が他の使用者端末または他のシステム(一例として別途のクラウドシステムなど)と通信するための構成または機能を提供することができる。一例として、使用者端末210のプロセッサ314がメモリ312などのような記録装置に保存されたプログラムコードにより生成した要請またはデータ(例えば、音楽コンテンツデータ変更要請など)は通信モジュール316の制御によりネットワーク220を通じて情報処理システム230に伝達され得る。その反対に、情報処理システム230のプロセッサ334の制御により提供される制御信号や命令が通信モジュール336とネットワーク220を経て使用者端末210の通信モジュール316を通じて使用者端末210に受信され得る。例えば、使用者端末210は情報処理システム230から通信モジュール316を通じて変更された音楽コンテンツデータなどを受信することができる。
【0058】
入出力インターフェース318は入出力装置320とのインターフェースのための手段であり得る。一例として、入力装置はオーディオセンサおよび/またはイメージセンサを含んだカメラ、キーボード、マイクロホン、マウスなどの装置を、そして出力装置はディスプレイ、スピーカー、ハプティックフィードバックデバイス(haptic feedback device)などのような装置を含むことができる。他の例として、入出力インターフェース318はタッチスクリーンなどのように入力と出力を遂行するための構成または機能が一つに統合された装置とのインターフェースのための手段であり得る。図3では入出力装置320が使用者端末210に含まれないように図示されているが、これに限定されず、使用者端末210と一つの装置で構成され得る。また、情報処理システム230の入出力インターフェース338は情報処理システム230と連結されたり情報処理システム230が含むことができる入力または出力のための装置(図示されず)とのインターフェースのための手段であり得る。図3では入出力インターフェース318、338がプロセッサ314、334と別途に構成された要素として図示されたが、これに限定されず、入出力インターフェース318、338がプロセッサ314、334に含まれるように構成され得る。
【0059】
使用者端末210および情報処理システム230は図3の構成要素よりさらに多くの構成要素を含むことができる。しかし、多くの従来技術の構成要素を明確に図示する必要性はない。一実施例で、使用者端末210は前述された入出力装置320のうち少なくとも一部を含むように具現され得る。また、使用者端末210はトランシーバー(transceiver)、GPS(Global Positioning system)モジュール、カメラ、各種センサ、データベースなどのような他の構成要素をさらに含むことができる。例えば、使用者端末210がスマートフォンである場合、一般的にスマートフォンが含んでいる構成要素を含むことができ、例えば、加速度センサ、ジャイロセンサ、マイクモジュール、カメラモジュール、各種物理的なボタン、タッチパネルを利用したボタン、入出力ポート、振動のための振動器などの多様な構成要素が使用者端末210にさらに含まれるように具現され得る。
【0060】
一実施例によると、使用者端末210のプロセッサ314は音楽コンテンツ共有アプリケーション、音声チャットアプリケーション、音楽鑑賞アプリケーション、SNSアプリケーションなどが動作するように構成され得る。この時、該当アプリケーションに関連したプログラムコードが使用者端末210のメモリ312にローディングされ得る。アプリケーションが動作する間に、使用者端末210のプロセッサ314は入出力装置320から提供された情報および/またはデータを入出力インターフェース318を通じて受信したり通信モジュール316を通じて情報処理システム230から情報および/またはデータを受信でき、受信された情報および/またはデータを処理してメモリ312に保存することができる。また、このような情報および/またはデータは通信モジュール316を通じて情報処理システム230に提供され得る。
【0061】
音楽コンテンツ共有アプリケーションなどが動作する間に、プロセッサ314は入出力インターフェース318と連結されたタッチスクリーン、キーボード、オーディオセンサおよび/またはイメージセンサを含んだカメラ、マイクロホンなどの入力装置を通じて入力されたり選択された音声データ、テキスト、イメージ、映像などを受信でき、受信された音声データ、テキスト、イメージおよび/または映像などをメモリ312に保存したり通信モジュール316およびネットワーク220を通じて情報処理システム230に提供することができる。一実施例で、プロセッサ314はタッチスクリーン、マウスなどの入力装置320を通じて音楽コンテンツデータ変更要請などを受信でき、変更された音楽コンテンツデータ、音楽コンテンツデータ変更要請などを通信モジュール316およびネットワーク220を通じて情報処理システム230に提供することができる。
【0062】
使用者端末210のプロセッサ314は情報および/またはデータを入出力インターフェース318を通じて入出力装置320に伝送して、出力することができる。例えば、使用者端末210のプロセッサ314はディスプレイ出力可能装置(例:タッチスクリーン、ディスプレイなど)、音声出力可能装置(例:スピーカー)等の出力装置320を通じて処理された情報および/またはデータを出力することができる。一実施例で、プロセッサ314は変更された音楽コンテンツデータのうち一部を使用者端末210のスピーカーを通じて出力することができる。追加的に、プロセッサ314は変更された音楽コンテンツデータのうち音楽コンテンツリストまたは再生情報を使用者端末210のディスプレイ上に表示することができる。
【0063】
情報処理システム230のプロセッサ334は複数の使用者端末210および/または複数の外部システムから受信された情報および/またはデータを管理、処理および/または保存するように構成され得る。プロセッサ334により処理された情報および/またはデータは通信モジュール336およびネットワーク220を通じて使用者端末210に提供され得る。一実施例で、情報処理システム230のプロセッサ334は音楽コンテンツ共有ルームに対する使用者の入場または退場要請に応答して、音楽コンテンツ共有ルームの参加者リストに使用者のニックネームおよびプロフィール写真を含む参加者情報を追加または削除することができる。追加的に、プロセッサ334は参加者リストの変更に応答して、変更された参加者リストを音楽コンテンツ共有ルームの参加者の使用者端末に伝送することができる。
【0064】
図4は、本開示の一実施例に係る音楽コンテンツの再生と音声チャットを結合したサービスを提供する方法400を示すフローチャートである。方法400はプロセッサが音楽コンテンツ共有ルームの音楽コンテンツデータを第1チャネルを通じて受信することによって開始され得る(S410)。一実施例で、第1チャネルは使用者端末と情報処理システムの間で設定された物理的または論理的通信チャネルであり得る。他の実施例で、第1チャネルは使用者端末と情報処理システムの間で設定された通信チャネルを通じて伝送されるデータパケットの一つのフィールドであってもよい。
【0065】
一実施例で、音楽コンテンツデータは音楽コンテンツリスト、現在音楽コンテンツ、再生情報などを含むことができる。追加的に、プロセッサは音楽コンテンツ共有ルームの各参加者のニックネーム、プロフィール写真、音声チャット権限などを含む参加者リストを受信することができる。
【0066】
プロセッサは受信された音楽コンテンツデータを出力することができる(S420)。例えば、現在音楽コンテンツを再生情報にしたがって再生することができ、音楽コンテンツリストをディスプレイ上に表示することができる。追加的に、プロセッサは受信された参加者リストを出力することができる。例えば、参加者リストに含まれた各参加者のニックネーム、プロフィール写真、音声チャット権限などを使用者端末のディスプレイ上に表示することができる。
【0067】
一実施例で、プレーヤー制御グループに属した使用者の音楽コンテンツの再生制御要請または音楽コンテンツリスト変更要請により、プロセッサは変更された音楽コンテンツデータをリアルタイムで受信することができる。これに伴い、変更された音楽コンテンツデータが出力され得る。例えば、新しい音楽コンテンツを音楽コンテンツリストに追加するホストの要請により、プロセッサは追加された音楽コンテンツ、順序情報などを受信することができる。また、プロセッサは追加された音楽コンテンツを順序情報により音楽コンテンツリストに表示することができる。
【0068】
プロセッサは音声チャットデータを第2チャネルを通じて受信することができる(S430)。一実施例で、第2チャネルは第1チャネルと分離されて設定された物理的または論理的通信チャネルであり得る。他の実施例で、第1チャネルと第2チャネルは、通信チャネル上で伝送されるデータパケットの分離されたフィールドであってもよい。
【0069】
一実施例で、音声チャットデータは音声データ、音声チャットを送信した使用者端末に関連した参加者に対する情報を含むことができる。プロセッサは受信された音声チャットデータの少なくとも一部を音楽コンテンツデータの少なくとも一部と同時に再生することができる(S440)。例えば、音声チャットデータに含まれた音声データを現在再生中の音楽コンテンツデータと同時に再生することができる。追加的にまたは代案として、プロセッサは受信された音声チャットデータの少なくとも一部を音楽コンテンツデータの少なくとも一部とミキシングして再生することができる。音楽コンテンツデータと音声チャットデータを別個のチャネルを通じて送信または受信し、各データを同時に(またはミキシングして)再生することによって、音楽コンテンツの音質の低下を防止することができる。前述した一つ以上の段階(S410、S420、S430、S440)は反復遂行され得、方法400は使用者が音楽コンテンツ共有ルームを離脱することによって終了され得る。
【0070】
図4で図示したフローチャートおよび前述した説明は一つの例示に過ぎず、一部の実施例では一つ以上の段階が重なって遂行されたり、一つ以上の段階が何回も反復遂行されたり、各段階の順序が変わり得る。例えば、音楽コンテンツ共有ルームで音声チャットのみがなされていた途中で音楽コンテンツリストが生成された場合、音声チャットデータの受信段階および出力段階が一回以上遂行された後、音楽コンテンツデータの受信段階および出力段階が遂行され得る。
【0071】
図5は、本開示の一実施例に係る音楽コンテンツ共有ルームを開設する方法の例示を示す図面である。一実施例によると、使用者に関連した使用者端末を通じて音楽コンテンツ共有ルームリスト510が提供され得る。使用者はリスト510のうち一つの音楽コンテンツ共有ルームに入場して、該当音楽コンテンツ共有ルームの参加者となり得る。代案として、使用者は新しい音楽コンテンツ共有ルームを開設して、開設された音楽コンテンツ共有ルームのホストとなり得る。
【0072】
他の実施例によると、使用者は一つ以上の対象音楽コンテンツ520が含まれた音楽コンテンツリストに関連した音楽コンテンツ共有ルームリストを要請することができ、プロセッサはこれに応答して要請された音楽コンテンツ共有ルームリストを出力することができる。例えば、使用者は図示された通り、現在使用者端末のプレーヤーで再生中であるまたは再生待機中である曲を音楽コンテンツリストに含む共有ルームリストを要請することができ、プロセッサは要請された共有ルームリストを出力することができる。一実施例によると、使用者は出力されたリストのうち一つの音楽コンテンツ共有ルームに入場して、該当音楽コンテンツ共有ルームの参加者となり得る。代案として、使用者は一つ以上の対象音楽コンテンツ520を音楽コンテンツリストに含む新しい音楽コンテンツ共有ルームを開設して、開設された音楽コンテンツ共有ルームのホストとなり得る。
【0073】
一実施例で、使用者は音楽コンテンツ共有ルームの開設段階で、該当共有ルームのタイプを決定することができる。例えば、図示された通り、使用者は該当共有ルームの公開の可否(530)を決定することができる。ホストが音楽コンテンツ共有ルームを「公開」に設定する場合、該当共有ルームは音楽コンテンツ共有ルームリストに露出され得、すべての使用者が該当音楽コンテンツ共有ルームに入場することができる。ホストが該当共有ルームを「非公開」に設定する場合、ホストまたは少なくとも一部の参加者の招待を通じてのみ該当共有ルームに入場することができる。他の例として、使用者は共有ルームのプレーヤー制御共有の有無(540)を選択することができる。プレーヤー制御は音楽コンテンツの再生制御または音楽コンテンツリストを生成、変更を含むことができる。ホストが「音楽再生モード」を選択する場合、ホストおよびホストに制御権限を与えられた参加者のみがプレーヤーを制御することができる。ホストが「プレーヤー共有モード」を選択する場合、該当共有ルームの参加者すべてがプレーヤー制御権限を有することができる。追加的にまたは代案として、該当共有ルームのタイプは開設段階でない該当共有ルームが開設された以後に決定または変更され得る。
【0074】
一実施例によると、ホストは音楽コンテンツ共有ルームの音楽コンテンツリストを生成または変更することができる。例えば、ホストは音楽コンテンツを検索して音楽コンテンツリストに追加したり、ホストに関連した使用者アカウントに保存されたプレイリストを音楽コンテンツリストに追加することができる。追加的にまたは代案として、一つ以上の音楽コンテンツに対する参加者の再生要請を受諾することによって、音楽コンテンツリストに一つ以上の音楽コンテンツを追加することができる。
【0075】
一実施例によると、音楽コンテンツリストは使用者の音楽コンテンツ関連情報に基づいて学習された人工知能基盤の選曲モデル(例えば、機械学習モデル)により自動で生成され得る。例えば、選曲モデルは使用者の音楽コンテンツ選好情報、音楽コンテンツの再生または購入記録を分析および学習して、特定使用者または特定音楽コンテンツ共有ルームと関連性が高い音楽コンテンツを含む音楽コンテンツリストを生成することができる。追加的または代案として、選曲モデルによって生成された音楽コンテンツリストに基づいて音楽コンテンツ共有ルームが自動で生成され得る。
【0076】
図6は、本開示の一実施例に係る複数の使用者端末610、630および情報処理システム620の間で音楽コンテンツデータが送信、受信および再生される方法を示すフローチャートである。第1使用者端末610は音楽コンテンツ共有ルームに新しく入場する第1使用者に関連した使用者端末であり得る。第2使用者端末630は該当共有ルームの既存参加者であって、プレーヤー制御グループに含まれた第2使用者に関連した使用者端末であり得る。一実施例によると、第1使用者端末610は第1使用者の音楽コンテンツ共有ルームの入場要請に応答して、音楽コンテンツ共有ルームに入場することができる(612)。追加的に、第1使用者端末610は第1使用者に関連した第1使用者のアカウント情報を情報処理システム620に伝送することができる。
【0077】
一実施例で、情報処理システム620は第1使用者の入場要請に応答して、音楽コンテンツ共有ルームの参加者リストに第1使用者のニックネームおよびプロフィール写真を含む第1使用者情報を追加することができる。また、情報処理システムはこのような参加者リストの変更に応答して、変更された参加者リストを音楽コンテンツ共有ルームの参加者に関連した使用者端末(例えば、第1使用者端末610、第2使用者端末630)に伝送することができる。
【0078】
第1使用者端末610は情報処理システム620から音楽コンテンツ共有ルームの音楽コンテンツデータ622を受信することができる。一実施例で、音楽コンテンツデータは音楽コンテンツリスト、現在音楽コンテンツ、再生情報などを含むことができる。第1使用者端末610は受信された音楽コンテンツデータを出力することができる(614)。例えば、第1使用者端末610は現在音楽コンテンツを再生情報にしたがって再生することができ、音楽コンテンツリストをディスプレイ上に表示することができる。追加的に、第1使用者端末610は受信された参加者リストを出力することができる。例えば、第1使用者端末610は参加者リストに含まれた各参加者のニックネーム、プロフィール写真、音声チャット権限などをディスプレイ上に表示することができる。
【0079】
一実施例で、情報処理システム620は第2使用者端末630から音楽コンテンツデータ変更要請(632)を受信することができる。また、情報処理システム620は変更要請(632)の受信に応答して、変更された音楽コンテンツデータ624を音楽コンテンツ共有ルームの参加者に関連した使用者端末のうち少なくとも一部(例えば、第1使用者端末610)に送信することができる。例えば、新しい音楽コンテンツを音楽コンテンツリストに追加する第2使用者の要請により、情報処理システム620は追加された音楽コンテンツ、順序情報などを第1使用者端末610に送信することができる。
【0080】
一実施例によると、第1使用者端末610および第2使用者端末630は変更された音楽コンテンツデータを出力することができる(616、634)。例えば、第1使用者端末610および第2使用者端末630は追加された音楽コンテンツを順序情報により音楽コンテンツリストに表示することができる。図6で図示したフローチャートおよび前述した説明は一つの例示に過ぎず、一部の実施例では一つ以上の段階が何回も反復遂行されたり、各段階の順序が変わり得る。例えば、音楽コンテンツデータ変更要請(632)送信および受信、変更された音楽コンテンツデータ624の送信および受信、変更された音楽コンテンツデータ出力(616、634)の過程が何回も反復遂行され得る。
【0081】
図7は、本開示の一実施例に係る複数の使用者端末710、720、730の間でプレーヤーが同期化される例示を示す図面である。第1使用者端末710はホストである第1使用者の使用者端末、第2使用者端末720は再生制御権限を与えられた参加者である第2使用者の使用者端末、第3使用者端末730は再生制御権限がない参加者である第3使用者の使用者端末を代表することができる。一実施例で、再生制御権限は音楽コンテンツの再生を制御できる権限または音楽コンテンツリストを生成、変更できる権限のうち少なくとも一つを含むことができる。
【0082】
一実施例によると、第1使用者は第1使用者端末710のディスプレイ上に表示されたプレーヤーの一部またはコントローラ712を操作することによって、音楽コンテンツの再生を制御することができる。例えば、第1使用者は一時停止アイコンをクリックまたはタッチすることによって現在音楽コンテンツの再生を一時停止させることができ、コントローラの横バーの部分をドラッグすることによって現在音楽コンテンツが再生される部分を調整することができる。このような第1使用者の再生制御は第2使用者端末720および第3使用者端末730にリアルタイムで反映され得る。再生制御権限がある第2使用者もこれと類似する方式で音楽コンテンツ共有ルームのコンテンツ再生を制御することができる。
【0083】
一実施例によると、第3使用者の再生制御は第3使用者端末730を含んだすべての参加者の使用者端末710、720、730に反映されないこともある。例えば、第3使用者が第3使用者端末に表示された一時停止アイコンをタッチまたはクリックしても、音楽コンテンツ共有ルームのすべての参加者の使用者端末は変化することなく、再生中の現在音楽コンテンツを継続して再生することができる。追加的にまたは代案として、第3使用者端末730はコントローラ712のうち少なくとも一部を第3使用者端末のディスプレイ上に出力しないことができる。例えば、第3使用者端末730はコントローラ712のうち音楽コンテンツの再生を制御できる一時停止アイコンをディスプレイ上に表示しないことができる。
【0084】
図8は、本開示の一実施例に係る複数の使用者端末810、830および情報処理システム820の間で音声チャットデータが送信、受信および再生される方法を示すフローチャートである。一実施例によると、第1使用者端末810は第1使用者端末に関連した第1使用者の音声入力に応答して、第1音声チャットデータ814を情報処理システム820に送信することができる。第1音声チャットデータ814は第1使用者の音声データの他に第1使用者に対する情報を含むことができる。音声チャットデータは、第1使用者端末810と情報処理システム820の間で設定されたチャネルを通じて送信され得、このチャネルは後述する音楽コンテンツデータが送信されるチャネルとは別個のチャネルであり得る。
【0085】
情報処理システム820は第1音声チャットデータ822を第1使用者を除いた参加者の使用者端末(例えば、第2使用者端末)に送信することができる。情報処理システム820により第2使用者端末830に送信される第1音声チャットデータ822は、第1使用者端末からの第1音声チャットデータ814に追加のデータ加工が実行されたものであり得る。例えば、第2使用者端末830に送信される第1音声チャットデータ822は、第1使用者端末からの第1音声チャットデータ814に他の使用者端末からの音声データがミキシングされたものであり得る。代案として、第1音声チャットデータ814、822は情報処理システム820を経ずに、直ぐに参加者の使用者端末に送信され得る。
【0086】
一実施例によると、第2使用者端末830は受信された第1音声チャットデータ822のうち少なくとも一部を音楽コンテンツデータの少なくとも一部と同時に(またはミキシングして)再生(832)することができる。一実施例で、第2使用者端末830は第1音声チャットデータ822の少なくとも一部を再生する間、音楽コンテンツデータの少なくとも一部の再生ボリュームを減少させることができる。
【0087】
一実施例で、第2使用者の音声入力(834)がある場合、第2使用者端末830は第2音声チャットデータ836を情報処理システム820に送信することができ、情報処理システム820は第2音声チャットデータ824を第2使用者を除いた参加者の使用者端末(例えば、第1使用者端末)に送信することができる。第1使用者端末810は前述した過程と類似する方式で第2音声チャットデータ824の少なくとも一部を音楽コンテンツデータと同時に(またはミキシングして)再生(816)することができる。
【0088】
前述した音声チャットデータの送信、受信および再生過程は、音楽コンテンツ共有ルームの参加者の音声チャットがあるたびにリアルタイムで遂行され得る。音楽コンテンツと音声チャットを別個のチャネルを通じて送信および受信し、使用者端末がこれを同時に(またはミキシングして)再生することによって、音楽コンテンツ共有ルームの参加者が高音質の音楽コンテンツを共に鑑賞しながら同時に音声チャットをすることができる。
【0089】
図9は、本開示の一実施例に係る音楽コンテンツの再生と音声チャットを結合したサービスが提供される例示を示す図面である。一実施例によると、使用者端末はディスプレイ上にプレーヤー使用者インターフェース910および参加者リストインターフェース920を表示することができる。プレーヤー使用者インターフェース910は現在音楽コンテンツ、再生情報などを含むことができ、参加者リストインターフェース920は参加者リスト、各参加者のプロフィール写真922、ニックネーム924、音声チャット権限926等を含むことができる。
【0090】
一実施例で、使用者はマイク活性化の有無(930)を選択して、使用者の音声入力に対応した音声チャットデータの送信の有無を決定することができる。例えば、使用者がマイクを非活性化した場合、使用者端末は使用者の音声入力を非活性化させたりまたは音声入力が感知されても音声チャットデータを送信しないことができる。追加的にまたは代案として、音楽コンテンツ共有ルームのホストによって使用者のマイク活性化の有無が決定または変更され得る。
【0091】
一実施例によると、使用者は絵文字制御940を操作して絵文字を入力又は選択することができる。使用者端末は使用者の絵文字入力または選択に対応して、絵文字データを伝送することができる。これに伴い、音楽コンテンツ共有ルームのすべての参加者の使用者端末はディスプレイ上に絵文字データと対応する絵文字を使用者のプロフィール写真またはニックネームに関連させて出力することができる。例えば、第1使用者が100点の模様の絵文字をクリックすることに対応して、第1使用者に関連した第1使用者端末は絵文字データを情報処理システムに伝送することができる。情報処理システムは絵文字データを音楽コンテンツ共有ルームのすべての参加者の使用者端末(例えば、第2使用者端末)に伝送することができる。ここで、絵文字データは絵文字に対する情報の他に絵文字データを伝送した使用者情報(例えば、第1使用者情報)を追加で含むことができる。第2使用者端末は受信した絵文字データにより、第1使用者のプロフィール写真の一部分に100点の模様の絵文字928を表示することができる。
【0092】
一実施例によると、使用者は、招待制御(950)を操作して、現在参加中の音楽コンテンツ共有ルームに他の使用者を招待することができる。例えば、使用者端末は使用者の要請によって、サービスに加入した他の使用者に参加要請などを送ることができる。他の例として、使用者はSNSアプリケーション等を通じて音楽コンテンツ共有ルームのURL住所をサービスに加入していない他の使用者に伝送することができる。
【0093】
一実施例で、使用者端末は対象参加者の音声チャットが再生される間、対象参加者のプロフィール写真922の縁を強調表示することができる。例えば、第1使用者端末は第2使用者の音声チャットが再生される間、第2使用者のプロフィール写真の縁を濃くまたは特定の色相で表示することができる。
【0094】
一実施例によると、使用者は対象参加者の音声チャットを遮断することができる。例えば、使用者が参加者リストのうち対象参加者を選択することに応答して、使用者端末は音声チャットデータのうち対象参加者の音声チャットデータを受信しないか、対象参加者の音声チャットデータを除いて再生することができる。
【0095】
図10は、本開示の一実施例に係る一つ以上の音楽コンテンツ1030の再生を要請する方法の例示を示す図面である。一実施例で、音楽コンテンツ共有ルームの参加者はホストに一つ以上の音楽コンテンツ1030の再生を要請することができる。参加者に関連した第1使用者端末は参加者による一つ以上の音楽コンテンツの再生要請に応答して、再生が要請された一つ以上の音楽コンテンツ1030を情報処理システムに伝送することができる。追加的に、第1使用者端末は再生を要請した参加者情報を共に伝送することができる。例えば、参加者は参加者リストインターフェース1010で選曲推薦アイコンをクリックまたはタッチして、参加者アカウントに保存されたプレイリストのリスト1020を閲覧することができる。参加者はこの中から再生を要請するプレイリストを選択することができ、第1使用者端末はこれに応答して選択されたプレイリストを情報処理システムに伝送することができる。
【0096】
一実施例によると、ホストに関連した第2使用者端末は再生が要請された一つ以上の音楽コンテンツ1030を受信することができ、ホストはこれを閲覧することができる。ホストは参加者の再生要請を受諾したり断ることができる。第2使用者端末は参加者の再生要請を受諾するホストの入力に応答して、音楽コンテンツリストに一つ以上の音楽コンテンツ1030を追加することができる。このような音楽コンテンツリストの変更は情報処理システムに送信され得、情報処理システムは音楽コンテンツ共有ルームのすべての参加者の使用者端末に変更された音楽コンテンツリストデータを送信することができる。これに伴い、音楽コンテンツリストの変更がすべての参加者の使用者端末に反映され得る。
【0097】
図11は、本開示の一実施例に係る対象音楽コンテンツ1110に関連した音楽コンテンツ共有ルームに参加する方法の例示を示す図面である。一実施例で、使用者は一つ以上の対象音楽コンテンツ1110が音楽コンテンツリストに含まれた音楽コンテンツ共有ルームリストを要請することができる。使用者端末はこれに応答して対象音楽コンテンツ1110が音楽コンテンツリストに含まれた音楽コンテンツ共有ルームのリスト1120を出力することができる。例えば、使用者は図示された通り、現在使用者端末のプレーヤーで再生中であるか再生待機中である曲を音楽コンテンツリストに含む共有ルームリストを要請することができ、使用者端末は要請された共有ルームリストを出力することができる。対象音楽コンテンツ1110が音楽コンテンツリストに含まれた音楽コンテンツ共有ルームのリスト1120は使用者端末のプロセッサまたは情報処理システムのプロセッサによって決定され得る。
【0098】
一実施例によると、使用者は出力されたリストのうち一つの音楽コンテンツ共有ルームを選択して該当ルームに入場することができる。代案として、使用者は一つ以上の対象音楽コンテンツ1110を音楽コンテンツリストに含む新しい音楽コンテンツ共有ルームを開設して、開設された音楽コンテンツ共有ルームのホストとなり得る。
【0099】
前述した方法は、コンピュータで実行するためにコンピュータ読み取り可能な記録媒体に保存されたコンピュータプログラムで提供され得る。媒体はコンピュータで実行可能なプログラムを継続して保存するか、実行またはダウンロードのために一時保存するものであってもよい。また、媒体は単一または数個のハードウェアが結合された形態の多様な記録手段または保存手段であり得るが、あるコンピュータシステムに直接接続される媒体に限定されず、ネットワーク上に分散して存在するものであってもよい。媒体の例示としては、ハードディスク、フロッピーディスクおよび磁気テープのような磁気媒体、CD-ROMおよびDVDのような光記録媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気-光媒体(magneto-optical medium)、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどを含んでプログラム命令語が保存されるように構成されたものがあり得る。また、他の媒体の例示として、アプリケーションを流通するアップストアやその他の多様なソフトウェアを供給乃至流通するサイト、サーバーなどで管理する記録媒体乃至保存媒体も挙げられる。
【0100】
本開示の方法、動作または技法は多様な手段によって具現されてもよい。例えば、このような技法はハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはこれらの組み合わせで具現されてもよい。本願の開示と連係して説明された多様な例示的な論理的ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズム段階は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両者の組み合わせで具現されてもよいことを通常の技術者は理解できるであろう。ハードウェアおよびソフトウェアのこのような相互代替を明確に説明するために、多様な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、および段階がそれらの機能的観点で一般的に以上に説明された。そのような機能がハードウェアとして具現されるのかまたはソフトウェアとして具現されるのかの可否は、特定アプリケーションおよび全体システムに課される設計要求事項により変わる。通常の技術者はそれぞれの特定アプリケーションのために多様な方式で説明された機能を具現してもよいが、そのような具現は本開示の範囲から逸脱させるものと解釈されてはならない。
【0101】
ハードウェアの具現において、技法の遂行に利用されるプロセッシングユニットは、一つ以上のASIC、DSP、デジタル信号プロセッシングデバイス(digital signal processing devices;DSPD)、プログラマブル論理デバイス(programmable logic devices;PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate arrays;FPGA)、プロセッサ、制御器、マイクロ制御器、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本開示に説明された機能を遂行するように設計された他の電子ユニット、コンピュータ、またはこれらの組み合わせで具現されてもよい。
【0102】
したがって、本開示と連係して説明された多様な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAや他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートやトランジスタロジック、個別ハードウェアコンポーネント、または本願に説明された機能を遂行するように設計されたものなどの任意の組み合わせで具現されたり遂行されてもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代案として、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、制御器、マイクロ制御器、または状態マシンであってもよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、DSPとマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連係した一つ以上のマイクロプロセッサ、または任意の他の構成の組み合わせで具現されてもよい。
【0103】
ファームウェアおよび/またはソフトウェアの具現において、本発明はランダムアクセスメモリ(random access memory;RAM)、読み取り専用メモリ(read-only memory;ROM)、不揮発性RAM(non-volatile random access memory;NVRAM)、PROM(programmable read-only memory)、EPROM(erasable programmable read-only memory)、EEPROM(electrically erasable PROM)、フラッシュメモリ、コンパクトディスク(compact disc;CD)、磁気または光学データストレージデバイスなどのようなコンピュータ読み取り可能媒体上に保存された命令で具現されてもよい。命令は一つ以上のプロセッサによって実行可能であってもよく、プロセッサに本開示に説明された機能の特定様態を遂行させてもよい。
【0104】
以上で説明された実施例が一つ以上の独立型コンピュータシステムで現在開示された主題の様態を活用するものとして記述されたが、本開示はこれに限定されず、ネットワークや分散コンピューティング環境のような任意のコンピューティング環境と連係して具現されてもよい。ひいては、本開示で主題の様相は複数のプロセッシングチップや装置で具現されてもよく、ストレージは複数の装置に亘って類似するように影響を受けることになってもよい。このような装置はPC、ネットワークサーバー、および携帯用装置を含んでもよい。
【0105】
本明細書では本開示が一部の実施例と関連して説明されたが、本開示の発明が属する技術分野の通常の技術者が理解できる本開示の範囲を逸脱しない範囲で多様な変形および変更がなされ得る。また、そのような変形および変更は本明細書に添付された特許請求の範囲内に属するものと考えられるべきである。
【符号の説明】
【0106】
110:使用者
120:使用者端末
130:音楽コンテンツ共有ルームリスト
140:音楽コンテンツ共有ルーム
150:プレーヤー使用者インターフェース
160:参加者リスト
170:音楽コンテンツリスト
図1
図2
図3
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図5
図6
図7
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図9
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