(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024170667
(43)【公開日】2024-12-10
(54)【発明の名称】滅菌電池充電
(51)【国際特許分類】
H02J 7/00 20060101AFI20241203BHJP
【FI】
H02J7/00 301A
H02J7/00 303C
【審査請求】有
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024161636
(22)【出願日】2024-09-19
(62)【分割の表示】P 2023028020の分割
【原出願日】2020-02-27
(31)【優先権主張番号】62/812,276
(32)【優先日】2019-03-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】500103074
【氏名又は名称】コンメッド コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】110000796
【氏名又は名称】弁理士法人三枝国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ラッキー マイケル ジェイ.
(57)【要約】 (修正有)
【課題】滅菌野内で充電するための滅菌電池充電装置およびその組立品を提供する。
【解決手段】電池充電組立品は、第一のインターフェース20および第二のインターフェース22を有するベースユニット12と、第一のインターフェースに接続可能な高容量電池および第二のインターフェースに接続可能な低容量電池と、を含む。ベースユニットは、高容量電池から電力を取得し、低容量電池に電力を送る。高容量電池と低容量電池は、ベースユニットに相互交換的に接続可能である。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電池充電装置であって、
第一のインターフェースおよび第二のインターフェースを有するベースユニットであって、前記第一のインターフェースが第一の電池を受容するように構成され、前記第二のインターフェースが第二の電池を受容するように構成される、ベースユニットを備え、
前記ベースユニットが、前記第一の電池から電力を取得し、前記第二の電池に電力を送り、
前記第一の電池および前記第二の電池が、前記ベースユニットに相互交換的に取り付け可能である、電池充電装置。
【請求項2】
前記ベースユニットが実質的に平面である、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記ベースユニットが実質的に長方形である、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記第一のインターフェースが、前記ベースユニットに沿って延在する離間した、実質的に平行な一対のレールである、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記第一の電池が、前記離間した、実質的に平行な一対のレール内で摺動可能である、請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記第二のインターフェースが、一つまたは複数の電池端子である、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記第一の電池および第二の電池が滅菌可能である、請求項1に記載の装置。
【請求項8】
電池充電組立品であって、
第一のインターフェースおよび第二のインターフェースを有するベースユニット、
前記第一のインターフェースに接続可能な高容量電池、
前記第二のインターフェースに接続可能な低容量電池、を備え、
前記ベースユニットが、高容量電池から電力を取得し、前記低容量電池に電力を送り、
前記高容量電池および前記低容量電池が、前記ベースユニットに相互交換的に接続可能である、電池充電組立品。
【請求項9】
前記第二のインターフェースと前記低容量電池との間に接続されるアダプターをさらに備える、請求項8に記載の組立品。
【請求項10】
前記低容量電池が、前記アダプターに接続可能な機器電池である、請求項9に記載の組立品。
【請求項11】
前記第一のインターフェースが、前記ベースユニットに沿って延在する離間した、実質的に平行な一対のレールである、請求項8に記載の組立品。
【請求項12】
高容量電池が、前記離間した、実質的に平行な一対のレール内で摺動可能である、請求項11に記載の組立品。
【請求項13】
前記第二のインターフェースが、一つまたは複数の電池端子である、請求項8に記載の組立品。
【請求項14】
前記高容量電池および前記低容量電池が滅菌可能である、請求項8に記載の組立品。
【請求項15】
外科手術用電池を充電する方法であって、
滅菌野のベースユニットに電力を供給する工程、
電池を滅菌する工程、
滅菌後に前記電池を前記滅菌野に導入する工程、
前記滅菌野の前記ベースユニットからの電力で前記電池を充電する工程、
前記滅菌野での外科的処置において前記電池を使用する工程、および、
前記滅菌野の前記ベースユニットからの電力で前記電池を再充電する工程、を含む、方法。
【請求項16】
前記ベースユニットが一次コイルを備え、前記電池が二次コイルを有する、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記一次コイルが前記二次コイルを無線充電する、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記電池が前記ベースユニットに接続可能である、請求項15に記載の方法。
【請求項19】
前記電池を外科手術用器具に接続する工程をさらに含む、請求項15に記載の方法。
【請求項20】
充電電池を前記滅菌野に導入する工程、
前記充電電池を前記滅菌野の前記ベースユニットに取り付ける工程、および、
前記ベースユニットを介して前記充電電池から電力を取得して、前記電池を再充電する工程、をさらに含む、請求項15に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2019年1月9日に出願された「Sterile Battery Charging」と題された米国仮特許出願第62/790,076号、および2019年3月1日に出願された「Sterile Battery Charging」と題された米国仮特許出願第62/812,276号の優先権および利益を主張する。
【0002】
本発明は、外科手術用電力システムに関し、より具体的には、滅菌電池充電装置および組立品に関する。
【背景技術】
【0003】
関連技術の説明
外科手術用機器に給電するために使用される電池は、通常、滅菌野で使用できるように使用前に滅菌される。電池の電力がなくなった場合、新しい電池と交換される。より小型の機器では、電池寿命が不当に短く、手術中に一回以上の交換が必要となり得る。これには時間がかかる場合があるため、手術中、外科手術用器具が使用されていないときに電池を再充電すれば便利である。これにより、電池交換が必要になる前に、外科手術用器具の稼働時間が効果的に延長される。
【0004】
この作業を達成するために、コード付き充電器を滅菌野に置くことは、いくつかの望ましくない課題を提示する。充電器に接続され、電源コンセントに差し込まれた電源コードは、滅菌野と壁の間を一定の間隔で歩いている人(外科医や看護師など)につまずく危険をもたらす可能性がある。もう一つの課題は、滅菌野自体に関するものである。滅菌充電器と非滅菌電源コンセントとの間を通る電源コードを有することは、汚染の機会をもたらす。
【0005】
そのため、外部接続のない独立型電池充電器に対するニーズが存在する。
【0006】
関連技術の項の免責条項の説明:特定の特許/刊行物/製品がこの関連技術の項の説明または本開示の他の場所で説明されている限り、これらの説明は説明された特許/刊行物/製品が特許法上の先行技術であることを認めるものとみなされるべきではない。例えば、説明された特許/刊行物/製品の一部または全ては、時間的に十分早期でない可能性があり、時間的に十分早期に開発された主題を反映していない可能性があり、および/または特許法の目的に対して先行技術に相当するほど、十分に有効ではない可能性がある。特定の特許/刊行物/製品が、この関連技術セクションの説明および/または出願全体を通して上記で議論されている限り、その説明/開示は参照により全て本明細書に組み込まれる。
【発明の概要】
【0007】
本発明の実施形態は、滅菌野内で充電するための滅菌電池充電装置および組立品を対象とする。一態様によれば、装置は、第一のインターフェースおよび第二のインターフェースを有するベースユニットを含む。第一のインターフェースは、第一の電池を受容するように構成され、第二のインターフェースは、第二の電池を受容するように構成される。ベースユニットは、第一の電池から電力を取得し、第二の電池に電力を送る。第一の電池および第二の電池は、ベースユニットに相互交換的に取り付け可能である。
【0008】
別の態様によれば、組立品は、第一のインターフェースおよび第二のインターフェース
を有するベースユニットを含む。組立品はさらに、第一のインターフェースに接続可能な高容量電池および第二のインターフェースに接続可能な低容量電池を含む。ベースユニットは、高容量電池から電力を取得し、低容量電池に電力を送る。高容量電池と低容量電池は、ベースユニットに相互交換的に接続可能である。
【0009】
また別の態様によれば、本発明は外科手術用電池を充電するための方法である。本方法は、(i)滅菌野で電力をベースユニットに供給する工程、(ii)電池を滅菌する工程、(iii)電池を滅菌後に滅菌野に導入する工程、(iv)滅菌野でベースユニットからの電力で電池を充電する工程、(v)滅菌野で電池を外科的処置に使用する工程、および(vi)滅菌野でベースユニットからの電力で電池を再充電する工程、を含む。
【0010】
本発明のこれらおよび他の態様は、以下に記載される実施形態を参照して明らかになり、解明されよう。
【図面の簡単な説明】
【0011】
本発明は、添付図面と併せて以下の詳細な説明を読むことにより、より完全に理解され、評価される。添付の図面は、開示された主題の一般的な実施形態のみを図示しており、開示された主題についてはその範囲を限定するものではなく、その他の同様に有効な実施形態を認めてもよい。ここで添付図面を簡単に参照する。
【
図1】
図1は、一実施形態による、ベースユニットの概略斜視図である。
【
図2】
図2は、一実施形態による、ベースユニットに接続されたアダプターの概略斜視図である。
【
図3】
図3は、
図2のアダプターに接続された低容量(機器)電池の概略斜視図である。
【
図4】
図4は、一実施形態による、無線充電プラットフォームのフローチャートである。
【
図5】
図5は、一実施形態による、無線充電方法のフローチャートである。
【
図6】
図6は、一実施形態による、外科手術用電力システムの概略斜視図である。
【
図7】
図7Aは、一実施形態による、ベースユニット内に摺動する高容量電池の概略斜視図である。
図7Bは、一実施形態による、ベースユニットに接続された高容量電池の概略斜視図である。
【
図8】
図8は、例示的一実施形態による、高容量電池の概略斜視図である。
【
図9】
図9は、例示的一実施形態による、大型外科手術用器具に取り付けられた高容量電池の概略斜視図である。
【
図11】
図11は、例示的一実施形態による、低容量電池の概略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の態様およびその特定の特徴、利点、ならびに詳細は、添付図面に図示した非限定的な例を参照しながらより完全に以下に説明される。本発明の詳細を不必要に不明瞭にしないよう、周知の構造の説明は省略される。しかし、当然のことながら、詳細な説明および特定の非限定的な例は、本発明の態様を示すものであるが、例示のみの目的で与えられ、限定の目的ではない。基礎となる発明の概念の精神および/または範囲内での様々な置換、修正、追加、および/または配置は、本開示から当業者には明らかであろう。
【0013】
ここで、同様の参照符号が同様の部分を指す図面を参照すると、
図1は、滅菌電池充電装置10のベースユニット12を示す。ベースユニット12は、外科手術用電力システム14に取り外し可能に取り付けられるか、または固定されているように示される。例示的な外科手術用電力システム14は、Hall(登録商標)電動器具システムである。図示の実施形態では、外科手術用電力システム14は、Hall(登録商標)リチウム充電器
(
図6)である。外科手術用電力システム14は、それに接続された一つまたは複数のベースユニット12を有する。外科手術用電力システム14がHall(登録商標)リチウム充電器である実施形態によれば、
図6に示す通り、Hall(登録商標)リチウム充電器14に接続された四つのベースユニット12がある。外科手術用電力システム14は、外科的処置のために机上に配置または壁面に取り付けられ得る。
【0014】
さらに
図1を参照すると、ベースユニット12は実質的に平面であり、長方形である。図示の実施形態では、ベースユニット12は、外科手術用電力システム14の表面18に接続されたプレート16を有する。ベースユニット12は、さらに、第一のインターフェース20および第二のインターフェース22を含む。第一のインターフェース20は、電池24から電力を取得するために高容量電池24に接続するために使用される。したがって、第一のインターフェース20は、滅菌電池充電装置10の電源として使用され、充電電力を供給する役割を負う。第二のインターフェース22は、低容量電池26に接続するために使用される。高容量電池24および低容量電池26のベースユニット12への相互交換的な取り付けの結果として、電力は高容量電池24から引き出し、次いで低容量電池26に移すことができる。
【0015】
一実施形態では、第一のインターフェース20は、一つまたは複数の電池レールである。具体的には、
図1に示すように、第一のインターフェース20は、ベースユニット12のプレート16に接続された離間した一対の電池レールである。電池レール20は、ベースユニット12のプレート16に沿って、および/またはその上で互いに実質的に平行に延在する。電池レール20は、滅菌可能な高容量電池24に接続するよう設計される。高容量電池24は、ソーハンドピースなどの大型外科手術用器具と共に使用される。それらは、大骨と全人工関節置換術処置に対して、一貫した長時間持続可能な電力を提供する。例示的な滅菌可能な高容量電池24が
図8に示される。高容量電池24(
図8に示す実施形態を含む)は、完全オートクレーブ可能であり、リチウム電池とすることができる。
【0016】
高容量電池24から電力を引き出すために、高容量電池24はベースユニット12に取り付けられる。具体的には、
図7Aおよび7Bに示す通り、高容量電池24は、ベースユニット(
図7A)上の電池レール20の間を、高容量電池24が定位置にロックするか、またはそうでなければ、ベースユニット12(
図7B)上の消耗/充電位置を達成するまで摺動する。電池レール20は、高容量電池24を定位置に保持し、ベースユニット12は高容量電池24から電力を引き出す。
【0017】
さらに
図1を参照すると、第二のインターフェース22は一つまたは複数の電池端子である。図示の実施形態では、ベースユニット12上に二つの電池端子22がある。電池端子22は、滅菌可能な低容量電池26に接続するように適合される。低容量電池26は、ドリル、シェーバーブレード、およびバーなどの小型の精密外科手術用器具で使用される。これらの低容量電池26は、コンパクトで軽量である。小骨、スポーツ医学、および軽度の外傷を含む外科的処置に強力で信頼性の高い電力を供給する。例示的な滅菌可能な低容量電池26が
図11に示される。低容量電池26(
図11に示す実施形態を含む)は、完全オートクレーブ可能であり、リチウム電池とすることができる。
【0018】
代替的な一実施形態では、ベースユニット12は、無線充電(例えば、ベースユニット12の一次コイルを介した非接触充電)に適合される。(二次コイルは、当業者によって理解されるように、低容量(機器)電池26を貫通するであろう)。無線充電を使用することは、低容量(機器)電池26が、充電中に外科手術用器具(例えば、シェーバーブレード)に接続したままでもよいため、有利である。低容量(機器)電池26に接続された外科手術用器具は、単に、充電が行われるために、滅菌電池充電装置10(すなわち、ベースユニット12)の近位に配置されさえすればよい。
【0019】
ここで
図4を参照すると、一実施形態による、無線充電プラットフォーム100のフローチャートが示される。無線充電プラットフォーム100は、ユニバーサルUSB102、共通壁アダプター電源(例えば、AC-DC)104、充電式電池電源バンク106、またはプラットフォームハードウェア100Aに統合されたスタンドアローン電源によって給電され得る。前述の電源の代替方法は、無線プラットフォーム電力入力108を介して無線充電プラットフォーム100に電力を供給する。この技術にはケーブルまたはワイヤの使用を伴う場合があるが、様々な入力電力構成を柔軟に使用できる。プラットフォームハードウェアは、例えば、手術台および器具スタンド(例えば、Mayoスタンド)などの支持装置に一体化され得る。無線充電アクセサリーには、電池駆動フットコントロール、滅菌使用のタブレットおよび/またはラップトップ、コンソールコントロール用のリモートコントロール(例えば、カメラ、ポンプ、光源)、および外科手術用照明およびLED(例えば、ハンドセット照明、ヘルメット、およびスペーススーツ)が含まれ得る(ただし、これらに限定されない)。
【0020】
滅菌野における無線充電のための方法200が、
図5のフローチャートを参照して示され、記載される。第一に、高容量および低容量電池24、26のうちの一つなどの非滅菌電池(または他の電源)が得られ(工程202)、滅菌野の外側でクリーニングされる(工程204)。次いで、電池24、26は、滅菌野外で充電され得る(工程206)。その後、電池24、26は滅菌される(工程208)。滅菌は、オートクレーブまたはその他の同等の認証済滅菌技術を使用して完了され得る。滅菌後、電池24、26は、ベースユニット12(工程210)に対して充電可能な近位にあるとき、滅菌野で充電される。その後、電池24、26は外科的処置に使用され得る(工程212)。電池24、26が低電力またそうでなければ低エネルギーレベルである場合、電池24、26は、滅菌野内で再充電するために、ベースユニット12に対して充電可能な近位に配置される(工程214、210)。
【0021】
あるいは、電池パックは、ハイブリッド電力システムの使用によって、物理的サイズを縮小することができる。ハイブリッド電力システムは、セルまたは電池に接続されたスーパーキャパシタブースト回路を有する、より小さな再充電可能セルまたは電池を組み込む。スーパーキャパシタは、再充電可能セルまたは電池と比較して、高速(10秒未満)で充電することができる。このタイプの電動外科手術システムは、充電器プラットフォームを備えた典型的な器具スタンドの上で充電することができる。
【0022】
ここで
図2を参照すると、一実施形態による、アダプター28の概略斜視図が示される。アダプター28は、低容量電池26の充電を可能にするように接続できる(必要に応じて、低容量電池26は別の実施形態では直接接続できる)。
図2に示す実施形態では、アダプター28はL3500小型骨リチウム電源アダプター(Small Bone Lithium Power Adapter)(
図10)である。アダプター22は、充電のために低容量電池26に接続するように構成される。
図10に示す実施形態では、L3500小骨リチウム電源アダプター28は、
図11に示されるもののような、滅菌可能な、低容量(機器)電池26に接続するように適合される。
【0023】
ここで
図3を参照すると、アダプター28に接続された低容量電池26の概略斜視図が示される。部分的に放電された低容量(機器)電池26は、アダプター28に接続され、充電効果を開始する。一実施形態では、高容量電池24は、外科手術用電力システム14上に取り付けられ、利用可能なベースユニット12の数のため、低容量電池26が充電されると消耗する。複数の高容量電池24を使用して、一つの低容量電池26の稼働時間を延長し得る。または、複数の低容量電池26が一度に充電され得る。低容量電池26への接続は、物理的接続(例えば、ベースユニット12上のピン)または無線接続を介し得る
。無線接続は、低容量電池26を外科手術用器具から取り外す必要はないが、有線接続は必要である。
【0024】
既存の高容量電池24を充電器電源として使用する利点は、二つの部分にある。第一に、高容量電池24は、無料の装置での使用のためにすでに利用可能である。第二に、滅菌されるよう設計されている。したがって、消耗した電池24、26を、充電された電池24、26で置き換えることができるため、手術に使用される電池24、26の数を減少させることができ、手術を中断させる電池24、26の交換に必要な時間を減少させる。
【0025】
本発明の実施形態は、特定の例示的な実施形態を参照して特に示され、説明されたが、記載された説明および図面によって支持され得る請求項によって定義される本発明の精神および範囲から逸脱することなく、細部における様々な変更がもたらされ得ることを、当業者には理解されるであろう。さらに、例示的実施形態が特定の数の要素を参照して説明される場合、例示的実施形態は、特定の数の要素以下のいずれかを利用して実施され得ることが理解されよう。
【手続補正書】
【提出日】2024-10-07
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電池充電装置であって、
それぞれが第一のインターフェースおよび第二のインターフェースを有する複数のベースユニットであって、前記第一のインターフェースが第一の電池を受容するように構成され、前記第二のインターフェースが第二の電池を受容するように構成される、複数のベースユニットを備え、
複数の前記ベースユニットのうちの第一のベースユニットが、前記第一の電池が複数の前記ベースユニットのうちの第二のベースユニットに取り付けられているときに、前記第一の電池から電力を取得し、前記第二の電池が複数の前記ベースユニットのうちの前記第一のベースユニットに取り付けられているときに、前記第二の電池に電力を送り、
複数の前記ベースユニットのそれぞれの前記第一のインターフェースおよび前記第二のインターフェースのどちらもが、前記第一の電池および前記第二の電池に相互交換的に取り付け可能な位置に配置されている、電池充電装置。
【請求項2】
前記ベースユニットが実質的に平面である、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記ベースユニットが実質的に長方形である、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記第一のインターフェースが、複数の前記ベースユニットのそれぞれに沿って延在する離間した、実質的に平行な一対のレールである、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記第一の電池が、前記離間した、実質的に平行な一対のレール内で摺動可能である、請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記第二のインターフェースが、一つまたは複数の電池端子である、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記第一の電池および第二の電池が滅菌可能である、請求項1に記載の装置。
【請求項8】
電池充電組立品であって、
それぞれが第一のインターフェースおよび第二のインターフェースを有する複数のベースユニット、
前記第一のインターフェースに接続可能な高容量電池、
前記第二のインターフェースに接続可能な低容量電池、を備え、
複数の前記ベースユニットのうちの第一のベースユニットが、前記高容量電池が複数の前記ベースユニットのうちの第二のベースユニットに取り付けられているときに、前記高容量電池から電力を取得し、前記低容量電池が複数の前記ベースユニットのうちの前記第一のベースユニットに取り付けられているときに、前記低容量電池に電力を送り、
複数の前記ベースユニットのそれぞれの前記第一のインターフェースおよび前記第二のインターフェースのどちらもが、前記高容量電池および前記低容量電池に相互交換的に接続可能な位置に配置されている、電池充電組立品。
【請求項9】
前記第二のインターフェースと前記低容量電池との間に接続されるアダプターをさらに備える、請求項8に記載の組立品。
【請求項10】
前記低容量電池が、前記アダプターに接続可能な機器電池である、請求項9に記載の組立品。
【請求項11】
前記第一のインターフェースが、複数の前記ベースユニットのそれぞれに沿って延在する離間した、実質的に平行な一対のレールである、請求項8に記載の組立品。
【請求項12】
高容量電池が、前記離間した、実質的に平行な一対のレール内で摺動可能である、請求項11に記載の組立品。
【請求項13】
前記第二のインターフェースが、一つまたは複数の電池端子である、請求項8に記載の組立品。
【請求項14】
前記高容量電池および前記低容量電池が滅菌可能である、請求項8に記載の組立品。