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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024170687
(43)【公開日】2024-12-11
(54)【発明の名称】ユーザ機器、基地局及び方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 24/10 20090101AFI20241204BHJP
   H04W 72/0446 20230101ALI20241204BHJP
【FI】
H04W24/10
H04W72/04 131
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021171753
(22)【出願日】2021-10-20
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】000004260
【氏名又は名称】株式会社デンソー
(74)【代理人】
【識別番号】100119585
【弁理士】
【氏名又は名称】東田 潔
(74)【代理人】
【識別番号】100203873
【弁理士】
【氏名又は名称】浦部 弘章
(72)【発明者】
【氏名】▲高▼橋 秀明
(72)【発明者】
【氏名】山本 智之
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】
【課題】併存する2つのMGの設定のコンフリクトを回避することを可能にする。
【解決手段】本開示の一態様に係るユーザ機器(100)は、MG(Measurement Gap)設定情報を含むRRC(Radio Resource Control)メッセージを基地局(200)から受信する通信処理部(135)と、上記RRCメッセージに含まれる上記MG設定情報を取得する情報取得部(131)と、を備え、上記MG設定情報は、第1のMG及び第2のMGにおいて用いられる共通設定情報、及び上記第2のMGが設定されることを示す上記第2のMGの設定情報を含む。
【選択図】図9
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(100)であって、
MG(Measurement Gap)設定情報を含むRRC(Radio Resource Control)メッセージを基地局(200)から受信する通信処理部(135)と、
前記RRCメッセージに含まれる前記MG設定情報を取得する情報取得部(131)と、
を備え、
前記MG設定情報は、第1のMG及び第2のMGにおいて用いられる共通設定情報、及び前記第2のMGが設定されることを示す前記第2のMGの設定情報を含む
ユーザ機器。
【請求項2】
前記第2のMGの設定情報は、前記第2のMGが設定されない場合、前記第2のMGが設定されないことを示す
請求項1に記載のユーザ機器。
【請求項3】
前記第2のMGの設定情報は、前記第2のMGが設定される場合、前記第2のMGのアクティベーション又はディアクティベーションを示す
請求項1又は2に記載のユーザ機器。
【請求項4】
前記第2のMGが設定されない場合、前記第1のMGが設定される
請求項1~3のいずれか1項に記載のユーザ機器。
【請求項5】
前記MG設定情報は、RRC Information ElementであるMeasGapConfigであり、
前記共通設定情報は、前記MeasGapConfigにおいて設定されるGapConfigに含まれるパラメータの少なくとも1つを含み、
前記第2のMGの設定情報は、前記GapConfigに含まれる
請求項1~4のいずれか1項に記載のユーザ機器。
【請求項6】
前記RRCメッセージは、RRCReconfigurationメッセージ又はRRCResumeメッセージを含む
請求項1~5のいずれか1項に記載のユーザ機器。
【請求項7】
前記第2のMGの設定情報は、前記第2のMGが設定されない場合、前記MG設定情報に含まれない
請求項1に記載のユーザ機器。
【請求項8】
MG(Measurement Gap)設定情報を取得する情報取得部(241)と、
前記MG設定情報を含むRRC(Radio Resource Control)メッセージをユーザ機器(100)へ送信する通信処理部(245)と、
を備え、
前記MG設定情報は、第1のMG及び第2のMGにおいて用いられる共通設定情報、及び前記第2のMGが設定されることを示す前記第2のMGの設定情報を含む
基地局(200)。
【請求項9】
ユーザ機器(100)により行われる方法であって、
MG(Measurement Gap)設定情報を含むRRC(Radio Resource Control)メッセージを基地局(200)から受信することと、
前記RRCメッセージに含まれる前記MG設定情報を取得することと、
を含み、
前記MG設定情報は、第1のMG及び第2のMGにおいて用いられる共通設定情報、及び前記第2のMGが設定されることを示す前記第2のMGの設定情報を含む
方法。
【請求項10】
基地局(200)により行われる方法であって、
MG(Measurement Gap)設定情報を取得することと、
前記MG設定情報を含むRRC(Radio Resource Control)メッセージをユーザ機器(100)へ送信することと、
を含み、
前記MG設定情報は、第1のMG及び第2のMGにおいて用いられる共通設定情報、及び前記第2のMGが設定されることを示す前記第2のMGの設定情報を含む
方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ユーザ機器、基地局及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
3GPP(3rd Generation Partnership Project)のRelease 17では、ユーザ機器(User Equipment:UE)及びネットワークにおけるRRM(Radio Resource Management)機能の効率化を目的としてMeasurement Gap Enhancementについてのワークアイテムが立ち上がっている(非特許文献1)。
【0003】
例えば、非特許文献2~6には、従来のMG(Legacy Measurement Gap)とは別のP-MG(Pre-configured Measurement Gap)に関するシグナリング及びプロシージャについての議論が記載されている。P-MGは、従来のMGと異なり、アクティベーション又はディアクティベーションが可能である。
【0004】
とりわけ、非特許文献5には、従来のMGとP-MGとの関係についての議論、及びP-MGがアクティベーション又はディアクティベーションされる基準(criteria)についての議論が記載されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
【非特許文献1】3GPP TSG RAN Meeting #92e, Electronic Meeting, June 14-18 2021, RP-211591, Intel Corporation, MediaTek Inc., “Revised WID on NR and MR-DC measurement gap enhancements”
【非特許文献2】3GPP TSG RAN meeting #93e, Electronic Meeting, Sep. 13-17 2021, RP-212311, MediaTek Inc., Intel Corporation, “Status Report to TSG”
【非特許文献3】3GPP TSG-RAN WG4 Meeting #100-e, Electronic Meeting, August 16-27 2021, R4-2115438, RAN4, “LS on R17 NR MG enhancements - Pre-configured MG”
【非特許文献4】3GPP TSG RAN WG4 Meeting #100-e, Electronic Meeting, August 16-27 2021, R4-2115340, Intel Corporation, “WF on R17 NR MG enhancements - Pre-configured MG”
【非特許文献5】3GPP TSG RAN WG4 Meeting #100-e, Electronic Meeting, August 16-27 2021, R4-2115398, “Email discussion summary for [100-e][224] NR_MG_Part_2”
【非特許文献6】3GPP TSG-RAN WG4 Meeting #99-e, Electronic Meeting, 19 - 27 May 2021, R4-2108034, Intel Corporation, “WF on R17 NR MG enhancements - Pre-configured MG”
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
発明者の詳細な検討の結果、以下の課題が見出された。即ち、従来のMGとP-MGとが併存する場合、両者の間で設定(configuration)がコンフリクトするおそれがある。しかし、非特許文献5に記載の議論のように、現時点では従来のMGとP-MGとの関係について結論が出ていない。
【0007】
本開示の目的は、併存する2つのMGの設定のコンフリクトを回避することを可能にするユーザ機器、基地局及び方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一態様に係るユーザ機器(100)は、MG(Measurement Gap)設定情報を含むRRC(Radio Resource Control)メッセージを基地局(200)から受信する通信処理部(135)と、上記RRCメッセージに含まれる上記MG設定情報を取得する情報取得部(131)と、を備え、上記MG設定情報は、第1のMG及び第2のMGにおいて用いられる共通設定情報、及び上記第2のMGが設定されることを示す上記第2のMGの設定情報を含む。
【0009】
本開示の一態様に係る基地局(200)は、MG(Measurement Gap)設定情報を取得する情報取得部(241)と、上記MG設定情報を含むRRC(Radio Resource Control)メッセージをユーザ機器(100)へ送信する通信処理部(245)と、を備え、上記MG設定情報は、第1のMG及び第2のMGにおいて用いられる共通設定情報、及び上記第2のMGが設定されることを示す上記第2のMGの設定情報を含む。
【0010】
本開示の一態様に係るユーザ機器(100)により行われる方法は、MG(Measurement Gap)設定情報を含むRRC(Radio Resource Control)メッセージを基地局(200)から受信することと、上記RRCメッセージに含まれる上記MG設定情報を取得することと、を含み、上記MG設定情報は、第1のMG及び第2のMGにおいて用いられる共通設定情報、及び上記第2のMGが設定されることを示す上記第2のMGの設定情報を含む。
【0011】
本開示の一態様に係る基地局(200)は、MG(Measurement Gap)設定情報を取得することと、上記MG設定情報を含むRRC(Radio Resource Control)メッセージをユーザ機器(100)へ送信することと、を含み、上記MG設定情報は、第1のMG及び第2のMGにおいて用いられる共通設定情報、及び上記第2のMGが設定されることを示す上記第2のMGの設定情報を含む。
【発明の効果】
【0012】
本開示によれば、併存する2つのMGの設定のコンフリクトを回避することが可能になる。なお、本開示により、当該効果の代わりに、又は当該効果とともに、他の効果が奏されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本開示の実施形態に係るシステムの概略的な構成の一例を示す説明図である。
図2】本開示の実施形態に係るユーザ機器がMGを用いて信号を測定する例を説明するための説明図である。
図3】本開示の実施形態に係るユーザ機器の概略的な機能構成の例を示すブロック図である。
図4】本開示の実施形態に係るユーザ機器の概略的なハードウェア構成の例を示すブロック図である。
図5】本開示の実施形態に係る基地局の概略的な機能構成の例を示すブロック図である。
図6】本開示の実施形態に係る基地局の概略的なハードウェア構成の例を示すブロック図である。
図7】本開示の実施形態に係るMG設定情報の例を説明するための図である。
図8】本開示の実施形態に係るMG設定情報に含まれる共通設定情報及びP-MGの設定情報の例を説明するための図である。
図9】本開示の実施形態に係る処理の概略的な流れの例を説明するための図である。
図10】本開示の実施形態に係るMG設定の概略的な流れの例を説明するためのフローチャートである。
図11】本開示の実施形態に係るMG設定の具体例を説明するための図である。
図12】本開示の実施形態の第1の変形例に係るMG設定情報に含まれるP-MGの設定情報及びP-MG状態情報の例を説明するための図である。
図13】本開示の実施形態の第1の変形例に係るMG設定の具体例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付の図面を参照して本開示の実施形態を詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、同様に説明されることが可能な要素については、同一の符号を付することにより重複説明が省略され得る。
【0015】
説明は、以下の順序で行われる。
1.システムの構成
2.ユーザ機器の構成
3.基地局の構成
4.動作例
5.変形例
【0016】
<1.システムの構成>
図1を参照して、本開示の実施形態に係るシステム1の構成の例を説明する。図1を参照すると、システム1は、ユーザ機器100及び基地局200を含む。
【0017】
例えば、システム1は、3GPP(Third Generation Partnership Project)の技術仕様(Technical Specification:TS)に準拠したシステムである。より具体的には、例えば、システム1は、5G又はNR(New Radio)のTSに準拠したシステムである。当然ながら、システム1は、この例に限定されない。
【0018】
(1)UE100
UE100は、基地局と通信する。例えば、UE100は、基地局200のカバレッジエリア10内に位置する場合に、基地局200と通信する。
【0019】
例えば、UE100は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network:RAN)のプロトコルスタックを使用して基地局(例えば、基地局200)と通信する。例えば、当該プロトコルスタックは、RRC(Radio Resource Control)、SDAP(Service Data Adaptation Protocol)、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)、RLC(Radio Link Control)、MAC(Medium Access Control)、及び、物理(Physical:PHY)レイヤのプロトコルを含む。あるいは、上記プロトコルスタックは、これらのプロトコルの全てを含まず、これらのプロトコルの一部を含んでもよい。
【0020】
また、UE100は、MGを用いて基地局から送信される信号を測定する。MGは、周波数間(inter-frequency)、システム間(inter-system)、又は周波数内(intra-frequency)の測定について設定される。UE100は、設定されたMGの期間に、周波数又はシステムを切り替えて信号を測定する。
【0021】
例えば、図2の例を参照すると、UE100は、接続されている基地局200Aと通信周波数が異なる基地局200Bからの信号を測定することができる。具体的には、UE100は、設定されたMGの期間、基地局200Aと通信せず、基地局200Bから送信される信号を受信し、当該信号の受信品質を測定する。例えば、UE100は、基地局200Bからの信号の受信品質が基地局200Aからの信号の受信品質よりも良い場合、基地局200Aから基地局200Bへ接続を切り替えてもよい。
【0022】
(2)基地局200
基地局200は、RANのノードであり、基地局200のカバレッジエリア10内に位置するUE(例えば、UE100)と通信する。
【0023】
例えば、基地局200は、上記プロトコルスタックを使用してUE(例えば、UE100)と通信する。
【0024】
例えば、基地局200は、gNBである。gNBは、UEに対するNRユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端(NR user plane and control plane protocol terminations towards the UE)を提供し、NGインターフェースを介して5GC(5G Core Network)に接続されるノードである。あるいは、基地局200は、en-gNBであってもよい。en-gNBは、UEに対するNRユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終端を提供し、EN-DC(E-UTRA-NR Dual Connectivity)においてセカンダリノードとして動作するノードである。
【0025】
基地局200は、複数のノードを含んでもよい。当該複数のノードは、上記プロトコルスタックに含まれる上位レイヤ(higher layer)をホストする第1のノードと、当該プロトコルスタックに含まれる下位レイヤ(lower layer)をホストする第2のノードとを含んでもよい。上記上位レイヤは、RRC、SDAP及びPDCPを含んでもよく、上記下位レイヤは、RLC、MAC、及びPHYレイヤを含んでもよい。上記第1のノードは、CU(central unit)であってもよく、上記第2のノードは、DU(Distributed Unit)であってもよい。なお、上記複数のノードは、PHYレイヤの下位の処理を行う第3のノードを含んでもよく、上記第2のノードは、PHYレイヤの上位の処理を行ってもよい。当該第3のノードは、RU(Radio Unit)であってもよい。
【0026】
あるいは、基地局200は、上記複数のノードのうちの1つであってもよく、上記複数のノードのうちの他のユニットと接続されていてもよい。
【0027】
基地局200は、IAB(Integrated Access and Backhaul)ドナー又はIABノードであってもよい。
【0028】
<2.ユーザ機器の構成>
図3及び図4を参照して、本開示の実施形態に係るUE100の構成の例を説明する。
【0029】
(1)機能構成
まず、図3を参照して、本開示の実施形態に係るUE100の機能構成の例を説明する。図3を参照すると、UE100は、無線通信部110、記憶部120及び処理部130を備える。
【0030】
無線通信部110は、信号を無線で送受信する。例えば、無線通信部110は、基地局からの信号を受信し、基地局への信号を送信する。例えば、無線通信部110は、他のUEからの信号を受信し、他のUEへの信号を送信する。
【0031】
記憶部120は、UE100のために様々な情報を記憶する。
【0032】
処理部130は、UE100の様々な機能を提供する。処理部130は、情報取得部131、制御部133及び通信処理部135を含む。なお、処理部130は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部130は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。情報取得部131、制御部133及び通信処理部135の具体的な動作は、後に詳細に説明する。
【0033】
例えば、処理部130(通信処理部135)は、無線通信部110を介して基地局(例えば、基地局200)又は他のUEと通信する。
【0034】
(2)ハードウェア構成
次に、図4を参照して、本開示の実施形態に係るUE100のハードウェア構成の例を説明する。図4を参照すると、UE100は、アンテナ181、RF(radio frequency)回路183、プロセッサ185、メモリ187及びストレージ189を備える。
【0035】
アンテナ181は、信号を電波に変換し、当該電波を空間に放射する。また、アンテナ181は、空間における電波を受信し、当該電波を信号に変換する。アンテナ181は、送信アンテナ及び受信アンテナを含んでもよく、又は、送受信用の単一のアンテナであってもよい。アンテナ181は、指向性アンテナであってもよく、複数のアンテナ素子を含んでもよい。
【0036】
RF回路183は、アンテナ181を介して送受信される信号のアナログ処理を行う。RF回路183は、高周波フィルタ、増幅器、変調器及びローパスフィルタ等を含んでもよい。
【0037】
プロセッサ185は、アンテナ181及びRF回路183を介して送受信される信号のデジタル処理を行う。当該デジタル処理は、RANのプロトコルスタックの処理を含む。プロセッサ185は、複数のプロセッサを含んでもよく、又は、単一のプロセッサであってもよい。当該複数のプロセッサは、上記デジタル処理を行うベースバンドプロセッサと、他の処理を行う1つ以上のプロセッサとを含んでもよい。
【0038】
メモリ187は、プロセッサ185により実行されるプログラム、当該プログラムに関するパラメータ、及び、その他の様々な情報を記憶する。メモリ187は、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びフラッシュメモリの少なくとも1つを含んでもよい。メモリ187の全部又は一部は、プロセッサ185内に含まれていてもよい。
【0039】
ストレージ189は、様々な情報を記憶する。ストレージ189は、SSD(Solid State Drive)及びHDD(Hard Disc Drive)の少なくとも1つを含んでもよい。
【0040】
無線通信部110は、アンテナ181及びRF回路183により実装されてもよい。記憶部120は、ストレージ189により実装されてもよい。処理部130は、プロセッサ185及びメモリ187により実装されてもよい。
【0041】
処理部130は、プロセッサ185及びメモリ187を含むSoC(System on Chip)により実装されてもよい。当該SoCは、RF回路183を含んでもよく、無線通信部110も、当該SoCにより実装されてもよい。
【0042】
以上のハードウェア構成を考慮すると、UE100は、プログラムを記憶するメモリ(即ち、メモリ187)と、当該プログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサ(即ち、プロセッサ185)とを備えてもよく、当該1つ以上のプロセッサは、上記プログラムを実行して、処理部130の動作を行ってもよい。上記プログラムは、処理部130の動作をプロセッサに実行させるためのプログラムであってもよい。
【0043】
<3.基地局の構成>
図5及び図6を参照して、本開示の実施形態に係る基地局200の構成の例を説明する。
【0044】
(1)機能構成
まず、図5を参照して、本開示の実施形態に係る基地局200の機能構成の例を説明する。図5を参照すると、基地局200は、無線通信部210、ネットワーク通信部220、記憶部230及び処理部240を備える。
【0045】
無線通信部210は、信号を無線で送受信する。例えば、無線通信部210は、UEからの信号を受信し、UEへの信号を送信する。
【0046】
ネットワーク通信部220は、ネットワークから信号を受信し、ネットワークへ信号を送信する。
【0047】
記憶部230は、基地局200のために様々な情報を記憶する。
【0048】
処理部240は、基地局200の様々な機能を提供する。処理部240は、情報取得部241、制御部243、及び通信処理部245を含む。なお、処理部240は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部240は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。情報取得部241、制御部243、及び通信処理部245の具体的な動作は、後に詳細に説明する。
【0049】
例えば、処理部240(通信処理部245)は、無線通信部210を介してUE(例えば、UE100)と通信する。例えば、処理部240(通信処理部245)は、ネットワーク通信部220を介して他のノード(例えば、コアネットワーク内のネットワークノード又は他の基地局)と通信する。
【0050】
(2)ハードウェア構成
次に、図6を参照して、本開示の実施形態に係る基地局200のハードウェア構成の例を説明する。図6を参照すると、基地局200は、アンテナ281、RF回路283、ネットワークインターフェース285、プロセッサ287、メモリ289及びストレージ291を備える。
【0051】
アンテナ281は、信号を電波に変換し、当該電波を空間に放射する。また、アンテナ281は、空間における電波を受信し、当該電波を信号に変換する。アンテナ281は、送信アンテナ及び受信アンテナを含んでもよく、又は、送受信用の単一のアンテナであってもよい。アンテナ281は、指向性アンテナであってもよく、複数のアンテナ素子を含んでもよい。
【0052】
RF回路283は、アンテナ281を介して送受信される信号のアナログ処理を行う。RF回路283は、高周波フィルタ、増幅器、変調器及びローパスフィルタ等を含んでもよい。
【0053】
ネットワークインターフェース285は、例えばネットワークアダプタであり、ネットワークへ信号を送信し、ネットワークから信号を受信する。
【0054】
プロセッサ287は、アンテナ281及びRF回路283を介して送受信される信号のデジタル処理を行う。当該デジタル処理は、RANのプロトコルスタックの処理を含む。プロセッサ287は、ネットワークインターフェース285を介して送受信される信号の処理も行う。プロセッサ287は、複数のプロセッサを含んでもよく、又は、単一のプロセッサであってもよい。当該複数のプロセッサは、上記デジタル処理を行うベースバンドプロセッサと、他の処理を行う1つ以上のプロセッサとを含んでもよい。
【0055】
メモリ289は、プロセッサ287により実行されるプログラム、当該プログラムに関するパラメータ、及び、その他の様々な情報を記憶する。メモリ289は、ROM、EPROM、EEPROM、RAM及びフラッシュメモリの少なくとも1つを含んでもよい。メモリ289の全部又は一部は、プロセッサ287内に含まれていてもよい。
【0056】
ストレージ291は、様々な情報を記憶する。ストレージ291は、SSD及びHDDの少なくとも1つを含んでもよい。
【0057】
無線通信部210は、アンテナ281及びRF回路283により実装されてもよい。ネットワーク通信部220は、ネットワークインターフェース285により実装されてもよい。記憶部230は、ストレージ291により実装されてもよい。処理部240は、プロセッサ287及びメモリ289により実装されてもよい。
【0058】
処理部240の一部又は全部は、仮想化されていてもよい。換言すると、処理部240の一部又は全部は、仮想マシンとして実装されてもよい。この場合に、処理部240の一部又は全部は、プロセッサ及びメモリ等を含む物理マシン(即ち、ハードウェア)及びハイパーバイザ上で仮想マシンとして動作してもよい。
【0059】
以上のハードウェア構成を考慮すると、基地局200は、プログラムを記憶するメモリ(即ち、メモリ289)と、当該プログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサ(即ち、プロセッサ287)とを備えてもよく、当該1つ以上のプロセッサは、上記プログラムを実行して、処理部240の動作を行ってもよい。上記プログラムは、処理部240の動作をプロセッサに実行させるためのプログラムであってもよい。
【0060】
<4.動作例>
図7図10を参照して、本開示の実施形態に係るUE100及び基地局200の動作の例を説明する。
【0061】
(1)UE100の動作
UE100は、MG設定情報を基地局200から受信する。UE100は、受信したMG設定情報に含まれる共通設定情報及びP-MGの設定情報に基づきMGを設定する。以下、UE100の動作及び関係する情報について詳細に説明する。
【0062】
(1-1)MG設定情報を受信
UE100は、MG設定情報を基地局200から受信する。具体的にはUE100(通信処理部135)は、MG設定情報を含むRRCメッセージを基地局200から受信する。UE100(情報取得部131)は、当該RRCメッセージに含まれるMG設定情報を取得する。
【0063】
MG設定情報は、従来のMG(第1のMG)及びP-MG(第2のMG)において用いられる共通設定情報、及びP-MGが設定されることを示すP-MGの設定情報を含む。具体的には、P-MGの設定情報は、P-MGが設定される場合、P-MGのアクティベーション又はディアクティベーションを示す。また、P-MGの設定情報は、P-MGが設定されない場合、P-MGが設定されないことを示す。
【0064】
例えば、MG設定情報は、RRC IE(Information Element)であるMeasGapConfigである。また、共通設定情報は、MeasGapConfigにおいて設定されるGapConfigに含まれるパラメータの少なくとも1つを含む。また、P-MGの設定情報は、GapConfigに含まれる。MeasGapConfigは、MGが設定されるか否かを示し、setup又はreleaseの値を取り得る。
【0065】
図7の情報21を参照すると、MeasGapConfigは、gapUE、gapFR1、及びgapFR2といったパラメータを含む。当該パラメータは、MGが設定される単位についてMGが設定されるか否かを示す設定有無パラメータであり、setup又はreleaseの値を取り得る。gapUEがsetupの場合、UEごと(per UE)にMGが設定され、gapFR1及びgapFR2がsetupの場合、FRごと(per frequency Range)にMGが設定される。設定有無パラメータがsetupの場合、IEであるGapConfigが値として設定される。各単位についてのMGの設定パラメータは、GapConfigに含まれる。
【0066】
図8の情報23を参照すると、GapConfigは、共通設定情報として、gapOffset、mgl、mgrp、mgta、refServCellIndicator、refFR2ServCellAsyncCA-r16及びmgl-r16といったパラメータを含む。gapOffsetは、MGRP(Measurement Gap Repetition Period)を伴うgap patternのオフセットを示す。mgl及びmgl-r16は、MGの長さ、即ちMGP(Measurement Gap Length)を示す。mgrpは、MGの繰り返し期間、即ちMGRPを示す。mgtaは、MGのタイミングアドバンスを示す。refServCellIndicator及びrefFR2ServCellAsyncCA-r16は、MGの計算に用いられるサービングセルのSFN(System Frame Number)及びサブフレームを示す。共通設定情報としての上記パラメータは、従来のMG及びP-MGの両方において用いられ得る。なお、共通設定情報は、上記パラメータのうちの少なくとも1つであってよい。
【0067】
また、GapConfigは、P-MGの設定情報として、preconfiguredGap-r17を含む。preconfiguredGap-r17は、P-MGが設定されるか否かを示し、setup又はreleaseの値を取り得る。preconfiguredGap-r17がsetupの場合、P-MGが設定される。換言すると、MGがpreconfiguredされる。この場合、IEであるPreconfiguredGapConfig-r17が値として設定される。PreconfiguredGapConfig-r17は、preconfiguredGapState-r17を含む。preconfiguredGapState-r17は、P-MGがアクティベートされているか又はディアクティベートされているかを示す。上記P-MGの設定情報としてのpreconfiguredGap-r17は、オプショナルである。
【0068】
このように、P-MGが設定される場合、P-MGの設定情報は、P-MGのアクティベーション又はディアクティベーションを示す。これにより、P-MGが設定される場合にのみP-MGのアクティベーション又はディアクティベーションを示す情報をMG設定情報に含めることができる。そのため、シグナリングの効率化が可能となる。また、MGのアクティベーション又はディアクティベーションを状態として管理することにより、MGの設定を破棄することなく、MGを適用するか否かを制御することができる。
【0069】
また、P-MGが設定されない場合、P-MGの設定情報は、P-MGが設定されないことを示す。これにより、P-MGが設定されないことを明示することができる。また、適用されるMGが、従来のMGであるかP-MGであるかを明示することができる。そのため、UE100及び基地局200間のMG設定情報の不整合が抑制され得る。
【0070】
また、MG設定情報は、MeasGapConfigであり、共通設定情報は、MeasGapConfigにおいて設定されるGapConfigに含まれるパラメータの少なくとも1つを含み、P-MGの設定情報は、GapConfigに含まれる。これにより、従来のMGで用いられるMG設定情報を利用しながら、P-MGの設定情報をUE100へ送信することができる。さらに、P-MGの設定情報がオプショナルであることにより、従来のMGに対してMG設定情報の互換性を維持できる。
【0071】
MG設定情報を含むRRCメッセージは、RRCReconfigurationメッセージ又はRRCResumeメッセージであってよい。
【0072】
これにより、既存のUE及び基地局間のシグナリングを利用してP-MGの設定情報を含むMG設定情報を基地局200からUE100へ送信することができる。このため、新たなシグナリングの追加を防止できる。
【0073】
なお、P-MGの設定情報を含むMG設定情報を含むRRCメッセージは、追加的に定義されるRRCメッセージであって、P-MGの設定情報を含むMG設定情報の送信のためのRRCメッセージであってもよい。この場合、既存のRRCメッセージを変更することなく、P-MGの設定情報を含むMG設定情報をUE100へ送信することができる。
【0074】
(1-2)MGを設定
UE100は、MG設定情報に基づきMGを設定する。具体的には、UE100(制御部133)は、基地局200から受信されるRRCメッセージに含まれるMG設定情報に基づき従来のMG又はP-MGを設定する。
【0075】
より具体的には、UE100は、MG設定情報に含まれるP-MGの設定情報がP-MGが設定されることを示す場合、P-MGを設定する。また、UE100は、P-MGの設定情報がP-MGが設定されないことを示す場合は、従来のMGを設定する。
【0076】
例えば、UE100は、図8に示されるGapconfigに含まれるpreconfiguredGap-r17がsetupの場合、P-MGを設定する。即ち、アクティベーション又はディアクティベーションに設定されたpreconfiguredGapState-r17をパラメータとして含むPreconfiguredGapConfig-r17が設定される。
【0077】
また、preconfiguredGap-r17がreleaseの場合、UE100は、従来のMGを設定する。そのため、PreconfiguredGapConfig-r17は設定されない。即ち、MGにはP-MGの仕組みが適用されない。したがって、MGはアクティベーションの状態を用いて制御されない。換言すると、MGは常にアクティベートされた状態であるともいえる。このように、P-MGの設定情報がP-MGが設定されないことを示す場合は、従来のMGが設定されることにより、従来のMGとの互換性を維持することができる。
【0078】
(2)基地局200の動作
基地局200は、従来のMG及びP-MGのいずれかを設定する。基地局200は、共通設定情報及びP-MGの設定情報を含むMG設定情報をUE100へ送信する。以下、基地局200の動作及び関係する情報について詳細に説明する。なお、UE100の動作における説明と実質的に同一である内容については詳細な説明を省略する。
【0079】
(2-1)MGを設定
基地局200は、従来のMG及びP-MGのいずれかを設定する。具体的には、基地局200(制御部243)は、条件に基づき従来のMG又はP-MGを選択的に設定する。例えば、UE100からのMGの設定要求の有無、又はUE100のP-MGに対する適応性若しくは能力などに基づき従来のMG又はP-MGが選択的に設定される。
【0080】
基地局200は、共通設定情報及びP-MGの設定情報についての設定を行う。例えば、基地局200は、MG設定情報としてMeasGapConfigを設定し、共通設定情報としてGapConfigに含まれるパラメータの1つを設定し、P-MGの設定情報としてpreconfiguredGap-r17を設定する。
【0081】
さらに、P-MGが設定される場合は、基地局200は、preconfiguredGap-r17をsetupに設定し、アクティベーション又はディアクティベーションに設定されたpreconfiguredGapState-r17をパラメータとして含むPreconfiguredGapConfig-r17を設定する。また、P-MGが設定されない場合は、基地局200は、preconfiguredGap-r17をreleaseに設定する。
【0082】
(2-2)MG設定情報を送信
基地局200は、MG設定情報をUE100へ送信する。具体的には、基地局200(情報取得部241)は、MG設定情報を取得する。基地局200(通信処理部245)は、取得されたMG設定情報を含むRRCメッセージをUE100へ送信する。
【0083】
例えば、基地局200は、設定されたMGについての共通設定情報及びP-MGの設定情報を含むMG設定情報を含むRRCメッセージをUE100へ送信する。例えば、当該MG設定情報を含むRRCメッセージは、RRCReconfigurationメッセージ又はRRCResumeメッセージであってよい。
【0084】
(3)処理の流れ
図9及び図10を参照して、本開示の実施形態に係る処理の例を説明する。
【0085】
まず、図9を参照して、本開示の実施形態に係るシステム1の処理の概略的な流れの例を説明する。
【0086】
基地局200は、MGを設定する(S310)。例えば、基地局200は、P-MGを設定する。即ち、共通設定情報及びP-MGの設定情報について設定が行われる。
【0087】
基地局200は、MG設定情報を含むRRCメッセージをUE100へ送信する(S320)。例えば、基地局200は、共通設定情報及びP-MGの設定情報を含むMG設定情報としてのmeasGapConfigを含むRRCReconfigurationメッセージ又はRRCResumeメッセージをUE100へ送信する。
【0088】
UE100は、受信されたRRCメッセージへの応答メッセージを基地局200へ送信する(S330)。例えば、UE100は、measGapConfigを含むRRCReconfigurationメッセージ又はRRCResumeメッセージを基地局200から受信すると、RRCReconfigurationCompメッセージ又はRRCResumeCompメッセージを基地局200へ送信する。なお、このタイミングでP-MGのアクティベーションの状態が変更される場合は、当該応答メッセージにP-MGのアクティベーションの状態を示す情報(即ちアクティベーション又はディアクティベーションを示す情報)が含まれてもよい。
【0089】
UE100は、受信されたRRCメッセージからMG設定情報を取得する(S340)。例えば、UE100は、受信されたRRCReconfigurationメッセージ又はRRCResumeメッセージからMG設定情報としてmeasGapConfigを取得する。
【0090】
UE100は、取得されたMG設定情報に含まれる共通設定情報及びP-MGの設定情報に基づきMGを設定する(S350)。例えば、UE100は、取得されたmeasGapConfigに含まれるP-MGの設定情報に基づき、従来のMG又はP-MGのいずれかを設定する。MG設定の詳細については図10を参照して後述する。
【0091】
続いて、図10を参照して、本開示の実施形態に係るUE100におけるMG設定の概略的な流れの例を説明する。
【0092】
UE100は、P-MGの設定情報がreleaseを示すか否かを判定する(S410)。例えば、UE100は、measGapConfigにおいてgapUE、gapFR1、又はgapFR2のいずれかのうちsetupに設定されたパラメータの値として設定されるGapConfigに含まれるpreconfiguredGap-r17がsetup又はreleaseであるかを判定する。
【0093】
P-MGの設定情報がreleaseを示さない場合、UE100は、P-MGの設定情報がactivatedを示すか否かを判定する(S420)。例えば、UE100は、preconfiguredGap-r17がsetupである場合、preconfiguredGap-r17の値として設定されているPreconfiguredGapConfig-r17に含まれるpreconfiguredGapState-r17がactivated又はdeactivatedであるかを判定する。
【0094】
P-MGの設定情報がactivatedを示す場合、UE100は、activated状態のMGを設定する(S430)。例えば、UE100は、preconfiguredGapState-r17がactivatedである場合、アクティベーションの状態がactivatedであるMGを設定する。換言すると、UE100は、P-MGがactivatedであるとして動作する。
【0095】
P-MGの設定情報がactivatedを示さない場合、UE100は、deactivated状態のMGを設定する(S440)。UE100は、preconfiguredGapState-r17がdeactivatedである場合、アクティベーションの状態がdeactivatedであるMGを設定する。換言すると、UE100は、P-MGがdeactivatedであるとして動作する。
【0096】
P-MGの設定情報がreleaseを示す場合、UE100は、従来のMGを設定する(S450)。例えば、UE100は、preconfiguredGap-r17がreleaseである場合、従来のMGを設定する。即ち、PreconfiguredGapConfig-r17は設定されない。この場合、従来と同様に、measGapConfigがリリースされるまでmeasGapConfigにおけるMGの設定が適用され続ける。
【0097】
なお、上記のP-MG設定は、TSへ反映され得る。図11の情報25は、当該P-MGの設定のTSへの反映の一例である。当然ながら、当該P-MGの設定のTSへの反映の態様は、これに限定されない。
【0098】
(4)効果
このように、本開示の実施形態によれば、MG設定情報を含むRRCメッセージが基地局からUE100へ送信され、MG設定情報は、従来のMG及びP-MGにおいて用いられる共通設定情報、及びP-MGが設定されることを示すP-MGの設定情報を含む。これにより、従来のMGとP-MGとの間で同一のMG設定情報を用いながら、当該MG設定情報が従来のMG向けであるかP-MG向けであるかを区別することができる。したがって、併存する2つのMGの設定のコンフリクトを回避することが可能になる。また、従来のMGで用いられるMG設定情報を流用することにより、同一のMG設定情報を従来のMG向け及びP-MG向けにそれぞれ使い分けることができる。換言すると、従来のMGの設定をP-MGの設定へ、又はP-MGの設定から従来のMGの設定へtransformすることができるとも言える。
【0099】
また、仮に、従来のMGとP-MGとの間で異なる独立したMG設定情報が用いられるとした場合は、当該2つのMGの設定のコンフリクトを回避するために、追加的な動作の定義が要され得る。例えば、P-MGが設定される場合は、従来のMGが設定されないように、反対に従来のMGが設定される場合は、P-MGが設定されないようにネットワーク(即ち基地局)が制御することが要される。これに対し、本開示の実施形態によれば、上述のような追加的な動作なしに、併存する2つのMGの設定のコンフリクトを回避することが可能になる。
【0100】
<5.変形例>
本開示の実施形態に係る第1~第4の変形例を説明する。なお、これらの変形例のうちの2つ以上が組み合わせられてもよい。
【0101】
(1)第1の変形例:P-MGの設定情報の第2の例
上述した本開示の実施形態では、P-MGの設定情報は、P-MGが設定される場合、P-MGのアクティベーション又はディアクティベーションを示す。しかし、本開示の実施形態に係るP-MGの設定情報は、この例に限定されない。
【0102】
本開示の実施形態の第1の変形例として、P-MGの設定情報とは別の情報がP-MGのアクティベーション又はディアクティベーションを示してもよい。
【0103】
具体的には、P-MGの設定情報は、P-MGが設定されるか否かを示し、P-MGの設定情報とは別のP-MG状態情報がP-MGのアクティベーション又はディアクティベーションを示す。
【0104】
例えば、図12の情報27を参照すると、GapConfigは、P-MGの設定情報としてpreconfiguredGap-r17を、P-MG状態情報としてpreconfiguredGapState-r17をパラメータとして含む。preconfiguredGap-r17は、P-MGが設定されるか否かを示し、TRUE又はFALSEの値を取り得る。preconfiguredGapState-r17は、P-MGがアクティベートされているか又はディアクティベートされているかを示す。preconfiguredGapState-r17は、preconfiguredGap-r17がTRUEの場合、設定される。
【0105】
図10を参照して、本変形例に係る処理の流れの例を説明する。なお、上述した本開示の実施形態に係る処理と実質的に同一である処理については説明を省略する。
【0106】
S410の代わりに、UE100は、P-MGの設定情報がTRUEを示すか否かを判定する。例えば、UE100は、GapConfigに含まれるpreconfiguredGap-r17がTRUE又はFALSEであるかを判定する。
【0107】
S420の代わりに、P-MGの設定情報がTRUEを示す場合、UE100は、P-MG状態情報がactivatedを示すか否かを判定する。例えば、UE100は、preconfiguredGap-r17がTRUEである場合、preconfiguredGapState-r17がactivated又はdeactivatedであるかを判定する。
【0108】
S430の代わりに、P-MG状態情報がactivatedを示す場合、UE100は、activated状態のMGを設定する。
【0109】
S440の代わりに、P-MG状態情報がactivatedを示さない場合、UE100は、deactivated状態のMGを設定する。
【0110】
S450の代わりに、P-MGの設定情報がFALSEを示す場合、UE100は、従来のMGを設定する。
【0111】
なお、上記のP-MGの設定は、TSへ反映され得る。図13の情報29は、当該P-MGの設定のTSへの反映の一例である。当然ながら、当該P-MGの設定のTSへの反映の態様は、これに限定されない。
【0112】
このように、本開示の実施形態の第1の変形例によれば、P-MGの設定情報とは別の情報がP-MGのアクティベーション又はディアクティベーションを示す。これにより、P-MGの設定情報がUE100において保持され続けることなく、P-MGのアクティベーションの状態を制御することができる。また、P-MGの設定情報とP-MG状態情報が分離されることにより、P-MGの設定とは関わりなく、P-MGのアクティベーションの状態をUE100へ指示することができる。例えば、アクティベーションの状態をRRCレイヤ又はPHYレイヤで指示したり、他のトリガ(例えばタイマに基づくBWPスイッチング)で変更したりすることができる。
【0113】
(2)第2の変形例:P-MGの設定情報の第3の例
上述した本開示の実施形態では、P-MGの設定情報は、P-MGが設定されるか否かを示す。しかし、本開示の実施形態に係るP-MGの設定情報は、この例に限定されない。
【0114】
本開示の実施形態の第2の変形例として、P-MGの設定情報は、有無に応じてP-MGが設定されるか否かを示してもよい。
【0115】
具体的には、P-MGの設定情報は、P-MGが設定されない場合、MG設定情報に含まれなくてよい。より具体的には、P-MGの設定情報は、アクティベーションの状態を示す情報であってもよい。例えば、P-MGが設定情報は、図8に示されるようなpreconfiguredGapState-r17であってよい。preconfiguredGapState-r17は、P-MGが設定される場合、GapConfigに含まれ、P-MGが設定されない場合、GapConfigに含まれない。
【0116】
このように、本開示の実施形態の第2の変形例によれば、P-MGの設定情報は、P-MGが設定されない場合、MG設定情報に含まれない。これにより、P-MGの設定有無を示しながら、シグナリングにおける通信量を抑制することができる。
【0117】
(3)第3の変形例:従来のMGとP-MGとで独立に設定
上述した本開示の実施形態では、MG設定情報は、従来のMGとP-MGとの間で共有される。しかし、本開示の実施形態に係るMG設定情報は、この例に限定されない。
【0118】
本開示の実施形態の第3の変形例として、MG設定情報は、従来のMG及びP-MGそれぞれについて個別に定義されてもよい。
【0119】
具体的には、従来のMGについてのMG設定情報及びP-MGについてのMG設定情報は、それぞれ独立してMeasurement設定情報に含まれ得る。例えば、MeasConfigには、従来のMGについてのmeasGapConfig及びP-MGについてのmeasGapConfigが含まれ得る。
【0120】
従来のMGについてのMG設定情報は、従来のMG設定情報である。P-MGについてのMG設定情報は、従来のMG設定情報に加えて上述したようなP-MGの設定情報を含む。
【0121】
なお、P-MGについてのMG設定情報は、上述したようなP-MGの設定情報を部分的に含んでもよい。具体的には、P-MGのアクティベーションの状態を示す情報のみがMG設定情報に含まれてよい。例えば、図8に示されるpreconfiguredGap-r17の代わりに、preconfiguredGapState-r17のみがGapConfigに含まれてよい。あるいは、P-MGのアクティベーションの状態を示す情報は、MG設定情報に含まれず、Measurement設定情報の直下に含まれてもよい。例えば、図8に示されるpreconfiguredGapState-r17は、MeasConfig直下にmeasGapConfigと並列に含まれてもよい。
【0122】
ネットワーク(即ち基地局200)は、MG設定の際に、1つのMGのみを設定する。即ち、基地局200は、従来のMGについてのMG設定情報又はP-MGについてのMG設定情報のいずれか一方のみを生成する。
【0123】
あるいは、UE100が1つのMG設定情報を選択してもよい。例えば、UE100は、従来のMGについてのMG設定情報及びP-MGについてのMG設定情報がMeasurement設定情報に含まれる場合、P-MGについてのMG設定情報を残し、従来のMG設定情報を破棄(discard)してよい。なお、従来のMGについてのMG設定情報及びP-MGについてのMG設定情報のいずれか一方のみが含まれる場合は、含まれているMG設定情報に基づきMGが設定される。
【0124】
このように、本開示の実施形態の第3の変形例によれば、MG設定情報は、従来のMG及びP-MGそれぞれについて個別に定義される。これにより、従来のMGについてのMG設定情報及びP-MGについてのMG設定情報を独立的に管理することができる。そのため、従来のMGとP-MGとで異なる設定を容易に適用することができる。例えば、P-MGのみに用いられる又は従来のMGのみに用いられる設定の判別及び管理が容易となる。
【0125】
(4)第4の変形例:他のTSへの準拠
本開示の実施形態の上述した例では、システム1は、5G又はNRのTSに準拠したシステムである。しかし、本開示の実施形態に係るシステム1は、この例に限定されない。
【0126】
本開示の実施形態の第4の変形例では、システム1は、3GPPの他のTSに準拠したシステムであってもよい。一例として、システム1は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE Advanced)又は4GのTSに準拠したシステムであってもよく、基地局200は、eNB(evolved Node B)であってもよい。あるいは、基地局200は、ng-eNBであってもよい。別の例として、システム1は、3GのTSに準拠したシステムであってもよく、基地局200は、NodeBであってもよい。さらに別の例として、システム1は、次世代(例えば、6G)のTSに準拠したシステムであってもよい。
【0127】
あるいは、システム1は、移動体通信についての他の標準化団体のTSに準拠したシステムであってもよい。
【0128】
以上、本開示の実施形態を説明したが、本開示は当該実施形態に限定されるものではない。当該実施形態は例示にすぎないということ、及び、本開示のスコープ及び精神から逸脱することなく様々な変形が可能であるということは、当業者に理解されるであろう。
【0129】
例えば、本明細書に記載されている処理におけるステップは、必ずしもフローチャート又はシーケンス図に記載された順序に沿って時系列に実行されなくてよい。例えば、処理におけるステップは、フローチャート又はシーケンス図として記載した順序と異なる順序で実行されても、並列的に実行されてもよい。また、処理におけるステップの一部が削除されてもよく、さらなるステップが処理に追加されてもよい。
【0130】
例えば、本明細書において説明した装置の1つ以上の構成要素の動作を含む方法が提供されてもよく、上記構成要素の動作をコンピュータに実行させるためのプログラムが提供されてもよい。また、当該プログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非遷移的実体的記録媒体が提供されてもよい。当然ながら、このような方法、プログラム、及びコンピュータに読み取り可能な非遷移的実体的記録媒体(non-transitory tangible computer-readable storage medium)も、本開示に含まれる。
【0131】
例えば、本開示において、ユーザ機器(UE)は、移動局(mobile station)、移動端末、移動装置、移動ユニット、加入者局(subscriber station)、加入者端末、加入者装置、加入者ユニット、ワイヤレス局、ワイヤレス端末、ワイヤレス装置、ワイヤレスユニット、リモート局、リモート端末、リモート装置、又はリモートユニット等の別の名称で呼ばれてもよい。
【0132】
例えば、本開示において、「送信する(transmit)」は、送信に使用されるプロトコルスタック内の少なくとも1つのレイヤの処理を行うことを意味してもよく、又は、無線又は有線で信号を物理的に送信することを意味してもよい。あるいは、「送信する」は、上記少なくとも1つのレイヤの処理を行うことと、無線又は有線で信号を物理的に送信することとの組合せを意味してもよい。同様に、「受信する(receive)」は、受信に使用されるプロトコルスタック内の少なくとも1つのレイヤの処理を行うことを意味してもよく、又は、無線又は有線で信号を物理的に受信することを意味してもよい。あるいは、「受信する」は、上記少なくとも1つのレイヤの処理を行うことと、無線又は有線で信号を物理的に受信することとの組合せを意味してもよい。上記少なくとも1つのレイヤは、少なくとも1つのプロトコルと言い換えられてもよい。
【0133】
例えば、本開示において、「取得する(obtain/acquire)」は、記憶されている情報の中から情報を取得することを意味してもよく、他のノードから受信した情報の中から情報を取得することを意味してもよく、又は、情報を生成することにより当該情報を取得することを意味してもよい。
【0134】
例えば、本開示において、「~を含む(include)」及び「~を備える(comprise)」は、列挙する項目のみを含むことを意味せず、列挙する項目のみを含んでもよいし、列挙する項目に加えてさらなる項目を含んでもよいことを意味する。
【0135】
例えば、本開示において、「又は(or)」は、排他的論理和を意味せず、論理和を意味する。
【0136】
なお、上述した実施形態に含まれる技術的特徴は、以下のような特徴として表現されてもよい。当然ながら、本開示は以下のような特徴に限定されない。
【0137】
(特徴1)
ユーザ機器(100)であって、
MG(Measurement Gap)設定情報を含むRRC(Radio Resource Control)メッセージを基地局(200)から受信する通信処理部(135)と、
前記RRCメッセージに含まれる前記MG設定情報を取得する情報取得部(131)と、
を備え、
前記MG設定情報は、第1のMG及び第2のMGにおいて用いられる共通設定情報、及び前記第2のMGが設定されることを示す前記第2のMGの設定情報を含む
ユーザ機器。
【0138】
(特徴2)
前記第2のMGの設定情報は、前記第2のMGが設定されない場合、前記第2のMGが設定されないことを示す
特徴1に記載のユーザ機器。
【0139】
(特徴3)
前記第2のMGの設定情報は、前記第2のMGが設定される場合、前記第2のMGのアクティベーション又はディアクティベーションを示す
特徴1又は2に記載のユーザ機器。
【0140】
(特徴4)
前記第2のMGが設定されない場合、前記第1のMGが設定される
特徴1~3のいずれか1項に記載のユーザ機器。
【0141】
(特徴5)
前記MG設定情報は、RRC Information ElementであるMeasGapConfigであり、
前記共通設定情報は、前記MeasGapConfigにおいて設定されるGapConfigに含まれるパラメータの少なくとも1つを含み、
前記第2のMGの設定情報は、前記GapConfigに含まれる
特徴1~4のいずれか1項に記載のユーザ機器。
【0142】
(特徴6)
前記RRCメッセージは、RRCReconfigurationメッセージ又はRRCResumeメッセージを含む
特徴1~5のいずれか1項に記載のユーザ機器。
【0143】
(特徴7)
前記第2のMGの設定情報は、前記第2のMGが設定されない場合、前記MG設定情報に含まれない
特徴1に記載のユーザ機器。
【0144】
(特徴8)
MG(Measurement Gap)設定情報を取得する情報取得部(241)と、
前記MG設定情報を含むRRC(Radio Resource Control)メッセージをユーザ機器(100)へ送信する通信処理部(245)と、
を備え、
前記MG設定情報は、第1のMG及び第2のMGにおいて用いられる共通設定情報、及び前記第2のMGが設定されることを示す前記第2のMGの設定情報を含む
基地局(200)。
【0145】
(特徴9)
ユーザ機器(100)により行われる方法であって、
MG(Measurement Gap)設定情報を含むRRC(Radio Resource Control)メッセージを基地局(200)から受信することと、
前記RRCメッセージに含まれる前記MG設定情報を取得することと、
を含み、
前記MG設定情報は、第1のMG及び第2のMGにおいて用いられる共通設定情報、及び前記第2のMGが設定されることを示す前記第2のMGの設定情報を含む
方法。
【0146】
(特徴10)
基地局(200)により行われる方法であって、
MG(Measurement Gap)設定情報を取得することと、
前記MG設定情報を含むRRC(Radio Resource Control)メッセージをユーザ機器(100)へ送信することと、
を含み、
前記MG設定情報は、第1のMG及び第2のMGにおいて用いられる共通設定情報、及び前記第2のMGが設定されることを示す前記第2のMGの設定情報を含む
方法。
【0147】
(特徴11)
MG(Measurement Gap)設定情報を含むRRC(Radio Resource Control)メッセージを基地局(200)から受信することと、
前記RRCメッセージに含まれる前記MG設定情報を取得することと、
をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記MG設定情報は、第1のMG及び第2のMGにおいて用いられる共通設定情報、及び前記第2のMGが設定されることを示す前記第2のMGの設定情報を含む
プログラム。
【0148】
(特徴12)
MG(Measurement Gap)設定情報を取得することと、
前記MG設定情報を含むRRC(Radio Resource Control)メッセージをユーザ機器(100)へ送信することと、
をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記MG設定情報は、第1のMG及び第2のMGにおいて用いられる共通設定情報、及び前記第2のMGが設定されることを示す前記第2のMGの設定情報を含む
プログラム。
【0149】
(特徴13)
MG(Measurement Gap)設定情報を含むRRC(Radio Resource Control)メッセージを基地局(200)から受信することと、
前記RRCメッセージに含まれる前記MG設定情報を取得することと、
をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非遷移的実体的記録媒体であって、
前記MG設定情報は、第1のMG及び第2のMGにおいて用いられる共通設定情報、及び前記第2のMGが設定されることを示す前記第2のMGの設定情報を含む
非遷移的実体的記録媒体。
【0150】
(特徴14)
MG(Measurement Gap)設定情報を取得することと、
前記MG設定情報を含むRRC(Radio Resource Control)メッセージをユーザ機器(100)へ送信することと、
をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非遷移的実体的記録媒体であって、
前記MG設定情報は、第1のMG及び第2のMGにおいて用いられる共通設定情報、及び前記第2のMGが設定されることを示す前記第2のMGの設定情報を含む
非遷移的実体的記録媒体。
【0151】
(特徴15)
ユーザ機器(100)であって、
第2のMG(Measurement Gap)についての第2のMG設定情報を含むRRC(Radio Resource Control)メッセージを基地局(200)から受信する通信処理部(135)と、
前記RRCメッセージに含まれる前記第2のMG設定情報を取得する情報取得部(131)と、
を備え、
前記第2のMG設定情報は、第1のMGについての第1のMG設定情報とは別の情報である
ユーザ機器。
【0152】
(特徴16)
第2のMG(Measurement Gap)についての第2のMG設定情報を取得する情報取得部(241)と、
前記第2のMG設定情報を含むRRC(Radio Resource Control)メッセージをユーザ機器(100)へ送信する通信処理部(245)と、
を備え、
前記第2のMG設定情報は、第1のMGについての第1のMG設定情報とは別の情報である
基地局(200)。
【0153】
(特徴17)
ユーザ機器(100)により行われる方法であって、
第2のMG(Measurement Gap)についての第2のMG設定情報を含むRRC(Radio Resource Control)メッセージを基地局(200)から受信することと、
前記RRCメッセージに含まれる前記第2のMG設定情報を取得することと、
を含み、
前記第2のMG設定情報は、第1のMGについての第1のMG設定情報とは別の情報である
方法。
【0154】
(特徴18)
基地局(200)により行われる方法であって、
第2のMG(Measurement Gap)についての第2のMG設定情報を取得することと、
前記第2のMG設定情報を含むRRC(Radio Resource Control)メッセージをユーザ機器(100)へ送信することと、
を含み、
前記第2のMG設定情報は、第1のMGについての第1のMG設定情報とは別の情報である
方法。
【0155】
(特徴19)
第2のMG(Measurement Gap)についての第2のMG設定情報を含むRRC(Radio Resource Control)メッセージを基地局(200)から受信することと、
前記RRCメッセージに含まれる前記第2のMG設定情報を取得することと、
をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記第2のMG設定情報は、第1のMGについての第1のMG設定情報とは別の情報である
プログラム。
【0156】
(特徴20)
第2のMG(Measurement Gap)についての第2のMG設定情報を取得することと、
前記第2のMG設定情報を含むRRC(Radio Resource Control)メッセージをユーザ機器(100)へ送信することと、
をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記第2のMG設定情報は、第1のMGについての第1のMG設定情報とは別の情報である
プログラム。
【0157】
(特徴21)
第2のMG(Measurement Gap)についての第2のMG設定情報を含むRRC(Radio Resource Control)メッセージを基地局(200)から受信することと、
前記RRCメッセージに含まれる前記第2のMG設定情報を取得することと、
をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非遷移的実体的記録媒体であって、
前記第2のMG設定情報は、第1のMGについての第1のMG設定情報とは別の情報である
非遷移的実体的記録媒体。
【0158】
(特徴22)
第2のMG(Measurement Gap)についての第2のMG設定情報を取得することと、
前記第2のMG設定情報を含むRRC(Radio Resource Control)メッセージをユーザ機器(100)へ送信することと、
をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非遷移的実体的記録媒体であって、
前記第2のMG設定情報は、第1のMGについての第1のMG設定情報とは別の情報である
非遷移的実体的記録媒体。
【符号の説明】
【0159】
1 システム
100 ユーザ機器
131 情報取得部
133 制御部
135 通信処理部
200 基地局
241 情報取得部
243 制御部
245 通信処理部
図1
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