(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024171274
(43)【公開日】2024-12-11
(54)【発明の名称】防水パンの排水構造
(51)【国際特許分類】
E03C 1/20 20060101AFI20241204BHJP
【FI】
E03C1/20 E
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023088260
(22)【出願日】2023-05-29
(71)【出願人】
【識別番号】000005278
【氏名又は名称】株式会社ブリヂストン
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】山本 正樹
【テーマコード(参考)】
2D061
【Fターム(参考)】
2D061CA03
2D061CB10
2D061CC20
2D061DE30
(57)【要約】
【課題】防水パンから排水が溢れ出ることを抑制する。
【解決手段】防水パンの排水構造は、底壁と、底壁の周囲を囲む側壁とを備えた防水パンと、底壁に開口する排水口と、排水口の下流側に設けられ、排水口から流入させた排水を排水管に排出する排水トラップと、底壁の下面側に設けられる貯留槽と、底壁に形成され、前記貯留槽と連通する連通孔と、貯留槽と排水トラップとを連通して貯留槽の内部の排水を排水トラップへ排出するバイパス通路と、を有する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
底壁と、前記底壁の周囲を囲む側壁とを備えた防水パンと、
前記底壁に開口する排水口と、
前記排水口の下流側に設けられ、前記排水口から流入させた排水を排水管に排出する排水トラップと、
前記底壁の下面側に設けられる貯留槽と、
前記底壁に形成され、前記貯留槽と連通する連通孔と、
前記貯留槽と前記排水トラップとを連通して前記貯留槽の内部の排水を前記排水トラップへ排出するバイパス通路と、
を有する防水パンの排水構造。
【請求項2】
前記バイパス通路を閉止可能な栓が前記バイパス通路に着脱可能に設けられている、
請求項1に記載の防水パンの排水構造。
【請求項3】
前記バイパス通路には、前記貯留槽側から前記排水トラップ側への流体の流れは許容し、前記排水トラップ側から前記貯留槽側への流体の流れは阻止可能な逆止弁が設けられている、
請求項1に記載の防水パンの排水構造。
【請求項4】
前記底壁には、前記連通孔の周囲を囲むと共に前記底壁から上方に突出し、頂部の位置が前記排水口よりも高い位置にあり、かつ前記側壁よりも低く形成された突堤が設けられている、
請求項1に記載の防水パンの排水構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、防水パンの排水構造に関する。
【背景技術】
【0002】
洗濯機等の水廻り機器の設置場所に用いられる防水パンに、排水トラップを設けた防水パンの排水構造が開示されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来の防水パンは、例えば、洗濯機の排水ホースの外れや破損で流出した排水が溜まるように構成されてはいるが、その容積は限られるため、排水の流出量が多い場合には防水パンから排水が溢れ出る懸念がある。
【0005】
本開示は、排水が溢れ出ることを抑制可能な防水パンの排水構造の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様に係る防水パンの排水構造は、底壁と、前記底壁の周囲を囲む側壁とを備えた防水パンと、前記底壁に開口する排水口と、前記排水口の下流側に設けられ、前記排水口から流入させた排水を排水管に排出する排水トラップと、前記底壁の下面側に設けられる貯留槽と、前記底壁に形成され、前記貯留槽と連通する連通孔と、前記貯留槽と前記排水トラップとを連通して前記貯留槽の内部の排水を前記排水トラップへ排出するバイパス通路と、を有する。
【0007】
第1の態様に係る防水パンの排水構造では、排水口に、水廻り機器のホースから排出された排水を流入させることで、該排水を、排水トラップ経由で排水管へ排出させることができる。
【0008】
ところで、水廻り機器のホース外れ等により、防水パンに一時的に多量の水が排出された場合、排水トラップの排水能力が追い付かず、水位が上昇して排水が側壁を越えて排水が防水パンの外へ溢れ出る懸念がある。
【0009】
しかし、第1の態様に係る防水パンの排水構造では、排水トラップから防水パンの底壁の上に溢れた排水は、連通孔を介して貯留槽に流入させることができ、防水パンの外側へ排水が溢れ出ることを抑制できる。
【0010】
なお、貯留槽に溜まった排水は、バイパス通路を通して排水トラップへ排出することができる。
【0011】
第2の態様に係る防水パンの排水構造は、第1の態様に係る防水パンの排水構造において、前記バイパス通路を閉止可能な栓が前記バイパス通路に着脱可能に設けられている。
【0012】
バイパス通路に栓を装着してバイパス通路を閉止することで、排水管の下流側から上がってきた臭気がバイパス通路を通過して貯留槽へ進入することを阻止できる。これにより、臭気が連通孔から防水パンの外へ漏れ出ることが抑制できる。
【0013】
また、貯留槽に排水が入った場合には、栓を外して貯留槽内の排水を排水トラップへ排出することができる。
【0014】
第3の態様に係る防水パンの排水構造は、第1の態様に係る防水パンの排水構造において、前記バイパス通路には、前記貯留槽側から前記排水トラップ側への流体の流れは許容し、前記排水トラップ側から前記貯留槽側への流体の流れは阻止可能な逆止弁が設けられている。
【0015】
第3の態様に係る防水パンの排水構造では、排水管から上がってきた臭気は、逆止弁によってバイパス通路を通過して貯留槽へ進入することを阻止できる。これにより、臭気が連通孔から防水パンの外へ漏れ出ることが抑制できる。
また、貯留槽内の排水は、逆止弁を介して排水トラップへ排出することができる。
【0016】
第4の態様に係る防水パンの排水構造は、第1の態様~第3の態様の何れか一つの防水パンの排水構造において、前記底壁には、前記連通孔の周囲を囲むと共に前記底壁から上方に突出し、頂部の位置が前記排水口よりも高い位置にあり、かつ前記側壁よりも低く形成された突堤が設けられている。
【0017】
第4の態様に係る防水パンの排水構造では、防水パンの上に排出された排水は、排水口に流れ込む。ここで、排水口から排水が溢れ、底壁の上に溢れた排水の水位が上昇した場合には、該排水は、側壁よりも低く形成された突堤を越えて連通孔を介して貯留槽に流入し、防水パンの外側へ排水が溢れ出ることを抑制できる。言い換えれば、防水パンの上に排出された排水を、先ず排水口に優先的に流入させ、排水口から排水が溢れ、ある程度排水が溜まって水位が上昇した場合、排水口から溢れた排水を連通孔を介して貯留槽に流入させ、防水パンの外側へ排水が溢れ出ることを抑制する。
【発明の効果】
【0018】
本開示に係る防水パンの排水構造によれば、排水が溢れ出ることを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本開示の一実施形態に係る防水パンの排水構造を示す断面図(
図2の1-1線断面図)である。
【
図2】本開示の一実施形態に係る防水パンの排水構造を示す平面図である。
【
図4】他の実施形態に係る防水パンの逆止弁を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
図1、乃至
図3にしたがって、本開示の一実施形態に係る防水パンの排水構造10を説明する。
図1、及び
図2に示すように、本実施形態に係る防水パンの排水構造10は、防水パン10A、後述する排水トラップ22、及び貯留槽52を含んで構成されている。防水パン10Aは、床材12の上面に配置され、一例として、平面視で矩形状に形成されている。
【0021】
防水パン10Aは、底壁14の周囲に側壁16が設けられており、四隅には、洗濯機等の水廻り機器18を設置する設置台20が設けられている。
【0022】
なお、本実施形態の側壁16は、設置台20よりも低く、その上縁16Aが全体的に湾曲して長手方向中間部分が最も低くなっている。そして、上縁16Aの最も低い下端部16Abは、底壁14よりも高い位置にある。このように、側壁16を設置台20よりも低く形成することで、水廻り機器18の下面と側壁16との間隔を、水廻り機器18の下面と設置台20との間隔よりも大きくでき、水廻り機器18の下側へのアクセス、一例として、排水トラップ22へのアクセスが容易になる。
【0023】
底壁14には、一方(図面左側)の側壁16寄りに、排水口14Aが形成されており、この排水口14Aの下側に排水トラップ22が設けられている。水廻り機器18と排水トラップ22とは、ホース24により接続される。
【0024】
防水パン10Aを用いることにより、水廻り機器18、及びホース24から多少の排水が漏れた場合でも、その排水を防水パン10Aで受け止めて排水トラップ22へ流すことが可能となっている。
【0025】
排水トラップ22は、上方が開放された外かご28、上方が開放され封水30を貯留可能に構成された内かご32、及び内筒34を有している。
【0026】
外かご28は、排水トラップ22のうち、後述する排水管の一例としての横引き管40、及び通気管50が接続される最も外側の容器である。
【0027】
図3に示すように、外かご28は上部にフランジ部28Aを備えており、フランジ部28Aが底壁14(
図3では図示省略)の下面に密着している。
図1に示すように、底壁14の上面側には、外かご28を底壁14の下面に固定するための環状の取付部材36が配置されている。
図3に示すように、取付部材36は上部にフランジ部36Aを備えている。取付部材36のフランジ部36Aと底壁14(
図3では図示せず)との間には、パッキン29が設けられている。取付部材36の外周に形成された雄ねじ部36Bは外かご28の内周に形成された雌ねじ部28Bに螺合可能であり、取付部材36の雄ねじ部36Bを外かご28の雌ねじ部28Bに螺合させることにより、パッキン29と外かご28のフランジ部28Aとの間に底壁14が水密に挟み込まれる。これにより、外かご28が防水パン10Aの下面に固定されている。
【0028】
図1に示すように、内かご32は、外かご28の内側に配置され封水30を貯留可能な容器である。内かご32の外周面には、封水30の水位の上限を定める排水窓32Aが貫通して形成されている。内かご32は、底壁14に開口する排水トラップ22の開口部(図示せず)を通じて、防水パン側から外かご28の内側に着脱自在である。
【0029】
内筒34は、内かご32の内側に配置され、封水30を形成する筒状部材である。この内筒34は、底壁14に開口する排水トラップ22の開口部(図示省略)を通じて、防水パン側から内かご32の内側に着脱自在である。
【0030】
排水トラップ22において、水廻り機器18からの排水は、ホース24を介して内筒34の内側に流入して封水30と混ざり、内かご32の排水窓32Aから溢れた排水が外かご28内に入り、後述する横引き管40を通じて排水トラップ22の外側へ排出されるようになっている。
【0031】
排水トラップ22の外かご28には、側壁に横引き管40が接続されている。横引き管40は、排水トラップ22の封水30より下流側に接続されている。この横引き管40は、床スラブ42の上に例えば水平に配置されている。横引き管40の下流端には、建物(図示せず)の下方に延びる竪管44が接続されている。本実施形態では、横引き管40と竪管44とでサイホン排水管46が構成されている。なお、竪管44の下端は、建物の各階を貫通する排水立て管48に接続されている。
【0032】
また、外かご28には、側壁に通気管50が接続されている。
通気管50は、サイホン排水管46のサイホン力発生時における封水30の破封を抑制するために設けられている。この通気管50は、排水トラップ22の封水30より下流側のうち、横引き管40より上方の位置に接続されている。通気管50は、例えば排水立て管48に接続されている。
【0033】
防水パン10Aの底壁14の下面には、全体的に一定の厚みに形成された貯留槽52が設けられている。貯留槽52は、底壁14の下面に接着剤等を用いて固定することができる。貯留槽52の排水トラップ22側の側壁の下部にはバイパス通路54が設けられている。バイパス通路54は、外かご28の側壁に接続されており、このバイパス通路54によって貯留槽52の内部と排水トラップ22の外かご28の内部とが連通可能とされている。
【0034】
なお、バイパス通路54の外かご28側の開口には、栓56が着脱可能に取り付けられている。この栓56は、内かご32を取り外すことで、排水トラップ22の開口側から着脱の操作が可能である。バイパス通路54から栓56を外すことで、貯留槽52に溜まった排水を排水トラップ22の外かご28の内部へ排出することができる。
【0035】
なお、床材12には、排水トラップ22、及び貯留槽52を逃げる貫通口26が形成されている。
【0036】
防水パン10Aの底壁14の中央には、貯留槽52と連通する連通孔58が形成されている。底壁14には、連通孔58の周囲に環状の突堤60が底壁14から上方に突出するように底壁14と一体的に形成されている。底壁14の上面から計測する突堤60の高さHは、底壁14の上面から計測する側壁16の下端部16Abの高さhよりも低い。言い換えれば、突堤60の頂部は、排水口14Aよりも高い位置にあり、かつ、側壁16の上縁16Aの最も低い下端部16Abよりも低い位置にある。
【0037】
(作用、効果)
次に、本実施形態の防水パンの排水構造10の作用、効果を説明する。
本実施形態の防水パンの排水構造10では、排水トラップ22に、水廻り機器18のホース24から排出された排水を流入させることで、該排水を、排水トラップ22経由で横引き管40へ排出させることができる。
【0038】
横引き管40を介して竪管44に排水が流れ込み、満流となった排水が竪管44内を重力により落下すると、サイホン力が発生する。サイホン力が発生すると、外かご28内の排水は竪管44に向かって吸引され、排水が満流流れとなって流下し、迅速かつ効率的に排水が行われるようになる。
【0039】
ところで、サイホン排水管46は、外かご28から排出された排水が満流流れとなって竪管44内で落下するまでサイホン力を発生しない。このため、サイホン力が発生するまでの間のサイホン排水管46の排水能力は、サイホン力が発生してからの排水能力よりも小さい。
【0040】
水廻り機器18のホース24から排出される通常の排水は、排水トラップ22から溢れることなく排水可能である。しかし、水廻り機器18のホース外れ等により、防水パン10Aの底壁14の上に一時的に多量の水が排出された場合、排水トラップ22からの排水能力が追い付かず、底壁14に溜まった排水の水位が上昇し、該排水が側壁16を越えて防水パン10Aの外へ溢れ出る懸念がある。
【0041】
しかし、本実施形態の防水パン10Aでは、底壁14の上で排水の水位が上昇しても、突堤60を越えた排水は、連通孔58を介して貯留槽52に流入させることができるので、底壁14上の排水が側壁16を越えて防水パン10Aの外側へ排水が溢れ出ることを抑制できる。
【0042】
言い換えれば、本実施形態では、防水パン10Aの上に排出された排水を、先ず排水口14Aに優先的に流入させ、排水口14A(排水トラップ22)から排水が溢れ、防水パン10Aの上にある程度排水が溜まって水位が上昇した場合、排水口14Aから溢れた排水を連通孔58を介して貯留槽52に流入させ、防水パン10Aの外側へ排水が溢れ出ることを抑制する。
【0043】
なお、底壁14上の排水が貯留槽52に流入して防水パン10Aの外側への排水の溢れ出しが抑制されている間に、排水トラップ22から排出された排水を満水状態で竪管44に流入させてサイホン力を発生させることができる。
【0044】
これにより、外かご28内の排水をサイホン排水管46により効率的に排出することができ、底壁14の上に溜まった排水を排水トラップ22に流入させて、排出することができる。
【0045】
なお、貯留槽52に溜まった排水は、内かご32を外し、バイパス通路54から栓56を外すことで排水トラップ22の外かご28内へ排出することができる。
【0046】
また、通常時においては、バイパス通路54に栓56を装着してバイパス通路54を閉止しておく。バイパス通路54を閉止することで、サイホン排水管46の下流側から上がってくる臭気が外かご28、バイパス通路54、貯留槽52、及び連通孔58を介して防水パン10Aの外へ漏れ出ることを抑制できる。
【0047】
なお、貯留槽52の容積、形状、厚み等は、必要に応じて適宜変更可能である。
【0048】
また、設置台20の高さ、及び側壁16の高さは、必要に応じて適宜変更可能であり、少なくとも、防水パン10Aの外へ排水が溢れ出ないように、また、水廻り機器18の下側へアクセスし易いように設定される。
【0049】
排水トラップ22は、上記実施形態の構成のものに限らず、従来公知の他の構成のものを用いることもできる。
【0050】
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態の一例について説明したが、本発明の実施形態は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
【0051】
図4に示すように、バイパス通路54の端部には、貯留槽52側から排水トラップ22側への流体の流れは許容し、排水トラップ22側から貯留槽52側への流体の流れは阻止可能な逆止弁62が設けられている。
【0052】
本実施形態の逆止弁62は、一例として、ゴムなどの弾性体からなる薄板であり、通常は、実線で示すように外かご28の内壁面に密着してバイパス通路54の開口を塞いでおり、貯留槽52に排水(図示省略)が流入すると、2点鎖線で示すように排水の圧力で変形して貯留槽52内の排水を外かご28の内部へ排出することができる。
【0053】
なお、
図4で示す逆止弁62は、ゴムなどの弾性体からなる薄板であったが、逆止弁62は、他の構造の逆止弁であってもよい。また、逆止弁62は、バイパス通路54の排水トラップ22側の端部に設けることに限らず、貯留槽52側に設けてもよく、バイパス通路54の中間部に設けてもよい。
【0054】
バイパス通路54に着脱可能な栓56を装着したり、逆止弁62を設ける構成を説明したが、バイパス通路54に、底壁14の上側から開閉操作を可能とする開閉弁を取り付ける構成としてもよい。
【0055】
上記実施形態では、排水トラップ22からの排水をサイホン排水管46を用いて排水立て管48に排出したが、排水トラップ22の排水は、下流側に向けて下方に傾く通常の勾配配管を用いて排水立て管48に排出してもよい。
【0056】
上記実施形態では、連通孔58の周囲に環状の突堤60を設けたが、突堤60は、必要に応じて設ければよく、無くてもよい。
【0057】
なお、既存の防水パンの底壁に、連通孔を加工し、底壁の下面に貯留槽を取り付け、貯留槽と排水トラップの外かごとをバイパスとなる配管で接続し、上記実施形態の防水パンの排水構造10と同様に構成とすることもできる。
【符号の説明】
【0058】
10…防水パンの排水構造、10A…防水パン、14…底壁、14A…排水口、16…側壁、22…排水トラップ、40…横引き管(排水管)、52…貯留槽、54…バイパス通路、56…栓、58…連通孔、60…突堤、62…逆止弁